JP2001050594A - 浴槽用一口循環具 - Google Patents
浴槽用一口循環具Info
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- JP2001050594A JP2001050594A JP11227413A JP22741399A JP2001050594A JP 2001050594 A JP2001050594 A JP 2001050594A JP 11227413 A JP11227413 A JP 11227413A JP 22741399 A JP22741399 A JP 22741399A JP 2001050594 A JP2001050594 A JP 2001050594A
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- sleeve
- pipe
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 循環口本体を小さくして、その構成を簡易化
して製造コストの低減を図ることができる浴槽用一口循
環具を提供する。 【解決手段】 循環口本体13は取付部14と後面ケー
ス15に分割形成されている。浴槽の側壁12に設けら
れた取付孔16にスリーブ17を嵌挿し、スリーブ17
の第2雄ねじ部49にナット18を螺合することにより
スリーブ17を側壁12に移動不能に固定することがで
きる。そのスリーブ17に基体19を通水パイプ53側
から嵌挿し、基体19の通水パイプ53内に後面ケース
15の接続筒20を嵌挿してクリップ64により両者を
接続することにより取付部14と後面ケース15とを連
結して固定することができる。
して製造コストの低減を図ることができる浴槽用一口循
環具を提供する。 【解決手段】 循環口本体13は取付部14と後面ケー
ス15に分割形成されている。浴槽の側壁12に設けら
れた取付孔16にスリーブ17を嵌挿し、スリーブ17
の第2雄ねじ部49にナット18を螺合することにより
スリーブ17を側壁12に移動不能に固定することがで
きる。そのスリーブ17に基体19を通水パイプ53側
から嵌挿し、基体19の通水パイプ53内に後面ケース
15の接続筒20を嵌挿してクリップ64により両者を
接続することにより取付部14と後面ケース15とを連
結して固定することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、浴槽の側壁に取
着され、浴槽水を加熱器側に吸入移動させるとともに、
加熱器において加熱された浴槽水を浴槽内に吐出させる
浴槽用一口循環具に関するものである。
着され、浴槽水を加熱器側に吸入移動させるとともに、
加熱器において加熱された浴槽水を浴槽内に吐出させる
浴槽用一口循環具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、浴槽用一口循環具は浴槽の側壁に
取り付けられる。その浴槽用一口循環具には浴槽水の吸
入口又は吐出口として機能し、浴槽内に開口する一対の
開口部が設けられている。また、浴槽用一口循環具には
浴槽外に配置される加熱器に取り付けられ、浴槽水をそ
の加熱器へ導入する導入パイプと、加熱された浴槽水を
浴槽方向へ吐出する吐出パイプとを接続する一対のパイ
プ接続口を備えている。さらに、浴槽用一口循環具内に
は両開口部と両パイプ接続口にそれぞれ連通する流出通
路と流入通路とが設けられている。
取り付けられる。その浴槽用一口循環具には浴槽水の吸
入口又は吐出口として機能し、浴槽内に開口する一対の
開口部が設けられている。また、浴槽用一口循環具には
浴槽外に配置される加熱器に取り付けられ、浴槽水をそ
の加熱器へ導入する導入パイプと、加熱された浴槽水を
浴槽方向へ吐出する吐出パイプとを接続する一対のパイ
プ接続口を備えている。さらに、浴槽用一口循環具内に
は両開口部と両パイプ接続口にそれぞれ連通する流出通
路と流入通路とが設けられている。
【0003】浴槽用一口循環具を構成する循環口本体
は、浴槽の側壁に設けられた取付孔に挿通される円筒形
状のスリーブと、そのスリーブに嵌合されるほぼ円筒状
の基体と、スリーブの外面に形成された雄ねじ部に螺合
接続されるとともに、基体と連結される金属製の後面ケ
ースとからなっている。基体は前記一対の開口部を備
え、後面ケースは一対のパイプ接続口を備えている。
は、浴槽の側壁に設けられた取付孔に挿通される円筒形
状のスリーブと、そのスリーブに嵌合されるほぼ円筒状
の基体と、スリーブの外面に形成された雄ねじ部に螺合
接続されるとともに、基体と連結される金属製の後面ケ
ースとからなっている。基体は前記一対の開口部を備
え、後面ケースは一対のパイプ接続口を備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、後面ケース
において、スリーブと接続される側の内周面に雌ねじ部
を形成しなければならず、後面ケース延いては循環口本
体が大きくなってしまうとともに、その構成が複雑にな
り製造コストが嵩むという問題があった。
において、スリーブと接続される側の内周面に雌ねじ部
を形成しなければならず、後面ケース延いては循環口本
体が大きくなってしまうとともに、その構成が複雑にな
り製造コストが嵩むという問題があった。
【0005】この発明は、このような従来技術に存在す
る問題に着目してなされたものである。その目的とする
ところは、循環口本体を小さくして、その構成を簡易化
して製造コストの低減を図ることができる浴槽用一口循
環具を提供することにある。
る問題に着目してなされたものである。その目的とする
ところは、循環口本体を小さくして、その構成を簡易化
して製造コストの低減を図ることができる浴槽用一口循
環具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の浴槽用一口循環具は、浴槽の側
壁に取り付けられ、浴槽水の吸入口又は吐出口として機
能し、浴槽内に開口する一対の開口部を有するととも
に、浴槽外において加熱器に取り付けられる吐出パイプ
と導入パイプとを接続する一対のパイプ接続口を有し、
前記両開口部を両パイプ接続口にそれぞれ連通する流出
通路と流入通路を備えた循環口本体よりなり、その循環
口本体を、浴槽の側壁に循環口本体を取り付けるための
取付部と、同取付部に接続される継手部とに分割して構
成したものである。
めに、請求項1に記載の浴槽用一口循環具は、浴槽の側
壁に取り付けられ、浴槽水の吸入口又は吐出口として機
能し、浴槽内に開口する一対の開口部を有するととも
に、浴槽外において加熱器に取り付けられる吐出パイプ
と導入パイプとを接続する一対のパイプ接続口を有し、
