JP4115154B2 - 管継手 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は管を差し込み挿入することによりワンタッチで迅速に接続処理することが可能な挿入接続型の管継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
管継手は、水漏れ等を抑える流体シール性能や管抜けを防止する管係止性能が主に要求される。挿入接続型の管継手では、端部に接続すべき管を挿入する管ソケット部が形成された継手本体と、管ソケット部に内挿されて収容される密封リング及び管抜止めリングと、管ソケット部に設けられる保持部材とを備え、継手本体の管ソケット部に前記管を挿入することで、上記の要求性能に対する機能を働かせる構造になっている。この種の管継手では、上記の性能を確実に発揮するためには、予め設計された必要量(必要長さ)だけ前記管を管継手の継手本体に挿入する必要があり、該管が設計された必要量だけ継手本体に挿入されたかどうか、挿入量を確認することが重要になる。
【0003】
従来実用されている管の挿入量の確認方法は、以下のとおりである。一つの方法は、挿入前の管を管継手にあてて、挿入量を推測して管の表面にマーキングを施し、マーキングした位置まで、管を継手本体に押し込みながら挿入する方法である。他の方法は、管の挿入に伴い、ピン等のインジケータが移動あるいは突出し、管の挿入量を確認することで挿入不足を防ぐ機能を持つ管継手を使用する方法等である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前者の管に予めマーキングを施す方法は、接続すべき管の本数が少ない場合には有効であるが、多本数の管を接続処理する場合には、管にマーキングを施す作業が面倒で煩雑になる。このため、極端な場合、マーキングを施さずに管接続されてしまう恐れもある。さらに、管接続後の外観から挿入量を確認できないことから、作業者によるバラツキが生じ易い。このようなことから、管の挿入量の確認方法としての信頼性が乏しく、継手に要求される上記性能を安定して確保することが難しい。
【0005】
後者のインジケータ機構を有する継手の場合は、前者の管にマーキングを施す方法と異なり、管の接続に際して必ず管の挿入量のチェック機構が働くから、管の挿入量を容易に確認することができる。そして、管が設計された必要量だけ継手本体に挿入されないと、管の接続ができないから、より正確で安定した管の接続処理を行うことができ、管継手に要求される上記性能を安定して確保することができる。しかしながら、この継手は構造が複雑となり、必然的に高価になって、配管、施工費用がかさむという新たな問題を生じる。
【0006】
本発明は上記に鑑み提案されたもので、その第1の目的は、管の挿入量を容易に確認することができる管継手を提供することにある。本発明の第2の目的は、流体シール性能及び管係止性能を安定して確保することができる安価な管継手を提供することにある。本発明の第3の目的は、管接続作業後、流体漏洩等の不良個所の検査が容易で、保守点検作業に便利な管継手を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に記載された管継手は、端部に接続すべき管を挿入する管ソケット部が形成された継手本体と、管ソケット部に内挿されて収容される密封リング及び管抜止めリングと、管ソケット部に設けられる保持部材とを備えた管継手において、前記継手本体を透明あるいは半透明な樹脂で形成すると共に、前記継手本体の密封リング及び管抜止めリングが収容されている部分を外から内部観察ができないように不透明に形成し、また、前記管の端末に後端が前記管の端末から露出するように内挿されるスリーブ部材を設け、前記スリーブ部材の少なくとも後端露出部分の外面を前記管の外面と異なる色とし、前記継手本体に挿入された接続すべき前記管の端末が、前記密封リング及び前記管抜止めリングが収容されている不透明部分を通過した時、前記管の端末を観察可能とし、前記密封リング及び前記管抜止めリングが収容されている不透明部分と通過した前記スリーブ部材の間の距離で、前記管を必要量だけ挿入できたことを判定できるようにしたものである。
【0008】
【0009】
【0010】
このような構成によると、継手本体に挿入された接続すべき管が、前記密封リング等が収容されている不透明部分を通過したとき、はじめて前記管の端末が観察可能になるとともに、前記管の端末位置を容易に把握することができる。即ち、管の端末を外部から観察できたときに、管を必要量だけ挿入できたと判定できる。従って、継手本体に前記管が必要量だけ挿入されているかどうか容易に判断することが可能となり、管継手の流体シール性能及び管係止性能を安定して確保することができる。また、構造が簡単なので、価格を安くすることができる。さらに、管接続作業後、流体漏洩等の不良個所の検査が容易で、保守点検作業が便利になる。
【0011】
【0012】
次に、請求項に記載された管継手は、請求項1記載のものにおいて、前記スリーブ部材が前記管に内挿される筒部と外向き鍔部で形成され、前記筒部が前記管の内径と同一又はそれよりも若干大きい外径を有すると共に、前記外向き鍔部が前記管の内径よりも大きく該管の外径以下の外径と該管の肉厚以上の幅とを有するものとしたものである。
