JP3048559B2 - ケーブル用配管の継手構造 - Google Patents

ケーブル用配管の継手構造

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JP3048559B2
JP3048559B2 JP10317155A JP31715598A JP3048559B2 JP 3048559 B2 JP3048559 B2 JP 3048559B2 JP 10317155 A JP10317155 A JP 10317155A JP 31715598 A JP31715598 A JP 31715598A JP 3048559 B2 JP3048559 B2 JP 3048559B2
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博義 大畑
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L27/00Adjustable joints, Joints allowing movement
    • F16L27/12Adjustable joints, Joints allowing movement allowing substantial longitudinal adjustment or movement

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Joints Allowing Movement (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブル用配管の
継手構造に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】通信や送電のためのケ
ーブルを収納するために地中に埋設される配管には、温
度変化等による伸縮代を確保するために、従来より、各
種の伸縮継手が用いられている。しかし、特に、通信用
として用いられる光ファイバー用の配管では、大きな地
震が発生した時にも、寸断されることなく、通信網を確
保する必要があるため、従来の伸縮継手よりも大きな伸
縮代を確保できる継手構造が求められる。
【0003】そこで、本発明は、管軸方向に大きな伸縮
代を確保することのできる構成が簡易なケーブル用配管
の継手構造を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る一のケーブル用配管の継手構造は、
内筒と、該内筒にスライド自在に外嵌する外筒とによ
り、第1配管と第2配管とを伸縮自在に接続するケーブ
ル用配管の継手構造に於て、上記内筒には、上記第1配
管の端部外周面に掛止する第1抜け止め突片部と、該端
部外周面に密接する第1シール部材と、上記第1配管と
第2配管の接続端間に介在される内方に折曲された折曲
部と、上記第2配管の端部外周面に密接する第2シール
部材と、を設け、さらに、上記外筒の内端には、上記内
筒の外周に摺接する絞り部分を設け、その外端には、上
記第2配管の端部外周面の上記第2シール部材よりも外
方の位置に掛止する第2抜け止め突片部を設け、上記第
1抜け止め突片部が、内方に向けて折曲した状態に形成
され、その先端部には、第1配管の端部外周面にくい込
み掛止させるための複数の掛止刃が形成されており、ま
た、上記第2抜け止め突片部が、内方に向けて折曲した
状態に形成され、その先端部には、第2配管の端部外周
面にくい込み掛止させるための複数の掛止刃が形成され
ている。
【0005】また、内筒の折曲部と第2シール部材との
間に、絞り部分と当接して、外筒のスライドを抑制する
ための突部を形成してもよい。
【0006】あるいは、内筒及び外筒の外端に、異物の
侵入を防ぎ、かつ、その外端部を補強するための端部カ
バー部材を設けてもよい。
【0007】別のケーブル用配管の継手構造は、内筒
と、該内筒にスライド自在に外嵌する一対の外筒とによ
り、第1配管と第2配管とを伸縮自在に接続するケーブ
ル用配管の継手構造に於て、上記内筒の両端にそれぞれ
形成された第1・第2段付き部の内側には、第1配管の
端部外周面に密接する第1シール部材と、第2配管の端
部外周面に密接する第2シール部材と、を設けると共
に、その中間部には、第1配管と第2配管の接続端間に
介在される内方に折曲された折曲部が形成され、一方の
上記外筒の外端には、上記第1配管の端部外周面に掛止
する第1抜け止め突片部を設け、その内端には、上記内
筒の第1段付き部に内側から掛止する内突状の第1掛止
部を設け、他方の上記外筒の外端には、上記第2配管の
端部外周面に掛止する第2抜け止め突片部を設け、その
