JP2011209531A - プロジェクター - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易に操作できるプロジェクターを提供すること。
【解決手段】プロジェクター1Aは、入力される画像情報に応じた入力画像を投射して、当該入力画像を表示させる画像表示手段2と、入力画像が表示される入力画像領域の外側に設定された監視領域の状態を監視する監視手段(撮像手段)3と、監視手段3による監視結果に基づいて、監視領域が操作されたか否かを判定する判定手段(撮像画像取得部55及び変化判定部57)と、判定手段により監視領域が操作されたと判定されると、当該監視領域に応じた所定の処理を実行する実行手段(実行部)60と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、プロジェクターに関する。
従来、光源から出射された光束を変調して、画像情報に応じた画像光を形成し、当該画像光をスクリーン等の被投射面上に拡大投射するプロジェクターが知られている。このようなプロジェクターは、比較的大きな画像を簡易に表示することが可能であるので、学校及び企業における会議及びプレゼンテーションや、ホームシアター等の用途に広く利用されている。
ここで、プロジェクターには、当該プロジェクターの設定や操作を行うためのキーが配設された操作パネルが設けられることが多い。しかしながら、使用者(例えば、プレゼンテーションの演者)がプロジェクターから離れている場合には、操作パネルのキーを入力するために、当該プロジェクターに近寄らなければならないという問題がある。
一方、プロジェクターは、机や台等の設置面に載置される正置き姿勢で配置される場合と、当該正置き姿勢とは上下を逆にした状態で天井等に取り付けられる天吊り姿勢で配置される場合がある。このような天吊り姿勢では、プロジェクターに設けられた操作パネルのキーを入力しづらいという問題がある。
このような問題に対して、リモコンを備えたプロジェクターが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−113074号公報
しかしながら、プロジェクターを用いてプレゼンテーションを行う場合、演者はリモコンを持っていないことが多い。このような場合、プロジェクターを操作するために、演者はリモコンを探すなどする必要がある。このため、他の方法で簡易に操作可能なプロジェクターが要望されてきた。
本発明の目的は、簡易に操作できるプロジェクターを提供することである。
前記した目的を達成するために、本発明のプロジェクターは、入力される画像情報に応じた入力画像を投射して、当該入力画像を表示させる画像表示手段と、前記入力画像が表示される入力画像領域の外側に設定された監視領域の状態を監視する監視手段と、前記監視手段による監視結果に基づいて、前記監視領域が操作されたか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記監視領域が操作されたと判定されると、当該監視領域に応じた所定の処理を実行する実行手段と、を備えることを特徴とする。
なお、監視領域に対して行われる操作としては、例えば、使用者の身体の一部及び指し棒等の物体により当該監視領域が覆われること、及び、レーザーポインター等の光が入射されること等が挙げられる。また、所定の処理は、例えば、リモコンにより操作及び実行されるプロジェクターの処理と同様の処理を挙げることができる。このような処理として、例えば、黒画像を表示する「ミュート」、表示画像を更新しない「フリーズ」、設定画面(メニュー画面)の表示、カラーモード切替、及び、黒板への投射に対応した黒板モードへの切替等が挙げられる。
本発明によれば、入力画像が表示される入力画像領域の外側に設定された監視領域を操作することにより、当該監視領域に応じた所定の処理を実行手段に実行させることができる。これによれば、リモコンに依らずに、プロジェクターを操作できる。従って、リモコンを探す手間を省くことができ、簡易にプロジェクターを操作できる。
また、監視領域は、入力画像領域の外側に設定されるので、当該監視領域に対する操作の際に、表示される入力画像の一部が視認できなくなる事態を避けることができる。従って、入力画像の表示を妨げることなく、プロジェクターを操作できる。
本発明のプロジェクターでは、前記監視手段は、少なくとも前記監視領域を撮像する撮像手段であり、前記判定手段は、前記撮像手段により撮像された撮像画像を取得する撮像画像取得部と、前記撮像画像と、当該撮像画像の直前に取得された前記撮像画像とを比較して、前記監視領域に変化が生じたか否かを判定することで、当該監視領域が操作されたか否かを判定する変化判定部と、を備えることが好ましい。
なお、このような撮像手段としては、プロジェクターの投射方向と、画像が投射される被投射面とが傾斜している場合に生じる表示画像の歪みを補正する台形補正時に利用される撮像手段を利用することも可能である。
ここで、監視手段の他の構成としては、赤外線等の光を監視領域に応じた位置に出射し、当該監視領域にて反射された光を受光素子により受光することで、当該監視領域が操作されたか否かを判定する構成が考えられる。しかしながら、このような構成では、監視領域が比較的大きな面積を有する場合に、当該監視領域の全域に光を照射することが難しいという問題がある。また、監視領域にて反射された光が入射される位置に受光素子を設ける必要があり、設置面に対して傾斜して利用される場合があるプロジェクターでは、当該受光素子の位置調整が難しいという問題がある。
これに対し、本発明では、監視手段は、少なくとも監視領域を撮像する撮像手段により構成され、変化判定部が、撮像画像取得部により取得される撮像画像に基づいて監視領域に変化が生じたか否かを判定する。これによれば、比較的大きな面積を有する監視領域の一部に変化が生じた場合でも、撮像画像と、当該撮像画像の直前に取得された撮像画像とにおける監視領域の画像を比較することで、当該各画像に変化が生じたか否か、すなわち、監視領域が操作されたか否かを判定できる。従って、監視領域に対する操作を適切に検出及び判定できる。
本発明のプロジェクターでは、前記監視領域の位置を示す表示を行う領域表示手段を備えることが好ましい。
