JP2006271703A - 遊技場管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】ノイズの種類と遊技場機器の誤作動との関係をより容易に分析調査することを支援する遊技場管理システムを提供する。
【解決手段】パルス検出手段は、パルス出力端子の各々に対応する入力端子を備え、パルス信号を検出する毎に、当該パルス信号を検出した時刻に関する検出時刻情報を含むパルス履歴情報を記憶手段に記憶する処理を入力端子毎に行う。また記憶手段には、各パルス出力端子に応じて正常パルスと異常パルスとを判定するための異常判定方法が予め記憶されている。そして表示手段は、入力端子毎のパルス履歴情報に基づいた情報を一覧表示するとともに、異常判定方法に基づいてパルス信号毎に正常か異常かを判定した結果を識別可能に表示する。
【選択図】 図7
【解決手段】パルス検出手段は、パルス出力端子の各々に対応する入力端子を備え、パルス信号を検出する毎に、当該パルス信号を検出した時刻に関する検出時刻情報を含むパルス履歴情報を記憶手段に記憶する処理を入力端子毎に行う。また記憶手段には、各パルス出力端子に応じて正常パルスと異常パルスとを判定するための異常判定方法が予め記憶されている。そして表示手段は、入力端子毎のパルス履歴情報に基づいた情報を一覧表示するとともに、異常判定方法に基づいてパルス信号毎に正常か異常かを判定した結果を識別可能に表示する。
【選択図】 図7
Description
本発明は、遊技機等の遊技場機器から出力されるパルス信号を検出して表示する遊技場管理システムに関する。
従来より、遊技機を含む遊技場機器は種々のノイズによって誤作動する場合があり、誤作動に伴う不具合が問題視されている。遊技場においては、狭い範囲に多くの遊技機(遊技場機器)が密集しており、個々の遊技場機器が発生するノイズや、配置場所に特有のノイズ等、遊技場機器は種々のノイズにさらされている。これらのノイズにより遊技場機器が誤作動した場合、遊技機では大当りでもないのに大当り状態に突入したり、計数機では実際の数よりも極端に多い数の遊技媒体を計数したりしてしまう場合がある。
そこで特許文献1に記載の従来技術では、火災を感知するまでの信号をロギングメモリに記録して火災レベルに至るまでセンサからのピーク値を記録している。そして、火災レベルに到達した場合は記録を禁止して、後から作業者がロギングメモリに記録されたピーク値の履歴を読み出して見ることで、火災報知に至るまでのセンサ出力値の履歴を確認し、火災報知に至るまでの原因の究明に利用することが提案されている。
また例えば特許文献2に記載の従来技術では、遊技場の賞球計数機において不正ノイズによる誤作動を検知するために、賞球検出手段を2つ設け、一方の賞球検出手段には実際の賞球を通過させて検出信号を出力させ、他方の賞球検出手段には賞球を通過させず、通常では検出信号が出力されるはずがない他方側から検出信号が出力された場合に不正が行われている、と判定させる賞球計数機における不正計数検出装置が提案されている。
そこで特許文献1に記載の従来技術では、火災を感知するまでの信号をロギングメモリに記録して火災レベルに至るまでセンサからのピーク値を記録している。そして、火災レベルに到達した場合は記録を禁止して、後から作業者がロギングメモリに記録されたピーク値の履歴を読み出して見ることで、火災報知に至るまでのセンサ出力値の履歴を確認し、火災報知に至るまでの原因の究明に利用することが提案されている。
また例えば特許文献2に記載の従来技術では、遊技場の賞球計数機において不正ノイズによる誤作動を検知するために、賞球検出手段を2つ設け、一方の賞球検出手段には実際の賞球を通過させて検出信号を出力させ、他方の賞球検出手段には賞球を通過させず、通常では検出信号が出力されるはずがない他方側から検出信号が出力された場合に不正が行われている、と判定させる賞球計数機における不正計数検出装置が提案されている。
遊技場機器は種々のノイズにさらされた環境に設置される場合が多く、またノイズの種類も多種多様であり、遊技場機器を設置する環境から全てのノイズを排除することはほぼ不可能である。しかし、遊技場機器に誤作動を発生させるノイズの種類を特定することができれば、当該ノイズのみを排除すればよく、誤作動を適切に防止できる可能性がある。
特許文献1に記載の従来技術では、センサ出力のピーク値をロギングすることで検出信号の履歴を残しているが、履歴を分析調査する際、ロギングされたデータに対して、正常信号と異常信号とを判断するのは作業者である。このため、履歴を表示して分析調査を行う場合、作業者は表示された履歴に対して、まず正常信号と異常信号とを区別しなければならず、分析調査には非常に手間がかかる。
また特許文献2に記載の従来技術では、とにかくノイズを検出したら警報を発するため、通常の場合であっても時々ノイズが重畳するような環境に設置された電子機器(例えば遊技機)の場合、検出装置側の誤作動が懸念される。また履歴を記録しないため、どのようなノイズが発生していたかを、後から分析調査することができない。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、ノイズの種類と遊技場機器の誤作動との関係をより容易に分析調査することを支援する遊技場管理システムを提供することを課題とする。
特許文献1に記載の従来技術では、センサ出力のピーク値をロギングすることで検出信号の履歴を残しているが、履歴を分析調査する際、ロギングされたデータに対して、正常信号と異常信号とを判断するのは作業者である。このため、履歴を表示して分析調査を行う場合、作業者は表示された履歴に対して、まず正常信号と異常信号とを区別しなければならず、分析調査には非常に手間がかかる。
また特許文献2に記載の従来技術では、とにかくノイズを検出したら警報を発するため、通常の場合であっても時々ノイズが重畳するような環境に設置された電子機器(例えば遊技機)の場合、検出装置側の誤作動が懸念される。また履歴を記録しないため、どのようなノイズが発生していたかを、後から分析調査することができない。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、ノイズの種類と遊技場機器の誤作動との関係をより容易に分析調査することを支援する遊技場管理システムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するための手段として、本発明の第1発明は、請求項1に記載されたとおりの遊技場管理システムである。
請求項1に記載の遊技場管理システムは、パルス検出手段と表示手段と記憶手段とを備え、遊技場で用いる遊技場機器に設けられた単数または複数のパルス出力端子から出力されて当該遊技場機器の状態を示す各々のパルス信号を検出する遊技場管理システムである。
パルス検出手段は、パルス出力端子の各々に対応する入力端子を備え、パルス信号を検出する毎に、当該パルス信号を検出した時刻に関する検出時刻情報を含むパルス履歴情報を記憶手段に記憶する処理を入力端子毎に行う。
また記憶手段には、各パルス出力端子に応じて正常パルスと異常パルスとを判定するための異常判定方法が予め記憶されている。
そして表示手段は、入力端子毎のパルス履歴情報に基づいた情報を一覧表示するとともに、異常判定方法に基づいてパルス信号毎に正常か異常かを判定した結果を識別可能に表示する。
請求項1に記載の遊技場管理システムは、パルス検出手段と表示手段と記憶手段とを備え、遊技場で用いる遊技場機器に設けられた単数または複数のパルス出力端子から出力されて当該遊技場機器の状態を示す各々のパルス信号を検出する遊技場管理システムである。
パルス検出手段は、パルス出力端子の各々に対応する入力端子を備え、パルス信号を検出する毎に、当該パルス信号を検出した時刻に関する検出時刻情報を含むパルス履歴情報を記憶手段に記憶する処理を入力端子毎に行う。
また記憶手段には、各パルス出力端子に応じて正常パルスと異常パルスとを判定するための異常判定方法が予め記憶されている。
