JP4482975B2 - 遊技機の不正検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機に仕掛けられた不正を検出する技術に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
パチンコ機などの遊技機は、換金性のある景品が提供されることから、不正な行為によって利益を得ようとする者たちの格好の攻略対象となっている。この様な不正な行為として、図9に示すように、パチンコ機JPの始動口J1の遊技球センサJ3と、遊技機コンピュータJ5との間に電子装置J7を介装して、偽の遊技球検出信号SN1を出力するものがある。
【0003】
例えば、偽の遊技球検出信号SN1の出し方としては、次のような方法が考えられる。
図10の(A)に示すように、まず遊技機コンピュータJ5の当たりタイミングを調べるサーチを行い、(B)に示すように調べた当たりのタイミングで実際に当たりを発生させる実証を行う。サーチでは、疑似スタート信号を電子装置J7から実際の遊技球検出信号SN1に替えて遊技機コンピュータJ5に送信するとともに、その疑似スタート信号のタイミングを示す値をシフトメモリを構成するメモリM0ないしメモリM5に記憶しておき、大当り発生信号を入力したら、その時のメモリM0ないしメモリM5の値を保持する処理を行う。
【0004】
実証では、メモリM0ないしメモリM5の値に対応するタイミングで、疑似スタート信号を遊技球検出信号SN1に替えて、遊技機コンピュータJ5に出力する。以後、実証時(1)、実証時(2)、実証時(3)のように、繰り返すだけで、何回でも大当たりを誘導することが可能になる。
【0005】
この手法は、遊技機コンピュータJ5の本体に直接手を加えることなく、配線に電子装置J7を繋ぐだけで、簡単に取り付けができ、しかも電子装置J7が極めて小型化され、克つ巧妙に製作されており、簡単には発見できない特徴がある。
【0006】
しかも取り付けた者にだけ、作為的に大当たりを発生させることができ、遊技機を設置している遊技店に甚大な被害を与えている。
そこで本発明は、遊技機に仕掛けられる不正を検出して、報知する装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の発明の遊技機の不正検出装置は、抽選用数値列を周期的に繰り返し、発生した抽選信号を入力したときの上記抽選用数値列の数値に応じて、当たりの判断を行い、当たりであるとの判断が行われた場合には、利益を提供する遊技状態になる遊技機に対して仕掛けられる不正を検出する装置であって、上記抽選用数値列の周回周期に関連するタイミングで周期的な基準信号を発生する基準信号発生手段と、上記抽選信号を入力する抽選信号入力手段と、上記抽選用数値列の数値の移行するタイミングで出力されるカウント信号を入力して、上記基準信号が発生してから上記抽選信号が入力するまでの期間に入力した上記カウント信号の数をカウント値として計数する計数手段と、該計数手段が計数したカウント値を順次入力し、該入力したカウント値が同一の値の近傍に多く発生しているカウント値の偏り状態を判断するカウント値偏り判断手段と、該カウント値偏り判断手段がカウント値の偏り状態であると判断した場合に不正検出信号を出力する不正信号出力手段とを備えることを要旨とする。
【0008】
これにより、請求項1の遊技機の不正検出装置は、基準信号発生手段が周期的な基準信号を発生し、抽選信号入力手段が抽選信号を入力する。基準信号は、遊技機の当たりの判断を行う数値列の繰り返し周期に同期するタイミングで発生させる。基準信号は、例えば遊技機コンピュータのクロックを分周して作成しても良く、遊技機コンピュータから数値列が先頭になったことを示す信号を出力して、これを受信して基準信号としても良く、自己のクロック信号を分周して作っても良い。
【0009】
一方、計数手段が、抽選用数値列の数値の移行するタイミングで出力されるカウント信号を入力して、基準信号が発生してから抽選信号が入力するまでの期間に入力した上記カウント信号の数をカウント値として計数し、カウント値偏り判断手段が計数手段が計数したカウント値を順次入力して、カウント値に偏りが有るかを判断する。カウント値に偏りがあるということから、抽選信号に作為が加えられていると判断して、不正信号出力手段が、不正検出信号を出力する。カウント値は、遊技機の抽選用の数値列の移行周期と同じ周期で計数されるものである。
【0010】
この結果、通常は、始動口に遊技球が入賞したことによって出力される抽選信号は、基準信号に対して完全にランダム状態であることから、不正であるとの報知は行われることはない。一方、基準信号に対して抽選信号の入力時点に、偏りがある状態で有れば、この偏りがある状態を遊技機に不正が仕掛けられている状態であると判断して不正を報知することができる。従って、当たりの抽選結果に影響を与える不正から遊技機を防御することができるという極めて優れた効果を奏する。
【0011】
請求項1の発明の遊技機の不正検出装置は、上記カウント値偏り判断手段を該計数手段が計数したカウント値を順次入力して、複数記憶するカウント値複数記憶手段と、該カウント値複数記憶手段に記憶されているカウント値の複数を対比して、各カウント値の偏差が所定値以下かを判断する偏差判断手段とにし、上記不正信号出力手段を該偏差判断手段が各カウント値の偏差が所定以下であると判断した場合に不正検出信号を出力するとしたことを特徴とする遊技機の不正検出装置を要旨とする。
【0012】
これにより、抽選信号が当たりを引くタイミングを重点的に狙って、出力されたことを各カウント値の偏差が所定以下であることから見つけ出して、遊技機に対する不正が仕掛けられている状態であると判断して不正を報知することができる。従って、当たりの抽選結果に影響を与える不正から遊技機を防御することができるという極めて優れた効果を奏する。
【0013】
請求項2の発明の遊技機の不正検出装置は、抽選用数値列を周期的に繰り返し、発生した抽選信号を入力したときの上記抽選用数値列の数値に応じて、当たりの判断を当たり判断手段で行い、該当たり判断手段が当たりであるとの判断を行った場合には、利益を提供する遊技状態になる遊技機に対して仕掛けられる不正を検出する装置であって、上記抽選用数値列の周回周期に関連するタイミングで周期的な基準信号を発生する基準信号発生手段と、上記抽選信号を入力する抽選信号入力手段と、上記当たり判断手段が当たりであると判断したことを示す当たり信号を入力する当たり信号入力手段と、上記抽選用数値列の数値の移行するタイミングで出力されるカウント信号を入力して、上記基準信号が発生してから上記抽選信号が入力するまでの期間に入力した上記カウント信号の数をカウント値として計数する計数手段と、該計数手段が計数したカウント値を順次入力し、カウント値を複数記憶するカウント値記憶手段と、上記当たり信号入力手段が当たり信号を入力した場合に、上記カウント値記憶手段が複数記憶しているカウント値を記憶する当たりカウント値記憶手段と、上記当たりカウント値記憶手段が複数記憶しているカウント値と、上記カウント値記憶手段が複数記憶しているカウント値とを対比して、両カウント値の並びに類似する状態があるかを判断するカウント値並び類似判断手段と、該カウント値並び類似判断手段がカウント値の並びに類似状態があると判断した場合に不正検出信号を出力する不正信号出力手段とを備えることを要旨とする。
