JPH11238113A - 画像入力装置 - Google Patents

画像入力装置

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JPH11238113A
JPH11238113A JP10038766A JP3876698A JPH11238113A JP H11238113 A JPH11238113 A JP H11238113A JP 10038766 A JP10038766 A JP 10038766A JP 3876698 A JP3876698 A JP 3876698A JP H11238113 A JPH11238113 A JP H11238113A
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JP
Japan
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deterioration amount
scanning signal
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JP10038766A
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English (en)
Inventor
Kenji Miyazaki
賢二 宮▲崎▼
Teruhiko Uno
輝比古 宇野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】読取対象物の搬送速度の変動などによる搬送方
向の画像劣化が生じても、これを高精度に補正し、常に
安定した解像度で高精度の画像を得ることができる画像
入力装置を提供する。 【解決手段】TDIラインセンサを用いて読取対象物上
の画像データを読取り入力する画像入力装置において、
読取対象物の搬送速度とTDIラインセンサにおける蓄
積電荷のライン間伝送速度のずれにより生じる画像デー
タの画像劣化量を計測し、この計測した画像劣化量に応
じて画像データの画像劣化を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、郵便物
処理装置や半導体ウエハ検査装置などの産業用画像処理
装置で用いられ、特に読取対象物を高速度に読取るため
にTDI(Time Delay & Integration)方式の光電変換
器(以下、TDIラインセンサと呼称する)を搭載した
画像入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、郵便物などの読取対象物を搬
送し、その搬送方向と直交する方向に1次元ラインセン
サを配置して、2次元の画像イメージを得る画像入力装
置においては、読取対象物を搬送する搬送手段の搬送速
度が不安定になると、読取対象物に対する主走査方向
(ラインセンサの走査方向)と副走査方向(読取対象物
の搬送方向)の読取密度が異なるという不具合が生じ
る。
【0003】同様に、光学的な倍率や1ラインの蓄積時
間が不安定な場合も、読取密度が両走査方向で異なって
しまい、装置の精度を低下させる原因となっている。た
だし、郵便物処理装置における郵便番号の読取りや半導
体ウエハ検査装置における欠陥検査などにおいては、検
査対象物の正確な縦横比(アスペクト比)が必ずしも必
要でないため、両走査方向の読取密度の多少の誤差は許
容されるのが一般的である。
【0004】また、読取密度に高精度が求められるデジ
タル複写機などでは、原稿の搬送速度、光学倍率、1ラ
インの蓄積時間のそれぞれがあらかじめ高精度に調整さ
れており、さらに、原稿の搬送速度の経年変化を調べ、
補正するためのPLL(Phase Lock Loop )回路を搭載
し、読取密度の精度を維持している。
【0005】近年、産業用の画像処理装置の分野では、
処理の高速化と高精細化の要求に伴い、処理対象物を高
精度に読取る手段として、TDIラインセンサを用いた
画像入力装置が採用され始めている。
【0006】TDIラインセンサの動作原理は、周知の
ように、基本的には、1次元ラインセンサを複数ライン
分並行に配列し、その各センサ間で蓄積電荷を転送する
構造になっている。転送された電荷は、転送先である上
段のラインセンサと各点ごと次々に加算されてゆき、最
後に最終段のCCDシフトレジスタに転送された累積電
荷が外部回路に出力される。
【0007】このような動作原理のため、第1に、1ラ
インでは微小な電荷を複数回加算するため、同一の蓄積
時間で数十倍の光量に匹敵するセンサ出力を得ることが
