JP3237634B2 - 電界効果トランジスタ - Google Patents
電界効果トランジスタInfo
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Description
スタ、特に、キャリア走行層として窒化物半導体層を用
い、耐圧、高周波動作、高温動作に優れ、特にエンハン
スメントモードでの動作に優れる電界効果トランジスタ
に関する。
性向上、高耐圧化のために、窒化物半導体を材料として
用いることは有効である。さらに、ゲート電極と窒化物
半導体の間に絶縁膜を挿入し、ゲートリーク電流を低減
し、より一層高温動作時の特性向上、高耐圧化を図る構
造が、例えばビナリ等によりインターナショナル・シン
ポジウム・オン・コンパウンド・セミコンダクターズ
(International symposium on compound semiconducto
rs, proceeding, pp459, San Diego, 18-22 September
1994)にて報告されている。
果トランジスタの断面構造図である。図10に示すよう
に、サファイア基板1001上に、膜厚40nmのAl
N層1002、膜厚3μmのGaN層1003、膜厚6
nmのAlN層1004、膜厚200nmのGaN動作
層1005を有機金属気相エピタキシー法により形成
後、Si3N4膜1006を成膜し、ソース電極、ドレイ
ン電極の位置のSi3N4膜を除去後、Ti/Alをソー
ス1007、ドレイン1008各電極として形成し、ゲ
ート電極1009としてAlを形成することで電界効果
トランジスタが製作される。
009の間に絶縁膜1006を介在させる構造とするこ
とで、ゲートリーク電流を格段に低減でき、高温動作時
の特性、耐圧を向上することができる。
果トランジスタの動作時に流れる電流はゲート電極10
09−ソース電極1007間における抵抗値に依存する
ため、従来例の構造では、ゲート電圧無印加時の動作層
1005中に存在する電子が少ない場合、ゲート電極1
009−ソース電極1007間における抵抗値が高くな
ってしまい高周波特性が劣化する。特に、ゲート電圧無
印加時の電流値が0の場合、すなわちエンハンスメント
モードで動作する電界効果トランジスタの場合、ゲート
電極1009−ソース電極1007間における抵抗値が
非常に高くなってしまい、電界効果トランジスタの特性
は悪かった。
のであり、このような従来の欠点を除去せしめて、従来
構造においてゲート電極−ソース電極間の抵抗値が高く
なるような結晶層構造においても、ゲート電極−ソース
電極間の抵抗値を低くでき、とりわけ、エンハンスメン
トモードで動作させる場合、高周波特性にすぐれた電界
効果トランジスタを提供することを目的とする。
め、請求項1記載の電界効果トランジスタは、ソース電
極とドレイン電極間のキャリア走行層として窒化物半導
体層を有し、前記キャリア走行層のキャリアの走行を絶
縁体層を介してゲート電極で制御する電界効果トランジ
スタにおいて、前記ソース電極が、前記ゲート電極が形
成されている前記キャリア走行層の面と反対側の面の前
記キャリア走行層側に形成されている構成としてある。
極とソース電極とがキャリア走行層の互いに反対側の面
に積層されている構造を有し、ソース電極の配置に自由
度があり、ソース電極をゲート電極に近接させる構造と
することができるため、ソース電極−ゲート電極間には
表面準位の形成による空乏層の影響はなく、さらにゲー
ト電圧無印加時のキャリア走行層中に存在する電子が少
ない場合においてもソース電極−ゲート電極間の抵抗値
を低減できる。したがって、エンハンスメントモードで
電界効果トランジスタを動作させた場合においても、ソ
ース電極−ゲート電極間の抵抗値を低くすることがで
き、優れた特性を得ることができる。
請求項1記載の電界効果トランジスタにおいて、前記ゲ
ート電極と前記ソース電極とが、前記キャリア走行層を
介して互いの一部が対向している構成としてある。
極とソース電極とがキャリア走行層を介して一部がオー
バーラップしている構造を有するため、ソース電極をゲ
ート電極に近接させた構造である。そのため、ソース電
極−ゲート電極間には表面準位の形成による空乏層の影
響はなく、さらにゲート電圧無印加時の動作層中に存在
する電子が少ない場合においてもソース電極−ゲート電
極間の抵抗値を低減できる。
請求項1又は2記載の電界効果トランジスタにおいて、
前記キャリア走行層の前記ゲート電極が形成されている
側の面に、キャリア供給層として、前記キャリア走行層
より電子親和力の小さな窒化物半導体層が積層されてい
る構成としてある。
走行層にキャリア供給層を積層した構造であるため、キ
ャリア供給層側が空乏化し、キャリア走行層に電子がた
まり、高電子移動度のトランジスタとすることができ
る。
請求項1〜3いずれかに記載の電界効果トランジスタに
おいて、前記キャリア走行層のソース電極側の面に、バ
ッファ−層として、前記キャリア走行層より電子親和力
の小さな窒化物半導体層が積層されている構成としてあ
る。
走行層とソース電極の間にバッファ層を積層した構造で
あるため、リーク電流が小さく、高性能のトランジスタ
とすることができる。
請求項1〜4いずれかに記載の電界効果トランジスタに
おいて、前記キャリア走行層が、InxGa1-xN(0≦
x≦1)層である構成としてある。
Nは電子輸送特性が優れているため、高性能のトランジ
スタとすることができる。
請求項3〜5いずれかに記載の電界効果トランジスタに
おいて、前記キャリア供給層としての前記キャリア走行
層より電子親和力の小さな窒化物半導体層が、AlyG
a1-yN(0≦y≦1)層である構成としてある。
供給層がキャリア走行層より電子親和力が小さくなり、
キャリア走行層に電子を供給できる。
請求項4〜6いずれかに記載の電界効果トランジスタに
おいて、前記バッファ層としての前記キャリア走行層よ
り電子親和力の小さな窒化物半導体層が、AlzGa1-z
N(0≦z≦1)層である構成としてある。
層の電子親和力がキャリア走行層より小さくなり、リー
ク電流が少なくなり、高性能化することができる。
請求項1〜7いずれかに記載の電界効果トランジスタに
おいて、前記ゲート電極と前記ソース電極間の窒化物半
導体層の合計の厚みが3μm以下である構成としてあ
る。
極とソース電極とを隔てる窒化物半導体層の厚さを3μ
m以下とすることにより、ゲート電極とソース電極とを
近接させることができ、抵抗を減らして高性能化するこ
とができる。
ソース電極とドレイン電極間のキャリア走行層として窒
化物半導体層を有し、前記キャリア走行層のキャリアの
走行をゲート電極で制御するするとともに、前記ゲート
電極と前記キャリア走行層との間に絶縁体層が介在し、
かつ、前記ゲート電極が、前記ソース電極と前記絶縁体
層を介して離間している電界効果トランジスタにおい
て、前記ゲート電極の一部が、前記ソース電極と重なっ
て前記絶縁体層の上に積層されている構成としてある。
極とソース電極とが絶縁層を隔てて接近しているので、
抵抗を減らして高性能化することができる。
は、ソース電極とドレイン電極間のキャリア走行層とし
て窒化物半導体層を有し、前記キャリア走行層のキャリ
アの走行をゲート電極で制御するするとともに、前記ゲ
ート電極と前記キャリア走行層との間に絶縁体層が介在
し、かつ、前記ゲート電極が、前記ソース電極と前記絶
縁体層を介して離間している電界効果トランジスタにお
いて、前記キャリア走行層の前記ゲート電極側の面に、
キャリア供給層として、前記キャリア走行層より電子親
和力の小さな窒化物半導体層が積層されている構成とし
てある。
走行層にキャリア供給層を積層した構造であるため、キ
ャリア供給層側が空乏化し、キャリア走行層に電子がた
まり、高電子移動度のトランジスタとすることができ
る。
は、ソース電極とドレイン電極間のキャリア走行層とし
て窒化物半導体層を有し、前記キャリア走行層のキャリ
アの走行をゲート電極で制御するするとともに、前記ゲ
ート電極と前記キャリア走行層との間に絶縁体層が介在
し、かつ、前記ゲート電極が、前記ソース電極と前記絶
縁体層を介して離間している電界効果トランジスタにお
いて、前記キャリア走行層の前記ゲート電極が積層され
ている側と反対側の面に、バッファ層として前記キャリ
ア走行層より電子親和力の小さな窒化物半導体層が積層
されている構成としてある。
走行層とソース電極の間にバッファ層を積層した構造で
あるため、リーク電流が小さく、高性能のトランジスタ
とすることができる。
求項9記載の電界効果トランジスタにおいて、前記キャ
リア走行層の前記ゲート電極側の面に、キャリア供給層