そして表示手段は、入力端子毎のパルス履歴情報に基づいた情報を一覧表示するとともに、異常判定方法に基づいてパルス信号毎に正常か異常かを判定した結果を識別可能に表示する。
また、本発明の第2発明は、請求項2に記載されたとおりの遊技場管理システムである。
請求項2に記載の遊技場管理システムは、請求項1に記載の遊技場管理システムであって、パルス検出手段は、パルス信号を検出した場合、検出時刻情報に加えてパルス信号の幅に関する情報を含むパルス履歴情報を記憶手段に記憶する。
そして表示手段は、パルス履歴情報に含まれている検出時刻情報とパルス信号の幅に関する情報とに基づいて各入力端子におけるパルス信号の波形を再現して一覧表示し、異常判定方法に基づいて異常パルスと判定された波形部分を識別可能に表示する。
請求項2に記載の遊技場管理システムは、請求項1に記載の遊技場管理システムであって、パルス検出手段は、パルス信号を検出した場合、検出時刻情報に加えてパルス信号の幅に関する情報を含むパルス履歴情報を記憶手段に記憶する。
そして表示手段は、パルス履歴情報に含まれている検出時刻情報とパルス信号の幅に関する情報とに基づいて各入力端子におけるパルス信号の波形を再現して一覧表示し、異常判定方法に基づいて異常パルスと判定された波形部分を識別可能に表示する。
また、本発明の第3発明は、請求項3に記載されたとおりの遊技場管理システムである。
請求項3に記載の遊技場管理システムは、請求項2に記載の遊技場管理システムであって、遊技場機器に設けられた各パルス出力端子から出力されるパルス信号において正常パルスと異常パルスとを判定する異常判定方法は、パルス出力端子毎のパルス信号の高レベル状態の継続時間、または低レベル状態の継続時間の少なくとも一方に基づいて判定する方法である。
請求項3に記載の遊技場管理システムは、請求項2に記載の遊技場管理システムであって、遊技場機器に設けられた各パルス出力端子から出力されるパルス信号において正常パルスと異常パルスとを判定する異常判定方法は、パルス出力端子毎のパルス信号の高レベル状態の継続時間、または低レベル状態の継続時間の少なくとも一方に基づいて判定する方法である。
また、本発明の第4発明は、請求項4に記載されたとおりの遊技場管理システムである。
請求項4に記載の遊技場管理システムは、請求項2または3に記載の遊技場管理システムであって、前記異常判定方法は、設定された上限値を上回る電圧または設定された下限値を下回る電圧の少なくとも一方に基づいて判定する方法である。
請求項4に記載の遊技場管理システムは、請求項2または3に記載の遊技場管理システムであって、前記異常判定方法は、設定された上限値を上回る電圧または設定された下限値を下回る電圧の少なくとも一方に基づいて判定する方法である。
また、本発明の第5発明は、請求項5に記載されたとおりの遊技場管理システムである。
請求項5に記載の遊技場管理システムは、請求項2〜4のいずれかに記載の遊技場管理システムであって、複数のパルス出力端子が設けられた遊技場機器では、各パルス出力端子から出力されるパルス信号は、互いに所定の相関関係を有している。
そして表示手段は、一覧表示しているパルス信号において、正常パルスと判定したパルス信号であっても前記所定の相関関係を満足していないパルス信号の波形を更に識別可能に表示する。
請求項5に記載の遊技場管理システムは、請求項2〜4のいずれかに記載の遊技場管理システムであって、複数のパルス出力端子が設けられた遊技場機器では、各パルス出力端子から出力されるパルス信号は、互いに所定の相関関係を有している。
そして表示手段は、一覧表示しているパルス信号において、正常パルスと判定したパルス信号であっても前記所定の相関関係を満足していないパルス信号の波形を更に識別可能に表示する。
また、本発明の第6発明は、請求項6に記載されたとおりの遊技場管理システムである。
請求項6に記載の遊技場管理システムは、請求項5に記載の遊技場管理システムであって、表示手段は、遊技場機器と遊技場機器のパルス出力端子との少なくとも一方を一覧表示し、一覧表示している中において異常パルスの発生頻度が比較的高い遊技場機器または遊技場機器のパルス出力端子を識別可能に表示するとともに、所定の相関関係を満足していないパルス信号が発生した遊技場機器または遊技場機器のパルス出力端子を更に識別可能に表示する。
請求項6に記載の遊技場管理システムは、請求項5に記載の遊技場管理システムであって、表示手段は、遊技場機器と遊技場機器のパルス出力端子との少なくとも一方を一覧表示し、一覧表示している中において異常パルスの発生頻度が比較的高い遊技場機器または遊技場機器のパルス出力端子を識別可能に表示するとともに、所定の相関関係を満足していないパルス信号が発生した遊技場機器または遊技場機器のパルス出力端子を更に識別可能に表示する。
また、本発明の第7発明は、請求項7に記載されたとおりの遊技場管理システムである。
請求項7に記載の遊技場管理システムは、請求項6に記載の遊技場管理システムであって、表示手段に一覧表示している遊技場機器と遊技場機器のパルス出力端子との少なくとも一方の中から、異常パルスの発生頻度が比較的高い遊技場機器またはパルス出力端子が選択されると、当該遊技場機器またはパルス出力端子において異常パルスを含む部分のパルス信号の波形を表示し、所定の相関関係を満足していないパルス信号が発生した遊技場機器またはパルス出力端子が選択されると、当該遊技場機器またはパルス出力端子において所定の相関関係を満足していないパルス信号を含む部分のパルス信号の波形を表示する。
請求項7に記載の遊技場管理システムは、請求項6に記載の遊技場管理システムであって、表示手段に一覧表示している遊技場機器と遊技場機器のパルス出力端子との少なくとも一方の中から、異常パルスの発生頻度が比較的高い遊技場機器またはパルス出力端子が選択されると、当該遊技場機器またはパルス出力端子において異常パルスを含む部分のパルス信号の波形を表示し、所定の相関関係を満足していないパルス信号が発生した遊技場機器またはパルス出力端子が選択されると、当該遊技場機器またはパルス出力端子において所定の相関関係を満足していないパルス信号を含む部分のパルス信号の波形を表示する。
また、本発明の第8発明は、請求項8に記載されたとおりの遊技場管理システムである。
請求項8に記載の遊技場管理システムは、請求項3または4に記載の遊技場管理システムであって、パルス履歴情報には、正常パルスと判定されたパルス信号に関する情報を記憶することなく、異常パルスと判定されたパルス信号に関する情報のみを記憶し、正常パルスと判定されたパルス信号の直前の所定期間の間に検出されていた異常パルスを不正疑惑パルスと判定して当該異常パルスに対応するパルス履歴情報に不正疑惑情報を記憶する。
そして表示手段は、入力端子毎のパルス履歴情報に記憶されている異常パルスに関する情報を一覧表示するとともに、不正疑惑情報が記憶されている異常パルスを識別可能に表示する。
請求項8に記載の遊技場管理システムは、請求項3または4に記載の遊技場管理システムであって、パルス履歴情報には、正常パルスと判定されたパルス信号に関する情報を記憶することなく、異常パルスと判定されたパルス信号に関する情報のみを記憶し、正常パルスと判定されたパルス信号の直前の所定期間の間に検出されていた異常パルスを不正疑惑パルスと判定して当該異常パルスに対応するパルス履歴情報に不正疑惑情報を記憶する。
そして表示手段は、入力端子毎のパルス履歴情報に記憶されている異常パルスに関する情報を一覧表示するとともに、不正疑惑情報が記憶されている異常パルスを識別可能に表示する。
請求項1に記載の遊技場管理システムを用いれば、遊技場機器のパルス出力端子から出力されるパルス信号の検出時刻情報をパルス履歴情報として記憶手段に記憶する(この場合、正常パルスと異常パルス(ノイズ等)の双方を記憶する)。
そしてパルス履歴情報に基づいた情報を一覧表示(例えば表形式や波形にて表示)する際、異常パルス(ノイズ等)と正常パルスとの双方を表示する。更に、記憶手段に記憶されている異常判定方法に基づいて正常パルスと異常パルスとを判別し、各々を識別可能に表示するので、作業者は異常パルス(ノイズ等)を容易に認識することができるので便利である。
