JP2014094771A - Pc防液堤及びその構築方法並びにそれを用いたpclngタンクの構築方法 - Google Patents

Pc防液堤及びその構築方法並びにそれを用いたpclngタンクの構築方法 Download PDF

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Abstract


【課題】大容量であっても液密性を確保しつつ十分な工期短縮を図る。
【解決手段】本発明に係るPC防液堤1の円筒状周壁3は、該円筒状周壁を構成する基準セグメント21,標準セグメント22及び調整セグメント23のうち、最下段の基準セグメント21a,標準セグメント22a及び調整セグメント23aを、円筒状周壁3の立設位置に沿ってかつその下方に列状に配置された杭41の頭部42に載置するとともに、杭41の頭部42と基準セグメント21a,標準セグメント22a及び調整セグメント23aの下端とが基礎版2の天端43と下端44との間に位置決めされるように該基礎版を構築してある。
【選択図】 図4

Description

本発明は、PCタンク、特に液化天然ガスを貯留するためのPCLNGタンクに適用されるPC防液堤及びその構築方法並びにそれを用いたPCLNGタンクの構築方法に関する。
液化天然ガス(以下、LNG)を貯留するにあたり、最近では、敷地の有効利用や大容量化の観点から、外槽及び内槽からなる金属二重殻式LNGタンクとその周囲に配置される防液堤とを一体化させるとともに、該防液堤をプレストレストコンクリート(以下、PC)とすることで液密性を確保したPCLNGタンクが採用されている。
プレストレストコンクリートからなる防液堤(以下、PC防液堤)は、円周方向及び鉛直方向に沿って挿通されたPC鋼材を介してコンクリートに圧縮力を導入するようになっており、貯留中のLNGがLNGタンクから万一漏出した場合であっても、これを施設内にとどめることができるようになっている。
かかるPC防液堤は、シース管が埋設された状態でコンクリートを現場打設し、該コンクリートに所要の強度が発現した後、シース管に挿通されたPC鋼材を緊張させることでコンクリートに圧縮力を導入するという手順で行われるが、PCLNGタンクの大規模化に伴う工期短縮の観点から、最近では、現場打ちコンクリートに代えて、プレキャストコンクリートの採用が提案されている。
特開昭61−81979号公報 特開2002−308377号公報 特開2006−291582号公報 特開2011−122389号公報
プレキャストコンクリートを用いてPC防液堤を構築すれば、現場打設の場合に比べ、プレキャストセグメントを工場で製作する分、工期を短縮することができるとともに、現地でのコンクリート打設管理が不要になるため、コンクリートの品質を向上させやすくなり、PC防液堤の信頼性を高めることも可能となる。
しかしながら、昨今では、容量が20万m3を超えるような大規模PCLNGタンクが建設ないしは検討されているところ、かかる規模のPCLNGタンクをプレキャストコンクリートで構築した工事例は国内外で存在せず、所要の液密性を確保しつつ十分な工期短縮を図ることが可能な技術は未だ確立されていないのが現状である。
特に、PC防液堤が立設される基礎版には、その外周部にLNGタンクのアンカーストラップや底部ヒーター管などを埋設する必要があるため、PCLNGタンクの規模が大きくなればなるほど、基礎版の構築工事も大がかりとなるが、基礎版外周部の完成を待ってからPC防液堤の構築を開始するという従来の工法では、現場打ちはもちろん、プレキャスト工法であっても、工期短縮にはおのずと限度があるという問題を生じていた。
また、上述の規模になると、例えばセグメント長が3〜4m、セグメント数が全周で70〜80個程度になると予想されるところ、かかる規模で周方向にプレストレストを導入する作業は容易ではない。
