JP2004060876A - 通水部材接続構造 - Google Patents

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Kaoru Nosaka
野坂 薫
Toshiyuki Nishiyama
西山 利幸
Masatoshi Enoki
榎 正寿
Tomoaki Yamaura
山浦 智章
Sachiko Otani
大谷 幸子
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Abstract

【課題】低コストの漏水の危険の少ない鋳造の通水部材の接続部を提供する。
【解決手段】通水部材の接続構造において、第一接続部を有する第一通水部材と第二接続部を有する第二通水部材を有し、前記第一接続部と前記第二接続部を水密に接続することにより前記第一通水部材と前記第二通水部材で少なくとも一つの通水路を形成し、前記第一接続部が筒状で外周部に第一の鍔部及びシール部材を有し、前記第二接続部は筒状で内面に前記シール部材と接触して水をシールする切削加工を施した接触部と、外周部に第二の鍔部及び切削加工部を有し、接続時には前記第一及び第二の鍔部を挟み込み固定する挟み込み部材を有する通水部材接続構造において、前記第二通水部材は鋳造品であり、且つ前記接触部の筒状部外面の相対する位置には鋳放し部を設けた。
【選択図】 図12

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は水を通水する通水部材を接続する接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の住宅に設置する給水の通水部材としてヘッダーを使用した場合を例として説明する。住宅の給水システムでは敷地外より一本の給水本管5が配管され、その配管から各水使用器具へ分岐配管される。本従来例は、この分岐配管の方法の一つとして、一箇所にて給水本管5から各水使用器具に分岐されるヘッダーを用い、さらにはヘッダーが住宅の基礎部4の開口部に設けられ、ヘッダーの周囲に箱状の覆いを設けたヘッダーボックスを使用したものである。
図24はヘッダーボックス1の基礎設置状態の上面図(図26でのA−A断面図)、図25はヘッダーボックスの基礎設置状態において蓋2を外した状態の上面図(図26でのA−A断面図)、図26はヘッダーボックスの基礎設置状態の右側面図(図24でのB−B断面図)、図27は図25のa部の部分拡大図である。
【0003】
図25において、給水本管5から流入した水は異物除去用のフィルター6を通過することにより、配管錆等の水中の不純物が除去された後、調圧弁7を通過することで圧力を調整され、鍛造により成形された給水ヘッダー8に達する。この給水ヘッダー8には複数の分岐管を接続する分岐管接続口9が備わっており(本従来例では9個)、図27のように各々分岐管継手10を介して、各水使用器具へ接続されている分岐管11に接続されている。
また、給水ヘッダー8の他端には図示しない給湯機への配管12が接続され、この給湯機により加熱された湯が流入する給湯配管13は鍛造により成形された給湯ヘッダー14へ接続されており、給湯機により加熱された湯は給湯配管13を通って給湯ヘッダー14に流入する。この給湯ヘッダー14にも給水ヘッダーと同じく分岐管接続口9を有し、各々分岐管継手10が接続されている。ヘッダーボックス1から各水使用器具には保護管15が配管されており、分岐管11はその保護管15内を通って各水使用器具まで配管され、末端に設置された水使用器具に接続されている。
ここで分岐管継手10とヘッダーの分岐管接続口9との接続について説明する。図28は図27のC−C断面であり、図29は図28のD−D断面である。図29において分岐管継手10は一端に分岐管との接続部18を有し、他端は円筒状の凸形状の挿通部36を有しており、この内側には通水路17が形成され、外周部には二つのOリング19を備えている。また、前記凸形状の挿通部36の根元には全周にわたって鍔部20を有している。
【0004】
