JP2006256737A - フォークリフト - Google Patents

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Abstract

【課題】フォークを自動で移動させるフォークポジショナ装置を備えたフォークリフトにおいて、ロックバーをフォークの左右移動に連動して自動的に移動する。
【解決手段】
車体前方に立設されたマストと、マストに昇降可能に設けられたリフトブラケット4とを備えたフォークリフトに、リフトブラケット4に対して車体の左右方向に移動可能なフォーク3,3’と、フォーク3,3’を移動させるためのフォークポジショナ装置とを備え、パレットを固定するためのロックバー12,12’と、ロックバー12,12’を駆動するためのロックバー駆動装置とからなるパレットロック装置10を備え、ロックバー12,12’を、フォーク3,3’の移動に連動して移動するよう構成している。
【選択図】図2

Description

本発明はフォークリフトに関し、特に、フォーク間隔の調整可能なフォークポジショナ装置を備えたフォークリフト、例えばリーチ式又はカウンタバランス式のフォークリフトに関する。
フォークリフトは、車体前方に設けられたフォークをパレットの差込孔に挿入して、荷役運搬を行うものである。荷役運搬をする際に、パレットがフォークから抜け落ちないよう、パレットロック装置を備えたフォークリフトがある。このパレットロック装置は、フォークと共に昇降可能なものがある(例えば特許文献1及び3参照)。また、パレットロック装置が、フォークに対して独立して車体左右方向に移動可能なものもある(例えば特許文献2参照)。
従来のパレットロック装置は、オペレータがパレット上に搭乗して作業するタイプのフォークリフトに備えられており、オペレータがパレットロック装置の操作を行っている。即ち、バックレストに設けたレバーや、フォークに取付けたペダル等をオペレータが手動で操作して、パレットのロックや解除をする。
しかし、マスト又はフォークが前後に移動可能なリーチ式フォークリフトや、車体後方にカウンタウエイトを設けたカウンタバランス式フォークリフトにおいては、オペレータが手動でパレットロック装置を操作することは非常に困難である。そのため、自動で操作可能なパレットロック装置がある(例えば特許文献4参照)。このパレットロック装置は、ロックや解除が自動で行い得ると共に、パレットの差込孔にフォークと共に挿入されて押圧するロックバーの左右位置も調整できる。
しかし、フォークを左右移動させて、フォーク間隔を自動で調整させることのできるフォークポジショナ装置を備えたフォークリフトにおいては、ロックバーのみをオペレータが手動で移動させて調整することは、非常に手間がかかり、荷役作業の効率が悪くなる。
特開平11−228085号公報 特開2000−344490号公報 特開2001−58798号公報 特開2003−182995号公報
そこで、本発明が解決しようとする課題は、フォークを自動で左右移動させるフォークポジショナ装置を備えたフォークリフト、例えばリーチ式又はカウンタバランス式フォークリフトにおいて、ロックバーをフォークの左右移動に連動して自動的に移動することが可能なフォークリフトを提供することである。
本発明は、車体前方に立設されたマストと、マストに昇降可能に設けられたリフトブラケットとを備えたフォークリフトに、リフトブラケットに対して車体の左右方向に移動可能なフォークと、フォークを移動させるためのフォークポジショナ装置とを備え、更にパレットを固定するためのロックバーと、ロックバーを駆動するためのロックバー駆動装置とからなるパレットロック装置を備え、ロックバーを、フォークの移動に連動して移動するよう構成しているものである。