内端には、上記内筒の第2段付き部に内側から掛止する
内突状の第2掛止部を設け、上記第1抜け止め突片部
が、内方に向けて折曲した状態に形成され、その先端部
には、第1配管の端部外周面にくい込み掛止させるため
の複数の掛止刃が形成されており、また、上記第2抜け
止め突片部が、内方に向けて折曲した状態に形成され、
その先端部には、第2配管の端部外周面にくい込み掛止
させるための複数の掛止刃が形成されている。
【0008】また、内筒の折曲部の両側には、一方の外
筒の第1掛止部と当接して該外周のスライドを抑制する
第1突部と、他方の外筒の第2掛止部に当接して該外周
のスライドを抑制する第2突部と、を形成してもよい。
【0009】あるいは、第1抜け止め突片部及び第2抜
け止め突片部の基部に、弾性変形を許容しやすくするた
めの弾性くびれ部を形成してもよい。
【0010】また、両外筒の外端には、異物の侵入を防
ぎ、かつ、その外端部を補強するための端部カバーを設
けてもよい。
【0011】そして、第1抜け止め突片部と第2抜け止
め突片部の折曲角θが、35°≦θ≦55°の範囲に設定さ
れてもよい。
【0012】さらに、第1配管及び第2配管には、プラ
スチック防食外層が接続端に至るまで形成されていても
よい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づき、本発明を詳説する。
【0014】図1は、本発明のケーブル用配管の継手構
造の断面を示し、1は薄肉鋼管よりなる内筒、2はその
内筒1にスライド自在に外嵌する薄肉鋼管よりなる外筒
で、この内筒1と外筒2とにより、通信用の第1配管3
と第2配管4とを伸縮自在に接続するケーブル用配管の
継手構造が構成される。特に、本発明は、光ファイバー
ケーブル用として好適なものであるが、その他の通信、
送電用としても好適である。
【0015】上述の第1配管3と第2配管4には、プラ
スチック防食外層fが、それぞれ、接続端に至るまで被
着・形成されており、特に、本発明では、施工の際に、
そのプラスチック防食外層fを削り取る(ピーリング)
ことなく、そのままの状態で、接続作業をおこなうこと
ができるように上記継手構造を構成し、施工作業性を著
しく向上させている。
【0016】ちなみに、従来の施工では、プラスチック
防食外層を有する配管の接続端に、継手部材を掛止させ
るための環状凹溝が形成されている場合には、その接続
端の部分に被着されているプラスチック防食外層を削り
取るピーリングと称される作業がおこなわれるが、その
作業が大変面倒で手間のかかるものとなっていた。
【0017】本発明では、このような実情を考慮して、
上述のように、ピーリング作業を不要としたのである。
これにより、第1配管3と第2配管4の接続部の耐久性
が著しく向上する。
【0018】上述の内筒1の一端側11には、第1配管3
の端部外周面31に掛止する第1抜け止め突片部6が内方
に向けて折曲角θに折曲した状態に形成され、その一端
外周には、異物の侵入を防ぎ、かつ、その外端部を補強
するための段付きリング状の端部カバー17が溶接wや圧
入(かしめ)等によって固着されている。
【0019】その第1抜け止め突片部6は、図2に拡大
して示すように、内方に向けて折曲された基部に、弾性
変形容易な弾性くびれ部61が形成され、その先端部に
は、第1配管3の端部外周面31にくい込み掛止させるた
めに刃物状に形成された円弧状の掛止刃62が形成されて
いる。
【0020】図3は、第1抜け止め突片部6の異なる形
態を示す。また、図4は別の形態を示し、この場合、特
に、弾性くびれ部は設けていない。
【0021】上述の第1抜け止め突片部6と第2抜け止
め突片部7の折曲角θ(図1参照)は、35°≦θ≦55°
の範囲で、適宜に選択・設定されてよく、このような角
度に傾斜させておくことによって、押し込みやすくな
り、かつ、掛止刃62,72が第1配管3と第2配管4に対
してくい込みやすくなり、押し込み力に対して、抜け方
向の引っ張り力が30〜35倍にも達することが確認されて
いる。なお、θが35°よりも小さくても、また、55°よ
り大きくても、掛止刃62,72のくい込み性が低下し、安
定した掛止状態が得られない。
【0022】その第1抜け止め突片部6の近傍に形成さ
れた第1段付き部8には、第1配管3の端部外周面31に
密接するゴム材等よりなるリング状の第1シール部材9
が、嵌装されている。その内筒1の中間部には、第1配
管3と第2配管4の接続端間に介在させるための折曲部
10が、塑性加工によって内方に折曲されて内鍔状に形成
されている。なお、その折曲部10の外側合わせ部は溶接
w等によって接合するのも好ましい。
