JP2003014171A - 管継手 - Google Patents
管継手Info
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Abstract
容易に確認でき、流体シール性能及び管係止性能を安定
して確保することができる安価な管継手を提供する。 【解決手段】 端部に接続すべき管10を挿入する管ソ
ケット部12aが形成された継手本体12と、管ソケッ
ト部12aに内挿されて収容される密封リング14及び
管抜止めリング16と、管ソケット部12aに設けられ
る保持部材18とを備えた管継手において、前記継手本
体12を透明あるいは半透明に形成すると共に、前記管
10の端末に後端が前記管10の端末から露出するよう
に内挿されるスリーブ部材24を設け、前記スリーブ2
4部材の少なくとも後端露出部分の外面を前記管の外面
と異なる色としたことを特徴とする。
Description
ることによりワンタッチで迅速に接続処理することが可
能な挿入接続型の管継手に関するものである。
性能や管抜けを防止する管係止性能が主に要求される。
挿入接続型の管継手では、端部に接続すべき管を挿入す
る管ソケット部が形成された継手本体と、管ソケット部
に内挿されて収容される密封リング及び管抜止めリング
と、管ソケット部に設けられる保持部材とを備え、継手
本体の管ソケット部に前記管を挿入することで、上記の
要求性能に対する機能を働かせる構造になっている。こ
の種の管継手では、上記の性能を確実に発揮するために
は、予め設計された必要量(必要長さ)だけ前記管を管
継手の継手本体に挿入する必要があり、該管が設計され
た必要量だけ継手本体に挿入されたかどうか、挿入量を
確認することが重要になる。
は、以下のとおりである。一つの方法は、挿入前の管を
管継手にあてて、挿入量を推測して管の表面にマーキン
グを施し、マーキングした位置まで、管を継手本体に押
し込みながら挿入する方法である。他の方法は、管の挿
入に伴い、ピン等のインジケータが移動あるいは突出
し、管の挿入量を確認することで挿入不足を防ぐ機能を
持つ管継手を使用する方法等である。
ングを施す方法は、接続すべき管の本数が少ない場合に
は有効であるが、多本数の管を接続処理する場合には、
管にマーキングを施す作業が面倒で煩雑になる。このた
め、極端な場合、マーキングを施さずに管接続されてし
まう恐れもある。さらに、管接続後の外観から挿入量を
確認できないことから、作業者によるバラツキが生じ易
い。このようなことから、管の挿入量の確認方法として
の信頼性が乏しく、継手に要求される上記性能を安定し
て確保することが難しい。
合は、前者の管にマーキングを施す方法と異なり、管の
接続に際して必ず管の挿入量のチェック機構が働くか
ら、管の挿入量を容易に確認することができる。そし
て、管が設計された必要量だけ継手本体に挿入されない
と、管の接続ができないから、より正確で安定した管の
接続処理を行うことができ、管継手に要求される上記性
能を安定して確保することができる。しかしながら、こ
の継手は構造が複雑となり、必然的に高価になって、配
管、施工費用がかさむという新たな問題を生じる。
の第1の目的は、管の挿入量を容易に確認することがで
きる管継手を提供することにある。本発明の第2の目的
は、流体シール性能及び管係止性能を安定して確保する
ことができる安価な管継手を提供することにある。本発
明の第3の目的は、管接続作業後、流体漏洩等の不良個
所の検査が容易で、保守点検作業に便利な管継手を提供
することにある。
めに、本発明の請求項1に記載された管継手は、端部に
接続すべき管を挿入する管ソケット部が形成された継手
本体と、管ソケット部に内挿されて収容される密封リン
グ及び管抜止めリングと、管ソケット部に設けられる保
持部材とを備えたものにおいて、前記継手本体を透明あ
るいは半透明な樹脂で形成すると共に、前記管の端末に
後端が前記管の端末から露出するように内挿されるスリ
ーブ部材を設け、前記スリーブ部材の少なくとも後端露
出部分の外面を前記管の外面と異なる色としたものであ
る。
れた接続すべき管の端末位置が分かり易くなる。従っ
て、継手本体に前記管が必要量だけ挿入されているかど
うか、管の挿入量を容易に確認することが可能となり、
流体シール性能及び管係止性能を安定して確保すること
ができる。また、構造が簡単なので、価格を安くするこ
とができる。さらに、管接続作業後、流体漏洩等の不良
個所の検査が容易で、保守点検作業が便利になる。
手は、端部に接続すべき管を挿入する管ソケット部が形
成された継手本体と、管ソケット部に内挿されて収容さ
れる密封リング及び管抜止めリングと、管ソケット部に
設けられる保持部材とを備えたものにおいて、前記継手
本体の密封リング及び管抜止めリングが収容されている
部分を外から内部観察ができないように不透明に形成
し、該部分よりも管挿入方向の奥側部分を外から内部観
察ができるように透明あるいは半透明な樹脂で形成した
ものである。
された接続すべき管が、前記密封リング等が収容されて
いる不透明部分を通過したとき、はじめて前記管の端末
が観察可能になる。即ち、管の端末を外部から観察でき
たときに、管を必要量だけ挿入できたと判定できる。従
って、継手本体に前記管が必要量だけ挿入されているか
どうか容易に判断することが可能となり、管継手の流体
シール性能及び管係止性能を安定して確保することがで
きる。また、構造が簡単なので、価格を安くすることが
できる。さらに、管接続作業後、流体漏洩等の不良個所
の検査が容易で、保守点検作業が便利になる。
求項2記載のものにおいて、前記管の端末に後端が前記
