JP5812410B2 - パイプ継手用具及びパイプ接続構造 - Google Patents
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Description
請求項6の発明は、請求項5に記載のパイプ接続構造において、雄スリーブの外周面のうち小外径部と大外径部との間には、大外径部より小径かつパイプ先端大径部の内径よりも大径な中外径部が設けられたところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項5又は6に記載のパイプ接続構造において、雌スリーブの内面に形成され、雄スリーブの先端面と対向する内側段差面を備えたところに特徴を有する。
請求項1,4及び5の発明によれば、パイプの接続相手に固定される雌スリーブに第1のフランジが設けられる一方、クイックファスナーにより第1のフランジと接合状態に保持される第2のフランジがパイプの外側に挿通された係止リングに設けられ、その係止リングは、パイプの先端部を拡径変形させてなるパイプ先端大径部の基端側の段差部に係止することでパイプに対して位置決めされる。そして、パイプ先端大径部とその内側に嵌合された雄スリーブとを共に雌スリーブの内側に挿入し、雌スリーブに備えた第1のフランジと係止リングに備えた第2のフランジとを接合して、これらをクイックファスナーで接合状態に保持することで、パイプが雌スリーブに対して抜け止めされ、パイプとその接続相手とを接続状態に保持することができる。このように、本発明によれば、クイックファスナーによって接続相手側(雌スリーブ)の第1のフランジと接合状態に保持される第2のフランジを、パイプの外周面を削り取ることなくパイプ側に設けることができるから、パイプの強度低下を従来よりも抑えることができる。また、パイプの先端部を拡径変形させてなるパイプ先端大径部は、拡径変形させる前に比べて肉厚が若干減少するが、そのパイプ先端大径部を雄スリーブによって内側から補強すると共に、雌スリーブによって外側から補強することができる。
請求項2,6の発明によれば、パイプの先端開口縁が中外径部に突き当たって、パイプの先端面と雄スリーブの大外径部とが離して配置される。これにより、雄スリーブが金属製でありかつ、パイプが、所謂「アルミ複合管」である場合に、パイプの先端面から露出したアルミニウム層が雄スリーブに接触することによる電気化学的腐食を防止することができる。
請求項3,7の発明によれば、パイプとその接続相手とを接続した後で、雄スリーブが雌スリーブの奥側に移動してパイプ先端大径部から抜けるという不具合を防止することができる。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
12 第2のフランジ
20 雄スリーブ
21M 第2の環状シール溝
22M 第1の環状シール溝
21R 第2の環状シール部材
22R 第1の環状シール部材
22 大外径部
23 中外径部
30 パイプ取付具(パイプ継手用具)
40 雌スリーブ
44 第1のフランジ
48 奥側段差面(内側段差面)
50 継手部品セット(パイプ継手用具)
60 クイックファスナー
70 パイプ継手
90 パイプ
91 大径部(パイプ先端大径部)
92 径徐変部(段差部)
F1 接続相手
R1 アルミニウム層
Claims (7)
- パイプの先端部を拡径変形させてなるパイプ先端大径部の内側に嵌合可能な雄スリーブと、
前記パイプの前記パイプ先端大径部側の接続相手に基端部を固定され、先端側から内側に前記雄スリーブと共に前記パイプ先端大径部を嵌合可能な雌スリーブと、
前記パイプの外側に挿通されて前記パイプ先端大径部の基端側の段差部に係止可能な係止リングと、
前記雌スリーブ及び前記係止リングの両方に設けられ、前記パイプ先端大径部及び前記雄スリーブを前記雌スリーブの内部に嵌合した場合に互いに接合されかつクイックファスナーによって接合状態に保持可能な第1及び第2のフランジとを備え、
前記雄スリーブには、
