JP2006288343A - 釣り竿用の竿体及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 合わせ部分での変形や割れを抑制しながら、魚が掛かった場合に滑らかな曲がりを生じながら、その魚の引きにしなやかに耐えることのできる穂先竿を提供する点にある。
【解決手段】 竿先側竿体1の竿尻端部位置の中間層に補強パターン5を配置し、補強パターン5を、竿軸線Xに対して第1傾斜角θ1に沿って引き揃え配置された強化繊維c群を有するプリプレグと、プリプレグの強化繊維c群と竿軸線Xに対して対称となる状態に引き揃え配置された強化繊維c群を有するプリプレグとを重ね合わせて構成してある。
【選択図】 図2

Description

本発明は、竿先側竿体の竿尻端部外周面と竿尻側竿体の竿先端部内周面とを互いに圧接する状態で嵌合させて、竿先側竿体を伸長状態に保持すべく構成してある釣り竿用竿体に関する。
釣り竿用の竿体は、炭素繊維等の強化繊維を引き揃えて、その引き揃え強化繊維にエポキシ等の熱硬化性樹脂を含浸させて形成したプリプレグシートを、所定のテーパ形状をしたマンドレルに巻回し、その巻回した筒状のものを焼成して形成されている。
そして、竿先側竿体の竿尻端部を竿尻側竿体の竿先側端部内に圧接させて竿先側竿体の抜け止め機能を有する合わせ部を形成するものであるが、竿先側竿体の竿尻端部等に荷重が集中することになるので、この部分にプリプレグを竿体の全長より短く裁断した補強パターンを巻きつけて強度を向上する構成を採っていた。
この補強パターンは、竿の軸線方向に強化繊維を引き揃えたもの、或るいは、竿の軸線方向に直交する円周方向に強化繊維を引き揃えたものに熱硬化性樹脂を含浸させて形成したプリプレグで構成して設けたものが一般的である。
しかし、このような補強パターンを施した合わせ部であっても、釣り操作を行う状態で合わせ部に掛かる荷重は単純に下向き方向に作用するだけではなく、斜め方向に作用する力も加わるところから、この合わせ部において変形が起こるところから、竿の剛性が低下し、魚の引きに耐えて溜めを作る機能や釣り上げる際の竿の腰の強さ等が低下して、釣り時における自由な操作性を欠いていた。
一方、補強パターンとして、竿の軸線方向に対して強化繊維の方向を傾斜させた状態に引き揃えたプリプレグを裁断して使用するものがある(特許文献1参照)。
特開2000−236782号(段落番号〔0014〕〔0017〕、及び、図1、図2)
上記した補強パターンは、竿先側竿体の竿尻端部における外周面に、また、竿尻側竿体の竿先端部の内周面に、設けられていた。この場合には、補強パターンが竿先側竿体の竿尻端部における外周面と、竿尻側竿体の竿先端部の内周面との、互いに接触する部分に設けられているために、その接触部分に作用する接触圧力に対しては対抗力を発揮するものであるが、その接触面に作用する接触圧力や剪断力は合わせ部における外周面側の外側層と内周面側の内側層との間に位置する中間層にも及ぶところとなる。したがって、その中間層においては強化繊維を竿の軸線方向や円周方向に引き揃えただけのプリプレグで形成されているので、竿の軸線に対して傾斜する方向に作用する剪断力に対しては、十分には対抗できず、強度面で十分でないところがあった。
そうすると、竿先側竿体の竿尻端部等の合わせ部分に塑性変形が起こったり、強化繊維の剥離や竿体を構成する内側外側等の各層同士のズレ等が発生する等の問題があった。
本発明の目的は、合わせ部分での塑性変形や強化繊維の剥離等を抑制しながら、魚が掛かった場合に滑らかな曲がりを生じながら、その魚の引きにしなやかに耐えることのできる釣り竿の竿体を提供する点にある。
〔構成〕
請求項1に係る発明の特徴構成は、前記竿尻端部又は前記竿先端部のうち少なくとも前記竿尻端部における外側層と内側層との間の中間に、前記竿体の全長より短い長さに裁断された補強パターンを配置し、前記補強パターンを、竿軸線に対して第1傾斜角に沿って引き揃え配置された強化繊維群を有するプリプレグと、前記プリプレグの強化繊維群と前記竿軸線に対して対称となる状態に引き揃え配置された強化繊維群を有するプリプレグとを重ね合わせて構成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
