JP2007078907A - レンズ駆動モジュール及びカメラモジュール - Google Patents

レンズ駆動モジュール及びカメラモジュール Download PDF

Info

Publication number
JP2007078907A
JP2007078907A JP2005264608A JP2005264608A JP2007078907A JP 2007078907 A JP2007078907 A JP 2007078907A JP 2005264608 A JP2005264608 A JP 2005264608A JP 2005264608 A JP2005264608 A JP 2005264608A JP 2007078907 A JP2007078907 A JP 2007078907A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
guide
lens frame
driving module
lens driving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005264608A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Ozawa
明夫 小沢
Shigeyuki Masuda
重行 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Instruments Inc filed Critical Seiko Instruments Inc
Priority to JP2005264608A priority Critical patent/JP2007078907A/ja
Publication of JP2007078907A publication Critical patent/JP2007078907A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)

Abstract

【課題】 レンズ枠を移動させるためのガイド機構のガイド長さを確保してモジュールの小型化と強度確保を図ることができるレンズ駆動モジュールを提供する。
【解決手段】 鏡筒ホルダ45の両端のガイド軸46を嵌合穴101、102に嵌合して鏡筒ホルダ45の往復移動を支持し、大型化することなく支持長さを十分に確保する。
【選択図】 図5

Description

本発明は焦点調節等のために移動される光学部品を備えたレンズ駆動モジュールに係り、特に、薄型電子機器、例えば、カード形デジタルカメラやカメラ付き携帯電話等に搭載するのに適するレンズ駆動モジュール及びこれを備えたカメラモジュールに関する。
従来より、小型で薄型の光学モジュールを備えたカメラモジュールが、携帯電話機等の小型、薄型の携帯端末に搭載されている。これらのカメラモジュールに用いられる、CCD型イメージセンサやCMOS型イメージセンサ等の固体撮像素子は高画素化が進み、より高品質の画像が求められるようになっているため、オートフォーカス、光学ズーム、マクロ撮影等の機能が追加されている。
また、オートフォーカス機能として、ステッピングモータにより光学部品を移動させる構成が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。また、オートフォーカス機能とズーム機能を併せ持つ構成も知られている。この特許文献1における構成では、焦点合わせのためにレンズ枠を光軸方向に移動させているが、レンズ枠は、光軸に沿って伸びるガイド軸に摺動自在に支持されている。
特開2005−148197号公報
撮像素子の高画素化が進み、撮像素子に対する光軸の傾きは精度が要求されている。一方で、携帯機器等に搭載するために小型化や低価格化が要求されている。光軸に対する傾きに関しては、ガイド軸とガイド穴のクリアランスとガイド長(支持長さ)さが重要であり、支持長さが長い方が有利であるが、ガイドの径と長さの関係には限界があり小型化には限度があるのが実情である。また、低価格化のため、ガイド軸を樹脂化することが考えられるが、樹脂成形の加工上の問題やガイド軸の強度の問題を考えると、性能を維持して樹脂化するためにはガイド軸を太くする等、小型化に反する構成にする必要がある。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、レンズ枠を移動させるためのガイド機構のガイド長さを確保してモジュールの小型化と強度確保を図ることができるレンズ駆動モジュールを提供することを目的とする。
