JPH09328790A - 水栓設置構造 - Google Patents

水栓設置構造

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Publication number
JPH09328790A
JPH09328790A JP14591296A JP14591296A JPH09328790A JP H09328790 A JPH09328790 A JP H09328790A JP 14591296 A JP14591296 A JP 14591296A JP 14591296 A JP14591296 A JP 14591296A JP H09328790 A JPH09328790 A JP H09328790A
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JP
Japan
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elbow
faucet
box
wall
tip
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JP14591296A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Moriki
啓之 森木
Yoshihiro Minami
義浩 南
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Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水栓の流入口とエルボとの連結がきわめて容
易であり、しかもこの連結部分の水密性もきわめて高い
水栓設置構造を提供する。 【解決手段】 ボックス33の底部の鞘管接続部36,
37に鞘管6,7が接続され、該ボックス33内に配置
されたエルボ46,47の先端部が該ボックス33前面
のエルボ引出用開口34,35から該壁30の前面側に
突出しており、該鞘管6,7内部に挿通された通水用の
チューブ16,17が該エルボ46,47の後端部に接
続されており、該エルボ46,47の先端部に水栓60
の流入口(受入口)63,64が接続されている。エル
ボ46,47の先端部の外周にOリング55が嵌着され
ており、該エルボ46,47の先端部に対し前記水栓6
0の流入口63,64が前記壁30と垂直方向から嵌め
込まれ、ワンタッチジョイントにて連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁に水栓を取り付
けた水栓設置構造に係り、特に鞘管を用いて建物内に給
水又は給湯用の配管施工を行う場合に採用される水栓設
置構造に関する。
【0002】
【従来の技術】建物内に給水又は給湯用の配管を引き回
す工法として鞘管工法がある。この鞘管工法は、第10
図の如く、蛇腹状の鞘管6,7を給水用ヘッダー4又は
給湯用のヘッダー5と水栓9,11等との間に引き回
し、この鞘管の内部に給水又は給湯用のチューブを通す
ようにしたものである。
【0003】第10図においては、給水元管1からの水
が給湯機2に供給され、湯が給湯管3から湯用ヘッダー
5へ供給される。また、給水元管1から水用ヘッダー4
に水が供給される。
【0004】ヘッダー4,5に接続された水用鞘管6、
湯用鞘管7内に給水用チューブ、給湯用チューブが挿通
され、浴室8の混合水栓9、洗面台10の混合水栓1
1、台所の混合水栓(図示略)等に該チューブが接続さ
れている。
【0005】この混合水栓9は、その取付脚12,13
が、壁に固定される。この水栓9の設置構造の従来例に
ついて第6〜9図を参照して説明する。
【0006】壁穴21を有する壁20の裏側にボックス
22が設置され、該ボックス22の下部の鞘管接続口2
3に鞘管6又は7が鞘止めナット24によって接続され
ている。この鞘管6又は7の中に給水用のチューブ16
又は給湯用のチューブ17が挿通されている。このチュ
ーブ16又は17の先端は、エルボ25の後端に割リン
グ18及びスライドリング19によって接続されてい
る。エルボ25の先端は、ボックス22のエルボ引出用
開口26から前方にのぞき出している。
【0007】第8図の通り、該開口26の内周面には雌
ネジが刻設されており、外周面に雄ネジを有した固定リ
ング27がこの開口26に螺着されている。なお、この
リング27はボックス22内に設けられたストッパ28
に当接するまで該開口26内に螺じ込まれている。エル
ボ25の先端部は、この固定リングを通って壁20から