一方、ヘッダーの分岐管接続口9は略円筒状であり、分岐管継手10との接続時に、鍔部20と当接する鍔部16を端部に、またOリング19と接するOリング当接部21を内面に有する。このOリング当接部21は表面に切削加工を施してある。これはこのOリング当接部21はOリングと当接してシールする必要があり、鍛造による加工のみでは寸法精度が不十分であることによる。また、分岐管接続口9と分岐管継手10との接続固定にはクイックファスナ22が使用される。このクイックファスナの正面外観図を図30に、図30のE−E断面図を図31に、側面図を図32に示す。図30においてクイックファスナ22は弾性金属にて製作されており、両端部は図31のように凹部23を有している。また、この凹部23の幅は、図32に示すように端部42にて最も広くなっている。分岐管接続口9と分岐管継手10の接続時には図29のように二つの鍔部16、20をこの凹部23にて挟み込むようになっている。このように接続したときには分岐管継手10と分岐管接続口9はOリング19にて水密に接続されている。このように構成することにより、給水本管5から入水した水は給水ヘッダー8を介し住宅内の各水使用器具に通水される。
【0005】
また、本従来例ではヘッダー8、14と分岐管継手10との接続固定をクイックファスナ22を用いて行っている。この部位(ヘッダー8、14と分岐管継手10の接続)がネジにて接続されている場合には、施工に使用する工具を動かすための大きな空間が各接続部に必要になる。また万一、分岐管11の途中や、分岐管11に接続されている水使用器具にて漏水が発生した場合には、いちいち工具を使用してネジを緩めて取り外さなくてはならず大変わずらわしい。しかしながら、本従来例では前述のようにクイックファスナ22で接続しているので、分岐管接続口9と分岐管継手10との施工が容易になるだけでなく、前述のような漏水時にも、漏水が発生した部分のみを簡単に取り替えることができ、一般的なネジによる接続に比べ格段に優れている。このようなヘッダーと分岐管継手との接続方法を取ることにより、ヘッダー8、14は本例のような鍛造のみでなく、鋳造にて製作したり、樹脂成形にても製作することができる。とくに、ヘッダー8、14は、接続分岐数が多くなるにつれ形状が複雑になるため、形状の自由度が大きな鋳造ヘッダーは非常に魅力的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら前記の構成で鋳造にてヘッダーを製作する場合には、製品の歩留まりが悪くなるという問題を有していた。このことについて説明する。
鋳造で前記のようなヘッダーを製作すると、分岐管接続口9においてクイックファスナ22を接続する際にクイックファスナ22が接触する、クイックファスナ当接部100(図29)に切削加工を施す必要がある。クイックファスナ22を接続する際には、クイックファスナ22端の幅最小部101(図30)がクイックファスナ当接部100に擦れ合うこと構造になっているため、このクイックファスナ当接部100は施工性の観点から滑らかである必要がある。しかしながら鋳造品は、鋳放したままの表面は粗く、この状態のままではクイックファスナ22施工時に大きな力が必要になる。また、前述のように、分岐管継手10のOリングが当接するOリング当接部21は寸法を精度よく製作するため切削加工を施す必要がある。ここで鋳造品特有の問題が発生する。鋳造品は表面にチル晶と呼ばれる組織が整った部位が存在し、その内部には組織の粗い部位が存在する。前述のように分岐管接続口を形成している面の両面を切削すると、このチル晶部を削り取ってしまい、残りは組織の粗い部位のみになる。この状態でヘッダーに通水すると、組織の粗い部位のみのため、水漏れが発生する可能性が高くなる。このためヘッダー8、14の製作時に水圧をかけて水漏れが無いかの検査を行い、良品の選別を行う必要があるが、前述のように両面のチル晶を取り除いているため、不良品が多くなりコストが高くなるという問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記問題点を解決するため、通水部材の接続構造において、第一接続部を有する第一通水部材と第二接続部を有する第二通水部材を有し、前記第一接続部と前記第二接続部を水密に接続することにより前記第一通水部材と前記第二通水部材で少なくとも一つの通水路を形成し、前記第一接続部が筒状で外周部に第一の鍔部及びシール部材を有し、前記第二接続部は筒状で内面に前記シール部材と接触して水をシールする切削加工を施した接触部と、外周部に第二の鍔部及び切削加工部を有し、接続時には前記第一及び第二の鍔部を挟み込み固定する挟み込み部材を有する通水部材接続構造において、前記第二通水部材は鋳造品であり、且つ前記接触部の筒状部外面の相対する位置には鋳放し部を設けた。