JPH11155098A - 信号処理装置および方法 - Google Patents

信号処理装置および方法

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JPH11155098A
JPH11155098A JP9336652A JP33665297A JPH11155098A JP H11155098 A JPH11155098 A JP H11155098A JP 9336652 A JP9336652 A JP 9336652A JP 33665297 A JP33665297 A JP 33665297A JP H11155098 A JPH11155098 A JP H11155098A
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JP
Japan
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video signal
signal
standard exposure
aperture
gain
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Application number
JP9336652A
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English (en)
Inventor
Masayuki Serizawa
正之 芹沢
Kenji Tabei
憲治 田部井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Priority to EP98309454A priority patent/EP0920196B1/en
Priority to DE69808024T priority patent/DE69808024T2/de
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Priority to AU94070/98A priority patent/AU715716B2/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一シーンにおける露光比の異なる映像信号
を合成する信号処理装置において、低輝度域から高輝度
域まで自然な階調特性を保ちつつ、高ダイナミックレン
ジの映像信号を得るようにする。 【解決手段】 露光時間の比に応じて非標準露光映像信
号のゲイン調整を行なうゲイン調整手段1150と、撮像素
子駆動部1020からの露光時間識別信号1021に基づいてゲ
イン制御信号を生成する露光比演算手段1140を設け、非
標準露光映像信号1170に対して露光時間の比に応じたゲ
イン調整を行なった後、映像信号を合成することで、合
成映像信号1081は低輝度域から高輝度域まで線形特性を
保てるようになるので、自然な階調特性の高ダイナミッ
クレンジの映像信号を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号のダイナ
ミックレンジを広くするようにした信号処理装置に関
し、特に低輝度域から高輝度域まで高ダイナミックレン
ジでかつ自然な階調の映像信号を得るよう構成したもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオカメラ、電子スチルカメラ
等の画像取り込み手段として、CCD撮像素子をはじめ
とする固体撮像素子が多く利用されている。ところが、
この固体撮像素子のダイナミックレンジは銀塩写真等に
比べて狭く、コントラスト比の大きな被写体を撮像する
場合など、撮影条件によっては画質が著しく劣化する。
【0003】従来、映像信号のダイナミックレンジ拡大
手段としては特開平7-131718号公報が知られている。こ
れは同一シーンにおける露光量の異なる複数の画像を撮
影し、この露光量の異なる映像信号に対して、共通の合
成領域を設けて非標準露光の映像信号と標準露光の映像
信号を合成することで、ダイナミックレンジの拡大され
た映像信号を得ているものである。また、映像信号の信
号処理装置としては、特開昭63-209373号公報が知られ
ており、これは映像信号に対するガンマ補正、輪郭補正
を行なうものである。
【0004】従来は、これらを組み合わせて映像信号の
ダイアナミックレンジを拡大するための信号処理装置を
構成していた。そこで、図10から図12を用いて従来
の映像信号のダイナミックレンジを拡大する信号処理装
置について説明する。図10は、従来の映像信号のダイ
ナミックレンジを拡大する信号処理装置の構成を示すブ
ロック図であり、ここでは、フレーム単位でのダイナミ
ックレンジ拡大処理について説明する。
【0005】図10における従来の信号処理装置は、露
光時間が標準と非標準の2種類の映像信号をフレーム単
位で交互に出力する撮像素子1010と、撮像素子1010を駆
動し、図11(D)に示すように標準露光時と非標準露光
時で露光時間を示す露光時間識別信号1021を出力する撮
像素子駆動手段1020と、撮像素子出力のアナログ信号の
ノイズ成分を相関2重サンプリングにより削除するCD
S手段と、ノイズ成分が除去されたアナログ映像信号が
一定の信号レベルを保持するように振幅調整を行なうA
GC手段と、振幅調整されたアナログ映像信号に対して
A/D変換するためにクランプするクランプ回路等で構
成される前処理手段1030と、前処理手段1030の出力をデ
ィジタル映像信号に変換するA/D変換器1040と、図1
1(A)のように1フレーム分の映像信号を遅延するメモ
リー手段10511とセレクタ手段10513と、セレクタ手段10
514で構成され、A/D変換器出力1041をメモリー手段1
0511とセレクタ手段10513とセレクタ手段10514へ与える
とともに、メモリー手段10511で、図11(B)のように
1フレーム毎に交互に出力される露光時間の異なる映像
信号を、図11(C)のように1フレーム分遅延させた
後、メモリー手段出力10512をセレクタ手段10514とセレ
クタ手段10513に与え、露光時間識別信号1021によって
切り替え、図11(E)、(F)に示すようにセレクタ手段
10514出力を常に非標準露光映像信号1070、セレクタ手
段10513出力を常に標準露光映像信号1060となるように
2系統に分離し同一タイミングで出力する図10の同時
化手段1050と、標準露光映像信号1060と非標準露光映像
信号1070とを輝度レベルに応じて合成し、合成映像信号
1081を生成する映像信号合成手段1080と、合成映像信号
1081に対してガンマ補正するガンマ補正手段1090と、合
成映像信号1081から輪郭補正のためのアパーチャ信号を
生成するアパーチャ生成手段1100と、アパーチャ信号11
01に対してノイズ成分を目立たなくするためにコアリン
グ処理を行なうコアリング処理手段1110と、コアリング
処理後のアパーチャ信号1111のゲインを調整する乗算器
1120と、その出力のゲイン調整されたアパーチャ信号11
21とガンマ補正された映像信号1091とを加算して、最終
映像信号出力1131を生成する加算器1130とにより構成さ
れる。
【0006】図12は、図10において示した従来の映
像信号合成手段1080の非標準露光映像信号1070と、標準
露光映像信号1060の合成について示したものである。図
