JP2008141931A - ステッピングモータ、電子機器、コイルブロック - Google Patents

ステッピングモータ、電子機器、コイルブロック Download PDF

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Abstract

【課題】全体の大きさを変えずに、より大きなコイル体積を確保することができ、ヨークの絶縁処理が不要であり、空芯コイルのヨークへの組付け性に優れ、しかも、組立て時の作業効率を低下させることなく、端子の出張りを含めたモータ全体の小型化を図る。
【解決手段】第1及び第2のステータ4,5は、それぞれ、環状の空芯コイル15と、空芯コイルを内部に収納すると共に、空芯コイルの円周方向に一定の間隔を空けて複数形成された磁極歯16aを有する外ヨーク16と、空芯コイルの円周方向に一定の間隔を空けて複数形成された磁極歯17aを有する内ヨーク17と、空芯コイルに取り付けられて空芯コイルから延びる巻線の端末と接続される端末処理部材18とを有する。端末処理部材は、電気的絶縁性と可撓性を有する基板に、空芯コイルから延びる巻線の端末と外部回路とを電気的に接続する導電部19が形成されて構成される。
【選択図】図4

Description

本発明は、デジタルカメラやカメラ付き携帯電話器等のフォーカスやズーム等のレンズ駆動等を行う駆動源に用いるステッピングモータ、該ステッピングモータを有する電子機器、ステッピングモータの構成部分であるコイルブロックに関するものである。
ステッピングモータは、デジタル制御系との整合性に優れており、最近ではデジタルカメラやカメラ付き携帯電話器等の電子機器において、フォーカスやズーム等のレンズ駆動等を行う駆動源として頻繁に利用されている。特に、クローポール式のステッピングモータに関しては、製造コストを低減し易く、制御も容易であることから、より頻繁に使用されている。
このクローポール式のステッピングモータは、様々なものが提供されており、例えば、カップ状に形成されたハウジング内に、2つのステータ(A相ステータ、B相ステータ)を組み込んだ2相PM型ステッピングモータ(例えば、特許文献1参照)や、ハウジングを利用しない2相PM型ステッピングモータ等が知られている。
ところで、前記特許文献1に記載されている従来のステッピングモータでは、樹脂性材料から形成されたボビンにコイル巻線を巻きつけて励磁コイルを構成しているので、ヨークで囲まれた励磁コイルの断面的収容スペースの内、ボビンが占めるスペース部分が磁気的には無駄なスペースとなっていた。つまり、ボビンが占めるスペース部分、コイル体積が減少してしまい強いトルクが得られない、あるいは逆に同じトルクを得ようとすると大型化してしまう問題があった。
このため、近年のステッピングモータでは、例えば、特許文献2に記載されたように、ボビンを有しない空芯コイルを用いたステータを備えるものが提案されている。
すなわち、特許文献2に記載されたステッピングモータは、ヨークに端子ピンを一体に形成しておき、空芯コイルをヨークに組み付けた後に、空芯コイルの巻線の端末を端子ピンに接続している。
一方、近年のステッピングモータでは、外部への電気的接続のための端子部を含めたモータ全体の小型化の要求がより強くなってきており、このため、例えば、特許文献3には、コイル巻線の端末に直接フレキシブル基板を接続したステッピングモータが提案されている。
特開2004−289961号公報 特開2004−112985号公報 特開2006−191724号公報
ところで、上記特許文献2の図2に記載された従来のステッピングモータにあっては、ボビンを有しないため、その分大きなコイル体積を確保できるものの、ヨークと端子ピンとの間で電気的絶縁をとる必要があり、その電気的絶縁のための工数が増える問題があった。
また、上記特許文献2の図3には、ヨークにコイル巻線を直接巻き付ける代わりに、空芯コイルを別箇所で予め作製しておき、この別箇所で作製した空芯コイルをヨークに組み付け、その後、巻線端末を端子ピンに巻き付けたステッピングモータの例が示されている。
しかしながら、このように空芯コイルを予め作製しておき、その後ヨークに組み付ける形式のステッピングモータでは、空芯コイルをヨークに組み付けた後に、コイル用巻線の端末を端子ピンに接続する処理が必要になり、組立工数が増す問題があった。また、空芯コイルを製造した後ヨークに組み付けるまで、空芯コイルから延びる巻線の端末が固定されておらず自由に動いてしまうため、空芯コイルの取り扱いが難しく、ヨークへの組付け時に、コイル巻線の端末を断線させてしまうおそれもあった。
また、上記特許文献3に記載されたステッピングモータにあっては、モータの主要部を組み立てた後、この組み立てたモータの主要部にフレキシブル基板を係合させ、その後、コイル巻線の端末をダミーピンからはずしてフレキシブル基板の導電部にハンダ付けする作業を行わなければならず、モータの主要部を組み立てた後の狭い空間での作業を強いられること、コイル巻線の端末のダミーピンへの仮組付け並びに取り外しを行わなければならないことから、作業効率が悪いという問題があった。
