JP2017223055A - 型枠・鉄筋一体構造体及び鉄筋コンクリート並びに型枠・鉄筋一体施工方法 - Google Patents

型枠・鉄筋一体構造体及び鉄筋コンクリート並びに型枠・鉄筋一体施工方法 Download PDF

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博司 大木
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一義 間々下
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章 今井
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Hideyoshi Ito
英芳 伊藤
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恭宏 境
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富弘 阿久津
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Abstract

【課題】型枠との間の鉄筋等の設置作業を簡素化することができ(作業の簡素化による工期短縮を実現でき)、好ましくは工事現場における仮置きスペース等における省スペース化を実現できる鉄筋コンクリート構造物及び建築工法を提供すること。【解決手段】本発明に係る型枠・鉄筋一体構造体は、コンクリートを打設するための型枠の一方と、 前記型枠の一方に接合もしくは接続された、セパレータ及び/もしくはスチフナーと、前記セパレータ及び/もしくはスチフナーに連結または一体化された縦筋及び/もしくは横筋によってなる鉄筋とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、たとえば型枠・鉄筋一体構造体及び鉄筋コンクリート並びに型枠・鉄筋一体施工方法に係り、特にLNGや危険物貯蔵建物等の特殊構造物にも好適な型枠・鉄筋一体構造体及び鉄筋コンクリート並びに型枠・鉄筋一体施工方法に関する。
鉄筋コンクリート工事施工においては、たとえば鉄筋工が鉄筋工事を行ってから、型枠大工が型枠を施工し、必要に応じて、鉄筋と型枠との間隔をセパレータ等を用いて必要厚みを確保した上で支保工を行う。
しかし、この方法によれば、鉄筋工の工程が完了してからでないと型枠大工が作業に入れないために、工程が必然的に一定の期間かかってしまう。これは、工期が短かったりする場合には、不利に働く。
たとえば鉄筋コンクリート構造物の一例として、LNG等を貯蔵するための構築物に係る防液堤においては、鉄筋の配筋工事を行った後に内側型枠および外側型枠を建方したうえでコンクリートを打設して建築される。この場合に、型枠はコンクリートが硬化し/一定の(法定の)養生期間を経過したのちに撤去する必要があるため、低温貯槽建築の全体的な工期が長くなり、建築コストが上昇するもとにもなる。
その場合、防液堤は、例えば壁厚は800mmであり、内側鉄筋および外側鉄筋は、たとえば異形鉄筋D29などといった比較的大径の複数の鉄筋を交差させた上で結束線などを使って結束したものである。したがって、たとえば800mmの間隔に、少なくとも内外槽ライナ、内側鉄筋、外側鉄筋および外側型枠等をクレーン等の揚重機で吊り上げて立設しつつ、多数の内外槽ライナを溶接し、重量のある多数の内側鉄筋および外側鉄筋を連結等しなければならない。こうした重量物をクレーンで吊り上げ立設し、さらに連結等する作業は、それらに応じた工期を必要とする。工期短縮が望まれる防液堤の工事の場合にはこれに応えることができない。
また重量のある内側鉄筋および外側鉄筋は工事現場で組み上げられるため、仮置き等のスペースが必要となる。一方、内外槽ライナも仮置きのスペースが必要であり、その結果スペースの取り合いが生じて、工期遅延が生じ得る。
特開2014−118211号公報 特許第5422793号公報
