JPS6111380A - プレストレストコンクリート円筒状構造物の構築方法 - Google Patents

プレストレストコンクリート円筒状構造物の構築方法

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JPS6111380A
JPS6111380A JP59128967A JP12896784A JPS6111380A JP S6111380 A JPS6111380 A JP S6111380A JP 59128967 A JP59128967 A JP 59128967A JP 12896784 A JP12896784 A JP 12896784A JP S6111380 A JPS6111380 A JP S6111380A
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JP
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cylindrical structure
unbonded
notch
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prestressed concrete
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河添 斉
藤村 博
松本 康照
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Kajima Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は緊張用柱型を省略したアンボンドPC鋼材に
よるプレストレストコンクリート円筒状構造物およびそ
の構築方法に関するもので、貯水槽、LNGタンク、石
油タンク、その他サイロ等に利用することができる。
〔従来の技術〕
フープ(円周)方向にアンボンドPC鋼材を利用したプ
レストレストコンクリート(pc)構造またはプレスト
レスト鉄筋コンクリート(P RC)構造によるサイロ
等の円筒状容器構造物は、鉄筋コンクリート造容器構造
物に比して壁が薄くなり、鉄筋も少なくなるので、経済
性が向上するとともに、ひび割れに対する安全性が高く
なるので、容器構造物の水密性が向上するという利点が
ある。
また、アンボンドPC鋼材は曲率に対する摩擦係数がポ
ンドタイプのPC鋼材に比して小さいので、これをフー
プ方向に入れることは内容物の圧力によシフープ方向に
大きな引張力を生ずる円筒状容器構造物には効果が大き
い。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、従来のPCまたはPRC造容器構造物は第2図
に示すように緊張のための注型2がついているので次に
示すような欠点があった。
(1)円筒状容器構造物1は構造的には円筒シェル構造
であるが、緊張用柱型2はシェル構造にとっては無駄な
部分である。
(2)円筒状容器構造物1の施工は従来スライディング
フオーム工法によるが、緊張用柱型2があれば特殊な型
枠、機材が必要になり、施工も繁雑になるので注型のな
い従来のRC円筒状構造物に比して施工費が割高になる
(3)緊張後の緊張用端部のコンクリートの後打ちは型
枠の保持が難しい等、施工が大変である。
この発明はこのような円筒状構造物、特に容器構造物に
おいて、緊張用柱型を省略したアンボンドプレストレス
ト構造によシ経済性、施工性の向上を図ったものである
〔問題点を解決するだめの手段〕
この発明ではフープ方向(円周方向)にアンボンドPC
鋼材を配して該アンボンドPC鋼材に緊張力を導入して
なる円筒状構造物において、円筒状構造物の外壁面に切
欠き部を設け、この切欠き部内に緊張力を導入したアン
ボンドPC鋼材の端部を固定している。この場合、円外
方向に突出する緊張用柱型が省略されておシ、全周にわ
たってほぼ一定厚の壁体が形成され、上記切欠き部には
緊張後、接着剤を塗布して無収縮モルタルで充填する等
によシ断面欠損を補うことができる。
また、アンボンドPC鋼材の上下の間隔が小さくて断面
欠損が耐力上問題に力る場合には、緊張端部を同一位置
にせず、少しずらした2ケ所に交互に配置する。
施工については従来のスライディングフオーム工法を利
用することができ、対向するスライディング型枠(せき
板)を所定間隔をおいて保持するヨークを壁体内に建込
んだ垂直方向のロッドに治って引上げながらコンクリー
トを打設し、順次円筒状構造物の壁体部分を構築して行
く。切欠き部については円筒状構造物の壁体断面内断定
位置に配したアンカープレートに切欠き部の形状に合わ
せた切欠き部型枠を取付ける。また、所定位置に配置し
たアンボンドPC鋼材の端部はこの切欠き部型枠に設け
た挿通孔に通し、その状態でスライディングフオーム工
