JPH10276368A - Ccdイメージセンサー及び画像読取装置 - Google Patents

Ccdイメージセンサー及び画像読取装置

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JPH10276368A
JPH10276368A JP9077385A JP7738597A JPH10276368A JP H10276368 A JPH10276368 A JP H10276368A JP 9077385 A JP9077385 A JP 9077385A JP 7738597 A JP7738597 A JP 7738597A JP H10276368 A JPH10276368 A JP H10276368A
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JP
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image sensor
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memory
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JP9077385A
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English (en)
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Tadashi Takahashi
匡 高橋
Noriyoshi Osozawa
憲良 遅澤
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CCDイメージセンサーの後発的なトラブル
の早期発見と、迅速な原因の特定を課題とする。 【解決手段】 光電変換素子列を備えたCCDイメージ
センサーにより画像を読みとる画像読み取り装置におい
て、上記CCDイメージセンサーからの画像データを蓄
積する複数のメモリー手段と、上記複数のメモリー手段
の画像データを比較して各出力のリニアリティーを求め
てリニアリティーチェックを行うチェック手段と、上記
チェック手段で求められた結果から、各転送レジスタ間
の転送ゲートの電圧レベルを調整してCCDイメージセ
ンサーからの出力のリニアリティーを調整する調整手段
を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取装置にお
けるCCDイメージセンサーのチェック方法に関するも
ので、特に複数の転送レジスタを有して各転送レジスタ
間での転送動作のチェックを行うCCDイメージセンサ
ー及びCCDイメージセンサーの各レジスタまでの転送
動作のチェックを可能とする画像読取装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、画像表示による表現が多方面に亘
って求められており、複写機、ファクシミリ、OCR
(Optical Character Reader)、オプティカルスキャナ
ー等を用いて、対象画像を読み取り、画像信号を他の媒
体に転換することが行われている。このような種々の機
器に用いられて、1次元、又は2次元の画像を読み取る
ものにイメージセンサーがある。
【0003】ここで、イメージセンサーを用いた画像処
理装置として、デジタル複写機の構成例を、図9に示し
て説明する。図において、2001はイメージセンサー
の一種のCCDラインセンサーで、タイミング発生回路
2012で発生される駆動パターンによりドライバー2
011で駆動される。
【0004】原稿画像は、相対的に主走査方向と副走査
方向に移動されるCCDラインセンサー2001で電気
信号として読み取られ、サンプルホールド回路200
2、信号レベル制御用のゲインコントロールアンプ20
03、DCレベル調整用のクランプ回路2004を経由
した後、AD変換器2005でデジタルデータへと変換
される。
【0005】変換されたデジタルデータは、ラインメモ
リー2007を用いたシェーディング補正回路2006
でシェーディング補正が行われる。シェーディング補正
は図示していない光学系の配光ムラやCCDラインセン
サー2001の感度ばらつきを補正するもので、予め光
学的各素子のバラツキに応じた画像信号をラインメモリ
ー2007に格納しておき、現実の画像信号についてそ
のバラツキ等を消去するように動作する。ラインメモリ
ー2007は汎用品を外付けする場合やゲートアレイと
して内蔵する場合もある。
【0006】シェーディング補正されたデジタルデータ
は、マスキング補正回路2008で表示装置の特性に合
致するγ補正等の色空間補正が行われた後、画像処理回
路2009でページメモリー2010を用いて、変倍、
回転、移動などの画像処理が行われる。
【0007】また、2014,2015は具体的な基板