更に本発明は、車体の前方に立設されたマストと、マストに昇降可能に設けられたリフトブラケットと、リフトブラケットに左右移動可能に支持されたフォークと、フォークを左右移動させるためのフォークポジショナ装置とを有するフォークリフトにおいて、フォークに挿入されるパレットをフォークに固定するためのロックバーと、ロックバーを駆動するためのロックバー駆動装置と、ロックバー駆動装置の駆動力をロックバーに伝達するための伝達装置とを備え、ロックバーをフォークに、ロックバー駆動装置をリフトブラケットにそれぞれ設置すると共に、伝達装置にはロックバー駆動装置とフォークとの相対位置の変動を吸収するための位置変動吸収機構が含まれたものである。
好ましくは、前記ロックバーが、フォークと共にパレットの差込孔に挿入され、ロックバー駆動装置で下方に移動することにより、パレットの下側デッキボードを上方より押圧してロックする。
更に好ましくは、前記ロックバー駆動装置が、垂直方向に配されたロックシリンダと、ロックシリンダに連結され水平方向に配された押圧体と、ロックシリンダと押圧体との間に設けられた緩衝装置とを備え、ロックシリンダの駆動によって押圧体がロックバーを下方に押圧し、緩衝装置によってロックバーに対する押圧力を緩衝させる。
本発明に係るフォークリフトは、フォークポジショナ装置を備えたフォークリフト、例えばリーチ式又はカウンタバランス式のフォークリフトに、パレットロック装置を備えて、このロック装置のロックバーをフォークの移動に連動して移動するよう構成している。
従って従来例のように、ロックバーのみを手動で移動させる必要がなく、フォークの移動に追従、連動して移動するので、荷役作業の効率を著しく向上させることができる。
さらに、上記特許文献1及び3のようにフォークに特殊な加工を施すことがない、パレットロック装置を提供することができる。
以下、添付図面に基づいて、本発明に係るフォークリフトについて詳細に説明する。
先ず、図1に基づいて、パレットロック装置を装着していない、フォークポジショナ装置を備えたフォークリフトについて説明する。図1は、フォークポジショナ装置を備えたフォークリフトを示す全体斜視図である。図1の如く、このフォークリフトは、車体1の後方にカウンタウエイトを設けたカウンタバランス式のフォークリフトである。
フォークリフトは、車体1の前方(矢印Xで示す)に、一対のマストが略垂直方向に立設されている。各マスト2,2は、車体1の左右方向(矢印Wで示す)に、間隔を置いて配されている。このマスト2,2に沿って、一対のフォーク3,3’が、垂直方向(矢印Yで示す)に昇降自在に構成されている。そして、パレットに設けられた挿通孔に、各フォーク3,3’を差し込んで、この状態でフォークリフトを移動させることにより、パレット及びこれに載置された荷物を運搬する。
さらに、このフォークリフトは、フォークポジショナ装置を備えている。このフォークポジショナ装置は、後述で詳細に説明するが、リフトブラケット4と、一対のアジャストシリンダ6,6’とを備えている。リフトブラケット4は、マスト2,2に昇降自在に支持されており、このリフトブラケット4に、一対のフォーク3,3’が設けられている。そして、各アジャストシリンダ6,6’のそれぞれに、各フォーク3,3’が取り付けられている。この各アジャストシリンダ6,6’の作動ロッドの駆動に連動して、各フォーク3,3’を、車体左右方向Wに自動で移動する。このように、各フォーク3,3’のそれぞれを単独で、又は各フォークを連動して移動させることにより、各フォーク3,3’の間隔(広がり幅)を調整することができる。
このフォークポジショナ装置によって、多種のパレットサイズにぴったり適合するよう、フォーク3,3’の間隔を調整することができ、パレット及び荷物の運搬を安定した状態で行うことができる。
次に、図2及び図3に基づいて、パレットロック装置を備えたフォークポジショナ装置付きのフォークリフトについて説明する。図2は、パレットロック装置を備えたフォークポジショナ装置付きのフォークリフトの要部を示す正面図である。図3は、図2の側面図である。
図2及び図3の如く、リフトブラケット4の略中央に、パレットロック装置10が設けられている。このパレットロック装置10は、後述で詳細に説明するが、ロックバー12,12’を備えており、このロックバー12,12’が、支持されたパレットをフォーク3,3’から抜け落ちたり滑ったりしないようロックする。
