JP2006269939A5 - - Google Patents

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電界効果トランジスタ及びその製造方法
本発明は、窒化ガリウム系半導体半導体を用いた電界効果トランジスタ及びその製造方法に関する。
窒化ガリウム系半導体は禁制帯幅が広いため、これを用いた電界効果トランジスタ(FET:Field effect Transistor)は、高周波かつ高耐圧で動作することが可能で、高出力パワー半導体装置として期待され、MESFET(Metal Semiconductor FET)や高電子移動度トランジスタ(HEMT:High Electron Mobility Transistor)等が提案されている。HEMTは、高周波用等に普及している高速半導体デバイスであり、GaAs/AlGaAsヘテロ接合を用いたものが実用化されており、その優れたマイクロ波・ミリ波特性により、衛星放送用受信器等の低雑音かつ高速の電界効果トランジスタとして広く使用されている(例えば特許文献1参照)。
ところで近年は、GaAs系化合物に代えてGaN系化合物を用いたHEMT(以下、「GaN系HEMT」という)が、次世代型の高速FETとして注目されている。GaN系化合物はバンドギャップが広く、電子有効質量から見積もられる飽和電子移動度も高いことから、より大出力で高耐圧かつ高温動作可能な高周波デバイスを実現できる可能性があり、研究が重ねられている。GaN系化合物を用いたHEMT構造の一例を図7に示す。この図に示すGaN系HEMT700は、絶縁性のサファイア基板71上にAlNバッファ層72、電子走行層となるアンドープGaN層73、キャリア供給層となるn型AlGaN層74を順次積層している。またn型AlGaN層74の上面には、ソース電極75、ゲート電極76、ドレイン電極77が形成される。この構造のHEMTは、キャリア供給層となるn型AlGaN層74が電子走行層となるアンドープGaN層73に電子を供給し、供給された電子はGaN層73の最上層部でn型AlGaN層74に接する領域73aをチャネルとして、高移動度で走行する。
このようなHEMTを高出力化するためには、高電圧を印加できるように更なる高耐圧化を図る必要がある。しかしながら、より多くのドレイン電流を得るためにソース電極75、ドレイン電極77間に大きな電圧を印加して動作させると、素子の一部に電界が集中することによって素子の破壊が生じる。特にゲート電極とドレイン電極との間での絶縁破壊による短絡が問題となる。例えば図7に示すようなソース電極75、ゲート電極76とが同一平面上に形成されている横方向デバイスの構成では、この電極間で数百V以上の絶縁を維持することが困難となる。また仮にソース電極とドレイン電極との絶縁を維持できたとしても、数千Vといった高電圧の印加時には沿面放電等により、ソース電極とドレイン電極との間に存在する空気やこれらを被膜する絶縁層の耐圧が問題となって絶縁破壊が生じる。さらに上記の構成は、ドレイン電極の直下に電界が集中し易い構造であるため、高電圧動作時には電界集中によって高電圧が印加されて絶縁破壊が起こりやすい。このように、電極間の絶縁破壊がHEMT素子の高出力化の障害となっていた。
特開2003−297856号公報
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものである。本発明の主な目的は、高耐圧化を実現して高出力化を図った電界効果トランジスタ及びその製造方法を提供することにある。
以上の目的を達成するために、本発明の第1の側面に係る電界効果トランジスタは、キャリア走行層を含む半導体構造と、ソース電極と、ゲート電極と、ドレイン電極とを備える電界効果トランジスタであって、前記半導体構造はIII−V族化合物半導体層よりなり、前記半導体構造上に前記ゲート電極及び前記ソース電極が形成され記半導体構造の前記ゲート電極形成面と対向する面に、前記ドレイン電極が形成されている。
これにより、ゲート電極とドレイン電極とが半導体構造の同一面でなく、異なる面にそれぞれ配置されることで物理的に離間されるので、電界効果トランジスタのドレイン耐圧を高めることができる。
また、本発明の第2の側面に係る電界効果トランジスタは、前記半導体構造が、第1半導体層と、前記第1半導体層よりもバンドギャップエネルギーの大きい第2半導体層とを有する。
