JP2007078069A - 樹脂管継手構造及び樹脂管継手の組立方法 - Google Patents

樹脂管継手構造及び樹脂管継手の組立方法 Download PDF

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Abstract

【課題】配管部材とチューブとが異種材料であっても溶接部位の剥離や亀裂が生じ難いとともに、それによる強度低下も起き難くなって強度及び漏れに対する信頼性が向上するように改善された溶接式の樹脂管継手構造を提供する。
【解決手段】PFAチューブT1とPTFE配管部材B1とを嵌合し、その嵌合部Kにおける配管部材B1の端部4とチューブT1とが隅肉全周溶接によって溶着一体化される樹脂管継手構造において、嵌合部Kは、チューブT1に形成される径方向に凹入する環状溝7と、環状溝7に嵌合自在な状態で配管部材B1に設けられる環状突起8とによる抜止め部9を有し、抜止め部9は、チューブT1と配管部材B1との強制挿入による環状溝7と環状突起8との嵌合が可能な状態に構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、化学流体、半導体洗浄液、医薬品用の薬液等の各種流体の配管システムに適用されるものであって、流体通路が内部形成されている合成樹脂ブロック等の配管部材と合成樹脂製のチューブとを連通接続させるための樹脂管継手構造並びに樹脂管継手の組立方法に関するものである。
合成樹脂製のチューブと合成樹脂製の配管部材との継手構造としては、特許文献1において開示されるようなねじ込み式のものや、特許文献2において開示されるような溶接式のものがある。ねじ込み式の継手構造では、組付け後にも取り外しできてメンテナンスや部品交換が行える長所があるが、反面、部品点数が多く高コストになるとともに比較的大きな配置スペースが必要となる短所がある。
溶接式の場合はその逆であって、一旦溶着すると壊すまでは取り外せないので、メンテナンスや部品交換が行えない短所があるが、配置スペースを殆ど必要とせず、しかも部品点数も少なくても済む長所がある。従って、メンテナンスや部品交換が必要とされる箇所にはねじ込み式の継手構造を採用し、接続しさえすれば良いような箇所には溶接式の継手構造を作用する、といった具合に継手箇所の諸条件に応じてこれら二者の構造を使い分けて用いている。
ここで後者の技術である溶接式の継手構造は、前記特許文献2によれば、配管部材(ボディ部品)にチューブ(チューブ部品)を内嵌しての隅肉全周溶接により、これら配管部材とチューブとを連通接続状態で溶着一体化する技術である。この場合、合成樹脂材どうしの隅肉全周溶接は難しく熟練した溶接工にしかできない不便さがある。そこで、前記特許文献2で開示されるように、樹脂材どうしの隅肉全周溶接が行える回転式樹脂溶接機を用いることにより、熟練工を要することなく高度な隅肉全周溶接を行うことができる。
隅肉全周溶接を行うに当り、配管部材とチューブとが同一材料であるときには、溶接に用いる合成樹脂も同じとして配管部材とチューブとを良好に一体化することが可能であるが、互いに異種材料であるときには、溶接材料と異なる材料の側に対する溶け込み一体化が芳しくなく、剥離(溶接不良に起因する剥離)が生じ易いとか、何らかの原因による不具合や劣化によって溶着部位に亀裂が生じ易いといった傾向がある。その場合には、剥離箇所や亀裂箇所から流体が漏れるおそれや強度低下のおそれがあるため、何らかの改善が望まれているという実情があるとともに、チューブや配管部材の内部を通る流体の圧力が高い場合には、さらに前記不都合のおそれが高くなる。
特開2002−357289号公報 実開平5−91835号公報
本発明の目的は、溶接式の継手構造を採る場合において、配管部材とチューブとが異種材料であっても溶接部位の剥離や亀裂が生じ難いとともに、それによる強度低下も起き難くなって強度及び漏れに対する信頼性が向上するよう、構造が工夫された樹脂管継手構造を提供する点にある。