分割構成を示し、2014をアナログプロセッサー基
板、2015をデジタルプロセッサー基板とする。
【0008】タイミング発生回路2012、シェーディ
ング補正回路2006、マスキング補正回路2008、
画像処理回路2009の各機能は、ゲートアレイやAS
ICとして実現され、それらはCPU2013のCPU
バスによって制御されるのが一般的である。
【0009】また、ゲインコントロールアンプ200
3、クランプ回路2004等のアナログ回路もCPU2
013によって制御される。
【0010】アナログプロセッサー基板2014とデジ
タルプロセッサー基板2015間の制御信号を減らす理
由から、CPU2013のポートを用いてシリアルデー
タを転送する方法が用いられている。また基板構成によ
っては、CPUバスを用いた制御方式も有り得る。
【0011】以上のような従来構成において、製造工程
上のセット搭載の際、製造出荷時点、販売時点、その稼
働中の修理時点等の各時点で、各構成の動作をチェック
する方法として、次ぎに示す方法が知られている。
【0012】(1)メモリーチェック ラインメモリー2007、ページメモリー2010、そ
の他ASICに内蔵されたメモリーにデータの書き込
み、読みだしを行い、各メモリーセルのエラーチェック
を行う。
【0013】(2)テストパターンによる回路チェック メモリーチェック終了後、各メモリーセルにテストパタ
ーンを書き込み、メモリーセル以降の回路の動作チェッ
クを行う。
【0014】(3)基板チェック 多ピン化、狭ピッチ化するASICの実装状態をチェッ
クするために、基板上の全てのASIC入出力にチェッ
クパッドを設け、それらをシリアルに接続することで配
線、実装をチェックする。
【0015】いずれの場合も、この動作チェックには、
主にデジタル回路部分を対象としている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像読み取り装
置におけるセルフチェック方法では、CCDイメージセ
ンサー単体のチェックは行われていなかった。
【0017】従って、CCDイメージセンサーが原因と
なるトラブルが発生した場合、原因を特定するのが困難
であるという問題があった。
【0018】また、一般的にCCDイメージセンサーは
電気部品としては高価であり、さらに装置の組立に、光
学的に高精度な調整が必要であるなどコスト、サービス
などの面で市場の対応が難しい。
【0019】本発明では、CCDイメージセンサーの後
発的なトラブルの早期発見と、迅速な原因の特定を目的
とし、特に複数の転送レジスタを有するCCDイメージ
センサーの各転送レジスタ間での転送動作のチェックを
行えるものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記チェック
を可能とするもので、光電変換素子列から複数の転送レ
ジスタを有して画像を読み取るCCDイメージセンサー
素子と、上記CCDイメージセンサー素子からの画像デ
ータを蓄積する複数のメモリー手段と、上記メモリー手
段の画像データを比較して各出力のリニアリティーを求
めてリニアリティーチェックを行うチェック手段と、上
記チェック手段で求められた結果から、各転送レジスタ
間のトランスファーゲートの電圧レベルを調整してCC
Dイメージセンサー素子からの出力のリニアリティーを
調整する調整手段によって、CCDイメージセンサー素
子のセルフチェックを行うものである。
【0021】また、光電変換素子列から電荷を転送する
複数の転送レジスタを有して画像を読み取るCCDイメ
ージセンサーにおいて、前記転送レジスタからの画像デ
ータを蓄積する複数のメモリー手段と、上記メモリー手
段間の画像データを比較して、前記転送レジスタの出力
のリニアリティーを求めてリニアリティーチェックを行
うチェック手段と、前記チェック手段で求められた結果
から、前記各転送レジスタ間のトランスファーゲートに
印加する電圧レベルを調整して前記転送レジスタの出力
のリニアリティーを調整する調整手段を備えることを特
徴とする。
【0022】さらに、当該CCDイメージセンサーにお
いて、前記チェック手段は、前記光電変換素子列の各画
素に対応した前記複数の転送レジスタの出力の差をと
り、この差が予め定めた値よりも大きいときには、前記
調整手段で調整することを特徴とする。
【0023】また、光電変換素子列から画素電荷を転送
する複数の転送レジスタを有して画像を読み取る画像読
取装置において、前記転送レジスタからの画像データを
蓄積する複数のメモリー手段と、前記光電変換素子列の
画素位置に応じて前記メモリー手段間の画像データの差
をとるチェック手段と、当該差が所定の値より大きいと
きに前記転送レジスタへの印加電圧を調整する調整手段
とを備えたことを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は、本実施形態による画像読
取装置の回路ブロック図である。CCDイメージセンサ
