JP3517782B2 - フレキシブル排水管 - Google Patents

フレキシブル排水管

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JP3517782B2
JP3517782B2 JP2000219802A JP2000219802A JP3517782B2 JP 3517782 B2 JP3517782 B2 JP 3517782B2 JP 2000219802 A JP2000219802 A JP 2000219802A JP 2000219802 A JP2000219802 A JP 2000219802A JP 3517782 B2 JP3517782 B2 JP 3517782B2
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pipe joint
connecting ring
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hose
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富男 楠原
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株式会社 日本テクノ
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  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、免震を目的とし
て、屋内のみならず、土圧を受ける屋外で埋設する場合
でも使用することができるフレキシブル排水管に関し、
例えば、家屋の浴室・トイレ・樋等から排出する雨水を
含めた排水を、汚水マスに導いたり、あるいは、マンシ
ョン等の各戸から排出する排水を、共同縦管に導く際に
使用できるフレキシブル排水管に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来、例えば、家屋の浴室や
トイレ等からの排水を汚水マスに導く場合、硬質塩化ビ
ニル管からなる排水接続管が利用されていた。
【0003】しかし、この排水接続管自体が接続される
家屋側や汚水マス側も、硬質塩化ビニル製で形成されて
いるため、地震があれば、排水接続管としての硬質塩化
ビニル管が破断していた。
【0004】この場合、土中に埋設することを考慮し、
排水接続管の代わりに、強度と可撓性とを有した蛇腹状
の管体を利用した排水管で代用することが考えられる
が、内周面が平滑でなく、汚物が付着する事態を招い
て、好ましくない。
【0005】仮に、内周面を平滑としても、所定の接続
部位にシール性良く接続させる場合には、排水管とし
て、ホース本体と、ホース本体に接合させて所定の接続
部位の接続口に接続可能な管継手と、が必要となる。
【0006】しかしながら、この場合には、ホース本体
とその管継手との接合のシール性を考慮する必要が生じ
てくる。
【0007】そこで、特開平11−37378号公報や
実用新案登録第3064344号公報等のように、強度
と可撓性とを確保して、つぶれや地震時の破断を防止で
き、また、汚物の付着を抑えて円滑に排水を流すことが
できて、さらに、ホース本体とそのホース本体を所定の
接続部位の接続口に接続させるための管継手とのシール
性も良好な排水管が、提案された。
【0008】上記公報の排水管は、ホース本体と、ホー
ス本体両端に連結される管継手と、管継手とホース本体
とを連結するための連結リングと、シール材と、を備え
て構成されていた。
【0009】そして、ホース本体が、内周面を平滑にし
た円筒状の軟質塩化ビニル製の内筒部と、内筒部の外周
面に固着されるとともに、内筒部の可撓性を維持して内
筒部に半径方向の剛性を付与する硬質塩化ビニル製とす
る蛇腹状の外筒部と、から構成されていた。
【0010】しかしながら、可撓性を発揮する内筒部が
軟質塩化ビニル製であると、軟質塩化ビニルが40重量
%以上の可塑剤を含んでおり、排水管が土中で長期間埋
設されているような場合、可塑剤が土中に移行する等し
て、劣化し易くなり、さらに、可塑剤の移行に伴って、
含有している老化防止剤を土中に移行させることも促進
されることから、一層、劣化し易くなり、ホース本体か
らの漏水を招く虞れが生じていた。
【0011】本発明は、上述の課題を解決するものであ
り、強度、可撓性、円滑な排水性、及び、ホース本体と
管継手との良好なシール性を有した排水管において、耐
久性を向上させることができるフレキシブル排水管を提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るフレキシブ
ル排水管は、内周面を平滑にした円筒状の軟質合成樹脂
製の内筒部と、該内筒部の外周面に固着されるととも
に、前記内筒部の可撓性を維持して前記内筒部に半径方
向の剛性を付与する硬質合成樹脂製とする蛇腹状の外筒
部と、を有したホース本体と、該ホース本体の端部に接
合されて所定の接続口に接続可能とし、接続時の前記接
続口から前記ホース本体端部までの内周面を滑らかに連
続させるように、構成された管継手と、内周面に設けら
れた突条を前記外筒部の外周側の凹溝に嵌合させて前記
管継手に接合されることにより、前記ホース本体端部と
前記管継手とを接合する円筒状の連結リングと、前記ホ
ース本体端部と前記管継手との間に配設されて、水密性
を確保するシール材と、を備えて構成されるフレキシブ
ル排水管であって、前記内筒部が、可塑性レスタイプの
軟質合成樹脂材料から形成され、前記連結リングの突条
と前記ホース本体の環状凹溝との間に、第2のシール材
が配設されていることを特徴とする。
【0013】そして、前記ホース本体の外筒部が、前記
凹溝を軸方向に断続的とする環状凹溝とするように、軸
方向断面を波形とした蛇腹状とする場合には、前記管継
手を、前記ホース本体端部を接合させる端部側に、前記
連結リングを外装させた前記ホース本体の端部を内周側
に挿入可能で、かつ、挿入方向側に内周面を狭めるテー
パ状とした円筒状の結合筒部を設けて、構成し、前記連
結リングを、外周面側を、前記管継手の前記結合筒部の
内周面に圧接可能なテーパ面として、構成するととも
に、さらに、前記ホース本体の端部に外装可能に、周方
向に複数に分割された分割体、若しくは、拡径可能に内
外周を貫くスリットを有した単体で、構成し、前記突条
を前記環状凹溝に嵌合させつつ前記連結リングを前記ホ
ース本体端部に外装した状態で、前記管継手の結合筒部
の内周面によって前記シール材と前記連結リングとを圧
縮するように、前記連結リングを前記結合筒部内に嵌入
させるとともに、前記連結リングのテーパ面と前記結合
筒部の内周面とを接着させることにより、前記ホース本
体端部と前記管継手とを接合することが望ましい。
【0014】さらに、前記連結リングに複数の係止部を
略放射状に設け、該係止部を前記管継手に設けられた被
係止部に係止して、前記連結リングの前記管継手に対す
る抜け止めを行うことが望ましい。
【0015】
【0016】そしてまた、前記ホース本体の外筒部が、
外周側の凹溝を軸方向に断続的とする環状凹溝とするよ
うに、軸方向断面を波形とした蛇腹状とする場合には、
前記連結リングを、前記ホース本体の端部に外装可能と
して、前記突条を内周面に有したホース外装部と、前記
管継手の端部に外装可能として、前記管継手の被嵌合部
に対し、前記連結リングの軸方向に沿う移動を規制可能
に、嵌合される嵌合部を内周面に有した継手外装部と、
を備えるように構成して、前記ホース本体と前記管継手
との端部に外装可能に、拡径可能に内外周を貫くスリッ
トを有した単体で、構成し、さらに、前記ホース本体と
前記管継手との端部への外装後の拡径を規制可能な係止