また、本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、レンズ枠を移動させるためのガイド機構のガイド長さを確保してモジュールの小型化と強度確保を図ることができるレンズ駆動モジュールを備えたカメラモジュールを提供することを目的とする。
前記目的を達成するための本発明の第1の態様は、レンズ枠に保持されたレンズ群を備え、前記レンズ群を光軸方向に往復移動自在にケースに支持し、前記ケースに対する前記レンズ枠の移動を案内するためのガイド部材を備え、前記レンズ枠を往復移動させる移動手段を備えたレンズ駆動モジュールにおいて、前記ガイド部材は、前記レンズ枠側に設けられたガイドと、前記レンズ群の移動方向の両端における前記ケースにそれぞれ設けられ前記ガイドを摺動支持する摺動支持部材とからなることを特徴とするレンズ駆動モジュールにある。
第1の態様では、レンズ群の移動方向の両端でレンズ枠を支持することができるので、ガイド長さ(支持長さ)を十分に確保することができ、支持精度を向上させることができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記ガイド部材の前記ガイドは、前記レンズ枠に一体に設けられ該レンズ枠の往復移動方向に沿って延びるガイド軸であり、前記ガイド部材の摺動支持部材は、前記ガイド軸の両端がそれぞれ摺動自在に嵌合して前記レンズ枠を支持する支持穴部材であることを特徴とするレンズ駆動モジュールにある。
第2の態様では、ガイド軸の両端を支持穴部材に嵌合してレンズ枠を支持するので、支持された部分の間の長さをレンズ枠の全体の支持長さとすることができる。
本発明の第3の態様は、第1の態様において、前記ガイド部材の前記ガイドは、前記レンズ枠の往復移動方向に沿って延びて前記レンズ枠に形成される溝穴部材であり、前記ガイド部材の摺動支持部材は、前記溝穴部材の両端部にそれぞれ摺動自在に嵌合して前記レンズ枠を支持するガイド部材であることを特徴とするレンズ駆動モジュールにある。
第3の態様では、溝穴部材の両端にガイド部材を嵌合してレンズ枠を支持するので、摺動支持部材の剛性を確保することができる。
本発明の第4の態様は、第1〜第3のいずれかの態様において、前記ガイド部材は樹脂製であることを特徴とするレンズ駆動モジュールにある。
第4の態様では、ガイド部材を樹脂化することでコストを低減することができる。
本発明の第5の態様は、第1〜第4のいずれかの態様において、前記移動手段はステッピングモータであり、前記ステッピングモータが、コア部の端にヨーク連結部が一体に設けられた鉄心及び前記コア部に巻き付けられた励磁コイルを有して前記ベースの一面に沿って配置されたコイルブロック、前記ヨーク連結部に連結された端部以外の磁路部分が前記コイルブロックに重なることなく設けられ、この磁路部分にロータ通孔を有したヨーク、及び前記ロータ通孔内に配置されたロータを備えたことを特徴とするレンズ駆動モジュールにある。
第5の態様では、ベースの一面に沿ってコイル等の部材が備えられたステッピングモータを使用することができる。
本発明の第6の態様は、第1〜第5のいずれかに記載のレンズ駆動モジュールに撮像素子を備えたことを特徴とするカメラモジュールにある。
本発明のレンズ駆動モジュールは、レンズ枠を移動させるためのガイド機構のガイド長さを確保してモジュールの小型化と強度確保を図ることができるレンズ駆動モジュールとすることができる。
また、本発明のカメラモジュールは、レンズ枠を移動させるためのガイド機構のガイド長さを確保してモジュールの小型化と強度確保を図ることができるレンズ駆動モジュールを備えたカメラモジュールとすることができる。
図1乃至図7に基づいて本発明の第1実施形態例を説明する。
図1には本発明の第1実施形態例に係るレンズ駆動モジュールを備えたカメラモジュールの外観状態、図2にはカメラモジュールの分解斜視状態、図3にはレンズ駆動モジュールの平面視状態、図4には図3中のIV−IV線矢視状態、図5にはガイド軸と鏡筒との関係を表す断面視状態、図6にはステッピングモータ斜視状態、図7にはステータの断面視状態を示してある。