請求項1に係る発明は、合成樹脂製のチューブT1と合成樹脂製の配管部材B1とを、これらの内部流路1A,2どうしが連通接続されるように嵌合するとともに、その嵌合部Kにおける前記チューブT1と前記配管部材B1との何れか一方B1の端部4と何れか他方T1とが隅肉全周溶接によって溶着一体化されている樹脂管継手構造において、
前記嵌合部Kは、前記チューブT1と前記配管部材B1とのうちの一方T1に形成される径方向に凹入する環状溝7と、前記環状溝7に嵌合自在な状態で前記チューブT1と前記配管部材B1とのうちの他方B1に設けられる環状突起8とによる抜止め部9を有するとともに、前記抜止め部9は、前記チューブT1と前記配管部材B1との強制挿入による前記環状溝7と前記環状突起8との嵌合が可能な状態に構成されていることを特徴とするものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の樹脂管継手構造において、前記環状溝7は、前記チューブT1の外周面5に形成された外周溝に形成され、前記環状突起8は、前記配管部材B1のチューブ内嵌用穴hにおける内周面12に形成された内向き突条に形成されていることを特徴とするものである。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の樹脂管継手構造において、前記環状溝7は、その断面が三角形又は半円形を呈するものに形成されるとともに、前記環状突起8は対応する三角形又は半円形の断面形状を有するものに構成されていることを特徴とするものである。
請求項4に係る発明は、合成樹脂製のチューブT1と合成樹脂製の配管部材B1とを、これらの内部流路1A,2どうしが連通接続されるように嵌合させる嵌合工程と、この嵌合工程の後において前記チューブT1と前記配管部材B1との何れか一方B1の端部4と何れか他方T1とを隅肉全周溶接で溶着一体化する溶接工程とを有する樹脂管継手の組立方法において、
前記チューブT1と前記配管部材B1とのうちの一方T1に径方向に凹入する環状溝7を、かつ、前記チューブT1と前記配管部材B1とのうちの他方B1に前記環状溝7に嵌合する環状突起8を夫々形成しておき、前記嵌合工程では、前記チューブT1と前記配管部材B1とを互いに強制挿入させて前記環状溝7と前記環状突起8とが嵌合される強制挿入操作が行われることを特徴とするものである。
請求項5に係る発明は、請求項4に記載の樹脂管継手の組立方法において、前記環状溝7が、前記チューブT1の外周面5に形成された外周溝であり、前記環状突起8が、前記配管部材B1のチューブ内嵌用穴hにおける内周面12に形成された内向き突条であることを特徴とするものである。
請求項1の発明によれば、嵌合部においてはチューブと配管部材とが、それらの一方に形成された環状溝と他方に設けられた環状突起とが互いに径方向に嵌り込んでいるから、配管部材からチューブを抜き出すような力に有効に対抗(抜け止め機能)することができて、隅肉全周溶接部に作用する応力負担を軽減できるようになる。チューブや配管部材に対する内圧が強く作用するような場合には、環状突起と環状溝と嵌り込み具合が強くなる方向に作用するから、それによってより漏れ難くなるという利点が得られる。また、環状溝と嵌合突起とは、チューブと配管部材との強制挿入によって嵌り合うものであるから、組立も簡単なもので済む。
その結果、合成樹脂製のチューブと合成樹脂製の配管部材との継手構造として溶接式を採る場合において、配管部材とチューブとが異種材料であっても溶接部位の剥離や亀裂が生じ難いとともに、それによる強度低下も起き難くなって強度及び漏れに対する信頼性が向上するよう、改善された樹脂管継手構造を提供することができる。尚、請求項3のように、環状溝と環状突起は、それらの断面形状が三角形や半円形のものとすることができる。
請求項2の発明によれば、チューブに環状溝を形成し、配管部材に環状突起を設ける構成とするものであり、外径を増やすことが難しく、外径を減らす(削る)ことは容易いチューブには、環状突起を設けることは難しいが、環状溝を形成するには適している。そして、ブロック材等から成る配管部材には、径が減少する環状突起を設けることも、径が増大する環状溝を設けることも比較的容易である。従って、環状溝と環状突起とによる抜止め部が、チューブと配管部材との双方に適した作成手段で効率的かつコスト安に構成できる利点がある。