管の端末から露出するように内挿されるスリーブ部材を
設け、前記スリーブ部材の少なくとも後端露出部分の外
面を前記管の外面と異なる色としたものである。このよ
うな構成によると、前記密封リング及び管抜止めリング
が収容されている不透明部分を通過した後における前記
管の端末位置の把握が容易となり、前記管の挿入量をよ
り明確に確認することができるので望ましい。
求項1又は3記載のものにおいて、前記スリーブ部材が
前記管に内挿される筒部と外向き鍔部で形成され、前記
筒部が前記管の内径と同一又はそれよりも若干大きい外
径を有すると共に、前記外向き鍔部が前記管の内径より
も大きく該管の外径以下の外径と該管の肉厚以上の幅と
を有するものとしたものである。
果を奏する。即ち、前記スリーブ部材の筒部の外径を前
記管の内径と同一乃至それよりも若干大きい外径とする
ことにより、前記スリーブ部材を前記管の端末に緩みな
く内挿することができ、管の接続作業が容易になる。ま
た、前記管の切断等により扁平した管の端末が真円に矯
正されるので、前記管の外面を前記密封リング及び管抜
止めリングへ均等に密接させることができ、流体シール
性能及び管係止性能をより安定して確保することができ
る。また、外向き鍔部の外径を前記管の内径よりも大き
く該管の外径以下の外径にすることにより、管の端末に
その挿入量を目視できる標識を取り付けるものと同様な
効果を得ることができる。また、継手本体の管ソケット
部に前記管の端末を挿入しても、前記スリーブ部材が前
記密封リング等に引っ掛かることがないので、該管の挿
入が容易となり、管の接続作業を円滑に行うことができ
る。さらに、前記外向き鍔部の幅を該管の肉厚以上の幅
にすることにより、継手本体の筒状曲面部分の外側から
内部を観察することにより生じる像の歪みで、前記外向
き鍔部を接続すべき管の肉厚部分と間違える恐れがなく
なる。従って、継手本体に挿入された前記管の端末位置
をより明確に確認することができる。
求項1乃至4のいずれか1項記載のものにおいて、前記
継手本体における、密封リング及び管抜止めリングが収
容されている部分よりも管挿入方向の奥側部分の内面
に、前記管の過挿入を抑止する内向き突起部を設けると
共に、前記奥側部分の外面を平坦筒部に形成し、平坦筒
部の長さを前記突起部の幅以上に設定したものである。
向き突起部を設けることにより、前記管の過挿入を抑止
することができる。また、前記管を前記突起部に突き当
たるまで挿入させたときに、必要量だけ継手本体に挿入
したと確認するためのスケールとして利用することもで
きるので好ましい。また、継手本体の前記外面を表面凹
凸の少ない滑らかな平坦筒部に形成することにより、光
の屈折による像のゆがみが生じず、内部観察がさらに容
易になる。さらに、平坦筒部の長さを前記突起部の幅以
上に設定することにより、内部観察するときの視界が良
好になる。従って、前記管の挿入量及び挿入状態の確認
がさらに容易になる。また、管接続後の点検作業もより
便利になる。さらに、前記管の挿入方向のクリアランス
(スペース)も長く取れるので、管継手に要求される前
記性能を充足するのに必要な挿入量を十分確保すること
ができる。
求項1、請求項3乃至5のいずれか1項記載のものにお
いて、前記スリーブ部材の外向き鍔部の外端縁に凸曲面
状の面取部を有するものである。このようにすると、継
手本体に接続すべき管を、前記密封リング及び管抜止め
リングに引っ掛けることなく、より円滑に挿入すること
ができ、接続の作業性が向上する。さらに、管挿入の
際、密封リングを変形、損傷、取付け位置から逸脱させ
たりすることがなく、流体シール性能をより安定して確
保することができるので好ましい。
部に接続すべき主管を挿入する主管ソケット部と、端部
に接続すべき分岐用の枝管を挿入する枝管ソケット部が
形成された継手本体と、主管ソケット部及び枝管ソケッ
ト部に内挿されて収容される密封リング及び管抜止めリ
ングと、主管ソケット部及び枝管ソケット部に設けられ
る保持部材とを備えたものにおいて、前記継手本体を透
明あるいは半透明な樹脂で形成すると共に、前記主管及
び枝管の各端末に後端が前記管の端末から露出するよう
に内挿されるスリーブ部材を設け、前記スリーブ部材の
少なくとも後端露出部分の外面を前記管の外面と異なる
色としたものである。
された接続すべき主管及び枝管の端末位置が分かり易く
なり、継手本体に前記主管及び枝管が必要量だけ挿入さ
れているかどうか、これら管の挿入量を容易に確認する
ことが可能となる。従って、管の分岐接続作業が容易で
あり、特に管同士が近接し易い分岐接続作業において効
果が顕著になるほか、流体シール性能及び管係止性能を
安定して確保することができる。また、構造が簡単なの
で、価格を安くすることができる。さらに、管分岐接続
作業後、流体漏洩等の不良個所の検査が容易で、保守点
検作業が便利になる。
部に接続すべき主管を挿入する主管ソケット部と、端部
に接続すべき分岐用の枝管を挿入する枝管ソケット部が
形成された継手本体と、主管ソケット部及び枝管ソケッ
ト部に内挿されて収容される密封リング及び管抜止めリ
ングと、主管ソケット部及び枝管ソケット部に設けられ
る保持部材とを備えたものにおいて、前記継手本体の密
封リング及び管抜止めリングが収容されている部分を外
から内部観察ができないように不透明に形成し、該部分
よりも管挿入方向の奥側部分を外から内部観察ができる
ように透明あるいは半透明な樹脂で形成したものであ
る。
された接続すべき主管及び枝管が、前記密封リング等が
収容されている不透明部分を通過したとき、はじめて主