〔作用〕
つまり、強化繊維群を竿軸線に対して傾斜する状態でかつ互いに竿軸線に対して対称に配置したプリプレグ同士を重ね合わせた補強パターンを中間に配置することによって、中間に作用する剪断力に対して対抗力を発揮する。
しかも、前記竿先側竿体の竿尻端部外周面と竿尻側竿体の竿先端部内周面とが圧接する合わせ部分に作用する剪断力に対しても中間に位置する補強パターンが踏ん張り力を発揮するところから、大きな塑性変形等が伝播することを阻止することができ、外側層と内側層との間に剥離が起こることを阻止できる。
〔効果〕
この結果、合わせ部分での塑性変形や強化繊維の剥離等が抑制できるとともに、腰の強い竿を提供できるに至った。
請求項2に係る発明の特徴構成は、前記内側層を、強化繊維群を竿の円周方向に沿って引き揃えたプリプレグを竿体の全長に相当する長さに裁断した第1メインパターンで構成するとともに、前記内側層よりも更に内側に前記竿体の全長より短い口巻き用補強パターンを配置し、前記口巻き用補強パターンを、竿軸線に対して第4傾斜角に沿って引き揃え配置された強化繊維群を有するプリプレグと、前記プリプレグの強化繊維群と前記竿軸線に対して対称となる状態に引き揃え配置された強化繊維群を有するプリプレグを重ね合わせて構成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
〔作用効果〕
請求項1に係る発明に対する作用効果を奏するとともに、次ぎのような作用効果を奏する。
つまり、内側層として円周方向に引き揃えた強化繊維群を有するので、相手側の竿先側竿体の竿尻端部から竿体を楕円状に押し広げる接触圧力を受けても、その円周方向の強化繊維が対抗力を発揮することができる。
しかも、竿先側竿体の竿尻端部に直接接触する竿尻側竿体の竿先端部の内周面に口巻き用補強パターンを設けてある。この構成によって、前記竿尻端部より受ける剪断力に対して口巻き用補強パターンの傾斜姿勢に配置された強化繊維が対抗力を発揮する。
これによって、竿先端部の塑性変形や割れの発生等を阻止できる。
請求項3に係る発明の特徴構成は、前記内側層を、強化繊維群を竿の円周方向に沿って引き揃えたプリプレグを竿体の全長に相当する長さに裁断した第1メインパターンと、強化繊維群を竿の軸線方向に沿って引き揃えたプリプレグを竿体の全長に相当する長さで前記第1メインパターンより円周方向に沿った大きな幅に裁断した第2メインパターンとを重ね合わせ、前記第1メインパターンよりも更に内側に竿体の全長より短い口巻き用補強パターンを配置し、前記口巻き用補強パターンを、竿軸線に対して第4傾斜角に沿って引き揃え配置された強化繊維群を有するプリプレグと、前記プリプレグの強化繊維群と前記竿軸線に対して対称となる状態に引き揃え配置された強化繊維群を有するプリプレグを重ね合わせて構成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
〔作用効果〕
つまり、メインパターンの構成としては、周方向に強化繊維を配置したプリプレグを内側にし、竿軸線方向に強化繊維を配置したプリプレグを外側に位置させて重ね合わせているので、このメインパターンで竿体を楕円状に変形させる荷重に対しては内側の強化繊維で対抗力を発揮させ、竿の軸線方向に作用する引っ張り力に対しては竿軸線方向に配置した強化繊維で対抗力を発揮させて竿の内側においても、竿の円周方向と竿の軸線方向のいずれの方向に作用する力に対しても対抗力を有するものになる。
しかも、メインパターンの竿先端部と竿尻端部との両端部には、強化繊維が竿の軸線方向に対して傾斜する状態で配置されたプリプレグからなる補強パターンが配置されているので、竿先端部と竿尻端部とにおいてはメインパターンと補強パターンとが重ね合わされた状態になっている。したがった、この竿先端部と竿尻端部では強化繊維の方向が、竿軸線方向、竿軸線方向に直交する円周方向、竿軸線方向に傾斜する交差方向となっているので、曲げ力や剪断力、引張力等の多方位荷重に対する対抗力を高めることができる。
