JP3226860U - 管継手部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】鋳鉄管路で構築された上下水道管路を更新して別材質管路を構築する際に、鋳鉄管とステンレス製仮設配管との接続作業を容易にする管継手部材を提供する。【解決手段】鋳鉄管による既存配管と仮設配管とを接続するのに使用する管継手部材であって、一方側に鋳鉄管の外径と一致する大径管部11と、他方側に仮設配管の接続部の管外径と同一外径の小径管部12を備えた適宜長さの金属製筒状本体において、大径管部11の端部に短長の挿入管部13を残した軸後方外周面に、連結用フランジ部141及び連結用フランジ部前方にパッキン押圧用の突出輪部142からなる連結部14を設け、小径管部12の管端に適宜な既存継手用の管連結部15を設けてなる。【選択図】図1
Description
本考案は、鋳鉄管使用の既存管路において、仮設配管と接続する際に使用する管継手部材に関するものである。
上下水道における既設の鋳鉄管路を、新たに更新する管路を構築するに際して、更新管路構築中には、仮設配管が必要であり、仮設配管としてはステンレス管、鋼管、樹脂管が採用されている。
特許文献1(特開平11−108270号公報)及び特許文献2(特開2012−42027号公報)には、前記の既設管路である鋳鉄管路と更新管路である樹脂管路の接続用の管継手が開示されている。
特許文献1には、基本的には通常の鋳鉄管連結(非受け口連結)と同様のフランジを設けたスリーブ体と、鋳鉄管及びポリエチレン管に各々設けた押輪(メカニカル継手)で構成されている管継手構造が開示されている。また特許文献2には、両端にフランジ部を設けた継輪本体(スリーブ体)を、鋳鉄管用押輪で鋳鉄管端に装着し、先端部に係止用の拡大外径部を設けた樹脂製介在管を継輪本体に挿入し、樹脂管用押輪で樹脂製介在管を継輪本体に装着してなるもので、樹脂製介在管の基端部(接続端)に、樹脂管路を適宜な手段で連結するようにしている。
前記の特許文献に開示されている異種管継手は、鋳鉄管と樹脂管との接続であり、樹脂管接続のために管継手には特殊形状の樹脂製介在管が必要となる。前記の樹脂管用継手はそのままでは、鋳鉄管とステンレス管・鋼管との接続には適用することはできない。また鋳鉄管とステンレス管・鋼管は呼び径が同一でも実際の寸法(外径及び内径)が相違し、この相違点に対応する必要がある。更に鋳鉄管は、一方端が受け口で他方端が挿入端で形成されているのが多数であり、接続部分が受け口の場合と、挿入端の場合がある。またステンレス管や鋼管の場合は押輪(メカニカル継手)を採用した場合、鋳鉄管と比較して押爪(弓形爪)が滑りやすく、固定状態が解除される恐れがある。
そこで本考案は、鋳鉄管路と接続する仮設配管(接続端が金属管)の構築を容易に実現できる新規な管継手部材を提案したものである。
本考案に係る管継手部材は、鋳鉄管による既存配管とステンレス製仮設配管とを接続するのに使用する管継手部材であって、一方側に前記鋳鉄管の外径と一致する外径を備えた大径管部と、他方側に前記仮設配管の接続部の管外径と同一外径の小径管部を備えた適宜長さの金属製筒状本体において、大径管部の端部に短長の挿入管部を残した軸後方外周面に、連結用フランジ部及び連結用フランジ部前方にパッキン押圧用の突出輪部からなる連結部を設け、小径管部の管端に適宜な既存継手用の管連結部を設けてなることを特徴と
するものである。
するものである。
而して前記管継手部材は、鋳鉄管の受け口に連結する場合は、従前の接続される鋳鉄管同様に、挿入管部を受け口に差し入れ、鋳鉄管の接続時に使用するパッキンを受け口の口端内に配し、受け口のフランジ部と本考案部材の連結用フランジ部の間を連結用ボルト及び緊締ナットを使用して連結固定し、小径管部に適宜仮設配管(接続端が金属管)を接続するものである。
また鋳鉄管の非受け口側の端部や、受け口構造が採用されていない鋳鉄管路に仮設配管を連結接続する場合には、受け口構造を採用していない鋳鉄管路で使用されるフランジ付スリーブ体をそのまま採用して、当該鋳鉄管路の端部に装着固定したスリーブ体に、本考案部材を、前記の受け口装着と同様に連結接続する。
本考案は上記のとおりで、管径が微妙に相違する同一呼び径の鋳鉄管と仮設管とを既存の管路継手をそのまま採用することができ、而も装着押輪が滑りやすいステンレス管や鋼管に対して押輪を使用することなく仮設配管の連結接続を行い、仮設配管構築作業の効率を高めたものである。
次に本考案の実施形態について説明する。実施形態に示した本考案の管継手部材1は、鋳鉄管路における接続箇所となる鋳鉄管2と、鋳鉄管路に接続される鋳鉄管2と同一呼び径の仮設配管のステンレス管3(或いは鋼管による仮設配管、又は樹脂管による仮設配管で接続端を金属管とした接続部)を接続するもので、前記の接続が鋳鉄管の受け口21で行われる場合には、パッキン4と、連結用ボルト5及び緊締ナット6と、ステンレス管用の継手となるハウジング継手7を使用する。
管継手部材1は、ステンレス材または鋼材で形成されるもので、本体が途中で管径を変更する適宜長さの管体で、一方側が鋳鉄管2の外径と一致した大径管部11とし、他方側を仮設配管となるステンレス管3と同一径の小径管部12としたものである。また大径管部11の端部近傍に、短長(受け口21と対応する長さ)の挿入管部13を残した軸後方外周面に、連結部14を設けてなる。
連結部14は、連結用フランジ部141と連結用フランジ部141の前方にパッキン押圧用の突出輪部142からなるものである。また小径管部12の管端近傍に、ハウジング継手7を装着してステンレス管3と接続する管連結部15を設けたものである。尚前記管連結部15は突条部で図示しているが、使用する継手構造によっては凹条の場合や、ソケット構造に対応する係止突部であっても良い。勿論鋼管による仮設配管の場合には鋼管連結に多用されている連結構造を採用することができる。