本発明によれば、監視領域の位置が表示されるので、当該監視領域の位置を把握しやすくすることができる。従って、監視領域に対する操作を容易に行うことができ、当該監視領域に応じた処理を実行するプロジェクターの操作性を向上できる。
本発明のプロジェクターでは、前記領域表示手段は、前記画像表示手段に、前記監視領域に応じた位置に所定の画像を表示させることが好ましい。
本発明によれば、画像表示手段により、監視領域に応じた位置に所定の画像が表示されるので、当該監視領域を視覚化させる構成を別途設ける必要がない。従って、監視領域の視覚化のためにプロジェクターの部品点数及び製造コストが増加することを抑制できる。
本発明のプロジェクターでは、前記領域表示手段は、前記監視領域に応じた位置を、前記画像表示手段から出射される光とは異なる光により照明することが好ましい。
ここで、画像表示手段が、監視領域に応じた位置に所定の画像を表示する場合には、当該画像表示手段にて画像が形成される画像形成領域の一部を当該所定の画像の形成に割く必要があり、当該画像形成領域において入力画像の形成に利用される領域が小さくなる。
これに対し、本発明では、画像表示手段から出射される光とは異なる光により、監視領域が視覚化されるので、当該画像表示手段の画像形成領域の全域で入力画像を形成できる。従って、監視領域を視覚化できるほか、表示される入力画像の解像度が低くなることを抑制できる。
本発明の第1実施形態に係るプロジェクターの構成を示すブロック図。 前記実施形態における表示領域と監視領域との位置関係を示す図。 前記実施形態における監視処理を示すフローチャート。 前記実施形態における表示画像の遷移を示す図。 本発明の第2実施形態に係るプロジェクターの構成を示すブロック図。 前記実施形態における監視処理を示すフローチャート。 前記実施形態における表示画像の遷移を示す図。 本発明の第3実施形態に係るプロジェクターの構成を示すブロック図。 前記実施形態における表示画像を示す図。 前記実施形態の変形であるプロジェクターの構成を示すブロック図。 本発明の第4実施形態に係るプロジェクターの構成を示すブロック図。 前記実施形態における監視領域に生じた変化の順序を示す図。 前記実施形態における監視処理を示すフローチャート。 本発明の第5実施形態に係るプロジェクターの構成を示すブロック図。 前記実施形態における表示画像の遷移を示す図。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係るプロジェクター1Aの構成を示すブロック図である。
本実施形態に係るプロジェクター1Aは、内部に設けられた光源から出射された光束を変調して、入力される画像情報に応じた画像光を形成し、当該画像光をスクリーンSCの被投射面上に拡大投射するものである。また、このプロジェクター1Aは、当該画像情報に応じた画像が表示される領域の外側に設定された複数の監視領域に対する操作を監視し、監視領域が操作された場合に、当該監視領域に応じた所定の処理を実行する。
このようなプロジェクター1Aは、図1に示すように、画像表示手段2、撮像手段3、操作手段4及び制御手段5Aを有する。
〔画像表示手段の構成〕
画像表示手段2は、制御手段5Aから画像信号として入力される駆動信号に応じた画像光を形成及び投射して、当該画像光に応じた画像を被投射面上に表示する。この画像表示手段2は、光源装置21、光変調装置22及び投射光学装置23を備える。
光源装置21は、高圧水銀ランプ等の光源ランプ及び反射鏡であるリフレクター、或いはLED等の固体光源を備え、光変調装置22に光束を照射する。
光変調装置22は、詳しい図示を省略するが、光源装置21から出射された光束を前述の駆動信号に応じて変調して、当該駆動信号に応じた画像を形成する。この光変調装置22は、本実施形態では、液晶パネルを備える構成であるが、これに限定されるものではなく、マイクロミラーを用いたデバイス等、液晶以外の構成を採用してもよい。
投射光学装置23は、光変調装置22により形成された画像を前述の被投射面上に拡大投射する。この投射光学装置23は、鏡筒と、当該鏡筒内に収納される複数のレンズとを備えた組レンズとして構成されている。
〔撮像手段の構成〕
撮像手段3は、本発明の監視手段を構成し、制御手段5Aの制御の下、画像表示手段2により画像全体が表示される領域(以下「表示領域」という場合がある)を含む領域を撮像する。具体的に、撮像手段3は、後述する撮像画像取得部55から入力される制御信号に基づいて、画像全体の表示領域DA(図2参照)の外側に設定された後述する監視領域MA(図2参照)を含む撮像領域FA(図2参照)を撮像し、得られた撮像画像を制御手段5Aに出力する。このような撮像手段3による撮像画像の出力は、定期的に行われる。なお、撮像手段3は、本実施形態では、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサーを備えて構成されている。
〔操作手段の構成〕
操作手段4は、使用者の操作に応じた操作信号を制御手段5Aに出力する。この操作手段4は、プロジェクター1Aの筐体外面に設けられた操作パネルにより構成され、当該操作パネルには、プロジェクター1Aの電源をオン/オフする電源キー、設定画面(メニュー画面)を表示させるメニューキー、設定画面における項目を選択させる上下左右の方向キー、及び、設定された内容を決定する決定キー等が配設されている。そして、操作手段4は、入力されたキーに応じた操作信号を、制御手段5Aに出力する。
〔制御手段の構成〕
制御手段5Aは、CPU(Central Processing Unit)及びメモリー等が実装された回路基板として構成され、プロジェクター1A全体を制御する。この制御手段5Aは、例えば、画像表示手段2の駆動を制御して、外部から入力される画像情報に応じた画像を形成及び表示させるほか、使用者による操作に応じた処理を実行する。
この制御手段5Aは、入力画像処理部51、メニュー画像生成部52、表示画像生成部53、表示画像出力部54、撮像画像取得部55、監視領域設定部56、変化判定部57、領域情報取得部58、処理内容取得部59、実行部60及び記憶部61を備える。
