JP2005033927A - モータ駆動装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

モータ駆動装置及びこれを備えた画像形成装置 Download PDF

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博之 黒田
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Abstract

【課題】分解能の低いエンコーダを適用可能であり、かつエンコーダの取り付け位置の誤差の許容範囲が大きいモータ駆動装置及びこれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】回転可能な制御対象の回転角又は位置を検出する回転角エンコーダ30と、回転角エンコーダ30よりも精度が高い高精度エンコーダ80を用いて検出された制御対象又は検出器の基準位置からの回転角又は位置に応じた情報が格納されたメモリ24とを有し、メモリ24に格納された情報と回転角エンコーダ30によって生成される情報とを用いて、制御対象の駆動源であるDCモータ101の回転速度を制御するモータ駆動装置であって、コントローラ200は、回転角エンコーダ30からの情報及びメモリ24に格納されている情報に基づいてモータの制御用の基準クロックを生成する出力段に、プリセッタブルカウンタを多段備える。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンコーダを用いたモータ駆動装置に関し、特に、高精度のエンコーダを用いることなく精度の高い回転制御を行えるモータ駆動装置及びこれを備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、モータを駆動する際には、高精度かつ高分解能のエンコーダを駆動系に用いることで、回転速度の調整を精度良く行えるようにしている。しかし、高精度かつ高分解能のエンコーダは高価であるため、これをモータの駆動系に適用することはコスト上の問題から困難である。
【0003】
高分解能のエンコーダを搭載することなく、回転体の回転速度を高精度に制御する駆動制御装置としては、特許文献1に開示される「回転体の駆動制御装置」がある。
特許文献1に記載の発明は、ドラム状の回転体の一方の端部側面又は一端面に回転体の全周に亘って反射領域部を形成し、ここに光を照射して反射させ、該反射光を測定することで回転体の回転速度を検出するものである。
【0004】
しかし、特許文献1に記載の発明は、回転体自体に反射領域部を形成しなければならないため、回転体の製造コストが上昇してしまう。また、回転体がドラム状でない場合(例えば、歯車やスクリュー)には、回転体の側面に反射領域部を形成することはできない。さらに、端面に反射領域部を形成する場合には、端面に開口部を形成できなくなるなど、回転体が構造上の制約を受けやすくなる。
【0005】
このため、モータ駆動系には分解能が低くても価格の低いエンコーダを実装するものとし、このエンコーダの出力パルスの間隔を工場内の製造工程において高精度かつ高分解能のエンコーダを用いて測定し、その測定値をメモリに記憶し、メモリに記憶した測定値を用いてモータを一定の角速度で回転させる手法が用いられることがある。この手法によれば、モータの駆動系に高精度かつ高分解能のエンコーダを適用しなくとも、モータの回転速度を精度良く調整できる。
【0006】
しかし、上記手法においては、モータの駆動系に実装するエンコーダの精度が悪く、かつ実装時の取り付け誤差が大きいと、制御用基準クロックが正しく生成されない。例えば、理想クロックに誤差分を加算した時にマイナスとなった場合、すなわち(理想クロック周期LΔs)−(誤差データkpNΔs)<0の場合、PLL基準クロックがねらい通りに生成されない。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−221887号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、係る問題に鑑みてなされたものであり、分解能の低いエンコーダを適用可能であり、かつエンコーダの取り付け位置の誤差の許容範囲が大きいモータ駆動装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、第1の態様として、回転可能な制御対象の回転角又は位置を検出して第1の制御情報を生成する第1の検出器と、第1の検出器よりも精度が高い第2の検出器を用いて生成された制御対象又は検出器の基準位置からの回転角又は位置に応じた第2の制御情報が格納されたメモリとを有し、該メモリに格納された第2の制御情報と第1の検出器によって生成される第1の制御情報とを用いて、制御対象の駆動源であるモータの回転速度を制御するモータ駆動装置であって、第1及び第2の制御情報に基づいてモータの制御用の基準クロックを生成する出力段に、プリセッタブルカウンタを多段設けたことを特徴とするモータ駆動装置を提供するものである。以上の構成によれば、搭載する検出器(エンコーダ)の分解能が低く、精度が低くかつ取り付け誤差が大きい場合でも、高精度・高品質なモータ駆動が可能となる。
【0010】