本発明は上記の問題点を解決するためになされたもので、型枠との間の鉄筋等の設置作業を簡素化することができ(作業の簡素化による工期短縮を実現でき)、好ましくは工事現場における仮置きスペース等における省スペース化を実現できる鉄筋コンクリート構造物及び建築工法を提供すること、より具体的には型枠・鉄筋一体構造体及び鉄筋コンクリート並びに型枠・鉄筋一体施工方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため本発明の一態様に係る型枠・鉄筋一体構造体は、コンクリートによる壁状構築物を構築する相対面して設けられるべき型枠の一方と、 前記型枠の一方に接合もしくは接続された縦筋及び/もしくは横筋によってなる鉄筋とを有する。または本発明の別の一態様に係る型枠・鉄筋一体構造は、内槽及び外槽からなる鋼構造物を外包する鉄筋コンクリート壁状構築物を構築するための型枠及び鉄筋を含む型枠・鉄筋一体構造体において、前記鋼構造物の前記外槽の垂直面と一体化した前記型枠・鉄筋一体構造体の垂直面の第1の面、前記第1の面と対向して配置され前記鉄筋コンクリート壁状構築物に係るコンクリートを打設するための型枠である前記型枠・鉄筋一体構造体の垂直面の第2の面、のいずれかである型枠の一方と、前記型枠の一方に接合もしくは接続された縦筋及び/もしくは横筋によってなる鉄筋とを有する。これらの場合の上記型枠の一方と上記鉄筋(縦筋及び/もしくは横筋)との一体化作業は、工場で行っても、工事施工現場で行っても、いずれでもよい(以下においても同じ)。また更に、こうした一体化は型枠の一方と鉄筋との間のみならず、型枠の一方と上記鉄筋及びPCダクトとの間であってもよい(以下において同じ)。
また、上記の態様において、鉄筋は、前記型枠の一方に接続もしくは接合されたセパレータ及び/もしくはスチフナーを介して前記型枠の一方に接合もしくは接続されるようにすることもできる。
この場合の型枠・鉄筋一体構造体は、プレストレスト・コンクリートに採用することもできる。さらに、上記課題を解決するために、本願の鉄筋コンクリート構造物に係る発明としては、記載の型枠・鉄筋一体構造体であって現場に搬入・設置された型枠・鉄筋一体構造体と、 前記型枠・鉄筋一体構造体に係る型枠の一方の相方となる型枠の他方と、前記型枠の一方及び前記型枠の他方の間に打設されたコンクリートとを備える。
また本発明に係る型枠・鉄筋一体施工方法は、コンクリートを打設するための型枠の一方に縦筋及び/もしくは横筋によってなる鉄筋または鉄筋およびダクトを型枠の他方を立設する前に連結または一体化することを特徴とする。さらに、本願に係る型枠・鉄筋一体施工方法としては、コンクリートを打設するための型枠の一方を建立する第1のステップと、前記建立された型枠の一方にセパレータ及び/もしくはスチフナーを接合もしくは接続する第2のステップと、前記セパレータ及び/もしくはスチフナーに縦筋及び/もしくは横筋によってなる第1の鉄筋を連結または一体化する第3のステップとを備える。
さらに、本発明に係る鉄筋コンクリート施工方法は、コンクリートを打設するための型枠の一方を建立する第1のステップと、前記建立された型枠の一方にセパレータ及び/もしくはスチフナーを接合もしくは接続する第2のステップと、前記セパレータ及び/もしくはスチフナーに縦筋及び/もしくは横筋によってなる第1の鉄筋を連結または一体化する第3のステップと、必要に応じて前記セパレータ及び/もしくはスチフナーに連結しない第2の鉄筋をくみ上げる第4のステップと、型枠の他方を建立する第5のステップとを具備する。
かかる構造・工法を用いることで、一方型枠とこれに連接される鉄筋とを同時に立設することが可能となって、工期を短縮することができ、また第1の鉄筋と第2の鉄筋との間の工事現場における仮置スペース等の取り合いを解消することができる。
上記構成を有する本発明に係る型枠・鉄筋一体構造体及び鉄筋コンクリート並びに型枠・鉄筋一体施工方法によれば、型枠建方工事と鉄筋配筋工事を一体化することができる。したがって、型枠大工と鉄筋工との交錯場面をなくすことができる。よって、作業の簡素化による工期短縮を実現できる。また第1の鉄筋と連結または一体化した型枠は、工事現場において第1の鉄筋と第2の鉄筋との間の工事現場における仮置スペース等の取り合いを解消し(工期短縮に繋がり)、工事現場における省スペースも実現できる。
本願の一実施形態に係る型枠・鉄筋一体構造体及び鉄筋コンクリート並びに型枠・鉄筋一体施工方法をたとえば湾曲面を持った外壁に適用した態様を示した部分的概略斜視図である。 図1の縦断面図である。 図1の詳細図である。 図3におけるb−b矢視図である。 図3におけるスチフナープレートの継手の詳細図である。 図5におけるa−a矢視図である。 本発明の一実施例に係る低温貯槽の防液堤とその建築工法、および防液堤の内側に配置される防液堤ライナを説明するために、低温貯槽の断面概略構成例を示した図である。 本発明の一実施形態に係り、外槽周壁部31、コンクリート周壁部33の取り合い近辺の詳細を説明するための縦断面図であり、内側鉄筋の縦筋12がスチフナープレート15を貫通して施工される態様を示した図である。 本発明の一実施形態に係り、外槽周壁部31、コンクリート周壁部33の取り合い近辺の詳細を説明するための縦断面図であり、内側鉄筋の縦筋12がスチフナープレート15を貫通することなく固定されて施工される態様を示した図である。