このうち、記憶部61は、画像形成に利用されるフレームメモリー、取得された撮像画像を記憶するメモリー、及び、プロジェクター1Aの動作に必要な各種プログラム及びデータを記憶するフラッシュメモリー等により構成されている。例えば、当該フラッシュメモリーは、後述する監視領域MAの位置と、当該位置に応じた処理内容とが関連付けられたLUT(Look-Up Table)を記憶している。
入力画像処理部51は、図示しない外部機器や、接続された半導体メモリー等の記憶装置から入力される画像情報(画像信号を含む)を処理し、当該画像情報に応じた画像(以下「入力画像」という場合がある)を、記憶部61のフレームメモリー上に生成する。この際、入力画像処理部51は、必要に応じて、入力画像に対して所定の補正処理を行う。
メニュー画像生成部52は、操作手段4からメニューキーの入力に応じた操作信号が入力された場合に、入力画像に重畳させるOSDメニュー画像を前述のフレームメモリー上に生成する。
表示画像生成部53は、光変調装置22の画像形成領域の解像度に応じた入力画像のリサイズ等を行うほか、メニュー画像が生成されている場合に、生成された入力画像に、当該メニュー画像を重畳させた表示画像を生成する。
表示画像出力部54は、生成された表示画像に応じた駆動信号を前述の光変調装置22に出力して、画像表示手段2により、当該表示画像を被投射面上に表示させる。
撮像画像取得部55は、撮像手段3に制御信号を出力し、当該撮像手段3から撮像画像を取得して、当該撮像画像を時系列に沿って記憶部61に記憶させる。このため、記憶部61は、少なくとも直近の2つの撮像画像を記憶可能に構成されている。
図2は、表示画像DPの表示領域DAと監視領域MAとの位置関係を示す図である。
監視領域設定部56は、撮像画像取得部55により取得された撮像画像において、表示領域DAの外側に、操作された場合(変化が生じた場合)に所定の処理が実行される監視領域MAを設定する。具体的に、監視領域設定部56は、撮像画像から表示画像DPのエッジを検出して表示領域DAを検出し、当該表示領域DAの外側の複数箇所に、監視領域MAを設定する。このような監視領域設定部56は、本実施形態では図2に示すように、略矩形の表示領域DAの四隅の外側と、当該表示領域DAの各辺における略中央の外側とに、計8つの監視領域MA(MA1〜MA8)を設定する。
図1に戻り、変化判定部57は、撮像画像取得部55とともに、本発明の判定手段を構成する。
この変化判定部57は、取得された撮像画像に基づいて、監視領域MAが操作されたか否かを判定する。具体的に、変化判定部57は、撮像画像取得部55により取得された撮像画像(以下「現在画像」という場合がある)と、当該撮像画像の直前に取得及び記憶された撮像画像(以下「直前画像」という場合がある)とを比較して、直前画像に対して現在画像が変化したか否かを判定し、これにより、監視領域MAが操作されたか否かを判定する。より詳述すると、変化判定部57は、直前画像及び現在画像の同じ位置の監視領域MA内の画像を比較して、当該監視領域MA内に変化があったか否かを判定する。
例えば、変化判定部57は、監視領域MAに使用者の手や指し棒がかざされたり、或いは、監視領域MA内にレーザーポインター等による光が含まれたりした場合に、当該監視領域MA内に変化があったと判定する。この際、直前画像の監視領域MAと、現在画像の監視領域MAとの間で変化量が小さい場合、変化がないと判定するようにしてもよい。
領域情報取得部58は、変化判定部57により操作されたと判定された場合に、操作された監視領域MAの情報(該当する監視領域MAの位置や領域番号)を取得する。
処理内容取得部59は、記憶部61を参照して、操作されたと判定された監視領域MAの位置に応じた処理内容を取得する。
実行部60は、本発明の実行手段に相当し、処理内容取得部59により取得された処理内容に応じた処理を実行する。このような処理として、例えば、表示画像DPを更新しない「フリーズ」、黒画像を表示する「ミュート」、設定画面の表示、カラーモード切替、及び、黒板への投射に対応した黒板モードへの切替等が挙げられる。
〔監視処理〕
図3は、制御手段5Aにより実行される監視処理を示すフローチャートである。また、図4は、「ミュート」を実行するための操作が使用者により行われる場合の表示画像DPの遷移を示す図である。
制御手段5Aは、以下に示す監視処理を実行して、監視領域MAに対する使用者の操作に応じた処理を実行する。この監視処理は、記憶部61に記憶された監視プログラムに沿って行われる。
この監視処理では、図3に示すように、まず、撮像画像取得部55が、撮像手段3から撮像画像を取得する(ステップSA1)。
この後、変化判定部57が、撮像画像取得部55により取得された撮像画像(現在画像)と、当該撮像画像の直前に取得された撮像画像(直前画像)とにおける監視領域MA内の画像を比較して、直前画像に対して現在画像の監視領域MAが変化したか否かを判定し、当該監視領域MAが操作されたか否かを判定する(ステップSA2)。
ここで、変化判定部57により変化がない(操作されていない)と判定されると、制御手段5Aは、処理をステップSA1に戻す)。
一方、例えば、図4(A)から図4(B)に遷移した場合のように、監視領域MA4に使用者の手Hがかざされるなどして、変化判定部57により変化があった(操作された)と判定されると、領域情報取得部58が、変化があったと判定された監視領域MAの情報を取得する(ステップSA3)。すなわち、図4(B)に示した状態では、監視領域MA4に変化があったと判定される。
そして、処理内容取得部59が、記憶部61のLUTを参照し、変化があったと判定された監視領域の情報に応じた処理内容を取得する(ステップSA4)。
次に、実行部60が、取得された処理内容に応じた処理を実行する(ステップSA5)。例えば、当該処理内容として「ミュート」が設定されている場合には、実行部60は、表示画像生成部53に黒画像を生成させ、当該黒画像に応じた駆動信号を表示画像出力部54に出力させる。これにより、図4(C)に示すように、表示領域DAに、黒画像が表示される。
この後、制御手段5AはステップSA1に戻り、更なる使用者の操作に備える。
なお、黒画像の表示中に、処理内容として「ミュート」が設定された監視領域MA4に変化があった場合には、黒画像表示が中断され、再び、入力画像に応じた画像表示が行われる。また、所定時間(例えば1分)経過後に、自動的に「ミュート」を解除するように構成してもよい。
