JP2006303044A - 積層型圧電体素子 - Google Patents

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浩章 浅野
Hidekazu Hattori
秀和 服部
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    • F02M51/06Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle
    • F02M51/0603Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using piezoelectric or magnetostrictive operating means

Abstract

【課題】 例え、導電性接着剤を使用しても圧電体に形成された内部電極と外部電極との間の接合強度が強く、且つ、外部電極の一部が破断しても変位特性が変り難いなどの効果を奏する積層型圧電体素子を提供することである。
【解決手段】 積層型圧電体素子1の側面に設けられ、内部電極層11と電気的に導通し、積層型圧電体素子1の積層方向に伸縮可能な複数の開口部33aを備える第1の外部電極層33とを備え、第1の外部電極層33は、導電性接着剤32によって積層型圧電体素子1に接合されており、導電性接着剤32の幅は、第1の外部電極層33の幅よりも狭いことにより、導電性接着剤32が第1の外部電極層33の開口部33aに入り込み碇状接合を形成するため、第1の外部電極層33は積層型圧電体素子1に強力に接合する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、自動車用燃料噴射弁、光学装置等の精密位置決め装置、振動防止用の駆動素子、インクジェットプリンタなどに用いられる積層型圧電体素子に関するものである。
近年、小型の圧電アクチュエータで大きな圧力下において大きな変位量を確保するため、より高い電界を印加し、長期間連続駆動させることが行われている。
このような圧電アクチュエータに用いられる積層型圧電体素子では、高電界、高圧力下で長期間連続駆動させた場合、積層型圧電体素子の側面に設けられた正極、負極用の外部電極が積層型圧電体素子の伸縮動作に追従することが出来ずに、圧電体間に形成された内部電極と外部電極との間で剥離が発生する、又、外部電極にクラックが発生して破断することにより、一部の圧電体に電圧供給されなくなり、駆動中に変位特性が変化するという問題が起きる。
そこで特許文献1では、幅方向に切り込みが形成された薄板状導電部材を導電性接着剤により積層型圧電体素子の側面に、内部電極と導通するように接合する積層型圧電体素子が提案されている。
特開平8−242025
しかし、特許文献1に示す従来技術では、半田付けやロウ付けと比較して一般に接合強度が弱い導電性接着剤によって積層型圧電体素子と薄板状導電部材を接合しているため、接合強度が低く耐久性が劣るなどの課題がある。また、薄板状導電部材に形成された切り込み部にかかる応力には効果があるものの、切り込み部以外の部分は導電性接着剤によって固定されている為、十分に応力を低減することが出来ず、薄板状導電部材が破断してしまう。そして、このような薄板状導電部材の破断により、薄板状導電部材と内部電極との導通を確保出来なくなるため、駆動中に変位特性が変化するという問題がある。本発明は、このような従来の問題点を考慮してなされたものであり、その目的は、例え、導電性接着剤を使用しても圧電体に形成された内部電極と外部電極との間の接合強度が強く、且つ、外部電極の一部が破断しても変位特性が変り難いなどの効果を奏する積層型圧電体素子を提供することである。
本発明においては、電圧が印加されることにより伸縮可能なセラミックからなる圧電体層と、前記圧電体層に電圧を供給する内部電極層と前記圧電体層とを交互に設けてなる積層型圧電体素子と、前記積層型圧電体素子の側面に設けられ、前記内部電極層と電気的に導通し、前記積層型圧電体素子の積層方向に伸縮可能な複数の開口部を備える第1の外部電極層とを備え、前記第1の外部電極層は、導電性接着剤によって前記積層型圧電体素子に接合されており、前記導電性接着剤の幅は、前記第1の外部電極層の幅よりも狭い積層型圧電体素子を提供する。
これによると、導電性接着剤は、半田付けやロウ付けと比較して一般に接合強度が弱いが、本発明では導電性接着剤が第1の外部電極層の開口部に入り込み碇状接合を形成するため、第1の外部電極層は積層型圧電体素子に強力に接合する。また、導電性接着剤の幅は、第1の外部電極層の幅よりも狭くなっているため、圧電体層の変位等によって、第1の外部電極層における導電性接着剤に固定されている部分が破断した場合でも、第1の外部電極層における導電性接着剤に固定されない部分により内部電極層に対する導通を確保することが出来る。よって、積層型圧電体素子に形成された内部電極層と第1の外部電極層との間の接合強度が強く、且つ、第1の外部電極層の一部が破断しても変位特性が変り難い積層型圧電体素子を提供することが出来る。
また、請求項2に記載の発明のように、前記導電性接着剤の幅は、0.3mm以上とすることにより、例え20MPa以下の接着力を有する接着剤であっても積層型圧電体素子として使用する場合に接合強度が不足することがない。