そしてパルス履歴情報に基づいた情報を一覧表示(例えば表形式や波形にて表示)する際、異常パルス(ノイズ等)と正常パルスとの双方を表示する。更に、記憶手段に記憶されている異常判定方法に基づいて正常パルスと異常パルスとを判別し、各々を識別可能に表示するので、作業者は異常パルス(ノイズ等)を容易に認識することができるので便利である。
また、請求項2に記載の遊技場管理システムによれば、更にパルス履歴情報にパルス信号の幅に関する情報を追加し、一覧表示する際にパルス信号の波形で再現する。そして異常波形部分を識別可能に表示するので、ノイズの種類とパルス出力機器との誤作動の関係の分析調査を、より容易に行うことができる。
また、請求項3に記載の遊技場管理システムによれば、高レベル状態の継続時間及び低レベル状態の継続時間の少なくとも一方に基づいて、パルス信号とノイズとを容易に区別することができる。
また、請求項4に記載の遊技場管理システムによれば、上限値を上回る電圧または下限値を下回る電圧の少なくとも一方に基づいて、パルス信号とノイズとを容易に区別することができる。
また、請求項5に記載の遊技場管理システムによれば、正常パルスと判定されたパルス信号であっても、所定の相関関係を満足していない場合、パルス出力機器が誤作動している可能性があるため、その部分を自動的に抽出して識別可能に表示する。
作業者は、誤作動しているパルス信号の直前のノイズが誤作動を発生させるノイズの種類であると容易に推定できるため、ノイズの種類とパルス出力機器との誤作動の関係の分析調査を、より容易に行うことができる。
作業者は、誤作動しているパルス信号の直前のノイズが誤作動を発生させるノイズの種類であると容易に推定できるため、ノイズの種類とパルス出力機器との誤作動の関係の分析調査を、より容易に行うことができる。
また、請求項6に記載の遊技場管理システムによれば、遊技場内のどの遊技場機器またはどのパルス出力端子にノイズ対策を施すべきか、を容易に判断できるため便利である。
また、請求項7に記載の遊技場管理システムによれば、異常パルスの発生頻度が高い遊技場機器またはパルス出力端子に対して、どのような異常パルスが発生しているのか、を迅速に確認することができる。また所定の相関関係を満足しないパルス信号を発生した遊技場機器またはパルス出力端子(誤作動した遊技場機器またはパルス出力端子)に対して、誤作動した直前にどのような異常パルスが発生していたか、を迅速に確認することができる。
また、請求項8に記載の遊技場管理システムによれば、パルス履歴情報に正常パルスを記憶しないので、記憶手段の記憶容量を小さくすることができる。
以下に本発明を実施するための最良の形態を図面を用いて説明する。
●[遊技場内における遊技機の配置位置と「島」の構成(図1、図2)]
図1(A)は遊技場内における遊技機の配置位置を示す場内マップMの例を示している。また、図1(B)は遊技場内での「島(遊技機を所定エリア毎の複数のグループに分類した中での1つの所定エリア)」の構成の概略図を示している。また図2は、「島2」を例にして、遊技機50からの信号が台管理ユニット30と島管理ユニット20とを介して管理装置10に伝達される配線経路を示している。なお、図2では計数機62、台端末装置40、表示機60の図示を省略している。
図1(A)の場内マップMの例に示すように、遊技場内の各位置には、遊技場内での位置を特定するために遊技場にて独自に付けた台番号が割り付けられている。各台番号の位置には1台の遊技機が設置される。
図1(A)に示す例は、台番号1〜5(一列)のエリアを示す「島1」、台番号6〜15(背中合わせの2列)を示す「島2」、台番号16〜25(背中合わせの2列)を示す「島3」、台番号26〜30(一列)のエリアを示す「島4」、の4つの「島」を有する遊技場の場内マップMの例を示している。
●[遊技場内における遊技機の配置位置と「島」の構成(図1、図2)]
図1(A)は遊技場内における遊技機の配置位置を示す場内マップMの例を示している。また、図1(B)は遊技場内での「島(遊技機を所定エリア毎の複数のグループに分類した中での1つの所定エリア)」の構成の概略図を示している。また図2は、「島2」を例にして、遊技機50からの信号が台管理ユニット30と島管理ユニット20とを介して管理装置10に伝達される配線経路を示している。なお、図2では計数機62、台端末装置40、表示機60の図示を省略している。
図1(A)の場内マップMの例に示すように、遊技場内の各位置には、遊技場内での位置を特定するために遊技場にて独自に付けた台番号が割り付けられている。各台番号の位置には1台の遊技機が設置される。
図1(A)に示す例は、台番号1〜5(一列)のエリアを示す「島1」、台番号6〜15(背中合わせの2列)を示す「島2」、台番号16〜25(背中合わせの2列)を示す「島3」、台番号26〜30(一列)のエリアを示す「島4」、の4つの「島」を有する遊技場の場内マップMの例を示している。
なお台番号は、遊技機に固有の番号でなく、遊技場内の位置に固有の番号であり、通常、遊技場内では顧客も店員(係員)も「台番号」を用いて遊技場内の遊技機を特定しており、遊技場も「台番号」を用いて遊技機を管理している。
また遊技場内では、複数の台番号を「島」と呼ばれる所定エリア毎のグループに分けることで、台番号の位置に設置された遊技機50を「島」毎に設置した島管理ユニット20(図1(B)参照)にて管理している。更に「島」毎に設置した島管理ユニット20は、図2に示すように、遊技機50毎に設けた台管理ユニット30を管理することで「島」内の遊技機50を管理している。また管理装置10は島管理ユニット20を管理(図2参照)することで、遊技場内の全遊技機50を管理している。なお、台管理ユニット30は、1台の遊技機だけでなく、複数台の遊技機を管理する場合もある。
また遊技場内では、複数の台番号を「島」と呼ばれる所定エリア毎のグループに分けることで、台番号の位置に設置された遊技機50を「島」毎に設置した島管理ユニット20(図1(B)参照)にて管理している。更に「島」毎に設置した島管理ユニット20は、図2に示すように、遊技機50毎に設けた台管理ユニット30を管理することで「島」内の遊技機50を管理している。また管理装置10は島管理ユニット20を管理(図2参照)することで、遊技場内の全遊技機50を管理している。なお、台管理ユニット30は、1台の遊技機だけでなく、複数台の遊技機を管理する場合もある。
図1(B)は「島(この例では「島2」)」の構成を示す概略図である。島枠22には、各機器を収容する空間と、収容された機器を接続する配線等が予め用意されている。例えば島枠22には、遊技媒体(玉、メダル等)の数を計数する計数機62、「島」内の遊技機50を管理する島管理ユニット20や台管理ユニット30(台管理ユニット30は図示省略)、台番号の位置に設ける遊技機50、遊技機50に対応させた台端末装置40(遊技媒体の貸し出し、会員カードの受付等を行う端末であり、通常は遊技機の左隣に配置)、遊技機50に対応させた表示装置60(台番号が表示されており、通常は遊技機の上方に配置され、遊技中の顧客が係員等を呼び出す際にも用いられる装置)等が設けられる。
●[遊技機と台管理ユニットとの接続(図3)]
次に図3を用いて、遊技機50と台管理ユニット30との接続について説明する。
遊技機50は、例えばCPU51を介して遊技者による遊技状態をパルス信号で出力する。パルス信号は遊技機50に設けられた複数のパルス出力端子50tの各々から出力される。
例えばパルス出力端子50tには、アウト端子、セーフ端子、始動端子、大当り端子、確率変動端子等がある。アウト端子からは、遊技機に投入された遊技媒体n個(例えば10個)毎に1パルスが出力され(入賞口に入った、または入らなかったにかかわらず出力される)、セーフ端子からは入賞口に入って遊技者に払い出された遊技媒体m個(例えば10個)毎に1パルスが出力される。
