JP2006262037A - プロジェクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】 投影面の違いに対応したメニューを投影するようにしたプロジェクタを提供する。
【解決手段】 プロジェクタが水平投影を行うときには、水平投影用操作メニューJがマイクロコンピュータのROMの操作メニューデータから読み出されてスクリーンに投影される。また、プロジェクタが垂直投影を行うときには、垂直投影用操作メニューKが上記ROMの操作メニューデータから読み出されてスクリーンに投影される。
【選択図】 図5
【解決手段】 プロジェクタが水平投影を行うときには、水平投影用操作メニューJがマイクロコンピュータのROMの操作メニューデータから読み出されてスクリーンに投影される。また、プロジェクタが垂直投影を行うときには、垂直投影用操作メニューKが上記ROMの操作メニューデータから読み出されてスクリーンに投影される。
【選択図】 図5
Description
本発明は、プロジェクタに関するものである。
従来、この種のプロジェクタにおいては、下記特許文献1に開示された投影表示装置がある。この投影表示装置は、映像を操作メニューとともにスクリーンに投影するように構成されている。
特開2003−280091号公報
ところで、上記投影表示装置では、スクリーンが机上等の水平位置や部屋の壁面等の垂直位置にあっても、操作メニューは同一である。
従って、スクリーンが水平位置及び垂直位置のいずれに配置されていても、操作メニューのうち投影不要なメニューが存在することとなる。
このことは、操作メニューが、スクリーンの位置に依っては不要なメニューを含むことを意味する。従って、上述のように、スクリーンの位置を考慮することなく、操作メニューが同一である場合、使用者にとって煩雑さを招きプロジェクタを利用しにくいという不具合がある。
そこで、本発明は、以上のようなことに対処するため、投影面の違いに対応したメニューを投影するようにしたプロジェクタを提供することを目的とする。
上記課題の解決にあたり、本発明に係るプロジェクタは、請求項1の記載によれば、
少なくとも投影部(120、H2)を有し、当該投影部により映像を投影面(S)に投影する投影手段(H、U、70、80、90、E)を備える。
少なくとも投影部(120、H2)を有し、当該投影部により映像を投影面(S)に投影する投影手段(H、U、70、80、90、E)を備える。
当該プロジェクタにおいて、投影手段の投影方向を判定する投影方向判定手段(20a、230)と、
投影手段により投影される映像として、プロジェクタ内部で生成されるメニュー映像を、投影方向判定手段により判定された投影方向に対応するように生成するメニュー映像生成手段(231、232、240、250、251、261、272、281、282)とを備えることを特徴とする。
投影手段により投影される映像として、プロジェクタ内部で生成されるメニュー映像を、投影方向判定手段により判定された投影方向に対応するように生成するメニュー映像生成手段(231、232、240、250、251、261、272、281、282)とを備えることを特徴とする。
このように、投影手段により投影される映像として、プロジェクタ内部で生成されるメニュー映像を、投影方向判定手段により判定された投影方向に対応するように生成するようにした。従って、投影方向、換言すれば、投影面の位置に合わせるように生成したメニューをメニュー映像として投影することとなる。
このため、当該メニューは、不要なメニューに相当するメニュー項目を含んでおらず、見易い。よって、不要なメニューを誤って選択すること等の発生を未然に防止し得る。その結果、当該プロジェクタの利用がより一層容易になされ得る。
また、本発明は、請求項2の記載によれば、請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
操作手段(P)を備えて、上記メニュー映像生成手段は、投影手段により投影される映像として、少なくとも操作手段の操作の補助を行うメニュー映像を、投影方向判定手段により判定された投影方向に対応するように生成するメニュー映像生成手段(231、232、240、250、251)であることを特徴とする。
操作手段(P)を備えて、上記メニュー映像生成手段は、投影手段により投影される映像として、少なくとも操作手段の操作の補助を行うメニュー映像を、投影方向判定手段により判定された投影方向に対応するように生成するメニュー映像生成手段(231、232、240、250、251)であることを特徴とする。
このように、投影手段により投影される映像として、少なくとも操作手段の操作の補助を行うメニュー映像を、投影方向判定手段により判定された投影方向に対応するように生成するようにした。
従って、投影方向、換言すれば、投影面の位置に合わせるように生成した操作手段の操作の補助を行うメニューをメニュー映像として投影することとなる。
このため、当該メニューは、不要なメニューに相当するメニュー項目を含んでおらず、見易い。よって、不要なメニューを誤って選択すること等の発生を未然に防止し得る。その結果、当該プロジェクタの利用がより一層容易になされ得る。
また、本発明は、請求項3の記載によれば、請求項1或いは2に記載のプロジェクタにおいて、投影方向判定手段は、
重力方向を検出する重力センサ(20a)を備えて、
この重力センサにより検出される重力方向に基づいて、前記投影手段の投影方向を判定することを特徴とする。
重力方向を検出する重力センサ(20a)を備えて、
この重力センサにより検出される重力方向に基づいて、前記投影手段の投影方向を判定することを特徴とする。
このように、重力センサの検出重力方向に基づき、投影方向、換言すれば、投影面の位置について判定し、この判定結果に対応するように上記メニューを生成して当該投影面に投影する。その結果、請求項1或いは2に記載の発明の作用効果がより一層具体的に達成され得る。
また、本発明は、請求項4の記載によれば、請求項1乃至3のいずれか1つに記載のプロジェクタにおいて、
メニュー映像を表すデータを記憶する記憶手段(20)を備えて、
上記メニュー映像は、上記投影面が水平位置にあるときに対応する水平投影用メニューと、上記投影面が垂直位置にあるときに対応する垂直投影用メニューとでもって構成されていることを特徴とする。