また、請求項3に記載の発明のように、前記第1の外部電極層の幅をWmとしたとき、前記開口部における前記積層型圧電体素子の積層方向と垂直方向の最大幅は、0.5Wm以下であると、第1の外部電極層における導電性接着剤に固定されている部分が破断した場合でも、第1の外部電極層における導電性接着剤に固定されない部分により内部電極層に対する導通を確保することが出来る。即ち、少なくとも一つの開口部を形成する辺によって、内部電極層に対する導通を確保することが出来る。
また、請求項4に記載の発明のように、前記開口部の形は、円または楕円であると、開口部に角がなく、圧電体層の変位等による応力が集中し難い形状であるため、第1の外部電極層の破断を抑制することが出来る。
また、請求項5に記載の発明のように、前記開口部の形は、多角形且つ角に丸みを設けてなると、開口部に丸みがあり、圧電体層の変位等による応力が集中し難い形状であるため、第1の外部電極層の破断を抑制することが出来る。
また、請求項6に記載の発明のように、前記開口部の形は、四角形または菱形であると、特に四角形又は菱形に形成された前記開口部における積層方向に隣合う2辺の長さをaとb、前記開口部における前記積層型圧電体素子の積層方向の幅をL2、3辺をそれぞれa、b、L2とする三角形の高さをh、前記第1の外部電極層の幅をWmとしたとき、前記導電性接着剤の幅Wsは、下記数式で表されると、第1の外部電極層における導電性接着剤に固定されている部分が破断した場合でも、第1の外部電極層における導電性接着剤に固定されない部分により内部電極層に対する導通を確保することが出来る。即ち、少なくとも一つの開口部を形成するa及びbの辺によって、内部電極層に対する導通を確保することが出来る。
(数式)
Ws<Wm−h
また、請求項8に記載の発明のように、前記積層型圧電体素子における積層方向の伸び率(最大伸長/全長)をαとしたとき、前記三角形における各辺の関係は、下記数式で表されると、a+b>L2×αであるため、圧電体の伸びにより第1の外部電極層が断線し難い。
(数式)
a+b>L2×α
また、請求項9に記載の発明のように、前記積層型圧電体素子における積層方向の最大伸び率(最大伸長/全長)が0.012以下であると望ましい。
また、請求項10に記載の発明のように、前記第1の外部電極層は、ステンレス、銅、銀、鉄、又はニッケルより少なくとも1種類よりなる金属、又は、それらの合金よりなると、強度の強い第1の外部電極層が形成出来る。
また、請求項11に記載の発明のように、前記第1の外部電極層の端部に前記開口部が形成されていない非開口部を形成すると、外部の機器との接続が容易となる。
また、請求項12に記載の発明のように、前記導電性接着剤と前記第1の外部電極層との間には、第2の外部電極層が介在すると、特に前記第2の外部電極層は、銀、パラヂウム、プラチナ、銅、金、又はニッケルより少なくとも1種類よりなる金属、又は、それらの合金よりなると、第2の外部電極層の熱膨張係数は、圧電体層と第1の外部電極層との間であり、熱応力緩和層として機能するため、圧電体層に第1の外部電極層を直接接合した場合と比較して、圧電体層から第1の外部電極層にかかる熱応力を小さくすることが出来る
また、請求項14に記載の発明のように、前記導電性接着剤の幅が前記第1の外部電極層の幅よりも狭いことによって形成される前記第1の外部電極層と前記内部電極層との隙間には、絶縁樹脂部材が介在すると、特に前記絶縁樹脂部材は、シリコーン樹脂、又は、エポキシ樹脂、又は、ウレタン樹脂、又は、ポリイミド樹脂、又は、ポリアミドイミド樹脂、又は、ポリエステル樹脂からなると、第1の外部電極層と内部電極層との絶縁が出来るため、第1の外部電極層と内部電極層との間における通電の繰り返しにより生じる火花放電現象を防止出来る。
また、請求項16に記載の発明のように、積層型圧電体ユニットを接合してなる積層型圧電体素子であっても、本発明によって、積層型圧電体素子に形成された内部電極層と第1の外部電極層との間の接合強度が強く、且つ、第1の外部電極層の一部が破断しても変位特性が変り難い積層型圧電体素子を提供することが出来る。
また、請求項17に記載の発明のように、燃料噴射装置に使用すると、積層型圧電体素子に形成された内部電極層と第1の外部電極層との間の接合強度が強く、且つ、第1の外部電極層の一部が破断しても変位特性が変り難いため、耐久性に優れた燃料噴射装置を提供することが出来る。
(1.概要)
第1の発明の実施形態の構成を図面に従って説明する。図1は、実施形態の積層型圧電体素子の構成を示す構成図である。図1に示すように、本実施例の積層型圧電体素子1は大きく分けて、圧電体層11、内部電極層21a及び21b、第2外部電極層31、導電性接着剤32、第1外部電極層33、絶縁樹脂部材34とを備え、概略以下のように構成される。即ち、積層型圧電体素子1は、電圧が印加されると伸縮するPZTのセラミック材料よりなる複数の圧電体層11と印加電圧供給用の内部電極層21とを交互に設けてなる。積層型圧電体素子1の外周側面101には、内部電極層21a及び21bが異なる極となるように電気的に導通した第2外部電極層31を設けている。そして、第2外部電極層31上には、導電性接着剤32を介して、第1外部電極層33が設けられている。外部電極層33は、伸縮可能な複数の開口部33aを備えている。また、積層型圧電体素子1の外周側面101と第1外部電極層33との間には、絶縁樹脂部材34が介在しており、第1外部電極層33と内部電極層21a及び21bとの間における通電の繰り返しにより生じる火花放電現象を防止している。