【0013】
このような構成によると、以下説明する効果を奏する。即ち、前記スリーブ部材の筒部の外径を前記管の内径と同一乃至それよりも若干大きい外径とすることにより、前記スリーブ部材を前記管の端末に緩みなく内挿することができ、管の接続作業が容易になる。また、前記管の切断等により扁平した管の端末が真円に矯正されるので、前記管の外面を前記密封リング及び管抜止めリングへ均等に密接させることができ、流体シール性能及び管係止性能をより安定して確保することができる。また、外向き鍔部の外径を前記管の内径よりも大きく該管の外径以下の外径にすることにより、管の端末にその挿入量を目視できる標識を取り付けるものと同様な効果を得ることができる。また、継手本体の管ソケット部に前記管の端末を挿入しても、前記スリーブ部材が前記密封リング等に引っ掛かることがないので、該管の挿入が容易となり、管の接続作業を円滑に行うことができる。さらに、前記外向き鍔部の幅を該管の肉厚以上の幅にすることにより、継手本体の筒状曲面部分の外側から内部を観察することにより生じる像の歪みで、前記外向き鍔部を接続すべき管の肉厚部分と間違える恐れがなくなる。従って、継手本体に挿入された前記管の端末位置をより明確に確認することができる。
【0014】
次に、請求項に記載された管継手は、請求項1又は2記載のものにおいて、前記継手本体における、密封リング及び管抜止めリングが収容されている部分よりも管挿入方向の奥側部分の内面に、前記管の過挿入を抑止する内向き突起部を設けると共に、前記奥側部分の外面を平坦筒部に形成し、平坦筒部の長さを前記突起部の幅以上に設定したものである。
【0015】
このように、継手本体の前記内面に前記内向き突起部を設けることにより、前記管の過挿入を抑止することができる。また、前記管を前記突起部に突き当たるまで挿入させたときに、必要量だけ継手本体に挿入したと確認するためのスケールとして利用することもできるので好ましい。また、継手本体の前記外面を表面凹凸の少ない滑らかな平坦筒部に形成することにより、光の屈折による像のゆがみが生じず、内部観察がさらに容易になる。さらに、平坦筒部の長さを前記突起部の幅以上に設定することにより、内部観察するときの視界が良好になる。従って、前記管の挿入量及び挿入状態の確認がさらに容易になる。また、管接続後の点検作業もより便利になる。さらに、前記管の挿入方向のクリアランス(スペース)も長く取れるので、管継手に要求される前記性能を充足するのに必要な挿入量を十分確保することができる。
【0016】
次に、請求項に記載された管継手は、請求項1乃至3のいずれか1項記載のものにおいて、前記スリーブ部材の外向き鍔部の外端縁に凸曲面状の面取部を有するものである。このようにすると、継手本体に接続すべき管を、前記密封リング及び管抜止めリングに引っ掛けることなく、より円滑に挿入することができ、接続の作業性が向上する。さらに、管挿入の際、密封リングを変形、損傷、取付け位置から逸脱させたりすることがなく、流体シール性能をより安定して確保することができるので好ましい。
【0017】
次に、請求項に記載された管継手は、端部に接続すべき主管を挿入する主管ソケット部と、端部に接続すべき分岐用の枝管を挿入する枝管ソケット部が形成された継手本体と、主管ソケット部及び枝管ソケット部に内挿されて収容される密封リング及び管抜止めリングと、主管ソケット部及び枝管ソケット部に設けられる保持部材とを備えたものにおいて、前記継手本体を透明あるいは半透明な樹脂で形成すると共に、前記主管及び枝管の各端末に後端が前記管の端末から露出するように内挿されるスリーブ部材を設け、前記スリーブ部材の少なくとも後端露出部分の外面を前記管の外面と異なる色としたものである。
【0018】
このような構成によると、継手本体に挿入された接続すべき主管及び枝管の端末位置が分かり易くなり、継手本体に前記主管及び枝管が必要量だけ挿入されているかどうか、これら管の挿入量を容易に確認することが可能となる。従って、管の分岐接続作業が容易であり、特に管同士が近接し易い分岐接続作業において効果が顕著になるほか、流体シール性能及び管係止性能を安定して確保することができる。また、構造が簡単なので、価格を安くすることができる。さらに、管分岐接続作業後、流体漏洩等の不良個所の検査が容易で、保守点検作業が便利になる。
【0019】
次に、請求項に記載された管継手は、端部に接続すべき主管を挿入する主管ソケット部と、端部に接続すべき分岐用の枝管を挿入する枝管ソケット部が形成された継手本体と、主管ソケット部及び枝管ソケット部に内挿されて収容される密封リング及び管抜止めリングと、主管ソケット部及び枝管ソケット部に設けられる保持部材とを備えたものにおいて、前記継手本体の密封リング及び管抜止めリングが収容されている部分を外から内部観察ができないように不透明に形成し、該部分よりも管挿入方向の奥側部分を外から内部観察ができるように透明あるいは半透明な樹脂で形成したものである。
【0020】