また、上記目的を達成するため、本発明は、第2の態様として、回転可能な制御対象の回転角又は位置を検出して第1の制御情報を生成する第1の検出器と、第1の検出器よりも精度が高い第2の検出器を用いて生成された制御対象又は検出器の基準位置からの回転角又は位置に応じた第2の制御情報が格納されたメモリとを有し、該メモリに格納された第2の制御情報と第1の検出器によって生成される第1の制御情報とを用いて、制御対象の駆動源であるモータの回転速度を制御するモータ駆動装置であって、第1及び第2の制御情報に基づいてモータの制御用の基準クロックを生成する出力段に、単段のプリセッタブルカウンタを設けたことを特徴とするモータ駆動装置を提供するものである。以上の構成によれば、PLL基準クロックを生成するプリセッタブルカウンタが単段であるために、回路規模の増大を抑え、安価な構成とすることができる。
【0011】
上記本発明の第1の態様又は第2の態様においては、下記A〜Fのいずれかの構成とすることが好ましい。
A:第1の検出器が、モータの回転軸に設置され、第1の検出器と同軸に配置した第2の検出器によって生成した第2の制御情報をメモリに格納することが好ましい。以上の構成によれば、制御対象から歯車等による変速機構を介してモータを接続し、モータ軸と同軸に回転角又は位相を検出する検出器を付けた場合に、制御対象の回転角又は位置の検出分解能を向上させることができる。
【0012】
B:第1の検出器は、変速機構を介してモータの回転軸と連動する回転軸に設置され、メモリには、第1の検出器と同軸に配置した第2の検出器によって生成した第2の制御情報を格納することが好ましい。以上の構成によれば、制御対象の変速機構を介して回転角又は位置を検出する検出器を設けることで、制御対象の回転角又は位置の検出分解能を向上させることができる。制御対象を駆動するのに遊星ローラ方式の変速機構を適用した場合、ローラ間でスベリが生じるため、第1の検出器をモータ軸と同軸に配置すると検出誤差が生じてしまう。よって、このような場合には、第1の検出器は、変速機構を介してモータの回転軸と連動する回転軸に設置することが好ましい。
【0013】
C:第1の検出器は、第1の変速機構を介して制御対象を回転させるモータと第2の変速機構を介して連動する回転軸に配置され、メモリには、第1の検出器と同軸に配置した第2の検出器によって生成した第2の制御情報を格納することが好ましい。以上の構成によれば、制御対象と変速機構を介して接続されたモータのモータ軸に対し、別の変速機構を介して回転角又は位置を検出する検出器をさせることで、制御対象の回転角又は位置の検出分解能をさらに向上させることができる。
【0014】
D:第1の検出器は、変速機構を介して制御対象を回転させるモータの回転軸に配置され、メモリには、制御対象の回転軸に配置した第2の検出器によって生成した第2の制御情報を格納することが好ましい。以上の構成によれば、モータ軸に変速機構を設け駆動するモータ駆動装置で、測定用の高精度・高分解能のエンコーダを制御対象側に取り付け、モータ軸に取り付けた検出器(エンコーダ)の出力を測定することで、変速機構を設けたことで生じる変速機構の偏芯又は歯累積ピッチ誤差による回転ムラの影響を取り除くことができる。
【0015】
E:第1の検出器は、モータの回転軸に配置された制御対象と変速機構を介して連動する回転軸に配置され、メモリには、モータの回転軸に配置した第2の検出器によって生成した第2の制御情報を格納することが好ましい。以上の構成によれば、測定用の高精度・高分解能エンコーダを制御対象側に取り付け、制御対象に変速機構を介して回転角又は位置を検出する検出器(エンコーダ)出力を測定することで、検出器(エンコーダ)の連結に変速機構を設けたことで生じる変速機構の偏芯又は歯累積ピッチ誤差による回転ムラを取り除くことができる。制御対象を駆動するのに遊星ローラ方式の変速機構を用いた場合、ローラ間でスベリを生じるため、第1の検出器をモータ軸と同軸に配置すると検出誤差が生じてしまう。よって、このような場合には、第1の検出器は、変速機構を介してモータの回転軸と連動する回転軸に設置することが好ましい。
【0016】
F:第1の検出器は、第1の変速機構を介して制御対象を回転させるモータと第2の変速機構を介して連動する回転軸に配置され、メモリには、制御対象の回転軸と同軸に配置した第2の検出器によって生成した第2の制御情報を格納することが好ましい。以上の構成によれば、測定用の高精度・高分解能検出器(エンコーダ))を制御対象側に取り付け、搭載する検出器(エンコーダ)出力を測定することで、制御対象側とモータ間に設けた変速機構とモータ軸と搭載する検出器(エンコーダ)間に連結された変速機構によって生じる偏芯又は歯累積ピッチ誤差による回転ムラの影響を取り除くことができる。
【0017】
上記A〜Fの各構成においては、制御対象の回転角又は位置の基準を検出する基準検出器をさらに有することが好ましい。このようにすれば、制御対象が一回転したことを検出することが可能となる。すなわち、制御対象の基準位置が判り、これを基準に制御情報をメモリに蓄積し、読み出すことができるので、回転制御をより正確に行える。
【0018】
