JP2004244144A - フォークリフトのパレットロック装置 - Google Patents

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JP2004244144A JP2003034038A JP2003034038A JP2004244144A JP 2004244144 A JP2004244144 A JP 2004244144A JP 2003034038 A JP2003034038 A JP 2003034038A JP 2003034038 A JP2003034038 A JP 2003034038A JP 2004244144 A JP2004244144 A JP 2004244144A
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Kazumasa Furukura
一正 古倉
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Abstract

【課題】フォークにより持ち上げたパレットが位置ずれしないようにロックすること。
【解決手段】車体1に立設されたマスト2,5と、該マストに沿って昇降されるリフトブラケット6と、該リフトブラケット6に傾動可能に支持されたフォーク10と、該フォーク10を傾動させるティルト装置11とを有するフォークリフトにおいて、上記リフトブラケット6に上記フォーク10と共に傾動する傾動部材14を設け、該傾動部材14に上記フォーク10に挿入されるパレットPをロックするロック手段Rを設けたことを特徴とするフォークリフトのパレットロック装置である。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フォークにより持ち上げたパレットに位置ずれや揺動が生じないようにロックするための、フォークリフトのパレットロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、リーチ型フォークリフトの一例として図15に示すものがある。これは、ドライブタイヤ1a及びキャスタ1bを備えた車体1と、該車体1の前面下端から前方に突出する左右一対のロードホイール1c付きストラドルレッグ1Aとを有している。また車体1には左右一対の外側マスト2が立設されており、この外側マスト2の下端に設けた車輪3を上記した各ストラドルレッグ1Aの内面に形成したガイド溝4に係合させることにより、各外側マスト2が前後方向a,bに移動可能となるように構成されている。また各外側マスト2には左右一対の内側マスト5が昇降可能に係合され、これら内側マスト5に沿ってリフトブラケット6が昇降可能に配置されている。7はリフトブラケット6を昇降させるためのリフトシリンダであり、上記リフトブラケット6には支軸8を介して回動枠9が傾動可能に支持されている。該回動枠9の前面には左右一対のフォーク10が上記支軸8に傾動可能に支持されており、また回動枠9に架設したティルトバー9aを介して両フォーク10を上下方向c,dに傾動させるための油圧シリンダからなるティルト装置11が、上記リフトブラケット6に設けられている。
【0003】
上記構成において、荷役作業を行う場合には、フォーク10を下降させた状態で(図18二点鎖線参照)、マスト2,5を前進aさせることにより、水平状態にしたフォーク10の先端部をパレットPの孔Paに挿入し(図18一点鎖線参照)、フォーク10を上昇させることによりパレットPを介して荷Wを持ち上げる。その後、ティルト装置11を駆動してフォーク10を上方cに傾動させることにより、荷Wを回動枠9のバックレスト9b側に傾け、車体1を走行させることにより、その荷Wを所定位置まで搬送するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の構成では、フォーク10によりパレットPを介して荷Wを持ち上げて搬送する際に、冷凍庫内などのパレットPに結露が生じやすい場所で搬送作業を行なう場合や、摩擦係数が小さい合成樹脂製のパレットPを使用する場合など、パレットPがフォーク10上で滑って位置ずれし、荷崩れを起こすことがある。
【0005】
