JP2006293263A - 光学モジュール及びカメラモジュール - Google Patents

光学モジュール及びカメラモジュール Download PDF

Info

Publication number
JP2006293263A
JP2006293263A JP2005188753A JP2005188753A JP2006293263A JP 2006293263 A JP2006293263 A JP 2006293263A JP 2005188753 A JP2005188753 A JP 2005188753A JP 2005188753 A JP2005188753 A JP 2005188753A JP 2006293263 A JP2006293263 A JP 2006293263A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lead screw
optical
nut
screw
optical axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005188753A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruhiko Hasegawa
春彦 長谷川
Hideki Kitajima
秀樹 北島
Shigeyuki Masuda
重行 増田
Tamio Nomura
多美夫 野村
Takayuki Kosaka
貴之 小坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Instruments Inc filed Critical Seiko Instruments Inc
Priority to JP2005188753A priority Critical patent/JP2006293263A/ja
Priority to TW094123444A priority patent/TW200610997A/zh
Priority to KR1020050065394A priority patent/KR20060053909A/ko
Priority to US11/186,007 priority patent/US7161751B2/en
Publication of JP2006293263A publication Critical patent/JP2006293263A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • G02B7/10Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens
    • G02B7/102Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens controlled by a microcomputer
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/50Constructional details
    • H04N23/55Optical parts specially adapted for electronic image sensors; Mounting thereof
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/18Mechanical movements
    • Y10T74/18568Reciprocating or oscillating to or from alternating rotary
    • Y10T74/18576Reciprocating or oscillating to or from alternating rotary including screw and nut

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)