ここで、本発明の特徴部分について説明する。外部電極層33は、伸縮可能な複数の開口部33aを備えているため、半田付けやロウ付けと比較して一般に接合強度が弱い導電性接着剤32を使用しても、導電性接着剤32が第1外部電極層33の開口部33aに入り込み碇状接合を形成するため、第2外部電極層31と第1外部電極層33は強力に接合する。また、導電性接着剤32の幅は、第1外部電極層33の幅よりも狭くなっているため、圧電体層の変位等によって第1外部電極層33における導電性接着剤32に固定されている部分が破断した場合でも、第1外部電極層33における導電性接着剤32に固定されない部分により内部電極層21a及び21bに対する導通を確保することが出来る。よって、圧電体11に形成された内部電極層21a及び21bと第1外部電極層33との間の接合強度が強く、且つ、第1外部電極層33の一部が破断しても変位特性が変り難い積層型圧電体素子を提供することが出来る。
(2.詳細)
以下、詳細に説明する。積層型圧電体素子1は、図1に示すごとく、上記圧電体層11の層間に上記内部電極層21a及び21bを交互に正負となるように形成してなる。一方の内部電極層21aは外周側面101に露出するように配設され、他方の内部電極層21bは図示しない他方の外周側面に露出するように配設している。そして、積層型圧電体素子1の外周側面101には、露出した内部電極層21の端部を導通させるように焼き付け銀よりなる第2外部電極層31を形成している。第2外部電極層31を構成する焼き付け銀は、Agペーストを焼き付けることにより作製した電極でAg(97%)とガラスフリット成分(3%)という組成である。なお、第2外部電極層31は焼き付け以外に、蒸着やメッキにより設けることもできる。
そして、第2外部電極層31上には、導電性接着剤32を介して、第1外部電極層33を設けている。導電性接着剤32、第1外部電極層33については後述する。
また、第1外部電極層33には印加電圧を外部から供給するための非開口部33bを形成する。なお、非開口部33bに相当する外部電源と接続する部位は、設計に応じて適宜変更出来、例えば、第2外部電極層31に形成しても良い。
また、積層型圧電体素子1においては、積層方向の中央部分を駆動部11a、これを挟持するように配置された部分をバッファー部11b、さらにこのバッファー部11bを挟持するように配置された部分をダミー部11cとした。これにより駆動部11a、バッファー部11b、ダミー部11cの順に電圧印加時における伸縮量が小さくなるように構成されている。具体的には圧電体層11の厚さを順に厚くし、上部ダミー部11cの上面及び下部ダミー部11cの下面には内部電極層を形成しない。従って、内部応力を段階的に緩和出来るため、クラックが発生し難く、長期にわたって使用可能である。
この積層型圧電体素子1の製造方法と詳細構造について説明する。本例の積層型圧電体素子1は広く用いられているグリーンシート法を用いて製造することができる。公知の方法により圧電材料の主原料となる酸化鉛、酸化ジルコニウム、酸化チタン、酸化ニオブ、炭酸ストロンチウム等の粉末を所望の組成となるように秤量する。また、鉛の蒸発を考慮して、上記混合比組成の化学量論比よりも1〜2%リッチになるように調合する。これを混合機にて乾式混合し、その後800〜950℃で仮焼する。
次いで、仮焼粉に純水、分散剤を加えてスラリーとし、パールミルにより湿式粉砕する。この粉砕物を乾燥、粉脱脂した後、溶剤、バインダー、可塑剤、分散剤等を加えてボールミルにより混合する。その後、このスラリーを真空装置内で撹拌機により撹拌しながら真空脱泡、粘度調整をする。
次いで、スラリーをドクターブレード装置により一定厚みのグリーンシートに成形する。回収したグリーンシートはプレス機で打ち抜くか、切断機により切断し、所定の大きさに成形する。グリーンシートは駆動部、バッファー部およびダミー部に共通である。
次いで、例えば銀/パラジウム=7/3wt%の比率からなる銀およびパラジウムのペースト(以下、Ag/Pdペーストという)により、成形後のグリーンシートの一方の表面にパターンをスクリーン印刷成形する。
圧電体層11となるグリーンシートの表面には、上記Ag/Pdペーストにより、略全面に圧電体層11の表面よりもやや小さなパターンを形成し、内部電極層21a及び21bとする。グリーンシートの表面の対向辺の一方の側には、内部電極層21a(21b)の非形成部が設けてある。つまり、グリーンシートの対向辺の一方の端部(積層型圧電体素子1の側面101あるいは対向面に相当する部分)には、内部電極層21a(21b)が到達せず、対向する他方の端部には内部電極層21a(21b)が到達するようにこれを配置した。
このような内部電極層21a及び21bを形成したグリーンシートは、駆動部11a、バッファー部11b用に変位量の要求仕様に基づいて所定の積層枚数分用意する。また、バッファー部11b、ダミー部11c用の内部電極層を印刷していないグリーンシートも必要枚数準備する。
次いで、これらのグリーンシートを重ねる。内部電極層21a及び21bを形成したグリーンシートを重ねる場合には、電極の非形成部が積層型圧電体素子1の側面101とその対向面に交互に位置するように重ねる。これにより、グリーンシートの側面101に達して露出する内部電極層21aが一方の極の内部電極となり、対抗面に達して露出している内部電極層21bが他方の極の内部電極となる。