前記両開口部を両パイプ接続口にそれぞれ連通する流出
通路と流入通路を備えた循環口本体よりなり、その循環
口本体を、浴槽の側壁に循環口本体を取り付けるための
取付部と、同取付部に接続される継手部とに分割して構
成したものである。
【0007】請求項2に記載の浴槽用一口循環具は、請
求項1に記載の発明において、前記取付部は、一端側に
鍔部を備えるとともに、他端側に雄ねじ部を備え、浴槽
の側壁に形成された取付孔に嵌挿されるスリーブと、ス
リーブの雄ねじ部に螺合され、同スリーブの鍔部とによ
り浴槽の側壁を挟持してスリーブを浴槽の側壁に位置決
め固定するナットと、基部の端部に一対の開口部を有す
るフランジを備え、スリーブ内にその基部側から嵌挿さ
れる基体とよりなり、継手部は一対のパイプ接続口を有
し、スリーブの雄ねじ部側から突出した基体の基部に連
結されるものである。
求項1に記載の発明において、前記取付部は、一端側に
鍔部を備えるとともに、他端側に雄ねじ部を備え、浴槽
の側壁に形成された取付孔に嵌挿されるスリーブと、ス
リーブの雄ねじ部に螺合され、同スリーブの鍔部とによ
り浴槽の側壁を挟持してスリーブを浴槽の側壁に位置決
め固定するナットと、基部の端部に一対の開口部を有す
るフランジを備え、スリーブ内にその基部側から嵌挿さ
れる基体とよりなり、継手部は一対のパイプ接続口を有
し、スリーブの雄ねじ部側から突出した基体の基部に連
結されるものである。
【0008】請求項3に記載の浴槽用一口循環具は、請
求項2に記載の発明において、前記スリーブ、基体及び
継手部は合成樹脂材料により形成され、前記ナットは金
属材料により形成されているものである。
求項2に記載の発明において、前記スリーブ、基体及び
継手部は合成樹脂材料により形成され、前記ナットは金
属材料により形成されているものである。
【0009】請求項4に記載の浴槽用一口循環具は、請
求項2又は請求項3に記載の発明において、前記基体の
基部内を仕切り板により2分割するとともに、前記継手
部の一端部側内を隔壁により2分割し、継手部の一端部
を基体の基部内に嵌合するとともに、隔壁に形成された
嵌合溝に基体の仕切り板を嵌合して両者を連結するよう
に構成したものである。
求項2又は請求項3に記載の発明において、前記基体の
基部内を仕切り板により2分割するとともに、前記継手
部の一端部側内を隔壁により2分割し、継手部の一端部
を基体の基部内に嵌合するとともに、隔壁に形成された
嵌合溝に基体の仕切り板を嵌合して両者を連結するよう
に構成したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て詳細に説明する。図1に示すように、浴槽用一口循環
具11は浴槽の側壁12に取着される。その浴槽用一口
循環具11を構成する循環口本体13は、側壁12に循
環口本体13を取り付けるための取付部14と、その取
付部14に接続される継手部15とにより分割して構成
されている。
て詳細に説明する。図1に示すように、浴槽用一口循環
具11は浴槽の側壁12に取着される。その浴槽用一口
循環具11を構成する循環口本体13は、側壁12に循
環口本体13を取り付けるための取付部14と、その取
付部14に接続される継手部15とにより分割して構成
されている。
【0011】取付部14は浴槽の側壁12に設けられた
取付孔16に嵌挿される円筒形状のスリーブ17と、そ
のスリーブ17を側壁12に固定するナット18と、ス
リーブ17内に嵌合されるほぼ円筒状の基体19とから
なっている。継手部としての後面ケース15、スリーブ
17及び基体19は合成樹脂材料により形成されてい
る。合成樹脂材料としてはエンジニアリングプラスチッ
クが挙げられ、具体的にはポリアセタール(POM)、
ポリフェニレンサルファイド(PPS)又はポリアミド
(PA)が使用される。
取付孔16に嵌挿される円筒形状のスリーブ17と、そ
のスリーブ17を側壁12に固定するナット18と、ス
リーブ17内に嵌合されるほぼ円筒状の基体19とから
なっている。継手部としての後面ケース15、スリーブ
17及び基体19は合成樹脂材料により形成されてい
る。合成樹脂材料としてはエンジニアリングプラスチッ
クが挙げられ、具体的にはポリアセタール(POM)、
ポリフェニレンサルファイド(PPS)又はポリアミド
(PA)が使用される。
【0012】図1及び図2に示すように、後面ケース1
5はほぼ円筒状に形成され、その一端側には基体19に
嵌合される接続筒20が形成され、他端側には一対のパ
イプ接続部21a、21bが形成されている。接続筒2
0の内部は隔壁22により2分割されて導入通路23と
吐出通路24とが形成されている。また、隔壁22の中
心線に沿って嵌合溝25が形成され、その嵌合溝25に
はゴム材料製のシール材26が嵌着されている。接続筒
20の先端側の外周面には環状溝部27が接続筒20の
周方向に沿って形成され、その環状溝部27にはゴム材
料製のシールパッキン28が嵌着されている。接続筒2
0の外周面のほぼ中央には、凸条29がその周方向に沿
って形成され、凸条29よりパイプ接続部21a、21
b側には係合凹部30が接続筒20の周方向に沿って形
成されている。
5はほぼ円筒状に形成され、その一端側には基体19に
嵌合される接続筒20が形成され、他端側には一対のパ
イプ接続部21a、21bが形成されている。接続筒2
0の内部は隔壁22により2分割されて導入通路23と
吐出通路24とが形成されている。また、隔壁22の中
心線に沿って嵌合溝25が形成され、その嵌合溝25に
はゴム材料製のシール材26が嵌着されている。接続筒
20の先端側の外周面には環状溝部27が接続筒20の
周方向に沿って形成され、その環状溝部27にはゴム材
料製のシールパッキン28が嵌着されている。接続筒2
0の外周面のほぼ中央には、凸条29がその周方向に沿
って形成され、凸条29よりパイプ接続部21a、21
b側には係合凹部30が接続筒20の周方向に沿って形
成されている。
【0013】図1及び図3に示すように、ワンタッチ継
手44を構成する一対のパイプ接続部21a、21b
は、後面ケース15の後端部に、後面ケース15の長手
方向へ延びるように一体形成されるとともに、各パイプ
接続部21a、21bの中央にはそれぞれ環状のパイプ
接続口31a、31bが形成されている。また、パイプ
接続口31a、31bの開口端内周には第1雌ねじ部3
2が形成されている。
手44を構成する一対のパイプ接続部21a、21b
は、後面ケース15の後端部に、後面ケース15の長手
方向へ延びるように一体形成されるとともに、各パイプ
接続部21a、21bの中央にはそれぞれ環状のパイプ
接続口31a、31bが形成されている。また、パイプ