さらに、本発明の第3の側面に係る電界効果トランジスタは、前記第1及び第2半導体層はGaN基板上に形成されており、前記ゲート電極及びソース電極と、前記ドレイン電極は、前記GaN基板を含む前記半導体構造の両面に形成されている。
さらにまた、本発明の第4の側面に係る電界効果トランジスタは、前記第1半導体層側に前記ゲート電極及び前記ソース電極が形成され、前記第2半導体層側に前記ドレイン電極が形成されている。
さらにまた、本発明の第の側面に係る電界効果トランジスタは、第1半導体層と、前記第1半導体層上に形成され該第1半導体層よりバンドギャップエネルギーの大きい第2半導体層と、を含む半導体構造と、ソース電極、ゲート電極、ドレイン電極を備える電界効果トランジスタであって、前記第1半導体層及び第2半導体層は窒化ガリウム系化合物半導体層よりなり、前記第1半導体層上に前記ゲート電極及び前記ソース電極が形成され、前記第2半導体層上に前記ドレイン電極が形成され、前記半導体構造の前記ソース電極形成面と対向する面に、ドレイン電極形成されている。これにより、ソース電極とドレイン電極とをそれぞれ対向する面に配置することにより、これらを物理的に離間して電界効果トランジスタの耐圧を高めることができる。
さらにまた、本発明の第6の側面に係る電界効果トランジスタは、前記ドレイン電極が、前記ゲート電極と対向する位置よりも前記ソース電極側にシフトさせた位置に形成されている。
さらにまた、本発明の第の側面に係る電界効果トランジスタは、記第1半導体層の端面が露出されると共に、前記ソース電極が該端面にオーミック接触するように形成されている。これにより、第2半導体層がi型GaN層などであっても電流を取り出すことができ、高耐圧の電界効果トランジスタが実現できる。
さらにまた、本発明の第の側面に係る電界効果トランジスタは、前記第2半導体層と前記ドレイン電極との間に介在層が形成されている。これにより、ドレイン電極と第2半導体層とが離間できるので、ドレイン電極とゲート電極との距離をさらに大きくして電界集中を緩和でき、電界効果トランジスタの耐圧をさらに高めることができる。
さらにまた、本発明の第の側面に係る電界効果トランジスタは、前記第1半導体層がキャリア走行層であり、前記第2半導体層がキャリア供給層である。
さらにまた、本発明の第10の側面に係る電界効果トランジスタは、前記電界効果トランジスタがHEMTである。
また、本発明の第11の側面に係る電界効果トランジスタの製造方法は、
キャリア走行層と、前記キャリア走行層上に形成され該キャリア走行層よりバンドギャップエネルギーの大きいキャリア供給層を備える電界効果トランジスタの製造方法であって、基板上にキャリア走行層キャリア供給層を順次積層し、半導体構造を形成する工程と、前記半導体構造の一方の面側に、ドレイン電極を形成する工程と、前記半導体構造の前記ドレイン電極側を支持基板に固定し、前記基板除去する工程と、前記半導体構造のドレイン電極形成面と対向する面側に、ゲート電極及びソース電極を形成する工程とを有する。これにより、ゲート電極とドレイン電極とが半導体構造の同一面でなく、異なる面にそれぞれ配置されることで物理的に離間され、ゲート−ドレイン電極間の耐圧を高めて電界効果トランジスタとしての耐圧を高めることができる。
本発明の電界効果トランジスタ及びその製造方法によれば、ゲート電極とドレイン電極とを物理的に離間して配置する構成によって高い絶縁性が達成され、これらの電極間の耐圧を高めることで信頼性が高く、高出力可能な電界効果トランジスタを得ることができる。特にドレイン耐圧を向上させることで、電界効果トランジスタの耐圧を高めることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の技術思想を具体化するための電界効果トランジスタ及びその製造方法を例示するものであって、本発明は電界効果トランジスタ及びその製造方法を以下のものに特定しない。また、本明細書は特許請求の範囲に示される部材を、実施の形態の部材に特定するものでは決してない。特に実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。さらに、本発明を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。
なお、本明細書において半導体層上に形成するとは、該層に接触する形で直接形成する他、1層又は2層以上の介在する層その他の介在物を介して形成する構成も含むものとする。また、形成面は主面等一の平面に限定されず、主面と直交する端面等、他の面上に形成する場合も含む意味で使用する。