このような問題を解決するため、例えば下記のような技術が提案されている。
【特許文献1】
特開平10−291790号公報
【特許文献2】
特開平11−228085号公報
【特許文献3】
実願昭62−132958号(実開昭64−39399号)のマイクロフィルム
【特許文献4】
特開平7−144895号公報
【0006】
しかしながら、これらは何れも単にパレットを動かないように固定するのみであり、上記したティルト装置11によるフォークの傾動を考慮したものではない。従ってこれらの発明ではパレットがフォークと共に水平状態にあるときはパレットを固定できるものの、フォークを傾動させパレットが傾斜した状態ではパレット固定の作用を奏することができないため、実際の荷役作業においては極めて不都合なものとなる。
【0007】
本発明は、上記従来の欠点に鑑み、フォークの角度に関わらず、パレットを確実にロックできるようにしたフォークリフトのパレットロック装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、第1の発明として、車体に立設されたマストと、該マストに沿って昇降されるリフトブラケットと、該リフトブラケットに傾動可能に支持されたフォークと、該フォークを傾動させるティルト装置とを有するフォークリフトにおいて、上記リフトブラケットに上記フォークと共に傾動する傾動部材を設け、該傾動部材に上記フォークに挿入されるパレットをロックするロック手段を設けたことを特徴とするフォークリフトのパレットロック装置を提供する。
【0009】
この第1の発明によれば、リフトブラケットにフォークと共に傾動する傾動部材を設け、該傾動部材に上記フォークに挿入されるパレットをロックするロック手段を設けたので、ロック手段はフォークと共に傾動でき、従ってフォークの傾動角度の如何に関わらずパレットを確実にロックできる。なお、上記ティルト装置の作動は公知のフォークリフトと同様に、車体側運転席に設けたレバーをオペレータが傾動操作することにより油圧手段を用いて行うが、これに限るものではない。また、上記ロック手段は電気又は油圧により作動するものがロック動作が最も確実なため好ましいが、このような動力を用いず、手や足の動作により適当なレバーやペダルを操作してロックを行う手動式ロック手段とすることも、あるいはスプリングや重力を用いてロックを行うものとすることも可能であり、この第1の発明はこれらの全てを含むものである。
【00010】
また第2の発明として、上記第1の発明において、前記ロック手段が前記フォークに挿入されたパレットを押圧するロックバーと該ロックバーを作動させるための駆動機構とからなることを特徴とするフォークリフトのパレットロック装置を提供する。
【0011】
この第2の発明によれば、ロックバーでパレットを押圧することにより、パレットの揺動や滑りを有効に防止できる。なお、上記駆動機構は第1の発明において述べたと同様に、電気又は油圧により作動するものがロック動作が最も確実なため好ましいが、これに限るものではない。また、上記ロックバーと駆動機構とは一体に傾動することが装置を簡略化するうえで好ましいが、これに限る必要はない。即ち上記ロックバーは必ずフォークと共に傾動する必要があるが、駆動機構は必ずしも傾動する必要がないため、ロックバーのみを上記傾動部材に設置し、駆動機構を別の部材に設置することにより、ロックバーのみがフォークと共に傾動するようにすることも可能である。この第1の発明はこのような構成の全てを含むものである。
【0012】
また第3の発明として、上記第2の発明において、前記駆動機構が油圧式または電気式の駆動装置を含むことを特徴とするフォークリフトのパレットロック装置を提供する。
【0013】
この第3の発明によれば、ロックバーを作動させるうえにおいて、駆動機構の動作を最も確実なものとすることができる。また駆動機構を油圧式または電気式とすることにより、ロックバーの動作を駆動機構から離れた位置から遠隔操作することが可能となるため、例えば車体の運転席に上記駆動機構のための操作スイッチを設け、このスイッチでパレットのロックや解除を行うことが可能となる利点がある。
【0014】