【0023】また、内筒1の他端側12に形成された第2
段付き部13には、第2配管4の端部外周面41に密接する
ゴム材等よりなるリング状の第2シール部材14が嵌装さ
れ、上述の折曲部10の近傍位置には、周突条(突部)15
が形成されている。なお、この周突条15は、図示を省略
するが、周方向に断続的な突起状に形成されていてもよ
い。
【0024】一方、外筒2の一端側(内端)21には、内
筒1の外周に摺接する絞り部分16が形成され、その他端
側(外端)22には、第2配管4の端部外周面41の上記第
2シール部材14よりも外方の位置に掛止する第2抜け止
め突片部7が内方に向けて折曲形成され、その他端外周
には、異物の侵入を防ぐと共に、その外端部を補強する
ための端部カバー18が溶接wや圧入(かしめ)等によっ
て固着されている。
【0025】第2抜け止め突片部7は、第1抜け止め突
片部6とは向きが逆であるが、同様の構成になってお
り、その基部には、弾性変形容易な弾性くびれ部71が形
成され、先端部には、第2配管4の端部外周面41にくい
込み掛止させるために刃物状に形成された円弧状の掛止
刃72が形成されている(図2,図3,図4参照)。
【0026】このような構成により、図1に実線で示す
接続状態から、大きな地震等により、第2配管4が第1
配管3から離間する方向に引っ張られた場合、その第2
配管4は、外筒2と共に、二点鎖線で示す位置まで移動
することができ、その間、接続部は外部に露出すること
なく、内筒1及び外筒2で覆われ内部が保護される。つ
まり、Eで示す管軸方向の伸縮代(ストローク)が確保
される。
【0027】より詳しく説明すると、第1抜け止め突片
部6が内方に向けて折曲角θで折曲されているので、組
付け時には、第1配管3に対する内筒1の嵌め込み(被
嵌)が容易となり、かつ、その折曲部10を第1配管3の
接続端に当接させることにより、第1配管3に対する内
筒1の位置決めを容易におこなうことができる。また、
第2抜け止め突片部7も内方に向けて折曲角θで折曲さ
れているので、外筒2(及び内筒1)に対して、第2配
管4を容易に挿入することができ、組付け作業性が容易
となる。
【0028】次いで、引っ張り力が作用して、第2配管
4が右方向に移動した場合、内筒1は第1抜け止め突片
部6によって第1配管3に掛止されているので、第2配
管4に掛止されている外筒2が、内筒1に対してスライ
ドしつつ、第2配管4と共に同方向に移動するが、その
外筒2の絞り部分16が内筒1の周突条15に当接すると、
その抵抗によって、自由スライドが抑制される結果、配
管ライン全体で多数の継手間の引っ張り力のバランスが
調整されると共に、第2抜け止め突片部7の掛止刃72
が、第2配管4の端部外周面41に確実にくい込み、その
掛止状態がより一層確実なものとなる。
【0029】第2配管4がさらに右方向に引っ張られる
と、絞り部分16が周突条15を乗り越え、その絞り部分16
が、第2段付き部13に接する位置辺りまで、第2配管4
が移動できる。その間、内筒1によって、両配管3,4
の接続部の隙間は覆われており、第1シール部材9と第
2シール部材14によって雨水や異物の内部への侵入が阻
止される。また、その第2配管4と共に移動する外筒2
の他端側(外端)22は、端部カバー18によって保護され
ているため、その変形を免れ、異物の侵入を防ぐことが
できる。
【0030】なお、第1配管3が左方向に移動した場合
にも、内筒1の一端側11は、端部カバー17によって保護
されているため、その変形を免れ、異物の侵入を防ぐこ
とができる。また、折曲部10を溶接wする代わりに、一
体ものの管素材を内鍔状に塑性加工しても良い。
【0031】図5は、本発明の別のケーブル用配管の継
手構造を示し、この場合、内筒23と、その内筒23にスラ
イド自在に外嵌する一対の外筒24,25とにより、通信用
または送電用の第1配管3と第2配管4とを伸縮自在に
接続する左右対称構造の継手構造が構成される。なお、
第1配管3と第2配管4には、前述したように、プラス
チック防食外層fが接続端に至るまで被着・形成されて
いるが、この場合にも、ピーリングを不要としている。
なお、図5の実線は、第1配管3が、第2配管4から離
間する方向に引っ張られた状態を示す。
【0032】内筒23の両端に形成された第1段付き部26
と第2段付き部27の内側には、第1配管3の端部外周面
31に密接する第1シール部材9と、第2配管4の端部外
周面41に密接する第2シール部材14と、をそれぞれ設け
ると共に、その中間部には、第1配管3と第2配管4の
接続端間に介在され、かつ、内方に折曲された位置決め
用の折曲部30が内方に折曲されて形成されている。
