JPH10238675A - 離脱防止リング - Google Patents
離脱防止リングInfo
- Publication number
- JPH10238675A JPH10238675A JP4450797A JP4450797A JPH10238675A JP H10238675 A JPH10238675 A JP H10238675A JP 4450797 A JP4450797 A JP 4450797A JP 4450797 A JP4450797 A JP 4450797A JP H10238675 A JPH10238675 A JP H10238675A
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- JP
- Japan
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- ring
- circumference direction
- bent
- release preventing
- shaped
- Prior art date
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- Granted
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L21/00—Joints with sleeve or socket
Abstract
(57)【要約】
【課題】離脱防止管継手に使用される離脱防止リングの
強度と耐久性を向上すると共に安価に製造することを目
的とする。 【解決手段】帯状の薄金属板の両端２、２を接合するこ
となく突き合わせて筒状に湾曲成形されたリング本体３
に、折れ線４を周方向に沿わせてコ字状舌片５…５が周
方向に適宜間隔隔てて内径方向へ折り起こされ、かつこ
の周方向の舌片列５０…５０が軸方向に複数列設けられ
てなる。
強度と耐久性を向上すると共に安価に製造することを目
的とする。 【解決手段】帯状の薄金属板の両端２、２を接合するこ
となく突き合わせて筒状に湾曲成形されたリング本体３
に、折れ線４を周方向に沿わせてコ字状舌片５…５が周
方向に適宜間隔隔てて内径方向へ折り起こされ、かつこ
の周方向の舌片列５０…５０が軸方向に複数列設けられ
てなる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、離脱防止型継ぎ
輪に装着される離脱防止リングの改良に関する。
輪に装着される離脱防止リングの改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】管路で軸方向引張力又は内圧の作用する
部分の管継手は、挿口の抜出しを防止するため離脱防止
策を講じる必要がある。
部分の管継手は、挿口の抜出しを防止するため離脱防止
策を講じる必要がある。
【０００３】例えば、管路の屈曲部では内部を流れる水
流によってスラスト軸力が発生し、これが管路を屈曲部
外側へ向け移動させる力となり、管内水圧と合わせ隣接
する管継手に抜出力を与える。
流によってスラスト軸力が発生し、これが管路を屈曲部
外側へ向け移動させる力となり、管内水圧と合わせ隣接
する管継手に抜出力を与える。
【０００４】また地震などにより強力な軸方向外力が作
用する場合もある。従って、管路の屈曲部ではコンクリ
ート基礎などで管を固定し上記のような外力に対抗さ
せ、隣接する管継手部に引抜力が及ばないようにされ
る。
用する場合もある。従って、管路の屈曲部ではコンクリ
ート基礎などで管を固定し上記のような外力に対抗さ
せ、隣接する管継手部に引抜力が及ばないようにされ
る。
【０００５】しかしながら、埋設物が輻輳する都市部な
どでは管路の屈曲部に上記したコンクリート構造物を構
築することが困難で、屈曲部に隣接する管継手自体に離
脱防止機能を持たせることが必要となる。
どでは管路の屈曲部に上記したコンクリート構造物を構
築することが困難で、屈曲部に隣接する管継手自体に離
脱防止機能を持たせることが必要となる。
【０００６】このような目的を達成するため、図５に示
すような離脱防止型継ぎ輪が知られている。上記離脱防
止型継ぎ輪は、ダクタイル鋳鉄管などによって成形され
た両受口管Ａの内部に、離脱防止リングＢを挿入し、離
脱防止リングＢの内面周方向に設けた複数の突起Ｃ…Ｃ
に、管挿口Ｄの挿口先端部突起Ｅを係合させて離脱防止
を図るもので、通常のスラスト軸力などによる引抜力に
対しては突起Ｃと挿口先端部突起Ｅとの係合で抜出防止
を図り、地震などによる強力な軸方向外力が作用した場
合は、図６に示すように挿口先端部突起Ｅが一つの突起
を乗り越えて過大な応力が挿口Ｄや受口管Ａに生じるの
を防止し、次いで次の突起Ｃで抜け出しを防止し最終的
には受口内面に嵌入したロックリングＦで抜出防止がで
きるようにしたものである。
すような離脱防止型継ぎ輪が知られている。上記離脱防
止型継ぎ輪は、ダクタイル鋳鉄管などによって成形され
た両受口管Ａの内部に、離脱防止リングＢを挿入し、離
脱防止リングＢの内面周方向に設けた複数の突起Ｃ…Ｃ
に、管挿口Ｄの挿口先端部突起Ｅを係合させて離脱防止
を図るもので、通常のスラスト軸力などによる引抜力に
対しては突起Ｃと挿口先端部突起Ｅとの係合で抜出防止
を図り、地震などによる強力な軸方向外力が作用した場
合は、図６に示すように挿口先端部突起Ｅが一つの突起
を乗り越えて過大な応力が挿口Ｄや受口管Ａに生じるの
を防止し、次いで次の突起Ｃで抜け出しを防止し最終的
には受口内面に嵌入したロックリングＦで抜出防止がで
きるようにしたものである。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記におい