ー101から読み出された画像信号はサンプルホールド
回路119,123でスイッチングノイズを除去した時
系列的な連続画像信号に変換され、次にゲインコントロ
ールアンプ120,124で所定レベルに制御増幅され
た後、ADコンバータ121,125で画像信号をデジ
タルデータに変換され、メモリ122,126に蓄積さ
れる。メモリ122,126はASICなどに内蔵され
るメモリであっても、外部のDRAMであってもよく、
また、シェーディング補正回路用のメモリーであっても
よい。また、メモリー容量は光電変換素子列と同じ少な
くとも1ライン分の容量があれば足りるが、1エリア分
又は複数エリア分あってもよい。
【0025】コントローラ127はメモリ122,12
6に対し、書き込み及び読み出しアドレスを与えてデー
タの書き込み、及びデータの読み出しをおこない、メモ
リー128を用いてチェックを行う。
【0026】また、コントローラ127とメモリ128
及びコントローラ127とメモリ122,126との通
信方法は、アドレスバスとデータバスとで、又はアドレ
スバストデータバストを共用したバスとで、さらにはシ
リアルバスの簡易なプロトコル等でデータの送受を行
い、これらに限定するものではない。
【0027】コントローラ127内のメモリー128は
各転送レジスタ105,109から出力された画像デー
タの基準データとしてのリニアリティーデータを記憶し
ておくためのメモリーである。
【0028】このリニアリティーデータとは、あるリニ
アに変化するグレイスケールなどを画像対象として、該
対象画像をスキャンして読みとった後に蓄積されたメモ
リ1(122)、及びメモリ2(126)の画像データ
から、対応する画素のあるアドレス(ポイント)毎に画
像データを読み込んで、それらを比較した結果のデータ
である。
【0029】パルスジェネレータ129は、CCDイメ
ージセンサー101を駆動する駆動パターンと、図示は
していないがサンプルホールド回路119やADコンバ
ータ121などの駆動パルスを生成する。
【0030】符号110〜116はCCDイメージセン
サー101を駆動するためのドライバーであり、インバ
ータの表示で記載しているが、これに限るものではな
い。
【0031】ドライバー電圧可変器130,131,1
32は、転送ゲートTG1(106),TG2(10
7),TG3(108)のドライバー112〜114の
出力電圧レベルを可変することができる。この電圧レベ
ルは、コントローラ127のメモリ128のリニアリテ
ィーのデータを元にして調整する。
【0032】本実施形態では、CCDイメージセンサー
101は、光電変換素子列102と、2つの転送レジス
タ1(105)、2(109)を有し、光電変換素子列
102から読みだされた電荷を、転送レジスタへ1画素
毎に順次転送するためのスイッチングゲートST1(1
03),ST2(104)と、転送ゲートTG1(10
6),TG2(107),TG3(108)とを具備し
ている。光電変換素子列102はCCD型であっても、
フォトダイオード、MOS型であってもよく、またCC
Dイメージセンサー101を1チップで構成するために
適切な方式であってもよい。
【0033】スイッチングゲートST1(103)によ
って、光電変換素子列102の奇数番目の画素である奇
数画素の電荷が転送レジスタ105を経由して転送レジ
スタ109へ転送され、スイッチングゲートST2(1
04)によって、光電変換素子列102の偶数番目の画
素である偶数画素の電荷が転送レジスタ105へ転送さ
れる。
【0034】符号106〜108は転送レジスタ10
5,109間で電荷のレジスタ間転送を行うためのトラ
ンスファーゲートTG1〜TG3である。このレジスタ
間の電荷の転送はTG1→TG2→TG3となる。
【0035】ここで、転送レジスタ105,109は2
相駆動であり、通常知られている通り、パルスφ1,φ
2に従って2つの転送レジスタ105,109が交互に
連なっており、この2つの転送レジスタ105,109
に交互にパルスを入力することによって、転送レジスタ
105,109のポテンシャルを変化させ、バッファ1
33,134の出力部方向へ電荷が順次転送される。そ
して図示はしていないが転送レジスタ105,109の
端部には、フローティング・コンデンサがあり転送され
た電荷に応じて、電圧変換されて、バッファ133,1
34へさらにサンプルホールド回路119,123に出
力される。
【0036】次に図2,図3により光電変換素子列10
2から転送レジスタ105,109までの電荷の流れを
説明する。図2がその構成図であり、図3がそれを動作
させるタイミングチャートである。
【0037】(ステップ1)光電変換素子列102中の
ある奇数、偶数画素2個ずつの電荷が光電変換素子によ
り生成されたとする。
【0038】光電変換素子列102で光電変換された電
荷は、他の駆動パルスは“L”にしたまま、スイッチン
グゲートST1(103),ST2(104)を“H”
にすることにより(太線)、スイッチングゲートST1