請求項4の発明は、請求項1の発明を方法化したものであり、請求項1の発明による作用及び効果と同等の作用及び効果を奏することができる。
請求項5の発明は、請求項2の発明を方法化したものであり、請求項2の発明による作用及び効果と同等の作用及び効果を奏することができる。
以下に、本発明による樹脂管継手構造の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1〜図4は実施例1による樹脂管継手構造を、図5,6は夫々実施例2,3による樹脂管継手構造を示す。また、図7は抜止め部の違いとチューブの最大引張荷重との関係グラフを示す図であり、図8は抜止め部の別実施例である。尚、図4において、黒く塗りつぶしている箇所は、合成樹脂材料(PFA)が溶融されている状態を示している。
図1,図2に、樹脂チューブと樹脂ブロックとを組合わせて成るブロックチューブAが示されている。このブロックチューブAは、第1〜第3チューブT1〜T3と、二個の流路ブロック(配管部材の一例)B1,B2との計五個の部品から構成されており、エルボを二つ組合わせたような平面視で略Z形に屈曲した形状を為している。各チューブT1〜T3はPFA製の円管であり、各流路ブロックB1,B2は、断面が円形で90度曲がる内部流路である屈曲流路2を有するPTFE製の正立方体角ブロックである。
第1流路ブロックB1は、第1チューブT1と第2チューブT2とをこれら両者によって平面視における正方向の90度の挟角が形成されるように連通接続するものであり、第2流路ブロックB2は、第2チューブT2と第3チューブT3とをこれら両者によって平面視における逆方向の90度の挟角が形成されるように連通接続するものである。第1流路ブロックB1と第2流路ブロックB2とは互いに同一の部品である。尚、各チューブT1〜T3は同一の断面形状・寸法を有しており、軸心Pを有するそれらの内部流路1A〜3Aの内径dと各屈曲流路2の内径Dとは同一(d=D)とされている。
各チューブT1〜T3と各流路ブロックB1,B2とは、チューブ1〜T3を流路ブロックB1,B2に内嵌して溶着一体化されることで各内部流路1A〜3Aと各屈曲流路2とが連通接続される管継手部3によって一体化されている。その四箇所の管継手部3は互いに同一の構造であり、それらの樹脂管継手構造を、第1チューブT1と第1流路ブロックB1との管継手部3を挙げて代表説明する。尚、第1流路ブロックB1には第2流体給排口部2rが、第2流路ブロックB2には第3,4流体給排口部3r,4rが夫々形成されており、それぞれに管継手部3が構成されている。
〔実施例1〕
管継手部3の実施例1による樹脂管継手構造は、図1〜図4に示すように、第1チューブT1の端部が第1流路ブロックB1の第1流体給排口部1rに内嵌されて抜止め部9を有する嵌合部Kが形成されるとともに、その嵌合部Kにおける第1流体給排口部1rの端面(端部の一例)4と第1チューブT1の外周面5とが隅肉全周溶接による肉盛部yによって溶着一体化される、というものである。第1流体給排口部1rには、第1チューブT1の端部に当接する受止め壁6が形成されており、それによって内部流路1Aの径dと屈曲流路2の径Dとが同径に構成される。
管継手部3は、図3,図4に示すように、第1チューブT1に形成される径方向に凹入する環状溝7と、環状溝7に嵌合自在な状態で第1流路ブロックB1に設けられる環状突起8とによる抜止め部9を有している。抜止め部9は、第1チューブT1と第1流路ブロックB1との強制挿入による環状溝7と環状突起8との嵌合が可能な状態に構成されている。具体的には、第1チューブT1に形成される環状溝7は、その断面が二等辺三角形を呈する外周溝であり、第1流路ブロックB1に形成される環状突起8は、チューブ内嵌用穴hにおける内周面12に形成された断面が二等辺三角形状の内向き突条に形成されている。
各部の寸法例(主要寸法例)としては、環状突起8の頂角θが127度で、高さ(内径側への突出量)fが0.5mm、環状溝7の挟角αが127度で、深さ(内径方向への凹み量)eが0.5mm、チューブ内嵌用穴hの径が18.85mm、第1チューブT1の外径が18.85mmである。第1流路ブロックB1におけるチューブ内嵌用穴h等は機械加工によって仕上げられている。
