JP2003198948A - 固体撮像装置および固体撮像装置の駆動方法 - Google Patents

固体撮像装置および固体撮像装置の駆動方法

Info

Publication number
JP2003198948A
JP2003198948A JP2001392170A JP2001392170A JP2003198948A JP 2003198948 A JP2003198948 A JP 2003198948A JP 2001392170 A JP2001392170 A JP 2001392170A JP 2001392170 A JP2001392170 A JP 2001392170A JP 2003198948 A JP2003198948 A JP 2003198948A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
row
pixel
pulse
solid
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001392170A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4135360B2 (ja
Inventor
Keiji Mabuchi
圭司 馬渕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2001392170A priority Critical patent/JP4135360B2/ja
Priority to US10/325,380 priority patent/US7046238B2/en
Publication of JP2003198948A publication Critical patent/JP2003198948A/ja
Priority to US11/329,746 priority patent/US7586487B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4135360B2 publication Critical patent/JP4135360B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/70Circuitry for compensating brightness variation in the scene
    • H04N23/741Circuitry for compensating brightness variation in the scene by increasing the dynamic range of the image compared to the dynamic range of the electronic image sensors
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/40Extracting pixel data from image sensors by controlling scanning circuits, e.g. by modifying the number of pixels sampled or to be sampled
    • H04N25/46Extracting pixel data from image sensors by controlling scanning circuits, e.g. by modifying the number of pixels sampled or to be sampled by combining or binning pixels
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/50Control of the SSIS exposure
    • H04N25/53Control of the integration time
    • H04N25/531Control of the integration time by controlling rolling shutters in CMOS SSIS
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/50Control of the SSIS exposure
    • H04N25/57Control of the dynamic range
    • H04N25/58Control of the dynamic range involving two or more exposures
    • H04N25/581Control of the dynamic range involving two or more exposures acquired simultaneously
    • H04N25/583Control of the dynamic range involving two or more exposures acquired simultaneously with different integration times
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/71Charge-coupled device [CCD] sensors; Charge-transfer registers specially adapted for CCD sensors
    • H04N25/745Circuitry for generating timing or clock signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/76Addressed sensors, e.g. MOS or CMOS sensors
    • H04N25/767Horizontal readout lines, multiplexers or registers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N3/00Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages
    • H04N3/10Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical
    • H04N3/14Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical by means of electrically scanned solid-state devices
    • H04N3/15Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical by means of electrically scanned solid-state devices for picture signal generation
    • H04N3/155Control of the image-sensor operation, e.g. image processing within the image-sensor