(実施の形態1)
図1に、本発明の実施の形態1に係る電界効果トランジスタとして、GaN系HEMT100を構成する一例を示す。この図に示すHEMT100は、第1半導体層としてキャリア走行層13、第2半導体層としてキャリア供給層14を順次積層した半導体構造12を有している。またキャリア供給層14の上面にドレイン電極17を、キャリア走行層13の下面にゲート電極16を、それぞれ形成している。一方、キャリア走行層13の端面、すなわちキャリア走行層13がキャリア供給層14と接触する面とほぼ垂直な方向の面、図1におdいてはGaN層の右側端面にソース電極15を形成している。これらソース電極15及びドレイン電極17は、第1半導体層及び第2半導体層を含む半導体構造12とオーミック接触させており、一方ゲート電極16はショットキー接触させている。この構造のGaN系HEMT100は、キャリア供給層14がキャリア走行層13にキャリアとして電子を供給し、供給された電子はキャリア走行層13の上部でキャリア供給層14との界面に二次元電子ガス層を形成し、これをチャネル13aとして高移動度で走行する。このようにキャリアが主に電子である場合は、キャリア走行層13は電子走行層となる。チャネル13aの大きさは、ゲート電極16に印加されるゲート電圧VGによって形成される空乏層により制御される。ゲート電極16に印加する逆方向電圧によって空乏層の大きさを制御し、ドレイン電流IDの制御すなわちHEMTのON/OFFスイッチングを行う。
(キャリア走行層13、キャリア供給層14)
第1半導体層と第2半導体層は、それぞれ窒化物半導体層であって、AlxInyGa1-x-yN(0≦x、0≦y、x+y≦1)を用いることが好ましい。特に第2半導体層が第1半導体層よりバンドギャップエネルギーが大きいことで、第2半導体層がキャリア供給層と、第1半導体層がキャリア走行層として機能しうる。キャリア供給層14は、キャリア走行層13にキャリアを供給する。キャリア供給層14は、好ましくはn型窒化物半導体層とする。このキャリア供給層14はキャリア密度を増すためにドーパントでドープしており、ドーパントとしてn型不純物となるSiを1×1018〜1×1020/cm3程度含むことでキャリア密度が増すので好ましい。Siが1×1020/cm3より大きいと、第2半導体層の結晶性が悪くなってしまう。また、キャリア供給層は、ドープ量を下げたりアンドープにすることで、ゲートリーク電流を低減し、耐圧を高めることもできる。図1の例では、キャリア供給層14としてn型AlGaN層、キャリア走行層13としてアンドープのGaN層を採用している。またキャリア供給層をi型のAlGaN層とすることでも、高耐圧化に寄与できる。一方でキャリア走行層は適切なドーパントでドープして、チャネル以外のキャリア走行層におけるキャリア走行を軽減してもよい。また第1半導体層と第2半導体層との膜厚については、特に限定するものではないが、好ましくは第1半導体層を1μm以上5μm以下、さらに好ましくは2μm以上3μm以下とし、第2半導体層を5nm以上500nm以下、さらに好ましくは5nm以上50nm以下とすることで、キャリア供給層とキャリア走行層とを有する素子において、キャリアが高移動度で走行するので好ましい。さらに第1半導体層のゲート電極を形成する面から第1半導体層と第2半導体層との界面までの距離が5nm以上500nm以下、5nm以上50nm以下とすることで、ゲート電極による空乏層の制御効果が顕著に得られ、電流を制御することができるので実用上好ましい。
(電極)
キャリア供給層14の上面に形成される各電極の内、ソース電極15とドレイン電極17はオーミック性電極であり、ゲート電極16はショットキー電極である。これらの電極は、図示しないがオーミック接合特性、ショットキー接合特性を得るためのコンタクト層を各々介在させることもできる。例えばソース電極15とドレイン電極17は、キャリア供給層14上に形成されたオーミックコンタクト層との界面でオーミック性電極を構成し、一方ゲート電極16は、キャリア供給層14上に形成されたショットキーコンタクト層に接触する界面でショットキー接合特性を有する。