このように、内側層部分においても、メインパターンと口巻き補強パターン、竿尻側の補強パターンとを重合させた構成によって、内側層単独でも多方向からの荷重に対する対抗力を高めることができた。
請求項4に係る発明の特徴構成は、強化繊維群を竿の円周方向に沿って引き揃えたプリプレグを竿体の全長に相当する長さに裁断した第1メインパターンを、強化繊維群を竿の軸線方向に沿って引き揃えたプリプレグを竿体の全長に相当する長さで前記第1メインパターンの円周方向に沿った幅より大きな幅に裁断した第2メインパターンの上に重ね合わせ配置するとともに、前記第1メインパターンの竿先端部の上に請求項2記載の口巻き用補強パターンを重ね合わせ、前記第2メインパターンの竿尻端部の外周面に請求項1記載の補強パターンを重ね合わせて配置し、前記した口巻き補強パターン、前記第1メインパターン、前記第2メインパターン、前記補強パターンを一体的に重合した重合体を前記口巻き補強パターンが最内側に位置する順番でマンドレルに巻回して竿体を形成する点にあり、その作用効果は次の通りである。
〔作用効果〕
請求項3に係る発明における作用効果の項で記載したように、内側層部分においても、メインパターンと口巻き補強パターン、竿尻側の補強パターンとを重合させた構成によって、内側層単独でも多方向からの荷重に対する対抗力を高めることができる、とする作用効果を奏する。このような作用効果を奏する、メインパターンと口巻き補強パターン、竿尻側の補強パターンとを重合させて一体的にしたものを、その一体的な状態でマンドレルに巻き付けることができるので、製作上でも容易にできたものである。
〔第1実施形態〕
8本組み等複数本の竿体を備えた振出式渓流竿Aに使用されている構成について説明する。
ここでは、主として、四番竿から元上までの中竿に使用される合わせ部構造について説明する。引き出される側を竿先側竿体1とし、竿先側竿体1を保持する側を竿尻側竿体2として説明する。図1(イ)に示すように、竿先側竿体1を竿尻側竿体2内に出退自在に保持するとともに、図1(ロ)で示すように、竿先側竿体1を引き出した状態で、前記竿先側竿体1の竿尻端部外周面1Aと竿尻側竿体2の竿先端部内周面2Aとを互いに圧接する状態で嵌合させて、竿先側竿体1の伸長状態を保持すべく構成してある。ここに、互いに圧接する竿先端部内周面2Aと竿尻端部外周面1Aとで合わせ部Bを構成してある。
次に、竿先側竿体1または竿尻側竿体2の製造方法について説明する。まず、第1段は次ぎの通りである。図2(イ)に示すように、まず、メインパターンと補強パターン、口巻き補強パターンを用意する。第1メインパターン3Aは、竿の円周方向に沿って引き揃えた炭素繊維等の強化繊維c群に、エポキシ等の熱硬化性樹脂を含浸させて形成したプリプレグを竿体の全長に相当する長さで、かつ、1〜1.2プライ分の幅で裁断されて内側層を構成する。第2メインパターン3Bは、竿の軸線方向に沿って引き揃えた炭素繊維等の強化繊維c群に、エポキシ等の熱硬化性樹脂を含浸させて形成したプリプレグを竿体の全長に相当する長さで、かつ、2〜2.2プライ分の幅で裁断されて内側層を構成する。
プリプレグとしては、強化繊維cとして炭素繊維を使用し、強化繊維cに含浸させる熱硬化性樹脂としてエポキシ樹脂が使用される。但し、強化繊維cとしては、ガラス繊維及びボロン繊維等が使用でき、熱硬化性樹脂としてはフェノール樹脂等が使用可能である。含浸させる樹脂としては、熱化塑性樹脂を使用できる。また、それらプリプレグの強化繊維cとしては、炭素繊維でメインパターンに20〜60トン/mm2の弾性率のもの、補強パターン5A,5Bに10〜20トン/mm2の弾性率のものを使用することになる。
一方、口巻き補強パターン4と竿尻側に配置される補強パターン5とを説明する。図2に示すように、竿尻側の補強パターン5は、竿軸線Xに対して第1傾斜角θ1に沿って引き揃え配置された炭素繊維等からなる強化繊維c群にエポキシ等の熱硬化性樹脂を含浸させて形成したプリプレグと、前記プリプレグの強化繊維c群と前記竿軸線Xに対して対称となる状態に引き揃え配置された強化繊維c群にエポキシ等の熱硬化性樹脂を含浸させて形成したプリプレグとを重ね合わせ、竿体の竿尻端部の軸線方向長さに相当する長さに裁断されて補強部材として構成してある。