【0014】
これにより、請求項2の遊技機の不正検出装置は、基準信号発生手段が周期的な基準信号を発生し、抽選信号入力手段が抽選信号を入力する。
一方、計数手段が基準信号の発生から、抽選信号が入力するまでの期間に対応したカウント値を計数し、そのカウント値をカウント値記憶手段が複数記憶する。
【0015】
ここで、遊技機の当たり判断手段が当たりであると判断すると、当たり信号入力手段が当たり信号を入力し、これにより当たりカウント値記憶手段がカウント値記憶手段が記憶しているカウント値を記憶する。
当たりカウント値記憶手段がカウント値を記憶すると、カウント値並び類似判断手段が当たりカウント値記憶手段と、カウント値記憶手段とに記憶されているカウント値相互を対比して、両カウント値の間に類似点がないかを判断する。類似点があることから、抽選信号が当たりの発生したときを再現している作為が仕掛けられていると判断して、不正検出信号を出力する。
【0016】
この結果、当たりの抽選結果に影響を与える不正から遊技機を防御することができるという極めて優れた効果を奏する。
また、請求項2の発明の遊技機の不正検出装置は、上記カウント値並び類似判断手段を上記当たりカウント値記憶手段が複数記憶しているカウント値と、上記カウント値記憶手段が複数記憶しているカウント値とを対比して、両カウント値間に少なくとも2以上の所定数以上の同一の値のカウント値が有る場合に両カウント値間に類似する状態があると判断するとしたことを特徴とする。
【0017】
これにより、抽選信号が当たりを再現することを狙って、当たりの発生時に同期するように出力されたことを見つけ出して、遊技機に対する不正が仕掛けられている状態であると判断して不正を報知することができる。従って、当たりの抽選結果に影響を与える不正から遊技機を防御することができるという極めて優れた効果を奏する。
【0018】
請求項3の発明の遊技機の不正検出装置は、抽選用数値列を周期的に繰り返し、発生した抽選信号を入力したときの上記抽選用数値列の数値に応じて、当たりの判断を行い、当たりであるとの判断が行われた場合には、利益を提供する遊技状態になる遊技機に対して仕掛けられる不正を検出する装置であって、上記抽選用数値列の周回周期に関連するタイミングで周期的な基準信号を発生する基準信号発生手段と、上記抽選信号を入力する抽選信号入力手段と、上記抽選用数値列の数値の移行するタイミングで出力されるカウント信号を入力して、上記基準信号が発生してから上記抽選信号が入力するまでの期間に入力した上記カウント信号の数をカウント値として計数する計数手段と、該計数手段が計数したカウント値を順次入力し、該入力したカウント値に周期性があるかを判断するカウント値周期性判断手段と、該カウント値周期性判断手段がカウント値に周期性があると判断した場合に不正検出信号を出力する不正信号出力手段とを備えることを要旨とする。
【0019】
これにより、請求項3の遊技機の不正検出装置は、基準信号発生手段が周期的な基準信号を発生し、抽選信号入力手段が抽選信号を入力する。
一方、計数手段が、抽選用数値列の数値の移行周期に関連するタイミングで出力されるカウント信号を入力して、基準信号が発生してから抽選信号が入力するまでの期間に入力した上記カウント信号の数をカウント値として計数し、そのカウント値をカウント値周期性判断手段が入力して、周期性があるかを判断し、周期性が有れば、抽選信号に作為が仕掛けられていると判断して、不正信号出力手段が不正検出信号を出力する。
【0020】
この結果、抽選信号の周期性から不正を報知して、当たりの抽選結果に影響を与える不正から遊技機を防御することができるという極めて優れた効果を奏する。
請求項4の発明の遊技機の不正検出装置は、上記カウント値周期性判断手段を該計数手段が計数したカウント値を順次入力し、所定の2個のカウント値の偏差と、他の所定の2個のカウント値の偏差とを求め、両偏差の偏差が所定値以下の場合に、該入力したカウント値に周期性があると判断するとしたことを特徴とする請求項3記載の遊技機の不正検出装置を要旨とする。
【0021】
これにより、抽選信号の移行状態から抽選信号が作為的に作られたことを見つけ出して、遊技機に対する不正が仕掛けられている状態であると判断して不正を報知することができる。従って、当たりの抽選結果に影響を与える不正から遊技機を防御することができるという極めて優れた効果を奏する。
【0022】
請求項5の発明の遊技機の不正検出装置は、上記遊技機を抽選用の数値列をクロック信号に基づいて先頭から周期的に繰り返し抽選用記憶エリアに移行させ、遊技によって発生した抽選信号を入力したときに、上記抽選用記憶エリアに位置する数値に応じて、当たりの判断を行い、当たりであるとの判断が行われた場合には、利益を提供する遊技状態になるとし、上記基準信号発生手段を上記遊技機のクロック信号に基づいて周期的な基準信号を発生するとしたことを特徴とする請求項1ないし請求項4記載の遊技機の不正検出装置を要旨とする。
【0023】
これにより、基準信号を遊技機のクロック信号に基づいて発生することにより、遊技機の当たりの抽選の周期と、基準信号の周期とを同期させることが可能になる。従って、基準信号に基づく不正の検出精度が向上する。
請求項6の発明の遊技機の不正検出装置は、上記遊技機を抽選用の数値列を、所定の周期で先頭から抽選用記憶エリアに移行させ、遊技によって発生した抽選信号を入力したときに、上記抽選用記憶エリアに位置する数値に応じて、当たりの判断を行い、当たりであるとの判断が行われた場合には、利益を提供する遊技状態になるとし、上記基準信号発生手段を上記遊技機の抽選用の数値列を抽選用記憶エリアに先頭から移行させる場合の所定の周期に同期する基準信号を発生するとしたことを特徴とする請求項1ないし請求項5記載の遊技機の不正検出装置を要旨とする。
【0024】
これにより、基準信号が当たりの抽選の周期と同期され、特定の遊技機特有の弱点を突いた不正に対しても、その遊技機と同じ条件でカウント値の計数や、偏差を求めたり、周期を求めたりでき、微妙な値からでも不正を検出することが可能になる。つまり、不正の検出感度を高くすることができる。
【0025】