電界効果トランジスタにおいては、キャリア供給層14中のドナーからキャリアとなる電子が放出されるが、このキャリア電子はキャリア供給層14中に留まっているより、より電子親和力の大きいチャネル13a中に引き込まれ界面近傍に蓄積される。この蓄積された電子はドーパントによる散乱を受けないため、チャネル13a中を高速で走行することができる。一方、図1に示すように、ソース電極15とドレイン電極17との電極間にドレインソース間電圧VDSを印加すると、チャネル13aを介してソース電極15とドレイン電極17の間にドレイン電流IDが流れる。またゲート電極16にゲート電圧VGを印加すると、その電圧に応じてゲート電極16の下に発生する空乏層が延びるため、図2に示すようにゲート電圧VGでドレイン電流IDを制御することができる。また、ゲート電極16直下のショットキーコンタクト層は、ゲート電極16とチャネル13aの間を流れる電流(ゲートリーク電流)を抑えるためのバリア層として働き、一方オーミックコンタクト層はソース電極15及びドレイン電極17のオーミック電極としてのコンタクト抵抗を低減する作用を奏する。
(ゲート電極16)
ゲート電極16は、キャリア供給層14側でなく、キャリア走行層13側に形成している。これにより、ゲート電極16をドレイン電極17と異なる面、図1に示す例では対向する面に形成して両者を物理的に離間している。このようにゲート電極16とドレイン電極17とを同一面側に隣接させず、半導体構造12の両面に分離することで、両電極間の絶縁を容易にしている。
図7のような電極構造のHEMTに対して電圧を与えると、ゲート電極76のドレイン端において他の部分より高い電界が印加されてしまう。電界効果トランジスタ素子に高電圧を与え、局所的な電界の強さが一定の値を越えると、その場所で上述した素子破壊が起こるため、素子の耐圧を上げるには電界の集中を避けることが重要である。本実施の形態では、ドレイン電極をゲート電極から物理的に離間させる距離を大きくするために、ドレイン電極をゲート電極と反対面に形成している。これによって、ゲート−ドレイン電極間に働く電界の集中が緩和され、電界効果トランジスタ素子の高耐圧化に寄与する。またドレイン電極は、ゲート電極と対向する位置よりもソース電極側にシフトさせた位置に形成する。これによって、ゲート電極とドレイン電極との間の距離を更に長くして耐圧を高めると共に、ドレイン電極とソース電極との間にゲート電極を位置させて、空乏層の制御というゲート電極本来の機能を有効に発揮させることができる。
(ソース電極15)
図1の構成では、ゲート電極16をドレイン電極17の形成面と対向する面に形成すると共に、ソース電極15もゲート電極16側、すなわちドレイン電極17の形成面と対向面に形成している。これによって、電界効果型トランジスタのドレイン−ソース電極間耐電圧VDSSを高めることもできることは言うまでもない。
(実施の形態2)
また図3に、本発明の実施の形態2に係る電界効果トランジスタの断面図を示す。この図に示す電界効果トランジスタもHEMTであり、キャリア供給層34とドレイン電極37との間に、介在層としてGaN層を形成している。
キャリア供給層とドレイン電極との間に介在層を設ける場合、介在層の膜厚は1000Å以上1μm以下とすることで、ドレイン電極とゲート電極の距離を大きくして電界集中を緩和することができる。この介在層はn型GaN層とすることが好ましく、特に5×1019/cm3以下のSiがドープされた層とすることで介在層として好適に機能する。
(ドレイン電極37)
ドレイン電極37は、ゲート電極36及びソース電極35と離間させる程、より高耐圧化を図ることができる。このため実施の形態2の構成では、図3に示すようにキャリア供給層34とドレイン電極37の間に介在層を介在させることによって、さらにドレイン電極37とゲート電極36とを離間させ、高電圧印加時にこの間に電界が集中する事態を緩和し、HEMT素子の高耐圧化を実現できる。介在層は、例えばn型GaN層が利用できるが、これに限定されるものでない。
(ゲート電極36)
ゲート電極は、ゲート電極による空乏層の制御効果を確実にするため、チャネル33aとある程度接近させて配置する。図1の例では、ゲート電極16をGaN層表面上に形成しているが、好ましくは、図3に示すようにキャリア走行層33の裏面上でゲート電極36を形成する部位を、エッチングなどにより薄く形成し、ゲート電極36をチャネル33aに近接させる。例えば、キャリア走行層33がアンドープGaN層である場合、ゲート電極形成面とチャネル33aとの距離が1000Å程度となるようにする。