そして、中央の駆動部11aにおいては、上記内部電極層21a及び21bを形成したグリーンシートのみを用いて積層し、バッファー部11bにおいてグリーンシートの間に内部電極層を形成していないグリーンシートを介在させて積層し、ダミー部11cにおいては内部電極層を形成していないグリーンシートのみを用いて積層する。これにより、図1に示す構造の積層体となる。
次いで、温水ラバープレス等による熱圧着後、電気炉により400〜700℃のもとで脱脂し、900〜1200℃のもとで焼成する。次いで、上記積層体の側面に上記Agペーストを塗布、焼き付けることにより第2外部電極層31を形成する。なお、本例は焼き付け銀より第2外部電極層31を構成したが、例えばAg/Pd、Pt、Cu、Ni、Auペースト等を焼き付けて形成することもできる。また、内部電極層21a及び21bの材料としては、本例に示した材料の他に、銀、銅、ニッケル、白金、金等を用いてもよい。
第2外部電極層31は、一方の極の内部電極層21aが露出している位置に形成し、各内部電極層21aとの導通をとる。対向面に設けられた第2外部電極層31(図示せず)は、他方の極の内部電極層21bが露出している位置に形成し、各内部電極層21bとの導通をとる。次いで、第2外部電極層31上に導電性接着剤32を塗布する。次いで、第1外部電極層33を導電性接着剤32に押圧する。次いで、積層型圧電体素子1を絶縁油中に浸漬し第1外部電極層33の非開口部33bから内部電極層21a及び21b間に直流電圧を印加して圧電体層11を分極し、積層型圧電体素子1を得る。
(3.発明の特徴部分)
図2の(a)は、図1のX矢視図であり、図2の(b)は、図1のY矢視図である。図2に示すように、導電性接着剤32は、第2外部電極層31と第1外部電極層33との間に設けられ、両者を接合している。
第1外部電極層33は、ステンレス、銅、銀、鉄、ニッケル、あるいは、それらの合金よりなり、菱形形状の開口部33aが形成されている。開口部33aを形成する方法としては、パンチング加工、エッチング加工、レーザー加工、或いは、金属板に切れ目を入れて、引き延ばすことによって、格子状のシートを形成する方法(所謂エキスパンドメタル或いはメタルラス)等がある。また、第1外部電極層33の端部には開口部が形成されていない非開口部33bが形成されている。
絶縁樹脂部材34は、シリコーン樹脂、又は、エポキシ樹脂、又は、ウレタン樹脂、又は、ポリイミド樹脂、又は、ポリアミドイミド樹脂、又は、ポリエステル樹脂からなり、積層型圧電体素子1に設けられた内部電極層21a及び21bと第1外部電極層33との間に設けられ、第1外部電極層33と内部電極層21a及び21bとの間における通電の繰り返しにより生じる火花放電現象を防止している。
図3は、図1の要部を拡大した説明図である。ここで、本発明の特徴は、導電性接着剤32の幅Wsが、第1外部電極層33の幅Wmよりも細い点である。本実施形態における導電性接着剤32の幅Wsは、1mm程度としている。なお、導電性接着剤32の幅Wsは、本実施形態によって限定されるものではない。具体的には、0.3mm以上であれば、大きくても30MPa以下の接着強度を有する一般的な接着剤であっても接合強度が不足することがない。(接着強度の測定方法については後述する。)また、以下のようにも定義出来る。即ち、略四角形に形成された開口部33aにおける隣合う2辺の長さをaとb、開口部33aにおける積層型圧電体素子1の積層方向の幅をL2、3辺をそれぞれa、b、L2とする三角形の高さをh、第1外部電極層33の幅をWmとしたとき、導電性接着剤32の幅Wsは、下記数式で表されると、第1外部電極層33における導電性接着剤32に固定されている部分が破断した場合でも、第1外部電極層33における導電性接着剤32に固定されない部分により内部電極層21a及び21bに対する導通を確保することが出来る。即ち、少なくとも一つの開口部33aを形成するa及びbの辺によって、内部電極層21a及び21bに対する導通を確保することが出来る。
(数式)
Ws<Wm−h
また、積層型圧電体素子1における積層方向の伸び率(最大伸長/全長)をαとしたとき、三角形における各辺の関係は、下記数式で表されると、積層型圧電体素子1の伸びにより第1外部電極層33が断線し難い。本実施形態における積層型圧電体素子1の伸び率は、0.001〜0.002程度である。即ち、例えば、積層型圧電体素子1の全長が50mm、最大伸長が0.05mmである場合、伸び率は0.001となる。なお、積層型圧電体素子1の伸び率は、本実施例に限定されるものではなく、積層型圧電体素子1伸び率は、0.012以下であれば、積層型圧電体素子1の伸びにより第1外部電極層33が断線し難いと考えられる。
(数式)
a+b>L2×α
また、第1外部電極層33の幅をWmとしたとき、開口部33aにおける積層型圧電体素子1の積層方向と垂直方向の幅は、0.5Wm以下であると、第1外部電極層33に形成された一つの開口部33aは導電性接着剤32により固定された状態であっても他方の開口部33aは導電性接着剤32により固定されない状態にすることが出来るため、第1外部電極層33における導電性接着剤32に固定されている部分が破断した場合でも、第1外部電極層33における導電性接着剤32に固定されない部分により内部電極層21a及び21bに対する導通を確保することが出来る。即ち、少なくとも一つの開口部33aを形成する辺によって、内部電極層21a及び21bに対する導通を確保することが出来る。
