JP2006287612A - 固体撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画質の低下を招くことなく固体撮像装置のダイナミックレンジを拡大する。
【解決手段】固体撮像装置は、画素部12、AD変換回路14、制御回路19、及び加算回路18を備えている。画素部には、セルが半導体基板上に二次元的に配置されている。各セルは、光電変換手段、蓄積手段と、読出し手段、増幅手段及びリセット手段を有する。上記画素部の増幅手段から出力されるアナログ信号は、上記AD変換回路でデジタル信号に変換されて出力される。制御回路は、画素部及びAD変換回路を制御し、1フレームの電荷の蓄積期間に上記画素部における蓄積時間が異なる複数のアナログ信号を上記AD変換回路でAD変換させる。加算回路は、AD変換回路から出力された蓄積時間が異なる複数のアナログ信号に対応するデジタル信号を加算する。
【選択図】 図1

Description

この発明は固体撮像装置に関するもので、例えばイメージセンサ付き携帯電話、デジタルカメラ、ビデオカメラなどに使用されるCMOSイメージセンサに適用されるものである。
従来、CMOSイメージセンサのダイナミックレンジを拡大する方法については、例えば特許文献1や特許文献2に提案されている。特許文献1の方法は、不完全転送型のフォトダイオードに適用したものであるが、残像や白傷などが発生する恐れがあり高画質化が難しい。これに対し、特許文献2の方法は、完全転送型に対応しているため特許文献1のような残像や白傷などの恐れはない。しかし、検出部を使ってダイナミックレンジを拡大しているため、検出部のリークによる暗時ムラやKTCノイズが発生し、特許文献1とは別の要因により画質の劣化が起こる可能性がある。しかも、どちらの方法も蓄積時間の長い信号と短い信号を加算して出力するため、蓄積時間の長い信号と短い信号を分離することが難しい。
特開2001−189893 特開2000−23044
この発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、画質の低下を招くことなくダイナミックレンジを拡大できる固体撮像装置を提供することにある。
この発明の一態様に係る固体撮像装置は、光電変換手段と、入射光を前記光電変換手段で光電変換して得た電荷を蓄積する蓄積手段と、前記蓄積手段に蓄積した電荷を、電荷蓄積部を有する検出手段に読み出す読出し手段と、前記検出手段に読み出した電荷を増幅して出力する増幅手段と、前記検出手段をリセットするためのリセット手段とを備えたセルが半導体基板上に二次元的に配置された画素部と、前記増幅手段から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換して出力するように構成されたAD変換回路と、前記画素部及び前記AD変換回路を制御し、1フレームの電荷の蓄積期間における蓄積時間が異なる複数のアナログ信号を前記AD変換回路でAD変換させる制御回路と、前記AD変換回路から出力された前記蓄積時間が異なる複数のアナログ信号に対応するデジタル信号を加算するように構成された加算回路とを具備する。
この発明によれば、画質の低下を招くことなくダイナミックレンジを拡大できる固体撮像装置が得られる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、この発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置について説明するためのもので、増幅型CMOSイメージセンサの概略構成を示すブロック図である。センサコア部11には、画素部12、カラム型ノイズキャンセル(CDS)回路13、カラム型アナログデジタルコンバータ(ADC)14、ラッチ回路15、及び水平シフトレジスタ16などが配置されている。上記画素部12には、レンズ17を介して光が入射され、光電変換によって入射光量に応じた電荷が生成される。発生した電荷に対応するアナログ信号は、CDS13を介してADC14に供給され、デジタル信号に変換されてラッチ回路15にラッチされる。このラッチ回路15にラッチされたデジタル信号は、シフトレジスタ16により順次転送されて読み出される。上記シフトレジスタ16から読み出されたデジタル信号OUT0〜OUT9は、ワイドダイナミックレンジミックス(WDM)回路18に供給される。
また、上記画素部12に隣接して、信号読み出し用の垂直レジスタ(VRレジスタ)20、蓄積時間制御用の垂直レジスタ(ESレジスタ、長い蓄積時間制御用レジスタ)21、及びパルスセレクタ回路(セレクタ)22がそれぞれ配置されている。
上記画素部12からの読み出しや上記CDS回路13の制御は、タイミングジェネレータ(TG)19から出力されるパルス信号S1〜S4,ESR,VRR,RESET,ADRES,READによって行われる。パルス信号S1〜S4はCDS回路12に、パルス信号ESRはESレジスタ21に、パルス信号VRRはVRレジスタ20に、パルス信号RESET,ADRES,READはパルスセレクタ回路22にそれぞれ供給される。上記レジスタ21と20により画素部12の垂直ラインが選択される。上記パルス信号RESET,ADRES,READは、上記パルスセレクタ回路22を介して画素部12へ供給される。この画素部12には、バイアス発生回路(バイアス1)23からバイアス電圧VVLが印加されている。
VREF発生回路24は、メインクロック信号MCKに応答して動作し、AD変換(ADC)用の基準波形を生成する回路である。この基準波形の振幅は、シリアルインターフェース(シリアルI/F)25に入力されるデータDATAによって制御される。このシリアルインターフェース25に入力されるコマンドは、コマンドデコーダ26に供給されてデコードされ、上記メインクロック信号MCKとともにタイミングジェネレータ19に供給される。上記VREF発生回路24では、1水平走査期間に2回のAD変換を実行するために、三角波VREFTLとVREFTSを発生してADC14に供給する。
上記WDM回路18は、切り替えスイッチ31、信号なしレベル(OBレベル)の64LSBを減算処理する減算回路32、この減算回路32の出力を増幅するゲイン(GAIN)回路33、判定回路34、スイッチ35、加算回路36、ラインメモリW37、及び20ビットの速度変換用ラインメモリ(ラインメモリOUT)38を備えて構成されている。ラッチ回路15から出力されるデジタル信号OUT0〜OUT9がWDM回路18に入力されると、切り替えスイッチ31に蓄積時間が長いことを示す信号STLが入力されている時は、これらの信号OUT0〜OUT9はラインメモリW37に入力される。
一方、切り替えスイッチ31に蓄積時間が短いことを示す信号STSが入力されている時は、信号なしレベル(OBレベル)の64LSBを減算回路32で減算処理してゲイン回路33で増幅する。本実施形態では、蓄積時間が長い場合の信号OUT0〜OUT9が1024LSBでクリップしているので、短い場合の信号OUT0〜OUT9とスムーズに合成できる。
上記ラインメモリW37の出力は、加算回路36と判定回路34へ入力される。判定回路34でラインメモリW37の出力が1023LSBで飽和していると判定された場合、スイッチ35をオンにして増幅した信号STSを加算回路36へ入力して信号STLと加算する。この加算結果はラインメモリOUT38へ入力して1/2の低速でセンサから出力する。
図2は、上記図1に示した増幅型CMOSイメージセンサにおける画素部12、CDS回路13及びADC14の具体的な構成例を示す回路図である。
画素部12における各々のセル(画素)は、4つのトランジスタ(行選択トランジスタTa、増幅トランジスタTb、リセットトランジスタTc、読み出しトランジスタTd)とフォトダイオード(光電変換手段)PDから構成されている。上記トランジスタTa,Tbの電流通路は、電源VDDと垂直信号線VLIN間に直列接続される。上記トランジスタTaのゲートにはパルス信号ADRESnが供給される。上記トランジスタTcの電流通路は、電源VDDとトランジスタTbのゲート(検出部FD)との間に接続され、そのゲートにパルス信号RESETnが供給される。また、上記トランジスタTdの電流通路の一端は、上記検出部FDに接続され、そのゲートにパルス信号(読み出しパルス)READnが供給される。そして、上記トランジスタTdの電流通路の他端にフォトダイオードPDのカソードが接続され、このフォトダイオードPDのアノードは接地されている。