手段を設けて、構成し、前記連結リングを拡径させつ
つ、前記突条を前記環状凹溝に嵌合させるとともに前記
嵌合部を前記被嵌合部に嵌合させて、前記連結リングを
前記ホース本体と前記管継手との端部双方に外装し、前
記係止手段によって、前記連結リングの拡径を規制する
ことにより、前記ホース本体端部と前記管継手とを接合
させることが望ましい。
【0017】この場合、前記連結リングは、ねじ止めを
併用して、拡径を規制するようにしても良い。
【0018】
【発明の効果】本発明に係るフレキシブル排水管では、
ホース本体の内筒部が、可塑剤レスタイプの軟質合成樹
脂材料から形成されていることから、土中に長期間埋設
していても、可塑剤の移行等による劣化が抑えられて、
耐久性を向上させることができる。
【0019】勿論、ホース本体が、軟質合成樹脂製の内
筒部の周囲に硬質合成樹脂製の所定の外筒部を固着させ
ているため、排水管は、強度と可撓性とを確保できる。
また、ホース本体が、内筒部の内周面を平滑にし、か
つ、管継手が、接続時の接続口からホース本体端部まで
の内周面を滑らかに連続させるように、構成されている
ため、排水管は、円滑な排水性を確保できる。さらに、
所定の連結リングとシール材とを利用して、管継手とホ
ース本体端部とを接合させているため、管継手とホース
本体端部との良好なシール性能を確保することもでき
る。
【0020】したがって、本発明に係るフレキシブル排
水管では、強度、可撓性、円滑な排水性、及び、ホース
本体と管継手との良好なシール性を、備えて、耐久性を
向上させることができる。
【0021】そして、請求項2に記載したように構成す
る場合には、ホース本体の外筒部が、凹溝を軸方向に断
続的とする環状凹溝とするように、軸方向断面を波形と
した蛇腹状としても、管継手とホース本体端部との接合
強度を向上させることができる。
【0022】すなわち、突条を環状凹溝に嵌合させつ
つ、連結リングをホース本体の端部に外装させ、その状
態で、シール材を圧縮させるように、連結リングを結合
筒部に嵌入させて接着させれば、連結リングが、環状凹
溝に突条を嵌合させて、ホース本体端部を係止した状態
で、管継手の結合筒部に接着されることとなる。さら
に、結合筒部の内周面が挿入方向側に内周面を狭めるテ
ーパ状とし、かつ、連結リングの外周面がそのテーパ状
内周面に対応するテーパ面としていることから、連結リ
ングが管継手に対して強固に接合されることとなる。
【0023】したがって、請求項2のように構成する場
合には、ホース本体の外筒部が、凹溝を軸方向に断続的
とする環状凹溝とするように、軸方向断面を波形とした
蛇腹状としていても、管継手とホース本体端部とを、接
合強度を向上させて、接合することができる。
【0024】特に、連結リングを、スリットを設けて拡
径可能な単体で構成する場合には、複数の分割体で構成
する場合に比べて、拡径後の連結リングを、復元させつ
つホース本体端部に外装させれば、連結リングがホース
本体端部を包むように、ホース本体端部に係止されて落
下しないことから、その後の連結リングの結合筒部への
挿入作業が容易となる。即ち、連結リングを単一の部材
で構成して、部品点数の減少が図られることと相まっ
て、この連結リングの外装作業、ひいては、排水管の現
場での施工作業の効率化を図ることができる。
【0025】また、請求項3のように構成する場合に
は、連結リングの複数の係止部を管継手の被係止部に係
止して、連結リングの管継手に対する抜け止めを行うこ
とができる。即ち、連結リングの外周面と管継手の内周
面との接合(例えば、接着等)が完了するまでの間、連
結リングが管継手に対して確実に保持されるため、接着
完了等まで手を離していてもよく、この接合のための作
業性が向上し、かつ、この接合の位置精度を確保でき
る。
【0026】さらに、請求項4のように、連結リングの
突条とホース本体の環状凹溝との間に、第2のシール材
を配設すれば、連結リングの内周面側が、第2のシール
材により、ホース本体に対するシール性を確保されるこ
ととなる。そして、連結リングの外周面(テーパ面)側
は、管継手における結合筒部の内周面に接着されること
から、結合筒部との間に、シール性が確保されており、
その結果、ホース本体端部と管継手との間に配設される
第1のシール材と併せて、連結リングの内・外周面も、
ホース本体端部や管継手結合筒部に対して、シール性を
確保されることとなって、ホース本体端部と管継手との
間の一層のシール性を確保することができる。
【0027】そしてまた、請求項5のように構成する場
合にも、ホース本体の外筒部が、凹溝を軸方向に断続的
とする環状凹溝とするように、軸方向断面を波形とした
蛇腹状としていても、管継手とホース本体端部との接合
強度を向上させることができる。
【0028】すなわち、拡径させた連結リングを、復元
させつつホース本体と管継手との端部双方に外装し、係
止手段によって、連結リングの拡径を規制すれば、連結
リングの突条がホース本体端部の環状凹溝に嵌合され、
かつ、連結リングの嵌合部が、管継手の被嵌合部に対
し、連結リングの軸方向に沿う移動を規制して、嵌合さ
れて、その結果、連結リングに対して、ホース本体端部
と管継手とが、ホース本体軸方向に沿う移動を規制され
て、両者が接合されることとなる。そして、係止手段に
よって、連結リングは、拡径を規制されて、突条の環状
凹溝からの外れや嵌合部の被嵌合部からの外れが防止さ
れるため、管継手とホース本体端部とを、接合強度を向
上させて、接合することができる。
【0029】特に、ホース本体と管継手との端部相互に
外装した連結リングの突条と嵌合部とを利用して、ホー
ス本体と管継手とのホース本体軸方向に沿う相対移動を
規制しているため、接着剤を利用しなくとも、管継手と
ホース本体端部とを接合することができ、その結果、接
着工程等を省略して、ホース本体端部と管継手との接合
作業、ひいては、排水管の現場での施工作業の効率化を
図ることもできる。
【0030】この場合、請求項6のように構成すれば、
ねじ止めによって、ホース本体と管継手との端部相互へ
の外装後における連結リングが、突条の環状凹溝からの
外れや嵌合部の被嵌合部からの外れを招くような、拡径
を規制されるため、管継手とホース本体端部との接合強
度を、一層、向上させることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0032】第1実施形態のフレキシブル排水管H1
は、図2に示すように、家屋の排水管4から汚水マス1
まで、排水を流すものであり、図1・3に示すように、
ホース本体7と、ホース本体7の両端部7a・7bに接
合される管継手11と、ホース本体7と管継手11との
間に配設される連結リング18と、第1・2シール材2
7・28と、を備えて構成されている。
【0033】ホース本体7は、図1・3に示すように、
内周面を平滑にした円筒状の軟質合成樹脂製の内筒部8
と、内筒部8の外周面に固着されるとともに、内筒部8
の可撓性を維持して内筒部8に半径方向の剛性を付与す
る硬質合成樹脂製とする蛇腹状の外筒部9と、を備えて
構成されている。
【0034】内筒部8は、軟質塩化ビニル等の如く、可
塑剤の含有量が多い(通常40重量%以上)ものでな
く、可塑剤の含有量が低い(通常10重量%以下)タイ
プ、若しくは、全く含まないタイプ、すなわち、これら
の可塑剤レスタイプの軟質合成樹脂材料が、使用され、
外筒部9は、その内筒部8に対する溶着や接着が容易な
ように、内筒部8と同系の合成樹脂材料から形成されて
いる。可塑剤レスタイプの合成樹脂材料では、ポリエチ
レン・ポリプロピレン・オレフィン系熱可塑性エラスト
マーが例示できる。そして、可塑剤レスのもので、硬質
・軟質の二種類を容易に入手可能なものでは、ポリエチ
