JP5750215B2 - ファスナー接合式継手用雄継手、及びファスナー接合式継手 - Google Patents

ファスナー接合式継手用雄継手、及びファスナー接合式継手 Download PDF

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Description

本発明は、ファスナー接合式継手用雄継手、及びファスナー接合式継手にかかり、特には、雄継手の鍔部と雌継手の鍔部とをファスナーで固定するタイプのファスナー接合式継手用雄継手、及びファスナー接合式継手に関する。
ファスナー接合式継手は、一方の継手(例えば雄側)と他方の継手(例えば雌側)にそれぞれに鍔部があり、これらの鍔部をファスナーで連結する構成となっており、例えば、建物の給水設備等に用いられている。
例えば、このファスナーは、建築の施工現場にて施工業者によって接合されるが、施工される環境は床下や壁裏が多く、多くの場合、接合部分が目視で十分確認できない場合が多い。このため、ファスナーの装着は手の感触に頼っているところがある。
よって、ファスナーが継手の鍔部に正しく装着されたと思ったところが、実際には鍔部には正しく装着されておらず、いわゆる斜め掛けとなるケースがあった。
ファスナーの斜め掛けが生じると、当然ながら鍔部同士を正しく固定できないので、水圧が掛かった際に継手が外れて漏水となる場合がある。
このようなファスナーの斜め掛けを防止する継手として、例えば特許文献1に記載の継手がある。
特開2004−92024号公報
特許文献1に記載の継手では、鍔部の近傍に鍔部と同様の形状とされた斜め接続防止壁が設けられている為ある程度の効果はあるが、目視しないで手探りでファスナーの装着(押し込み動作)を行う場合、ファスナーの一端が鍔部に掛かり、ファスナーの他端が斜め接続防止壁に掛かった状態で誤装着されてしまい、依然として、斜め掛けとなってしまう場合がある。
また、鍔部に隣接して、ファスナーが掛からないような大径部を設ける手法がある。このような手法は、金属製継手には有効であるが、近年主流となりつつある、内面シール継手の場合、鍔部近傍はホースの差込み確認のため透明の樹脂を用いた窓を設けている場合が多いため、大径部を設けるために単純に継手の肉厚を増すと、透明窓の透明度が落ちて差込み確認が困難になったり、比較的高価とされる透明樹脂を多量に使用しなければならないために、製造コストが上がる問題がある。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、ファスナーの斜め掛け防止効果を向上させたファスナー接合式継手用雄継手、及びファスナー接合式継手を提供することが目的である。
請求項1に記載のファスナー接合式継手用雄継手は、筒部の先端側に径方向外側に延びる環状の雌側鍔部を備えた雌継手に接続され、前記雌側鍔部と共にファスナーで挟持されることで前記雌継手との分離が阻止される雄側鍔部を備えた筒状のファスナー接合式継手用雄継手であって、ホース挿入される筒状のホース接続部と、前記ホース接続部の前記雌継手側に設けられ、環状の前記雄側鍔部を備え、前記雌継手に挿入される筒状の挿入部と、前記ホース接続部へ装着され、前記ホースの外周側に配置されるカバーと、前記カバーの外周面に前記雄側鍔部と間隔をあけると共に、周方向に間隔をあけ突出され軸方向へ延び、高さが前記雄側鍔部より高い6個以上のリブと、を有する。
請求項1に記載のファスナー接合式継手用雄継手では、挿入部を雌継手に挿入して雄側鍔部と雌側鍔部とを接触させ、この雄側鍔部と雌側鍔部とをファスナーで挟持することで、雄継手と雌継手との接続が完了する。
ここで、ファスナー接合式継手用雄継手、及び雌継手に対して、目視出来ない場所等で、例えば、略U字形状のファスナーを装着しようとした場合、これら継手に対して、これから装着しようとするファスナーの向きが斜めになる場合が考えられる。