図2(イ)に示すように、口巻き補強パターン4は、竿軸線Xに対して第4傾斜角θ4に沿って引き揃え配置された炭素繊維等の強化繊維c群にエポキシ等の熱硬化性樹脂を含浸させて形成したプリプレグと、前記プリプレグの強化繊維c群と前記竿軸線Xに対して対称となる状態に引き揃え配置された強化繊維c群にエポキシ等の熱硬化性樹脂を含浸させて形成したプリプレグを重ね合わせ、竿体の竿先端部の軸線方向長さに相当する長さに裁断して構成してある。
上記した、第1、第2メインパターン3A、3B、口巻き補強パターン4、竿尻側の補強パターン5のうちの第1補強パターン5Aとを、巻回した状態で、口巻き補強パターン4が最も内側に位置するように、かつ、その外側に第1メインパターン3A、第2メインパターン3B、外側に第1補強パターン5Aが位置するように、重ね合わせて一体化し、この一体化したものを口巻き補強パターン4からマンドレル6に巻回する。
このように巻回したものでは、第1メインパターン3Aと第2メインパターン3Bとで3プライ分の内側層を形成することになる。第1補強パターン5Aはその内側層の外側に位置することになる。
第2段としては、図2(ロ)に示すように、上記した第2メインパターン3Bの上にさらに、第3メインパターン3Cと第2補強パターン5Bとを巻回する。つまり、第3メインパターン3Cは、第2メインパターン3Bと同様に、竿の軸線方向に沿って引き揃えた炭素繊維等の強化繊維c群に、エポキシ等の熱硬化性樹脂を含浸させて形成したプリプレグを竿体の全長に相当する長さで、かつ、1〜1.2プライ分の幅で裁断されて中間層を構成する。
第2補強パターン5Bは、竿軸線Xに対して第2傾斜角θ2に沿って引き揃え配置された炭素繊維等からなる強化繊維c群にエポキシ等の熱硬化性樹脂を含浸させて形成したプリプレグと、前記プリプレグの強化繊維c群と前記竿軸線Xに対して対称となる状態に引き揃え配置された強化繊維c群にエポキシ等の熱硬化性樹脂を含浸させて形成したプリプレグとを重ね合わせ、竿体の竿尻端部の軸線方向長さに相当する長さに裁断されて補強部材を構成してある。
上記した第2補強パターン5Bを第3メインパターン3Cの竿尻端部に一体的に取り付けて、マンドレル6に既に巻回されている第2メインパターン3Bの上から巻回する。
次に、第3段としては、図2(ハ)に示すように、スリットテープ7を巻回する。スリットテープ7は、炭素繊維等の強化繊維cを円周方向に引き揃えたものにエポキシ等の熱硬化性樹脂を含浸させて形成したプリプレグを、竿の軸線方向に沿った幅を細幅に裁断して繋げたものである。このスリットテープ7を強化繊維cが竿の円周方向に向かう状態で設定して前記第3メインパターン3Cの上から竿体の全長に亘って螺旋状に巻回していく。
第4段としては、図3(ニ)に示すように、第3補強パターン5Cを巻回する。ここに、第3補強パターン5Cは、竿軸線Xに対して第2傾斜角θ3に沿って引き揃え配置された炭素繊維等からなる強化繊維c群にエポキシ等の熱硬化性樹脂を含浸させて形成したプリプレグと、前記プリプレグの強化繊維c群と前記竿軸線Xに対して対称となる状態に引き揃え配置された強化繊維c群にエポキシ等の熱硬化性樹脂を含浸させて形成したプリプレグとを重ね合わせ、竿体の竿尻端部の軸線方向長さに相当する長さに裁断されて補強部材として構成してある。
そして、スリットテープ7を巻回した上から竿尻端部に第3補強パターン5Cを巻回する。
第5段として、図3(ホ)に示すように、第3補強パターン5Cの上から更に第4補強パターン5Dを巻回する。第4補強パターン5Dは、炭素繊維等の強化繊維cを円周方向に引き揃えたものにエポキシ等の熱硬化性樹脂を含浸させて形成したプリプレグ5dに、柔軟性の高い繊維cをクロス組したものにエポキシ等の熱硬化性樹脂を含浸させて形成したプリプレグ5cを重ね合わせ、炭素繊維等を円周方向に引き揃えたプリプレグ5dが内側となるように、第3補強パターン5Cの上から巻回する。