管及び枝管の端末が観察可能になる。即ち、これら管の
端末を外部から観察できたときに、これら管を必要量だ
け挿入できたと判定できる。従って、継手本体に前記主
管及び枝管が必要量だけ挿入されているかどうか容易に
判断することが可能となり、管の分岐接続作業が容易に
なるほか、特に管同士が近接し易い分岐接続作業におい
て効果が顕著になるほか、管継手の流体シール性能及び
管係止性能を安定して確保することができる。また、構
造が簡単なので、価格を安くすることができる。さら
に、管接続作業後、流体漏洩等の不良個所の検査が容易
で、保守点検作業が便利になる。
より詳細に説明する。 (実施形態1)図1(イ)乃至(ハ)は本発明に係る管
継手の実施形態1を示す。この管継手は、図1(イ)
(ロ)に示すように、例えば、両端部にプラスチック管
のような接続すべき管10を挿入する管ソケット部12
aが形成された継手本体12と、その両管ソケット部1
2aに内挿されて収容される、例えば、ゴム弾性体のO
リングからなり、水漏れ等を抑える流体シール性能を得
るための密封リング14及び管抜けを防止する管係止性
能を得るための管抜止めリング16と、継手本体12の
両管ソケット部12aに設けられる保持部材18とを備
えている。
脂を円筒状に射出成形、ブロー成形等することにより形
成される。このような樹脂としては、例えば、ポリフェ
ニルサルホンが適している。ポリフェニルサルホンは、
耐熱性に優れ、給湯用の継手として使用しても寸法変化
(寸法狂い)が少ない。また、耐衝撃性にも優れ、継手
にウオーターハンマー等の急激な圧力上昇が生じても、
継手が破損に至るのを防止できる等の長所を有している
からである。
ト部12aは、継手本体12の中央部よりも内径及び外
径が大きく拡径しており、その内側に、その奥側から入
口側に向けて順に、前記密封リング14、内側リングス
ペーサ20、前記管抜止めリング16及び外側リングス
ペーサ22が内挿され収容される。
が、内側へ管挿入方向に傾斜するように突出させた内歯
状の多数の爪をその円周方向に沿って有し、ばね性金属
板条体をプレス成形等することにより形成される。
に開口したベルマウス部18aを有する筒状キャップ状
のもので、継手本体12の前記管ソケット部12aに形
成されたねじ部12cに螺合させて設けられる。この保
持部材18も前記継手本体12と同様に透明あるいは半
透明な樹脂を円筒状に射出成形、ブロー成形等すること
により形成される。このような樹脂としては、例えば、
剛性があってねじ部12cにおける締付力に耐える機械
的強度を有するほか、耐熱性に優れ、給湯用の継手とし
て使用しても寸法変化(寸法狂い)が少ない、ポリフェ
ニレンスルフィド(PPS)が採用される。
記管ソケット部12a内に収容された前記密封リング1
4及び管抜止めリング16等が管ソケット部12aから
抜け出るのを防止できる。また、前記ベルマウス部18
aにより、接続すべき管10の継手本体12への内挿を
円滑に行うことが容易になる。
めリング16をその爪が密封リング14と接触しないよ
うに該リングから間隔を隔てて配置するためのものであ
る。また、外側リングスペーサ22は、保持部材18の
締付力を密封リング14及び管抜止めリング16へ伝達
するためのものである。
14及び管抜止めリング16が収容されている部分より
も管挿入方向の奥側部分、即ち、継手本体12の中央部
分の内面には、前記接続すべき管10の過挿入を抑止す
るストッパーの役目をする環状の内向き突起部12bが
設けられる。また、前記奥側部分、即ち、継手本体12
の中央部分の外面が平坦筒部12dに形成され、平坦筒
部12dの長さLが前記突起部12bの幅Wより大きく
設定されている。
10の端末に、後端が該管10の端末から所定長外方へ
突出して露出するように内挿されるスリーブ部材24を
備えている。スリーブ部材24は、プラスチック、セラ
ミック、金属材料等を成形等することにより形成され
る。また、その全体、前記管10の後端露出部分全体又
は後端露出部分の外面が前記管10の外面と異なる色に
なるように構成される。前記後端露出部分の外面を前記
管10の外面と異なるようにする場合は、スリーブ部材
24の後端露出部分の上に、前記管10の外面と異なる
色の被覆層(押出被覆層、塗料塗布層、めっき被覆層
等)を設けて構成される。前記スリーブ部材24側の色
を前記管10の外面の色と異なる色にする場合、前記管
10の外面の色と明確に識別し得るような色、例えば、
補色の関係にある色とか、さらに、管接続を行う周囲環
境の色とも明確に識別し得るような色を選択することが
望ましい。例えば、前記管10側が黒色の場合、スリー
ブ部材24側は白色や黄色を選択するとか、前記管10
側が白色の場合は、スリーブ部材24側は赤色を選択す
るという具合である。このような色を選択すると、夜間
とか薄暗い場所で管接続作業を行っても、接続すべき管
10の端末位置を明確に確認することができるので好ま
しい。
うに、前記接続すべき管10に内挿される直管状の筒部
24aと前記後端露出部分に相当する外向き鍔部24b
で形成される。前記筒部24aは前記管10の内径と同
一又はそれよりも若干大きい外径を有し、内外面とも段
差がなく滑らかに形成されている。また、前記外向き鍔
部24bは前記管10の内径よりも大きく該管の外径以
下の外径を有する。また、該管10の肉厚以上の幅を有
する。例えば、接続すべき管10の肉厚が1.4mmの
場合、その肉厚の約3倍にあたる4mmの幅とする。さ
らに、筒部24a及び外向き鍔部24bの内端縁を面取
りして丸み24cを持たせ、前記管10を流れる流体の
摩擦抵抗を減少させるようにしている。
