JP5110809B2 - 電動モータ及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタルカメラやカメラ付き携帯電話器などの電子機器の駆動源などに用いるステッピングモータやブラシレスモータなどの電動モータ、及び、該電動モータを備えた電子機器に関する。
ステッピングモータやブラシレスモータなどの電動モータは、従来から、様々な電子機器で駆動源などとして搭載されている。例えば、ステッピングモータは、デジタル制御系との整合性に優れており、最近ではデジタルカメラやカメラ付き携帯電話器等の電子機器において、フォーカスやズーム等のレンズ駆動などを行う駆動源として頻繁に利用されている。近年、電子機器に搭載される電動モータは、電子機器の小型化、精密化に伴って、小型化及び信頼性のさらなる向上が図られてきている。
例えば、ステッピングモータを例にとれば、回転軸を有するロータと、ロータを収装するステータと、ステータに設けられた軸受フレーム部に固定され、ロータの回転軸を回転自在に軸支する軸受とを備え、軸受とロータとの間にスライダが設けられているものなどが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このステッピングモータでは、スライダとして、軸受フレーム部に当接する突出部を有するワッシャを使用することで、回転に伴って発生する摩擦負荷の低減及びロータの損耗を防止するとともに、スラストガタの発生を抑制することができるとされている。
また、他の例としては、ロータが、円筒状のマグネットと、このマグネットと回転軸とを結合する熱硬化性樹脂からなる成形部材とで構成されて、端面には、マグネット及び成形部材と一体成形される耐熱性の摺動材が設けられているステッピングモータが提案されている(例えば、特許文献2参照)。このステッピングモータでは、摺動材がロータの成形部材に一体成形されていることで、上記スライダとして機能しつつ、成形時における樹脂バリの低減を図ることができるとされている。
特開2000−4570号公報 特開2002−199671号公報
しかしながら、特許文献1によれば、スライダとして機能するのに必要な部材寸法を確保するため、軸受とロータとの間にはそれに対応するスペースが必要であった。このため、回転軸の軸線方向に、電動モータ全体の小型化を図るのには限界があった。軸線方向の小型化を図るにはスライダや軸受けの部材寸法を小さくすることも考えられるが、強度の低下による耐久性の低下や、落下などの衝撃時における回転軸からの脱落などのおそれがあり、部材寸法の縮小には限界があった。また、部材寸法を縮小すれば、加工可能な材質が限定されてしまい、材料コスト、加工コストが増大してしまう。
また、上記のようにスライダを設けるスペースが必要であるが故に、ステータに対してロータの軸線方向の寸法は小さくなってしまう。このため、ステータが形成する磁界によってロータにトルクを効率的に作用させることができない。特に、上記のようにスライダの部材寸法の縮小化には限界があるため、電動モータ全体が小型になるほど、ステータに対するロータの軸線方向の寸法の比率が小さくなってしまい、より非効率なものとなってしまう問題があった。
また、特許文献2によれば、スライダは、ロータを構成するマグネット及び成形部材と一体となって回転しまう。このため、スライダとして、軸受とロータとの間に発生する摩擦負荷を低減させる効果が減退してしまう。さらに、摩擦負荷によるトルクの減少を防止するために、軸受は、スライダの周囲に露出する成形部材と接触しないように、スライダの径寸法よりも小さくする必要があり、スライダは軸受全体に接触してしまう。このため、上記構成においては効率的に摩擦負荷の低減を図ることができなかった。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、スライダによって摩擦負荷の増大を防止しつつ、ステータよってロータにトルクを効率的に作用させるとともに、軸線方向における装置全体の小型化を図ることが可能な電動モータを提供するものである。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明は、略円筒状のロータと、該ロータの回転中心に設けられた回転軸と、前記ロータの外周部を覆うとともに、磁界を形成して前記ロータに前記回転軸回りのトルクを作用させることが可能なヨークを有するステータと、該ステータに支持部材によって固定されるとともに、前記回転軸を回転可能に支持する軸受と、該軸受と前記ロータの端部との間に介装される略板状のスライダとを備え、前記ロータの前記端部には、前記回転軸の軸線方向で前記スライダの少なくとも一部を、前記回転軸回りに摺動可能に収容する第1の凹部が形成されていることを特徴としている。
この発明に係る電動モータによれば、ロータと軸受との間に摺動可能にスライダが介装されていることで、摩擦負荷を低減させてロータを回転させることができる。また、スライダが第1の収容凹部に収容されていることで、第1の収容凹部の寸法に応じて、スライダとして軸線方向に必要な部材寸法を確保するとともに、軸受とロータの端部との間のスペースを最小限の大きさとすることができる。このため、ステータのヨークが形成する磁界によってトルクをロータに効率的に作用させることができ、また、装置全体の軸線方向の寸法を最小限の大きさにすることができる。
また、上記の電動モータにおいて、前記第1の凹部の底部に形成され、該第1の凹部に収容された前記スライダと前記ロータとの間に空間を形成する第2の凹部を備えることがより好ましいとされている。