レン・ポリプロピレン等のオレフィン系合成樹脂材料が
望ましい。実施形態では、内・外筒部8・9は、ポリエ
チレン製としている。
【0035】また、外筒部9は、内筒部8の可撓性を阻
害しないで、内筒部8の表面を覆って保護できるように
配設されるものであり、実施形態の場合、凹溝を軸方向
に断続的とする環状凹溝9cとするように、断面逆U字
形の突出部9aと底部9bとを軸方向に繰り返したよう
な、軸方向断面を波形とした蛇腹状としている。
【0036】なお、内筒部8の硬度は、ホース本体7と
して、曲げ可能な可撓性を有している程度で良く、外筒
部9の硬度は、内筒部8の可撓性を阻害しない状態で、
内筒部8より固く、かつ、内筒部8に半径方向の剛性を
付与する程度で良い。
【0037】そして、実施形態のホース本体7の製造
は、外筒部9の波形の底部9bの内周面に対して、内筒
部8を形成するように、内筒部形成素材である筒状のポ
リエチレン製チューブを、軟化させて膨らませつつ、内
筒部8を外筒部9に溶着させて、ホース本体7を製造し
ている。
【0038】このホース本体7が接合される管継手11
(11F・11M)は、硬質塩化ビニル等の硬質合成樹
脂製とし、ホース本体7の端部7a・7bに接合されて
所定の接続口(実施形態では、汚水マス1のニップル部
2と排水管4)2・4に接続可能に、構成され、さら
に、接続時の接続口2・4からホース本体端部7a・7
bまでの内周面を滑らかに連続させるように、構成され
ている。そして、管継手11のホース本体端部7a・7
bを接合させる一端側には、結合筒部12が形成され、
接続口2・4に接続させる他端側には、接続筒部16
(16F・16M)が形成されている。
【0039】結合筒部12は、内周面に、連結リング1
8を外装させたホース本体7の端部7a・7bを内周側
に挿入可能な挿入凹部14を備え、挿入凹部14の端面
側には、連結リング18を嵌合可能な切欠凹部15が形
成されている。切欠凹部15の内周面は、ホース本体端
部7a・7bの挿入方向側に内周面を狭めるテーパ状の
テーパ面15aとしている。
【0040】また、結合筒部12におけるホース本体端
部7a・7bの挿入方向側の端部には、ホース本体端部
7a・7bの内周面と面一となるように、突条13が形
成されている。
【0041】接続筒部16は、排水管4に外嵌接続され
る雌型タイプの接続筒部16Fと、ニップル部2の接続
凹部2aに嵌合接続される雄型タイプの接続筒部16M
と、の二種類が準備されている。雌型タイプの接続筒部
16Fには、内周面に、排水管2を収納する接続凹部1
6aが形成されている。雄型タイプの接続筒部16M
は、突条13から内周面を面一に形成されている。
【0042】なお、接続させる相手側に対応させて、ホ
ース本体7の両端部7a・7bに、例えば、同種の雌型
タイプの接続筒部16Fを備えた管継手11Fを、接合
させても良い。
【0043】連結リング18は、ホース本体7と管継手
11との接合に使用するものであり、硬質塩化ビニル等
の硬質合成樹脂製として、円筒状の本体20と、本体2
0の一方の端部外周面に突設されたリブ22と、を備え
た略円筒形状としている。リブ22は、連結リング18
の切欠凹部15内への嵌合時、管継手11の各結合筒部
12の端面に当接されて、管継手11に対するホース本
体端部7a・7bの接合位置を位置決めすることとな
る。そして、本体20の内周面20bには、ホース本体
7の端部7a・7b側の環状凹溝9cに対して、その周
方向の全周に嵌合する突条21が形成されている。ま
た、本体20の外周面は、管継手11における結合筒部
12のテーパ面15aに圧接可能な、テーパ面20aと
している。
【0044】そして、実施形態の連結リング18は、図
5に示すように、周方向に2分割された分割体19・1
9から構成されている。連結リング18を形成する際に
当接する各分割体19の側面19aは、先端にかけて肉
厚を薄くするテーパ面としている。
【0045】第1シール材27は、水膨張ゴムから形成
されて、ホース本体端部7a・7bの端面近傍の環状凹
溝9cに配設され、ホース本体端部7a・7bの外周面
と管継手11における結合筒部12の内周面12aとの
周方向の全周に圧接されて、水密性を確保するためのも
のである。この第1シール材27は、パテ状やスポンジ
状の他、液状のものを使用することができ、水分を吸収
して3〜5倍程度膨張するものを使用する。実施形態の
場合には、環状凹溝9cの断面形状に対応した外径寸法
のスポンジ状で丸棒状の素材を使用し、その素材を、環
状凹溝9cの周方向の全周に、圧縮して配設できる長さ
に切断し、環状凹溝9c内に押し込んで配設させてい
る。
【0046】第2シール材28は、実施形態の場合、シ
リコンゴム等の円環状のゴムパッキンから形成され、連
結リング18の突条21とその突条21が嵌合するホー
ス本体の環状凹溝9cの底面との間に、配設されてい
る。
【0047】第1実施形態の接続作業について説明する
と、予め、図4に示すように、端面近傍のホース本体7
の環状凹溝9c内に、第1シール材27を嵌め込むとと
もに、連結リング18の突条21が嵌合されるホース本
体7の環状凹溝9c内に、第2シール材28を嵌め込ん
でおく。
【0048】そして、予め、管継手11の結合筒部12
における切欠凹部15の内周面15aに接着剤Cを塗布
しておき、突条21を所定の環状凹溝9cに嵌合させ
て、各分割体19・19をホース本体端部7aの外周面
に配置させて連結リング18をホース本体端部7aに外
装し、その状態で、連結リング18とともにホース本体
端部7aを、リブ22を結合筒部12の端面に当接させ
るまで、管継手11Fの結合筒部12内に挿入させれ
ば、端部7a側のホース本体7と管継手11Fとの接合
作業を終了させることができる。
【0049】また、同様にホース本体7の他方の端部7
b側においても、既述と同様な作業で、管継手11Mに
接合させ、その後、図2に示すように、ホース本体端部
7a側における管継手11Fの接続筒部16Fに排水管
4を嵌め、ホース本体端部7b側における管継手11M
の接続筒部16Mを、汚水マス1のニップル部2に嵌
め、その後、土をかぶせれば、排水管4等の敷設作業を
完了させることができる。
【0050】このように埋設した第1実施形態の排水管
H1では、ホース本体7の内筒部8が、可塑剤レスタイ
プの軟質ポリエチレン製としていることから、土中に長
期間埋設していても、可塑剤の移行等による劣化が抑え
られて、耐久性を向上させることができる。
【0051】勿論、ホース本体7は、軟質合成樹脂製の
内筒部8の周囲に硬質合成樹脂製の所定の外筒部9を固
着させているため、排水管H1は、強度と可撓性とを確
保することができる。また、ホース本体7が、内筒部8
の内周面を平滑にし、かつ、管継手11が、接続時の接
続口2・4からホース本体端部7a・7bまでの内周面
を滑らかに連続させるように、構成されているため、排
水管H1は、円滑な排水性を確保することができる。さ
らに、所定の連結リング18と水膨張ゴムからなるシー
ル材27とを利用して、管継手11とホース本体端部7
a・7bとを接合させているため、管継手11とホース
本体端部7a・7bとの良好なシール性能を確保するこ
ともできる。
【0052】したがって、第1実施形態のフレキシブル
排水管H1では、強度、可撓性、円滑な排水性、及び、
ホース本体7と管継手11との良好なシール性を、備え
て、耐久性を向上させることができる。
【0053】また、実施形態では、内筒部8と外筒部9
とが同系のポリエチレン製としているため、溶着を利用
して、内筒部8と外筒部9とを容易に固着させることが
でき、ホース本体7を容易に製造することもできる。
【0054】さらに、第1実施形態では、ホース本体7
の外筒部9が、凹溝9cを軸方向に断続的とする環状凹