でき、第2に、同一点を複数回加算することによるノイ
ズ低減効果のため、画像信号のS/N比が向上すること
を特徴としている。
【0008】ただし、動作原理から、加算される画像は
常に読取対象物の同一合点(ライン)になるように、電
荷の転送速度と移動物体の移動速度とを同期させる必要
があり、同期がずれると画像劣化を生じるという特徴が
ある。
【0009】このようなTDIラインセンサを実際の画
像入力装置に適用した場合、読取対象物の搬送速度V
(mm/sec)、読取密度D(本/mm)と電荷蓄積
時間C(sec)の関係は次式で表わすことができる。
【0010】C=1/(V×D) すなわち、電荷蓄積時間は、搬送速度と読取密度との積
に反比例し、これら3要素がずれることで画像劣化が生
じる。
【0011】このように、TDIラインセンサを用いた
画像入力装置においては、両走査方向の読取密度の誤差
は致命的であり、TDIラインセンサ自身の特徴を発揮
できないばかりでなく、画像入力装置全体の精度を著し
く低下させる要因となる。
【0012】この対策として、たとえば、特開平4−3
65276号公報に示される旋回撮像装置では、読取対
象物の搬送手段である回転テーブルの回転速度と仰角を
定量化した電圧値からセンサ駆動周波数を計算すること
により、読取対象物の搬送速度とラインセンサの走査速
度との同期を行なっている。
【0013】また、特開昭61−150082号公報に
示される画像情報読取装置では、PLL回路を用いて1
次元ラインセンサのダミー画素の数を制御し、1ライン
の走査時間を変えることにより、読取対象物の搬送方向
の読取密度を一定に保つ手段が報告されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の画像入力装置においては、装置を構成する部品
精度のばらつきなどにより、読取対象物の搬送速度とセ
ンサ走査速度との関係が理論値から外れていたり、ま
た、特定の調整治具などを用いて出荷時の調整を行なう
必要があったり、さらに、稼働後の経年変化により読取
対象物の搬送速度とそれを計測するためのロータリエン
コーダの関係に誤差が生じ、結果として入力画像が劣化
するなどの不具合が生じる。
【0015】そこで、本発明は、読取対象物の搬送速度
の変動などによる搬送方向の画像劣化が生じても、これ
を高精度に補正し、常に安定した解像度で高精度の画像
を得ることができる画像入力装置を提供することを目的
とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の画像入力装置
は、搬送される読取対象物上の画像データを、TDI方
式で光電変換を行なうTDI方式の光電変換器を用いて
読取り入力する画像入力装置において、前記搬送される
読取対象物上の画像データを光学的な走査によって読取
り、電気信号に変換するTDI方式の光電変換器と、こ
の光電変換器を走査駆動する走査信号を生成する走査信
号生成手段と、前記光電変換器からの出力をデジタル画
像データに変換する画像変換手段と、この画像変換手段
で変換された画像データを基に、前記読取対象物の搬送
速度と前記光電変換器における蓄積電荷のライン間伝送
速度のずれにより生じる画像データの画像劣化量を計測
する画像劣化量計測手段と、この画像劣化量計測手段で
計測された画像劣化量に応じて、前記画像データの画像
劣化を補正する補正手段とを具備している。
【0017】また、本発明の画像入力装置は、画像劣化
量計測手段は、読取対象物の代わりに試験用チャート上
の画像を読取って入力することにより、この入力画像の
主走査方向と副走査方向との比率から、画像データの画
像劣化量を計測することを特徴とする。
【0018】また、本発明の画像入力装置は、補正手段
は、画像劣化量計測手段で計測された画像劣化量に応じ
て、読取対象物の搬送速度、あるいは、光電変換器にお
ける主走査信号の単位時間、あるいは、光電変換器に対
する光学的条件を変化させ、読取対象物に対する主走査
方向と副走査方向との比率を1:1に補正することによ
り、画像データの画像劣化を補正することを特徴とす
る。
【0019】また、本発明の画像入力装置は、補正手段
は、画像劣化量計測手段で計測された画像劣化量に応じ
て、走査信号生成手段から出力される走査信号を制御す
ることにより、画像データの画像劣化を補正することを
特徴とする。
【0020】また、本発明の画像入力装置は、補正手段
は、画像劣化量計測手段で計測された画像劣化量に応じ
て、読取対象物の搬送速度を変化させることにより、画
像データの画像劣化を補正することを特徴とする。
【0021】また、本発明の画像入力装置は、補正手段
は、画像劣化量計測手段で計測された画像劣化量に応じ