さらに、給水本管と、水を使用する水使用機器とを有し、第一通水部材が前記水使用機器へ接続され給水する分岐管端部に接続される継手であり、前記第二通水部材が前記給水本管と複数の前記継手とを水密に接続する鋳造ヘッダーとした。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態1の説明を行う。図1は給水本管からの水を4本の分岐管に分岐する第二通水部材であるヘッダー31の正面外観図であり、いずれも第二接続部である一つの給水本管接続口24及び四つの分岐管接続口25を有する。この給水本管接続口24と分岐管接続口25はいずれも円筒形状であり、各接続口にはクイックファスナ斜め接続防止壁として鍔部26、50を有する。このヘッダー31に給水本管28及び分岐管11を接続した状態の正面外観図を図2に、右側面図を図3に、図3でのF−F断面図を図4に示す。図2において分岐管11は第一通水部材である分岐管継手10を介してヘッダー31の分岐管接続口25に接続し、挟み込み部材であるクイックファスナ22で接続固定されている。また、給水本管28は第一の通水部材である継手29を介してヘッダー31に接続されている。この継手29の構造を図9を使用して説明する。図9は図4の給水本管接続部の部分拡大図である。この継手29の構造は分岐管継手10の構造と同様で図9のように第一接続部である筒状の凸形状の挿通部150を有し、外周にヘッダー31の給水本管接続口24とシール部材である2個のOリング114,115を有し第一の鍔部116を有している。また、挟み込み部材であるクイックファスナ30によって、継手29の鍔部116と第二の鍔部であるヘッダー31の鍔部117とを挟み固定するようになっている。
【0009】
具体的にはクイックファスナ30の上面外観図を図5に、正面外観図を図6に、図6でのG−G断面図を図8に、クイックファスナ30取付け状態の図4のH−H断面を図7に示す。クイックファスナ30はクイックファスナ22と同様に円弧状で内側に凹部51を有し、取付時にはこの凹部51に継手29の鍔部116とヘッダー31の鍔部117を挟み込むようになっている。クイックファスナ30の取付時はクイックファスナ30の開口部52から前記両鍔部116、117を挿入していく。このとき、開口部52の幅寸法は鍔部116、117の外径寸法より小さいため、挿入時に開口部52が押し広げられ、前記鍔部116、117及びヘッダー31の凹部53に擦れながら挿入される。この挿入時の摩擦抵抗を小さくするために、ヘッダー31の鍔部117および凹部53の表面は切削加工を施してある。これは、ヘッダーが従来例とは異なる鋳造のため2次加工をしない部分の表面は粗く、このままでは摩擦抵抗が非常に大きいためである。切削加工を施すことにより、寸法精度をよくし、面を滑らかにすることができる。また、クイックファスナ30を接続したとき、クイックファスナ30がほぼ接する外周部にクイックファスナ斜め接続防止壁50を設けている。これは図9のように、クイックファスナ30の近傍にクイックファスナ斜め接続防止壁50を設けることにより、誤って施工時にクイックファスナ30を斜めに接続しようとするとクイックファスナ30が干渉し、その状態では取付けることができないようにするためである。
【0010】
ここでこの切削加工部と継手29とヘッダー31をシールするOリング114、115の配置について説明する。前述のようにヘッダー31の外周部は鍔部117から凹部53の端部111まで切削加工が施してある。また、Oリング114、115にてシールするため内周は寸法精度が高くなくてはならず、従来例の鍛造品の場合と同じく切削加工が施してある。このためヘッダー31は端部からヘッダー31の凹部53の端部111までは鋳物の組織の整ったチル晶を取り除いた状態になっている。つぎに、この継手29は凸形状の挿通部150の外周部に2個のOリング114,115を有している。使用開始初期はOリング115にて継手29とヘッダー31をシールしているが、経年劣化によりOリング115の弾性がなくなりシールできなくなったときは、もう一つのOリング114にてシールする必要がある。このときのヘッダー31とOリング114との間でシールする接触部113は前記端部111よりヘッダーの中央側にある。このためこの接触部113の相対するヘッダー外周部は切削加工を施しておらず鋳放し面112、即ちチル晶が残っており、漏水することはない。