12において、標準露光映像信号1060は非標準露光映像
信号1070より露光時間が長いのでLONG、非標準露光映像
信号1070は逆に露光時間が短いのでSHORTと呼ぶことに
する。
【0007】図12(A)は、LONGの入出力特性である。
LONGは入射光量が飽和光量を超えると出力は一定値で飽
和し、白つぶれが生じやすい。ただし、飽和光量までは
通常の標準の映像信号が得られる。
【0008】図12(B)は、SHORTの入出力特性であ
る。SHORTはシャッター時間を標準露光より短くした
り、感度をLONGより下げることにより、その分だけ撮像
素子が飽和する入射光量を高めることができる。ただ
し、SHORTの入射光量の少ない部分はS/Nが悪く黒つぶれ
しやすい。
【0009】そこで、この2つの特性を利用して映像信
号のダイナミックレンジを拡大する。例えば、LONGが飽
和しない領域ではLONGだけ出力し、LONGが飽和しはじめ
る領域(MIX領域)ではLONGとSHORTをK(映像信号合成制
御信号)で内分した値を出力とし、LONGが完全に飽和し
た領域では、SHORTだけを出力するように制御する。
【0010】合成映像信号1081をOUTとし、MIX領域の開
始レベルをYth、LONGの飽和レベルをSATとし、MIX領域
内でLONGとSHORTを交差させ、滑らかに映像信号を合成
させるためのオフセット値をOFSET1、Kを映像信号合
成制御信号とする。KはMIX領域の下限ではLONG、上限
ではSHORTとなるようになめらかに可変するための制御
信号である。
【0011】まず、図12(C)にSHORT+OFSET1の様子
を示し、図12(D)に前記の制御による映像信号合成の
様子を示し、図12(E)にK(映像信号合成制御信号)の
特性を示し、図12(F)に最終的に得られる合成映像信
号1081を示す。
【0012】前記の制御を式で表すと下記の〜のよ
うになる。 LONG≦Ythの場合(LONGが飽和していない領域、K=
0) OUT=LONG Yth≦LONG≦SATの場合(MIX領域、0≦K≦1) OUT=(1−K)×LONG+K×(SHORT+OFSET1) ここで、K=(LONG−Yth)/(SAT―Yth) LONG≧SATの場合(LONGが飽和した領域、K=1) OUT=SHORT+OFSET1
【0013】従来は、このように映像信号を合成し、高
ダイナミックレンジの映像信号を得ていた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
映像信号合成手段のみでは、標準露光映像信号と非標準
露光映像信号では入射光量に対する撮像素子出力の特性
が異なるために、標準露光映像信号と非標準露光映像信
号の合成映像信号は低輝度域から高輝度域まで線形の特
性を得ることができない。このため、この合成映像信号
を用いて後段の回路でガンマ補正、輪郭補正などの映像
信号処理を施そうとすると、低輝度域から高輝度域まで
自然な階調特性を得ることができず、さらに非標準露光
の映像信号領域と標準露光の映像信号領域とではアパー
チャ量が異なるという問題があった。また、非標準露光
映像信号はオフセット値を加算すると、ノイズ成分が目
立ちやすくなるという問題もあった。
【0015】本発明は、上記のような問題点に着目して
なされたもので、自然な輪郭補正を行ない、さらにノイ
ズ成分の影響の少ないダイナミックレンジの広い良好な
映像信号を生成する信号処理装置および方法を提供する
ことを目的とする。
【0016】
【発明が解決しようとする手段】上記問題を解決するた
めに、本発明は、複数の映像信号のうち、一方が、標準
の露光時間で撮影された標準露光映像信号で、他方が、
標準より短い露光時間で撮影された非標準露光映像信号
である、同一シーンにおける露光量の異なる複数の映像
信号に対して、撮像素子駆手段からの露光時間識別信号
を基に非標準露光映像信号に対するゲインを標準露光映
像信号と非標準露光映像信号の露光時間の比に応じて制
御するためのゲイン制御信号を生成する露光比演算手段
と、露光比演算手段からのゲイン制御信号に応じて、非
標準露光映像信号のゲイン調整を行なうゲイン調整手段
と、標準露光映像信号とゲイン調整された非標準露光映
像信号を輝度レベルに応じて合成を行なう映像信号合成
手段とを備えるようにしたものであり、上記構成によ
り、低輝度域から高輝度域まで自然な階調特性を得るこ
とができ、高ダイナミックレンジの良好な映像信号が得
られる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
複数の映像信号のうち、一方が、標準の露光時間で撮影
された標準露光映像信号で、他方が、標準より短い露光
時間で撮影された非標準露光映像信号である、同一シー
ンにおける露光量の異なる複数の映像信号に対して、前
記標準露光映像信号と前記非標準露光映像信号の露光時
間の比に応じて、前記非標準露光映像信号のゲイン制御
するためのゲイン制御信号を生成する露光比演算手段
と、前記ゲイン制御信号に応じて前記非標準露光映像信
号のゲイン調整を行なうゲイン調整手段と、前記標準露
光映像信号とゲイン調整された前記非標準露光映像信号
を輝度レベルに応じて合成することによって高ダイナミ
ックレンジの合成映像信号を生成する映像信号合成手段
を含む信号処理装置としたものであり、低輝度域から高
輝度域まで自然な階調特性を得るこができ、高ダイナミ
ックレンジの良好な映像信号が得られるという作用を有
する。
【0018】本発明の請求項2記載の発明は、複数の映
像信号のうち、一方が、標準の露光時間で撮影された標
準露光映像信号で、他方が、標準より短い露光時間で撮
影された非標準露光映像信号である、同一シーンにおけ
る露光量の異なる複数の映像信号を得る段階と、前記標
準露光映像信号と前記非標準露光映像信号の露光時間の
比に応じて、前記非標準露光映像信号のゲイン制御する
ためのゲイン制御信号を生成する段階と、前記ゲイン制
御信号に応じて前記非標準露光映像信号のゲイン調整を
行なう段階と、前記標準露光映像信号とゲイン調整され
た前記非標準露光映像信号を輝度レベルに応じて合成す
ることによって高ダイナミックレンジの合成映像信号を
生成する段階を含む信号処理方法としたものであり、低
輝度域から高輝度域まで自然な階調特性を得るこがで
き、高ダイナミックレンジの良好な映像信号が得られる
という作用を有する。
【0019】本発明の請求項3記載の発明は、複数の映
像信号のうち、一方が、標準の露光時間で撮影された標
準露光映像信号で、他方が、標準より短い露光時間で撮
影された非標準露光映像信号である、同一シーンにおけ
る露光量の異なる複数の映像信号に対して、前記標準露
光映像信号と前記非標準露光映像信号とを輝度レベルに
応じて合成し、合成映像信号を生成する映像信号合成手
段と、前記合成映像信号から輪郭補正のためのアパーチ
ャ信号を生成するアパーチャ生成手段と、前記合成映像
信号に対して、前記標準露光映像信号と前記非標準露映
像信号の割合に応じてアパーチャ量を制御するためのア
パーチャ量制御信号を生成するアパーチャ量制御手段
と、前記アパーチャ量制御信号を基にアパーチャ量のゲ
イン調整を行なうアパーチャ量ゲイン調整手段を含む信
号処理装置としたものであり、入射光量に対する撮像素
子の出力特性が異なるために画像の輪郭が不鮮明になる
傾向にある前記非標準露光映像信号に対してアパーチャ
量を前記標準露光映像信号より強めることで、低輝度域