図2の如く、フォークポジショナ装置は、前述したように、リフトブラケット4と、水平方向に平行に設けられた一対のアジャストシリンダ6,6’とを備えている。図3のように、リフトブラケット4は、マスト2に対して垂直方向Yに昇降自在に支持されているが、車体左右方向Wに対しては移動しない。そして、リフトブラケット4には、バックレスト40が取り付けられている。
図2の如く、各アジャストシリンダ6,6’は、一方側に、アジャストシリンダ6,6’に対して水平方向に伸縮自在なシフトロッド61,61’を有する。それに対し、アジャストシリンダ6,6’の他方側は、移動しない。そして、アジャストシリンダ6,6’の一方側にあるシフトロッド61,61’の端部には、移動側取付部63,63’が設けられ、アジャストシリンダ6,6’の他方側の端部には、固定側取付部62,62’が設けられている。
上側に位置するアジャストシリンダ6は、移動側取付部63が図2の右側に配され、固定側取付部62が図2の左側に配されているのに対し、下側に位置するもう一方のアジャストシリンダ6’は、移動側取付部63’が左側に、固定側取付部62’が右側に配されている。そして、各固定側取付部62,62’はリフトブラケット4に取り付けられ、各移動側取付部63,63’は各フォーク3,3’に取り付けられている。従って、アジャストシリンダ6,6’は、固定側取付部62,62’でリフトブラケット4に対して移動しないよう固定されている。更に、各シフトロッド61,61’の伸縮によって、移動側取付部63,63’が移動し、それに伴ってこの移動側取付部63,63’に取り付けられたフォーク3,3’が車体幅方向Wに移動可能なよう構成されている。
次に、図4及び図5に基づいて、パレットロック装置について詳細に説明する。図4は、パレットロック装置の要部を示す正面図である。図5は、図4の側面図である。
図4の如く、パレットロック装置10は、ロックバー駆動装置11と、各フォーク3,3’の近くに配された一対のロックバー12,12’とを備えている。各ロックバー12,12’は、常時においては、図5の如く、車体前方方向Xに水平方向にのびるよう設けられている。そして、後述で詳細に説明するが、フォーク3,3’が配されたパレットPの差込孔P1にロックバー12,12’が配されて、ロックバー駆動装置11によってロックバー12,12’を駆動して、パレットPを固定する。
ロックバー駆動装置11の構成について説明する。ロックバー駆動装置11は、垂直方向Yにのびるロックシリンダ21を備えている。このロックシリンダ21は、下部に垂直方向Yに伸縮する駆動ロッド22を有する。この駆動ロッド22は、ロックシリンダ21の上側部に結合された電動機を主体とする駆動源25によって、伸縮するよう構成されている。
ロックシリンダ21の上方には、リフトブラケット4に設けられた軸受23が配置されている。この軸受23とロックシリンダ21の上端とが、シリンダピン24を介して回転自在に支持されている。そして、駆動ロッド22の下部には、ブロックピン27が設けられており、このブロックピン27を介して、駆動ロッド22とU字形ブロック26とが、回転自在に連結されている。
U字形ブロック26は、緩衝装置28を介して、一対の揺動リンク29,29が連結されている。この緩衝装置28は、圧縮バネで構成されており、ロックバー12,12’がパレットPを必要以上に押圧することを緩衝するものである。揺動リンク29,29の上部は、第一リンクピン30を介して緩衝装置28の下部に回転自在に連結されている。そして、遊動リンク29,29の下部には、水平方向にのびる第二リンクピン31が枢支されている。
緩衝装置28の下方には、車体左右方向Wにのびる押圧プレート34が設けられている。この押圧プレート34の上方には、揺動リンク29の回転部29aが配置されている。また、引張りバネからなる押圧プレート付勢部材35が、垂直方向Yに設けられている。この付勢部材35の一端側は、リフトブラケット4に連結され、他端側は、押圧プレート34に連結されている。なお、パレットロック装置は、図5の如く、ロックバー駆動装置11を覆うカバー体37(二点鎖線で示す)が設けられる。