上記構成のセルが行及び列の二次元的に配置されて画素部12が構成されている。上記画素部12の下部には、ソースフォロワ回路用の負荷トランジスタTLMが水平方向に配置されている。これら負荷トランジスタTLMの電流通路は垂直信号線VLINと接地点間に接続され、そのゲートにはバイアス発生回路23からバイアス電圧VVLが印加される。CDS回路13及びADC14中には、ノイズキャンセラ用の容量C1,C2が配置されると共に、垂直信号線VLINの信号を伝達するためのトランジスタTS1、AD変換用の基準波形を入力するためのトランジスタTS2、及び2段のコンパレータ回路COMP1,COMP2が配置されている。上記コンパレータ回路COMP1,COMP2間には、キャパシタC3が接続される。上記コンパレータ回路COMP1は、インバータINV1と、このインバータINV1の入力端と出力端間に電流通路が接続されたトランジスタTS3とで構成されている。上記コンパレータ回路COMP2は、インバータINV2と、このインバータINV2の入力端と出力端間に電流通路が接続されたトランジスタTS4とで構成されている。上記トランジスタTS1のゲートにはタイミングジェネレータ19から出力されるパルス信号S1、上記トランジスタTS2のゲートにはパルス信号S2、上記トランジスタTS3のゲートにはパルス信号S3、及び上記トランジスタTS4のゲートにはパルス信号S4がそれぞれ供給される。上記コンパレータ回路COMP2から出力されるデジタル信号はラッチ回路15でラッチされ、シフトレジスタ16で順次読み出される。これによって、ラッチ回路15から10ビットのデジタル信号OUT0〜OUT9が出力される。
上記のような構成において、例えば垂直信号線VLINのnラインの信号を読み出すためには、パルス信号ADRESnを“H”レベルにすることで増幅用トランジスタTbと負荷用トランジスタTLMからなるソースフォロワ回路を動作させる。そして、フォトダイオードPDで光電変換して得た信号電荷を一定期間蓄積し、読み出しを行う前に検出部FDにおける暗電流などのノイズ信号を除去するために、パルス信号RESETnを“H”レベルに設定してトランジスタTcをオンして検出部FDをVDD電圧=2.8Vにセットする。これによって、垂直信号線VLINには基準となる検出部FDに信号がない状態の電圧(リセットレベル)が出力される。この時、パルス信号S1,S3,S4をそれぞれ“H”レベルにしてトランジスタTS1,TS3,TS4をオンさせることで、ADC14のコンパレータ回路COMP1とCOMP2のAD変換レベルを設定すると共に、垂直信号線VLINのリセットレベルに対応した量の電荷を容量C1に蓄積する。
次に、パルス信号(読み出しパルス)READnを“H”レベルにして読み出しトランジスタTdをオンさせ、フォトダイオードPDで生成して蓄積した信号電荷を検出部FDに読み出す。これによって、垂直信号線VLINには、検出部FDの電圧(信号+リセット)レベルが読み出される。この時、パルス信号S1を“H”レベル、パルス信号S3を“L”レベル、パルス信号S4を“L”レベル、パルス信号S2を“H”レベルにすることで、トランジスタTS1がオン、トランジスタTS3がオフ、トランジスタTS4がオフ、トランジスタTS2がオンとなり、「垂直信号線VLINの信号+リセットレベル」に対応する電荷が容量C2に蓄積される。この際、容量C1は、コンパレータ回路COMP1の入力端がハイインピーダンス状態となっているため、リセットレベルが保持されたままになっている。
その後、VREF発生回路24から出力される基準波形のレベルを増加させる(三角波VREFを低レベルから高レベル)ことで容量C1とC2の合成容量を介して、コンパレータ回路COMP1,COMP2でAD変換する。上記三角波は、10ビット(0〜1023レベル)のAD変換レベルを10ビットのカウンタで判定している。上記容量C1に蓄積したリセットレベルは、容量C2に蓄積したリセットレベルと極性が逆になるため、リセットレベルはキャンセルされ、実質的に容量C2の信号成分でAD変換が実行される。このリセットレベルを除去する動作を低ノイズ化処理動作(CDS動作:Correlated Double Sampling、相関二重サンプリング)と呼ぶ。このAD変換動作を1水平走査期間に2回実行するために、VREF発生回路24で三角波VREFTLとVREFTSを発生させ、トランジスタTS2の電流通路の一端へ供給している。
図3は、上記図1及び図2に示したCMOSイメージセンサの動作タイミングを示す波形図である。VGAセンサの場合には、1フレームが30Hzで水平走査数が525Hで駆動されている。垂直のnラインではフォトダイオードPDで光電変換を行って発生した電荷を蓄積する蓄積時間TL=524.5Hとする。水平同期パルスHPに同期して画素部12にパルス信号RESETn,READn,ADRESnを供給してフォトダイオードPDで光電変換して検出部FDに蓄積した信号電荷量を検出して読み出す。パルス信号RESETnを“H”レベルにしてリセットトランジスタTcをオンし、その後オフしてリセットレベルを取り込む時には、基準波形の振幅は中間レベルに設定して読み出している。この中間レベルは、画素部12に設けられている遮光画素(OB)部が64LSBになるようにセンサ内で自動調整している。次に、パルス信号READnを“H”レベルにして読み出しトランジスタTdをオンさせることにより信号を読み出す。この読み出した信号に対して、水平走査期間の前半0.5H期間に基準波形として三角波を発生させて10ビットのAD変換を実施している。AD変換した信号(デジタルデータ)はラッチ回路15に保持し、水平走査期間の後半の0.5H期間でセンサコア部11より切替信号STLnとして出力している。
フォトダイオードPD部では、蓄積時間TL=524.5H後に読み出しを行った後、再度フォトダイオードPD部で光電変換して信号電荷を蓄積する。フォトダイオードPD部でTS=0.5H期間電荷を蓄積した後、1回目と同様に画素部12にパルス信号RESETn,READn,ADRESnを供給してフォトダイオードPDで光電変換を行い、蓄積した信号電荷を読み出す。パルス信号RESETnを“H”レベルにしてリセットトランジスタTcをオンし、その後オフしてリセットレベルを取り込む時には、基準波形の振幅は中間レベルに設定して読み出している。この中間レベルは、画素部12の遮光画素(OB)部が64LSBになるようにセンサ内で自動調整している。次に、パルス信号READnを“H”レベルにして読み出しトランジスタTdをオンさせることにより信号を読み出す。この読み出した信号に対して、水平走査期間の後半0.5H期間に基準波形として三角波を発生させ10ビットのAD変換を実施している。AD変換した信号(デジタルデータ)はラッチ回路15に保持し、次の水平走査期間の前半の0.5H期間にセンサコア部11より切替信号STSnとして出力している。
センサコア部11から出力される上記切替信号STLn,STSnは、図1に示したようにワイドダイナミックレンジミックス(WDM)回路18へ供給される。一方の信号STLnは、ラインメモリW37に入力される。他方の信号STSnは、ゲイン回路33で増幅された後、1ライン遅れたラインメモリW37の出力と加算される。加算結果の信号はラインメモリOUT38に入力されて1/2の低速で信号が読み出されることで、センサより1水平走査期間にデータを出力している。WDM回路18のゲイン設定は、加算した信号(STLn+STSn)が入射光量に応じて直線になるように信号STSnのゲイン乗数を調整することで行う。通常、ゲインは、蓄積時間の比で算出されるため上記設定では524.5/0.5=1049倍にする。このセンサの出力信号は、加算動作により20ビット(DOUT0〜DOUT19)の信号として出力している。
なお、上記蓄積時間TL=524.5Hは、図1に示した回路におけるESレジスタ21を動作させることで短くすることができる。この蓄積時間TLは、上述した例に限らず自由に変更して良い。この時、蓄積時間TLとTSとの比によってWDM回路18の信号STS用のゲイン係数を変更する。