接続口31a、31bの開口端内周には第1雌ねじ部3
2が形成されている。
【0014】一方のパイプ接続口31aは導入通路23
と、他方のパイプ接続口31bは吐出通路24と連通す
るようになっている。そして、一対のパイプ接続口31
a、31bは、それぞれ図示されない加熱器から延びる
導入パイプ33又は吐出パイプ34にそれぞれ接続さ
れ、導入通路23及び吐出通路24と加熱器との間で浴
槽水を循環できるようになっている。導入パイプ33及
び吐出パイプ34は架橋ポリエチレン又はポリブテンに
より、直径が10mm又は13mmの円筒状に形成され
ている。
と、他方のパイプ接続口31bは吐出通路24と連通す
るようになっている。そして、一対のパイプ接続口31
a、31bは、それぞれ図示されない加熱器から延びる
導入パイプ33又は吐出パイプ34にそれぞれ接続さ
れ、導入通路23及び吐出通路24と加熱器との間で浴
槽水を循環できるようになっている。導入パイプ33及
び吐出パイプ34は架橋ポリエチレン又はポリブテンに
より、直径が10mm又は13mmの円筒状に形成され
ている。
【0015】図3に示すように、規制部材としての一対
のロックリング35はステンレス鋼をプレス成形法によ
り所定形状に成形されている。ロックリング35は、所
定の強度を保持するために、厚さが0.2〜0.6mm
の範囲内に形成されるのが好ましく、0.3〜0.5m
mの範囲内に形成されるのがさらに好ましい。
のロックリング35はステンレス鋼をプレス成形法によ
り所定形状に成形されている。ロックリング35は、所
定の強度を保持するために、厚さが0.2〜0.6mm
の範囲内に形成されるのが好ましく、0.3〜0.5m
mの範囲内に形成されるのがさらに好ましい。
【0016】このロックリング35は円環状に形成され
たベースリング36と、そのベースリング36から内方
へ同一長さで突出する複数の規制片37とより構成され
ている。この規制片37はベースリング36の内周縁か
らベースリング36に対して45度で延びるように折り
曲げ形成されている。スペーサ38は一対のロックリン
グ35間に介装されるようになっている。このスペーサ
38は厚さ0.3〜1.0mmの環状に形成されてい
る。図1に示すように、一対のパイプ接続部21a、2
1b内に設けられた受け面39上には、一方のロックリ
ング35、スペーサ38及び他方のロックリング35が
上記順所で係合される。
たベースリング36と、そのベースリング36から内方
へ同一長さで突出する複数の規制片37とより構成され
ている。この規制片37はベースリング36の内周縁か
らベースリング36に対して45度で延びるように折り
曲げ形成されている。スペーサ38は一対のロックリン
グ35間に介装されるようになっている。このスペーサ
38は厚さ0.3〜1.0mmの環状に形成されてい
る。図1に示すように、一対のパイプ接続部21a、2
1b内に設けられた受け面39上には、一方のロックリ
ング35、スペーサ38及び他方のロックリング35が
上記順所で係合される。
【0017】図1及び図3に示すように、押圧体40
は、真鍮又は青銅により形成された円筒部41と円筒部
41の外径より大きい把持部42とより構成されてい
る。第1雄ねじ部43は、前記円筒部41の外周面に形
成され、前記パイプ接続口31a、31bの第1雌ねじ
部32にそれぞれ螺合可能になっている。そして、押圧
体40の第1雄ねじ部43をパイプ接続口31a、31
bの第1雌ねじ部32にそれぞれ螺合する。押圧体40
の円筒部41の先端部により一対のロックリング35が
軸方向及び周方向へ移動不能に位置決め固定される。
は、真鍮又は青銅により形成された円筒部41と円筒部
41の外径より大きい把持部42とより構成されてい
る。第1雄ねじ部43は、前記円筒部41の外周面に形
成され、前記パイプ接続口31a、31bの第1雌ねじ
部32にそれぞれ螺合可能になっている。そして、押圧
体40の第1雄ねじ部43をパイプ接続口31a、31
bの第1雌ねじ部32にそれぞれ螺合する。押圧体40
の円筒部41の先端部により一対のロックリング35が
軸方向及び周方向へ移動不能に位置決め固定される。
【0018】そして、パイプ接続口31a、31b内の
ロックリング35、スペーサ38、押圧体40等によ
り、導入パイプ33又は吐出パイプ34をパイプ接続口
31a又はパイプ接続口31bに挿入するだけで接続で
きるワンタッチ継手44が後面ケース15に構成され
る。また、ロックリング35により、挿入された導入パ
イプ33又は吐出パイプ34が抜け出るのを規制するよ
うになっている。
ロックリング35、スペーサ38、押圧体40等によ
り、導入パイプ33又は吐出パイプ34をパイプ接続口
31a又はパイプ接続口31bに挿入するだけで接続で
きるワンタッチ継手44が後面ケース15に構成され
る。また、ロックリング35により、挿入された導入パ
イプ33又は吐出パイプ34が抜け出るのを規制するよ
うになっている。
【0019】コアリング45は、真鍮又は青銅により形
成された筒部46と、その一端に形成された環状部47
とより構成されている。筒部46は、導入パイプ33又
は吐出パイプ34内に嵌入され、環状部47の内端面が
導入パイプ33又は吐出パイプ34の端面に係合する。
成された筒部46と、その一端に形成された環状部47
とより構成されている。筒部46は、導入パイプ33又
は吐出パイプ34内に嵌入され、環状部47の内端面が
導入パイプ33又は吐出パイプ34の端面に係合する。
【0020】図2及び図4に示すように、浴槽の側壁1
2に設けられた取付孔16に嵌挿されるスリーブ17は
円筒状に形成されている。そのスリーブ17の一端部に
は円環状の鍔部48が形成され、他端側の外周面には、
第2雄ねじ部49が螺刻されている。また、スリーブ1
7の一端部側の内周面の対向する位置には一対の突起5
0が形成されている。鍔部48の外端面には、その周方
向に沿って外周溝部51が形成され、スリーブ17には
円環状パッキン52が外嵌されている。そして、取付孔
16にスリーブ17を挿入し、第2雄ねじ部49に金属
材料製のナット18を螺合することにより、鍔部48と
ナット18により側壁12を挟持してスリーブ17を側
壁12に位置決め固定することができるようになってい
る。このとき、円環状パッキン52は浴槽の側壁12と
鍔部48との間に挟着されて、両者との間をシールする
ようになっている。
2に設けられた取付孔16に嵌挿されるスリーブ17は
円筒状に形成されている。そのスリーブ17の一端部に
は円環状の鍔部48が形成され、他端側の外周面には、
第2雄ねじ部49が螺刻されている。また、スリーブ1
7の一端部側の内周面の対向する位置には一対の突起5
0が形成されている。鍔部48の外端面には、その周方