メニュー映像を表すデータを記憶する記憶手段(20)を備えて、
上記メニュー映像は、上記投影面が水平位置にあるときに対応する水平投影用メニューと、上記投影面が垂直位置にあるときに対応する垂直投影用メニューとでもって構成されていることを特徴とする。
これにより、メニュー映像生成手段は、水平投影用メニュー及び垂直投影用メニューのうち上記判定投影方向に対応するメニューを、投影手段により投影される映像として生成する。その結果、請求項1〜3のいずれか1つに記載の発明の作用効果がより一層具体的に達成され得る。
また、本発明は、請求項5の記載によれば、請求項1或いは2に記載のプロジェクタにおいて、
上記操作メニューを表すデータを記憶する記憶手段(20)を備えて、
上記メニュー映像は、上記投影面が水平位置にあるときのみに対応する水平投影用メニューと、上記投影面が垂直位置にあるときのみに対応する垂直投影用メニューと、上記投影面が水平位置及び垂直位置のいずれにあるときにも共通な共通メニューとでもって構成されていることを特徴とする。
上記操作メニューを表すデータを記憶する記憶手段(20)を備えて、
上記メニュー映像は、上記投影面が水平位置にあるときのみに対応する水平投影用メニューと、上記投影面が垂直位置にあるときのみに対応する垂直投影用メニューと、上記投影面が水平位置及び垂直位置のいずれにあるときにも共通な共通メニューとでもって構成されていることを特徴とする。
これにより、メニュー映像生成手段は、水平投影用メニュー、垂直投影用メニュー或いは共通メニューを、投影手段により投影される映像として生成する。その結果、プロジェクタの設置状態により一層適応した見易いメニュー表示が可能となる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであるが、当該実施形態に限られるものではない。
以下、本発明の各実施形態を図面により説明する。
(第1実施形態)
図1及び図2は、本発明が適用される卓上型プロジェクタの第1実施形態を示している。このプロジェクタ(以下、プロジェクタPJともいう)は、ハウジングHを備えており、当該ハウジングHは、その底壁H1にて、図1にて示すごとく、机10の端部上に立設されている。
(第1実施形態)
図1及び図2は、本発明が適用される卓上型プロジェクタの第1実施形態を示している。このプロジェクタ(以下、プロジェクタPJともいう)は、ハウジングHを備えており、当該ハウジングHは、その底壁H1にて、図1にて示すごとく、机10の端部上に立設されている。
当該プロジェクタPJは、図1或いは図2にて示すごとく、操作パネルP、制御ユニットU、ランプ70、照明光学系80、透過型液晶パネル90及び結像光学系Eを備えている。
操作パネルPは、ハウジングHの上壁でもって構成されており、当該操作パネルPは、複数の押動型操作キーを備えている。当該複数の押動型操作キーは、操作メニュー表示キーP1、上キーP2、下キーP3、左キーP4、右キーP5及び決定キーP6でもって構成されている。
操作メニュー表示キーP1は、スクリーンSに操作メニューを投影するときに押動操作される。なお、当該スクリーンSは、机10の中央上に載置されている。但し、スクリーンSに代えて、映像を机上に直接投影するようにしてもよい。また、壁やボードに設けたスクリーンに投影する場合でも、当該スクリーンに代えて、映像を壁やボードに直接投影するようにしてもよい。
また、以下に説明するように、操作パネルPの各キーは上記選択候補をどちら方向へ移動するかのキーとなっており、決定キーで選択決定され新たな操作に対する設定となる。なお、操作パネルPによる操作の設定済みの状態が分かるように表示されるとともに、操作メニュー中のメニュー項目の選択候補も区別可能な状態で表示(色が違うだけでなく、点滅している)されるようになっている。
即ち、上キーP2は、選択候補を、上記操作メニュー中の上側に位置するメニュー項目に移すときに押動操作される。下キーP3は、選択候補を、上記操作メニュー中の下側に位置するメニュー項目に移すときに押動操作される。
左キーP4は、選択候補を、上記操作メニュー中の左側に位置するメニュー項目に移すときに押動操作される。右キーP5は、選択候補を、上記操作メニュー中の右側に位置するメニュー項目に移すときに押動操作される。
決定キーP6は、上キーP2、下キーP3、左キーP4及び右キーP5のうちの少なくとも1つの操作でもって操作メニュー中のメニュー項目の選択候補の選択を終了したときに押動操作される。
制御ユニットUは、図1にて示すごとく、ランプ70、照明光学系80、透過型液晶パネル90及び結像光学系Eと共に、ハウジングHに内蔵されており、この制御ユニットUは、ハウジングHの下部内に配設されている。
当該制御ユニットUは、図3にて示すごとく、操作パネルPと、ランプ70と、透過型液晶パネル90(以下、LCD90ともいう)との間に接続されている。
当該制御ユニットUは、図3にて示すごとく、操作パネルPと、ランプ70と、透過型液晶パネル90(以下、LCD90ともいう)との間に接続されている。
この制御ユニットUは、マイクロコンピュータ20及び重力センサ20aを備えている。マイクロコンピュータ20は、図3にて示すごとく、バスラインを介し接続してなるCPU、ROM及びRAMを備えており、このマイクロコンピュータ20は、そのCPUにより、図4にて示すフローチャートに従い、コンピュータプログラムを実行する。
この実行中において、マイクロコンピュータ20は、そのCPUにより、ランプ駆動回路40の駆動制御、操作パネルPの操作入力に基づく操作メニュー表示指令、重力センサ20aにより検出される重力方向に基づく投影方向判定やこの判定に基づくメニュー項目の選択処理等の各種の処理を行う。なお、上記コンピュータプログラムは、マイクロコンピュータ20のROMに当該マイクロコンピュータにより読み出し可能に予め記憶されている。
重力センサ20aは、図1にて例示するごとく、ハウジングH内にて支持されており、この重力センサ20aは、当該プロジェクタPJ内の設置箇所において重力方向を検出する。具体的には、当該重力方向は、プロジェクタPJに設定される基準軸となす角度でもって重力センサ20aによって検出される。なお、上記基準軸は、例えば、当該プロジェクタPJの中心軸をいう。