このような構成によると、継手本体に挿入された接続すべき主管及び枝管が、前記密封リング等が収容されている不透明部分を通過したとき、はじめて主管及び枝管の端末が観察可能になる。即ち、これら管の端末を外部から観察できたときに、これら管を必要量だけ挿入できたと判定できる。従って、継手本体に前記主管及び枝管が必要量だけ挿入されているかどうか容易に判断することが可能となり、管の分岐接続作業が容易になるほか、特に管同士が近接し易い分岐接続作業において効果が顕著になるほか、管継手の流体シール性能及び管係止性能を安定して確保することができる。また、構造が簡単なので、価格を安くすることができる。さらに、管接続作業後、流体漏洩等の不良個所の検査が容易で、保守点検作業が便利になる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面により詳細に説明する。
(実施形態1)
図1(イ)乃至(ハ)は本発明に係る管継手の実施形態1を示す。この管継手は、図1(イ)(ロ)に示すように、例えば、両端部にプラスチック管のような接続すべき管10を挿入する管ソケット部12aが形成された継手本体12と、その両管ソケット部12aに内挿されて収容される、例えば、ゴム弾性体のOリングからなり、水漏れ等を抑える流体シール性能を得るための密封リング14及び管抜けを防止する管係止性能を得るための管抜止めリング16と、継手本体12の両管ソケット部12aに設けられる保持部材18とを備えている。
【0022】
継手本体12は、透明あるいは半透明な樹脂を円筒状に射出成形、ブロー成形等することにより形成される。このような樹脂としては、例えば、ポリフェニルサルホンが適している。ポリフェニルサルホンは、耐熱性に優れ、給湯用の継手として使用しても寸法変化(寸法狂い)が少ない。また、耐衝撃性にも優れ、継手にウオーターハンマー等の急激な圧力上昇が生じても、継手が破損に至るのを防止できる等の長所を有しているからである。
【0023】
継手本体12の両側に形成された管ソケット部12aは、継手本体12の中央部よりも内径及び外径が大きく拡径しており、その内側に、その奥側から入口側に向けて順に、前記密封リング14、内側リングスペーサ20、前記管抜止めリング16及び外側リングスペーサ22が内挿され収容される。
【0024】
前記管抜止めリング16は、図示省略するが、内側へ管挿入方向に傾斜するように突出させた内歯状の多数の爪をその円周方向に沿って有し、ばね性金属板条体をプレス成形等することにより形成される。
【0025】
保持部材18は、内端縁に外側へラッパ状に開口したベルマウス部18aを有する筒状キャップ状のもので、継手本体12の前記管ソケット部12aに形成されたねじ部12cに螺合させて設けられる。この保持部材18は、不透明な樹脂を成形して形成したものである。これにより、継手本体12の密封リング14及び管抜止めリング16が収容されている部分を外から内部観察ができない状態になっている。
【0026】
この保持部材18を設けることにより、前記管ソケット部12a内に収容された前記密封リング14及び管抜止めリング16等が管ソケット部12aから抜け出るのを防止できる。また、前記ベルマウス部18aにより、接続すべき管10の継手本体12への内挿を円滑に行うことが容易になる。
【0027】
なお、内側リングスペーサ20は、管抜止めリング16をその爪が密封リング14と接触しないように該リングから間隔を隔てて配置するためのものである。また、外側リングスペーサ22は、保持部材18の締付力を密封リング14及び管抜止めリング16へ伝達するためのものである。
【0028】
また、継手本体12において、密封リング14及び管抜止めリング16が収容されている部分よりも管挿入方向の奥側部分、即ち、継手本体12の中央部分の内面には、前記接続すべき管10の過挿入を抑止するストッパーの役目をする環状の内向き突起部12bが設けられる。また、前記奥側部分、即ち、継手本体12の中央部分の外面が平坦筒部12dに形成され、平坦筒部12dの長さLが前記突起部12bの幅Wより大きく設定されている。
【0029】
さらに、この管継手は、前記接続すべき管10の端末に、後端が該管10の端末から所定長外方へ突出して露出するように内挿されるスリーブ部材24を備えている。スリーブ部材24は、プラスチック、セラミック、金属材料等を成形等することにより形成される。また、その全体、前記管10の後端露出部分全体又は後端露出部分の外面が前記管10の外面と異なる色になるように構成される。前記後端露出部分の外面を前記管10の外面と異なるようにする場合は、スリーブ部材24の後端露出部分の上に、前記管10の外面と異なる色の被覆層(押出被覆層、塗料塗布層、めっき被覆層等)を設けて構成される。前記スリーブ部材24側の色を前記管10の外面の色と異なる色にする場合、前記管10の外面の色と明確に識別し得るような色、例えば、補色の関係にある色とか、さらに、管接続を行う周囲環境の色とも明確に識別し得るような色を選択することが望ましい。例えば、前記管10側が黒色の場合、スリーブ部材24側は白色や黄色を選択するとか、前記管10側が白色の場合は、スリーブ部材24側は赤色を選択するという具合である。このような色を選択すると、夜間とか薄暗い場所で管接続作業を行っても、接続すべき管10の端末位置を明確に確認することができるので好ましい。