から高輝度域まで自然な輪郭補正ができるという作用を
有する。
【0020】本発明の請求項4記載の発明は、複数の映
像信号のうち、一方が、標準の露光時間で撮影された標
準露光映像信号で、他方が、標準より短い露光時間で撮
影された非標準露光映像信号である、同一シーンにおけ
る露光量の異なる複数の映像信号を得る段階と、前記標
準露光映像信号と前記非標準露光映像信号とを輝度レベ
ルに応じて合成し、合成映像信号を生成する段階と、前
記合成映像信号から輪郭補正のためのアパーチャ信号を
生成する段階と、前記合成映像信号に対して、前記標準
露光映像信号と前記非標準露映像信号の割合に応じてア
パーチャ量を制御するためのアパーチャ量制御信号を生
成する段階と、前記アパーチャ量制御信号を基にアパー
チャ量のゲイン調整を行なう段階を含む信号処理方法と
したものであり、入射光量に対する撮像素子の出力特性
が異なるために画像の輪郭が不鮮明になる傾向にある前
記非標準露光映像信号に対してアパーチャ量を前記標準
露光映像信号より強めることで、低輝度域から高輝度域
まで自然な輪郭補正ができるという作用を有する。
【0021】本発明の請求項5記載の発明は、複数の映
像信号のうち、一方が、標準の露光時間で撮影された標
準露光映像信号で、他方が、標準より短い露光時間で撮
影された非標準露光映像信号である、同一シーンにおけ
る露光量の異なる複数の映像信号に対して、前記標準露
光映像信号と前記非標準露光映像信号とを輝度レベルに
応じて合成し、合成映像信号を生成する映像信号合成手
段と、前記合成映像信号から輪郭補正のためのアパーチ
ャ信号を生成するアパーチャ生成手段と、前記合成映像
信号に対して、前記標準露光映像信号と前記非標準露映
像信号の割合に応じてアパーチャ量を制御するためのア
パーチャ量制御信号を生成するアパーチャ量制御手段
と、前記アパーチャ量制御信号を基にアパーチャ量のゲ
イン調整を行なうゲイン調整手段と、ゲイン調整された
アパーチャ信号に対してノイズ成分を目立たなくするた
めにコアリング処理を行なうコアリング処理手段と、前
記合成映像信号に対して、前記標準露光映像信号と前記
非標準露光映像信号の割合に応じてコアリング量を制御
するためのコアリング量制御信号を生成するコアリング
量制御手段と、前記コアリング量制御信号を基にコアリ
ング量のゲイン調整を行なうコアリング量ゲイン調整手
段を含む信号処理装置としたものであり、露光時間が短
いためにノイズ成分が目立つ傾向にある非標準露光映像
信号に対してコアリング量を前記標準露光映像信号より
強めることで、ノイズ成分の影響を改善できるという作
用を有する。
【0022】本発明の請求項6記載の発明は、複数の映
像信号のうち、一方が、標準の露光時間で撮影された標
準露光映像信号で、他方が、標準より短い露光時間で撮
影された非標準露光映像信号である、同一シーンにおけ
る露光量の異なる複数の映像信号を得る段階と、前記標
準露光映像信号と前記非標準露光映像信号とを輝度レベ
ルに応じて合成し、合成映像信号を生成する段階と、前
記合成映像信号から輪郭補正のためのアパーチャ信号を
生成する段階と、前記合成映像信号に対して、前記標準
露光映像信号と前記非標準露映像信号の割合に応じてア
パーチャ量を制御するためのアパーチャ量制御信号を生
成する段階と、前記アパーチャ量制御信号を基にアパー
チャ量のゲイン調整を行なう段階と、ゲイン調整された
アパーチャ信号に対してノイズ成分を目立たなくするた
めにコアリング処理を行なう段階と、前記合成映像信号
に対して、前記標準露光映像信号と前記非標準露光映像
信号の割合に応じてコアリング量を制御するためのコア
リング量制御信号を生成する段階と、前記コアリング量
制御信号を基にコアリング量のゲイン調整を行なう段階
を含む信号処理方法としたものであり、露光時間が短い
ためにノイズ成分が目立つ傾向にある非標準露光映像信
号に対してコアリング量を前記標準露光映像信号より強
めることで、ノイズ成分の影響を改善できるという作用
を有する。
【0023】本発明の請求項7記載の発明は、複数の映
像信号のうち、一方が、標準の露光時間で撮影された標
準露光映像信号で、他方が、標準より短い露光時間で撮
影された非標準露光映像信号である、同一シーンにおけ
る露光量の異なる複数の映像信号に対して、前記標準露
光映像信号と前記非標準露光映像信号とを輝度レベルに
応じて合成し、合成映像信号を生成する映像信号合成手
段と、前記合成映像信号から輪郭補正のためのアパーチ
ャ信号を生成するアパーチャ生成手段と、前記合成映像
信号に対して、前記標準露光映像信号と前記非標準露映
像信号の割合に応じてアパーチャ量を制御するためのア
パーチャ量制御信号を生成するアパーチャ量制御手段
と、前記標準露光映像信号と前記非標準露光映像信号の
露光時間の比に応じて、アパーチャ量を制御するための
ゲイン制御信号を生成する露光比演算手段と、前記アパ
ーチャ量制御信号及び前記ゲイン制御信号を基にアパー
チャ量のゲイン調整を行なうアパーチャ量ゲイン調整手
段を含む信号処理装置としたものであり、入射光量に対
する撮像素子の出力特性が異なるために画像の輪郭が不
鮮明になる傾向にある非標準露光映像信号に対して、ア
パーチャ量を露光時間の比と前記合成映像信号に含まれ
る非標準露光映像信号の割合に応じて、前記標準露光映
像信号より強めることで、前記合成映像信号は露光時間
の変化に追従した輪郭補正ができるので、さらに低輝度
域から高輝度域まで自然な輪郭補正ができるという作用
を有する。
【0024】本発明の請求項8記載の発明は、複数の映
像信号のうち、一方が、標準の露光時間で撮影された標
準露光映像信号で、他方が、標準より短い露光時間で撮
影された非標準露光映像信号である、同一シーンにおけ
る露光量の異なる複数の映像信号を得る段階と、前記標
準露光映像信号と前記非標準露光映像信号とを輝度レベ
ルに応じて合成し、合成映像信号を生成する段階と、前
記合成映像信号から輪郭補正のためのアパーチャ信号を
生成する段階と、前記合成映像信号に対して、前記標準
露光映像信号と前記非標準露映像信号の割合に応じてア
パーチャ量を制御するためのアパーチャ量制御信号を生
成する段階と、前記標準露光映像信号と前記非標準露光
映像信号の露光時間の比に応じて、アパーチャ量を制御
するためのゲイン制御信号を生成する段階と、前記アパ
ーチャ量制御信号及び前記ゲイン制御信号を基にアパー
チャ量のゲイン調整を行なう段階を含む信号処理方法と
したものであり、入射光量に対する撮像素子の出力特性
が異なるために画像の輪郭が不鮮明になる傾向にある非
標準露光映像信号に対して、アパーチャ量を露光時間の
比と前記合成映像信号に含まれる非標準露光映像信号の
割合に応じて、前記標準露光映像信号より強めること
で、前記合成映像信号は露光時間の変化に追従した輪郭
補正ができるので、さらに低輝度域から高輝度域まで自
然な輪郭補正ができるという作用を有する。
【0025】本発明の請求項9記載の発明は、複数の映
像信号のうち、一方が、標準の露光時間で撮影された標
準露光映像信号で、他方が、標準より短い露光時間で撮
影された非標準露光映像信号である、同一シーンにおけ
る露光量の異なる複数の映像信号に対して、前記標準露
光映像信号と前記非標準露光映像信号とを輝度レベルに
応じて合成し、合成映像信号を生成する映像信号合成手
段と、前記合成映像信号から輪郭補正のためのアパーチ
ャ信号を生成するアパーチャ生成手段と、前記合成映像