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光検出におけるダイナミックレンジを柔軟に
拡大する。 【解決手段】 V選択手段7によって選択行22と第1
シャッタ行23と第2シャッタ行24を選択し、1フレ
ームを任意に3分割し、そのうち2期間の信号を独立に
出力する。1フレームを500行期間で構成した場合、
第1シャッタ行から第2シャッタ行までの間を400
行、第2シャッタ行から選択行までの間を5行とする
と、第1シャッタ行から第2シャッタ行までの間の出力
1は蓄積期間の長い、低照度の領域を鮮明に撮った画像
となり、第2シャッタ行から選択行までの間の出力2は
蓄積期間の短い、ダイナミックレンジが80倍にわたる
高照度の領域を飽和せずに映した画像となる。これらの
出力1と出力2の各画像を合成することにより、広ダイ
ナミックレンジの画像を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は固体撮像装置および
固体撮像装置の駆動方法に関し、特に光検出におけるダ
イナミックレンジの拡大を図った固体撮像装置および固
体撮像装置の駆動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の固体撮像装置を示す構成
図、図10は図9の固体撮像装置を構成する1つの画素
周辺を示す回路図、図11は図10に示した回路の動作
を示すタイミングチャートである。図9に示した固体撮
像装置102は、具体的にはCMOS光センサーであ
り、半導体基板上に形成された画素部104、V選択手
段106、H選択手段108、タイミングジェネレータ
110(TG)、S/H・CDS部112、定電流部1
14Aなどを含んでいる。画素部104には、多数の画
素がマトリクス状に配列され、各画素が光を検出して生
成した電気信号が、タイミングジェネレータ110から
のタイミングパルスにもとづきV選択手段106および
H選択手段108により順次選択され、水平信号線11
6から出力部118を通じて出力される構成となってい
る。
【0003】図10に示したように、画素120は、フ
ォトダイオード122、電荷量に応じた大きさの電圧を
生成する電荷電圧変換手段であるフローティングディフ
ュージョン部124(FD部124)、転送パルスが供
給されたときフォトダイオード122をFD部124に
接続する転送ゲート126、リセットパルスが供給され
たときFD部124を電源Vddに接続するリセットゲ
ート128、FD部124の電圧を出力する増幅トラン
ジスタ130を含んで構成されている。
【0004】フォトダイオード122は、アノードがグ
ランドに接続され、カソードは、転送ゲート126を構
成するN型のMOSFET(MOS電界効果トランジス
タ)のソースに接続されている。同MOSFETのドレ
インはFD部124に接続され、またゲートにはV選択
手段106より転送パルス132が供給される。リセッ
トゲート128もN型のMOSFETにより構成され、
そのソースはFD部124に、ドレインは電源Vddに
それぞれ接続され、ゲートにはV選択手段106よりリ
セットパルス134が供給される。
【0005】増幅トランジスタ130を構成するN型の
MOSFETのゲートはFD部124に接続され、ドレ
インは電源Vddに接続されている。増幅トランジスタ
130と垂直信号線136との間には、N型のMOSF
ETから成るアドレスゲート138が介在し、そのゲー
トにはV選択手段106からアドレスパルス140が供
給される。そして、増幅トランジスタ130のソースは
アドレスゲート138のドレインに接続され、アドレス
ゲート138のソースは垂直信号線136に接続されて
いる。
【0006】垂直信号線136は、マトリクス状に配列
された画素120の各列ごとに設けられ、同一の列に属
する画素120のアドレスゲート138のソースはすべ
て対応する垂直信号線136に接続されている。垂直信
号線136の一端は、画素部104の外に配置された定
電流部114Aにおいて定電流源114に接続され、こ
の定電流源114により垂直信号線136に一定の電流
が流されている。垂直信号線136の他端は、画素部1
04の外に配置されたS/H・CDS部112に接続さ
れている。
【0007】S/H・CDS部112には、各垂直信号
線136ごとにS/H・CDS回路146が設けられて
いる。各S/H・CDS回路にはタイミングジェネレー
タ110から第1および第2のサンプリングパルス14
8、150が供給されており、S/H・CDS回路14
6は、これらのサンプリングパルスにもとづき、増幅ト
ランジスタ130が垂直信号線136に出力した、フォ
トダイオード122からの信号電荷によりFD部124
が生成した電圧(光検出電圧)、およびリセット時のF
D部124の電圧(オフセット電圧)をそれぞれ保持す
るとともに、2つの電圧の差に対応する電圧を出力す
る。なお、S/H・CDS回路146にオフセット電圧
を保持させる場合は第1および第2のサンプリングパル
ス148、150が同時に供給され、光検出電圧を保持
させる場合は第2のサンプリングパルス150のみが供
給される。
【0008】各垂直信号線136ごとのS/H・CDS
回路146の出力信号は、タイミングジェネレータ11
0からのタイミング信号にもとづいて動作するH選択手
段108により順次選択されて水平信号線116に出力
され、出力部118を通じて出力される。出力部118
は詳しくは増幅回路、AGC回路、A/D変換器などに
より構成されている。
【0009】次に、このように構成された固体撮像装置
102の動作について、図11をも参照しつつ、画素1
20における動作を中心に説明する。V選択手段106
はタイミングジェネレータ110からのタイミングパル
スにもとづき動作して、画素部104の行を選択し、選
択した行に属する画素120に対し、タイミングT1で
アドレスパルス140(ハイレベル)を出力する。この
アドレスパルス140は、各画素120においてアドレ
スゲート138に供給され、その結果、アドレスゲート
138がオンして増幅トランジスタ130が垂直信号線
136に接続される。
【0010】次に、V選択手段106はタイミングT2
においてリセットパルス134を出力し、これによりリ
セットゲート128がオンしてFD部124は電源Vd
dに接続され、FD部124に蓄積している電荷(電
子)が排除される。そして、このリセット状態のFD部
124の電圧が増幅トランジスタ130により垂直信号
線136に出力される。なお、増幅トランジスタ130
は、アドレスゲート138がオンしているときは、定電
流源114とともにソースフォロワー回路を形成するの
で、ゲート電圧、すなわちFD部124の電圧に追従し
た電圧が増幅トランジスタ130から垂直信号線136
に低インピーダンスで出力される。
【0011】つづいて、タイミングT3において、タイ
ミングジェネレータ110は垂直信号線136ごとに設
けられた各S/H・CDS回路146に第1および第2
のサンプリングパルス148、150を出力し、増幅ト
ランジスタ130により垂直信号線136に出力された
オフセット電圧を保持させる。
【0012】その後、タイミングT4において、V選択
手段106は転送パルス132を出力し、転送ゲート1
26をオンさせてフォトダイオード122がタイミング
T4までに受光して蓄積した電荷(電子)をFD部12
4に転送させる。FD部124は転送された電荷量に応
じた電圧を生成し、増幅トランジスタ130はその電圧
を、低インピーダンスで垂直信号線136に出力する。
【0013】そして、タイミングジェネレータ110は
タイミングT5で、垂直信号線136ごとに設けられた
各S/H・CDS回路146に第2のサンプリングパル
ス150を出力する。このとき、各S/H・CDS回路
146は、増幅トランジスタ130が垂直信号線136
に出力している電圧を保持するとともに、先に保持して
いるオフセット電圧と、新たに保持した光検出電圧との
差を算出して、オフセット分を除去した、フォトダイオ
ード122への入射光量に対応する大きさの電圧を出力
する。なお、上記オフセット分は画素120ごとに大き
さが異なるため、このようにS/H・CDS回路146
によりオフセット分を除去することで、オフセットのバ
ラツキによるノイズを除去することができる。
【0014】各垂直信号線136ごとのS/H・CDS
回路146の出力信号は、タイミングジェネレータ11
0からのタイミングパルスにもとづきH選択手段108
により順次選択されて水平信号線116に出力され、出
力部118を通じ画像信号として出力される。その後、
V選択手段106はタイミングT6においてアドレスパ
ルス140をローレベルに戻し、その結果、アドレスゲ
ート138がオフして増幅トランジスタ130が垂直信
号線136から切り離され、1行分の画素120に関す
る動作が完了する。
【0015】以降、V選択手段106は、タイミングジ
ェネレータ110からのタイミングパルスにもとづき動
作して、画素120の各行を順次選択する。そして、各
行ごとに上述のような動作が行われ、V選択手段106
がすべての行を選択したところで、すべての画素120
により生成された画像1枚分の画像信号が出力されるこ
とになる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような固
体撮像装置102では、フォトダイオード122が生成
した電荷がオーバーフローするまでの範囲、すなわちフ
ォトダイオード122の飽和レベルまでの範囲の光量し
か検出することができず、光量が飽和レベルを越えた場
合には、FD部124には一定量の信号電荷しか転送さ
れないため、FD部124が生成する電圧は一定とな
り、飽和状態となってしまう。したがって、たとえば被
写体の暗い部分に絞りやシャッタ速度を合わせた場合に
は、被写体の明るい部分は、フォトダイオード122が
飽和してしまうことから、たとえば真っ白に撮影されて
しまい、映像を得ることができないといった問題が生じ
ていた。
【0017】この問題の解決を図るべく、特開平11−
313257号公報には、入射光量の対数に対応した信
号を出力するようにしてダイナミックレンジを拡大した
固体撮影素子が開示されている。しかし、この固体撮影
素子では、コンデンサーを使用していることから、その
充放電に時間がかかり、残像が生じるという欠点があ
る。また、構造的に、雑音が少ないという長所を有して
いる埋め込みフォトダイオード(フォトダイオード表面
の絶縁膜とフォトダイオードとの間にたとえばP+層が