本発明は、このような事情に考慮してなされたもので、その目的は、全体の大きさを変えずに、より大きなコイル体積を確保することができ、ヨークの絶縁処理が不要であり、空芯コイルのヨークへの組付け性に優れ、しかも、組立て時の作業効率を低下させることなく、端子の出張りを含めたモータ全体の小型化を図ることができる、ステッピングモータ、電子機器、コイルブロックを提供することである。
本発明のステッピングモータは、円周方向に多極磁化された円筒状の永久磁石を有するロータと、該ロータの周囲を囲んだ状態で、ロータの軸線方向に互いに隣接するように配された環状の第1及び第2のステータとを備え、前記第1及び第2のステータは、それぞれ、環状の空芯コイルと、該空芯コイルを内部に収納すると共に、該空芯コイルの円周方向に一定の間隔を空けて複数形成された磁極歯を有する外ヨークと、前記空芯コイルの円周方向に一定の間隔を空けて複数形成された磁極歯を有し、該磁極歯が外ヨークの磁極歯に対して非接触状態で交互に等間隔で並ぶように配置される内ヨークと、前記空芯コイルに取り付けられて該空芯コイルから延びる巻線の端末と接続される端末処理部材とを有し、前記端末処理部材は、電気的絶縁性と可撓性を有する基板に、空芯コイルから延びる巻線の端末と外部回路とを電気的に接続する導電部が形成された構成であることを特徴とする。
上記ステッピングモータによれば、第1及び第2のステータをボビンを有さず空芯コイルを用いて構成しているため、ステータ全体の大きさを変えることなく、より大きなコイル体積を確保することができる。
また、空芯コイルから延びる巻線の端末を、端末処理部材に電気的に接続させて端末処理を行っているので、空芯コイルに端末処理部材を取り付けた後は、コイル用巻線の端末が自由に動くことがなく、空芯コイルのヨークへの組付け時に断線等がなく、組付け性の向上並びに信頼性の向上が図れる。また、ヨークとは別に端末処理部材を設けているので、ヨークに端子ピンを設けるときのように、ヨークに対して電気的な絶縁処理を施すことが不要になる。
また、端末処理部材が可撓性を有する基板により構成されていて変形自在であるため、外部回路と接続する際の自由度が増す。つまり、基板の外部回路との電気的接続部である導電部を自由な位置、例えばモータの側面、底面等の位置に配置することができる。また、基板は端子ピンに比べて外方へ出っ張ることがなく、この点からモータの小型化を図ることができる。
加えて、端末処理部材を予め空芯コイルに取り付けるので、モータ主要部を組み付けた後に端末処理部材にコイル巻線端末を電気的に接続する構造に比べて、狭い空間での作業を強いられることがなく、また、コイル巻線の端末のダミーピンへの仮組付け並びに取り外し作業が不要になり、作業効率が向上する。
上記ステッピングモータでは、前記端末処理部材は、前記空芯コイルの一端に取り付けられるリング板状の基部と、該基部から延びる端末処理本体部とを有し、前記端末処理本体部に前記導電部が形成されていることが望ましい。
これにより、端末処理部材を空芯コイルに取り付けるにあたり、リング板状の基部を空芯コイルの一端に面接触させた状態で固定することができ、例えば、端末処理部材を空芯コイルの側面に組み付ける場合に比べて、端末処理部材の強固な固定が実現でき、また、組付け作業性に優れ、しかもモータトルクの低下を来たすこともない。
本発明のステッピングモータでは、前記端末処理本体部は、前記第1または第2のステータの外周面に沿うように折り曲げられていることが望ましい。
これにより、基板がモータの側面から外方へ出っ張ることがなく、より一層の小型化を図ることができる。
本発明のステッピングモータでは、前記端子処理本体部の折曲部に切欠部が設けられていることが望ましい。
これにより、モータの外形に沿うよう、端子処理部本体部を定められた位置で正確に折り曲げることができ、作業性の向上が図れる。
ここで、切欠部としては、端末処理部材の両側に設けられた半円状あるいは多角形状の欠損部や、折り曲げ箇所の中間部分に設けられた円状、長孔部、あるいは長方形状の欠損部が挙げられる。
本発明のステッピングモータでは、前記端末処理部材に、前記外ヨークと前記内ヨークの内少なくとも一方に係合して当該端末処理部材と前記外ヨークまたは前記内ヨークとの相対的な位置決めを行う位置決め部が設けられていることが好ましい。
これにより、端末処理部材に外ヨークまたは内ヨークとの相対的な位置決めを行う位置決め部が設けられているので、特別な部品を用いることなく、端末処理部材が取り付けられる空芯コイルとヨークとの位置決めが行える。
本発明の電子機器は、請求項1〜5のいずれか1項に記載のステッピングモータを備えることを特徴とする。
本発明の電子機器によれば、請求項1〜5のいずれか1項に記載のステッピングモータと同様な効果を奏する。