図1から図7中符号21で示す光学モジュール例えばレンズ駆動装置は、カード形デジタルカメラやカメラ付き携帯電話等の薄型電子機器に搭載される。このレンズ駆動装置21は、ベースプレート23と、カバー25と、ステッピングモータ26と、光学部品例えばレンズを備えたレンズ枠である鏡筒27と、移動手段28と、歯車列として減速歯車列29とを具備している。
回路基板22は硬質なボードであって、その一面に、CCDまたはCMOS等の撮像素子30が実装されている。回路基板22の前記一面にはベースプレート23が被着されている。このベースプレート23は、例えば長方形であって、その長手方向一端側部分に撮像素子30を収容するとともに鏡筒27の配置を許すための孔23eを有している。位置決め用ガイド孔25bを有するカバー25は前記ガイド孔25bに相対する位置に位置決めピン23gを設けたベースプレート23に配置される。カバー25は鏡筒27の入射面と対向する窓孔25aを有している。
カバー25はステッピングモータ26、減速歯車列29をベースプレート23との間に挟んで支持、固定する部材を兼ねている。このカバー25はベースプレート23に複数例えば4本の設けられた位置決めピン23gに位置決めされつつカバー25を配置し、この位置決めピン23gをかしめ装置等で熱変形させることにより接合、固定されている。
ステッピングモータ26は、例えばステップ角が180°の2極のモータであって、図3及び図6に示すようにコイルブロック35と、ヨーク36と、ロータ37とを備えている。コイルブロック35とヨーク36とはステ−タを形成している。
コイルブロック35は、鉄心38及び励磁コイル39を有している。鉄心38は、コア部38a(図7参照)の長手方向両端に夫々ヨーク連結部38b、38cを一体に設けてなる。好ましい例として、ロータ37を正転させる時と逆転させる時の回転速度が同じとなるように一対のコイルブロック35を設けている。特に、本実施形態ではこれらのコイルブロック35を一体とするためにヨーク連結部38cが共用されているため、この取付け部38cの両側にコア部38aを介してヨーク連結部38bが夫々設けられている。励磁コイル39はコア部38aに夫々巻き付けられている。
励磁コイル39の励磁によって発生する磁束を導くヨーク36は、平板状であって、ヨーク連結部38b、38cに連結される端部36b、36cを有している。一対の端部36bはヨーク連結部38bに夫々連結され、これら一対の端部36b間に位置する他の一つの端部36cはヨーク連結部38cに連結されている。ヨーク36の端部36b、36cを除いた磁路部分36aは、コイルブロック35に重なることなく、コイルブロック35の側方に突出されている。この磁路部分36aにはロータ通孔40が形成されている。
磁路部分36aとコイルブロック35との間には空隙41が形成されている。空隙41には励磁コイル39の側面の少なくとも一部が臨んでいる。図3及び図6中符号42はロータ通孔40の周りに設けた磁路部分36aの凹みを示している。この凹み42とロータ通孔40との間、及び空隙41とロータ通孔40との間は、いずれも磁路断面積が極小で、きわめて容易に磁気飽和する。
このため、ロータ通孔40の内周面は前記磁路断面積が極小な部分で実質的に区切られている。この区切られた領域は、夫々磁極端として機能し、励磁コイル39に駆動パルスが印加される度にS極又はN極が前記磁極端にあらわれるようになっている。ここでは3つの磁極端を有しており、各磁極端に励磁コイル39に発生する磁力線を伝播するために、磁極端と励磁コイル39の端部が磁気的に接続されている。また、3つの磁極端の内、一つは二つの励磁コイルの端部に磁気的に接続されている。
このロータ通孔40内にはロータ37が配置されている。ロータ37の外周部は周方向に隣接する所定領域ごとに互いに異なる極性に着磁されている。したがって、ステッピングモータ26は、その励磁コイル39に図示しないモータドライバを介して駆動パルスが印加されるたびに、前記磁極端とロータ37の磁極との間の磁気作用によって、180°のステップ角で回転される。ロータ37には駆動歯車43が連結又は一体に成形されている。ロータ37の回転軸44の両端部は、ベースプレート23とカバー25とに回転自在に支持されている。
このステッピングモータ26は、ベースプレート23の縁に沿って配置されている。具体的には図3に示すようにコイルブロック35をベースプレート23の前記長手方向他端側部分の縁23aに沿わせて配置されている。コイルブロック35とヨーク36はヨーク連結部38b及びこれに連結されたヨーク36の端部36b、又はヨーク連結部38c及びこれに連結されたヨーク36の端部36cの端面において、磁路を形成するのに必要なヨーク36と鉄心38を密着させる力を少なくとも1箇所以上の溶接による接合がされることで一体化されるとともに固定されている。