さらに、PCLNGタンクを構成する外槽のライナープレートや断熱材はPC防液堤の内周壁に取り付けられるため、PC防液堤の構築がある程度進行してからでないと、上述したライナープレートや断熱材を取り付けることができず、この点でも工期短縮にはやはり限度があった。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、大容量であっても液密性を確保しつつ十分な工期短縮を図ることが可能なPC防液堤及びその構築方法並びにそれを用いたPCLNGタンクの構築方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るPC防液堤の構築方法は請求項1に記載したように、プレキャストセグメントを周方向に沿って列状に配置するとともに上方に積層することで円筒状周壁を形成するとともに、該プレキャストセグメントにPC鋼材を配置して緊張することにより、前記プレキャストセグメントに圧縮力を導入するPC防液堤の構築方法において、
前記プレキャストセグメントのうち、最下段のプレキャストセグメントを、前記円筒状周壁の立設位置に沿ってかつその下方に列状に配置された杭の頭部に載置するとともに、該最下段のプレキャストセグメントに周方向の圧縮力を導入した後、前記杭の頭部及び前記最下段のプレキャストセグメントの下端が埋設されるように鉄筋コンクリートからなる基礎版を構築するものである。
また、本発明に係るPC防液堤の構築方法は、前記プレキャストセグメントを、周方向に挿通されるPC鋼材の端部を定着するための定着開口が各端面に形成されるとともに該各定着開口から反対側端面に向けてそれぞれ延びる挿通孔が形成されてなる第1のプレキャストセグメントと、PC鋼材を周方向に挿通するための挿通孔が形成されてなる第2のプレキャストセグメントとで構成するとともに、前記円筒状周壁を、前記第1のプレキャストセグメントを周方向に沿った離間位置でそれぞれ上方に積層してなる定着柱部と該定着柱部の間に延設された周壁部とで構成し、
前記第2のプレキャストセグメントを、前記定着柱部のうち、互いに隣り合う2つの定着柱部の対向側面をそれぞれ起点として該各起点側への引寄せ操作を行いつつ前記対向側面の一方から他方及び他方から一方に向けてかつ接合端面に接着層を介在させた状態で周方向にそれぞれ順次接合するとともに、各対向側面から延びる第2のプレキャストセグメントのうち、先頭のプレキャストセグメントに挟まれた領域に第3のプレキャストセグメントを嵌め込んでその各端を前記先頭のプレキャストセグメントの先端にそれぞれ接合し、前記第1のプレキャストセグメント、前記第2のプレキャストセグメント及び前記第3のプレキャストセグメントに形成された各挿通孔にPC鋼材を挿通して緊張することにより、それらのプレキャストセグメントに周方向の圧縮力を導入するものである。
また、本発明に係るPC防液堤の構築方法は、前記第2のプレキャストセグメントのうち、互いに隣接する2つのプレキャストセグメントの接合端面を跨ぐように該2つのプレキャストセグメントの側面に取り付けられた引寄せ機構を用いて前記引寄せ操作を行うものである。
また、本発明に係るPC防液堤の構築方法は、前記第2のプレキャストセグメントの接合端面に形成された凹凸を嵌合させながら該第2のプレキャストセグメントを順次接合するものである。
また、本発明に係るPCLNGタンクの構築方法は請求項5に記載したように、請求項1乃至請求項4のいずれ一記載のPC防液堤の構築方法における円筒状周壁の構築工程に先立ち、前記第1のプレキャストセグメント及び前記第2のプレキャストセグメント又はそれらに加えて前記第3のプレキャストセグメントのうち、LNGタンクが設置される側に該LNGタンクの外槽を構成するライナープレート及び断熱材を先行して取り付けるものである。
また、本発明に係るPC防液堤は請求項6に記載したように、プレキャストセグメントを周方向に沿って列状に配置するとともに上方に積層することで円筒状周壁を形成するとともに、該プレキャストセグメントにPC鋼材を緊張状態で配置したPC防液堤において、
前記プレキャストセグメントのうち、最下段のプレキャストセグメントを、前記円筒状周壁の立設位置に沿ってかつその下方に列状に配置された杭の頭部に載置するとともに、鉄筋コンクリートからなる基礎版の天端と下端との間に前記杭の頭部及び前記最下段のプレキャストセグメントの下端が位置決めされるように該基礎版を構築したものである。