ファスナーの向きが斜めになった状態で、雄側鍔部と雌側鍔部とを挟持しようとすると、例えば、仮に、ファスナーの一方の端部が雄側鍔部と雌側鍔部に引っ掛かっても、他方の端部が、カバーの外周面に雄側鍔部と間隔をあけると共に、周方向に間隔をあけ突出され軸方向へ延び、高さが雄側鍔部より高い6個以上のリブの何れかの側部に当接して、リブを乗り越えることができない、即ち、ファスナーが押し込めずに継手から浮いた状態となるため、ファスナーが斜め掛けとなることが無い。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のファスナー接合式継手用雄継手において、前記リブは、軸方向直角断面で見たときに継手中心を通る対称軸を境にして線対称に配置され、前記対称軸上の前記リブは前記対称軸に沿って延び、残りの前記リブは前記対称軸と直交する方向へ延びている。
継手中心を通る対称軸を境にしてリブを線対称に配置することで、リブの形成されている継手外周部分を、線対称軸部分をパーティングライン(型の合わせ目)として、線対称軸と直交する方向に開く2つの型を用いて成形することが可能となり、型の構成が複雑とならない。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2記載のファスナー接合式継手用雄継手において、前記ホース接続部は、前記カバーが透明材料で形成されている。
カバーが透明となっているため、接続部にホースが挿入されているか否かが、継手外部から透明部分を介して目視することができる。
ファスナー接合式継手用雄継手は、継手本体とカバーの複数の部品を含んで構成され、そのうちのカバーを透明材料で形成しているため、全体を透明材料で形成する場合に比較して透明材料の使用量を低減できる。透明度の高い高価な透明材料を用いる場合、透明材料の使用量を低減することで材料コストを低減できる。
さらに、カバーは、リブ部分では肉厚が厚く、それ以外の部分では相対的に肉厚が薄くなっているため、肉厚が薄くなっている部分の透明度はリブ部分よりも高く、肉厚が薄くなっている部分を介して内部に挿入されたホースを鮮明に目視することが出来、ホースの接続状態を確認し易くなる。
請求項4に記載のファスナー接合式継手は、筒部の先端側に径方向外側に延びる環状の雌側鍔部を備えた雌継手と、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のファスナー接合式継手用雄継手と、前記ファスナー接合式継手用雄継手の前記挿入部を前記雌継手に挿入した状態で、前記雌側鍔部と前記雄側鍔部とを挟持するファスナーと、を備えている。
請求項4に記載のファスナー接合式継手では、ファスナー接合式継手用雄継手の挿入部を、雌継手に挿入して雌側鍔部と雄側鍔部とをファスナーで挟持することで、ファスナー接合式継手用雄継手と雌継手とが接合される。
ファスナー接合式継手用雄継手には、リブが設けられているため、請求項1のファスナー接合式継手用雄継手の作用で説明した如く、ファスナーが斜め掛けとなることが無い。
以上説明したように、本発明のファスナー接合式継手用雄継手は上記構成とし、6個以上のリブを有するので、ファスナーの斜め掛けを確実に防止することができる。
請求項2に記載のファスナー接合式継手用雄継手は上記構成としたので、型を用いて成形する際に、型の構成が複雑とならない。
請求項3に記載のファスナー接合式継手用雄継手は上記構成としたので、ホース接続部へのホースの挿入状態を継手外部から目視することができる。
請求項3に記載のファスナー接合式継手用雄継手は上記構成としたので、透明材料の使用量を低減することで材料コストを低減できる。
請求項4に記載のファスナー接合式継手は上記構成としたので、ファスナーの斜め掛けを確実に防止することができる。