図4は、図1の要部を拡大した説明図である。図4に示すように本実施形態の積層型圧電体素子1では、積層型圧電体素子1の外周側面101に設けられた第2外部電極層31上に設けられた導電性接着剤32に対して、第1外部電極層33を押圧することにより、導電性接着剤32は第1外部電極層33の開口部33aに入り込み碇状接合を形成するため、第2外部電極層31と第1外部電極層33は強力に接合する。両側碇状接合33e部は、第1外部電極層33の開口部に入り込んだ導電性接着剤32が、積層型圧電体素子1の積層方向における上方向及び下方向の両方向から第1外部電極層33に覆い被さっている状態を示し、片側碇状接合33f部は、第1外部電極層33の開口部に入り込んだ導電性接着剤32が、積層型圧電体素子1の積層方向における上方向又は下方向から第1外部電極層33に覆い被さっている状態を示し、全面碇状接合33g部は、第1外部電極層33の開口部に入り込んだ導電性接着剤32が、積層型圧電体素子1の積層方向における上方向及び下方向の両方向から第1外部電極層33に覆い被さっていると共に、上下方向から覆い被さっている導電性接着剤32が第1外部電極層上で繋がっている状態を示す。
図5は、図1乃至4における積層圧電体素子1における導電性接着剤32の接着強度の測定方法を説明する説明図である。図5に示すように、導電性接着剤32の接着強度は、以下のように測定することが出来る。まず、ガラス板41上に厚さが均一(例えば0.05mm)となるようにで導電性接着剤42を塗布する。次いで、所定の寸法のおもり43(例えばM3のステンレスナット)をのせ、Y方向から所定の(例えば400g)の荷重をかける。次いで、導電性接着剤42を硬化させる。次いで、強度計測器(例えばプッシュプルゲージ)を使用して、おもり43を速度5mm/minでX方向から押し、導電性接着剤42が破断した時の強度を測定する。
以上述べたように本実施の形態に係わるでは、積層型圧電体素子1と第1外部電極層33を接合する導電性接着剤32が第1外部電極層33の開口部33aに入り込み碇状接合を形成するため、第1外部電極層33は積層型圧電体素子1に強力に接合する。また、導電性接着剤32の幅Wsは、第1外部電極層33の幅Wmよりも狭くなっているため、圧電体層11の変位等によって第1外部電極層33における導電性接着剤32に固定されている部分が破断した場合でも、第1外部電極層33における導電性接着剤32に固定されない部分により内部電極層21a及び21bに対する導通を確保することが出来る。即ち、少なくとも一つの開口部33aを形成する辺が導電性接着剤32に接着されないことによって、少なくとも一つの開口部33aを形成する辺の作用により内部電極層21a及び21bに対する導通を確保することが出来る。よって、積層型圧電体素子1に形成された内部電極層21a及び21bと第1外部電極層33との間の接合強度が強く、且つ、第1外部電極層33の一部が破断しても変位特性が変り難い積層型圧電体素子1を提供することが出来る。
図6は、本発明における他の実施形態の積層型圧電体素子の構成を示す構成図である。図6に示すごとく、本実施形態の積層型圧電体素子1は、積層型圧電体ユニット1aを複数接合してなる。このような積層型圧電体素子1においても、第1外部電極層33における導電性接着剤32に固定されている部分が破断した場合でも、第1外部電極層33における導電性接着剤32に固定されない部分により内部電極層21a及び21bに対する導通を確保することが出来る。即ち、少なくとも一つの開口部33aを形成する辺によって、内部電極層21a及び21bに対する導通を確保することが出来る。
図7及び図8は、図6における積層型圧電体素子の作動を示す説明図である。図7は、圧電体層11の変位によって、第1外部電極層33における導電性接着剤32に固定されている部分が破断した状態を示す。又、図8は、積層型圧電体素子1に外部から瞬間的にかかる過大な引っ張り力によって、導電性接着剤32及び第1外部電極層33における導電性接着剤32に固定されている部分が破断した状態を示す。このように、第1外部電極層33における導電性接着剤32に固定されている部分が破断した場合でも、第1外部電極層33における導電性接着剤32に固定されない部分により内部電極層21a及び21bに対する導通を確保することが出来る。即ち、少なくとも一つの開口部33aを形成する辺が導電性接着剤32に接着されないことによって、少なくとも一つの開口部33aを形成する辺の作用により内部電極層21a及び21bに対する導通を確保することが出来る。なお、図1乃至4における積層型圧電体素子1でも同様に、第1外部電極層33における導電性接着剤32に固定されている部分が破断した場合でも、第1外部電極層33における導電性接着剤32に固定されない部分により内部電極層21a及び21bに対する導通を確保することが出来る。