(103),ST2(104)ゲートに電荷を転送され
る(図2のステップ1中、点線の円から斜線の円へ)。
【0039】(ステップ2)次に、光電変換素子列10
2中の奇数画素の電荷を転送レジスタ2(109)に送
る例を説明する。CCDイメージセンサー101の奇数
番目の電荷は、転送レジスタ1(105)のパルスφ1
を“H”にすると同時にスイッチングゲートST1(1
03)を“H”にすることで転送レジスタ1(105)
に転送される。ここで、CCDイメージセンサー101
の電荷の転送は、電位“H”でそのゲートのポテンシャ
ルが下がり、“L”でそのゲートのポテンシャルが上が
るため(図4参照)、パルスφ1を“H”にするとよ
い。
【0040】この場合、電荷は、スイッチングゲートS
T1(103)からパルスφ1の“H”により転送レジ
スタ105に転送される。
【0041】そして、更に転送レジスタ1(105)の
φ1を“L”にして、転送ゲートTG1,TG2,TG
3を“H”にして、TG1を“L”とし、それから少し
経過したのちTG2を“L”にすると、電荷はTG3ま
で転送される。
【0042】さらに、転送レジスタ2(109)のパル
スφ1を“H”にしたのち、TG3を“L”にすると、
奇数番目の画素電荷は、転送レジスタ2(109)まで
転送されて完了する。
【0043】この間、ST2(104)に入った偶数画
素の電荷は、転送レジスタ1(105)のφ2が“L”
のため、ST2(104)にとどまったままである。
【0044】(ステップ3)転送レジスタ1(10
5)、転送レジスタ2(109)のパルスφ2を“H”
にすると、ST2(104)にとどまっていた偶数画素
の電荷は転送レジスタ1(105)に転送される。その
後、奇数画素の電荷は転送レジスタ2(109)の水平
方向にパルスφ1、φ2の順次交互にオンオフされて、
出力側のバッファ133,134へ転送される。バッフ
ァ130、131の入力段の容量によって画素電荷は電
圧に変換され、サンプルホールド回路119、123に
出力される。
【0045】また、他の偶数、奇数画素の電荷の転送も
同様にして行われ、光電変換素子列102で生成された
電荷は、奇数画素、偶数画素に分かれて出力される。
【0046】図5は、本実施形態の偶数と奇数画素のリ
ニアリティーの影響を説明したものである。あるリニア
に変化するグレイスケールのチャートを読み込んで、メ
モリ2(126)に格納された奇数画素データが50
2、メモリ1(122)に格納された偶数画素データが
501で示されているとする。点線で示す原稿の輝度デ
ータにおいて、出力された奇数画素データの502で示
す特性が、偶数画素データの501で示す特性が低くな
っている。その出力の輝度データの差を取ってメモリ1
28に格納する。
【0047】この様に奇数画素と偶数画素によって違い
がでると、図5のようにその差がそのまま輝度データの
振動となって、画像劣化に繋がるために、二つのリニア
リティーを揃える必要がでてくる。
【0048】図4に偶数と奇数画素のリニアリティーの
違いが起きている原因とその対策をしめす。図4は、光
電変換素子列102(斜線)から二つの転送レジスタ1
05,109(網点)間の各ゲートのポテンシャルの高
さを示してある。電圧をかけると(“H”レベル)、こ
のポテンシャルの高さは下がり、逆に電圧をかけないと
(“L”レベル)、ポテンシャルの高さは上がる。この
電圧によって上下するポテンシャルにより、電荷の転送
を行っている。
【0049】二つのリニアリティーの違いとして考えら
れるのが、転送レジスタ1(105)から、転送レジス
タ2(109)に奇数画素の電荷を転送する際に、電荷
の全部が転送レジスタ2(109)に転送されず、一部
がTG1(106)〜TG3(108)のいずれかに残
る、もしくは洩れてしまうことが予想される。この原因
として、TG1(106)〜TG3(108)のポテン
シャルを上下させながら電荷を運んでいるときに、ゲー
トの転送間で十分なポテンシャルの高さを得ることがで
きなかったために、図4の(a)に示すように、TG2
部分に残留分を残して、TG3に転送されていくと見ら
れる。特にこれは、光電変換素子列102の受光レベル
の低い、低照度でその傾向が強くみられる。
【0050】そこで、図4(b)に示すように、電荷の
一部が残ってしまった場所のゲートの(ここではTG2
ゲート(107)の“L”レベルを下げる)ポテンシャ
ルの高さを上げて、転送ゲートの転送間で十分なポテン
シャルを得ることによりリニアリティーを揃えることが
できる。
【0051】ここでは、TG2ゲート(107)の
“L”レベルを下げることにより、ポテンシャルの高さ
を得たが、これ以外にもTG3ゲート(108)の
“L”レベルを上げて、ポテンシャルの高さを上げて、
ポテンシャルの高さを得ることもできる。また、この点
はTG1ゲート(106)におけるレベルを調整しても
同様である。この転送ゲートのドライブ電圧をいずれに
よって調整するのかは、コントローラ127によって制