Abstract

【課題】 組立て易く、光学部品を円滑に移動できるとともに、ナット部まわりで摩擦損失を生じない光学ユニットを提供する。
【解決手段】 光軸Oを有する鏡筒16を保持してガイド軸31に沿って移動可能な鏡筒ホルダ35を、このホルダ35が一体的に有するナット39と、このナット39に螺合してステッピングモータ41により正逆回転されるリードスクリュー55とにより、光軸Oが伸びる方向に移動させるレンズ駆動装置11を前提とする。減速歯車列51を介してモータ41の正逆回転をリードスクリュー55に伝達する。リードスクリュー55をそのねじ部55aとナット39との螺
合部を中心に光軸Oが延びる方向に対し傾動可能に設けている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばカード型デジタルカメラやカメラ付き電話等の携帯型電子機器に搭載されて、焦点調節やズーミング等のために移動される光学部品を備えた光学モジュール及びこれを用いたカメラモジュールに関する。
従来、光軸が延びる方向(以下光軸方向と称する)にレンズを移動させるレンズ駆動装置において、リードスクリューを回転軸としたモータを備え、光軸方向に伸びるガイド軸を滑動可能なレンズ保持枠に実質的に一体に設けられたナットにリードスクリューを螺合させて、このスクリューの回転によりナットを光軸方向に移動させて、レンズを保持したレンズ保持枠を光軸方向に移動させるレンズ駆動装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この他に、リードスクリューを回転軸としたモータを備え、このスクリューに光軸方向に移動なナット板を螺合し、光軸方向に伸びるガイド軸を滑動可能なレンズ保持枠をナット板に当接させ、このレンズ保持枠をナット板に付勢手段で押付けて、リードスクリューの回転により、ナット板とレンズを保持したレンズ保持枠とをガイド軸に滑動させながら光軸方向に移動させるレンズ駆動装置が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
このような場合、一般に、モータシャフトは、その内部の上下端など、ある程度離れた位置にラジアル軸受けを2つ備えており回転軸がぶれないように支持している。
また、リードスクリューの上下にラジアル軸受けを2つ備えたものが知られている(例えば、特許文献3参照。)。
特許第3031127号公報(0007−0009、図1−図3) 特開2002−296480号公報(0023−0030、図1−図4) 特開平2-65650号公報(図4)
前記いずれの公報に記載の技術でも、駆動用のモータが回転軸としてのリードスクリューを有していて、この回転でナットやナット板等のナット部材を光軸方向に移動させている。ところで、モータの回転軸は通常互いに離れて配置される一対の軸受を用いてモータフレームに支持されているので、こうした2点支持によって回転軸は実質的に傾かない状態となっている。
このため、特許文献1のようにナットがレンズ保持枠に実質的に一体化された構成であると、リードスクリューとガイド軸との平行度や位置のばらつきにより、リードスクリューの回転でナットを介して移動されるレンズ保持枠と、これを案内するガイド軸との間できしみやかじりを生じることがある。これを防止するには、前記ばらつきを極小とする組立てが要請され、特に、モータを高精度に取付ける必要があり、よって、組立が極めて困難になる。
これに対して、ナット部材(ナット板)とレンズ保持枠とが分かれている特許文献2の技術は、前記ばらつきの影響を受け難い易い点で好ましいが、この技術ではナット板を回転止めしなければならない。そのために、ナット板に設けた貫通孔をガイド軸に滑動可能に嵌合させている。したがって、ナット板は、その一端部をリードスクリューに螺合し、他端部をガイド軸に嵌合して設けられるので、このナット板を組込むのに手間がかかり、自動で組立てるには不向きである。
更に、ナット板のガイド軸との嵌合部に僅かながらも嵌め合い隙間があるので、モータを始動時瞬間的に、ナット板はリードスクリューとの螺合部を回転中心として微動する。しかも、ナット板に対してレンズ保持枠は付勢手段の付勢力で押し当てられている。したがって、ナット板及びレンズ保持枠の互いに当接している部分の表面精度によっては、前記微動に伴う摩擦損失が大きくなることがある。
本発明の目的は、組立て易く、光学部品を円滑に移動できるとともに、ナット部まわりで摩擦損失を生じない光学ユニットを提供することにある。
本発明は、光軸を有する光学部品を保持してガイド部に沿って移動可能な光学部品ホルダを、このホルダが一体的に有するナット部と、このナット部に螺合して駆動部により正逆回転されるリードスクリューとにより、前記光軸が伸びる方向に移動させる光学モジュールを前提とする。
そして、前記課題を解決するために本発明は、伝動機構を介して前記駆動部の正逆回転を前記リードスクリューに伝達し、かつ、前記リードスクリューをそのねじ部と前記ナット部との螺合部を中心に前記光軸が延びる方向に対し傾動可能に設けている。
本発明では、駆動部の外に配置したリードスクリューを駆動部に伝達機構を介して連結し、このリードスクリューを、光学部品ホルダに設けられたナット部との螺合部を中心に傾動可能に設けている。これにより、リードスクリューの回転により光学部品ホルダをガイド部に沿って移動させる際に、ガイド部に対するリードスクリューの位置及び平行度のばらつきに応じてリードスクリューが自由に傾動されるので、前記ばらつきによる悪影響が抑制される。これとともに駆動部の取付け精度が前記ばらつきの発生に関与しなくなる。更に、ナット部は光学部品ホルダに一体的であるので、光学部品ホルダをガイド部に沿って移動させる際に、ナット部と光学部品ホルダとの間で摩擦損失を生じることがない。
又、本発明の好ましい形態では、前記リードスクリューの一端を支持するスラスト軸受と、このスラスト軸受に前記リードスクリューを押付ける付勢手段とを備えている。この発明の形態では、リードスクリューをナット部との螺合部だけではなくスラスト軸受でも支持できるとともに、このスラスト軸受側にリードスクリューを片寄せして、このスクリューが軸方向にがたつくことを抑制できる。
又、本発明の好ましい形態では、前記リードスクリューが前記スラスト軸受のスラスト軸受面に支持される被支持面の中央部から突出する小径端部を有し、前記スラスト軸受がその中央部にラジアル軸受面で区画されるラジアル軸受孔を有し、この軸受孔に前記小径端部を遊挿している。この発明の形態では、回転駆動されるリードスクリューが傾動した場合に、このスクリューをラジアル方向にも支持して、傾動状態でのリードスクリューの回転を安定させることができる。
又、本発明の好ましい形態では、前記リードスクリューを支持するスラスト軸受と、前記リードスクリューを支持するラジアル軸受と、前記スラスト軸受に前記リードスクリューを押付ける付勢手段とを備えている。この発明の形態では、リードスクリューをナット部との螺合部だけではなくスラスト軸受でも支持できるとともに、このスラスト軸受側にリードスクリューを片寄せして、このスクリューが軸方向にがたつくことを抑制でき、しかも、ラジアル方向のがたつきも抑制できる。
又、本発明の好ましい形態では、前記小径端部が前記スラスト軸受を貫通しているとともに、前記スラスト軸受面から前記ラジアル軸受面を隔てて位置した前記スラスト軸受の端部に、前記ラジアル軸受孔と連続してこの軸受孔より大径な逃げを設けている。この発明の形態では、リードスクリューが傾動されようとする場合に、スラスト軸受のラジアル軸受孔を貫通したリードスクリューの小径端部が、スラスト軸受のラジアル軸受面以外の部分に当たってリードスクリューの傾動を妨げることを防止できる。又、本発明の好ましい形態では、前記伝動機構が減速歯車列からなり、この歯車列の最終歯車が前記リードスクリューに設けられており、この最終歯車に対する入力歯車と前記最終歯車との噛み合い深さを、前記リードスクリューが最大に傾動したときの前記最終歯車の移動量より大きくしている。この発明の形態では、リードスクリューが最大に傾動したときでも、最終歯車とこれに対する入力歯車との噛み合いが外れることがなく、駆動部の回転をリードスクリューに確実に伝動して、光学部品ホルダを移動させることができる。
又、本発明の好ましい形態では、前記リードスクリューのねじ部及び前記ナット部に三角ねじ又は台形ねじを用いている。この発明の形態では、ねじ部とナット部との間には噛み合い隙間があるとの条件下で、ねじ山が傾斜面となっているので、付勢手段の付勢力の分力によってナット部に対するリードスクリューのセンタリング精度を高くできる。
又、本発明の好ましい形態では、前記ナット部が前記光学部品ホルダに圧入されているとともに、このナット部とこれに対して前記光軸が延びる方向に対向する固定部材との少なくともいずれか一方に、他方に向けて延びて前記光学部品ホルダの最大移動量を規定する延出部を設けている。この発明の形態では、光学部品ホルダが最大に移動すると、延出部が固定部材又はナット部に当たるので、光学部品ホルダが最大に移動して静止した状態で、それ以上リードスクリューに回転力が与えられることがあっても、その際の回転力でナット部が光学部品ホルダから引き抜かれることを防止できる。
又、本発明の好ましい形態では、ラジアル軸受に支持された前記リードスクリューの前記ラジアル軸受と接触する部位と前記ねじ部の間に、前記リードスクリューと共に回転する歯車を備えている。この発明の形態では、リードスクリューの傾動による歯車のかみ合い部のぶれを小さくすることができるので、歯車のかみ合い外れの恐れを軽減することができる。
又、本発明の光学モジュールでは、光軸を有しこの光軸が伸びる方向に移動される光学部品と、ナット部を一体的に有すると共に前記光学部品を保持した光学部品ホルダと、この光学部品ホルダを前記光軸が伸びる方向に移動可能に案内するガイド部と、ねじ部を有しこのねじ部を前記ナット部に螺合させて前記光学部品ホルダに支持されたリードスクリューと、駆動部と、この駆動部の正逆回転を前記リードスクリューに伝達する伝動機構と、を具備した光学モジュールにおいて、前記リードスクリューの光軸方向の動作範囲を規制する度当たり部を設けている。この発明によれば、リードスクリューのスラスト方向の動作を所定の範囲内に規定することができるので、リードスクリューの挙動を安定化させることができる。
又、本発明の好ましい形態では、前記度当たり部の径は、前記リードスクリューの回転軸に対して前記ねじ部の外径よりも、小さいことを特徴としている。この発明の形態によれば、リードスクリューの回転により度当たり部が度当たりした際に度当たり部とねじ部の摩擦によりリードスクリューの回転が抑制されることが、希に起きるが、度当たり部の径がねじ部の外径よりも小さいことで、リードスクリュー反転による、抑制の解除を容易にすることができる。
又、本発明の好ましい形態では、前記リードスクリューは、第一の歯車に噛み合い動力を伝達される第2の歯車とともに回転し、これらのいずれかの歯車の歯幅は、前記所定の量よりも大きいことを特徴とする。
本発明によれば、ガイド部に対するリードスクリューの位置及び平行度のばらつきに応じてリードスクリューが自由に傾動されて、光学部品ホルダとこれを案内するガイド部との間できしみやかじりを生じることを抑制するので、光学部品を円滑に移動できる。これとともに、駆動部の取付け精度が前記ばらつきの発生に関与しなくなるので、駆動部の取付けに高い精度を要しないだけではなく、ナット部が光学部品ホルダと一体的であり、ナット部と光学部品ホルダとを別々に組込む手間も要しないので、組立て易い。更に、既述のようにナット部が光学部品ホルダに一体的であるので、光学部品ホルダをガイド部に沿って移動させる際に、ナット部まわりで摩擦損失を生じることがない。
図1〜図3を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
図1中符号11はで示す光学モジュール例えばレンズ駆動装置は、カード型デジタルカメラやカメラ付き携帯電話などの携帯型電子機器に搭載される。なお、図1はレンズ駆動装置11全体を図3中F1−F1線に沿って断面して示した図である。このレンズ駆動装置11は、回路基板12と、ベース部材13と、支え部材14と、カバー15と、光学部品例えば鏡筒16と、駆動部17とを具備している。