(A)は接続前の雄継手と雌継手の側面図であり、(B)は雄継手と雌継手を係合した状態を示す側面図である。 (A)はクイックファスナーの正面図であり、(B)はクイックファスナーの側面図であり、(C)はクイックファスナーの断面図であり、(D)はクイックファスナーの底面図である。 (A)はクイックファスナーの断面図であり、(B)は適切に接合されたファスナー接合式継手の側面図である。 (A)は第1の実施形態に係るファスナー接合式継手の側面図であり、(B),(C)はカバー部分の断面図である。 カバーを軸方向から見た正面図である。 第2の実施形態に係るファスナー接合式継手のカバーを軸方向から見た正面図である。 第2の実施形態に係るファスナー接合式継手のカバーを軸方向から見た正面図である。 第3の実施形態に係るファスナー接合式継手のカバーを軸方向から見た正面図である。 第5の実施形態に係るファスナー接合式継手の側面図である。 第6の実施形態に係るファスナー接合式継手の側面図である。
[第1の実施形態]
本発明の一実施形態に係るファスナー接合式継手10を図1乃至図5にしたがって説明する。
本実施形態のファスナー接合式継手10は、図1に示す雄継手12、雄継手12の接続相手である雌継手14、及び図2に示すクイックファスナー16から構成されている。
(雄継手の構成)
図1に示すように、雄継手12は、軸芯を貫通する流路18が形成された不透明の合成樹脂(例えば、フォートロン:PPS)からなる筒状の継手本体20を備えている。
継手本体20は、矢印R方向側が雌継手14と接続される側であり、外周部の溝22にオーリング24が嵌めこまれた挿入部26を備えている。
挿入部26の矢印L方向側には、挿入部26よりも大径に形成された環状の雄側鍔部28が形成され、雄側鍔部28の矢印L方向側には雄側鍔部28よりも小径に形成された溝部30が形成され、溝部30の矢印L方向側には雄側鍔部28よりも大径に形成された環状のフランジ部32が形成されている。
フランジ部32の矢印L方向側は、筒状のカバー33に圧入されてカバー33の内周面と係合する外周面を有する筒状の係合部34とされ、フランジ部32よりも小径に形成されている。
係合部34の矢印L方向側は、係合部34よりも小径に形成されたホース挿入部36とされ、外周部分に形成された溝38にオーリング40が嵌め込まれている。
カバー33は、継手本体20のフランジ部32側が、フランジ部32よりも小径に形成された小径部42とされ、この小径部42には軸方向に沿って延びる複数のリブ44が周方向に複数形成されている。
リブ44の高さは、フランジ部32の高さと同等、または若干低く形成されている。
図5に示すように、本実施形態のカバー33では、軸方向から見て線対称形状(本実施形態では、左右対称形状)となるようにリブ44が周方向に6本形成されており、図面上側のリブ44は上方に向けて一定幅で延び、下側のリブ44は下方に向けて一定幅で延び、図面左側の2本のリブ44は図面左側に向けて一定幅で延び、図面右側の2本のリブ44は図面右側に向けて一定幅で延びている。図5に示すように、本実施形態のカバー33では、リブ44を線対称形状配置とすることにより、モールドで成形するにあたって図5の仮想線PLを分割面として外周面を2つの型で成形可能な形状(即ち、リブ44の側面に型の移動方向に対して逆テーパが無い形状)となっており、成形用の型構成が複雑化することが無い(因みに、2つの型は、図5の左右方向に接離移動することとなる。)。
図1に示すように、本実施形態の雄継手12は、例えば、建物の給水用に用いられものであり、挿入部26の外径がφ18mm、雄側鍔部28の外径がφ26mm、溝部30の外径がφ22mm、フランジ部32の外径がφ29mm、カバー33の小径部42の外径がφ22mmである。
カバー33には、矢印L方向側に、後述する円筒状のキャップ46に挿入されるキャップ挿入部48が形成されている。なお、キャップ挿入部48の外周には、キャップ46の内周面に引っ掛かることで、キャップ挿入部48からのキャップ46の抜けを阻止するための抜け防止爪50が形成されている。
キャップ挿入部48が挿入されたキャップ46の内部には、キャップ挿入部48の矢印L方向側にホース52の抜け止め用とされる断面略V字形状とされたロック爪54が配置され、ロック爪54の矢印L方向側に開放リング56が配置されている。