この発明に係る電動モータによれば、第2の凹部によって、第1の凹部に収容されたスライダとロータとの間に空間が形成されている。このため、スライダとロータの接触面積を減少させることができるとともに、スライダとロータとを円滑に摺動可能とするための潤滑油溜りとして機能し、摩擦負荷をより低減させることができる。また、ロータと回転軸とを接着固定した場合には、仮に接着剤がロータの端部側に漏洩したとしても第2の凹部に収容されるため、スライダとの間に介在してしまいスラストガタが発生してしまうのを防ぐことができる。さらには、ロータ全体の慣性モーメントを小さくすることができるので、ステータによって作用するトルクにより、より効率的にモータトルクを出力することができる。
また、上記の電動モータにおいて、前記ロータの端部には、前記軸線方向で前記軸受の少なくとも一部を、隙間を有して収容する第3の凹部が形成され、前記第1の凹部は、該第3の凹部の底部に形成されていることがより好ましいとされている。
この発明に係る電動モータによれば、軸受の一部が第3の凹部に収容されていることで、軸受とスライダとは第3の凹部の内部で接触している。このため、ロータの軸線方向の寸法を軸受及びスライダの部材寸法に制限を受けることが無く決定することができる。すなわち、実質的に軸受とロータの端部との間のスライダを設けるためのスペースが無くなり、さらには、軸受を支持する支持部材とロータの端部との間のクリアランスも可能な限り小さなものとすることができる。また、軸受が支持部材よりも軸線方向外側へ突出してしまうことも無い。このため、軸線方向における装置全体の小型化をより図るとともに、ロータにより効率的にトルクを作用させることができる。また、ロータの慣性モーメントをより小さくすることができ、より効率的に回転させることができる。
また、上記の電動モータにおいて、前記第1の凹部には、前記スライダが前記軸線方向に複数収容されていることがより好ましいとされている。
この発明に係る電動モータによれば、各スライダは、軸受とロータとの間でそれぞれ独立して回転軸回りに摺動することとなる。このため、摩擦負荷をより低減させることができるとともに、スライダ、軸受、ロータ間でのスティックスリップの発生を抑えられ、トルクのばらつきの低減だけでなく、停止位置の誤差の低減にも繋がる。なお、これらのスライダは、第1の凹部に収容されていることで、スライダを複数とすることによって、軸線方向に大型化してしまうことが無い。
また、上記の電動モータにおいて、前記ロータは、強磁性材料で形成され、前記外周部に円周方向に多極磁化された磁石を有し、前記ロータと前記ステータとによって前記ロータを断続的に回転させることが可能なステッピングモータであることがより好ましいとされている。
この発明に係る電動モータによれば、効率的にトルクをロータに作用させてモータトルクの増大を図ることができるので、小型で高出力のステッピングモータを実現することができる。また、ロータの磁石が円周方向に多極磁化された磁石であることで、磁束強度を増大させてモータトルクの増大をより図ることができる。
また、上記の電動モータにおいて、前記ロータの前記磁石は、前記外周部を囲むように前記円周方向にのみ磁極の異なる着磁ヨークを交互に配列して着磁することで多極磁化されていることがより好ましいとされている。
この発明に係る電動モータによれば、ロータの磁石は、外周部を囲むように磁極の異なる着磁ヨークを交互に配列して着磁されていて、ロータの内側に着磁ヨークを配置して着磁する必要が無い。このため、ロータの内部に着磁ヨークを設けるためのスペースを必要とせず、ロータの径方向の小型化を図ることができる。また、外周部のみの配置とすることで、多数の着磁ヨークが配置可能となり、多数の磁極を形成してより高分解能の出力を得ることができる。さらに、ロータの内、磁化されるのは外周部で、中心部分は磁化されない。このため、第1の凹部を形成したとしてもロータの磁力が低下してしまうことが無い。
また、上記の電動モータにおいて、前記ステータには、前記ヨークが前記軸線方向に複数配列して設けられていることがより好ましいとされている。
この発明に係る電動モータによれば、複数のヨークによってより高分解能の出力を得ることができる。
また、上記の電動モータにおいて、前記ステータの前記ヨークは、前記軸線方向に配設されて磁界を形成可能な磁極歯が前記円周方向に複数配列して構成され、前記ロータは、少なくとも前記磁極歯が前記軸線方向に配設された範囲で、該磁極歯と対向して設けられていることがより好ましいとされている。
この発明に係る電動モータによれば、ロータが、磁極歯を軸線方向に配設した範囲で設けられていることで、ヨークの磁極歯が形成する磁界によって効率的にロータにトルクを作用させることができる。また、ステータを複数のヨークで構成した場合には、ロータの端部側に配置されたヨークにおいても磁極歯を配設した範囲にロータが設けられていることで、いずれのヨークによっても均一にトルクを作用させることができる。このため、ディテントトルクを低減させることができ、モータトルクの増大、低振動、低騒音化を図ることができる。
また、上記の電動モータにおいて、前記ロータは、前記ヨークが設けられた前記軸線方向の範囲で該ヨークと対向して設けられていることがより好ましいとされている。
この発明に係る電動モータによれば、ロータが、ヨークを軸線方向に設けた範囲で設けられていることで、より効率的にロータにトルクを作用させることができる。また、ステータを複数のヨークで構成した場合は、ディテントトルクをより低減させることができ、モータトルクの増大、低振動、低騒音化をさらに図ることができる。
また、本発明の電子機器は、上記の電動モータを備えることを特徴している。
この発明に係る電子機器によれば、上記の電動モータを備えることにより、小型化を図ることができるとともに、高出力で電子機器を駆動させることができる。
また、本発明の電子機器は、上記の電動モータと、光軸に沿って移動可能に配設されたレンズ体と、前記電動モータの前記ロータの回転に伴って前記レンズ体を前記光軸に沿って移動させるレンズ駆動手段と、前記光軸上に配設された撮像素子とを有するカメラモジュールを備えることを特徴としている。