本発明のコイルブロックは、環状の空芯コイルと、該空芯コイルの内側に円周方向に一定の間隔を空けて複数形成された磁極歯を有するヨークと、前記空芯コイルに取り付けられて該空芯コイルから延びる巻線の端末と接続される端末処理部材とを有し、前記端末処理部材は、電気的絶縁性と可撓性を有する基板に、空芯コイルから延びる巻線の端末と電気的に接続されるとともに外部回路と電気的に接続される導電部が形成された構成であることを特徴とする。
上記コイルブロックでは、環状の空芯コイルと、該空芯コイルの内側に円周方向に一定の間隔を空けて複数形成された磁極歯を有する内ヨークと、前記空芯コイルに取り付けられて、電気的絶縁性と可撓性を有する基板に空芯コイルから延びる巻線の端末と電気的に接続されるとともに外部回路と電気的に接続される導電部が形成されてなる端末処理部材とを有して形成され、これらが一体となって、前記第1及び第2のステータの基礎構造をなしているので、ステッピングモータへの組付け性に優れ、かつ外部回路との配線時の自由度を有する面で優れる。
本発明によれば、ボビンを有さず空芯コイルを用いて構成しているため、ステータ全体の大きさを変えることなく、より大きなコイル体積を確保することができる。また、空芯コイルから延びる巻線の端末を、端末処理部材に電気的に接続させて端末処理を行っているので、ヨークに端子ピンを設けるときのように、ヨークに対して電気的な絶縁処理を施すことが不要になり、また、巻線の端末が自由に動くことがないので、空芯コイルのヨークへの組付け時に断線や被覆の剥離等がなく、組付け性の向上並びに信頼性の向上が図れる。また、端末処理部材が可撓性を有する基板から構成されて変形自在であるため、外部回路と接続する際の自由度が増し、かつモータの小型化を図ることもできる。
以下、本発明に係るステッピングモータ、電子機器、コイルブロック及びコイルブロックの製造方法の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る電子機器の一例であるカメラ付き携帯電話を示す断面図、図2は、カメラ付き携帯電話で使用されているステッピングモータの外形図、図3は同ステッピングモータの断面図、図4は同ステッピングモータの分解斜視図である。
カメラ付き携帯電話器(電子機器)100は、図1に示すように、ステッピングモータ1と、光軸L1に沿って移動可能に配されたレンズ体101と、ステッピングモータ1の後述するロータ3の回転に伴って、レンズ体101を光軸L1に沿って移動させるレンズ駆動手段102と、光軸L1上に配された撮像素子103とを有するカメラモジュール104とを備えている。
前記ステッピングモータ1は、図2〜図4に示すように、円周方向Rに多極磁化された円筒状の永久磁石2を有するロータ3と、該ロータ3の周囲を囲んだ状態で、ロータ3の軸線L方向に互いに隣接するように配された環状の第1のステータ4及び第2のステータ5と、第1及び第2のステータ4、5を、軸線L方向沿って両側から挟み込むと共に、ロータ3を軸線L回りに回転可能に支持する一対のプレート(蓋部材)8、9とを備えた、クローポール式の2相PM型ステッピングモータである。
前記永久磁石2は、軸線L方向に延びたシャフト10の周囲を囲むように円筒状に形成されており、該シャフト10に対して固着一体化されている。また、この永久磁石2は、例えば、円周方向Rに磁極が8分割されており、交互に極性が異なるように着磁されている。即ち、この永久磁石2とシャフト10とで、ロータ3を構成している。
なお、シャフト10と永久磁石2とは、間に接着剤等を介在させることで固定されている。
前記第1のステータ4及び第2のステータ5は、共にほぼ同一構成とされ、しかもシャフト10の軸線方向に対しても同じ方向となるように配置されている。よって、ここでは、第1のステータ4について詳細に説明し、第2のステータ5の構成要素については、第1のステータ4で使用されている構成要素と同一のものであれば、同一の符号を付してその説明を省略する。
この第1のステータ4は、A相ステータとなるものであり、表面が絶縁状態とされた環状の空芯コイル15と、該空芯コイル15を内部に収納すると共に、空芯コイル15の内周面に対向配置された状態で、円周方向Rに一定の間隔を空けて複数形成された磁極歯(クローポール;誘導子)16aを有する外ヨーク16と、空芯コイル15の内周面に対向配置された状態で、円周方向Rに一定の間隔を空けて複数形成された磁極歯17aを有し、該磁極歯17aが外ヨーク16の磁極歯16aに対して非接触状態で円周方向Rに交互に等間隔で並ぶように外ヨーク16に組み合わされる内ヨーク17と、空芯コイル15に取り付けられてこの空芯コイル15から延びる巻線の端末と接続される端末処理部材18とを備えている。
空芯コイル15は、予め所定の大きさ(外径、内径、厚さ、高さ等)の環状となるようにコイル用巻線が渦巻いて成形されたものである。なお、空芯コイル15は、後述するように、内ヨーク17に端末処理部材18が取り付けられた状態で、磁極歯17aの周りに、コイル用巻線が巻きつけられて成型される場合もある。