又は、上記A〜Fの各構成においては、制御対象の回転角又は位置の基準を検出する基準検出器をさらに有し、基準検出器において該基準が検出されてから次に該基準が検出されるまでの間隔が第2の制御情報としてメモリに格納されることが好ましい。このようにすれば、制御対象一回転分のPLL基準クロック補正データで確実な回転制御を行える。また、周期性を持った制御対象の一周期分のみに相当する補正データを使うことで、容量の小さいメモリを適用することが可能となる。
【0019】
また、上記A〜Fのいずれの構成においても、第1の検出器は、取り付けられた軸とともに回転することにより制御対象の位相角又は位置を検出し、制御対象の回転周期が、第1の検出器の回転周期の自然数倍であることが好ましい。このようにすれば、制御対象の基準位置と搭載エンコーダの基準位置との位置関係が一定となり、PLL基準クロック生成回路の構成を簡略化できる。
【0020】
また、上記目的を達成するため、本発明は、第3の態様として、上記本発明の第1の態様又は第2の態様のいずれかの構成のモータ駆動装置を、感光体ドラム及び転写ドラムの回転制御に用いたことを特徴とする画像形成装置を提供するものである。
また、上記目的を達成するため、本発明は、第4の態様として、上記本発明の第1の態様又は第2の態様のいずれかの構成のモータ駆動装置を、少なくとも感光体ベルト、転写ベルト及び記録媒体搬送ベルトのいずれかの駆動装置の回転制御に用いたことを特徴とする画像形成装置を提供するものである。
【0021】
タンデム型カラー画像形成装置において四つの感光体ドラムを独立で回転駆動させる際に、転写装置で少なくとも二色の画像を転写したとき、ドラム回転速度変動による色ズレが発生することがある。また、一つの感光体ドラム内でも感光体ドラムに回転変動が発生すると、露光位置と転写位置とで形成画素の位置ずれが発生する。さらには感光体ドラムと転写部を形成する中間転写ベルト又は転写部に記録紙を搬送するベルトの送り速度に変動が発生すれば画素の伸び縮み又は位置ずれが発生してしまう。
上記本発明の第3の態様は、上記本発明の第1の態様又は第2の態様のいずれかの構成のモータ駆動装置を感光体ドラム及び転写ドラムの回転制御に用いたことにより、回転ムラによる色ズレを低減できる。また、上記本発明の第4の態様は、上記本発明の第1の態様又は第2の態様のいずれかの構成のモータ駆動装置を、少なくとも感光体ベルト、転写ベルト及び記録媒体搬送ベルトのいずれかの駆動装置の回転制御に用いたことにより、回転ムラによる色ズレ及び画像の伸縮を低減できる。
【0022】
【発明の実施の形態】
〔発明の原理〕
本発明の原理について説明する。図1に、モータ駆動装置の構成を示す。モータ駆動装置100は、DCモータ101のPLL制御を行う装置である。モータ駆動装置100は、PLL基準クロック生成部20、位相比較器40、チャージポンプ50、ループフィルタ60及びサーボアンプ70を有する。
【0023】
モータ駆動装置100は、本体制御部のPLL基準クロック生成部20において生成されたPLL基準クロックとDCモータ101が回転することにより回転角エンコーダ30が発生するエンコーダ出力パルスとを位相比較器40において位相差として比較する。
チャージポンプ50は、位相比較器40の出力を電圧に変換する。ループフィルタ60は、チャージポンプ50の出力を平滑化する。サーボアンプ70は、DCモータ110を制御するための信号を出力する。
【0024】
本発明においては、モータ駆動装置100は、モータ駆動系に搭載する回転角エンコーダ30の取り付け誤差や、回転角エンコーダ30内のガラス円盤上に形成されているタイミングマークのばらつきなどが原因で発生するパルス出力誤差を補正してクロックを生成する。
【0025】
エンコーダ出力の位相誤差を補正する場合、エンコーダの回転が変動すると補正値に誤差が生じる。さらなる改善のためには、理想的に制御された場合のエンコーダ出力と同じになるようにPLL基準クロックを補正する必要があり、このようにPLL基準クロックを補正することで、回転角エンコーダ30の回転の変動による影響を低減し、DCモータ101を一定の角速度で回転させることができる。
【0026】
本発明に係るモータ駆動装置の実施形態について説明する。
図2は、工場内においてモータ駆動装置を調整する手法を示す図である。高精度・高分解能の標準エンコーダ80を回転軸101aに特別な治具を用いて偏芯なく取り付ける。DCモータ101を回転させ、搭載した回転角エンコーダ30のパルス出力を(不図示のエンコーダ内)クロック生成部を介して誤差測定部95に送る。誤差測定部95は、誤差を高精度な標準エンコーダ80の出力と比較して測定し、測定器で誤差量を計測し、この計測誤差データをPLLクロック生成部20の不揮発メモリ24に転送し、記憶する。
ここでは、モータ回転軸101a上に回転角エンコーダ30を搭載しているが、回転角エンコーダ30がモータ回転軸101aに搭載されていなくとも本発明は適用可能である。なお、制御回路300を構成する位相比較器、チャージポンプ及びループフィルタは、図1と同様である。
【0027】
図3に、PLL基準クロック生成部20の第1の構成例を示す。PLL基準クロック生成部20は、Lカウンタ21、Eカウンタ22、バスセレクタ23、メモリ(不揮発メモリ)24、演算器25、θfカウンタ26,27,・・・、Mカウンタ28及びデコーダ29を有する。