本発明に係るPC防液堤及びその構築方法並びにそれを用いたPCLNGタンクの構築方法においては、プレキャストセグメントを周方向に沿って列状に配置するとともに上方に積層することで円筒状周壁を形成するとともに、該プレキャストセグメントにPC鋼材を配置して緊張することにより、プレキャストセグメントに圧縮力を導入するが、円筒状周壁を構築するにあたっては、プレキャストセグメントのうち、最下段のプレキャストセグメントを杭の頭部に載置するとともに、該最下段のプレキャストセグメントに周方向の圧縮力を導入した後、杭の頭部及び最下段のプレキャストセグメントの下端が埋設されるように鉄筋コンクリートからなる基礎版を構築する。
このようにすると、従来のように基礎版の構築完了を待つことなく、円筒状周壁の構築を開始することが可能となり、PCタンクの建設工程において、防液堤の工期を大幅に前倒しすることが可能となる。特に、PCLNGタンクの場合、基礎版の外周部にLNGタンクのアンカーストラップや底部ヒーター管などを埋設する必要があるが、本発明では、それらの設備工事と並行して円筒状周壁の構築を進めることができるため、PCLNGタンクの全工程を格段に短縮することが可能となる。
本発明は、PC防液堤の規模が大きい場合において工期短縮による費用削減効果が顕著であるが、小規模か大規模かを問わず、本発明があらゆる規模のPC防液堤に適用できることは言うまでもない。
本発明においては、PC鋼材をプレキャストセグメント内に予め埋設されたシース管に挿通して用いる、いわゆる内ケーブル方式の採用が想定されるが、外ケーブル方式の採用も可能である。
プレキャストセグメントをどのように配置して円筒状周壁を形成するかは任意であるが、円筒状周壁を第1のプレキャストセグメントからなる定着柱部とそれらの間に延設され第2のプレキャストセグメントからなる周壁部とで構成する場合であれば、例えば、第2のプレキャストセグメントを、前記定着柱部のうち、互いに隣り合う2つの定着柱部の対向側面をそれぞれ起点として該各起点側への引寄せ操作を行いつつ前記対向側面の一方から他方及び他方から一方に向けてかつ接合端面に接着層を介在させた状態で周方向にそれぞれ順次接合するとともに、各対向側面から延びる第2のプレキャストセグメントのうち、先頭のプレキャストセグメントに挟まれた領域に第3のプレキャストセグメントを嵌め込んでその各端を前記先頭のプレキャストセグメントの先端にそれぞれ接合し、前記第1のプレキャストセグメント、前記第2のプレキャストセグメント及び前記第3のプレキャストセグメントに形成された各挿通孔にPC鋼材を挿通して緊張することにより、それらのプレキャストセグメントに周方向の圧縮力を導入することで、上述の周壁部を構成することが可能である。
かかる構成によれば、隣り合う2つの定着柱部を起点としてそれぞれから第2のプレキャストセグメントを順次接合していくため、定着柱部から一方向にセグメントを接合していく場合に比べ、それらの設置精度をより高めることができる。
また、第2のプレキャストセグメントの接合端面に接着層が介在された状態で該プレキャストセグメントを各起点側に引き寄せながら順次接合していくことにより、第2のプレキャストセグメントは、周方向に沿ったPC鋼材の緊張に先だって、予めそれらの接合箇所で確実に圧着される。
そのため、円筒状周壁の規模が大きい場合であっても、PC鋼材による緊張を行うまでの間、プレキャストセグメントを安定させ、さらにはPC鋼材による緊張の際、圧縮力を確実に導入することが可能となり、かくして大規模PCLNGタンクの防液堤に求められる液密性を十分に確保することができる。
第2のプレキャストセグメントをどのように起点側に引き寄せるかは任意であるが、例えば、前記第2のプレキャストセグメントのうち、互いに隣接する2つのプレキャストセグメントの接合端面を跨ぐように該2つのプレキャストセグメントの側面に跨設された引寄せ機構を用いて行うようにすれば、該引寄せ機構を次々に盛り替えて転用することができるため、セグメント組立を合理的に行うことが可能となる。
第2のプレキャストセグメントを相互に接合するにあたり、それらの接合端面に形成された凹凸を嵌合させながら、該第2のプレキャストセグメントを順次接合するようにすれば、その凹凸が組立時のガイドとなり、セグメント組立を迅速に進めることができるとともに、構築後においては、凹凸がシアキーとして機能し、万一の際、内面に作用する液圧に対して確実に抵抗することができる。