また第4の発明として、上記第1乃至3の発明において、前記フォークと前記ロックバーとが共に車体左右方向に位置調節可能となっていることを特徴とするフォークリフトのパレットロック装置を提供する。
【0015】
この第4の発明によれば、大きさが異なるパレットや、孔の位置が異なる様々なパレットに対し、フォークを確実に挿入できると共に、パレット押圧用のロックバーもその位置を自由に調節することによってパレットとの干渉を回避でき、最適の位置を設定することによって常に安定したパレットロック作用を奏することができる。
【0016】
また第5の発明として、上記第2乃至4の発明において、前記ロックバーが前記フォークの間に配設され、該フォークと共にパレットの孔に挿入されるものであり、前記駆動機構により上下動されてパレットの下側デッキボードをパレット内側から押圧することを特徴とするフォークリフトのパレットロック装置を提供する。
【0017】
この第5の発明によれば、上下両面にデッキボードを有するパレットにおいて、該パレットの上側デッキボードをフォークにより下方から、該パレットの下側デッキボードをロックバーにより上方から、それぞれ押圧することにより、該パレットを確実に滑り止めすることができる。またこうすればロックバーがパレットの孔の内側に挿入されるので、パレット上に荷を載置するうえで何ら邪魔になるものがなく、パレットいっぱいまで荷を載置することができる。
【0018】
また第6の発明として、上記第3乃至5の発明において、前記駆動機構がフォークリフトの車体側の運転席に設けられた操作スイッチにより作動するものであることを特徴とするフォークリフトのパレットロック装置を提供する。
【0019】
この第6の発明によれば、駆動機構が電気又は油圧により作動するものであり、これを作動させるためのスイッチをフォークリフトの車体側の運転席に設けたので、作業者がパレットのロック操作を任意に行うことができる。なおこの場合当然のことながら、電気式の場合は電気配線が、油圧式の場合は圧油供給用のホース等が、上記駆動機構とスイッチとの間に適宜設けられる。
【0020】
また第7の発明として、上記第2乃至5の発明において、前記駆動機構がフォークリフトの運転状態に応じて自動的に作動するものであることを特徴とするフォークリフトのパレットロック装置を提供する。
【0021】
この第7の発明によれば、駆動機構がフォークリフトの運転状態に応じて自動的に作動するので、オペレータの操作がなくとも、パレットのロック操作が必要なときに自動的に行われ、従ってロック操作を忘れることによる不具合をなくすことができる。なお、ここでいうフォークリフトの運転状態とは、例えばフォークが所定の高さまで昇降したことであり、又は車速が所定速度に達したことであり、又はティルト角度が所定の角度に達したことであり、又は車体が旋回走行を行ったことであり、又はフォーク車体に対し前後方向に移動したことである。即ちフォークリフトの運転状態とは、フォークの昇降、傾動又は前後移動、及び車体走行という荷役作業に必要な基本的動作に関連するものをいい、これらの動作が適当な電気的あるいは機械的な手段によって検出された場合の状態をいう。またここでいう駆動機構とは前記第3の発明で述べた電気又は油圧により作動するものに限らず、特定の条件が満たされた場合にスプリングや重力等により自動的に作動するものをも含むものである。
【0022】
また第8の発明として、上記第3乃至5の発明において、前記駆動機構がフォークリフトに設けられた操作スイッチにより作動可能であると共にフォークリフトの運転状態に応じて自動的に作動可能であり、かつ、上記操作スイッチによる作動と上記自動的な作動とを切替えるための切替スイッチが設けられていることを特徴とするフォークリフトのパレットロック装置を提供する。
【0023】
この第8の発明によれば、パレットのロック動作を、上記操作スイッチによるオペレータの操作により、また、フォークリフトの運転状態に応じた自動的な作動により、共に行うことができ、しかもこれを上記切替スイッチによって何れか一方のみが有効となるように切替えることができる。ここでいう操作スイッチによるオペレータの操作とは例えば前記第6の発明で述べたものと同じであり、またここでいうフォークリフトの運転状態に応じた自動的な作動とは、例えば前記第7の発明で述べたものと同じである。