形成されている)を使用できないため、画質が劣るとい
う問題がある。そして、画素回路の構成要素が多いた
め、小型化が困難である。
【0018】また、シャッタ速度、したがってフォトダ
イオード122における電荷蓄積時間を変え、フォトダ
イオード122が飽和しないような短い時間と、充分に
長い時間とで撮影して、各撮影画像を合成することでダ
イナミックレンジを拡大するといった手法も知られてい
るが、この方法では、ラインメモリーやフレームメモリ
ーが必要なために装置が大型化し、またコスト高となっ
てしまう。そして、感光期間の異なる2つの信号を合成
するので、動く被写体への適用が困難である。さらに、
画素部の隣接行間で電荷蓄積時間を変えることにより、
メモリーを不要にする技術も知られているが、この技術
では画素の隣接行間での演算処理が必要であるため、装
置が大型化し、また構成が複雑となる。さらに、2画素
で1つの信号を生成するので解像度が劣化する。
【0019】そこで、本件出願人は、これらの問題を解
決すべく、特願2001−201601号、特願200
1−276529号、及び特願2001−286457
号(以下、先行出願という)において、さまざまな撮影
条件に柔軟に対応して常に良好な広ダイナミックレンジ
の撮影を行うことができる固体撮像装置および固体撮像
装置の駆動方法について提案した。これらの発明は、通
常の光信号に加え、広ダイナミックレンジの光信号を出
力することを内容としている。
【0020】しかしながら、これらの発明においては、
フォトダイオード(PD)から電荷が溢れるほど入射光
が強いときに、初めて広ダイナミックレンジ信号が発生
するので、入射光が弱いときには、光量に比例しないと
いう課題がある。したがって、通常信号と広ダイナミッ
クレンジ信号から正確な光強度を算出することが容易で
なく、監視カメラ等の用途では、それほど問題がない
が、マシンビジョンや計測器などの光量を正確に知りた
い用途には適用しにくい。また、カラー化した場合に、
光強度が不正確だと、色の合成が不正確になり、色が不
自然になるという課題もある。さらに、FD部は、コン
タクトを落とすため、暗電流が大きい。ここに電荷を蓄
積するので、広ダイナミックレンジ信号に大きな暗電流
が乗り、S/Nが悪くなるという課題もある。
【0021】そこで本発明の目的は、さまざまな撮影条
件に柔軟に対応して広ダイナミックレンジの撮影を高精
度に行うことができ、かつ小型、低コスト、高性能の固
体撮像装置を提供することにある。また、本発明の目的
は、さまざまな撮影条件に柔軟に対応して広ダイナミッ
クレンジの撮影を高精度に行うことを可能とし、かつ小
型、低コスト、高性能の固体撮像装置を実現する固体撮
像装置の駆動方法を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、複数の画素がマトリクス状に配列された画素
部と、前記画素部の水平方向の各画素行を垂直方向に選
択する垂直選択手段と、前記垂直選択手段によって選択
された各画素の信号を信号処理する信号処理手段とを有
する固体撮像装置において、前記垂直選択手段は、前記
画素部の少なくとも2つの画素行を選択し、順次シフト
させていく機能を備え、前記信号処理手段は、前記垂直
選択手段によって選択された2つの画素行の各画素の信
号を独立して読み出す機能を備えたことを特徴とする。
【0023】本発明の固体撮像装置では、垂直選択手段
によって2つの画素行を選択し、この2つの画素行の各
画素の信号を独立して信号処理手段によって読み出すこ
とから、上述した先行出願のように光電変換素子から溢
れた信号を用いることなく、2つの期間の入射光量に対
してリニアな画素信号を得ることができ、この画素信号
から広ダイナミックレンジ撮像用の信号を得ることが可
能となる。また、特別な回路の追加を施すことなく実現
できる。したがって、さまざまな撮影条件に柔軟に対応
して広ダイナミックレンジの撮影を高精度に行うことが
でき、かつ小型、低コスト、高性能の固体撮像装置を提
供するが可能となる。
【0024】また、本発明は、複数の画素がマトリクス
状に配列された画素部と、前記画素部の水平方向の各画
素行を垂直方向に選択する垂直選択手段と、前記垂直選
択手段によって選択された各画素の信号を信号処理する
信号処理手段とを有する固体撮像装置の駆動方法におい
て、前記垂直選択手段によって前記画素部の少なくとも
2つの画素行を選択し、順次シフトさせていき、前記信
号処理手段によって前記垂直選択手段で選択された2つ
の画素行の各画素の信号を独立して読み出すことを特徴
とする。
【0025】本発明の駆動方法では、垂直選択手段によ
って2つの画素行を選択し、この2つの画素行の各画素
の信号を独立して信号処理手段によって読み出すことか
ら、上述した先行出願のように光電変換素子から溢れた
信号を用いることなく、2つの期間の入射光量に対して
リニアな画素信号を得ることができ、この画素信号から
広ダイナミックレンジ撮像用の信号を得ることが可能と
なる。また、特別な回路の追加を施すことなく実現でき
る。したがって、さまざまな撮影条件に柔軟に対応して
広ダイナミックレンジの撮影を高精度に行うことがで
き、かつ小型、低コスト、高性能の固体撮像装置を実現
できる駆動方法を提供するが可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態例につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明による固体撮
像装置の一例を示す構成図、図2は図1の固体撮像装置
を構成する画素周辺を示す回路図、図3は図1の固体撮
像装置に係わるFD電子シャッタ行と選択行との関係を
示す説明図、図4は図2の画素に係わる動作を示すタイ
ミングチャートである。図1、図2において図9、図1
0と同一の要素には同一の符号が付されており、それら
に関する詳しい説明はここでは省略する。以下では、こ
れらの図面を参照して本発明による固体撮像装置の一例
について説明し、同時に本発明による固体撮像装置の駆
動方法の実施の形態例について説明する。
【0027】図1、図2に示したように、実施の形態例
の固体撮像装置2では、マトリックス状に画素120が
並べられた画素部104の各画素列に対して、S/H・
CDS回路4(図2)が新たに設けられている。S/H
・CDS回路4は、タイミングジェネレータ6(図1)
からのサンプリングパルス148、150’にもとづい
て、垂直信号線136に出力されている電圧を保持し、
異なるタイミングで保持した2つの電圧の差を算出し、
オフセット分を除去して信号成分を出力する。なお、S
/H・CDS回路4は、図1に示したS/H・CDS部
10に配置されている。
【0028】また、本実施の形態例では、図1に示した
ように、S/H・CDS部10とともにH選択手段12
が新たに設けられ、S/H・CDS部10のS/H・C
DS回路4の出力信号は、H選択手段12により順次選
択され水平信号線14を通じ出力部16から出力され
る。ここで出力部16は本実施の形態例では可変利得増
幅回路及びA/D変換器等により構成されており、ま
た、水平信号線116からの信号を出力する出力部11
8も可変利得増幅回路及びA/D変換器等により構成さ
れている。
【0029】タイミングジェネレータ6は、従来同様、
V選択手段7、H選択手段108、S/H・CDS部1
12にタイミングパルスを供給するとともに、上記S/
H・CDS部10およびH選択手段12にタイミングパ
ルスを供給する。定電流源114(図2)は、詳しく
は、一例として閾値電圧Vthが0.45VのMOSト
ランジスタ114Bにより構成され、そのゲートは0.
8Vの電源線114Cに、ソースはグランドにそれぞれ
接続され、垂直信号線136が0.4V以上の場合、約
10μAの定電流を垂直信号線136に流す。S/H・
CDS回路4、146の入力部にはコンデンサーが直列
に挿入されているので、S/H・CDS回路4、146
側に直流電流が流れることはない。
【0030】以上の構成は、上述した先行出願(特願2
001−201601号、特願2001−276529
号、特願2001−296457号)に示す構成とほぼ
同様のものであり、図2において、V選択手段7によっ
て各画素120のアドレスゲート138に対するアドレ
スパルス140をオンすることにより、増幅トランジス
タ130と画素部外の定電流源114がソースフォロア
を組むので、垂直信号線136の電位が増幅トランジス
タ130のゲート電圧すなわちFD部124の電位に追
従した値となることも同様である。しかし、本実施の形
態例で上述した先行出願と異なる点は、その駆動タイミ
ングである。
【0031】以下、本実施の形態例の固体撮像装置2の
駆動タイミングについて、図3および図4をも参照しつ
つ説明する。本実施の形態例の固体撮像装置2におい
て、V選択手段7は、選択行と第1シャッタ行と第2シ
ャッタ行を選択し、対応する画素配線を駆動する。図3
に示すように、この選択行22と第1シャッタ行23と
第2シャッタ行24は、一定の間隔をおいて矢印Aで示
す方向に1行ずつ順次シフトさせつつ進んでいく。V選
択手段7がすべての行を選択したところで、すべての画
素120により生成された1枚分の画像信号が出力され
ることになる。
【0032】図4は、第1シャッタ行と第2シャッタ行
と選択行とそれ以外の行の駆動タイミングを示してお
り、1行期間のうち、画像を駆動するところを記載して
いる。実際には、タイミングT0で示すように、画素を
駆動しない期間が大部分を占めている。まず、図4
(A)に示すように、画素に第1シャッタ行が来ると、
タイミングT9でFD部124がリセットされ、タイミ
ングT11でフォトダイオード122の光電荷がFD部
124に転送される。よって、ここで一旦フォトダイオ
ード122が空になるが、ここからまたフォトダイオー
ド122への光電荷の蓄積が始まる。
【0033】次に、図4(B)に示すように、第2シャ
ッタ行が来る。画素は、タイミングT8でアドレスがオ
ンし、垂直信号線136の電位が第2シャッタ行のFD
部124の電位に追随するようになる。ここで、タイミ
ングT9でFD部124がリセットされ、タイミングT
10のときの垂直信号線136の電位をS/H・CDS
回路146に入力する。次に、タイミングT11でフォ
トダイオード122の光電荷がFD部124に転送さ
れ、タイミングT12のときの垂直信号線136の電位
をS/H・CDS回路146に入力する。S/H・CD
S回路146は、これら2つの信号の差分を取り、保持
する。この差分信号は、第1シャッタ行から第2シャッ