信号に対して、前記標準露光映像信号と前記非標準露映
像信号の割合に応じてアパーチャ量を制御するためのア
パーチャ量制御信号を生成するアパーチャ量制御手段
と、前記標準露光映像信号と前記非標準露光映像信号の
露光時間の比に応じて、アパーチャ量を制御するための
ゲイン制御信号を生成する露光比演算手段と、前記アパ
ーチャ量制御信号及び前記ゲイン制御信号を基にアパー
チャ量のゲイン調整を行なうためのアパーチャゲイン信
号を生成するアパーチャゲイン信号生成手段と、ゲイン
調整されたアパーチャ信号に対してノイズ成分を目立た
なくするためにコアリング処理を行なうコアリング処理
手段と、前記合成映像信号に対して、前記標準露光映像
信号と前記非標準露光映像信号の割合に応じてコアリン
グ量を制御するためのコアリング量制御信号を生成する
コアリング量制御手段と、前記コアリング量制御信号及
び前記ゲイン制御信号を基にコアリング量のゲイン調整
を行なうためのコアリングゲイン信号を生成するコアリ
ングゲイン信号生成手段を含む信号処理装置としたもの
であり、露光時間が短いためにノイズ成分が目立つ傾向
にある前記非標準露光映像信号に対して、コアリング量
を露光時間の比と前記合成映像信号に含まれる非標準露
光映像信号の割合に応じて、標準露光映像信号より強め
ることにより、前記合成映像信号は、露光時間の変化に
追従したコアリング処理ができるので、さらに適切にノ
イズ成分の影響を改善できるという作用を有する。
【0026】本発明の請求項10記載の発明は、複数の
映像信号のうち、一方が、標準の露光時間で撮影された
標準露光映像信号で、他方が、標準より短い露光時間で
撮影された非標準露光映像信号である、同一シーンにお
ける露光量の異なる複数の映像信号を得る段階と、前記
標準露光映像信号と前記非標準露光映像信号とを輝度レ
ベルに応じて合成し、合成映像信号を生成する段階と、
前記合成映像信号から輪郭補正のためのアパーチャ信号
を生成する段階と、前記合成映像信号に対して、前記標
準露光映像信号と前記非標準露映像信号の割合に応じて
アパーチャ量を制御するためのアパーチャ量制御信号を
生成する段階と、前記標準露光映像信号と前記非標準露
光映像信号の露光時間の比に応じて、アパーチャ量を制
御するためのゲイン制御信号を生成する段階と、前記ア
パーチャ量制御信号及び前記ゲイン制御信号を基にアパ
ーチャ量のゲイン調整を行なうためのアパーチャゲイン
信号を生成する段階と、ゲイン調整されたアパーチャ信
号に対してノイズ成分を目立たなくするためにコアリン
グ処理を行なう段階と、前記合成映像信号に対して、前
記標準露光映像信号と前記非標準露光映像信号の割合に
応じてコアリング量を制御するためのコアリング量制御
信号を生成する段階と、前記コアリング量制御信号及び
前記ゲイン制御信号を基にコアリング量のゲイン調整を
行なうためのコアリング量ゲイン信号を生成する段階を
含む信号処理方法としたものであり、露光時間が短いた
めにノイズ成分が目立つ傾向にある前記非標準露光映像
信号に対して、コアリング量を露光時間の比と前記合成
映像信号に含まれる非標準露光映像信号の割合に応じ
て、標準露光映像信号より強めることにより、前記合成
映像信号は、露光時間の変化に追従したコアリング処理
ができるので、さらに適切にノイズ成分の影響を改善で
きるという作用を有する。
【0027】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図12を用いて説明する。
【0028】(第1の実施の形態)図1は本発明の第1
の実施の形態における信号処理装置の構成を示すブロッ
ク図であり、図10に示した従来の信号処理装置に対し
てさらにゲイン調整手段1150と、露光比演算手段1140を
設けたものであり、その他同じ名称で同じ番号の構成手
段は従来と同等の機能を有するものとする。また、ここ
では、従来と同様、フレーム単位でのダイナミックレン
ジ拡大処理について説明する。
【0029】図1において、本発明の第1の実施の形態
における信号処理装置は、露光時間が標準露光と非標準
露光の2種類の映像信号をフレーム単位で交互に出力す
る撮像素子1010と、撮像素子1010を駆動し、撮像素子の
露光時間を示す露光時間識別信号1021を出力する撮像素
子駆動手段1020と、撮像素子出力のアナログ信号のノイ
ズ成分を相関2重サンプリングにより削除するCDS回
路と、ノイズ成分が除去されたアナログ映像信号が一定
の信号レベルを保持するように振幅調整を行なうAGC
回路と、振幅調整されたアナログ映像信号に対してA/
D変換するためにクランプするクランプ回路等で構成さ
れる前処理手段1030と、前処理手段1030の出力をディジ
タル映像信号に変換するA/D変換器1040と、図11
(A)のように1フレーム分の映像信号を遅延するための
メモリー手段10511とセレクタ手段10513と、セレクタ手
段10514で構成され、図11(B)のように1フレーム毎
に交互に出力される露光時間の異なるA/D変換器出力
1041をメモリー手段10511と、セレクタ手段10513とセレ
クタ手段10514に与え、メモリー手段10511で図11(C)
に示すように1フレーム分映像信号を遅延させた後、メ
モリー手段出力10512をセレクタ手段10513とセレクタ手
段10514に与え、さらにセレクタ手段10513とセレクタ手
段10514を図11(D)に示す露光時間識別信号1021によ
って切り替えて、図11(E)、(F)に示すようにセレク
タ手段10514出力は常に非標準露光映像信号1070(shor
t)、セレクタ手段10513出力は常に標準露光映像信号106
0(long)となるように2系統に分離し同一タイミングで
出力する同時化手段1050と、非標準露光映像信号1070に
対して、撮像素子駆動手段1020からの露光時間識別信号
1021に応じて、非標準露光映像信号1070のゲイン制御信
号1141を生成する露光比演算手段1140と、非標準露光映
像信号1070に対して、ゲイン制御信号1141に基づきゲイ
ン調整を行なうゲイン調整手段1150と、標準露光映像信
号1060と非標準露光映像信号1070を輝度レベルに応じて
合成する映像信号合成手段1080と、合成映像信号1081に
対して、ガンマ補正するガンマ補正手段1090と、輪郭補
正するためのアパーチャ信号1101を生成するアパーチャ
生成手段1100と、アパーチャ生成手段1100で生成された
アパーチャ信号に対してノイズ成分の影響を目立たなく
するためにコアリングを行なうコアリング処理手段1110
と、コアリング処理されたアパーチャ信号1111のゲイン
制御を行なうための乗算器1120と、その出力のゲイン調
整後のアパーチャ信号1121と、ガンマ補正後の映像信号
1091とを加算し、最終映像信号出力1131を生成するため
の加算器1130とから構成される。
【0030】以上のように構成された本発明の第1の実
施の形態における信号処理装置について、その動作を説
明する。撮像素子1010は撮像素子駆動手段1020によって
駆動され、光量を電気信号に変換する。撮像素子駆動手
段1020は撮像素子を駆動するとともに、図2(A)のよう
に撮像素子1010の露光時間を示す露光時間識別信号1021
を生成する。
【0031】前処理手段1030は、CDS、AGC、クラ
ンプ回路等で構成され、CDS回路で撮像素子出力のア
ナログ信号のノイズ成分を相関2重サンプリングにより
削除し、AGC回路でノイズ成分が除去されたアナログ