上記のような構成によれば、1水平走査期間に蓄積時間の長い信号と短い信号を別々にAD変換して出力し、読み出した2つのデジタル信号を加算することで、画質の低下を招くことなくダイナミックレンジを拡大できる。
[第2の実施形態]
次に、この発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置として、図3に示した波形図における蓄積時間TSを1H以上にする例について説明する。
図4は、この発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置について説明するためのもので、増幅型CMOSイメージセンサの概略構成を示すブロック図である。図4に示す回路が図1に示した回路と異なるのは、画素部12の読み出し用に新たに垂直レジスタ(WDレジスタ、短い蓄積時間制御用レジスタ)27を設けた点にある。また、WDM回路18のラインメモリWを5本(ラインメモリW1〜W5:37−1〜37−5)にしている。このセンサの出力信号は17ビット(DOUT0〜DOUT16)である。
他の基本的な構成は図1に示した回路と同様であるので、同一構成部分に同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
図5は、上記図4に示したCMOSイメージセンサの動作タイミングを示す波形図である。本例では、垂直のnラインのフォトダイオードPDで光電変換して電荷を蓄積する蓄積時間TL=520.5Hとする。水平同期パルスHPに同期して画素部12にパルス信号RESETn,READn,ADRESnを供給し、フォトダイオードPDで光電変換して検出部FDに蓄積した信号電荷を読み出す。パルス信号RESETnを“H”レベルにしてリセットトランジスタTcをオンし、その後オフしてリセットレベルを取り込む時には、基準波形の振幅は中間レベルに設定して読み出している。この中間レベルは、画素部12の遮光画素(OB)部が64LSBになるようにセンサ内で自動調整する。次に、パルス信号READnを“H”レベルにして読み出しトランジスタTdをオンさせることにより信号を読み出す。この読み出した信号に対して、水平走査期間の前半の0.5H期間に基準波形として三角波を発生させて10ビットのAD変換を実施している。AD変換した信号(デジタルデータ)はラッチ回路15に保持し、水平走査期間の後半の0.5H期間にセンサコア部11より信号STLnとして出力してラインメモリ37−5に入力する。
フォトダイオードPD部では、蓄積時間TL=520.5H後に読み出しを行った後、再度フォトダイオードPD部で光電変換して信号電荷を蓄積する。フォトダイオードPD部でTS=4.5Hの期間蓄積した後、1回目と同様に画素部12にパルス信号RESETn,READn,ADRESnを供給し、フォトダイオードPDで光電変換を行って蓄積した信号電荷を読み出す。パルス信号RESETnを“H”レベルにしてリセットトランジスタTcをオンし、その後オフしてリセットレベルを取り込む時には、基準波形の振幅は中間レベルに設定して読み出している。この中間レベルは、画素部12の遮光画素(OB)部が64LSBになるようにセンサ内で自動調整している。次に、パルス信号READnを“H”レベルにして読み出しトランジスタTdをオンさせることにより信号を読み出す。この読み出した信号に対して、水平走査期間の後半0.5H期間に基準波形として三角波を発生させて10ビットのAD変換を実施している。AD変換した信号(デジタルデータ)はラッチ回路15に保持して、次の水平走査期間の前半の0.5H期間でセンサコア部11より信号STSnとして出力している。
センサコア部11から出力された信号STLnは、ワイドダイナミックレンジミックス(WDM)回路18のラインメモリ37−5,37−4,37−3,37−2,37−1を順次転送されて5Hの期間遅延される。この遅延された信号と増幅(GAIN)された信号STSnとを加算回路36で加算する。加算した信号は、図4に示したようにラインメモリOUT38に入力して速度変換し、1/2の低速で出力することで1水平走査期間にデータを出力する。上記WDM回路18のゲイン設定は、加算した信号(STLn+STSn)が受光量に応じて直線になるように信号STSnのゲイン乗数を調整することで行う。通常、ゲイン算出は、蓄積時間の比で算出されるため、上記設定では520.5/4.5=115倍にする。ここでは、センサの出力信号を17ビット(DOUT0〜DOUT16)で出力している。
上記電荷の蓄積時間TL=520.5Hは、図4のESレジスタ21を動作させることで短くすることができる。また、蓄積時間TS=4.5HはWDレジスタ27を制御することで変更できる。この時、蓄積時間TLとTSとの比によって信号STSのゲイン係数を変更する。また、蓄積時間TSを長くする場合はラインメモリ数を増加させ、蓄積時間TSを短くする場合はラインメモリ数を少なくする。
上述したように、この発明の第1,第2の実施形態に係る固体撮像装置は、わずかなラインメモリ数とデジタル信号の増幅回路である乗算器と加算回路の2つの信号を加算する加算回路を設けることで、画質の低下を招くことなくダイナミックレンジを拡大できる。また、センサの出力信号はデジタル信号のため、ラインメモリで速度変換してセンサより出力することで従来と同等の出力信号周波数が得られる。更に、基準波形の振幅をVREFTLとVREFTSとで異ならせることで、信号STSのAD変換時にVREFTSの振幅を小さくしてアナログ的に増幅し、デジタル的なゲインを小さくすることで量子化誤差を低減できる。更にまた、ラインメモリW37の出力信号の判定がデジタル出力のため1023LSBを判定すれば良く、アナログ信号では所定のレベル以上で判定するため加算時の信号の連続性が悪い問題があったが、本実施形態では信号の連続性が改善できる。
[第3の実施形態]
次に、この発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置として、ラインメモリを増加させないで蓄積時間TSを1H以上にする例について説明する。
図6は、この発明の第3の実施形態に係る固体撮像装置について説明するためのもので、増幅型CMOSイメージセンサの概略構成を示すブロック図である。図6に示す回路が図4に示した回路と異なるのは、画素の駆動用パルスの振幅を制御するためにパルス振幅制御回路28を設け、パルス信号VREADに適用した。また、WDM回路18では信号STLが入力されている時は、ラッチ回路15の出力信号OUT0〜OUT9を加算回路36へ入力する。信号STSが入力されている場合は、−64LSB処理してラインメモリW37へ入力する。ラインメモリW37の出力信号はゲイン回路33と判定回路34へ入力されている。判定回路34でラインメモリW37の出力が0LSBでなく信号があると判断した場合には、スイッチ35をオンにしてゲイン回路33で増幅した信号STSを加算回路36へ入力して信号STLと加算する。加算結果の出力は14ビットのラインメモリOUT38へ入力して1/2の低速でセンサから出力(出力信号OUT0〜OUT13)する。
図7は、上記図6に示したCMOSイメージセンサの動作タイミングを示す波形図である。本例では、垂直のnラインのフォトダイオードPDで光電変換して電荷を蓄積する蓄積時間TL=525Hとする。また、短い蓄積時間TS=66Hとした。蓄積時間の長い時間TLは、読み出しパルスREADの振幅を高レベル(2.8V)にして制御している。短い蓄積時間TSは読み出しパルスREADの振幅を低レベル=1Vで制御している。この読み出しパルスREADを発生させるために、パルス振幅制御回路28によって読み出しパルスREADの振幅を制御している。上記蓄積時間TLはESレジスタ21で1H毎に制御できる。また、上記蓄積時間TSはWDレジスタ27で1H毎に制御できる。
フォトダイオードPDからの第1回目の読み出し動作時(t4)には、水平同期パルスHPに同期して画素部12にパルス信号RESETn,READn,ADRESnを供給してフォトダイオードPDで光電変換して蓄積した信号電荷を読み出す。この時の読み出しパルスREADの振幅は低レベルに設定する。1回目に読み出す信号電荷は蓄積時間525Hの途中の時点t2に低レベルの読み出しパルスREADを入力してフォトダイオードPDの一部の信号電荷を読み出して排出する。t2〜t4の時点までに再蓄積した信号を時点t4にフォトダイオードPDから読み出す。