て、読取対象物の搬送方向の読取密度を相対的に変化さ
せることにより、画像データの画像劣化を補正すること
を特徴とする。
【0022】また、本発明の画像入力装置は、画像劣化
量計測手段は、読取対象物の代わりに試験用チャート上
の画像を読取って入力することにより、この入力画像の
コントラストが最大になる条件から、画像データの画像
劣化量を計測することを特徴とする。
【0023】また、本発明の画像入力装置は、画像劣化
量計測手段は、読取対象物の代わりに試験用チャート上
の画像を、光電変換器における主走査信号の単位時間を
段階的に変化させながら読取って入力することにより、
その各段階での試験用チャート上の画像の濃淡レベルの
最大値と最小値との差が最大になる条件から、画像デー
タの画像劣化量を計測することを特徴とする。
【0024】さらに、本発明の画像入力装置は、補正手
段は、画像劣化量計測手段で計測された画像劣化量に応
じて、読取対象物の搬送速度、あるいは、光電変換器に
おける副走査信号の単位時間、あるいは、光電変換器に
対する光学的条件を変化させることにより、画像データ
の画像劣化を補正することを特徴とする。
【0025】本発明によれば、TDI方式の光電変換器
を用いて読取対象物上の画像データを読取り入力する画
像入力装置において、読取対象物の搬送速度と光電変換
器における蓄積電荷のライン間伝送速度のずれにより生
じる画像劣化量を計測し、この計測した画像劣化量に応
じて画像劣化を補正することにより、読取対象物の搬送
速度の変動などによる搬送方向の画像劣化が生じても、
これを高精度に補正し、常に安定した解像度で高精度の
画像を得ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態に係
る画像入力装置の構成を概略的に示すものである。図1
において、図示矢印方向に搬送される読取対象物11
は、その表面が光源12で照射され、その反射光はレン
ズ、フィルタおよびミラーなどで構成される光学系13
を介してTDIラインセンサ14の受光面に結像され
る。ここで、読取対象物11は、たとえば、郵便物や複
写用の原稿などであり、モータおよび搬送ベルトなどで
構成される搬送機構15によって、TDIラインセンサ
14の画素並び方向と直角方向に一定の速度で搬送され
るものとする。これにより、TDIラインセンサ14で
2次元の画像データを得ることができる。
【0027】搬送制御部16は、後述するCPU25か
らの命令に応じて搬送機構15の動作を制御する。検知
手段としてのタイミングセンサ17は、搬送される読取
対象物11が所定の位置に進入したことを検知し、タイ
ミング信号を出力する。
【0028】TDIラインセンサ14およびタイミング
センサ17の各出力は、それぞれ画像処理部18に送ら
れる。画像処理部18は、走査信号生成手段としての主
(副)走査信号生成部19、クロック生成部20、アナ
ログ信号処理部21、画像変換手段としてのA/D変換
部22、および、画像記憶手段としてのRAMなどを用
いた画像メモリ23によって構成されている。
【0029】すなわち、主(副)走査信号生成部19
は、主走査方向の基準信号となるクロック(すなわち、
主走査信号)MCLK、および、副走査方向の基準信号
となるクロック(すなわち、副走査信号)HSYNCを
それぞれ生成するとともに、これら主走査信号MCLK
および副走査信号HSYNCに基づき、TDIラインセ
ンサ14の読出しクロックおよびイメージャクロックな
ど、TDIラインセンサ14の動作に必要な各種タイミ
ング信号を生成する。
【0030】主走査信号MCLKおよび副走査信号HS
YNCは、それぞれクロック生成部20に送られる。ク
ロック生成部20は、入力される主走査信号HSYNC
および副走査信号HSYNCおよびタイミングセンサ1
7の出力に基づき、アナログ信号処理部21、A/D変
換部22、画像メモリ23で必要とされる各種クロック
パルスを生成する。
【0031】TDIラインセンサ14から出力される画
像信号は、アナログ信号処理部21でオフセットおよび
ゲイン調整などの信号処理を施された後、A/D変換部
22でデジタル信号に変換されて画像データとなり、画
像メモリ23に記憶される。
【0032】画像処理部18は、データバス24を介し
て制御手段としてのCPU(セントラル・プロセッシン
グ・ユニット)25に接続されている。CPU25は、
読取対象物11から読取った画像データに対して各種の
画像処理を施したり、外部装置に対して画像データを転
送したり、あるいは、搬送機構15のオン、オフ制御を
行なったり、さらには、読取対象物11の搬送速度とT
DIラインセンサ14における蓄積電荷のライン間転送