Lカウンタ21は、高精度エンコーダ80の分解能と搭載エンコーダ30の分解能との比を計数する。Eカウンタ22は、ホーム位置を基準としてエンコーダが一回転する際に発生するパルス数と等しい数までLΔsをカウントする。(不揮発)メモリ24には、高精度エンコーダ80を用いて計測されたデータKpNが格納されている。演算器25は、メモリ24から読み出されたKpNをいずれのθfカウンタに出力するかを決定する。θfカウンタ26,27,・・・は、KpNにLを加えたΔs間隔パルスのPd=KpN+L・パルス数遅延したタイミングを生成する。Mカウンタ28は、デコーダ29に対して各セレクト信号を出力するタイミングを指定する。デコーダ29は、θfカウンタ26,27,・・・に対してセレクト信号を出力する。
【0028】
PLL基準クロック生成部20の出力は基準クロックであるため、最大の誤差分に相当する一定位相の遅れがあっても一定回転速度及び直線速度制御には影響しない。
PLL基準クロック生成部20における誤差測定について以下に説明する。
【0029】
位相比較器40は、搭載エンコーダ(回転角エンコーダ)30の誤差が無いときに本来発生する検出パルスと実際に検出されるパルス角度位置とを比較する。すなわち、(搭載エンコーダ理想検出パルス回転角度)−(搭載エンコーダ検出パルス回転角度)において、
誤差量が+(プラス)であれば位相進み→δΘpN>0
誤差量が−(マイナス)であれば位相遅れ→δΘpN<0
となる。なお、この回転角度は搭載エンコーダ30のホーム位置からの角度である。
【0030】
次に、モータの一定速度制御(等速制御)について説明する。ここで、
δΘpN:高精度エンコーダ80で測定した第N番目の基準角度からの角度誤差(符号あり)
ΘpN:第N番目の搭載エンコーダ30のパルスの角度(N:自然数、N=0:ホーム角度位置)
ΘpN+1:ΘpNのすぐ後に到来する基準角度位置
高精度エンコーダ80の角度ピッチ:Δθ
とし、DCモータ101が所望の回転速度で回転しているとき角度ピッチΔθ移動するのに要する時間をΔsとする。
【0031】
高精度エンコーダ80の分解能と搭載エンコーダ30の分解能との比がLである。すなわち、理想的な搭載エンコーダ30のパルス間隔はLΔsであり、理想的なエンコーダの角度ピッチはLΔθとなる。(L:一定の自然数・・・Lカウンタを使用)
従って、PLL基準クロックΘ は、ΘpNつまり位相をΘ =LΔθ+δΘpNとしたところで発生する。
【0032】
搭載エンコーダ30の精度がL>KpNの範囲のときは、工場で計測された測定データδΘpNに相当するδΘpN/Δθ=KpN(整数)がメモリ24に格納されているため、コントローラ200は、理想搭載エンコーダパルス時間LΔsにより順次測定データKpNを読み出し、このデータにLを加えたΔs間隔パルスのPd=KpN+L・パルス数遅延したタイミングをθfプリセッタブルカウンタ26,27,・・・で生成し、パルスを生成する。
【0033】
L<KpN<2L(搭載エンコーダ30の精度が悪い時)の場合は、Θ プリセッタブルカウンタ26,27,・・・にセットするデータを(2L+KpN)にし、多段あるプリセッタブルカウンタのうち、少なくとも二つのプリセッタブルカウンタがアクティブとなり、逐次LΔsのタイミングで次のプリセッタブルカウンタがアクティブとなる。
【0034】
図4の(a)の波形は、エンコーダの理想角度ピッチによるCLK(LΔs)であり、(b)の波形は補正PLL基準クロックである。PLL基準クロックC’に対するPLLクロック生成は、プリセッタブルカウンタに2L+KPCをセットし、矢印1のタイミングでカウントし始め、C’を生成する。
次に、矢印2のタイミングでD’用プリセッタブルカウンタのカウントが始まり、2L+KPDのタイミングでD’のPLLクロックを出力する。ただし、ホーム位置からの最初位置データはL+Kp1となる。
【0035】
図4の(c)及び(d)の波形は、2L<KpN<3Lが発生する搭載エンコーダの場合であり、矢印1のタイミングで3L+KpDをセットしたD’用のプリセッタブルカウンタのカウントが始まる、ただし、ホーム位置からの最初位置データはL+Kp1、2番目は2L+Kp2となる。
3L<KpNの場合も同様で、(N−1)L<KpN<NLとなるように、プリセッタカウンタにセットする値を(NL+KpN)とし、プリセッタブルカウンタを動作させる。すなわち、搭載する回転角エンコーダ30の精度が悪いほどプリセッタブルカウンタの数を多くする必要がある。
【0036】
図5に、PLL基準クロック生成部の第2の構成例を示す。
本構成例においては、クロック生成用プリセッタブルカウンタを一つにまとめている(θfカウンタ27)。メモリ24には、検出用エンコーダの基準(ホーム)位置から一週分のパルス間隔情報が逐次記憶されている。Eカウンタ22は、ホーム位置を基準に一周する際に発生するパルス数と等しい数だけカウント数を計数する。
【0037】
PLL基準クロックの補正は、まずコントローラ200がモータを回転するためにクロックDCLKを発生するように制御信号CNCKをイネーブルする。モータが回転すれば、ホームポジション信号と同期合わせがされたクロック信号であるホーム位置検出信号DHPが到来し、制御信号CNCKがイネーブルされているためこれを基準として基準クロックが生成される。
【0038】