突出している。このエルボ25の先端部の外周面に雄ネ
ジが設けられており、この雄ネジに化粧リング29が螺
着されている。
【0008】このように壁20に設けられた右側の給水
用エルボ25(25R)及び左側の給湯用エルボ25
(25L)に対し、第9図の如く取付脚12,13が螺
じ込まれる。なお、これらの取付脚12,13は混合水
栓9のボディー部9Aから取り外されており、各取付脚
12,13が別々にエルボ25R,25Lに螺じ込まれ
る。この際、各取付脚12,13の先端の雄ネジ12
a,13aの外周にシールテープを巻き付けておく。こ
の取付脚12,13が正面視でハ字形状となるようにそ
れらの角度を調整した後、混合水栓9のボディー部9A
をユニオンナット(図示略)によって各取付脚12,1
3に対し連結・固定する。この場合、各ユニオンナット
を最初は軽く締めておき、ボディー部9Aを水平にした
後、各ユニオンナットを本締めする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の水栓設置構
造においては、次のような課題があった。
【0010】 シールテープを取付脚12,13の先
端部の雄ネジ12a,13aに巻き付けているが、水密
性に対する信頼性に不安がある。 ユニオンナットを軽く仮締めしておいてボディー部
9Aの水平出しを行うのであるが、取付脚の流出口部分
をボディー部9Aの流入口部分と同心状に位置合わせし
ながらボディー部9Aを水平出しするのは、作業難度が
高く、手間がかかる。
【0011】本発明は、上記従来の課題を解決し、水栓
の流入口とエルボとの連結がきわめて容易であり、しか
もこの連結部分の水密性もきわめて高い水栓設置構造を
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の水栓設置構造
は、壁穴を設けた壁の裏面にボックスが配置されてお
り、該ボックスの底部の鞘管接続部に鞘管が接続され、
該ボックス内に配置されたエルボの先端部が該ボックス
前面のエルボ引出用開口から該壁の前面側に突出してお
り、該鞘管内部に挿通された通水用のチューブが該エル
ボの後端部に接続されており、該エルボの先端部に水栓
の流入口が接続されている水栓設置構造において、前記
エルボの先端部は前記壁に対し垂直方向に延在する直管
状となっており、且つ該エルボの先端部の外周にシール
リングが嵌着されており、該エルボの先端部に対し前記
水栓の流入口が前記壁と垂直方向から嵌め込まれてお
り、該エルボと流入口とがワンタッチジョイントにて連
結されていることを特徴とするものである。
【0013】かかる水栓設置構造にあっては、水栓を壁
に接近させ、水栓の流入口をエルボ先端部に嵌合させ、
次いでエルボと流入口をワンタッチジョイントで連結す
ることにより、きわめて容易に流入口とエルボとを連結
できる。
【0014】また、シールリングにより水密性も十分に
確保される。
【0015】本発明の一態様では、エルボの先端部の外
周に周回溝が設けられており、前記水栓の流入口が、該
エルボの先端部に外嵌する筒状体となっており、この筒
状体に設けられてボール保持孔内にボールが保持され、
該筒状体に外嵌したスリーブによって該ボールが筒状体
の内周面から突出し、該ボールが前記周回溝に入り込む
ことにより前記エルボと水栓とが連結されている。
【0016】本発明の別態様では、エルボの先端部及び
水栓の流入口の双方にフランジが設けられ、これらのフ
ランジ同士が重ね合わされ、且つクリップ金具によって
フランジ同士が連結されている。
【0017】この場合、ボックスの前記エルボ引出用開
口の内周面に雌ネジが設けられており、外周に雄ネジを
有した固定用リングが該エルボ引出用開口の該雄ネジに
螺着されており、前記エルボの先端近傍部分に設けられ
たフランジが前記固定用リングの内周面に設けられたフ
ランジ係止用凹溝に係合していることが好ましい。
【0018】このようにすることにより、エルボと水栓
の位置関係が壁厚の如何にかかわらず一定となる。この
結果、水栓とエルボとの嵌め合い深さが一定となり、シ
ール性能が安定し、シールの信頼性がきわめて高いもの
となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して発明の実施の
形態について説明する。第1図は実施の形態に係る水栓
設置構造を示す分解斜視図、第2図は水栓取付プレート
及びボックスを壁30に設置する形態を示す分解斜視
図、第3図は実施の形態に係る水栓設置構造を示す縦断
面図、第4図は第3図の要部拡大図及びジョイントの斜
視図、第5図は固定用リング44,45の側面図(下半
分を断面としてある。)である。