速度のずれにより生じる画像データの画像劣化の補正処
理を行なうための機能を備えている。
【0033】CPU25には、データバス24を介し
て、画像処理やその他の制御に関するプログラムが格納
されているプログラム格納部26、プログラム実行中の
処理データを一時的に記憶する一時記憶部27、不揮発
性の記憶媒体で構成されたデータ保存部28、および、
外部装置とコマンドの通信や画像データの交信などを行
なうためのデータ通信部29がそれぞれ接続されてい
る。
【0034】主(副)走査信号生成部19は、図2に示
すように、水晶発振器31、カウンタ32、ラッチ回路
33、比較器34、および、タイミング生成回路35に
よって構成されている。
【0035】すなわち、水晶発振器31から出力された
パルスCLKは、カウンタ32およびタイミング生成回
路35にそれぞれ入力される。カウンタ32は、入力さ
れるパルスCLKをカウントすることにより主走査信号
MCLKを生成し、比較器34およびタイミング生成回
路35にそれぞれ送る。
【0036】比較器34は、CPU25によってラッチ
回路33に設定されたHSYNC生成カウンタ設定値3
6とカウンタ32のカウント値とを比較し、両者が一致
したときパルスを出力するもので、この出力パルスが副
走査信号HSYNCとしてタイミング生成回路35に送
られるとともに、カウンタ32のクリア信号に用いられ
る。
【0037】なお、比較器34の比較基準となるHSY
NC生成カウンタ設定値36は、ラッチ回路33を介し
てCPU25によって書換えることができる構成となっ
ている。
【0038】タイミング生成回路35は、主走査信号M
CLK、副走査信号HSYNC、クロックCLKを基準
に、TDIラインセンサ14の読出しクロックおよびイ
メージャクロックなど、TDIラインセンサ14の動作
に必要な各種タイミング信号をそれぞれ生成する。
【0039】ここでは、実際の画像入力装置を考慮した
場合の例について述べる。実際の画像入力装置の構成を
考えた場合、読取対象物11の搬送速度は、モータおよ
びその他の搬送系の構成に依存し、また、その速度は経
年変化によっても変化し、センサの同期信号とマッチン
グさせることは困難である。
【0040】そこで、本実施の形態では、テストチャー
トを1回、または、複数回流すことで、画像入力におい
て最適なTDIラインセンサ14の副走査信号HSYN
Cを設定する方法を示し、定期的に、この値を再セット
できる構成とすることで搬送速度の変動を受けず、常に
安定した画像を得ることを可能にしている。なお、適切
な副走査信号HSYNCの導出方法は後述する。
【0041】次に、上記のような構成において、搬送速
度の変動によって生じる画像劣化(画像のぶれ)を補正
するための第1の実施の形態について以下に説明する。
まず、第1の実施の形態で用いる読取対象物11として
のテストチャート(試験用チャート)P1について説明
する。テストチャートP1の形状としては、たとえば、
縮小された画像がTDIラインセンサ14の主走査方向
の有効画素に入る最大の大きさを持った、主走査方向、
副走査方向に垂直な辺を持つ正方形とする。本例では、
たとえば、図3に示すように、主走査方向、副走査方向
に垂直な辺を持つ仮想の正方形41の各辺にそれぞれ相
対向して設けられた所定長の黒線42a,42b、43
a,43bを有したものを用いている。
【0042】以下、図5および図6に示すフローチャー
トを参照して画像劣化の補正処理について説明する。ま
ず、図3に示したテストチャートP1を、黒線42a,
42bが搬送方向と平行になる状態で本装置に通すこと
により、テストチャートP1上の画像を読取る(S
1)。テストチャートP1の読取りが終了すると(S
2)、画像メモリ23に格納されたテストチャートP1
の画像データから、主走査方向の黒線42a,42bを
含むラインの画像データを取出し、一時記憶部27に読
込む(S3)。
【0043】次に、一時記憶部27に読込んだ多値の画
像データ(図4a参照)を、所定の閾値tで2値化し
(S4)、白画像を“1”、黒画像を“0”とする2値
化画像(図4b参照)を得る。次に、この2値化画像に
より、主走査方向について、黒線42a,42bの開
始、終了位置を調べることにより、2値化画像が“1”
から“0”に変化する位置(白黒エッジ)を検出し(S
5)、そのような変化点の間隔をカウントして、カウン
ト値Hcountを得る(S6)。
【0044】同様に、画像メモリ23に格納されたテス
トチャートPの画像データから、副走査方向の黒線43
a,43bを含む画素に注目し、画素について全ライン
を一時記憶部27に読込む(S7)。