向に沿って外周溝部51が形成され、スリーブ17には
円環状パッキン52が外嵌されている。そして、取付孔
16にスリーブ17を挿入し、第2雄ねじ部49に金属
材料製のナット18を螺合することにより、鍔部48と
ナット18により側壁12を挟持してスリーブ17を側
壁12に位置決め固定することができるようになってい
る。このとき、円環状パッキン52は浴槽の側壁12と
鍔部48との間に挟着されて、両者との間をシールする
ようになっている。
【0021】図1及び図2に示すように、前記基体19
は、円筒状をなす基部としての通水パイプ53とその一
端部に備えられたフランジ55とより形成されている。
通水パイプ53の先端部の外周面には、通水パイプ53
の周方向に沿って凹条56が形成され、その凹条56か
ら通水パイプ53の基端部方向へは、通水パイプ53の
外周面の軸線方向に沿って、係止凸条57が所定間隔を
おいて形成されている。通水パイプ53の基端部外周面
には凹溝58が周方向に沿って形成され、その凹溝58
にはシールリング59が嵌着されている。通水パイプ5
3内は通水パイプ53の軸線方向へ延びる仕切り板60
により、導入路61と吐出路62に2分割されている。
フランジ55の裏面の内周壁にはその周方向に沿って延
びる内周凸部63が形成されている。
は、円筒状をなす基部としての通水パイプ53とその一
端部に備えられたフランジ55とより形成されている。
通水パイプ53の先端部の外周面には、通水パイプ53
の周方向に沿って凹条56が形成され、その凹条56か
ら通水パイプ53の基端部方向へは、通水パイプ53の
外周面の軸線方向に沿って、係止凸条57が所定間隔を
おいて形成されている。通水パイプ53の基端部外周面
には凹溝58が周方向に沿って形成され、その凹溝58
にはシールリング59が嵌着されている。通水パイプ5
3内は通水パイプ53の軸線方向へ延びる仕切り板60
により、導入路61と吐出路62に2分割されている。
フランジ55の裏面の内周壁にはその周方向に沿って延
びる内周凸部63が形成されている。
【0022】フランジ55の表面側において、その外周
壁から通水パイプ53方向へ延びるとともに、通水パイ
プ53に連通する円筒形状をなす一対の開口部54a、
54bが設けられ、それらは互いの延出方向がハの字を
なすように形成されている。一方の開口部54aは浴槽
水の吸入口として機能するとともに、前記通水パイプ5
3内の導入路61と連通するように形成され、他方の開
口部54bは浴槽水の吐出口として機能するとともに、
通水パイプ53内の吐出路62と連通するように形成さ
れている。
壁から通水パイプ53方向へ延びるとともに、通水パイ
プ53に連通する円筒形状をなす一対の開口部54a、
54bが設けられ、それらは互いの延出方向がハの字を
なすように形成されている。一方の開口部54aは浴槽
水の吸入口として機能するとともに、前記通水パイプ5
3内の導入路61と連通するように形成され、他方の開
口部54bは浴槽水の吐出口として機能するとともに、
通水パイプ53内の吐出路62と連通するように形成さ
れている。
【0023】そして、図5に示すように、基体19を通
水パイプ53側からスリーブ17内に嵌挿し、スリーブ
17の突起50に基体19の係止凸条57を係止させ、
スリーブ17の外周溝部51に基体19の内周凸部63
を係合することにより、基体19をスリーブ17に固定
して接続することができるようになっている。このと
き、シールリング59によりスリーブ17の内周面と基
体19の外周面との間がシールされる。
水パイプ53側からスリーブ17内に嵌挿し、スリーブ
17の突起50に基体19の係止凸条57を係止させ、
スリーブ17の外周溝部51に基体19の内周凸部63
を係合することにより、基体19をスリーブ17に固定
して接続することができるようになっている。このと
き、シールリング59によりスリーブ17の内周面と基
体19の外周面との間がシールされる。
【0024】図1及び図2に示すように、基体19と後
面ケース15とを連結する連結手段としてのクリップ6
4は、帯状をなすステンレス鋼をその中心部にヒンジ部
65を構成するとともに、その両端を近づけるようにほ
ぼC型状に曲げ形成して構成されている。クリップ64
の両端部には摘み部66がそれぞれ折り曲げ形成されて
いる。また、ヒンジ部65によりクリップ64の両端部
が互いに近づく方向へ常に付勢されている。クリップ6
4の長さ方向への両側縁部には掛止部67が内方へそれ
ぞれ形成されている。クリップ64の一方の掛止部67
の厚みは、通水パイプ53の凹条56の幅と対応し、他
方の掛止部67の厚みは接続筒20の係合凹部30内に
係合可能な幅になっている。
面ケース15とを連結する連結手段としてのクリップ6
4は、帯状をなすステンレス鋼をその中心部にヒンジ部
65を構成するとともに、その両端を近づけるようにほ
ぼC型状に曲げ形成して構成されている。クリップ64
の両端部には摘み部66がそれぞれ折り曲げ形成されて
いる。また、ヒンジ部65によりクリップ64の両端部
が互いに近づく方向へ常に付勢されている。クリップ6
4の長さ方向への両側縁部には掛止部67が内方へそれ
ぞれ形成されている。クリップ64の一方の掛止部67
の厚みは、通水パイプ53の凹条56の幅と対応し、他
方の掛止部67の厚みは接続筒20の係合凹部30内に
係合可能な幅になっている。
【0025】そして、図1に示すように、後面ケース1
5の凸条29に通水パイプ53の先端が当接するまで後
面ケース15の接続筒20を通水パイプ53内に嵌合す
る。それと同時に、隔壁22の嵌合溝25に仕切り板6
0を嵌合することにより、後面ケース15を基体19に
連結して循環口本体13を構成することができるように
なっている。さらに、クリップ64の両掛止部67を後
面ケース15の係合凹部30及び基体19の凹条56に
それぞれ掛止することにより、クリップ64により両者
を連結して固定することができるようになっている。ま
た、シールパッキン28及びシール材26により通水パ
イプ53の内周面と接続筒20の外周面との間がシール
されるようになっている。
5の凸条29に通水パイプ53の先端が当接するまで後
面ケース15の接続筒20を通水パイプ53内に嵌合す
る。それと同時に、隔壁22の嵌合溝25に仕切り板6
0を嵌合することにより、後面ケース15を基体19に
連結して循環口本体13を構成することができるように
なっている。さらに、クリップ64の両掛止部67を後
面ケース15の係合凹部30及び基体19の凹条56に
それぞれ掛止することにより、クリップ64により両者
を連結して固定することができるようになっている。ま
た、シールパッキン28及びシール材26により通水パ