図3(へ)に示すように、第4補強パターン5Dの軸線方向に沿った長さは第3補強パターン5Cよりは短く、第3補強パターン5Cの竿先側に位置するように第4補強パターン5Dを巻回する。これによって、第3補強パターン5Cの竿尻側部分は表出することになる。
ここに、第3補強パターン5Cと第4補強パターン5Dとの配置状態について説明する。つまり、図1及び図3(ヘ)に示すように、内側に位置する第3補強パターン5Cは、合わせ部Bの長さに相当する長さで配置される。これに対して、第4補強パターン5Dについては、第3補強パターン5Cより短く、かつ、竿先側に寄った位置に配置されている。このように、第3補強パターン5Cを合わせ部Bに相当する長さで設置していても、合わせ部Bの長さよりも短くしてあるので、竿先側竿体1を竿尻側竿体2より引き出し操作した場合に、第3補強パターン5Cと第4補強パターン5Dの竿先端が竿尻側竿体2の竿先端よりは突出することはなく、美観の向上を図ることができる。
しかも、第4補強パターン5Dを合わせ部Bの竿先側の肩部分に設けてあるので、この部分の強度を向上させることができ、竿先側竿体1の合わせ部Bにおける竿先側端近傍に発生する「際折れ」と言われている竿の折損を回避できる。
第4補強パターン5Dにおける竿体の表側に位置するプリプレグ5cについて詳述すると、図6(イ)に示すように、プリプレグ5cでは柔軟性の高い繊維をクロス網して、繊維を亀の子状に配置した形状を呈している。図6(ロ)に示すように、繊維に含浸させた樹脂は焼成後研磨加工を施して削り取っているので、繊維だけが表面に表出した状態となっており、亀の子状の凹部が形成されている。ここで使用されている柔軟性の高い繊維としては、ナイロン、ポリエステル等の樹脂繊維を使用している。
したがって、このプリプレグ5cが合わせ部Bの表面に位置して、相手側の合わせ部Bを構成するプリプレグと圧接する状態となっても、亀の子状の凹部の存在によって、水分が介在しても水分は亀の子状の凹部に溜まるだけで圧接状態を強化する方向には作用せず、合わせ部の固着状態が緩和される。
一方、竿先側には、第2口巻き補強パターン8を巻回する。この第2口巻き補強パターン8は、炭素繊維等の強化繊維c群を円周方向に引き揃えたものにエポキシ等の熱硬化性樹脂を含浸させて構成したものであり、竿先端部の軸線方向長さに相当する長さに裁断して構成したものである。
以上によって、プリプレグの巻回を終了し、次に、図3(ト)に示すように、セロファンテープ等の成形テープ9を螺旋状に巻回することによってプリプレグを巻き締め、この状態のものを焼成炉で焼成処理する。
この後は、焼成した後にマンドレル6を脱芯し、成形テープ9を剥離し、所定長さに竿材を裁断して所望の竿体を形成し、この後竿体表面に研磨処理を施して釣り竿用の竿体が出来上がる。
以上の製作工程は基本的なものであるが、これから記載するように、種々の方法が選択できる。第2段以降の工程では第4補強パターン5Dを巻回する第5段の工程を維持すれば、いずれの工程をも適宜選択して採用することが可能である。
上記方法によって製作された竿体を四番竿〜元上に適用した8本組渓流竿の合わせ部のテストを行った。そのテスト結果が次ぎのものである。
最初は、竿保持台10に取り付けた上記した8本組渓流竿Aを伸長状態で取り付けて、穂先竿Aaの先端に錘12を吊り下げ、渓流竿Aの撓み度(基準位置からの錘の高さ位置H)を測定した。その結果が次ぎの表1〜表6に示すものである。
ここに、表1〜表3は、穂先竿Aaの先端の基準位置からの高さHを測定したものであるが、竿保持台10には竿ホルダー10Aが紙面奥行き方向に3個並設されており、それらの個々に合わせ部Bの強化繊維cの配列方向が異なるものを組み合わせて測定し、竿ホルダー10Aに個体差のないことを確かめた。下記のように、一順目、ニ順目、三順目として、3個の竿ホルダー10Aに装着する竿を異なるものに取り替えてテストを行った。