1に係る管継手を使用して管接続を行う方法を図2に基
づいて説明する。先ず、継手本体12の両側の管ソケッ
ト部12aに、密封リング14、内側リングスペーサ2
0、管抜止めリング16及び外側リングスペーサ22を
内挿する。次に、管ソケット部12aのねじ部12cに
保持部材18を螺合させ、内側リングスペーサ20及び
外側リングスペーサ22を介して密封リング14及び管
抜止めリング16を締め付けて収容する。次に、接続す
べき一方の管10の端末に、スリーブ部材24をその筒
部24aが該端末側を向くように配置して矢印A方向に
押し込み内挿する。その内挿が終了すると、スリーブ部
材24の外向き鍔部24bが前記管10の端末から外方
へ露出した状態になる。
ト部12aに、接続すべき管10を、スリーブ部材24
の露出した外向き鍔部24b側から矢印B方向に、必要
な挿入量が得られるまで、押し込みながら挿入する。そ
して、前記管10の流体シール及び管抜止め処理を終了
する。次に、前記と同様な操作方法なので、図示省略し
てあるが、接続すべき他方の管10にスリーブ部材24
を内挿して、該管10を左側の管ソケット部12aから
継手本体12に必要な挿入量が得られるまで、押し込み
ながら挿入し、該管10の流体シール及び管抜止め処理
を終了する。
は、前記したように、継手本体12を透明あるいは半透
明な樹脂で形成すると共に、前記管10の端末に後端が
前記管10の端末から露出するように内挿されるスリー
ブ部材24を設け、前記スリーブ部材24の少なくとも
後端露出部分の外面を前記管10の外面と異なる色とし
てある。そうすると、継手本体12に挿入された前記管
10の端末位置が分かり易くなるから、継手本体12に
前記管10が必要量だけ挿入されているかどうか、管1
0の挿入量を容易に確認することが可能となり、管継手
の流体シール性能及び管係止性能を安定して確保するこ
とができる。また、構造が簡単なので、価格を安くする
ことができる。さらに、管接続作業後、流体漏洩等の不
良個所の検査が容易で、保守点検作業が便利になる。
ブ部材24の筒部24aの外径を前記管10の内径と同
一乃至それよりも若干大きい外径としてあるので、前記
スリーブ部材を前記管の端末に緩みなく内挿することが
でき、管の接続作業が容易になる。また、前記管10の
切断等により扁平した管10の端末が真円に矯正される
ので、前記管10の外面を前記密封リング14及び管抜
止めリング16へ均等に密接させることができ、流体シ
ール性能及び管係止性能をより安定して確保することが
できる。
0の内径よりも大きく該管の外径以下の外径にしてある
ので、管10の端末にその挿入量を目視できる標識を取
り付けるものと同様な効果を得ることができる。また、
継手本体12に前記管10の端末を挿入しても、前記ス
リーブ部材24が前記密封リング14等に引っ掛かるこ
とがないので、該管10の挿入が容易となり、管10の
接続作業を円滑に行うことができる。
0の肉厚以上の幅にしてあるので、継手本体12の筒状
曲面部分の外側から内部を観察することにより生じる像
の歪みで、前記外向き鍔部24bを前記管10の肉厚部
分と間違える恐れがなくなる。従って、継手本体12に
挿入された前記管10の端末位置をより明確に確認する
ことができる。
2の前記内面に前記内向き突起部12bを設けてあるの
で、前記管の過挿入を抑止することができる。また、こ
の内向き突起部12bは、前記管10を前記突起部12
bに突き当たるまで挿入させたときに、必要量だけ継手
本体12に挿入したと確認するためのスケールとして利
用することもできる。また、継手本体12の前記外面を
平坦筒部12dに形成してあるので、光の屈折による像
のゆがみが生じず、内部観察がさらに容易になる。さら
に、平坦筒部12dの長さLを前記突起部12bの幅W
以上に設定することにより、内部観察するときの視界が
良好になる。また、平坦筒部12dの長さLをスリーブ
部材24の外向き鍔部24bの幅に対して5倍以上に設
定しておくと、前記管10の端末の位置をより確認し易
くなる。従って、前記管10の挿入量及び挿入状態の確
認がさらに容易になる。また、管接続後の点検作業もよ
り便利になる。さらに、前記管10の挿入方向のクリア
ランス(スペース)も長く取れるので、管継手に要求さ
れる前記流体シール性能等を充足するのに必要な挿入量
を十分確保することができる。
接続すべき管10を比較的容易に必要量だけ挿入するこ
とが可能になるので、密封リング14による流体シール
性能及び管抜止めリング16による管係止性能を十分に
確保することができる。
に係る管継手の実施形態2を示す。この管継手は、前記
継手本体12の端部に形成された管ソケット部12aに
設けられる保持部材26として、不透明な樹脂を成形し
て形成したものを使用している。これにより、継手本体
12の密封リング14及び管抜止めリング16が収容さ
れている部分を外から内部観察ができない状態になって
いる。継手本体12は前記実施形態のものと同様に透明
あるいは半透明な樹脂である、例えば、ポリフェニルサ
ルホンで形成され、前記密封リング14及び管抜止めリ
ング16が収容されている部分よりも管挿入方向の奥側
部分を内部観察ができるようにしている。また、この管
継手は、前記実施形態で使用されるスリーブ部材24は
必ずしも必要としない。その他の構成は前記実施形態の
管継手と同じであり、同一構成、機能を有するものには
同一符号を付してある。
管抜止めリング16が収容されている部分を外から内部
観察ができないように不透明に形成する手段としては、
図示省略するが、前記継手本体12の密封リング14及