御される。
【0052】以下に、本実施形態のリニアリティー調整
方法を示す。図7は、本実施形態のフローチャートであ
る。
【0053】パルスジェネレータ129は通常の駆動パ
ターン(図3)以外に、リニアリティーのチェック用に
図6を第2の駆動パターンとして、コントローラ128
の指示により、駆動パターンを切り換える。この駆動パ
ターンは、通常の駆動パターンによって奇数画素と偶数
画素の検出画素データをそれぞれメモリ2,1に格納し
た後に、奇数画素を転送ゲートを介さずにメモリ1に格
納してデータを比較するものである。
【0054】パルスジェネレータ129により、図3の
通常の駆動パターンをCCDイメージセンサー101に
与えて、あるリニアに変化するグレイスケールのチャー
トを読みこむ(701)。図2で説明したとおり、奇数
画素データがメモリ2(126)に格納され(70
2)、同時に、偶数画素データがメモリ1(122)に
格納される。
【0055】次に、パルスジェネレータ129により、
図6の様な駆動パターンをCCDイメージセンサー10
1に与えて、再び同じチャートを読み込む(703)。
図6によってCCDイメージセンサー101は、図8の
ように奇数画素データが転送レジスタ1(105)から
メモリ1(122)へ、偶数画素は、ST2が常に
“L”のため出力されない。この読み込みの際にコント
ローラ128は、メモリ2への書き込みを禁止して、メ
モリー1のみ奇数画素のデータ蓄積されるようにする
(705)。
【0056】そして、コントローラ127は、ある画素
ポイント(アドレス)毎に、先ほど蓄積したメモリ2
(126)に書き込んだ奇数画素のデータと、対応する
画素ポイント毎のメモリ1(122)に格納した奇数画
素と比較して、その差を求めて(706)、メモリ12
8に蓄積する。さらに、そのポイント毎の差から、最大
値を求める(707)。そして、その最大値が、ある規
定のリニアリティーのばらつき内に収まっているかどう
かを予め規定した値と比較する(708)。もし規定値
よりも大きければ、電圧可変器130,131,132
で、TG1(106)〜TG3(108)の電圧レベル
を可変する(709)。そして、再びステップ701に
戻り、画像を読み込み、規定のリニアリティーのばらつ
きを満足するまで繰り返す(701〜707)。
【0057】この実施形態では、電圧可変器130〜1
32は通常の電圧可変レギュレータなどで構成されてい
て、手動で調整を行うことも可能であるが、これに、電
圧の可変分を検出する検出器をつけて、電圧の可変分と
それによって変化したリニアリティーの差をメモリ12
8にリファレンスデータとして格納することで、コント
ローラ127により自動的にリニアリティーを調整する
方法が好適である。
【0058】また、電圧可変器130,131,132
のうち、それぞれの値をどの程度変更すれば、結果とし
て出力画像の検出レベルが変化するのかを製造出荷時に
コントローラのプログラムに組み込んでおけば、いわゆ
るコントローラの学習効果によって、適切な制御が可能
となる。従って、この場合には、どの電圧可変器を変化
させるのかを一つずつ認識しておく必要もなく、早期に
リニアリティのよい輝度データを得ることができる。
【0059】本実施形態により、転送ゲートに欠陥があ
れば、直接的にその欠陥を発見できる。すなわち、転送
ゲートを経由したメモリ2のデータとメモリ1のデータ
とが大きく異なれば、欠陥が生じていることが発見でき
るし、また、電圧可変器130,131,132のいず
れか毎にメモリ2にデータを取り直すことにより、いず
れの電圧可変器に対応する転送ゲートにて変化が生じな
いとしたならば、変化の生じない転送ゲートに欠陥が生
じていることを判明できる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のCCDイ
メージセンサー及び画像読取装置は、複数の転送レジス
タごとのリニアリティーデータの差を求めることによ
り、複数の転送レジスタを有するCCDイメージセンサ
ーの各転送レジスタ間での転送動作のチェックを必要に
応じておこなうことができる。
【0061】また、いずれの転送ゲートかに故障、事故
が起きている場合には、迅速にその欠陥の生じた転送ゲ
ートを発見できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施形態1の回路ブロック図であ
る。
【図2】本発明による通常の電荷の流れを示した図であ
る。
【図3】本発明による通常のCCDイメージセンサーに
与えるタイミングチャートである。
【図4】本発明によるリニアリティーの違いの原因とそ
の対策を示した図である。
【図5】本発明によるリニアリティーの違いによる影響
を示した図である。
【図6】本発明によるリニアリティーチェック用のタイ
ミングチャートである。
【図7】本発明による本実施形態を説明するフローチャ
ートである。
【図8】本発明によるリニアリティーチェック用の電荷
の流れを示した図である。