タ行までの間にフォトダイオード122に入った光信号
である。この後、タイミングT13でアドレスがオフす
る。
【0034】次に、図4(C)に示すように、選択行が
来る。画素は、タイミングT1からタイミングT7の期
間に駆動される。駆動方法は第2シャッタ行と同じであ
る。タイミングT4とタイミングT6の垂直信号線13
6の電位をS/H・CDS回路4に入力し、S/H・C
DS回路4は、これら2つの信号の差分を取り、保持す
る。この差分信号は、第2シャッタ行から選択行までの
間にフォトダイオード122に入った光信号である。次
に、S/H・CDS回路146とS/H・CDS回路4
に保持した信号は、それぞれH選択手段108、12に
よって順番に水平信号線116、14に読み出され、出
力部118、16を通して出力される。よって、出力部
118からの出力信号(出力1)は第1シャッタ行から
第2シャッタ行までの間の光信号、出力部16からの出
力信号(出力2)は第2シャッタ行から選択行までの間
の光信号である。このようにして、1フレームを任意に
3分割し、うち2期間の信号を独立に出力することがで
きる。
【0035】これを用いて次のように広ダイナミックレ
ンジ化することができる。例えば、1フレームを500
行期間で構成した場合、第1シャッタ行から第2シャッ
タ行までの間を400行、第2シャッタ行から選択行ま
での間を5行とすると、出力部118からの出力信号
(出力1)は蓄積期間の長い、低照度の領域を鮮明に撮
った画像となり、出力部16からの出力信号(出力2)
は蓄積期間の短い、ダイナミックレンジが80倍にわた
る高照度の領域を飽和せずに映した画像となる。2つの
出力信号とも、入射光量に対してリニアな信号であり、
その比はシャッタ行の位置から明確に計算できる。2つ
のシャッタ行の位置を調節することで、2つの出力信号
の感度は独立に可変である。これらの出力信号を合成す
ることにより、広ダイナミックレンジの映像信号を得る
ことができる。ここで、出力部118からの出力信号
(出力1)は第2シャッタ行の画素の信号、出力部16
からの出力信号(出力2)は選択行の画素の信号なの
で、どちらかを遅延素子によって遅延またはメモリに格
納して信号を合成する。
【0036】また、第1シャッタ行を単純に使わないよ
うにすることも可能である。その場合は、出力部118
からの出力信号(出力1)が前の選択行から第2シャッ
タ行までの光信号となる。例えば、図4では、第1シャ
ッタ行と第2シャッタ行を同じ期間に駆動した。この方
法では、駆動時間の短縮ができ、駆動パルスを作った
り、各行に入れるための設計が簡単になる。しかし、こ
れを別の期間としてもよい。例えば、時間的条件が許す
場合には、選択行と第1シャッタ行と第2シャッタ行の
全ての駆動パルスを図4の選択行のパルスと同形にし
て、単純にずらして駆動することが好ましい。その他に
も、上記と同じ結果を得るのに駆動パルスのバリエーシ
ョンは種々採用できるものであり、これに限定されるも
のではない。
【0037】以上のような実施の形態では、1フレーム
を3分割し、そのうち2つの期間の信号を得ることがで
き、信号処理の自由度を増すことができ、ダイナミック
レンジの広い固体撮像装置を得ることが可能であり、さ
らに以下のような利点を有する。 (1)2つの期間の出力とも、入射光量に対してリニア
な信号であり、その感度比はシャッタ行の位置から明確
に計算できる。 (2)2つのシャッタ行の位置を調節することで、2つ
の出力の感度を独立して可変調整することが可能であ
る。 (3)雑音の少ない埋め込みフォトダイオードを用いる
ことができるので、S/Nがよい。もともとフォトダイ
オードに蓄積された光信号だけを転送して読み取るの
で、FD部の暗電流の影響を受けず、信号の精度が高
い。したがって、色再現性が良いことになる。 (4)各信号を同時に2系統から出力できるので、後段
の信号処理が容易できる。 (5)画素に新たな構成要素を加えないので、画素の大
型化を招くことなく実現できる。
【0038】次に、本発明の第2の実施の形態例につい
て説明する。本発明の第1の実施の形態例においては、
出力部118からの出力信号(出力1)は第2シャッタ
行の画素の信号、出力部16からの出力信号(出力2)
は選択行の画素の信号であり、異なる行の信号が出力さ
れているので、どちらかを遅延素子によって遅延または
メモリに格納しておいてから合成しないと、広ダイナミ
ックレンジ信号を得ることができない。しかし、以下に
説明する本発明の第2の実施の形態例を用いることによ
り、同一の画素からの2つの信号を同時に出力すること
が可能である。つまり、遅延素子やメモリが不要であ
り、そのまま合成可能となる。なお、本発明の第2の実
施の形態例による固体撮像装置の構成は例えば図1と同
じであり、画素の構造も図2に示す例と同じである。ま
た、第1、第2シャッタ行、選択行のシフト動作も図3
に示す例と同じであり、各行の画素における駆動タイミ
ングも図4の例と同様であるが、S/H・CDS回路1
46、4に入力するタイミングが異なる。以下、これら
の図1、図2、図3、図4を前提として本発明の第2の
実施の形態例による固体撮像装置の動作について説明す
る。
【0039】図5は、本発明の第2の実施の形態例にお
けるフォトダイオード122とFD部124とのポテン
シャルの遷移を示す説明図である。まず、フォトダイオ
ード122に入射する光により、フォトダイオード12
2に光電荷が蓄積されている。図4に示すタイミングT
0の部分は、画素駆動パルスの入らない部分であり、実
際には1行の走査期間のほとんどの時間を占めている。
そして、図4(A)に示すように、画素に第1シャッタ
行が来ると、その画素は、タイミングT9でFD部12
4がリセットされ、タイミングT11でフォトダイオー
ド122の光電荷がFD部124に転送される。その直
後のタイミングT12でのポテンシャルは図5(A)に
示すようになっている。ここからフォトダイオード12
2への光電荷の蓄積が始まる。
【0040】次に、図4(B)に示すように、第2シャ
ッタ行が来る。その画素のフォトダイオード122に
は、第1シャッタ行からの光電荷が蓄積されている。タ
イミングT8でアドレスがオンして垂直信号線136の
電位が第2シャッタ行のFD部124の電位に追随する
ようになり、タイミングT9でFD部124がリセット
される。そして、続くタイミングT10では、図5
(B)に示すようなポテンシャル図になっているが、こ
こで、S/H・CDS回路146は何も動作を行わな
い。ここが第1の実施の形態例と異なる部分である(す
なわち、第1の実施の形態例では、タイミングT10で
垂直信号線136の電位をS/H・CDS回路146に
入力していたが、第2の実施の形態例ではこの動作を行
わない)。この後、タイミングT11では、第1シャッ
タ行以降にフォトダイオード122に蓄積された光電荷
をFD部124に転送する。そして、続くタイミングT
12では、図5(C)に示すようなポテンシャル図にな
るが、S/H・CDS回路146は何も動作を行わな
い。ここが第1の実施の形態例と異なる部分である(す
なわち、第1の実施の形態例では、タイミングT12で
垂直信号線136の電位をS/H・CDS回路146に
入力していたが、第2の実施の形態例ではこの動作を行
わない)。次に、タイミングT13でアドレスがオフす
る。
【0041】次に、図4(C)に示すように、選択行が
来る。画素のフォトダイオード122には第2シャッタ
行以降の光電荷が蓄積されている。タイミングT1でア
ドレスがオンして垂直信号線136の電位が選択行のF
D部124の電位に追随するようになる。タイミングT
2で、この期間のポテンシャルは、フォトダイオード1
22に溜った光電荷で図5(D)に示すようになってい
る。この時点で、垂直信号線136の電位(第1レベ
ル)をS/H・CDS回路146に取り込む。この第1
レベルは、図5(D)のFD部124のレベル、すなわ
ち、第1シャッタ行から第2シャッタ行までの間にフォ
トダイオード122に蓄積された光電荷の信号である。
この後、タイミングT3でFD部124をリセットす
る。
【0042】次に、タイミングT4の期間のポテンシャ
ルは、図5(E)に示すようになり、この時点で、垂直
信号線136の電位(リセットレベル)をS/H・CD
S回路146とS/H・CDS回路4に取り込む。次
に、タイミングT5で、フォトダイオード122からF
D部124に光電荷を転送する。次に、タイミングT6
の期間のポテンシャルは、図5(F)に示すようにな
り、この時点で、垂直信号線136の電位(第2レベ
ル)をS/H・CDS回路4に取り込む。この第2レベ
ルは、図5(E)のFD部124のレベル、すなわち、
第2シャッタ行から選択行までの間にフォトダイオード
122に蓄積された光電荷の信号である。
【0043】ここで、S/H・CDS回路146は、第
1レベルとリセットレベルの差分を取り、保持する。ま
た、S/H・CDS回路4は、第2レベルとリセットレ
ベルの差分を取り、保持する。よって、S/H・CDS
回路146には、第1シャッタ行から第2シャッタ行ま
での光信号が保持され、S/H・CDS回路4には、第
2シャッタ行から選択行までの光信号が保持される。こ
れらの差分信号がそれぞれH選択手段108、12によ
って順番に水平信号線116、14に読み出され、出力
部118、16を通して出力される。このようにして、
1フレームのフォトダイオード122の信号を任意に3
分割し、そのうち2期間の信号を同一行から出力するこ
とができる。第1の実施の形態例と異なり、2つの出力
信号とも選択行の画素の信号である。したがって、合成
に際して遅延素子やメモリを用いることが必要ないとい
う利点がある。
【0044】なお、広ダイナミックレンジ化は、第1の
実施の形態と同様に実現できるが、第2の実施の形態で
は、以下のような注意点がある。まず、第1シャッタ行
から第2シャッタ行までの間隔をm行とし、第2シャッ
タ行から選択行までの間隔をn行とする。例えば、1フ
レームを500行期間で構成した場合、m+n≦500
の範囲で自由に選べる。m=400、n=5とすると、
出力部118からの出力信号(出力1)には400行分
の蓄積時間の信号が出力され、出力部16からの出力信
号(出力2)には5行分の蓄積時間の信号が出力され
る。よって、出力1は暗いところを鮮明に撮った映像と
なり、出力2は80倍低感度な代わりに80倍明るいと
ころまでダイナミックレンジを広げた映像となる。2つ
の出力とも、入射光量に対してリニアな信号であり、そ
の比は、シャッタ行の位置から明確に計算できる。mと