【0033】その折曲部30の両側には、外筒24,25の自
由スライドを抑制するための周突条に形成された第1突
部36と、第2突部37とが形成されている。なお、この第
1突部36と、第2突部37は、図示を省略するが、周方向
に断続的な突起状に形成されていてもよい。
【0034】一方の上記外筒24の外端には、上記第1配
管3の端部外周面31に掛止する折曲角θの第1抜け止め
突片部28を設け、その内端には、上記内筒23の第1突部
36に内側の方向から掛止する内突状の第1掛止部32を設
けている。また、他方の上記外筒25の外端には、上記第
2配管4の端部外周面41に掛止する折曲角θの第2抜け
止め突片部29を設け、その内端には、上記内筒23の第2
突部37に内側の方向から掛止する内突状の第2掛止部33
を設けている。
【0035】その第1抜け止め突片部28と第2抜け止め
突片部29は、第1抜け止め突片部6と第2抜け止め突片
部7と同様に、図2(または図3)に示すような弾性く
びれ部61,71と掛止刃62,72を有するものとし、これに
より、第1配管3と第2配管4が押し込みやすくなり、
かつ、掛止刃62,72が両配管3,4に対してくい込みや
すくなり、押し込み力に対して、抜け方向の引っ張り力
が30〜35倍にも達することが確認されている。
【0036】このような左右対称構造の構成によれば、
特に、現地での施工作業が一段と向上すると共に、部品
の互換性も向上する。その施工は、第1配管3及び第2
配管4を内筒1の両側から挿入し、その折曲部30に、第
1配管3及び第2配管4の接続端を当接させれば、位置
決めと同時に組付けが終了し、きわめて容易かつ確実に
施工を完了することができる。
【0037】このようにして、図5に二点鎖線で示す接
続状態(第1配管3は外形のみを図示)に組付けた状態
から、外力により、第1配管3が、第2配管4から離間
する方向に引っ張られた場合、内筒23に形成された第1
突部36に、一方の外筒24の第1掛止部32が当接して、そ
の外筒24の自由スライドが抑制され、その抵抗によっ
て、配管ライン全体で多数の継手間の引っ張り力のバラ
ンスが調整されると共に、第1抜け止め突片部28の掛止
刃が、第1配管3の端部外周面31に確実にくい込み、そ
の掛止状態がより一層確実なものとなり、その第1掛止
部32が第1突部36を乗り越え、第1配管3は、外筒24と
共に、実線で示す位置までの距離(1/2E)を移動す
ることができる。
【0038】また、第2配管4が第1配管3から離間す
る方向に引っ張られても、同様に、第2抜け止め突片部
29が、第2配管4の端部外周面41に掛止するので、外筒
25と共に、同じ距離(1/2E)だけ移動することがで
きる。つまり、合計Eで示す管軸方向の伸縮代(ストロ
ーク)が確保される。
【0039】上述の第1配管3と第2配管4が離間・移
動する間に、接続部は外部に露出することなく、内筒23
及び両外筒24,25で覆われ内部が保護されると共に、第
1シール部材9と第2シール部材14によって雨水や異物
の内部への侵入が阻止される。また、その両外筒24,25
の両端部が、端部カバー34,35によって、保護されてい
るため、その変形を免れ、かつ、異物の侵入を防ぐこと
ができる。
【0040】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されるので、以
下のような効果を奏する。
【0041】請求項1に記載の発明では、内筒1と、該
内筒1にスライド自在に外嵌する外筒2とで、第1配管
3と第2配管4の接続部を覆う簡易な構成としたので、
外力等によって、両配管3,4の接続部に隙間が生じて
も、その隙間が外部に露出することなく内部が保護さ
れ、かつ、管軸方向に大きな伸縮代(ストローク)Eを
確保することができ、特に、光ファイバーケーブル等に
好適なケーブル用配管の継手構造を、安価に提供するこ
とができる。
【0042】第1配管3と第2配管4の接続端間に折曲
部10を介在させるので、組付け時には、その折曲部10
を、第1配管3の接続端に当接させることによって、内
筒1の位置決めを容易かつ確実におこなうことができ
る。
【0043】また、接続部を、上述のように、簡易な構
成としたので、第1配管3と第2配管4にプラスチック
防食外層が接続端に至るまで形成されていても、ピーリ
ングをおこなわなくても、接続施工をおこなうことがで
きる。
【0044】そして、外力等によって、第1配管3と第
2配管4の接続部に間隙が生じても、第1シール部材9
と第2シール部材14とによって、内部への雨水や異物の
侵入を防ぐことができる。
【0045】請求項2に記載の発明では、外筒2のスラ
