JP3278582B2 - 離脱防止型継ぎ輪 - Google Patents

離脱防止型継ぎ輪

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JP3278582B2
JP3278582B2 JP29226196A JP29226196A JP3278582B2 JP 3278582 B2 JP3278582 B2 JP 3278582B2 JP 29226196 A JP29226196 A JP 29226196A JP 29226196 A JP29226196 A JP 29226196A JP 3278582 B2 JP3278582 B2 JP 3278582B2
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ring
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敏雄 戸島
博保 大濱
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Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、離脱防止型継ぎ
輪の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】管路で軸方向引張力又は内圧の作用する
部分の管継手は、挿口の抜出しを防止するため離脱防止
策を講じる必要がある。
【0003】例えば、管路の屈曲部では、内部を流れる
水流によってスラスト軸力が発生し、これが管路を屈曲
部外側へ向け移動させる力となり、管内水圧と合わせ隣
接する管継手に抜出力を与える。
【0004】また地震などにより強力な軸方向外力が作
用する場合もある。従って、管路の屈曲部ではコンクリ
ート基礎などで管を固定し上記のような外力に対抗さ
せ、隣接する管継手部に引抜力が及ばないようにされ
る。
【0005】しかしながら、埋設物が輻輳する都市部な
どでは管路の屈曲部に上記したコンクリート構造物を構
築することが困難で、屈曲部に隣接する管継手自体に離
脱防止機能を持たせることが必要となる。
【0006】このような目的を達成するため、本願出願
人は図5に示すような離脱防止型継ぎ輪を提案した(例
えば特願平8−206727号明細書、図面)。上記離
脱防止型継ぎ輪は、ダクタイル鋳鉄管などによって成形
された両受口管Aの内部に、管よりも軟質材、例えばナ
イロン製等とされた離脱防止リングBを挿入し、離脱防
止リングBの内面に周方向に設けた複数の突起C…C
に、管挿口Dの外周に嵌合したロックリングEを係合さ
せて離脱防止を図るもので、通常のスラスト軸力などに
よる引抜力に対しては突起CとロックリングEとの係合
で抜出防止を図り、地震などによる強力な軸方向外力が
作用した場合は、図6に示すようにロックリングEが一
つの突起を乗り越えて過大な応力が挿口Dや受口管Aに
生じるのを防止し、次いで次の突起Cで抜け出しを防止
し最終的には受口内面に形成した環状凸部Fで抜出防止
ができるようにしたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記におい
て、離脱防止リングBは地震などの強力な外力が加わっ
たときは、管に過大な応力発生を避けるため突起Cはロ
ックリングEのすり抜けを許容する構成とされている
が、ロックリングEによって大きな剪断力を受けること
が考えられ、この結果突起Cの先端が切断され、破片が
管内へ侵入する恐れがある。
【0008】この発明は、上記問題点を解消することを
目的としてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明の離
脱防止型継ぎ輪は、管両端にフランジが設けられ両側か
ら管挿口を挿入し接続可能とされた継ぎ輪において、該
継ぎ輪本体の内径より大きく、外径より小さい外径を有
した短管であって軸方向に割りが入れられ、前記継ぎ輪
内面に弾撥的に嵌合可能とされ、かつ内周面に周方向に
連続する凸条が軸方向に間隔を隔てて複数条形成され、
前記凸条の軸方向断面形状が管開口方向に向けて傾斜す
るフィン状とされてなる離脱防止リングが、継ぎ輪内面
の開口部に臨ませて嵌入されてなることを特徴とするも
のである。
【0010】
【実施の態様】次にこの発明の実施の形態を説明する。
図1はこの発明の実施の形態を示す要部拡大断面図、図
2は図1のY−Y線断面図、図3は他の実施の形態を示
す断面図である。
【0011】図1において、1は両側にフランジ2が設
けられた鋳鉄管の継ぎ輪を示し、この継ぎ輪1本体の内
径より大きく、外径より小さい外径を有した短管であっ