次に、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。図1は、本願の型枠・鉄筋一体構造体及び鉄筋コンクリート並びに型枠・鉄筋一体施工方法にかかる技術思想をたとえば湾曲面を持った外壁に適用した態様を示した部分的概略斜視図であり、図2はその縦断面図である。同両図に示されるように、本実施形態に係る型枠・鉄筋一体構造体1は、概略、一方側の型枠材10と、型枠材10に接続される(複数あってもよい)スチフナープレート11と、スチフナープレート11を貫通して配置される縦筋12と、縦筋12に結束される横筋13とを備えて構成される。型枠・鉄筋一体構造体1は、予め工場やバックヤード等(以下、単に「工場等」ともいう。)で型枠材10、スチフナープレート11、縦筋12、横筋13がすべて組み込まれ、ある意味において一体化された構造体の一単位として形成され、かかる構造体の一単位が、上記の例では湾曲面を持った外壁の建築もしくは土木施工現場(以下、単に「現場」ともいう。)に搬入され、墨出しの後に所望の場所に楊重等されて設置され、必要な固定処理が施されて固定されることになる。一体化の作業は、工場等におけるものに限定されるものではなく工事現場等におけるものであってもよい。こうした現場での一体化作業についても、すべて本願の技術思想に包摂される。
図3は図1の詳細図、図4は図3におけるb−b矢視図、図5は図3におけるスチフナープレートの継手の詳細図、図6は図5におけるa−a矢視図である。図3に示されるように、型枠材10はここではたとえば厚さ16ミリメートルのスチールプレートを採用した例を示している。スチフナープレート11はたとえば7ミリメートル厚のアングル材(L125×75×7)を採用するが、材質・寸法共にこれに限定されるものではない。スチフナープレート11は、たとえばその長辺が略水平にその短辺が型枠材10と略平行に配され、アングル材の突端が型枠材10に対して略垂直に突合されてかかる突合端と型枠材10の表面とがたとえばスポット溶接によって接合されて、垂直方向たとえば1200ミリメートルピッチで配置されている。ただしこれらの間隔寸法については上記説明のものに限定されるものではない。型枠材10として厚さ16ミリメートルのスチールの例を示したが材質・寸法共にこれに限定されるものではなく、たとえば木製合板の仮設型枠や樹脂製型枠を用いることも可能である。型枠材10として金属製以外の素材を用いる場合には、スチフナープレート11との接合方法は別の手段、たとえば別の補助接合部材を介して互いにたとえばボルトによって接合する方法等を適宜採用するものとする。
図3、図5に示されるように、スチフナープレート11の長辺部にはたとえば150ミリメートルピッチでたとえばφ50ミリメートルの鉄筋貫通孔111が所定箇所(後述)に穿設されている。縦筋12はたとえば異形鉄筋D19が採用され、同じくたとえば150ミリメートルピッチで鉄筋貫通孔111を貫通するように配設される。横筋13としてはたとえば異形鉄筋D22が採用され、たとえば150ミリメートルピッチで縦筋12と略直交するように配置され、適宜箇所において縦筋12とたとえば(図示しない)結束線によって結束されて配設されている。この結束箇所の結束の仕方・強度については、型枠・鉄筋一体構造体1を1ユニットごとに楊重、搬入する際に構造体としての一体化を保持できる程度以上であればよい。なお、縦筋、横筋とも、鉄筋種類、寸法共に上記に限定されるものではない。
図3に示されるように、型枠材10は1ユニットとしての単位の終端部位に、その縦及び/もしくは横方向に、裏当金14、15が配置されていてもよい。裏当金14、15としてはたとえば4.5ミリメートル厚のフラットバーFB50×4.5を用いることができ、これを型枠材10にたとえばスポット溶接等によって接合し、上述したように、後の楊重・搬入等に耐え得る程度の接合強度をもたせて用いるのが好適である。裏当金14、15の材質・寸法共に上記に限定されるものではない。なお、ここでは裏当金14、15を予め工場等にて型枠材10の特定ユニットに仕込んでおいて、現場において別の型枠材10と接合するとする考え方を採用した例を示しているが、この考え方に限定されることなく、たとえば裏当金14、15を現場にて搬入、取付けることも可能であり、これらはすべて本願の技術思想に包摂される。
なお、図3に示されるように、型枠材10の自立性をより堅固にすべく、たとえばスタッドジベル16が適宜配置されてもよい。スタッドジベル16としてはたとえばφ22×120L材を用い、たとえば水平方向は600ミリメートルピッチ、垂直方向はスチフナープレート11、スチフナープレート11の略中間地点にたとえば1200ピッチで配置される。スタッドジベル16の材質・寸法、配置間隔等は上記に限定されない。