ステッピングモータ26は鉄心のヨーク連結部38bおよびヨーク端部36bの位置決め孔36dをベースプレート23に設けた位置決めピン23gに支持されるとともにカバー25との間にステッピングモータ26を挟んで固定できる。この固定により、図3に示すように励磁コイル39の周面がベースプレート23に沿って配置されるとともに、磁路部分がベースプレート23の一面に沿って配置される。さらに、鉄心38の中央部38cにはベースプレート23の縁23aから平面方向に突出するように励磁コイルの端末が接続されるコイルリード基板が鉄心38に固着されている。尚、図6中の符号で61は通孔であり、後述する送りねじ51等を組み立てる際に用いられる。
前記鏡筒27はその内部に収められた複数のレンズ27aを有している。鏡筒27の外周には鏡筒ホルダ45が取付けられ、鏡筒ホルダ45の上下にはガイドとしてのガイド軸46が一体に設けられている。一方、カバー25には支持穴部材としての嵌合穴101が設けられ、嵌合穴101は基準面23fに対して垂直方向に延びて形成され、嵌合穴101には上部のガイド軸46が摺動自在に嵌合している。また、ベースプレート23には支持穴部材としての嵌合穴102が設けられ、嵌合穴102には下部のガイド軸46が摺動自在に嵌合している。ガイド軸46が嵌合穴101、102を摺動することにより、傾斜が抑制された状態で鏡筒27の往復移動がガイドされるようになっている。この移動により、撮像素子30に対する鏡筒27の合焦点動作が行われる。
嵌合穴101、102に嵌合している両端のガイド軸46の間の長さが鏡筒27のガイド長さ(支持長さ)Lとなり(図5参照)、十分な長さが確保されて傾きを小さくすることができる。ガイド軸部材に対して鏡筒27を摺動自在にする構成とした場合(従来の構成)、支持長さLを確保するためにはモジュール全体の厚さを厚くする必要があるが、ガイド軸46の間の長さが支持長さLとなる本実施形態例の構成では、モジュール全体の厚さを厚くすることなく十分な支持長さを確保することができる。即ち、従来と同じ厚さのモジュールにする場合、鏡筒27のガイドを行う支持長さを長くすることができる。
従って、支持長さLが確保された鏡筒27の移動精度は両端のガイド軸46と嵌合穴101、102との嵌合部に依存するため、移動精度を左右する部位の長さを短くすることができる。このため、ガイド軸46の径D及び嵌合穴101、102の内径の高精度化が容易になり、傾きを一層抑制することが可能になる。また、高精度化が必要な部位を短くできるので、金属を用いた場合と同じサイズにより、即ち、ガイド軸46の径Dを太くすることなく傾斜を抑制することができ、鏡筒27及びガイド軸46を一体の樹脂で成形することができる。樹脂化することにより、部品点数と組み立て工数が削減され、コストを大幅に低減することが可能になる。
既述のように支持された鏡筒27は、ステッピングモータ26に対してベースプレート23の長手方向一端側にずらして配置されていて、その光軸Oはロータ37の軸線Aと平行である。ステッピングモータ26に近いガイド軸46を保持するベースプレート23にはコイルばね47が配置されている。このコイルばね47はガイド軸46が一体に設けられた鏡筒ホルダ45を上側に(撮像素子30から離れる方向)付勢している。
鏡筒ホルダ45の外周には外方突出部48が突設されている。この外方突出部48は例えばステッピングモータ26側に突出されていて、鏡筒ホルダ45に連続している。
鏡筒ホルダ45を移動させる(鏡筒27を光軸Oに沿って移動させる)移動手段28は、送りねじ51とナット部材52とを備えている。図4に示すように送りねじ51は歯車軸53の一部をなしている。歯車軸53はカバー25及びこれに近接して対向している外方突出部48のナット部材52に支持され、その片端部はカバー25支持されている。ナット部材52は外方突出部48に固定されていて、これには送りねじ51が噛み合わされて通されている。したがって、歯車軸53が回転されることにより、その回転は、移動手段28により鏡筒ホルダ45を送りねじ51の軸方向に沿って移動させる運動に変換される。このため、鏡筒27がその光軸Oに沿って移動される。