請求項7の発明の遊技機の不正検出装置は、上記遊技機を抽選用の数値列をクロック信号に基づいて先頭から周期的に繰り返し抽選用記憶エリアに移行させ、遊技によって発生した抽選信号を入力したときに、上記抽選用記憶エリアに位置する数値に応じて、当たりの判断を行うとともに、上記抽選用数値列の先頭位置を所定の手順で求めた先頭位置変更値に応じて変更する先頭位置変更手段を備え、当たりであるとの判断が行われた場合には、利益を提供する遊技状態になるとし、上記先頭位置変更値を入力する先頭位置変更値入力手段を加え、上記基準信号発生手段を上記遊技機のクロック信号に基づいて周期的な基準信号の発生時点を求める基準信号発生時点算出手段と、上記先頭位置変更値入力手段が入力した先頭位置変更値に基づいて、上記求めた発生時点を変更する基準信号発生時点変更手段と、該基準信号発生時点変更手段が求めた発生時点に基準信号を発生する基準信号出力手段とを備えたとしたことを特徴とする請求項1ないし請求項4記載の遊技機の不正検出装置を要旨とする。
【0026】
これにより、当たりの判定用の数値列の先頭を変更する遊技機、たとえばリングカウンタ数値列の周回開始位置を、毎回変更するパチンコ遊技機に対して仕掛けられる不正を高い精度で検出することが可能になる。
請求項8の発明の遊技機の不正検出装置は、上記遊技機を抽選用の数値列をクロック信号に基づいて先頭から周期的に繰り返し抽選用記憶エリアに移行させ、遊技によって発生した抽選信号を入力したときに、上記抽選用記憶エリアに位置する数値に応じて、当たりの判断を行うとともに、上記抽選用数値列の先頭位置を所定の手順で求めた先頭位置変更値に応じて変更する先頭位置変更手段を備え、当たりであるとの判断が行われた場合には、利益を提供する遊技状態になるとし、上記先頭位置変更値を入力する先頭位置変更値入力手段と、上記先頭位置変更値入力手段が入力した先頭位置変更値に基づいて、上記計数手段が計数したカウント値を補正するカウント値補正手段とを加えたことを特徴とする請求項1ないし請求項4記載の遊技機の不正検出装置を要旨とする。
【0027】
これにより、当たりの判定用の数値列の先頭を変更する遊技機、たとえばリングカウンタ数値列の周回開始位置を、毎回変更するパチンコ遊技機に対して仕掛けられる不正を高い精度で検出することが可能になる。
請求項9の発明の遊技機の不正検出装置は、上記不正信号出力手段が不正検出信号を出力した場合に、赤色光表示、又は所定の光表示を行う不正表示手段を加えたことを特徴とする請求項1ないし請求項8記載の遊技機の不正検出装置を要旨とする。
【0028】
これにより、不正の発生を光学的に表示することができ、これを見ることで不正が加えられていることを確認することができる。
請求項10の発明の遊技機の不正検出装置は、上記不正信号出力手段が不正検出信号を出力するまでは、緑色光表示、又は不正を表示する状態以外の状態になる不正表示手段を加えたことを特徴とする請求項1ないし請求項9記載の遊技機の不正検出装置を要旨とする。
【0029】
これにより、不正が仕掛けられていないことを光学的に表示することができる。
請求項11の発明の遊技機の不正検出装置は、上記不正信号出力手段が不正検出信号を出力した場合に、複数の遊技機の状態を監視している監視装置に、不正発生信号を出力する不正発生信号出力手段とを加えたことを特徴とする請求項1ないし請求項10記載の遊技機の不正検出装置を要旨とする。
【0030】
これにより、遊技機に不正が仕掛けられたことを、遊技機を管理する監視装置に知らせることができる。
請求項12の発明の遊技機の不正検出装置は、複数の遊技機の状態を監視している監視装置から試験信号を入力する試験信号入力手段と、該試験信号入力手段が入力した試験信号を上記抽選信号に替えて抽選信号入力手段に入力させる試験信号置き換え手段とを加えたことを特徴とする請求項1ないし請求項11記載の遊技機の不正検出装置を要旨とする。
【0031】
これにより、遊技機を管理する監視装置から、不正検出装置に試験信号を送信すると、この試験信号を抽選信号に替えて入力して、この試験信号に不正がないかを判断する。試験信号を不正なものであると判断すれば、不正検出信号を出力する。
【0032】
従って、試験信号を不正検出装置が不正であると判断する形式にしておくことで、不正検出装置の試験を監視装置から行うことができる。請求項12により、監視装置で、不正検出装置が試験信号によってどの様に動作したかを監視することができる。
【0033】
この結果、不正検出装置が正常に動作しているかを遠隔で試験でき、不正検出システムの信頼性を保持するために行う不正検出装置の動作テストの工数を低減することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を説明する。
図1は、遊技機コンピュータ1のブロック図、図2は、不正検出装置3のブロック図、図3は判定1回路5のブロック図、図4は判定2回路7のブロック図、図5は判定3回路9のブロック図である。
【0035】
遊技機コンピュータ1は、図1に示すようにパチンコ機11に取り付けられている。遊技機コンピュータ1は、CPU13やインタフェース15等の周知の電子回路構成によって、パチンコ機11の各部から情報を入力して、演算処理を行って、各部を駆動制御する。CPU13は、入力、出力ポートやROM、RAMなどを1チップにしたハイブリット型のマイクロコンピュータである。
【0036】
遊技機コンピュータ1は、パチンコ機11の始動口に取り付けられた遊技球センサ17に接続され、遊技球センサ17から遊技球検出信号SYを入力する。遊技球検出信号SYは、バッファ回路19と、インタフェース15を経由して、CPU13に入力する。バッファ回路19は、遊技機コンピュータ1内のデータが遊技機コンピュータ1外に出力されることを防止する。インタフェース15は、CPU13外のデータをCPU13のデータバス21に入力する。
【0037】
これらCPU13、インタフェース15、遊技球センサ17等を備える遊技機コンピュータ1は、パチンコ遊技に伴って発生する遊技球検出信号SYを大当たりの抽選信号にして、大当たりの抽選を実行し、大当たりであると判断した場合には、周知の大当たり遊技を提供する。
【0038】
不正検出装置3は、エポキシ樹脂で一体にモールドされており、遊技機コンピュータ1内に設置される。不正検出装置3は、CPU13とともに、遊技機コンピュータ1の収納ボックス23内に格納され、外部から隔離されている。これにより、不正検出装置3への不正を排除する。
【0039】
不正検出装置3は、遊技球検出信号SYをバッファ回路19、25を経由して入力する。
これにより、不正検出装置3は、CPU13に何等影響を与えることはない。不正検出装置3は、緑色発光と、赤色発光とを行う2色型LED24をモールド外に備えている。