【0011】
次に挟み込み部材であるクイックファスナ22を第二通水部材であるヘッダー31と第一通水部材である分岐管継手10に取り付ける状況を図3のクイックファスナ22aの場合で説明する。図10、図11はそれぞれ図3においてクイックファスナ22を施工する前の状態図、及び施工途中の状態図である。まず、図10のようにヘッダー31と分岐管継手10を接続した後、クイックファスナ22aを図10の矢印方向に移動させ、鍔部にはめ込んでいく。このとき、クイックファスナ22端の幅最小部101(図30)はヘッダー31の分岐管接続口25と擦れながら挿入されていく。このため、ヘッダー鍔部16の外周部及び凹部102は摩擦抵抗を小さくするため、切削加工を施し表面を整えている。図11はクイックファスナ22aが途中まではめ込まれた状態であるが、このときクイックファスナ凹部最大幅部42がクイックファスナ斜め接続防止壁26にほぼ接している。このため、施工者が誤って斜めに組みつけようとした場合には凹部最大幅部42とクイックファスナ斜め接続防止壁26が干渉し、斜めに組み付けにくいため、施工者が誤りに気付く。
【0012】
また、図4の分岐管接続部の拡大図を図12に示す。図12において、25、36は本発明の第二接続部及び第一接続部で各々円筒形状をしており、クイックファスナ22によって、ヘッダー31端部の第二の鍔部16と分岐管継手10の第二の鍔部20を挟み込んでいる。クイックファスナ22との摩擦抵抗を低減させるため、ヘッダー端部の第二の鍔部16から切削端部105までは外周表面に切削加工を施してある。また、内周部にはシール部材である2個のOリング107、108でヘッダー31と分岐管継手10をシールしている。ここにおいてOリングを2個有しているがこの理由も前述の継手29のOリング114、115と同じである。図12においてOリング108とヘッダー31との間をシールする接触部103は前述したヘッダー31の切削端部105よりヘッダーの中央側に位置している。このためシール部位103の相対するヘッダー31の外周部は鋳放し面106になり、組織の整ったチル晶を有しているため、漏水の心配がない。
【0013】
なお、本発明の実施の形態1では鋳造ヘッダーの例にて説明をしたが、これはヘッダー特有の問題ではなく、例えば流体配管の途中に設けられた鋳造の配管分岐継手に適用しても同様の効果を奏する。
【0014】
つぎに本発明の実施の形態2について連続鋳造棒を使用したヘッダーについて説明する。
第二接続部材であるヘッダー132の正面外観図を図13に、上面外観図を図14に、図14でのI−I断面図を図15に示す。またこのヘッダー132を製作する際に使用する連続鋳造棒(鋳出し品)の正面外観図を図16に、右外観図を図17に、図17でのJ−J断面図を図18に示す。図16〜18に示すように鋳出し品の状態では中央部に凸部130を有する棒状で、中央部に穴131が形成されている。これに切削加工を施して製作されたヘッダー132を図13を使用して説明すると、穴131の両端部には切削加工にて形成された略円筒形状の第二接続部である給水本管接続部133及び塞ぎ蓋接続部134を有しており、側部には切削加工により形成された同じく略円筒形状の第二接続部である分岐管接続部135が両側に8個設けられている。
【0015】
次に配管の接続状態について図19〜22を用いて説明する。図19はヘッダー132に分岐管を接続した状態の正面外観図、図20は図19におけるK−K断面図、図21は図20におけるL−L断面図、図22は図21のd部拡大図である。図19において、ヘッダー132の給水本管接続部133に給水本管28が第一通水部材である継手29を介して接続されている。また、分岐管接続部135には分岐管11が第一通水部材である分岐管継手10を介して接続されている。この継手29と給水本管接続部133との接続固定部、及び分岐管継手10と分岐管接続部135との接続固定には、本発明の実施の形態1と同じくクイックファスナ139、30にて行われている。また、ヘッダー132の他端である塞ぎ蓋接続部134には図21に示すように鍔形状を有し、2個のOリング136を有する塞ぎ蓋137がクイックファスナ30にて接続固定されている。ここでクイックファスナ139は本発明の実施の形態1におけるクイックファスナ22とは異なり側面図23に示すように、クイックファスナ22が有している凹部最大幅部42を有しておらず、凹部23の幅が全て同じになっている他はクイックファスナ22と同じ構造である。