第1チューブT1と第1流路ブロックB1との組立方法は次のようである。まず、図3に示すように、第1チューブT1をチューブ内嵌用穴hに挿入する嵌合工程を行うが、この嵌合工程においては、第1チューブT1における環状溝7より先端の部分を縮径変形させて環状突起8をやり過ごすために、第1チューブT1をチューブ内嵌用穴hに強制挿入させて環状溝7と環状突起8とを嵌合させる強制挿入操作が行われる。
嵌合工程が済むと、図4(a)に示すように、公知の回転式樹脂溶接機を用いて第1チューブT1の外周面5と第1流路ブロックB1の端面4とを隅肉全周溶接する溶接工程を行う。即ち、10はPFA等による溶接棒であり、11は溶接棒10を瞬時に溶かすべく熱風(炎)を出すトーチであって、溶接棒10を溶かして第1流体給排口部1rの端面4と第1チューブT1の外周面5とに亘って隅肉全周溶接を行うのである。その結果、図4(b)又は(c)に示すように、環状突起8が環状溝7に嵌合された抜止め部9を有する状態で、第1チューブT1と第1流路ブロックB1に跨る肉盛部yが形成される構造(樹脂管継手構造)の管継手部3が作成される。
この場合、溶接棒11がPFA製であれば、図4(b)に示すように、第1流路ブロックB1とは不完全に一体化されることがあるが、第1チューブT1とは完全に一体化される状態となる。また、溶接棒11がPTFE製であれば、図4(c)に示すように、第1チューブT1とは不完全に一体化されることがあるが、第1流路ブロックB1とは完全に一体化される状態となる。尚、図4(b)、(c)に示す溶着部yにおいては、破線で示す部分が不完全一体化部であり、完全に一体化される部分は境界線を省いてある。
本発明による管継手構造においては、環状突起8の高さe(環状溝7の深さf)は、チューブT1のチューブ内嵌用穴hへの強制挿入による主にチューブT1端部の縮径変形(環状突起8の、即ち、チューブ内嵌用穴hの拡径変形も若干生じる)によってチューブT1先端が環状突起8を通過可能となることが必要条件となる。従って、環状突起8の形状や突出高さといった各部の寸法は、チューブT1やチューブ内嵌用穴hの絶対寸法、材質等の諸条件によって変化するものであり、請求項においてはこれらのことをまとめて「抜止め部は、チューブと配管部材との強制挿入による環状溝と環状突起との嵌合が可能な状態に構成されている」という定義で表すものとする。
〔実施例2〕
実施例2による管継手部3は、図5に示すように、抜止め部9を構成する環状溝7及び環状突起8の断面形状が略半円形である以外は、実施例1による管継手部3と同じである。要部の寸法例としては、環状溝7は、深さfが0.5mm、半径r0.8mm、開口幅Lが1.8mmに、環状突起8は、高さeが0.5mm、半径R0.8mm、根元幅Wが1.6mmに夫々設定されている。
〔実施例3〕
実施例3による管継手部3は、図6に示すように、抜止め部9を構成する環状溝7及び環状突起8の断面形状が不等辺三角形である以外は、実施例1による管継手部3と同じである。この場合、環状突起8は、長辺部8aが開口側に、かつ、短辺部8bが内奥側に位置する不等辺三角形に形成されており、その主要部の寸法例として、高さeが0.5mmm、長辺部8aの傾斜角度βが75度、短辺部8bの傾斜角度γが30度、根元幅Wが2.2mmに設定されている。また、環状溝7の主要部の寸法例として、深さfが0.5mm、長辺部7aの傾斜角度mが75度、短辺部7bの傾斜角度nが30度、開口幅Lが2.6mmに設定されている。
参考として、図7に、実施例1〜3による抜止め部9を有する管継手構造におけるチューブT1の流路ブロックB1からの最大引張荷重(最大引抜荷重)の関係グラフを示す。図6においては、各実施例においては、チューブ内嵌用穴hの径を三種類に変更したものについて実験を行った。断面が二等辺三角形を呈する環状溝7を有する実施例1によるものは○印に、断面が略を呈する環状溝7を有する実施例1による半円形状を呈する環状溝7を有する実施例2によるものは×印に、断面が不等辺三角形を呈する環状溝7を有する実施3によるものは△印に、そして、抜止め部9を有さない従来の管継手構造によるものは□印に夫々表されている。