【0020】この実施の形態は、壁穴31を設けた壁3
0の裏面にボックス33が配置されており、該ボックス
33の底部の鞘管接続部36,37に鞘管6,7が接続
され、該ボックス33内に配置されたエルボ46,47
の先端部が該ボックス33前面のエルボ引出用開口3
4,35から該壁30の前面側に突出しており、該鞘管
6,7内部に挿通された通水用のチューブ16,17が
該エルボ46,47の後端部に接続されており、該エル
ボ46,47の先端部に水栓60の流入口(受入口)6
3,64が接続されている水栓設置構造において、前記
エルボ46,47の先端部は前記壁30に対し垂直方向
に延在する直管状となっており、且つ該エルボ46,4
7の先端部の外周にシールリング(Oリング)55が嵌
着されており、該エルボ46,47の先端部に対し前記
水栓60の流入口が前記壁30と垂直方向から嵌め込ま
れており、該エルボ46,47と流入口(受入口)6
3,64とがワンタッチジョイントにて連結されている
ことを特徴とするものである。
【0021】この実施の形態においては、ワンタッチジ
ョイントとしてボールラッチ式のジョイントが用いられ
ている。
【0022】まず第2図を参照して、壁30に対するボ
ックス33及び水栓取付プレート38の取付構造につい
て説明する。
【0023】壁30に壁穴31が設けられ、該壁30の
裏側にボックス受材32が設けられている。壁穴31は
2個水平に隣接して設けられており、壁穴31,31の
裏側にボックス33が設けられている。このボックス3
3の前面には、壁穴31,31に合致する位置にエルボ
引出用開口34,35が設けられている。これら引出用
開口34,35の縁部からは短い筒状部34a,35a
が突設され、この筒状部34a,35aが壁穴31,3
1に挿入されている。筒状部34a,35aの内周面に
は雌ネジが刻設されている。
【0024】ボックス33の下部には、下向き筒状の2
個の鞘管接続部36,37が設けられている。この鞘管
接続部36,37にそれぞれ水用の鞘管6及び湯用の鞘
管7(それぞれ図示略)が接続される。鞘管の接続方法
は前記従来のものと同様で良い。
【0025】壁30の前面側に水栓取付プレート38が
配置される。この水栓取付プレート38には、壁穴3
1,31に合致した位置に透口39,40が設けられて
いる。この水栓取付プレート38は略長方形状のもので
あり、その上辺部分の中央には、雌形フック片41が切
り起しにより上方に突設されている。また、この上辺部
分の左右両側にはそれぞれ上部突片42が前方に向って
水平に突設されており、各上部突片42にそれぞれタッ
プホール42aが設けられている。水栓取付プレート3
8の下辺部分の左右両側にはそれぞれL字形状の下部突
片43が設けられており、下部突片43のうち横向きの
面にそれぞれタップホール43aが設けられている。
【0026】水栓取付プレート38の透口39,40を
通して固定用リング44,45がエルボ引出用開口3
4,35の内周面に螺じ込まれている。固定用リング4
4,45は、その前面側が大径部44a,45aとなっ
ており、後部側が細径で且つその外周面に雄ネジが刻設
されている。この雄ネジがエルボ引出用開口34,35
の内周面の雌ネジと螺合する。固定用リング44,45
をエルボ引出用開口34,35に十分に螺じ込むことに
より、大径部44a,45aとボックス33とが壁30
及び水栓取付プレート38を表裏両側から挟み付けるこ
とになり、これによりボックス33、水栓取付プレート
38及び固定用リング44,45の固定設置が行われ
る。
【0027】このようにして固定設置されたボックス3
3内に、第1図の如く水用のチューブ16及び湯用のチ
ューブ17がそれぞれ引き込まれ、かつこれらのチュー
ブ16,17がエルボ引出用開口34,35、固定用リ
ング44,45を通して前方に引き出される。そして、
チューブ16,17の先端にエルボ46,47が連結部
材48によって連結される。この連結部材48としては
前記割リング18及びスライドリング19等のものが用
いられる。チューブ16,17が接続されたエルボ4
6,47が固定用リング44,45を通してボックス3
3内に引き込まれる。
【0028】エルボ46,47にはそれぞれフランジ4
9が上下方向に伸びる板状に設けられており、該フラン
ジ49のうち上方に延在した部分にネジ挿通用の孔50
が設けられている。
【0029】エルボ46,47は、フランジ49が固定
用リング44,45の前面側の段部44d,45d(第
4図)に当接するまでボックス33内に引き込まれる。
そして、フランジ49の下部が固定用リング44,45
の大径部44a,45aの内周面に設けられた凹溝44