次にコントローラ200は、制御信号CNCKをディスエーブルする。これによってモータは、補正された基準クロックで動作する。図示はしないが、コントローラ200は、ホーム位置検出信号DHPとEカウンタ22のキャリー出力とを監視し、所定の位相差に入っているか否かを監視する。所定の位相差の範囲に入っていない場合、コントローラ200は、再度制御信号CNCKを出力し再設定する。
【0039】
Eカウンタ22で設定されたメモリアドレスに応じたデータがプリセッタブルカウンタ(θfカウンタ27)へ補正データを送る。プリセッタカウンタ27では、所定のカウントが終了すると、ボロー信号を出力し、これがPLLの基準クロック用パルスとなる。
【0040】
そして、このボロー信号の出力で次のカウントデータをメモリ24からセットし、また、Eカウンタ・インクリメント用パルスをEカウンタ22へ送り、メモリ24の次の読み出しアドレスを指定し、次のボロー信号を出力するためのカウントを始める。制御信号CNCKがイネーブルされているときはホーム位置検出信号DHPによってアドレス0のメモリデータがプリセッタブルカウンタ27へセットされる。
【0041】
以下、本発明に係るモータ駆動装置の具体的な実施例について説明する。
〔実施例1〕
本発明に係るモータ駆動装置の第1の実施例について説明する。図6は、制御対象物である減速ギヤ110をモータ軸と連動させ、制御対象物の1回転における角度位置を細かく制御するモータ駆動装置である。
制御対象物に基準位置(ホームポジション)1101を設け、それを検知するセンサ(ホームポジションセンサ)150を設けることにより、制御対象物の1回転を検出する。モータ軸と同軸に搭載エンコーダ30と測定用高精度エンコーダ80とを取り付け、制御対象物の一回転(ホームポジションから一回転)分のPLL基準クロック用の補正データを測定し、メモリ24に保存する。モータ軸回転速度と制御対象物の回転速度との減速比は、整数にすることで搭載エンコーダの基準角度位置と制御対象物の基準位置との関係を固定することができ、PLL基準クロック生成回路の構成を簡略化できる。
【0042】
例えば、搭載エンコーダの分解能を100とし、減速比を4としたら、制御対象物が2π/(4×100)の角度ピッチで制御することができる。そして、メモリ24に記憶する補正データの数は400となる。
【0043】
ここでは、ギヤを用いた減速機構を適用しているが、減速手段をこれに特定するものではない。
【0044】
〔実施例2〕
本発明に係るモータ駆動装置の第2の実施例について説明する。図7は、制御対象物であるモータ軸101aを増速ギヤ120と連動させ、増速ギヤ120と同軸に搭載エンコーダ30及び測定用高精度エンコーダ80を取り付けることにより、制御対象の一回転における角度位置細かく制御するモータ駆動装置である。
制御対象物と同軸の歯車140に基準位置(ホームポジション)1401を設け、それを検知するセンサ(ホームポジションセンサ)150を設けることにより、制御対象物の一回転を検出する。搭載エンコーダ30と同軸に取り付けられた測定用高精度エンコーダ80によって制御対象物の一回転(ホームポジションから一回転)分のPLL基準クロック用の補正データを測定し、メモリ24に保存する。
【0045】
モータ軸101aの回転速度と搭載エンコーダ30の回転速度との増速比は、整数にすることで、搭載エンコーダ30の基準角度位置と制御対象物の基準位置との関係を固定することができ、PLL基準クロック生成回路の構成を簡略化できる。
【0046】
例えば、搭載エンコーダ30の分解能を100とし、増速比を4としたら、制御対象物(モータ軸101a)の回転を2π/(4×100)の角度ピッチで制御できる。そして、メモリ24に記憶する補正データの数は400となる。
【0047】
ここでは、ギヤを用いた増速機構を適用しているが、増速手段をこれに限定するものではない。
【0048】
〔実施例3〕
本発明に係るモータ駆動装置の第3の実施例について説明する。図8は、制御対象物が減速ギヤ110であり、搭載エンコーダ30を増速ギヤ120を介してモータ軸と連動させることにより制御対象物一回転における角度位置を細かく制御するモータ駆動装置である。
制御対象物に基準位置(ホームポジション)1101を設け、それを検知するセンサ(ホームポジションセンサ)150を設けることで制御対象の一回転を検出する。増速ギヤ120を介してモータ軸と連動させた搭載エンコーダ30と同軸に測定用高精度エンコーダ80を取り付け、制御対象物一回転(ホームポジションから一回転)分のPLL基準クロック用の補正データを測定し、メモリ24に保存する。
モータ軸回転速度と搭載エンコーダ30の回転速度との増速比及びモータ軸回転速度と制御対象物(減速ギヤ110)の回転速度との減速比を整数とすることにより、搭載エンコーダ30の基準角度位置と制御対象物の基準位置とを固定することができ、PLL基準クロック生成部の構成を簡略化できる。
【0049】
例えば、搭載エンコーダ30の分解能を100とし、モータ軸回転速度と制御対象物の回転速度との減速比を4とし、モータ軸回転速度と搭載エンコーダ30の回転速度との増速比を2とすれば、制御対象物の回転を2π/(4×2×100)の角度ピッチで制御できる。そして、メモリ24に記憶する補正データの数は800となる。
【0050】
ここでは、ギヤを用いた変速機構を適用しているが、変速手段をこれに限定するものではない。
【0051】
〔実施例4〕