図7の関係グラフから分かるように、抜止め部9の有無によって最大引張荷重に大きな差があるとともに、抜止め部9の形状やチューブの径によっても差が生じている。即ち、断面形状が不等辺三角形の実施例3の管継手部3のものが最も大きな引張荷重を有し、以下、実施例2のもの、実施例1のものと言う順番になる。また、チューブ内嵌用穴hの穴径が小さい程、最大引張荷重が大きくなることを概ね示している。
〔別実施例〕
図8に示すように、第1チューブT1と第1流路ブロックB1との双方に環状溝7,17を形成し、これら両環状溝7,17に嵌るOリング13を設けた構造の抜止め部9を有する嵌合部Kでも良い。この場合、Oリング13を例えばチューブ内嵌用穴hの環状溝17に予め設けておけば、その環状溝17とOリング13とが環状突起8に相当することとなる。また、第1チューブT1の環状溝7に予めOリング13を設けておけば、この環状溝7とOリング13とが環状突起8に相当する。
ブロックチューブを示す一部切欠きの正面図 図1のブロックチューブの側面図 実施例1による嵌合部の構造及び組立方法(嵌合工程)を示す作用図 実施例1による嵌合部の組立方法を示す作用図であって、(a)は溶接工程、(b)、(c)はそれぞれ完成状態を夫々示す作用図 実施例2による嵌合部を示す要部の分解図 実施例3による嵌合部を示す要部の分解図 嵌合部の構造別によるチューブ最大引張荷重の関係グラフを示す図 別実施例による嵌合部を示す断面図
符号の説明
1A,2 内部流路
3 管継手部
4 端部
5 チューブの外周面
7 環状溝
8 環状突起
9 抜止め部
12 内周面
h チューブ内嵌用穴
B1 配管部材
K 嵌合部
T1 チューブ

Claims (5)

  1. 合成樹脂製のチューブと合成樹脂製の配管部材とを、これらの内部流路どうしが連通接続されるように嵌合するとともに、その嵌合部における前記チューブと前記配管部材との何れか一方の端部と何れか他方とが隅肉全周溶接によって溶着一体化されている樹脂管継手構造であって、
    前記嵌合部は、前記チューブと前記配管部材とのうちの一方に形成される径方向に凹入する環状溝と、前記環状溝に嵌合自在な状態で前記チューブと前記配管部材とのうちの他方に設けられる環状突起とによる抜止め部を有するとともに、前記抜止め部は、前記チューブと前記配管部材との強制挿入による前記環状溝と前記環状突起との嵌合が可能な状態に構成されている樹脂管継手構造。
  2. 前記環状溝は、前記チューブの外周面に形成された外周溝に形成され、前記環状突起は、前記配管部材のチューブ内嵌用穴における内周面に形成された内向き突条に形成されている請求項1に記載の樹脂管継手構造。
  3. 前記環状溝は、その断面が三角形又は半円形を呈するものに形成されるとともに、前記環状突起は対応する三角形又は半円形の断面形状を有するものに構成されている請求項1又は2に記載の樹脂管継手構造。
  4. 合成樹脂製のチューブと合成樹脂製の配管部材とを、これらの内部流路どうしが連通接続されるように嵌合させる嵌合工程と、この嵌合工程の後において前記チューブと前記配管部材との何れか一方の端部と何れか他方とを隅肉全周溶接で溶着一体化する溶接工程とを有する樹脂管継手の組立方法であって、
    前記チューブと前記配管部材とのうちの一方に径方向に凹入する環状溝を、かつ、前記チューブと前記配管部材とのうちの他方に前記環状溝に嵌合する環状突起を夫々形成しておき、前記嵌合工程では、前記チューブと前記配管部材とを互いに強制挿入させて前記環状溝と前記環状突起とが嵌合される強制挿入操作が行われる樹脂管継手の組立方法。
  5. 前記環状溝が、前記チューブの外周面に形成された外周溝であり、前記環状突起が、前記配管部材のチューブ内嵌用穴における内周面に形成された内向き突条である請求項4に記載の樹脂管継手の組立方法。
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