この発明に係る電子機器によれば、ロータを回転させると、レンズ駆動手段が作動してレンズ体を光軸に沿って自在に移動させる。これにより、光軸上に配された撮像素子と、レンズ体との距離を任意に調整することができる。これにより、フォーカスやズーム等を行いながら、撮像をすることができる。特に、上記の電動モータを備えることで、高出力化及び装置全体の小型化を図ることができる。さらに、ステータを複数のヨークで構成した場合は、高分解能の出力を得ることができるとともに、ディテントトルクをより低減させることができる。このため、フォーカスやズームなどをより静かで滑らかに、かつ、高出力で動作させることができる。
本発明の電気モータによれば、ロータに第1の凹部が形成されていることで、摩擦負荷の増大を防止しつつ、ステータよってロータにトルクを効率的に作用させるとともに、軸線方向における装置全体の小型化を図ることができる。
また、本発明の電子機器によれば、上記の電気モータを備えることで、機器全体の小型化を図るとともに、高出力で効率的に駆動することができる。
(第1の実施形態)
図1及び図5は、この発明に係る第1の実施形態を示している。図1に示すように、本実施形態の電子機器であるカメラ付き携帯電話器100は、駆動源として電動モータであるステッピングモータ1と、光軸L1に沿って移動可能に配設されたレンズ体101、ステッピングモータ1の後述するロータ3の回転に伴って、レンズ体101を光軸L1に沿って移動させるレンズ駆動手段102、及び、光軸L1上に配設された撮像素子103を有するカメラモジュール104とを備えている。また、これらの各機構及び部材は、ケーシング111によって内部に収容されている。ステッピングモータ1は、断続的に回転駆動可能なモータであり、ケーシング111に固定された第1の支持部材112及び第2の支持部材113によって固定されている。なお、ステッピングモータ1の内部構造の詳細については後述する。
ケーシング111の裏面には、図示しない制御部、モータドライバ及び信号処理部や撮像素子103が実装された回路基板114が取り付けられている。撮像素子103は、例えば、CCDやCMOS等の半導体デバイスであり、第1の支持部材112の凹部112aに収容されている。また、制御部は、CPUやメモリ等を有しており、撮像素子103の動作を制御するとともにカメラモジュール104全般を総合的に制御している。モータドライバは、ステッピングモータ1の後述する各励磁コイル22の巻線端末にそれぞれ電流を供給している。信号処理部は、撮像素子103から出力された信号を処理して制御部に出力している。
また、撮像素子103の上方には、レンズ体101が配置されている。このレンズ体101は、円筒状のレンズホルダ部115と、レンズホルダ部115の内周面に固定された1つまたは複数のレンズRとで構成されている。撮像素子103は、これらレンズRの光軸L1上に配設されるように、設置位置が調整されている。さらに、ケーシング111においてレンズR及び撮像素子103と対向して、レンズRの光軸L1上に位置する箇所に、採光孔111aが形成されている。
また、レンズホルダ部115の外周には、光軸L1を間に挟んで、互いに対向するように一対の張出部材116、117が設けられている。これら一対の張出部材116、117には、一対のガイド軸118、119が挿通可能な貫通孔や溝等のガイド孔116a、117aがそれぞれ形成されている。この一対のガイド軸118、119は、例えば、丸棒であり、レンズ体101を間に挟む位置で光軸L1と平行に配設されていて、両端が第1の支持部材112及び第2の支持部材113によって固定されている。すなわち、レンズ体101は、一対のガイド軸118、119によって支持された状態でケーシング111の内部空間に内蔵され、撮像素子103と採光孔111aとの間に配置されている。そして、一対のガイド軸118、119は、一対のガイド孔116a、117aで摺動自在に設定されている。これにより、複数のレンズRは、一対のガイド軸118、119に沿って光軸L1方向に移動可能とされている。
また、一対の張出部材116、117のうち、一方の張出部材116は、レンズ体101から離間する方向に延びるように形成されており、その先端に送りねじ軸120のねじ部120aに螺合するナット部116bを有している。この送りねじ軸120は、一対のガイド軸118、119のうち、一方のガイド軸118に隣接する位置において、同様に光軸L1に平行となるように配設されている。また、この送りねじ軸120の両端は、第1の支持部材112及び第2の支持部材113にそれぞれ回転可能に固定されている。これにより、送りねじ軸120は、光軸L1と平行な軸線L2回りに回転することが可能である。
また、送りねじ軸120の第1の支持部材112側には、送りねじ軸120に外嵌されて一体となって回転可能な被動歯車120bが設けられているとともに、被動歯車120bよりも第2の支持部材113側の部分で、外周面にネジ溝を有するねじ部120aが形成されている。そして、上述したように、このねじ部120aに一方の張出部材116のナット部116bが螺合されている。この際、レンズ体101は、一対のガイド軸118、119によって支持されているので、送りねじ軸120を軸線L2回りに回転させたときに、ナット部116bは送りねじ軸120につられて回転することなく軸線L2方向に移動することが可能であり、すなわち、送りねじ軸120の回転運動を、レンズRの直線運動に変換することが可能である。