LNGタンクの構築は、上述した円筒状周壁の構築を待って行ってもかまわないが、円筒状周壁の構築工程に先立ち、前記第1のプレキャストセグメント及び前記第2のプレキャストセグメント又はそれらに加えて前記第3のプレキャストセグメントのうち、LNGタンクが設置される側に該LNGタンクの外槽を構成するライナープレート及び断熱材を先行して取り付けるようにすれば、LNGタンクの外槽工事を早期にスタートさせることが可能となり、PCLNGタンクの全体工程を大幅に短縮することが可能となる。
本実施形態に係るPC防液堤1を示した鉛直断面図。 施工中における円筒状周壁3の全体斜視図。 定着柱部8及び周壁部9の平面図であり、(a)は配置図、(b)は詳細図。 杭41の頭部42に最下段の基準セグメント21a,標準セグメント22a及び調整セグメント23aを載置した様子を示した鉛直断面図。 標準セグメント22a,22aを基準セグメント21a,21aの対向側面32,32を起点として周方向に順次接合していく様子を示した図であり、(a)は全体平面図、(b)は引寄せ機構37を用いて標準セグメント22aを起点側に引き寄せている様子を示した詳細図。 標準セグメント22a,22aの接合状況を示した詳細平面図。 標準セグメント22を上方に積層する様子を示した正面図。 標準セグメント22にライナープレート82及び断熱材83を先付けした様子を示した斜視図。
以下、本発明に係るPC防液堤及びその構築方法並びにそれを用いたPCLNGタンクの実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るPC防液堤を示した鉛直断面図、図2は、施工中における円筒状周壁の全体斜視図である。これらの図でわかるように、本実施形態に係るPC防液堤1は、鉄筋コンクリートからなる円形の基礎版2の外周部に円筒状周壁3を立設するとともに、該円筒状周壁を構成するプレキャストセグメントにPC鋼材を挿通配置して緊張することにより、該プレキャストセグメントに周方向及び鉛直方向の圧縮力を導入してあり、円筒状周壁3の内側に配置された内槽4及び内槽5からなるLNGタンク6とともにPCLNGタンク7を構成する。
円筒状周壁3は、第1のプレキャストセグメントとしての基準セグメント21を周方向に沿った離間位置でそれぞれ上方に積層してなるピラスターと呼ばれる複数の定着柱部8と、該定着柱部の間に延設される周壁部9とで構成してあり、該周壁部は、第2のプレキャストセグメントとしての標準セグメント22と定着柱部8,8の中央近傍に配置される第3のプレキャストセグメントとしての調整セグメント23とを、周方向に沿って列状に配置するとともに、端面位置が上下で千鳥状となるように上方に積層して構成してある。
図3(a)は、定着柱部8及び周壁部9を構成する基準セグメント21、標準セグメント22及び調整セグメント23の配置図、同図(b)は基準セグメント21及び標準セグメント22の詳細配置図である。これらの図でわかるように、定着柱部8は、周方向に沿って60゜ごと、計6つとなるように立設してあり、該定着柱部を構成する基準セグメント21は、周方向に挿通されるPC鋼材の端部を定着するための定着開口31,31を各端面32,32に設けるとともに、該各定着開口から反対側端面に向けてそれぞれ延びる挿通孔33,33を交差状に形成して構成してある。なお、同図(b)でよくわかるように、PC鋼材の定着位置を例えば60゜ずつずらしながら該PC鋼材を定着柱部8に定着させる関係上、PC鋼材を挿通させるための挿通孔は、交差状の挿通孔33,33のほかに、一方の端面から他方の端面にほぼ真っ直ぐに抜ける挿通孔34が存在する。
一方、周壁部9を構成する標準セグメント22及び調整セグメント23は、PC鋼材を周方向に挿通するための挿通孔35と挿通孔36をそれぞれ形成してある。
基準セグメント21、標準セグメント22及び調整セグメント23は、プレキャストの鉄筋コンクリート部材として工場製作するとともに、予めシース管を埋設することで、挿通孔33〜36を構成するようにすればよい。