始動端子からは入賞口に遊技媒体が入って抽選が行われる毎に1パルス出力され、大当り端子からは、抽選の結果が大当りであり、特賞状態を継続している期間、所定のレベル(HighレベルまたはLowレベル)が出力される。確率変動端子からは、大当りが発生する確率が高くなるように変動した場合、その期間の間、所定のレベル(HighレベルまたはLowレベル)が出力される。
遊技機50には、上記に説明したような遊技状態を外部に出力する種々のパルス出力端子を備えている。
次に図3を用いて、遊技機50と台管理ユニット30との接続について説明する。
遊技機50は、例えばCPU51を介して遊技者による遊技状態をパルス信号で出力する。パルス信号は遊技機50に設けられた複数のパルス出力端子50tの各々から出力される。
例えばパルス出力端子50tには、アウト端子、セーフ端子、始動端子、大当り端子、確率変動端子等がある。アウト端子からは、遊技機に投入された遊技媒体n個(例えば10個)毎に1パルスが出力され(入賞口に入った、または入らなかったにかかわらず出力される)、セーフ端子からは入賞口に入って遊技者に払い出された遊技媒体m個(例えば10個)毎に1パルスが出力される。
始動端子からは入賞口に遊技媒体が入って抽選が行われる毎に1パルス出力され、大当り端子からは、抽選の結果が大当りであり、特賞状態を継続している期間、所定のレベル(HighレベルまたはLowレベル)が出力される。確率変動端子からは、大当りが発生する確率が高くなるように変動した場合、その期間の間、所定のレベル(HighレベルまたはLowレベル)が出力される。
遊技機50には、上記に説明したような遊技状態を外部に出力する種々のパルス出力端子を備えている。
台管理ユニット30は、上記のパルス出力端子の各々のパルスを検出する複数の入力端子30tを備えており、各パルス出力端子から出力されるパルスの数を計数したり、パルス出力端子から出力されるレベルを監視している。そして計数及び監視した結果を適宜、島管理ユニット20を介して管理装置10に向けて送信している。管理装置10は、これらの計数及び監視した結果を集計し、遊技場の経営データとして記憶手段に記憶している。
なお、上記の説明では、例えば大当り端子及び確率変動端子は、各々大当り状態及び確率変動状態を示すレベルが出力されるレベル出力端子であるが、HighレベルからLowレベル、及びLowレベルからHighレベルに変化する信号を出力するので、これもパルス出力端子として扱う。
なお、上記の説明では、例えば大当り端子及び確率変動端子は、各々大当り状態及び確率変動状態を示すレベルが出力されるレベル出力端子であるが、HighレベルからLowレベル、及びLowレベルからHighレベルに変化する信号を出力するので、これもパルス出力端子として扱う。
各パルス出力端子から出力されるパルスは、パルス出力端子毎に、パルス幅(アクティブ状態(例えばHighレベル)の継続時間)とインターバル期間(ノンアクティブ状態(例えばLowレベル)の継続時間)が予め決まっている。例えばセーフ端子の場合、パルス幅は10[ms]〜30[ms]、インターバル期間は20[ms]以上、という具合に決まっている。
パルス出力端子から出力される信号にノイズが重畳されることは通常、よくあることである。台管理ユニット30は、パルス幅やインターバル期間が予め決められた値を満足していないパルス信号に対して、ハードウェアまたはソフトェアでフィルタリングして、計数及び監視の誤作動を回避している。
パルス出力端子から出力される信号にノイズが重畳されることは通常、よくあることである。台管理ユニット30は、パルス幅やインターバル期間が予め決められた値を満足していないパルス信号に対して、ハードウェアまたはソフトェアでフィルタリングして、計数及び監視の誤作動を回避している。
本発明の遊技場管理システムでは、台管理ユニット30にて、パルス幅やインターバル期間等が決められた値から逸脱しているパルス信号に対しては、従来通り計数や監視を行わない。
第1の実施の形態では、これらパルス幅やインターバル期間等が決められた値を満足していないパルス信号(異常パルス)を含む全てのパルス信号に対して、そのパルス信号を検出した時刻に関する検出時刻情報を記録したパルス履歴情報を記憶手段に記憶する。そして台管理ユニット30は、記憶したパルス履歴情報を、島管理ユニット20を介して管理装置10に適宜送信する。
また第2の実施の形態では、第1の実施の形態に対して、パルス幅やインターバル期間等が決められた値を満足していないパルス信号(異常パルス)のみ、そのパルス信号を検出した時刻に関する検出時刻情報を記録したパルス履歴情報を記憶手段に記憶する。
これにより、管理装置10は、各遊技機50のパルス出力端子から出力されるパルス信号のロギングデータを得ることができる。
そして管理装置10は、遊技機50毎のパルス履歴情報を記憶手段に記憶し、記憶したパルス履歴情報に基づいた情報を一覧表示するとともに、異常パルスと判定した部分を識別可能に表示する(例えば表形式やパルス波形の形式で表示する)。なお各パルスが、正常パルスか異常パルスかを判定する異常判定方法については、予め記憶手段に記憶されている。以下の説明では、一覧表示をパルス波形の形式で表示する例にて説明する。
なお、遊技場には遊技機の他にもパルス信号を出力する遊技場機器(例えば計数機等)があるが、以下に説明する実施の形態では遊技機を例として説明する。なお計数機等の他の遊技場機器から出力されるパルス信号も同様に、検出、判定、表示することができる。
第1の実施の形態では、これらパルス幅やインターバル期間等が決められた値を満足していないパルス信号(異常パルス)を含む全てのパルス信号に対して、そのパルス信号を検出した時刻に関する検出時刻情報を記録したパルス履歴情報を記憶手段に記憶する。そして台管理ユニット30は、記憶したパルス履歴情報を、島管理ユニット20を介して管理装置10に適宜送信する。
また第2の実施の形態では、第1の実施の形態に対して、パルス幅やインターバル期間等が決められた値を満足していないパルス信号(異常パルス)のみ、そのパルス信号を検出した時刻に関する検出時刻情報を記録したパルス履歴情報を記憶手段に記憶する。
これにより、管理装置10は、各遊技機50のパルス出力端子から出力されるパルス信号のロギングデータを得ることができる。
そして管理装置10は、遊技機50毎のパルス履歴情報を記憶手段に記憶し、記憶したパルス履歴情報に基づいた情報を一覧表示するとともに、異常パルスと判定した部分を識別可能に表示する(例えば表形式やパルス波形の形式で表示する)。なお各パルスが、正常パルスか異常パルスかを判定する異常判定方法については、予め記憶手段に記憶されている。以下の説明では、一覧表示をパルス波形の形式で表示する例にて説明する。
なお、遊技場には遊技機の他にもパルス信号を出力する遊技場機器(例えば計数機等)があるが、以下に説明する実施の形態では遊技機を例として説明する。なお計数機等の他の遊技場機器から出力されるパルス信号も同様に、検出、判定、表示することができる。
●●[第1の実施の形態]
以下、正常パルスも異常パルスも全て記憶する第1の実施の形態について、遊技機を例にして説明する。
●[パルス履歴情報(図4)と、パルス履歴情報に基づいた情報の表示(図5)]
次に図4を用いてパルス履歴情報10Aの例について説明する。図4は管理装置10に記憶されたパルス履歴情報10Aの例を示している。
例えば最上段に記憶されたデータは、台番号「3」の遊技機50に接続された台管理ユニット30から送信されたデータを示している。この場合、当該台管理ユニット30は「時刻9時50分35秒90ms400μs」の時点から、「セーフ端子」に接続された入力端子にて、18μsのパルス幅を有するパルス信号を検出し、その検出結果を管理装置10に送信している。管理装置10は当該検出結果を受信してパルス履歴情報10Aに記憶する。
パルス履歴情報10Aにおける「台番号」には、遊技機50に割り付けられた台番号が記憶されており、「端子名」には、当該遊技機50における、どの端子からのパルス信号であるかを示すパルス出力端子の名称が記憶されている。また「発生時刻」には、そのパルス信号が発生した時刻に関する情報が記憶されており、「パルス幅」には、当該パルスの長さが記憶されている。なお、図4に示す例では、発生時刻及びパルス幅の最小単位を[μs]としているが、精度については特に限定せず、検出を所望するノイズの種類に応じて適宜設定すればよい。