【0024】
第9の発明として、上記第7の発明において、前記フォークが所定の揚高に達したことを検出する揚高検出センサを設けると共に、前記駆動機構が揚高センサの出力に応じて作動するものであることを特徴とするフォークリフトのパレットロック装置を提供する。
【0025】
この第9の発明によれば、フォークをパレットに挿入して所定高さまでリフトアップすることにより、上記揚高検出センサがONして上記駆動機構に作動信号を出力し、ロックバーがパレットをロックする。従って作業者がスイッチ操作等を行わなくても、自動的にパレットがロックされる。フォークリフトはパレットを持ち上げた状態で走行・旋回を行うため、上記揚高検出センサがONする高さを適当に設定しておくことにより、走行・旋回時には必ずパレットがロックされていることにより、前記したフォーク上でのパレットの滑りは確実に防止される。上記揚高検出センサはリミットスイッチ等で構成することができ、これをマスト又はリフトブラケットの何れか一方に固定しておき、他方側に該リミットスイッチに当接してこれをONさせるドグを固定しておけば良い。上記した揚高検出センサがONする高さは、これらのリミットスイッチやドグの高さをそれぞれ適当に定めることにより自在に設定できる。
【0026】
また第10の発明として、上記第7の発明において、フォークリフトが所定の車速に達したことを検出する車速検出センサを設けると共に、前記駆動機構が該車速検出センサの出力に応じて作動するものであることを特徴とするフォークリフトのパレットロック装置を提供する。
【0027】
この第10の発明によれば、パレットがフォーク上で滑りを生じる程度の車速に達した段階で車速検出センサがONして上記駆動機構に作動信号を出力し、これにより自動的にパレットがロックされる。上記車速検出センサは、フォークリフトの走行輪又は駆動用のモータに回転数検出センサを設けることにより、容易に構成することができる。
【0028】
また第11の発明として、上記第7の発明において、前記フォークが所定のティルト角度に達したことを検出するティルト角度検出センサを設けると共に、前記駆動機構が該ティルト角度検出センサの出力に応じて作動するものであることを特徴とするフォークリフトのパレットロック装置を提供する。
【0029】
この第11の発明によれば、パレットにフォークが挿入された後、フォークリフトに設けられたティルト装置によってフォーク先端側が上方へ旋回するように所定角度だけ傾動された段階で、上記ティルト角度検出センサがONして上記駆動機構に作動信号を出力し、これにより自動的にパレットがロックされる。フォークリフトは通常、パレットを上記のように傾動させた状態で走行・旋回を行うため、上記ティルト角度検出センサがONする角度を適当に設定しておくことにより、走行・旋回時には必ずパレットがロックされていることになり、前記したフォーク上でのパレットの滑りは確実に防止される。
【0030】
また第12の発明として、上記第7の発明において、前記車体の旋回状態を検出する旋回状態検出センサを設けると共に、前記駆動機構が該旋回状態検出センサの出力に応じて作動するものであることを特徴とするフォークリフトのパレットロック装置を提供する。
【0031】
この第12の発明によれば、パレットがフォーク上で最も滑り易い状態、即ち車体の旋回時に上記旋回状態検出センサがONして駆動機構に作動信号を出力し、これにより自動的にパレットがロックされるので、フォーク上でのパレットの滑りは確実に防止される。上記旋回状態検出センサは車体の旋回時に上記駆動機構を作動させるものでなければならないが、この出力を生じる車体旋回状態を判別するに際しては、旋回時の操舵輪角度、車速、車体加速度、車体に作用する遠心力等、各種の要素を検出して用い、あるいはこれらの要素をコンピュータにより組み合わせて総合的に判断するようにしてもよい。
【0032】
また第13の発明として、上記第7の発明において、フォークリフトが、前記マストが車体の前後方向に移動可能に支持されたリーチ型フォークリフトであって、かつ、該マストの前後移動を検出するリーチセンサを設けると共に、前記駆動機構が該リーチセンサの出力に応じて作動するものであることを特徴とするフォークリフトのパレットロック装置を提供する。