nを調節することで、2つの出力の感度は独立に可変で
きる。これらの信号を合成することにより、広ダイナミ
ックレンジな信号を得ることができる。
【0045】なお、上述した第1の実施の形態例では、
mとnの大小関係は特に制限がなかったが、この第2の
実施の形態例では、以上の例のようにm>nとするのが
望ましい。なぜなら、第1レベルの方はn行の期間、F
D部124に保存された光電荷であるが、入射光が強く
て、このn行の期間にフォトダイオード122から光電
荷が溢れてくると第1レベルが正確な信号でなくなって
しまう。よって、nを短く、mを長くするのが望まし
い。また、nを短く、mを長くすることは、次の効果も
ある。FD部124はコンタクトを落とすことから、フ
ォトダイオード122よりも暗電流の値が大きい。第1
レベルはn行の期間、FD部124に保持される光電荷
であるので、その期間にFD部124の大きい暗電流が
流入する。したがって、nを1行や10行などと短くす
ると、その影響をほとんど排除することができ、S/N
の悪化がなくなる。また、第2レベルの方は、フォトダ
イオード122からFD部124に転送されて、すぐに
信号を出力するので、FD部124の暗電流の影響は無
視できる。
【0046】また、この第2の実施の形態例でも、上述
した第1の実施の形態例と同様に、2つの出力信号と
も、入射光量に対してリニアな信号であり、その比はシ
ャッタ行の位置から明確に計算できる。2つのシャッタ
行の位置を調節することで、2つの出力信号の感度は独
立に可変である。これらの出力信号を合成することによ
り、広ダイナミックレンジの映像信号を得ることができ
る。また、第1シャッタ行を単純に使わないようにする
ことも可能である。その場合は、出力部118からの出
力信号(出力1)が前の選択行から第2シャッタ行まで
の光信号となる。その他にも、上記と同じ結果を得るの
に駆動パルスのバリエーションは種々採用できるもので
あり、これに限定されるものではない。
【0047】次に、本発明の第3の実施の形態例につい
て説明する。図6は本発明による固体撮像装置の他の例
を示す構成図である。図6に示す固体撮像装置34は、
その駆動モードを制御するための外部信号を受信する通
信部54を設けたものである。このような通信部54を
用いて上述した第1、第2の実施の形態例の動作を実現
する駆動モードを選択することが可能である。なお、図
6では、H選択手段108、12をまとめて1つのH選
択手段168とし、S/H・CDS回路146、4や出
力部118、16をまとめてCDS・AGC部160、
162とし、その信号を合成する信号合成・A/D部1
64、その合成信号をデジタル出力として出力するバス
ライン166等を表しているが、本質的には図1に示す
固体撮像装置3と同様であるため説明は省略する。
【0048】また、上述した実施の形態例で説明したS
/H・CDS回路146、4については、従来より用い
られている各種の形態のもの用いることが可能である。
例えば図7及び図8はS/H・CDS回路146、4の
具体例を示す回路図である。図7の例は別々に構成され
たS/H・CDS回路146、4を画素120に接続し
た状態を示している。各S/H・CDS回路146、4
は、互いに共通の構成を有しており、共通の符号を用い
て説明すると、それぞれトランジスタ56、58、コン
デンサ60、62、ならびに水平選択トランジスタ64
を含んで構成されている。トランジスタ56のドレイン
は垂直信号線136に、ソースはコンデンサ60の一端
にそれぞれ接続されており、トランジスタ56のゲート
にはタイミングジェネレータ6より第2のサンプリング
パルス150、150’が供給される。
【0049】また、トランジスタ58のドレインはバイ
アス電圧源Vbに、ソースはコンデンサ60の他端にそ
れぞれ接続されており、ゲートにはタイミングジェネレ
ータ6より第1のサンプリングパルス148が供給され
る。コンデンサ60の上記他端とグランドとの間にはコ
ンデンサ62が接続され、コンデンサ60の上記他端に
はさらに水平選択トランジスタ64のドレインが接続さ
れている。水平選択トランジスタ64のソースは水平信
号線116、14に接続されており、ゲートにはH選択
手段108、12より選択パルスが各S/H・CDS回
路146、4ごとに個別に供給される。
【0050】一方、図8は、2つのS/H・CDS回路
146、4を1つの回路(以下、S/H・CDS回路1
46/4という)にまとめて構成した例を示している。
このS/H・CDS回路146/4は、差動増幅回路5
5A、55B、トランジスタ56A、56B、56C、
コンデンサ62A、62B、62C、ならびに水平選択
トランジスタ64A、64Bを含んで構成されている。
トランジスタ56、56B、56Cのドレインは垂直信
号線136に接続されている。また、トランジスタ56
A、56Cのソースは差動増幅回路55A、55Bの反
転入力端子、およびコンデンサ62A、62Cの一端に
接続されており、トランジスタ56A、56Cのゲート
にはタイミングジェネレータ6より第2のサンプリング
パルス150、150’が供給される。
【0051】また、トランジスタ56Bのソースは差動
増幅回路55A、55Bの非反転入力端子、およびコン
デンサ62Bの一端に接続され、トランジスタ56Bの
ゲートにはタイミングジェネレータ6より第1のサンプ
リングパルス148が供給される。差動増幅回路55
A、55Bの出力端子は、水平選択トランジスタ64
A、64Bのドレインに接続され、水平選択トランジス
タ64A、64Bのソースは水平信号線116、14に
接続されており、ゲートにはH選択手段108、12よ
り選択パルスが各水平選択トランジスタ64A、64B
ごとに供給される(図8では1本の信号線で示してい
る)。
【0052】なお、これらのS/H・CDS回路は、そ
れぞれ公知であり、またこれ以外の構成を有するS/H
・CDS回路を用いることも可能であるので詳細な説明
は省略する。本発明では、このような各種のS/H・C
DS回路を用いた固体撮像装置に広く適用できるもので
ある。
【0053】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明はこれらの実施の形態例に限定されるもの
ではなく、種々の変形か可能である。たとえば、上述し
た各実施の形態例では、電子がキャリアであるとした
が、各ゲートなどを構成するMOSFETとしてP型の
MOSFETを用い、正孔をキャリアとした場合にも、
基本的な動作は変わらず、同様の作用効果が得られる。
また、ここでは光電変換素子としてフォトダイオードを
用いたが、フォトゲートなど、他の光電変換素子を用い
ることも無論可能である。
【0054】以上説明した、本発明の実施の形態例は、
上述した先行出願(特願2001−201601号、特
願2001−276529号、特願2001−2964
57号)に示す構成に対して、固体撮像装置の構成や2
つの信号を出力することは類似しているが、フォトダイ
オードから溢れた電荷を使わないという点で相違してい
る。すなわち、光電荷の蓄積期間中にFD部に入る光電
荷は利用せず、フォトダイオードに蓄積された光電荷の
みをFD部に転送して利用しており、これは本質的な相
違点である。そして、一方の信号のもう一方の信号に対
する感度比はmとnの設定によって明確に求まる。ま
た、nを小さくとれば、FD部に光電荷が保存される時
間がわずかであり、この結果、FD部の暗電流の影響で
S/Nが悪化することもほとんどない。このような点
で、上述した先行出願と全く異なる特徴を有するもので
ある。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明の固体撮像装
置によれば、垂直選択手段によって2つの画素行を選択
し、この2つの画素行の各画素の信号を独立して信号処
理手段によって読み出すことから、上述した先行出願の
ように光電変換素子から溢れた信号を用いることなく、
2つの期間の入射光量に対してリニアな画素信号を得る
ことができ、この画素信号から広ダイナミックレンジ撮
像用の信号を得ることが可能となり、また、特別な回路
の追加を施すことなく実現できる。したがって、さまざ
まな撮影条件に柔軟に対応して広ダイナミックレンジの
撮影を高精度に行うことができ、かつ小型、低コスト、
高性能の固体撮像装置を提供するが可能となる。
【0056】また、本発明の固体撮像装置の駆動方法に
よれば、垂直選択手段によって2つの画素行を選択し、
この2つの画素行の各画素の信号を独立して信号処理手
段によって読み出すことから、上述した先行出願のよう
に光電変換素子から溢れた信号を用いることなく、2つ
の期間の入射光量に対してリニアな画素信号を得ること
ができ、この画素信号から広ダイナミックレンジ撮像用
の信号を得ることが可能となり、また、特別な回路の追
加を施すことなく実現できる。したがって、さまざまな
撮影条件に柔軟に対応して広ダイナミックレンジの撮影
を高精度に行うことができ、かつ小型、低コスト、高性
能の固体撮像装置を実現できる駆動方法を提供するが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1、第2の実施の形態例における固
体撮像装置の全体を示す構成図である。
【図2】図1に示す固体撮像装置の画素周辺を示す回路
図である。
【図3】図1に示す固体撮像装置のFD電子シャッター
行と選択行との関係を示す説明図である。
【図4】図2に示す画素に係わる動作を示すタイミング
チャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態例におけるフォトダ
イオードとFD部とのポテンシャルの遷移を示す説明図
である。
【図6】本発明の第3の実施の形態例における固体撮像
装置の全体を示す構成図である。
【図7】S/H・CDS回路の一例を示す回路図であ
る。
【図8】S/H・CDS回路の他の例を示す回路図であ
る。
【図9】従来の固体撮像装置を示す構成図である。
【図10】図9の固体撮像装置を構成する1つの画素周
辺を示す回路図である。
【図11】図10に示した回路の動作を示すタイミング
チャートである。
【符号の説明】
2、34……固体撮像装置、4、146……S/H・C
DS回路、6……タイミングジェネレータ、7……V選
択手段、10、112……S/H・CDS部、12、1
08……H選択手段、14、116……水平信号線、1
6、118……出力部、104……画素部、22……選
択行、23……第1シャッタ行、24……第2シャッタ
行、120……画素、136……垂直信号線。