図9及び図10は、本発明における他の実施形態の積層型圧電体素子の構成を示す構成図である。図9及び図10に示すごとく、本実施形態の積層型圧電体素子1は、第2外部電極層31及び導電性接着剤32における積層型圧電体素子1の積層方向の中心線と、第1外部電極層33における積層型圧電体素子1の積層方向の中心線がずれている。図9に示す積層型圧電体素子1は、第1外部電極層33における積層型圧電体素子1の積層方向の垂直方向の端部側である第1外部電極層端部33cと第2外部電極層31及び導電性接着剤32とが重なるように形成されている。図10に示す積層型圧電体素子1は、第1外部電極層端部33cより更に外側に設けられた第2外部電極層31及び導電性接着剤32が、第1外部電極層端部33cと部分的に重なるように形成されている。図9及び図10に示す積層型圧電体素子1によると、導電性接着剤32と接しない開口部33aを連続して多く設けることが可能となるため、過大な引っ張り応力等によって第1外部電極層33が破断するような場合であっても第1外部電極層33が完全に破断する可能性は低くなる。又、図10に示す積層型圧電体素子1では、第1外部電極層端部33cが導電性接着剤32により固定されているため、製造工程において積層型圧電体素子1を支持する場合において、第1外部電極層端部33c方向から支持することにより、第1外部電極層33が支持具等に引っかかり難い。このような積層型圧電体素子1においても、第1外部電極層33における導電性接着剤32に固定されている部分が破断した場合でも、第1外部電極層33における導電性接着剤32に固定されない部分により内部電極層21a及び21bに対する導通を確保することが出来る。即ち、少なくとも一つの開口部33aを形成する辺によって、内部電極層21a及び21bに対する導通を確保することが出来る。
図11は、本発明における他の実施形態の積層型圧電体素子の構成を示す構成図である。図11に示す積層型圧電体素子1は、第2外部電極層31及び導電性接着剤32を複数の部分に分けると共に、第1外部電極層33の幅方向及び長さ方向に互い違いに設けている。具体的には、第2外部電極層31及び導電性接着剤32の一部は、第1外部電極層33の長さ方向における一端部側に位置すると共に第1外部電極層33の幅方向における端部側である第1外部電極層端部33cに設けられ、第2外部電極層31及び導電性接着剤32の他部は、第1外部電極層の長さ方向における他端部側に位置すると共に幅方向における他端部側である第1外部電極層他端部33dに設けられている。
図12は、本発明における他の実施形態の積層型圧電体素子の構成を示す構成図である。図12に示す積層型圧電体素子1は、第2外部電極層31及び導電性接着剤32を第1外部電極層33の長さ方向の中心線に対して斜めに設けている。具体的には、第2外部電極層31及び導電性接着剤32は、第1外部電極層33の長さ方向における一端部側且つ第1外部電極層33の幅方向における端部側である第1外部電極層端部33c部分(図面左上)から、第1外部電極層の長さ方向における他端部側且つ第1外部電極層端部33の幅方向における他端部側である第1外部電極層他端部33d部分(図面右下)に向かって線状に設けられている。
図11及び図12に示す積層型圧電体素子1では、第1外部電極層33における長さ方向及び幅方向を全体的に固定することが可能であるため、積層型圧電体素子1が外部から振動を受けることによって、第1外部電極層33の導電性接着剤32に固定されていない部分が振られて、第1外部電極層33が剥がれてしまうのを抑制することが出来る。
図13は、本発明における他の実施形態の積層型圧電体素子の構成を示す構成図である。図13に示す積層型圧電体素子1は、第2外部電極層31の幅を導電性接着剤32の幅よりも狭くして形成されている。図13の(a)では、第2外部電極層31の長さは導電性接着剤32の長さより長く、図13の(b)では、第2外部電極層31(図示せず)の長さと導電性接着剤32の長さが等しく、図13の(c)では、第2外部電極層31(図示せず)の長さは導電性接着剤32の長さより短くなっている。図13の(a)に示す積層型圧電体素子1では、第2外部電極層31より熱膨張係数の大きい導電性接着剤32が低温時に幅方向に収縮した場合に、収縮した導電性接着剤32の端部が第2外部電極層31の端部に引っかかるため、剥がれや破断が発生し難く接合強度が強い。又、図13の(b)に示す積層型圧電体素子1では、第2外部電極層31と導電性接着剤32の長さが等しく、積層型圧電体素子1の積層方向の端部までの距離を広く出来るため、積層型圧電体素子1の積層方向の端部に金属部品がある場合において、絶縁性を向上することが可能である。又、図13の(c)に示す積層型圧電体素子1では、第2外部電極層31より熱膨張係数の大きい導電性接着剤32が低温時に幅方向及び長さ方向に収縮した場合に、収縮した導電性接着剤32の端部が第2外部電極層31の端部に引っかかるため、剥がれや破断が発生し難く接合強度が強い。このような積層型圧電体素子1においても、第1外部電極層33における導電性接着剤32に固定されている部分が破断した場合でも、第1外部電極層33における導電性接着剤32に固定されない部分により内部電極層21a及び21bに対する導通を確保することが出来る。即ち、少なくとも一つの開口部33aを形成する辺によって、内部電極層21a及び21bに対する導通を確保することが出来る。
図14は、本発明における他の実施形態の積層型圧電体素子の構成を示す構成図である。図14に示すごとく、本実施形態の積層型圧電体素子1では、第1外部電極層33における積層型圧電体素子1の積層方向と垂直方向の端部に開口部33aを有していない。本実施形態の第1外部電極層33は、ステンレス、銅、銀、鉄、ニッケル、あるいは、それらの合金よりなる第1の外部電極層に切れ目を入れて、引き延ばすことによって、略四角形の開口部が形成し、出来上がった薄板上の第1の外部電極層を所望の幅に切断して使用する。このため、必ず、メッシュ開口部同士の境界線で切断出来ない場合もあるためである。しかしながら、このような積層型圧電体素子1においても、第1外部電極層33における導電性接着剤32に固定されている部分が破断した場合でも、第1外部電極層33における導電性接着剤32に固定されない部分により内部電極層21a及び21bに対する導通を確保することが出来る。即ち、少なくとも一つの開口部33aを形成する辺によって、内部電極層21a及び21bに対する導通を確保することが出来る。