開放リング56の内径、カバー33の内径は、各々ホース52が挿入可能な様に、ホース52の外径よりも若干大径に形成されている。また、継手本体20のホース挿入部36の外径は、ホース52の内部に挿入可能な寸法に設定されている。
なお、オーリング40がホース52の内周面に密着してシールを行い、ホース52の外周面にロック爪54の内周側端部が引っ掛かり、ホース52の矢印L方向への抜けを防止する。
本実施形態では、カバー33に、透明の合成樹脂(一例として、トロガミド:非晶質ポリアミド)が用いられており、継手本体20のホース挿入部36と係合部34の段差部分58が、カバー33の小径部42(リブ44の形成されている部分)の外部より目視可能となっている。
段差部分58は、挿入したホース52の端部を付き当てて位置決めするための付き当て部分となっており、本実施形態の雄継手12では、挿入されたホース52の端部が段差部分58に当接していれば、ホース52のシール、及び抜け止めが確実に行われることになっている。
なお、本実施形態では、継手本体20、キャップ46、開放リング56が各々合成樹脂で形成され、ロック爪54がステンレススチールで形成されている。
(雌継手の構成)
図1に示すように、雌継手14は、金属材料で筒状に形成されており、内部を貫通する貫通孔60の矢印L方向側(雄継手12との接続側)は、雄継手12の挿入部26が挿入される挿入孔60Aとなっている。
雌継手14は、軸方向中間部分62が一定径に形成され、軸方向中間部分62の矢印L方向側に溝部64が形成され、溝部64の矢印L方向側に、溝部64よりも大径で、かつ軸方向中間部分62よりも小径の雌側鍔部66が形成されている。この雌側鍔部66の外径は、雄継手12の雄側鍔部28の外径と同径に形成されている。また、雌継手14の溝部64の外径は、雄継手12の溝部30の外径と同径に形成されている。
また、雌継手14には、軸方向中間部分62の矢印R方向側に、機器67との接続用の雄ネジ69が形成されている。
因みに、本実施形態の雌継手14では、軸方向中間部分62の外径がφ29mmである。
(クイックファスナーの構成)
図2に示すように、本実施形態のクイックファスナー16は、図2(A)、(C)に示すように、継手外周面に沿って円弧形状に形成された円弧部分68を備えた1対の挟持片70と、各挟持片70の一端側同士を連結する連結部72とを含んでおり、ステンレススチール等の金属板(一例としてt1mm)をプレス加工することで略U字状に形成されている。
各円弧部分68の他端側には、傾斜部74が形成されている。
円弧部分68、及び傾斜部74は、継手外周面に対向する基板76と、基板76の両端側から継手外周面側に立ち上がる一定高さに形成された挟持壁78を備え、略コ字形状に形成されている。
ここで、基板76の内径R1は、雄側鍔部28、及び雌側鍔部66の外径R2(図1参照:φ26mm)よりも若干小さく設定されており、本実施形態ではφ25mmに形成されている。
円弧部分68と傾斜部74との接続部分同士の間隔T1は、雄側鍔部28、及び雌側鍔部66の外径(φ26mm)よりも小さな寸法とされ、本実施形態ではφ21.5mmに設定されている。
また、傾斜部74の基板76の先端同士の間隔T2は、雄継手12の溝部30の外径、及び雌継手14の溝部64の外径(図1参照:φ22mm)よりも大きな寸法とされ、本実施形態では28mmに設定されている。
なお、1対の挟持片70は、先端側が接離する方向(矢印B方向)に弾性変形可能である。
(作用)
本実施形態のファスナー接合式継手10は、図1に示す様に、雄継手12にホース52が接続され、雌継手14が例えば機器67に接続される。