また、送りねじ軸120の被動歯車120bは、伝動機構121を介してステッピングモータ1の回転軸4に連結されており、回転軸4の回転に伴って軸線L2回りに回転することが可能である。具体的に説明すると、伝動機構121は、ステッピングモータ1の回転軸4とともに回転可能に外嵌された駆動歯車122と、中間歯車123とを備えている。中間歯車123は、第1の支持部材112及び第2の支持部材113に回転可能に支持された軸部材123aと、軸部材123aに外嵌されて同軸に回転可能な入力歯車123b及び出力歯車123cとを備える。入力歯車123bには、駆動歯車122が噛合されている。また、出力歯車123bは、送りねじ軸120の被動歯車120bと噛合されている。出力歯車123bは、入力歯車123aと比べて外径が小さく、また、歯数が少なく設定されている。これにより、ステッピングモータ1の回転軸4の回転力は、中間歯車123の入力歯車123a及び出力歯車123bによって減速された後、送りねじ軸120に伝達されるようになっている。なお、中間歯車をさらに複数設けて複数段で減速を行う構成としても良い。そして、ナット部116b、送りねじ軸120及び伝動機構121によって、ロータ3及び回転軸4の回転に伴ってレンズ体101を移動させる上述したレンズ駆動手段102を構成している。
次に、レンズ駆動手段102によってレンズ体101を移動させるための駆動源であるステッピングモータ1の内部構造の詳細について説明する。図2及び図3に示すように、ステッピングモータ1は、円筒状で、外周部3aの円周方向Rに多極磁化された永久磁石(磁石)2を有するロータ3と、ロータ3の回転中心に形成された貫通孔3bに挿通された回転軸4と、ロータ3の外周部3aを覆うステータ5とを備える。
ロータ3と回転軸4とは、例えば、間に接着剤を介在させることで固定されている。ロータ3の両端部3cには、貫通孔3bと同軸で、貫通孔3bより大きい内径を有する第1の凹部6が形成されている。また、第1の凹部6の底部6aには、第1の凹部6よりも小さく、また、貫通孔3bより大きい内径を有する第2の凹部7が形成されている。また、第1の凹部6には、略円板上のスライダ8が、回転軸4が挿通され、また、第1の凹部6の内部で軸線L回りに摺動可能な状態で収容されている。スライダ8は、樹脂等の非磁性体で、耐磨耗性に優れ、摩擦係数の低い材質が好ましく、例えば、ポリアセタール、ナイロン、フッ素樹脂などが選択される。また、スライダ8とロータ3との間には、潤滑油が充填されていて、より円滑に摺動可能とされている。また、スライダ8の軸線L方向の部材寸法は、第1の凹部6の深さよりも僅かに大きく設定されていて、一部分が第1の凹部6に収容される一方、他の部分がロータ3の端部3cから突出している。また、スライダ8が第1の凹部6に収容された状態において、ロータ3とスライダ8との間には、第2の凹部7によって空間が形成されていて、上記の潤滑油が充填された状態となっている。
また、ロータ3は、例えば、サマリュウムコバルト、ネオジウム、鉄、ボロンなどの強磁性体で形成されている。これら強磁性体の粉体を焼結してロータ3の形状に仕上げても良いが、これらの粉体をプラスチックに混ぜて射出成形することで、孔や凹部を有する複雑な形状でも、精度良くかつ容易に製作することができる。そして、外周部3aを着磁することによって永久磁石2が形成されている。永久磁石2は、例えば、円周方向Rに磁極が8分割されていて、交互に極性が異なるように着磁されている。より詳しくは、永久磁石2は、以下に示すように着磁されている。すなわち、図4に示すように、ロータ3の外周部3aを囲むように、また、形成しようとする磁極の数及び極性と対応して極性の異なる着磁ヨークN1及びS1を円周方向Rにのみ交互に配列する。このようにすることで、隣り合う磁性の異なる着磁ヨークN1、S1の間には、ロータ3の外周部3aの表面から内部を経由して再び表面へと通過する弧状の磁界Mが形成されて、ロータ3の外周部3aは、交互に極性の異なるように着磁されることとなる。
図2及び図3に示すように、ロータ3の外周部3aを覆うステータ5は、より詳しくは、A相ステータである環状の第1のヨークユニット9と、B相ステータである環状の第2のヨークユニット10とが回転軸4の軸線L方向に重なるように設けられていて、クローポール式の2相PM型ステッピングモータを構成している。また、ステータ5には、第1及び第2のヨークユニット9、10を軸線L方向に沿って両側から挟み込む略円板状の支持部材11、12が設けられている。第1及び第2のヨークユニット9、10と、支持部材11、12とは、それぞれ溶接によって接合されている。また、支持部材11、12の回転軸4と対応する位置には貫通孔11a、12aが形成されていて、環状の軸受13、14が嵌合されて固定されている。そして、これらの軸受13、14によって回転軸4が挿通されていることによって回転可能に支持されている。また、ロータ3の端部3cと軸受13、14との間にスライダ8が介装された状態となり、回転軸4及びロータ3は、軸線L方向の移動が規制されている。なお、軸受13、14には、焼結金属で成形された含油軸受や摺動性の良い樹脂軸受を用いる。軸受に樹脂を用いる場合には、支持部材11、12と軸受13、14を一体的に成形することもできる。また、非磁性材料である樹脂を用いた場合、ロータ3の永久磁石2及び後述するステータ5が形成する磁界に影響を受け無い構造(磁気回路)設計も可能なため、モータ効率の向上が期待できる。
また、本実施形態において、第1のヨークユニット9及び第2のヨークユニット10は、ともに同一構成とされている。よって、ここでは、第1のヨークユニット9について詳細に説明する。第1のヨークユニット9は、A相ステータとなるものであり、図3に示すボビン20、及び、ボビン20の外周に巻回されたコイル巻線21で構成された環状の励磁コイル22と、外ヨーク23(ヨーク)と、内ヨーク24(ヨーク)とを有している。ボビン20は、樹脂性材料により環状に形成され、外周面にコイル巻線21を巻回可能な溝部20aが形成されていると共に、内周面に内ヨーク24及び外ヨーク23の後述する磁極歯(クローポール:誘電子)23c、24cをそれぞれ案内して、所定位置に配列させる案内溝20bが形成されている。また、ボビン20の外周には外方に突出した突起部20cが設けられており、突起部20cに、コイル巻線21の端末を接続すると共に回路部品等の図示しない外部部品に電気的接続する金属製の外部接続端子20dが設けられている。また、ボビン20の溝部20aに巻回されたコイル巻線21は、図2に示すように、ボビン20の外周から外方に突出しないように、溝部20aの深さ以内に収まるように巻回されている。