【0040】
不正検出装置3は、図2に示すように、分周回路31、分周回路33と、パルス発生回路35と、カウンタ37と、データ配給路39と、判定1回路5、判定2回路7、判定3回路9と、出力回路41と、LED24とを備えている。
分周回路31、33は、CPU13からクロックCLKの供給を受けて、所定の分周を行う。分周回路31は、基準信号SSDを発生する。基準信号SSDは、遊技機コンピュータ1が、大当たりの抽選を行うために用いるリングカウンタ数値列の周回周期に同期するタイミングで出力される。分周回路31は、クロックCLKを分周して、基準信号SSDを作成する。基準信号SSDは、パチンコ機11に合わせて、仕様が決定される。
【0041】
分周回路33は、カウント波KHを発生する。カウント波KHは、遊技機コンピュータ1が、大当たりの抽選を行うために用いるリングカウンタ数値列の数値の移行周期に同期するタイミングで出力される。分周回路33は、クロックCLKを分周して、カウント波KHを発生する。
【0042】
従って、カウント波KHは、基準信号SSDの200〜1000倍の数が発生される。この倍率は、パチンコ機11の大当たりの抽選確率に一致する。
パルス発生回路35は、入力1端子43、入力2端子45、入力3端子47、出力4端子49を備えており、以下に示すように動作する回路構成である。入力1端子43には、分周回路31が接続されて、基準信号SSDが入力されている。入力2端子45には、遊技球検出信号SYが入力されており、入力3端子47には、分周回路33が接続され、カウント波KHが入力されている。
【0043】
出力4端子49は、次に示すカウント信号KSを出力するものであって、入力1端子43に基準信号SSDが入力すると、入力3端子47に入力したカウント波KHをそのまま出力するとともに、この状態で入力2端子45に遊技球検出信号SYが入力すると、カウント波KHをそのまま出力することを停止する。
【0044】
つまり、入力1端子43に基準信号SSDが入力してから、入力2端子45に遊技球検出信号SYが入力するまで、入力端子47に入力したカウント波KHをカウント信号KSとして出力する。
カウンタ37は、入力端子51と、リセット端子53と、データ出力端子55とを備え、入力端子51には、パルス発生回路35が接続され、カウント信号KSを入力し、リセット端子53には、分周回路31が接続され、基準信号SSDが入力する。データ出力端子55には、データ配給路39が接続されている。データ配給路39は、パラレルデータを伝達する。
【0045】
カウンタ37は、入力端子51に入力したカウント信号KSの計数を行うとともに、リセット端子53に基準信号SSDが入力すると、その時の計数値をカウント値KTとして、データ出力端子55に出力して、データ配給路39に出力する。又、データ出力端子55にカウント値KTを出力するとともに、計数値をクリアする。つまり、カウンタ37は、基準信号SSDを入力する毎に、カウント信号KSの計数値であるカウント値KTを出力する。
【0046】
判定1回路5、判定2回路7、判定3回路9は、それぞれデータ入力端子57、59、61を備え、後述する不正の判定結果を示す不正検出信号SF1、SF2、SF3を出力端子63、65、67に出力する。
出力端子63、65、67は、出力回路41に接続されており、出力回路41は、不正検出信号SF1、SF2、SF3を入力するまでは、LED24を緑色光に発光させ、不正検出信号SF1、SF2、SF3を入力するとLED24を赤色光に発光させる。赤色光の発光状態で、不正検出信号SF1、SF2、SF3の入力がなくなった場合には、10分間赤色発光を保持して、緑色光発光に切り換える自己保持、セルフリセット機能を有する。
【0047】
出力回路41は、不正検出信号出力端子71を備えている。不正検出信号出力端子71は、不正検出信号SF1、SF2、SF3を合成して、そのまま出力する。不正検出信号出力端子71は、図1に示す監視装置73に接続されている。監視装置73は、いわゆるホールコンピュータと言われるもので、パチンコホール内の全てのパチンコ機11の動作状態をモニタする。
【0048】
これにより、不正検出装置3が不正検出信号SFを出力すると、監視装置73によってこの不正検出信号SFが入力される。従って、監視装置73は、パチンコ機11に不正が仕掛けられたことをリアルタイムで検出し、ホールスタッフへの報知を行う。
【0049】
判定1回路5は、図3に示すように、シフトメモリ81と、カウント数同一判断回路83と、カウント数差1以内判断回路85と、カウント数差3以内判断回路87と、カウント数差3以内が3以上有判断回路89とを備えている。
シフトメモリ81は、7個の直列接続の1番メモリ93、2番メモリ95、3番メモリ97、4番メモリ99、5番メモリ101、6番メモリ103、7番メモリ105を備えており、1番メモリ93には、データ入力端子57が接続されている。データ入力端子57には、カウント値KTが入力され、これによりカウント値KTは、1番メモリ93に入力される。次のカウント値KTが1番メモリ93に入力されると、これまで1番メモリ93に記憶されていたカウント値KTは、2番メモリ95に移動する。この様に、以後、カウント値KTが入力される毎に3番メモリ97、4番メモリ99、5番メモリ101、6番メモリ103、7番メモリ105へとカウント値KTが順番に移動する。又、1番メモリ93、2番メモリ95、3番メモリ97、4番メモリ99、5番メモリ101、6番メモリ103、7番メモリ105は、それぞれデータ出力端子107、109、111、113、115、117、119を備え、それぞれ記憶しているカウント値KTを出力する。
【0050】
カウント数同一判断回路83は、入力端子121、123と、出力端子125とを備えている。入力端子121は、1番メモリ93のデータ出力端子107に接続されている。入力端子123は、2番メモリ95のデータ出力端子109に接続されている。出力端子125は、出力端子63に接続され、該出力端子63を経由して出力回路41に接続されいる。
【0051】
カウント数同一判断回路83は、入力端子121と、入力端子123とに入力したカウント値KTが同一数値である場合には、出力端子125に不正検出信号SF1を出力する。これにより、カウント数同一判断回路83は、連続して入力したカウント値KTが同一で有れば、これを遊技球検出信号SYに作為があると判断して、不正検出信号SF1を出力する。この結果、出力回路41が、LED24を緑色発光から赤色発光に変更し、監視装置73に不正検出信号SFを出力する。従って、パチンコ機11の位置で、パチンコ機11に不正が有ったことを赤色光表示によって報知することができるとともに、監視装置73にパチンコ機11に不正が仕掛けられていることを知らせて、所定の対応を求めることができる。