テストする渓流竿Aの合わせ部Bに使用される補強パターン5の強化繊維cの配列方向としては、下記の表で示すように、竿軸線方向を挟んで±45°づつ傾斜させているプリプレグを重ね合わせたものを「90°」として表示し、竿軸線方向を挟んで±75°づつ傾斜させているプリプレグを重ね合わせたものを「150°」として表示し、強化繊維cを周方向に沿って引き揃えてあるものを「周方向」として表示して、下記のように測定結果を表わしている。
また、表1〜3までにおいては、「90°(i)」として(i)を付してあり、これは竿の自重が次ぎのようなものを使用してテストを行ったことを示している。
90°(i)=302.3g、150°(i)=299.9g、周方向=302.3g
表1におけるQ1=45°と記載されている部分は、図4(イ)に示すように、竿Aを竿ホルダー10Aに装着した状態で竿ホルダー10Aの上向き傾斜角Q1を45°に設定した状態を示す。また、Q1=0°と記載されている部分は、図4(ロ)に示すように、竿Aを竿ホルダー10Aに装着した状態で竿ホルダー10Aの上向き傾斜角Q1を0°に設定した状態を示す。
Figure 2006288343
次に、「90°(i)」、「150°(i)」、「周方向」で特定される竿を、表1で記載した結果を得る場合とは異なる竿ホルダー10Aに取り付けてテストを行った。その結果が表2に示すものである。
Figure 2006288343
次に、「90°(i)」、「150°(i)」、「周方向」で特定される竿を、表1、表2で記載した結果を得る場合とは異なる竿ホルダー10Aに取り付けてテストを行った。その結果が表3に示すものである。
Figure 2006288343
以上、表1〜3に記載したテスト結果を評価すると、
つまり、竿ホルダー10Aの個体差の影響はなく、結果としては、「90°(i)」の高さHが一番高く、「周方向」の高さHが一番低い。このことは、「90°(i)」で合わせ部Bでの圧接状態に錘荷重を掛けても変形等が少ないことを示していると考えられ、「周方向」で合わせ部Bでの変形等が多く現れていると考えられる。
Figure 2006288343
Figure 2006288343
上記した表4,5のテスト結果は、竿の個体差が測定結果に及ぼす影響を調べたものである。テストする渓流竿Aの合わせ部Bに使用される補強パターン5の強化繊維cの配列方向としては、上記の表で示すように、竿軸線方向を挟んで±45°づつ傾斜させているプリプレグを重ね合わせたものを「90°」として表示し、竿軸線方向を挟んで±75°づつ傾斜させているプリプレグを重ね合わせたものを「150°」として表示し、強化繊維cを周方向に沿って引き揃えてあるものを「周方向」として表示してあるのは表1〜3までのものと同様のものであり、上記のように測定結果を表わしている。
また、表4,5においては、「90°(150°)(ii)」「90°(150°)(iii)」として(ii)、(iii)を付してあり、これは竿の自重が次ぎのようなものを使用してテストを行ったことを示している。
90°(ii)=299.6g、90°(iii)=301.3g
150°(ii)=300.8g、150°(iii)=302.0g
周方向=301.6g
表4,5におけるQ1=45°又はQ1=0°と記載されている部分は、前記したように竿Aを竿ホルダー10Aに装着した状態で竿ホルダー10Aの上向き傾斜角Q1を45°又は0°に設定した状態を示す。
次に、負荷を一旦掛けた状態からその負荷を除去した状態での穂先の高さHの変化及び塑性変形度合いを計測し、合わせ部Bの適合性を判断する。ここで、表6に示す、「90°(i)」、「150°(i)」とは、表1〜3で説明したものと同じ竿の状態を示しており、竿軸線方向を挟んで±45°づつ傾斜させているプリプレグを重ね合わせたものを「90°」として表示し、竿軸線方向を挟んで±75°づつ傾斜させているプリプレグを重ね合わせたものを「150°」として表示してある。
尚、ここでは、周方向にのみ強化繊維を配置してある従来品のテスト結果を併記してある。従来品は、周方向(従来品)と表記してある。一方、(i)については、これは竿の自重が次ぎのようなものを使用してテストを行ったことを示している。