外ヨーク23は、例えば、純鉄等の磁性体の金属材料により、軸線Lを中心として円筒状に形成され、励磁コイル22を内部に収納可能な外筒部23aと、外筒部23aの一端側の外縁から軸線L方向に向けて所定距離だけ90度折り曲げられた背面部23bと、背面部23bから軸線L方向に向けて所定距離だけ90度折り曲げられ、ボビン20の案内溝20bに案内されながら、ボビン20の内周面に対向配置された状態で円周方向Rに一定の間隔を空けて複数形成された磁極歯23cとを有している。なお、本実施形態では、円周方向Rに一定の間隔を空けて4つ並ぶように磁極歯23cが形成されている場合を例にしている。
外筒部23aは、励磁コイル22の高さ及び外径より若干大きなサイズで形成されており、他端側の外縁には、軸線L方向に対して内ヨーク24を位置決めさせる段部23dが形成されている。また、外筒部23aの一部分には、円周方向Rに対して内ヨーク24を位置決めさせると共に、ボビン20の突起部20cを嵌合させて、軸線L方向及び円周方向Rの2方向に対して励磁コイル22を位置決めさせる切り欠き部23eが形成されている。これら位置決めについては、後に詳細に説明する。
背面部23bは、励磁コイル22の厚さに応じて、外筒部23aの一端側の外縁から軸線Lに向かって折り曲げられている。即ち、外筒部23aと磁極歯23cとの間に励磁コイル22を収納できる間隔を有するように折り曲げられている。磁極歯23cは、外筒部23aの内側に位置するように設けられており、先端が段部23dの近傍に位置するように長さが調整されている。また、先端に向かって徐々に幅が狭くなるように、即ち、台形形状となるように設けられている。そして、上述したように、磁極歯23cと外筒部23aとの間に励磁コイル22を収納したときに、各磁極歯23cがボビン20の案内溝20bに案内されながら、ボビン20の内周面に対向配置されるようになっている。
内ヨーク24は、外ヨーク23と同様に、例えば、純鉄等の磁性体の金属材料により形成されており、背面部23bと同じように軸線Lを中心として環状に形成されたリング部24aと、リング部24aの内周側から軸線L方向に向けて90度折り曲げられ、ボビン20の案内溝20bに案内されながら、ボビン20の内周面に対向配置されるように、円周方向Rに一定の間隔を空けて複数形成さると共に、外ヨーク23の磁極歯23cに対して非接触状態で円周方向Rに交互に等間隔で並ぶ磁極歯24cとを備えている。
なお、本実施形態では、内ヨーク24の磁極歯24cも、外ヨーク23の磁極歯23cと同様に、円周方向Rに一定の間隔を空けて4つ並ぶように設けられている場合を例にしている。また、この内ヨーク24は、外ヨーク23と組み合わせた際に、リング部24aが外ヨーク23の段部23dに接触することで、軸線L方向への位置決めがされるようになっている。また、リング部24aの外周側の一部分には、外ヨーク23の切り欠き部23eに嵌合する突起部24bが形成されている。これにより、円周方向Rに対して内ヨーク24と外ヨーク23とを位置決めした状態で組み合わせることができるようになっている。
また、内ヨーク24の磁極歯24cは、外ヨーク23の磁極歯23cと略等しい形状を呈している。すなわち、先端が背面部23bの近傍に位置するように長さが調整されていて、先端に向かって徐々に幅が狭く、台形形状となるように設けられている。そして、各磁極歯24cがボビン20の内周面に対向配置されるようになっている。また、内ヨーク24の磁極歯24cは、突起部24bを切り欠き部23eに嵌合させたときに、外ヨーク23の磁極歯23cの間に入り込むように、即ち、ピッチがずれるようにボビン20の案内溝20bによって案内されるようになっている。これにより、外ヨーク23と内ヨーク24とを組み合わせた際に、互いの磁極歯23c、24cが、非接触状態で円周方向Rに交互に軸線L方向に配設された状態で等間隔で並び、また、ロータ3の外周部3aと対向した状態となる。このように構成されたA相ステータとなる第1のヨークユニット9と、B相ステータとなる第2のヨークユニット10とは、互いに外ヨーク23の背面部23b同士を面接触させた状態で重なるように配置され、互いに溶接により接合されている。
図5は、(a)が第1のヨークユニット9及び第2のヨークユニット10の内周面側の展開図を示し、また、(b)がこれと対応するロータ3の側面図を示している。図5の(a)に示すように、第1のヨークユニット9における外ヨーク23の磁極歯23cと、第2のヨークユニット10における内ヨーク24の磁極歯24cとは、磁極歯ピッチの1/4ピッチずれるように接合されている。また、図5の(b)に示すように、ロータ3は、軸受13、14の間において、スライダ8によって軸線L方向に位置決めされていて、軸線L方向と直交する径方向において、ロータ3とステータ5とは、同軸で略対称に配置されている。さらに、ロータ3は、第1及び第2のヨークユニット9、10の磁極歯23c、24cが軸線L方向に配設された範囲で、対向するように設けられている。
次に、この実施形態のカメラ付き携帯電話器100及び搭載されたステッピングモータ1の作用について説明する。ここでは、その一例として、ステッピングモータ1を作動させて、カメラ付き携帯電話器100のカメラモジュール104を動かし、図示しない被写体をズームした状態で撮像する場合を説明する。