図15は、本発明の積層型圧電体素子をディーゼルエンジンのコモンレール噴射システムに用いた例を示す構成図である。図15に示すごとく、インジェクタ5は、駆動部としての上記積層型圧電体素子1が収容される上部ハウジング52と、その下端に固定され、内部に噴射ノズル部54が形成される下部ハウジング53を有している。
上部ハウジング52は略円柱状で、中心軸に対し偏心する縦穴521内に、積層型圧電体素子1が挿通固定されている。縦穴521の側方には、高圧燃料通路522が平行に設けられ、その上端部は、上部ハウジング52上側部に突出する燃料導入管523内を経て外部のコモンレール(図略)に連通している。
上部ハウジング52上側部には、また、ドレーン通路524に連通する燃料導出管525が突設し、燃料導出管525から流出する燃料は、燃料タンク(図略)へ戻される。ドレーン通路524は、縦穴521と駆動部(積層型圧電体素子)1との間の隙間50を経由し、さらに、この隙間50から上下ハウジング52、53内を下方に延びる図示しない通路によって後述する3方弁551に連通している。
噴射ノズル部54は、ピストンボデー531内を上下方向に摺動するノズルニードル541と、ノズルニードル541によって開閉されて燃料溜まり542から供給される高圧燃料をエンジンの各気筒に噴射する噴孔543を備えている。燃料溜まり542は、ノズルニードル541の中間部周りに設けられ、上記高圧燃料通路522の下端部がここに開口している。ノズルニードル541は、燃料溜まり542から開弁方向の燃料圧を受けるとともに、上端面に面して設けた背圧室544から閉弁方向の燃料圧を受けており、背圧室544の圧力が降下すると、ノズルニードル541がリフトして、噴孔543が開放され、燃料噴射がなされる。
背圧室544の圧力は3方弁551によって増減される。3方弁551は、背圧室544と高圧燃料通路522、またはドレーン通路524と選択的に連通させる構成である。ここでは、高圧燃料通路522またはドレーン通路524へ連通するポートを開閉するボール状の弁体を有している。この弁体は、上記駆動部1により、その下方に配設される大径ピストン552、油圧室553、小径ピストン554を介して、駆動される。
本実施形態のインジェクタ用の積層型圧電体素子1の特徴は、積層型圧電体素子1と第1外部電極層33を接合する導電性接着剤32が第1外部電極層33の開口部に入り込み碇状接合を形成するため、インジェクタ5のような過酷な使用環境であっても、第1外部電極層33は積層型圧電体素子1に強力に接合する。また、導電性接着剤32の幅Wsは、第1外部電極層33の幅Wmよりも狭くなっているため、圧電体層11の変位等によって第1外部電極層33における導電性接着剤32に固定されている部分が破断した場合でも、第1外部電極層33における導電性接着剤32に固定されない部分により内部電極層21a及び21bに対する導通を確保することが出来、信頼性が高い。よって、過酷な使用環境で利用可能であり、且つ、信頼性の高いインジェクタ用の積層型圧電体素子1を提供することが出来る。
図16は、本発明における他の実施形態の積層型圧電体素子の構成を示す構成図である。図16の(a)に示す積層型圧電体素子1では、開口部33aの形状が円形となっている。図16の(b)に示す積層型圧電体素子1では、開口部33aの形状が楕円形となっている。図16の(c)に示す積層型圧電体素子1では、開口部33aの形状が四角形且つ角に丸みを設けた円形となっている。いづれの形状も圧電体層の変位等による応力が集中し難い形状であるため、第1の外部電極層の破断を抑制することが出来る。なお、開口部33aの形状は、三角形、六角形、八角形等、適宜、設計変更して良い。このようにな積層型圧電体素子1では、第1外部電極層33における導電性接着剤32に固定されている部分が破断した場合でも、第1外部電極層33における導電性接着剤32に固定されない部分により内部電極層21a及び21bに対する導通を確保することが出来る。即ち、少なくとも一つの開口部33aを形成する辺によって、内部電極層21a及び21bに対する導通を確保することが出来る。
以上述べたように本実施の形態に係わるでは、積層型圧電体素子1と第1外部電極層33を接合する導電性接着剤32が第1外部電極層33の開口部33aに入り込み碇状接合を形成するため、第1外部電極層33は積層型圧電体素子1に強力に接合する。また、導電性接着剤32の幅Wsは、第1外部電極層33の幅Wmよりも狭くなっているため、圧電体層11の変位等によって第1外部電極層33における導電性接着剤32に固定されている部分が破断した場合でも、第1外部電極層33における導電性接着剤32に固定されない部分により内部電極層21a及び21bに対する導通を確保することが出来る。即ち、少なくとも一つの開口部33aを形成する辺が導電性接着剤32に接着されないことによって、少なくとも一つの開口部33aを形成する辺の作用により内部電極層21a及び21bに対する導通を確保することが出来る。よって、積層型圧電体素子1に形成された内部電極層21a及び21bと第1外部電極層33との間の接合強度が強く、且つ、第1外部電極層33の一部が破断しても変位特性が変り難い積層型圧電体素子1を提供することが出来る。