【0033】
この第13の発明によれば、フォークリフトが、マストが車体の前後方向に移動可能に支持されたリーチ型フォークリフトである場合、該マストの前後移動をリーチセンサが検出して上記駆動機構に作動信号を出力し、これにより自動的にパレットがロックされる。リーチ型フォークリフトは通常、その走行・旋回はマストを車体側に引き込んだ状態、即ちリーチインさせた状態で行われるため、上記リーチセンサを設けることによって車体が走行・旋回可能な状態にあるか否かを判別でき、従って上記したフォーク上でパレットが滑るといった現象を未然に防止することができる。上記リーチセンサはマストの前後方向の位置移動を検出すれば良いのであるから、このマストあるいはマストと一体的に移動する部材の前後位置を検出するセンサを適当な位置に設けることにより、容易に構成することができる。
【0034】
また第14の発明として、上記第6又は8の発明において、前記フォークリフトが、該フォークリフトの運転操作を行うための運転操作手段を車体運転席と共に前記リフトブラケットにも有しており、オペレータがフォークと共に昇降して該リフトブラケット側の運転操作手段を操作できるピッキング用のフォークリフトであり、前記操作スイッチ又は切替スイッチが上記車体運転席側及びリフトブラケット側の一方又は両方の運転操作手段に設けられていることを特徴とするフォークリフトのパレットロック装置を提供する。
【0035】
この第14の発明によれば、フォークリフトの運転操作を行うための運転操作手段を車体運転席と共に前記リフトブラケットにも有しており、オペレータがフォークと共に昇降して該リフトブラケット側の運転操作手段を操作できるピッキング用のフォークリフトにおいて、パレットのロックをオペレータがスイッチ操作により行ううえで便利である。操作スイッチ及び切替スイッチを車体運転席側及びリフトブラケット側の両方の運転操作手段に設けるようにすれば、これら2つの運転操作手段を用いて自在にロック操作を行うことができる。ここでいう操作スイッチは前記第6の発明の説明において、切替スイッチは前記第8の発明の説明において、それぞれ説明した通りである。
【0036】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の第1の実施の形態であるリーチ型フォークリフトのパレットロック装置を示すものであって、フォーク10に挿入されるパレットPをロックするロック手段Rがリフトブラケット6に設けられている。上記以外の構成は図18に示す構成とほぼ同じであるから、以下の説明においては、同一部分に同一符号を付してその説明を省略する。しかし説明の都合上、前記した図18に関する説明と一部重複する部分があることに注意されたい。
【0037】
図2から図5に示すように、内側マスト5にリフトブラケット6が昇降可能に支持されており、このリフトブラケット6に水平に架設した支軸8に回動枠9が傾動自在に支持されている。該回動枠9の下端の板状部分9aは、以下の説明においてはティルトバーと称される。このティルトバー9aの前面には、左右一対のL字形のフォーク10が上記支軸8に吊持される形で傾動自在に支持されている。また該フォーク10,10の間のティルトバー9aの前面には、該フォーク10と同様に上記支軸8に吊持される形で、傾動部材としての一対のティルトプレート14が傾動自在に支持されている。
【0038】
前記した油圧シリンダからなるティルト装置11はティルトバー9aの後部に位置しており、該ティルト装置11のシリンダが作動し伸長したとき、そのロッド先端が上記ティルトバー9aの後面を前方に押圧して支軸8を中心に傾動させ、またこのときティルトバー9aがフォーク10及びティルトプレート14のそれぞれ後面を前方に押圧して支軸8を中心に傾動させる。
【0039】
前記ロック手段Rは、上記したティルトプレート14の裏側(後面)に固定した電気式又は油圧式のシリンダである駆動装置を含む駆動機構12と、該駆動機構12に固定された一対のロックバー13とからなる。該ロックバー13は側面視でL字形をなし、前後方向a,b即ち前記フォーク10と同方向に延びるバー本体13aと、該バー本体13aの後端から上方に延びる立ち上がり部13bとからなる。上記駆動機構12はそのピストンロッド12aが下向きとなるように上下方向に配設されており、上記ロックバー13は、その立ち上がり部13bにおいてボルトなどの止着具15により、上記ピストンロッド12aの先端即ち下端に固定されている。そして駆動機構12の非作動状態即ちピストンロッド12aが縮んだ状態では、上記バー本体13aがフォーク10と側面視において重なる同一高さとなるよう設定され、また駆動機構12の作動状態即ちピストンロッド12aが伸びた状態では、上記バー本体13aの下面13Aがフォーク10の下面10aよりも側面視において下方に位置するよう設定されている。
【0040】
上記したように、ティルト装置11のシリンダが作動し伸長したとき、フォーク10及びティルトプレート14がそれぞれ支軸8を中心に傾動するため、フォーク10とロックバー13とは、駆動機構12の作動又は非作動に関わらず、互いに平行な関係を維持したまま傾動する。
【0041】
図2及び図4において、17はリフトブラケット6の上端に架設した支持桁であって、該支持桁17の両端及び中央に固着した軸受18により支軸8が回転可能に支持されている。19は支持桁17に貫設した貫通孔20を通って各フォーク10及び各ティルトプレート14の上端に形成した凹部に係合する位置決めピンである。21a,21bはリフトブラケット6の両側面に回転可能に設けたガイドローラであって、各内側マスト5の内側面及び底面に当接されて、リフトブラケット6を昇降可能に支持するものである。
【0042】
図6に示すように、車体1の運転席1Bには車体操舵用のハンドルや走行及び荷役の操作を行うための各種レバーを含む運転操作手段23が設けられており、これらレバーのうちの1つは、前記ティルト装置11を油圧手段を介して傾動操作するためのティルトレバーとなっている。また該運転操作手段23には、前記駆動機構12を伸縮駆動するためのタンブラ式操作スイッチ22が設けられており、該操作スイッチ22を中立位置Oから前後e,fに回動させることにより駆動機構12のピストンロッド12aを伸縮させるようになっている。上記の車体側運転席1Bから作業者が操作スイッチ22を操作することにより、パレットPのロック操作を任意に行うことができる。なおこの場合駆動機構12が電気式の場合は電気配線が、油圧式の場合は圧油供給用のホース等が、それぞれ上記駆動機構12とスイッチ22との間に設けられているものとする。
【0043】
上記構成において、荷役作業を行う場合には、駆動機構12のピストンロッド12aを縮んだままの状態とし、フォーク10を水平姿勢とした状態で(図1の二点鎖線参照)、マスト2,5を前進させることにより、フォーク10の先端部をパレットPの孔Paに挿入する(図1の一点鎖線参照)。この場合、フォーク10の先端部とロックバー13とがほぼ同一水平レベルにあるので、そのフォーク10及びロックバー13をパレットPの孔Pa内に容易に挿入することができる(図4参照)。
【0044】
次に、フォーク10を上昇させてパレットPを少し持ち上げ、この状態で操作スイッチ22を操作して駆動機構12を駆動することにより、ピストンロッド12aを伸長させる。これにより、ロックバー13がパレットPの下側デッキボードP2に押し付けられ、そのパレットPをロックする(図5参照)。次いで、ティルト装置11を駆動してフォーク10及びロックバー13を共に上方cに傾動させることにより、荷Wを回動枠9のバックレスト9b側に傾ける。続いて、フォーク10を更に上昇させることによりパレットPを介して荷Wを持ち上げ、そして車体1を走行させることにより、その荷Wを所定位置まで搬送する。
【0045】
荷WをパレットPと共に荷卸しするときは、まず、ティルト装置11を非駆動としてフォーク10及びロックバー13を共に水平姿勢に戻す。次いで操作スイッチ22を操作して駆動機構12を非駆動の状態とすることにより、ピストンロッド12aを縮小させる。これにより、ロックバー13がパレットPの下側デッキボードP2から離反し、そのパレットPのロックが解除される。その後、フォーク10を下降させることにより、荷WをパレットPと共に所定の場所に載置する。
【0046】