【0030】
スリーブ部材24は、図1(ハ)に示すように、前記接続すべき管10に内挿される直管状の筒部24aと前記後端露出部分に相当する外向き鍔部24bで形成される。前記筒部24aは前記管10の内径と同一又はそれよりも若干大きい外径を有し、内外面とも段差がなく滑らかに形成されている。また、前記外向き鍔部24bは前記管10の内径よりも大きく該管の外径以下の外径を有する。また、該管10の肉厚以上の幅を有する。例えば、接続すべき管10の肉厚が1.4mmの場合、その肉厚の約3倍にあたる4mmの幅とする。さらに、筒部24a及び外向き鍔部24bの内端縁を面取りして丸み24cを持たせ、前記管10を流れる流体の摩擦抵抗を減少させるようにしている。
【0031】
以上のように構成された本発明の実施形態1に係る管継手を使用して管接続を行う方法を図2に基づいて説明する。先ず、継手本体12の両側の管ソケット部12aに、密封リング14、内側リングスペーサ20、管抜止めリング16及び外側リングスペーサ22を内挿する。次に、管ソケット部12aのねじ部12cに保持部材18を螺合させ、内側リングスペーサ20及び外側リングスペーサ22を介して密封リング14及び管抜止めリング16を締め付けて収容する。次に、接続すべき一方の管10の端末に、スリーブ部材24をその筒部24aが該端末側を向くように配置して矢印A方向に押し込み内挿する。その内挿が終了すると、スリーブ部材24の外向き鍔部24bが前記管10の端末から外方へ露出した状態になる。
【0032】
次に、前記継手本体12の右側の管ソケット部12aに、接続すべき管10を、スリーブ部材24の露出した外向き鍔部24b側から矢印B方向に、必要な挿入量が得られるまで、押し込みながら挿入する。そして、前記管10の流体シール及び管抜止め処理を終了する。次に、前記と同様な操作方法なので、図示省略してあるが、接続すべき他方の管10にスリーブ部材24を内挿して、該管10を左側の管ソケット部12aから継手本体12に必要な挿入量が得られるまで、押し込みながら挿入し、該管10の流体シール及び管抜止め処理を終了する。
【0033】
ところで、本実施形態の管継手においては、前記したように、継手本体12を透明あるいは半透明な樹脂で形成すると共に、前記管10の端末に後端が前記管10の端末から露出するように内挿されるスリーブ部材24を設け、前記スリーブ部材24の少なくとも後端露出部分の外面を前記管10の外面と異なる色としてある。また、前記継手本体12の密封リング14及び管抜止めリング16が収容されている部分を外から内部観察ができないように不透明に形成している。そうすると、継手本体12に挿入された接続すべき管10が、前記密封リング14等が収容されている不透明部分を通過したとき、はじめて前記管10の端末が観察可能になる。即ち、管10の端末を外部から観察できたときに、管10を必要量だけ挿入できたと判定できる。従って、継手本体12に前記管10が必要量だけ挿入されているかどうか容易に判断することが可能となり、管継手の流体シール性能及び管係止性能を安定して確保することができる。また、構造が簡単なので、価格を安くすることができる。さらに、管接続作業後、流体漏洩等の不良個所の検査が容易で、保守点検作業が便利になる。
【0034】
また、この管継手においては、前記スリーブ部材24の筒部24aの外径を前記管10の内径と同一乃至それよりも若干大きい外径としてあるので、前記スリーブ部材を前記管の端末に緩みなく内挿することができ、管の接続作業が容易になる。また、前記管10の切断等により扁平した管10の端末が真円に矯正されるので、前記管10の外面を前記密封リング14及び管抜止めリング16へ均等に密接させることができ、流体シール性能及び管係止性能をより安定して確保することができる。
【0035】
また、外向き鍔部24bの外径を前記管10の内径よりも大きく該管の外径以下の外径にしてあるので、管10の端末にその挿入量を目視できる標識を取り付けるものと同様な効果を得ることができる。また、継手本体12に前記管10の端末を挿入しても、前記スリーブ部材24が前記密封リング14等に引っ掛かることがないので、該管10の挿入が容易となり、管10の接続作業を円滑に行うことができる。
【0036】
また、前記外向き鍔部24bの幅を該管10の肉厚以上の幅にしてあるので、継手本体12の筒状曲面部分の外側から内部を観察することにより生じる像の歪みで、前記外向き鍔部24bを前記管10の肉厚部分と間違える恐れがなくなる。従って、継手本体12に挿入された前記管10の端末位置をより明確に確認することができる。
【0037】
また、この管継手においては、継手本体12の前記内面に前記内向き突起部12bを設けてあるので、前記管の過挿入を抑止することができる。また、この内向き突起部12bは、前記管10を前記突起部12bに突き当たるまで挿入させたときに、必要量だけ継手本体12に挿入したと確認するためのスケールとして利用することもできる。また、継手本体12の前記外面を平坦筒部12dに形成してあるので、光の屈折による像のゆがみが生じず、内部観察がさらに容易になる。さらに、平坦筒部12dの長さLを前記突起部12bの幅W以上に設定することにより、内部観察するときの視界が良好になる。また、平坦筒部12dの長さLをスリーブ部材24の外向き鍔部24bの幅に対して5倍以上に設定しておくと、前記管10の端末の位置をより確認し易くなる。従って、前記管10の挿入量及び挿入状態の確認がさらに容易になる。また、管接続後の点検作業もより便利になる。さらに、前記管10の挿入方向のクリアランス(スペース)も長く取れるので、管継手に要求される前記流体シール性能等を充足するのに必要な挿入量を十分確保することができる。