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画素がマトリクス状に配列された
    画素部と、前記画素部の水平方向の各画素行を垂直方向
    に選択する垂直選択手段と、前記垂直選択手段によって
    選択された各画素の信号を信号処理する信号処理手段と
    を有する固体撮像装置において、 前記垂直選択手段は、前記画素部の少なくとも2つの画
    素行を選択し、順次シフトさせていく機能を備え、 前記信号処理手段は、前記垂直選択手段によって選択さ
    れた2つの画素行の各画素の信号を独立して読み出す機
    能を備えたことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記画素部の各画素が、光電変換素子
    と、前記光電変換素子が変換して蓄積した信号電荷をフ
    ローティングディフュージョン部に転送する転送手段
    と、前記フローティングディフュージョン部の電位をリ
    セットするリセット手段と、前記フローティングディフ
    ュージョン部の電位に対応する出力を出力する増幅手段
    と、前記水平選択手段による読み出し画素の選択動作に
    応じて前記増幅手段の出力を出力信号線に接続するアド
    レス手段とを具備したことを特徴とする請求項1記載の
    固体撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記2つの画素行のうち先の画素行をシ
    ャッタ行、後の画素行を選択行とすることを特徴とする
    請求項2記載の固体撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記信号処理手段は、前記垂直選択手段
    によって選択された2つの画素行について、前記リセッ
    ト手段に対するリセットパルス直後と前記転送手段に対
    する転送パルス直後にそれぞれ画素信号を取り込み、そ
    の差分を取って撮像信号を得ることを特徴とする請求項
    3記載の固体撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記垂直選択手段は、前記2つの画素行
    に先行する画素行を選択する機能を有し、先頭の画素行
    を第1シャッタ行、2番目の画素行を第2シャッタ行、
    最後の画素行を選択行とすることを特徴とする請求項4
    記載の固体撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記第1シャッタ行は信号の取り込みを
    行わず、前記光電変換素子のリセットを行うことを特徴
    とする請求項5記載の固体撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記第1シャッタ行の駆動パルスは、前
    記選択行または第2シャッタ行の駆動パルスのうちアド
    レスパルスを除くリセットパルス及び転送パルスと同一
    のリセットパルス及び転送パルスよりなることを特徴と
    する請求項5記載の固体撮像装置。
  8. 【請求項8】 前記第1シャッタ行、第2シャッタ行、
    及び選択行の駆動パルスは全て同一形状で、時間だけが
    ずれたパルスであることを特徴とする請求項5記載の固
    体撮像装置。
  9. 【請求項9】 前記信号処理手段は、前記垂直選択手段
    によって選択された2つの画素行について、シャッタ行
    ではフローティングディフュージョン部のリセットと光
    電変換素子からフローティングディフュージョン部への
    光電荷の転送を行うが画素信号の取り込みは行わず、選
    択行は、アドレスパルスのアクティブ後、リセットパル
    ス前の画素信号とリセットパルス及び転送パルス後の画
    素信号を取り込み、その差分を取って撮像信号を得るこ
    とを特徴とする請求項3記載の固体撮像装置。
  10. 【請求項10】 前記垂直選択手段は、前記2つの画素
    行に先行する画素行を選択する機能を有し、先頭の画素
    行を第1シャッタ行、2番目の画素行を第2シャッタ
    行、最後の画素行を選択行とすることを特徴とする請求
    項9記載の固体撮像装置。
  11. 【請求項11】 前記第1シャッタ行は信号の取り込み
    を行わず、前記光電変換素子のリセットを行うことを特
    徴とする請求項10記載の固体撮像装置。
  12. 【請求項12】 前記第1シャッタ行の駆動パルスは、
    前記選択行または第2シャッタ行の駆動パルスのうちア
    ドレスパルスを除くリセットパルス及び転送パルスと同
    一のリセットパルス及び転送パルスよりなることを特徴
    とする請求項10記載の固体撮像装置。
  13. 【請求項13】 前記第1シャッタ行、第2シャッタ
    行、及び選択行の駆動パルスは全て同一形状で、時間だ
    けがずれたパルスであることを特徴とする請求項10記
    載の固体撮像装置。
  14. 【請求項14】 前記信号処理手段は、前記垂直選択手
    段によって選択された2つの画素行について、シャッタ
    行ではフローティングディフュージョン部のリセットと
    光電変換素子からフローティングディフュージョン部へ
    の光電荷の転送を行うが画素信号の取り込みは行わず、
    選択行は、アドレスパルスのアクティブ後、リセットパ
    ルス前の画素信号とリセットパルス後の画素信号と転送
    パルス後の画素信号を取り込み、リセットパルス前の画
    素信号とリセットパルス後の画素信号との差分、及びリ
    セットパルス後の画素信号と転送パルス後の画素信号の
    差分を取って撮像信号を得ることを特徴とする請求項3
    記載の固体撮像装置。
  15. 【請求項15】 前記垂直選択手段は、前記2つの画素
    行に先行する画素行を選択する機能を有し、先頭の画素
    行を第1シャッタ行、2番目の画素行を第2シャッタ
    行、最後の画素行を選択行とすることを特徴とする請求
    項14記載の固体撮像装置。
  16. 【請求項16】 前記第1シャッタ行は信号の取り込み
    を行わず、前記光電変換素子のリセットを行うことを特
    徴とする請求項15記載の固体撮像装置。
  17. 【請求項17】 前記第1シャッタ行の駆動パルスは、
    前記選択行または第2シャッタ行の駆動パルスのうちア
    ドレスパルスを除くリセットパルス及び転送パルスと同
    一のリセットパルス及び転送パルスよりなることを特徴
    とする請求項15記載の固体撮像装置。
  18. 【請求項18】 前記第1シャッタ行、第2シャッタ
    行、及び選択行の駆動パルスは全て同一形状で、時間だ
    けがずれたパルスであることを特徴とする請求項15記
    載の固体撮像装置。
  19. 【請求項19】 複数の画素がマトリクス状に配列され
    た画素部と、前記画素部の水平方向の各画素行を垂直方
    向に選択する垂直選択手段と、前記垂直選択手段によっ
    て選択された各画素の信号を信号処理する信号処理手段
    とを有する固体撮像装置の駆動方法において、 前記垂直選択手段によって前記画素部の少なくとも2つ
    の画素行を選択し、順次シフトさせていき、 前記信号処理手段によって前記垂直選択手段で選択され
    た2つの画素行の各画素の信号を独立して読み出すこと
    を特徴とする固体撮像装置の駆動方法。
  20. 【請求項20】 前記固体撮像装置の画素部の各画素
    が、光電変換素子と、前記光電変換素子が変換して蓄積
    した信号電荷をフローティングディフュージョン部に転
    送する転送手段と、前記フローティングディフュージョ
    ン部の電位をリセットするリセット手段と、前記フロー
    ティングディフュージョン部の電位に対応する出力を出
    力する増幅手段と、前記水平選択手段による読み出し画
    素の選択動作に応じて前記増幅手段の出力を出力信号線
    に接続するアドレス手段とを具備したことを特徴とする
    請求項19記載の固体撮像装置の駆動方法。
  21. 【請求項21】 前記2つの画素行のうち先の画素行を
    シャッタ行、後の画素行を選択行とすることを特徴とす
    る請求項20記載の固体撮像装置の駆動方法。
  22. 【請求項22】 前記信号処理手段によって前記垂直選
    択手段で選択された2つの画素行について、前記リセッ
    ト手段に対するリセットパルス直後と前記転送手段に対
    する転送パルス直後にそれぞれ画素信号を取り込み、そ
    の差分を取って撮像信号を得ることを特徴とする請求項
    21記載の固体撮像装置の駆動方法。
  23. 【請求項23】 前記垂直選択手段によって前記2つの
    画素行に先行する画素行を選択し、先頭の画素行を第1
    シャッタ行、2番目の画素行を第2シャッタ行、最後の
    画素行を選択行とすることを特徴とする請求項22記載
    の固体撮像装置の駆動方法。
  24. 【請求項24】 前記第1シャッタ行は信号の取り込み
    を行わず、前記光電変換素子のリセットを行うことを特
    徴とする請求項23記載の固体撮像装置の駆動方法。
  25. 【請求項25】 前記第1シャッタ行の駆動パルスは、
    前記選択行または第2シャッタ行の駆動パルスのうちア
    ドレスパルスを除くリセットパルス及び転送パルスと同
    一のリセットパルス及び転送パルスよりなることを特徴
    とする請求項23記載の固体撮像装置の駆動方法。
  26. 【請求項26】 前記第1シャッタ行、第2シャッタ
    行、及び選択行の駆動パルスは全て同一形状で、時間だ
    けがずれたパルスであることを特徴とする請求項23記
    載の固体撮像装置の駆動方法。
  27. 【請求項27】 前記信号処理手段によって前記垂直選
    択手段で選択された2つの画素行について、シャッタ行
    ではフローティングディフュージョン部のリセットと光
    電変換素子からフローティングディフュージョン部への
    光電荷の転送を行うが画素信号の取り込みは行わず、選
    択行は、アドレスパルスのアクティブ後、リセットパル
    ス前の画素信号とリセットパルス及び転送パルス後の画
    素信号を取り込み、その差分を取って撮像信号を得るこ
    とを特徴とする請求項21記載の固体撮像装置の駆動方
    法。
  28. 【請求項28】 前記垂直選択手段によって前記2つの
    画素行に先行する画素行を選択し、先頭の画素行を第1
    シャッタ行、2番目の画素行を第2シャッタ行、最後の
    画素行を選択行とすることを特徴とする請求項27記載
    の固体撮像装置の駆動方法。
  29. 【請求項29】 前記第1シャッタ行は信号の取り込み
    を行わず、前記光電変換素子のリセットを行うことを特
    徴とする請求項28記載の固体撮像装置の駆動方法。
  30. 【請求項30】 前記第1シャッタ行の駆動パルスは、
    前記選択行または第2シャッタ行の駆動パルスのうちア
    ドレスパルスを除くリセットパルス及び転送パルスと同
    一のリセットパルス及び転送パルスよりなることを特徴
    とする請求項28記載の固体撮像装置の駆動方法。
  31. 【請求項31】 前記第1シャッタ行、第2シャッタ
    行、及び選択行の駆動パルスは全て同一形状で、時間だ
    けがずれたパルスであることを特徴とする請求項28記
    載の固体撮像装置の駆動方法。
  32. 【請求項32】 前記信号処理手段によって前記垂直選
    択手段で選択された2つの画素行について、シャッタ行
    ではフローティングディフュージョン部のリセットと光
    電変換素子からフローティングディフュージョン部への
    光電荷の転送を行うが画素信号の取り込みは行わず、選
    択行は、アドレスパルスのアクティブ後、リセットパル
    ス前の画素信号とリセットパルス後の画素信号と転送パ
    ルス後の画素信号を取り込み、リセットパルス前の画素
    信号とリセットパルス後の画素信号との差分、及びリセ
    ットパルス後の画素信号と転送パルス後の画素信号の差
    分を取って撮像信号を得ることを特徴とする請求項21
    記載の固体撮像装置の駆動方法。
  33. 【請求項33】 前記垂直選択手段によって前記2つの
    画素行に先行する画素行を選択し、先頭の画素行を第1
    シャッタ行、2番目の画素行を第2シャッタ行、最後の
    画素行を選択行とすることを特徴とする請求項32記載
    の固体撮像装置の駆動方法。
  34. 【請求項34】 前記第1シャッタ行は信号の取り込み
    を行わず、前記光電変換素子のリセットを行うことを特
    徴とする請求項33記載の固体撮像装置の駆動方法。
  35. 【請求項35】 前記第1シャッタ行の駆動パルスは、
    前記選択行または第2シャッタ行の駆動パルスのうちア
    ドレスパルスを除くリセットパルス及び転送パルスと同
    一のリセットパルス及び転送パルスよりなることを特徴
    とする請求項33記載の固体撮像装置の駆動方法。
  36. 【請求項36】 前記第1シャッタ行、第2シャッタ
    行、及び選択行の駆動パルスは全て同一形状で、時間だ
    けがずれたパルスであることを特徴とする請求項33記
    載の固体撮像装置の駆動方法。
JP2001392170A 2001-12-25 2001-12-25 固体撮像装置 Expired - Fee Related JP4135360B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001392170A JP4135360B2 (ja) 2001-12-25 2001-12-25 固体撮像装置
US10/325,380 US7046238B2 (en) 2001-12-25 2002-12-20 Solid state imaging apparatus and method for driving the same
US11/329,746 US7586487B2 (en) 2001-12-25 2006-01-11 Solid state imaging apparatus and method for driving the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001392170A JP4135360B2 (ja) 2001-12-25 2001-12-25 固体撮像装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006009137A Division JP4375339B2 (ja) 2006-01-17 2006-01-17 固体撮像装置および固体撮像装置の駆動方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003198948A true JP2003198948A (ja) 2003-07-11
JP4135360B2 JP4135360B2 (ja) 2008-08-20