上記した実施形態によれば、パレットPは、その上側デッキボードP1の下方からフォーク10により、また下側デッキボードP2の上方からロックバー13により、それぞれ押圧されるので、確実にロックされる。またこのパレットPのロック及びその解除を、車体の運転席1Bから操作スイッチ22により自在に行うことができる。更に、フォーク10が傾動したときは上記ロックバーも同時に同じ角度だけ傾動するので、フォーク10の角度に関わらず、常に確実なパレットのロックが可能となる。
【0047】
また図2に示すように、前記リフトブラケット6の支持桁17に貫通孔20が所定間隔kをおいて複数貫設されており、その適当な貫通孔20を貫通して位置決めピン19を各フォーク10及び各吊持板14の上端凹部にそれぞれ係合させることにより、両ロックバー13間の間隔α及び両フォーク10間の間隔βを車体左右方向に沿って調節することができる。
【0048】
このようにすることにより、大きさが異なるパレットPや、孔Paの位置が異なる様々なパレットPに対し、フォーク10を確実に挿入できると共に、パレット押圧用のロックバー13もその位置を自由に調節することによってパレットPとの干渉を回避でき、最適の位置を設定することによって常に安定したパレットロック作用を奏することができる。
【0049】
また上記した実施形態では、操作スイッチ22により駆動機構12を作動させるようにしたがこれに限定されるわけではなく、操作スイッチ22に代えて図7に示す揚高検出センサ27を用いてもよい。この揚高検出センサ27は、一方の外側マスト2に固着した磁気式センサ本体27aと、該センサ本体27aに対向してリフトブラケット6に固着したマグネット27bとからなり、フォーク10を下降させた状態では、マグネット27bがセンサ本体27aに対向した状態となっており、この状態からフォーク10をパレットPの孔Paに挿入した後、リフトブラケット6を上昇させてフォーク10によりパレットPを持ち上げると、マグネット27bが上方に移動してセンサ本体27aから離間され、その離間によりセンサ本体27aからの出力に基づいて駆動機構12が作動され、ピストンロッド12aを伸長させる。これにより、ロックバー13がパレットPの下側デッキボードP2に押し付けられ、そのパレットPをロックする。
【0050】
また上記操作スイッチ22に代えて図8に示す車速検出センサ28を用いてもよい。この車速検出センサ28は、ドライブタイヤ1aを駆動するドライブモータ29の回転軸29aに固着したディスクブレーキ板などの回転板30に対向してドライブモータ29上面に設けた近接スイッチなどからなるセンサ本体28aと、該センサ本体28aに対向して回転軸29aに固着したギヤ28bとからなり、荷役作業のために車体1を走行させる際に、ドライブモータ29の回転パルスをセンサ本体28aにより読み取り、そのセンサ本体28aからの出力に基づいて車速が検出され、その検出した車速が一定以上に達すると、駆動機構12が作動され、ピストンロッド12aを伸長させる。これにより、ロックバー13がパレットPの下側デッキボードP2に押し付けられ、そのパレットPをロックする。
【0051】
また操作スイッチ22に代えて図9に示すティルト角度検出センサ31を用いてもよい。このティルト角度検出センサ31は、リフトブラケット6に固着した磁気式センサ本体31aと、該センサ本体31aに対向してティルトバー9aに突設した突起板32に固着したマグネット31bとからなり、フォーク10を下方dに傾動させたり水平にした状態では、マグネット31bがセンサ本体31aに接近しており、この状態からティルト装置11によりティルトバー9aを介してフォーク10を上方cに傾動させると、マグネット31bも上方cに移動してセンサ本体31aから離間され、その離間によりセンサ本体31aからの出力に基づいて駆動機構12が作動され、ピストンロッド12aを伸長させる。これにより、ロックバー13がパレットPの下側デッキボードP2に押し付けられ、そのパレットPをロックする。
【0052】