映像信号が一定の信号レベルを保持するように振幅調整
を行ない、クランプ回路で振幅調整されたアナログ映像
信号に対してA/D変換するためにクランプし、A/D
変換器1040はクランプされたアナログ映像信号をディジ
タル映像信号に変換する。
【0032】次に、同時化手段1050の動作について述べ
る。同時化手段1050は、図11(A)のように1フレーム
分の映像信号を遅延するためのメモリー手段10511とセ
レクタ手段10513と、セレクタ手段10514で構成され、A
/D変換器出力1041をメモリー手段10511とセレクタ手
段10513とセレクタ手段10514へ与え、次に図11(B)の
ように1フレーム毎に交互に出力される露光時間の異な
る映像信号をメモリー手段10511では図11(C)のよう
に1フレーム分遅延させ、メモリー手段出力10512をセ
レクタ手段10513とセレクタ手段10514に与える。
【0033】さらに同時化手段1050では、セレクタ手段
10513とセレクタ手段10514を露光時間識別信号1021によ
って切り替える。例えば、図11(A)のセレクタ手段10
513では、露光時間識別信号1021が64のときA/D変換
器出力1041を出力し、露光時間識別信号1021が2のとき
メモリ出力10512を出力し、また、セレクタ10514では、
露光時間識別信号1021が64のときメモリ出力10512を出
力し、露光時間識別信号1021が2のとき、A/D変換器
出力1041を出力するようにする。
【0034】この際、露光時間識別信号1021を図11
(D)に示すA/D変換器出力1041に対して標準露光映像
信号時は64、非標準露光映像信号時は2となるように露
光時間に応じて重み付けしておけば、図11(E)、(F)
に示すようにセレクタ手段10513出力は常に標準露光映
像信号1060(long)、セレクタ手段10514出力は常に非標
準露光映像信号1070(short)となるように2系統に分離
し同一タイミングで出力することができるようになる。
このようにして、同時化手段1050では標準露光と非標準
露光の映像信号の同時化を行なう。
【0035】次に、標準露光映像信号1060と非標準露光
映像信号1070について述べる。図3(A)に標準露光映像
信号1060の特性を示し、図3(B)に非標準露光映像信号
1070の特性を示す。図3(A)、(B)から分かるように非
標準露光映像信号1070と標準露光映像信号1060は入射光
量に対する撮像素子出力の特性が異なるために、従来手
法では、映像信号を合成しても図3(C)に示すように低
輝度域から高輝度域まで線形特性を持った合成映像信号
1081を得ることはできない。
【0036】そこで、標準露光映像信号1060と非標準露
光映像信号1070を合成して線形な特性を持った映像信号
を得るために、まず、撮像素子駆動手段1020からの図2
(A)に示すような露光時間識別信号1021を基に、露光比
演算手段1140では非標準露光映像信号1070の特性を標準
露光映像信号1060に合わせるために図2(B)に示すよう
なゲイン制御信号1141を露光時間識別信号1021を基に生
成する。
【0037】ゲイン調整手段1150では図3(C)の特性に
近づくよう図1において、ゲイン制御信号1141に応じた
ゲインを非標準露光映像信号1070に乗算する。例えば、
露光時間識別信号が図2(A)、図2(B)及び図11(D)
に示すように図11(B)のA/D変換器出力1041の標準
露光映像信号1060(long)を64とし、非標準映像信号1070
(short)を2と重み付けしている場合は、その露光比か
ら非標準露光映像信号1070(short)を32倍するように制
御する。
【0038】これによって、標準露光映像信号1060と非
標準露光映像信号1070は露光比に応じて傾きを同等にで
きるので、これを基に映像信号合成手段1080で輝度レベ
ルに応じて映像信号を合成すれば、標準露光映像信号10
60と非標準露光映像信号1070の合成映像信号1081は低輝
度域から高輝度域まで線形特性を保った映像信号にな
る。
【0039】よって以降、従来の信号処理と同様にガン
マ補正手段1090でガンマ補正を行ない、アパーチャ生成
手段1100で輪郭補正のためのアパーチャ信号を生成し、
コアリング処理手段1110でコアリング処理などを施して
も、最終映像信号出力1131には低輝度域から高輝度域ま
で高ダイナミックレンジでかつ自然な階調の映像信号を
得ることができる。
【0040】(第2の実施の形態)図4は、本発明の第
2の実施の形態における信号処理装置の構成を示すブロ
ック図であり、図10に示した従来の信号処理装置に対
してさらにアパーチャ量制御手段1160と、乗算器1170を
設けたものである。この場合、図4の映像信号合成手段
1080では、図12(E)に示すK(映像信号合成制御信号)
1082をアパーチャ量制御手段1160に入力し、図4のアパ
ーチャ量制御手段1160では、このK(映像信号合成制御
信号)1082を基にアパーチャ量を制御する図5に示すよ
うなアパーチャ量制御信号1161を生成する。
【0041】K(映像信号合成制御信号)1082は合成映像
信号1081に対する標準露光映像信号1060と非標準露光映
像信号1070の割合を示しているので、非標準露光映像信
号1070の割合が多いほど合成映像信号1081のアパーチャ
量が大きくなるようなアパーチャ量制御信号1161を生成
する。
【0042】図4の乗算器1170では、図5のアパーチャ
量制御信号1161を基にアパーチャ量のゲイン調整を行な
う。例えば、K(映像信号合成制御信号)1082=0のとき
のアパーチャ量制御信号1161のアパーチャゲインを1
倍、K(映像信号合成制御信号)1082=1のときのアパー
チャ量制御信号1161のアパーチャゲインを2倍となるよ
うにしたアパーチャ量制御信号1161を図5に示す。
【0043】このアパーチャ量制御信号1161によりアパ
ーチャ信号1101のゲインを制御すれば、標準露光映像信
号1060と比較した場合、全体的に画像のめりはりがなく
なっている非標準露光映像信号1070に対して、標準露光
映像信号1060より強めにアパーチャ量を制御できるの
で、最終映像信号出力1131は、低輝度域から高輝度域ま
で、自然な輪郭補正ができ、めりはりのついた画像を得
ることができる。
【0044】(第3の実施の形態)図6は、本発明の第
3の実施の形態における信号処理装置の構成を示すブロ
ック図であり、図4の第2の実施の形態における信号処
理装置に対して、さらにコアリング量制御手段1180と乗
算器1190を設けたものである。
【0045】この場合も、上記第2の実施の形態と同様
に、映像信号合成手段1080では、図12(E)に示すK
(映像信号合成制御信号)1082をコアリング量制御手段11
80に入力し、コアリング量制御手段1180では、このK
(映像信号合成制御信号)1082を基にコアリング量を制御
する図7(A)に示すようなコアリング量制御信号1181を
生成する。
【0046】K(映像信号合成制御信号)1082は合成映像
信号1081に対する標準露光映像信号1060と非標準露光映
像信号1070の割合を示しているので、非標準露光映像信
号の割合が多いほど合成映像信号1081のコアリング量が
大きくなるようなコアリング量制御信号1181を生成す
る。
【0047】図6の乗算器1190では、コアリング量制御