以上説明した本実施形態に係るプロジェクター1Aによれば、以下の効果がある。
入力画像を含む表示画像DPが表示される表示領域DAの外側に設定された監視領域MAを操作して、当該撮像画像における監視領域MAに応じた領域内に変化を生じさせることにより、当該監視領域MAに応じた処理を実行部60に実行させることができる。これによれば、リモコンを操作せずに、プロジェクター1Aを遠隔操作できる。従って、リモコンを探す手間を省くことができ、プロジェクター1Aを簡易に操作できる。
また、監視領域MAは、表示領域DAの外側に設定されるので、表示画像DPの一部が視認できなくなる事態を避けることができる。従って、プレゼンテーション等での画像表示を妨げることなく、当該プロジェクター1Aを操作できる。
変化判定部57は、監視領域MAを撮像する撮像手段3により撮像され、撮像画像取得部55により取得された撮像画像(現在画像及び直前画像)に基づいて、監視領域MAに変化が生じたか否かを判定する。これによれば、比較的大きな面積を有する監視領域MAの一部に変化が生じた場合でも、監視領域MAに変化が生じたか否かを判定できる。従って、監視領域MAが操作されたか否かを適切に判定できる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態に係るプロジェクターは、前述のプロジェクター1Aと同様の構成を備える。しかしながら、監視領域MAに対する操作が行われた後に、当該監視領域MAに応じた処理を実行するか否かを確認する確認画像を表示する点で、本実施形態に係るプロジェクターとプロジェクター1Aとは相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一または略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図5は、本実施形態に係るプロジェクター1Bの構成を示すブロック図である。
本実施形態に係るプロジェクター1Bは、図5に示すように、制御手段5Aに代えて制御手段5Bを有するほかは、プロジェクター1Aと同様の構成を有する。また、制御手段5Bは、メニュー画像生成部52に代えて、メニュー画像生成部52Bを有し、更に、操作内容判定部62を有するほかは、制御手段5Aと同様の構成を有する。
メニュー画像生成部52Bは、メニュー画像生成部52と同様の機能を有するほか、使用者による監視領域MAの操作が行われ、変化判定部57により当該監視領域MAに変化が生じたと判定された際に、当該監視領域MAに応じた処理を実行するか否かの確認画像を生成する。この確認画像は、OSDメニュー画像であり、表示画像生成部53により入力画像に重畳され、表示画像DPとして表示領域DA内に表示される。
操作内容判定部62は、確認画像の表示中に行われた使用者による監視領域MAの操作に基づいて、当該監視領域MAに応じた処理を実行するか否かを判定する。
図6は、制御手段5Bにより実行される監視処理を示すフローチャートである。また、図7は、前述の「ミュート」を実行するか否かを確認する確認画像の表示中に行われる使用者の操作に応じた表示画像DPの遷移を示す図である。
制御手段5Bは、以下に示す監視処理を実行して、監視領域MAに対する使用者の操作に応じた処理を実行する。この監視処理は、前述のプロジェクター1Aと同様に、記憶部61に記憶された監視プログラムに沿って行われる。
この監視処理では、図6に示すように、前述のステップSA1〜SA4を実行する。
このステップSA4の後、メニュー画像生成部52Bが、処理内容取得部59により取得された内容の処理を実行するか否かの確認画像を生成する(ステップSB1)。
この確認画像は、前述のように、表示画像生成部53により入力画像に重畳されて表示画像DPが生成され、当該表示画像DPに応じた駆動信号が画像表示手段2に出力されることにより、被投射面上に表示される。これにより、図7における左側に示すように、監視領域MA4に関連付けられた処理(ミュート)を実行するか否かの確認画像が、表示領域DA内に表示される。この確認画像では、監視領域MA4が使用者により操作(変化)された場合に当該処理が実行され、監視領域MA8が使用者により操作(変化)された場合に当該処理は実行されないことを示すメッセージが含まれる。
この後、撮像画像取得部55が、再度撮像画像を取得し(ステップSB2)、変化判定部57が、当該撮像画像と直前の撮像画像とを比較して、監視領域MA4,MA8が操作(変化)されたか否かを判定する(ステップSB3)。
ここで、変化判定部57により、監視領域MA4,MA8のいずれも変化がないと判定された場合には、当該監視領域MA4,MA8のいずれかが変化されるまで、ステップSB2,SB3を繰り返し実行する。
一方、変化判定部57により、変化があったと判定された場合には、操作内容判定部62が、領域情報取得部58により取得された監視領域MAの情報に基づいて、前述の処理(ミュート)を実行するか否かを判定する(ステップSB4)。
ここで、該当する監視領域MAが監視領域MA8であり、操作内容判定部62が当該処理を実行しないと判定した場合には、処理をステップSA1に戻す。このため、図7における右上に示すように、前述の確認画像の表示中に監視領域MA8が操作された場合には、表示画像DPに変化はない。
また、ステップSB4での判定にて、該当する監視領域MAが監視領域MA4であり、操作内容判定部62が当該処理を実行すると判定した場合には、実行部60が、確認画像にて示された処理を実行する(ステップSA5)。このため、図7における右下に示すように、前述の確認画像の表示中に監視領域MA4が操作された場合には、「ミュート」が実行され、表示画像DPとして黒画像が表示される。
この後、制御手段5BはステップSA1に戻り、更なる使用者の操作に備える。
なお、前述の確認画像は、プロジェクター1Bの設定により、表示しないようにすることも可能である。この場合には、プロジェクター1Aと同様の監視処理を行えばよい。
以上説明した本実施形態に係るプロジェクター1Bによれば、前述のプロジェクター1Aと同様の効果を奏することができるほか、以下の効果がある。