び管抜止めリング16が収容されている部分(管ソケッ
ト部12a)を不透明な樹脂で形成するか、該部分を樹
脂以外の別の材料、例えば、金属材料等の不透明な材料
で形成するようにしてもよい。この場合、保持部材は、
前記保持部材18、26のいずれを用いてもよい。
グ14及び管抜止めリング16が収容されている部分を
外から内部観察ができないように不透明に形成し、該部
分よりも管挿入方向の奥側部分を外から内部観察ができ
るように透明あるいは半透明な樹脂で形成すると以下説
明する効果を奏する。即ち、継手本体12に挿入された
接続すべき管10が、前記密封リング14等が収容され
ている不透明部分を通過したとき、はじめて前記管10
の端末が観察可能になる。即ち、管10の端末を外部か
ら観察できたときに、管10を必要量だけ挿入できたと
判定できる。従って、継手本体12に前記管10が必要
量だけ挿入されているかどうか容易に判断することが可
能となり、管継手の流体シール性能及び管係止性能を安
定して確保することができる。また、構造が簡単なの
で、価格を安くすることができる。さらに、管接続作業
後、流体漏洩等の不良個所の検査が容易で、保守点検作
業が便利になる。
に係る管継手の実施形態3を示す。この管継手は、前記
実施形態2の管継手において、前記接続すべき管10の
端末に後端が前記管10の端末から露出するように内挿
されるスリーブ部材24を設け、前記スリーブ部材24
の少なくとも後端露出部分の外面を前記管10の外面と
異なる色としたもので、その他の構成は実施形態2の管
継手と同一構成になっている。このような構成による
と、前記密封リング14及び管抜止めリング16が収容
されている不透明部分を通過した後における前記管10
の端末位置の把握が容易となり、前記管10の挿入量を
より明確に確認することができるので望ましい。
に係る管継手の実施形態4を示す。この管継手は前記接
続すべき管10の端末に内挿されるスリーブ部材とし
て、図5(ロ)に示す構成のスリーブ部材28を使用す
る。このスリーブ部材28は、実施形態1又は3のスリ
ーブ部材24において、その外向き鍔部24bの外端縁
に凸曲面状の面取部28aを有することを特徴としてお
り、その他の構成はスリーブ部材24のものと同一であ
る。
部材28を用いることにより、継手本体12に接続すべ
き管10を、前記密封リング14及び管抜止めリング1
6に引っ掛けずに、より円滑に挿入することができ、接
続の作業性が向上する。さらに、管挿入の際、密封リン
グ14を変形、損傷、取付け位置から逸脱させたりする
ことがなく、流体シール性能を安定して確保することが
できるので好ましい。
継手の実施形態5を示し、前記実施形態1に示すものと
同一の構成、機能を有する部品には同一符号を付してあ
る。この管継手は分岐用の管継手として使用するもの
で、図6、7に示すように、両端部にプラスチック管の
ような接続すべき主管(本管)30を挿入する主管ソケ
ット部34aと、端部にプラスチック管のような接続す
べき分岐用の枝管(分岐管)32を挿入する枝管ソケッ
ト部34bが形成された継手本体34を備える。枝管ソ
ケット部34bは両主管ソケット部34a間における継
手本体34の側方の端部に、両主管ソケット部34aに
直交するような向きで、両主管ソケット部34aを結ぶ
軸線に沿って所定間隔を隔てて3個形成されている。ま
た、主管ソケット部34a及び枝管ソケット部34bに
それぞれ内挿されて収容される、例えば、ゴム弾性体の
Oリングからなり、水漏れ等を抑える流体シール性能を
得るための密封リング14及び管抜けを防止する管係止
性能を得るための管抜止めリング16と、主管ソケット
部34a及び枝管ソケット部34bにそれぞれ設けられ
る保持部材18とを備えている。
脂を筒状に射出成形、ブロー成形等することにより形成
される。このような樹脂としては、例えば、ポリフェニ
ルサルホンが適している。継手本体12の主管ソケット
部34a及び枝管ソケット部34bはそれぞれ継手本体
34の中央部よりも内径及び外径が大きく拡径してお
り、これ等の内側に、その奥側から入口側に向けて順
に、前記密封リング14、内側リングスペーサ20、前
記管抜止めリング16及び外側リングスペーサ22が内
挿され収容される。
14及び管抜止めリング16が収容されている部分、即
ち、主管ソケット部34a及び枝管ソケット部34bよ
りも管挿入方向の奥側部分、即ち、継手本体34の中央
部に相当する部分に、その内径を主管ソケット部34a
及び枝管ソケット部34bが形成されている部分の内径
よりも縮小して内向き段部34cが形成され、前記接続
すべき主管30及び枝管32の過挿入を抑止する。
管継手のものと同様に、内側へ管挿入方向に傾斜するよ
うに突出させた内歯状の多数の爪をその円周方向に沿っ
て有し、ばね性金属板条体をプレス成形等することによ
り形成される。また、保持部材18は、内端縁に外側へ
ラッパ状に開口したベルマウス部18aを有する筒状キ
ャップ状のもので、継手本体34の前記主管ソケット部
34a及び枝管ソケット部34bに形成されたねじ部3
4dに螺合させて設けられる。この保持部材18も継手
本体34と同様に透明あるいは半透明な樹脂、例えば、
ポリフェニレンスルフィド(PPS)のような樹脂を円
筒状に射出成形、ブロー成形等することにより形成され
る。なお、保持部材18、内側リングスペーサ20及び
外側リングスペーサ22の機能は前記実施形態1のもの
と同じである。
続すべき主管30及び枝管32の各端末に、後端が該管
30、32の端末から所定長外方へ突出して露出するよ
うに内挿されるスリーブ部材24を備えている。スリー