【0038】
この管継手を使用すると、継手本体12に接続すべき管10を比較的容易に必要量だけ挿入することが可能になるので、密封リング14による流体シール性能及び管抜止めリング16による管係止性能を十分に確保することができる。
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
(実施形態
(イ)(ロ)は本発明に係る管継手の実施形態を示す。この管継手は前記接続すべき管10の端末に内挿されるスリーブ部材として、図(ロ)に示す構成のスリーブ部材28を使用する。このスリーブ部材28は、実施形態1のスリーブ部材24において、その外向き鍔部24bの外端縁に凸曲面状の面取部28aを有することを特徴としており、その他の構成はスリーブ部材24のものと同一である。
【0044】
このような面取部28aを有するスリーブ部材28を用いることにより、継手本体12に接続すべき管10を、前記密封リング14及び管抜止めリング16に引っ掛けずに、より円滑に挿入することができ、接続の作業性が向上する。さらに、管挿入の際、密封リング14を変形、損傷、取付け位置から逸脱させたりすることがなく、流体シール性能を安定して確保することができるので好ましい。
【0045】
(実施形態
4、5は本発明に係る管継手の実施形態を示し、前記実施形態1に示すものと同一の構成、機能を有する部品には同一符号を付してある。この管継手は分岐用の管継手として使用するもので、図4、5に示すように、両端部にプラスチック管のような接続すべき主管(本管)30を挿入する主管ソケット部34aと、端部にプラスチック管のような接続すべき分岐用の枝管(分岐管)32を挿入する枝管ソケット部34bが形成された継手本体34を備える。枝管ソケット部34bは両主管ソケット部34a間における継手本体34の側方の端部に、両主管ソケット部34aに直交するような向きで、両主管ソケット部34aを結ぶ軸線に沿って所定間隔を隔てて3個形成されている。また、主管ソケット部34a及び枝管ソケット部34bにそれぞれ内挿されて収容される、例えば、ゴム弾性体のOリングからなり、水漏れ等を抑える流体シール性能を得るための密封リング14及び管抜けを防止する管係止性能を得るための管抜止めリング16と、主管ソケット部34a及び枝管ソケット部34bにそれぞれ設けられる保持部材18とを備えている。
【0046】
継手本体34は、透明あるいは半透明な樹脂を筒状に射出成形、ブロー成形等することにより形成される。このような樹脂としては、例えば、ポリフェニルサルホンが適している。継手本体12の主管ソケット部34a及び枝管ソケット部34bはそれぞれ継手本体34の中央部よりも内径及び外径が大きく拡径しており、これ等の内側に、その奥側から入口側に向けて順に、前記密封リング14、内側リングスペーサ20、前記管抜止めリング16及び外側リングスペーサ22が内挿され収容される。
【0047】
また、継手本体34において、密封リング14及び管抜止めリング16が収容されている部分、即ち、主管ソケット部34a及び枝管ソケット部34bよりも管挿入方向の奥側部分、即ち、継手本体34の中央部に相当する部分に、その内径を主管ソケット部34a及び枝管ソケット部34bが形成されている部分の内径よりも縮小して内向き段部34cが形成され、前記接続すべき主管30及び枝管32の過挿入を抑止する。
【0048】
管抜止めリング16は、前記実施形態1の管継手のものと同様に、内側へ管挿入方向に傾斜するように突出させた内歯状の多数の爪をその円周方向に沿って有し、ばね性金属板条体をプレス成形等することにより形成される。また、保持部材18は、内端縁に外側へラッパ状に開口したベルマウス部18aを有する筒状キャップ状のもので、継手本体34の前記主管ソケット部34a及び枝管ソケット部34bに形成されたねじ部34dに螺合させて設けられる。この保持部材18も継手本体34と同様に透明あるいは半透明な樹脂、例えば、ポリフェニレンスルフィド(PPS)のような樹脂を円筒状に射出成形、ブロー成形等することにより形成される。なお、保持部材18、内側リングスペーサ20及び外側リングスペーサ22の機能は前記実施形態1のものと同じである。
【0049】
更に、この実施形態の管継手は、前記接続すべき主管30及び枝管32の各端末に、後端が該管30、32の端末から所定長外方へ突出して露出するように内挿されるスリーブ部材24を備えている。スリーブ部材24は、プラスチック、セラミック、金属材料等を成形等することにより形成される。また、その全体、前記管30、32の後端露出部分全体又は後端露出部分の外面が前記管30、32の外面と異なる色になるように構成される。
【0050】