回路基板12の裏面には、この回路基板12より硬い支持板21が絶縁状態に積層されている。回路基板12の長手方向一端部12aは、回路基板12に表側に起立するように折れ曲がっていると共に、更に支持板21と略平行に折り曲げられている。回路基板12の表面には、CCD又はCMOS等の撮像素子22が装着されている。
ベース部材13は例えば長方形であって、回路基板12の表面の固定されている。図1中符号23はベース部材13を固定するために支持板21を貫通してベース部材13に螺合されたねじを代表的に一つ示している。ベース部材13の長手方向一端側部分には、撮像素子22を収容すると共に鏡筒16の配置を許すための段付き孔24が形成されている。
ベース部材13の長手方向他端側部分には支え部材14が固定されている。支え部材14は駆動部17の一部を支持する部材であり、本実施形態では歯車支えとして機能している。この支え部材14は非磁性材からなる。
カバー15はベース部材13の上部に位置決めされて、このベース部材13にねじ止めされている。カバー15は、その一端部に鏡筒16の入射面と対向する窓孔27を有している。カバー15の他端部は支え部材14を覆っていて、駆動部17の一部を支持する支持部例えば歯車支えとして機能している。
カバー15には、断面が円形の互いに平行な複数の軸、例えばガイド軸31と回り止め軸32とが固定されている。ガイド軸31はガイド部をなしている。回り止め軸32はガイド軸を兼ねている。これらガイド軸31及び回り止め軸32は、窓孔27の周方向に略180°離れていて、カバー15の裏側に突設されている。ガイド軸31の先端部はベース部材13に設けた支持穴25に圧入気味に挿入されており、同様に、回り止め軸32の先端部はベース部材13に設けた他の支持穴26に圧入気味に挿入されている。図1及び図2中符号Aはガイド軸31つまりガイド部の中心軸線を示している。
鏡筒16はその内部に収められた複数のレンズ16aを有している。図1中符号Oは鏡筒16の光軸を示している。この光軸Oに対してガイド軸31の中心軸線Aは設計上は平行となるように指定されている。鏡筒16の外周には鏡筒ホルダ35がねじ込んで固定されている。鏡筒ホルダ35は、光学部品ホルダであって、金属又は合成樹脂の成形品である。
この鏡筒ホルダ35の外周部には複数例えば一対の摺動部36,37が一体に設けられている。一方の摺動部36は、断面円形の孔を有していて、これを貫通するガイド軸31の外周に摺動可能に嵌合されている。他方の摺動部37は、U字状の溝を有していて、これを貫通する回り止め軸32の外周に嵌合されている。これにより鏡筒16は、そのレンズ16aを撮像素子22に対向させてガイド軸31と回り止め軸32とわたって支持されている。この支持状態において鏡筒16は、撮像素子22に対して接離する方向、言い換えれば光軸Oが延びる方向(光軸方向)に移動可能に設けられている。この移動により、撮像素子22に対する鏡筒16の合焦点動作が行われる。
図1〜図3に示すように鏡筒ホルダ35は、その外周及び摺動部36と一体に連続する張出し部35aを有している。張出し部35aには、ナット部が一体的に設けられている。すなわち、本実施形態の場合には、張出し部35aにこれを厚み方向に貫通する段付き構造のナット固定孔38が形成されていて、このナット固定孔38にナット部をなすナット39が固定されている。
この場合、ナット39は、金属製品であり、鍔部39aを有していて、この鍔部39aがナット固定孔38の段部に位置決めされるまで、ナット固定孔38にこの固定孔38の大径開口端側から圧入されている。鍔部39aの外周はローレット加工されており、圧入によりローレットが鏡筒ホルダ35に食い込むことにより、後述のリードスクリュー55の回転時に、回転方向にナット39が弛むのを防止している。圧入により鏡筒ホルダ35に固定されたナット39は、張出し部35aの厚み内に納まっている。ナット39が有した雌ねじ部のねじ山の断面形状は三角又は台形であり、したがって、ナット39は三角ねじ又は台形ねじである。
なお、本発明でナット部とは、切削加工により張出し部35aにねじ溝を直接形成した態様も含んでいる。更に、インサート成形により金属製のナット39を鏡筒ホルダ35と一体的にすることもでき、又、接着により一体的にすることも可能である。
駆動部17は、駆動部例えば電気モータ具体的にはステッピングモータ41と、伝動機構例えば減速歯車列51とを備えている。
ステッピングモータ41は、例えばステップ角が180°の2極のモータであって、図1及び図3に示すように一対のコイルブロック42と、ヨーク43と、ロータ44とを備えている。コイルブロック42及びヨーク43はステ−タを形成している。
コイルブロック42は、鉄心45と励磁コイル46とを有している。鉄心45は、コア部45aの長手方向両端に夫々ヨーク連結部45b,45cを設けてなり、そのヨーク連結部45cは一対のコイルブロック42を一体とするためにこれらコイルブロック42に共用されている。このため、鉄心45は、そのヨーク連結部45cの両側に、夫々にコア部45aを介してヨーク連結部45bが配置された構成となっている。励磁コイル46はコア部45aに夫々巻き付けられている。
励磁コイル46の励磁によって発生する磁束を導くヨーク43は、平板状であって、一つの端部43aと一対の端部43b,43cとを有している。一対の端部43b,43cはヨーク連結部45b,45cに夫々連結され、これら一対の端部43b,43c間に位置した端部43aはヨーク連結部45cに連結されている。ヨーク43の各端部43a〜43cを除いた磁路部分43dは、コイルブロック42に重なることなく、コイルブロック42の側方に突出されている。この磁路部分43dにはロータ通孔47が形成されている。ロータ通孔47にはロータ44が配置されている。ロータ44の外周部は周方向に隣接する所定領域ごとに互いに異なる極性に着磁されている。
したがって、ステッピングモータ41は、その励磁コイル46に図示しないモータドライバを介して駆動パルスが印加されるたびに、ロータ通孔47を区画する壁に所定領域に現われる極性(S極又はN極)との間に生じる磁気作用によって、180°のステップ角で回転される。
ステッピングモータ41のコイルブロック42はカバー15の裏面に固定されており、磁路部分43dは支え部材14に支持されている。図1及び図中符号48は、コイルブロック42とヨーク43との連結を兼ねてステッピングモータ41をカバー15に固定したねじを示している。これらのねじ48は回路基板12の一端部12aを共締めしており、それにより、回路基板12と励磁コイル46とに渡るモータリードの配線を容易にしている。
ステッピングモータ41のロータ44は、その一端部を支え部材14に設けた第1の軸受穴14aに嵌合させるとともに、他端部をカバー15の歯車支え部として機能する部分に設けた第1の軸受穴15aに嵌合して、回転自在に支持されている。ロータ44の軸部外周に駆動歯車44aが設けられている。この駆動歯車44aは例えばロータ44の軸部と一体に形成されているが、別に作られた駆動歯車44aをロータ44の軸部外周に嵌め付けてもよい。
減速歯車列51は、平歯車からなる複数例えば第1〜第3の減速歯車52〜54を有している。第1の減速歯車52は、その一端部を支え部材14に設けた第2の軸受穴14bに嵌合させるとともに、他端部をカバー15の歯車支え部として機能する部分に設けた第2軸受穴15bに嵌合して、回転自在に支持されている。この第1の減速歯車52は駆動歯車44aに噛み合わされている。第2の減速歯車53は、第1の減速歯車52より小径であり、第1の減速歯車52と同じ中心軸線を有して第1の減速歯車52に一体に形成されている。第3の減速歯車54は、減速歯車列51の最終歯車をなすものであって、第2の減速歯車53に噛み合わされている。従って、第2の減速歯車53は第3の減速歯車54に対する入力歯車である。
この減速歯車列51は、図3に示すように第3の減速歯車54の一部を除いてステッピングモータ41の投影領域内に配置されている。これにより、ステッピングモータ41と鏡筒16との間が、減速歯車列51の配設スペースを原因として大きく離れることを抑制して、レンズ駆動装置11全体のコンパクト化が図られている。第3の減速歯車54は、図2において鏡筒ホルダ35の張出し部35aの上方に配置されている。
最終歯車である第3の減速歯車54はリードスクリュー55の一端側部位55aに連結されている。なお、第3の減速歯車54はリードスクリュー55と一体に形成することもできる。リードスクリュー55は金属又は合成樹脂製であり、その一端側部位55aの端面は平坦面で形成されている。一端側部位55aと反対側に位置するリードスクリュー55の他端部は第1の小径端部55bをなしている。この第1の小径端部55bはリードスクリュー55の最小径をなす部位である。リードスクリュー55には、その第1の小径端部55b寄りにねじ部55cが形成されている。このねじ部55cのねじ山の断面形状は三角又は台形であり、したがって、ねじ部55cは三角ねじ又は台形ねじである。
図2に示すようにリードスクリュー55は、その軸方向中間部のねじ部55cをナット39に螺合して支持されて、これらねじ部55cとナット39との螺合部を支点として光軸方向に対して傾動可能に設けられている。ここに、傾動とは、リードスクリュー55の中心軸線Bが、ガイド部をなしたガイド軸31の中心軸線Aと平行ではなく、この中心軸線Aに対して傾くように前記螺合部を中心に動く状態を指している。この傾動は、以下説明するようにリードスクリュー55の軸方向の少なくとも一端部好ましくは両端部がラジアル方向の動きを禁止されていないことと、前記螺合部に通常の噛み合いの公差に基づく径方向の微小な遊びがあることによって可能である。
カバー15の裏面にねじ止めされているヨーク43の磁路部分43dは固定部材として機能している。このヨーク43の磁路部分43dは、ナット39が固定された張出し部35aと対向する部位を有しており、この部位には通孔56が形成されている。この通孔56にリードスクリュー55が通されている。リードスクリュー55の通孔56を貫通した部位の直径は通孔56より小径であり、これらの間にはリードスクリュー55の傾動を許容する隙間が形成される。リードスクリュー55と一体に回転する第3の減速歯車54とこれに噛み合った第2の減速歯車53との噛み合い深さは、リードスクリュー55が最大に傾動したときの第3の減速歯車の移動量より大きく設定されている。これにより、リードスクリュー55が最大に傾動したときでも、第3の減速歯車54とこれに対する入力歯車である第2の減速歯車53との噛み合いが外れることがない。よって、ステッピングモータ41の回転動力をリードスクリュー55に確実に伝動させて、後述するように鏡筒ホルダ35を移動させることができる。図1及び図2に示すようにリードスクリュー55の一端側部位55aは、カバー15の裏面に取付けられたスラスト軸受57に突き当たって支持されている。この支持では、スラスト方向、つまり、リードスクリュー55がカバー15を裏面から貫通する方向の動きが規制されているだけで、リードスクリュー55の軸方向と直交する方向の移動は許容されている。リードスクリュー55の第1の小径端部55bは、ベース部材13に形成した例えば孔からなる逃げ部58に挿入されている。逃げ部58は第1の小径端部55bより大径であるため、この逃げ部58においてリードスクリュー55の軸方向と直交する方向の第1の小径端部55bの移動が許容されている。
リードスクリュー55は例えばコイルばね59の付勢力でスラスト軸受57に押付けられている。コイルばね59は、付勢手段をなすものであって、前記張出し部35aの裏面とベース部材13との間に挟設されている。したがって、コイルばね59は鏡筒ホルダ35を介してリードスクリュー55をスラスト軸受57に向けて付勢している。この場合、コイルばね59のばね力は、張出し部35aとナット39とのスラスト方向の引掛り部、本実施形態ではナット39の鍔部39a裏面に主として加わり、このナット39を介してリードスクリュー55をスラスト方向に付勢するから、ばね力によってナット39が鏡筒ホルダ35から抜けるおそれがない。なお、図3中符号60は鏡筒16の移動位置を検出する位置センサを示している。