溝9cとするように、軸方向断面を波形とした蛇腹状と
しても、管継手11とホース本体端部7a・7bとの接
合強度を向上させることができる。
【0055】すなわち、第1実施形態では、突条21を
環状凹溝9cに嵌合させつつ、連結リング18を構成す
る分割体19を、ホース本体7の端部7a・7bに外装
させて、その状態で、シール材27を圧縮させるよう
に、連結リング18を結合筒部12に嵌入させて接着さ
せており、連結リング18が、環状凹溝9cに突条21
を嵌合させて、ホース本体端部7a・7bを係止した状
態で、管継手11の結合筒部12に接着されている。そ
して、結合筒部12の内周面15aが挿入方向側に内周
面を狭めるテーパ状とし、かつ、連結リング18の外周
面20aがそのテーパ状内周面に対応するテーパ面20
aとしていることから、連結リング18が管継手11に
対して強固に接合されることとなる。
【0056】したがって、第1実施形態のフレキシブル
排水管H1では、ホース本体7の外筒部9が、凹溝9c
を軸方向に断続的とする環状凹溝9cとするように、軸
方向断面を波形とした蛇腹状としても、管継手11とホ
ース本体端部7a・7bとを、接合強度を向上させて、
接合することができる。
【0057】さらに、第1実施形態の排水管H1では、
連結リング18の突条21と突条21の嵌合するホース
本体7の環状凹溝9cとの間に、第2シール材28が配
設されており、連結リング18の内周面20b側が、第
2シール材28により、ホース本体7に対するシール性
を確保されることとなる。そして、連結リング21の外
周面(テーパ面)20a側は、管継手11における結合
筒部12の内周面15aに接着されることから、結合筒
部12との間に、シール性が確保されており、その結
果、ホース本体端部7a・7bと管継手11との間に配
設される第1シール材27と併せて、連結リング18の
内・外周面20a・20bも、ホース本端端部7a・7
bや管継手結合筒部12に対して、シール性を確保され
ることから、ホース本体端部7a・7bと管継手11と
の間の一層のシール性を確保することができる。
【0058】なお、分割体19同士の当接する側面19
a・19aは、連結リング18の切欠凹部15内への挿
入時に、縮径されるように圧縮されて密着されるため、
水漏れする虞れは生じない。特に、実施形態の場合は、
各分割体19の側面19aが、先端にかけて肉厚を薄く
するテーパ面としており、切欠凹部15内への挿入時
に、変形され易く、シール性を高めるように密着される
ことから、水漏れを効果的に防止することができる。
【0059】ちなみに、分割体19は、図6に示すよう
に、当接する側面19aの一方に、嵌合ピン19bを突
設させ、他方に、嵌合ピン19bを嵌合可能な嵌合孔1
9cを設け、嵌合ピン19bの嵌合孔19cへの嵌合に
よって、分割体19・19相互を連結可能に構成しても
良い。この場合には、ホース本体端部7a・7bの外周
面に、連結リング18を外装する際、嵌合ピン19bの
嵌合孔19cへの嵌合によって、ホース本体端部7a・
7bに連結リング18を保持させることができるため、
各分割体19から手を離して、ホース本体7と管継手1
1との接合作業を行なうことができることとなる。
【0060】このように構成する場合には、連結リング
18を、2つに分割される分割体19でなく、3つ以上
に分割される分割体から構成しても良い。
【0061】勿論、嵌合ピン19b・嵌合孔19cから
なる分割体19を連結するための係止手段としては、後
述する第4実施形態の連結リング81における係止鉤部
89b・90bを、分割体19の対応する部位に設けて
も良い。
【0062】また、各分割体19の側面19a・19a
間のシール性が低下するような場合には、ゴムパッキン
からなる第2シール材ではなく、コーキング剤を使用し
て、第2シール材28としても良い。
【0063】さらに、第1実施形態の排水管H1では、
ホース本体7の外筒部9として、凹溝9cを軸方向に断
続的とする環状凹溝9cとするように、軸方向断面を波
形とした蛇腹状のものを例示したが、図7・8の第2実
施形態のフレキシブル排水管H2のように、ホース本体
37の外筒部39に、螺旋状の凹溝42を形成したもの
でも良い。この排水管H2は、ホース本体37と、ホー
ス本体37の両端37a・37bに接合される管継手5
1と、ホース本体37と管継手51との間に配設される
連結リング61と、シール材66と、から構成されてい
る。
【0064】ホース本体37は、軟質ポリエチレンから
なって内周面を平滑にした内筒部38と、内筒部38の
外周面に固着されるとともに、内筒部38の可撓性を維
持して内筒部38に半径方向の剛性を付与する硬質ポリ
エチレン製とする蛇腹状の外筒部39と、を備えて構成
されている。
【0065】外筒部39は、硬質ポリエチレン製の帯状
の外筒部形成素材を、内筒部38の外周面にスパイラル
状に接着させて形成されている。外筒部39は、内筒部
38の可撓性を阻害しないで、内筒部38の表面を覆っ
て保護できるように配設されるものであり、内筒部38
に固着される固着部40と、固着部40から延びるカバ
ー部41と、を備えて構成されている。カバー部41の
固着部40から延びる形状は、隣りの固着部40若しく
はカバー部41を空間を空けて覆う形状に形成されてい
る。
【0066】そして、固着部40は、実施形態の場合、
断面U字形に形成されて、内筒部38の外周面に接着材
43を利用して接着させる底部40aと、底部40aに
おける内筒部38の軸方向に沿う一端側から立ち上がる
爪部40bと、底部40aの他端側から立て上がってカ
バー部41に連結される連結部40cと、を備えて形成
されている。
【0067】カバー部41は、実施形態の場合、断面L
字形に形成されて、連結部40cから延びて隣りの固着
部40の一部を覆う天井部41aと、天井部41aの先
端から内筒部38の中心側へ向かい、隣りの固着部40
における爪部40bと連結部40cとの間に空間を空け
て延びる爪部41bと、を備えて構成されている。な
お、爪部41bの先端は、隣りの固着部40に接着され
ていない。そして、実施形態の場合、この固着部40と
カバー部41との形状によって、ホース本体37の外周
面には、螺旋状の凹溝42が形成されることとなる。
【0068】このホース本体37の製造は、帯状の外筒
部形成素材を準備して、内筒部38の外周面に対し、接
着材43を塗布した固着部40の底部40aを、スパイ
ラル状に巻き付けつつ接着させて、外筒部39を形成す
れば、容易に製造することができる。
【0069】管継手51は、硬質塩化ビニル等の硬質合
成樹脂製として、一端側に形成される結合筒部52と、
他端側に形成される円筒状の接続筒部58と、を備えて
構成されている。結合筒部52は、ホース本体37の端
部37a・37bに接続され、円筒状のニップル部53
とスリーブ部54とを備えて構成されている。ニップル
部53は、ホース本体37の端部37a・37bを外嵌
させるものである。スリーブ部54は、ニップル部53
の先端側方向を開口させる環状凹部55を設けるよう
に、ニップル部53の元部側からニップル部53の先端
側に延びるように形成されている。接続筒部58は、所
定の接続口(第2実施形態では、汚水マス1のニップル
部32と排水管34)に接続させるもので、実施形態の
場合には、ソケット形状に形成されている。そして、こ
の管継手51の内周面59は、接続時の接続口32・3
4からホース本体端部37a・37bまで、滑らかに連
続するように構成されている。実施形態の場合には、内
周面59は、接続筒部58側から順に、ニップル部32
や排水管34の肉厚に対応した段差面59aと、段差面
59aから順次縮径するようなテーパ面59bと、平坦
面59cと、平坦面59cからホース本体37の内径に