本発明に係るモータ駆動装置の第4の実施例について説明する。図9は、モータ軸と連動する減速ギヤ110が制御対象物であり、制御対象物の一回転における角度位置を細かく制御するモータ駆動装置である。
制御対象物に基準位置(ホームポジション)1101を設け、それを検知するセンサ(ホームポジションセンサ)150を設けることで制御対象の一回転を検出する。制御対象物の回転軸(減速ギヤ110の回転軸)と同軸に測定用高精度エンコーダ80を取り付け、制御対象物の一回転(ホームポジションから一回転)分におけるPLL基準クロック用の補正データを測定し、メモリ24に保存する。モータ軸の回転速度と制御対象物の回転速度との減速比を整数にすることで搭載エンコーダ30の基準角度位置と制御対象物の基準位置との関係を固定でき、PLL基準クロック生成部の構成を簡略化できる。
【0052】
例えば、搭載エンコーダ30の分解能を100とし、減速比を4とすると、制御対象物の回転を2π/(4×100)の角度ピッチで制御できる。そして、メモリに記憶する補正データの数は400となる。
【0053】
ここでは、ギヤを用いた減速機構を適用しているが、減速手段をこれに限定するものではない。
【0054】
〔実施例5〕
本発明に係るモータ駆動装置の第5の実施例について説明する。図10は、増速ギヤ120と同軸にとりつけた搭載エンコーダ30を制御対象物であるモータ軸と連動させ、制御対象物の一回転における角度位置を細かく制御するモータ駆動装置である。
制御対象物と同軸に配置された歯車140に基準位置(ホームポジション1401)を設け、それを検知するセンサ(ホームポジションセンサ)150を設けることで制御対象物の一回転を検出する。
測定用高精度エンコーダ80を制御対象物(モータ回転軸101a)と同軸に取り付け、増速ギヤ120を介して連動させた搭載エンコーダ30における制御対象物一回転(ホームポジションから一回転)分のPLL基準クロック用の補正データを測定し、メモリ24に保存する。モータ軸101aの回転速度と搭載エンコーダ30の回転速度との増速比を整数にすることで、搭載エンコーダ30の基準角度位置と制御対象物の基準位置との関係を固定することができ、PLL基準クロック生成回路の構成を簡略化できる。
【0055】
ここでは、ギヤを用いた増速機構を適用しているが、増速手段をこれに限定するものではない。
【0056】
〔実施例6〕
本発明に係るモータ駆動装置の第6の実施例について説明する。図11は、制御対象物が減速ギヤ110であり、増速ギヤ120を介して搭載エンコーダ30をモータ軸と連動させることにより制御対象物の一回転における角度位置を細かく制御するモータ駆動装置である。
制御対象物に基準位置(ホームポジション)1101を設け、それを検知するセンサ(ホームポジションセンサ)150を設けることで、制御対象物の一回転を検出する。モータ軸と連動させた制御対象物の回転軸と同軸に測定用高精度エンコーダ80を取り付け、増速ギヤ120を介してモータ軸と連動させた搭載エンコーダ30における制御対象物一回転(ホームポジションから一回転)分のPLL基準クロック用の補正データを測定し、メモリ24に保存する。制御対象物(減速ギヤ110)の回転速度とモータ軸回転速度との減速比、及びモータ軸回転速度と搭載エンコーダ30の回転速度との増速比を整数にすることで、搭載エンコーダ30の基準角度位置と制御対象物の基準位置との関係を固定することができ、PLL基準クロック生成回路の構成を簡略化できる。
【0057】
例えば、搭載エンコーダ30の分解能を100とし、制御対象物の減速比を4とし、搭載エンコーダ30の増速比を2とすると、制御対象物の回転を2π/(4×2×100)の角度ピッチで制御できる。そして、メモリ24に記憶する補正データの数は800となる。
【0058】
ここでは、ギヤを用いた変速機構を適用しているが、変速手段をこれに限定するものではない。
【0059】
〔実施例7〕
今日、電子写真装置においては、カラー複写機やカラープリンタなどカラー画像を出力できる装置が多くなっている。中でも、複数の感光体ごとにそれぞれ個別の現像装置を備え、各感光体上にそれぞれ単色トナー画像を形成し、それらの単色トナー画像を像担持体や記録媒体に順次転写してカラー画像を合成するタンデム型の装置が増えている。
【0060】
このようなタンデム型の画像形成装置は、それぞれの単色トナー画像を重ね合わせる際にその位置が所望の位置からずれると、合成した画像上に色むら(色ズレ)などの不具合が発生することがある。
【0061】
感光体がドラム状である場合、各ドラムの速度むらが色ずれの原因の一つとしてあげられる。
【0062】
よって、ドラム状の感光体を用いたタンデム型のカラー画像形成装置においては、ドラム状の感光体を回転駆動するモータを一定角速度で駆動制御できれば色ズレを低減できることとなる。
【0063】
以下、このようなタンデム型のカラー画像形成装置に本発明を適用した場合の実施例について説明する。なお、以下の説明はCYMK4色の単色画像を重ね合わせるフルカラー画像形成装置を例に説明するが、少なくとも2色の単色画像を重ね合わせる画像形成装置についても同様である。
【0064】