イドを抑制するための突部15を内筒1に設けたので、第
1配管3または第2配管4に引っ張り力が作用した時
に、配管全体の継手間の引っ張り力のバランスを調整す
ることができ、かつ、第2配管4に対する第2抜け止め
突片部7の掛止状態を確実なものにすることができる。
【0046】請求項3に記載の発明では、内筒1及び外
筒2の外端部に端部カバー17,18を設けたので、外力が
作用した時に、内筒1及び外筒2の変形を効果的に防止
することができ、かつ、異物の侵入をも効果的に防ぐこ
とができる。
【0047】請求項4に記載の発明では、内筒23と、該
内筒23にスライド自在に外嵌する一対の外筒24,25とに
より、第1配管3と第2配管4とを伸縮自在に接続する
簡易な構成としたので、外力等によって、両配管3,4
の接続部に隙間が生じても、その隙間が外部に露出する
ことなく内部が保護され、かつ、管軸方向に大きな伸縮
代(ストローク)Eを確保することができ、特に、光フ
ァイバーケーブル等に好適なケーブル用配管の継手構造
を、安価に提供することができる。
【0048】第1配管3と第2配管4の接続部端間に折
曲部30を介在させるので、組付け時には、その折曲部30
に、第1配管3と第2配管4の接続端を当接させること
によって、内筒1に対する両配管3,4の位置決めを、
容易かつ確実におこなうことができる。
【0049】また、接続部を、上述のように、簡易な構
成としたので、第1配管3と第2配管4にプラスチック
防食外層が接続端に至るまで形成されていても、ピーリ
ングをおこなわなくても、接続施工をおこなうことがで
きる。
【0050】そして、外力等によって、第1配管3と第
2配管4の接続部に間隙が生じても、第1シール部材9
と第2シール部材14とによって、内部への雨水や異物の
侵入を防ぐことができる。
【0051】請求項5に記載の発明では、外筒24,25の
自由スライドを抑制するための第1・第2突部36,37を
内筒1の折曲部30の両側に設けたので、第1配管3また
は第2配管4に引っ張り力が作用した時に、配管全体の
継手間の引っ張り力のバランスを調整することができ、
かつ、第1配管3に対する第1抜け止め突片部28及び第
2配管4に対する第2抜け止め突片部29の掛止状態を確
実なものにすることができる。
【0052】請求項6に記載の発明では、第1抜け止め
突片部6,28及び第2抜け止め突片部7,29の基部に、
弾性くびれ部61,71を形成したので、挿入時の抵抗が少
なく、かつ、第1配管3及び第2配管4に対する掛止状
態をより確実なものとすることができる。
【0053】請求項7に記載の発明では、両外筒24,25
の外端には、異物の侵入を防ぎ、かつ、その外端部を補
強するための端部カバー34,35を設けたので、外力が作
用した時に、その両外筒24,25の変形を効果的に防止す
ることができ、かつ、異物の侵入をも効果的に防ぐこと
ができる。
【0054】請求項8に記載の発明では、第1抜け止め
突片部6,28と第2抜け止め突片部7,29の折曲角θ
を、35°≦θ≦55°の範囲に設定しているので、外力が
作用した時に、両配管3,4に対する第1抜け止め突片
部6,28と第2抜け止め突片部7,29の掛止状態が確実
なものとなり、接続部を外部に露出させることなく、内
部を保護することができる。
【0055】請求項9に記載の発明では、第1配管3と
第2配管4とが、プラスチック防食外層fを形成したま
まで、接続されるので、その接続部が腐食しにくくな
り、耐久性が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のケーブル用配管の継手構造の実施の一
形態を示す要部の半截断面図である。
【図2】第1抜け止め突片部(及び第2抜け止め突片
部)の要部拡大図である。
【図3】異なる第1抜け止め突片部(及び第2抜け止め
突片部)の要部拡大図である。
【図4】別の第1抜け止め突片部(及び第2抜け止め突
片部)の要部拡大図である。
【図5】本発明のケーブル用配管の継手構造の別の実施
の一形態を示す要部の半截断面図である。
【符号の説明】
1 内筒 2 外筒 3 第1配管 4 第2配管 6 第1抜け止め突片部 7 第2抜け止め突片部 9 第1シール部材 10 折曲部 14 第2シール部材 15 突部 16 絞り部分 17 端部カバー 18 端部カバー 21 内端(一端側) 22 外端(他端側) 23 内筒 24 外筒 25 外筒 28 第1抜け止め突片部 29 第2抜け止め突片部 30 折曲部 31 端部外周面 34 端部カバー 35 端部カバー 36 第1突部 37 第2突部 41 端部外周面 61 弾性くびれ部62 掛止刃 71 弾性くびれ部72 掛止刃