ステッピングモータ41の所定数の駆動パルスが印加されて、このステッピングモータ41が正転又は逆転されると、そのロータ44の回転が減速歯車列51により減速されてリードスクリュー55に伝動され、このリードスクリュー55が回転される。リードスクリュー55のねじ部55aが螺合したナット39は、ガイド軸31及び回り止め軸32により回転を妨げられている鏡筒ホルダ35に一体化されているので、ナット39とリードスクリュー55との噛み合いによって、リードスクリュー55の回転運動が鏡筒ホルダ35の厚み方向、つまり光軸Oが延びる方向(光軸方向)の直線運動に変換される。これにより、鏡筒ホルダ35がガイド軸31及び回り止め軸32を摺動しつつ移動されて、この鏡筒ホルダ35が保持したレンズ16aの撮像素子22に対する合焦点動作が行われる。
こうして動作されるレンズ駆動装置11においては、鏡筒ホルダ35を撮像素子22に対して進退させるリードスクリュー55の中心軸線Bと、このスクリュー55に近い位置で鏡筒ホルダ35の移動を案内するガイド軸31の中心軸線Aとが平行度や位置が正確であることが理想である。しかし、実際には、所定公差内での各部品の寸法のばらつきや組立精度のばらつき、又は光軸Oの調整などによって、中心軸線Aと中心軸線Bとの平行度や位置が正確でない場合がある。
このような場合であっても、前記レンズ駆動装置11では、既述のようにリードスクリュー55は、その両端を動かないように固定されることなくナット39との螺合部を中心に傾動可能に設けられている。このため、リードスクリュー55の回転により鏡筒ホルダ35をガイド軸31等に沿って移動させる際に、ガイド軸31を基準とするリードスクリュー55の位置及び平行度のばらつきに応じてリードスクリュー55が自由に傾動されて、ガイド軸31とリードスクリュー55との位置及び平行度の前記ばらつきによる悪影響、すなわち、光学部品ホルダとこれを案内するガイド部との間できしみやかじりを生じることが抑制される。したがって、鏡筒ホルダ35とともにレンズ16aを円滑に移動させることができる。
このレンズ16aの移動においては以下の理由により高精度に位置決めできる。すなわち、前記構成のレンズ駆動装置11では、リードスクリュー55は、その一端を支持するスラスト軸受57にコイルばね59で押付けられている。これにより、リードスクリュー55をナット39との螺合部だけではなくスラスト軸受57でも支持して、傾動可能なリードスクリュー55を、不用意にふらつかないように安定した状態に支持できる。しかも、前記押付けによりリードスクリュー55がスラスト軸受57側に片寄せされるので、リードスクリュー55がその中心軸線Bが延びる方向、言い換えれば、光軸方向にがたつくことを抑制できる。これにより、レンズ16aを保持した鏡筒16の光軸方向に沿う位置精度を高めることができる。
更に、リードスクリュー55のねじ部55a及びナット39に三角ねじ又は台形ねじを用いたので、ねじ部55aとナット39とのねじ山の傾斜面で得られるコイルばね39のばね力の分力によって、ねじ部55aとナット39との間には噛み合い隙間を利用してナット39に対するリードスクリュー55のセンタリング精度を高くできる。これにより、レンズ16aを保持した鏡筒16の位置精度を高めることができる。
又、前記構成のレンズ駆動装置11では、リードスクリュー55が、ステッピングモータ41には直結されておらず、減速歯車列51を介して連結されているので、ステッピングモータ41の取付け精度が前記ばらつきの発生に関与しなくなる。このため、ステッピングモータ41の取付けに高い精度を要しないので、その組込みが容易である。しかも、リードスクリュー55をナット39に螺合させることにより、このリードスクリュー55を傾動可能に設けて、ガイド軸31に対するリードスクリュー55の位置及び中心軸線Bの平行度を高精度に要しないので、リードスクリュー55の組込みも容易である。更に、ナット39が鏡筒ホルダ35に一体的に設けられていて、このナット39と鏡筒ホルダ35とを別々に組込む手間も要しないので、組み込みが容易である。しかも、本実施形態では、ねじ23,48、及び撮像素子22が予め実装された回路基板12以外の各部品は、ベース部材13を基準としてその上方から順次組込んで組立てることができるので、自動組立に適している。したがって、前記レンズ駆動装置11は、容易に組立てることができる。
更に、既述のようにナット39が鏡筒ホルダ35に一体的に固定されているので、合焦点動作において鏡筒ホルダ35をガイド軸31に沿って移動させる際に、鏡筒ホルダ35に対してナット39が僅かでも可動することがない。このため、ナット39と鏡筒ホルダ35との間で摩擦損失を生じることがなく、ステッピングモータ41の駆動力(トルク)も軽減できる。図4及び図5は本発明の第2実施形態を示している。この実施形態は基本的には第1実施形態と同じであるので、同一部分には第1実施形態と同じ符号を付して、その説明を省略する。第2実施形態が第1実施形態と異なる事項はリードスクリュー55の一端側部位55aの構成と、この一端側部位を支持するスラスト軸受57の構成である。
詳しくは、リードスクリュー55の一端側部位55aは、被支持面61と第2の小径端部62と有している。被支持面61は、一端側部位55aの肩面をなすように平坦な面で形成されているとともに、スラスト軸受57のスラスト軸受面57aに支持される面である。第2の小径端部62は被支持面61の中央部から一体に突出されている。この第2の小径端部62の断面は円形である。
スラスト軸受57は、リング形状をなしていて、図5(A)(B)に示すようにスラスト軸受面57aと、ラジアル軸受孔57bと、逃げ57cとを有している。スラスト軸受57の中央部に位置するラジアル軸受孔57bは、第2の小径端部62より大径であって、ラジアル軸受面57b1によって区画されている。このラジアル軸受面57b1はスラスト軸受面57aに対して直角方向に連なっている。逃げ57cは、スラスト軸受面57aに対してラジアル軸受面57b1を隔てて位置されたスラスト軸受57の端部に、ラジアル軸受孔57bと連続する丸い凹みによって形成されている。この逃げ57cは、ラジアル軸受孔57bより大径であり、例えばラジアル軸受孔57bから離れるに従って次第に径が大きくなっている。しかし、これに代えて径に変化がない丸穴で形成することもできる。
スラスト軸受57は、カバー15に設けた軸受取付け孔15cに圧入して固定されている。軸受取付け孔15cは大径孔部と小径孔部とを有していて、その大径孔部にスラスト軸受57が圧入されている。小径孔部の径は逃げ57cの最大径以上である。
スラスト軸受57に対しリードスクリュー55は、その被支持面61をスラスト軸受57のスラスト軸受面57aに押し当てるとともに、第2の小径端部62をラジアル軸受孔57bに遊びを持って貫通させる(つまり遊挿させて)、支持されている。この支持状態では、リードスクリュー55の傾動動作を許す隙間δが、第2の小径端部62とラジアル軸受面57b1との間に形成されている。この隙間δは、図5(A)に示すようにラジアル軸受面57b1の高さhとし、図5(A)の状態から図5(B)に示すようにリードスクリュー55が最大に傾動したときの角度をθとしたとき、tanθ<(δ/h)の関係を満たして設けるとよい。なお、以上説明した事項以外の構成は、第1実施形態と同じである。
この第2実施形態でも、レンズ16aの合焦点動作で、リードスクリュー55の回転により鏡筒ホルダ35をガイド軸31等に沿って移動させる際に、ガイド軸31を基準とするリードスクリュー55の位置及び平行度のばらつきに応じてリードスクリュー55が自由に傾動される。したがって、第2実施形態でも本発明の課題を解決できる。
この場合に、スラスト軸受57が逃げ57cを有していることによって、図5(B)に示すようにスラスト軸受57のラジアル軸受孔57bを貫通したリードスクリュー55の第2の小径端部62が、スラスト軸受57のラジアル軸受面57b1以外の部分に当たってリードスクリュー55の傾動を妨げることを防止できる。
しかも、回転駆動されるリードスクリュー55が傾動した場合、図5(B)に示すようにリードスクリュー55は、その被支持面61をスラスト軸受面57aに接して支持されるだけではなく、第2の小径端部62をラジアル軸受面57b1に接して支持される。このようにリードスクリュー55の一端側部位55aがラジアル方向にも支持されるので、傾動状態でのリードスクリュー55の回転を安定させることができる。
図6は本発明の第3実施形態を示している。この実施形態は基本的には第1実施形態と同じであるので、同一部分には第1実施形態と同じ符号を付して、その説明を省略する。第3実施形態が第1実施形態と異なる事項は、鏡筒ホルダ35の最大移動量の規制に、鏡筒ホルダ35と一体的なナット39を関与させた点である。
詳しくは、張出し部35aに圧入されたナット39は、張出し部35aと対向するヨーク(固定部材)43に指向する環状の延出部39bbを一体に有している。延出部39bbは、張出し部35aのヨーク対向面から突出されている。この延出部39bbは、鏡筒ホルダ35が基準位置(リードスクリュー55に回転動力が伝動されていない状態でコイルばね59により規定される鏡筒ホルダ35の位置)からカバー15側に移動させられた場合に、図6中二点差線で示すようにヨーク43に当接可能である。この延出部39bbの先端とヨーク43との間の間隙によって、鏡筒ホルダ35の最大移動量Lが規定されている。なお、以上説明した事項以外の構成は第1実施形態と同じである。
このため、第3実施形態でもレンズ16aの合焦点動作で、リードスクリュー55の回転により鏡筒ホルダ35をガイド軸31等に沿って移動させる際に、ガイド軸31を基準とするリードスクリュー55の位置及び平行度のばらつきに応じてリードスクリュー55が自由に傾動される。したがって、第3実施形態でも本発明の課題を解決できる。
ところで、鏡筒ホルダ35をカバー15に寄る方向へ移動させて行われるレンズ16aの合焦点動作中に、ステッピングモータ41の制御不良等で、リードスクリュー55が過剰に回転駆動が継続される恐れが考えられる。この場合、鏡筒ホルダ35の移動量が最大値に達すると、ナット39の延出部39bbが図6中二点差線で示すようにヨーク43に当接される。鏡筒ホルダ35の移動が妨げられた状態でリードスクリュー55が回転すると、ナット39は鏡筒ホルダ35に対して引抜かれる方向に力を受ける。しかし、以上の当接によりナット39はヨーク43で押えられているので、前記力によってナット9が鏡筒ホルダ35のナット固定孔38から引抜かれることがない。このときリードスクリュー55の回転が止められるので、ステッピングモータ41はロックする。
又、第3実施形態においては、ナット39に延出部39bbを設けることに代えて、固定部材であるヨーク43からナット方向に突出する延出部39bを設けて、或いはヨーク43とナット39の双方に延出部39bを設けて、鏡筒ホルダ35の最大移動量を規定するとともにリードスクリュー55が過剰に回転を継続した場合にナット39の抜けを防止することもできる。
図7は本発明の第4実施形態を示している。この実施形態は基本的には第1実施形態と同じであるので、同一部分には第1実施形態と同じ符号を付して、その説明を省略する。第4実施形態が第1実施形態と異なる事項は、リードスクリュー55の所定の傾動を許容しつつ、このリードスクリュー55をラジアル方向からも支持する構成を有した点である。
詳しくは、第3の減速歯車54とリードスクリュー55のねじ部55cとの間のスクリュー軸部分がラジアル方向に支持されている。このために、図7の例では、ステータのヨーク43にラジアル方向の支持要素として例えばラジアル軸受65が圧入により取付けられていて、この軸受65に前記スクリュー軸部分が貫通されている。
なお、前記スクリュー軸部分が貫通する中間プレート(図示しない)を支え部材14等に取付ける場合には、ラジアル軸受65をステータではなく前記中間プレートに圧入等により取付けることも可能である。又、前記中間プレート自体をラジアル方向の支持要素として利用して、これを貫通する前記スクリュー軸部分をラジアル方向に支持してもよい。なお、以上説明した事項以外の構成は第1実施形態と同じである。