円筒状周壁3は図1に示したように、その下端を基礎版2に埋設された状態で該基礎版に立設してあるが、より詳しくは、図4に示すように、円筒状周壁3を構成する基準セグメント21,標準セグメント22及び調整セグメント23のうち、最下段の基準セグメント21a,標準セグメント22a及び調整セグメント23aを、円筒状周壁3の立設位置に沿ってかつその下方に列状に配置された杭41の頭部42に載置するとともに、杭41の頭部42と基準セグメント21a,標準セグメント22a及び調整セグメント23aの下端とが、基礎版2の天端43と下端44との間に位置決めされるように、該基礎版を構築してある。
本実施形態に係るPC防液堤1を構築するには、まず、基礎版2及び該基礎版の外周部に立設される円筒状周壁3が構築される地盤範囲に杭を打設する(図1参照)。
次に、図4で説明したように、打設された杭のうち、円筒状周壁3の立設位置に沿ってかつその下方に列状に配置された杭41の頭部に最下段の基準セグメント21a,標準セグメント22a及び調整セグメント23aを全周にわたって載置する。
最下段の基準セグメント21a,標準セグメント22a及び調整セグメント23aを載置するにあたっては、必要に応じて杭41の頭部42との間にスペーサーとしての鉄板45を挟み込んでレベル調整を行う。
最下段の基準セグメント21a,標準セグメント22a及び調整セグメント23aを全周にわたって載置するには、図5に示すように、互いに隣り合う定着柱部8,8の最下段を構成する基準セグメント21a,21aの対向側面32,32を起点とし、まず、基準セグメント21a,21aに最初の標準セグメント22a,22aを接合する。
接合にあたっては、それらの接合端面に凹凸を設けるとともに該凹凸面にエポキシ樹脂等の接着剤を塗布することで接着層を形成しておき、次いで、該凹凸が嵌合するように標準セグメント22aを基準セグメント21aに接合するとともに、それらの接合箇所を跨ぐように取り付けられた引寄せ機構37を操作することで、標準セグメント22aを起点側へと引き寄せる。
このようにすると、標準セグメント22aは、その接合端面で基準セグメント21aに圧着される。
なお、標準セグメント22aと杭41の頭部42との間に鉄板45を挟み込んでおけば、該鉄板の滑り作用により、標準セグメント22aの起点側への引寄せ操作をスムーズに行うことができる。
引寄せ機構37は、PC鋼棒とその両端に形成された雄ネジが螺合される雌ネジがそれぞれ設けられた2つの取付け台座とで構成してあり、該2つの取付け台座が基準セグメント21aと標準セグメント22aにそれぞれ取り付けられた状態でPC鋼棒を回転操作することにより、標準セグメント22aを基準セグメント21aに引き寄せることができるようになっている。
次に、あらたな標準セグメント22a,22aを設置済の標準セグメント22a,22aの先端側に配置し、次いで、それらの接合端面に設けられた凹凸が嵌合するようにあらたな標準セグメント22aを設置済の標準セグメント22aに接合する。
図6は、設置済の標準セグメント22aの接合端面にエポキシ樹脂の塗布による接着層63が形成された状態で、該標準セグメントの接合端面に設けられた凹部61にあらたな標準セグメント22aの接合端面に設けられた凸部62を嵌合する様子を示したものである。
次に、引寄せ機構37をあらたな接合箇所に盛り替えた上、これを操作してあらたな標準セグメント22aを起点側へと引き寄せることにより、それらの接合端面に介在する接着層を介して設置済の標準セグメント22aに圧着する。
以下同様にして、引寄せ機構37を次々に盛り替えながら、あらたな標準セグメント22aを起点側に引き寄せつつ、対向側面32,32の一方から他方、及び他方から一方に向けてかつ周方向に標準セグメント22a,22aをそれぞれ接合する。
次に、基準セグメント21a,21aの対向側面32,32から延びる標準セグメント22a,22aのセグメント列が、それらの先端で概ね1セグメント長を残すに至ったならば、それらのセグメント列に挟まれた領域に調整セグメント23aを嵌め込み(図3参照)、その各端を先頭の標準セグメント22a,22aにそれぞれ接合する。なお、調整セグメント23aは、現地で計測した寸法に基づいて製作するのが望ましい。