ブ部材24は、プラスチック、セラミック、金属材料等
を成形等することにより形成される。また、その全体、
前記管30、32の後端露出部分全体又は後端露出部分
の外面が前記管30、32の外面と異なる色になるよう
に構成される。
2の外面と異なるようにする場合は、スリーブ部材24
の後端露出部分の上に、前記管30、32の外面と異な
る色の被覆層(押出被覆層、塗料塗布層、めっき被覆層
等)を設けて構成される。前記スリーブ部材24側の色
を前記管30、32の外面の色と異なる色にする場合、
前記管30、32の外面の色と明確に識別し得るような
色、例えば、補色の関係にある色とか、さらに、管接続
を行う周囲環境の色とも明確に識別し得るような色を選
択することが望ましい。例えば、前記管30、32側が
黒色の場合、スリーブ部材24側は白色や黄色を選択す
るとか、前記管30、32側が白色の場合は、スリーブ
部材24側は赤色を選択するという具合である。このよ
うな色を選択すると、夜間とか薄暗い場所で管接続作業
を行っても、接続すべき主管30及び枝管32の端末位
置を明確に確認することができるので好ましい。なお、
上記以外のスリーブ部材24の構成及び機能は前記実施
形態1の管継手のスリーブ部材24と実質同一である。
な構成になっている。この管継手を用いて管分岐接続を
行う場合には、先ず、継手本体34の両側の主管ソケッ
ト部34a及び3個の枝管ソケット部34bに、それぞ
れ密封リング14、内側リングスペーサ20、管抜止め
リング16及び外側リングスペーサ22を内挿する。次
に、これら主管ソケット部34a及び枝管ソケット部3
4bのねじ部34dに保持部材18を螺合させ、内側リ
ングスペーサ20及び外側リングスペーサ22を介して
密封リング14及び管抜止めリング16を締め付けて収
容する。
の端末に、スリーブ部材24を押し込み内挿してその外
向き鍔部24bを主管30の端末から外方へ露出させ、
外向き鍔部24bを継手本体34側に向けて、その主管
30を左側の主管ソケット部34aから継手本体34に
必要な挿入量が得られるまで押し込みながら挿入し、左
側の主管30の流体シール及び管抜止め処理を終了す
る。次に、図示省略してあるが、接続すべき他方(右
方)の主管30にもスリーブ部材24を押し込み内挿し
て、その主管30を右側の主管ソケット部34aから継
手本体34に必要な挿入量が得られるまで押し込みなが
ら挿入し、右側の主管30の流体シール及び管抜止め処
理を終了する。
場合と同様にして、接続すべき一方(左方)の枝管32
にスリーブ部材24を押し込み内挿し、その枝管32を
左側の枝管ソケット部34bから継手本体34に必要な
挿入量が得られるまで押し込みながら挿入し、左側の枝
管32の流体シール及び管抜止め処理を終了する。同様
にして、接続すべき真中の枝管32にもスリーブ部材2
4を挿入して、この枝管32を真中の枝管ソケット部3
4bから継手本体34に押し込みながら挿入し、真中の
枝管32の流体シール及び管抜止め処理を終了する。更
に、図示省略してあるが、接続すべき右側の枝管32も
同様な操作で右側の枝管ソケット部34bから継手本体
34に押し込みながら挿入し、右側の枝管32の流体シ
ール及び管抜止め処理を終了する。このようにして、管
分岐接続を行う。
体34に形成される枝管ソケット部34aは3個だけに
限定されず、1個、2個、又は4個以上でもよい。ま
た、主管ソケット部34aのいずれか一方を枝管ソケッ
ト部34bとし、又は、盲栓としてもよい。また、枝管
ソケット部34bは、主管ソケット部34aに対して前
記のような90度直交させる代りに、鋭角度(90度以
内)で傾斜して形成するようにしてもよい。
体34に挿入された接続すべき主管30及び枝管32の
端末位置が分かり易くなり、継手本体34に前記主管3
0及び枝管32が必要量だけ挿入されているかどうか、
これら管30、32の挿入量を容易に確認することが可
能となる。従って、管の分岐接続作業が容易であり、特
に管同士が近接し易い分岐接続作業において効果が顕著
になるほか、流体シール性能及び管係止性能を安定して
確保することができる。また、構造が簡単なので、価格
を安くすることができる。さらに、管分岐接続作業後、
流体漏洩等の不良個所の検査が容易で、保守点検作業が
便利になる。
継手の実施形態6を示し、前記実施形態2、5に示すも
のと同一の構成、機能を有する部品には同一符号を付し
てある。この管継手も前記実施形態5の管継手と同様に
分岐用の管継手として使用するもので、図8、9に示す
ように、継手本体34の端部に形成された主管ソケット
部34a及び枝管ソケット部34bに、不透明な樹脂を
成形してなる保持部材26を設けて構成されている。こ
れにより、継手本体34の密封リング14及び管抜止め
リング16が収容されている部分を外から内部観察がで
きない状態になっている。継手本体34は前記実施形態
5のものと同様に透明あるいは半透明な樹脂である、例
えば、ポリフェニルサルホンで形成され、前記密封リン
グ14及び管抜止めリング16が収容されている部分よ
りも管挿入方向の奥側部分を内部観察ができるようにし
ている。また、この管継手は、前記実施形態5で使用さ
れるスリーブ部材24を備えている。その他の構成は前
記実施形態5の管継手と同じである。
管抜止めリング16が収容されている部分を外から内部
観察ができないように不透明に形成する手段としては、
継手本体34の密封リング14及び管抜止めリング16
が収容されている主管ソケット部34a及び枝管ソケッ
ト部34bの部分を不透明な樹脂で形成するか、該部分
を樹脂以外の別の材料、例えば、金属材料等の不透明な