雄継手12と雌継手14とを接続するには、先ず、雄継手12の挿入部26を、雌継手14の挿入孔60Aに挿入し、図1(B)に示すように、雄側鍔部28と雌側鍔部66とを互いに突き当てる。そして、クイックファスナー16の1対の挟持壁78で雄側鍔部28と雌側鍔部66が挟み込まれる様に、クイックファスナー16の1対の傾斜部74を継手外周部分に向けてクイックファスナー16の軸と継手の軸とを平行に保ちつつ移動し(図3参照。矢印A方向に押し込む)装着する。クイックファスナー16が正しく装着されると、クイックファスナー16の軸、雄継手12の軸、雌継手14の軸が同軸的となるようにクイックファスナー16が継手外周部分に係合する(図3参照)。
ところで、雄継手12、及び雌継手14を目視出来ない場所等で、クイックファスナー16を手探りで装着しようとした場合、クイックファスナー16が雄継手12、及び雌継手14に対して正規の方向(クイックファスナー16の軸と継手の軸とが平行)とならない場合が考えられる。本実施形態のファスナー接合式継手10では、このような状態でクイックファスナー16を継手連結部分に装着しようとすると、図4(B)、(C)に示すように、クイックファスナー16の一方の挟持片70の先端が、何れかのリブ44の側面に当接して、リブ44を乗り越えることができず、クイックファスナー16が浮いた状態(1対の挟持片70の先端が、継手中心部Pをクイックファスナー移動方向(継手軸心と直交する矢印A方向)へ超えない状態)となるので、クイックファスナー16の斜め掛けを未然に防止することができ、クイックファスナー16が正しい装着方向に向いておらず、正しく装着できないことが手探り状態でも容易に判断可能となる。
なお、本実施形態では、継手本体20とカバー33とが別体であったが、継手本体20とカバー33とを一体化して全体を透明の合成樹脂で形成しても良い。
また、本実施形態のカバー33は円筒形状であり、継手本体20に圧入して取り付けられているが、装着を容易にするために、カバー33に軸方向に沿った割りを入れて、径が拡大する方向に弾性変形可能な構成(軸方向から見てC字形状)としても良い。
また、カバー33を透明な円筒部分と、リブ44との2種類の部品で構成し、カバー33の外周面にリブ44を接着剤等で固着する構成としても良い。この場合、リブ44は不透明でも良い。
なお、クイックファスナー16の一方の挟持片70が雄側鍔部28と雌側鍔部66に掛かり、他方の挟持片70が他方の挟持片70が雌継手14の軸方向中間部分62に掛かる状態、即ち、クイックファスナー16が図4とは逆方向に傾斜した状態も考えられるが、軸方向中間部分62の外径寸法は、1対の挟持片70の先端側の最小間隔寸法T3(図2(A)参照。図3に示すように、溝部30の外径、及び雌継手14の溝部64の外径よりもT3は小。)よりも十分に大きく、手によるクイックファスナー16の押し込み力では、挟持片70の弾性変形量に限度があるため、軸方向中間部分62に掛かった挟持片70は、その先端が軸方向中間部分62の軸心を押し込み方向へ超えることは無く(即ち、挟持片70の弾性限度内で、図2(A)で示す1対の挟持片70の先端側の最小間隔の拡大に限度がある。)、クイックファスナー16が斜め掛けになることは無い。
[第2の実施形態]
次に、本発明のファスナー接合式継手の第2の実施形態を説明する。なお、第1の実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図6,7に示すように、カバー33において、放射方向に延びる偶数個のリブ44をカバー33の周方向に等間隔に配置しても良い。このように、リブ44を等間隔に配置しても、第1の実施形態と同様に誤装着を未然に防止することが出来る。
[第3の実施形態]
次に、本発明のファスナー接合式継手の第3の実施形態を説明する。なお、第1の実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図8に示すように、放射方向に延びる偶数個のリブ44をカバー33の外周面に非対称または不等間隔に配置しても良い。このように、リブ44を配置しても、第1の実施形態と同様に誤装着を未然に防止することが出来る。なお、リブ44の数は周方向に8個以上でも良い。