として、前記キャリア走行層より電子親和力の小さな窒
化物半導体層が積層され、及び/又は前記キャリア走行
層の前記ゲート電極が積層されている側と反対側の面
に、バッファ層として前記キャリア走行層より電子親和
力の小さな窒化物半導体層が積層されている構成として
ある。
は、請求項9〜12いずれかに記載の電界効果トランジ
スタにおいて、前記キャリア走行層が、InxGa1-xN
(0≦x≦1)層である構成としてある。
Nは電子輸送特性が優れているため、高性能のトランジ
スタとすることができる。
は、請求項11〜13いずれかに記載の電界効果トラン
ジスタにおいて、前記キャリア供給層としての前記キャ
リア走行層より電子親和力の小さな窒化物半導体層が、
AlyGa1-yN(0≦y≦1)層である構成としてあ
る。
供給層がキャリア走行層より電子親和力が小さくなり、
キャリア走行層に電子を供給できる。
は、請求項12〜14いずれかに記載の電界効果トラン
ジスタにおいて、前記バッファ層としての前記キャリア
走行層より電子親和力の小さな窒化物半導体層が、Al
zGa1-zN(0≦z≦1)層である構成としてある。
層の電子親和力がキャリア走行層より小さくなり、リー
ク電流が少なくなり、高性能化することができる。
スタの実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
形態の電界効果トランジスタを示す断面構造図である。
が消失した基板101の上に形成されており、基板10
1より広い面積を有する窒化物半導体で構成されるキャ
リア走行層102が基板101の上に積層され、このキ
ャリア走行層102の上に絶縁層103を介してゲート
電極105が積層されている。ドレイン電極104は、
ゲート電極105の近傍の絶縁層103が除去された部
分でキャリア走行層102の上に積層されている。ソー
ス電極106は、キャリア走行層102の下面側、つま
り、基板101側のドレイン電極104に面する部分、
ドレイン電極104−ゲート電極105間に面する部分
及びゲート電極のドレイン電極104側の一部に面する
部分を除く領域のキャリア走行層102に接して積層さ
れている。
リア走行層102の一面側にゲート電極105とドレイ
ン電極104が積層され、キャリア走行層102の他面
側にソース電極106が積層され、ソース電極106と
ゲート電極105とは一部がオーバーラップするように
対向している。
6−ゲート電極105間には表面準位の形成による空乏
層の影響はない。さらに、ソース電極106−ゲート電
極105間の距離が近接する。したがって、エンハンス
メントモードで電界効果トランジスタを動作させた場合
においても、ソース電極106−ゲート電極105間の
抵抗値を低くすることができ、格段的に優れた特性を得
ることができた。
例えばサファイア、炭化シリコンなどがある。
物半導体としては、例えば、GaN、InN、AlN及
び上記3種の窒化物半導体の混合物等がある。この窒化
物半導体中にn型不純物として、例えばSi、S、Se
など、p型不純物として、例えばBe、Cなどを添加す
ることも可能である。不純物濃度が高ければデプレッシ
ョンモードとなり、不純物濃度が低ければ、エンハンス
メントモードとなる。
層102である窒化物半導体層とショットキー接触する
金属であればよく、例えばW、Mo、Si、Ti、P
t、Al、Au等の金属を用いることができ、複数の前
記金属を積層した構造とすることもできる。
しては、キャリア供給層である窒化物半導体層とオーミ
ック接触する金属であればよく、例えばW、Mo、S
i、Ti、Pt、Al、Au等の金属を用いることがで
き、複数の前記金属を積層した構造とすることもでき
る。
は、例えば、基板101上に、第一の窒化物半導体から
なるキャリア走行層102を例えば有機金属気相エピタ
キシー法により形成後、窒化シリコン膜103を例えば
スパッタリング法で形成し、所望の位置の窒化シリコン
膜103を除去後、キャリア走行層102とオーミック
接触する第一の金属をドレイン電極104として、例え
ば蒸着で形成し、所望の位置に第二の金属をゲート電極
105として例えば蒸着で形成する。その後、ドレイン
電極104−ゲート電極105間及びドレイン電極10
4に面する部分を除く領域の基板101及びキャリア走
行層102の一部を除去後、キャリア走行層102とオ
ーミック接触する第三の金属をソース電極106とし
て、例えば蒸着でゲート電極105と一部オーバーラッ
プするように形成することで上記構造の電界効果トラン
ジスタが製作される。
びキャリア走行層102の除去した部分全面を覆う必要
は特にない。
実施形態の電界効果トランジスターは、基板101とし
てサファイア基板(例えば(0001)基板)、第一の
窒化物半導体からなるキャリア走行層102としてGa
N層(膜厚3μm)、窒化シリコン膜103の膜厚を1
0nm、第一の金属からなるドレイン電極104として
Ti/Al(Ti層の膜厚20nm、Al層の膜厚20
0nm)、第二の金属からなるゲート電極105として
Al(膜厚200nm)、第三の金属からなるソース電
極106としてTi/Al(Ti層の膜厚20nm、A
l層の膜厚200nm)を用いることにより作製され
る。
102中に不純物は添加していないが、GaN中のN空
孔がn型不純物と同様に振舞うため電子を放出し、その
密度が約5×1016cm-3であったためであり、n型不
純物として、例えばSi、S、Seなど、p型不純物と
して、例えばBe、Cなどを添加することも可能であ
る。
物半導体層102の一部に穴を空けソース電極106の
配線部分をゲート電極105及びドレイン電極104と
同じ面に引き出すことも可能である。
の他の各層の膜厚は素子の目的に応じて各々所望の厚さ
とすることができる。
5とソース電極106とは、互いに一部が対向するよう
にオーバーラップしているが、ゲート電極105とソー
ス電極106とがオーバーラップしない構造とすること
もでき、これにより、ゲート容量を低減することができ
る。
電界効果トランジスタの断面構造を図2に示す。この電
界効果トランジスタ200は、一部が消失した基板20
1の上に形成されており、基板201より広い面積を有
する窒化物半導体で構成されるキャリア走行層202が
基板201の上に積層され、このキャリア走行層202
の上にキャリア供給層203が積層されている。ゲート
電極206は、絶縁層204を介してキャリア供給層2
03の上に積層されている。ドレイン電極205は、ゲ
ート電極206の近傍の絶縁層204が除去された部分
でキャリア供給層203の上に積層されている。ソース
電極207は、キャリア走行層202の下面側、つま
り、基板201側のドレイン電極205に面する部分、
ドレイン電極205−ゲート電極206間に面する部分
及びゲート電極のドレイン電極205側の一部に面する
部分を除く領域のキャリア走行層202に接して積層さ
れている。
リア走行層202の一面側にゲート電極206とドレイ
ン電極205が積層され、キャリア走行層202の他面
側にソース電極207が積層され、ソース電極207と
ゲート電極206とは一部がオーバーラップするように
対向している。
7−ゲート電極206間には表面準位の形成による空乏
層の影響はない。さらに、ソース電極207−ゲート電
極206間の距離が近接する。したがって、エンハンス
メントモードで電界効果トランジスタを動作させた場合
においても、ソース電極207−ゲート電極206間の
抵抗値を低くすることができ、格段的に優れた特性を得
ることができた。
給層203を積層した構造であるため、キャリア供給層
203側が空乏化し、キャリア走行層202に電子がた
まり、高電子移動度のトランジスタとすることができ
る。
例えばサファイア、炭化シリコンなどがある。
物半導体としては、例えば、GaN、InN、AlN及
び上記3種の窒化物半導体の混合物等がある。ただし、
AlNを含む窒化物半導体は電子輸送特性が他の窒化物
半導体と比較して劣るため、InxGa1-xN(0≦x≦
1)を用いることが好ましい。この窒化物半導体中にn
型不純物として、例えばSi、S、Seなど、p型不純
物として、例えばBe、Cなどを添加することも可能で
ある。不純物濃度が高ければデプレッションモードとな
り、不純物濃度が低ければ、エンハンスメントモードと
なる。
02よりも電子親和力の小さい窒化物半導体で構成さ
れ、キャリア供給層203としては目的によりGaN、
InN、AlN及び上記3種の窒化物半導体の混合物等
を用いることができる。ただし、InNを含む窒化物半