【0052】
カウント数差1以内判断回路85は、入力端子127、129と、出力端子131とを備えている。入力端子127は、2番メモリ95のデータ出力端子109に接続されている。入力端子129は、4番メモリ99のデータ出力端子113に接続されている。出力端子131は、出力端子63に接続され、該出力端子63を経由して出力回路41に接続されいる。
【0053】
カウント数差1以内判断回路85は、入力端子127と、入力端子129とに入力したカウント値KTの差が1以内である場合には、出力端子131に不正検出信号SF1を出力する。これにより、カウント数差1以内判断回路85は、1つ置きに入力したカウント値KTが同一か、1つ違いで有れば、これを遊技球検出信号SYに作為があると判断して、不正検出信号SF1を出力する。この結果、パチンコ機11に不正が仕掛けられていることを知らせて、所定の対応を求めることができる。
【0054】
カウント数差3以内判断回路87は、入力端子133、135、137と、出力端子139とを備えている。入力端子133は、5番メモリ101のデータ出力端子115に接続されている。入力端子135は、6番メモリ103のデータ出力端子117に接続されている。入力端子137は、7番メモリ105のデータ出力端子119に接続されている。出力端子139は、出力端子63に接続され、該出力端子63を経由して出力回路41に接続されいる。
【0055】
カウント数差3以内判断回路87は、入力端子133と、入力端子135と、入力端子135とに入力した3個のカウント値KTの差が3以内である場合には、出力端子139に不正検出信号SF1を出力する。これにより、カウント数差3以内判断回路87は、連続して入力した3個のカウント値KTが、最大と最小との差が3以内で有れば、これを遊技球検出信号SYに作為があると判断して、不正検出信号SF1を出力する。この結果、パチンコ機11に不正が仕掛けられていることを知らせて、所定の対応を求めることができる。
【0056】
カウント数差3以内が3以上有判断回路89は、入力端子141、143、145、147、149、151、153と、出力端子155とを備えている。入力端子141は、1番メモリ93のデータ出力端子107に接続されている。入力端子143は、2番メモリ95のデータ出力端子109に接続されている。入力端子145は、3番メモリ97のデータ出力端子111に接続されている。入力端子147は、4番メモリ99のデータ出力端子113に接続されている。入力端子149は、5番メモリ101のデータ出力端子115に接続されている。入力端子151は、6番メモリ103のデータ出力端子117に接続されている。入力端子153は、7番メモリ105のデータ出力端子119に接続されている。出力端子155は、出力端子63に接続され、該出力端子63を経由して出力回路41に接続されいる。
【0057】
カウント数差3以内が3以上有判断回路89は、入力端子141〜153に入力した7個のカウント値KTに差が3以内の組合せが3個以上ある場合には、出力端子139に不正検出信号SF1を出力する。これにより、カウント数差3以内が3以上有判断回路89は、連続して入力した7個のカウント値KTに、偏りがあると判断できるカウント数差3以内が3以上有で有れば、これを遊技球検出信号SYに作為があると判断して、不正検出信号SF1を出力する。この結果、パチンコ機11に不正が仕掛けられていることを知らせて、所定の対応を求めることができる。
【0058】
以上の、判定1回路5により、特定の数値の近傍の数値が多く現れる状態を検出して、この状態は不正が仕掛けられている状態であると報知することができる。従って、パチンコ機11のセキュリティが向上される。
判定2回路7は、図4に示すように、シフトメモリ261と、大当たりメモリ263と、大当たり直前カウント数と2個同一判断回路265と、デレィ回路267とを備えている。シフトメモリ261は、4個の直列接続の1番メモリ271、2番メモリ273、3番メモリ275、4番メモリ277を備えており、1番メモリ271には、データ入力端子59が接続されている。データ入力端子59には、カウント値KTが入力され、これによりカウント値KTは、1番メモリ271に入力される。次のカウント値KTが1番メモリ271に入力されると、これまで1番メモリ271に記憶されていたカウント値KTは、2番メモリ273に移動する。この様に、以後、カウント値KTが入力される毎に3番メモリ275、4番メモリ277へとカウント値KTが順番に移動する。又、1番メモリ271、2番メモリ273、3番メモリ275、4番メモリ277は、それぞれデータ出力端子281、282、283、284、285、286、287、288を備え、それぞれ記憶しているカウント値KTを出力するとともに、それぞれリセット端子291、293、295、297を備え、記憶しているカウント値KTを、クリアする。
【0059】
大当たりメモリ263は、4個の1番メモリ301、2番メモリ303、3番メモリ305、4番メモリ307を備えており、1番メモリ301、2番メモリ303、3番メモリ305、4番メモリ307は、それぞれデータ入力端子311、313、315、317を備え、データ出力端子281、283、285、287に接続されている。1番メモリ301、2番メモリ303、3番メモリ305、4番メモリ307は、それぞれそれぞれデータ出力端子321、323、325、327と、記憶保持端子331、333、335、337とを備えている。データ出力端子321、323、325、327は、1番メモリ301、2番メモリ303、3番メモリ305、4番メモリ307が保持している記憶内容を出力する。
【0060】
記憶保持端子331、333、335、337は、大当たり信号入力端子341に接続されている。大当たり信号入力端子341は、CPU13からパチンコ機11が大当たり状態になったことを示す大当たり信号SOを入力する。
これにより、大当たり信号SOが大当たり信号入力端子341に入力すると、大当たり信号SOが記憶保持端子331、333、335、337に入力され、1番メモリ271、2番メモリ273、3番メモリ275、4番メモリ277から、1番メモリ301、2番メモリ303、3番メモリ305、4番メモリ307に、入力されていたカウント値KTを保持する。この保持されたカウント値は、次の大当たり信号SOが入力されるまで保持される。次の大当たり信号SOが入力されると、その時に1番メモリ271、2番メモリ273、3番メモリ275、4番メモリ277から入力されていたカウント値KTを保持する。つまり記憶内容が更新される。
【0061】
大当たり信号SOは、デレィ回路267を経由して、シフトメモリ261のリセット端子291、293、295、297に加えられ、シフトメモリ261の記憶内容をクリアする。