以下、正常パルスも異常パルスも全て記憶する第1の実施の形態について、遊技機を例にして説明する。
●[パルス履歴情報(図4)と、パルス履歴情報に基づいた情報の表示(図5)]
次に図4を用いてパルス履歴情報10Aの例について説明する。図4は管理装置10に記憶されたパルス履歴情報10Aの例を示している。
例えば最上段に記憶されたデータは、台番号「3」の遊技機50に接続された台管理ユニット30から送信されたデータを示している。この場合、当該台管理ユニット30は「時刻9時50分35秒90ms400μs」の時点から、「セーフ端子」に接続された入力端子にて、18μsのパルス幅を有するパルス信号を検出し、その検出結果を管理装置10に送信している。管理装置10は当該検出結果を受信してパルス履歴情報10Aに記憶する。
パルス履歴情報10Aにおける「台番号」には、遊技機50に割り付けられた台番号が記憶されており、「端子名」には、当該遊技機50における、どの端子からのパルス信号であるかを示すパルス出力端子の名称が記憶されている。また「発生時刻」には、そのパルス信号が発生した時刻に関する情報が記憶されており、「パルス幅」には、当該パルスの長さが記憶されている。なお、図4に示す例では、発生時刻及びパルス幅の最小単位を[μs]としているが、精度については特に限定せず、検出を所望するノイズの種類に応じて適宜設定すればよい。
次に図5(A)及び(B)を用いてパルス履歴情報10Aに基づいた情報を一覧表示した例(パルス波形の例)を説明する。第1の実施の形態の遊技場管理システムの1つ目の特徴は、一覧表示しているパルス信号の波形にて、異常パルスを識別可能に表示する点である。
図5(A)に示す例は、図4の例に示したパルス履歴情報10Aを用いて「台番号」を「6」に指定し、且つ「発生時刻」を「9時00分〜10時00分」に指定して一覧表示を指示した場合の表示結果の例を示しており、横軸は時間を示している。図5(A)に示す例では、各パルスは全て正常パルスと判定され、異常パルスと判定されたパルス信号が無い場合の例を示している。
なお、各パルスを「正常パルス」か「異常パルス」か、を判定する異常判定方法については後述する。
図5(B)に示す例は、図5(A)に示した例に対して、同じ「台番号」「6」の遊技機50における「発生時刻」「10時00分〜11時00分」を指定して一覧表示を指示した場合の表示結果の例を示している。図5(B)に示す例では、図中に「異常パルス」と示した部分の色彩や線の太さ等を変更して、正常パルスと異常パルスとを識別可能に表示している。なお、識別可能に表示すれば色彩や太さ以外の方法で表示を変更してもよい。
この表示により、一覧表示されたパルス波形を見た作業者は、どのパルス出力端子に、どのタイミングで、どのような異常パルスが発生していたか、を瞬時に認識することができる。
図5(A)に示す例は、図4の例に示したパルス履歴情報10Aを用いて「台番号」を「6」に指定し、且つ「発生時刻」を「9時00分〜10時00分」に指定して一覧表示を指示した場合の表示結果の例を示しており、横軸は時間を示している。図5(A)に示す例では、各パルスは全て正常パルスと判定され、異常パルスと判定されたパルス信号が無い場合の例を示している。
なお、各パルスを「正常パルス」か「異常パルス」か、を判定する異常判定方法については後述する。
図5(B)に示す例は、図5(A)に示した例に対して、同じ「台番号」「6」の遊技機50における「発生時刻」「10時00分〜11時00分」を指定して一覧表示を指示した場合の表示結果の例を示している。図5(B)に示す例では、図中に「異常パルス」と示した部分の色彩や線の太さ等を変更して、正常パルスと異常パルスとを識別可能に表示している。なお、識別可能に表示すれば色彩や太さ以外の方法で表示を変更してもよい。
この表示により、一覧表示されたパルス波形を見た作業者は、どのパルス出力端子に、どのタイミングで、どのような異常パルスが発生していたか、を瞬時に認識することができる。
●[正常パルスか異常パルスかを判定する異常判定方法(図6)]
次に図6(A)及び(B)を用いて、遊技機50のパルス出力端子から出力された各パルスが、正常パルスであるか異常パルスであるか、を判定する異常判定方法について説明する。なお、パルスの正常または異常を判定する装置は、台管理ユニット30でもよいし、管理装置10でもよい。本実施の形態では、管理装置10にて判定する例を説明する。
本実施の形態にて説明する異常判定方法は、パルス信号の高レベル状態の継続時間または低レベル状態の継続時間の少なくとも一方に基づいて判定する。遊技機50の各パルス出力端子50tから出力されるパルス信号は、パルス出力端子毎に、高レベル状態の継続時間、及び低レベル状態の継続時間が、所定範囲(または所定値以上)に決められているため、これを用いて各パルス信号が正常パルスであるか異常パルスであるかを判定する。
次に図6(A)及び(B)を用いて、遊技機50のパルス出力端子から出力された各パルスが、正常パルスであるか異常パルスであるか、を判定する異常判定方法について説明する。なお、パルスの正常または異常を判定する装置は、台管理ユニット30でもよいし、管理装置10でもよい。本実施の形態では、管理装置10にて判定する例を説明する。
本実施の形態にて説明する異常判定方法は、パルス信号の高レベル状態の継続時間または低レベル状態の継続時間の少なくとも一方に基づいて判定する。遊技機50の各パルス出力端子50tから出力されるパルス信号は、パルス出力端子毎に、高レベル状態の継続時間、及び低レベル状態の継続時間が、所定範囲(または所定値以上)に決められているため、これを用いて各パルス信号が正常パルスであるか異常パルスであるかを判定する。
以下の説明では、台番号「6」の「始動端子」にて検出された各パルス信号において、正常パルスか異常パルスかを、管理装置10にて判定する方法の例について説明する。
例えば遊技機50のパルス出力端子における「始動端子」から出力されるパルス信号は、高レベル状態の継続時間は10[ms]〜30[ms]、且つ低レベル状態の継続時間は20[ms]以上に決められているとする。
そして管理装置10は、台番号「6」の「始動端子」にて検出された各パルス信号において、正常パルスか異常パルスかを判定する場合、図4に示すパルス履歴情報10Aから、「台番号:6」、「端子名:始動」に対応するデータを抽出して「発生時刻」順に並べた判定履歴情報10Bを作成する。この場合、判定履歴情報10Bにおける「台番号」「端子名」「発生時刻」「パルス幅」は、パルス履歴情報10Aから複写される。
なお本実施の形態では、パルス信号の高レベル状態の継続時間と低レベル状態の継続時間との双方を用いて判定する例を説明する。
例えば遊技機50のパルス出力端子における「始動端子」から出力されるパルス信号は、高レベル状態の継続時間は10[ms]〜30[ms]、且つ低レベル状態の継続時間は20[ms]以上に決められているとする。
そして管理装置10は、台番号「6」の「始動端子」にて検出された各パルス信号において、正常パルスか異常パルスかを判定する場合、図4に示すパルス履歴情報10Aから、「台番号:6」、「端子名:始動」に対応するデータを抽出して「発生時刻」順に並べた判定履歴情報10Bを作成する。この場合、判定履歴情報10Bにおける「台番号」「端子名」「発生時刻」「パルス幅」は、パルス履歴情報10Aから複写される。
なお本実施の形態では、パルス信号の高レベル状態の継続時間と低レベル状態の継続時間との双方を用いて判定する例を説明する。
管理装置10は、パルス履歴情報10Aから複写した「発生時刻」と「パルス幅」より、判定履歴情報10Bにおける「終了時刻(発生時刻+パルス幅)」を求めて記憶する。また判定履歴情報10Bにおける「パルス間隔」は、当該パルス信号の「発生時刻」と、そのパルス信号の前に検出された正常パルス(正常と判定したパルス)の「終了時刻」との間隔であり、管理装置10は発生時刻が早い順に、「終了時刻」と「パルス間隔」を求め、正常パルスか異常パルスかを判定して「判定結果」を求めて記憶する。