(ソース電極35)
ソース電極35は、キャリア走行層33の少なくとも端面の一部を被膜している必要がある。ただ、ソース電極35を大きくすることで、電極の配線を容易にし電流の取り出しを容易にすることもできる。例えば図3に示すように、キャリア走行層33の端面から下面に連続するように延長したり、キャリア供給層34の下面に連続させることもできる。このようにすることで、ゲート電極36と同一面から配線できるので、ゲート電極36とソース電極35への配線と同時に行うことができ、配線作業を容易にできる。
なお、キャリア走行にn型GaN層あるいはAlGaN層を使用する場合は、ソース電極をキャリア走行層の端面でなく表面側に形成することもできる。キャリア走行にi型GaN層を使用する場合はソース電極を表面側に形成しても高抵抗であるため電流が流れないが、n型GaN層あるいはAlGaN層を使用する場合は上記の構成を採用することができる。
(キャリア供給層34)
また図3の例では、キャリア供給層34をn型AlGaN層34AとアンドープAlGaN層34Bで構成している。このように、キャリア走行層33との界面をアンドープAlGaN層34Bとすることによって、界面すなわちチャネル33aの近傍でAlGaN層中の不純物によってキャリアが散乱され移動度が低下する事態を回避し、高いキャリア移動度を実現できる。また、変調ドープ等の手段によって、キャリア供給層のドープ量を界面近傍で低減することによっても同様の効果を得ることができる。なお、このようにキャリア供給層を複数層に分けたり、ドープ量を変化させる場合は、アンドープ層やドープ量の少ない層はキャリアを供給しないか、供給量が少ないと考えられ、その意味ではキャリア供給層として機能しないとも解釈できるが、本明細書においては、機能よりも層を区別する必要上から、これらもキャリア供給層に含めるものとする。
(実施の形態3)
さらに、図4の断面図及び図5の平面図に示すように、HEMT素子を円形状に形成することもできる。矩形状の電極を使用する場合は、電極の隅部等、電界が集中しやすい部分が形成されるため、耐圧が悪くなる傾向があった。そこで、このような部分を排して環状や円形に電極を形成することで、電圧や電流の局所的な集中を回避できるので、矩形状の電極を使用する構成に比して耐圧が向上し、信頼性、安定性がさらに改善される。図5の例では、アンドープGaN層の裏面にソース電極45を円形状に形成し、その周囲にソース電極45を中心とする環状にゲート電極46を形成している。さらに、n型AlGaN層上に、半導体構造裏面のゲート電極46を囲むように、ドレイン電極47を同心円状の円環状に形成している。この構成により、ドレイン電極47とソース電極45との間で、どの部分においてもほぼ一定距離を維持しつつゲート電極46が形成されているため、ゲート電圧VGでスイッチング制御を行うことが可能であり、さらに電極間の電界集中を緩和して高耐圧のHEMT素子を実現することができる。
(実施の形態4)
電界効果トランジスタでは、ドレイン電極とソース電極との間に、ほぼ均一にゲート電極を配置することで空乏層を制御してスイッチングが可能となる。このため、上述した図4の構成に限られず、実施の形態4として図6に示すようにドレイン電極67とソース電極65を入れ替えた配置も採用できる。図6の構成においても、ドレイン電極67を中心とする環状のソース電極65の内側で、ゲート電極66が環状に、ドレイン電極67とソース電極65との間でほぼ一定の距離を保ちながら配置されている。これによって、図4と同様に電界の集中を回避した高耐圧な電界効果トランジスタを得ることができる。
(電界効果トランジスタ)
本実施の形態では、基板を剥離し、裏面を研磨した後、別々に構成した半導体構造を貼り合わせる基板貼り合せ構造によって、半導体構造の両面に電極を形成したHEMT素子を製造している。ただ、GaN基板上にエピタキシャル成長させて、半導体構造の両面に電極を形成することでも製造できる。