また、空芯コイル15の表面は、コイル用巻線の外皮に設けられた絶縁層及び接着層により絶縁状態となっている。
外ヨーク16は、例えば、純鉄等の磁性体の金属材料によりカップ状に形成されている。具体的には、この外ヨーク16は、前記軸線Lを中心として円筒状に形成された外筒部16bと、該外筒部16bの一端側の外縁から軸線L方向に向けて所定距離だけ90度折り曲げられた背面部16cと、該背面部16cから軸線L方向に向けて所定距離だけ90度折り曲げられた前記磁極歯16aとで構成されている。
なお、本実施形態では、円周方向Rに一定の間隔を空けて4つ並ぶように磁極歯16aが形成されている場合を例にしている。
外筒部16bは、空芯コイル15の高さ及び外径より若干大きなサイズで形成されており、他端側の外縁には、軸線L方向に対して、内ヨーク17および端末処理部材18を重ね合わせた状態で位置決めさせる段部16dが形成されている。また、外筒部16bの一部分には、円周方向Rに対して端末処理部材18を位置決めさせる切欠き部16eが形成されている。
背面部16cは、空芯コイル15の厚さに応じて、外筒部16bの一端側の外縁から軸線Lに向かって折り曲げられている。即ち、外筒部16bと磁極歯16aとの間に空芯コイル15を収納できる間隔を有するように折り曲げられている。
磁極歯16aは、外筒部16bの内側に位置するように設けられており、先端が段部16dの近傍に位置するように長さが調整されている。また、先端に向かって徐々に幅が狭くなるように、即ち、台形形状となるように設けられている。そして、上述したように、磁極歯16aと外筒部16bとの間に空芯コイル15を収納したときに、各磁極歯16aが空芯コイル15の内周面に対向配置されるようになっている。
内ヨーク17は、外ヨーク16と同様に、例えば、純鉄等の磁性体の金属材料により形成されており、前記背面部16cと同じ環状に形成されたリング部17bと、該リング部17bの内周側から軸線L方向に向けて所定距離だけ90度折り曲げられた前記磁極歯17aとで構成されている。なお、本実施形態では、内ヨーク17の磁極歯17aも、外ヨーク16の磁極歯16aと同様に、円周方向Rに一定の間隔を空けて4つ並ぶように設けられている場合を例にしている、
また、内ヨーク17は、外ヨーク16に組み合わせた際に、リング部17bが外ヨーク16の段部16dに接触することで、軸線L方向への位置決めがされるようになっている。
また、内ヨーク17の磁極歯17aは、先端が外ヨーク16の背面部16cの近傍に位置するように長さが調整されている。また、外ヨーク16の磁極歯16aと同様に、先端に向かって徐々に幅が狭くなるように、即ち、台形形状となるように設けられている。そして、各磁極歯17aが空芯コイル15の内周面に対向配置されるようになっている。
端末処理部材18は、図5及び図6に示すように、空芯コイル15の一端に接着剤等の適宜固定手段によって取り付けられるリング板状の基部18aと、基部18aから延びる端末処理本体部18bとを有する。
端末処理部材18のリング板状の基部18aの内周部には、複数の突起18cが基部18aの円周方向に間隔をあけて形成されている。これら突起18cは、図6に示すように、端末処理部材18が空芯コイル15の一端に取り付けられた状態で空芯コイル15ごと、外ヨーク16と内ヨーク17との間に組み付けられるときに、外ヨーク16の磁極歯16aの先端部の両側並びに内ヨーク17の磁極歯17aの基端部の両側にそれぞれ係合される。つまり、これら突起18cは、磁極歯16a、17aを介して外ヨーク16及び内ヨーク17の端末処理部材18に対する主に円周方向Rの相対的な位置決めを行う位置決め部を構成している。そして、外ヨーク16及び内ヨーク17の磁極歯16a、17aに、端末処理部材18の突起18cが前述したように係合されたときに、磁極歯16a、17aは、非接触状態で円周方向Rに交互に等間隔で並ぶようになっている。
端末処理部材18は、電気的絶縁性と可撓性を有する例えばポリイミド樹脂から製作されるものであって、前記端末処理本体部18bには、空芯コイルから延びる巻線の端末と外部回路とを電気的に接続する導電性パット(導電部)19が形成されている。
また、端末処理部材18は、図3、10に示すように適宜位置を折り曲げて使用される場合と、図9に示すようにそのまま延ばして使用される場合がある。適宜位置を折り曲げて使用される場合には、予め、折り曲げようとする位置である折曲部に切欠部18dが設けられるのが好ましい。切欠部18dとしては、ここで、切欠部18dとしては、図5に示すように端末処理部材18の両側に設けられた半円状の欠損部や多角形状の欠損部、あるいは、折り曲げ箇所の中間部分に設けられた円状、長孔部、あるいは長方形状の欠損部であってもよい。この際、端末処理部材18はステータ4,5の側面に沿って接着される。