このため、第4実施形態でもレンズ16aの合焦点動作で、リードスクリュー55の回転により鏡筒ホルダ35をガイド軸31等に沿って移動させる際に、ガイド軸31を基準とするリードスクリュー55の位置及び平行度のばらつきに応じてリードスクリュー55が、ラジアル軸受65によって制限された範囲で自由に傾動される。したがって、第4実施形態でも本発明の課題を解決できる。しかも、前記傾動をラジアル軸受65によって制限しているので、リードスクリュー55のラジアル方向のがたつきを所定の小さい範囲に抑制できる。このことは、第2の減速歯車53から第3の減速歯車54の噛み合いが外れることを抑制するのに有効である。
図8は本発明の第5実施形態を示している。この実施形態は基本的には第1実施形態と同じであるので、同一部分には第1実施形態と同じ符号を付して、その説明を省略する。第5実施形態が第1実施形態と異なる事項は、リードスクリュー55を傾動可能に両端支持するとともに、このリードスクリュー55をスラスト方行に付勢するコイルばね59の配置を変更した点等である。
詳しくは、鏡筒ホルダ35の張出し部35aには、ベース部材13と対向する面側からナット39が圧入により固定されていて、このナット39にリードスクリュー55のねじ部55cが螺合して通されている。リードスクリュー55のねじ部55c側の一端は、ベース部材13の表面に露出してこのベース部材13に埋め込んだスラスト軸受57に支持されている。
カバー15の裏面には、スラスト軸受に代えてラジアル軸受71が取付けられている。このラジアル軸受71の構成及びカバー15に対する取付けの構成は、図4に示した第3実施形態のカバー15とスラスト軸受57との関係と同じであるので、説明を省略する。第3の減速歯車54側のリードスクリュー55の他端は小径端部62を有している。この小径端部62はラジアル軸受71のラジアル軸受孔に遊挿入させることによって、リードスクリュー55の他端がラジアル方向に支持されている。小径端部62の周面は前記ラジアル軸受孔の内面に摺接しておらず相互間には隙間があるとともに、小径端部62の根元側に形成されたリードスクリュー55の肩部はラジアル軸受71の端面とは接しておらず、これら相互間にも隙間がある。これらの隙間によってリードスクリュー55の傾動が許されている。
又、リードスクリュー55をスラスト軸受57に押付ける付勢手段としてのコイルばね59は、ガイド軸31を巻装するように鏡筒16とカバー15との間に挟設されている。したがって、コイルばね59はラジアル軸受71側からリードスクリュー55をスラスト軸受57に付勢している。なお、以上説明した事項以外の構成は第1実施形態と同じである。
このため、第5実施形態でもレンズ16aの合焦点動作で、リードスクリュー55の回転により鏡筒ホルダ35をガイド軸31等に沿って移動させる際に、ガイド軸31を基準とするリードスクリュー55の位置及び平行度のばらつきに応じてリードスクリュー55が、ラジアル軸受71によって制限された範囲で自由に傾動される。したがって、第5実施形態でも本発明の課題を解決できる。しかも、合焦点動作でのリードスクリュー55の傾動をラジアル軸受71によって限られた範囲としているので、リードスクリュー55のラジアル方向のがたつきを所定の小さい範囲に抑制できる。このことは、第2の減速歯車53から第3の減速歯車54の噛み合いが外れることを抑制するのに有効である。
図9は本発明の第6実施形態を示している。この実施形態は基本的には第1実施形態と同じであるので、同一部分には第1実施形態と同じ符号を付して、その説明を省略する。第6実施形態が第1実施形態と異なる事項は、リードスクリュー55の両端の形状と、第1実施形態における支え部材14を、ベース部材13として一体的に構成した点である。コイルばね59により上方に付勢されるリードスクリュー55の一端55aは、第2実施形態と同様、スラスト軸受57によりスラスト方向及びラジアル方向に支持されている。ベース部材13とリードスクリュー55の間には第一の隙間80を有しており、その周辺のベース部材13は、ベース部材度当たり部13eを有し、リードスクリュー55の他端部はリードスクリュー度当たり部55eを有している。ここでは、ベース部材度当たり部13eは、平坦な形状である。また、リードスクリュー度当たり部55eは平坦な形状である。
駆動モジュールの動作中に、例えば、鏡筒ホルダ35を上方に動作させた時、通常であれば位置センサ等を使用した制御により制御的な上方の制限位置まで移動することができる。ところが、何らかの原因により制御にエラーが生じた場合、制御的な上方の制限位置を超えて鏡筒ホルダ35が移動してしまうことが希にある。その際は、機械的な上方の制限位置、例えば、鏡筒ホルダ35とカバー15が接触する位置、まで鏡筒ホルダ35が移動してしまい、さらにリードスクリュー55が回転されると、リードスクリュー55が下方に下がってきてしまうことが考えられる。しかしながら、ここでは、第一の隙間80が無くなり、ベース部材度当たり部13eとリードスクリュー度当たり部55eが接触し、リードスクリュー55の動作を規制することができる。ここで、第一の隙間80の量は、第2の減速歯車53の回転軸方向の幅、いわゆる歯幅よりも小さくしている。これにより、リードスクリュー55の軸方向に移動してしまい、第一の隙間80が無くなっても、第2の減速歯車53と第3の減速歯車54の噛み合いが外れることがない。第3の減速歯車54の歯幅を、第一の隙間80より大きくしても同様の効果が得られる。
またリードスクリュー55はその際、リードスクリュー55とナット39はねじが締まる原理で度当たり部の摩擦により締め付けられてしまうことがあり、動作方向を反転させ鏡筒ホルダ35を下方に動作させようとしたとき、締め付けを解除するために比較的に大きなトルクが必要となることがある。この解除に必要なトルクは、リードスクリュー55のラジアル方向への接触面、ここではリードスクリュー度当たり部55eの径が小さい方が、摩擦力の減少により、小さくなり、また、摩擦係数のばらつきの寄与率も小さくなるため、安定的に締め付けを解除することができる。ここでは、リードスクリュー55のねじ径よりも小さい径のリードスクリュー度当たり部55eを有している。
また、リードスクリュー度当たり部55eに油やグリス、コーティングなどの潤滑手段を具備し、摩擦条件を安定化させ、締め付けの解除をしやすくすることも可能であるため、好ましい。
また、ベース部材度当たり部13eはベース部材13に一体的に設けたが、図8のように特別に潤滑性の良い材料などで別体のものを固定しても良い。
また、リードスクリュー度当たり部55eは図8のように、球状の形状などにして接触面積を小さくするのも望ましい。
図10は本発明の第7実施形態を示している。この実施形態は本発明の光学モジュールを電子機器に応用した、使用例である。また、この実施形態で以前の実施形態と同一部分には、同じ符号を付してその説明を省略する。
光学モジュール11は、例えば、カメラに搭載するカメラモジュール100に組み込むことができる。カメラモジュール100は例えば、光学モジュール11と、撮像素子22と、回路ブロック101から構成されている。撮像素子22は光学モジュール11の光学部品16であるレンズを介して焦点調節やズーミング等が行われた像を電子信号に変換する。回路ブロック101は制御部111とモータドライバ105と信号処理部113等を備えている。制御部111はCPU及びメモリなどを有していて、撮像素子22の動作を制御すること等を含むカメラモジュール100全般の制御を担う。モータドライバ105はモータに必要な駆動信号を印可するものであり、信号処理部113は撮像素子22から出力された撮像信号を処理して制御部111に供給するものである。
図11は本発明の第8実施形態を示している。図11はレンズ駆動装置200の断面図を示している。
レンズ駆動装置200は、ベース部材205と、カバー206と、光学部品ホルダー201と駆動部とを具備している。また、駆動部を駆動するため、若しくは、撮像素子を備えた回路基板を備えている(図示しない)。更には、光学部品ホルダー201の雌ねじ部201aにはレンズユニット(図示しない)がねじ込まれて固定されるようになっている。
駆動部は、ここでは円筒型のステッピングモータ208を備えている。ステッピングモータ208は、コイル211に信号を入力し、ヨーク210に磁気回路を形成し、磁石209との間に磁力を発生させ、磁石209に回転力が生じる構造となっている。磁石209は回転軸であるリードスクリュー207の磁石保持部207bに圧入または接着などで固定されているため、リードスクリュー207と一体的に回転する。これらステッピングモータ208の構成部品はユニット化されている。リードスクリュー207はねじ部207aを備えており、光学部品ホルダー201に固定されたナット204に、螺合している。この螺合面には若干の遊びがある。
また、リードスクリュー207は一つのラジアル軸受と一つのスラスト軸受に支持されている。ここでは、ステッピングモータ208に内蔵された軸受212のラジアル軸受孔212aと、スラスト軸受面212bにより、リードスクリュー207を支持している。ラジアル軸受孔212aとリードスクリュー207のラジアル軸受孔との接触面には若干の遊びが設けられている。
更に、ステッピングモータ208はベース部材205に設けられたモータガイド部213によって、光軸Oに垂直な平面方向及び平行方向に位置決めされている。また、ステッピングモータ208は、モータ支持板214によりベース部材205に固定されている。すなわち、ステッピングモータ208はベース部材205に対して、動作不可能に固定されている。
ガイド軸202は、光学部品ホルダー201を光軸Oと平行なガイド軸中心線Aに沿って、動作可能に案内している。
付勢ばね203は、光学部品ホルダー201を光軸Oの方向に付勢し、その付勢力は、リードスクリューのねじ部207aとナット204とのOLE_LINK1螺合OLE_LINK1のがたを片側に寄せ、更には、ステッピングモータ208の回転軸であるリードスクリュー207をスラスト軸受面212bに対して付勢し、ステッピングモータ208のスラストがたを抑えている。
リードスクリュー207の先端にはスラスト度当たり部207cが設けられている。この形状は円柱状で、リードスクリューねじ径よりも小さい直径となっている。カバー206とスラスト度当たり部207cの間には通常、スラスト隙間223を有している。
以上の構成により、ステッピングモータ208の回転動作に伴い、光学部品ホルダー201を直線的に動作させることができる。また、リードスクリュー207はガイド軸202に対して傾動可能に設けられているため、円滑に光学部品ホルダー201を動作させることができる。
また、通常必要とされるステッピングモータ208の2つのラジアル軸受の内一つをなくすことができるので安価なレンズ駆動装置を提供することができる。
また、リードスクリュー207が動作中、上方向に移動してしまう状況に陥ったとき、スラスト隙間223が無くなりスラスト度当たり部207cとカバー206が一番最初に当たるが、スラスト度当たり部207cの径が小さいため、締め付けを容易に解除することができる。
なお、ここでは上側の軸受けを削除したが、軸受けのがたをリードスクリュー207の傾動を妨げない量だけ設けても、同様の効果が得られる。例えば20μm以上のがたを設ける、特には、40〜60μmのがたを設けるのが好ましい。
図12〜14は、本発明の第9実施形態を示している。図12はレンズ駆動装置200の断面図である。図13は図12の上面側からリードスクリュー207のねじ螺合部分を図示している。図14は図12に示したリードスクリュー207を軸線Bに対して90度回転させた位置から見た断面図である。
この実施形態は基本的には第8実施形態と同様な構成であるので、同一部分には第8実施形態と同じ符号を付して、その説明を省略する。第9実施形態が第8実施形態と異なる事項はリードスクリュー207の支持方法、ステッピングモータ208の支持方法の構成である。
詳しくは、リードスクリュー207はステッピングモータ208に内蔵された軸受212、215によりラジアル方向にリードスクリュー中心軸線B方向に少し離れた位置で規制されている。また、リードスクリュー207は光学部品ホルダー201と一体に形成されているねじ面201cと螺合している。ねじ面201cは光学部品ホルダー201のU字部201bの内側の側面の片側に設けられている。
このため、ねじ面201cはリードスクリュー207をC方向に規制していないので、図12における左右方向(矢印Cの方向)のキシミに関しては、防止することができる。