操作された監視領域MAに応じた処理が実行される際には、確認画像が表示される。これによれば、意図せずに監視領域MAを操作してしまった場合でも、確認画像の表示中に、対応する処理を実行しないようにすることができる。また、このような確認画像を設定画面として表示することも可能であるので、複数設けられた監視領域MAのうちのいずれかを操作させることで、リモコンを用いずに、複数の選択項目から少なくとも1つの選択項目を選択させる設定画面を構成することも可能となる。
〔第3実施形態〕
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
本実施形態に係るプロジェクターは、前述のプロジェクター1A,1Bと同様の構成を備える。ここで、当該プロジェクター1A,1Bでは、監視領域MAは、監視領域設定部56により撮像画像中に設定される領域であるため、使用者にとってはどこまでが監視領域MAであるのかが把握しづらかった。これに対し、本実施形態に係るプロジェクターは、当該監視領域MAに応じた領域を視覚化する点で、プロジェクター1A,1Bと相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一または略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図8は、本実施形態に係るプロジェクター1Cの構成を示すブロック図である。
本実施形態に係るプロジェクター1Cは、図8に示すように、制御手段5Bに代えて、制御手段5Cを有するほかは、プロジェクター1Bと同様の構成を有する。また、制御手段5Cは、表示画像生成部53に代えて、表示画像生成部53Cを有し、また、更に領域画像生成部63を有するほかは、制御手段5Bと同様の構成を有する。
領域画像生成部63は、撮像画像において監視領域設定部56により設定される監視領域MA(MA1〜MA8)に応じた位置に、当該監視領域MAを示す監視領域画像MP(MP1〜MP8)(図9参照)を生成する。例えば、本実施形態では、領域画像生成部63は、当該監視領域画像MPとして、所定の配色が施された画像を生成する。
図9は、プロジェクター1Cにより投射される表示画像DPを示す図である。
表示画像生成部53Cは、表示画像生成部53と同様の機能を有する。また、表示画像生成部53Cは、表示画像DPの生成の際に、図9に示すように、入力画像処理部51により処理され、リサイズされた入力画像IPを中央の入力画像領域PAに設定する。また、表示画像生成部53Cは、当該入力画像領域PAの外側で、かつ、監視領域MAに応じた位置にそれぞれ対応する監視領域画像MPを設定し、表示画像DPを生成する。この際、表示画像生成部53Cは、入力画像領域PAの外側で監視領域画像MP以外の領域に、当該監視領域画像MPに設定された配色とは異なる配色が施され、非監視領域であることを示す非監視領域画像NMPを配置する。この表示画像DP全体の解像度は、光変調装置22の画像形成領域の解像度に対応する。
なお、メニュー画像生成部52Bにより、メニュー画像及び確認画像が生成されている場合には、当該各画像は、入力画像IPに重畳された上で、入力画像領域PAに応じたサイズにリサイズされる。
このようにして生成された表示画像DPに応じた駆動信号は、表示画像出力部54により画像表示手段2に出力され、当該画像表示手段2により被投射面上に表示される。すなわち、領域画像生成部63、表示画像生成部53C及び表示画像出力部54は、画像表示手段2とともに、本発明の領域表示手段を構成する。
ここで、監視領域画像MP及び非監視領域画像NMPは、それぞれ輝度レベルが低い画像(詳述すると、入力画像IPの平均輝度レベルより輝度レベルが低い画像)である。このため、入力画像IPのコントラストが低下することが抑制できるほか、使用者の手Hや赤外光の検出を容易に行うことができる。
なお、制御手段5Cにより実行される監視処理は、前述の制御手段5Bによる監視処理と同様である。
以上説明した本実施形態に係るプロジェクター1Cによれば、前述のプロジェクター1Bと同様の効果を奏することができるほか、以下の効果を奏することができる。
プロジェクター1Cにより表示される表示画像DPには、監視領域MA(MA1〜MA8)に対応する位置にそれぞれ配置される監視領域画像MP(MP1〜MP8)が含まれる。これによれば、監視領域MAの位置を視覚的に把握することができるので、当該監視領域MAに対する操作を行いやすくすることができる。従って、プロジェクター1Cの操作性を向上することができる。
図10は、プロジェクター1Cの変形であるプロジェクター1Dの構成を示すブロック図である。
なお、前述のプロジェクター1Cでは、入力画像IP、監視領域画像MP及び非監視領域画像NMPを含む表示画像DPを生成し、当該表示画像DPを表示させたが、これに限らず、他の方法で監視領域MAを視覚化するようにしてもよい。
例えば、プロジェクター1Cの変形であるプロジェクター1Dは、図10に示すように、画像表示手段2、撮像手段3、操作手段4及び制御手段5Bのほか、領域表示手段7を備える。この領域表示手段7は、制御手段5Bの制御下で点灯する光源を備え、当該光源から出射された所定の色光CLにより、スクリーンSCにおける前述の各監視領域MAに応じた位置を照明して、当該各監視領域MAを視覚化する。このような光源としては、LED(Light Emitting Diode)等の固体光源を例示できる。
このようなプロジェクター1Dによれば、前述のプロジェクター1Cと同様に、監視領域MAの位置を把握しやすくなるので、プロジェクター1Dの操作性を向上できる。この他、光変調装置22の画像形成領域全体で入力画像IPを形成して、表示画像DPとして投射することができる。これにより、監視領域画像MP及び非監視領域画像NMPの分だけ入力画像IPを小さくリサイズする必要がない。従って、表示される入力画像IPの解像度の低下を抑制できる。
〔第4実施形態〕
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
本実施形態に係るプロジェクターは、前述のプロジェクター1Aと同様の構成を備える。ここで、プロジェクター1Aでは、監視領域MAのうちの1つに変化が生じた場合に、当該監視領域MAに対応する処理を制御手段5Aが実行するとしていた。これに対し、本実施形態に係るプロジェクターは、所定の順序で複数の監視領域MAに変化が生じた場合に、当該変化の順序に応じた処理を制御手段が実行する。この点で、本実施形態に係るプロジェクターとプロジェクター1Aとは相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一または略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図11は、本実施形態に係るプロジェクター1Eの構成を示すブロック図である。