このように構成されたA相ステータとなる第1のステータ4と、B相ステータとなる第2のステータ5とは、互いに内ヨーク17のリング部17b同士を面接触させた状態で隣接するように配置されて、例えば溶接あるいは接着材を用いた接着等適宜固定手段で接合されている。この際、軸線L方向に対して、第1のステータ4の、外ヨーク16の磁極歯16aと、第2のステータ5の、内ヨーク17の磁極歯17aとが磁極歯ピッチの1/4ピッチずれるように接合されている。
また、一対のプレート8、9は、外ヨーク16の外径と同じ大きさで形成された円形状のプレートであり、重ね合わされた第1及び第2のステータ4、5を両側から挟み込んだ状態で、溶接により各ステータ4、5に接合されている。また、この一対のプレート8、9は、それぞれシャフト10を挿通させると共に、軸線L回りに回転可能に支持する軸受け部8a、9aを有している。
このように構成されたステッピングモータは、図1に示すように、第1の支持プレート110に固定されたモータ支持部材111に連結されて固定されている。この第1の支持プレート110には、内部空間を有した状態で第1の支持プレート110の上面を覆うように、断面コ形状に形成されたカバー112が連結されるようになっている。なお、この第1の支持プレート110とカバー112とで、カメラモジュール104のケーシング113が構成されている。
また、第1の支持プレート110の裏面には、図示しない制御部、モータドライバ及び信号処理部や前記撮像素子103が実装された回路基板114が取り付けられている。このうち、撮像素子103は、第1の支持プレート110に形成された開口部110a内に収まるように、設置位置が調整されている。なお、この撮像素子103は、例えば、CCDやCMOS等の半導体デバイスである。
なお、前記制御部は、CPUやメモリ等を有しており、撮像素子103の動作を制御すると共にカメラモジュール104全般を総合的に制御している。また、モータドライバは、ステッピングモータ1の各空芯コイル15の巻線端末にそれぞれ電流を供給している。
また、信号処理部は、撮像素子103から出力された信号を処理して制御部に出力している。
撮像素子103の上方には、レンズ体101が配されている。このレンズ体101は、円筒状のレンズホルダ部115と、該レンズホルダ部115の内周面に固定された1つ又は複数のレンズRとで構成されている。撮像素子103は、上述したようにこれらレンズRの光軸L1上に配されるように、設置位置が調整されている。さらに、カバー112には、レンズRの光軸L1上に位置する箇所に、採光孔112aが形成されている。
また、レンズホルダ部115の外周には、光軸L1を間に挟んで互いに対向するように一対の凸部116、117が設けられている。これら一対の凸部116、117には、一対のガイド軸118、119が挿通可能な貫通孔や溝等のガイド孔116a、117aがそれぞれ形成されている。
この一対のガイド軸118、119は、例えば、丸棒であり、レンズ体101を間に挟む位置で光軸L1と平行に配されており、両端がそれぞれカバー112及び第1の支持プレート110に固定されている、つまり、レンズ体101は、一対のガイド軸118、119によって支持された状態でケーシング113の内部空間内に内蔵され、撮像素子103と採光孔112aとの間に配されている。そして、一対のガイド軸118、119と一対のガイド孔116a、117aとの間は、摺動自在となっている。これにより、レンズ対は、一対のガイド軸118、119に沿って光軸L1方向に移動可能とされている。
また、一対の凸部116、117のうち一方の凸部116は、レンズ体101から離間する方向に延びるように形成されており、その先端に送りねじ軸120のねじ部120aに螺合するナット部116bを有している。
この送りねじ軸120は、一対のガイド軸118、119のうち、一方のガイド軸118に隣接する位置において、同様に光軸L1に平行となるように配されている。また、この送りねじ軸120の両端は、カバー112及び第1の支持プレート110にそれぞれ回転可能に固定されている。これにより、送りねじ軸120は、光軸L1と平行な軸線L2回りに回転できるようになっている。
また、送りねじ軸120の第1の支持プレート110側には、該送りねじ軸120に一体成型された被動歯車120bが形成されており、その先のカバー112側の部分が外周面にネジ溝が形成されたねじ部120aとなっている。そして、上述したように、このねじ部120aに一方の凸部116のナット部116bが螺合されている。この際、レンズ体101は、一対のガイド軸118、119によって支持されているので、送りねじ軸120を軸線L2回りに回転させたときに、ナット部116bは送りねじ軸120につられて回転することなく軸線L2方向に移動するようになっている。即ち、回転運動が直線運動に変換される。
また、送りねじ軸120の被動歯車120bは、伝動機構121を介してステッピングモータ1のシャフト10に連結されており、シャフト10の回転に伴って軸線L2回りに回転するようになっている。