まず、図1に示すように、使用者が、カメラ付き携帯電話器100の図示しない表示パネルで被写体を確認しながらズーム操作を行うと、カメラモジュール104の回路基板114に実装された制御部がステッピングモータ1を作動させるために、各励磁コイル22に電流を流す。図2に示すように、各励磁コイル22に電流が流れると、第1及び第2のヨークユニット9、10の各磁極歯23c、24cが順にN極、S極に励磁される。そして、磁極歯23c、24cによって形成される磁界によって、ロータ3の永久磁石2に回転軸4回りのトルクが発生して、ロータ3を磁極歯23c、24cのピッチに応じて断続的に回転させることができる。この際、軸受13、14とロータ3との間には、第1の凹部6から一部が突出したスライダ8が介装されていて、ロータ3は直接軸受13、14と接触していない。このため、ロータ3は、軸受13、14との接触によって損耗してしまうことなく回転することができる。また、スライダ8は、第1の凹部6の内部において、ロータ3、軸受13、14、及び回転軸4のそれぞれと独立して摺動可能である。このため、摩擦負荷を低減させて、ロータ3を回転させることができる。
図1に示すように、ロータ3の回転に伴って、回転軸4も軸線L回りに回転するので、回転軸4の一端側に固定された駆動歯車122も同様に回転する。この駆動歯車122の回転によって、噛合されている各中間歯車123の入力歯車123b及び出力歯車123cも軸部材123aを中心に回転し、所定の回転数に減速されて、送りねじ軸120の被動歯車120bが回転することとなる。そして、これによりねじ部120aが軸線L2回りに所定の回転数で回転することとなる。
また、ねじ部120aに螺合している一方の張出部材116のナット部116bは、送りねじ軸120の回転に伴って、軸線L2方向に沿って移動する。これにより、張出部材116、117が固定されているレンズ体101全体が、一対のガイド軸118、119に沿って光軸L1方向に移動する。その結果、レンズホルダ部115で固定しているレンズRを撮像素子103に接近させることができ、ズームを行うことができる。従って、使用者は、被写体をズームした状態で撮像することができる。なお、ズームを行う場合を説明したが、ロータ3の回転方向をかえることで、レンズ体101を撮像素子103から離間させたり、接近させたりすることができ、合焦を自由に行うことができる。
ここで、図5(c)に示すように、従来において、第1の凹部6が形成されていない場合には、ロータ3´と軸受13、14との間のスペースは、スライダ8の部材寸法によって決定されてしまう。しかしながら、図5(b)に示すように、本実施形態においては、スライダ8が第1の収容凹部6に収容されていることで、軸受13、14とロータ3の端部3cとの間のスペースを最小限の大きさとすることができる。このため、ロータ3の軸線L方向の寸法を最大限のものとし、ステータ5の各磁極歯23c、24cが形成する磁界によってロータ3にトルクを効率的に作用させることができる。特に、本実施形態においては、ロータ3が、磁極歯23c、24cを軸線L方向に配設した範囲で設けられていることで、より効率的にロータ3にトルクを作用させることができる。
また、ステータ5を第1のヨークユニット9と第2のヨークユニット10の2相としていて、ステータ5とロータ3とが同軸で略対称であり、かつ、上記のように、ロータ3が、磁極歯23c、24cを軸線L方向に配設した範囲で設けられている。このため、高分解能の出力を得ることが可能となるとともに、いずれの磁極歯23c、24cが形成する磁界でも均一にロータ3にトルクを作用させることができ、ディテントルク(残留トルク)を低減させることができる。
また、スライダ8によって必要とされるスペースを最小限とすることができるので、軸線L方向において、ステッピングモータ1全体の寸法を最小限の大きさにすることができる。一方、上記のように、スライダ8は、第1の凹部6に収容されていることで、第1の収容凹部6の深さに応じて、スライダ8として強度上、加工上、軸線L方向に必要な厚さ寸法を確保することができる。このため、従来、フッ素樹脂の様に摩擦係数が小さく、スライダとして好適な材料であったとしても、強度上必要な厚さを確保することができないがために選択することができなかった材料を選択することも可能となる。あるいは、部材寸法に自由度が増すことで、薄板を打ち抜き加工して製作する方法だけでなく、射出成形などによってもスライダを製作することが可能となる。このため、薄板成形が難しかったPEEK(登録商標)(ポリエーテルエーテルケトン)等の材料や、従来打ち抜き加工では強度上選択できなかったPPS(ポリフェニレンサルファイド)等の材料でも選択することができる。
また、スライダ8は、潤滑油を軸受13、14、ロータ3との間に充填されることによってより摩擦負荷を低減させることができるが、第1の凹部6に収容されていることによって、潤滑油が漏洩してしまうことがなく、摩擦負荷低減の作用を好適なものとし、また、長持ちさせることができる。さらに、本実施形態において、第2の凹部7が潤滑油溜りとして機能し、より良好な持続性のもとに摩擦負荷を低減させることができる。また、上記のように、回転軸4はロータ3に接着固定されているが、接着剤が漏洩したとしても第2の凹部7に収容されるため、スライダ8との間に介在してスラストガタが発生してしまうのを防ぐことができる。さらには、これら第1の凹部6及び第2の凹部7が形成されることにより、ロータ3全体の慣性モーメントを小さくすることができるので、ステータ5によって作用するトルクにより、より効率的にモータトルクを出力することができる。また、第2の凹部7によって、スライダ8とロータ3の接触面積を減少させることができるので、摩擦負荷をより低減させることができる。