導体は電子親和力が大きくなるため、AlyGa1-yN
(0≦y≦1)を用いることが好ましい。キャリア供給
層のn型不純物として、例えばSi、S、Seなど、p
型不純物として、例えばBe、Cなどを添加することも
可能であり、その濃度も目的に応じて所望の濃度とする
ことができる。さらにAlGaN中のN空孔がn型不純
物と同様に振舞い電子を放出するため、目的によっては
不純物を添加する必要はない。
層である窒化物半導体層とショットキー接触する金属で
あればよく、例えばW、Mo、Si、Ti、Pt、A
l、Au等の金属を用いることができ、複数の前記金属
を積層した構造とすることもできる。
しては、キャリア供給層である窒化物半導体層とオーミ
ック接触する金属であればよく、例えばW、Mo、S
i、Ti、Pt、Al、Au等の金属を用いることがで
き、複数の前記金属を積層した構造とすることもでき
る。
0は、例えば、基板201上に、第一の窒化物半導体か
らなるキャリア走行層202、第二の窒化物半導体から
なるキャリア供給層203を、例えば有機金属気相エピ
タキシー法により順次形成後、窒化シリコン膜204
を、例えばスパッタリング法により形成し、所望の位置
の窒化シリコン膜204を除去後、キャリア走行層20
2とオーミック接触する第一の金属をドレイン電極20
5として、例えば蒸着で形成し、所望の位置に第二の金
属をゲート電極206として例えば蒸着で形成する。そ
の後、ドレイン電極205−ゲート電極206間及びド
レイン電極205に面する部分を除く領域の基板101
及びキャリア走行層102の一部を除去後、キャリア走
行層202とオーミック接触する第三の金属をソース電
極207として例えば蒸着でゲート電極206と一部オ
ーバーラップするように形成することで上記構造の電界
効果トランジスタが製作される。
びキャリア走行層202の除去した部分全面を覆う必要
は特にない。
スタの実施例を示す。第2実施形態の電界効果トランジ
スター200は、例えば、基板201としてサファイア
基板(例えば(0001)基板)、キャリア走行層20
2としてGaN層(膜厚3μm)、キャリア供給層20
3として2×1018cm-3のSiを添加したAlGaN
層(Al組成比0.3、膜厚20nm)、窒化シリコン
膜204の膜厚を10nm、ドレイン電極205として
Ti/Al(Ti層の膜厚20nm、Al層の膜厚20
0nm)、ゲート電極206としてAl(膜厚200n
m)、ソース電極207としてTi/Al(Ti層の膜
厚20nm、Al層の膜厚200nm)を用いることに
より作製される。
物半導体層202、203の一部に穴を空けソース電極
207の配線部分をゲート電極206及びドレイン電極
205と同じ面に引き出しすことも可能である。
々所望の厚さとすることができる。
6とソース電極207とは、互いに一部が対向するよう
にオーバーラップしているが、ゲート電極206とソー
ス電極207とがオーバーラップしない構造とすること
もでき、これにより、ゲート容量を低減することができ
る。
電界効果トランジスタの断面構造を図3に示す。この電
界効果トランジスタ300は、一部が消失した基板30
1の上に形成されており、基板301より広い面積を有
する窒化物半導体で構成されるバッファ層302がキャ
リア走行層303と基板301の間に介在し、このキャ
リア走行層303の上にキャリア供給層304が積層さ
れている。ゲート電極307は、絶縁層305を介して
キャリア供給層304の上に積層されている。ドレイン
電極306は、ゲート電極307の近傍の絶縁層305
が除去された部分でキャリア供給層304の上に積層さ
れている。ソース電極308は、バッファ層302の下
面側、つまり、基板301側のドレイン電極306に面
する部分、ドレイン電極306−ゲート電極307間に
面する部分及びゲート電極のドレイン電極306側の一
部に面する部分を除く領域のバッファ層302に接して
積層されている。
リア走行層303の一面側にゲート電極307とドレイ
ン電極306が積層され、キャリア走行層303の他面
側にソース電極308が積層され、ソース電極308と
ゲート電極307とは一部がオーバーラップするように
対向している。
8−ゲート電極307間には表面準位の形成による空乏
層の影響はない。さらに、ソース電極308−ゲート電
極307間の距離が近接する。したがって、エンハンス
メントモードで電界効果トランジスタを動作させた場合
においても、ソース電極308−ゲート電極307間の
抵抗値を低くすることができ、格段的に優れた特性を得
ることができた。
給層304が積層された構造であるため、キャリア供給
層304側が空乏化し、キャリア走行層303に電子が
たまり、高電子移動度のトランジスタとすることができ
る。また、バッファ層302が設けられているので、リ
ーク電流が少なく、高性能となる。
例えばサファイア、炭化シリコンなどがある。
303より電子親和力が小さい窒化物半導体で構成され
ることが好ましく、例えば、GaN、InN、AlN及
び上記3種の窒化物半導体の混合物等がある。ただし、
InNを含む窒化物半導体は電子親和力が大きくなり、
キャリア走行層303よりも電子親和力が大きくなった
場合リーク電流の原因となるため、AlzGa1-zN(0
≦z≦1)を用いることが好ましい。この窒化物半導体
中にn型不純物として、例えばSi、S、Seなど、p
型不純物として、例えばBe、Cなどを添加することも
可能である。
体としては、例えば、GaN、InN、AlN及び上記
3種の窒化物半導体の混合物等がある。ただし、AlN
を含む窒化物半導体は電子輸送特性が他の窒化物半導体
と比較して劣るため、InxGa1-xN(0≦x≦1)を
用いることが好ましい。この窒化物半導体中にn型不純
物として、例えばSi、S、Seなど、p型不純物とし
て、例えばBe、Cなどを添加することも可能である。
不純物濃度が高ければデプレッションモードとなり、不
純物濃度が低ければ、エンハンスメントモードとなる。
03よりも電子親和力の小さい窒化物半導体で構成さ
れ、キャリア供給層304としては目的によりGaN、
InN、AlN及び上記3種の窒化物半導体の混合物等
を用いることができる。ただし、InNを含む窒化物半
導体は電子親和力が大きくなるため、AlyGa1-yN
(0≦y≦1)を用いることが好ましい。キャリア供給
層304のn型不純物として、例えばSi、S、Seな
ど、p型不純物として、例えばBe、Cなどを添加する
ことも可能であり、その濃度も目的に応じて所望の濃度
とすることができる。さらにAlGaN中のN空孔がn
型不純物と同様に振舞い電子を放出するため、目的によ
っては不純物を添加する必要はない。
層である窒化物半導体層とショットキー接触する金属で
あればよく、例えばW、Mo、Si、Ti、Pt、A
l、Au等の金属を用いることができ、複数の前記金属
を積層した構造とすることもできる。
しては、キャリア供給層である窒化物半導体層とオーミ
ック接触する金属であればよく、例えばW、Mo、S
i、Ti、Pt、Al、Au等の金属を用いることがで
き、複数の前記金属を積層した構造とすることもでき
る。
0は、例えば基板301上に、第一の窒化物半導体から
なるバッファ層302、第二の窒化物半導体からなるキ
ャリア走行層303、第三の窒化物半導体からなるキャ
リア供給層304を例えば有機金属気相エピタキシー法
により順次形成後、窒化シリコン膜305を例えばスパ
ッタリング法で形成し、所望の位置の窒化シリコン膜3
05を除去後、キャリア走行層303とオーミック接触
する第一の金属をドレイン電極306として例えば蒸着
で形成し、所望の位置に第二の金属をゲート電極307
として、例えば蒸着で形成する。その後、ドレイン電極
306−ゲート電極307間及びドレイン電極306に
面する部分を除く領域の基板301及びバッファ層30
2の一部を除去後、キャリア走行層303とオーミック
接触する第三の金属をソース電極308として、例えば
蒸着でゲート電極307と一部オーバーラップするよう
に形成することで上記構造の電界効果トランジスタが製
作される。
ファ層の除去した部分全面を覆う必要は特にない。
3の実施形態の電界効果トランジスター300は、基板
301としてサファイア基板(例えば(0001)基
板)、第一の窒化物半導体からなるバッファ層302と
してGaN層(膜厚2μm)、第二の窒化物半導体30
3としてInGaN層(In組成比0.1、膜厚15n
m)、2×1018cm-3のSiを添加した第三の窒化物
半導体からなるキャリア供給層304としてAlGaN
層(Al組成比0.3、膜厚20nm)、窒化シリコン
膜305の膜厚を10nm、第一の金属からなるドレイ
ン電極306としてTi/Al(Ti層の膜厚20n
m、Al層の膜厚200nm)、第二の金属からなるゲ
ート電極307としてAl(膜厚200nm)、第三の
金属からなるソース電極308としてTi/Al(Ti
層の膜厚20nm、Al層の膜厚200nm)を用いる
ことにより作製される。
物半導体層302、303、304の一部に穴を空けソ
ース電極308の配線部分をゲート電極30及びドレイ
ン電極306と同じ面に引き出しすことも可能である。
々所望の厚さとすることができる。
7とソース電極308とは、互いに一部が対向するよう
にオーバーラップしているが、ゲート電極307とソー
ス電極308とがオーバーラップしない構造とすること
もでき、これにより、ゲート容量を低減することができ
る。
電界効果トランジスタの断面構造を図4に示す。この電
界効果トランジスタ400は、一部が消失した基板40
1の上に形成されており、基板401にバッファ層40
2が積層され、バッファ層402の上にこれより広い面
積を有する窒化物半導体で構成されるキャリア走行層4
03が積層され、このキャリア走行層403の上にキャ
リア供給層404が積層されている。ゲート電極407
は、絶縁層405を介してキャリア供給層404の上に
積層されている。ドレイン電極406は、ゲート電極4
07の近傍の絶縁層405が除去された部分でキャリア
供給層404の上に積層されている。ソース電極408
は、キャリア走行層403の下面側、つまり、基板40
1側のドレイン電極406に面する部分、ドレイン電極
406−ゲート電極407間に面する部分及びゲート電
極407のドレイン電極406側の一部に面する部分を
除く領域のキャリア走行層202に接して積層されてい
る。
実施形態の電界効果トランジスタの構造に加えて、基板
401とキャリア走行層403の間にバッファ層402
が介在し、ソース電極408はキャリア走行層403の
上に積層されている。
リア走行層403の一面側にゲート電極407とドレイ
ン電極406が積層され、キャリア走行層403の他面
側にソース電極408が積層され、ソース電極408と
ゲート電極407とは一部がオーバーラップするように
対向している。
8−ゲート電極407間には表面準位の形成による空乏
層の影響はない。さらに、ソース電極408−ゲート電
極407間の距離が近接する。したがって、エンハンス
メントモードで電界効果トランジスタを動作させた場合
においても、ソース電極408−ゲート電極407間の
抵抗値を低くすることができ、格段的に優れた特性を得
ることができた。
給層404が積層された構造であるため、キャリア供給
層404側が空乏化し、キャリア走行層403に電子が
たまり、高電子移動度のトランジスタとすることができ
る。また、バッファ層402が設けられているので、リ
ーク電流が少なく、高性能となる。
例えばサファイア、炭化シリコンなどがある。
層403より電子親和力の小さな窒化物半導体で構成さ
れることが好ましく、例えば、GaN、InN、AlN
及び上記3種の窒化物半導体の混合物等がある。ただ
し、InNを含む窒化物半導体は電子親和力が大きくな
り、キャリア走行層403よりも電子親和力が大きくな
った場合リーク電流の原因となるため、AlxGa1-xN
(0≦x≦1)を用いることが好ましい。この窒化物半
導体中にn型不純物として、例えばSi、S、Seな
ど、p型不純物として、例えばBe、Cなどを添加する
ことも可能である。
体としては、例えば、GaN、InN、AlN及び上記
3種の窒化物半導体の混合物等がある。ただし、AlN
を含む窒化物半導体は電子輸送特性が他の窒化物半導体
と比較して劣るため、InxGa1-xN(0≦x≦1)を
用いることが好ましい。この窒化物半導体中にn型不純
物として、例えばSi、S、Seなど、p型不純物とし
て、例えばBe、Cなどを添加することも可能である。
不純物濃度が高ければデプレッションモードとなり、不
純物濃度が低ければ、エンハンスメントモードとなる。
03よりも電子親和力の小さい窒化物半導体で構成さ
れ、キャリア供給層404としては目的によりGaN、
InN、AlN及び上記3種の窒化物半導体の混合物等
を用いることができる。ただし、InNを含む窒化物半
導体は電子親和力が大きくなるため、AlyGa1-yN
(0≦y≦1)を用いることが好ましい。キャリア供給
層404のn型不純物として、例えばSi、S、Seな
ど、p型不純物として、例えばBe、Cなどを添加する
ことも可能であり、その濃度も目的に応じて所望の濃度
とすることができる。さらにAlGaN中のN空孔がn
型不純物と同様に振舞い電子を放出するため、目的によ
っては不純物を添加する必要はない。
層である窒化物半導体層とショットキー接触する金属で
あればよく、例えばW、Mo、Si、Ti、Pt、A
l、Au等の金属を用いることができ、複数の前記金属
を積層した構造とすることもできる。
しては、キャリア供給層である窒化物半導体層とオーミ
ック接触する金属であればよく、例えばW、Mo、S
i、Ti、Pt、Al、Au等の金属を用いることがで
き、複数の前記金属を積層した構造とすることもでき
る。
びキャリア走行層403の除去した部分全面を覆う必要
は特にない。
は、例えば、基板401上に、第一の窒化物半導体から
なるバッファ層402、第二の窒化物半導体からなるキ
ャリア走行層403、第三の窒化物半導体からなるキャ
リア供給層404を例えば有機金属気相エピタキシー法
により順次形成後、窒化シリコン膜405を例えばスパ
ッタリング法で形成し、所望の位置の窒化シリコン膜4
05を除去後、キャリア走行層403とオーミック接触
する第一の金属をドレイン電極406として例えば蒸着
で形成し、所望の位置に第二の金属をゲート電極407
として例えば蒸着で形成する。その後、ドレイン電極4
06−ゲート電極407間及びドレイン電極406に面
する部分を除く領域の基板401、バッファ層402及
びキャリア走行層403の一部を除去後、キャリア走行
層403とオーミック接触する第三の金属をソース電極
408として例えば蒸着でゲート電極407と一部オー
バーラップするように形成することで上記構造の電界効
果トランジスタが製作される。
4実施形態の電界効果トランジスター400は、基板4
01としてサファイア基板(例えば(0001)基
板)、第一の窒化物半導体からなるバッファ層402と
してGaN層(膜厚2μm)、第二の窒化物半導体40
3としてInGaN層(In組成比0.1、膜厚15n
m)、2×1018cm-3のSiを添加した第三の窒化物
半導体からなるキャリア供給層404としてAlGaN
層(Al組成比0.3、膜厚20nm)、窒化シリコン
膜405の膜厚を10nm、第一の金属からなるドレイ
ン電極406としてTi/Al(Ti層の膜厚20n
m、Al層の膜厚200nm)、第二の金属からなるゲ
ート電極407としてAl(膜厚200nm)、第三の
金属からなるソース電極408としてTi/Al(Ti
層の膜厚20nm、Al層の膜厚200nm)を用いる
ことにより作製される。
物半導体層402、403、404の一部に穴を空けソ
ース電極408の配線部分をゲート電極407及びドレ
イン電極406と同じ面に引き出しすことも可能であ
る。
々所望の厚さすることができる。
7とソース電極408とは、互いに一部が対向するよう
にオーバーラップしているが、ゲート電極407とソー
ス電極408とがオーバーラップしない構造とすること
もでき、これにより、ゲート容量を低減することができ
る。
電界効果トランジスタの断面構造を図5に示す。この電
界効果トランジスタ500は、基板501の上に形成さ
れており、一部が消失した基板501の上に窒化物半導
体層で構成される第1バッファ層502が積層され、更
に第1バッファ層502の上にこれより広い面積を有す
る窒化物半導体層で構成される第2バッファ層503、
窒化物半導体で構成されるキャリア走行層504、更
に、このキャリア走行層504の上にキャリア供給層5
05が第1バッファ層より広い面積で順次積層されてい
る。ゲート電極508は、絶縁層506を介してキャリ
ア供給層505の上に積層されている。ドレイン電極5
07は、ゲート電極508の近傍の絶縁層506が除去
された部分でキャリア供給層505の上に積層されてい
る。ソース電極509は、第2バッファ層503の下面
側、つまり、基板501、第1バッファ層502、及び
第2バッファ層503の一部が削られて露出している第
2バッファ層の上に、ドレイン電極507に面する部
分、ドレイン電極507−ゲート電極508間に面する