具体的に説明すると、ステッピングモータ1のシャフト10の一端側には、駆動歯車122が固定されており、中間歯車123の入力歯車123aに噛合されている。なお、ステッピングモータ1のシャフト10の他端側には、カバー112に固定された図示しない軸受けによって回転可能に支持されている。
前記中間歯車123は、さらに3つの中間歯車124、125、126に順々に噛合されている。そして、送りねじ軸120に隣接配置された中間歯車126の出力歯車126aと被動歯車120bとが噛合している。これにより、シャフト10の回転力は、各中間歯車123、124、125、126によって3段階に減速された後、送りねじ軸120に伝達されるようになっている。
また、各中間歯車123は、それぞれ軸部材130を中心に回転するようになっている。これら各軸部材130の両端は、第1の支持プレート110、及び、第1の支持プレート110に対向配置された第2の支持プレート131にそれぞれ回転可能に支持されている。即ち、これら各中間歯車123、124、125、126、駆動歯車122及び軸部材130は、前記伝動機構121を構成している。
また、ナット部116b、送りねじ軸120及び伝動機構121は、ロータ3、即ち、シャフト10の回転に伴ってレンズ体101を移動させる上述したレンズ駆動手段102を構成している。
ここで、前記ステッピングモータの構成部分である、前記空芯コイル15、内ヨーク17及び端末処理部材18からなるコイルブロック20の製造方法の一例について、図7及び図8を参照して説明する。
図7に示すように、まず、円板状の基板22aとこの基板22a上に同心状に配置された円柱部22bとからなるコイル巻回用治具22に、内ヨーク17をリング部17bが下側となるように同心状にセットする。ここで、内ヨーク17がコイル巻回用治具22に対して相対回転しないよう、両者を例えば両面接着テープや接着剤等を用いて固定するのが好ましい。次に、端末処理部材18を、上方位置にて、突起18cが内ヨーク17の磁極歯17aの基端両側に位置するように位置合わせし、この状態で当該端末処理部材18を下方へ下げて、その下面をリング部17bに当接させる。図7はこの状態を表している。
このとき、突起18cが内ヨーク17の磁極歯17aの基端部に係合するので、端末処理部材18と内ヨーク17との相対回転が規制される。
この状態で、コイル用巻線の巻き始めとなる一端側を、例えばコイル巻回用治具22に接着剤を介して固定する等の適宜固定手段で固定した後、該コイル用巻線を、内ヨーク17をボビンの代わりに用いて内ヨークの磁極歯17aの周りに巻回し、空芯コイル15を形成する。そして、空芯コイル15への巻線の巻回が終わった時点で、空芯コイルの巻き始めの一端側の固定を解き、この解いた巻き始めの一端側と巻き終わりの他端側とを、端末処理本体部18bの導電性パット19にハンダ等の電気的な接続手段で接続する。
これにより、図8に示す、空芯コイル15、内ヨーク17及び端末処理部材18が一体になったコイルブロック20を製造することができる。
なお、上述の説明は、コイルブロック20の製造方法のあくまで一例であって、他の製造方法、例えば、空芯コイル15を内ヨーク17とは別に製造し、この別途製造した空芯コイル15に端末処理部材18を取り付けた後、この空芯コイル15を内ヨーク17に取り付けても良い。
次に、上述したように構成されたステッピングモータ1を作動させて、カメラ付き携帯電話器100のカメラモジュール104を動かし、例えば、図示しない被写体をズームした状態で撮像する場合について説明する。
まず、使用者が、カメラ付き携帯電話器100の図示しない表示パネルで被写体を確認しながらズーム操作を行うと、カメラモジュール104の回路基板114に実装された制御部がステッピングモータ1を作動させるために、各空芯コイル15に電流を流す。各空芯コイル15に一方向の電流を流すと、第1及び第2のステータ4、5の各磁極歯16a、17aがN極、S極に励磁される。また、各空芯コイル15に他方向の電流を流すと、第1及び第2のステータ4、5の各磁極歯16a、17aがS極、N極に励磁される。そして、第1、第2のステータ4、5の空芯コイル15へ電流を流すか否か、また、電流を流すときその方向を規制することにより、ロータ3を軸線L回りに任意に正回転あるいは逆回転させることができる。
例えば、ロータ3を正回転させる場合には、その回転に伴って、シャフト10も軸線L回りに回転するので、シャフト10の一端側に固定された駆動歯車122も同様に回転する。この駆動歯車122の回転によって、噛合されている各中間歯車123、124、125、126も次々と軸部材130を中心に回転し、所定の回転数に減速された後、送りねじ軸120の被動歯車120bを回転させる。これにより、ねじ部120aが軸線L2回りに所定の回転数で回転する。