映像信号入力回路50は、映像信号を外部回路(図示しない)から入力されて画像処理回路30に所定の形式の映像信号として出力する。
画像処理回路30は、マイクロコンピュータ20の指令に従い映像信号入力回路50から入力される上記映像信号に対し、信号の付加或いは変更を行うとともに、付加或いは変更を行った映像信号をLCD駆動回路60に出力する。
また、この画像処理回路30は、マイクロコンピュータ20の操作メニュー表示の指令に従い操作メニューの映像信号の生成を行うとともに、映像信号入力回路50から入力される上記映像信号に代えて、当該操作メニューの映像信号をLCD駆動回路60に出力する。
ランプ70、照明光学系80及び透過型液晶パネル90は、図1にて示すごとく、制御ユニットUの直上にて、ハウジングHの上部内に配設されている。ランプ70は、マイクロコンピュータ20による制御のもと、ランプ駆動回路40により点灯駆動されて発光し照明光学系80に光を出射する。
照明光学系80は、図1にて示すごとく、コンデンサレンズ81、反射ミラー82、リレーレンズ系83及び反射ミラー84を備えている。コンデンサレンズ81は、ランプ70から出射される光を集光して反射ミラー82に向けて出射する。
反射ミラー82は、コンデンサレンズ81及びリレーレンズ系83の双方を臨むように配設されており、当該反射ミラー82は、コンデンサレンズ81から出射される光を反射してリレーレンズ系83に入射する。
このリレーレンズ系83は、凹レンズ83a及び両凸レンズ83b、83cを同軸的に配列してなるもので、当該リレーレンズ系83は、反射ミラー82からの反射光を、凹レンズ83a及び両凸レンズ83b、83cにより、平行光として反射ミラー84に向け出射する。反射ミラー84は、凸レンズ83c及び液晶パネル90の双方を臨むように配設されており、この反射ミラー84は、リレーレンズ系83からの出射光を反射し光束状の照明光としてLCD90に入射する。
LCD90は、LCD駆動回路60により駆動されて、照明光学系80から入射される光束状の照明光に基づき映像を光として出射する。このことは、LCD90が、その表示面にて上記映像を表示することを意味する。
結像光学系Eは、図1にて示すごとく、凸レンズ100、両凹レンズ110a、110b及び投影レンズ120でもって構成されており、当該結像光学系Eは、その投影レンズ120のうち図1にて図示約左半分部分にて、ハウジングHの開口部H2を通して、机10上のスクリーンSに対向している。
しかして、結像光学系Eは、LCD90から出射される光をハウジングHの開口部H2を通してスクリーンSに投光する。このことは、LCD90の表示映像がスクリーンSに投影されることを意味する。なお、開口部H2は、ハウジングHの上部に下方に向けて開口するように形成されている。
このように構成した本第1実施形態において、当該プロジェクタPJの作動を、その配設位置に応じて説明する。
1.当該プロジェクタPJが上述のように机10上に立設されている場合
制御ユニットUが作動状態になると、マイクロコンピュータ20は、そのCPUにより、図4のフローチャートに従いコンピュータプログラムの実行を開始する。なお、上記外部回路から出力される映像信号は映像信号入力回路50を介し所定の信号形式(例えばRGB信号)に変換されて画像処理回路30に入力される。また、重力センサ20aは、制御ユニットUの作動の開始にあわせて重力方向の検出を開始する。
1.当該プロジェクタPJが上述のように机10上に立設されている場合
制御ユニットUが作動状態になると、マイクロコンピュータ20は、そのCPUにより、図4のフローチャートに従いコンピュータプログラムの実行を開始する。なお、上記外部回路から出力される映像信号は映像信号入力回路50を介し所定の信号形式(例えばRGB信号)に変換されて画像処理回路30に入力される。また、重力センサ20aは、制御ユニットUの作動の開始にあわせて重力方向の検出を開始する。
上述のようにマイクロコンピュータ20がそのCPUによりコンピュータプログラムの実行を開始すると、図4のステップ200において、ランプ点灯制御処理がなされる。このランプ点灯制御処理に伴い、ランプ駆動回路40は、マイクロコンピュータ20によりそのCPUでもって駆動制御されてランプ70を点灯させる。これに伴い、照明光学系80が、ランプ70の出射光を光束状の照明光としてLCD90に出射する。
ステップ200の処理後、ランプ70の出射光の安定するのを待って、ステップ210において、画像処理回路30に対する映像出力指令処理がなされる。この映像出力指令処理のもと、画像処理回路30は、映像信号入力回路50からの映像信号に基づき映像を表す映像表示データを作成してLCD駆動回路60に出力する。
ついで、この出力に基づき、LCD90は、当該LCD駆動回路60により表示駆動されて、照明光学系80からの光束状の照明光に基づき、上記映像表示データを光として出射する。このことは、当該LCD90は、その表示面にて、上記映像表示データに基づき、上記映像を表示することを意味する。
上述のようにLCD90が上記映像表示データを光として出射すると、この光は、結像光学系EによりハウジングHの開口部H2を通してスクリーンSに投光される。これにより、上述した映像が、例えば、「AF」として、スクリーンSに投影される(図6参照)。なお、現段階では、映像「AF」は、図6にて示すごとく、机10に対し着座姿勢で対向する操作者Mの正対視方向から反時計方向に90°回転した状態で投影されるものとする。
このような状態において、操作パネルPの操作メニュー表示キーP1が操作者M(図6参照)により押動操作されると、図4のステップ220においてYESと判定され、次のステップ221において、検出重力方向入力処理がなされる。この検出重力方向入力処理では、ステップ220におけるYESとの判定直後において重力センサ20aにより検出される重力方向がマイクロコンピュータ20に入力されてそのRAMに記憶される。
なお、重力センサ20aの出力がアナログ出力である場合には、このアナログ出力は、A−Dコンバータ(図示しない)でデジタル変換され、予め設定された参照値と比較されて重力方向として検出されて上記RAMに記憶される。
然る後、ステップ230において、水平投影か否かの判定がなされる。具体的には、水平投影か否かは、重力センサ20aによる検出重力方向に基づき判定される。