ステッピングモータ208は、ベース部材205に設けられたモータガイド部213によって軸受け212をガイドし、ある程度、平面位置を決められている。また、ベース部材205に設けられた回転止め部216とステッピングモータ208に設けられた回転位置規制部217により、ステッピングモータ208の軸線Bに対する回転動作を規制している。しかしながら、矢印D方向にはモータガイド部213を支点とした傾動動作を可能としている。すなわち、ステッピングモータ208の回転動作しない部分を傾動可能に支持している。また、ここでは矢印D方向は、矢印C方向に対して、光軸Oに垂直な面内で直交する関係になるよう構成されている。
このため、矢印Dの方向のキシミに関しては、ステッピングモータ208すなわちリードスクリュー207の傾動によって防止することができる。
付勢ばね203はリードスクリュー207とねじ面201cの螺合のスラストがたを無くすとともに、ステッピングモータ208とベース部材205のスラスト方向の位置を規制している。
したがって、軸線Aと軸線Bの位置関係による平面方向のキシミを防止することができ、円滑に光学部品ホルダー201を動作させることができる。
図15は、本発明の第10実施形態を示している。この実施形態は基本的には第9実施形態と同様な構成であるので、同一部分には第9実施形態と同じ符号を付して、その説明を省略する。第10実施形態が第9実施形態と異なる事項はリードスクリュー207の支持方法、ステッピングモータ208の支持方法の構成である。
リードスクリュー207は、光学部品ホルダー201と別体で設けられたナット204と螺合している。ナット204は付勢ばね203の付勢力により軸線B方向に光学部品ホルダー201と当接しており、かつ、光学部品ホルダー201に軸線Bと異なる位置に設けられた回転案内ピン218により、光学部品ホルダー201に対して回転可能に支持されている。
そのため、図15の図面(紙面)に垂直な方向に関するキシミに関しては、ナット204の回動により防止することができる。
また、ステッピングモータ208は、ベース部材205に設けられたモータガイド部213によりステッピングモータ208の一端において平面方向位置をガイドされ、ベース部材205に設けられた回転止め部216により回転方向の動作を規制されている。そのため、ステッピングモータ208は図15の左右方向に対して傾動可能となり、その方向のキシミを防止することができる。
したがって、軸線Aと軸線Bの位置関係による平面方向のキシミを防止することができ、円滑に光学部品ホルダー201を動作させることができる。
図16は、本発明の第11実施形態を示している。この実施形態は基本的には第8実施形態と同様な構成であるので、同一部分には第8実施形態と同じ符号を付して、その説明を省略する。第11実施形態が第8実施形態と異なる事項は、ステッピングモータ208の動力を伝達する伝達機構として平歯車を使用している点と、ステッピングモータ208の回転軸受構造である。
詳しくは、ステッピングモータ208はベース部材205に対して完全に固定されており、その回転軸220はステッピングモータ208に内蔵された二つの軸受212、215によりラジアル方向に支持されている。また、回転軸220には駆動歯車221が固定されており、リードスクリュー207に固定された従動歯車222に動力を伝達している。
リードスクリュー207は軸受224により、ラジアル方向、また、付勢ばね203の付勢方向に対向するスラスト方向に、支持されている。
これにより、軸線Aと軸線Bの位置関係による平面方向のキシミを防止することができ、円滑に光学部品ホルダー201を動作させることができる。
また、リードスクリュー207の先端にはリードスクリューのスラスト規制部207cが設けられておりスラスト隙間223との作用により、リードスクリューねじの締め付けを解除しやすい構造となっている。
図17は、本発明の第12実施形態を示している。この実施形態は基本的には第10実施形態と同様な構成であるので、同一部分には第10実施形態と同じ符号を付して、その説明を省略する。第12実施形態が第10実施形態と異なる事項は、リードスクリュー207及びステッピングモータ208の支持方法である。
リードスクリュー207はステッピングモータ208に内蔵された軸受215、212によって、ラジアル方向に規制されている。更にリードスクリュー207の上側先端部には半球状のばね受け207dが設けられており、カバー206に固定された回転軸付勢ばね225により、ばね受け207dを軸線B方向に付勢している。これによりリードスクリュー207はスラスト方向に付勢される。このスラストに付勢されたリードスクリュー207は、ベース部材205に当接される。ここでは、ベース部材205に設けられたモータガイド部213に当接される。
モータガイド部213は更に、ステッピングモータ208の平面方向をガイドしている。ここでは、リードスクリュー207の下側端部をラジアル方向にガイドしている。
また、ステッピングモータ208は、第10実施形態と同様に回転止め機構を備えている。
以上の構成により、ステッピングモータ208は光軸と平行な一面内(図17の軸線Bに垂直な方向)での傾動が可能となり、この方向におけるキシミを防止することができる。また、この方向に垂直な方向に関しては、リードスクリュー207に螺合するナット204が回転案内ピン218に沿って、回転可能であるため、キシミを防止することができる。
これらにより、軸線Aと軸線Bの位置関係による平面方向のキシミを防止することができ、円滑に光学部品ホルダー201を動作させることができる。
また、付勢ばね203がリードスクリュー207のねじ部207aとナット204との螺合のがたを片側に寄せ、回転軸付勢ばね225がステッピングモータ208の回転軸であるリードスクリュー207をスラスト軸受面(モータガイド部213のスラスト面)に対して付勢し、ステッピングモータ208のスラストがたを抑えている。これにより、付勢ばね毎に機能を分けているため、それぞれの付勢ばね力を小さくすることができる。特に、回転軸付勢ばね225の付勢力は回転軸近傍で接しているため、大きなトルクロスにはならないが、付勢ばね204の付勢力は駆動部に対して大きな負荷になりやすい。そのため、付勢ばね204の付勢力を抑えることができるので、駆動部に対して大きな負荷にならない。そのため、駆動部を小さくすることができ、レンズ駆動装置の小型化を図ることができる。 なお、本発明は前記各実施形態には制約されない。例えば、光軸を有する光学部品を保持してガイド部に沿って移動可能な光学部品ホルダを、このホルダが一体的に有するナット部と、このナット部に螺合して駆動部により正逆回転されるリードスクリューとにより、前記光軸が伸びる方向に移動させる光学モジュールにおいて、伝動機構を介して前記駆動部の正逆回転を前記リードスクリューに伝達し、かつ、前記リードスクリューをそのねじ部と前記ナット部との螺合部を中心に前記光軸が延びる方向に対し傾動可能とする手段を以下のように構成することも可能である。
すなわち、リードスクリューの一端部を図5に例示したラジアル軸受孔を有したスラスト軸受で支持するとともに、リードスクリューの他端部も図5に例示したラジアル軸受孔を有したスラスト軸受で支持し、かつ、ねじ部に近い位置に配置されたリードスクリューの他端側部位のラジアル方向の遊びを、伝動機構に近い位置に配置されたリードスクリューの一端側部位のラジアル方向の遊びより大きくし、20μm以上にする。特には、40μm程度であると安定した性能を得ることができる。これによって、リードスクリューの回転により、鏡筒ホルダ等の光学部品ホルダをガイド部であるガイド軸等に沿って移動させる際に、伝動機構での回転力の伝動機能を損なうことなく、ガイド軸を基準とするリードスクリューの位置及び平行度のばらつきに応じてリードスクリューを自由に傾動させて、本発明の課題を解決することが可能である。
又、本発明は、光軸を有する光学部品を保持してガイド軸に沿って移動可能な光学部品ホルダを、このホルダが一体的に有するナット部と、このナット部に螺合して駆動部により正逆回転されるリードスクリューとにより、前記光軸が伸びる方向に移動させる光学モジュールにおいて、以下のように構成することも可能である。
すなわち、ガイド軸が圧入などにより一体化されているカバー(一方のベース部材)に、第1の軸受を圧入などにより固定して、この第1の軸受に伝動機構に近い位置に配置されたリードスクリューの一端部を回転自在に支持する。又、他のベース部材に第2の軸受を圧入などにより固定して、この第2の軸受に、リードスクリューのねじ部に近い位置に配置されたリードスクリューの他端側部位に回転自在に挿通させる。これにより、ガイド軸を基準とするリードスクリューの位置及び平行度のばらつきを生じないように軸受にリードスクリューを両端支持して設けることができる。
又、以上の実施形態においては、駆動部としてモータを例にして説明したが、それ以外の動力源でも可能であり、例えば、手動で動力を入力することも構わない。
又、以上の実施形態においては、駆動部により発生した回転力を歯車列によってリードスクリューに伝達したものであったが、例えば、駆動部の出力軸とリードスクリューを一体にして、直接リードスクリューを駆動部で動作させるような伝達機構でも構わない。
本発明の第1実施形態に係るレンズ駆動装置を示す断面図である。 図1のレンズ駆動装置の一部を拡大して示す断面図である。 図1のレンズ駆動装置をそのカバー及び歯車支えを外して示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係るレンズ駆動装置の一部を拡大して示す断面図である。 (A)(B)は図4のレンズ駆動装置が備えるスラスト軸受けまわりを夫々異なる状態で示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係るレンズ駆動装置の一部を拡大して示す断面図である。 本発明の第4実施形態に係るレンズ駆動装置を示す断面図である。 本発明の第5実施形態に係るレンズ駆動装置を示す断面図である。 本発明の第6実施形態に係るレンズ駆動装置を示す断面図である。 本発明の第7実施形態に係る光学モジュールを応用したカメラモジュールを示す断面図である。 本発明の第8実施形態に係るレンズ駆動装置を示す断面図である。 本発明の第9実施形態に係るレンズ駆動装置を示す断面図である。 本発明の第9実施形態に係るリードスクリューのねじ螺合部分を示す上面図である。 本発明の第9実施形態に係るレンズ駆動装置を示す断面図である。 本発明の第10実施形態に係るレンズ駆動装置を示す断面図である。 本発明の第11実施形態に係るレンズ駆動装置を示す断面図である。 本発明の第12実施形態に係るレンズ駆動装置を示す断面図である。
符号の説明
11 レンズ駆動装置(光学モジュール)
16 鏡筒(光学部品)
16a 鏡筒(光学部品)のレンズ
O 鏡筒(光学部品)の光軸
17 駆動部
31 ガイド軸(ガイド部)
A ガイド軸(ガイド部)の中心軸線
32 回り止め軸
35 鏡筒ホルダ(光学部品ホルダ)
35a 鏡筒ホルダ(光学部品ホルダ)の張出し部
38 ナット固定孔
39 ナット(ナット部)
39b ナットの延出部
41 ステッピングモータ(駆動部)
43 ヨーク(固定部材)
44 ロータ
44a ロータの駆動歯車
51 減速歯車列(伝動機構)
52 第1の減速歯車
53 第2の減速歯車(入力歯車)
54 第3の減速歯車(最終歯車)
55 リードスクリュー
55a リードスクリューの一端側部位
55b リードスクリューの第1の小径端部
55c リードスクリューのねじ部
B リードスクリュー中心軸線
57 スラスト軸受
57a スラスト軸受のスラスト軸受面
57b スラスト軸受のラジアル軸受孔
57b1 ラジアル軸受孔のラジアル軸受面
57c スラスト軸受の逃げ
58 逃げ部
59 コイルばね(付勢体)
61 リードスクリューの被支持面
62 リードスクリューの第2の小径端部
65 ラジアル軸受
71 ラジアル軸受
200 レンズ駆動装置
201 鏡筒ホルダ
202 ガイド軸
203 付勢ばね
204 ナット
207 リードスクリュー
208 ステッピングモータ
212 軸受
215 軸受
216 回転止め部
217 回転位置規制部
218 回転案内ピン
220 モータ回転軸
223 スラスト隙間
224 軸受
225 回転軸付勢ばね