図12に、本発明に係るモータ駆動装置を適用した画像形成装置の構成を示す。この画像形成装置は、タンデム型中間転写方式の画像形成装置である。この画像形成装置は、感光体ドラム2a〜2d、定着ローラ3a〜3d、中間転写ベルト4、搬送ベルト5、ドラム駆動モータ6a〜6d、感光体ドラムモータ駆動制御部7、駆動軸8、従動軸9,13、中間転写ベルト駆動モータ10、中間転写ベルトモータ駆動制御部11、搬送ベルト駆動モータ14及び搬送ベルトモータ駆動制御部15を有する。
【0065】
感光体ドラム2a〜2dは、CYMK各色に対応する単色トナー像が形成されるドラム状の感光体である。定着ローラ3a〜3dは、感光体ドラム2a〜2dに形成された各単色トナー像を中間転写ベルト4に転写する。搬送ベルト5は、記録紙Aを搬送するためのベルトである。感光体ドラム駆動モータ6a〜6dは、各色に対応する感光体ドラム2a〜2dを回転させるための駆動源である。感光体モータ駆動制御部7は、感光体ドラム駆動モータ6a〜6dの回転を制御する。駆動軸8は、中間転写ベルト駆動モータ10が発生させた駆動力を中間転写ベルト4に伝える。従動軸9及び13は、中間転写ベルト4を所定の張力で支持するための軸である。中間転写ベルト駆動モータ10は、駆動軸8を介して中間転写ベルトを回転させる動力源である。中間転写ベルトモータ駆動制御部11は、中間転写ベルト駆動モータ10の回転を制御する。搬送ベルト駆動モータ14は、搬送ベルト5を回転させる動力源である。搬送ベルトモータ駆動制御部15は、搬送ベルト駆動モータ14の回転を制御する。
各々のモータ駆動部には、上記実施形態に示したモータ駆動装置が適用されている、なおPLL基準クロック生成部の構成やエンコーダを配置する位置は、上記各実施例及び構成例に示したもののいずれであってもよい。
【0066】
工場内工程で、各色のドラムを回転させることによって、各色の搭載エンコーダの誤差量を高精度エンコーダにて測定し、それぞれ備えてある不揮発メモリに記憶させる。
【0067】
各色に対応する感光体ドラムは、モータ駆動装置の回転制御によって一定の角速度で回転するため、色ズレの発生が低減する。
【0068】
なお、タンデム式ではなく、一つの感光体ドラム上に複数の単色画像を形成する画像形成装置についても、上記同様に感光体ドラムに本発明に係るモータ駆動装置を適用することで色ズレを低減できる。
また、ベルト駆動モータ10に本発明に係るモータ駆動装置を適用することにより、画像の伸び縮みや色ズレを低減できる。
【0069】
ここでは、ドラムの駆動源6a〜6d、ベルト4の駆動源10、及び二次転写ベルトの駆動原14がそれぞれ単数である場合について説明したが、これらが複数設けられた構成であるとしても、本発明に係るモータ駆動装置は同様に適用可能である。
【0070】
なお、上記実施形態では、本発明に係るモータ駆動装置を画像形成装置に適用した場合について説明したが、本発明は、回転体の駆動源となるモータを備えるのであれば、どのような装置にも適用可能である。
【0071】
【発明の効果】
以上の説明によって明らかなように、本発明によれば、分解能の低いエンコーダを適用可能であり、かつエンコーダの取り付け位置の誤差の許容範囲が大きいモータ駆動装置及びこれを備えた画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るモータ駆動装置の構成を示す図である。
【図2】本発明に係るモータ駆動装置を調整する手法を示す図である。
【図3】PLL基準クロック生成部の第1の構成例を示す図である。
【図4】補正PLL基準クロックの出力タイミングを示す図である。
【図5】PLL基準クロック生成部の第2の構成例を示す図である。
【図6】本発明に係るモータ駆動装置の第1の実施例を示す図である。
【図7】本発明に係るモータ駆動装置の第2の実施例を示す図である。
【図8】本発明に係るモータ駆動装置の第3の実施例を示す図である。
【図9】本発明に係るモータ駆動装置の第4の実施例を示す図である。
【図10】本発明に係るモータ駆動装置の第5の実施例を示す図である。
【図11】本発明に係るモータ駆動装置の第6の実施例を示す図である。
【図12】本発明に係るモータ駆動装置を適用した画像形成装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
2a、2b、2c、2d 感光体ドラム
3a、3b、3c、3d 定着ローラ
4 中間転写ベルト
5 搬送ベルト
6a、6b、6c、6d 感光体ドラム駆動モータ
7 感光体ドラムモータ駆動制御部
8 駆動軸
9、13 従動軸
10 中間転写ベルト駆動モータ
11 中間転写ベルトモータ駆動制御部
14 搬送ベルト駆動モータ
15 搬送ベルトモータ駆動制御部
20 PLL基準クロック生成部
21 Lカウンタ
22 Eカウンタ
23 バスセレクタ
24 不揮発メモリ
25 演算器
26、27 θfカウンタ(プリセッタブルカウンタ)
28 Mカウンタ
29 デコーダ
30 回転角エンコーダ(搭載エンコーダ)
40 位相比較器
50 チャージポンプ
60 ループフィルタ
70 サーボアンプ
80 高精度エンコーダ
95 誤差測定器
100 モータ駆動装置
101 DCモータ
101a モータ軸
110 減速ギヤ
120 増速ギヤ
140 歯車
150 ホームポジションセンサ
200 コントローラ
300 制御回路
1101、1401 ホームポジション

Claims (13)

  1. 回転可能な制御対象の回転角又は位置を検出して第1の制御情報を生成する第1の検出器と、