Family

ID=19188594

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001392170A Expired - Fee Related JP4135360B2 (ja) 2001-12-25 2001-12-25 固体撮像装置

Country Status (2)

Country Link
US (2) US7046238B2 (ja)
JP (1) JP4135360B2 (ja)

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006287612A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Toshiba Corp 固体撮像装置
JP2006333035A (ja) * 2005-05-26 2006-12-07 Sony Corp 固体撮像装置、固体撮像装置の駆動方法および撮像装置
JP2007251904A (ja) * 2006-03-20 2007-09-27 Toshiba Corp 撮像装置
JP2007531351A (ja) * 2003-07-15 2007-11-01 イーストマン コダック カンパニー 電荷ビニング型イメージセンサ
JP2008099158A (ja) * 2006-10-16 2008-04-24 Sony Corp 固体撮像装置、固体撮像装置の駆動方法および撮像装置
JP2008147818A (ja) * 2006-12-07 2008-06-26 Sony Corp 固体撮像装置、固体撮像装置の駆動方法および撮像装置
WO2008120292A1 (ja) * 2007-02-28 2008-10-09 Hamamatsu Photonics K.K. 固体撮像装置
JP2008288904A (ja) * 2007-05-17 2008-11-27 Sony Corp イメージセンサ
US7511752B2 (en) 2004-11-22 2009-03-31 Seiko Epson Corporation Imaging device and imaging apparatus with reset unit that resets plural lines simultaneously
JP2009077381A (ja) * 2007-08-31 2009-04-09 Panasonic Corp 固体撮像素子
US7586487B2 (en) 2001-12-25 2009-09-08 Sony Corporation Solid state imaging apparatus and method for driving the same
US7643075B2 (en) 2004-12-07 2010-01-05 Seiko Epson Corporation Image pickup device
EP2285098A2 (en) 2009-08-10 2011-02-16 Sony Corporation Solid-state image pickup device and driving mehtod thereof, and electronic apparatus
JP2011119837A (ja) * 2009-12-01 2011-06-16 Hirotsu Kazuko 固体撮像素子
US8098313B2 (en) 2007-05-18 2012-01-17 Seiko Epson Corporation Address generator and image capturing device
KR101262594B1 (ko) 2011-12-07 2013-05-08 엘지이노텍 주식회사 이미지 센서, 이미지 센서의 구동 방법 및 이를 위한 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체
JP2014210581A (ja) * 2014-06-04 2014-11-13 株式会社小松製作所 ダンプトラック

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3827145B2 (ja) * 2001-07-03 2006-09-27 ソニー株式会社 固体撮像装置
JP4468657B2 (ja) * 2003-04-28 2010-05-26 オリンパス株式会社 撮像素子
US7081774B2 (en) * 2003-07-30 2006-07-25 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Circuit having source follower and semiconductor device having the circuit
US7969490B2 (en) 2006-08-25 2011-06-28 Micron Technology, Inc. Method, apparatus, and system providing an imager with pixels having extended dynamic range
US7696545B2 (en) * 2006-08-29 2010-04-13 Micron Technology, Inc. Skimmed charge capture and charge packet removal for increased effective pixel photosensor full well capacity
TWI345910B (en) * 2006-10-02 2011-07-21 Novatek Microelectronics Corp Cmos image sensor for high-speed operation
US7821559B2 (en) * 2006-10-04 2010-10-26 Canon Kabushiki Kaisha Photoelectric conversion apparatus provided with arrangement of plurality of pixels each having plurality of photoelectric conversion devices and accumulating unit for temporarily accumulating charges accumulated in plurality of photoelectric conversion devices
KR20090087644A (ko) * 2008-02-13 2009-08-18 삼성전자주식회사 따른 픽셀 회로 어레이
JP5228961B2 (ja) * 2009-02-06 2013-07-03 日本テキサス・インスツルメンツ株式会社 増幅回路及び撮像装置
US9131142B2 (en) 2009-07-17 2015-09-08 Nikon Corporation Focusing device and camera
WO2012027290A1 (en) 2010-08-23 2012-03-01 Red. Com, Inc. High dynamic range video
JP2019153931A (ja) * 2018-03-02 2019-09-12 株式会社リコー 測定装置、該測定装置における測色換算用パラメータの設定方法、該測定装置によって検査された工業製品