パルス信号RESETnを“H”レベルにしてリセットトランジスタTcをオンし、その後オフしてリセットレベルを取り込む時には、基準波形の振幅は中間レベルに設定して読み出している。この中間レベルは、画素部12の遮光画素(OB)部が64LSBになるようにセンサ内で自動調整している。次に、パルス信号READnを“H”レベルにして読み出しトランジスタTdをオンさせることにより信号を読み出す。この読み出した信号に対して、水平走査期間の前半の0.5H期間に基準波形として三角波を発生させ10ビットのAD変換を実施している。AD変換した信号(デジタルデータ)はラッチ回路15に保持し、水平走査期間の後半の0.5H期間でセンサコア部11より切替信号STSnとして出力してラインメモリW37に入力する。
フォトダイオードPDからの第2回目の読み出し動作時(t5)は、1回目の0.5H後に画素部12にパルス信号RESETn,READn,ADRESnを入力してフォトダイオードPDで光電変換して蓄積した信号電荷を読み出す。この時の読み出しパルスREADの振幅は高レベルに設定する。
フォトダイオードPD部で光電変換して蓄積した蓄積時間TL=525Hの信号電荷を1回目と同様に画素部12にパルス信号RESETn,READn,ADRESnを入力して読み出す。パルス信号RESETnを“H”レベルにしてリセットトランジスタTcをオンし、その後オフしてリセットレベルを取り込む時には、基準波形の振幅は中間レベルに設定して読み出している。この中間レベルは、画素部12の遮光画素(OB)部が64LSBになるようにセンサ内で自動調整している。次に、パルス信号READnを“H”レベルにして読み出しトランジスタTdをオンさせることにより信号を読み出す。この読み出した信号に対して、水平走査期間の後半0.5H期間に基準波形として三角波を発生させることにより10ビットのAD変換を実施している。AD変換した信号はラッチ回路15に保持して、次の水平走査期間の前半の0.5H期間でセンサコア部11より切替信号STLnとして出力している。
出力した切替信号STSnは、図6に示すようにワイドダイナミックレンジミックス(WDM)回路18のラインメモリW37で1H期間遅させて増幅(GAIN)し、信号STLnと加算する。加算した信号はラインメモリOUT38で速度変換して1/2の低速で出力することで1水平走査期間にデータを出力している。WDM回路18のゲイン設定は、加算した信号(STLn+STSn)が光量に応じて直線になるように信号STSnのゲイン乗数を調整することで行う。通常、ゲイン算出は、蓄積時間の比で算出されるため上記設定では525/66=8倍にする。センサの出力信号は14ビット(DOUT0〜DOUT13)で出力している。
図8(a),(b)は、上記図7に示した動作タイミング図における時点t1〜t5の画素部の断面図とポテンシャル図を示しており、(a)図は大信号を蓄積する時、(b)図は小信号を蓄積する時の断面図とポテンシャル図を示している。
p型半導体基板にn型の不純物拡散領域が設けられてフォトダイオードPDが形成され、このn型不純物拡散領域の表面はp型不純物拡散領域でシールドされている。これによって、キズや暗時ムラの小さい埋め込み型フォトダイオードPDを形成している。検出部FDはn型不純物拡散領域で形成され、上記フォトダイオードPDのn型不純物拡散領域とともに読み出しトランジスタ(リードゲート)Tdのソース、ドレイン領域として働く。これらn型不純物拡散領域間の基板上には、図示しないゲート絶縁膜を介在してポリシリコンからなるゲート電極が設けられている。このゲート電極には、読み出しパルスREADが供給される。上記検出部FDとしてのn型不純物拡散領域に隣接して、n型不純物拡散領域が設けられている。このn型不純物拡散領域はリセットトランジスタ(リセットゲート)Tcのドレイン領域として働き、上記検出部FDのn型不純物拡散領域はソース領域として働く。上記ドレイン領域には、ドレイン電圧VD(=2.8V、例えばVDD)が印加される。これらn型不純物拡散領域間の基板上には、図示しないゲート絶縁膜を介在してポリシリコンからなるゲート電極が設けられている。このゲート電極には、リセットパルスRESETが供給される。そして、このリセットトランジスタTcにより、上記検出部FDをドレイン電圧VDにリセットできるようにしている。
大信号を蓄積する時は、図8(a)に示すように、時点t1にフォトダイオードPD部の信号電荷が飽和している。そして、時点t2でリードゲートに低レベルのリード電圧(=1.5V)を印加することで、フォトダイオードPD部で飽和していた信号電荷の一部を排出している。次の時点t3では、フォトダイオードPDに信号を再蓄積している。時点t4では、フォトダイオードPD部で再蓄積した信号を読み出すため、低レベルのリード電圧(=1.5V)を印加することで検出部FDに読み出している。時点t5では、高レベルのリード電圧(=2.8V)を印加することで、残りのフォトダイオードPD部の信号電荷を検出部FDに読み出している。すなわち、フォトダイオードPDが飽和した場合には、蓄積時間の短い信号を時点t4に読み出すことができる。
これに対し、小信号を蓄積する時は、図8(b)に示すように、時点t1ではフォトダイオードPD部の信号電荷は飽和していない。時点t2にはリードゲートを低レベルのリード電圧(=1.5V)で開いているが、フォトダイオードPD部で信号電荷が飽和していいないため電荷はフォトダイオードPD部から排出されない。次の時点t3では継続してフォトダイオードPDで信号電荷を蓄積している。時点t4ではフォトダイオードPD部の信号電荷を読み出すため、低レベルのリード電圧(=1.5V)を印加する。しかし、フォトダイオードPD部の信号電荷が少ないため、検出部FDには読み出されない。時点t5では、高レベルのリード電圧(=2.8V)を印加することにより、フォトダイオードPD部の信号電荷全てを検出部FDに読み出している。
図9(a),(b),(c)はそれぞれWDM回路18の動作を示している。図9(a)はADC出力信号を示しており、横軸が光量、縦軸がADC出力レベルである。まず、光量に比例して信号STLが増加する。低レベルのリード電圧で制限されたフォトダイオードPD部の飽和信号まで増加する。この飽和は10ビットの1023レベル以下でフォトダイオードPD部が飽和するように設定している。フォトダイオードPD部で飽和すると信号STSが発生する。傾きは蓄積時間比で決まるため、約1/8の傾きになる。フォトダイオードPD部の飽和を1/2設定(500LSB)とした時、本駆動では約4倍のダイナミックレンジが得られる。各画素のフォトダイオードPD部の飽和はリードゲートの閾値電圧Vthがばらつくため飽和もばらつく。この結果、信号STSの立ち上がりの起点となる光量もばらつくことになる。
図9(b)は、ゲイン処理後の光電変換特性を示している。ここでは信号STSを8倍に増幅している。信号STLとほぼ同じ傾きになっている。
図9(c)は、信号STLを8倍に増幅した信号STSを加算した加算出力特性を示している。フォトダイオードPD部の飽和レベルが異なるため加算レベルが異なるが光量に応じてほぼ直線で加算出力信号が得られる。AD変換した信号STLと信号STSが分離して得られるため、分離する必要がなく個別にゲイン設定ができるため簡単に信号STSを増幅し、加算することで出力信号を直線化できる。
なお、本実施形態では2つの信号を加算する内容で説明したが、1水平走査期間にVREF発生回路24で基準波形を3回以上発生させ、パルス信号VREADを4レベル以上の電圧で蓄積時間を異ならせて制御し、ラインメモリWを2個以上設けてそれぞれ蓄積時間の異なる信号を加算すれば更にダイナミックレンジを拡大できる。
[第4の実施形態]
次に、この発明の第4の実施形態に係る固体撮像装置として、飽和信号電荷を増加できる第1のダイナミックレンジの拡大方法を説明する。