信号1181を基にコアリング量のゲイン調整を行なう。例
えば、K(映像信号合成制御信号)1082=0のときのコア
リング量制御信号1181のコアリング量を1倍、K(映像
信号合成制御信号)1082=1のときのコアリング量制御
信号1181のコアリング量を1.5倍となるようにしたコ
アリング量制御信号を図7(A)に示す。このコアリング
量制御信号1181によりコアリング量を制御すれば、コア
リング処理手段1110の特性は図7(B)のようになる。
【0048】これによって、標準露光映像信号1060と比
較した場合、もともと露光量が少ないために標準露光映
像信号1060よりノイズ成分が目立ちやすい傾向にある非
標準露光映像信号1070がアパーチャ生成の影響でさらに
ノイズ成分が目立ちやすくなることを改善することがで
きる。したがって最終映像信号出力1131に対するノイズ
成分の影響も改善することができる。
【0049】(第4の実施の形態)図8は、本発明の第
4の実施の形態における信号処理装置の構成を示すブロ
ック図であり、図4の第2の実施の形態における信号処
理装置に対して、さらに乗算器1200と、露光比演算手段
1140を設けたものである。
【0050】この場合、図8の露光比演算手段1140で
は、撮像素子駆動手段1020からの露光時間識別信号1021
を基に標準露光映像信号1060と非標準露光映像信号1070
の露光時間の比に応じたアパーチャ量のゲイン制御信号
1141を生成する。
【0051】これを乗算器1200に入力し、さらに図12
(E)に示す合成映像信号1081に対する標準露光映像信号
1060と非標準露光映像信号1070の割合を示すK(映像信
号合成制御信号)1082を基に生成した図5に示すアパー
チャ量制御信号1161も乗算器1200に入力する。
【0052】これによって、乗算器1200の出力であるア
パーチャゲイン信号1201は合成映像信号1081に対する標
準露光映像信号1060と非標準露光映像信号1070の割合
と、標準露光映像信号1060と非標準露光映像信号1070の
露光時間の比によって重み付けされた制御信号として生
成できるので、このアパーチャゲイン信号1201をさらに
乗算器1170に入力し、アパーチャ信号1101のゲインを制
御すれば、標準露光映像信号1060と比較した場合、全体
的に画像のめりはりがなくなっている非標準露光映像信
号1070に対して、露光時間の変化に追従しつつ、標準露
光映像信号1060より強めにアパーチャ量を制御できるの
で、最終映像信号出力1131においても、露光時間の変化
に追従しつつ、低輝度域から高輝度域まで、さらに自然
な輪郭補正ができるため、よりめりはりのついた良好な
画像を得ることができる。
【0053】(第5の実施の形態)図9は、本発明の第
5の実施の形態における信号処理装置の構成を示すブロ
ック図であり、図6の第3の実施の形態における信号処
理装置に対して、さらに露光比演算手段1140と、乗算器
1200と乗算器1210を設けたものである。
【0054】この場合、図9の露光比演算手段1140で
は、撮像素子駆動手段1020からの露光時間識別信号1021
を基に標準露光映像信号1060と非標準露光映像信号1070
の露光時間の比に応じたアパーチャ量とコアリング量の
ゲイン制御信号1141を生成する。これを乗算器1200と乗
算器1210に入力し、さらに図12(E)に示す合成映像信
号1081に対する標準露光映像信号1060と非標準露光映像
信号1070の割合を示すK(映像信号合成制御信号)1082を
基に生成した図5に示すアパーチャ量制御信号と図7
(A)に示すコアリング量制御信号1181を乗算器1200と乗
算器1210にそれぞれ入力する。
【0055】これによって、乗算器1200の出力であるア
パーチャゲイン信号1201は合成映像信号1081に対する標
準露光映像信号1060と非標準露光映像信号1070の割合
と、標準露光映像信号1060と非標準露光映像信号1070の
露光時間の比によって重み付けされた制御信号として生
成できるので、このアパーチャゲイン信号1201をさらに
乗算器1170に入力し、アパーチャ信号1101のゲインを制
御すれば、標準露光映像信号1060と比較した場合、全体
的に画像のめりはりがなくなっている非標準露光映像信
号1070に対して、露光時間の変化に追従しつつ、標準露
光映像信号1060より強めにアパーチャ量を制御できるの
で、低輝度域から高輝度域まで、さらに自然な輪郭補正
ができるため、よりめりはりのついた良好な画像を得る
ことができる。
【0056】また、乗算器1210の出力であるコアリング
ゲイン信号1211は合成映像信号1081に対する標準露光映
像信号1060と非標準露光映像信号1070の割合と、標準露
光映像信号1060と非標準露光映像信号1070の露光時間の
比によって重み付けされた制御信号として生成できるの
で、このコアリングゲイン信号1211をさらに乗算器1190
に入力し、コアリング量のゲインを制御すれば、標準露
光映像信号1060と比較した場合、もともと露光量が少な
いために標準露光映像信号1060よりノイズ成分が目立ち
やすい傾向にある非標準露光映像信号1070がアパーチャ
生成の影響でさらにノイズ成分が目立ちやすくなること
を露光時間の変化に追従させつつ、適切に改善すること
ができる。
【0057】よって、輪郭補正の効果とコアリングの効
果を同時に適切に改善できる。したがって、最終映像信
号出力1131においても、露光時間の変化に追従しつつ、
めりはりのある、さらにノイズ成分の影響を改善した、
より良好な画像を得ることができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、複数の映像信号の
うち、一方が、標準の露光時間で撮影された標準露光映
像信号で、他方が、標準より短い露光時間で撮影された
非標準露光映像信号である、同一シーンにおける露光量
の異なる複数の映像信号に対して、標準の露光時間で撮
影された標準露光映像信号と標準より短い露光時間で撮
影された非標準露光映像信号を輝度レベルに応じて合成
する前に非標準露光映像信号に対して標準露光映像信号
と非標準露光映像信号の露光時間の比に応じたゲイン調
整を行なうことにより、合成した映像信号は線形特性を
保つことができるので、低輝度域から高輝度域まで自然
な階調を得ることができる。
【0059】また、複数の映像信号のうち、一方が、標
準の露光時間で撮影された標準露光映像信号で、他方
が、標準より短い露光時間で撮影された非標準露光映像
信号である、同一シーンにおける露光量の異なる複数の
映像信号に対して、標準の露光時間で撮影された標準露
光映像信号と標準より短い露光時間で撮影された非標準
露光映像信号を輝度レベルに応じて合成した合成映像信
号に対して、合成映像信号に含まれる標準露光映像信号
と非標準露光映像信号の割合に応じてアパーチャ量、コ
アリング量を制御することにより、低輝度域から高輝度
域まで、めりはりのあるノイズ成分の影響を改善した高
ダイナミックレンジの映像信号を得ることができるとと
もに、さらに露光時間の比に応じたアパーチャ量、コア
リング量を制御することにより、露光時間の変化に追従
しつつ、低輝度域から高輝度域まで、さらにめりはりの
ある適切にノイズ成分の影響を改善した高ダイナミック
レンジの映像信号を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における信号処理装