b,45bに挿入される。この際、孔50は段部44
d,45dよりもリング中心側の位置を占める。そし
て、この孔50を通してエルボ固定ねじ51,52がボ
ックス33に固設された雌ネジ穴53,54に螺じ込ま
れ、これによってエルボ46,47がボックス33及び
固定用リング44,45に固定される。なお、エルボ4
6,47の先端部分に周回溝56が設けられ、それより
も先端側にOリング55が装着されている。
【0030】このようにして壁30に固定された水栓取
付プレート38及びエルボ46,47に対し水栓60が
連結される。
【0031】この水栓60は、温調機構(温度調節機
構)、流調機構(流量調節機構。この場合、流量の増減
の他吐水、止水の切替えも含む。さらに、この実施の形
態では、シャワーとカランの吐水の切替え機構をも有す
る。)等を内蔵した水栓本体61と、この水栓本体61
を囲む水栓カバー62とからなる。
【0032】水栓本体61の後部には円筒状に後方に突
出した給水受入口63と給湯受入口64が設けられてい
る。水栓本体61の下部前面からはカラン65が前方に
突設されている。水栓本体61の後面中央にはシャワー
ホース接続用エルボ66が突設され、シャワーホース6
7が接続されている。水栓本体61の正面向って右側に
はシャワー/カラン切替え兼流量調整ハンドル68が接
続される。また、水栓本体61の正面向って左側には温
調ハンドル69が接続される。水栓本体61には逆止弁
70及びストレーナ付き止水栓71が設けられている。
【0033】この水栓本体61を水栓取付プレート38
に連結するために、水栓本体61の上部左右両側から、
後方に上ブラケット72が突設され、また下部の左右両
側から下ブラケット73が後方に突設されている。上ブ
ラケット72の先端は水平板状となっており、ネジ挿通
用の穴72aが穿設されている。下ブラケット73の先
端はL字形状となっており、その横向きの面にネジ挿通
用の穴73aが穿設されている。
【0034】第4図(a)、(b)に示される通り、円
筒状の給水受入口63及び給湯受入口64にボール保持
孔80が複数個(この実施の形態では4個)設けられ、
各ボール保持孔80にスチール製のボール81が収容さ
れている。この受入口63、64の外周にスリーブ82
に外嵌しており、該スリーブ82の内周面に凸条83が
周設されている。この凸条83と受入口63、64の外
周面の段部との間にコイルスプリング84が介在され、
該コイルスプリング84によってスリーブ83が受入口
63、64の先端に向って付勢されている。
【0035】受入口63、64の先端部分には、スリー
ブ83の抜け出しを阻止するためにCリング85が装着
されている。
【0036】スリーブ82に外力を加えない状態におい
ては、スリーブ82の凸条83がボール81を受入口6
3,64の径方向の外方から内方に押圧し、ボール81
の一部が受入口63、64の内周面から突出し、周回溝
56に入り込み、これによって受入口63、64がエル
ボ46、47から抜出し不能となっている。
【0037】この水栓本体61をエルボ46、47に接
続するには、給水受入口63及び給湯受入口64をエル
ボ46,47に対し同軸状に位置させたのち、該水栓本
体61を壁30に向って水平に接近させ、給水受入口6
3、給湯受入口64にそれぞれエルボ46,47を浅く
差し込む。次いで、スリーブ82を水栓本体61側に引
き、凸条83をボール81と対面しない位置まで移動さ
せる。この状態で受入口63、64内にエルボ46、4
7をさらに深く差し込む。そうすると、ボール81はエ
ルボ46、47に押されてボール保持孔80内に引込
み、エルボ46、47が受入口63、64内に深く挿入
される。
【0038】受入口63、64の先端面がフランジ49
に当接するまでエルボ46、47が該受入口63、64
内に入り込んだ状態にあっては、ボール81が周回溝5
6に対面している。そこで、スリーブ82から手を離す
と、ボール81が凸条83によって押圧され、周回溝5
6に入り込み、第4図(a)の通りエルボ46、47が
受入口63、64から抜け出し不能となる。
【0039】次いで、第1図の通り、上部突片42と上
ブラケット72とを重ね合わせ、下部突片43と下ブラ
ケット73とを重ね合わせる。しかるのち、上ブラケッ
ト72の穴72aを通して皿ねじ75をタップホール4
2aに螺じ込むと共に、下ブラケット73の穴73aを
通してトラスねじ76を下部突片43のタップホール4
3aに螺じ込むことにより、水栓本体61が水栓取付プ
レート38に固定される。なお、トラスねじ76は、水
栓カバー62の側面下部に設けられたねじ挿通穴79を