図10は、この発明の第4の実施形態に係る固体撮像装置について説明するためのもので、増幅型CMOSイメージセンサの概略構成を示すブロック図である。図10に示す回路が図6に示して回路と異なるのは、画素の駆動用パルス振幅制御回路28を設けない点である。
図11は、上記図10に示したCMOSイメージセンサの動作タイミングを示す波形図である。本例では、垂直のnラインのフォトダイオードPDで光電変換して蓄積する蓄積時間をTL=525Hとする。また、短い蓄積時間TS=66Hとした。短い蓄積時間はTL=525H期間の途中にリセットパルスを入力することで実現できる。蓄積時間TLはESレジスタ21で1H毎に制御できる。蓄積時間TSはWDレジスタ27で1H毎に制御できる。
第1回目の読み出し動作は、時点t4に水平同期パルスHPに同期して画素部12にパルス信号RESETn,ADRESnを入力し、検出部FDに蓄積した信号を読み出すことで行う。この1回目に読み出す信号電荷は、蓄積時間525Hの途中の時点t2にリセットパルスを入力して検出部FDに蓄積した信号電荷を排出し、時点t2〜t4の期間に検出部FDに蓄積した信号を時点t4に読み出す。この時には、読み出しパルスREADnは印加しない。
この時の信号読み出しでは、まず検出部FDに蓄積した信号電荷を図2の容量C2に読み出す。次に、パルス信号RESETnを入力して検出部FDの信号電荷をリセットし、リセットレベルを図2の容量C1へ出力する。リセットレベルの信号取り込み時の基準波形の振幅は、中間レベルに設定して読み出している。この中間レベルは、画素部12の遮光画素(OB)部が64LSBになるようにセンサ内で自動調整している。次に、読み出した信号に対して、水平走査期間の前半0.5H期間に基準波形として三角波を発生させ10ビットのAD変換を実施している。AD変換した信号はラッチ回路にデータ保持して、水平走査期間の後半の0.5H期間でセンサコア部11より切替信号STSnとして出力してラインメモリW37に入力する。
画素部12からの第2回目の読み出し動作時(t5)は、1回目の0.5H後に画素部12にパルス信号RESETn,READn,ADRESnを入力してフォトダイオードPDで光電変換して蓄積した信号電荷を読み出す。パルス信号RESETnを“H”レベルにしてリセットトランジスタTcをオンし、その後オフしてリセットレベルを取り込む時には、基準波形の振幅は中間レベルに設定して読み出している。この中間レベルは、画素部12の遮光画素(OB)部が64LSBになるようにセンサ内で自動調整している。次に、パルス信号READnを“H”レベルにして読み出しトランジスタTdをオンさせることにより信号を読み出す。この読み出した信号に対して、水平走査期間の後半0.5H期間に基準波形として三角波を発生させ10ビットのAD変換を実施している。AD変換した信号はラッチ回路15に保持し、次の水平走査期間の前半の0.5H期間でセンサコア部11より切替信号STLnとして出力している。
出力した信号STSnは、図10に示すようにワイドダイナミックレンジミックス(WDM)回路18のラインメモリW37で1H期間遅らせゲイン回路33で増幅して、信号STLnと加算する。加算した信号はラインメモリOUT38で速度変換して1/2の低速で出力することで1水平走査期間にデータOUT0〜OUT12を出力している。
WDM回路18のゲイン設定は、加算した信号(STLn+STSn)が光量に応じて直線になるように信号STSnのゲイン乗数を調整することで行う。通常、ゲイン算出は、蓄積時間の比で算出されるため、上記設定では525/66=8倍にする。センサの出力信号は13ビット(DOUT0〜DOUT12)で出力している。
図12(a),(b)は、上記図11に示した動作タイミング図における時点t1〜t5の画素部の断面図とポテンシャル図を示しており、(a)図は大信号を蓄積する時、(b)図は小信号を蓄積する時の断面図とポテンシャル図である。
p型半導体基板にn型の不純物拡散領域が設けられてフォトダイオードPDが形成され、このn型不純物拡散領域の表面はp型不純物拡散領域でシールドされている。これによって、キズや暗時ムラの小さい埋め込み型フォトダイオードPDを形成している。検出部FDはn型不純物拡散領域で形成され、上記フォトダイオードPDのn型不純物拡散領域とともに読み出しトランジスタ(リードゲート)Tdのソース、ドレイン領域として働く。これらn型不純物拡散領域間の基板上には、図示しないゲート絶縁膜を介在してポリシリコンからなるゲート電極が設けられている。このゲート電極には、読み出しパルスREADが供給される。上記検出部FDとしてのn型不純物拡散領域に隣接して、n型不純物拡散領域が設けられている。このn型不純物拡散領域はリセットトランジスタ(リセットゲート)Tcのドレイン領域として働き、上記検出部FDのn型不純物拡散領域はソース領域として働く。上記ドレイン領域には、ドレイン電圧VD(=2.8V、例えばVDD)が印加される。これらn型不純物拡散領域間の基板上には、図示しないゲート絶縁膜を介在してポリシリコンからなるゲート電極が設けられている。このゲート電極には、リセットパルスRESETが供給される。そして、このリセットトランジスタTcにより、上記検出部FDをドレイン電圧VDにリセットできるようにしている。リードゲートは常時開いているので、ディプレッション型トランジスタまたはエンハンスメント型で閉じているゲートの場合は低電圧を印加して、検出部FDへ信号が流出するようにする。
大信号を蓄積する時は、図12(a)に示すように、時点t1ではフォトダイオードPD部で飽和した信号電荷が検出部FDへ流れるようにしている。時点t2にリセットゲートをオンにすることで検出部FDに蓄積していた信号電荷を排出する。次の時点t3では、フォトダイオードPD部で飽和より大きい信号電荷が検出部FDへ流れ出て検出部FDで信号を再蓄積している。時点t4では、検出部FDに蓄積した信号を読み出している。そして、時点t5ではフォトダイオードPD部で飽和した信号電荷をリード電圧を印加することで検出部FDに読み出している。
これに対し、小信号を蓄積する時は、図12(b)に示すように、時点t1ではフォトダイオードPD部で信号電荷を蓄積している。時点t2にリセットゲートパルスRESETを印加して、検出部FDのリーク電荷を排出する。次の時点t3では、フォトダイオードPD部で飽和しないため信号電荷が検出部FDへ流れ込まない。時点t4では検出部FDに蓄積した信号を読み出すが、検出部FDへ信号電荷が流れ込んでいないため、信号なしが出力される。そして、時点t5ではフォトダイオードPD部で蓄積した信号電荷をリードパルスを印加することで検出部FDに読み出している。WDM回路18で、信号STSが入力された時に信号STLと加算する。
図13(a),(b),(c)は、上記WDM回路18の動作を示している。図13(a)はADC出力信号であり、横軸に光量、縦軸にADC出力レベルを示している。まず、光量に比例して信号STLが増加する。ADC出力はフォトダイオードPD部の飽和信号まで増加する。この飽和は10ビットの1023レベル以下でフォトダイオードPD部が飽和するように設定している。フォトダイオードPD部で飽和すると信号STSが発生する。傾きは蓄積時間比で決まるため、約1/8の傾きになる。フォトダイオードPD部の飽和を900LSBと設定とした時、本駆動では約8倍のダイナミックレンジが得られる。各画素のフォトダイオードPD部の飽和はリードゲートの閾値電圧Vthがばらつくため飽和もばらつく。このため、信号STSの立ち上がりの起点となる光量もばらつくことになる。
図13(b)は、ゲイン処理後の光電変換特性を示している。ここでは、信号STSを8倍に増幅している。信号STLとほぼ同じ傾きになっている。
図13(c)は、信号STLを8倍に増幅した信号STSを加算した加算出力特性を示している。フォトダイオードPD部の飽和レベルが異なるため加算レベルが異なるが光量に応じてほぼ直線で加算出力信号が得られる。
本実施形態では、信号STLと信号STSが分離して得られるため、個別にゲイン設定ができるため、簡単に信号STSのみ増幅して加算することで出力信号を直線化できる。
[第5の実施形態]
次に、この発明の第5の実施形態に係る固体撮像装置として、飽和信号電荷を増加できる第2のダイナミックレンジの拡大方法について説明する。