材料で形成するようにしてもよい。この場合、保持部材
は、前記透明又は半透明な保持部材18、不透明な保持
部材26のいずれを用いてもよい。
グ14及び管抜止めリング16が収容されている部分を
外から内部観察ができないように不透明に形成し、該部
分よりも管挿入方向の奥側部分を外から内部観察ができ
るように透明あるいは半透明な樹脂で形成すると、継手
本体34に挿入された接続すべき主管30及び枝管32
が、前記密封リング14等が収容されている不透明部分
を通過したとき、はじめて主管30及び枝管32の端末
が観察可能になる。即ち、これら管30、32の端末を
外部から観察できたときに、これら管30、32を必要
量だけ挿入できたと判定できる。従って、継手本体34
に前記主管30及び枝管32が必要量だけ挿入されてい
るかどうか容易に判断することが可能となり、管の分岐
接続作業が容易になるほか、特に管同士が近接し易い分
岐接続作業において効果が顕著になるほか、管継手の流
体シール性能及び管係止性能を安定して確保することが
できる。また、構造が簡単なので、価格を安くすること
ができる。さらに、管接続作業後、流体漏洩等の不良個
所の検査が容易で、保守点検作業が便利になる。
接続、分岐接続の場合だけでなく、エルボ、ベンド、チ
ーズ、レジューサ、サドル継手、機器等への接続等にも
適用できるものである。
記載の管継手によると、継手本体に挿入された接続すべ
き管の端末位置が分かり易くなるので、継手本体内への
管の挿入量を容易に確認することができ、流体シール性
能及び管係止性能を安定して確保することができる。ま
た、構造が簡単なので、価格を安くすることができる。
さらに、管接続作業後、流体漏洩等の不良個所の検査が
容易で、保守点検作業が便利になる。
手によると、管挿入時に、管の端末を視認できた時点を
もって管を必要量だけ挿入できたと判定できる。従っ
て、容易に、且つ、安定して管継手の流体シール性能及
び管係止性能を確保することができる。また、構造が簡
単なので、価格を安くすることができる。さらに、管接
続作業後、流体漏洩等の不良個所の検査が容易で、保守
点検作業が便利になる。
と、前記密封リング及び管抜止めリングが収容されてい
る不透明部分を通過した後における前記管の端末位置の
把握が容易となり、前記管の挿入量をより明確に確認す
ることができる。
と、前記スリーブ部材を前記管の端末に緩みなく内挿す
ることができ、管の接続作業が容易になる。また、前記
管の外面を前記密封リング及び管抜止めリングへ均等に
密接させることができ、流体シール性能及び管係止性能
をより安定して確保することができる。また、管の端末
にその挿入量を目視できる標識を取り付けるものと同様
な効果を得ることができる。また、継手本体に前記管の
端末を挿入しても、前記スリーブ部材が前記密封リング
等に引っ掛かることがないので、該管の挿入が容易とな
り、管の接続作業を円滑に行うことができる。さらに、
継手本体の筒状曲面部分の外側から内部を観察すること
により生じる像の歪みで、前記外向き鍔部を接続すべき
管の肉厚部分と間違える恐れがなくなる。従って、継手
本体に挿入された前記管の端末位置をより明確に確認す
ることができる。
と、継手本体に挿入される接続すべき管の過挿入を抑止
することができる。また、前記管を前記突起部に突き当
たるまで挿入させたときに、必要量だけ継手本体に挿入
したと確認するためのスケールとして利用することもで
きる。また、光の屈折による像のゆがみが生じず、内部
観察がさらに容易になり、内部観察するときの視界が良
好になる。従って、前記管の挿入量及び挿入状態の確認
がさらに容易になる。また、管接続後の点検作業もより
便利になる。さらに、前記管の挿入方向のクリアランス
も長く取れるので、管継手に要求される前記性能を充足
するのに必要な挿入量を十分確保することができる。
と、継手本体に接続すべき管を、前記密封リング及び管
抜止めリングに引っ掛けることなく、より円滑に挿入す
ることができ、接続の作業性が向上する。さらに、管挿
入の際、密封リングを変形、損傷、取付け位置から逸脱
させたりすることがなく、流体シール性能をより安定し
て確保することができる。
と、継手本体に挿入された接続すべき主管及び枝管の端
末位置が分かり易くなり、継手本体に前記主管及び枝管
が必要量だけ挿入されているかどうか、これら管の挿入
量を容易に確認することが可能となる。従って、管の分
岐接続作業が容易であり、特に管同士が近接し易い分岐
接続作業において効果が顕著になるほか、流体シール性
能及び管係止性能を安定して確保することができる。ま
た、構造が簡単なので、価格を安くすることができる。
さらに、管分岐接続作業後、流体漏洩等の不良個所の検
査が容易で、保守点検作業が便利になる。
と、継手本体に挿入された接続すべき主管及び枝管が、
前記密封リング等が収容されている不透明部分を通過し
たとき、はじめて主管及び枝管の端末が観察可能にな
る。即ち、これら管の端末を外部から観察できたとき
に、これら管を必要量だけ挿入できたと判定できる。従
って、継手本体に前記主管及び枝管が必要量だけ挿入さ
れているかどうか容易に判断することが可能となり、管
の分岐接続作業が容易になるほか、特に管同士が近接し
易い分岐接続作業において効果が顕著になるほか、管継
手の流体シール性能及び管係止性能を安定して確保する
ことができる。また、構造が簡単なので、価格を安くす
ることができる。さらに、管接続作業後、流体漏洩等の
不良個所の検査が容易で、保守点検作業が便利になる。
で、(イ)は縦断面図、(ロ)は正面図、(ハ)はこの
継手で接続すべき管の端末に内挿されるスリーブ部材の