しかして、例えば、図1及び図2で示すように当該プロジェクタPJが机10上に立設されているとき、当該プロジェクタPJの基準軸は垂直方向に向いていることから、当該プロジェクタPJは水平投影にある。また、当該プロジェクタPJが壁面に対しこれに直角に設けられているときには、当該プロジェクタPJは垂直投影にある。
本第1実施形態では、図1及び図2にて示すごとく当該プロジェクタPJが机10上に立設されている。従って、当該プロジェクタPJは水平投影を行っていることから、重力センサ20aによる検出重力方向に基づき、ステップ230においてYESと判定される。これに伴い、ステップ231において、水平投影用操作メニューJ(図5(a)参照)が、マイクロコンピュータ20のROMに予め記憶してなる操作メニューデータから選択されて読み出される。
本第1実施形態では、水平投影用操作メニューJは、垂直投影用操作メニューK(図5(b)参照)と共に、上記操作メニューデータとしてマイクロコンピュータ20のROMに予め記憶されている。
ここで、水平投影用操作メニューJは、図5(a)で示すごとく、水平投影の際に必要となる「上下反転」及び「90°回転」、並びに「分割表示」、この分割表示における「分割数−2、3、4」、「並べて表示」及び「上下反転」からなる複数のメニュー項目でもって構成されている。
また、垂直投影用操作メニューKは、図5(b)にて示すごとく、垂直投影の際に必要となる「上下反転」、「左右反転」及び「90°回転」、並びに「分割表示」、この分割表示における「分割数−2、4」、「並べて表示」及び「左右反転」でもって構成されている。
なお、垂直投影用操作メニューKにおいて、メニュー項目「左右反転」は、スクリーンSの投影面に投影した映像をスクリーンSの投影面の裏側から視認する場合に必要とされる。
しかして、上述のようにステップ231において水平投影用操作メニューJが選択されると、ステップ240において、選択操作メニューの出力処理がなされる。この出力処理では、水平投影用操作メニューJがデータとして画像処理回路30に出力される。
すると、この画像処理回路30は、水平投影用操作メニューJを表すデータを操作メニュー表示データして生成し、LCD駆動回路60に出力する。これに伴い、LCD90は、照明光学系80からの光束状の照明光でもって、上記操作メニュー表示データを光として出射する。
このことは、当該LCD90は、その表示面にて、上記操作メニュー表示データに基づき、水平投影用操作メニューJを上記表示映像「AF」と共に表示することを意味する。
このことは、当該LCD90は、その表示面にて、上記操作メニュー表示データに基づき、水平投影用操作メニューJを上記表示映像「AF」と共に表示することを意味する。
上述のようにLCD90が上記操作メニュー表示データを光として出射すると、この光は、結像光学系EによりハウジングHの開口部H2を通してスクリーンSに投光される。これにより、上述した水平投影用操作メニューJが、上述した表示映像、例えば、「AF」と共に、スクリーンSに投影される(図7参照)。なお、図7では、上述した表示映像の記載は省略されている。また、上述した水平投影用操作メニューJが表示映像「AF」と共に表示されることは必須ではない。
ステップ240の処理後、ステップ250において、投影された操作メニュー中のメニュー項目の選択か否かが判定される。現段階において、上述のように投影された水平投影用操作メニューJのうちのメニュー項目が操作者Mにより操作パネルPの操作でもって選択される。
例えば、現段階において、上述のように投影された水平投影用操作メニューJのうち、「分割数−2」が操作パネルPの操作でもって選択されていたものとする。このような状態から、例えば「90°反転」を選択するように操作パネルPを操作すると、上記投影水平投影用操作メニューJにおいて選択メニュー項目が、カーソルの移動により、「上下反転」(図7にて図示長方形の枠で囲う領域参照)から「90°反転」(図7にて図示網掛け領域参照)に移行する。これに伴い、ステップ250においてYESと判定される。
ここで、上述のようにスクリーンSに投影された水平投影用操作メニューJは、スクリーンSが水平位置にある場合の水平投影の際に必要となるメニュー項目しか含んでいない。このため、水平投影の際の操作パネルPの操作が誤操作を伴うことなく容易にしかも確実になされ得る。
しかして、ステップ250における判定が上述のようにYESになると、ステップ251において、選択メニュー項目の実行指令処理が画像処理回路30に対しなされる。
この実行指令処理では、映像「AF」が、図6にて示すごとく、操作者Mにとって反時計方向に90°回転した状態にあるために、上述のように選択メニュー項目が「90°回転」であれば、映像「AF」を90°回転させる指令処理が画像処理回路30に対しなされる。
これに伴い、画像処理回路30が、上記映像表示データを90°回転させてLCD駆動回路60に出力する。このため、映像「AF」は、LCD90により、図6の操作者Mにとって正対視できる向きでスクリーンSに投影される。
上述したステップ251における選択メニュー項目の実行指令処理にあたり、水平投影用操作メニューJにおける選択メニュー項目が、上述のように「90°反転」ではなく、「分割表示」であれば、分割数「2」或いは「4」が水平投影用操作メニューJから操作者Mにより操作パネルPの操作でもって上述と同様のカーソルの移動のもとに選択される。なお、現段階において、操作者M1が、図8にて示すごとく、机10を介し操作者Mに対向して着座したとすれば、上記選択分割数は「2」以上の偶数が好ましい。
ついで、上述のように分割数が選択された後は、分割表示に伴う水平投影用操作メニューJ中のメニュー項目が操作者により操作パネルPの操作でもって選択される。
ここで、上述のようにスクリーンSに投影された水平投影用操作メニューJの分割表示は、スクリーンSが水平位置にある場合の水平投影の際の分割表示に必要となるメニュー項目しか含んでいない。このため、水平投影の際の分割表示に必要な操作パネルPの操作が誤操作を伴うことなく容易にしかも確実になされ得る。
しかして、上述のような「分割表示」、選択分割数「2」及び選択メニュー項目のもとに実行指令処理が画像処理回路30に対しなされる。
この実行指令処理において、上述のように分割数が「2」であるために、選択メニュー項目が「上下反転」であれば、両映像「AF」が、図8にて示すごとく、当該プロジェクタPJでもって、それぞれ、両操作者M、M1の各正対視方向にて分割投影される。