なお、本発明に用いられる構成は本発明の課題を達成出来るものであれば、本実施例の構成に限定されない。例えば、各圧電体層11は四角形に限らず、八角形等の多角形でも良い。
本発明における実施形態の積層型圧電体素子の構成を示す構成図(1)である。 図1におけるX矢視図及びY矢視図である。 図1の要部を拡大した説明図(1)である。 図1の要部を拡大した説明図(2)である。 本実施形態における導電性接着剤の接着強度測定方法示す説明図である。 本発明における他の実施形態の積層型圧電体素子の構成を示す構成図(2)である。 本発明における実施形態の積層型圧電体素子の作動を示す説明図(1)である。 本発明における実施形態の積層型圧電体素子の作動を示す説明図(2)である。 本発明における他の実施形態の積層型圧電体素子の構成を示す構成図(3)である。 本発明における他の実施形態の積層型圧電体素子の構成を示す構成図(4)である。 本発明における他の実施形態の積層型圧電体素子の構成を示す構成図(5)である。 本発明における他の実施形態の積層型圧電体素子の構成を示す構成図(6)である。 本発明における他の実施形態の積層型圧電体素子の構成を示す構成図(7)である。 本発明における他の実施形態の積層型圧電体素子の構成を示す構成図(8)である。 本発明における他の実施形態の積層型圧電体素子の構成を示す構成図(9)である。 本発明における他の実施形態の積層型圧電体素子の構成を示す構成図(10)である。
符号の説明
1 積層型圧電体素子
11 圧電体層
101 外周側面
21a、22b 内部電極層
31 第2外部電極層
32 導電性接着剤
33 第1外部電極層
33a 開口部
33b 非開口部
34 絶縁樹脂部材

Claims (17)

  1. 電圧が印加されることにより伸縮可能なセラミックからなる圧電体層と、
    前記圧電体層に電圧を供給する内部電極層と前記圧電体層とを交互に設けてなる積層型圧電体素子と、
    前記積層型圧電体素子の側面に設けられ、前記内部電極層と電気的に導通し、前記積層型圧電体素子の積層方向に伸縮可能な複数の開口部を備える第1の外部電極層とを備え、
    前記第1の外部電極層は、導電性接着剤によって前記積層型圧電体素子に接合されており、
    前記導電性接着剤の幅は、前記第1の外部電極層の幅よりも狭い積層型圧電体素子。
  2. 前記導電性接着剤の幅は、0.3mm以上とした請求項1に記載の積層型圧電体素子。
  3. 前記第1の外部電極層の幅をWmとしたとき、前記開口部における前記積層型圧電体素子の積層方向と垂直方向の最大幅は、0.5Wm以下である請求項1又は2に記載の積層型圧電体素子。
  4. 前記開口部の形は、円または楕円である請求項1乃至3に記載の積層型圧電体素子。
  5. 前記開口部の形は、多角形且つ角に丸みを設けてなる請求項1乃至3に記載の積層型圧電体素子。
  6. 前記開口部の形は、四角形または菱形である請求項1乃至3に記載の積層型圧電体素子。
  7. 四角形又は菱形に形成された前記開口部における積層方向に隣合う2辺の長さをaとb、前記開口部における前記積層型圧電体素子の積層方向の幅をL2、3辺をそれぞれa、b、L2とする三角形の高さをh、前記第1の外部電極層の幅をWmとしたとき、前記導電性接着剤の幅Wsは、下記数式で表される請求項6に記載の積層型圧電体素子。
    (数式)
    Ws<Wm−h
  8. 前記積層型圧電体素子における積層方向の伸び率(最大伸長/全長)をαとしたとき、前記三角形における各辺の関係は、下記数式で表される請求項7に記載の積層型圧電体素子。
    (数式)
    a+b>L2×α
  9. 前記積層型圧電体素子における積層方向の最大伸び率(最大伸長/全長)が0.012以下である請求項1乃至8に記載の積層型圧電体素子。
  10. 前記第1の外部電極層は、ステンレス、銅、銀、鉄、又はニッケルより少なくとも1種類よりなる金属、又は、それらの合金よりなる請求項1乃至9に記載の積層型圧電体素子。
  11. 前記第1の外部電極層の端部に前記開口部が形成されていない非開口部を形成した請求項1乃至10に記載の積層型圧電体素子。
  12. 前記導電性接着剤と前記第1の外部電極層との間には、第2の外部電極層が介在する請求項1乃至11に記載の積層型圧電体素子。
  13. 前記第2の外部電極層は、銀、パラヂウム、プラチナ、銅、金、又はニッケルより少なくとも1種類よりなる金属、又は、それらの合金よりなる請求項12に記載の積層型圧電体素子。
  14. 前記導電性接着剤の幅が前記第1の外部電極層の幅よりも狭いことによって形成される前記第1の外部電極層と前記内部電極層との隙間には、絶縁樹脂部材が介在する請求項1乃至13に記載の積層型圧電体素子。
  15. 前記絶縁樹脂部材は、シリコーン樹脂、又は、エポキシ樹脂、又は、ウレタン樹脂、又は、ポリイミド樹脂、又は、ポリアミドイミド樹脂、又は、ポリエステル樹脂からなる請求項14に記載の積層型圧電体素子。
  16. 積層型圧電体ユニットを接合してなる請求項1乃至15に記載の積層型圧電体素子。
  17. 燃料噴射装置に使用する請求項1乃至16に記載の積層型圧電体素子。
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