例えば「対象パルス:P1」は、「発生時刻:10時31分10秒200ms0μs」から「パルス幅:20000μs」であるため、「終了時刻」は「10時31分10秒220ms0μs」である。また「パルス間隔」は、当該パルス信号(P1)の前の正常パルスの終了時刻である「10時31分10秒170ms0μs」から当該パルス信号の発生時刻である「10時31分10秒200ms0μs」までの「30000μs」であると求めて記憶する。
そして管理装置10は、「パルス幅(図6(A)中のTH1であり、この場合20000μs)」が10[ms]〜30[ms]の範囲を満足するか否かを判定し、「パルス間隔(図6(A)中のTL1であり、この場合30000μs)」が20[ms]以上を満足するか否かを判定する。パルス信号(P1)では、どちらも満足するため、管理装置10はパルス信号(P1)を正常パルスと判定し、「判定結果」に正常パルスであることを示す「○」を記憶する。
そして管理装置10は、「パルス幅(図6(A)中のTH1であり、この場合20000μs)」が10[ms]〜30[ms]の範囲を満足するか否かを判定し、「パルス間隔(図6(A)中のTL1であり、この場合30000μs)」が20[ms]以上を満足するか否かを判定する。パルス信号(P1)では、どちらも満足するため、管理装置10はパルス信号(P1)を正常パルスと判定し、「判定結果」に正常パルスであることを示す「○」を記憶する。
同様に「対象パルス:P3」は、「発生時刻:10時31分10秒231ms0μs」から「パルス幅:15μs」であるため、「終了時刻」は「10時31分10秒231ms15μs」である。また「パルス間隔」は、当該パルス信号(P3)の前の正常パルス(P1)の終了時刻である「10時31分10秒220ms0μs」から当該パルス信号の発生時刻である「10時31分10秒231ms0μs」までの「11000μs」であると求めて記憶する。
そして管理装置10は、「パルス幅(図6(A)中のTH3であり、この場合15μs)」が10[ms]〜30[ms]の範囲を満足するか否かを判定し、「パルス間隔(図6(A)中のTL3であり、この場合11000μs)」が20[ms]以上を満足するか否かを判定する。パルス信号(P3)では、どちらも満足しないため、管理装置10はパルス信号(P3)を異常パルスと判定し、「判定結果」に異常パルスであることを示す「×」を記憶する。
そして管理装置10は、「パルス幅(図6(A)中のTH3であり、この場合15μs)」が10[ms]〜30[ms]の範囲を満足するか否かを判定し、「パルス間隔(図6(A)中のTL3であり、この場合11000μs)」が20[ms]以上を満足するか否かを判定する。パルス信号(P3)では、どちらも満足しないため、管理装置10はパルス信号(P3)を異常パルスと判定し、「判定結果」に異常パルスであることを示す「×」を記憶する。
同様に「対象パルス:P5」は、「発生時刻:10時31分10秒250ms0μs」から「パルス幅:20000μs」であるため、「終了時刻」は「10時31分10秒270ms0μs」である。また「パルス間隔」は、当該パルス信号(P5)の前の正常パルス(P1)の終了時刻である「10時31分10秒220ms0μs」から当該パルス信号の発生時刻である「10時31分10秒250ms0μs」までの「30000μs」であると求めて記憶する。
そして管理装置10は、「パルス幅(図6(A)中のTH5であり、この場合20000μs)」が10[ms]〜30[ms]の範囲を満足するか否かを判定し、「パルス間隔(図6(A)中のTL5であり、この場合30000μs)」が20[ms]以上を満足するか否かを判定する。パルス信号(P5)では、どちらも満足するため、管理装置10はパルス信号(P5)を正常パルスと判定し、「判定結果」に正常パルスであることを示す「○」を記憶する。
そして管理装置10は、「パルス幅(図6(A)中のTH5であり、この場合20000μs)」が10[ms]〜30[ms]の範囲を満足するか否かを判定し、「パルス間隔(図6(A)中のTL5であり、この場合30000μs)」が20[ms]以上を満足するか否かを判定する。パルス信号(P5)では、どちらも満足するため、管理装置10はパルス信号(P5)を正常パルスと判定し、「判定結果」に正常パルスであることを示す「○」を記憶する。
そして管理装置10は、図6(B)に示す判定履歴情報10Bを用いて、図6(A)に示すパルス波形を再現することが可能である。また、再現したパルス波形において、判定履歴情報10Bの「判定結果」に「×(異常パルス)」が記憶されている、パルス信号P2、P3、P4を識別可能に表示する(例えば色彩等を変更する)。
●[パルス出力端子から出力されるパルス信号の相関関係に基づいた判定(図7)]
次に、各パルス信号の相関関係に基づいて遊技機が誤作動しているか否かを推定する方法について説明する。第1の実施の形態の遊技場管理システムの2つ目の特徴は、一覧表示しているパルス信号の波形において、正常パルスと異常パルスとを判定し、更に正常パルスと判定したパルス信号であっても誤作動していると推定されるパルス信号を識別可能に表示する点である。作業者は、識別可能に表示された異常パルスと、識別可能に表示された誤作動パルス(所定の相関関係を満足しないパルス信号)から、誤作動を引き起こす異常パルスの分析調査を進めていくことが容易となる。
次に、各パルス信号の相関関係に基づいて遊技機が誤作動しているか否かを推定する方法について説明する。第1の実施の形態の遊技場管理システムの2つ目の特徴は、一覧表示しているパルス信号の波形において、正常パルスと異常パルスとを判定し、更に正常パルスと判定したパルス信号であっても誤作動していると推定されるパルス信号を識別可能に表示する点である。作業者は、識別可能に表示された異常パルスと、識別可能に表示された誤作動パルス(所定の相関関係を満足しないパルス信号)から、誤作動を引き起こす異常パルスの分析調査を進めていくことが容易となる。
遊技機50のパルス出力端子から出力される各々のパルス信号は、互いのパルス信号の間で、所定の相関関係を有するものがある。例えば、「セーフ端子」からパルスが10個出力されると、「アウト端子」から少なくとも1個のパルスが出力される。このように複数のパルス出力端子が設けられた遊技場機器では、各出力端子の間で互いに相関関係を有している場合がある。
管理装置10は、図7に示すようにパルス波形を再現し、異常パルスを識別可能に表示するとともに、正常パルスであっても上記に説明したようなパルス信号間の所定の相関関係を満足しないと判定されたパルス信号を識別可能に表示する。
図7に示した例では、「異常パルス(2)」に後続した「セーフ」のパルス信号は、10個以上発生しているにもかかわらず、その発生期間内に「アウト」のパルス信号が発生していない。従って、この「セーフ」のパルス信号を、所定の相関関係を満足しないパルス信号であると判定し、識別可能に表示している。
作業者は、相関関係が異常と判定された「セーフ」パルス信号の前に発生している「異常パルス(2)」が、遊技機50に誤作動を引き起こしているのではないか、と容易に推定することができる。なお、遊技機に誤作動を引き起こす程の異常パルスは、人為的な不正パルス(誤作動を目的として故意に照射されたノイズ)である可能性が高いと推定することができる。
図7に示した例では、「異常パルス(2)」に後続した「セーフ」のパルス信号は、10個以上発生しているにもかかわらず、その発生期間内に「アウト」のパルス信号が発生していない。従って、この「セーフ」のパルス信号を、所定の相関関係を満足しないパルス信号であると判定し、識別可能に表示している。
作業者は、相関関係が異常と判定された「セーフ」パルス信号の前に発生している「異常パルス(2)」が、遊技機50に誤作動を引き起こしているのではないか、と容易に推定することができる。なお、遊技機に誤作動を引き起こす程の異常パルスは、人為的な不正パルス(誤作動を目的として故意に照射されたノイズ)である可能性が高いと推定することができる。