Family Cites Families (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5175474A (en) * 1974-12-25 1976-06-30 Tamura Electric Works Ltd Shatsutashikidejitaru kurotsuku
JP3050583B2 (ja) * 1990-10-17 2000-06-12 ソニー株式会社 固体撮像装置
DE69330709T2 (de) * 1992-12-28 2002-07-11 Canon Kk Blickrichtungsdetektor und Kamera mit diesem Detektor
JP3966557B2 (ja) * 1995-08-11 2007-08-29 株式会社東芝 画像システム並びにそこで用いられる固体撮像装置半導体集積回路および差分出力方法
WO1997017800A1 (en) 1995-11-07 1997-05-15 California Institute Of Technology An image sensor with high dynamic range linear output
JP4030605B2 (ja) * 1995-11-10 2008-01-09 オリンパス株式会社 電子的撮像装置
JP3213529B2 (ja) * 1995-11-30 2001-10-02 三洋電機株式会社 撮像装置
JPH09247689A (ja) * 1996-03-11 1997-09-19 Olympus Optical Co Ltd カラー撮像装置
JPH11274454A (ja) * 1998-03-19 1999-10-08 Canon Inc 固体撮像装置及びその形成方法
US6710920B1 (en) * 1998-03-27 2004-03-23 Sanyo Electric Co., Ltd Stereoscopic display
JP3792894B2 (ja) * 1998-05-27 2006-07-05 キヤノン株式会社 固体撮像素子及び固体撮像装置
JP3512152B2 (ja) 1998-10-14 2004-03-29 松下電器産業株式会社 増幅型固体撮像装置およびその駆動方法
AU6519099A (en) * 1998-10-16 2000-05-08 Digilens Inc. Method and system for display resolution multiplication
US6239908B1 (en) * 1998-11-12 2001-05-29 Shawn L. Kelly Compact binocular imaging system using a single display
JP4077120B2 (ja) * 1999-07-01 2008-04-16 富士フイルム株式会社 固体撮像装置および信号処理方法
JP4296638B2 (ja) * 1999-07-12 2009-07-15 ソニー株式会社 固体撮像素子およびカメラシステム
US6377236B1 (en) * 1999-07-29 2002-04-23 Hewlett-Packard Company Method of illuminating a light valve with improved light throughput and color balance correction
JP2001045342A (ja) * 1999-08-02 2001-02-16 Nippon Polaroid Kk 画像表示機能を備える露光装置、露光機能を備える電子カメラ、情報端末および携帯通信装置
JP2001045378A (ja) 1999-08-04 2001-02-16 Canon Inc 固体撮像装置
EP1840827B1 (en) * 1999-12-28 2011-10-26 Sony Corporation Signal processing method and apparatus and recording medium
JP4385479B2 (ja) 2000-03-23 2009-12-16 株式会社ニコン 撮像装置
KR100349206B1 (ko) * 2000-07-04 2002-09-05 삼성전자 주식회사 액정표시판의 편광 특성을 이용한 입체영상 표시장치
US6750437B2 (en) * 2000-08-28 2004-06-15 Canon Kabushiki Kaisha Image pickup apparatus that suitably adjusts a focus
US7298402B2 (en) * 2000-10-26 2007-11-20 Olympus Corporation Image-pickup apparatus with expanded dynamic range capabilities
JP4425496B2 (ja) * 2001-07-03 2010-03-03 アルパイン株式会社 表示装置
JP4135360B2 (ja) 2001-12-25 2008-08-20 ソニー株式会社 固体撮像装置
JP3944829B2 (ja) * 2002-01-17 2007-07-18 ソニー株式会社 固体撮像装置およびその駆動方法
JP3936653B2 (ja) * 2002-11-20 2007-06-27 矢崎総業株式会社 車両用表示装置

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7586487B2 (en) 2001-12-25 2009-09-08 Sony Corporation Solid state imaging apparatus and method for driving the same
JP2007531351A (ja) * 2003-07-15 2007-11-01 イーストマン コダック カンパニー 電荷ビニング型イメージセンサ
US7511752B2 (en) 2004-11-22 2009-03-31 Seiko Epson Corporation Imaging device and imaging apparatus with reset unit that resets plural lines simultaneously
US7643075B2 (en) 2004-12-07 2010-01-05 Seiko Epson Corporation Image pickup device
JP2006287612A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Toshiba Corp 固体撮像装置
JP2006333035A (ja) * 2005-05-26 2006-12-07 Sony Corp 固体撮像装置、固体撮像装置の駆動方法および撮像装置
JP2007251904A (ja) * 2006-03-20 2007-09-27 Toshiba Corp 撮像装置
JP2008099158A (ja) * 2006-10-16 2008-04-24 Sony Corp 固体撮像装置、固体撮像装置の駆動方法および撮像装置
JP2008147818A (ja) * 2006-12-07 2008-06-26 Sony Corp 固体撮像装置、固体撮像装置の駆動方法および撮像装置
US8274588B2 (en) 2006-12-07 2012-09-25 Sony Corporation Solid-state imaging device, method for driving the same, and imaging device
US8964077B2 (en) 2006-12-07 2015-02-24 Sony Corporation Solid-state imaging device, method for driving the same, and imaging device
WO2008120292A1 (ja) * 2007-02-28 2008-10-09 Hamamatsu Photonics K.K. 固体撮像装置
JP2008288904A (ja) * 2007-05-17 2008-11-27 Sony Corp イメージセンサ
US8767104B2 (en) 2007-05-17 2014-07-01 Sony Corporation Image sensor, electronic apparatus, and driving method of electronic apparatus
US8098313B2 (en) 2007-05-18 2012-01-17 Seiko Epson Corporation Address generator and image capturing device
JP2009077381A (ja) * 2007-08-31 2009-04-09 Panasonic Corp 固体撮像素子
EP2285098A2 (en) 2009-08-10 2011-02-16 Sony Corporation Solid-state image pickup device and driving mehtod thereof, and electronic apparatus
JP2011119837A (ja) * 2009-12-01 2011-06-16 Hirotsu Kazuko 固体撮像素子
KR101262594B1 (ko) 2011-12-07 2013-05-08 엘지이노텍 주식회사 이미지 센서, 이미지 센서의 구동 방법 및 이를 위한 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체
JP2014210581A (ja) * 2014-06-04 2014-11-13 株式会社小松製作所 ダンプトラック

Also Published As

Publication number Publication date
US7586487B2 (en) 2009-09-08
US7046238B2 (en) 2006-05-16
US20060119593A1 (en) 2006-06-08
JP4135360B2 (ja) 2008-08-20
US20030117386A1 (en) 2003-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4135360B2 (ja) 固体撮像装置
US10771718B2 (en) Imaging device and imaging system
US9899447B2 (en) Solid-state imaging device, method for driving the same, and imaging device
US9124837B2 (en) Solid-state image pickup device and driving method thereof, and electronic apparatus
JP4609428B2 (ja) 固体撮像装置、固体撮像装置の駆動方法および撮像装置
US7986363B2 (en) High dynamic range imager with a rolling shutter
JP3944829B2 (ja) 固体撮像装置およびその駆動方法
JP5012188B2 (ja) 固体撮像装置
JP2007151069A (ja) 固体撮像装置、固体撮像装置の駆動方法および撮像装置
JP2008099158A (ja) 固体撮像装置、固体撮像装置の駆動方法および撮像装置
JP4770618B2 (ja) 固体撮像装置
US20090237538A1 (en) Solid-state image pickup device
JP4375339B2 (ja) 固体撮像装置および固体撮像装置の駆動方法
JP2001036822A (ja) 固体撮像装置
JP2003101881A (ja) 固体撮像装置および固体撮像装置の駆動方法
JP3827146B2 (ja) 固体撮像装置および固体撮像装置の駆動方法
US10623642B2 (en) Image capturing apparatus and control method thereof with change, in exposure period for generating frame, of conversion efficiency
JP2020028115A (ja) 撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051118

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060117

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070413

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080407

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080415

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080513

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080526

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110613

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120613

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130613

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees