JP2006275236A - 管継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、パイプ保持リングとO−リングとを内蔵した継手にあって、パイプが斜めに差し込まれた際にもO−リングに損傷をもたらさない構造の継手を提供する。
【解決手段】継手基体に形成された流路内に段部を設け、この段部内にパイプ保持リングとO−リングが内蔵され、継手基体に螺合されたキャップをもってこれらの抜けを防止したパイプ継手であって、キャップの先端にスリ−ブを介在させたことを特徴とするパイプ継手。A2 ‥継手、1‥継手基体、1a‥段部、2‥パイプ保持リング(コレット)、2a‥爪、3‥O−リング、4‥キャップ、4a‥キャップ先端、10‥スリ−ブ。
【選択図】図2

Description

本発明は新たな構造を有する管継手(以下、単に継手という)に関するものである。
樹脂製や鋼製のパイプの継手においては、一般に図1の構成の継手がある。これは継手基体1の流路に段部1aを設け、段部1a内にパイプ保持リング2とシ−ル用のO−リング3が内蔵され、これをキャップ4にて抜けを抑える構造のものである。図1の(a)はO−リング3を差し込み側に、パイプ保持リング2を奥側に配置した例であるが、パイプ保持リング2の爪2aにてパイプ20の外表面20aに傷を付けたとしても、この傷はO−リング3によるシ−ル部に達することがなく、流体の漏れがないという特徴がある。
しかしながら、このケ−スではO−リング3の位置がパイプ20の差し込み口に近い側にあるため、パイプ20の先端が鋭利であったり、パイプ20が斜めに差し込み込まれた場合にはパイプ20の先端20bでO−リング3を食い切ったり、O−リング溝から脱落させてしまう場合があった。
図1の(b)はこのパイプ保持リング2とO−リング3の位置を逆にしたものであり、O−リング3を奥側に配置した例である。このケ−スでは、パイプ20の差し込み口からO−リング3までの寸法が比較的長いため、パイプ20が多少斜めに差し込まれても真っ直ぐになるように矯正される可能性はあるが、かかる真直性をもたらすための設計とはなっておらず、その効果は低い。
更に、このケ−スではパイプ20の差し込みの際にパイプ保持リング2の爪2aがパイプ20の外表面20aに接触して傷を付ける場合があり、この傷はO−リング3のシ−ル部を跨がることから流体の漏れが発生することがあった。尚、図示はしないが、上記パイプ保持リング2とO−リング3の間に金属製或いは樹脂製のワッシャを嵌め込んでおくことが好適である。
本発明は以上の従来の技術に鑑みてなされたものであり、パイプ保持リングとO−リングとを内蔵した継手にあって、パイプが斜めに差し込まれた際にもO−リングに損傷をもたらさない構造の継手を提供するものであり、O−リングを差し込み側に配置した継手の改良に最適である。
本発明の要旨は、継手基体に形成された流路内に段部を設け、この段部内にパイプ保持リングとO−リングが内蔵され、継手基体に螺合されたキャップをもってこれらの抜けを防止したパイプ継手であって、キャップの先端にスリ−ブを介在させたことを特徴とするものである。
そして、かかるパイプ継手にあって、継手基体の段部内のO−リングがパイプの差し込み側に内蔵されていても、奥側に内蔵されていてもよいが、前者の構造の継手の場合が最も効果的である。
パイプ継手にあって、パイプの差し込み口と継手基体内に内蔵されたO−リングとの間隔が狭い場合には、差し込まれたパイプが真っ直ぐに差し込まれなかった際にはそのままO−リングを斜めから押すこととなってしまい、O−リングに傷を付けてしまうが、スリ−ブを介在させたことにより斜めに差し込まれたパイプの姿勢が矯正され、O−リングに接触する際には真っ直ぐになっているものであり、これによってO−リングに傷が付くことはなく、パイプ接続時の作業の原因による流体の漏れの発生が極めて低減できたものである。
以下、最も特徴的に発揮する継手(図1の(a))をもって本発明を更に説明すると、パイプの差し込み口とO−リングとの間隔が狭い場合、パイプの真直度の矯正効果が小さく、このため、パイプの先端が斜めのままでO−リングと接触するケ−スが多くなる。従って、パイプの表面に傷を付けたり、場合によってはO−リング溝内よりO−リングを脱落させてしまうことがある。これらの好ましくない状況はパイプ差し込みの際に外部から目視できるものではなく、結果として流体の漏れがあって初めてその欠陥が分かるということとなってしまっていた。
本発明はかかる欠点を継手の構造上より解決しようとするものであり、例えパイプが斜めに差し込まれても、或いは特に樹脂パイプにありがちな湾曲に癖付けされたパイプが差し込まれても、O−リングに至る間にそのパイプの不具合を矯正してしまおうとするものである。
このため、パイプの差し込み口とO−リングとの間に真直性のスリ−ブを介在したものであり、このスリ−ブ内にパイプの外表面が接する状態で差し込まれるものである。これによってパイプが差し込まれた際にその真直性が矯正され、パイプの先端がO−リングに到達する際にはその傾斜が解消され、O−リングに対してパイプの先端全体が同時に接触することとなる。これによってO−リングの局部に力が集中するというようなこともなくなり、O−リングの表面を傷付けることもなく、溝からの脱落もなくなるものである。尚、パイプの真直度を向上させるためには、スリ−ブの内径をできるだけパイプの外径に近づけた方がよいことは言うまでもない。
差し込まれるパイプが金属製である場合が特にO−リングに傷が付きやすく、かかるパイプの矯正が必要となる。かかるパイプの矯正の程度であるが、O−リングとの接触時のパイプの角度が真直状態との差が2度以下、好ましくは1.5度以下であればO−リングの表面に傷が付かず、溝からの脱落もなくなるということを発見し本発明に至ったものである。
スリ−ブ側から言えば、その材質は金属製がよいが、場合によっては樹脂製でもよく、スリ−ブが独立して存在しても、キャップと一体であっても、或いはパイプ保持リング(コレット)と一体であってもよい。いずれにしても、特に差し込まれるパイプが例えば金属製の場合には、O−リングとの接触時には真直度が2度以下、好ましくは1.5度以下となるような長さのスリ−ブであることが重要である。
以上、本発明を特に欠陥が生じやすい図1(a)の継手の場合をもって説明したが、図1(b)の継手であっても本発明の技術を適用することによってパイプ先端が継手内で各部品に引っ掛かりにくくなり、よりすぐれた性能を発揮できることは言うまでもない。
以下、実施例をもって本発明を更に説明する。第1の実施例における継手A1 の構造(図2)は、前記した図1(a)の構造を有するものであり、前記したように継手基体1の流路に段部1aを設け、段部1a内にパイプ保持リングとして内側に爪2aを備えたグラブリング(コレット)2とシ−ル用のO−リング3が順次内蔵される。そして、これをキャップ4にて抜けを抑える構造のものである。この場合、キャップ4の先端4aにてO−リング3等の抜けを抑えるが、かかる先端4aの長さは極く短いものであり、差し込まれるパイプ20の外径との関係で言えば、これと接することがない大きさの内径であり、斜めに差し込まれたパイプの矯正には全く役立たない。尚、図中、符号7はナイロン樹脂製のワッシャである。
このため、前記したように図1(a)の構造のままであると、パイプ20の斜め差し込みが矯正されないままO−リング3に接触してしまうこととなるが、本発明にあっては、このキャップ4の先端4aとO−リング3との間に、図示するように他の部材とは別体の真直性のスリ−ブ10を介在させ、パイプ20の斜めに差し込まれたパイプ20の外表面20aを一定の距離の間(スリ−ブ10の長さ分)だけスリ−ブ10の内表面に接触させることによって矯正してしまおうとするものである。
スリ−ブ10は差し込まれたパイプ20の真直性を2度以下、好ましくは1.5度以下に矯正することが必要であり、このため、スリ−ブ10の長さが決定され、又、その内径が選択されることとなる。ここではスリ−ブ10の長さが8mm、内径が22.45φ、パイプの外径が22.22φであった。
図3は本発明の第2の実施例A2 であり、スリ−ブ10がキャップ4の先端に一体となって構成された例である。このキャップ4は金属製でも樹脂製でもよく、特に別体のスリ−ブを用いる必要がないことから、継手の組み立て作業における作業性がよく、更にはスリ−ブの装着忘れもないという特徴がある。ここではスリ−ブ10の長さが12.7mm、内径が22.45φ、パイプの外径が22.22φであった。
図4は本発明の第3の実施例A3 であり、図1(b)に適用した例である。即ち、この例ではコレット2が差し込み側に配置された継手であり、このコレット2において、パイプ20の差し込み側にスリ−ブ10を介在させたものであり、図例にあっては、特にスリ−ブ10をコレット2のパイプ20の差し込み側に一体に構成した例である。この場合も、特に別体のスリ−ブを用いる必要がないことから、継手の組み立て作業における作業性がよく、更にはスリ−ブの装着忘れもないという特徴がある。
本発明は以上の通りであり、樹脂や金属パイプを差し込む継手にあって、パイプが斜めに差し込まれたり、パイプが曲げ癖がつけられたりしていた場合にも、O−リングを傷を付けることがなくなったもので、一般の継手に利用可能であり、継手としての価値が極めて高くなったものである。
図1は従来の継手の構造を示す半裁断面図である。 図2は本発明の第1実施例の継手の構造を示す半裁断面図である。 図3は本発明の第2実施例の継手の構造を示す半裁断面図である。 図4は本発明の第3実施例の継手の構造を示す半裁断面図である。
符号の説明
A1 、A2 、A3 ‥本発明の継手、
1‥継手基体、
1a‥段部、
2‥パイプ保持リング(コレット)、
2a‥爪、
3‥O−リング、
4‥キャップ、
4a‥キャップ先端、
10‥スリ−ブ、
20‥パイプ、
20a‥パイプの外表面、
20b‥パイプの先端。

Claims (7)

  1. 継手基体に形成された流路内に段部を設け、この段部内にパイプ保持リングとO−リングが内蔵され、継手基体に螺合されたキャップをもってこれらの抜けを防止したパイプ継手であって、キャップの先端にスリ−ブを介在させたことを特徴とするパイプ継手。
  2. 段部内のパイプの差し込み側にO−リングが内蔵された請求項1記載のパイプ継手。
  3. 段部内のパイプの奥側にO−リングが内蔵された請求項1記載のパイプ継手。
  4. スリ−ブがキャップと別体である請求項1又は2記載のパイプ継手。
  5. スリ−ブがキャップと一体である請求項1又は2記載のパイプ継手。
  6. スリ−ブがパイプ保持リングと一体である請求項3記載のパイプ継手。
  7. 差し込まれたパイプのO−リングに達する際の傾斜角度が1.5度以下となるスリ−ブ長さと内径を有する請求項1乃至6記載のパイプ継手。
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