また、本実施形態のステッピングモータ1は、PM型であり、ロータ3は磁石として永久磁石2を有している。このため、磁束強度を増大させてモータトルクの増大をより図ることができる。この際、ロータ3の永久磁石2は、外周部3aを囲むように磁極の異なる着磁ヨークN1、S1を交互に配列して着磁されていて、ロータ3の内側に着磁ヨークを配置して着磁する必要が無い。このため、ロータ3の内部に着磁ヨークを設けるためのスペースを必要とせず、ロータ3の径方向の小型化を図ることができる。また、外周部3aのみの配置とすることで、多数の着磁ヨークが配置可能となり、多数の磁極を形成してより高分解能の出力を得ることができる。さらに、ロータ3の内、磁化されるのは外周部3aで、中心部分は磁化されない。このため、第1の凹部6及び第2の凹部7を形成したとしてもロータ3の磁力が低下してしまうことが無く、上記第1の凹部6及び第2の凹部7による効果をより好適なものとすることができる。
以上のように、本実施形態のステッピングモータ1では、第1の凹部6及びスライダ8によって、摩擦負荷の増大を防止しつつ、ステータによって効率的にトルクをロータに作用させてモータトルクの増大を図り、高出力、高分解能のものとすることができる。また、装置全体の小型化を図ることができる。また、カメラ付き携帯電話器100においては、このようなステッピングモータ1を備えることで、高出力化を図ることができ、また、ステッピングモータ1を搭載するスペースを縮小して装置全体の小型化を図ることができる。さらに、上記のように高分解能の出力を得ることができるとともに、ディテントトルクをより低減させることができるので、フォーカスやズームなどをより静かで滑らかに、かつ、高出力で動作させることができる。
(第2の実施形態)
図6は、この発明に係る第2の実施形態を示している。この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図6に示すように、この実施形態のステッピングモータ30のロータ31は、端部31aにおいて、貫通孔3bと同軸で第3の凹部32が形成されている。また、第3の凹部32の底部32aに、スライダ8を収容するための第1の凹部33が形成されている。また、支持部材11、12に固定された軸受34、35の軸線L方向の一部は、各々ロータ3側へ突出し、第3の凹部32に収容されていて、第3の凹部32の内部でスライダ8と接触している。第3の凹部32は、軸受34、35及び支持部材11、12の一部を、隙間を有して収容可能な内径に設定されている。
この実施形態のステッピングモータ30においては、軸受34、35の一部が第3の凹部32に収容されていることで、ロータ31の軸線L方向の部材寸法を軸受34、35及びスライダ8の部材寸法に制限を受けることが無く決定することができる。すなわち、実質的に軸受34、35とロータ31の端部31aとの間のスライダ8を設けるためのスペースが無くなり、さらには、軸受34、35を支持する支持部材11、12とロータ31の端部31aとの間のクリアランスも可能な限り小さなものとすることができる。また、軸受34、35が支持部材11、12よりも軸線L方向外側へ突出させる必要が無い。このため、軸線L方向における装置全体の小型化をより図るとともに、ロータ3に、より効率的にトルクを作用させることができる。また、第3の凹部32が形成されていることで、ロータ31の慣性モーメントをより小さくすることができ、より効率的に回転させることができる。
(第3の実施形態)
図7及び図8は、この発明に係る第3の実施形態を示している。この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図7に示すように、この実施形態のステッピングモータ40において、第1及び第2のヨークユニット9、10を挟み込んで固定する支持部材41、42は、ロータ43と相対する位置に、ロータ43の外径に対応した凹部41a、42aが形成されている。このため、凹部41a、42aによって形成されたスペースに応じてロータ43の軸線L方向の部材寸法を大きくすることができる。このため、図7及び図8に示すように、ロータ43は、その端部43aの位置が第1のヨークユニット9及び第2のヨークユニット10の両端位置と略一致して、これらのヨーク23、24が軸線L方向で配設された範囲で設けられている。このため、より効率的にロータ43にトルクを作用させることができる。また、ディテントトルクをより低減させることができ、モータトルクの増大、低振動、低騒音化をさらに図ることができる。
(第4の実施形態)
図9は、この発明に係る第4の実施形態を示している。この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図9に示すように、この実施形態のステッピングモータ50において、ロータ51の両端部51aと、軸受13、14との間には、軸線L方向に複数のスライダ52が介装されている。これらのスライダ52を収容する第1の凹部53は、スライダ52の枚数に応じた深さを有していて、軸線L方向の最も外側に位置するスライダ52aの一部のみが外側に突出して軸受13、14のそれぞれと接触している。
このステッピングモータ50では、各スライダ52は、軸受13、14とロータ51との間でそれぞれ独立して回転軸4回りに摺動することとなる。このため、摩擦負荷をより低減させることができるとともに、スライダ52、軸受13、14、ロータ51間でのスティックスリップの発生を抑えられ、トルクのばらつきの低減だけでなく、停止位置の誤差の低減にも繋がる。なお、これらのスライダ52は、第1の凹部53に収容されていることで、スライダ52を複数とすることによって軸線L方向に大型化してしまうことが無い。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