部分及びゲート電極508のドレイン電極507側の一
部に面する部分を除く領域に積層されている。
実施形態の電界効果トランジスタの構造の基板501と
キャリア走行層504の間の第1バッファ層502に加
えて、キャリア走行層504の基板501側の面に第2
バッファ層503が積層されている構造を有する。従っ
て、ソース電極509とキャリア走行層504の間には
第2バッファ層503が介在している。
リア走行層504の一面側にゲート電極508とドレイ
ン電極507が積層され、キャリア走行層504の他面
側にソース電極509が積層され、ソース電極509と
ゲート電極508とは一部がオーバーラップするように
対向している。
9−ゲート電極508間には表面準位の形成による空乏
層の影響はない。さらに、ソース電極509−ゲート電
極508間の距離が近接する。したがって、エンハンス
メントモードで電界効果トランジスタを動作させた場合
においても、ソース電極509−ゲート電極508間の
抵抗値を低くすることができ、格段的に優れた特性を得
ることができた。
給層505が積層された構造であるため、キャリア供給
層505側が空乏化し、キャリア走行層504に電子が
たまり、高電子移動度のトランジスタとすることができ
る。また、第1バッファ層502、第2バッファ層50
3が設けられているので、リーク電流が少なく、高性能
となる。
例えばサファイア、炭化シリコンなどがある。
ファ層503は、キャリア走行層504より電子親和力
の小さな窒化物半導体で構成されることが好ましく、例
えば、GaN、InN、AlN及び上記3種の窒化物半
導体の混合物等がある。ただし、InNを含む窒化物半
導体は電子親和力が大きくなり、キャリア走行層504
よりも電子親和力が大きくなった場合リーク電流の原因
となるため、AlzGa1-zN(0≦z≦1)を用いるこ
とが好ましい。この窒化物半導体中にn型不純物とし
て、例えばSi、S、Seなど、p型不純物として、例
えばBe、Cなどを添加することも可能である。
体としては、例えば、GaN、InN、AlN及び上記
3種の窒化物半導体の混合物等がある。ただし、AlN
を含む窒化物半導体は電子輸送特性が他の窒化物半導体
と比較して劣るため、InxGa1-xN(0≦x≦1)を
用いることが好ましい。この窒化物半導体中にn型不純
物として、例えばSi、S、Seなど、p型不純物とし
て、例えばBe、Cなどを添加することも可能である。
不純物濃度が高ければデプレッションモードとなり、不
純物濃度が低ければ、エンハンスメントモードとなる。
04よりも電子親和力の小さい窒化物半導体で構成さ
れ、キャリア供給層505としては目的によりGaN、
InN、AlN及び上記3種の窒化物半導体の混合物等
を用いることができる。ただし、InNを含む窒化物半
導体は電子親和力が大きくなるため、AlyGa1-yN
(0≦y≦1)を用いることが好ましい。キャリア供給
層505のn型不純物として、例えばSi、S、Seな
ど、p型不純物として、例えばBe、Cなどを添加する
ことも可能であり、その濃度も目的に応じて所望の濃度
とすることができる。さらにAlGaN中のN空孔がn
型不純物と同様に振舞い電子を放出するため、目的によ
っては不純物を添加する必要はない。
層である窒化物半導体層とショットキー接触する金属で
あればよく、例えばW、Mo、Si、Ti、Pt、A
l、Au等の金属を用いることができ、複数の前記金属
を積層した構造とすることもできる。
しては、キャリア供給層である窒化物半導体層とオーミ
ック接触する金属であればよく、例えばW、Mo、S
i、Ti、Pt、Al、Au等の金属を用いることがで
き、複数の前記金属を積層した構造とすることもでき
る。
造は、例えば基板501上に、第一の窒化物半導体から
なるバッファ層502、第二の窒化物半導体からなるバ
ッファ層503、第三の窒化物半導体からなるキャリア
走行層504、第四の窒化物半導体からなるキャリア供
給層505を順次有機金属気相エピタキシー法により形
成後、窒化シリコン膜506を例えばスパッタリング法
で形成し、所望の位置の窒化シリコン膜506を除去
後、キャリア走行層504とオーミック接触する第一の
金属をドレイン電極507として、例えば蒸着で形成
し、所望の位置に第二の金属をゲート電極508として
蒸着で形成する。その後、ドレイン電極507−ゲート
電極508間及びドレイン電極507に面する部分を除
く領域の基板501、第1バッファ層502及び第2バ
ッファ層503の一部を除去後、キャリア走行層504
とオーミック接触する第三の金属をソース電極509と
して例えば、蒸着でゲート電極508と一部オーバーラ
ップするように形成することで上記構造の電界効果トラ
ンジスタが製作される。
層503の一部を除去した部分全面を覆う必要は特にな
い。
施例を示す。第5実施形態の電界効果トランジスター5
00は、基板501としてサファイア基板(例えば(0
001)基板)、第一の窒化物半導体からなるバッファ
層502としてAlN層(膜厚20nm)、第二の窒化
物半導体からなるバッファ層503としてGaN層(膜
厚2μm)第三の窒化物半導体504としてInGaN
層(In組成比0.1、膜厚15nm)、2×1018c
m-3のSiを添加した第四の窒化物半導体からなるキャ
リア供給層505としてAlGaN層(Al組成比0.
3、膜厚20nm)、窒化シリコン膜506の膜厚を1
0nm、第一の金属からなるドレイン電極507として
Ti/Al(Ti層の膜厚20nm、Al層の膜厚20
0nm)、第二の金属からなるゲート電極508として
Al(膜厚200nm)、第三の金属からなるソース電
極509としてTi/Al(Ti層の膜厚20nm、A
l層の膜厚200nm)を用いることにより作製され
る。
物半導体層502、503、504、505の一部に穴
を空けソース電極509の配線部分をゲート電極508
及びドレイン電極507と同じ面に引き出すことも可能
である。
々所望の厚さとすることができる。
8とソース電極509とは、互いに一部が対向するよう
にオーバーラップしているが、ゲート電極508とソー
ス電極509とがオーバーラップしない構造とすること
もでき、これにより、ゲート容量を低減することができ
る。
電界効果トランジスタの断面構造を図6に示す。この電
界効果トランジスタ600は、基板601の上に形成さ
れており、一部が消失した基板601の上に窒化物半導
体層で構成される第1バッファ層602及び第2バッフ
ァ層603が積層され、更に第2バッファ層603の上
にこれより広い面積を有する窒化物半導体で構成される
キャリア走行層604、更に、このキャリア走行層60
4の上にキャリア供給層605が積層されている。ゲー
ト電極608は、絶縁層606を介してキャリア供給層
605の上に積層されている。ドレイン電極607は、
ゲート電極608の近傍の絶縁層606が除去された部
分でキャリア供給層605の上に積層されている。ソー
ス電極609は、キャリア走行層604の下面側、つま
り、基板601、第1バッファ層602、第2バッファ
層603、及びキャリア走行層604の一部が削られて
露出しているキャリア走行層604の上に、ドレイン電
極607に面する部分、ドレイン電極607−ゲート電
極608間に面する部分及びゲート電極608のドレイ
ン電極607側の一部に面する部分を除く領域に積層さ
れている。
実施形態の電界効果トランジスタの構造の基板610と
キャリア走行層604の間の第1バッファ層602に加
えて、第1バッファ層602とキャリア走行層604の
間に第1バッファ層と同じ形状の第2バッファ層603
が介在している構造を有する。従って、ソース電極は、
直接キャリア走行層の上に積層されている。
リア走行層604の一面側にゲート電極608とドレイ
ン電極607が積層され、キャリア走行層604の他面
側にソース電極609が積層され、ソース電極609と
ゲート電極608とは一部がオーバーラップするように
対向している。
9−ゲート電極608間には表面準位の形成による空乏
層の影響はない。さらに、ソース電極609−ゲート電
極608間の距離が近接する。したがって、エンハンス
メントモードで電界効果トランジスタを動作させた場合
においても、ソース電極609−ゲート電極608間の
抵抗値を低くすることができ、格段的に優れた特性を得
ることができた。
給層606が積層された構造であるため、キャリア供給
層605側が空乏化し、キャリア走行層604に電子が
たまり、高電子移動度のトランジスタとすることができ
る。また、第1バッファ層602、第2バッファ層60
3が設けられているので、リーク電流が少なく、高性能
となる。
例えばサファイア、炭化シリコンなどがある。
ファ層603は、キャリア走行層6−4より電子親和力
が小さい窒化物半導体で構成されることが好ましく、例
えば、GaN、InN、AlN及び上記3種の窒化物半
導体の混合物等がある。ただし、InNを含む窒化物半
導体は電子親和力が大きくなり、キャリア走行層604
よりも電子親和力が大きくなった場合リーク電流の原因
となるため、AlzGa1-zN(0≦z≦1)を用いるこ
とが好ましい。この窒化物半導体中にn型不純物とし
て、例えばSi、S、Seなど、p型不純物として、例
えばBe、Cなどを添加することも可能である。
体としては、例えば、GaN、InN、AlN及び上記
3種の窒化物半導体の混合物等がある。ただし、AlN
を含む窒化物半導体は電子輸送特性が他の窒化物半導体
と比較して劣るため、InxGa1-xN(0≦x≦1)を
用いることが好ましい。この窒化物半導体中にn型不純
物として、例えばSi、S、Seなど、p型不純物とし
て、例えばBe、Cなどを添加することも可能である。
不純物濃度が高ければデプレッションモードとなり、不
純物濃度が低ければ、エンハンスメントモードとなる。
04よりも電子親和力の小さい窒化物半導体で構成さ
れ、キャリア供給層605としては目的によりGaN、
InN、AlN及び上記3種の窒化物半導体の混合物等
を用いることができる。ただし、InNを含む窒化物半
導体は電子親和力が大きくなるため、AlyGa1-yN
(0≦y≦1)を用いることが好ましい。キャリア供給
層605のn型不純物として、例えばSi、S、Seな
ど、p型不純物として、例えばBe、Cなどを添加する
ことも可能であり、その濃度も目的に応じて所望の濃度
とすることができる。さらにAlGaN中のN空孔がn
型不純物と同様に振舞い電子を放出するため、目的によ
っては不純物を添加する必要はない。
層である窒化物半導体層とショットキー接触する金属で
あればよく、例えばW、Mo、Si、Ti、Pt、A
l、Au等の金属を用いることができ、複数の前記金属
を積層した構造とすることもできる。
しては、キャリア供給層である窒化物半導体層とオーミ
ック接触する金属であればよく、例えばW、Mo、S
i、Ti、Pt、Al、Au等の金属を用いることがで
き、複数の前記金属を積層した構造とすることもでき
る。
リア走行層の除去した部分全面を覆う必要は特にない。
は、例えば、基板601上に、第一の窒化物半導体から
なる第1バッファ層602、第二の窒化物半導体からな
る第2バッファ層603、第三の窒化物半導体からなる
キャリア走行層604、第四の窒化物半導体からなるキ
ャリア供給層605を順次有機金属気相エピタキシー法
により形成後、窒化シリコン膜606を例えばスパッタ
リング法で形成し、所望の位置の窒化シリコン膜606
を除去後、キャリア走行層604とオーミック接触する
第一の金属をドレイン電極607として、例えば蒸着で
形成し、所望の位置に第二の金属をゲート電極608と
して、例えば蒸着で形成する。その後、ドレイン電極6
07−ゲート電極608間及びドレイン電極607に面
する部分を除く領域の基板601、第1バッファ層60
2、第2バッファ層603及びキャリア走行層604の
一部を除去後、キャリア走行層604とオーミック接触
する第三の金属をソース電極609として、例えば蒸着
でゲート電極608と一部オーバーラップするように形
成することで上記構造の電界効果トランジスタが製作さ
れる。
6実施形態の電界効果トランジスター600は、基板6
01としてサファイア基板(例えば(0001)基
板)、第一の窒化物半導体からなる第1バッファ層60
2としてAlN層(膜厚20nm)、第二の窒化物半導
体からなる第2バッファ層603としてGaN層(膜厚
2μm)第三の窒化物半導体604としてInGaN層
(In組成比0.1、膜厚15nm)、2×1018cm
-3のSiを添加した第四の窒化物半導体からなるキャリ
ア供給層605としてAlGaN層(Al組成比0.
3、膜厚20nm)、窒化シリコン膜606の膜厚を1
0nm、第一の金属からなるドレイン電極607として
Ti/Al(Ti層の膜厚20nm、Al層の膜厚20
0nm)、第二の金属からなるゲート電極608として
Al(膜厚200nm)、第三の金属からなるソース電
極609としてTi/Al(Ti層の膜厚20nm、A
l層の膜厚200nm)を用いることにより作製され
る。
物半導体層602、603、604、605の一部に穴
を空けソース電極609の配線部分をゲート電極608
及びドレイン電極607と同じ面に引き出すことも可能
である。
々所望の厚さとすることができる。
8とソース電極609とは、互いに一部が対向するよう
にオーバーラップしているが、ゲート電極608とソー
ス電極609とがオーバーラップしない構造とすること
もでき、これにより、ゲート容量を低減することができ
る。
形態の電界効果トランジスタを示す断面構造図である。
701の上に形成されている。窒化物半導体で構成され
るキャリア走行層702が基板701の上に積層され、
このキャリア走行層702の上にソース電極703、ド
レイン電極705が積層され、更に、絶縁層704がド
レイン電極705とソース電極703以外のキャリア走
行層702の上及びソース電極703を覆って積層さ
れ、更に、ゲート電極706がソース電極703と端面
がほぼ一致した状態又は一部オーバーラップして絶縁層
704を介して積層されている構造を有する。
リア走行層702の上に積層されているソース電極70
3とゲート電極706と端面がほぼ一致した状態又は一
部がオーバーラップした状態で近接している。
3−ゲート電極706間には表面準位の形成による空乏
層の影響はない。さらに、ソース電極703−ゲート電
極706間の距離が近接する。したがって、エンハンス
メントモードで電界効果トランジスタを動作させた場合
においても、ソース電極603−ゲート電極706間の
抵抗値を低くすることができ、優れた特性を得ることが
できた。
例えばサファイア、炭化シリコンなどがある。
物半導体としては、例えば、GaN、InN、AlN及
び上記3種の窒化物半導体の混合物等がある。この窒化
物半導体中にn型不純物として、例えばSi、S、Se
など、p型不純物として、例えばBe、Cなどを添加す
ることも可能である。不純物濃度が高ければデプレッシ
ョンモードとなり、不純物濃度が低ければ、エンハンス
メントモードとなる。
層である窒化物半導体層とショットキー接触する金属で
あればよく、例えばW、Mo、Si、Ti、Pt、A
l、Au等の金属を用いることができ、複数の前記金属
を積層した構造とすることもできる。
しては、キャリア供給層である窒化物半導体層とオーミ
ック接触する金属であればよく、例えばW、Mo、S
i、Ti、Pt、Al、Au等の金属を用いることがで
き、複数の前記金属を積層した構造とすることもでき
る。
は、例えば、基板701上に、第一の窒化物半導体から
なるキャリア走行層702を例えば有機金属気相エピタ
キシー法により形成後、所望の位置にキャリア走行層7
02とオーミック接触する第一の金属からなるソース電
極703を例えば蒸着で形成し、さらに窒化シリコン膜
704を例えばスパッタリングで形成し、所望の位置の
窒化シリコン膜704を除去後、キャリア走行層702
とオーミック接触する第二の金属をドレイン電極705
として例えば蒸着で形成し、窒化シリコン膜704上で
かつソース電極703の最もドレイン電極705側を含
む、もしくはソース電極703の最もドレイン電極70
5側に接する位置に第三の金属をゲート電極706とし
て例えば蒸着で形成することで電界効果トランジスタが
製作される。
この実施例は、例えば基板701としてサファイア基板
(例えば(0001)基板)、第一の窒化物半導体から
なるキャリア走行層702としてGaN層(膜厚3μ
m)、第一の金属からなるソース電極703としてTi
/Al(Ti層の膜厚20nm、Al層の膜厚200n
m)、窒化シリコン膜704の膜厚を10nm、第二の
金属からなるドレイン電極705としてTi/Al(T
i層の膜厚20nm、Al層の膜厚200nm)、第三
の金属からなるゲート電極706としてAl(膜厚20
0nm)を用いることにより作製される。
702中に不純物は添加していないが、GaN中のN空
孔がn型不純物と同様に振舞うため電子を放出し、その
密度が約5×1016cm-3であったためであり、n型不
純物として、例えばSi、S、Seなどp型不純物とし
て、例えばBe、Cなどを添加することも可能である。
