JP2006291582A - 大型筒状コンクリート構造物の構築方法。 - Google Patents

大型筒状コンクリート構造物の構築方法。 Download PDF

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Abstract

【課題】
工期を短縮し、効率良くPC防液堤等の縦向き筒状の大型コンクリート構造物を構築することができる大型筒状コンクリート構造物の構築方法の提供。
【解決手段】
PC緊張材端部支持用のPC緊張材定着部6を一体に有し、基礎2上に立設されたコンクリート製胴部5の一部を構成する定着用柱8,8…を立設し、定着用柱8,8間に胴部5の内周面及び外周面を成形する内型枠と外型枠を組み立てるとともに必要な配筋とPC緊張材挿通ダクトを設置し、内外の型枠と隣り合う定着用柱間に形成される空間にコンクリートを打設し、コンクリートの固化後、PC緊張材挿通ダクトに挿通されたPC緊張材7の端部をPC緊張材定着部6に支持させて緊張定着させて胴部周方向にプレストレスを付与する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、LNG(液化天然ガス)地上式貯蔵タンクの外周を囲むPC(プレストレストコンクリート製)防液堤等の大型筒状コンクリート構造物の構築方法に関する。
低圧、低温のメタンを主成分とする液化天然ガス(以下、LNGと記す)を貯蔵するLNG地上式貯蔵タンクでは、その外周側をプレストレストコンクリート(以下、PCと記す)製のPC防液堤等で包囲し、万が一貯蔵タンクよりLNGが漏洩したとしてもPC防液堤より外側には漏洩させないようにしている。また、近年では、敷地の有効活用等を考慮して、タンクの外槽とPC防液堤とを一体化させたPCLNG地上式貯蔵タンクが主流になりつつある。
従来、このPC防液堤のような縦向き筒状の胴部を有する大型の筒状コンクリート構造物は、以下の工程により構築されている。
まず、筒状の胴部の内周面及び外周面を成形する内外の型枠を胴部周方向(以下、単に周方向と記す)全周に亘って設置し、その内外両型枠間にシースや鉄筋等を配置し、そのうえで内外両型枠間に現場打ちによりコンクリートを打設し、それを固化させることにより輪切り状の胴部を形成し、然る後、前記シースにPC緊張材を周方向に向けて挿通させ、緊張させた状態でその端部を分割胴部の外周部又は内周部に定着させることによってプレストレスを導入させる。
そして、内外両型枠を上方に移動させ、一区分目の胴部上に同様にして二区分目の胴部を形成し、このような工程を順次繰り返し、輪切り状の胴部を上方に延長させることにより縦向き筒状の胴部が形成される。
しかし、上述の如き従来の技術では、全周に亘って輪切り状に成形したものを上方に延長させる方法であるため、各区分の胴部を形成する際に型枠設置工程、鉄筋組立工程、コンクリート打設工程、プレストレス導入工程等の各工程を同時に行うことができず、各工程の施工時には、他の工程に携わる人員や機器は待機していなければならず作業効率が悪いという問題があり、更には、工期が長期化し、施工コストが嵩むという問題があった。
また、各区分の胴部にコンクリートを打設する際、内外の型枠を周方向全周に亘って設置し、その全周に亘って同時に施工しなければならない為、コンクリート打設口を多数設ける必要があり、また、コンクリート打設用の配管若しくはポンプ車も複数用意する必要があり、作業が煩わしい上、設備費も嵩むという問題もあった。
そこで本発明は、上述の従来技術の問題を鑑み、工期を短縮し、効率良くPC防液堤等の縦向き筒状の大型コンクリート構造物を構築することができる大型筒状コンクリート構造物の構築方法の提供を目的とする。
上述の如き従来の問題を解決し、所期の目的を達成するための請求項1に記載の発明は、基礎上に立設された縦向きの円筒又はそれに近い形状をしたコンクリート製胴部を有し、該胴部の外周に所定の間隔をおいてPC緊張材端部支持用のPC緊張材定着部を備え、互いに隣り合うPC緊張材定着部間の前記胴部肉厚内にPC緊張材を挿通し、該PC緊張材の端部を前記PC緊張材定着部に定着させて胴部周方向にプレストレスを付与してなる大型筒状コンクリート構造物の構築に際し、前記PC緊張材定着部を一体に有し、前記胴部の一部を構成する定着用柱を立設し、該定着用柱間に前記胴部の内周面及び外周面を成形する内型枠と外型枠を組み立てるとともに必要な配筋とPC緊張材挿通ダクトを設置し、前記内外の型枠と隣り合う定着用柱間に形成される空間にコンクリートを打設し、該コンクリートの固化後、前記PC緊張材挿通ダクトに挿通されたPC緊張材の端部を前記PC緊張材定着部に支持させて緊張定着させる大型筒状コンクリート構造物の構築方法であることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成に加え、PC緊張材定着部は、前記胴部の外側面に突設されたピラスターからなることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の構成に加え、前記定着用柱は、プレキャストコンクリート製であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1、2又は3の構成に加え、定着用柱は、複数のコンクリートブロックを縦方向に積み上げて形成することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜3又は4の構成に加え、構築しようとする大型筒状コンクリート構造物の全高さを複数に区分し、底部より1区分ずつ順次胴部を構築することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜4又は5の構成に加え、内型枠には、高強度繊維補強モルタルにより成形されたプレストレストコンクリート製のプレキャストパネルを埋設型枠として使用し、打設される胴部コンクリートと一体化させることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜5又は6の構成に加え、外型枠は、脱型可能な大型パネルを使用することを特徴とする。
本発明においては、基礎上に立設された縦向きの円筒又はそれに近い形状をしたコンクリート製胴部を有し、該胴部の外周に所定の間隔をおいてPC緊張材端部支持用のPC緊張材定着部を縦向きに備え、互いに隣り合うPC緊張材定着部間の前記胴部肉厚内にPC緊張材を挿通し、該PC緊張材の端部を前記PC緊張材定着部に定着させて胴部周方向にプレストレスを付与してなる大型筒状コンクリート構造物の構築に際し、前記PC緊張材定着部を一体に有し、前記胴部の一部を構成する定着用柱を立設し、該定着用柱間に前記胴部の内周面及び外周面を成形する内型枠と外型枠を組み立ててコンクリートを打設する、言わば大型筒状構築物の胴部を縦割り状に複数分割した状態で成形するものであるため、従来のよう全周に亘って輪切り状に成形したものを上方に延長させる従来の工法に比べ、型枠工、配筋工、コンクリート打設工などの各種の作業を、縦割りにした区分毎に行うことができるため、各作業の専門作業員による作業が待ち時間を少なくして行うことができ、作業効率がよくなり、工期が短縮され、よりコストを削減することができる。
また、PC緊張材定着部は、胴部の外側面に突設されたピラスターからなることにより、PC緊張材の端部を好適に定着させることができる。
更に、前記定着用柱はプレキャストコンクリート製とすることにより、PC緊張材定着のための部材の設置が工場においてできることとなり、従来のように、現場施工によってPC緊張材定着部を一体に成形する方法にくらべ、PC緊張材定着部品を複雑に埋設する場合であっても、その製造が容易であり、高品質を要求されるPC緊張材定着部のコンクリートの品質を現場施工に比べてより高品質でかつ安定したものとすることができる。
更に、定着用柱は複数のコンクリートブロックを縦方向に積み上げて形成することにより、定着用柱のためのコンクリートブロックが小型となり、製造及び運搬が容易となる。
更に、構築しようとする大型筒状コンクリート構造物の全高さを複数に区分し、底部より1区分ずつ順次胴部を構築することにより、一度に打設が可能なコンクリート打設可能高さより高い筒構造物の構築も容易に行うことができる。
更に、内型枠には、高強度繊維補強モルタルにより成形されたプレストレストコンクリート製のプレキャストパネルを埋設型枠として使用し、打設される胴部コンクリートと一体化させるようにすることにより、施工時における内面のクラックの発生を防止することとなり、PCLNGタンクの防液堤等の耐圧容器の側壁の構築により好適なものとなる。
また、内型枠をプレキャストパネルによる埋設型枠とすることにより、PCLNGタンクを構築する際にその内面に固定する鋼製ライナー固定用のライナ・アンカー材の信頼性(安全性)を高いものとすることが容易となる。
更に、外型枠に、脱型可能な大型パネルを使用することにより、外型枠を別の区分の成形に繰り返し使用が容易になり、作業効率を良くすることができる。
次に本発明の実施の形態を図面に示した実施例に基づいて説明する。
図1は、本発明方法により構築される大型筒状コンクリート構造物の概略を示し、図中符号1はPCLNG地上式貯蔵タンクのPC防液堤等の大型筒状コンクリート構造物、符号2は基礎工である。
基礎工2は、複数のコクリート製の基礎杭3,3…を備え、この基礎杭3,3…の上端部に平板状のコンクリート底板4が接続されている。
この大型筒状コンクリート構造物1は、基礎工2の一部を構成するコンクリート底板4上に立設された縦向き円筒状の胴部5を有し、有底筒状に形成されている。
また、この構造物1は、胴部5の外周に所定の間隔をおいてPC緊張材端部支持用のピラスター6,6…からなるPC緊張材定着部を備え、ピラスター6間の胴部5肉厚部に挿通されたPC緊張材7の端部をピラスター6に定着させ、胴部周方向にプレストレスが導入されている。
胴部5は、外周にピラスター6が一体に突設された定着用柱8a〜8fを備え、胴部5周方向に間隔をおいて縦向きに立設された各定着用柱8,8の間に現場打ちコンクリートからなるコンクリート周壁部9が形成されている。尚、定着用柱8とコンクリート周壁部9との境目、即ち鉛直目地は胴部の周方向に向けてプレストレスが導入されている為、目地開きし難くなっている。
また、この胴部5は、その全高さを複数の胴部5a〜5cに区分した構造となっている。
定着用柱8は、複数のプレキャストコンクリートブロック(以下、PCaブロックと記す)10,10…を縦向きに積み上げて接続することにより形成されている。
このPCaブロック10は、図3に示すように、円弧状の本体部11と、本体部11の円弧外周に一体に突設されたピラスター部12とを備え、本体部11が胴部5の一部を構成するようになっている。尚、PCaブロック10,10…は、ロングラインマッチキャスト方式により製作されている。
また、このPCaブロック10には、一方が本体部周方向端面に開口し、他方がピラスター部12側部に開口したPC挿通孔13,13が形成され、両PC挿通孔13,13はブロック10の略中心位置で交差する配置となっている。
このPC挿通孔13のピラスター6側開口縁部には定着板14が固定され、この定着板14に定着具によりPC緊張材7の端部が定着されるようになっている。
また、このPCaブロック10には、縦向きに連結用鋼材15が挿通される鋼材挿通孔16,16が形成されている。
コンクリート周壁部9は、円弧状に形成され、その内部には図示しない複数の鉄筋が縦横に向けて配置され、PC緊張材が挿通されるPC緊張材挿通ダクトが設置されている。
また、このコンクリート周壁部9は、円弧の内側側に埋設型枠17が一体化されている。
この埋込型枠17には、高強度繊維補強モルタルにより成形されたプレキャストコンクリート製のプレキャストパネル18,18…が使用され、このパネル18,18…を、縦向きに立設し、隣り合うパネル同士の側縁を互いに突き合わせて配置することにより、周壁部の内側面を形成している。尚、構造物1の内径が大きい為、プレキャストパネルを製作効率の良い平板状のパネルとして製作し、円弧状に近い状態の周壁部内側面を形成してもよい。
プレキャストパネル18は、図4に示すように、縦長平板状に形成されている。尚、このプレキャストパネル18には、表面側にPCLNG地上式貯蔵タンクの外槽ライナ等を固定するためのライナ・アンカー材19,19を取り付ける。
また、このプレキャストパネル18には、その両側縁背面側に突出部20,20が一体に形成され、この突出部20に縦向きにPC鋼材21,21…が配置されており、PC鋼材21,21のプレストレスによりプレキャストパネル18を立設する際にひび割れ等が生じないようにしている。
また、このプレキャストパネル18は、製作する際に、パネル表面22及びライナ・アンカー材表面23側を下向きとし、ライナ・アンカー材19をその表面23が底板表面に重ね合わされた状態でインサート成型することにより、パネル表面22及びライナ・アンカー材表面23との間に段差が生じないようにすることができる。
次に、この大型筒状コンクリート構造物の構築方法について説明する。
まず、設置箇所に基礎杭3,3…を埋設した後、コンクリート底板4を現場打ちコンクリートにより形成し、基礎杭3,3…の上端にコンクリート底板4を接合させ、そのコンクリート底板4、即ち基礎工2上に、図5に示すように定着用柱8a〜8fを胴部周方向に所定の間隔をおいて設置する。
即ち、PCaブロック10,10…を順次積み上げて定着用柱8a〜8fを設置する。このとき、各PCaブロック10,10…は、鋼材挿通孔18,18に挿通された連結用鋼材17を緊張し、その両端をそれぞれ定着用柱8の上下端部に定着させることにより縦方向にプレストレスを導入するとともに接合される。
次に、図6に示すように、定着用柱8a,8b間の空間30aに、胴部5内側面に沿って複数のプレキャストパネル18,18…を立設して埋設型枠17を形成する(内型枠設置工程)。
次に、図7に示すように、定着用柱8b,8c間の空間30bにおいて内型枠設置工程を行うと同時に、定着用柱8a,8b間の空間30aにおいて、鉄筋を組立てて配筋するとともにPC緊張材が挿通されるPC緊張材挿通ダクトを配置し(鉄筋等設置工程)、両定着用柱8a,8b間に鋼製の大型パネル31を円弧状に架け渡して外型枠を設置する(外枠設置工程)。
次に、定着用柱8c,8d間の空間30cにおいて内型枠設置工程を行い、定着用柱8b,8c間の空間30bにおいて鉄筋等設置工程及び外枠設置工程を行うとともに、定着用柱8a,8b間の空間30a、即ち内外型枠17,31及び両定着用柱8a,8bに囲まれた空間にコンクリートを打設する(コンクリート打設工程)。
尚、コンクリートを打設する際には、両定着用柱8,8間の空間30のみにコンクリートを充填させればよいので、コンクリート打設用の配管やポンプ車は1箇所に集中する等、少ない数で対応することができる。
このように、上述の内型枠設置工程、鉄筋等設置工程、外型枠設置工程及びコンクリート打設工程からなる一連の各工程を各空間30a〜30fにおいて順次行い、各空間30a〜30f部にコンクリート周壁部9,9…を順次形成し、コンクリート養生を終了した箇所から順次外型枠31を撤去する。
次に、コンクリートの固化した周壁部9から順に、各定着用柱8,8間の胴部5肉厚部に挿通されたPC緊張材7を緊張させてPC緊張材定着部、即ちピラスター6に定着させ、各ピラスター6,6間にプレストレスを導入し、それにより1区分目の胴部5aが形成される。
このようにすることにより、空間30a〜30f部毎に異なる工程を同時に行うことができるので、型枠工、配筋工、コンクリート打設工などの各種の作業を、各作業の専門作業員による作業が待ち時間を少なくして行うことができ、効率よく作業することができる。
そして、上述の工程を繰り返し、構築しようとする構造物1の全高さを複数に区分した各区分の胴部5a〜5cを底部より1区分ずつ順次構築することにより、大型筒状コンクリート構造物1が構築される。
尚、上述の実施例では、胴部を円筒状に形成した例について説明したが、その他楕円形状等その他の形状であってもよい。
また、上述の実施例では、PC緊張材端部支持用にピラスターを設けた例について説明したが、胴部周壁部にPC緊張材の端部を定着可能なPC緊張材定着部を設けても良い。
本発明方法により構築される大型筒状コンクリート構造物の一例を示す部分破断正面図である。 同上の横断面図である。 図1中のPCaブロックを示す横断面図である。 図1中のプレキャストパネルを示す横断面図である。 本発明方法における定着用柱設置工程の概略を示す平面図である。 同上の胴部周壁部成形の第1工程の概略を示す平面図である。 同上の第2工程を示す平面図である。
符号の説明
1 大型筒状コンクリート構造物
2 基礎工
3 基礎杭
4 コンクリート底板
5 胴部
6 ピラスター
7 PC緊張材
8 定着用柱
9 コンクリート周壁部
10 PCaブロック
11 本体部
12 ピラスター部
13 PC挿通孔
14 定着板
15 連結用鋼材
16 鋼材挿通孔
17 埋設型枠
18 プレキャストパネル
19 ライナ・アンカー材
20 突出部
21 PC鋼材
22 パネル表面
23 ライナ・アンカー材表面
30 空間
31 大型パネル(外型枠)

Claims (7)

  1. 基礎上に立設された縦向きの円筒又はそれに近い形状をしたコンクリート製胴部を有し、該胴部の外周に所定の間隔をおいてPC緊張材端部支持用のPC緊張材定着部を備え、互いに隣り合うPC緊張材定着部間の前記胴部肉厚内にPC緊張材を挿通し、該PC緊張材の端部を前記PC緊張材定着部に定着させて胴部周方向にプレストレスを付与してなる大型筒状コンクリート構造物の構築に際し、
    前記PC緊張材定着部を一体に有し、前記胴部の一部を構成する定着用柱を立設し、該定着用柱間に前記胴部の内周面及び外周面を成形する内型枠と外型枠を組み立てるとともに必要な配筋とPC緊張材挿通ダクトを設置し、前記内外の型枠と隣り合う定着用柱間に形成される空間にコンクリートを打設し、該コンクリートの固化後、前記PC緊張材挿通ダクトに挿通されたPC緊張材の端部を前記PC緊張材定着部に支持させて緊張定着させることを特徴としてなる大型筒状コンクリート構造物の構築方法。
  2. PC緊張材定着部は、前記胴部の外側面に突設されたピラスターからなる請求項1に記載の大型筒状コンクリート構造物の構築方法。
  3. 前記定着用柱は、プレキャストコンクリート製である請求項1又は2に記載の大型筒状コンクリート構造物の構築方法。
  4. 定着用柱は、複数のコンクリートブロックを縦方向に積み上げて形成する請求項1、2又は3に記載の大型筒状コンクリート構造物の構築方法。
  5. 構築しようとする大型筒状コンクリート構造物の全高さを複数に区分し、底部より1区分ずつ順次胴部を構築する請求項1〜3又は4に記載の大型筒状コンクリート構造物の構築方法。
  6. 内型枠には、高強度繊維補強モルタルにより成形されたプレストレストコンクリート製のプレキャストパネルを埋設型枠として使用し、打設される胴部コンクリートと一体化させる請求項1〜4又は5に記載の大型筒状コンクリート構造物の構築方法。
  7. 外型枠は、脱型可能な大型パネルを使用する請求項1〜5又は6に記載の大型筒状コンクリート構造物の構築方法。
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