対応するように順次拡径するテーパ面59dと、から構
成されている。
【0070】連結リング61は、ホース本体37と管継
手51との接合に使用するものであり、硬質塩化ビニル
等の硬質合成樹脂製として、円筒状の本体62の内周面
62aに、ホース本体37の端部37a・37b側の凹
溝42に嵌合して螺合可能な螺旋状の突条63を備え、
かつ、本体62の外周面62b側を、管継手51のスリ
ーブ部54の内周面に当接可能な外径を有した平滑なス
トレート面として構成されている。さらに、実施形態の
場合、本体外周面62bの端部には、管継手51のスリ
ーブ部54の先端面に当接可能なリブ64が形成され、
また、本体内周面62aに設けられる突条63は1周分
とされている。
【0071】なお、突条63は、連結リング61が内周
面に螺旋状の突条を有した円筒形状としても、その軸方
向で分割される2つの割型だけで、中子等を使用するこ
となく、成形できるように、略1周分としているもので
ある。そのため、連結リング61のホース本体37の係
止力を考慮すれば、突条63は、長く形成されることが
望ましく、また、成形性を考慮すれば、突条63は、短
い方が良い。そのため、突条63は、厳密には、1周分
の近傍の1周分未満が望ましい。ちなみに、この点を考
慮しなければ、すなわち、中子等を使用して成形して良
いならば、突条63は、連結リング61の内周面に、2
周分以上設けても良い。
【0072】シール材66は、管継手51の環状凹部5
5に配設され、ホース本体37の端部37a・37bと
管継手51との接合において、環状凹部55内に水密性
を確保するためのものである。このシール材66は、第
1実施形態の第1シール材27と同様に、パテ状やスポ
ンジ状の他、液状のものを使用することができ、水分を
吸収して3〜5倍程度膨張するものを使用する。実施形
態の場合には、環状凹部55の断面形状に対応した外径
寸法のスポンジ状で丸棒状の素材を使用し、その素材
を、環状凹部55における管継手51の周方向の全周
に、圧縮して配設できる長さに切断し、環状凹部55内
に押し込んで配設させている。
【0073】この第2実施形態の接続作業について説明
すると、予め、環状凹部55内にシール材66を嵌め込
んでおく。また、結合筒部52におけるニップル部53
の外周面とスリーブ部54の内周面とに接着剤Cを塗布
しておく。そして、端面を一致させるように連結リング
61をホース本体37の端部37aに螺合させ、その状
態で、シール材66を圧縮させつつスリーブ部54の先
端面にリブ64を当接させるように、ホース本体37の
端部37aをニップル部53に外嵌させ、かつ、連結リ
ング61をスリーブ部54内に挿入させて、ホース本体
端部37aをニップル部53に外嵌させて接着させると
ともに、連結リング外周面62bをスリーブ部54に挿
入させて接着させれば、端部37a側のホース本体37
と管継手51との接合作業を終了させることができる。
【0074】そして、同様にホース本体37の他方の端
部37b側においても、既述と同様な作業で、管継手5
1に接合させ、その後、ホース本体端部37a側におけ
る管継手51の接続筒部58に排水管34を嵌め、ホー
ス本体端部37b側における管継手51の接続筒部58
を汚水マス1のニップル部32に嵌め、その後、土をか
ぶせれば、排水管34等の敷設作業を完了させることが
できる。
【0075】そして、第2実施形態の排水管H2でも、
ホース本体37の内筒部38が、可塑剤レスタイプの軟
質ポリエチレンから形成されていることから、土中に長
期間埋設していても、可塑剤の移行等による劣化が抑え
られて、耐久性を向上させることができる。
【0076】また、内筒部38と外筒部39とが同質材
から形成されているため、接着剤43を利用して、内筒
部38と外筒部39とを容易に固着させることができ、
ホース本体37を容易に製造することもできる。
【0077】勿論、ホース本体37が、軟質ポリエチレ
ン製の内筒部38の周囲に硬質ポリエチレン製の所定の
外筒部39を固着させているため、排水管H2は、強度
と可撓性とを確保できる。また、ホース本体37が、内
筒部38の内周面を平滑にし、かつ、管継手51が、接
続時の接続口32・34からホース本体端部37a・3
7bまでの内周面を滑らかに連続させるように、構成さ
れているため、排水管H2は、円滑な排水性を確保でき
る。さらに、所定の連結リング61とシール材66とを
利用して、管継手51とホース本体端部37a・37b
とを接合させているため、管継手51とホース本体端部
37a・37bとの良好なシール性能を確保することも
できる。
【0078】したがって、第2実施形態のフレキシブル
排水管H2でも、強度、可撓性、円滑な排水性、及び、
ホース本体37と管継手51との良好なシール性を、備
えて、耐久性を向上させることができる。
【0079】次に、第3実施形態のフレキシブル排水管
H3について説明する。この排水管H3も、図9・10
に示すように、ホース本体7と、ホース本体7の両端部
7a・7bに接合される管継手11Aと、ホース本体7
と管継手11Aとの間に配設される連結リング18A
と、第1・2シール材27・28と、を備えて構成され
ている。
【0080】ここで、この排水管H3を構成するホース
本体7と、第1・2シール材27・28としては、第1
実施形態の排水管H1と同様なものを用いたため、第1
実施形態と同一の符号を付し、それらの説明を省略す
る。また、第3実施形態に係る管継手11Aは、外周面
に鍔部17を突出させている点が、第1実施形態に係る
管継手11と相違する。また、第3実施形態に係る連結
リング18Aは、(a)リブ22に係止部23を設けた
点と、(b)スリット25を備えた単体の略リング状物
を用いて構成した点とが、第1実施形態に係る連結リン
グ18と相違する。そして、第3実施形態に係る管継手
11Aと、連結リング18Aとの説明においては、第1
実施形態と同様な内容の個所につき、第1実施形態と同
一の符号を付し、それらの説明を省略する。
【0081】管継手11Aの鍔部17は、被係止部の一
具体例を構成するものであり、結合筒部12の開口側端
部の外周面全周より、結合筒部12の半径方向外方へ突
出している。
【0082】連結リング18Aは、図12に示すよう
に、その内外周を貫くスリット25によって周方向に分
断される単体の略リング状物を用いて構成され、このス
リット25を拡幅するように、拡径可能(拡開可能)と
されている。尚、第3実施形態においては、連結リング
18Aの製造作業の容易化を図るために、スリット25
を本体20の半径方向に沿って設けているが、スリット
25の形成態様はこれに限定されない。例えば、スリッ
ト25を本体20の半径方向と交差する方向に設け、連
結リング18Aにおいてスリット25を挟んで対向する
対向面を、先端にかけて肉厚を薄くするテーパ面とする
こともできる。
【0083】また、連結リング18Aの係止部23は、
リブ22における連結リング18Aの先端側の面に設け
られ、この面の周方向に沿った略等間隔な4個所より突
設されている。各係止部23は、略フック形状の爪部2
3で構成されており、各爪部23は連結リング18Aの
先端側(結合筒部12への挿入方向側)へ突設され、そ
の突端を連結リング18Aの半径方向内方へ屈曲させて
いる。尚、係止部23と被係止部17との数は、相互の
係合箇所が2箇所以上であれば特に問わず、係止部23
の配置態様も、第3実施形態に限定されない。例えば、
リブ22における連結リング18Aの先端側の面におい
て、連結リング18Aの半径方向で対向する2個所に係
止部23を突設しても良く、リブ22における連結リン
グ18Aの先端側の面において、連結リング部18Aの
中心から略放射状に複数の係止部23を配設させれば良