イプ53の内周面と接続筒20の外周面との間がシール
されるようになっている。
【0026】このとき、後面ケース15の導入通路23
及び吐出通路24は基体19の導入路61及び吐出路6
2とそれぞれ連通するようになっている。すなわち、一
方の開口部54aは、通水パイプ53の導入路61及び
後面ケース15の導入通路23を介して一方のパイプ接
続口31aまで連通し、それらにより流入通路が構成さ
れる。そして、一方の開口部54aから循環口本体13
内に吸入された浴槽水は流入通路を通過してパイプ接続
口31aへ導かれるようになっている。
及び吐出通路24は基体19の導入路61及び吐出路6
2とそれぞれ連通するようになっている。すなわち、一
方の開口部54aは、通水パイプ53の導入路61及び
後面ケース15の導入通路23を介して一方のパイプ接
続口31aまで連通し、それらにより流入通路が構成さ
れる。そして、一方の開口部54aから循環口本体13
内に吸入された浴槽水は流入通路を通過してパイプ接続
口31aへ導かれるようになっている。
【0027】一方、他方の開口部54bは、通水パイプ
53の吐出路62及び後面ケース15の吐出通路24を
介して他方のパイプ接続口31bまで連通し、それらに
より流出通路が構成される。そして、加熱器で加熱され
た浴槽水は、吐出パイプ34から流出通路を通過して他
方の開口部54bから浴槽内へ吐出される。
53の吐出路62及び後面ケース15の吐出通路24を
介して他方のパイプ接続口31bまで連通し、それらに
より流出通路が構成される。そして、加熱器で加熱され
た浴槽水は、吐出パイプ34から流出通路を通過して他
方の開口部54bから浴槽内へ吐出される。
【0028】図2及び図4に示すように、フィルタケー
ス68は、有底円筒状に形成された合成樹脂製の基台6
9の表面に、有底円筒状の金属製のケース70を被嵌す
ることによって形成されている。フィルタケース68の
表面には、複数のほぼ三角形状をなす通水口71が周方
向に等間隔をおいて設けられるとともに、周壁には、基
体19の一対の開口部54a、54bと対応する一対の
貫通孔72が設けられている。そして、フィルタケース
68は基体19のフランジ55に被嵌される。
ス68は、有底円筒状に形成された合成樹脂製の基台6
9の表面に、有底円筒状の金属製のケース70を被嵌す
ることによって形成されている。フィルタケース68の
表面には、複数のほぼ三角形状をなす通水口71が周方
向に等間隔をおいて設けられるとともに、周壁には、基
体19の一対の開口部54a、54bと対応する一対の
貫通孔72が設けられている。そして、フィルタケース
68は基体19のフランジ55に被嵌される。
【0029】次いで、本実施形態の浴槽用一口循環具1
1の使用方法について記載する。まず、後面ケース15
の一対のパイプ接続口31a、31b内に一方のロック
リング35、ベースリング36及び他方のロックリング
35を上記順序で受け面39上にそれぞれ係合する。次
いで、押圧体40の第1雄ねじ部43を、パイプ接続口
31a、31bの第1雌ねじ部32にそれぞれ螺合して
ロックリング35を押圧体40により軸方向及び周方向
に移動不能に位置決め固定する。
1の使用方法について記載する。まず、後面ケース15
の一対のパイプ接続口31a、31b内に一方のロック
リング35、ベースリング36及び他方のロックリング
35を上記順序で受け面39上にそれぞれ係合する。次
いで、押圧体40の第1雄ねじ部43を、パイプ接続口
31a、31bの第1雌ねじ部32にそれぞれ螺合して
ロックリング35を押圧体40により軸方向及び周方向
に移動不能に位置決め固定する。
【0030】浴槽用一口循環具11を浴槽に装着する場
合には、まず、図4に示すように、浴槽の側壁12に設
けられた取付孔16にスリーブ17を嵌挿する。次い
で、図5に示すように、スリーブ17の第2雄ねじ部4
9にナット18を螺合して、鍔部48とナット18とに
より側壁12を挟み込んで、スリーブ17を側壁12に
位置決め固定する。
合には、まず、図4に示すように、浴槽の側壁12に設
けられた取付孔16にスリーブ17を嵌挿する。次い
で、図5に示すように、スリーブ17の第2雄ねじ部4
9にナット18を螺合して、鍔部48とナット18とに
より側壁12を挟み込んで、スリーブ17を側壁12に
位置決め固定する。
【0031】次いで、基体19を通水パイプ53側から
スリーブ17内に嵌挿し、スリーブ17の突起50に基
体19の係止凸条57を係止させ、スリーブ17の外周
溝部51に基体19の内周凸部63を係合して、基体1
9をスリーブ17に固定して接続する。すると、取付部
14が浴槽の側壁12に位置決め固定される。このと
き、基体19は、一対の開口部54a、54bがそれぞ
れ斜め下方を向くように位置合わせされながら取付けら
れる。続いて、基体19にフィルタケース68が被嵌さ
れる。
スリーブ17内に嵌挿し、スリーブ17の突起50に基
体19の係止凸条57を係止させ、スリーブ17の外周
溝部51に基体19の内周凸部63を係合して、基体1
9をスリーブ17に固定して接続する。すると、取付部
14が浴槽の側壁12に位置決め固定される。このと
き、基体19は、一対の開口部54a、54bがそれぞ
れ斜め下方を向くように位置合わせされながら取付けら
れる。続いて、基体19にフィルタケース68が被嵌さ
れる。
【0032】次に、図1に示すように、通水パイプ53
内に後面ケース15の接続筒20を嵌挿し、隔壁22の
嵌合溝25に仕切り板60を嵌合して後面ケース15を
基体19に連結して循環口本体13を構成する。さら
に、クリップ64の両把持部42を把持し、ヒンジ部6
5の付勢力に抗してクリップ64の両端部を拡げる。そ
して、両掛止部67を後面ケース15の係合凹部30及
び基体19の凹条56にそれぞれ掛止させる。すると、
ヒンジ部65の付勢力によりクリップ64の両端部は互
いに近づき、後面ケース15と基体19が連結して固定
され、取付部14に継手部15が接続される。このと
き、取付部14は側壁12に位置決め固定されているた
め、後面ケース15の取付部14への取付作業が容易に
行われる。
内に後面ケース15の接続筒20を嵌挿し、隔壁22の
嵌合溝25に仕切り板60を嵌合して後面ケース15を
基体19に連結して循環口本体13を構成する。さら
に、クリップ64の両把持部42を把持し、ヒンジ部6
5の付勢力に抗してクリップ64の両端部を拡げる。そ
して、両掛止部67を後面ケース15の係合凹部30及
び基体19の凹条56にそれぞれ掛止させる。すると、
ヒンジ部65の付勢力によりクリップ64の両端部は互
いに近づき、後面ケース15と基体19が連結して固定
され、取付部14に継手部15が接続される。このと