通してタップホール43aに螺じ込まれ、これによって
該トラスねじ76により水栓カバー62の下部も水栓取
付プレート38に固定される。
【0040】水栓カバー62は、後面部分が開放した合
成樹脂成形体又は金属よりなり、この後面開放部分の上
辺中央に雄形フック片77が設けられている。また、側
面にはハンドル68,69を挿通させるための開口78
が設けられている。
【0041】水栓取付プレート38に対し前記の如くし
て固定された水栓本体61に対し、水栓カバー62が前
面側から装着され、この際雄形フック片77を水栓取付
プレート38上辺中央の雌形フック片41に引っ掛け
る。また、水栓カバー62の下部側面を水栓本体61の
下部ブラケット73に被せる。次いで、前記の通り、ト
ラスねじ76を穴79,73aを通してタップホール4
3aに螺じ込むことにより、水栓カバー62が水栓取付
プレート38に連結、固定される。
【0042】なお、水栓カバー62を取り付けたのち、
ハンドル68,69を開口78を通して水栓本体61に
連結する。これにより、水栓60の設置が終了する。
【0043】このように構成された水栓設置構造にあっ
ては、水栓本体61を水平姿勢として壁30に向って接
近させ、受入口63,64をエルボ46,47に差し込
み、スリーブ82でボール81をロックし、その後ブラ
ケット72,73と突片42,43とを螺じ止めするこ
とにより水栓本体の固定が行われるため、水栓本体の設
置施工がきわめて容易である。しかも、エルボ46,4
7に装着されたOリング55が受入口63,64の内周
面と水密的に接触するようになり、エルボ46,47と
水栓本体61との接続部分の水密性もきわめて高いもの
となる。
【0044】なお、壁30に固定された水栓取付プレー
ト38に対し水栓60を連結するため、水栓の設置作業
がきわめて容易である。
【0045】この実施の形態にあっては、エルボ46,
47は、そのフランジ49が凹溝44b,45bに係合
し、且つねじ51,52によってボックス33に固定さ
れているものであるため、エルボ46,47の設置強度
もきわめて高い。
【0046】この実施の形態では、このようにして堅固
に設置された水栓本体61がカバー62で覆われてお
り、美感がきわめて良い。また、固定用リング44,4
5、エルボ46,47も全て水栓カバー62で覆われる
ため、外観上の美感がきわめて良好である。
【0047】なお、この実施の形態にあっては、エルボ
46,47がフランジ49を介して固定用リング44,
45に対し前後方向位置決めされた状態となっている。
従って、壁30の厚みが大小変化しても、エルボ46,
47の壁前面からの突出長さには変わりがなく、壁厚み
が変動してもエルボ46,47としては1種類のもので
足りる。
【0048】第11〜13図はワンタッチジョイントと
してクリップ金具を用いた実施の形態を示す概略図であ
る。
【0049】エルボ46、47の先端近傍に円形フラン
ジ90が設けられ、この円形フランジ90よりも先端側
にOリング91が装着されている。
【0050】水栓の給水受入口63及び給湯受入口64
の先端にそれぞれ円形フランジ92が設けられている。
【0051】この受入口63、64内にエルボ46、4
7の先端側を挿入し、フランジ90、92を重ね合わせ
た後、クリップ金具95で両者を留める。
【0052】このクリップ95は略Ω字形状の金具であ
り、相対する双方の側面部96にスリット状の開口97
が設けられている。この開口97にフランジ90、92
を呑み込ませるように係合させることにより、フランジ
90、92同志が留め合わされる。
【0053】この第11〜13図の実施の形態にあって
も、水栓の受入口63、64とエルボ46、47とをき
わめて容易に接続できる。そして、Oリング91が受入
口63、64の内周面に密着するため、水密性もきわめ
て良い。
【0054】なお、本発明では、図示以外の種々のワン
タッチジョイントを用いることができる。
【0055】
【発明の効果】以上の通り、本発明の水栓設置構造にあ
っては、水栓を壁に向って水平に接近させるようにして
水栓の設置施工を行うことができ、しかもワンタッチジ
ョイントでエルボと流入口とを連結でき、水栓の設置作
業がきわめて容易なものとなる。また、エルボと水栓の
流入口との水密性も良好である。
【0056】なお、本発明にあっては、壁の厚みが変わ
っても1種類のエルボで対応すると共にシールの信頼性
を高めることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る水栓設置構造を示す分解斜視
図である。
【図2】実施の形態に係る水栓設置構造を示す要部分解
斜視図である。