い。また、第3実施形態では、連結リング18Aに係止
部23を設け、管継手11Aに被係止部としての鍔部1
7を設ける態様を例示したが、連結リング18Aに鍔部
17等の係止部を設けると共に、管継手11Aに爪部2
3等の被係止部を設けてもよい。
【0084】第3実施形態の接続作業について説明する
と、予め、図11に示すように、端面近傍のホース本体
7の環状凹溝9c内に、第1シール材27を嵌め込むと
ともに、連結リング18Aの突条21が嵌合されるホー
ス本体7の環状凹溝9c内に、第2シール材28を嵌め
込んでおく。また、予め、結合筒部12における切欠凹
部15の内周面15aに接着剤Cを塗布しておく。
【0085】そして、スリット25を広げるように拡径
させ、ホース本体端部7aの端面側からホース本体7の
軸方向に移動させながら、連結リング18Aをホース本
体端部7aに外装し、手を離す。この時、連結リング1
8Aは、その弾性によって復元し、突条21を所定の環
状凹溝9cに嵌合させることから、連結リング18Aの
外装作業を完了させることができる。
【0086】ついで、この状態で、連結リング18Aと
ともにホース本体端部7aを、リブ22が結合筒部12
の端面に当接するまで、管継手11AFの結合筒部12
内に挿入させる。この時、各係止部としての爪部23
が、鍔部17を乗り越えて、弾発的に、鍔部17におけ
る接続筒部16F側の面に係止されるため、連結リング
18Aは、ホース本体端部7aとともに、管継手11A
Fからの抜け止めが防止され、端部7a側のホース本体
7と管継手11AFとの接合作業を終了させることがで
きる。
【0087】また、同様にホース本体7の他方の端部7
b側においても、同様な作業で、管継手11AMに接合
させ、その後、ホース本体端部7a側における管継手1
1AFの接続筒部16Fに排水管4を嵌め、ホース本体
端部7b側における管継手11AMの接続筒部16M
を、汚水マス1のニップル部2に嵌め、その後、土をか
ぶせれば、排水管4等の敷設作業を完了させることがで
きる。
【0088】このように埋設した第3実施形態の排水管
H3では、第1実施形態で述べた効果に加え、以下の効
果が得られる。即ち、連結リング18Aがスリット25
によって拡径可能に構成されているため、この連結リン
グ18Aを復元させつつホース本体7の端部7a、7b
に外装させれば、連結リング18Aがホース本体7の端
部7a、7bを包むように、ホース本体7の端部7a、
7bに係止されて落下しない。従って、その後の連結リ
ング18Aの結合筒部12への挿入作業が容易となる。
即ち、連結リング18Aを単一の部材で構成して、部品
点数の減少が図られることと相まって、この連結リング
18Aの外装作業、ひいては、フレキシブル排水管H3
の現場での施工作業の効率化を図ることができる。
【0089】また、第3実施形態の排水管H3による
と、連結リング18Aの複数の係止部23を管継手11
Aの被係止部(鍔部17)に係止して、連結リング18
Aの管継手11Aに対する抜け止めを行うことができ
る。即ち、連結リング18Aの外周面と管継手11Aの
内周面との接着が完了するまでの間、連結リング18A
が管継手11Aに対して確実に保持される。そのため、
接着完了等まで手を離してもよく、この接合のための作
業性が向上し、かつ、この接合の位置精度を確保でき
る。さらに、第3実施形態においては、複数の係止部2
3が等間隔に設けられているため、連結リング18Aを
管継手11Aに対してバランス良く保持でき、接着強度
を安定させることができる。
【0090】なお、このような係止部23は、管継手1
1に対応する被係止部を設ければ、第1実施形態の分割
体19からなる連結リング18に設けても良い。
【0091】また、第3実施形態においても、スリット
25において連結リング18Aのシール性が低下するよ
うな場合には、ゴムパッキンからなる第2シール材では
なく、コーキング剤を使用して、第2シール材28とし
ても良い。
【0092】次に、第4実施形態のフレキシブル排水管
H4について説明する。この排水管H4は、図13・1
4に示すように、ホース本体7と、ホース本体7の両端
部7a・7bに接合される管継手71と、シール材97
・98と、連結リング81と、を備えて構成されてい
る。
【0093】この排水管H4を構成するホース本体7
は、外筒部9の突出部9aの断面形状を略半円状とした
ことを除いて、第1実施形態のホース本体7と同様なも
のを用いたため、第1実施形態と同一の符号を付し、そ
の説明を省略する。
【0094】この排水管H4を構成する管継手71(7
1F・71M)は、硬質塩化ビニル等の硬質合成樹脂製
として、ホース本体7の端部7a・7bに接合されて所
定の接続口(汚水マス1のニップル部2と排水管4)2
・4に接続可能に構成されている。そして、管継手71
のホース本体端部7a・7bを接合させる一端側には、
結合筒部72が形成され、接続口2・4に接続させる他
端側には、接続筒部78(78F・78M)が形成され
ている。
【0095】結合筒部72は、略円筒状のニップル部7
3とスリーブ部74とを備えて構成されている。ニップ
ル部73は、ホース本体7の端部7a・7bを外嵌させ
るもので、スリーブ部74との間に、ニップル部73の
先端側方向を開口させてホース本体端部7a・7bを挿
入可能な環状凹部75を設けるように、スリーブ部74
の元部側からスリーブ部74の先端側に延びるように形
成されている。実施形態のスリーブ部74は、内径をホ
ース本体端部7a・7bの外筒部突出部9aの外形寸法
より僅かに大きな寸法に設定されて、接続筒部78から
円筒状に延びて、ニップル部73より先端側へ突出して
いる。そして、スリーブ部74の先端外周には、連結リ
ング81の後述する嵌合部87に嵌合される被嵌合部と
しての突条76が、全周にわたって形成されている。
【0096】接続筒部78は、排水管4に外嵌接続され
る雌型タイプの接続筒部78Fと、ニップル部2の接続
凹部2aに嵌合接続される雄型タイプの接続筒部78M
と、の二種類が準備されている。なお、接続させる相手
側に対応させて、ホース本体7の両端部7a・7bに、
例えば、同種の雌型タイプの接続筒部78Fを備えた管
継手71Fを、接合させても良い。
【0097】そして、この管継手71の内周面79は、
接続時の接続口2・4からホース本体端部7a・7bま
で、滑らかに連続するように構成されている。実施形態
の場合には、内周面79は、管継手71Fでは、接続筒
部78側から順に、排水管4の肉厚に対応した段差面7
9aと、段差面79aから順次縮径するようなテーパ面
79bと、テーパ面79bからホース本体7の内径に対
応するように順次拡径するテーパ面79cと、から構成
されている。また、管継手71Mの内周面79では、ニ
ップル部2の内径に対応させた平坦面79aと、平坦面
79aから順次縮径するようなテーパ面79bと、テー
パ面79bからホース本体7の内径に対応するように順
次拡径するテーパ面79cと、から構成されている。テ
ーパ面79b・79cは、ニップル部73の内周面に形
成されている。
【0098】連結リング81は、例えば、軟質のポリエ
チレン若しくは熱可塑性エラストマー等から形成され、
図14・15に示すように、内外周を貫くスリット82
によって周方向に分断される単体の略円筒形状としてい
る。連結リング81の軸心を挟んでスリット82と対向
する部位には、軸心と略平行に、薄肉部82が形成され
ている。そして、図16に示すように、連結リング81
は、薄肉部83を支点にスリット82を拡幅するよう
に、容易に拡径可能(拡開可能)とされている。
【0099】また、この連結リング81は、図14・1
5に示すように、その軸心方向に沿った略中間位置で、
外径及び内径を段差状に変化させており、小径側の部分