き、取付部14は側壁12に位置決め固定されているた
め、後面ケース15の取付部14への取付作業が容易に
行われる。
【0033】続いて、コアリング45の環状部47を加
熱器に接続された導入パイプ33又は吐出パイプ34に
嵌入し、環状部47の内端面が導入パイプ33又は吐出
パイプ34の端面に係合するまで押し込む。その結果、
導入パイプ33又は吐出パイプ34の端部はワンタッチ
継手44を介して後面ケース15に対して接続される。
熱器に接続された導入パイプ33又は吐出パイプ34に
嵌入し、環状部47の内端面が導入パイプ33又は吐出
パイプ34の端面に係合するまで押し込む。その結果、
導入パイプ33又は吐出パイプ34の端部はワンタッチ
継手44を介して後面ケース15に対して接続される。
【0034】そして、加熱器を用いて浴槽水を加熱する
際には、浴槽水は一方の開口部54aから吸入される。
続いて、浴槽水は、流入通路内を通過して一方のパイプ
接続口31aから導入パイプ33を介して加熱器内へと
移送される。加熱器により加熱された浴槽水は、吐出パ
イプ34から他方のパイプ接続口31bへと流入され、
流出通路内を通過して他方の開口部54bから吐出され
る。
際には、浴槽水は一方の開口部54aから吸入される。
続いて、浴槽水は、流入通路内を通過して一方のパイプ
接続口31aから導入パイプ33を介して加熱器内へと
移送される。加熱器により加熱された浴槽水は、吐出パ
イプ34から他方のパイプ接続口31bへと流入され、
流出通路内を通過して他方の開口部54bから吐出され
る。
【0035】以上のように、この実施形態によれば、次
のような効果が発揮される。 ・ 循環口本体13は取付部14と後面ケース15とに
分割して構成されている。そして、基体19に後面ケー
ス15の接続筒20を嵌挿し、クリップ64により両者
を連結して固定することができる。そのため、後面ケー
ス15の内周面の雌ねじ部を省略することができるとと
もに、後面ケース15を小さくすることができる。従っ
て、後面ケース15延いては循環口本体13を小さくす
ることができるとともに、その構成を簡易化して浴槽用
一口循環具11の製造コストの低減を図ることができ
る。
のような効果が発揮される。 ・ 循環口本体13は取付部14と後面ケース15とに
分割して構成されている。そして、基体19に後面ケー
ス15の接続筒20を嵌挿し、クリップ64により両者
を連結して固定することができる。そのため、後面ケー
ス15の内周面の雌ねじ部を省略することができるとと
もに、後面ケース15を小さくすることができる。従っ
て、後面ケース15延いては循環口本体13を小さくす
ることができるとともに、その構成を簡易化して浴槽用
一口循環具11の製造コストの低減を図ることができ
る。
【0036】・ 浴槽の側壁12に設けられた取付孔1
6にスリーブ17を嵌挿し、スリーブ17の第2雄ねじ
部49にナット18を螺合することによりスリーブ17
を側壁12に位置決め固定することができる。さらに、
そのスリーブ17に基体19を嵌挿し、基体19の通水
パイプ53内に後面ケース15の接続筒20を嵌挿して
クリップ64により両者を連結して固定することにより
基体19と後面ケース15とを接続することができる。
このとき、基体19は側壁12に位置決め固定されてい
るため、後面ケース15の基体19への取付作業を安定
した状態で容易に行うことができる。
6にスリーブ17を嵌挿し、スリーブ17の第2雄ねじ
部49にナット18を螺合することによりスリーブ17
を側壁12に位置決め固定することができる。さらに、
そのスリーブ17に基体19を嵌挿し、基体19の通水
パイプ53内に後面ケース15の接続筒20を嵌挿して
クリップ64により両者を連結して固定することにより
基体19と後面ケース15とを接続することができる。
このとき、基体19は側壁12に位置決め固定されてい
るため、後面ケース15の基体19への取付作業を安定
した状態で容易に行うことができる。
【0037】・ スリーブ17、基体19及び後面ケー
ス15は合成樹脂材料により形成されている。そのた
め、従来のように金属材料で形成する場合と比較して、
製造コストの低減を図ることができる。また、スリーブ
17と基体19及び基体19と後面ケース15とは合成
樹脂材料同士の接続となるため、両者がなじみその接続
強度を向上させて接続箇所からの漏れ等の危険性を低く
することができる。
ス15は合成樹脂材料により形成されている。そのた
め、従来のように金属材料で形成する場合と比較して、
製造コストの低減を図ることができる。また、スリーブ
17と基体19及び基体19と後面ケース15とは合成
樹脂材料同士の接続となるため、両者がなじみその接続
強度を向上させて接続箇所からの漏れ等の危険性を低く
することができる。
【0038】・ 後面ケース15内は隔壁22により導
入通路23及び吐出通路24に2分割され、基体19内
は仕切り板60により導入路61及び吐出路62に2分
割されている。そして、通水パイプ53内に後面ケース
15の接続筒20を嵌挿したとき、後面ケース15の隔
壁22の嵌合溝25に通水パイプ53内の仕切り板60
が嵌合し、循環口本体13内には、通水パイプ53の導
入路61及び後面ケース15の導入通路23が連通して
流入通路が構成され、通水パイプ53の吐出路62及び
後面ケース15の吐出通路24が連通して流出通路が構
成される。その結果、隔壁22及び仕切り板60により
循環口本体13内に流入通路及び流出通路を確実に構成
することができる。また、構成を簡易化して循環口本体
13の金型の構成を簡易化してその製造コストの低減を
図ることができる。
入通路23及び吐出通路24に2分割され、基体19内
は仕切り板60により導入路61及び吐出路62に2分
割されている。そして、通水パイプ53内に後面ケース
15の接続筒20を嵌挿したとき、後面ケース15の隔
壁22の嵌合溝25に通水パイプ53内の仕切り板60
が嵌合し、循環口本体13内には、通水パイプ53の導
入路61及び後面ケース15の導入通路23が連通して
流入通路が構成され、通水パイプ53の吐出路62及び
後面ケース15の吐出通路24が連通して流出通路が構
成される。その結果、隔壁22及び仕切り板60により
循環口本体13内に流入通路及び流出通路を確実に構成
することができる。また、構成を簡易化して循環口本体
13の金型の構成を簡易化してその製造コストの低減を
図ることができる。
【0039】・ 後面ケース15と取付部14は分割し
て構成されているため、取付部14に接続される後面ケ
ース15を容易に交換することができる。そのため、後
面ケース15が劣化して取り替えたり、後面ケース15
のパイプ接続口31a、31bに接続する導入パイプ3