この移動手段28とロータ37とは、ベースプレート23の一面側に配置された減速歯車列29を介して接続されている。図3及び図4に示すように減速歯車列29は、平歯車からなる複数例えば第1〜第3の減速歯車55〜57を有している。第1の減速歯車55はロータ37の駆動歯車43に噛み合わされ、この第1の減速歯車55と一緒に回転される第2の減速歯車56は第3の減速歯車57に噛み合わされ、更に、この第3の減速歯車57は歯車軸53に取付けられている。第1の減速歯車55及び第2の減速歯車56を支持した歯車軸58の両端部はベースプレート23とカバー25とに回転自在に支持されている。したがって、ステッピングモータ26が駆動してそのロータ37が回転されると、その回転は減速歯車列29により減速されて移動手段28に与えられる。
ガイド軸46に沿って移動する鏡筒27の原点を検出する為の検知部として、フォトインタラプタ71がベースプレート23の凹部切り欠きに配置されるとともに前記鏡筒ホルダ45の外周一部に突出部が設けられフォトインタラプタ71と平面的には重ならず断面的な移動で前記突出部の移動を感知する。フォトインタラプタ71のPI端子71aに予め半田接合等で接続されるPI引き出し基板73のガイド孔73aがベースプレート23の位置決めピン23gにより支持されている。フォトインタラプタ71の上面に配置されるPI押さえ72は、一端をベースプレート23と鉄心38の間に挟まれ、他の一端をベースプレート23とカバー25に挟まれ、ベースプレート23とフォトインタラプタ71の段差により生ずる弾性力でフォトインタラプタ71をベースプレート23に押し付け固定する。このPI引き出し基板73はベースプレート23の縁23aより突出していることで接続基板(図示なし)により回路基板22との接続を容易にしている。
前記フォトインタラプタ71には、ベースプレート23の位置決めピン23hで位置決めされるPI引き出し基板73が予め実装される。ベースプレート23上方からフォトインタラプタ71が組み込まれ、ベースプレート23の位置決めピン23gに支持され弾性を有するPI押さえ72を介して、カバー25によりベースプレート23に押し付けられることで、原点位置の変動がなく信頼性も向上する。さらにフォトインタラプタ71を他部品と同一の方向から組み込めるため組立性が向上する。
図6,7に示すように前記ステータは、ロータ通孔40を有するヨーク36と、鉄心38と励磁コイル39で構成されるコイルブロック35とを溶接によるサブ組立で一体化され、位置決め基準穴を有し、ステータの磁路を形成するのに必要なヨーク36と鉄心38を密着させる力を溶接で確保できるため、ベースプレートへの組み込みが容易となり、またカバー25とベースプレート23の接合方法が簡略化できる。
前記ベースプレート23から突出した位置決めピン23gと、前記位置決めピン23gに対応するガイド穴25bを有するカバー25の接合を、前記位置決めピン23gを装置等で熱変形を行うことで、複数の位置決めピン23gを同時に熱で変形させ、ベースプレート23とカバー25の接合を行えるため、組立て工数の削減が可能となる。また、ねじ等の接合用部品が不要となるため、部品点数が削減できコストダウンを可能とする。以上のように、携帯端末の内蔵に好適な小型・薄型の光学モジュールを得ることができる。
鏡筒ホルダ45のガイドの他の実施形態例を図8に基づいて説明する。図8には本発明の第2実施形態例に係るレンズ駆動モジュールを備えたカメラモジュールの断面状態を示してある。図8は、第1実施形態例における図4に対応する状態であり、図4に示した部材と同一部材には同一符号を付し重複する説明は省略してある。
図に示すように、鏡筒ホルダ45には鏡筒ホルダ45の往復移動方向に沿って延びる溝穴部材113、114が設けられている。一方、カバー25には摺動部材としてのガイド軸部材111が下向きに設けられ、ガイド軸部材111は溝穴部材113に摺動自在に嵌合している。また、ベースプレート23には摺動部材としてのガイド軸部材112が上向きに設けられ、ガイド軸部材112は溝穴部材114に摺動自在に嵌合している。溝穴部材113、114がガイド軸部材111、112に沿って摺動することにより、傾斜が抑制された状態で鏡筒27の往復移動がガイドされるようになっている。この移動により、撮像素子30に対する鏡筒27の合焦点動作が行われる。