る窒化シリコン膜704の一部を除去し、一旦ソース電
極703を露出した後、所望の金属を配することで、ソ
ース電極703にパッドを備えることもできる。
層の膜厚は素子の目的に応じて各々所望の厚さとするこ
とができる。
形態を示す断面構造図である。この電界効果トランジス
タ800は、基板801の上に形成されている。窒化物
半導体で構成されるキャリア走行層802が基板801
の上に積層され、このキャリア走行層802の上に窒化
物半導体で構成されるキャリア供給層803が積層され
ている。このキャリア供給層804の上にソース電極8
04、ドレイン電極806が積層され、更に、絶縁層8
05がドレイン電極806とソース電極804以外のキ
ャリア供給層803の上及びソース電極804を覆って
積層され、更に、ゲート電極807がソース電極804
と端面がほぼ一致した状態又は一部オーバーラップして
絶縁層805を介して積層されている構造を有する。
0は、第7実施形態の構造に加えて、キャリア走行層8
02の上にキャリア供給層803が積層されている。
リア走行層802の上に積層されているソース電極80
4とゲート電極807と端面がほぼ一致した状態又は一
部がオーバーラップした状態で近接している。
4−ゲート電極807間には表面準位の形成による空乏
層の影響はない。さらに、ソース電極804−ゲート電
極807間の距離が近接する。したがって、エンハンス
メントモードで電界効果トランジスタを動作させた場合
においても、ソース電極804−ゲート電極807間の
抵抗値を低くすることができ、優れた特性を得ることが
できた。
給層803を積層した構造であるため、キャリア供給層
803側が空乏化し、キャリア走行層802に電子がた
まり、高電子移動度のトランジスタとすることができ
る。
例えばサファイア、炭化シリコンなどがある。
物半導体としては、例えば、GaN、InN、AlN及
び上記3種の窒化物半導体の混合物等がある。ただし、
AlNを含む窒化物半導体は電子輸送特性が他の窒化物
半導体と比較して劣るため、InxGa1-xN(0≦x≦
1)を用いることが好ましい。この窒化物半導体中にn
型不純物として、例えばSi、S、Seなど、p型不純
物として、例えばBe、Cなどを添加することも可能で
ある。不純物濃度が高ければデプレッションモードとな
り、不純物濃度が低ければ、エンハンスメントモードと
なる。
02よりも電子親和力の小さい窒化物半導体で構成さ
れ、キャリア供給層803としては目的によりGaN、
InN、AlN及び上記3種の窒化物半導体の混合物等
を用いることができる。ただし、InNを含む窒化物半
導体は電子親和力が大きくなるため、AlyGa1-yN
(0≦y≦1)を用いることが好ましい。キャリア供給
層のn型不純物として、例えばSi、S、Seなど、p
型不純物として、例えばBe、Cなどを添加することも
可能であり、その濃度も目的に応じて所望の濃度とする
ことができる。さらにAlGaN中のN空孔がn型不純
物と同様に振舞い電子を放出するため、目的によっては
不純物を添加する必要はない。
層である窒化物半導体層とショットキー接触する金属で
あればよく、例えばW、Mo、Si、Ti、Pt、A
l、Au等の金属を用いることができ、複数の前記金属
を積層した構造とすることもできる。
しては、キャリア供給層である窒化物半導体層とオーミ
ック接触する金属であればよく、例えばW、Mo、S
i、Ti、Pt、Al、Au等の金属を用いることがで
き、複数の前記金属を積層した構造とすることもでき
る。
る窒化シリコン膜805の一部を除去し、一旦ソース電
極804を露出した後所望の金属を配することで、ソー
ス電極804にパッドを備えることもできる。
層の膜厚は素子の目的に応じて各々所望の厚さとするこ
とができる。
0の製造は、例えば基板801上に、第一の窒化物半導
体からなるキャリア走行層802、第二の窒化物半導体
からなるキャリア供給層803を例えば有機金属気相エ
ピタキシー法により形成後、所望の位置にキャリア供給
層803とオーミック接触する第一の金属からなるソー
ス電極804を例えば蒸着で形成し、さらに窒化シリコ
ン膜805を例えばスパッタリング法で形成し、所望の
位置の窒化シリコン膜805を除去後キャリア供給層8
03とオーミック接触する第二の金属をドレイン電極8
06として例えば蒸着で形成し、窒化シリコン805膜
上でかつソース電極804の最もドレイン電極806側
を含む、もしくはソース電極804の最もドレイン電極
806側に接する位置に第三の金属をゲート電極807
として例えば蒸着で形成することで電界効果トランジス
タが製作される。
8実施形態の電界効果トランジスターは、基板801と
してサファイア基板(例えば(0001)基板)、第一
の窒化物半導体からなるキャリア走行層802としてG
aN層(膜厚3μm)、2×1018cm-3のSiを添加
した第二の窒化物半導体からなるキャリア供給層803
としてAlGaN層(Al組成比0.3、膜厚20n
m)、第一の金属からなるソース電極804としてTi
/Al(Ti層の膜厚20nm、Al層の膜厚200n
m)、窒化シリコン膜805の膜厚を10nm、第二の
金属からなるドレイン電極806としてTi/Al(T
i層の膜厚20nm、Al層の膜厚200nm)、第三
の金属からなるゲート電極807としてAl(膜厚20
0nm)を用いることにより作製される。
を示す断面構造図である。この電界効果トランジスタ9
00は、基板901の上に形成されている。窒化物半導
体で構成されるバッファ層902が基板上に積層され、
更に、窒化物半導体で構成されるキャリア走行層903
がバッファ層902の上に積層され、このキャリア走行
層904の上に窒化物半導体で構成されるキャリア供給
層904が積層されている。このキャリア供給層904
の上にソース電極905、ドレイン電極907が積層さ
れ、更に、絶縁層906がドレイン電極907とソース
電極905以外のキャリア供給層904の上及びソース
電極905を覆って積層され、更に、ゲート電極908
がソース電極905と端面がほぼ一致した状態又は一部
オーバーラップして絶縁層906を介して積層されてい
る構造を有する。
0は、第8実施形態の構造に加えて、キャリア走行層9
03と基板901の間にバッファ層902が介在してい
る構造を有する。
リア走行層903の上に積層されているソース電極90
5とゲート電極908と端面がほぼ一致した状態又は一
部がオーバーラップした状態で近接している。
5−ゲート電極908間には表面準位の形成による空乏
層の影響はない。さらに、ソース電極905−ゲート電
極908間の距離が近接する。したがって、エンハンス
メントモードで電界効果トランジスタを動作させた場合
においても、ソース電極905−ゲート電極908間の
抵抗値を低くすることができ、優れた特性を得ることが
できた。
給層904を積層した構造であるため、キャリア供給層
904側が空乏化し、キャリア走行層903に電子がた
まり、高電子移動度のトランジスタとすることができ
る。また、バッファ層902が設けられているので、リ
ーク電流が少なく、高性能となる。
例えばサファイア、炭化シリコンなどがある。
層903より電子親和力の小さな窒化物半導体で構成さ
れることが好ましく、例えば、GaN、InN、AlN
及び上記3種の窒化物半導体の混合物等がある。ただ
し、InNを含む窒化物半導体は電子親和力が大きくな
り、キャリア走行層903よりも電子親和力が大きくな
った場合リーク電流の原因となるため、AlzGa1-zN
(0≦z≦1)を用いることが好ましい。この窒化物半
導体中にn型不純物として、例えばSi、S、Seな
ど、p型不純物として、例えばBe、Cなどを添加する
ことも可能である。
物半導体としては、例えば、GaN、InN、AlN及
び上記3種の窒化物半導体の混合物等がある。ただし、
AlNを含む窒化物半導体は電子輸送特性が他の窒化物
半導体と比較して劣るため、InxGa1-xN(0≦x≦
1)を用いることが好ましい。この窒化物半導体中にn
型不純物として、例えばSi、S、Seなど、p型不純
物として、例えばBe、Cなどを添加することも可能で
ある。不純物濃度が高ければデプレッションモードとな
り、不純物濃度が低ければ、エンハンスモードとなる。
03よりも電子親和力の小さい窒化物半導体が選択さ
れ、目的によりGaN、InN、AlN及び上記3種の
窒化物半導体の混合物等を用いることができる。ただ
し、InNを含む窒化物半導体は電子親和力が大きくな
るため、AlyGa1-yN(0≦y≦1)を用いることが
好ましい。キャリア供給層のn型不純物として、例えば
Si、S、Seなど、p型不純物として、例えばBe、