図14は、この発明の第5の実施形態に係る固体撮像装置について説明するためのもので、増幅型CMOSイメージセンサの構成図を示している。図14に示す回路が図10と異なるのは、画素のリセット用のパルス振幅制御回路28を設けた点である。WDM回路18中には、信号STSをラインメモリW37で遅延した後に信号STSの非線形出力信号を線形変換する回路39を設けた。このセンサの出力信号は12ビット(DOUT0〜DOUT11)としている。
図15は、上記図14に示したCMOSイメージセンサの動作タイミングを示す波形図である。本例では、垂直のnラインのフォトダイオードPDで光電変換して蓄積する蓄積時間TL=525Hとする。また、短い蓄積時間TS=66Hとした。蓄積時間の長いTLはリセット用のパルス信号の振幅を高レベル(=2.8V)で制御している。短い蓄積時間TSはリセット用のパルス信号の振幅を低レベル(=1.5V)で制御している。このパルス信号を発生させるために上記パルス振幅制御回路28で制御している。上記蓄積時間TLはESレジスタ21で1H毎に制御できる。また、上記蓄積時間TSはWDレジスタ27で1H毎に制御できる。
第1回目の読み出し動作は、時点t4に水平同期パルスHPに同期して画素部12に高レベルのパルス信号VRESET(=2.8V),RESETn,ADRESnを入力して検出部FDに蓄積した信号を読み出す。1回目に読み出す信号電荷は蓄積時間525Hの途中の時点t2にリセット用のパルス信号の振幅に低レベルのパルス信号VRESET(=1.5V)を入力して検出部FDの一部の信号電荷を排出する。そして、時点t2〜t4の期間に検出部FDに蓄積した信号電荷を時点t4に画素部12から読み出す。この時、読み出しパルスREADnは印加しない。
この時の信号読み出しでは、まず検出部FDに蓄積した信号電荷を図2の容量C2に読み出す。次に、パルス信号RESETnを入力して検出部FDの信号電荷をリセットし、リセットレベルを図2の容量C1へ出力する。リセットレベルの信号取り込み時の基準波形の振幅は、中間レベルに設定して読み出している。この中間レベルは、画素部12の遮光画素(OB)部が64LSBになるようにセンサ内で自動調整している。次に、読み出した信号に対して、水平走査期間の前半0.5H期間に基準波形として三角波を発生させ10ビットのAD変換を実施している。AD変換した信号はラッチ回路15に保持して、水平走査期間の後半の0.5H期間でセンサコア部11より切替信号STSnとして出力してラインメモリW37に入力する。
画素部12からの第2回目の読み出し動作時(t5)は、1回目の0.5H後に画素部12に高レベルのパルス信号RESETn,READn,ADRESnを入力してフォトダイオードPDで光電変換して蓄積した信号電荷を読み出す。パルス信号RESETnを“H”レベルにしてリセットトランジスタTcをオンし、その後オフしてリセットレベルを取り込む時には、基準波形の振幅は中間レベルに設定して読み出している。この中間レベルは、画素部12の遮光画素(OB)部が64LSBになるようにセンサ内で自動調整している。次に、パルス信号READnを“H”レベルにして読み出しトランジスタTdをオンさせることにより信号を読み出す。この読み出した信号に対して、水平走査期間の後半0.5H期間に基準波形として三角波を発生させ10ビットのAD変換を実施している。AD変換した信号はラッチ回路15に保持して、次の水平走査期間の前半の0.5H期間でセンサコア部11より切替信号STLnとして出力している。
出力した信号STSnは、図14に示すようにワイドダイナミックレンジミックス(WDM)回路18のラインメモリW37で1H期間遅らせ、線形変換回路39で非線形出力信号を線形に変換して信号STLnと加算する。加算した信号はラインメモリOUT38で速度変換し、1/2の低速で出力することで1水平走査期間にデータを出力している。
上記WDM回路18のゲイン設定は、加算した信号(STLn+STSn)が光量に応じて直線になるように信号STSnのゲイン乗数を調整することで行う。通常、ゲイン算出は、蓄積時間の比で算出されるため上記設定では525/66=8倍にする。このセンサの出力信号は14ビット(DOUT0〜DOUT13)で出力している。
図16は、上記図15に示した動作タイミング図における時点t1〜t5の画素部の断面図とポテンシャル図を示しており、(a)図は大信号を蓄積する時、(b)図は小信号を蓄積する時の断面図とポテンシャル図である。
p型半導体基板にn型の不純物拡散領域が設けられてフォトダイオードPDが形成され、このn型不純物拡散領域の表面はp型不純物拡散領域でシールドされている。これによって、キズや暗時ムラの小さい埋め込み型フォトダイオードPDを形成している。検出部FDはn型不純物拡散領域で形成され、上記フォトダイオードPDのn型不純物拡散領域とともに読み出しトランジスタ(リードゲート)Tdのソース、ドレイン領域として働く。これらn型不純物拡散領域間の基板上には、図示しないゲート絶縁膜を介在してポリシリコンからなるゲート電極が設けられている。このゲート電極には、読み出しパルスREADが供給される。上記検出部FDとしてのn型不純物拡散領域に隣接して、n型不純物拡散領域が設けられている。このn型不純物拡散領域はリセットトランジスタ(リセットゲート)Tcのドレイン領域として働き、上記検出部FDのn型不純物拡散領域はソース領域として働く。上記ドレイン領域には、ドレイン電圧VD(=2.8V、例えばVDD)が印加される。これらn型不純物拡散領域間の基板上には、図示しないゲート絶縁膜を介在してポリシリコンからなるゲート電極が設けられている。このゲート電極には、リセットパルスRESETが供給される。そして、このリセットトランジスタTcにより、上記検出部FDをドレイン電圧VDにリセットできるようにしている。この検出部FDのポテンシャルは、リセットゲートの高レベルで決まるようになっている。上記リードゲートは開き気味のディプレッション型トランジスタまたはエンハンスメント型トランジスタに低電圧を印加している。また、上記リセットゲートは高レベルの印加電圧時でも電源VDD(=2.8V)よりも低いポテンシャルになるようにしている。上記検出部FDのKnee点となる信号量は、VRESETの電圧差で制御できる。
大信号を蓄積する時は、図16(a)に示すように、時点t1ではフォトダイオードPD部で飽和した信号電荷が検出部FDへ流れるようにしている。時点t2にリセットゲートを低レベルで開くことで検出部FDに蓄積していた信号電荷の一部を排出している。次の時点t3ではフォトダイオードPD部の飽和信号より大きな信号電荷が検出部FDへ流れ込み、検出部FDで信号を再蓄積している。時点t4では検出部FDに蓄積した信号を読み出している。その後、検出部FDを高レベルのリセット用のパルス信号でリセットし、時点t5でリードパルスを印加することで、フォトダイオードPD部で飽和した信号電荷を検出部FDに読み出している。
これに対し、小信号を蓄積する時は、図6(b)に示すように、時点t1ではフォトダイオードPD部で信号電荷を蓄積している。時点t2にはでリセットゲートを低レベルで開くが、検出部FDに信号電荷が蓄積していないため信号電荷は排出されない。次の時点t3もフォトダイオードPD部で飽和しないため信号電荷が検出部FDへ流れ込まない。時点t4では検出部FDに信号電荷が流れ込んでいないため信号なしとして出力する。そして、時点t5ではフォトダイオードPD部で蓄積した信号電荷をリード電圧を印加することで検出部FDに読み出して出力している。
図17(a),(b),(c)に上記WDM回路18の動作を示す。図17(a)はADC出力信号であり、横軸に光量、縦軸にADC出力レベルを示している。まず、光量に比例して信号STLが増加する。ADC出力はフォトダイオードPD部の飽和信号まで増加する。この飽和は10ビットの1023レベル以下でフォトダイオードPD部が飽和するように設定している。フォトダイオードPD部で飽和すると信号STSが発生する。初めの傾きは蓄積時間が同じため信号STLと同じになる。この後、リセット用のパルス信号の高レベルと低レベルの差で決まる信号レベルKnee(k)で傾きが約1/8の傾きになる。この傾きは蓄積時間TSで決まる。検出部FDの飽和を500LSBと設定とした時、本駆動では約5倍のダイナミックレンジが得られる。各画素のフォトダイオードPD部の飽和はリードゲートの閾値電圧Vthがばらつくため飽和もばらつく。このため、信号STSの立ち上がりの起点となる光量もばらつくことになる。