【0016】
ここで図22において本発明の実施の形態1と同じくクイックファスナ139の凹部23に分岐管継手10の鍔部20とヘッダー132の鍔部138を挟み込んでいるが、クイックファスナ斜め接続防止壁であるヘッダーの切削面140がクイックファスナ139とほぼ接する位置に設けられているため、クイックファスナ139を斜めに接続することはできない。また、クイックファスナ30においても同じくクイックファスナ斜め接続防止壁であるヘッダーの切削面141がクイックファスナ30とほぼ接する位置に設けられているため、斜めに接続することができない。また、図19に記載のように給水本管接続部133と継手29の接続部のクイックファスナ30に対しても、同様に切削面141がクイックファスナ30とほぼ接する位置に設けられており、クイックファスナ30を斜めに接続することができない。このため、施工ミスがなく、確実に正しい位置に施工することができる。
【0017】
また、ヘッダー132の切削面140と切削面141の間の143部は鋳放し状態のままである。また、図22において塞ぎ蓋137は二つのOリング136により、塞ぎ蓋137とヘッダー132との間をシールしている。これは二つのOリング136の一つが経年変化により劣化した場合でももう一つのOリングによってシールを保つものである。ここで外側(本図22では右側)のOリングで塞ぎ蓋137とヘッダー132をシールする接触部142の相対する外周部は切削面141より内側(本図22では左側)に位置しており、鋳放し部143になっている。この鋳放し部143はチル晶を有しているため、切削面のようにチル晶が無く漏水するということがない。また、分岐管継手10も本発明の実施の形態1と同じく二つのシール部材であるOリング114、115を有しており、分岐管継手10とヘッダー132とをシールするOリング114の接触部144は切削面140より内部(本図22では下側)に位置している。また、図20において接触部144は切削面140に対して内部(本図20では右側)に位置している。このため接触部144の相対するヘッダー132の外面145は鋳放し状態である。このためここでもチル晶を有しており、チル晶が無いことによる漏水の心配のないヘッダーを実現できる。
【0018】
【発明の効果】
前記のように本発明は前記問題点を解決するため、通水部材の接続構造において、第一接続部を有する第一通水部材と第二接続部を有する第二通水部材を有し、前記第一接続部と前記第二接続部を水密に接続することにより前記第一通水部材と前記第二通水部材で少なくとも一つの通水路を形成し、前記第一接続部が筒状で外周部に第一の鍔部及びシール部材を有し、前記第二接続部は筒状で内面に前記シール部材と接触して水をシールする切削加工を施した接触部と、外周部に第二の鍔部及び切削加工部を有し、接続時には前記第一及び第二の鍔部を挟み込み固定する挟み込み部材を有する通水部材接続構造において、前記第二通水部材は鋳造品であり、且つ前記接触部の筒状部外面の相対する位置には鋳放し部を設けたので耐水部分には組織の整ったチル晶部が残っているため漏水の危険のない、製作形状の自由度が大きな鋳造部材にて漏水の危険ない通水部材の接続構造を実現することができる。
【0019】
さらに、給水本管と、水を使用する水使用機器とを有し、第一通水部材が前記水使用機器へ接続され給水する分岐管端部に接続される継手であり、前記第二通水部材が前記給水本管と複数の前記継手とを水密に接続する鋳造ヘッダーとしたので分岐口数が多くなるほど形状が非常に複雑になるヘッダーを漏水の心配なく実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のヘッダーの正面外観図
【図2】本発明の実施の形態1のヘッダーに給水本管及び分岐管を接続した状態の正面外観図
【図3】本発明の実施の形態1のヘッダーに給水本管及び分岐管を接続した状態の右側面図
【図4】本発明の実施の形態1の図3でのF−F断面図
【図5】本発明の実施の形態1のクイックファスナの上面外観図
【図6】本発明の実施の形態1のクイックファスナの正面外観図
【図7】本発明の実施の形態1の図4のH−H断面図
【図8】本発明の実施の形態1の図6のG−G断面図
【図9】本発明の実施の形態1の図4の給水本管接続部の部分拡大図
【図10】本発明の実施の形態1の図3のクイックファスナ取付前状態図