なお、上記実施形態では、電気モータとして、クローポール式の2相PM型ステッピングモータ1を例に挙げたがこれに限ることは無い。ステッピングモータにおいては、例えばVR型などでも良い。また、ステッピングモータに限らず、例えば、ブラシレスモータなどでも良い。少なくとも、ステータが形成する磁界によってロータにトルクを作用させて回転駆動する電気モータであれば、ロータに第1の凹部を形成して、スライダの少なくとも一部を収容する構成とすることで、同様に、効率的で、小型化したものを提供することが可能となる。また、このような電気モータを搭載する電子機器としてカメラ付き携帯電話器100を例にして説明したが、この場合に限られるものではない。例えば、デジタルカメラなどでも良い。また、DVDプレイヤーなどにおけるピックアップレンズの調整などにも好適である。また、ロータの磁極の数を8とし、各ヨークユニットの磁極歯を4つずつ設けた構成にしたが、この場合に限られず、ロータの磁極の数を4、6又は10等、ヨークの磁極歯の数を2、3又は5等に適時変更して構わない。また、ヨークユニットは2相としたがこれに限ることは無く、単相あるいは3相以上の構成としても良い。
この発明の第1の実施形態の電子機器の断面図である。 この発明の第1の実施形態のステッピングモータの断面図である。 この発明の第1の実施形態のステッピングモータの分解斜視図である。 この発明の第1の実施形態のロータの着磁方法の説明図である。 この発明の第1の実施形態のステッピングモータにおいて、(a)第1及び第2のヨークユニットの内周面の展開図、(b)ロータの断面図、及び、(c)従来におけるロータの断面図である。 この発明の第2の実施形態のステッピングモータの断面図である。 この発明の第3の実施形態のステッピングモータの断面図である。 この発明の第3の実施形態のステッピングモータにおいて、(a)第1及び第2のヨークユニットの内周面の展開図、(b)ロータの断面図である。 この発明の第4の実施形態のステッピングモータの断面図である。
符号の説明
1、30、40、50 ステッピングモータ(電気モータ)
2 永久磁石(磁石)
3、31、43、51 ロータ
3a 外周部
3c、31a、43a、51a 端部
4 回転軸
5 ステータ
6、33、53 第1の凹部
6a 底部
7 第2の凹部
8、52、52a スライダ
11、12、41、42 支持部材
13、14 軸受
23 内ヨーク(ヨーク)
23c 磁極歯
24 外ヨーク(ヨーク)
24c 磁極歯
32 第3の凹部
32a 底部
100 カメラ付き携帯電話器(電子機器)
L 軸線方向
R 円周方向
N1、S1 着磁ヨーク

Claims (10)

  1. 略円筒状のロータと、
    該ロータの回転中心に設けられた回転軸と、
    前記ロータの外周部を覆うとともに、磁界を形成して前記ロータに前記回転軸回りのトルクを作用させることが可能なヨークを有するステータと、
    該ステータに支持部材によって固定されるとともに、前記回転軸を回転可能に支持する軸受と、
    該軸受と前記ロータの端部との間に介装される略板状のスライダとを備え、
    前記ロータの前記端部には、前記回転軸の軸線方向で前記スライダの少なくとも一部を、前記回転軸回りに摺動可能に収容する第1の凹部が形成されているとともに、
    前記第1の凹部の底部に形成され、該第1の凹部に収容された前記スライダと前記ロータとの間に空間を形成する第2の凹部を備え
    前記スライダは前記軸線方向に前記第1の凹部の深さより大きく、前記スライダの一部分が前記第1の凹部に収容される一方、前記スライダの他の部分が前記ロータの端部から突出していることを特徴とする電動モータ。
  2. 請求項1に記載の電動モータにおいて、
    前記ロータの端部には、前記軸線方向で前記軸受の少なくとも一部を、隙間を有して収容する第3の凹部が形成され、
    前記第1の凹部は、該第3の凹部の底部に形成されていることを特徴とする電動モータ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電動モータにおいて、
    前記第1の凹部には、前記スライダが前記軸線方向に複数収容されていることを特徴とする電動モータ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の電動モータにおいて、
    前記ロータは、強磁性材料で形成され、前記外周部に円周方向に多極磁化された磁石を有し、
    前記ロータと前記ステータとによって前記ロータを断続的に回転させることが可能なステッピングモータであることを特徴とする電動モータ。
  5. 請求項4に記載の電動モータにおいて、
    前記ロータの前記磁石は、前記外周部を囲むように前記円周方向にのみ磁極の異なる着磁ヨークを交互に配列して着磁することで多極磁化されていることを特徴とする電動モータ。
  6. 請求項4または請求項5に記載の電動モータにおいて、
    前記ステータには、前記ヨークが前記軸線方向に複数配列して設けられていることを特徴とする電動モータ。
  7. 請求項4から請求項6のいずれかに記載の電動モータにおいて、
    前記ステータの前記ヨークは、前記軸線方向に配設されて磁界を形成可能な磁極歯が前記円周方向に複数配列して構成され、
    前記ロータは、少なくとも前記磁極歯が前記軸線方向に配設された範囲で、該磁極歯と対向して設けられていることを特徴とする電動モータ。
  8. 請求項7に記載の電動モータにおいて、
    前記ロータは、前記ヨークが設けられた前記軸線方向の範囲で該ヨークと対向して設けられていることを特徴とする電動モータ。
  9. 請求項1から請求項8のいずれかに記載の電動モータを備えることを特徴とする電子機器。
  10. 請求項4から請求項8のいずれかに記載の電動モータと、
    光軸に沿って移動可能に配設されたレンズ体と、
    前記電動モータの前記ロータの回転に伴って前記レンズ体を前記光軸に沿って移動させるレンズ駆動手段と、
    前記光軸上に配設された撮像素子とを有するカメラモジュールを備えることを特徴とする電子機器。
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