ロックバー12,12’は、ロックバー支持具13,13’を介して、フォーク3,3’に取り付けられている。後述で詳細に説明するが、ロックバー12,12’は、ロックバー回転軸14,14’を介して、ロックバー支持具13,13’に対して回転自在に支持されている。そして、ロックバー12,12’の上面に、水平方向にのびるスライドプレート33,33’が固定されている。
押圧プレート34の下面とスライドプレート33,33’の上面とは、共に接した状態で、分離して設けられている。従って、前記したフォークポジショナ装置による各フォーク3,3’の移動に伴って、各ロックバー12,12’は、ロックバー駆動装置11に対して、車体左右方向Wに単独に移動することができる。このフォーク3,3’とロックバー12,12’との連動移動については、後で詳述する。
次に、図6及び図7に基づいて、ロックバーとロックバー支持具等について詳細に説明する。図6は、ロックバーとロックバー支持具とを分解した状態を示す斜視図である。図7は、ロックバーをフォークに取り付けた状態を示す斜視図である。
図6の如く、ロックバー12は、車体前方方向Xの後方側に回転軸挿通孔12aが設けられている。ロックバー支持具13は、下部がコの字状に形成され回転軸挿通孔13bが設けられており、このコ字状部分にロックバー12がはめ込まれる。そして、ロックバー支持具13にロックバー12をはめ込んだ状態で、ロックバー回転軸14を、各挿通孔12a,13bに挿通する。ロックバー回転軸14は一端につばが設けられ、他端にナット14aを取り付けることにより、ロックバー回転軸14を中心に、ロックバー12が、ロックバー支持具13に対して回転自在に取り付けられる。
ロックバー支持具13は、平板状のフォーク取付部13aが設けられており、図7の如く、このフォーク取付部13aにフォーク3の背面側をボルト等で連結する。図7に示すように、ロックバー支持具13の上部と、スライドプレート33の上面とは、引張りバネからなるロックバー付勢部材15によって、連結されている。このロックバー付勢部材15によって、ロックバー12は上方に付勢され、スライドプレート33の上面と押圧プレート34の下面とが、常時、接するよう構成されている。
さらに、ロックバー支持具13にセンサ発光部16aが、スライドプレート33上面にセンサ受光部16bが設けられており、このセンサ16a,16bによって、ロックバー12の位置が検知される。
図8は、フォークとロックバーとの連動移動を説明するための正面図である。図8において、フォークポジショナ装置によりフォーク間隔(広がり幅)を大きくする(各フォークをそれぞれ車体左右方向Wの外側へ位置させる)ように配置されたフォーク3,3’、ロックバー支持具13,13’及びロックバー12,12’を二点鎖線で表し、フォークポジショナ装置によりフォーク間隔(広がり幅)を小さくする(各フォークをそれぞれ車体左右方向Wの車体中心側へ位置させる)ように配置されたフォーク3,3’、ロックバー支持具13,13’及びロックバー12,12’を実線で表す。
前記したように、ロックバー支持具13,13’は、フォーク3,3’に取り付けられている。そして、スライドプレート33,33’は、押圧プレート34,34’に接しているが、分離して設けられている。従って、フォークポジショナ装置によってフォーク3,3’が車体左右方向Wに移動した際、このフォーク3,3’の移動に連動してロックバー支持具13,13’が移動する。そして、スライドプレート33,33’も、押圧プレート34に沿って車体左右方向Wに移動することになる。
このようにロックバー支持具13,13’がフォーク3,3’に連動して移動可能なため、ロックバー支持具13,13’に取り付けられたロックバー12,12’も、フォーク3,3’に連動して移動するよう構成されている。