が、ホース本体端部7a・7bに外装されるホース外装
部84を構成し、大径側の部分が、結合筒部72の開口
部側に外装される継手外装部86を構成している。
【0100】ホース外装部84の内周面には、図13・
14に示すように、周方向の略全周にわたって、ホース
本体端部7a・7bの環状凹溝9cに嵌合される突条8
5が突設されている。継手外装部86の開口部側の内周
面には、周方向の全周にわたって、凹溝87が突設され
ている。この凹溝87は、連結リング81の外装時に、
結合筒部72の被嵌合部としての突条76に外嵌嵌合さ
れて、連結リング81の軸方向への移動を規制するため
の嵌合部を、構成している。
【0101】さらに、図15に示すように、連結リング
81のスリット82を間にして対向する部位には、スリ
ット82の閉塞時に、連結リング81の拡径を規制する
ための係止手段88を構成する係止片部89・90が、
形成されている。各係止片部89・90には、スリット
82の閉塞時に、相互に重なる板状部89a・90a
と、係止鉤部89bと、係止切片部90bと、が形成さ
れている。各板状部89a・90aは、連結リング81
の半径方向外方に向かって各々突設されて、連結リング
81の軸方向の全長にわたって形成されている。
【0102】そして、係止鉤部89bは、ホース外装部
84側における板状部89aの先端から、断面略C字形
状に、突設されている。係止切片部90bは、ホース外
装部84側における板状部90aの先端から、連結リン
グ81の半径方向外方に向かった延設されている。係止
鉤部89bは、ばね弾性的に撓んで、係止片部90bに
おける先端90cを係止可能に構成されている。先端9
0cは、係止後の係止鉤部89bが係止切片部90bか
ら外れ難いように、板状部89aから遠ざかる係止面側
を、板状部89aから遠ざかる方向へ突出させ、係止鉤
部89bの先端89cが、その突出形状に対応させて、
構成されている。
【0103】また、実施形態の連結リング81では、係
止鉤部89bの係止切片部90bへの係止時、スリット
82を拡幅させるような、連結リング81の拡径を一層
防止できるように、ホース外装部84側の板状部89a
・90a相互がねじ(例えば、タッピングビス)92に
より、連結されることとなる。
【0104】シール材97は、水膨張ゴムから形成され
て、ホース本体端部7a・7bの端面近傍の環状凹溝9
cに配設され、ホース本体端部7a・7bの外周面と管
継手結合筒部72のスリーブ部74の内周面との周方向
の全周に圧接されて、水密性を確保するためのものであ
る。このシール材97としては、第1実施形態の第1シ
ール材27と同様に、パテ状やスポンジ状の他、液状の
ものを使用することができ、水分を吸収して3〜5倍程
度膨張するものを使用する。なお、この第4実施形態の
場合にも、環状凹溝9cの断面形状に対応した外径寸法
のスポンジ状で丸棒状の素材を使用し、その素材を、環
状凹溝9cの周方向の全周に、圧縮して配設できる長さ
に切断し、環状凹溝9c内に押し込んで配設させてい
る。
【0105】シール材98Aは、シリコンゴム等の円環
状のゴムパッキンから形成され、ホース本体端部7a・
7bの環状凹溝9cのうちで、シール材97が配設され
た環状凹溝9cと隣り合う他の環状凹溝9cに配設され
ている。また、シール材98Bは、コーキング剤から構
成され、環状凹部75の内周面とホース本体端部7a・
7bの端面との間の空間に充填されている。そして、こ
れらのシール材98A・98Bも、シール材97と同様
に、ホース本体端部7a・7bの外周面と結合筒部72
との間の水密性を確保するためのものである。
【0106】次に、第4実施形態の接続作業について説
明すると、予め、ホース本体端部7a・7bにおいて
は、端面近傍のホース本体7の環状凹溝9c内に、シー
ル材97を嵌め込むとともに、この環状凹溝9cと隣り
合う他の環状凹溝9c内に、シール材98Aを嵌め込ん
でおく。また、管継手71においては、環状凹部75の
底面75aに、シール材98Bとしての所定量のコーキ
ング剤を充填しておく。
【0107】そして、ホース本体端部7aを結合筒部7
2内の環状凹部75に挿入する。この挿入は、ホース本
体端部7aの端面が、コーキング剤98Bを介在させた
状態で、底面75aに当接される状態まで、行う。
【0108】さらに、図16に示すように、連結リング
81をスリット82が拡幅するように拡径させながら、
ホース本体端部7aと管継手71の結合筒部72の先端
部とに外装する。すなわち、ホース外装部84を、ホー
ス本体端部7aのうちで、結合筒部72から露呈する所
定幅の部分に外装し、継手外装部86を、結合筒部72
の開口側端部に外装する。
【0109】と同時に、スリット82を完全に閉塞する
ように、両係止片部89・90の板状部89a・90a
を互いに重ね合わせて、係止手段88としての係止片部
89の係止鉤部89bを係止片部90の係止切片部90
bに係止させる。
【0110】この時、突条85が、ホース本体7の環状
凹溝9cに嵌合され、凹溝87が突条76に外嵌嵌合さ
れて、連結リング81が、ホース本体7と管継手71F
とに対して、連結リング81の軸方向に沿う移動を規制
され、その結果、ホース本体7と管継手71Fとの相対
移動を規制することとなり、ホース本体7と管継手71
Fとを接合させることができる。
【0111】そしてさらに、実施形態では、係止片部8
9・90における重ねられた板状部89a・90a相互
を、ねじ92を締め付けて、連結させれば、ホース本体
7と管継手71Fとの接続作業を終了させることができ
る。
【0112】また、ホース本体7の他方の端部7b側に
おいても、既述と同様な作業で、管継手71Mに接合さ
せ、その後、ホース本体端部7a側における管継手71
Fの接続筒部78Fに排水管4を嵌め、ホース本体端部
7b側における管継手71Mの接続筒部78Mを、汚水
マス1のニップル部2に嵌め、その後、土をかぶせれ
ば、排水管4等の敷設作業を完了させることができる。
【0113】このように埋設した第4実施形態の排水管
H4では、第1・3実施形態と同様な効果に加え、ホー
ス本体7と管継手71との端部相互に外装した連結リン
グ81の突条85と嵌合部87とを利用して、ホース本
体7と管継手71とのホース本体7の軸方向に沿う相対
移動を規制しているため、接着剤を利用しなくとも、管
継手71とホース本体端部7a・7bとを接合すること
ができ、その結果、接着工程等を省略して、ホース本体
端部と管継手との接合作業、ひいては、排水管の現場で
の施工作業の効率化を図ることもできる。
【0114】さらに、実施形態の場合、外装後の連結リ
ング81の拡径規制に、ねじ92止めを併用しており、
ホース本体7と管継手71との端部相互への外装後にお
ける連結リング81が、一層、突条85の環状凹溝9c
からの外れや嵌合部87の被嵌合部76からの外れを招
くような、拡径を強固に規制されることとなって、管継
手71とホース本体端部7a・7bとの接合強度を、一
層、向上させることができる。
【0115】また、ホース本体端部7a・7bと管継手
71との接合に接着剤を使用しなくとも良いことから、
ホース本体端部7a・7bと管継手71とを、相互に接
着可能な材料から形成しなくとも良くなり、排水管H4
の構成部材(ホース本体7、管継手71等)の材質選択
の自由度を高めることもできる。
【0116】なお、第4実施形態では、連結リング81
の拡径規制を強固に行うため、ねじ92止めを併用した
が、係止手段88の締結が強固であれば、ねじ止めを省
略することもできる。また、ねじの代りに、別体のクラ
ンプを使用して、両板状部89a・90aを分離不能に
結合させても良い。
【0117】さらに、係止手段としては、実施形態に限
定されるものでなく、両板状部89a・90aの互いに