図4に示されるように、スチフナープレート11の長辺部に穿設される鉄筋貫通孔111は、好適には、縦筋のかぶり厚を所望寸法、たとえば50ミリメートル確保できる位置とする。かぶりは鉄筋の酸化等を防止し鉄筋コンクリートとしての強度を保持するために当然確保しなければならないものであるが、本願のようにスチフナープレートの固定位置に縦筋を貫通させ、横筋はかかる縦筋に結束される構造を採用することで、コンクリート打設時等における配筋のずれを防止し、必要かぶりを確実に確保できる効果も奏される。
なお、上述においては、スチフナープレート11と縦筋12との取合いの態様として、鉄筋貫通孔111をスチフナープレート11に穿設しこの鉄筋貫通孔111に縦筋12を貫通させる例を説明したが、当該取合いの態様としてはこれに限定されるものではなく、種々の取合い態様が可能である。たとえば、スチフナープレート11の立設外側面(図6の11Aで示す)に沿わせて縦筋12を配置し、縦筋12をスチフナープレート11に取り付け金具を用いて接合もしくは引掛けるようにして仮設的もしくは本設的に固定してもよい。この方式による場合であっても、縦筋はスチフナープレート11の存在によって型枠材10との距離が一定に保たれ、横筋はかかる縦筋に結束される構造を採用するから、コンクリート打設時等における配筋のずれを防止し、必要かぶりを確実に確保できる効果も上記と同様に奏される。この場合には、鉄筋の必要かぶりの寸法に適合した寸法のスチフナープレートを選択すればよい。
図5及び図6に示されるように、スチフナープレート11−スチフナープレート11の接合部には裏側、すなわち型枠材10の裏面10A側から継手部補強材17を配設することもできる。この継手部補強材17の役目としては、型枠材10(平面視左側)と型枠材10(平面視右側)との接合箇所においては、鉄筋側(PC壁側)からフラットバー14が接合介助材として配置されているもののスチフナープレート11(平面視左側)とスチフナープレート11(平面視右側)とが繋がっていないのでこのままでは全体としてリング状(周壁状)にならないところ、この接合箇所(図の▼印)をさらに補強することで全体としてのリング形態を形成することを確保するためのものである。リング形態を形成することにより、一定以上の剛性が確保され自立性が強固になるからである。なお、この場合に、継手部補強材17をタンク側につける。これにより、PC壁側に取り付けてしまった場合に発生する、鉄筋工事等との交錯が発生し作業性が低下する事態を避けられるのみならず、継手部補強材17を扱うべき鉄工側の作業と鉄筋コンクリート工事を扱うべき型枠工・鉄筋工・鳶土工側の作業とを型枠板10を境にして完全に縁切りすることができる、という本願独自の効果が奏されることとなる。また、継手部補強材17は好適には仮設とする(すなわち、治具又は/及び溶接にて仮止めして、コンクリート打設後もしくはリング形成後に取り除く態様とする)が、本設(すなわち取り除かない態様)としてもよい。仮設とした場合に、取り外しのときには、後述の内面側(タンク側)にのみ設置される仮設足場を利用することができるため、別途足場を組む必要がない。これも本願による独自の効果である。
継手部補強材17はスチフナープレートの接合箇所にスポット的に配置すればよく、たとえば長さ300ミリメートルのチャンネル材(たとえばC150×75×6.5×10を用いることができるが、継手部補強材17の材質・寸法、配置間隔等は上記に限定されない。なお、図5に示した例では、スチフナープレート11の接合箇所と型枠材10の接合箇所とが重なった例が示されている。したがって、同図では、上述した裏当金14としてのフラットバーも配置されて図示されている。また、同図では、スカラップ18が示されているが、これは平面視左側のスチフナープレート11と型枠材10との溶接(たとえば上下両側での隅肉溶接を採用する。以下同じ。)線11−10−1と、平面視右側のスチフナープレート11と型枠材10との溶接線11−10−2と、平面視左側のスチフナープレート11と平面視右側のスチフナープレート11との溶接線11−11とを互いに縁切りするためのものである。これは溶接の集中を避け、残留応力の多軸化による脆性破壊を防止するための処置である。
以上詳細に説明したように、本実施形態によれば、型枠・鉄筋一体構造体1が予め工場等で型枠材10、スチフナープレート11、縦筋12、横筋13がすべて組み込まれ、ある意味において一体化された構造体の一単位として形成され、かかる構造体の一単位が現場に搬入され、所望位置に必要な固定処理が施されて固定されることになるため、型枠建方工事と鉄筋配筋工事とを一体化することができる。したがって、現場における型枠大工と鉄筋工との交錯場面を最小化することができる。よって、作業の簡素化による工期短縮を実現できる。また工事現場において仮置スペース等の取り合いを解消し(工期短縮に繋がり)、工事現場における省スペースも実現できる。