次に、基準セグメント21aに形成された挿通孔33若しくは挿通孔34、標準セグメント22aに形成された挿通孔35及び調整セグメント23aに形成された挿通孔36にPC鋼材を挿通して緊張し、その両端を定着柱部8の定着開口31に定着することで、基準セグメント21a,標準セグメント22a及び調整セグメント23aに周方向の圧縮力を導入する。
このようにして最下段の基準セグメント21a,標準セグメント22a及び調整セグメント23aを杭41の頭部42に載置するとともにそれらに圧縮力を導入したならば、基礎版2が構築される領域に適宜配筋を施すとともに、LNGタンクのアンカーストラップや底部ヒーター管などを適宜配置した後、該領域にコンクリートを打設することで基礎版2を構築する。
一方、最下段に続く第2ロット以降のセグメント組立は、基礎版2の完成を待つことなく、該基礎版の構築工程と並行して行うことが可能である。なお、第2ロット以降についても、基本的には最下段のセグメント組立と同様であり、上述の説明において基準セグメント21a,標準セグメント22a及び調整セグメント23aを、基準セグメント21,標準セグメント22及び調整セグメント23と読み替えれば足りるため、ここではその説明を省略するが、図2に示した通り、標準セグメント22については、それらの端面位置が上下で千鳥状となるように該標準セグメントを上方に積層する。
図7は、最下段の標準セグメント22aに第2ロットの標準セグメント22を積層した様子を示した正面図である。なお、同図に示すように、標準セグメント22を上方に積層するにあたっては、PC鋼棒72を鉛直方向に継ぎ足しては該PC鋼棒が標準セグメント22に形成された縦孔に挿通されるように該標準セグメントを落とし込んでいくことで、PC鋼棒72を組立時のガイドとして利用するとともに、上方への継ぎ足しの際、図示しないカプラーで締め付けるようにすれば、あらたに積層しようとする標準セグメント22を設置済の標準セグメント22に圧着することが可能となり、PC鋼材による鉛直方向の緊張を行うまでの間、セグメントを安定させることができるとともに、PC鋼材による緊張の際には、プレキャストセグメントに確実に圧縮力を導入することが可能となる。
このようにして基準セグメント21,標準セグメント22及び調整セグメント23を最終ロット、図1の例では第14ロットまで積層したならば、最下段と同様、基準セグメント21に形成された挿通孔33若しくは挿通孔34、標準セグメント22に形成された挿通孔35及び調整セグメント23に形成された挿通孔36にPC鋼材を挿通して緊張し、その両端を定着柱部8の定着開口31に定着することで、基準セグメント21,標準セグメント22及び調整セグメント23に周方向の圧縮力を導入するとともに、図7に示すように、全体としてU字状になるように標準セグメント22a及び標準セグメント22に形成された鉛直方向の挿通孔71にPC鋼材を挿通して緊張し、図示しない最終ロットの標準セグメント22の天端に定着することにより、積層された標準セグメント22a及び標準セグメント22に鉛直方向の圧縮力を導入する。
なお、調整セグメント23aや調整セグメント23は、設置誤差や製作誤差を吸収するためのものである点を除き、上述したPC鋼棒72を組立時のガイドとして用いる点やU字状の挿通孔71を形成してある点は、標準セグメント22aや標準セグメント22と同様であり、その積層手順や緊張手順もそれらと同様であるので、ここではその説明を省略する。また、定着柱部8を構成する基準セグメント21の鉛直方向の緊張についても適宜行えばよい。
以上説明したように、本実施形態に係るPC防液堤1及びその構築方法によれば、基礎版2の構築完了を待つことなく、円筒状周壁3の構築を開始することができるので、LNGタンクのアンカーストラップや底部ヒーター管の設置のために基礎版2の構築に時間がかかる場合であっても、それらの設備工事と並行して円筒状周壁3の構築を進めることが可能となり、PCLNGタンクの全工程を格段に短縮することが可能となる。