    前記第1の検出器よりも精度が高い第2の検出器を用いて生成された前記制御対象又は前記検出器の基準位置からの回転角又は位置に応じた第2の制御情報が格納されたメモリとを有し、
    該メモリに格納された前記第2の制御情報と前記第1の検出器によって生成される前記第1の制御情報とを用いて、前記制御対象の駆動源であるモータの回転速度を制御するモータ駆動装置であって、
    前記第1及び第2の制御情報に基づいて前記モータの制御用の基準クロックを生成する出力段に、プリセッタブルカウンタを多段設けたことを特徴とするモータ駆動装置。
  2. 回転可能な制御対象の回転角又は位置を検出して第1の制御情報を生成する第1の検出器と、
    前記第1の検出器よりも精度が高い第2の検出器を用いて生成された前記制御対象又は前記検出器の基準位置からの回転角又は位置に応じた第2の制御情報が格納されたメモリとを有し、
    該メモリに格納された前記第2の制御情報と前記第1の検出器によって生成される前記第1の制御情報とを用いて、前記制御対象の駆動源であるモータの回転速度を制御するモータ駆動装置であって、
    前記第1及び第2の制御情報に基づいて前記モータの制御用の基準クロックを生成する出力段に、単段のプリセッタブルカウンタを設けたことを特徴とするモータ駆動装置。
  3. 前記第1の検出器が、前記モータの回転軸に設置され、
    前記第1の検出器と同軸に配置した前記第2の検出器によって生成した前記第2の制御情報を前記メモリに格納したことを特徴とする請求項1又は2記載のモータ駆動装置。
  4. 前記第1の検出器は、変速機構を介して前記モータの回転軸と連動する回転軸に設置され、
    前記メモリには、前記第1の検出器と同軸に配置した前記第2の検出器によって生成した前記第2の制御情報を格納したことを特徴とする請求項1又は2記載のモータ駆動装置。
  5. 前記第1の検出器は、第1の変速機構を介して前記制御対象を回転させる前記モータと第2の変速機構を介して連動する回転軸に配置され、
    前記メモリには、前記第1の検出器と同軸に配置した前記第2の検出器によって生成した前記第2の制御情報を格納したことを特徴とする請求項1又は2記載のモータ駆動装置。
  6. 前記第1の検出器は、変速機構を介して前記制御対象を回転させるモータの回転軸に配置され、
    前記メモリには、前記制御対象の回転軸に配置した前記第2の検出器によって生成した前記第2の制御情報を格納したことを特徴とする請求項1又は2記載のモータ駆動装置。
  7. 前記第1の検出器は、前記モータの回転軸に配置された前記制御対象と変速機構を介して連動する回転軸に配置され、
    前記メモリには、前記モータの回転軸に配置した前記第2の検出器によって生成した前記第2の制御情報を格納したことを特徴とする請求項1又は2記載のモータ駆動装置。
  8. 前記第1の検出器は、第1の変速機構を介して前記制御対象を回転させる前記モータと第2の変速機構を介して連動する回転軸に配置され、
    前記メモリには、前記制御対象の回転軸と同軸に配置した前記第2の検出器によって生成した前記第2の制御情報を格納したことを特徴とする請求項1又は2記載のモータ駆動装置。
  9. 前記制御対象の回転角又は位置の基準を検出する基準検出器をさらに有することを特徴とする請求項3から8のいずれか1項記載のモータ駆動装置。
  10. 前記制御対象の回転角又は位置の基準を検出する基準検出器をさらに有し、前記基準検出器において該基準が検出されてから次に該基準が検出されるまでの間隔が前記第2の制御情報として前記メモリに格納されることを特徴とする請求項3から8のいずれか1項記載のモータ駆動装置。
  11. 前記第1の検出器は、取り付けられた軸とともに回転することにより前記制御対象の位相角又は位置を検出し、前記制御対象の回転周期が、前記第1の検出器の回転周期の自然数倍であることを特徴とする請求項3から10のいずれか1項記載のモータ駆動装置。
  12. 感光体ドラム及び転写ドラムの回転制御に請求項1から11のいずれか1項記載のモータ駆動装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  13. 少なくとも感光体ベルト、転写ベルト及び記録媒体搬送ベルトのいずれかの駆動装置の回転制御に請求項1から11のいずれか1項記載のモータ駆動装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007199603A (ja) * 2006-01-30 2007-08-09 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、感光体回転制御方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム
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CN110635722A (zh) * 2018-06-22 2019-12-31 柯尼卡美能达株式会社 驱动装置、图像形成装置以及存储介质

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