本実施形態に係るプロジェクター1Eは、図11に示すように、制御手段5Aに代えて、制御手段5Eを有するほかは、プロジェクター1Aと同様の構成を有する。また、制御手段5Eは、処理内容取得部59に代えて、処理内容取得部59Eを有し、更に変化順序列生成部64を有するほかは、制御手段5Aと同様の構成を有する。
変化順序列生成部64は、時間を計時する計時部を有し、変化判定部57により監視領域MAに変化があった判定された場合に、まず、計時部による計時時間の初期化及び計時の開始を行う。そして、変化順序列生成部64は、当該計時時間が所定時間(例えば、2秒)に達するまでの間に、領域情報取得部58により取得された監視領域MAの情報を追加した変化順序列を生成する。なお、変化順序列生成部64は、計時時間が所定時間を経過したと判定した場合には、当該計時時間及び変化順序列の初期化を行う。
処理内容取得部59Eは、変化順序列取得部64により取得された順序列に対応する処理内容が、記憶部61のLUTに登録されている場合に、当該処理内容を取得する。この処理内容取得部59Eによる処理内容の取得が行われた場合には、変化順序列生成部64は、計時時間及び変化順序列の初期化を行う。
図12は、監視領域MA1〜MA4に生じた変化の順序を示す図である。
ここで、図12に示すように、使用者により操作されるレーザーポインターの光により監視領域MA1、MA4、MA2、MA3の順に操作され、当該順序に応じた処理内容が記憶部61のLUTに登録されている場合を一例として、変化順序列生成部64及び処理内容取得部59Eの動作について説明する。
変化判定部57により、監視領域MA1が操作されたことと判断されると、変化順序列生成部64は、計時時間を初期化して「0」から計時を開始し、領域情報取得部58により取得された監視領域MA1の情報(領域番号等)を変化順序列に追加する。ここで、当該変化順序列に応じた処理内容が記憶部61のLUTに登録されていれば、処理内容取得部59Eによる当該処理内容の取得が行われ、計時時間及び変化順序列の初期化が行われる。しかしながら、前述のように、この段階では対応する処理内容はLUTに登録されていない。このため、変化順序列生成部64は、計時時間が所定時間を経過したか否かを判定する。そして、経過していれば、変化順序列生成部64は計時時間及び変化順序列を初期化し、経過していなければ、当該変化順序列生成部64は使用者による操作が継続していると判断する。
当該計時時間が所定時間を経過する前に、変化判定部57により、監視領域MA4に変化が生じたことが認識されると、監視領域MA4に変化があったと判定されたタイミングで、変化順序列生成部64は再度「0」から計時を開始する。更に、監視領域MA2、MA3の順にそれぞれ当該所定時間内に変化が生じたと変化判定部57により認識されると、同様に、変化順序列生成部64は、変化が生じた監視領域の情報を、当該変化が認識された順に変化順序列にそれぞれ追加する。なお、処理内容取得部59Eによる当該変化順序列に基づくLUTの参照は、変化順序列に監視領域MAの情報が追加されたタイミングで、それぞれ実行される。
そして、監視領域MA1、MA4、MA2、MA3の情報が追加された変化順序列に応じた処理内容はLUTに登録されているので、処理内容取得部59Eが当該処理内容を取得し、変化順序列生成部64が計時時間及び変化順序列を初期化する。
このようにして、監視領域MAに対する操作順(変化順)に応じた処理内容が取得され、当該処理内容に応じた処理が実行部60により実行される。
図13は、制御手段5Eにより行われる監視処理を示すフローチャートである。
制御手段5Eは、以下に示す監視処理を実行して、監視領域MAに対する使用者の操作に応じた処理を実行する。この監視処理は、前述の場合と同様に、記憶部61に記憶された監視プログラムに沿って行われる。
この監視処理では、まず、変化順序列生成部64が計時時間を初期化した上で、図13に示すように、前述のステップSA1〜SA2が実行される。
このステップSA2にて、変化判定部57により、操作されていない(監視領域MA1〜MA8に変化がない)と判定された場合には、変化順序列生成部64が、計時時間が前述の所定時間を経過したか否かを判定する(ステップSE1)。
ここで、当該計時時間が所定時間を経過していないと判定された場合(計時時間が初期化された後、計時が開始されていない場合を含む)には、制御手段5EはステップSA1に戻る。
また、当該計時時間が所定時間を経過したと判定された場合には、変化順序列生成部64は、計時時間及び変化順序列を初期化し(ステップSE2,SE3)、制御手段5EはステップSA1に戻る。
一方、ステップSA2にて、変化判定部57により、操作された(監視領域MA1〜MA8のいずれかの領域に変化があった)と判定された場合には、変化順序列生成部64が、計時時間を初期化した後、「0」から計時を開始する(ステップSE4,SE5)。
この後、領域情報取得部58が、操作されたと判定された監視領域MAの情報を取得し(ステップSA3)、変化順序列生成部64が、当該監視領域MAの情報を変化順序列に追加する(ステップSE6)。
このステップSE3の後、処理内容取得部59Eが、当該変化順序列に対応する処理内容が記憶部61のLUTに登録されているか否かを判定する(ステップSE7)。
ここで、当該処理内容が登録されていないと判定されると、制御手段5EはステップSA1に戻り、登録されていると判定されると、制御手段5EはステップSE8に進む。
ステップSE8では、処理内容取得部59Eが、生成された変化順序列に対応する処理内容をLUTから取得し(ステップSE8)、変化順序列生成部64が、計時時間及び変化順序列の初期化を行う(ステップSE9,SE10)。そして、実行部60が、取得された処理内容に応じた処理を実行する(ステップSA5)。
この後、制御手段5EはステップSA1に戻り、更なる使用者の操作に備える。