【0045】次に、一時記憶部27に読込んだ多値の画
像データ(図4c参照)を、所定の閾値tで2値化し
(S8)、白画像を“1”、黒画像を“0”とする2値
化画像(図4d参照)を得る。次に、この2値化画像に
より、副走査方向について、黒線43a,43bの開
始、終了位置を調べることにより、2値化画像が“1”
から“0”に変化する位置(白黒エッジ)を検出し(S
9)、そのような変化点の間隔をカウントして、カウン
ト値Vcountを得る(S10)。
【0046】カウント値Hcount,Vcountを
テストチャートP1上の正方形41の一辺の長さで割っ
た値H′count,V′countは、それぞれ主走
査方向、副走査方向の読取密度を表わす。縦横の読取密
度が一致することと、画像劣化がないことは同値なの
で、カウント値Hcountとカウント値Vcount
が(1:1)になるように、HSYNC生成カウンタ設
定値36をCPU25から主(副)走査信号生成部19
のラッチ回路33に書込む(S11,S12)。
【0047】たとえば、カウント値HcountとVc
ountとの比率が(100:95)の場合、HSYN
C生成カウンタ設定値36を(95/100)倍して再
設定することで、副走査信号HSYNCの時間を短縮
し、副走査方向の読取密度を(100/95)倍し、そ
うすることで主走査方向、副走査方向のアスペクト比を
(1:1)に補正する。
【0048】次に、搬送速度の変動によって生じる画像
劣化を補正するための第2の実施の形態について以下に
説明する。まず、第2の実施の形態で用いる読取対象物
11としてのテストチャート(試験用チャート)P2に
ついて説明する。テストチャートP2の形状としては、
たとえば、図7に示すように、所定の空間周波数で平行
に並べられた複数の黒線44を持つものとする。
【0049】以下、図8に示すフローチャートを参照し
て画像劣化の補正処理について説明する。まず、第1の
実施の形態と同様に、図7に示したテストチャートP2
を、黒線44が搬送方向と直交方向になる状態で本装置
に通し、テストチャートP2の読取りを開始する(S2
1)。そして、タイミングセンサ17がテストチャート
P2を検知してタイミング信号が出力されると(S2
2)、そのタイミング信号をトリガとしてテストチャー
トP2の画像データを取込み、画像メモリ23に格納す
る。この画像データの取込時は、副走査信号HSYNC
を段階的に変化させ、その都度、HSYNC生成カウン
タ設定値36を副走査信号HSYNCに書換て、画像デ
ータを順次取込む方式を取る(S23,S24,S2
5)。この方法を用いると、搬送速度と副走査信号HS
YNCとの関係を計測することができる(詳細は後述す
る)。
【0050】段階的に変化させる割合は、たとえば、読
取対象物11の搬送速度と読取密度とから計算される、
TDIラインセンサ14の副走査方向の信号の96%〜
105%とし、1%刻みでT/10(sec)の間隔で
段階的に変化させ、画像データの入力を行なう(図7参
照)。ここに、Tは読取時間で、(読取対象物の長さ)
/(搬送速度)によって表わされる。
【0051】次に、画像メモリ23に格納された画像デ
ータの1画面分を一時記憶部27に取込み(S26)、
この取込んだ画像データにより、テストチャートP2に
描かれたラインペアに対応する出力の隣り合った波形の
最大値と最小値との差を取り、その差が最大値になった
場所の副走査信号HSYNCを検出して、この副走査信
号HSYNCの値にHSYNC生成カウンタ設定値36
を修正(固定)し、その結果をCPU25から主(副)
走査信号生成部19のラッチ回路33に書込む(S2
7)。このとき、画像はコントラスト最大となり、画像
劣化は最小となる。
【0052】次に、図7を用いて、副走査信号HSYN
Cを段階的に変化させながら画像データを取込み、その
結果から搬送速度と副走査信号HSYNCの最適値を求
める方法を更に詳細に説明する。
【0053】図7では、段階的に変化させる割合とし
て、読取対象物11の搬送速度と空間周波数とから計算
される、TDIラインセンサ14の副走査方向の信号の
96%〜105%とし、1%刻みでT/10(sec)
の間隔で段階的に変化させ、画像データの入力を行な
う。変化させる方法としては、前述した通り、主(副)
走査信号生成部19のラッチ回路33の値をCPU25
によって書換える方法とする。図7は副走査信号HSY
NCを書換えるタイミングを示している。
【0054】最適な副走査信号HSYNCを求める方法
を説明するために、画像メモリ23に格納された画像デ
ータのうち、ある注目画素を全ラインにわたり時系列に
並べ、グラフ化したものを図9に示す。テストチャート