図17(b)は、非線形処理後の光電変換特性を示している。信号STSはk点以上の信号を8倍に増幅している。その結果、非線形のSTS出力信号がほぼ直線になっている。
図17(c)は、信号STLを直線化した信号STSを加算した加算出力特性を示している。フォトダイオードPD部の飽和レベルが異なるため加算レベルが異なるが光量に応じてほぼ直線で加算出力信号が得られる。
なお、本実施形態では線形変換回路39を用いたが、時点t4の出力を2回に分けて出力しても良い。この場合には、まず検出部FDの信号をリセットする時に、時点t2と同じレベルにリセットすることで信号STSnをAD変換してデジタル信号を出力する。次に、検出部FDに残った信号をパルス信号VRESET(=2.8V)でリセットする。この信号を再度AD変換してデジタル信号を出力する。そして、3回目にフォトダイオードPD部で蓄積した信号電荷をAD変換してデジタル信号を出力する。このように、1水平走査期間に3回のAD変換を行うように設定する。このようにして得たそれぞれのデジタル信号をWDM回路18で加算することによってダイナミックレンジを拡大する。
[第6の実施形態]
図18は、この発明の第6の実施形態に係る固体撮像装置について説明するためのもので、増幅型CMOSイメージセンサの概略構成を示すブロック図である。図14と異なるのは、センサコア部11の上部にもADC14−2を設けている。このADC14−2の制御をするために、VREF発生回路24では別々のVREFTL回路とVREFTS回路を設けてそれぞれ上下のADC14−1,14−2へ供給している。このため、画素からの信号は水平同期パルスの初めにそれぞれ画素から信号を読み出している。その後、上下のADC14−1,14−2は同時にAD変換動作する。そのため、上下から同時に信号OUTSと信号OUTLが得られる。
上記のような構成では、WDM回路18ではラインメモリMが不要となる。WDM回路18では信号OUTLを入力して信号STLを加算回路36と判定回路34へ入力している。一方、信号OUTSは−64LSB処理してゲイン回路33で増幅している。判定回路34で信号STL1023LSBで飽和している場合、スイッチ35をオンにして増幅した信号STSを加算回路36へ入力して信号STLと加算する。加算出力はビット数を12ビットに増加してセンサより出力する。信号OUTSと信号OUTLはほぼ水平走査期間で出力するため、速度変換用のラインメモリOUTも不要となる。
なお、本第6の実施形態は、同様にして上述した第1乃至第5の実施形態にも適用できる。
[第7の実施形態]
図19は、この発明の第7の実施形態に係る固体撮像装置について説明するためのもので、増幅型CMOSイメージセンサの概略構成を示すブロック図である。図4と異なるのは、WDM回路18でラインメモリW37を1本としている点である。画素部12では2ラインの信号を1つの信号として加算している。すなわち、信号ラインTLnと信号ラインTSnが異なり、2ラインペア毎に蓄積時間の長い信号TLと蓄積時間の短い信号TSとしている。この蓄積時間はESレジスタ21で蓄積時間の長い信号TL、WDレジスタ27で蓄積時間の短い信号TSを制御している。読み出し方法はTL信号とTS信号で読み出すラインが異なるが、図3と同様になる。特に、垂直ライン数を1/2にするモニタリングで使用すると、標準モードで高解像度モード。モニタリングモードで広ダイナミックレンジが実現できる。
[第8の実施形態]
図20は、この発明の第8の実施形態に係る固体撮像装置について説明するためのもので、増幅型CMOSイメージセンサの信号処理構成図である。この図20では、WDM回路18以降の構成を示している。図21(a)〜(f)はそれぞれ、図20に示したCMOSイメージセンサの処理動作図を示しており、図21(a)〜(c)は第1の方式、図21(d)〜(f)は第2の方式を示している。
広ダイナミックレンジモードでは、センサ出力のビット数が増加する。これは、PIN数の増大によりチップサイズが増大したり、モジュールサイズが大きくなるためである。更に、デジタル出力のノイズ増加にもなる。そこで、第8の実施形態では出力ビット数を低減している。
すなわち、WDM回路18の出力信号はビット数が増加する。この増加した信号に対してR信号、G信号、B信号のホワイトバランス(WB)を取り、信号圧縮回路40で高レベルの信号を圧縮することで出力のビット数を低減している。
圧縮方法としては、信号処理で使われているガンマ補正する方法と、あるレベル以上を線形で圧縮する方法がある。DSP41側で、先の圧縮方法の逆で信号を線形化して信号処理する。ホワイトバランスは、DSP41の信号処理情報でRGBの各ゲインを制御している。もちろん、センサ側でホワイトバランスを取らなくても良いが、ホワイトバランスをとることで、後段の信号処理を従来の10ビット処理のままで使えるメリットがある。すなわちDSP側での圧縮した信号を元に戻さなくても良い。
カラムADC型CMOSセンサにおいて、1水平走査期間に蓄積時間の長い信号と短い信号を別々にAD変換して出力し、読み出した2つの信号を加算することでダイナミックレンジの広いCMOSセンサを実現できる。
従って、完全転送型のフォトダイオードに対応したダイナミックレンジを拡大することができる。低照度では完全転送型フォトダイオードを生かした暗時ムラの少ない信号が得られ高画質化が図れる。また、検出部で蓄積する場合でも検出部での蓄積時間を短くすることでリーク信号を低減できる。更に、従来は蓄積時間の長い信号と短い信号を分離することが難しかったが、本実施形態では蓄積時間の長い信号と短い信号を分離して出力することで分離動作を不要にできる。
上述したように、この発明の実施形態に係る固体撮像装置は、フォトダイオードと、フォトダイオードで光電変換した電荷を蓄積する蓄積手段と、蓄積した電荷を検出部に読み出す読み出し手段と検出部の電荷を出力する増幅手段と、検出部をリセットするためのリセット手段からなる画素部が半導体基板上に二次元的に配置し、画素部からの出力信号が画素部エリアの端部に設けたAD変換回路に入力され、AD変換したデジタル出力信号を出力する固体撮像装置であって、前記固体撮像装置の1フレームの蓄積期間に画素部で蓄積時間を異ならせた複数の信号を画素部から複数回から読み出しAD変換し、得られた複数回のデジタル出力信号を加算する回路を備える。
上記装置において、前記複数のAD変換したデジタル出力信号の1つをラインメモリに入力し遅延させ、ラインメモリの出力信号と別の遅延させていないデジタル信号とを加算する回路を備える。
上記装置において、前記画素部で蓄積時間の長い信号と蓄積時間の短い信号を蓄積し、画素部から蓄積時間の長い信号と短い信号を別々に読み出しAD変換し、蓄積時間の短い信号を増幅して蓄積時間の長い信号と加算し、AD変換回路のビット数より増加させて出力するワイドダイナミックレンジミックス回路を備える。
上記装置において、前記ワイドダイナミックレンジミックス回路の出力信号をガンマーテーブルもしくは折れ線圧縮変換で蓄積時間の短い信号を高圧縮する信号圧縮回路を備える。
また、この発明の実施形態に係る固体撮像装置は、フォトダイオードと、フォトダイオードで光電変換した電荷を蓄積する蓄積手段と、蓄積した電荷を検出部に読み出す読み出し手段と検出部の電荷を出力する増幅手段と、検出部をリセットするためのリセット手段からなる画素部が半導体基板上に二次元的に配置し、画素部からの出力信号が画素部エリアの上下端部に設けたAD変換回路に入力され、AD変換したデジタル出力信号を出力する固体撮像装置であって、前記固体撮像装置の1フレームの蓄積期間に画素部で蓄積時間の長い信号と蓄積時間の短い信号を蓄積し画素部から蓄積時間の長い信号を読み出し一方のAD変換回路で出力し、蓄積時間の短い信号を他方のAD変換回路で出力し、それぞれのAD変換出力信号を加算する回路を備える。
上記装置において、前記画素部の蓄積時間を制御するための長い蓄積時間制御用の垂直レジスタと短い蓄積時間制御用の垂直レジスタを備える。