また、本実施形態に係るPC防液堤の構築方法によれば、隣り合う2つの定着柱部8,8を起点としてそれぞれから標準セグメント22,22を順次接合していくため、定着柱部8から一方向にセグメントを接合していく場合に比べ、それらの設置精度をより高めることができる。
また、本実施形態に係るPC防液堤の構築方法によれば、標準セグメント22の接合端面に接着層63が介在された状態で該標準セグメントを各起点側に引き寄せながら順次接合していくようにしたので、標準セグメント22は、周方向に沿ったPC鋼材の緊張に先だって、予めそれらの接合箇所で確実に圧着される。
そのため、円筒状周壁3の規模が大きい場合であっても、PC鋼材による緊張を行うまでの間、プレキャストセグメントを安定させ、さらにはPC鋼材による緊張の際、圧縮力を確実に導入することが可能となり、かくして大規模PCLNGタンクの防液堤に求められる液密性を十分に確保することができる。
また、本実施形態に係るPC防液堤の構築方法によれば、互いに隣接する2つの標準セグメント22,22の接合端面を跨ぐようにそれらの側面に跨設された引寄せ機構37を用いて引寄せ操作を行うようにしたので、該引寄せ機構を次々に盛り替えて転用することにより、セグメント組立を合理的に行うことが可能となる。
また、本実施形態に係るPC防液堤の構築方法によれば、標準セグメント22,22を相互に接合するにあたり、それらの接合端面に形成された凹部61に凸部62を嵌合させながら、該標準セグメントを順次接合するようにしたので、その凹凸が組立時のガイドとなり、セグメント組立を迅速に進めることができるとともに、構築後においては、凹凸がシアキーとして機能し、万一の際、内面に作用する液圧に対して確実に抵抗することができる。
本実施形態では、定着柱部8,8の対向側面32,32を各起点とし、該起点側への引寄せ操作を引寄せ機構37で行いながら、標準セグメント22,22を順次接合して各セグメント列とし、最後に、それらのセグメント列を調整セグメント23で相互に連結することにより、周方向に沿った設置誤差あるいは製作誤差をまとめて吸収するようにしたが、設置誤差や製作誤差が小さいのであれば、調整セグメント23に代えて、各セグメント列と同様、標準セグメント22を用いるようにしてもかまわないし、定着柱部8,8の対向側面32,32のうち、いずれか一方から標準セグメント22を延設し、他方の対向側面32に隣接する箇所のみ調整セグメント23で調整する方法や、該調整セグメントに代えて、標準セグメント22を用いる方法を採用してもかまわない。
加えて、標準セグメント22を起点側に引き寄せずとも、PC鋼材による緊張作業を行うまでの間、セグメントの安定を図ることが可能であり、かつPC鋼材の緊張作業もスムーズに行うことができるのであれば、引寄せ操作を省略してもかまわない。
また、本実施形態では、標準セグメント22,22を相互に接合するにあたり、それらの接合端面に形成された凹部61に凸部62を嵌合させながら、該標準セグメントを順次接合するようにしたが、シアキーを設けずとも液圧を十分に支持することができるのであれば、凹凸を省略し、平坦な接合端面としてもかまわない。
また、本実施形態では特に言及しなかったが、円筒状周壁3を構築する前に、基準セグメント21a,標準セグメント22a及び調整セグメント23a、並びに基準セグメント21,標準セグメント22及び調整セグメント23のうち、LNGタンク6が配置される側に該LNGタンクの外槽5を構成するライナープレート及び断熱材を先付けしておき、円筒状周壁3を構築した後、隣接するライナープレート82,82をそれらの周縁で溶接し、次いで、断熱材83,83の間に生じている空間に断熱材を充填配置する方法を採用することができる。
図8は、標準セグメント22にLNGタンク6の外槽5を構成するライナープレート82及び断熱材83を先行して取り付けた様子を示したものである。
かかる構成によれば、LNGタンク6の外槽工事を早期にスタートさせることが可能となり、PCLNGタンク7の全体工程を大幅に短縮することが可能となる。
1 PC防液堤
2 基礎版
3 円筒状周壁
4 内槽
5 外槽
6 LNGタンク
7 PCLNGタンク
8 定着柱部
9 周壁部
21 基準セグメント
21a 最下段の基準セグメント
22 標準セグメント
22a 最下段の標準セグメント