より具体的には、予め工場等で型枠材10、スチフナープレート11、縦筋12、横筋13がすべて組み込まれ、一体化された構造体の一ユニットとして形成された型枠・鉄筋一体構造体1が、現場に搬入され、固定されるが、この態様で、構造体ユニットと構造体ユニットとの接合に便宜な裏当金14、15(フラットバー)が配置されることから、現場等では、構造体ユニットと構造体ユニットとの接合作業としては、一方ユニットに予め工場等で接合されている裏当金14、15に他方ユニットを溶接することになるが、この溶接作業は上記の例で示したように、タンク側(すなわち縦筋12、横筋13が配筋されていない側)のみで行える。より具体的には、内面側(タンク側)にのみ仮設足場を組み立てればよく、溶接作業はこの仮設足場上で行えて鉄筋工事側に入ることなく完結する。すなわち鉄筋工事側の足場を仮設する必要なく、また、溶接の火花が鉄筋工側にかかる恐れが物理的に排除でき、鉄筋工の作業と完全に縁を切ることができる。したがって、鉄筋工との交錯等がなくなるのみならず、型枠板10の両側で互いに縁切りして別途独立の作業を進めることが可能となるものである。なお、この型枠板10を上述したような金属板以外の素材で行う場合には、たとえばこの溶接作業は不要となり、代わりに目地だけとめる作業を行うことになるが、鉄筋工との交錯等がなくなり、型枠板10の両側で互いに縁切りして別途独立の作業を進めることが可能となる点は同じである。
なお、上記では、縦筋に横筋を結束させるところまでを工場等にて行う形態を説明したが、縦筋の配筋までを工場等で、横筋の結束は現場で、またはその全てを現場で行うこととしてもよい。また、上記では、型枠材10と縦筋12との接合をスチフナープレート11を介して行う態様を主に説明したが、これに換えて、或いはこれと共に、型枠材10と縦筋12及び/もしくは横筋13との接合を(図示しない)セパレーターを介して行ってもよい。セパレーターとは、コンクリートの厚みを確保するために、型枠の一方と型枠の他方との距離を保持するための、主に金属棒から構成される材である。これに縦筋及び/もしくは横筋を結合する態様によっても型枠材と縦筋及び/もしくは横筋との一体化が図れる。
以下、図面を参照して本発明の一実施例として、本願の型枠・鉄筋一体構造体及び鉄筋コンクリート並びに型枠・鉄筋一体施工方法にかかる技術思想を一例として低温貯槽の防液堤とその建築工法、および防液堤の内側に配置される防液堤ライナの施工に用いた態様を取り上げて説明する。本願に係る技術思想はこれらの構造物に限らず適用することが可能なのは勿論である。
<低温貯槽の概略構成>
図7に示す低温貯槽1Aは、基礎版100、内槽20、外槽30、防液堤300および保冷材を充填した保冷層40を有する(保冷層40は周壁部保冷材41、屋根部保冷材42および底部保冷材43を有する。)。基礎版100は、平面視でたとえば略円形状をなし、地中に打ち込まれた複数の支持杭110上によって支持される。
内槽20は、内槽周壁部21、内槽屋根部22および内槽底部23を有する中空の略円柱形状をなし、基礎版100上に構築される。外槽30は、外槽周壁部31および外槽屋根部32を有する中空の略円柱体であり、基礎版100上に建築される。内槽20は、外槽30の内部に構築される。
外槽周壁部31はコンクリート周壁部33と一体化されて略円柱形状を有する防液堤300の内周面を形成している。そして、防液堤300および内槽周壁部21は同一の中心軸を有するように配置される。
内槽周壁部21と外槽周壁部31との間には、周壁部保冷材41が充填され、内槽屋根部22と外屋根部32との間には、屋根部保冷材42が充填され、そして内槽20の内槽底部23と基礎版100との間には、底部保冷材43が充填される。かくして低温貯槽1Aは、内槽20の内部に低温の液化天然ガス(LNG)等を貯蔵することができる。
以下では、本願の技術的思想としての骨子に係る点を中心に説明することとし、当該骨子に直接には関わらない事項については説明を省略することもある。
本実施例においては、防液堤300の施工に、上述した実施形態に係る技術思想を適用するともに、外槽周壁部31を防液堤300施工用の内側型枠と兼用させる。すなわち、図1〜4において、型枠材10を外槽周壁部31と読み替えて、以下の説明を行う。図1に示されるように、防液堤300すなわちコンクリート周壁部33は、これを施工するための一方側型枠である外槽周壁部31と、外槽周壁部31に接続される(複数あってもよい)スチフナープレート11と、スチフナープレート11を貫通して配置される縦筋12と、縦筋12に結束される横筋13とを備えて構成される。