而して前記管継手部材1を使用して鋳鉄管2とステンレス管3とを接続するには、前記管継手部材1を鋳鉄管2の受け口21に装着するもので、この受け口21を備えた鋳鉄管2には、管端にボルト孔を穿ったフランジ部22を備えている。
そこで従前の鋳鉄管路の構成と同様に、鋳鉄管2の接続時に使用するパッキン4を受け口21の口端内(挿入管部13の外周)に配し、挿入管部13を受け口21に差し入れ、受け口21のフランジ部22と連結用フランジ部141の間を連結用ボルト5及び緊締ナット6を使用して連結固定すると、突出輪部142で前記パッキン4を先端方向に押圧し、水封状態で管継手部材1と鋳鉄管2が連結される。
その後適宜、小径管部12に仮設配管(ステンレス管)3を、既存の接続継手(ハウジング継手7等)で連結接続するものである。
または仮設配管(ステンレス管3)を接続する鋳鉄管2aの接続箇所である受け口21が無い場合には、図3に示すように、従前の鋳鉄管同士を連結している周知構造の既存品スリーブ体8、押輪(メカニカル継手)9、パッキン4aを使用する。
スリーブ体8は、両端から鋳鉄管2aが挿入される外径及び長さを備えると共に、両端に連結用のフランジ部81,82を設けてなるものであり、押輪9は、鋳鉄管2aに外挿されるもので連結用ボルト91及び押しボルト92と弓形爪93とパッキン押圧突部94を備えているものである。
この鋳鉄管2aの管端にスリーブ体8を装着(連結接続)するもので、従前と同様にスリーブ体8の一方端部にパッキン4a及び鋳鉄管用押輪9を外挿した鋳鉄管2aを挿入し、連結用ボルト91と緊締ナット95の緊締で、パッキン4aを押圧してスリーブ体8と鋳鉄管2aを水封連結すると共に、押しボルト92の押圧で押輪9を鋳鉄管2aに固定する。
そして前記のスリーブ体8の他端にパッキン4を装着した管継手部材1の挿入管部13を差し入れ、スリーブ体8のフランジ部82と連結用フランジ部141の間を連結用ボルト5及び緊締ナット6を使用して連結固定すると、突出輪部142でパッキン4を先端方向に押圧し、水封状態で管継手部材1とスリーブ体8とが連結接続される。
そこで管継手部材1に仮設配管用のステンレス管3(その他の仮設配管の金属端部)を、既存の継手を使用して連結して仮設配管を構築するものである。
1 管継手部材
11 大径管部
12 小径管部
13 挿入管部
14 連結部
141 連結用フランジ部
142 突出輪部
15 管連結部
2,2a 鋳鉄管
21 受け口
22 フランジ部
3 ステンレス管(仮設配管)
4,4a パッキン
5 連結用ボルト
6 緊締ナット
7 ハウジング継手
8 スリーブ体
81,82 フランジ部
9 押輪
91 連結用ボルト
92 押しボルト
93 弓形爪
94 パッキン押圧突部
95 緊締ナット
11 大径管部
12 小径管部
13 挿入管部
14 連結部
141 連結用フランジ部
142 突出輪部
15 管連結部
2,2a 鋳鉄管
21 受け口
22 フランジ部
3 ステンレス管(仮設配管)
4,4a パッキン
5 連結用ボルト
6 緊締ナット
7 ハウジング継手
8 スリーブ体
81,82 フランジ部
9 押輪
91 連結用ボルト
92 押しボルト
93 弓形爪
94 パッキン押圧突部
95 緊締ナット
Claims (3)
- 鋳鉄管による既存配管とステンレス製仮設配管とを接続するのに使用する管継手部材であって、一方側に前記鋳鉄管の外径と一致する外径を備えた大径管部と、他方側に前記仮設配管の接続部の管外径と同一外径の小径管部を備えた適宜長さの金属製筒状本体において、大径管部の端部に短長の挿入管部を残した軸後方外周面に、連結用フランジ部及び連結用フランジ部前方にパッキン押圧用の突出輪部からなる連結部を設け、小径管部の管端に適宜な既存継手用の管連結部を設けてなることを特徴とする管継手部材。
- 管連結部が、ハウジング継手用突条部である請求項1記載の管継手部材。
- 管連結部が、仮設配管に設けたソケット部への挿入連結構造である請求項1記載の管継手部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020001029U JP3226860U (ja) | 2020-03-24 | 2020-03-24 | 管継手部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020001029U JP3226860U (ja) | 2020-03-24 | 2020-03-24 | 管継手部材 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016084897A Continuation JP2017194115A (ja) | 2016-04-21 | 2016-04-21 | 管継手部材 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP3226860U true JP3226860U (ja) | 2020-07-27 |
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Family Applications (1)
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JP2020001029U Active JP3226860U (ja) | 2020-03-24 | 2020-03-24 | 管継手部材 |
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Country | Link |
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2020
- 2020-03-24 JP JP2020001029U patent/JP3226860U/ja active Active
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