なお、プロジェクター1Eでは、前述のプロジェクター1Aと同様に、1つの監視領域MAに対する操作に応じて、当該監視領域MAに対応する処理を即座に実行するように切り替えてもよい。また、変化順序列に応じた処理を実行する際に、前述のプロジェクター1Bと同様の確認画像を表示するようにプロジェクター1Eを構成してもよい。更に、前述のステップSE7にて、該当する処理内容が登録されていないと判定された場合には、ステップSE1に処理を進めるようにしてもよい。
以上説明した本実施形態に係るプロジェクター1Eによれば、前述のプロジェクター1Aと同様の効果を奏することができるほか、以下の効果を奏することができる。
複数の監視領域MAに対する操作が特定の順番で行われることで、当該各監視領域MAの情報が当該特定の順番に設定された変化順序列に応じた処理を実行部60が実行するので、使用者が意図せずに監視領域MAを操作した場合に、意図しない処理が実行されることを防止できる。また、設定された監視領域MAの数以上の処理をプロジェクター1Eに実行させることができる。
〔第5実施形態〕
次に、本発明の第5実施形態について説明する。
本実施形態に係るプロジェクターは、前述のプロジェクター1A〜1Eと同様の構成を有する。ここで、当該プロジェクター1A〜1Eでは、入力画像が表示される領域の外側に監視領域MAが設定されていた。これに対し、本実施形態に係るプロジェクターでは、入力画像が表示される領域の内側に監視領域が設定される。この点で、本実施形態に係るプロジェクターとプロジェクター1A〜1Eとは相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一または略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図14は、本実施形態に係るプロジェクター1Fの構成を示すブロック図である。
本実施形態に係るプロジェクター1Fは、制御手段5Aに代えて、制御手段5Fを有するほかは、プロジェクター1Aと同様の構成を有する。
この制御手段5Fは、入力画像処理部51、パターン画像生成部65、表示画像生成部53F、表示画像出力部54、撮像画像取得部55、監視領域設定部56F、変化判定部57F、領域情報取得部58F、処理内容取得部59F、実行部60及び記憶部61を備える。
図15は、プロジェクター1Fの操作時の表示画像DPの遷移を示す図である。このうち、図15(A)は、表示画像DPを示し、図15(B)は、当該表示画像DPの右隅に配置されたパターン画像PTが使用者の手Hにより覆われた状態を示している。また、図15(C)は、使用者の当該操作により「ミュート」が実行された状態を示している。
このうち、パターン画像生成部65は、図15(A)に示すように、入力画像IPに重畳されるパターン画像PTを生成する。なお、本実施形態では、パターン画像生成部65は、三角形状及び星型等の複数種類のパターン画像PTを生成する。
図14に戻り、表示画像生成部53Fは、入力画像処理部51により処理された入力画像IPにパターン画像PTを重畳した表示画像DPを生成する。この際、表示画像生成部53Fは、図15(A)において示したように、表示画像DPにおける複数の箇所に、それぞれ種類の異なるパターン画像PTを配置する。
監視領域設定部56Fは、撮像画像取得部55により取得された表示画像DPを含む撮像画像からパターン画像PTを検出し、当該パターン画像PTが位置する領域を監視領域MAに設定する。
変化判定部57Fは、現在画像における監視領域MAと直前画像における監視領域MAとに変化が生じたか否かを判定し、当該監視領域MAに対する操作が行われたか否かを判定する。例えば、図15(B)に示すように、星型のパターン画像PTが使用者の手Hにより覆われた場合には、当該パターン画像PTに応じた監視領域MAの画像が、直前画像と現在画像とで異なるため、変化判定部57Fは、当該監視領域MAに変化があった(操作された)と判定する。なお、パターン画像PTの位置に、レーザーポインターの赤外光が照射された場合や、指し棒が当てられた場合も同様である。このように、変化判定部57Fの判定対象は、各撮像画像における監視領域MAの画像であり、入力画像IPが異なるだけでは変化があったとは判定されない。
領域情報取得部58Fは、変化判定部57Fにより操作されたと判定された監視領域MAの情報を取得する。
処理内容取得部59Fは、領域情報取得部58Fにより取得された監視領域MAの情報に応じた処理内容を、記憶部61のLUTから取得する。なお、当該処理内容は、実行部60により実行される。このため、例えば、星型のパターン画像PTに応じた監視領域MAに対応する処理内容が「ミュート」である場合には、図15(C)に示すように、表示画像DPとして黒画像が表示される。
このような制御手段5Fは、前述の制御手段5Aが行う監視処理と同様の監視処理を実行し、これにより、監視領域MAに対する使用者の操作に応じた処理を実行する。
以上説明した本実施形態に係るプロジェクター1Fによれば、前述のプロジェクター1Aと同様の効果を奏することができる。
すなわち、パターン画像PTにより、監視領域MAの位置を把握できるほか、撮像画像における監視領域MAの画像が変化するように、表示画像DPにおけるパターン画像PTを覆う等の操作を行うことにより、プロジェクター1Fを操作することができる。従って、プロジェクター1Fを簡易に操作できる。
〔実施形態の変形〕
本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記第1〜第4実施形態では、監視領域MAは、矩形状の入力画像領域PAの四隅及び各辺の略中央の外側に計8つ設定するとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、監視領域MAの位置は、入力画像領域PAの外側であればよく、特に、当該入力画像領域PA近傍であればよい。また、監視領域MAの大きさ及び数も適宜設定可能である。例えば、入力画像領域PAの外周に沿って1つの監視領域MAを設定してもよい。