[第4の実施形態]
前述した実施形態では、カバー33の外周に偶数個のリブ44を周方向に配置したが、リブ44の配置数は偶数個に限らず、周方向に奇数個配置する構成としても良い。リブ44の配置数を奇数個とすることで、偶数個に比較して、より斜め掛け防止効果を高めることが出来る。
[第5の実施形態]
次に、本発明のファスナー接合式継手の第5の実施形態を説明する。なお、第1の実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図9に示すように、本実施形態の雄継手12では、カバー33の小径部42に、軸方向に延びるリブ44の他に、リブ44と接続され周方向に延びるリブ45が複数本追加されている。
このように、本実施形態では、軸方向に延びるリブ44と周方向に延びるリブ45の両方が設けられているため、軸方向に延びるリブ44のみを配置した場合に比較して、斜め掛け防止効果を更に高めることが出来る。
[第6の実施形態]
次に、本発明のファスナー接合式継手の第6の実施形態を説明する。なお、第1の実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図10に示すように、本実施形態の雄継手12では、カバー33の小径部42に、軸方向に延びるリブ44に代えて、軸方向に対して傾斜し、かつ互いに交差する複数のリブ47が形成されている。
本実施形態においても、図10に示すように、クイックファスナー16の端部をリブ側面に当接させることができるので、軸方向に延びるリブ44と同様の斜め掛け防止効果が得られる。
なお、クイックファスナー16の斜め掛け防止効果があれば、軸方向に沿って、または傾斜して延びるリブ44に代えて、リブ形状以外のもの、例えば、角柱、円柱等の複数の突起を設けても良い。
10 ファスナー接合式継手
12 雄継手
14 雌継手
16 クイックファスナー(ファスナー)
20 継手本体
26 挿入部
28 雄側鍔部
33 カバー(環状部材)
36 ホース挿入部(ホース接続部)
44 リブ(ファスナー誤装着防止突起)
45 リブ(ファスナー誤装着防止突起)
47 リブ(ファスナー誤装着防止突起)
66 雌側鍔部

Claims (4)

  1. 筒部の先端側に径方向外側に延びる環状の雌側鍔部を備えた雌継手に接続され、前記雌側鍔部と共にファスナーで挟持されることで前記雌継手との分離が阻止される雄側鍔部を備えた筒状のファスナー接合式継手用雄継手であって、
    ホース挿入される筒状のホース接続部と、
    前記ホース接続部の前記雌継手側に設けられ、環状の前記雄側鍔部を備え、前記雌継手に挿入される筒状の挿入部と、
    前記ホース接続部へ装着され、前記ホースの外周側に配置されるカバーと、
    前記カバーの外周面に前記雄側鍔部と間隔をあけると共に、周方向に間隔をあけ突出され軸方向へ延び、高さが前記雄側鍔部より高い6個以上のリブと、
    を有するファスナー接合式継手用雄継手。
  2. 前記リブは、軸方向直角断面で見たときに継手中心を通る対称軸を境にして線対称に配置され、前記対称軸上の前記リブは前記対称軸に沿って延び、残りの前記リブは前記対称軸と直交する方向へ延びている、請求項1に記載のファスナー接合式継手用雄継手。
  3. 前記ホース接続部は、前記カバーが透明材料で形成されている、請求項1または請求項2記載のファスナー接合式継手用雄継手。
  4. 筒部の先端側に径方向外側に延びる環状の雌側鍔部を備えた雌継手と
    請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のファスナー接合式継手用雄継手と、
    前記ファスナー接合式継手用雄継手の前記挿入部を前記雌継手に挿入した状態で、前記雌側鍔部と前記雄側鍔部とを挟持するファスナーと、
    を備えるファスナー接合式継手。
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