法により順次コンクリートを打設し、所定の強度を確保
できた部分についてアンボンドPC鋼材への緊張力を導
入する。アンカープレート、切欠き部型枠等の取付けは
スライディングフオームの進行に合わせて行ない、また
切欠き部型枠については上部の施工に繰り返し利用する
ことができる。
〔実施例〕
次に図示した実施例に基づいて説明する。
第3図はこの発明の円筒状構造物1の横断面を示したも
ので、第2図の従来例における緊張用柱型2(構造物の
径に応じ通常2〜6ケ所設けられている)を省略してい
る。
第1図はアンボンドPC鋼材3の緊張部における詳細を
示したもので、円筒状構造物1の外壁面に切欠き部4を
設け、この切欠き部4内にアンボンドPC鋼材3の緊張
端部5が納まっている。緊張後、この切欠き部4には接
着剤を塗布して無収縮モルタル8等を充填する。図中6
は緊張端部5の固定のためのアンカープレート、7はア
ンカー筋である。
また、切欠き部4による断面欠損を少なくするためにア
ンボンドPC鋼材3の端部にはフープ方向と逆向きの曲
率をつけである。その曲率R′は応力集中が起きないよ
うに壁体部分の曲率Rとほぼ等しくするのが好ましい。
また、PC鋼材の緊張には緊張用のジヤツキを用いるが
、壁部分にジヤツキがあたる場合にはジヤツキの先端に
ガイド用のアタッチメントを取シ付ける等して対処する
ことができる。
第10図および第11図はスライディングフオーム工法
による施工の様子を示したもので、スライディング型枠
10を所定間隔(間隔調整可能)に保持するヨーク9を
円筒状構造物1の壁体部内に垂直に立てたロッド16に
治って引き上げながら、順次壁体部分のコンクリートを
打設して行く。
ヨーク9の引き上けはヨーク9の下弦材11に取1)付
ケたセンターホールジヤツキ12でロッド16を挾持す
ることにより行う。またこのヨーク9の両側には内部作
業床13および外部作業床14とが設けられている。ま
たヨーク9の下弦材11間には、フープ方向に案内用の
コロ24を有する梁15が設けられ、アンボンドPC鋼
材3はまずこのコロ24に送シ込まれ、第11図の矢印
に示すようにコロ24から所定の位置へ落とし込まれる
この装置においてアンボンドPC鋼材3の配設手順は次
のとお)である。
■ アンボンドPC鋼材3を緊張端近くの内部作業床工
3または外部作業床14におく。
■ アンボンドPC鋼材3の一端を引張って、ヨーク9
のコロ24に乗せながら、所定の位置まで運ぶ。
■ コロ24よシ降ろして、幅止め鉄筋を兼ねた1) 
C鋼材配置用鉄筋にのせる。
■ アンボンドPC鋼材3の位置を調節し、端部を定着
具の孔に挿入する。
第4図〜第6図および第7図〜第9図はそれぞれスライ
ディングフオーム工法によって施工して行くときの切欠
き部4の処理に関するもので、切欠き置型枠19の設置
状態および形状を示している0 (a)  置型枠方式 第4図はコンクリート打設時においてアンボンドPC鋼
材3が切欠き置型枠19内に納まらない場合であシ、ア
ンボンドPC鋼材3の緊張部に、切欠き部4の形状に合
わせた切欠き置型枠19を設置するとともに上下の切欠
き置型枠19間は置型枠20でつなぎ施工を行なう。第
5図、第6図は切欠き置型枠19として、パイプ型のも
のと箱型のものを示したもので、厚さ2〜3鵡の鉄板等
で製作することができる。
この場合の施工手順は次の通シである。
■ 正しく配置された定着具サポート18にアンカープ
レート6を取付ける。
■ アンカープレート6へ切欠き置型枠19をボルト締
めによシ取シ付ける。
■ 置型枠20を取シ付け、切欠き置型枠19とボルト
締めする。
■ アンボンドPC鋼材3を配置して、その端部をアン
カープレート6の挿通孔23および切欠き置型枠19の
挿通孔21に入れる。
■ 切欠き置型枠19内へコンクリートの漏止材として
スポンジフオームを詰め込む。
■ スライディングフオーム工法によルコンクリートの
打設を行なうが、切欠き置型枠19は型枠支柱とつなぎ
スライドさせない。
■ コンクリート硬化後、型枠類をはずす。
■ 使用された切欠き置型枠19は清掃して上部で再び
使用する。
Φ) 切欠き部もスライドさせる方式 筒7図紘定着部ねじ方式等によシ、アンボンドPC鋼材
3が切欠き置型枠19内に納まる場合であシ、切欠き置
型枠工9の壁体表面側には取外し可能な蓋22が設けら
れ、その上面をスライディングフオーム工法におけるス
ライディング型枠10がスライドできるようにガってい
る。第8図、第9図はそれぞれパイプ型、箱型のものを
示したものである。
この場合の施工手順は次の通りである。
■ 正しく配置された定着具サボー)18にアンカープ
レート6を取付ける。
■ アンカープレート6へ切欠き置型枠19をボルト締
めによシ取シ付ける。
■ サポート用鉄筋25(またはアングル)へ切欠き置
型枠19の他端部を取シ付ける。