【図9】画像読取装置の一種のデジタル複写機の構成ブ
ロック図である。
【符号の説明】
101,801,2001 CCDイメージセンサー 102,802 CCD 103,104,803,804 STゲート 105,805 偶数転送レジスタ 106,107,108,806,807,808 転
送ゲート 109、809 奇数転送レジスタ 107,108,805 出力アンプ 110〜116 ドライバー 119,123,619,2002 サンプルホールド
回路 120,124,620,2003 ゲインコントロー
ルアンプ 121,125,621,2005 ADコンバータ 122,126,128,622,628 メモリ 127,627 コントローラ 129,629 パルスジェネレータ 130,131,132 ドライバ電圧可変器 133,134,630,631 バッファ 2004 クランプ回路 2006 シェーディング補正回路 2007 ラインメモリー 2008 マスキング回路 2009 画像処理回路 2010 ページメモリー 2011 ドライバー 2012 タイミング発生回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光電変換素子列からの画素電荷を転送す
    る複数の転送レジスタを具備するCCDイメージセンサ
    ーにおいて、 前記転送レジスタからの画像データを蓄積する複数のメ
    モリー手段と、 前記画素に対応する前記メモリー手段間の画像データを
    比較して、前記転送レジスタの出力のリニアリティーを
    求めてリニアリティーチェックを行うチェック手段と、 前記チェック手段で求められた結果から、前記各転送レ
    ジスタ間のトランスファーゲートに印加する電圧レベル
    を調整して前記転送レジスタの出力のリニアリティーを
    調整する調整手段と、を備えることを特徴とするCCD
    イメージセンサー。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のCCDイメージセンサ
    ーにおいて、前記チェック手段は、前記光電変換素子列
    の各画素に対応した前記複数の転送レジスタの出力の差
    をとり、この差が予め定めた値よりも大きいときには、
    前記調整手段で調整することを特徴とするCCDイメー
    ジセンサー。
  3. 【請求項3】 光電変換素子列からの画素電荷を転送
    する複数の転送レジスタを有して画像を読み取る画像読
    取装置において、 前記転送レジスタからの画像データを蓄積する複数のメ
    モリー手段と、 前記光電変換素子列の画素位置に応じて前記メモリー手
    段間の画像データの差をとるチェック手段と、 当該差が所定の値より大きいときに前記転送レジスタ間
    の転送ゲートへの印加電圧を調整する調整手段と、を備
    えたことを特徴とする画像読取装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の画像読取装置におい
    て、前記複数の転送レジスタ間には転送ゲートを有し、
    この転送ゲートへのパルス状印加電圧を調整することに
    より前記転送レジスタから次段の転送レジスタへの転送
    電荷量が異なることを特徴とする画像読取装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の画像読取装置におい
    て、前記チェック手段は、前記光電変換素子列の各画素
    に対応した前記転送レジスタ間の出力の差をとり、この
    差が予め定めた値よりも大きいときには、前記調整手段
    で調整することを特徴とする画像読取装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007336196A (ja) * 2006-06-14 2007-12-27 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像読取装置、および画像読取装置の制御方法
US7623262B2 (en) 2005-09-20 2009-11-24 Seiko Epson Corporation Determining if the photoelectric conversion element is defective
JP2011029725A (ja) * 2009-07-21 2011-02-10 Sony Corp 固体撮像装置
US8395830B2 (en) 2006-07-29 2013-03-12 Ricoh Company, Ltd. Image reading signal processing IC, image reading apparatus, and image forming apparatus

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