次に、ロックバー12の回転動作について、図9に基づいて説明する。図9は、ロックバーの回転動作を説明するための側面図であって、図9(a)はパレットロックの解除の状態、図9(b)はパレットロックの状態を示す。
パレットロックする際には、図9(b)の如く、駆動ロッド22が伸びて、第一リンクピン30が下方に押される。これによって、ロックシリンダ21は、シリンダピン24を中心に、若干図9の反時計方向に回転する。また、揺動リンク29は、第二リンクピン31を中心に、図9の時計方向に回転し、揺動リンク29の回転部29aが、押圧プレート34の上面を押圧する。この押圧力は、前記した押圧プレート付勢部材35及びロックバー付勢部材15の付勢力より大きいので、押圧プレート34は図9の時計方向に回転する(下方に移動する)。
これによって、押圧プレート34がスライドプレート33を押すことになるので、ロックバー12が、ロックバー回転軸14を中心に、図面の時計方向に旋回する。
図9(a)の如く、パレットロックを解除する際には、駆動ロッド22は縮まって、リンクピン30は上方に引っ張られる。また、押圧プレート付勢部材35の付勢力によって、押圧プレート34も上方に持ち上げられ、揺動リンク29の回転部29aに当接する。さらに、ロックバー付勢部材15の付勢力によって、スライドプレート33も上方に持ち上げられ、これにより、ロックバー12が、水平方向に配される。
即ち、スライドプレート33,33’と押圧プレート34,34’とは、ロックバー駆動装置11とロックバー12,12’及びフォーク3,3’との車体左右方向Wの相対位置の変動を吸収するためのものであると同時に、駆動ロッド22の駆動をロックバー12,12に伝達するためのものである。
ロックバー付勢部材15及びスライドプレート33,33’は、ロックバー支持具13,13’にそれぞれ取り付けられており、更には前述したように、スライドプレート33,33’と押圧プレート34とは分離し且つ常時、接している。従って、フォークポジショナ装置によるフォーク3の車体左右方向Wの移動に対して、ロックバー駆動装置11の位置は移動されない(固定された)状態で、ロックバー12,12’、ロックバー付勢部材15及びスライドプレート33,33’がフォーク3と連動して移動するよう構成されている。これにより、ロックバー駆動装置11とフォーク3との車体左右方向Wの相対位置の変動が吸収されることとなる。つまり、押圧プレート34とスライドプレート33との構成は、駆動ロッド22の駆動をロックバー12に伝達する機能のほかに、ロックバー駆動装置11とフォーク3との車体左右方向Wの相対位置の変動を吸収する機能をも併せ備えている。
更に説明すると、スライドプレート33と押圧プレート34とは分離して構成されている。そして、パレットをロックする際、押圧プレート34がスライドプレート33を押すので、スライドプレート33と押圧プレート34とは当接している。そして、ロックを解除する際には、押圧プレート34が上方のもとの位置に戻り、一瞬スライドプレート33と押圧プレート34とは離れるが、ロックバー付勢部材15の付勢力(引っ張り力)でスライドプレート33が引っ張り上げられるので、スライドプレート33と押圧プレート34とが当接されることになる(図9参照)。
また、スライドプレート33,33’及び押圧プレート34が常時当接するよう、車体幅方向Wの長さが設定されている。すなわち、スライドプレート33,33’(フォーク3,3’)が、車体両側に配置された場合でも、車体中央に配置された場合でも、常に押圧プレート34に当接するような長さになっている(図8参照)。
更に、スライドプレート33,33’及び押圧プレート34の断面形状は、押圧プレート34の駆動に対して、スライドプレート33,33’が当接して駆動できるよう、図9の如く、長方形のプレート形状となっている。
これらにより、押圧プレート34の位置が変位したとしても、スライドプレート33と押圧プレート34とは、常時、当接している。