90°(i)=302.3g、150°(i)=299.9g
テストに使用する機械は、前記した機械と同じものであり、図5に示すように、支持台10の竿ホルダー10Aにテスト用の渓流竿Aを取り付け、穂先竿Aaの先端を基準位置に取付固定して、竿ホルダー10Aを12N(ニュートン)、14N、16N、18Nで持ち上げ、その時の釣上角度Q2を測定したものである。ここでは、図4(ロ)に示すように穂先竿Aaの無負荷状態での初期穂先高さHを予め測定しておいて、その後上記したような図5に示す状態で荷重を1分間掛けて、再度、図4(ロ)に示すように、無負荷状態での穂先竿Aaの先端高さを測定し、合わせ部Bでの変形度合い(竿自体の塑性変形度合い)を検討する。ここに、負荷を掛ける前の無負荷状態での初期穂先高さHは表6に示すように次ぎの通りである。
150°(i)=525mm、90°(i)=570mm、周方向(従来品)=515mm
Figure 2006288343
上記したテスト結果を考察してみると、
(1) 総じて、塑性変形は確認できなかった(塑性変形が現れているか否かを手早く知る方法としては、引き伸ばした渓流竿Aを平地に載置した状態で転がす方法を採ることができる。塑性変形が現出していれば、転がりが円滑さを欠くところから塑性変形の度合いを見て採ることができる)。
(2) 上記テスト結果では、穂先竿Aaの先端の撓み量が「90°(i)」において変化しているが、これはテスト後に検査して分かったことであるが、三番竿と四番竿の合わせ部Bの補強パターンでは、強化繊維cが互いに90°に交差する方向には設定されていなかったことが検出され、このことが原因になっていると思われる。
(3) 「90°(i)」と「150°(i)」とを比較した場合に、釣上角度Q2の違いにより「90°(i)」の方が小さな釣上角度になっている。これによって、「90°(i)」の方が曲がり難く、反発力が強いものとして評価できる。これは、竿自体の腰の強さを明示していると考えられる。この点については、表1〜3でも示すように、穂先竿Aaに錘12を吊り下げた状態での穂先先端の撓み量を比較すると、「90°(i)」が一番小さくなっていることからも裏付けることができる。
(4) テスト後の外観状態を目視した状態では、「90°(i)」「150°(i)」ではクラック等の欠陥は生じてなかったが、「従来品」では釣上角度Q2が大きくなる程クラックの発生が顕著になることがわかる。
(5) 「周方向(従来品)」のものと、「90°(i)」「150°(i)」とを比較すると、「90°(i)」「150°(i)」の塑性変形度合いが極めて少ない点で、合わせ部Bでの変形が抑制されていることが認知できる
以上、ニ種類のテストを行った結果を評価すると、「90°」又は「150°」のように強化繊維cの引き揃え方向を竿軸線Xに対して傾斜させる方向に配置する構成によって、竿軸線Xに対して傾斜する方向から作用する荷重に対しても対抗力を発揮できるので、樹脂自体の塑性変形、強化繊維同士の離隔等を阻止することができるものと考えられる。
〔別実施形態〕
(1) 本発明の構成は、振出竿式の渓流竿、鮎竿等だけでなく、並継式、又は、インロー継ぎ式釣り竿にも適用可能である。
(2) 補強プリプレグ5としては、竿尻端部における中間層だけでなく、竿先端部の中間層に設けてもよい。
(3) 口巻き補助パターン4に、強化繊維cを周方向に配置した補強パターンを重ね合わせて、その補強パターンの上から上記した第1メインパターン5Aを巻回する構成をとってもよい。
(4) 第4補強パターン5Dのプリプレグ5cを外側層の内側に設けてもよい。