対向する面の一方に、嵌合部を突設させ、他方に嵌合孔
を開口させ、嵌合部を嵌合孔に嵌合させて、連結リング
81の拡径を規制する係止手段を構成しても良い。
【0118】また、第4実施形態では、拡径規制の係止
手段88を連結リング81の半径方向外方に突出して形
成する構成を例示したが、板状部89a・90aを連結
リング81の周方向に設け、その板状部89a・90a
相互を重ねた際に、相互に、連結リング81の周方向に
分離不能に、板状部89a・90aに対応した係止鉤部
89b・90bを設けても良い。
【0119】さらに、連結リング81におけるスリット
82を間にした対向面に、係止手段を設けても良い。こ
の場合には、前述の図6に示す分割体19と同様に、両
端面の一方より嵌合ピンを突出させ、他方に嵌合孔を設
ける態様等を例示できる。
【0120】さらにまた、実施形態では、連結リング8
1における嵌合部として、凹溝87を例示したが、管継
手71の被嵌合部を凹溝で構成する場合には、その凹溝
に嵌合可能な突条で嵌合部を構成しても良い。
【0121】なお、第4実施形態では、ホース本体端部
7a・7bと管継手71との接合に接着を用いない態様
を例示したが、接着剤を併用して、ホース本体端部7a
・7bと管継手71との接合を、さらに一層、強固なも
のとすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のフレキシブル排水管を
示す断面図である。
【図2】同実施形態の使用態様を示す図である。
【図3】同実施形態の分解断面図である。
【図4】同実施形態の接合作業時を示す断面図である。
【図5】同実施形態で使用する分割体の正面図である。
【図6】分割体の変形例を示す正面図である。
【図7】第2実施形態のフレキシブル排水管を示す断面
図である。
【図8】同実施形態の分解断面図である。
【図9】本発明の第3実施形態のフレキシブル排水管を
示す断面図である。
【図10】同実施形態の使用態様を示す図である。
【図11】同実施形態の分解断面図である。
【図12】同実施形態で使用する連結リングの正面図で
ある。
【図13】本発明の第4実施形態のフレキシブル排水管
を示す断面図である。
【図14】同実施形態の分解断面図である。
【図15】同実施形態で使用する連結リングの斜視図で
ある。
【図16】図14の XVI−XVI部位の断面図である。
【図17】図14のXVII−XVII部位の断面図である。
【符号の説明】
2・4・32・34…接続口、 7・37…ホース本体、 7a・7b・37a・37b…端部、 8・38…内筒部、 9・39…外筒部、 9c…環状凹溝、 11・11A・51・71…管継手、 12…結合筒部、 17…(被係止部)鍔部、 18・18A・61・81…連結リング、 19…分割体、 21・63・85…突条、 23…(係止部)爪部、 25・82…スリット、 27・97…シール材、 27…第1シール材、 28…第2シール材、 76…(被嵌合部)突条、 84…ホース外装部、 86…継手外装部、 87…(嵌合部)凹溝、 88…係止手段、 92…ねじ、 H1・H2・H3・H4…フレキシブル排水管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 11/11 E03C 1/12 E03F 3/04 F16L 33/00 F16L 33/28

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周面を平滑にした円筒状の軟質合成樹
    脂製の内筒部と、該内筒部の外周面に固着されるととも
    に、前記内筒部の可撓性を維持して前記内筒部に半径方
    向の剛性を付与する硬質合成樹脂製とする蛇腹状の外筒
    部と、を有したホース本体と、 該ホース本体の端部に接合されて所定の接続口に接続可
    能とし、接続時の前記接続口から前記ホース本体端部ま
    での内周面を滑らかに連続させるように、構成された管
    継手と、 内周面に設けられた突条を前記外筒部の外周側の凹溝に
    嵌合させて前記管継手に接合されることにより、前記ホ
    ース本体端部と前記管継手とを接合する円筒状の連結リ
    ングと、 前記ホース本体端部と前記管継手との間に配設されて、
    水密性を確保するシール材と、 を備えて構成されるフレキシブル排水管であって、 前記内筒部が、可塑性レスタイプの軟質合成樹脂材料か
    ら形成され 前記連結リングの突条と前記ホース本体の環状凹溝との
    間に、第2のシール材が配設されている ことを特徴とす
    るフレキシブル排水管。
  2. 【請求項2】 前記ホース本体の外筒部が、前記凹溝を
    軸方向に断続的とする環状凹溝とするように、軸方向断
    面を波形とした蛇腹状として、 前記管継手が、前記ホース本体端部を係合させる端部側
    に、前記連結リングを外装させた前記ホース本体の端部
    を内周側に挿入可能で、かつ、挿入方向側に内周面を狭
    めるテーパ状とした円筒状の結合筒部を備えて、構成さ
    れ、 前記連結リングが、外周面側を、前記管継手の前記結合
    筒部の内周面に圧接可能なテーパ面として、構成される
    とともに、さらに、前記ホース本体の端部に外装可能
    に、周方向に複数に分割された分割体、若しくは、拡径
    可能に内外周を貫くスリットを有した単体で、構成さ
    れ、 前記突条を前記環状凹溝に嵌合させつつ前記連結リング
    を前記ホース本体端部に外装した状態で、前記管継手の
    結合筒部の内周面によって前記シール材と前記連結リン
    グとを圧縮するように、前記連結リングを前記結合筒部
    内に嵌入させるとともに、前記連結リングのテーパ面と
    前記結合筒部の内周面とを接着させることにより、前記
    ホース本体端部と前記管継手とが接合されていることを
    特徴とする請求項1に記載のフレキシブル排水管。
  3. 【請求項3】 前記連結リングに複数の係止部を略放射
    状に設け、該係止部を前記管継手に設けられた被係止部
    に係止して、前記連結リングの前記管継手に対する抜け
    止めを行うことを特徴とする請求項2に記載のフレキシ
    ブル排水管。
  4. 【請求項4】 前記ホース本体の外筒部が、外周側の凹
    溝を軸方向に断続的とする環状凹部とするように、軸方
    向断面を波形とした蛇腹状とされ、 前記連結リングが、 前記ホース本体の端部に外装可能として、前記突条を内
    周面に有したホース外装部と、前記管継手の端部に外装
    可能として、前記管継手の被嵌合部に対し、前記連結リ
    ングの軸方向に沿う移動を規制可能に、嵌合される嵌合
    部を内周面に有した継手外装部と、を備え、 前記ホース本体と前記管継手との端部に外装可能に、拡
    径可能に内外周を貫くスリットを有した単体で、形成さ
    れ、 さらに、前記ホース本体と前記管継手との端部への外装
    後の拡径を規制可能な係止手段を備えて、構成され、 前記連結リングを拡径させつつ、前記突条を前記環状凹
    溝に嵌合させるとともに前記嵌合部を前記被嵌合部に嵌
    合させて、前記連結リングを前記ホース本体と前記管継
    手との端部双方に外装し、前記係止手段によって、前記
    連結リングの拡径を規制することにより、前記ホース本
    体端部と前記管継手とが接合されていることを特徴とす
    る請求項1に記載のフレキシブル排水管。
  5. 【請求項5】 前記連結リングが、ねじ止めを併用し
    て、拡径を規制していることを特徴とする請求項4に記
    載のフレキシブル排水管。
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