これらにより、大当たり信号SOが入力されると、シフトメモリ261の記憶内容が大当たりメモリ263に移動する。
【0062】
大当たり直前カウント数と2個同一判断回路265は、第1入力端子351、353、355、357と、第2入力端子361、363、365、367と、出力端子369とを備えている。
第1入力端子351、353、355、357は、大当たりメモリ263の記憶しているカウント値KTを入力し、第2入力端子361、363、365、367は、シフトメモリ261の記憶しているカウント値KTを入力する。
【0063】
大当たり直前カウント数と2個同一判断回路265は、第1入力端子351、353、355、357と、第2入力端子361、363、365、367とにそれぞれ入力したカウント値KT同士を対比して、同一のカウント値KTとなるものが2組以上あるかを判断し、2組以上あれば、これを遊技球検出信号SYに作為があると判断して、不正検出信号SF2を出力する。この結果、パチンコ機11に不正が仕掛けられていることを知らせて、所定の対応を求めることができる。
【0064】
以上の、判定2回路7により、大当たりの直前の状態を模倣した数値が多く現れる状態を検出して、この状態は不正が仕掛けられている状態であると報知することができる。従って、パチンコ機11のセキュリティが向上される。
判定3回路9は、図5に示すように、シフトメモリ371と、差回路373、375、377と、差が同一判断回路379と、差がプラスマイナス1以内判断回路381とを備えている。
【0065】
シフトメモリ371は、4個の直列接続の1番メモリ383、2番メモリ385、3番メモリ387、4番メモリ389を備えており、1番メモリ383には、データ入力端子61が接続されている。データ入力端子61には、カウント値KTが入力され、これによりカウント値KTは、1番メモリ383に入力される。又、1番メモリ383、2番メモリ385、3番メモリ387、4番メモリ389は、それぞれデータ出力端子393、395、397、399を備え、それぞれ記憶しているカウント値KTを出力する。
【0066】
差回路373は、入力端子401、403と、出力端子405とを備えている。これにより、差回路373は、1番メモリ383と、2番メモリ385とに記憶されているカウント値KTの差の絶対値を出力端子405に出力する。
差回路375は、入力端子411、413と、出力端子415とを備えている。これにより、差回路375は、2番メモリ385と、3番メモリ387とに記憶されているカウント値KTの差の絶対値を出力端子415に出力する。
【0067】
差回路377は、入力端子421、423と、出力端子425とを備えている。これにより、差回路377は、3番メモリ387と、4番メモリ389とに記憶されているカウント値KTの差の絶対値を出力端子425に出力する。
差が同一判断回路379は、入力端子431、433と、出力端子435とを備えている。これにより、差が同一判断回路379は、差回路373と、差回路375とが出力した差の値が同一であるかを判断し、同一で有れば、出力端子435に不正検出信号SF3を出力する。
【0068】
差がプラスマイナス1以内判断回路381は、入力端子441、443と、出力端子445とを備えている。これにより、差がプラスマイナス1以内判断回路381は、差回路373と、差回路377とが出力した差の値がプラスマイナス1以内であるかを判断し、プラスマイナス1以内で有れば、出力端子445に不正検出信号SF3を出力する。
【0069】
以上の、判定3回路9により、遊技球検出信号SYの入力タイミングが、特定の周期で変化、例えば同一の時間間隔で入力、又は2種類の時間間隔が交互で入力、或いは入力する間隔が僅かずつ長くなる、又は短くなる状態を検出して、この状態は不正が仕掛けられている状態であると報知することができる。従って、パチンコ機11のセキュリティが向上される。
【0070】
図1に示す監視装置73は、不正検出信号SFを入力すると、パチンコ機11の台番号と、不正の発生表示を行う。
監視装置73は、試験信号SSTの出力機能を有する。試験信号SSTは、不正検出装置3のバッファ回路25の出力側26に供給される。試験信号SSTの送信は、通常始業点検として行われる。試験信号SSTは、疑似遊技球検出信号DSYとして送信されるもので、判定1回路試験用、判定2回路試験用、判定3回路試験用に調整されたものが出力される。
【0071】
試験信号SSTが不正検出装置3に加えられると、不正検出装置3が正常に機能していれば、不正検出信号SFを出力することになり、これを監視装置73で確認する。確認できれば、不正検出装置3の始業点検が終了する。確認できなかった場合に、監視装置73の図示しない報知手段に報知させる。正常動作が確認できなかった場合は、ホールスタッフにより、パチンコ台11の点検が行われる。この点検では、まずLED24の発光色の確認が行われる。赤色発光で有れば、不正の検出が行われているが、信号の送信過程で不具合が生じていると判断でき、緑色で有れば、不正の検出がされていないと判断できる。
【0072】
図7と図8は、大当たりの抽選用の乱数の分類の説明図である。
以上に説明した不正検出装置3は、図7に示すI型乱数501と、II型乱数503と、III型乱数505とを採用したパチンコ機11に対応する。I型乱数501は、図8に示すように、所定段階数の単位数値列511の周回が等間隔で繰り返されるものである。大当たりの発生するタイミングは、等間隔である。この場合には、基準信号SSDは、単位数値列511と同期しておれば、最も良いが、同期していなくても不正の検出は可能である。
【0073】
II型乱数503は、所定段階数の単位数値列513の周回が繰り返されるものであって、各単位数値列毎に1段階進む時間間隔515が相違するものである。
III型乱数505は、所定段階数の単位数値列517の周回が繰り返されるものであって、各段階毎に進む時間間隔519が相異するものである。
【0074】
II型乱数503と、III型乱数505とは、1回の単位数値列513、517に注目すると、これらに同期する基準信号SSDは作ることはできないが、長い周期で見て、ほぼ同期する基準信号SSDを作る。この様に完全に同期することがなくても、検出の感度が低下するが、不正の検出は可能である。
【0075】
次にIV型乱数521について説明する。IV型乱数521は、所定段階数の単位数値列523の周回が等間隔で繰り返されるが、スタート段階525が毎回相異するものである。スタート段階525の変更は、所定の手順で行われる。
この様な場合でも、不正検出装置3でそのまま対応できるが、次に示す不正検出装置601を用いることで、より高い精度と、感度で、不正を検出することができる。