置の構成を示す図、
【図2】(A)露光時間識別信号の特性を示す図、
(B)ゲイン制御信号の特性を示す図、
【図3】(A)標準露光映像信号の特性を示す図、
(B)非標準露光映像信号の特性と非標準露光映像信号
に対するゲイン調整を施した後の特性を示す図、(C)
第1の実施の形態の信号処理装置による合成映像信号の
特性を示す図、
【図4】本発明の第2の実施の形態における信号処理装
置の構成を示す図、
【図5】映像信号合成制御信号とそれを基に生成したア
パーチャ量制御信号を示す図、
【図6】本発明の第3の実施の形態における信号処理装
置の構成を示す図、
【図7】(A)映像信号制御信号とそれを基に生成する
アパーチャ量制御信号を示す図、(B)コアリング量の
制御の様子を示す図、
【図8】本発明の第4の実施の形態における信号処理装
置の構成を示す図、
【図9】本発明の第5の実施の形態における信号処理装
置の構成を示す図、
【図10】従来の信号処理装置の構成を示す図、
【図11】(A)同時化手段の構成を示す図、(B)A
/D変換器出力を示す図、(C)メモリー手段出力を示
す図、(D)露光時間識別信号を示す図、(E)非標準
露光映像信号を示す図、(F)標準露光映像信号を示す
図、
【図12】(A)標準露光映像信号:LONGの特性を示す
図、(B)非標準露光映像信号:SHORTの特性を示す
図、(C)非標準露光映像信号にオフセット(OFSET1)を
加算した場合の特性を示す図、(D)標準露光映像信号
(LONG)と非標準録露光映像信号(SHORT)の合成を示す
図、(E)映像信号合成制御信号の特性を示す図、
(F)合成映像信号の特性を示す図
【符号の説明】
1010 撮像素子 1020 撮像素子駆動手段 1021 露光時間識別信号 1030 前処理手段 1040 A/D変換器 1041 A/D変換器出力 1050 同時化手段 1060 標準露光映像信号 1070 非標準露光映像信号 1080 映像信号合成手段 1081 合成映像信号 1082 映像信号合成制御信号 1090 ガンマ補正手段 1091 ガンマ補正後の映像信号 1100 アパーチャ生成手段 1101 アパーチャ信号 1110 コアリング処理手段 1111 コアリング処理後のアパーチャ信号 1120、1170、1190、1200、1210 乗算器 1121 ゲイン調整後のアパーチャ信号 1130 加算器 1131 最終映像信号出力 1140 露光比演算手段 1141 ゲイン制御信号 1150 ゲイン調整手段 1151 ゲイン調整後の映像信号 1160 アパーチャ量制御手段 1161 アパーチャ量制御信号 1180 コアリング量制御手段 1181 コアリング量制御信号 1201 アパーチャゲイン信号 1211 コアリングゲイン信号 10511 メモリー手段 10512 メモリー手段出力 10513、10514 セレクタ手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の映像信号のうち、一方が、標準の
    露光時間で撮影された標準露光映像信号で、他方が、標
    準より短い露光時間で撮影された非標準露光映像信号で
    ある、同一シーンにおける露光量の異なる複数の映像信
    号に対して、前記標準露光映像信号と前記非標準露光映
    像信号の露光時間の比に応じて、前記非標準露光映像信
    号のゲイン制御するためのゲイン制御信号を生成する露
    光比演算手段と、前記ゲイン制御信号に応じて前記非標
    準露光映像信号のゲイン調整を行なうゲイン調整手段
    と、前記標準露光映像信号とゲイン調整された前記非標
    準露光映像信号を輝度レベルに応じて合成することによ
    って高ダイナミックレンジの合成映像信号を生成する映
    像信号合成手段を含む信号処理装置。
  2. 【請求項2】 複数の映像信号のうち、一方が、標準の
    露光時間で撮影された標準露光映像信号で、他方が、標
    準より短い露光時間で撮影された非標準露光映像信号で
    ある、同一シーンにおける露光量の異なる複数の映像信
    号を得る段階と、前記標準露光映像信号と前記非標準露
    光映像信号の露光時間の比に応じて、前記非標準露光映
    像信号のゲイン制御するためのゲイン制御信号を生成す
    る段階と、前記ゲイン制御信号に応じて前記非標準露光
    映像信号のゲイン調整を行なう段階と、前記標準露光映
    像信号とゲイン調整された前記非標準露光映像信号を輝
    度レベルに応じて合成することによって高ダイナミック
    レンジの合成映像信号を生成する段階を含む信号処理方
    法。
  3. 【請求項3】 複数の映像信号のうち、一方が、標準の
    露光時間で撮影された標準露光映像信号で、他方が、標
    準より短い露光時間で撮影された非標準露光映像信号で
    ある、同一シーンにおける露光量の異なる複数の映像信
    号に対して、前記標準露光映像信号と前記非標準露光映
    像信号とを輝度レベルに応じて合成し、合成映像信号を
    生成する映像信号合成手段と、前記合成映像信号から輪
    郭補正のためのアパーチャ信号を生成するアパーチャ生
    成手段と、前記合成映像信号に対して、前記標準露光映
    像信号と前記非標準露映像信号の割合に応じてアパーチ
    ャ量を制御するためのアパーチャ量制御信号を生成する
    アパーチャ量制御手段と、前記アパーチャ量制御信号を
    基にアパーチャ量のゲイン調整を行なうアパーチャ量ゲ
    イン調整手段を含む信号処理装置。
  4. 【請求項4】 複数の映像信号のうち、一方が、標準の
    露光時間で撮影された標準露光映像信号で、他方が、標
    準より短い露光時間で撮影された非標準露光映像信号で
    ある、同一シーンにおける露光量の異なる複数の映像信
    号を得る段階と、前記標準露光映像信号と前記非標準露
    光映像信号とを輝度レベルに応じて合成し、合成映像信
    号を生成する段階と、前記合成映像信号から輪郭補正の
    ためのアパーチャ信号を生成する段階と、前記合成映像
    信号に対して、前記標準露光映像信号と前記非標準露映
    像信号の割合に応じてアパーチャ量を制御するためのア
    パーチャ量制御信号を生成する段階と、前記アパーチャ
    量制御信号を基にアパーチャ量のゲイン調整を行なう段
    階を含む信号処理方法。
  5. 【請求項5】 複数の映像信号のうち、一方が、標準の
    露光時間で撮影された標準露光映像信号で、他方が、標
    準より短い露光時間で撮影された非標準露光映像信号で
    ある、同一シーンにおける露光量の異なる複数の映像信
    号に対して、前記標準露光映像信号と前記非標準露光映
    像信号とを輝度レベルに応じて合成し、合成映像信号を
    生成する映像信号合成手段と、前記合成映像信号から輪
    郭補正のためのアパーチャ信号を生成するアパーチャ生
    成手段と、前記合成映像信号に対して、前記標準露光映
    像信号と前記非標準露映像信号の割合に応じてアパーチ
    ャ量を制御するためのアパーチャ量制御信号を生成する
    アパーチャ量制御手段と、前記アパーチャ量制御信号を
    基にアパーチャ量のゲイン調整を行なうゲイン調整手段
    と、ゲイン調整されたアパーチャ信号に対してノイズ成
    分を目立たなくするためにコアリング処理を行なうコア