P2に描かれたラインペアの出力信号は、各段階の副走
査信号HSYNCに対応した形で出力される。
【0055】図9において、aは副走査信号HSYNC
の書換え後、その値に対応した出力が出てくるまでの時
間遅れを示している。出力例として、区間T1,T2,
T3,T4のような波形が測定されたものとする。出力
波形は、テストチャートP2に描かれたラインペアに対
応し、その最大値と最小値との差bはコントラストに相
当する。
【0056】本例では、区間T2の差bが最大となるの
で、このときの副走査信号HSYNCの値をHSYNC
生成カウンタ設定値36として採用し、その値をCPU
25からラッチ回路33に書込むことにより、コントラ
ストが最大となり、画像劣化が最小の画像データを得る
ことができる。
【0057】以上説明したように、第1の実施の形態に
よれば、画像劣化を最小にするには主走査方向と副走査
方向の空間周波数が一致したとき最小になるという考え
に基づき、テストチャートの入力画像の主走査方向と副
走査方向との比率(アスペクト比)を求め、それに基づ
き画像データの画像劣化を補正することにより、読取対
象物の搬送速度の変動などによる搬送方向の画像劣化が
生じても、これを高精度に補正し、常に安定した解像度
で高精度の画像を得ることができる。
【0058】また、第2の実施の形態によれば、コント
ラスト最大の副走査言号で画像データを取得したとき画
像劣化は最小になるという考えに基づき、テストチャー
トの入力画像のコントラストが最大になる条件を計測
し、それに基づき画像データの画像劣化を補正すること
により、読取対象物の搬送速度の変動などによる搬送方
向の画像劣化が生じても、これを高精度に補正し、常に
安定した解像度で高精度の画像を得ることができる。
【0059】なお、前記第1,第2の実施の形態では、
TDIラインセンサの副走査信号HSYNCを変化させ
ることにより鮮明な画像を得ているが、駆動周波数を変
化させるのではなく、読取対象物の搬送速度を変動させ
ても、また、光学系の倍率を変化させ、相対的にTDI
ラインセンサへ入力される搬送方向の読取密度を変化さ
せても同様の結果を得ることができる。
【0060】また、前記第1,第2の実施の形態では、
自動的に補正量に対する主(副)走査信号生成部のカウ
ンタの値を設定し直しているが、自動的にはせず、補正
量を7セグなどの表示部に表示させ、HSYNC生成カ
ウンタ設定値をスイッチなどで設定しても同様の結果が
得られる。
【0061】また、前記第1の実施の形態では、正方形
のテストチャートを用いて画像のぶれ量を求めている
が、テストチャートの形が定形であれば、同様の効果を
得ることができる。
【0062】また、前記第2の実施の形態では、画像デ
ータを入力する際、副走査信号HSYNCを段階的に変
化させ、副走査方向の読取密度を変動させているが、こ
れを搬送速度を変化させても、また、光学系の倍率を変
化させ、相対的にTDIラインセンサへ入力される搬送
方向の読取密度を変化させても同様の結果を得ることが
できる。
【0063】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、読
取対象物の搬送速度の変動などによる搬送方向の画像劣
化が生じても、これを高精度に補正し、常に安定した解
像度で高精度の画像を得ることができる画像入力装置を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像入力装置の構成
を概略的に示すブロック図。
【図2】主(副)走査信号生成部の構成を示すブロック
図。
【図3】第1の実施の形態に係るテストチャートを説明
するための図。
【図4】第1の実施の形態に係る画像劣化の補正処理を
説明するための図。
【図5】第1の実施の形態に係る画像劣化の補正処理を
説明するフローチャート。
【図6】第1の実施の形態に係る画像劣化の補正処理を
説明するフローチャート。
【図7】第2の実施の形態に係るテストチャートを説明
するための図。
【図8】第2の実施の形態に係る画像劣化の補正処理を
説明するフローチャート。
【図9】第2の実施の形態に係る画像劣化の補正処理を
説明するための図。
【符号の説明】
11……読取対象物、12……光源、13……光学系、
14……TDIラインセンサ(TDI方式の光電変換
器)、15……搬送機構、16……搬送制御部、17…
…タイミングセンサ(検知手段)、18……画像処理
部、19……主(副)走査信号生成部(走査信号生成手
段)、20……クロック生成部、21……アナログ信号
処理部、22……A/D変換部(画像変換手段)、23
……画像メモリ(画像記憶手段)、25……CPU、2