【0076】
図6は、不正検出装置601のブロック図である。
不正検出装置601は、スタート可変対応ユニット603を、不正検出装置3に付加したものであり、スタート可変対応ユニット603以外は、構成も動作も不正検出装置3と同様である。同様な部分の詳細な説明は省略する。
【0077】
スタート可変対応ユニット603は、加算器605を備えている。加算器605は、入力端子607、609と、出力端子611とを備えている。入力端子607は、カウンタ37に接続され、出力端子611は、データ配給路39に接続される。カウンタ37と、データ配給路39とは、不正検出装置3と同様である。
【0078】
入力端子609は、CPU13に接続されている。入力端子609には、CPU13からスキップ数信号SSKが供給される。スキップ数信号SSKは、CPU13が大当たりの抽選を行うに際して、リングカウンタ数値列のスタート開始数を変更するために用いた数値をそのまま出力したものである。たとえば、500分の1の抽選確率を採用している場合に、1から500のリングカウンタ数値列を用いていたとして、スタート開始数を10にした場合には、スキップ数信号SSKとして、「10」が出力される。この場合には、リングカウンタ数値列は、10からスタートして、500を経由し9で終了する。
【0079】
加算器605は、スキップ数信号SSKを受信して、カウンタ37から出力されたカウンタ値KTからスキップ数信号SSKの値を減算して、出力端子611に出力する。
これにより、基準信号SSDがCPU13のスタート開始数の時点まで、移動させられたのと同様の効果を奏する。従って、IV型乱数521を採用するパチンコ機11に仕掛けられる不正を検出して報知することができる。
【0080】
特許請求の範囲の構成と発明の実施の形態との対応を説明する。
抽選信号は、遊技球検出信号SYが対応する。
遊技機はパチンコ機11が対応する。
基準信号発生手段は、クロックCLKを分周する分周回路31が対応する。
【0081】
抽選信号入力手段は、バッファ回路19、25と、入力2端子45が対応する。
計数手段は、パルス発生回路35と、カウンタ37とが対応する。
カウント値偏り判断手段は、判定1回路5が対応する。
【0082】
不正信号出力手段は、出力回路41が対応する。
カウント値複数記憶手段は、シフトメモリ81が対応する。
偏差判断手段は、カウント数同一判断回路83と、カウント数差1以内判断回路85と、カウント数差3以内判断回路87と、カウント数差3以内が3以上有判断回路89とが対応する。
【0083】
当たり判断手段は、CPU13の機能である。
請求項2の当たり信号入力手段は、大当たり信号入力端子341と、これに繋がったリード線が対応する。
カウント値記憶手段は、シフトメモリ261が対応する。
【0084】
当たりカウント値記憶手段は、大当たりメモリ263が対応する。
カウント値並び類似判断手段は、大当たり直前カウント数と2個同一判断回路265が対応する。
請求項4のカウント値周期性判断手段は、判定3回路9が対応する。
【0085】
請求項8の先頭位置変更手段は、スタート可変対応ユニット603が対応する。
先頭位置変更値入力手段は、スキップ数信号SSKの入力に関する説明部分が対応する。
【0086】
基準信号発生時点変更手段と基準信号出力手段とは、加算器605が対応する。
不正表示手段は、出力回路41と、LED24が対応する。
監視装置は、監視装置73が対応する。
【0087】
不正発生信号は、不正検出信号SFが対応する。
不正発生信号出力手段は、出力回路41が対応する。
試験信号入力手段は、バッファ回路25の出力側26が対応する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 遊技機コンピュータ1のブロック図である。
【図2】 不正検出装置3のブロック図である。
【図3】 判定1回路5のブロック図である。
【図4】 判定2回路7のブロック図である。
【図5】 判定3回路9のブロック図である。
【図6】 不正検出装置601のブロック図である。
【図7】 大当たりの抽選用の乱数の分類の説明図である。
【図8】 大当たりの抽選用の乱数の分類の説明図である。
【図9】 パチンコ機JPの説明図である。
【図10】不正の説明図である。
【符号の説明】
1…遊技機コンピュータ、
3…不正検出装置、
5…判定1回路、
7…判定2回路、
9…判定3回路、
11…パチンコ機、
17…遊技球センサ、
73…監視装置、
601…不正検出装置、
603…スタート可変対応ユニット、
605…加算器

Claims (12)

  1. 抽選用数値列を周期的に繰り返し、発生した抽選信号を入力したときの上記抽選用数値列の数値に応じて、当たりの判断を行い、当たりであるとの判断が行われた場合には、利益を提供する遊技状態になる遊技機に対して仕掛けられる不正を検出する装置であって、
    上記抽選用数値列の周回周期に関連するタイミングで周期的な基準信号を発生する基準信号発生手段と、
    上記抽選信号を入力する抽選信号入力手段と、
    上記抽選用数値列の数値の移行するタイミングで出力されるカウント信号を入力して、上記基準信号が発生してから上記抽選信号が入力するまでの期間に入力した上記カウント信号の数をカウント値として計数する計数手段と、
    該計数手段が計数したカウント値を順次入力し、該入力したカウント値が同一の値の近傍に多く発生しているカウント値の偏り状態を判断するカウント値偏り判断手段と、
    該カウント値偏り判断手段がカウント値の偏り状態であると判断した場合に不正検出信号を出力する不正信号出力手段と
    備え、
    上記カウント値偏り判断手段を該計数手段が計数したカウント値を順次入力して、複数記憶するカウント値複数記憶手段と、
    該カウント値複数記憶手段に記憶されているカウント値の複数を対比して、各カウント値の偏差が所定値以下かを判断する偏差判断手段とにし、
    上記不正信号出力手段を該偏差判断手段が各カウント値の偏差が所定以下であると判断した場合に不正検出信号を出力するとしたことを特徴とする遊技機の不正検出装置。
  2. 抽選用数値列を周期的に繰り返し、発生した抽選信号を入力したときの上記抽選用数値列の数値に応じて、当たりの判断を当たり判断手段で行い、該当たり判断手段が当たりであるとの判断を行った場合には、利益を提供する遊技状態になる遊技機に対して仕掛けられる不正を検出する装置であって、
    上記抽選用数値列の周回周期に関連するタイミングで周期的な基準信号を発生する基準信号発生手段と、
    上記抽選信号を入力する抽選信号入力手段と、
    上記当たり判断手段が当たりであると判断したことを示す当たり信号を入力する当たり信号入力手段と、