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内筒と、該内筒にスライド自在に外嵌す
    る外筒とにより、第1配管と第2配管とを伸縮自在に接
    続するケーブル用配管の継手構造に於て、上記内筒に
    は、上記第1配管の端部外周面に掛止する第1抜け止め
    突片部と、該端部外周面に密接する第1シール部材と、
    上記第1配管と第2配管の接続端間に介在される内方に
    折曲された折曲部と、上記第2配管の端部外周面に密接
    する第2シール部材と、を設け、さらに、上記外筒の内
    端には、上記内筒の外周に摺接する絞り部分を設け、そ
    の外端には、上記第2配管の端部外周面の上記第2シー
    ル部材よりも外方の位置に掛止する第2抜け止め突片部
    を設け、上記第1抜け止め突片部が、内方に向けて折曲
    した状態に形成され、その先端部には、第1配管の端部
    外周面にくい込み掛止させるための複数の掛止刃が形成
    されており、また、上記第2抜け止め突片部が、内方に
    向けて折曲した状態に形成され、その先端部には、第2
    配管の端部外周面にくい込み掛止させるための複数の掛
    止刃が形成されていることを特徴とするケーブル用配管
    の継手構造。
  2. 【請求項2】 内筒の折曲部と第2シール部材との間
    に、絞り部分と当接して、外筒のスライドを抑制するた
    めの突部を形成した請求項1に記載のケーブル用配管の
    継手構造。
  3. 【請求項3】 内筒及び外筒の外端には、異物の侵入を
    防ぎ、かつ、その外端部を補強するための端部カバーを
    設けた請求項1又は2に記載のケーブル用配管の継手構
    造。
  4. 【請求項4】 内筒と、該内筒にスライド自在に外嵌す
    る一対の外筒とにより、第1配管と第2配管とを伸縮自
    在に接続するケーブル用配管の継手構造に於て、上記内
    筒の両端にそれぞれ形成された第1・第2段付き部の内
    側には、第1配管の端部外周面に密接する第1シール部
    材と、第2配管の端部外周面に密接する第2シール部材
    と、を設けると共に、その中間部には、第1配管と第2
    配管の接続端間に介在される内方に折曲された折曲部が
    形成され、一方の上記外筒の外端には、上記第1配管の
    端部外周面に掛止する第1抜け止め突片部を設け、その
    内端には、上記内筒の第1段付き部に内側から掛止する
    内突状の第1掛止部を設け、他方の上記外筒の外端に
    は、上記第2配管の端部外周面に掛止する第2抜け止め
    突片部を設け、その内端には、上記内筒の第2段付き部
    に内側から掛止する内突状の第2掛止部を設け、上記第
    1抜け止め突片部が、内方に向けて折曲した状態に形成
    され、その先端部には、第1配管の端部外周面にくい込
    み掛止させるための複数の掛止刃が形成されており、ま
    た、上記第2抜け止め突片部が、内方に向けて折曲した
    状態に形成され、その先端部には、第2配管の端部外周
    面にくい込み掛止させるための複数の掛止刃が形成され
    ていることを特徴とするケーブル用配管の継手構造。
  5. 【請求項5】 内筒の折曲部の両側には、一方の外筒の
    第1掛止部と当接して該外周のスライドを抑制する第1
    突部と、他方の外筒の第2掛止部に当接して該外周のス
    ライドを抑制する第2突部と、を形成した請求項4に記
    載のケーブル用配管の継手構造。
  6. 【請求項6】 第1抜け止め突片部及び第2抜け止め突
    片部の基部に、弾性変形を許容しやすくするための弾性
    くびれ部を形成した請求項1,2,3,4又は5に記載
    のケーブル用配管の継手構造。
  7. 【請求項7】 両外筒の外端には、異物の侵入を防ぎ、
    かつ、その外端部を補強するための端部カバーを設けた
    請求項4,5又は6に記載のケーブル用配管の継手構
    造。
  8. 【請求項8】 第1抜け止め突片部と第2抜け止め突片
    部の折曲角θが、35°≦θ≦55°の範囲に設定されてい
    る請求項1,2,3,4,5,6又は7に記載のケーブ
    ル用配管の継手構造。
  9. 【請求項9】 第1配管及び第2配管には、プラスチッ
    ク防食外層が接続端に至るまで形成されている請求項
    1,2,3,4,5,6,7又は8に記載のケーブル用
    配管の継手構造。
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