3及び吐出パイプ34の外径を変更したりする作業を容
易に行うことができる。
て構成されているため、取付部14に接続される後面ケ
ース15を容易に交換することができる。そのため、後
面ケース15が劣化して取り替えたり、後面ケース15
のパイプ接続口31a、31bに接続する導入パイプ3
3及び吐出パイプ34の外径を変更したりする作業を容
易に行うことができる。
【0040】尚、前記実施形態を次のように変更して具
体化することも可能である。 ・ スリーブ17を接着剤、釘、ビス等により浴槽の側
壁12に位置決め固定しても良い。
体化することも可能である。 ・ スリーブ17を接着剤、釘、ビス等により浴槽の側
壁12に位置決め固定しても良い。
【0041】・ 連結手段としてのクリップ64を省略
し、後面ケース15と基体19とを接着剤、粘着テープ
等により接続して固定しても良い。 ・ パイプ接続口31a、31bにワンタッチ継手44
をろう付けにより固定しても良い。
し、後面ケース15と基体19とを接着剤、粘着テープ
等により接続して固定しても良い。 ・ パイプ接続口31a、31bにワンタッチ継手44
をろう付けにより固定しても良い。
【0042】・ 浴槽の側壁12の取付孔16の内周面
に雌ねじを螺刻し、スリーブ17の第2雄ねじ部49を
取付孔16の雌ねじに螺合してスリーブ17を側壁12
に固定しても良い。このように構成した場合も、取付部
14を側壁12に移動不能に固定することができ、後面
ケース15の基体19に対する取付作業を安定した状態
で行うことができる。
に雌ねじを螺刻し、スリーブ17の第2雄ねじ部49を
取付孔16の雌ねじに螺合してスリーブ17を側壁12
に固定しても良い。このように構成した場合も、取付部
14を側壁12に移動不能に固定することができ、後面
ケース15の基体19に対する取付作業を安定した状態
で行うことができる。
【0043】・ 基体19をスリーブ17内に嵌挿し、
基体19をスリーブ17に固定して接続したとき、通水
パイプ53の凹条56がスリーブ17の先端に対応する
位置から形成し、クリップ64の一方の掛止部67の厚
みを、通水パイプ53の凹条56の幅と対応させ、他方
の掛止部67の厚みを接続筒20の係合凹部30の幅と
対応するように構成しても良い。このように構成した場
合、クリップ64により後面ケース15と基体19とを
移動不能に接続して固定することができる。
基体19をスリーブ17に固定して接続したとき、通水
パイプ53の凹条56がスリーブ17の先端に対応する
位置から形成し、クリップ64の一方の掛止部67の厚
みを、通水パイプ53の凹条56の幅と対応させ、他方
の掛止部67の厚みを接続筒20の係合凹部30の幅と
対応するように構成しても良い。このように構成した場
合、クリップ64により後面ケース15と基体19とを
移動不能に接続して固定することができる。
【0044】・ フィルタケース68を省略しても良
い。 ・ パイプ接続口31a、31bの開口端外周に雄ねじ
を形成し、その雄ねじに螺合可能な雌ねじ部を押圧体4
0の円筒部41の内周面に形成しても良い。
い。 ・ パイプ接続口31a、31bの開口端外周に雄ねじ
を形成し、その雄ねじに螺合可能な雌ねじ部を押圧体4
0の円筒部41の内周面に形成しても良い。
【0045】・ 一対のパイプ接続部21a、21bを
後面ケース15に対して直交する方向へ延びるように形
成し、後面ケース15をアングルタイプに形成して、そ
の後面ケース15を使用しても良い。
後面ケース15に対して直交する方向へ延びるように形
成し、後面ケース15をアングルタイプに形成して、そ
の後面ケース15を使用しても良い。
【0046】・ 規制部材としてのロックリング35の
個数を1個又は3〜5個としても良い。このように構成
した場合も、1個又は3〜5個のロックリング35によ
り、導入パイプ33又は吐出パイプ34がパイプ接続口
31a又はパイプ接続口31bから抜け出るのを規制す
ることができる。
個数を1個又は3〜5個としても良い。このように構成
した場合も、1個又は3〜5個のロックリング35によ
り、導入パイプ33又は吐出パイプ34がパイプ接続口
31a又はパイプ接続口31bから抜け出るのを規制す
ることができる。
【0047】さらに、前記実施形態より把握できる技術
的思想について以下に記載する。 ・ 前記取付部と継手部とは連結手段により連結される
請求項1〜請求項4のいずれかに記載の浴槽用一口循環
具。このように構成した場合、取付部と継手部とを連結
して固定することができる。
的思想について以下に記載する。 ・ 前記取付部と継手部とは連結手段により連結される
請求項1〜請求項4のいずれかに記載の浴槽用一口循環
具。このように構成した場合、取付部と継手部とを連結
して固定することができる。
【0048】・ 前記取付部と継手部とは連結手段によ
り連結され、連結手段は取付部に形成された凹条と、継
手部に形成された係合凹部に掛止する一対の掛止部を備
えたクリップである請求項1〜請求項4のいずれかに記
載の浴槽用一口循環具。このように構成した場合、この
ように構成した場合、取付部と継手部とをクリップによ
り連結して固定することができる。
り連結され、連結手段は取付部に形成された凹条と、継
手部に形成された係合凹部に掛止する一対の掛止部を備
えたクリップである請求項1〜請求項4のいずれかに記
載の浴槽用一口循環具。このように構成した場合、この
ように構成した場合、取付部と継手部とをクリップによ
り連結して固定することができる。
【0049】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明の浴槽用一口循環具によれば、循環口本体を小さくし
て、その構成を簡易化して製造コストの低減を図ること
ができる。
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明の浴槽用一口循環具によれば、循環口本体を小さくし
て、その構成を簡易化して製造コストの低減を図ること
ができる。
【0050】請求項2に記載の発明の浴槽用一口循環具
によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、取付部
を浴槽の側壁に位置決め固定することができ、継手部の
取付部への取付作業を安定した状態で容易に行うことが
できる。
によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、取付部
を浴槽の側壁に位置決め固定することができ、継手部の
取付部への取付作業を安定した状態で容易に行うことが
できる。
【0051】請求項3に記載の発明の浴槽用一口循環具
によれば、請求項2に記載の発明の効果に加え、金属材