前記後端露出部分の外面を前記管30、32の外面と異なるようにする場合は、スリーブ部材24の後端露出部分の上に、前記管30、32の外面と異なる色の被覆層(押出被覆層、塗料塗布層、めっき被覆層等)を設けて構成される。前記スリーブ部材24側の色を前記管30、32の外面の色と異なる色にする場合、前記管30、32の外面の色と明確に識別し得るような色、例えば、補色の関係にある色とか、さらに、管接続を行う周囲環境の色とも明確に識別し得るような色を選択することが望ましい。例えば、前記管30、32側が黒色の場合、スリーブ部材24側は白色や黄色を選択するとか、前記管30、32側が白色の場合は、スリーブ部材24側は赤色を選択するという具合である。このような色を選択すると、夜間とか薄暗い場所で管接続作業を行っても、接続すべき主管30及び枝管32の端末位置を明確に確認することができるので好ましい。なお、上記以外のスリーブ部材24の構成及び機能は前記実施形態1の管継手のスリーブ部材24と実質同一である。
【0051】
本実施形態の分岐用の管継手は以上のような構成になっている。この管継手を用いて管分岐接続を行う場合には、先ず、継手本体34の両側の主管ソケット部34a及び3個の枝管ソケット部34bに、それぞれ密封リング14、内側リングスペーサ20、管抜止めリング16及び外側リングスペーサ22を内挿する。次に、これら主管ソケット部34a及び枝管ソケット部34bのねじ部34dに保持部材18を螺合させ、内側リングスペーサ20及び外側リングスペーサ22を介して密封リング14及び管抜止めリング16を締め付けて収容する。
【0052】
次に、接続すべき一方(左方)の主管30の端末に、スリーブ部材24を押し込み内挿してその外向き鍔部24bを主管30の端末から外方へ露出させ、外向き鍔部24bを継手本体34側に向けて、その主管30を左側の主管ソケット部34aから継手本体34に必要な挿入量が得られるまで押し込みながら挿入し、左側の主管30の流体シール及び管抜止め処理を終了する。次に、図示省略してあるが、接続すべき他方(右方)の主管30にもスリーブ部材24を押し込み内挿して、その主管30を右側の主管ソケット部34aから継手本体34に必要な挿入量が得られるまで押し込みながら挿入し、右側の主管30の流体シール及び管抜止め処理を終了する。
【0053】
主管30の接続が終了したら、この接続の場合と同様にして、接続すべき一方(左方)の枝管32にスリーブ部材24を押し込み内挿し、その枝管32を左側の枝管ソケット部34bから継手本体34に必要な挿入量が得られるまで押し込みながら挿入し、左側の枝管32の流体シール及び管抜止め処理を終了する。同様にして、接続すべき真中の枝管32にもスリーブ部材24を挿入して、この枝管32を真中の枝管ソケット部34bから継手本体34に押し込みながら挿入し、真中の枝管32の流体シール及び管抜止め処理を終了する。更に、図示省略してあるが、接続すべき右側の枝管32も同様な操作で右側の枝管ソケット部34bから継手本体34に押し込みながら挿入し、右側の枝管32の流体シール及び管抜止め処理を終了する。このようにして、管分岐接続を行う。
【0054】
なお、実施形態における管継手の継手本体34に形成される枝管ソケット部34aは3個だけに限定されず、1個、2個、又は4個以上でもよい。また、主管ソケット部34aのいずれか一方を枝管ソケット部34bとし、又は、盲栓としてもよい。また、枝管ソケット部34bは、主管ソケット部34aに対して前記のような90度直交させる代りに、鋭角度(90度以内)で傾斜して形成するようにしてもよい。
【0055】
このような構成の管継手によると、継手本体34に挿入された接続すべき主管30及び枝管32の端末位置が分かり易くなり、継手本体34に前記主管30及び枝管32が必要量だけ挿入されているかどうか、これら管30、32の挿入量を容易に確認することが可能となる。従って、管の分岐接続作業が容易であり、特に管同士が近接し易い分岐接続作業において効果が顕著になるほか、流体シール性能及び管係止性能を安定して確保することができる。また、構造が簡単なので、価格を安くすることができる。さらに、管分岐接続作業後、流体漏洩等の不良個所の検査が容易で、保守点検作業が便利になる。
【0056】
(実施形態
6、7は本発明に係る管継手の実施形態を示し、前記実施形態1、3に示すものと同一の構成、機能を有する部品には同一符号を付してある。この管継手も前記実施形態の管継手と同様に分岐用の管継手として使用するもので、図6、7に示すように、継手本体34の端部に形成された主管ソケット部34a及び枝管ソケット部34bに、不透明な樹脂を成形してなる保持部材26を設けて構成されている。これにより、継手本体34の密封リング14及び管抜止めリング16が収容されている部分を外から内部観察ができない状態になっている。継手本体34は前記実施形態5のものと同様に透明あるいは半透明な樹脂である、例えば、ポリフェニルサルホンで形成され、前記密封リング14及び管抜止めリング16が収容されている部分よりも管挿入方向の奥側部分を内部観察ができるようにしている。また、この管継手は、前記実施形態で使用されるスリーブ部材24を備えている。その他の構成は前記実施形態の管継手と同じである。
【0057】