下半部断面の正面図である。
す概要説明図である。
で、(イ)は縦断面図、(ロ)は正面図である。
で、(イ)は縦断面図、(ロ)は正面図である。
で、(イ)は縦断面図、(ロ)はこの継手で接続すべき
管の端末に内挿されるスリーブ部材の下半部断面の正面
図である。
図である。
る。
ある。
る。
Claims (8)
- 【請求項1】 端部に接続すべき管を挿入する管ソケッ
ト部が形成された継手本体と、管ソケット部に内挿され
て収容される密封リング及び管抜止めリングと、管ソケ
ット部に設けられる保持部材とを備えた管継手におい
て、前記継手本体を透明あるいは半透明な樹脂で形成す
ると共に、前記管の端末に後端が前記管の端末から露出
するように内挿されるスリーブ部材を設け、前記スリー
ブ部材の少なくとも後端露出部分の外面を前記管の外面
と異なる色としたことを特徴とする管継手。 - 【請求項2】 端部に接続すべき管を挿入する管ソケッ
ト部が形成された継手本体と、管ソケット部に内挿され
て収容される密封リング及び管抜止めリングと、管ソケ
ット部に設けられる保持部材とを備えた管継手におい
て、前記継手本体の密封リング及び管抜止めリングが収
容されている部分を外から内部観察ができないように不
透明に形成し、該部分よりも管挿入方向の奥側部分を外
から内部観察ができるように透明あるいは半透明な樹脂
で形成したことを特徴とする管継手。 - 【請求項3】 前記管の端末に後端が前記管の端末から
露出するように内挿されるスリーブ部材を設け、前記ス
リーブ部材の少なくとも後端露出部分の外面を前記管の
外面と異なる色としたことを特徴とする請求項2記載の
管継手。 - 【請求項4】 前記スリーブ部材は、前記管に内挿され
る筒部と外向き鍔部で形成され、前記筒部は前記管の内
径と同一又はそれよりも若干大きい外径を有すると共
に、前記外向き鍔部は前記管の内径よりも大きく該管の
外径以下の外径と該管の肉厚以上の幅とを有することを
特徴とする請求項1又は3記載の管継手。 - 【請求項5】 前記継手本体において、密封リング及び
管抜止めリングが収容されている部分よりも管挿入方向
の奥側部分の内面に、前記管の過挿入を抑止する内向き
突起部を設けると共に、前記奥側部分の外面を平坦筒部
に形成し、平坦筒部の長さを前記突起部の幅以上に設定
したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記
載の管継手。 - 【請求項6】 前記スリーブ部材の外向き鍔部の外端縁
に凸曲面状の面取部を有することを特徴とする請求項
1、請求項3乃至5のいずれか1項記載の管継手。 - 【請求項7】 端部に接続すべき主管を挿入する主管ソ
ケット部と、端部に接続すべき分岐用の枝管を挿入する
枝管ソケット部が形成された継手本体と、主管ソケット
部及び枝管ソケット部に内挿されて収容される密封リン
グ及び管抜止めリングと、主管ソケット部及び枝管ソケ
ット部に設けられる保持部材とを備えた管継手におい
て、前記継手本体を透明あるいは半透明な樹脂で形成す
ると共に、前記主管及び枝管の各端末に後端が前記管の
端末から露出するように内挿されるスリーブ部材を設
け、前記スリーブ部材の少なくとも後端露出部分の外面
を前記管の外面と異なる色としたことを特徴とする管継
手。 - 【請求項8】 端部に接続すべき主管を挿入する主管ソ
ケット部と、端部に接続すべき分岐用の枝管を挿入する
枝管ソケット部が形成された継手本体と、主管ソケット
部及び枝管ソケット部に内挿されて収容される密封リン
グ及び管抜止めリングと、主管ソケット部及び枝管ソケ
ット部に設けられる保持部材とを備えた管継手におい
て、前記継手本体の密封リング及び管抜止めリングが収
容されている部分を外から内部観察ができないように不
透明に形成し、該部分よりも管挿入方向の奥側部分を外
から内部観察ができるように透明あるいは半透明な樹脂
で形成したことを特徴とする管継手。
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KR100787375B1 (ko) * | 2004-04-28 | 2008-02-25 | 아이신에이더블류 가부시키가이샤 | 하이브리드차용 구동장치 |
GB2486004A (en) * | 2010-12-01 | 2012-06-06 | Gordon Leonard Meyers | A light-transmissible pipe coupling |
JP2019190559A (ja) * | 2018-04-24 | 2019-10-31 | 井上スダレ株式会社 | 管継手 |
JP2020139602A (ja) * | 2019-03-01 | 2020-09-03 | 井上スダレ株式会社 | 管継手 |
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2002
- 2002-04-08 JP JP2002105545A patent/JP4115154B2/ja not_active Expired - Fee Related
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GB2486004B (en) * | 2010-12-01 | 2015-09-30 | Gordon Leonard Meyers | Light-transmissable pipe coupling |
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