図10は、ロックバーの作用について説明するための側面図である。図10(a)に示すように、パレットPを運搬する際、フォーク3をパレットPの差込孔P1に挿入すると共に、ロックバー12も差込孔P1に挿入する。このとき、各センサ16a,16bは、ロックバー12が水平状態であることを検知してON信号を出力し、このON信号によって、ロックシリンダ21は非駆動の状態に維持される。これにより、ロックバー12は、水平状態に維持される。
そして、図10(b)のように、さらにロックバー12をパレットPの差込孔P1に挿入することにより、ロックバー12の上部に設けられた傾斜状の突出部12aが、フォーク3よりも先にパレットPの上側デッキボードP2の下面に当接する。これにより、ロックバー12は、ロックバー回転軸14を中心に、図面時計方向に旋回する。このとき、センサ16a,16bは、ロックバー12が水平状態でないことを検知してOFF信号を発信する。このOFF信号によって、ロックシリンダ21が駆動され、前記した説明のように、ロックバー12が積極的に旋回される。
これにより、図10(c)の如く、ロックバー12の先端部12bが、パレットPの下側デッキボードP3の上面から押圧する。これと同時に、フォーク3もリフトアップする。これによって、フォーク3がパレットPの上側デッキボードP2の下面を押圧し、ロックバー12がパレットPの下側デッキボードP3の上面を押圧して、差込孔P1を内部からチャックすることによって、パレットPをフォーク3に対して揺動不能、滑動不能に固定する。
次に、図11及び図12に基づいて、第2実施例のパレットロック装置について説明する。図11は、第2実施例のフォークリフトの要部を示す正面図である。図12は、第2実施例を説明するための図であって、図12(a)はロックバー付近を示す拡大斜視図、図12(b)はスライド機構を説明するための斜視図である。
図11及び図12に示す第2実施例のパレットロック装置は、前記したパレットロック装置と略同様であるので、異なる部分についてのみ詳細に説明する。
図11の如く、このパレットロック装置は、車体左右方向Wに設けられた一対のレール部材18,18’と、各レール部材18,18’に沿って、車体左右方向Wに移動可能なキャリア部材17,17’とからなるスライド機構を備えている。そして、各キャリア部材17,17’の前面に、各ロックバー支持具13,13’が取り付けられている。ロックバー支持具13,13’は、フォーク取付部13a,13a’を備えている。
図12(a)の如く、この例のフォーク取付部13aは、L字状に形成されており、ロックバー支持具13とフォーク取付部13aとで、コ字状部分が形成されている。このコ字状部分は、前面及び上下面が開放しており、この開放部分に、フォーク3をすっぽりはめ込むことができるよう構成されている。これにより、フォークポジショナ装置によってフォーク3が車体左右方向Wに移動される際、ロックバー支持具13とフォーク取付部13aとで形成されるコ字状部分がフォーク3に押されることで、フォーク3の移動に連動してロックバー支持具13及びロックバー12が移動することになる。つまり、ロックバー支持具13をフォークに溶接又はボルト等の固定手段により固定することなく、フォークポジショナ装置によるフォーク3の車体左右方向Wの移動に連動して、ロックバー支持具13及びロックバー12が移動することとなる。
図11の如く、レール部材18は、各ロックバー支持具13,13’の背面側に設けられており、且つリフトプラケットに設けられた取付ベース材(図示せず)にボルト等で固定されている。さらに、図12(b)の如く、レール部材18は、コ字状で前面が開放するよう構成されている。キャリア部材17は、このレール部材18内に配されており、レール部材18に沿って車体左右方向Wに移動可能となっている。キャリア部材17は、上下面に複数のボール17aが設けられ、このボール17aの回転によって、スムーズにレール部材18に沿って移動する。これにより、各キャリア部材17,17’の前面に取り付けられた各ロックバー支持具13,13’は、レール部材18に沿って車体左右方向Wにスムーズに移動可能となる。