前記各実施形態では、監視手段としてCCDイメージセンサーを有する撮像手段3を採用したが、本発明はこれに限らない。例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)デバイスを有する撮像手段を採用してもよい。また、監視領域MAに赤外線等の光を出射し、当該監視領域MAにて反射された光が受光されるか否かにより、監視領域MAが操作されたか否か(監視領域MAに変化が生じたか否か)を判定するように構成してもよい。
前記各実施形態では、実行部60が実行する処理として、「フリーズ」、「ミュート」、設定画面の表示、カラーモード切替、及び、黒板への投射に対応した黒板モードへの切替等を例示し、主に「ミュート」を実行する場合について説明したが、本発明はこれらに限らない。すなわち、実行手段としての実行部が他の処理を実行してもよい。
前記第1実施形態では、監視領域MAに対する操作が行われた場合に、制御手段5Aが当該監視領域MAに関連付けられた処理を実行するとし、前記第2実施形態では、当該処理を実行するか否かの確認画像を表示するとした。また、前記第3実施形態では、監視領域MAに応じた位置に監視領域画像MPを表示、或いは、当該監視領域MAに応じた位置を領域表示手段7により照明して、当該監視領域MAを視覚化した。更に、前記第4実施形態では、制御手段5Eが、複数の監視領域MAの変化順(操作順)に関連付けられた処理を実行するとした。しかしながら、これらはそれぞれ独立した構成ではなく、互いに組合せて各機能を実現するようにしてもよい。すなわち、前記各実施形態で示した構成のうち、必要な機能を実現する構成を組み込んだプロジェクターとしてもよく、全ての機能を実現する構成を有するプロジェクターとしてもよい。
前記第4実施形態では、変化順序列に応じた処理内容がLUTに登録されてなく、かつ、計時時間が所定時間を経過した際には、計時時間及び変化順序列を初期化するとしたが、本発明はこれに限らない。例えば、所定数の監視領域MAの情報で構成された変化順序列に応じて処理内容が登録されたLUTを有しているが、監視処理により所定時間内に認識された監視領域MAの情報が当該所定数を超えて変化順序列に追加された場合には、変化順序列生成部が、直近に認識されたものから当該所定数分の監視領域MAの情報によって変化順序列を再度生成し直すようにしてもよい。この場合、計時時間が所定時間を経過する前に、当該所定数を超えて更に監視領域MAの操作が行われた場合、最初の監視領域MAの情報を削除し、新たに操作された監視領域MAの情報を追加した変化順序列を生成するようにしてもよい。
例えば、LUTに登録された処理内容が、4つの監視領域MAの情報が設定された変化順序列に対応する場合で、既に監視処理により認識された4つの監視領域MAの情報による変化順序列がLUTに登録された処理内容に対応していない状態から更に監視領域MAが操作された場合には、変化順序列に最初に設定された監視領域MAの情報を削除し、更に操作された監視領域MAの情報を当該変化順序列に追加するようにしてもよい。この場合、計時時間が所定時間を経過するまで、及び、対応する処理内容が取得されるまでは、変化順序列には4つ以下の監視領域MAの情報が設定されることとなる。このため、使用者による監視領域MAに対する操作時に、最初に誤った監視領域に変化を与えてしまった場合でも、当該操作の途中から適切な操作(LUTに登録されている操作)が行われれば、LUTに登録された処理内容に応じた処理を実行できる。
前記第5実施形態では、変化判定部57Fは、現在画像と直前画像とを比較することにより、監視領域MAに変化が生じたか否かを判定するとしたが、本発明はこれに限らない。例えば、現在画像と、入力画像に基づいて表示画像生成部53Fにより生成された表示画像DPとを比較して、監視領域MAに変化が生じたか否かを判定することにより、当該監視領域MAが操作されたか否かを判定するように構成してもよい。
前記第5実施形態では、パターン画像PTとして、星型及び三角形の図形の画像を例示したが、本発明はこれに限らない。すなわち、円形状及び矩形状等の他の形状を有するパターン画像を採用してもよい。
本発明は、プロジェクターに好適に利用できる。
1A〜1F…プロジェクター、2…画像表示手段、3…撮像手段(監視手段)、7…領域表示手段、53C…表示画像生成部(領域表示手段)、54…表示画像出力部(領域表示手段)、55…撮像画像取得部(判定手段)、57…変化判定部(判定手段)、60…実行部(実行手段)、63…領域画像生成部(領域表示手段)。

Claims (5)

  1. 入力される画像情報に応じた入力画像を投射して、当該入力画像を表示させる画像表示手段と、
    前記入力画像が表示される入力画像領域の外側に設定された監視領域の状態を監視する監視手段と、
    前記監視手段による監視結果に基づいて、前記監視領域が操作されたか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記監視領域が操作されたと判定されると、当該監視領域に応じた所定の処理を実行する実行手段と、を備える
    ことを特徴とするプロジェクター。
  2. 請求項1に記載のプロジェクターにおいて、
    前記監視手段は、少なくとも前記監視領域を撮像する撮像手段であり、
    前記判定手段は、
    前記撮像手段により撮像された撮像画像を取得する撮像画像取得部と、
    前記撮像画像と、当該撮像画像の直前に取得された前記撮像画像とを比較して、前記監視領域に変化が生じたか否かを判定することで、当該監視領域が操作されたか否かを判定する変化判定部と、を備える
    ことを特徴とするプロジェクター。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のプロジェクターにおいて、
    前記監視領域の位置を示す表示を行う領域表示手段を備える
    ことを特徴とするプロジェクター。
  4. 請求項3に記載のプロジェクターにおいて、
    前記領域表示手段は、前記画像表示手段に、前記監視領域に応じた位置に所定の画像を表示させる
    ことを特徴とするプロジェクター。
  5. 請求項3に記載のプロジェクターにおいて、
    前記領域表示手段は、前記監視領域に応じた位置を、前記画像表示手段から出射される光とは異なる光により照明する
    ことを特徴とするプロジェクター。
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