●[場内マップMへの表示(図8)]
以上に説明したように、管理装置10は、遊技場内の各遊技機50に対して異常パルスの発生頻度が比較的高い遊技機50や、誤作動が発生した遊技機50を認識することができる。そして管理装置10は、図8の例に示すように、遊技場内の遊技機50を一覧表示し、異常パルスの発生頻度が比較的高い遊技機50と、誤作動が発生した遊技機50(所定の相関関係を満足しないパルス信号が発生した遊技機)とを識別可能に表示することができる。
なお遊技機を一覧表示する場合、特に図8に示すような場内マップMの形式でなくてもよいが、場内マップMの形式で表示すると、隣接する遊技機等の位置関係も明確に判るため、好ましい。また、遊技機(遊技場機器)を一覧表示せずに、パルス出力端子(端子名称等)を一覧表示するようにしてもよい。
以上に説明したように、管理装置10は、遊技場内の各遊技機50に対して異常パルスの発生頻度が比較的高い遊技機50や、誤作動が発生した遊技機50を認識することができる。そして管理装置10は、図8の例に示すように、遊技場内の遊技機50を一覧表示し、異常パルスの発生頻度が比較的高い遊技機50と、誤作動が発生した遊技機50(所定の相関関係を満足しないパルス信号が発生した遊技機)とを識別可能に表示することができる。
なお遊技機を一覧表示する場合、特に図8に示すような場内マップMの形式でなくてもよいが、場内マップMの形式で表示すると、隣接する遊技機等の位置関係も明確に判るため、好ましい。また、遊技機(遊技場機器)を一覧表示せずに、パルス出力端子(端子名称等)を一覧表示するようにしてもよい。
これを見た作業者は、遊技場内の「どの遊技機」にノイズ対策を施すべきか、を容易に判断することができる。なお作業者が、一覧表示されている遊技機の中から(識別可能に表示された)異常パルスの発生頻度が比較的高い遊技機50を選択すると、当該遊技機において異常パルスを含む部分のパルス信号の波形が表示される(例えば図5(B)に示す波形が表示される)。また作業者が、一覧表示されている遊技機の中から(識別可能に表示された)誤作動が発生した遊技機50を選択すると、当該遊技機において所定の相関関係を満足していないパルス信号を含む部分のパルス信号の波形が表示される(例えば図7に示す波形が表示される)。
これにより、作業者は、異常パルスの発生頻度が高い遊技機に対して、どのような異常パルスが発生しているのか、を迅速に確認することができ、所定の相関関係を満足しないパルス信号を発生した遊技機(誤作動した遊技機)に対して、誤作動した直前にどのような異常パルスが発生していたか、を迅速に確認することができる。
なお、発生頻度が毎日決まって同じ遊技機周辺の場合、当該位置にて異常パルスが定常的に発生している可能性があり、当該位置のノイズ状況の調査を進めることが好ましい。また毎日異なる遊技機で発生頻度が多い場合は、人為的な不正パルスの可能性が考えられるため、遊技場の係員等の監視を強化することが好ましい。
なお遊技機(遊技場機器)でなくパルス出力端子を一覧表示した場合も、上記と同様に一覧表示の中で、異常パルスの発生頻度が比較的高いパルス出力端子と、誤作動が発生したパルス出力端子とが、各々識別可能に表示され、それらを選択すると、上記と同様なパルス波形が表示される。
なお、発生頻度が毎日決まって同じ遊技機周辺の場合、当該位置にて異常パルスが定常的に発生している可能性があり、当該位置のノイズ状況の調査を進めることが好ましい。また毎日異なる遊技機で発生頻度が多い場合は、人為的な不正パルスの可能性が考えられるため、遊技場の係員等の監視を強化することが好ましい。
なお遊技機(遊技場機器)でなくパルス出力端子を一覧表示した場合も、上記と同様に一覧表示の中で、異常パルスの発生頻度が比較的高いパルス出力端子と、誤作動が発生したパルス出力端子とが、各々識別可能に表示され、それらを選択すると、上記と同様なパルス波形が表示される。
●●[第2の実施の形態]
第2の実施の形態は、第1の実施の形態に対して、パルス履歴情報には正常パルスを記憶することなく異常パルスに関する情報のみを記憶し、異常パルスのみを表示する。なお、表示の際、異常パルスの中でも不正なノイズの可能性がある不正疑惑パルスを識別可能に表示する点が特徴である。以下、第1の実施の形態との相違点について、遊技機を例にして説明する。
図9(A)にパルス履歴情報10Dの例を示す。図4に示す第1の実施の形態におけるパルス履歴情報10Aでは、正常パルスあるいは異常パルスにかかわらず、全ての検出パルスをパルス履歴情報10Aに記憶したが、図9(A)に示す第2の実施の形態におけるパルス履歴情報10Dでは、異常パルスのみを記憶する点と、「不正疑惑の有無(図9(A)の10Da部)」の項目が追加されている点が異なる。
なお「不正疑惑の有無」は、次に検出された「正常パルス(判定方法は前述の通り)」の直前の所定期間(例えば100ms等であり、図9(B)中のTa[ms])の間に検出されていた異常パルスを「不正疑惑が有る」と判定する(正常パルスの直前に検出されたノイズが全て不正であるとは断定できないため、この場合は不正の「疑惑」と判定している)。例えば、異常パルスの検出が開始された時点では、パルス履歴情報10Dにおける「台番号」「端子名」「発生時刻」までが記憶され、パルスが終了した時点で「パルス幅」が記憶され、更に次の「正常パルス」が検出された時点、あるいは前記の所定期間が経過した時点で「不正疑惑の有無」が記憶される。
第2の実施の形態は、第1の実施の形態に対して、パルス履歴情報には正常パルスを記憶することなく異常パルスに関する情報のみを記憶し、異常パルスのみを表示する。なお、表示の際、異常パルスの中でも不正なノイズの可能性がある不正疑惑パルスを識別可能に表示する点が特徴である。以下、第1の実施の形態との相違点について、遊技機を例にして説明する。
図9(A)にパルス履歴情報10Dの例を示す。図4に示す第1の実施の形態におけるパルス履歴情報10Aでは、正常パルスあるいは異常パルスにかかわらず、全ての検出パルスをパルス履歴情報10Aに記憶したが、図9(A)に示す第2の実施の形態におけるパルス履歴情報10Dでは、異常パルスのみを記憶する点と、「不正疑惑の有無(図9(A)の10Da部)」の項目が追加されている点が異なる。
なお「不正疑惑の有無」は、次に検出された「正常パルス(判定方法は前述の通り)」の直前の所定期間(例えば100ms等であり、図9(B)中のTa[ms])の間に検出されていた異常パルスを「不正疑惑が有る」と判定する(正常パルスの直前に検出されたノイズが全て不正であるとは断定できないため、この場合は不正の「疑惑」と判定している)。例えば、異常パルスの検出が開始された時点では、パルス履歴情報10Dにおける「台番号」「端子名」「発生時刻」までが記憶され、パルスが終了した時点で「パルス幅」が記憶され、更に次の「正常パルス」が検出された時点、あるいは前記の所定期間が経過した時点で「不正疑惑の有無」が記憶される。
そしてパルス履歴情報10Dに基づいた表示は、図9(B)の例に示すように、異常パルスのみが表示される(パルス履歴情報10Dに記憶されている異常パルスに関する情報が表示される)。なお、表示の際には、「不正疑惑の有無」に「1(有)」が記憶されている異常パルスを識別可能に表示する。
なお、第2の実施の形態では正常パルスをパルス履歴情報10Dに記憶しないため、パルス信号の相関関係に基づいた判定は省略されるが、場内マップMへの表示等は第1の実施の形態と同様に行うことができる。場内マップMへの表示では、異常パルスの発生頻度が比較的高い遊技機と、不正疑惑パルスが発生(または発生頻度が比較的高い)遊技機とを、各々識別可能に表示する。
なお、第2の実施の形態では正常パルスをパルス履歴情報10Dに記憶しないため、パルス信号の相関関係に基づいた判定は省略されるが、場内マップMへの表示等は第1の実施の形態と同様に行うことができる。場内マップMへの表示では、異常パルスの発生頻度が比較的高い遊技機と、不正疑惑パルスが発生(または発生頻度が比較的高い)遊技機とを、各々識別可能に表示する。