【図11】本発明の実施の形態1の図3のクイックファスナ取付途中状態図
【図12】本発明の実施の形態1の図4の分岐管接続部拡大図
【図13】本発明の実施の形態2のヘッダーの正面外観図
【図14】本発明の実施の形態2のヘッダーの上面外観図
【図15】本発明の実施の形態2の図14のI−I断面図
【図16】本発明の実施の形態2の連続鋳造棒の正面外観図
【図17】本発明の実施の形態2の連続鋳造棒の右外観図
【図18】本発明の実施の形態2の図17でのJ−J断面図
【図19】本発明の実施の形態2のヘッダーに分岐管を接続した状態の正面外観図
【図20】本発明の実施の形態2の図19におけるK−K断面図
【図21】本発明の実施の形態2の図20におけるL−L断面図
【図22】本発明の実施の形態2の図21のd部拡大図
【図23】本発明の実施の形態2のクイックファスナの側面図
【図24】従来例のヘッダーボックスの基礎設置状態の上面図
【図25】従来例のヘッダーボックスの基礎設置状態において蓋を外した状態の上面図
【図26】従来例のヘッダーボックスの基礎設置状態の右側面図
【図27】従来例のヘッダーボックスの図25のa部の部分拡大図
【図28】従来例のヘッダーボックスの図27のC−C断面図
【図29】従来例のヘッダーボックスの図28のD−D断面図
【図30】従来例のクイックファスナの正面外観図
【図31】従来例のクイックファスナのE−E断面図
【図32】従来例のクイックファスナの側面図
【符号の説明】
1 ヘッダーボックス
2 蓋
4 基礎部
5 給水本管
6 フィルター
7 調圧弁
8 給水ヘッダー
9 分岐管接続口
10 分岐管継手
11 分岐管
12 給湯機への配管
13 給湯配管
14 給湯ヘッダー
15 保護管
16 鍔部
17 通水路
18 分岐管との接続部
19 Oリング
20 鍔部
21 Oリング当接部
22、22a クイックファスナ
23 凹部
24 給水本管接続口
25 分岐管接続口
26 クイックファスナ斜め接続防止壁
28 給水本管
29 継手
30 クイックファスナ
31 ヘッダー
36 凸形状の挿通部
41 スリット
42 クイックファスナ凹部最大幅部
50 クイックファスナ斜め接続防止壁
51 凹部
52 クイックファスナの開口部
53 ヘッダーの凹部
100 クイックファスナ当接部
101 クイックファスナ端の幅最小部
102 凹部
103 シール部位
105 切削端部
106 鋳放し面
107、108 Oリング
111 ヘッダーの凹部の端部
112 鋳放し面
113 接触部
114,115 Oリング
116、117 鍔部
130 凸部
131 穴
132 ヘッダー
133 給水本管接続部
134 塞ぎ蓋接続部
135 分岐管接続部
136 Oリング
137 塞ぎ蓋
138 鍔部
139 クイックファスナ
140 ヘッダーの切削面
141 ヘッダーの切削面
142 接触部
143 鋳放し部
144 接触部
145 外面
150 凸形状の挿通部

Claims (2)

  1. 第一接続部を有する第一通水部材と第二接続部を有する第二通水部材を有し、前記第一接続部と前記第二接続部を水密に接続することにより前記第一通水部材と前記第二通水部材で少なくとも一つの通水路を形成し、前記第一接続部が筒状で外周部に第一の鍔部及びシール部材を有し、前記第二接続部は筒状で内面に前記シール部材と接触して水をシールする切削加工を施した接触部と、外周部に第二の鍔部及び切削加工部を有し、接続時には前記第一及び第二の鍔部を挟み込み固定する挟み込み部材を有する通水部材接続構造において、前記第二通水部材は鋳造品であり、且つ前記接触部の筒状部外面の相対する位置には鋳放し部を有することを特徴とする通水部材接続構造。
  2. 給水本管と、水を使用する水使用機器とを有し、第一通水部材が前記水使用機器へ接続され給水する分岐管端部に接続される継手であり、前記第二通水部材が前記給水本管と複数の前記継手とを水密に接続する鋳造ヘッダーであることを特徴とする請求項1記載の通水部材接続構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010242878A (ja) * 2009-04-07 2010-10-28 Bridgestone Corp ファスナー接合式継手用雄継手、及びファスナー接合式継手

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