    リング処理手段と、前記合成映像信号に対して、前記標
    準露光映像信号と前記非標準露光映像信号の割合に応じ
    てコアリング量を制御するためのコアリング量制御信号
    を生成するコアリング量制御手段と、前記コアリング量
    制御信号を基にコアリング量のゲイン調整を行なうコア
    リング量ゲイン調整手段を含む信号処理装置。
  6. 【請求項6】 複数の映像信号のうち、一方が、標準の
    露光時間で撮影された標準露光映像信号で、他方が、標
    準より短い露光時間で撮影された非標準露光映像信号で
    ある、同一シーンにおける露光量の異なる複数の映像信
    号を得る段階と、前記標準露光映像信号と前記非標準露
    光映像信号とを輝度レベルに応じて合成し、合成映像信
    号を生成する段階と、前記合成映像信号から輪郭補正の
    ためのアパーチャ信号を生成する段階と、前記合成映像
    信号に対して、前記標準露光映像信号と前記非標準露映
    像信号の割合に応じてアパーチャ量を制御するためのア
    パーチャ量制御信号を生成する段階と、前記アパーチャ
    量制御信号を基にアパーチャ量のゲイン調整を行なう段
    階と、ゲイン調整されたアパーチャ信号に対してノイズ
    成分を目立たなくするためにコアリング処理を行なう段
    階と、前記合成映像信号に対して、前記標準露光映像信
    号と前記非標準露光映像信号の割合に応じてコアリング
    量を制御するためのコアリング量制御信号を生成する段
    階と、前記コアリング量制御信号を基にコアリング量の
    ゲイン調整を行なう段階を含む信号処理方法。
  7. 【請求項7】 複数の映像信号のうち、一方が、標準の
    露光時間で撮影された標準露光映像信号で、他方が、標
    準より短い露光時間で撮影された非標準露光映像信号で
    ある、同一シーンにおける露光量の異なる複数の映像信
    号に対して、前記標準露光映像信号と前記非標準露光映
    像信号とを輝度レベルに応じて合成し、合成映像信号を
    生成する映像信号合成手段と、前記合成映像信号から輪
    郭補正のためのアパーチャ信号を生成するアパーチャ生
    成手段と、前記合成映像信号に対して、前記標準露光映
    像信号と前記非標準露映像信号の割合に応じてアパーチ
    ャ量を制御するためのアパーチャ量制御信号を生成する
    アパーチャ量制御手段と、前記標準露光映像信号と前記
    非標準露光映像信号の露光時間の比に応じて、アパーチ
    ャ量を制御するためのゲイン制御信号を生成する露光比
    演算手段と、前記アパーチャ量制御信号及び前記ゲイン
    制御信号を基にアパーチャ量のゲイン調整を行なうアパ
    ーチャ量ゲイン調整手段を含む信号処理装置。
  8. 【請求項8】 複数の映像信号のうち、一方が、標準の
    露光時間で撮影された標準露光映像信号で、他方が、標
    準より短い露光時間で撮影された非標準露光映像信号で
    ある、同一シーンにおける露光量の異なる複数の映像信
    号を得る段階と、前記標準露光映像信号と前記非標準露
    光映像信号とを輝度レベルに応じて合成し、合成映像信
    号を生成する段階と、前記合成映像信号から輪郭補正の
    ためのアパーチャ信号を生成する段階と、前記合成映像
    信号に対して、前記標準露光映像信号と前記非標準露映
    像信号の割合に応じてアパーチャ量を制御するためのア
    パーチャ量制御信号を生成する段階と、前記標準露光映
    像信号と前記非標準露光映像信号の露光時間の比に応じ
    て、アパーチャ量を制御するためのゲイン制御信号を生
    成する段階と、前記アパーチャ量制御信号及び前記ゲイ
    ン制御信号を基にアパーチャ量のゲイン調整を行なう段
    階を含む信号処理方法。
  9. 【請求項9】 複数の映像信号のうち、一方が、標準の
    露光時間で撮影された標準露光映像信号で、他方が、標
    準より短い露光時間で撮影された非標準露光映像信号で
    ある、同一シーンにおける露光量の異なる複数の映像信
    号に対して、前記標準露光映像信号と前記非標準露光映
    像信号とを輝度レベルに応じて合成し、合成映像信号を
    生成する映像信号合成手段と、前記合成映像信号から輪
    郭補正のためのアパーチャ信号を生成するアパーチャ生
    成手段と、前記合成映像信号に対して、前記標準露光映
    像信号と前記非標準露映像信号の割合に応じてアパーチ
    ャ量を制御するためのアパーチャ量制御信号を生成する
    アパーチャ量制御手段と、前記標準露光映像信号と前記
    非標準露光映像信号の露光時間の比に応じて、アパーチ
    ャ量を制御するためのゲイン制御信号を生成する露光比
    演算手段と、前記アパーチャ量制御信号及び前記ゲイン
    制御信号を基にアパーチャ量のゲイン調整を行なうため
    のアパーチャゲイン信号を生成するアパーチャゲイン信
    号生成手段と、ゲイン調整されたアパーチャ信号に対し
    てノイズ成分を目立たなくするためにコアリング処理を
    行なうコアリング処理手段と、前記合成映像信号に対し
    て、前記標準露光映像信号と前記非標準露光映像信号の
    割合に応じてコアリング量を制御するためのコアリング
    量制御信号を生成するコアリング量制御手段と、前記コ
    アリング量制御信号及び前記ゲイン制御信号を基にコア
    リング量のゲイン調整を行なうためのコアリングゲイン
    信号を生成するコアリングゲイン信号生成手段を含む信
    号処理装置。
  10. 【請求項10】 複数の映像信号のうち、一方が、標準
    の露光時間で撮影された標準露光映像信号で、他方が、
    標準より短い露光時間で撮影された非標準露光映像信号
    である、同一シーンにおける露光量の異なる複数の映像
    信号を得る段階と、前記標準露光映像信号と前記非標準
    露光映像信号とを輝度レベルに応じて合成し、合成映像
    信号を生成する段階と、前記合成映像信号から輪郭補正
    のためのアパーチャ信号を生成する段階と、前記合成映
    像信号に対して、前記標準露光映像信号と前記非標準露
    映像信号の割合に応じてアパーチャ量を制御するための
    アパーチャ量制御信号を生成する段階と、前記標準露光
    映像信号と前記非標準露光映像信号の露光時間の比に応
    じて、アパーチャ量を制御するためのゲイン制御信号を
    生成する段階と、前記アパーチャ量制御信号及び前記ゲ
    イン制御信号を基にアパーチャ量のゲイン調整を行なう
    ためのアパーチャゲイン信号を生成する段階と、ゲイン
    調整されたアパーチャ信号に対してノイズ成分を目立た
    なくするためにコアリング処理を行なう段階と、前記合
    成映像信号に対して、前記標準露光映像信号と前記非標
    準露光映像信号の割合に応じてコアリング量を制御する
    ためのコアリング量制御信号を生成する段階と、前記コ
    アリング量制御信号及び前記ゲイン制御信号を基にコア
    リング量のゲイン調整を行なうためのコアリング量ゲイ
    ン信号を生成する段階を含む信号処理方法。
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