■ アンボンドPC鋼材3を配置して、その端部をアン
カープレート6の挿通孔23および切欠き置型枠19の
挿通孔21に入れる。
■ 切欠き置型枠19の蓋22をはめる。
■ スライディング7オームエ法にょシ、コンクリート
の打設を行なう。
■ コンクリート硬化後、切欠き置型枠19の蓋をあけ
、取シはすす。
■ 使用された切欠き置型枠19は清掃して上部で再び
使用する。
〔発明の効果〕
この発明は上述のような構成からなり、緊張用柱型がな
いため、その分無駄がなく経済的である。
また、従来のアンボンドPC鋼材を用いたプレストレス
トコンクリート円筒状構造物の施工に比べ型枠作業が繁
雑とならず、切欠き置型枠を用いることによシ、鉄筋コ
ンクリート円筒状構造物の場合とfυ丁同様なスライデ
ィング7オームエ法が可能となシ、施工性にも優れてい
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例における緊張部の横断面図、
第2図は従来のアンボンドPC鋼材を用いた円筒状構造
物の横断面図、第3図はこの発明の実施例における横断
面図、第4図〜第9図は切欠き置型枠を示したもので、
第4図および第7図は使用状態における横断面図、第5
図、第6図、第8図、および第9図は斜視図、第10図
はスライディング7オームエ法による施工の様子を示す
縦断面図、第11図は第10図A部の拡大図である0 1・・円筒状構造物、2・・緊張用柱型、3・・ナンボ
ンドPC鋼材、4・・切欠き部、5・・緊張端部、6・
・アンカープレート、7@曝アンカー筋、8・・そルタ
ル、 9・・ヨーク、10・・スライディング型枠、11・・
下弦材、12・−ジヤツキ、 13・・内部作業床、14・・外部作業床、15・・梁
、16・・ロッド、17・・鉄筋、18・・定着具サポ
ート、19・・切欠き置型枠、20・・置型枠、21・
・挿通孔、22・・蓋、23・・挿通孔、24・・コロ
、 25・・サポート用鉄筋。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)円周方向にアンボンドPC鋼材を配して該アンボ
    ンドPC鋼材に緊張力を導入してなる円筒状構造物にお
    いて、前記アンボンドPC鋼材の緊張端について円外方
    向に突出する緊張用柱型を設ける代わりに円筒状構造物
    の外壁面に切欠き部を設け、該切欠き部内に前記アンボ
    ンドPC鋼材端部を固定してあることを特徴とするプレ
    ストレストコンクリート円筒状構造物。
  2. (2)アンボンドPC鋼材の端部には円筒状構造物の円
    周方向と逆向きの曲率をつけてある特許請求の範囲第1
    項記載のプレストレストコンクリート円筒状構造物。
  3. (3)切欠き部にはモルタルを充填してある特許請求の
    範囲第1項または第2項記載のプレストレストコンクリ
    ート円筒状構造物。
  4. (4)対向するスライディング型枠を所定間隔をおいて
    保持するヨークを壁体内に建込んだ垂直方向のロッドに
    沿つて引上げながらコンクリートを打設し、順次壁体部
    分を構築して行くスライデイングフオーム工法により、
    円周方向に配したアンボンドPC鋼材の緊張端について
    円外方向に突出する緊張用柱型を設ける代わりに円筒状
    構造物の外壁面に切欠き部を設け、該切欠き部内に前記
    アンボンドPC鋼材端部を固定してなる円筒状構造物を
    構築するプレストレストコンクリート円筒状構造物の構
    築方法であつて、まず構築する円筒状構造物の壁体断面
    内所定位置に配置したアンカープレートに切欠き部型枠
    を取付け、前記アンボンドPC鋼材を所定位置に配置し
    た後、端部を前記切欠き部型枠の挿通孔に通した状態で
    、前記スライデイングフオーム工法により、順次コンク
    リートを打設した後、切欠き部内のアンボンドPC鋼材
    に緊張力を導入することを特徴とするプレストレストコ
    ンクリート円筒状構造物の構築方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006291582A (ja) * 2005-04-12 2006-10-26 Ps Mitsubishi Construction Co Ltd 大型筒状コンクリート構造物の構築方法。
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JPS5712769A (en) * 1980-06-24 1982-01-22 Okumura Corp Side building of cylindrical semi-underground tank

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