なお、継手本体34の密封リング14及び管抜止めリング16が収容されている部分を外から内部観察ができないように不透明に形成する手段としては、継手本体34の密封リング14及び管抜止めリング16が収容されている主管ソケット部34a及び枝管ソケット部34bの部分を不透明な樹脂で形成するか、該部分を樹脂以外の別の材料、例えば、金属材料等の不透明な材料で形成するようにしてもよい。この場合、保持部材26は、前記透明又は半透明なもの、不透明なもののいずれを用いてもよい。
【0058】
このように、前記継手本体34の密封リング14及び管抜止めリング16が収容されている部分を外から内部観察ができないように不透明に形成し、該部分よりも管挿入方向の奥側部分を外から内部観察ができるように透明あるいは半透明な樹脂で形成すると、継手本体34に挿入された接続すべき主管30及び枝管32が、前記密封リング14等が収容されている不透明部分を通過したとき、はじめて主管30及び枝管32の端末が観察可能になる。即ち、これら管30、32の端末を外部から観察できたときに、これら管30、32を必要量だけ挿入できたと判定できる。従って、継手本体34に前記主管30及び枝管32が必要量だけ挿入されているかどうか容易に判断することが可能となり、管の分岐接続作業が容易になるほか、特に管同士が近接し易い分岐接続作業において効果が顕著になるほか、管継手の流体シール性能及び管係止性能を安定して確保することができる。また、構造が簡単なので、価格を安くすることができる。さらに、管接続作業後、流体漏洩等の不良個所の検査が容易で、保守点検作業が便利になる。
【0059】
なお、本発明の管継手は前記管同士の直線接続、分岐接続の場合だけでなく、エルボ、ベンド、チーズ、レジューサ、サドル継手、機器等への接続等にも適用できるものである。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1記載の管継手によると、継手本体に挿入された接続すべき管の端末を視認できた時点をもって管を必要量だけ挿入できたと判定できる。従って、容易に、且つ、安定して管継手の流体シール性能及び管係止性能を確保することができる。また、構造が簡単なので、価格を安くすることができる。さらに、管接続作業後、流体漏洩等の不良個所の検査が容易で、保守点検作業が便利になる。
【0061】
【0062】
【0063】
次に、請求項に記載された管継手によると、前記スリーブ部材を前記管の端末に緩みなく内挿することができ、管の接続作業が容易になる。また、前記管の外面を前記密封リング及び管抜止めリングへ均等に密接させることができ、流体シール性能及び管係止性能をより安定して確保することができる。また、管の端末にその挿入量を目視できる標識を取り付けるものと同様な効果を得ることができる。また、継手本体に前記管の端末を挿入しても、前記スリーブ部材が前記密封リング等に引っ掛かることがないので、該管の挿入が容易となり、管の接続作業を円滑に行うことができる。さらに、継手本体の筒状曲面部分の外側から内部を観察することにより生じる像の歪みで、前記外向き鍔部を接続すべき管の肉厚部分と間違える恐れがなくなる。従って、継手本体に挿入された前記管の端末位置をより明確に確認することができる。
【0064】
次に、請求項に記載された管継手によると、継手本体に挿入される接続すべき管の過挿入を抑止することができる。また、前記管を前記突起部に突き当たるまで挿入させたときに、必要量だけ継手本体に挿入したと確認するためのスケールとして利用することもできる。また、光の屈折による像のゆがみが生じず、内部観察がさらに容易になり、内部観察するときの視界が良好になる。従って、前記管の挿入量及び挿入状態の確認がさらに容易になる。また、管接続後の点検作業もより便利になる。さらに、前記管の挿入方向のクリアランスも長く取れるので、管継手に要求される前記性能を充足するのに必要な挿入量を十分確保することができる。
【0065】
次に、請求項に記載された管継手によると、継手本体に接続すべき管を、前記密封リング及び管抜止めリングに引っ掛けることなく、より円滑に挿入することができ、接続の作業性が向上する。さらに、管挿入の際、密封リングを変形、損傷、取付け位置から逸脱させたりすることがなく、流体シール性能をより安定して確保することができる。
【0066】
次に、請求項に記載された管継手によると、継手本体に挿入された接続すべき主管及び枝管の端末位置が分かり易くなり、継手本体に前記主管及び枝管が必要量だけ挿入されているかどうか、これら管の挿入量を容易に確認することが可能となる。従って、管の分岐接続作業が容易であり、特に管同士が近接し易い分岐接続作業において効果が顕著になるほか、流体シール性能及び管係止性能を安定して確保することができる。また、構造が簡単なので、価格を安くすることができる。さらに、管分岐接続作業後、流体漏洩等の不良個所の検査が容易で、保守点検作業が便利になる。
【0067】