この外槽周壁部31、スチフナープレート11、縦筋12、横筋13がすべて組み込まれた構造体の一単位として予め工場もしくは施工現場において形成され、かかる構造体の一単位が、施工現場に搬入され、墨出しの後に所望の場所に楊重等されて設置され、必要な固定処理が施されて固定されることになる。図3〜図6に係る詳細については、上記の当該図についての説明をもってこれに換える。
なお、これらの詳細について説明する。図8及び9は、外槽周壁部31、コンクリート周壁部33の取り合い近辺の詳細を説明するための縦断面図であり、図8はそのうち内側鉄筋の縦筋12がスチフナープレート11を貫通して施工される態様を、図9はそのうち内側鉄筋の縦筋12がスチフナープレート11を貫通することなく固定されて施工される態様を、それぞれ示している。
まず、図8に示される態様においては、同図に示されるように、防液堤300すなわちコンクリート周壁部33は、これを施工するための一方側型枠である外槽周壁部31と、外槽周壁部31に接続される(複数あってもよい)スチフナープレート11と、スチフナープレート11を鉄筋貫通孔111にて貫通して配置される内側鉄筋の縦筋12と、同縦筋12に結束される内側鉄筋の横筋13と、外側鉄筋の縦筋52と、同縦筋52に結束される外側鉄筋の横筋53と、必要に応じて内側筋と外側筋とをつなぐウェブ筋55とを備えて構成される。コンクリート周壁部33の外側面33Aには図示しない外側型枠が施工された後、コンクリートが打設されることでコンクリート周壁部33の本体部分が構築される。なお、同図に示されるように、コンクリートが打設される前に、必要に応じて、PCダクト縦行材62及び/もしくはPCダクト横行材63がコンクリート中に埋め込まれるべく両型枠中に設置・固定されてもよい。
代替的に、図9に示される態様においては、同図に示されるように、防液堤300すなわちコンクリート周壁部33は、これを施工するための一方側型枠である外槽周壁部31と、外槽周壁部31に接続される(複数あってもよい)スチフナープレート11と、スチフナープレート11と固定用クランプ72を介して固定配置される内側鉄筋の縦筋12と、同縦筋12に結束される内側鉄筋の横筋13と、外側鉄筋の縦筋52と、同縦筋52に結束される外側鉄筋の横筋53と、必要に応じて内側筋と外側筋とをつなぐウェブ筋55とを備えて構成される。コンクリート周壁部33の外側面33Aには図示しない外側型枠が施工された後、コンクリートが打設されることでコンクリート周壁部33の本体部分が構築される。なお、同図に示されるように、コンクリートが打設される前に、必要に応じて、PCダクト縦行材62及び/もしくはPCダクト横行材63がコンクリート中に埋め込まれるべく両型枠中に設置・固定されてもよい。
コンクリート周壁部33の内部には、図8に示すようにダクト(防液堤埋設部材)62、63が埋設されている。ダクト62、63は、内側鉄筋12、13と外側鉄筋52、53との略中間において周方向に埋設された断面形状が円形の中空管である。ダクト62、63には、例えば直径20mmの鋼鉄製ワイヤーが20ないし30本程度挿通されて、コンクリート周壁部33を形成するために打設されたコンクリートが硬化したのち、これらワイヤーに張力をかけることで、コンクリート周壁部33の周方向に圧縮ストレスを掛けてコンクリート周壁部33をより強固にすることができる。こうしたダクトは、コンクリート周壁部33の高さ方向にも埋設されており(図の62)、コンクリート周壁部33の高さ方向の圧縮ストレスでコンクリート周壁部33をより強固にすることができる。かかるダクトもまた、鉄筋と合わせて一体化をすることができる。これらはすべて本願の技術思想に包摂される。
<<防液堤の建築工法>>
次に防液堤300の建築工法について説明する。
<防液堤ライナ立設工程>
図7に示すように、地中に打ち込まれた複数の支持杭11上によって支持された基礎版10の上に、クレーン等(図示せず)を使用して防液堤ライナと兼用する外槽周壁部31を立設する(外槽周壁部立設工程)。
外槽周壁部立設工程においては、基礎版10はその全体の建築が終了している必要はない。基礎版10は、防液堤300を建築するために必要な領域が建築されていればよい(基礎版10の所定の領域が建築されていれば、基礎版10の工事および防液堤ライナ立設工事を並行してすすめることができる。)。
基礎版10上に立設された複数の外槽周壁部31を溶接等によって一体化する、すなわち平面的環構造を形成することで周回方向の引張力及び/又は重力方向の圧縮力にも抗し得る剛性を確保できるため、また基礎版10上に立設された外槽周壁部31の上に、さらに外槽周壁部31を立設することで、略円柱形状を有する所望の高さの外槽周壁部31を建築することができる。