前記パイプ先端大径部の内径より大きな外径を有しかつ前記パイプ先端大径部の先端から外側に突出する大外径部と、
前記大外径部の外周面に形成された第1の環状シール溝と、
前記第1の環状シール溝に収容されて前記雌スリーブの内周面に密着する第1の環状シール部材と、
前記パイプ先端大径部の内径より小さい外径を有しかつ前記パイプ先端大径部の内側に嵌合される小外径部と、
前記小外径部の外周面に形成された第2の環状シール溝と、
前記第2の環状シール溝に収容されて前記パイプ先端大径部の内周面に密着する第2の環状シール部材とが備えられたことを特徴とするパイプ継手用具。 - 前記雄スリーブの外周面のうち前記小外径部と前記大外径部との間には、前記大外径部より小径かつ前記パイプ先端大径部の内径よりも大径な中外径部が設けられたことを特徴とする請求項1に記載のパイプ継手用具。
- 前記雌スリーブの内面に形成され、前記雄スリーブの先端面と対向する内側段差面を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のパイプ継手用具。
- パイプの先端を拡径変形させてなるパイプ先端大径部の内側に嵌合された状態で、そのパイプの前記パイプ先端大径部側の接続相手に基端部を固定されている雌スリーブの内側に挿入可能な雄スリーブと、
前記パイプの外側に挿通されて前記パイプ先端大径部の基端側の段差部に係止可能な係止リングと、
前記係止リングに設けられ、前記雌スリーブの側方に張り出した第1のフランジに接合された状態にクイックファスナーにて保持可能な第2のフランジとを備え、
前記雄スリーブには、
前記パイプ先端大径部の内径より大きな外径を有しかつ前記パイプ先端大径部の先端から外側に突出する大外径部と、
前記大外径部の外周面に形成された第1の環状シール溝と、
前記第1の環状シール溝に収容されて前記雌スリーブの内周面に密着する第1の環状シール部材と、
前記パイプ先端大径部の内径より小さい外径を有しかつ前記パイプ先端大径部の内側に嵌合される小外径部と、
前記小外径部の外周面に形成された第2の環状シール溝と、
前記第2の環状シール溝に収容されて前記パイプ先端大径部の内周面に密着する第2の環状シール部材とが備えられたことを特徴とするパイプ継手用具。 - クイックファスナーを利用してパイプを接続相手に接続するパイプ接続構造において、
第1のフランジを外面に備えた雌スリーブを前記接続相手に固定する一方、第2のフランジを外面に備えた係止リングを前記パイプの外面に挿通し、
前記パイプの先端部を拡径変形させてパイプ先端大径部を形成すると共に、そのパイプ先端大径部の基端側の段差部に前記係止リングを係止して抜け止めし、さらに、前記パイプ先端大径部の内側に嵌合した雄スリーブを設け、
前記雄スリーブと共に前記パイプ先端大径部を前記雌スリーブの内側に嵌合して前記第1と第2のフランジを接合し、前記クイックファスナーにて前記第1と第2のフランジを接合状態に保持し、
前記雄スリーブに、
前記パイプ先端大径部の内径より大きな外径を有しかつ前記パイプ先端大径部の先端から外側に突出する大外径部と、
前記大外径部の外周面に形成された第1の環状シール溝と、
前記第1の環状シール溝に収容されて前記雌スリーブの内周面に密着する第1の環状シール部材と、
前記パイプ先端大径部の内径より小さい外径を有しかつ前記パイプ先端大径部の内側に嵌合される小外径部と、
前記小外径部の外周面に形成された第2の環状シール溝と、
前記第2の環状シール溝に収容されて前記パイプ先端大径部の内周面に密着する第2の環状シール部材とを備えたことを特徴とするパイプ接続構造。 - 前記雄スリーブの外周面のうち前記小外径部と前記大外径部との間には、前記大外径部より小径かつ前記パイプ先端大径部の内径よりも大径な中外径部が設けられたことを特徴とする請求項5に記載のパイプ接続構造。
- 前記雌スリーブの内面に形成され、前記雄スリーブの先端面と対向する内側段差面を備えたことを特徴とする請求項5又は6に記載のパイプ接続構造。
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