    上記抽選用数値列の数値の移行するタイミングで出力されるカウント信号を入力して、上記基準信号が発生してから上記抽選信号が入力するまでの期間に入力した上記カウント信号の数をカウント値として計数する計数手段と、
    該計数手段が計数したカウント値を順次入力し、カウント値を複数記憶するカウント値記憶手段と、
    上記当たり信号入力手段が当たり信号を入力した場合に、上記カウント値記憶手段が複数記憶しているカウント値を記憶する当たりカウント値記憶手段と、
    上記当たりカウント値記憶手段が複数記憶しているカウント値と、上記カウント値記憶手段が複数記憶しているカウント値とを対比して、両カウント値の並びに類似する状態があるかを判断するカウント値並び類似判断手段と、
    該カウント値並び類似判断手段がカウント値の並びに類似状態があると判断した場合に不正検出信号を出力する不正信号出力手段と
    を備え、
    上記カウント値並び類似判断手段を上記当たりカウント値記憶手段が複数記憶しているカウント値と、上記カウント値記憶手段が複数記憶しているカウント値とを対比して、両カウント値間に少なくとも2以上の所定数以上の同一の値のカウント値が有る場合に両カウント値間に類似する状態があると判断するとしたことを特徴とする遊技機の不正検出装置。
  3. 抽選用数値列を周期的に繰り返し、発生した抽選信号を入力したときの上記抽選用数値列の数値に応じて、当たりの判断を行い、当たりであるとの判断が行われた場合には、利益を提供する遊技状態になる遊技機に対して仕掛けられる不正を検出する装置であって、
    上記抽選用数値列の周回周期に関連するタイミングで周期的な基準信号を発生する基準信号発生手段と、
    上記抽選信号を入力する抽選信号入力手段と、
    上記抽選用数値列の数値の移行するタイミングで出力されるカウント信号を入力して、上記基準信号が発生してから上記抽選信号が入力するまでの期間に入力した上記カウント信号の数をカウント値として計数する計数手段と、
    該計数手段が計数したカウント値を順次入力し、該入力したカウント値に周期性があるかを判断するカウント値周期性判断手段と、
    該カウント値周期性判断手段がカウント値に周期性があると判断した場合に不正検出信号を出力する不正信号出力手段と
    を備えることを特徴とする遊技機の不正検出装置。
  4. 上記カウント値周期性判断手段を該計数手段が計数したカウント値を順次入力し、所定の2個のカウント値の偏差と、他の所定の2個のカウント値の偏差とを求め、両偏差の偏差が所定値以下の場合に、該入力したカウント値に周期性があると判断するとしたことを特徴とする請求項3記載の遊技機の不正検出装置。
  5. 上記遊技機を抽選用の数値列をクロック信号に基づいて先頭から周期的に繰り返し抽選用記憶エリアに移行させ、遊技によって発生した抽選信号を入力したときに、上記抽選用記憶エリアに位置する数値に応じて、当たりの判断を行い、当たりであるとの判断が行われた場合には、利益を提供する遊技状態になるとし、上記基準信号発生手段を上記遊技機のクロック信号に基づいて周期的な基準信号を発生するとしたことを特徴とする請求項1ないし請求項4記載の遊技機の不正検出装置。
  6. 上記遊技機を抽選用の数値列を、所定の周期で先頭から抽選用記憶エリアに移行させ、遊技によって発生した抽選信号を入力したときに、上記抽選用記憶エリアに位置する数値に応じて、当たりの判断を行い、当たりであるとの判断が行われた場合には、利益を提供する遊技状態になるとし、
    上記基準信号発生手段を上記遊技機の抽選用の数値列を抽選用記憶エリアに先頭から移行させる場合の所定の周期に同期する基準信号を発生するとしたことを特徴とする請求項1ないし請求項4記載の遊技機の不正検出装置。
  7. 上記遊技機を抽選用の数値列をクロック信号に基づいて先頭から周期的に繰り返し抽選用記憶エリアに移行させ、遊技によって発生した抽選信号を入力したときに、上記抽選用記憶エリアに位置する数値に応じて、当たりの判断を行うとともに、上記抽選用数値列の先頭位置を所定の手順で求めた先頭位置変更値に応じて変更する先頭位置変更手段を備え、当たりであるとの判断が行われた場合には、利益を提供する遊技状態になるとし、
    上記先頭位置変更値を入力する先頭位置変更値入力手段を加え、
    上記基準信号発生手段を上記遊技機のクロック信号に基づいて周期的な基準信号の発生時点を求める基準信号発生時点算出手段と、
    上記先頭位置変更値入力手段が入力した先頭位置変更値に基づいて、上記求めた発生時点を変更する基準信号発生時点変更手段と、
    該基準信号発生時点変更手段が求めた発生時点に基準信号を発生する基準信号出力手段とを備えたとしたことを特徴とする請求項1ないし請求項4記載の遊技機の不正検出装置。
  8. 上記遊技機を抽選用の数値列をクロック信号に基づいて先頭から周期的に繰り返し抽選用記憶エリアに移行させ、遊技によって発生した抽選信号を入力したときに、上記抽選用記憶エリアに位置する数値に応じて、当たりの判断を行うとともに、上記抽選用数値列の先頭位置を所定の手順で求めた先頭位置変更値に応じて変更する先頭位置変更手段を備え、当たりであるとの判断が行われた場合には、利益を提供する遊技状態になるとし、
    上記先頭位置変更値を入力する先頭位置変更値入力手段と、
    上記先頭位置変更値入力手段が入力した先頭位置変更値に基づいて、上記計数手段が計数したカウント値を補正するカウント値補正手段とを加えたことを特徴とする請求項1ないし請求項4記載の遊技機の不正検出装置。
  9. 上記不正信号出力手段が不正検出信号を出力した場合に、赤色光表示、又は所定の光表示を行う不正表示手段を加えたことを特徴とする請求項1ないし請求項8記載の遊技機の不正検出装置。
  10. 上記不正信号出力手段が不正検出信号を出力するまでは、緑色光表示、又は不正を表示する状態以外の状態になる不正表示手段を加えたことを特徴とする請求項1ないし請求項9記載の遊技機の不正検出装置。
  11. 上記不正信号出力手段が不正検出信号を出力した場合に、複数の遊技機の状態を監視している監視装置に、不正発生信号を出力する不正発生信号出力手段とを加えたことを特徴とする請求項1ないし請求項10記載の遊技機の不正検出装置。
  12. 複数の遊技機の状態を監視している監視装置から試験信号を入力する試験信号入力手段と、
    該試験信号入力手段が入力した試験信号を上記抽選信号に替えて抽選信号入力手段に入力させる試験信号置き換え手段とを加えたことを特徴とする請求項1ないし請求項11記載の遊技機の不正検出装置。
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