また、ねじ部120aに螺合している一方の凸部116のナット部116bは、送りねじ軸120の回転に伴って、軸線L2方向に沿って移動する。これにより、一方の凸部116に固定されているレンズ体101全体が、一対のガイド軸118、119に沿って軸線L2方向、即ち、光軸L1方向に移動する。その結果、レンズホルダ部115で固定しているレンズRを撮像素子103に接近させることができ、ズームを行うことができる。
従って、使用者は、被写体をズームした状態で撮像することができる。
なお、ズームを行う場合を説明したが、ロータ3を逆回転させることで、レンズ体101を撮像素子103から離間させたり、接近させたりすることができ、合焦を自由に行うことができる。
特に、本実施形態のステッピングモータ1は、コイル用巻線をボビンの外周に巻き付けた従来の励磁コイルを利用するものとは異なり、予め環状に形成された空芯コイル15を励磁コイルとして利用しているので、従来ボビンが占有していたスペースを、空芯コイル15用のスペースに当てることができる。そのため、全体のサイズを変えずに、コイル体積を増大することができる。その結果、コイルの起磁力も増大してトルク性能を向上することができる。
また、空芯コイル15の巻線の端末を、当該空芯コイル15に取り付けた端末処理部材18の導電性パット19に接続して端末処理を行っているので、端末処理部材取り付けけられた空芯コイル15を別箇所で作成し、これを移動させてヨーク16、17内に組み付ける場合であっても、コイル用巻線の端末が自由に動くことがなく、空芯コイルのヨークへの組付け性に優れる。また、ボビンがなくても確実且つ容易に回路部品等の外部部品と電気的に接続することができる。よって、特別な接続手段を用いる必要がなく、従来と同様に使用することができる。
また、外ヨーク16を案内するハウジングを利用するタイプではなく、外ヨーク16と、内ヨーク17と、空芯コイル15とを組み合わせる構成であるので、組み立てが容易となり、また、ハウジングが不要であるので、より小型化を図ることができる。
また、ヨーク16,17とは別に端末処理部材18を設けているので、例えば、内ヨーク17に端子ピンを設けるときのように、内ヨークに対して電気的な絶縁処理を施すことが不要になる。また、端末処理部材18に突起18cを設け、この突起18cによって外ヨーク16および内ヨーク17との相対的な位置決めを行うので、特別な部品を用いることなく、端末処理部材18が取り付けられる空芯コイル15と外ヨーク16および内ヨーク17との位置決めが行える。
また、前述したように、突起18cによって外ヨーク16および内ヨーク17との相対的な位置決めを行っているので、それらを組み立てる際に、端末処理部材18により、外ヨーク16の磁極歯16aと、内ヨーク17の磁極歯17aとが、非接触状態で円周方向Rに向けて確実に交互に等間隔で並ぶように位置決めすることができる。このことからも、組み立て精度を向上することができる。よって、無駄な磁気漏洩が減少し、トルク性能を向上させることができる。
さらに、端末処理部材18を可撓性を有する基板により構成されていて変形自在であるため、外部回路と接続する際の自由度が増す。つまり、基板の外部回路との電気的接続部である導電部を自由な位置、例えば図3に示すようにモータの側面や、底面等の位置に配置することができる。また、基板は端子ピンに比べて外方へ出っ張ることがなく、この点からモータの小型化を図ることができる。
加えて、端末処理部材18を予め空芯コイル15に取り付けるので、モータ主要部を組み付けた後に端末処理部材18にコイル巻線端末を電気的に接続する構造に比べて、狭い空間での作業を強いられることがなく、また、コイル巻線の端末のダミーピンへの仮組付け並びに取り外し作業が不要になり、作業効率が向上する。
また、本実施形態のカメラ付き携帯電話器100によれば、上述したように、従来と比較して大きさが変わらずにトルク性能が向上したステッピングモータ1を有しているので、携帯電話器自身の大きさを変えずに、ズームやフォーカス等をより容易且つ滑らかな動作で行うことができ、性能及び信頼性を向上することができる。
なお、本発明の技術範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態では、電子機器としてカメラ付き携帯電話器を例にして説明したが、この場合に限られるものではない。例えば、デジタルカメラ等でも構わない。
また、前記実施形態では、単に外ヨーク16内に空芯コイル15を収納し、内ヨーク17で外ヨーク16に蓋をするような構成であったが、更に外ヨーク16の切欠き部16eからワニス等の液体の絶縁剤を含浸させることもできる。
こうすることで、外ヨーク16と空芯コイル15と内ヨーク17とを絶縁剤により一体的に固定できるので、第1及び第2のステータ4,5単体をより強固に組み立てることができる。よって、強度増加を図ることができ、品質の向上化を図ることができる。
また、前記図3に示す実施形態では、端末処理部材18をモータの外形に沿うように折り曲げて使用しているが、これに限られることなく、図9に示すように、端末処理部材の可撓性を利用して、延ばしたまま自由に変形させて使用することもできる。