て、離脱防止リングＢは通常プラスチック製とされてい
たため材質強度が低く、十分な抜け出し防止に対する抗
力を発揮できない場合がある欠点があった。
て、離脱防止リングＢは通常プラスチック製とされてい
たため材質強度が低く、十分な抜け出し防止に対する抗
力を発揮できない場合がある欠点があった。
【０００８】また、プラスチック製離脱防止リングの場
合耐熱強度が低くまた経年劣化の問題もあり長期間経過
した後は抜け出し防止効果が殆どなくなってしまう懸念
もあった。
合耐熱強度が低くまた経年劣化の問題もあり長期間経過
した後は抜け出し防止効果が殆どなくなってしまう懸念
もあった。
【０００９】さらに、プラスチック製離脱防止リングは
成形に際しては射出成形型など成形装置を必要とするの
で、大量需要がある場合はともかく、需要の少ない特殊
な管継手に対する離脱防止リングの場合は製造コストが
嵩み、非常に高価となるといった問題もあった。
成形に際しては射出成形型など成形装置を必要とするの
で、大量需要がある場合はともかく、需要の少ない特殊
な管継手に対する離脱防止リングの場合は製造コストが
嵩み、非常に高価となるといった問題もあった。
【００１０】この発明は、上記問題点を解消することを
目的としてなされたものであり、強度的に強く、また経
年劣化もない、安価に製造できる離脱防止リングを提供
することを目的としてなされたものである。
目的としてなされたものであり、強度的に強く、また経
年劣化もない、安価に製造できる離脱防止リングを提供
することを目的としてなされたものである。
【００１１】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明の離
脱防止リングは、帯状の薄金属板の両端を接合すること
なく突き合わせて筒状に湾曲成形されたリング本体に、
折れ線を周方向に沿わせてコ字状舌片が周方向に適宜間
隔隔てて内径方向へ折り起こされ、かつこの周方向の舌
片列が軸方向に複数列設けられて成ることを特徴とする
ものである。
脱防止リングは、帯状の薄金属板の両端を接合すること
なく突き合わせて筒状に湾曲成形されたリング本体に、
折れ線を周方向に沿わせてコ字状舌片が周方向に適宜間
隔隔てて内径方向へ折り起こされ、かつこの周方向の舌
片列が軸方向に複数列設けられて成ることを特徴とする
ものである。
【００１２】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を説
明する。図１はこの発明の離脱防止リングの一実施の形
態を示す正面図、図２は図１のＹ−Ｙ線矢視端面図、図
３はコ字状舌片の先端部の拡大断面図である。
明する。図１はこの発明の離脱防止リングの一実施の形
態を示す正面図、図２は図１のＹ−Ｙ線矢視端面図、図
３はコ字状舌片の先端部の拡大断面図である。
【００１３】この発明の離脱防止リング１は、帯状の薄
金属板の両端２、２を接合することなく突き合わせて筒
状に湾曲成形されたリング本体３に、折れ線４を周方向
に沿わせてコ字状舌片５…５が周方向に適宜間隔隔てて
内径方向へ折り起こされ、かつこの周方向の舌片列５０
…５０が軸方向に複数列設けられて構成されている。
金属板の両端２、２を接合することなく突き合わせて筒
状に湾曲成形されたリング本体３に、折れ線４を周方向
に沿わせてコ字状舌片５…５が周方向に適宜間隔隔てて
内径方向へ折り起こされ、かつこの周方向の舌片列５０
…５０が軸方向に複数列設けられて構成されている。
【００１４】上記において、コ字状舌片５の先端部５Ａ
の断面形状は図３に示すように直角端面の他、ナイフエ
ッジ端面とされる。この離脱防止リング１は、帯状の薄
金属板にロールプレスでコ字状舌片を刻設し、次いで一
定長さごとに裁断し、舌片５を折り起こして筒状に湾曲
させて成形される。
の断面形状は図３に示すように直角端面の他、ナイフエ
ッジ端面とされる。この離脱防止リング１は、帯状の薄
金属板にロールプレスでコ字状舌片を刻設し、次いで一
定長さごとに裁断し、舌片５を折り起こして筒状に湾曲
させて成形される。
【００１５】そして、この離脱防止リング１は図４に示
すように受口６内面に配置されて使用される。このと
き、離脱防止リング１は径方向断面がＣ字状をなすの
で、周長さが受口６の内径より小で、リング本体３の突
き合わせ端の間隔を広げたものを使用すれば受口６内に
弾性的に嵌合し装着が非常に容易となる。
すように受口６内面に配置されて使用される。このと
き、離脱防止リング１は径方向断面がＣ字状をなすの
で、周長さが受口６の内径より小で、リング本体３の突
き合わせ端の間隔を広げたものを使用すれば受口６内に
弾性的に嵌合し装着が非常に容易となる。
【００１６】そして、挿口７を挿入すれば、挿口端に形
成された係止突起８がコ字状舌片５に引っ掛かり、挿口
７の受口６からの離脱が防止されるのである。なお、図
中９はロックリング、９Ａはロックリングの芯出し用ゴ
ム座、１０はゴム輪、１１は押し輪、１２はフランジ、
１３は押し輪取付ボルトを示す。
成された係止突起８がコ字状舌片５に引っ掛かり、挿口
７の受口６からの離脱が防止されるのである。なお、図
中９はロックリング、９Ａはロックリングの芯出し用ゴ
ム座、１０はゴム輪、１１は押し輪、１２はフランジ、
１３は押し輪取付ボルトを示す。
【００１７】
【発明の効果】この発明は、以上のように離脱防止リン
グを薄金属板で成形したため、合成樹脂に比べ強度があ
り、必要強度を確保しつつ薄肉化を図ることができる効
果を有する。
グを薄金属板で成形したため、合成樹脂に比べ強度があ
り、必要強度を確保しつつ薄肉化を図ることができる効
果を有する。
【００１８】さらに金属製とされているため耐熱性に優
れ経年劣化の問題もない。また、ロールプレスなどによ
り連続生産が可能で大量生産にも対応でき、生産コスト