6……プログラム格納部、27……一時記憶部、28…
…データ保存部、29……データ通信部、31……水晶
発振器、32……カウンタ、33……ラッチ回路、34
……比較器、35……タイミング生成回路、36……H
SYNC生成カウンタ設定値。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送される読取対象物上の画像データ
    を、TDI(Time Delay & Integration)方式で光電変
    換を行なうTDI方式の光電変換器を用いて読取り入力
    する画像入力装置において、 前記搬送される読取対象物上の画像データを光学的な走
    査によって読取り、電気信号に変換するTDI方式の光
    電変換器と、 この光電変換器を走査駆動する走査信号を生成する走査
    信号生成手段と、 前記光電変換器からの出力をデジタル画像データに変換
    する画像変換手段と、 この画像変換手段で変換された画像データを基に、前記
    読取対象物の搬送速度と前記光電変換器における蓄積電
    荷のライン間伝送速度のずれにより生じる画像データの
    画像劣化量を計測する画像劣化量計測手段と、 この画像劣化量計測手段で計測された画像劣化量に応じ
    て、前記画像データの画像劣化を補正する補正手段と、 を具備したことを特徴とする画像入力装置。
  2. 【請求項2】 前記画像劣化量計測手段は、前記読取対
    象物の代わりに試験用チャート上の画像を読取って入力
    することにより、この入力画像の主走査方向と副走査方
    向との比率から、前記画像データの画像劣化量を計測す
    ることを特徴とする請求項1記載の画像入力装置。
  3. 【請求項3】 前記補正手段は、前記画像劣化量計測手
    段で計測された画像劣化量に応じて、前記読取対象物の
    搬送速度、あるいは、前記光電変換器における主走査信
    号の単位時間、あるいは、前記光電変換器に対する光学
    的条件を変化させ、前記読取対象物に対する主走査方向
    と副走査方向との比率を1:1に補正することにより、
    前記画像データの画像劣化を補正することを特徴とする
    請求項2記載の画像入力装置。
  4. 【請求項4】 前記補正手段は、前記画像劣化量計測手
    段で計測された画像劣化量に応じて、前記走査信号生成
    手段から出力される走査信号を制御することにより、前
    記画像データの画像劣化を補正することを特徴とする請
    求項2記載の画像入力装置。
  5. 【請求項5】 前記補正手段は、前記画像劣化量計測手
    段で計測された画像劣化量に応じて、前記読取対象物の
    搬送速度を変化させることにより、前記画像データの画
    像劣化を補正することを特徴とする請求項2記載の画像
    入力装置。
  6. 【請求項6】 前記補正手段は、前記画像劣化量計測手
    段で計測された画像劣化量に応じて、前記読取対象物の
    搬送方向の読取密度を相対的に変化させることにより、
    前記画像データの画像劣化を補正することを特徴とする
    請求項2記載の画像入力装置。
  7. 【請求項7】 前記画像劣化量計測手段は、前記読取対
    象物の代わりに試験用チャート上の画像を読取って入力
    することにより、この入力画像のコントラストが最大に
    なる条件から、前記画像データの画像劣化量を計測する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像入力装置。
  8. 【請求項8】 前記画像劣化量計測手段は、前記読取対
    象物の代わりに試験用チャート上の画像を、前記光電変
    換器における主走査信号の単位時間を段階的に変化させ
    ながら読取って入力することにより、その各段階での試
    験用チャート上の画像の濃淡レベルの最大値と最小値と
    の差が最大になる条件から、前記画像データの画像劣化
    量を計測することを特徴とする請求項7記載の画像入力
    装置。
  9. 【請求項9】 前記補正手段は、前記画像劣化量計測手
    段で計測された画像劣化量に応じて、前記読取対象物の
    搬送速度、あるいは、前記光電変換器における副走査信
    号の単位時間、あるいは、前記光電変換器に対する光学
    的条件を変化させることにより、前記画像データの画像
    劣化を補正することを特徴とする請求項7記載の画像入
    力装置。
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