鏡筒ホルダ45の両端で往復移動がガイドされるため、移動精度を左右する部位の長さを短くすることができる。このため、ガイド軸部材111、112の径、溝穴部材113、114の内径の高精度化が容易になる。また、高精度化が必要な部位を短くできるので、金属を用いた場合と同じサイズにより、即ち、ガイド軸部材111、112を太くすることなく傾斜を抑制することができ、カバー25とガイド軸部材111及びベースプレート23とガイド軸部材112を一体の樹脂で成形することができる。樹脂化することにより、部品点数と組み立て工数が削減され、コストを大幅に低減することが可能になる。
尚、鏡筒ホルダ45に溝穴部材113、114を設けると共に、カバー25にガイド軸部材111、112を設けた例を挙げて説明したが、鏡筒ホルダ45にキー溝等の溝部材を設け、カバー25にキー等の部材を設けて鏡筒ホルダ45の往復移動を案内する構成にすることも可能である。
図9に基づいて送りねじ軸を用いてレンズ群を往復移動させるレンズ駆動モジュールを備えたカメラモジュールの実施形態例を説明する。図9には本発明の第3実施形態例に係るレンズ駆動モジュールを備えたカメラモジュールの概略構成を示してある。
図に示すように、カメラモジュールを構成するベース201には固定レンズ群202が設けられ、固定レンズ群202の後面(図中下側)には撮像素子(CCDカメラ等)203が設けられている。ベース201には固定レンズ群202の上方を覆うカバー204が取り付けられ、固定レンズ群202を挟んで撮像素子203と対向する位置のカバー204には固定レンズ群205が取り付けられている。
固定レンズ群202、205の光路開口の両外側におけるカバー204の内部には、ベース201及びカバー204に亘りレンズ群の光軸方向(図中上下方向)に延びる送りねじ軸206が回転自在に支持されている。送りねじ軸206のねじ部207にはレンズホルダ221が螺合し、レンズホルダ221には可動レンズ群209が保持されている。つまり、送りねじ軸206が回転することにより、レンズホルダ221が上下方向に往復移動し、固定レンズ群202、205の間で可動レンズ群209が任意の位置に動作されるようになっている。これにより、フォーカシングを行うことができる。
一方、レンズホルダ221には支持ホルダ214が一体に設けられ、支持ホルダ214の上下にはガイド軸215がそれぞれ一体に設けられている。カバー204側のガイド軸215に対応する部位には支持穴部材としての嵌合穴216が設けられ、嵌合穴216には上部のガイド軸215が摺動自在に嵌合している。また、ベース201には支持穴部材としての嵌合穴217が設けられ、嵌合穴217には下部のガイド軸215が摺動自在に嵌合している。ガイド軸215が嵌合穴216、217を摺動することにより、傾斜が抑制された状態で可動レンズ群209の往復移動がガイドされるようになっている。
ベース201と支持ホルダ214の間には圧縮コイルばね220が設けられ、圧縮コイルばね35により支持ホルダ214が上方に付勢され、がたつきが抑制された状態になっている。送りねじ軸206の側部におけるベース201とカバー204の間にはモータ210が取り付けられ、モータ210の駆動により送りねじ軸206が駆動回転される。
モータ210の下端の出力軸には駆動ピニオン211が固定され、送りねじ軸206の下端には入力歯車213が一体に設けられている。駆動ピニオン211と入力歯車213には中間歯車212が噛み合い、駆動ピニオン211の駆動回転が入力歯車213に伝達される。つまり、モータ210の駆動により、駆動ピニオン211、中間歯車212を介して入力歯車213に回転力が伝達され、送りねじ軸206が回転するようになっている。
従って、可動レンズ群209の移動精度は支持ホルダ214の両端のガイド軸215と嵌合穴216、217との嵌合部に依存するため、移動精度を左右する部位の長さを短くすることができる。このため、ガイド軸215の径及び嵌合穴216、217の内径の高精度化が容易になり、傾きを容易に抑制することが可能になる。また、高精度化が必要な部位を短くできるので、金属を用いた場合と同じサイズにより、即ち、ガイド軸215を太くすることなく傾斜を抑制することができ、支持ホルダ214及びガイド軸215を一体の樹脂で成形することができる。樹脂化することにより、部品点数と組み立て工数が削減され、コストを大幅に低減することが可能になる。
尚、可動レンズ群209が一つの場合を例に挙げて説明したが、2つの可動レンズ群を移動させてズーミングとフォーカシングを行うレンズ駆動モジュールに適用することも可能である。