もかからないので安価に提供できるなどの効果を有す
る。
れ経年劣化の問題もない。また、ロールプレスなどによ
り連続生産が可能で大量生産にも対応でき、生産コスト
もかからないので安価に提供できるなどの効果を有す
る。
【図１】離脱防止リングの一実施の形態を示す正面図で
ある。
ある。
【図２】図１のＹ−Ｙ線矢視端面図である。
【図３】コ字状片の先端部の拡大図である。
【図４】実施の状態を示す断面図である。
【図５】従来例の説明断面図である。
【図６】従来例の作動説明断面図である。
１…離脱防止リング ２…帯状の薄金属板の両端 ３…リング本体 ４…折れ線 ５…コ字状舌片 ５Ａ…コ字状舌片の先端部 ５０…周方向の舌片列 ６…受口 ７…挿口 ８…係止突起
Claims (1)
- 【請求項１】帯状の薄金属板の両端を接合することなく
突き合わせて筒状に湾曲成形されたリング本体に、折れ
線を周方向に沿わせてコ字状舌片が周方向に適宜間隔隔
てて内径方向へ折り起こされ、かつこの周方向の舌片列
が軸方向に複数列設けられて成ることを特徴とする離脱
防止リング。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04450797A JP3369072B2 (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 離脱防止リング |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04450797A JP3369072B2 (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 離脱防止リング |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10238675A true JPH10238675A (ja) | 1998-09-08 |
| JP3369072B2 JP3369072B2 (ja) | 2003-01-20 |
Family
ID=12693477
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04450797A Expired - Fee Related JP3369072B2 (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 離脱防止リング |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3369072B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007032829A (ja) * | 2004-10-19 | 2007-02-08 | Mirai Kk | 通水管の接続具、および通水管の接続方法 |
| JP2007040516A (ja) * | 2005-06-28 | 2007-02-15 | Mirai Kk | 通水管の接続具 |
| JP2012077788A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Kurimoto Ltd | 耐震管継手構造及びそれに使用するロックリング |
| KR101491054B1 (ko) * | 2013-09-02 | 2015-02-10 | 미래화학 주식회사 | 신축성에 대응하는 파이프연결구를 갖는 파이프 및 그것을 사용한 수도배관 설치구조 |
| KR101626968B1 (ko) * | 2015-07-30 | 2016-06-02 | 고득출 | 파이프 연결구 |
| JP2018165444A (ja) * | 2017-03-28 | 2018-10-25 | 日鐵住金建材株式会社 | 嵌着部材のフランジ構造 |
-
1997
- 1997-02-28 JP JP04450797A patent/JP3369072B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007032829A (ja) * | 2004-10-19 | 2007-02-08 | Mirai Kk | 通水管の接続具、および通水管の接続方法 |
| JP2007040516A (ja) * | 2005-06-28 | 2007-02-15 | Mirai Kk | 通水管の接続具 |
| JP2012077788A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Kurimoto Ltd | 耐震管継手構造及びそれに使用するロックリング |
| KR101491054B1 (ko) * | 2013-09-02 | 2015-02-10 | 미래화학 주식회사 | 신축성에 대응하는 파이프연결구를 갖는 파이프 및 그것을 사용한 수도배관 설치구조 |
| KR101626968B1 (ko) * | 2015-07-30 | 2016-06-02 | 고득출 | 파이프 연결구 |
| JP2018165444A (ja) * | 2017-03-28 | 2018-10-25 | 日鐵住金建材株式会社 | 嵌着部材のフランジ構造 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3369072B2 (ja) | 2003-01-20 |
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Legal Events
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