23 調整セグメント
23a 最下段の調整セグメント
33〜36,71 挿通孔
41 杭
42 杭の頭部
43 基礎版2の天端
44 基礎版2の下端
61 凹部(凹凸)
62 凸部(凹凸)
63 接着層
82 ライナープレート
83 断熱材

Claims (6)

  1. プレキャストセグメントを周方向に沿って列状に配置するとともに上方に積層することで円筒状周壁を形成するとともに、該プレキャストセグメントにPC鋼材を配置して緊張することにより、前記プレキャストセグメントに圧縮力を導入するPC防液堤の構築方法において、
    前記プレキャストセグメントのうち、最下段のプレキャストセグメントを、前記円筒状周壁の立設位置に沿ってかつその下方に列状に配置された杭の頭部に載置するとともに、該最下段のプレキャストセグメントに周方向の圧縮力を導入した後、前記杭の頭部及び前記最下段のプレキャストセグメントの下端が埋設されるように鉄筋コンクリートからなる基礎版を構築することを特徴とするPC防液堤の構築方法。
  2. 前記プレキャストセグメントを、周方向に挿通されるPC鋼材の端部を定着するための定着開口が各端面に形成されるとともに該各定着開口から反対側端面に向けてそれぞれ延びる挿通孔が形成されてなる第1のプレキャストセグメントと、PC鋼材を周方向に挿通するための挿通孔が形成されてなる第2のプレキャストセグメントとで構成するとともに、前記円筒状周壁を、前記第1のプレキャストセグメントを周方向に沿った離間位置でそれぞれ上方に積層してなる定着柱部と該定着柱部の間に延設された周壁部とで構成し、
    前記第2のプレキャストセグメントを、前記定着柱部のうち、互いに隣り合う2つの定着柱部の対向側面をそれぞれ起点として該各起点側への引寄せ操作を行いつつ前記対向側面の一方から他方及び他方から一方に向けてかつ接合端面に接着層を介在させた状態で周方向にそれぞれ順次接合するとともに、各対向側面から延びる第2のプレキャストセグメントのうち、先頭のプレキャストセグメントに挟まれた領域に第3のプレキャストセグメントを嵌め込んでその各端を前記先頭のプレキャストセグメントの先端にそれぞれ接合し、前記第1のプレキャストセグメント、前記第2のプレキャストセグメント及び前記第3のプレキャストセグメントに形成された各挿通孔にPC鋼材を挿通して緊張することにより、それらのプレキャストセグメントに周方向の圧縮力を導入する請求項1記載のPC防液堤の構築方法。
  3. 前記第2のプレキャストセグメントのうち、互いに隣接する2つのプレキャストセグメントの接合端面を跨ぐように該2つのプレキャストセグメントの側面に取り付けられた引寄せ機構を用いて前記引寄せ操作を行う請求項2記載のPC防液堤の構築方法。
  4. 前記第2のプレキャストセグメントの接合端面に形成された凹凸を嵌合させながら該第2のプレキャストセグメントを順次接合する請求項2記載のPC防液堤の構築方法。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれ一記載のPC防液堤の構築方法における円筒状周壁の構築工程に先立ち、前記第1のプレキャストセグメント及び前記第2のプレキャストセグメント又はそれらに加えて前記第3のプレキャストセグメントのうち、LNGタンクが設置される側に該LNGタンクの外槽を構成するライナープレート及び断熱材を先行して取り付けることを特徴とするPCLNGタンクの構築方法。
  6. プレキャストセグメントを周方向に沿って列状に配置するとともに上方に積層することで円筒状周壁を形成するとともに、該プレキャストセグメントにPC鋼材を緊張状態で配置したPC防液堤において、
    前記プレキャストセグメントのうち、最下段のプレキャストセグメントを、前記円筒状周壁の立設位置に沿ってかつその下方に列状に配置された杭の頭部に載置するとともに、鉄筋コンクリートからなる基礎版の天端と下端との間に前記杭の頭部及び前記最下段のプレキャストセグメントの下端が位置決めされるように該基礎版を構築したことを特徴とするPC防液堤。
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