Cなどを添加することも可能であり、その濃度も目的に
応じて所望の濃度とすることができる。さらにAlGa
N中のN空孔がn型不純物と同様に振舞い電子を放出す
るため、目的によっては不純物を添加する必要はない。
層である窒化物半導体層とショットキー接触する金属で
あればよく、例えばW、Mo、Si、Ti、Pt、A
l、Au等の金属を用いることができ、複数の前記金属
を積層した構造とすることもできる。
しては、キャリア供給層である窒化物半導体層とオーミ
ック接触する金属であればよく、例えばW、Mo、S
i、Ti、Pt、Al、Au等の金属を用いることがで
き、複数の前記金属を積層した構造とすることもでき
る。
る窒化シリコン膜906の一部を除去し、一旦ソース電
極905を露出した後所望の金属を配することで、ソー
ス電極905にパッドを備えることもできる。
層の膜厚は素子の目的に応じて各々所望の厚さとするこ
とができる。
0は、基板901上に、第一の窒化物半導体からなるバ
ッファ層902、第二の窒化物半導体からなるキャリア
走行層903、第三の窒化物半導体からなるキャリア供
給層904を例えば有機金属気相エピタキシー法により
形成後、所望の位置にキャリア供給層904とオーミッ
ク接触する第一の金属からなるソース電極905を例え
ば蒸着で形成し、さらに窒化シリコン膜906を例えば
スパッタリング法で形成し、所望の位置の窒化シリコン
膜906を除去後、キャリア供給層903とオーミック
接触する第二の金属をドレイン電極907として例えば
蒸着で形成し、窒化シリコン膜906上でかつソース電
極905の最もドレイン電極907側を含む、もしくは
ソース電極905の最もドレイン電極907側に接する
位置に第三の金属をゲート電極908として例えば蒸着
で形成することで電界効果トランジスタが製作される。
9実施形態の電界効果トランジスター900は、基板9
01としてサファイア基板(例えば(0001)基
板)、第一の窒化物半導体からなるバッファ層902と
してGaN層(膜厚2μm)、第二の窒化物半導体90
3としてInGaN層(In組成比0.1、膜厚15n
m)、2×1018cm-3のSiを添加した第三の窒化物
半導体からなるキャリア供給層904としてAlGaN
層(Al組成比0.3、膜厚20nm)、第一の金属か
らなるソース電極905としてTi/Al(Ti層の膜
厚20nm、Al層の膜厚200nm)、窒化シリコン
膜906の膜厚を10nm、第二の金属からなるドレイ
ン電極907としてTi/Al(Ti層の膜厚20n
m、Al層の膜厚200nm)、第三の金属からなるゲ
ート電極908としてAl(膜厚200nm)を用いる
ことにより作製される。
トランジスタによれば、ゲート電極−ソース電極間の抵
抗値を低くでき、とりわけ、エンハンスメントモードで
動作させる場合、高周波特性にすぐれる。
を示す断面構造図である。
を示す断面構造図である。
を示す断面構造図である。
を示す断面構造図である。
を示す断面構造図である。
を示す断面構造図である。
を示す断面構造図である。
を示す断面構造図である。
を示す断面構造図である。
構造図である。
Claims (15)
- 【請求項1】 ソース電極とドレイン電極間のキャリア
走行層として窒化物半導体層を有し、前記キャリア走行
層のキャリアの走行を絶縁体層を介してゲート電極で制
御する電界効果トランジスタにおいて、 前記ソース電極が、前記ゲート電極が形成されている前
記キャリア走行層の面と反対側の面の前記キャリア走行
層側に形成されていることを特徴とする電界効果トラン
ジスタ。 - 【請求項2】 請求項1記載の電界効果トランジスタに
おいて、 前記ゲート電極と前記ソース電極とが、前記キャリア走
行層を介して互いの一部が対向していることを特徴とす
る電界効果トランジスタ。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の電界効果トランジ
スタにおいて、 前記キャリア走行層の前記ゲート電極が形成されている
側の面に、キャリア供給層として、前記キャリア走行層
より電子親和力の小さな窒化物半導体層が積層されてい
ることを特徴とする電界効果トランジスタ。 - 【請求項4】 請求項1〜3いずれかに記載の電界効果
トランジスタにおいて、 前記キャリア走行層のソース電極側の面に、バッファ−
層として、前記キャリア走行層より電子親和力の小さな
窒化物半導体層が積層されていることを特徴とする電界
効果型トランジスタ。 - 【請求項5】 請求項1〜4いずれかに記載の電界効果
トランジスタにおいて、 前記キャリア走行層が、InxGa1−xN(0≦x≦
1)層であることを特徴とする電界効果トランジスタ。 - 【請求項6】 請求項3〜5いずれかに記載の電界効果
トランジスタにおいて、 前記キャリア供給層としての前記キャリア走行層より電
子親和力の小さな窒化物半導体層が、AlyGa1−y
N(0≦y≦1)層であることを特徴とする電界効果ト
ランジスタ。 - 【請求項7】 請求項4〜6いずれかに記載の電界効果
トランジスタにおいて、 前記バッファ層としての前記キャリア走行層より電子親
和力の小さな窒化物半導体層が、AlzGa1−zN
(0≦z≦1)層であることを特徴とする電界効果トラ
ンジスタ。 - 【請求項8】 請求項1〜7いずれかに記載の電界効果
トランジスタにおいて、 前記ゲート電極と前記ソース電極間の窒化物半導体層の
合計の厚みが3μm以下であることを特徴とする電界効
果トランジスタ。 - 【請求項9】 ソース電極とドレイン電極間のキャリア
走行層として窒化物半導体層を有し、前記キャリア走行
層のキャリアの走行をゲート電極で制御するするととも
に、前記ゲート電極と前記キャリア走行層との間に絶縁
体層が介在し、かつ、前記ゲート電極が、前記ソース電
極と前記絶縁体層を介して離間している電界効果トラン
ジスタにおいて、 前記ゲート電極の一部が、前記ソース電極と重なって前
記絶縁体層の上に積層されていることを特徴とする電界
効果トランジスタ。 - 【請求項10】 ソース電極とドレイン電極間のキャリ
ア走行層として窒化物半導体層を有し、前記キャリア走
行層のキャリアの走行をゲート電極で制御するするとと
もに、前記ゲート電極と前記キャリア走行層との間に絶
縁体層が介在し、かつ、前記ゲート電極が、前記ソース
電極と前記絶縁体層を介して離間している電界効果トラ
ンジスタにおいて、 前記キャリア走行層の前記ゲート電極側の面に、キャリ
ア供給層として、前記キャリア走行層より電子親和力の
小さな窒化物半導体層が積層されていることを特徴とす
る電界効果型トランジスタ。 - 【請求項11】 ソース電極とドレイン電極間のキャリ
ア走行層として窒化物半導体層を有し、前記キャリア走
行層のキャリアの走行をゲート電極で制御するするとと
もに、前記ゲート電極と前記キャリア走行層との間に絶
縁体層が介在し、かつ、前記ゲート電極が、前記ソース
電極と前記絶縁体層を介して離間している電界効果トラ
ンジスタにおいて、 前記キャリア走行層の前記ゲート電極が積層されている
側と反対側の面に、バッファ層として前記キャリア走行
層より電子親和力の小さな窒化物半導体層が積層されて
いることを特徴とする電界効果トランジスタ。 - 【請求項12】 請求項9記載の電界効果トランジスタ
において、 前記キャリア走行層の前記ゲート電極側の面に、キャリ
ア供給層として、前記キャリア走行層より電子親和力の
小さな窒化物半導体層が積層され、及び/又は前記キャ
リア走行層の前記ゲート電極が積層されている側と反対
側の面に、バッファ層として前記キャリア走行層より電
子親和力の小さな窒化物半導体層が積層されていること
を特徴とする電界効果トランジスタ。 - 【請求項13】 請求項9〜12いずれかに記載の電界
効果トランジスタにおいて、 前記キャリア走行層が、InxGa1−xN(0≦x≦
1)層であることを特徴とする電界効果トランジスタ。 - 【請求項14】 請求項11〜13いずれかに記載の電
界効果トランジスタにおいて、 前記キャリア供給層としての前記キャリア走行層より電
子親和力の小さな窒化物半導体層が、AlyGa1−y
N(0≦y≦1)層であることを特徴とする電界効果ト
ランジスタ。 - 【請求項15】 請求項12〜14いずれかに記載の電
界効果トランジスタにおいて、 前記バッファ層としての前記キャリア走行層より電子親
和力の小さな窒化物半導体層が、AlzGa1−zN
(0≦z≦1)層であることを特徴とする電界効果トラ
ンジスタ。
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