Claims (16)

  1. 光軸を有しこの光軸が伸びる方向に移動される光学部品と、
    ナット部を一体的に有すると共に前記光学部品を保持した光学部品ホルダと、
    この光学部品ホルダを前記光軸が伸びる方向に移動可能に案内するガイド部と、
    ねじ部を有しこのねじ部を前記ナット部に螺合させて前記光学部品ホルダに支持され、前記光軸が延びる方向に対し傾動可能なリードスクリューと、
    前記リードスクリューに正逆回転の動力を与える駆動部と、
    を具備した光学モジュール。
  2. 前記リードスクリューを支持するスラスト軸受と、このスラスト軸受に前記リードスクリューを押付ける付勢手段とを備えた請求項1に記載の光学モジュール。
  3. 前記リードスクリューが前記スラスト軸受のスラスト軸受面に支持される被支持面の中央部から突出する小径端部を有し、前記スラスト軸受がその中央部にラジアル軸受面で区画されるラジアル軸受孔を有し、この軸受孔に前記小径端部を遊挿した請求項2に記載の光学モジュール。
  4. 前記小径端部が前記スラスト軸受を貫通しているとともに、前記スラスト軸受面から前記ラジアル軸受面を隔てて位置した前記スラスト軸受の端部に、前記ラジアル軸受孔と連続してこの軸受孔より大径な逃げを設けた請求項3に記載の光学モジュール。
  5. 前記リードスクリューを支持するスラスト軸受と、前記リードスクリューを支持するラジアル軸受と、前記スラスト軸受に前記リードスクリューを押付ける付勢手段とを備えた請求項1に記載の光学モジュール。
  6. 前記駆動部の動力を前記リードスクリューに伝達する歯車列を備え、この歯車列の最終歯車が前記リードスクリューに設けられており、この最終歯車に対する入力歯車と前記最終歯車との噛み合い深さを、前記リードスクリューが最大に傾動したときの前記最終歯車の移動量より大きくした請求項1から5の内のいずれか1項に記載の光学モジュール。
  7. 前記リードスクリューのねじ部及び前記ナット部に三角ねじ又は台形ねじを用いた請求項1から6の内のいずれか1項に記載の光学モジュール。
  8. 前記ナット部が前記光学部品ホルダに圧入されているとともに、このナット部とこれに対して前記光軸が延びる方向に対向する固定部材との少なくともいずれか一方に、他方に向けて延びて前記光学部品ホルダの最大移動量を規定する延出部を設けた請求項1から7の内のいずれか1項に記載の光学モジュール。
  9. ラジアル軸受に支持された前記リードスクリューの前記ラジアル軸受と接触する部位と前記ねじ部の間に、前記リードスクリューと共に回転する歯車を備えた請求項1に記載の光学モジュール。
  10. 光軸を有しこの光軸が伸びる方向に移動される光学部品と、
    ねじ部を有したリードスクリューと、
    前記ねじ部に螺合させたナット部により前記光軸が伸びる方向に移動する前記光学部品を保持した光学部品ホルダと、
    この光学部品ホルダを前記光軸が伸びる方向に移動可能に案内するガイド部と、
    前記リードスクリューに正逆回転の動力を与える駆動部と、を具備した光学モジュールにおいて、
    前記リードスクリューの光軸方向の動作範囲を所定の量に規制する度当たり部を設けたことを特徴とする光学モジュール。
  11. 前記度当たり部の径は、前記リードスクリューの回転軸に対して前記ねじ部の外径よりも、小さいことを特徴とする請求項10に記載の光学モジュール。
  12. 前記駆動部の動力を前記リードスクリューに伝達する歯車列を備え、前記リードスクリューは、第一の歯車に噛み合い動力を伝達される第2の歯車と一体に回転し、これらのいずれかの歯車の歯幅は、前記所定の量よりも大きいことを特徴とする請求項10に記載の光学モジュール。
  13. 前記駆動部は、出力回転軸を有しユニット化されたモータであり、前記リードスクリューは前記出力回転軸と一体的に形成されていることを特徴とする請求項1または10に記載の光学モジュール。
  14. 前記モータは、前記光軸が延びる方向に対し傾動可能に支持されていることを特徴とする請求項13に記載の光学モジュール。
  15. 前記モータは、前記光軸に平行な一平面内においてのみ傾動可能に支持されていることを特徴とする請求項14に記載の光学モジュール。
  16. 請求項1から15のいずれかに記載した光学モジュールを用いたカメラモジュール。
JP2005188753A 2004-07-21 2005-06-28 光学モジュール及びカメラモジュール Pending JP2006293263A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005188753A JP2006293263A (ja) 2004-07-21 2005-06-28 光学モジュール及びカメラモジュール
TW094123444A TW200610997A (en) 2004-07-21 2005-07-11 Optical module and camera module
KR1020050065394A KR20060053909A (ko) 2004-07-21 2005-07-19 광학 모듈 및 카메라 모듈
US11/186,007 US7161751B2 (en) 2004-07-21 2005-07-20 Optical module and camera module