(イ)は竿先側竿体を竿尻側竿体から引き出す途中の状態を示す縦断側面図、(ロ)は竿先側竿体を竿尻側竿体から引き出した状態を示す縦断側面図 (イ)は第1、第2メインパターンと口巻き補強パターン、及び、竿尻側の第1補強パターンとをマンドレルに巻き付ける前の状態を示す斜視図、(ロ)は第3メインパターンと第2補強パターンとを既に巻回されている第2メインパターンの上に巻き付ける前の状態を示す斜視図、(ハ)はスリットテープを既に巻回されている第3メインパターンの上に巻き付ける状態を示す斜視図 (ニ)は第3補強パターンを巻きつける前の状態を示す斜視図、(ホ)は第3補強パターンを巻きつけ、第4補強パターンと口巻き補強パターンとを巻き付ける前の状態を示す斜視図、(ヘ)は第4補強パターンと口巻き補強パターンとを巻回した状態を示す斜視図、(ト)は成形テープを巻回する状態を示す斜視図 (イ)は表1〜3に記載したテスト結果を出すための試験設備を示し、錘を穂先竿に吊り下げた状態を示す側面図、(ロ)は表1〜3に記載したテスト結果を出すための試験設備を示し、無負荷状態での測定状況を示す側面図 表6に記載したテスト結果を出すための試験設備を示す側面図 (イ)は第4補強パターンの亀の子状に配置された強化繊維の配置構造を示す正面図、(ロ)は第4補強パターンの研削処理後の状態を示す縦断側面図
符号の説明
1 竿先側竿体
1A 竿尻端部外周面
2 竿尻側竿体
2A 竿先端部内周面
3A 第1メインパターン
4 口巻き補助パターン
5 補強パターン
5A、5B 第1補強パターン
5B 第2補強パターン
θ1 第1傾斜角
θ2 第2傾斜角
c 強化繊維
X 竿軸線

Claims (4)

  1. 竿先側竿体の竿尻端部外周面と竿尻側竿体の竿先端部内周面とを互いに圧接する状態で嵌合させて、竿先側竿体を伸長状態に保持すべく構成してある釣り竿用竿体であって、
    前記竿尻端部又は前記竿先端部のうち少なくとも前記竿尻端部における外側層と内側層との間の中間に、前記竿体の全長より短い長さに裁断された補強パターンを配置し、前記補強パターンを、竿軸線に対して第1傾斜角に沿って引き揃え配置された強化繊維群を有するプリプレグと、前記プリプレグの強化繊維群と前記竿軸線に対して対称となる状態に引き揃え配置された強化繊維群を有するプリプレグとを重ね合わせて構成してある釣り竿用竿体。
  2. 前記内側層を、強化繊維群を竿の円周方向に沿って引き揃えたプリプレグを竿体の全長に相当する長さに裁断した第1メインパターンで構成するとともに、前記内側層よりも更に内側に前記竿体の全長より短い口巻き用補強パターンを配置し、前記口巻き用補強パターンを、竿軸線に対して第4傾斜角に沿って引き揃え配置された強化繊維群を有するプリプレグと、前記プリプレグの強化繊維群と前記竿軸線に対して対称となる状態に引き揃え配置された強化繊維群を有するプリプレグを重ね合わせて構成してある請求項1記載の釣り竿用の竿体。
  3. 前記内側層を、強化繊維群を竿の円周方向に沿って引き揃えたプリプレグを竿体の全長に相当する長さに裁断した第1メインパターンと、強化繊維群を竿の軸線方向に沿って引き揃えたプリプレグを竿体の全長に相当する長さで前記第1メインパターンより円周方向に沿った大きな幅に裁断した第2メインパターンとを重ね合わせ、前記第1メインパターンよりも更に内側に竿体の全長より短い口巻き用補強パターンを配置し、前記口巻き用補強パターンを、竿軸線に対して第4傾斜角に沿って引き揃え配置された強化繊維群を有するプリプレグと、前記プリプレグの強化繊維群と前記竿軸線に対して対称となる状態に引き揃え配置された強化繊維群を有するプリプレグを重ね合わせて構成してある請求項1記載の釣り竿用の竿体。
  4. 強化繊維群を竿の円周方向に沿って引き揃えたプリプレグを竿体の全長に相当する長さに裁断した第1メインパターンを、強化繊維群を竿の軸線方向に沿って引き揃えたプリプレグを竿体の全長に相当する長さで前記第1メインパターンの円周方向に沿った幅より大きな幅に裁断した第2メインパターンの上に重ね合わせ配置するとともに、前記第1メインパターンの竿先端部の上に請求項2記載の口巻き用補強パターンを重ね合わせ、前記第2メインパターンの竿尻端部の外周面に請求項1記載の補強パターンを重ね合わせて配置し、前記した口巻き補強パターン、前記第1メインパターン、前記第2メインパターン、前記補強パターンを一体的に重合した重合体を前記口巻き補強パターンが最内側に位置する順番でマンドレルに巻回して竿体を形成する釣り竿用の竿体の製造方法。
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