GaN系HEMTは、窒化ガリウム系半導体半導体で構成される。窒化ガリウム系半導体半導体層は、基板上に必要に応じてバッファ層を形成し、さらにキャリア走行層33、キャリア供給層34を順にエピタキシャル成長し、さらに電極を積層している。結晶成長方法としては、例えば、有機金属気相成長法(MOCVD:metal-organic chemical vapor deposition)、ハイドライド気相成長法(HVPE)、MBE(molecularbeam epitaxy)等の方法が利用できる。窒化ガリウム系化合物半導体は、一般式がInxAlyGa1-x-yN(0≦x、0≦y、x+y≦1)であって、BやP、Asを混晶してもよい。また、本明細書において、n型窒化物半導体層、p型窒化物半導体層は、単層、多層を特に限定しない。また、窒化物半導体層にはn型不純物、p型不純物を適宜含有させる。n型不純物としては、Si、Ge、Sn、S、O、Ti、Zr等のIV族、若しくはVI族元素を用いることができ、好ましくはSi、Ge、Snを、最も好ましくはSiを用いる。また、p型不純物としては、特に限定されないが、Be、Zn、Mn、Cr、Mg、Ca等が挙げられ、好ましくはMgが用いられる。これにより、各導電型の窒化物半導体を形成することができる。また基板はサファイア基板やGaN基板等が利用でき、また熱伝導が高く放熱性に優れたSiC基板、CuW基板等も利用できる。
ソース電極35、ゲート電極36、ドレイン電極37等の電極は、典型的には素子を構成する半導体材料とは異なる組成から形成され、例えばTi、Al、Cu、W、Au、Ag、Mo、Ni、Pt、In、Rh、Ir、Cr等導電性に優れた材質で構成される。また金属材料に限定せず、導電性を有する導電性プラスチック等も利用できる。さらに電極は単一元素の材料のみならず、合金化、共晶化、混晶等、複数の元素で構成し、例えばITO等が利用できる。さらにまた2層以上の層構造も採用できる。好ましくは、AlGaN系やGaN系半導体層に対するオーミック電極として、Ti/Al系電極、ショットキー電極としてNi/Au系材料からなる電極が採用される。これによってHEMT用電極として要求されるオーミック特性、ショットキー特性等において良好に機能する。例えばソース電極35、ドレイン電極37のオーミック接触を得るためにはTi/Pt、Ti/Au、TiAl系金属が使用され、800℃〜950℃で急速アニールが行われている。またゲート電極36には、TiN、Ti/Pd/Au、W/Au等が使用される。電極の形状は、T字型、I型等特に限定されないが、断面形状をT字状のゲート電極とすると、電極の断面積が増え電極抵抗を低減できるので、動作周波数の高周波における特性を向上させるためさらに好ましい。また、オーミック電極とワイヤーとの密着性等を考慮して、半導体層との接触面にパッド電極を形成してもよい。パッド電極の上には、外部電極等と接続させるためのメタライズ層(バンプ)を形成する。メタライズ層は、Ag、Au、Sn、In、Bi、Cu、Zn等の材料から成る。電界効果トランジスタの電極形成面側をサブマウント上に設けられた正負一対の外部電極と対向させ、バンプにて各々の電極を接合する。さらにサブマウントに対してワイヤー等が配線される。
基板上及びバッファ層は、好ましくは除去される。バッファ層の存在によりリーク電流が生じてリークパスが形成されるため、基板のみならずバッファまで除去することでこのような弊害を防止することができる。
(電界効果トランジスタの製造方法)
以下、電界効果トランジスタの製造方法の一例として、図3に示すHEMTの製造工程を順に説明する。ここではMOCVDによりサファイア基板上にGaN系HEMTを作製する。まず、MOCVD反応炉内にサファイア基板をセットし、サファイア基板のC面の基板表面を水素雰囲気中で、基板温度を1050℃まで上昇させて、水素を流しながら基板のクリーニングを行う。続いて、基板温度を510℃まで下げ、キャリアガスに水素、原料ガスにTMG(トリメチルガリウム)とアンモニアガスを用いて、基板上にGaNよりなるバッファ層を約200Åの膜厚で成長させる。バッファ層を成長後、引き続いてTMG(トリメチルガリウム)のみ止めて、基板温度を1050℃まで上昇させる。基板温度が1050℃になると、同じく原料ガスにTMG、アンモニアガスを用い、アンドープGaN層を3μmの膜厚で成長させる。このアンドープGaN層がキャリア走行層33となる。なお本明細書において、アンドープとはn型不純物濃度が1×1017/cm3以下もしくはn型不純物を含まないものをいう。