本発明の遊技場管理システム1は、本実施の形態で説明した外観、構成、動作、表示等に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。
本実施の形態の説明では遊技機を例にして説明したが、遊技場における他の遊技場機器(計数機等)も同様にしてパルス履歴情報の記憶や表示等を行うことができる。
なお、本実施の形態の説明に用いた数値等は一例であり、この数値等に限定されるものではない。
また、以上(≧)、以下(≦)、より大きい(>)、未満(<)等は、等号を含んでも含まなくてもよい。
本実施の形態では、「異常パルス」の判定を「高レベル状態の継続時間」や「低レベル状態の継続時間」で行ったが、パルスの電圧レベルが設定された上限値を上回った場合、あるいは設定された電圧レベルを下回った場合、の少なくとも一方を検出可能なパルス電圧検出手段(検出回路)を備え、「異常パルス」を判定させるようにしてもよい。
本実施の形態の説明では遊技機を例にして説明したが、遊技場における他の遊技場機器(計数機等)も同様にしてパルス履歴情報の記憶や表示等を行うことができる。
なお、本実施の形態の説明に用いた数値等は一例であり、この数値等に限定されるものではない。
また、以上(≧)、以下(≦)、より大きい(>)、未満(<)等は、等号を含んでも含まなくてもよい。
本実施の形態では、「異常パルス」の判定を「高レベル状態の継続時間」や「低レベル状態の継続時間」で行ったが、パルスの電圧レベルが設定された上限値を上回った場合、あるいは設定された電圧レベルを下回った場合、の少なくとも一方を検出可能なパルス電圧検出手段(検出回路)を備え、「異常パルス」を判定させるようにしてもよい。
1 遊技場管理システム
10 管理装置
10A、10D パルス履歴情報
10B 判定履歴情報
20 島管理ユニット
30 台管理ユニット
30t 入力端子
40 台端末装置
50 遊技機
50t パルス出力端子
60 表示機
62 計数機
M 場内マップ
10 管理装置
10A、10D パルス履歴情報
10B 判定履歴情報
20 島管理ユニット
30 台管理ユニット
30t 入力端子
40 台端末装置
50 遊技機
50t パルス出力端子
60 表示機
62 計数機
M 場内マップ
Claims (8)
- パルス検出手段と表示手段と記憶手段とを備え、遊技場で用いる遊技場機器に設けられた単数または複数のパルス出力端子から出力されて当該遊技場機器の状態を示す各々のパルス信号を検出する遊技場管理システムであって、
パルス検出手段は、パルス出力端子の各々に対応する入力端子を備え、パルス信号を検出する毎に、当該パルス信号を検出した時刻に関する検出時刻情報を含むパルス履歴情報を記憶手段に記憶する処理を入力端子毎に行い、
記憶手段には、各パルス出力端子に応じて正常パルスと異常パルスとを判定するための異常判定方法が予め記憶されており、
表示手段は、入力端子毎のパルス履歴情報に基づいた情報を一覧表示するとともに、異常判定方法に基づいてパルス信号毎に正常か異常かを判定した結果を識別可能に表示する、
ことを特徴とする遊技場管理システム。 - 請求項1に記載の遊技場管理システムであって、
パルス検出手段は、パルス信号を検出した場合、検出時刻情報に加えてパルス信号の幅に関する情報を含むパルス履歴情報を記憶手段に記憶し、
表示手段は、パルス履歴情報に含まれている検出時刻情報とパルス信号の幅に関する情報とに基づいて各入力端子におけるパルス信号の波形を再現して一覧表示し、異常判定方法に基づいて異常パルスと判定された波形部分を識別可能に表示する、
ことを特徴とする遊技場管理システム。 - 請求項2に記載の遊技場管理システムであって、
遊技場機器に設けられた各パルス出力端子から出力されるパルス信号において正常パルスと異常パルスとを判定する異常判定方法は、パルス出力端子毎のパルス信号の高レベル状態の継続時間、または低レベル状態の継続時間の少なくとも一方に基づいて判定する方法である、
ことを特徴とする遊技場管理システム。 - 請求項2または3に記載の遊技場管理システムであって、
前記異常判定方法は、設定された上限値を上回る電圧または設定された下限値を下回る電圧の少なくとも一方に基づいて判定する方法である、
ことを特徴とする遊技場管理システム。 - 請求項2〜4のいずれかに記載の遊技場管理システムであって、
複数のパルス出力端子が設けられた遊技場機器では、各パルス出力端子から出力されるパルス信号は、互いに所定の相関関係を有しており、
表示手段は、一覧表示しているパルス信号において、正常パルスと判定したパルス信号であっても前記所定の相関関係を満足していないパルス信号の波形を更に識別可能に表示する、
ことを特徴とする遊技場管理システム。 - 請求項5に記載の遊技場管理システムであって、
表示手段は、遊技場機器と遊技場機器のパルス出力端子との少なくとも一方を一覧表示し、一覧表示している中において異常パルスの発生頻度が比較的高い遊技場機器または遊技場機器のパルス出力端子を識別可能に表示するとともに、所定の相関関係を満足していないパルス信号が発生した遊技場機器または遊技場機器のパルス出力端子を更に識別可能に表示する、
ことを特徴とする遊技場管理システム。 - 請求項6に記載の遊技場管理システムであって、
表示手段に一覧表示している遊技場機器と遊技場機器のパルス出力端子との少なくとも一方の中から、異常パルスの発生頻度が比較的高い遊技場機器またはパルス出力端子が選択されると、当該遊技場機器またはパルス出力端子において異常パルスを含む部分のパルス信号の波形を表示し、所定の相関関係を満足していないパルス信号が発生した遊技場機器またはパルス出力端子が選択されると、当該遊技場機器またはパルス出力端子において所定の相関関係を満足していないパルス信号を含む部分のパルス信号の波形を表示する、
ことを特徴とする遊技場管理システム。 - 請求項3または4に記載の遊技場管理システムであって、
パルス履歴情報には、正常パルスと判定されたパルス信号に関する情報を記憶することなく、異常パルスと判定されたパルス信号に関する情報のみを記憶し、正常パルスと判定されたパルス信号の直前の所定期間の間に検出されていた異常パルスを不正疑惑パルスと判定して当該異常パルスに対応するパルス履歴情報に不正疑惑情報を記憶し、
表示手段は、入力端子毎のパルス履歴情報に記憶されている異常パルスに関する情報を一覧表示するとともに、不正疑惑情報が記憶されている異常パルスを識別可能に表示する、
ことを特徴とする遊技場管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005095546A JP2006271703A (ja) | 2005-03-29 | 2005-03-29 | 遊技場管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005095546A JP2006271703A (ja) | 2005-03-29 | 2005-03-29 | 遊技場管理システム |
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JP2006271703A true JP2006271703A (ja) | 2006-10-12 |
Family
ID=37207016
Family Applications (1)
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JP2005095546A Pending JP2006271703A (ja) | 2005-03-29 | 2005-03-29 | 遊技場管理システム |
Country Status (1)
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- 2005-03-29 JP JP2005095546A patent/JP2006271703A/ja active Pending
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