次に、請求項に記載された管継手によると、継手本体に挿入された接続すべき主管及び枝管が、前記密封リング等が収容されている不透明部分を通過したとき、はじめて主管及び枝管の端末が観察可能になる。即ち、これら管の端末を外部から観察できたときに、これら管を必要量だけ挿入できたと判定できる。従って、継手本体に前記主管及び枝管が必要量だけ挿入されているかどうか容易に判断することが可能となり、管の分岐接続作業が容易になるほか、特に管同士が近接し易い分岐接続作業において効果が顕著になるほか、管継手の流体シール性能及び管係止性能を安定して確保することができる。また、構造が簡単なので、価格を安くすることができる。さらに、管接続作業後、流体漏洩等の不良個所の検査が容易で、保守点検作業が便利になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る管継手の実施形態1を示すもので、(イ)は縦断面図、(ロ)は正面図、(ハ)はこの継手で接続すべき管の端末に内挿されるスリーブ部材の下半部断面の正面図である。
【図2】 図1の管継手を使用して管接続を行う状態を示す概要説明図である。
【図】 本発明に係る管継手の実施形態2を示すもので、(イ)は縦断面図、(ロ)はこの継手で接続すべき管の端末に内挿されるスリーブ部材の下半部断面の正面図である。
【図】 本発明に係る管継手の実施形態3を示す縦断面図である。
【図】 本発明に係る管継手の実施形態3の正面図である。
【図】 本発明に係る管継手の実施形態4の縦断面図である。
【図】 本発明に係る管継手の実施形態4の正面図である。
【符号の説明】
10 接続すべき管
12 継手本体
12a 管ソケット部
12b 内向き突起部
12c ねじ部
12d 平坦筒部
14 密封リング
16 管抜止めリング
18 保持部材
18a ベルマウス部
20 内側リングスペーサ
22 外側リングスペーサ
24 スリーブ部材
24a 筒部
24b 外向き鍔部
24c 丸み
26 保持部材
28 スリーブ部材
28a 面取部
30 主管
32 枝管
34 継手本体
34a 主管ソケット部
34b 枝管ソケット部
34c 内向き段部
34d ねじ部
L 平坦筒部の長さ
W 内向き突起部の幅

Claims (6)

  1. 端部に接続すべき管を挿入する管ソケット部が形成された継手本体と、管ソケット部に内挿されて収容される密封リング及び管抜止めリングと、管ソケット部に設けられる保持部材とを備えた管継手において、前記継手本体を透明あるいは半透明な樹脂で形成すると共に、前記継手本体の密封リング及び管抜止めリングが収容されている部分を外から内部観察ができないように不透明に形成し、また、前記管の端末に後端が前記管の端末から露出するように内挿されるスリーブ部材を設け、前記スリーブ部材の少なくとも後端露出部分の外面を前記管の外面と異なる色とし、前記継手本体に挿入された接続すべき前記管の端末が、前記密封リング及び前記管抜止めリングが収容されている不透明部分を通過した時、前記管の端末を観察可能とし、前記密封リング及び前記管抜止めリングが収容されている不透明部分と通過した前記スリーブ部材の間の距離で、前記管を必要量だけ挿入できたことを判定できるようにしたことを特徴とする管継手。
  2. 前記スリーブ部材は、前記管に内挿される筒部と外向き鍔部で形成され、前記筒部は前記管の内径と同一又はそれよりも若干大きい外径を有すると共に、前記外向き鍔部は前記管の内径よりも大きく該管の外径以下の外径と該管の肉厚以上の幅とを有することを特徴とする請求項1記載の管継手。
  3. 前記継手本体において、密封リング及び管抜止めリングが収容されている部分よりも管挿入方向の奥側部分の内面に、前記管の過挿入を抑止する内向き突起部を設けると共に、前記奥側部分の外面を平坦筒部に形成し、平坦筒部の長さを前記突起部の幅以上に設定したことを特徴とする請求項1又は2記載の管継手。
  4. 前記スリーブ部材の外向き鍔部の外端縁に凸曲面状の面取部を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の管継手。
  5. 端部に接続すべき主管を挿入する主管ソケット部と、端部に接続すべき分岐用の枝管を挿入する枝管ソケット部が形成された継手本体と、主管ソケット部及び枝管ソケット部に内挿されて収容される密封リング及び管抜止めリングと、主管ソケット部及び枝管ソケット部に設けられる保持部材とを備えた管継手において、前記継手本体を透明あるいは半透明な樹脂で形成すると共に、前記主管及び枝管の各端末に後端が前記管の端末から露出するように内挿されるスリーブ部材を設け、前記スリーブ部材の少なくとも後端露出部分の外面を前記管の外面と異なる色としたことを特徴とする管継手。
  6. 端部に接続すべき主管を挿入する主管ソケット部と、端部に接続すべき分岐用の枝管を挿入する枝管ソケット部が形成された継手本体と、主管ソケット部及び枝管ソケット部に内挿されて収容される密封リング及び管抜止めリングと、主管ソケット部及び枝管ソケット部に設けられる保持部材とを備えた管継手において、前記継手本体の密封リング及び管抜止めリングが収容されている部分を外から内部観察ができないように不透明に形成し、該部分よりも管挿入方向の奥側部分を外から内部観察ができるように透明あるいは半透明な樹脂で形成したことを特徴とする管継手。
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