【図3】実施の形態に係る水栓設置構造を示す縦断面図
である。
【図4】(a)図は図3の要部拡大図、(b)図は水栓
の受入口部分の分解斜視図である。
【図5】固定用リングの側面図であり、下部は断面を示
している。
【図6】従来の水栓設置構造を示す縦断面図である。
【図7】従来例に用いられるボックスを示す斜視図であ
る。
【図8】従来例を示す分解斜視図である。
【図9】従来例を示す斜視図である。
【図10】鞘管を用いた給水、給湯システムを示す概略
的な斜視図である。
【図11】別の実施の形態を示す平面図である。
【図12】図11の実施の形態の分解側面図である。
【図13】図11の実施の形態の分解斜視図である。
【符号の説明】
4,5 ヘッダー 6,7 鞘管 16,17 チューブ 20,30 壁 22,33 ボックス 34,35 エルボ引出用開口 36,37 鞘管接続部 38 水栓取付プレート 39,40 透口 41 雌形フック片 42 上部突片 43 下部突片 44,45 固定用リング 44b,45b 凹溝 46,47 エルボ 49 フランジ 51,52 エルボ固定ねじ 55 Oリング 56 周回溝 60 水栓 61 水栓本体 62 水栓カバー 63 給水受入口 81 ボール 82 スリーブ 90,92 円形フランジ 95 クリップ金具

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁穴を設けた壁の裏面にボックスが配置
    されており、 該ボックスの底部の鞘管接続部に鞘管が接続され、 該ボックス内に配置されたエルボの先端部が該ボックス
    前面のエルボ引出用開口から該壁の前面側に突出してお
    り、 該鞘管内部に挿通された通水用のチューブが該エルボの
    後端部に接続されており、 該エルボの先端部に水栓の流入口が接続されている水栓
    設置構造において、 前記エルボの先端部は前記壁に対し垂直方向に延在する
    直管状となっており、且つ該エルボの先端部の外周にシ
    ールリングが嵌着されており、該エルボの先端部に対し
    前記水栓の流入口が前記壁と垂直方向から嵌め込まれて
    おり、 該エルボと流入口とがワンタッチジョイントにて連結さ
    れていることを特徴とする水栓設置構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記エルボの先端部
    の外周に周回溝が設けられており、 前記水栓の流入口は、該エルボの先端部に外嵌する筒状
    体となっており、 この筒状体に設けられたボール保持孔内にボールが保持
    され、 該筒状体に外嵌したスリーブによって該ボールが筒状体
    の内周面から突出し、該ボールが前記周回溝に入り込む
    ことにより前記エルボと水栓とが連結されていることを
    特徴とする水栓設置構造。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記エルボの先端部
    及び水栓の流入口の双方にフランジが設けられ、 これらのフランジ同士が重ね合わされ、且つクリップ金
    具によってフランジ同士が連結されていることを特徴と
    する水栓設置構造。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記ボックスの前記
    エルボ引出用開口の内周面に雌ネジが設けられており、 外周に雄ネジを有した固定用リングが該エルボ引出用開
    口の該雄ネジに螺着されており、 前記エルボの先端近傍部分に設けられたフランジが前記
    固定用リングの内周面に設けられたフランジ係止用凹溝
    に係合していることを特徴とする水栓設置構造。
JP14591296A 1996-06-07 1996-06-07 水栓設置構造 Pending JPH09328790A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006029192A (ja) * 2004-07-15 2006-02-02 Kusatsu Electric Co Ltd 真空ポンプ
JP2011042927A (ja) * 2009-08-19 2011-03-03 Kvk Corp 配管部材の接続構造
KR101145109B1 (ko) * 2010-01-27 2012-05-14 김종구 벽면설치용 수전
CN108612909A (zh) * 2018-05-29 2018-10-02 阮统晓 一种改进型装饰盖

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