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004213050 2004-07-21
JP2005073316 2005-03-15
JP2005188753A JP2006293263A (ja) 2004-07-21 2005-06-28 光学モジュール及びカメラモジュール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006293263A true JP2006293263A (ja) 2006-10-26

Family

ID=35655727

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005188753A Pending JP2006293263A (ja) 2004-07-21 2005-06-28 光学モジュール及びカメラモジュール

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7161751B2 (ja)
JP (1) JP2006293263A (ja)
KR (1) KR20060053909A (ja)
TW (1) TW200610997A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007116907A1 (ja) * 2006-04-12 2007-10-18 Seiko Precision Inc. レンズ駆動装置
JP2008199877A (ja) * 2007-02-09 2008-08-28 Kojun Seimitsu Kogyo Kofun Yugenkoshi モータ構造
JP2013061681A (ja) * 2012-12-20 2013-04-04 Olympus Corp レンズモジュールの製造方法
JP2013109253A (ja) * 2011-11-24 2013-06-06 Nippon Seimitsu Sokki Kk 絞り装置およびカメラ
CN103986868A (zh) * 2014-05-15 2014-08-13 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 相机多视场快速切换装置

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4874744B2 (ja) * 2006-08-24 2012-02-15 日本電産コパル株式会社 レンズ駆動装置
JP4315181B2 (ja) * 2006-10-30 2009-08-19 ミツミ電機株式会社 カメラモジュール
US8112128B2 (en) 2006-08-31 2012-02-07 Flextronics Ap, Llc Discreetly positionable camera housing
JP4201037B2 (ja) * 2006-09-14 2008-12-24 ソニー株式会社 レンズ鏡筒回転型撮像装置
JP4781252B2 (ja) * 2006-12-21 2011-09-28 セイコープレシジョン株式会社 撮像装置
JP2009109904A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Sony Corp レンズ鏡筒及び撮像装置
US7965933B2 (en) * 2007-11-09 2011-06-21 Hoya Corporation Mechanism for controlling position of optical element
TWI427348B (zh) * 2008-10-17 2014-02-21 Hon Hai Prec Ind Co Ltd 鎖緊裝置
JP2010243697A (ja) * 2009-04-03 2010-10-28 Hoya Corp 樹脂製リードスクリューを用いたフォーカシング装置
TWI429977B (zh) * 2011-03-07 2014-03-11 Quanta Comp Inc 用於光學模組之調整機構
US8982267B2 (en) * 2011-07-27 2015-03-17 Flextronics Ap, Llc Camera module with particle trap
JP6180304B2 (ja) * 2013-11-29 2017-08-16 オリンパス株式会社 撮像装置
JP2015166849A (ja) * 2014-01-06 2015-09-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 レンズ鏡筒
JP7183135B2 (ja) * 2019-10-24 2022-12-05 新思考電機有限公司 レンズ駆動装置、カメラ装置及び電子機器

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5086312A (en) * 1989-08-31 1992-02-04 Fuji Photo Film Co., Ltd. Variable focal length camera with focus adjusting device
JP2003195143A (ja) * 2001-12-26 2003-07-09 Pentax Corp レンズ駆動機構
JP2003195142A (ja) * 2001-12-26 2003-07-09 Pentax Corp レンズ駆動機構
US7097367B2 (en) * 2002-08-27 2006-08-29 Pentax, Corporation Optical element retracting mechanism for a photographing lens
US7050713B2 (en) * 2002-08-27 2006-05-23 Pentax Corporation Optical element retracting mechanism for a photographing lens

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007116907A1 (ja) * 2006-04-12 2007-10-18 Seiko Precision Inc. レンズ駆動装置
US7768726B2 (en) 2006-04-12 2010-08-03 Seiko Precision, Inc. Lens drive device
JP2008199877A (ja) * 2007-02-09 2008-08-28 Kojun Seimitsu Kogyo Kofun Yugenkoshi モータ構造
JP2013109253A (ja) * 2011-11-24 2013-06-06 Nippon Seimitsu Sokki Kk 絞り装置およびカメラ
JP2013061681A (ja) * 2012-12-20 2013-04-04 Olympus Corp レンズモジュールの製造方法
CN103986868A (zh) * 2014-05-15 2014-08-13 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 相机多视场快速切换装置
CN103986868B (zh) * 2014-05-15 2017-04-05 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 相机多视场快速切换装置

Also Published As

Publication number Publication date
US7161751B2 (en) 2007-01-09
US20060016280A1 (en) 2006-01-26
TW200610997A (en) 2006-04-01
KR20060053909A (ko) 2006-05-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006293263A (ja) 光学モジュール及びカメラモジュール
JP5110809B2 (ja) 電動モータ及び電子機器
US7747149B2 (en) Optical apparatus having image-blur correction/reduction system
US8643732B2 (en) Image blur compensation device and imaging apparatus
US8369024B2 (en) Lens driving device and electronic device
WO2007135854A1 (ja) レンズ駆動装置および撮像装置
JP2010097016A (ja) レンズ駆動装置および弾性部材の付勢力調整方法
JP2007133262A (ja) レンズ駆動装置
JP2010156955A (ja) レンズ駆動装置用アクチュエータ
JP4461116B2 (ja) レンズ駆動装置
JP4897535B2 (ja) レンズ駆動装置
JP2007041151A (ja) レンズ駆動装置
JP2009192965A (ja) レンズ駆動装置
JP4666995B2 (ja) レンズ駆動装置および撮像装置
JP2008052005A (ja) レンズ駆動装置
JP2007178779A (ja) レンズ移動装置及びカメラモジュール
US20190384142A1 (en) Lens barrel and imaging device equipped with same
JP2009265509A (ja) レンズ駆動装置
JP2007093715A (ja) レンズ駆動機構、レンズユニット及び撮像装置
JP2008065093A (ja) レンズ駆動装置
JP2006053307A (ja) 光学モジュール
JP6313166B2 (ja) レンズ駆動装置及び光学装置
JP2007093715A5 (ja)
JP2009103847A (ja) レンズ駆動装置
JP2006259116A (ja) レンズ移動機構及びカメラモジュール