また、図10に示すように、基板を2度にわたって折り曲げ、導電性パット19を、モータの底部に配置することもできる。
また、前記実施形態では、ロータの磁極の数を8とし、各ステータの磁極歯を4つずつ設けた構成にしたが、この場合に限られず、ロータの磁極の数を4、6又は10等、ヨークの磁極歯の数を2、3又は5等に適時変更して構わない。
また、前記実施形態では、端末処理部材18に設けた突起18cを、外ヨーク16および内ヨーク17の磁極歯16a、17aに係合させることによって、それら両ヨーク16、ヨーク17を位置決めしているが、これに限られることなく、いずれか一方のヨークに係合させてそれのみを位置決めていても良い。
本発明に係るステッピングモータを有する電子機器の一実施形態を示す断面図である。 図1に示すステッピングモータの一実施形態を示す断面図である。 図2に示すステッピングモータの斜視図である。 図2に示すステッピングモータの分解斜視図である。 図2に示すステッピングモータで用いられる空芯コイルに端末処理部材を取り付けた状態を示す斜視図である。 空芯コイルを、外ヨークと内ヨーク内に組付けた状態を示す斜視図である。 図2に示すステッピングモータで用いられるコイルブロックの製造方法を説明する工程図である。 図2に示すステッピングモータで用いられるコイルブロックの製造方法を説明する工程図である。 ステッピングモータの他の実施形態を示す斜視図である。 ステッピングモータの他の実施形態を示す斜視図である。
符号の説明
1 ステッピングモータ
2 永久磁石
3 ロータ
4 第1のステータ(A相ステータ)
5 第2のステータ(B相ステータ)
15 空芯コイル
16 外ヨーク
16a 外ヨークの磁極歯
17 内ヨーク
17a 内ヨークの磁極歯
18 端末処理部材
18a 基部
18b 端末処理本体部
18c 突起(位置決め部)
18d 切欠部
19 導電性パット
100 カメラ付き携帯電話器(電子機器)
101レンズ体
102レンズ駆動手段
103撮像素子
104カメラモジュール

Claims (7)

  1. 円周方向に多極磁化された円筒状の永久磁石を有するロータと、
    該ロータの周囲を囲んだ状態で、ロータの軸線方向に互いに隣接するように配された環状の第1及び第2のステータとを備え、
    前記第1及び第2のステータは、それぞれ、
    環状の空芯コイルと、
    該空芯コイルを内部に収納すると共に、該空芯コイルの円周方向に一定の間隔を空けて複数形成された磁極歯を有する外ヨークと、
    前記空芯コイルの円周方向に一定の間隔を空けて複数形成された磁極歯を有し、該磁極歯が外ヨークの磁極歯に対して非接触状態で交互に等間隔で並ぶように配置される内ヨークと、
    前記空芯コイルに取り付けられて該空芯コイルから延びる巻線の端末と接続される端末処理部材とを有し、
    前記端末処理部材は、電気的絶縁性と可撓性を有する基板に、空芯コイルから延びる巻線の端末と外部回路とを電気的に接続する導電部が形成された構成であることを特徴とするステッピングモータ。
  2. 前記端末処理部材は、前記空芯コイルの一端に取り付けられるリング板状の基部と、該基部から延びる端末処理本体部とを有し、
    前記端末処理本体部に前記導電部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のステッピングモータ。
  3. 前記端末処理本体部は、前記第1または第2のステータの外周面に沿うように折り曲げられていることを特徴とする請求項2に記載のステッピングモータ。
  4. 前記端子処理本体部の折曲部に切欠部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のステッピングモータ。
  5. 前記端末処理部材に、前記外ヨークと前記内ヨークの内少なくとも一方に係合して前記端末処理部材と前記外ヨークまたは前記内ヨークとの相対的な位置決めを行う位置決め部が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のステッピングモータ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のステッピングモータを備えた電子機器。
  7. 環状の空芯コイルと、
    該空芯コイルの内側に円周方向に一定の間隔を空けて複数形成された磁極歯を有するヨークと、
    前記空芯コイルに取り付けられて該空芯コイルから延びる巻線の端末と接続される端末処理部材とを有し、
    前記端末処理部材は、電気的絶縁性と可撓性を有する基板に、空芯コイルから延びる巻線の端末と外部回路とを電気的に接続する導電部が形成された構成であることを特徴とするコイルブロック。
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