なお、上記実施例のフォークリフトは、カウンタバランス式フォークリフトであるが、マスト又はフォークが車体前後方向に移動可能な、リーチ式フォークリフトであってもよい。即ち、カウンタバランス式及びリーチ式のフォークリフトにおいては、オペレータが手動でパレットロック装置を操作することが困難であるので、本発明のように構成することにより、荷役作業の効率を著しく向上させることができる。
フォークポジショナ装置を備えたフォークリフトを示す全体斜視図である。 パレットロック装置を備えたフォークポジショナ装置付きのフォークリフトの要部を示す正面図である。 図2の側面図である。 パレットロック装置の要部を示す正面図である。 図4の側面図である。 ロックバーとロックバー支持具とを分解した状態を示す斜視図である。 ロックバーをフォークに取り付けた状態を示す斜視図である。 フォークとロックバーとの連動移動を説明するための正面図である。 ロックバーの回転動作を説明するための側面図であって、図9(a)はパレットロックの解除の状態、図9(b)はパレットロックの状態を示す。 ロックバーの作用について説明するための側面図である。 第2実施例のフォークリフトの要部を示す正面図である。 第2実施例を説明するための図であって、図12(a)はロックバー付近を示す拡大斜視図、図12(b)はスライド機構を説明するための斜視図である。
符号の説明
1・・・車体
2・・・マスト
3・・・フォーク
4・・・リフトブラケット
6・・・アジャストシリンダ
10・・・パレットロック装置
11・・・ロックバー駆動装置
12・・・ロックバー
15・・・ロックバー付勢部材
21・・・ロックシリンダ
28・・・緩衝装置
33・・・スライドプレート
34・・・押圧プレート
35・・・押圧プレート付勢部材
P・・・パレット
P1・・・差込孔
P3・・・下側デッキボード
W・・・車体左右方向

Claims (4)

  1. 車体前方に立設されたマストと、該マストに昇降可能に設けられたリフトブラケットとを備えたフォークリフトに、前記リフトブラケットに対して車体の左右方向に移動可能なフォークと、該フォークを移動させるためのフォークポジショナ装置とを備え、更にパレットを固定するためのロックバーと、該ロックバーを駆動するためのロックバー駆動装置とからなるパレットロック装置を備え、前記ロックバーを、前記フォークの移動に連動して移動するよう構成していることを特徴とするフォークリフト。
  2. 車体の前方に立設されたマストと、該マストに昇降可能に設けられたリフトブラケットと、該リフトブラケットに左右移動可能に支持されたフォークと、該フォークを左右移動させるためのフォークポジショナ装置とを有するフォークリフトにおいて、前記フォークに挿入されるパレットを該フォークに固定するためのロックバーと、該ロックバーを駆動するためのロックバー駆動装置と、該ロックバー駆動装置の駆動力を前記ロックバーに伝達するための伝達装置とを備え、前記ロックバーを前記フォークに、前記ロックバー駆動装置を前記リフトブラケットにそれぞれ設置すると共に、前記伝達装置には前記ロックバー駆動装置と前記フォークとの相対位置の変動を吸収するための位置変動吸収機構が含まれていることを特徴とするフォークリフト。
  3. 前記ロックバーが、前記フォークと共に前記パレットの差込孔に挿入され、前記ロックバー駆動装置で下方に移動することにより、前記パレットの下側デッキボードを上方より押圧してロックすることを特徴とする請求項1又は2に記載のフォークリフト。
  4. 前記ロックバー駆動装置が、垂直方向に配されたロックシリンダと、該ロックシリンダに連結され水平方向に配された押圧体と、前記ロックシリンダと前記押圧体との間に設けられた緩衝装置とを備え、前記ロックシリンダの駆動によって前記押圧体が前記ロックバーを下方に押圧し、前記緩衝装置によって前記ロックバーに対する押圧力を緩衝させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のフォークリフト。
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