前記フォトダイオードから読み出す読み出し手段の読み出し電圧を1フレーム動作期間に可変にする電圧制御回路を備える。
前記検出部をリセットするためのリセット手段の印加電圧を1フレーム動作期間に可変にする電圧制御回路を備える。
前記画素部での蓄積時間の長い信号と蓄積時間の短い信号を異なる垂直ラインを1組とし、別々に読み出しAD変換し、それぞれのAD変換出力信号を加算する回路を備える。
以上第1乃至第8の実施の形態を用いてこの発明の説明を行ったが、この発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、上記各実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば各実施の形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
この発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置について説明するためのもので、増幅型CMOSイメージセンサの概略構成を示すブロック図。 図1に示した増幅型CMOSイメージセンサにおける画素部、CDS回路、及びADCの具体的な構成例を示す回路図。 図1及び図2に示したCMOSイメージセンサの動作タイミングを示す波形図。 この発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置について説明するためのもので、増幅型CMOSイメージセンサの概略構成を示すブロック図。 図4に示したCMOSイメージセンサの動作タイミングを示す波形図。 この発明の第3の実施形態に係る固体撮像装置について説明するためのもので、増幅型CMOSイメージセンサの概略構成を示すブロック図。 図6に示したCMOSイメージセンサの動作タイミングを示す波形図。 図7に示した動作タイミング図における時点t1〜t5の画素部の断面図とポテンシャル図を示しており、(a)図は大信号を蓄積する時、(b)図は小信号を蓄積する時の断面図とポテンシャル図。 この発明の第3の実施形態に係る固体撮像装置におけるWDM回路の動作について説明するためのもので、(a)図はADC出力と光量との関係を示す特性図、(b)図はゲイン処理出力と光量との関係を示す特性図、(c)図は加算出力と光量との関係を示す特性図。 この発明の第4の実施形態に係る固体撮像装置について説明するためのもので、増幅型CMOSイメージセンサの概略構成を示すブロック図。 図10に示したCMOSイメージセンサの動作タイミングを示す波形図。 図11に示した動作タイミング図における時点t1〜t5の画素部の断面図とポテンシャル図を示しており、(a)図は大信号を蓄積する時、(b)図は小信号を蓄積する時の断面図とポテンシャル図。 この発明の第4の実施形態に係る固体撮像装置におけるWDM回路の動作について説明するためのもので、(a)図はADC出力と光量との関係を示す特性図、(b)図はゲイン処理出力と光量との関係を示す特性図、(c)図は加算出力と光量との関係を示す特性図。 この発明の第5の実施形態に係る固体撮像装置について説明するためのもので、増幅型CMOSイメージセンサの概略構成を示すブロック図。 図14に示したCMOSイメージセンサの動作タイミングを示す波形図。 図15に示した動作タイミング図における時点t1〜t5の画素部の断面図とポテンシャル図を示しており、(a)図は大信号を蓄積する時、(b)図は小信号を蓄積する時の断面図とポテンシャル図。 この発明の第5の実施形態に係る固体撮像装置におけるWDM回路の動作について説明するためのもので、(a)図はADC出力と光量との関係を示す特性図、(b)図はゲイン処理出力と光量との関係を示す特性図、(c)図は加算出力と光量との関係を示す特性図。 この発明の第6の実施形態に係る固体撮像装置について説明するためのもので、増幅型CMOSイメージセンサの概略構成を示すブロック図。 この発明の第7の実施形態に係る固体撮像装置について説明するためのもので、増幅型CMOSイメージセンサの概略構成を示すブロック図。 この発明の第8の実施形態に係る固体撮像装置について説明するためのもので、増幅型CMOSイメージセンサの信号処理構成図。 図20に示したCMOSイメージセンサの処理動作図を示しており、(a)図,(b)図,(c)図は第1の方式、(d)図,(e)図,(f)図は第2の方式。
符号の説明
11…センサコア部、12…画素部、13…カラム型ノイズキャンセル(CDS)回路、14…カラム型アナログデジタルコンバータ(ADC)、15…ラッチ回路、16…水平シフトレジスタ、17…レンズ、18…ワイドダイナミックレンジミックス(WDM)回路、19…タイミングジェネレータ(TG)、20,21,27…垂直レジスタ、22…パルスセレクタ回路(セレクタ)、23…バイアス発生回路(バイアス1)、24…VREF発生回路、25…シリアルインターフェース(シリアルI/F)、26…コマンドデコーダ、28…パルス振幅制御回路、31…切り替えスイッチ、32…減算回路、33…ゲイン(GAIN)回路、34…判定回路、35…スイッチ、36…加算回路、37,37−1〜37−5…ラインメモリW、38…速度変換用ラインメモリ(ラインメモリOUT)、39…線形変換回路、Ta…行選択トランジスタ、Tb…増幅トランジスタ、Tc…リセットトランジスタ、Td…読み出しトランジスタ、PD…フォトダイオード、TLM…負荷トランジスタ、VVL…バイアス電圧、S1〜S4,ESR,VRR,WDR,READ,ADRES,RESET…パルス信号。

Claims (5)

  1. 光電変換手段と、入射光を前記光電変換手段で光電変換して得た電荷を蓄積する蓄積手段と、前記蓄積手段に蓄積した電荷を、電荷蓄積部を有する検出手段に読み出す読出し手段と、前記検出手段に読み出した電荷を増幅して出力する増幅手段と、前記検出手段をリセットするためのリセット手段とを備えたセルが半導体基板上に二次元的に配置された画素部と、
    前記増幅手段から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換して出力するように構成されたAD変換回路と、
    前記画素部及び前記AD変換回路を制御し、1フレームの電荷の蓄積期間における蓄積時間が異なる複数のアナログ信号を前記AD変換回路でAD変換させる制御回路と、
    前記AD変換回路から出力された前記蓄積時間が異なる複数のアナログ信号に対応するデジタル信号を加算するように構成された加算回路と
    を具備することを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記加算回路は、前記蓄積手段における蓄積時間が異なる複数のアナログ信号を前記AD変換回路でAD変換して得たデジタル信号の1つが入力されるラインメモリを備え、前記ラインメモリから出力される遅延されたデジタル信号と、当該ラインメモリで遅延されていないデジタル信号とを加算することを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記画素部から個別に読み出され、前記AD変換回路でAD変換された異なる1組の垂直ラインに読み出された蓄積時間の長いアナログ信号に対応するデジタル信号と蓄積時間の短いアナログ信号に対応するデジタル信号を加算するように構成された回路を更に具備することを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  4. 前記画素部から読み出され、前記AD変換回路でAD変換された蓄積時間の短いアナログ信号に対応するデジタル信号を増幅して蓄積時間の長いアナログ信号に対応するデジタル信号と加算し、前記AD変換回路のビット数より増加させて出力するように構成されたワイドダイナミックレンジミックス回路を更に具備することを特徴とする請求項1乃至3いずれか1つの項に記載の固体撮像装置。
  5. 前記ワイドダイナミックレンジミックス回路の出力信号をガンマーテーブルもしくは折れ線圧縮変換により蓄積時間の短い信号を高圧縮するように構成された信号圧縮回路を更に具備することを特徴とする請求項4に記載の固体撮像装置。
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