<防液堤埋設部材配置工程>
図8,9に示すように、立設した外槽周壁部31から離間した位置にダクト62、63を配置する(防液堤埋設部材配置工程)。ここでダクト62、63は、例えば内側鉄筋の縦筋12または横筋13にクランプ金具などによって取り付けられる。
<鉄筋立設工程など>
図8,9に示すように、立設した外槽周壁部31から離間した位置に外側鉄筋52、53を立設する(鉄筋立設工程)。このとき外側鉄筋52、53はクレーンで吊り上げられて、基礎版10上の所望の位置に立設される(基礎版10上に立設された各外側鉄筋52、53は、例えば基礎版10に埋設された鉄筋と機械式継手などによって一体化される。)。また外槽周壁部31の高さに合わせて、基礎版10上に立設された外側鉄筋52、53の上に、さらに外側鉄筋52、53を立設することもできる。さらに内側鉄筋12、13と外側鉄筋52、53との間には、ウェブ筋55を架け渡す。
ところで外側鉄筋52、53によって組み上げられる一体の構築体が占める見付面占有面積は外槽周壁部31と略同一の面積を有している。したがって、仮に本願によらないこれまでの工法において内側鉄筋12、13だけを工事現場において組み立てると、外側鉄筋52、53と内側鉄筋12、13との仮置きスペースが必要となって、防液堤の建築工程が錯綜し、工期遅延が生じ得る。しかし本発明に係る防液堤の建築工法では、内側鉄筋12、13は外槽周壁部31と一体化されているから、建築資材等の仮置きスペースを少なくすることができる。
<外側型枠立設工程>
図8、9に示すように、立設した外側鉄筋52、53から離間した位置にあるコンクリート周壁部33の外側面33Aに外側型枠(図示しない)を立設する(外側型枠立設工程)。外側鉄筋52、53と外槽周壁部31との間隔は、例えば800mmである。外側型枠はクレーンで吊り上げられるなどして、基礎版10上の所望の位置に立設される。また外槽周壁部31の高さに合わせて、基礎版10上に立設された外側型枠の上に、さらに外側型枠を立設するようにすることもできる。
<コンクリート打設工程>
次に内側型枠である外槽周壁部31と外側型枠との間にコンクリートを打設する(コンクリート打設工程)。
<ワイヤー挿通工程>
次に、ダクト62、63にワイヤー(図示しない)を挿通する(ワイヤー挿通工程)。
<緊張工程>
打設したコンクリート33が充分硬化したのち、外側型枠を取り外して、ダクト62、63に挿通させたワイヤーに張力をかける(緊張工程)。そうすると硬化したコンクリート周壁部33は、その周方向および高さ方向に圧縮ストレスが加えられて、より強度が増し、図7に示すように防液堤300となる。
なお本発明に係る低温貯槽の防液堤とその建築工法、および防液堤ライナは、上記実施例おいて例示したものに限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することができる。
本発明に係る型枠・鉄筋一体構造は、これを低温貯槽の防液堤とに適用した場合に限らず、いかなる用途の建造物に適用した場合であっても、建築業において反復的に建築等し、実施することができ、もしくは工業的に製造等することができるから、そして商取引の対象とすることができるから、本発明は産業上の利用可能性を有する発明である。
1 型枠・鉄筋一体構造体
1A 低温貯槽
10 型枠材
11 スチフナープレート
12 内側鉄筋の縦筋
13 内側鉄筋の横筋
14、15 裏当金
16 スタッドジベル
17 継手部補強材
20 内槽
21 内槽周壁部
22 内槽屋根部
23 内槽底部
30 外槽
31 外槽周壁部
32 外槽屋根部
33 コンクリート周壁部
52 外側鉄筋の縦筋
53 外側鉄筋の横筋
55 ウェブ筋
62 PCダクト縦行材
63 PCダクト横行材
72 固定用クランプ
111 スチフナープレート上の鉄筋貫通孔
300 防液堤
<防液堤ライナ立設工程>
図7に示すように、地中に打ち込まれた複数の支持杭10上によって支持された基礎版100の上に、クレーン等(図示せず)を使用して防液堤ライナと兼用する外槽周壁部31を立設する(外槽周壁部立設工程)。
外槽周壁部立設工程においては、基礎版100はその全体の建築が終了している必要はない。基礎版100は、防液堤300を建築するために必要な領域が建築されていればよい(基礎版100の所定の領域が建築されていれば、基礎版100の工事および防液堤ライナ立設工事を並行してすすめることができる。)。