次に、基板温度1050℃で、原料ガスにTMG、TMA(トリメチルアルミニウム)、アンモニアガスを用い、AlN混晶比0.2であるAl0.2Ga0.8NよりなるアンドープAlGaN層を50Åの膜厚で成長させる。続いて、基板温度1050℃で原料ガスにTMG、TMA、アンモニアガスを用い、不純物ガスにシランガスを用い、Siを2×1018/cm3ドープした、Al混晶比が0.2であるAl0.2Ga0.8Nよりなるn型AlGaN層を約100Åの膜厚で成長させる。このSiドープn型AlGaN層がキャリアを供給する機能を奏すると考えられる。さらにSiドープn型AlGaN層上に、介在層としてSiを1×1019/cm3ドープしたn型GaN層を3000Åの膜厚で成長させる。反応終了後、温度を室温まで下げウェーハを反応容器から取り出す。
(フォトリソグラフィ工程)
まず素子形成領域以外の部分を絶縁するために、スピンコータを用いてレジストを塗布した後、パターン露光してレジストのパターニングを施す。プラズマRIE装置を用いて素子分離としてAlGaN層とGaN層をエッチングするために、ICPエッチング装置を用いてCl2ガスにてエッチングする。ここでは、GaN層上にドレイン電極37を形成するために、ドレイン電極37を形成すべき領域を除いて、GaN層を予めエッチングにより除去する。そして、ドレイン電極37としてTi/Alをマグネトロンスパッタ装置を用いて、Tiを100Å、500WでAlを3000Åスパッタし、電極を形成する。その後、リフトオフし、窒素ガス雰囲気中で600℃にて10分間アニールを実施する。これによって膜厚300nmのドレイン電極37を形成する。
次に、アンドープGaNを露出させるために、レーザーリフトオフでサファイア基板を剥離し、バッファ層を研磨する。ここでは基板を反転させて、ドレイン電極37側を支持基板に固定し、サファイア基板を剥離し、その後アンドープGaN層を裏面から膜厚1μm程度まで研磨する。さらに、アンドープGaN層上でゲート電極36及びソース電極35を形成すべき領域をエッチングする。ゲート電極形成領域は、図3に示すように凹部となるよう溝状にエッチングされ、凹部の底面でのアンドープGaN層の膜厚は1000Å程度としている。またソース電極形成領域は、アンドープGaN層の端面としており、このためアンドープAlGaN層が露出するまでアンドープGaN層をエッチングしている。その後、ゲート電極36及びソース電極35を形成する。ソース電極35はドレイン電極37と同様にTi/Alをマグネトロンスパッタ装置を用いて、Tiを100Å、500WでAlを3000Åスパッタし、その後リフトオフして、窒素ガス雰囲気中で600℃にて10分間アニールを実施し、膜厚5nmのソース電極35を形成する。一方、ゲート電極36としてNiショットキー電極をアンドープGaN層の凹部底面に、3nmの膜厚で形成する。
パッケージング)
デバイス工程が終了した後、チップをパッケージに実装する。ここで、ワイヤ線を張る場合はワイヤボンダを使用する。ワイヤボンディングにより電極からワイヤ線を通じて放熱させることができ、またワイヤ線の長さでインダクタンス成分を調整でき、整合をとることができるので好ましい。一方、ワイヤレスの場合はゲート電極、ソース電極側にも別途熱伝導性基板を設けることができ、放熱特性を向上させることができる。またワイヤボンディングのためのパッドが不要となり小型化に適する。さらに、ワイヤによるインダクタンス成分及びワイヤ間や半導体素子本体間とのキャパシタンス成分を低減できるメリットもある。
また、本実施の形態に限らずHEMTのキャリア供給層(典型的にはn型AlGaN)は2.5nm程度以下と薄くすることにより、電子の到達時間が速まりアスペクト比の増大や短チャネル効果の抑制、漏れ電流の抑制等高速動作により適した構造とすることも可能である。
本発明の電界効果トランジスタ及びその製造方法は、キャリア走行層の電子移動度が高いHEMT等に利用でき、低損失電力変換素子や電気自動車用の駆動素子、家庭用インバータ等のパワーデバイスや高周波駆動素子として好適に利用できる。
本発明の実施の形態1に係る電界効果トランジスタの一例を示す概略断面図である。 ドレインソース間電圧VDSに対するドレイン電流IDをゲート電圧VGで制御する様子を示すグラフである。 本発明の実施の形態2に係る電界効果トランジスタの一例を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態3に係る電界効果トランジスタの一例を示す概略断面図である。 図4の電界効果トランジスタの概略平面図である。 本発明の実施の形態4に係る電界効果トランジスタの一例を示す概略断面図である。 従来のGaN系化合物を用いたHEMT構造の一例を示す概略断面図である。
符号の説明
100…HEMT
700…GaN系HEMT