て軸方向に割り4が入れられ、前記継ぎ輪1内面に弾撥
的に嵌合可能とされ、かつ短管の内周面に内周方向に連
続する凸条5…5が軸方向に間隔を隔てて複数条形成さ
れ、前記凸条5の軸方向断面形状が管開口方向(矢印
P)に向けて傾斜するフィン状とされた離脱防止リング
3が、継ぎ輪1内面の開口部に臨ませて嵌入されて構成
されている。
【0012】上記において、離脱防止リング3は鋳鉄よ
り軟質な材質とされ、例えばナイロン製などとされる。
また上記実施例として、凸条5の断面形状を滑らかな面
のものを示したが、図3に示すようにロックリング7に
係合するような段部5Aを設けたものであっても良い。
【0013】この離脱防止型継ぎ輪に挿口6を接続する
には、まず離脱防止リング3を両管端から挿入し、開口
部に臨ませて嵌入する。次いでロックリング7を離脱防
止リング3内へ入れ最奥の凸条5の奥側に位置させて固
定し、次いで挿口6を挿入する。挿口6の端面6Aはテ
ーパ状とされ、またロックリング7の内面7Aもテーパ
状とされているため挿口6はロックリング7内をすり抜
けて挿入され、図1又は図3に示した状態に接続され
る。
【0014】図中7Bは、金属製ロックリング7の芯出
しをするための弾性ゴムリングである。そして、ゴム輪
8及び押し輪9を取り付けて接続を終了する。
【0015】接続後、管に軸方向外力が加わったとき、
通常の外力であれば挿口はその外周に嵌合するロックリ
ング7と離脱防止リング3の凸条5との係合により抜け
出しは防止される。
【0016】次に地震などのように大きな外力が加わ
り、離脱防止リングの凸条5の抵抗力では支えきれない
場合は、図4に示すようにロックリング7が凸条5を押
し切って移動するが、このとき凸条5は管開口方向へ向
け傾斜しているので開口方向へ曲げ変形し、ロックリン
グ7を滑らせるようにして移動させる。従って剪断によ
り切断される恐れがない。
【0017】そして、ロックリング7は次の凸条5によ
って再度抜け出し防止が図られるのである。なお、図3
に示したようにフィンの先にロックリング7と係合する
段部を設けた場合は、段部の係合によって抜け出し力が
向上されると共に、その曲げ変形により剪断による切断
も防止される。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の離脱防
止型継ぎ輪は、管に抜け出し力が作用した場合、凸条と
ロックリングとの係合によって一定の抜け出し防止が図
られ、限界を超える外力が作用した場合は、凸条自信が
変形して剪断破壊されることなくロックリングを移動さ
せるので、破片が管内に侵入する恐れもなく安全に抜け
出し防止効果を発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態を示す要部断面図である。
【図2】図1のY−Y線断面図である。
【図3】他の実施の形態を示す断面図である。
【図4】抜出防止作用説明断面図である。
【図5】従来例の要部断面図である。
【図6】従来例の抜出し防止作用説明断面図である。
【符号の説明】
1…継ぎ輪 2…フランジ 3…離脱防止リング 4…割り 5…凸条 6…挿口 7…ロックリング 8…ゴム輪 9…押し輪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 21/00 - 21/08 F16L 27/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】管両端にフランジが設けられ両側から管挿
    口を挿入し接続可能とされた継ぎ輪において、該継ぎ輪
    本体の内径より大きく、外径より小さい外径を有した短
    管であって軸方向に割りが入れられ、前記継ぎ輪内面に
    弾撥的に嵌合可能とされ、かつ内周面に周方向に連続す
    る凸条が軸方向に間隔を隔てて複数条形成され、前記凸
    条の軸方向断面形状が管開口方向に向けて傾斜するフィ
    ン状とされてなる離脱防止リングが、継ぎ輪内面の開口
    部に臨ませて嵌入されてなることを特徴とする離脱防止
    型継ぎ輪。
JP29226196A 1996-11-05 1996-11-05 離脱防止型継ぎ輪 Expired - Fee Related JP3278582B2 (ja)

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JP5704407B2 (ja) * 2011-12-19 2015-04-22 株式会社デンソー 電子装置

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