従って、上述した各実施形態例を適用することにより、レンズ枠を移動させるためのガイド機構のガイド長さを確保してモジュールの小型化と強度確保を図ることができるレンズ駆動モジュール及びカメラモジュールとなる。
本発明は焦点調節等のために移動される光学部品を備えたレンズ駆動モジュール、特に、薄型電子機器、例えば、カード形デジタルカメラやカメラ付き携帯電話等に搭載するのに適するレンズ駆動モジュール及びこれを備えたカメラモジュールの産業分野で利用することができる。
本発明の第1実施形態例に係るレンズ駆動モジュールを備えたカメラモジュールの外観図である。 カメラモジュールの分解斜視図である。 レンズ駆動モジュールの平面図である。 図3中のIV−IV線矢視図である。 ガイド軸と鏡筒との関係を表す断面図である。 ステッピングモータの斜視図である。 ステータの断面図である。 本発明の第2実施形態例に係るレンズ駆動モジュールを備えたカメラモジュールの断面図である。 本発明の第3実施形態例に係るレンズ駆動モジュールを備えたカメラモジュールの概略構成図である。
符号の説明
12 鏡筒
21 レンズ駆動装置
22 回路基板
23g、23h ピン
23 ベースプレート
25 カバー
26 ステッピングモータ
27a レンズ
27 鏡筒
28 移動手段
29 減速歯車列
30 撮像素子
32 ベース
35 コイルブロック
36 ヨーク
37 ロータ
38 鉄心
39 励磁コイル
40 ロータ通孔
41 空隙
43 駆動歯車
44 回転軸
45 鏡筒ホルダ
46 ガイド軸
48 外方突出部
52 ナット部材
53、58 歯車軸
55、56、57減速歯車
71 フォトインタラプタ
73 基板
101、102 嵌合穴
111、112 ガイド軸部材
113、114 溝穴部材
201 ベース
202、205 固定レンズ群
203 撮像素子
204 カバー
206 送りねじ軸
207 ねじ部
209 可動レンズ群
210 モータ
211 駆動ピニオン
212 中間歯車
213 入力歯車
214 支持ホルダ
215 ガイド軸
216、217 嵌合穴
221 レンズホルダ

Claims (6)

  1. レンズ枠に保持されたレンズ群を備え、
    前記レンズ群を光軸方向に往復移動自在にケースに支持し、
    前記ケースに対する前記レンズ枠の移動を案内するためのガイド部材を備え、
    前記レンズ枠を往復移動させる移動手段を備えたレンズ駆動モジュールにおいて、
    前記ガイド部材は、
    前記レンズ枠側に設けられたガイドと、
    前記レンズ群の移動方向の両端における前記ケースにそれぞれ設けられ前記ガイドを摺動支持する摺動支持部材と
    からなることを特徴とするレンズ駆動モジュール。
  2. 請求項1において、
    前記ガイド部材の前記ガイドは、前記レンズ枠に一体に設けられ該レンズ枠の往復移動方向に沿って延びるガイド軸であり、
    前記ガイド部材の摺動支持部材は、前記ガイド軸の両端がそれぞれ摺動自在に嵌合して前記レンズ枠を支持する支持穴部材である
    ことを特徴とするレンズ駆動モジュール。
  3. 請求項1において、
    前記ガイド部材の前記ガイドは、前記レンズ枠の往復移動方向に沿って延びて前記レンズ枠に形成される溝穴部材であり、
    前記ガイド部材の摺動支持部材は、前記溝穴部材の両端部にそれぞれ摺動自在に嵌合して前記レンズ枠を支持するガイド部材である
    ことを特徴とするレンズ駆動モジュール。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項において、
    前記ガイド部材は樹脂製であることを特徴とするレンズ駆動モジュール。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項において、
    前記移動手段はステッピングモータであり、
    前記ステッピングモータが、コア部の端にヨーク連結部が一体に設けられた鉄心及び前記コア部に巻き付けられた励磁コイルを有して前記ベースの一面に沿って配置されたコイルブロック、前記ヨーク連結部に連結された端部以外の磁路部分が前記コイルブロックに重なることなく設けられ、この磁路部分にロータ通孔を有したヨーク、及び前記ロータ通孔内に配置されたロータを備えた