12…半導体構造
13、33…キャリア走行層
13a、33a…チャネル
14、34…キャリア供給層
34A…n型AlGaN層
34B…アンドープAlGaN層
15、35、45、65…ソース電極
16、36、46、66…ゲート電極
17、37、47、67…ドレイン電極
71…サファイア基板
72…バッファ層
73…アンドープGaN層
73a…領域
74…n型AlGaN層
75…ソース電極
76…ゲート電極
77…ドレイン電極

Claims (11)

  1. キャリア走行層を含む半導体構造と、ソース電極と、ゲート電極と、ドレイン電極とを備える電界効果トランジスタであって、
    前記半導体構造はIII−V族化合物半導体層よりなり、
    前記半導体構造上に前記ゲート電極及び前記ソース電極が形成され
    記半導体構造の前記ゲート電極形成面と対向する面に、前記ドレイン電極が形成されてなることを特徴とする電界効果トランジスタ。
  2. 請求項1に記載の電界効果トランジスタであって、
    前記半導体構造が、
    第1半導体層と、
    前記第1半導体層よりもバンドギャップエネルギーの大きい第2半導体層と
    を有することを特徴とする電界効果トランジスタ。
  3. 請求項2に記載に電界効果トランジスタであって、
    前記第1及び第2半導体層はGaN基板上に形成されており、
    前記ゲート電極及びソース電極と、前記ドレイン電極は、前記GaN基板を含む前記半導体構造の両面に形成されてなることを特徴とする電界効果トランジスタ。
  4. 請求項2に記載の電界効果トランジスタであって、
    前記第1半導体層側に前記ゲート電極及び前記ソース電極が形成され、
    前記第2半導体層側に前記ドレイン電極が形成されてなることを特徴とする電界効果トランジスタ。
  5. 第1半導体層と、前記第1半導体層上に形成され該第1半導体層よりバンドギャップエネルギーの大きい第2半導体層と、を含む半導体構造と、
    ソース電極、ゲート電極、ドレイン電極を備える電界効果トランジスタであって、
    前記第1半導体層及び第2半導体層は窒化ガリウム系化合物半導体層よりなり、
    前記第1半導体層上に前記ゲート電極及び前記ソース電極が形成され、
    前記第2半導体層上に前記ドレイン電極が形成され、
    前記半導体構造の前記ソース電極形成面と対向する面に、ドレイン電極形成されてなることを特徴とする電界効果トランジスタ。
  6. 請求項1から5のいずれか一に記載に電界効果トランジスタであって、
    前記ドレイン電極は、前記ゲート電極と対向する位置よりも前記ソース電極側にシフトさせた位置に形成されてなることを特徴とする電界効果トランジスタ。
  7. 請求項2から6のいずれか一に記載の電界効果トランジスタであって、
    記第1半導体層の端面が露出されると共に、前記ソース電極が該端面にオーミック接触するように形成されていることを特徴とする電界効果トランジスタ。
  8. 請求項2から7のいずれか一に記載の電界効果トランジスタであって、
    前記第2半導体層と前記ドレイン電極との間に介在層が形成されていることを特徴とする電界効果トランジスタ。
  9. 請求項2から8のいずれか一に記載の電界効果トランジスタであって、
    前記第1半導体層がキャリア走行層であり、前記第2半導体層がキャリア供給層であることを特徴とする電界効果トランジスタ。
  10. 請求項1からのいずれかに記載の電界効果トランジスタであって、
    前記電界効果トランジスタがHEMTであることを特徴とする電界効果トランジスタ。
  11. キャリア走行層と、前記キャリア走行層上に形成され該キャリア走行層よりバンドギャップエネルギーの大きいキャリア供給層を備える電界効果トランジスタの製造方法であって、
    基板上にキャリア走行層キャリア供給層を順次積層し、半導体構造を形成する工程と、
    前記半導体構造の一方の面側に、ドレイン電極を形成する工程と、
    前記半導体構造の前記ドレイン電極側を支持基板に固定し、前記基板除去する工程と、
    前記半導体構造のドレイン電極形成面と対向する面側に、ゲート電極及びソース電極を形成する工程と、
    を有することを特徴とする電界効果トランジスタの製造方法。
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