以上説明したように、水平投影用操作メニューJは、上述のごとく、水平投影の際に必要となる複数のメニュー項目で構成されている。従って、当該水平投影用操作メニューJは、垂直投影にのみ必要とされるメニュー項目を含んでおらず、見易く操作もし易い。
よって、垂直投影にのみ必要とされるメニュー項目を誤って選択する等の操作パネルPの誤操作の発生を未然に防止しつつ、容易にかつ的確に水平投影用操作メニューJ中のメニュー項目を操作パネルPの操作により選択できる。その結果、当該プロジェクタPJの利用がより一層容易になされ得る。
2.当該プロジェクタPJが、そのハウジングHにて、図9にて示すごとく、図1及び図2とは異なり、床に対し垂直状のボードBに、その表面から水平方向に配設されている場合
この場合には、スクリーンSは、図9にて示すごとく、透明のボードBの表面に固定されている。なお、ボードBは、図9にて示すごとく、床に対し垂直状に枠体Wにて支持されている。
2.当該プロジェクタPJが、そのハウジングHにて、図9にて示すごとく、図1及び図2とは異なり、床に対し垂直状のボードBに、その表面から水平方向に配設されている場合
この場合には、スクリーンSは、図9にて示すごとく、透明のボードBの表面に固定されている。なお、ボードBは、図9にて示すごとく、床に対し垂直状に枠体Wにて支持されている。
上述と同様にコンピュータプログラムがステップ221(図4参照)に進むと、このステップ221の処理直前において重力センサ20aにより検出された重力方向がマイクロコンピュータ20のRAMに入力される。
現段階では、当該プロジェクタPJの基準軸が水平方向に向いていることから、当該プロジェクタPJは垂直投影にある。このため、上述のようにRAMに入力された重力方向に基づき、ステップ230(図4参照)においてNOと判定される。これに伴い、次のステップ232において、垂直投影用操作メニューKのデータが、マイクロコンピュータ20のROMに記憶してある操作メニューデータから選択されて読み出される。
しかして、このようにして垂直投影用操作メニューKのデータが選択されて読み出されると、ステップ240において、選択操作メニューの出力処理がなされる。この出力処理では、垂直投影用操作メニューKのデータが画像処理回路30に出力される。
すると、この画像処理回路30は、垂直投影用操作メニューKのデータに基づいて操作メニュー表示データを生成し、LCD駆動回路60に出力する。これに伴い、LCD90は、照明光学系80からの光束状の照明光でもって、上記操作メニュー表示データを光として出射する。
上述のようにLCD90が上記操作メニュー表示データを光として出射すると、この光は、結像光学系EによりハウジングHの開口部H2を通してスクリーンSに投光される。これにより、上述した垂直投影用操作メニューKが、スクリーンSに投影される(図10参照)。
ここで、上述のようにスクリーンSに投影された垂直投影用操作メニューKは、スクリーンSが垂直位置にある場合の垂直投影の際に必要となるメニュー項目しか含んでいない。このため、垂直投影の際の操作パネルPの操作が誤操作を伴うことなく容易にしかも確実になされ得る。
ステップ240の処理後、ステップ250において、上述した垂直投影用操作メニューKのうちのメニュー項目の選択がなされているか否かが判定される。ここで、当該メニュー項目の選択がなされていれば、ステップ250においてYESと判定され、ステップ251において選択メニュー項目の実行指令処理が画像処理回路30に対しなされる。
この実行指令処理では、映像「AF」が、図9にて示すごとく、操作者Mにとって正対視できるように投影されている。しかし、当該映像「AF」は、ボードBの裏面側から見るに際しては左右逆になって見える。
このため、選択メニュー項目の「左右反転」が選択されれば、映像「AF」を左右反転する指令処理が画像処理回路30に対しなされる。これに伴い、画像処理回路30は、上記映像表示データを左右反転させて出力する。従って、映像「AF」は、ボードBの裏面側から見て正対視できる向きでスクリーンSに投影される。
上述したステップ251における選択メニュー項目の実行指令処理にあたり、垂直投影用操作メニューKにおける選択メニュー項目が「分割表示」であれば、例えば、分割数「2」(図10にて図示長方形の枠による包囲領域参照)が垂直投影用操作メニューKから操作者Mにより操作パネルPの操作でもって選択される。ついで、分割表示に伴う垂直投影用操作メニューK中のメニュー項目、例えば、「並べて表示」(図10にて図示網掛け領域参照)が、操作者により操作パネルPの操作でもって選択される。
ここで、上述のようにスクリーンSに投影された垂直投影用操作メニューKの「分割表示」は、スクリーンSが垂直位置にある場合の垂直投影の際の分割表示に必要となるメニュー項目しか含んでいない。このため、垂直投影の際の分割表示に必要な操作パネルPの操作が誤操作を伴うことなく容易にしかも確実になされ得る。
しかして、上述のような「分割表示」、選択分割数「2」及び選択メニュー項目のもとに実行指令処理が画像処理回路30に対しなされる。
この実行指令処理では、上述のように選択分割数が「2」であること及び選択メニュー項目が「並べて表示」であることから、画像処理回路30による処理のもと、両映像「AF」が、当該プロジェクタPJでもって、左右に並んで分割投影される。
以上説明したように、垂直投影用操作メニューKは、上述のごとく、垂直投影の際に必要となる複数のメニュー項目で構成されている。従って、当該水平投影用操作メニューJは、水平投影にのみ必要とされるメニュー項目を含んでおらず、見易い。
よって、水平投影にのみ必要とされるメニュー項目を誤って選択する等の操作パネルPの誤操作の発生を未然に防止しつつ、垂直投影用操作メニューK中のメニュー項目を容易にかつ的確に操作パネルPの操作により選択できる。その結果、垂直投影の際にも、当該プロジェクタPJの利用がより一層容易になされ得る。
なお、本第1実施形態では、スクリーンSは透明のボードBに固定されているが、白板や黒板などスクリーンSを固定できれば何でもよく、スクリーンSも反対側(裏側)から見えないようなスクリーンであってもよいことはいうまでもない。
(第2実施形態)
図11〜図13は、本発明の第2実施形態の要部を示している。この第2実施形態では、上記第1実施形態にて述べた操作パネルPには、共通メニューキー(図示せず)が確認キー(図示せず)と共に付加的に設けられており、上記共通メニューキーは、後述する操作メニューデータのうちの共通操作メニューを選択するときに操作される。また、上記確認キーは、操作入力や各種設定の確認処理の際に押動操作される。
(第2実施形態)
図11〜図13は、本発明の第2実施形態の要部を示している。この第2実施形態では、上記第1実施形態にて述べた操作パネルPには、共通メニューキー(図示せず)が確認キー(図示せず)と共に付加的に設けられており、上記共通メニューキーは、後述する操作メニューデータのうちの共通操作メニューを選択するときに操作される。また、上記確認キーは、操作入力や各種設定の確認処理の際に押動操作される。
また、本第2実施形態では、上記第1実施形態にて述べたフローチャート(図4参照)に代えて、図11及び図12にて示すフローチャートが採用されている。
また、本第2実施形態では、操作メニューデータが、上記第1実施形態にて述べた操作メニューデータ(図5(a)、(b)参照)とは異なり、図13(a)〜(c)にて示す共通メニューL、水平投影用操作メニューJ1及び垂直投影用操作メニューK1でもって構成されている。
ここで、共通メニューLは、水平投影及び垂直投影には依存しないメニューで構成されている。具体的には、共通メニューLは、図13(a)にて示すごとく、「電源オフ」及び「電源スタンバイ」、並びに「タイマー:オフ」、「タイマー:30分後オフ」「タイマー:60分後オフ」等、水平投影、垂直投影に関係なく必要とされる複数のメニュー項目でもって構成されている。
また、水平投影用操作メニューJ1は、水平投影のみに投影されるメニューで構成されている。具体的には、当該水平投影用操作メニューJ1は、図13(b)にて示すごとく、「上下反転」、「90°回転」、「分割表示」、この分割表示における「分割数−2、3、4」、「並べて表示」及び「上下反転」からなる複数のメニュー項目で構成されている。
また、垂直投影用操作メニューK1は、垂直投影のみに投影されるメニューで構成されている。具体的には、当該垂直投影用操作メニューK1は、図13(c)にて示すごとく、「上下反転」、「90°回転」、「左右反転」並びに「分割表示」、この分割表示における「分割数−2、4」及び「左右反転」からなる複数のメニュー項目で構成されている。
なお、本第2実施形態の共通メニューデータ及び操作メニューデータ(図13参照)も、上記第1実施形態にて述べた操作メニューデータと同様に、マイクロコンピュータ20のROMに予め記憶されている。その他の構成は上記第1実施形態と実質的に同様である。
このように構成した本第2実施形態では、上記第1実施形態にて述べたステップ220(図4及び図11参照)において、操作メニュー表示キーP1の操作か否かが判定される。
ここで、ステップ220において、操作メニュー表示キーP1の操作に基づきYESと判定されると、ステップ260以後の処理がなされる。一方、操作メニュー表示キーP1が操作されていないために、ステップ220における判定がNOとなる場合には、ステップ222以後(図12参照)の処理がなされる。
しかして、上述のようにステップ220においてYESと判定されると、次のステップ260において上記共通メニューキーの操作か否かが判定される。現段階にて、上記共通メニューキーが操作されていれば、ステップ260においてYESと判定される。これに伴い、ステップ261において、共通メニューの選択処理がなされる。
この選択処理では、共通メニューLがマイクロコンピュータ20のROMに記憶済みのメニューデータから選択されて読み出され当該マイクロコンピュータ20のRAMに入力される。
また、上記共通メニューキーが操作されていなければ、ステップ260における判定はNOとなる。これに伴い、上記第1実施形態にて述べたと同様に、各ステップ221、230、231及び240を通る処理或いは各ステップ221、230、232及び240を通る処理がなされる。
しかして、上述のように各ステップ221、230、231及び240を通る処理において、ステップ231における処理に伴いステップ240の処理がなされる場合には、水平投影用操作メニューJ1が、マイクロコンピュータ20のROMに記憶済みの操作メニューデータから選択されて読み出され当該マイクロコンピュータ20のRAMに入力される。
また、上述のように各ステップ221、230、232及び240を通る処理において、ステップ232における処理に伴いステップ240の処理がなされる場合には、垂直投影用操作メニューK1が、マイクロコンピュータ20のROMに記憶済みの操作メニューデータから選択されて読み出され当該マイクロコンピュータ20のRAMに入力される。
以上のようにして、水平投影用操作メニューJ1或いは垂直投影用操作メニューK1が、画像処理回路30にデータとして出力される。
すると、当該画像処理回路30による処理のもと、水平投影用操作メニューJ1或いは垂直投影用操作メニューK1が、上記第1実施形態にて述べたと同様にスクリーンS上に投影される。
上述のようにステップ240における処理が終了すると、ステップ250において、投影されたメニュー中のメニュー項目の選択か否かが判定される。現段階において、この判定がYESになると、ステップ251において選択メニューの実行指令処理が画像処理回路30に対しなされる。
ここで、例えば、上述と同様に、選択メニュー項目の「90°回転」が選択されれば、画像処理回路30による処理のもと、映像が90°回転されてスクリーンSに投影される。
一方、上述のように操作メニュー表示キーP1が操作されておらず、代わりに確認キーが押動操作されている場合には、ステップ220における判定がNOとなり、ステップ222(図12参照)において、操作入力内容の確認処理がなされる。
本第2実施形態において、当該操作入力内容は、操作パネルPの操作入力キーに依らないメニュー(以下、非操作メニューという)に相当する。この非操作メニューは、共通非操作メニュー、水平投影用非操作メニュー及び垂直投影用非操作メニューでもって構成されて、非操作メニューデータとしてマイクロコンピュータ20のROMに予め記憶されている。
一方、上述のように操作メニュー表示キーP1が操作されておらず、代わりに確認キーが押動操作されている場合には、ステップ220における判定がNOとなり、ステップ222(図12参照)において、操作入力内容の確認処理がなされる。
本第2実施形態において、当該操作入力内容は、操作パネルPの操作入力キーに依らないメニュー(以下、非操作メニューという)に相当する。この非操作メニューは、共通非操作メニュー、水平投影用非操作メニュー及び垂直投影用非操作メニューでもって構成されて、非操作メニューデータとしてマイクロコンピュータ20のROMに予め記憶されている。
なお、非操作メニューは、例えば、アラームメニュー(使用上の注意、操作説明、異常時の緊急通知など)をいい、このアラームメニューは、共通非操作メニュー、水平投影用非操作メニュー及び垂直投影用非操作メニューにそれぞれ相当する共通アラームメニュー、水平投影用アラームメニュー及び垂直投影用アラームメニューでもって構成されている。
ついで、ステップ270において、共通非操作メニューの選択か否かが判定される。しかして、ステップ222で確認された操作入力内容が上記共通非操作メニューの例である共通アラームメニューであれば、ステップ270にてYESと判定され、然る後、ステップ272において、共通非操作メニューの選択処理がなされる。
すると、上記共通アラームメニューがマイクロコンピュータ20のROMに記憶済みの非操作メニューデータから選択されて読み出され当該マイクロコンピュータ20のRAMに入力される。
また、ステップ222での確認処理内容が共通非操作メニューでなければ、ステップ270においてNOと判定される。これに伴い、ステップ271において、検出重力方向の入力処理がなされる。この入力処理では、現段階において重力センサ20aにより検出される重力方向がマイクロコンピュータ20のRAMに入力される。
ついで、ステップ280において、水平投影か否かが判定される。ここで、水平投影であれば、ステップ230と同様にステップ280における判定はYESとなる。一方、水平投影でなければ、ステップ230と同様にステップ280における判定はNOとなる。
しかして、ステップ280でYESと判定されると、ステップ281において水平投影用非操作メニューの選択処理がなされる。これに伴い、例えば、水平投影用アラームメニューが、マイクロコンピュータ20のROMに記憶してある非操作メニューデータから選択されて読み出され当該マイクロコンピュータ20のRAMに入力される。
また、ステップ280でNOと判定されると、ステップ282において垂直投影用非操作メニューの選択処理がなされる。これに伴い、例えば、垂直投影用アラームメニューが、マイクロコンピュータ20のROMに記憶してある非操作メニューデータから選択されて読み出され当該マイクロコンピュータ20のRAMに入力される。
以上のようにして、水平投影用アラームメニュー或いは垂直投影用アラームメニューが、画像処理回路30にデータとして出力される。
すると、当該画像処理回路30による処理のもと、水平投影用アラームメニュー或いは垂直投影用アラームメニューが、上記第1実施形態と実質的に同様に、スクリーンSに投影される。
なお、マイクロコンピュータ20は、上述のようなステップ290における処理後、所定時間を待って、ステップ220の処理に戻る。
以上説明したように、本第2実施形態では、上記第1実施形態にて述べた水平投影用操作メニューJ及び垂直投影用操作メニューKだけでなく、共通操作メニューLも表示できる。従って、より一層プロジェクタの設置状態に適応し見やすく操作し易い操作メニュー表示が可能となる。
また、本第2実施形態では、操作メニューに加え、非操作メニューについても、操作メニューと同様に、水平投影用非操作メニュー及び垂直投影用非操作メニューだけでなく共通非操作メニューも、表示できる。従って、より一層プロジェクタの設置状態に適応した非操作メニューが表示でき、利用者に親切である。
なお、本発明の実施にあたり、上記各実施形態や変形例に限ることなく、以下に述べるような各種の変形例が挙げられる。
(1)卓上型プロジェクタに限ることなく、吊り下げ型プロジェクタ等の各種のプロジェクタに本発明を適用してもよい。
(2)LCD90に限ることなく、DMD、反射型液晶等の各種の表示素子をプロジェクタに採用してもよい。
(3)本発明のメニュー映像は、プロジェクタの操作メニューに関するものに限定されるものではなく、多様な映像での応用が考えられる。当該メニュー映像は、例えば、プロジェクタの使用に関する注意事項であったり、プロジェクタメーカのロゴやCM(垂直投影時には両横向き或いは反対向きの表示、また、水平投影時には通常表示であってもよい)であったりしてもよく、プロジェクタ内で生成され投影方向(或いは、プロジェクタの設置重力方向)で表示内容を異ならしめるような画像であればよい。
(1)卓上型プロジェクタに限ることなく、吊り下げ型プロジェクタ等の各種のプロジェクタに本発明を適用してもよい。
(2)LCD90に限ることなく、DMD、反射型液晶等の各種の表示素子をプロジェクタに採用してもよい。
(3)本発明のメニュー映像は、プロジェクタの操作メニューに関するものに限定されるものではなく、多様な映像での応用が考えられる。当該メニュー映像は、例えば、プロジェクタの使用に関する注意事項であったり、プロジェクタメーカのロゴやCM(垂直投影時には両横向き或いは反対向きの表示、また、水平投影時には通常表示であってもよい)であったりしてもよく、プロジェクタ内で生成され投影方向(或いは、プロジェクタの設置重力方向)で表示内容を異ならしめるような画像であればよい。
また、メニュー映像は、外部から入力され表示される入力映像と切り換えて表示される場合で説明してきたが、上記入力映像が透過で見えるように重ねて(合成して)表示する等多様な形態で表示可能である。
(4)上記第2実施形態では、非操作メニューを上記確認キーを押すことで呼び出しているが、例えば、ステップ200におけるランプ点灯後所定時間の経過を待って映像が表示可能になって、以降すぐ、非操作メニュー表示のステップに入るようにしてもよく、所定の条件を設定し非操作メニューのステップに入るようにすればよい。この場合、使用上の注意などを表示すると効果的である。
(4)上記第2実施形態では、非操作メニューを上記確認キーを押すことで呼び出しているが、例えば、ステップ200におけるランプ点灯後所定時間の経過を待って映像が表示可能になって、以降すぐ、非操作メニュー表示のステップに入るようにしてもよく、所定の条件を設定し非操作メニューのステップに入るようにすればよい。この場合、使用上の注意などを表示すると効果的である。
また、この場合、電源オン後、映像表示が可能となる前に重力検知が行われその重力状態に対応する注意事項が表示される。この注意事項は、例を挙げれば、垂直投影時にはスクリーン面での輝度が下がる旨を注意して輝度を上げるように指示し、かつ外光を下げるように指示する等のことをいい、また、水平投影時には輝度が大きいので、この輝度を下げるように調整するとともに、外光の輝度を上げるように指示する等のことをいう。
(5)上記各実施形態に限らず、ランプ点灯制御処理、このランプ点灯制御処理後所定時間を待って行う映像出力指令処理、検出重力方向入力処理、検出重力方向に基づく水平投影或いは垂直投影の判定処理、対応するメニュー映像の表示処理(水平投影であれば水平投影時の注意事項、垂直投影であれば垂直投影時の注意事項)、一定時間表示されたらその後メニュー映像を消して通常通り入力映像を表示する処理を順次行い、その後、操作入力あれば、図4ステップ220の処理へ移行するようにしてもよい。
(5)上記各実施形態に限らず、ランプ点灯制御処理、このランプ点灯制御処理後所定時間を待って行う映像出力指令処理、検出重力方向入力処理、検出重力方向に基づく水平投影或いは垂直投影の判定処理、対応するメニュー映像の表示処理(水平投影であれば水平投影時の注意事項、垂直投影であれば垂直投影時の注意事項)、一定時間表示されたらその後メニュー映像を消して通常通り入力映像を表示する処理を順次行い、その後、操作入力あれば、図4ステップ220の処理へ移行するようにしてもよい。
なお、水平投影メニューや垂直投影メニューは共通メニューのあとに表示されてもよいし、同様に、水平投影非操作メニューや垂直投影非操作メニューは共通非操作メニューのあとに表示されてもよい。
(6)上述した共通メニューキーの具体例としては、上記第2実施形態でも述べたが、電源オン/オフ/スタンバイ等を指示するキー(電源キー)やタイマー設定キーなど投影方向に依存しないメニューを表示させるキーであれば何でもよく操作パネルPに設けてもよいし、他の場所に設けてもよい。
(7)上記各実施形態では、検出した重力方向に基づきプロジェクタの投影方向を判定するようにしたが、プロジェクタに投影部の回転手段を設け、当該プロジェクタを机上上に置き寝かせて設置しその投影方向を変えて利用したり、向きを自由に設定できるような設置手段に固定する場合においては、重力方向とプロジェクタの基準軸との間で色々な関係が存在するので、プロジェクタの投影方向と見る人との位置関係でメニューが変わることを考慮して、プロジェクタの投影方向を判定することが望ましい。
(6)上述した共通メニューキーの具体例としては、上記第2実施形態でも述べたが、電源オン/オフ/スタンバイ等を指示するキー(電源キー)やタイマー設定キーなど投影方向に依存しないメニューを表示させるキーであれば何でもよく操作パネルPに設けてもよいし、他の場所に設けてもよい。
(7)上記各実施形態では、検出した重力方向に基づきプロジェクタの投影方向を判定するようにしたが、プロジェクタに投影部の回転手段を設け、当該プロジェクタを机上上に置き寝かせて設置しその投影方向を変えて利用したり、向きを自由に設定できるような設置手段に固定する場合においては、重力方向とプロジェクタの基準軸との間で色々な関係が存在するので、プロジェクタの投影方向と見る人との位置関係でメニューが変わることを考慮して、プロジェクタの投影方向を判定することが望ましい。
E…結像光学系、H…ハウジング、H2…開口部、P…操作パネル、
S…スクリーン、U…制御ユニット、20…マイクロコンピュータ、
20a…重力センサ、70…ランプ、80…照明光学系、120…投影レンズ。
S…スクリーン、U…制御ユニット、20…マイクロコンピュータ、
20a…重力センサ、70…ランプ、80…照明光学系、120…投影レンズ。
Claims (5)
- 少なくとも投影部を有し、当該投影部により映像を投影面に投影する投影手段を備えるプロジェクタにおいて、
前記投影手段の投影方向を判定する投影方向判定手段と、
前記投影手段により投影される映像として、前記プロジェクタ内部で生成されるメニュー映像を、前記投影方向判定手段により判定された投影方向に対応するように生成するメニュー映像生成手段とを備えることを特徴とするプロジェクタ。 - 操作手段を備えて、
前記メニュー映像生成手段は、前記投影手段により投影される映像として、少なくとも前記操作手段の操作の補助を行うメニュー映像を、前記投影方向判定手段により判定された投影方向に対応するように生成するメニュー映像生成手段であることを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ。 - 前記投影方向判定手段は、
重力方向を検出する重力センサを備えて、
この重力センサにより検出される重力方向に基づいて、前記投影手段の投影方向を判定することを特徴とする請求項1或いは2に記載のプロジェクタ。 - 前記メニュー映像を表すデータを記憶する記憶手段を備えて、
前記メニュー映像は、前記投影面が水平位置にあるときに対応する水平投影用メニューと、前記投影面が垂直位置にあるときに対応する垂直投影用メニューとでもって構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載のプロジェクタ。 - 前記操作メニューを表すデータを記憶する記憶手段を備えて、
前記メニュー映像は、前記投影面が水平位置にあるときのみに対応する水平投影用メニューと、前記投影面が垂直位置にあるときのみに対応する垂直投影用メニューと、前記投影面が水平位置及び垂直位置のいずれにあるときにも共通な共通メニューとでもって構成されていることを特徴とする請求項1或いは2に記載のプロジェクタ。
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- 2005-03-17 JP JP2005076275A patent/JP2006262037A/ja not_active Withdrawn
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