    ことを特徴とするレンズ駆動モジュール。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のレンズ駆動モジュールに撮像素子を備えたことを特徴とするカメラモジュール。
JP2005264608A 2005-09-13 2005-09-13 レンズ駆動モジュール及びカメラモジュール Pending JP2007078907A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005264608A JP2007078907A (ja) 2005-09-13 2005-09-13 レンズ駆動モジュール及びカメラモジュール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005264608A JP2007078907A (ja) 2005-09-13 2005-09-13 レンズ駆動モジュール及びカメラモジュール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007078907A true JP2007078907A (ja) 2007-03-29

Family

ID=37939327

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005264608A Pending JP2007078907A (ja) 2005-09-13 2005-09-13 レンズ駆動モジュール及びカメラモジュール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007078907A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114967168A (zh) * 2017-05-26 2022-08-30 Lg伊诺特有限公司 透镜移动装置及包括透镜移动装置的相机模块和光学设备

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114967168A (zh) * 2017-05-26 2022-08-30 Lg伊诺特有限公司 透镜移动装置及包括透镜移动装置的相机模块和光学设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7602439B2 (en) Lens unit and imaging apparatus
US7450834B2 (en) Lens unit and imaging apparatus
US7747149B2 (en) Optical apparatus having image-blur correction/reduction system
CN111103699B (zh) 带手抖校正功能的摄像装置
JP4630565B2 (ja) 光学機器
WO2010035818A1 (ja) 像振れ補正装置、撮像レンズユニット、及びカメラユニット
US20050207026A1 (en) Optical module and camera module
CN111142308A (zh) 带手抖校正功能的摄像装置
JP2008089803A (ja) 撮像装置
JP2008089804A (ja) 撮像装置
JP4750402B2 (ja) 光学機器
KR20180124062A (ko) 렌즈 구동 장치, 카메라 모듈, 및 카메라 탑재 장치
JP6172993B2 (ja) 撮像装置
JP2007121850A (ja) 撮像装置
CN111107268B (zh) 带手抖校正功能的摄像装置
JP2007010934A (ja) 光学モジュール及びカメラモジュール
JP2007078907A (ja) レンズ駆動モジュール及びカメラモジュール
JP5117348B2 (ja) 像振れ補正装置、撮像レンズユニット、及びカメラユニット
JP4958869B2 (ja) 像振れ補正装置、撮像レンズユニット、及びカメラユニット
JP2009128500A (ja) アクチュエータ、撮像装置、撮像機器、およびアクチュエータの製造方法
TWI438482B (zh) 相機模組
JP2014149364A (ja) 撮像ユニット及び撮像装置
JP2006053307A (ja) 光学モジュール
JP2010008982A (ja) レンズ鏡筒及びレンズ鏡筒の組立方法
JP2007034125A (ja) 光学機器