料で形成する場合と比較して、製造コストの低減を図る
ことができる。また、スリーブと基体との接続、基体と
継手部との接続は合成樹脂材料同士の接続となるため、
両者がなじみその接続強度を向上させて接続箇所からの
漏れ等の危険性を低くすることができる。
によれば、請求項2に記載の発明の効果に加え、金属材
料で形成する場合と比較して、製造コストの低減を図る
ことができる。また、スリーブと基体との接続、基体と
継手部との接続は合成樹脂材料同士の接続となるため、
両者がなじみその接続強度を向上させて接続箇所からの
漏れ等の危険性を低くすることができる。
【0052】請求項4に記載の発明の浴槽用一口循環具
によれば、請求項2又は請求項3に記載の発明の効果に
加え、隔壁及び仕切り板により循環口本体内に流入通路
及び流出通路を確実に構成することができる。また、構
成を簡易化して循環口本体の金型の構成を簡易化してそ
の製造コストの低減を図ることができる。
によれば、請求項2又は請求項3に記載の発明の効果に
加え、隔壁及び仕切り板により循環口本体内に流入通路
及び流出通路を確実に構成することができる。また、構
成を簡易化して循環口本体の金型の構成を簡易化してそ
の製造コストの低減を図ることができる。
【図1】浴槽用一口循環具を示す断面図。
【図2】実施形態の浴槽用一口循環具を示す分解斜視
図。
図。
【図3】ワンタッチ継手とパイプとを示す分解斜視図。
【図4】スリーブを浴槽の側壁に取り付けた状態を示す
断面図。
断面図。
【図5】スリーブに基体を接続した状態を示す断面図。
11…浴槽用一口循環具、12…浴槽の側壁、13…循
環口本体、14…取付部、15…継手部としての後面ケ
ース、16…取付孔、17…取付部を構成するスリー
ブ、18…取付部を構成するナット、19…取付部を構
成する基体、22…隔壁、25…嵌合溝、31a、31
b…パイプ接続口、33…導入パイプ、34…吐出パイ
プ、48…鍔部、49…第2雄ねじ部、53…基部とし
ての通水パイプ、54a、54b…開口部、55…フラ
ンジ、60…仕切り板。
環口本体、14…取付部、15…継手部としての後面ケ
ース、16…取付孔、17…取付部を構成するスリー
ブ、18…取付部を構成するナット、19…取付部を構
成する基体、22…隔壁、25…嵌合溝、31a、31
b…パイプ接続口、33…導入パイプ、34…吐出パイ
プ、48…鍔部、49…第2雄ねじ部、53…基部とし
ての通水パイプ、54a、54b…開口部、55…フラ
ンジ、60…仕切り板。
Claims (4)
- 【請求項1】 浴槽の側壁に取り付けられ、浴槽水の吸
入口又は吐出口として機能し、浴槽内に開口する一対の
開口部を有するとともに、浴槽外において加熱器に取り
付けられる吐出パイプと導入パイプとを接続する一対の
パイプ接続口を有し、前記両開口部を両パイプ接続口に
それぞれ連通する流出通路と流入通路を備えた循環口本
体よりなり、その循環口本体を、浴槽の側壁に循環口本
体を取り付けるための取付部と、同取付部に接続される
継手部とに分割して構成した浴槽用一口循環具。 - 【請求項2】 前記取付部は、一端側に鍔部を備えると
ともに、他端側に雄ねじ部を備え、浴槽の側壁に形成さ
れた取付孔に嵌挿されるスリーブと、スリーブの雄ねじ
部に螺合され、同スリーブの鍔部とにより浴槽の側壁を
挟持してスリーブを浴槽の側壁に位置決め固定するナッ
トと、基部の端部に一対の開口部を有するフランジを備
え、スリーブ内にその基部側から嵌挿される基体とより
なり、継手部は一対のパイプ接続口を有し、スリーブの
雄ねじ部側から突出した基体の基部に連結される請求項
1に記載の浴槽用一口循環口。 - 【請求項3】 前記スリーブ、基体及び継手部は合成樹
脂材料により形成され、前記ナットは金属材料により形
成されている請求項2に記載の浴槽用一口循環具。 - 【請求項4】 前記基体の基部内を仕切り板により2分
割するとともに、前記継手部の一端部側内を隔壁により
2分割し、継手部の一端部を基体の基部内に嵌合すると
ともに、隔壁に形成された嵌合溝に基体の仕切り板を嵌
合して両者を連結するように構成した請求項2又は請求
項3に記載の浴槽用一口循環具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11227413A JP2001050594A (ja) | 1999-08-11 | 1999-08-11 | 浴槽用一口循環具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11227413A JP2001050594A (ja) | 1999-08-11 | 1999-08-11 | 浴槽用一口循環具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001050594A true JP2001050594A (ja) | 2001-02-23 |
Family
ID=16860463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11227413A Pending JP2001050594A (ja) | 1999-08-11 | 1999-08-11 | 浴槽用一口循環具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001050594A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010242878A (ja) * | 2009-04-07 | 2010-10-28 | Bridgestone Corp | ファスナー接合式継手用雄継手、及びファスナー接合式継手 |
-
1999
- 1999-08-11 JP JP11227413A patent/JP2001050594A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010242878A (ja) * | 2009-04-07 | 2010-10-28 | Bridgestone Corp | ファスナー接合式継手用雄継手、及びファスナー接合式継手 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060524 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080808 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080819 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20081216 |