基礎版100上に立設された複数の外槽周壁部31を溶接等によって一体化する、すなわち平面的環構造を形成することで周回方向の引張力及び/又は重力方向の圧縮力にも抗し得る剛性を確保できるため、また基礎版100上に立設された外槽周壁部31の上に、さらに外槽周壁部31を立設することで、略円柱形状を有する所望の高さの外槽周壁部31を建築することができる。
<鉄筋立設工程など>
図8,9に示すように、立設した外槽周壁部31から離間した位置に外側鉄筋52、53を立設する(鉄筋立設工程)。このとき外側鉄筋52、53はクレーンで吊り上げられて、基礎版100上の所望の位置に立設される(基礎版10上に立設された各外側鉄筋52、53は、例えば基礎版100に埋設された鉄筋と機械式継手などによって一体化される。)。また外槽周壁部31の高さに合わせて、基礎版100上に立設された外側鉄筋52、53の上に、さらに外側鉄筋52、53を立設することもできる。さらに内側鉄筋12、13と外側鉄筋52、53との間には、ウェブ筋55を架け渡す。
<外側型枠立設工程>
図8、9に示すように、立設した外側鉄筋52、53から離間した位置にあるコンクリート周壁部33の外側面33Aに外側型枠(図示しない)を立設する(外側型枠立設工程)。外側鉄筋52、53と外槽周壁部31との間隔は、例えば800mmである。外側型枠はクレーンで吊り上げられるなどして、基礎版100上の所望の位置に立設される。また外槽周壁部31の高さに合わせて、基礎版100上に立設された外側型枠の上に、さらに外側型枠を立設するようにすることもできる。

Claims (8)

  1. コンクリートによる壁状構築物を構築する相対面して設けられるべき型枠の一方と、
    前記型枠の一方に接合もしくは接続された縦筋及び/もしくは横筋によってなる鉄筋と
    を有することを特徴とする型枠・鉄筋一体構造体。
  2. 内槽及び外槽を有してなる鋼構造物を外包する鉄筋コンクリート壁状構築物を構築するための型枠及び鉄筋を含む型枠・鉄筋一体構造体において、
    前記鋼構造物の前記外槽の垂直面と一体化した前記型枠・鉄筋一体構造体の垂直面の第1の面、前記第1の面と対向して配置され前記鉄筋コンクリート壁状構築物に係るコンクリートを打設するための型枠である前記型枠・鉄筋一体構造体の垂直面の第2の面、のいずれかである型枠の一方と、
    前記型枠の一方に接合もしくは接続された縦筋及び/もしくは横筋によってなる鉄筋と
    を有することを特徴とする型枠・鉄筋一体構造体。
  3. 請求項1もしくは2に記載の型枠・鉄筋一体構造体において、前記コンクリートはプレストレストコンクリートであることを特徴とする型枠・鉄筋一体構造体。
  4. 前記鉄筋は、前記型枠の一方に接続もしくは接合されたセパレータ及び/もしくはスチフナーを介して前記型枠の一方に接合もしくは接続されることを特徴とする請求項1乃至3のうち1項記載の型枠・鉄筋一体構造体。
  5. 請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の型枠・鉄筋一体構造体であって現場に搬入・設置された型枠・鉄筋一体構造体と、
    前記型枠・鉄筋一体構造体に係る型枠の一方の相方となる型枠の他方と、
    前記型枠の一方及び前記型枠の他方の間に打設されたコンクリートと
    を備えることを特徴とする鉄筋コンクリート構造物体。
  6. コンクリートを打設するための型枠の一方に縦筋及び/もしくは横筋によってなる鉄筋または鉄筋およびダクトを型枠の他方を立設する前に連結または一体化することを特徴とする型枠・鉄筋一体施工方法。
  7. コンクリートを打設するための型枠の一方を建立する第1のステップと、
    前記建立された型枠の一方にセパレータ及び/もしくはスチフナーを接合もしくは接続する第2のステップと、
    前記セパレータ及び/もしくはスチフナーに縦筋及び/もしくは横筋によってなる第1の鉄筋を連結または一体化する第3のステップと
    を備えることを特徴とする型枠・鉄筋一体施工方法。
  8. コンクリートを打設するための型枠の一方を建立する第1のステップと、
    前記建立された型枠の一方にセパレータ及び/もしくはスチフナーを接合もしくは接続する第2のステップと、
    前記セパレータ及び/もしくはスチフナーに縦筋及び/もしくは横筋によってなる第1の鉄筋を連結または一体化する第3のステップと、
    必要に応じて前記セパレータ及び/もしくはスチフナーに連結しない第2の鉄筋をくみ上げる第4のステップと、
    型枠の他方を建立する第5のステップと、
    前記型枠の一方と前記型枠の他方との間にコンクリートを打設する第6のステップと
    を具備することを特徴とする鉄筋コンクリート施工方法。
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