また操作スイッチ22に代えて図10に示す旋回状態検出センサ33を用いてもよい。この旋回状態検出センサ33は、ドライブタイヤ1aの支持枠34に固着された大歯車35に接近して車体1に固着した近接スイッチからなるセンサ本体33aと、該センサ本体33aに対向して大歯車35に固着されたマグネット33bとからなり、前記大歯車35にハンドルに連動連結した小歯車36が噛合されており、ドライブタイヤ1aを前後方向a,bに沿って直進状態にしたときには、マグネット33bがセンサ本体33aに対向した状態となっており、この状態から車体1を前進aさせてフォーク10をパレットPの孔Paに挿入し、リフトブラケット6及びティルトバー9aを上昇させてフォーク10によりパレットPを持ち上げた後、車体1を後進bさせると共に、ハンドルを右または左に切って、小歯車36を介して大歯車35を回転させるこにより、ドライブタイヤ1aの向きを左または右に切り替えると、マグネット33bがセンサ本体27aから離間され、その離間によりセンサ本体33aからの出力に基づいて駆動機構12が作動され、ピストンロッド12aを伸長させる。これにより、ロックバー13がパレットPの下側デッキボードP2に押し付けられ、そのパレットPをロックする。
【0053】
また操作スイッチ22に代えて図11に示すリーチセンサ37を用いてもよい。このリーチセンサ37は、一方の外側マスト2に固着した磁気式センサ本体37aと、該センサ本体37aに対向してストラドルレッグ1Aに固着したマグネット37bとからなり、フォーク10を下降させた状態でマスト2,5を前進aさせて、フォーク10をパレットPの孔Paに挿入することにより、マグネット37bがセンサ本体37aから離間され、その離間によりセンサ本体37aからの出力に基づいて駆動機構12が作動され、ピストンロッド12aを伸長させる。これにより、ロックバー13がパレットPの下側デッキボードP2に押し付けられ、そのパレットPをロックする。
【0054】
上記した図7から図11に示す揚高検出センサ27,車速検出センサ28,ティルト角度検出センサ31,旋回状態検出センサ33,及びリーチセンサ37などの各センサについては、これらと共に前記した操作スイッチ22を併用することも可能である。即ち、該操作スイッチ22を運転席1Bに設けると共に、上記センサ27,28,31,33,37のうちいずれか1種を設け、更に図12に示すように、これらを互いに切替える切替スイッチ39を上記操作スイッチ22と同じ位置に設けることができる。切替スイッチ39を操作スイッチ22側に接続すると該操作スイッチ22による前記駆動機構12の作動が可能となり、上記センサ27,28,31,33,37の出力は無視されて駆動機構12を作動させることができない。逆に切替スイッチ39を上記センサ27,28,31,33,37側に接続すると該上記センサ27,28,31,33,37による前記駆動機構12の駆動が可能となり、操作スイッチ22の出力は無視される。
【0055】
上記第した実施の形態では一般的なリーチ型フォークリフトを例にあげて説明したが、これに限定されるわけではなく、各種のフォークリフトにも適用することができる。
【0056】
図13は、パレットP上にオペレータMが直接搭乗してフォーク10と共に昇降できる簡易型のピッキング用フォークリフトに本発明を適用した例を示している。この種のフォークリフトにあっては、前記したリフトブラケット6の上部が上方に高く延出され、この延出部分6aの前方に前記運転席1B側とほぼ同様の運転操作手段40が設けられる。オペレータMはパレットPに搭乗して上記運転操作手段40を操作することにより、フォーク10を昇降させ、あるいは車体1を走行させる。即ちこのフォークリフトには運転席1Bに前記運転操作手段23が設けられると共に、リフトブラケット6の一部にも同様の運転操作手段40が設けられ、オペレータMは運転席1Bからも、あるいはフォーク10の上からも、荷役及び走行の両操作を行うことができる。更に図12に示す本発明の第2の実施形態においては、これら2つの運転操作手段23,40のそれぞれに、パレットロック装置Rの前記駆動機構12を作動又は非作動させるための操作スイッチが設けられる。運転席1B側には前記第1の実施形態で述べた通りの操作スイッチ22が設けられ、リフトブラケット6側には該操作スイッチ22と全く同様の操作スイッチ41が新たに追加設置される。なお42は、オペレータMがパレットPから落下することを防止するためのガードである。
【0057】
このようにすれば、オペレータMが車体の運転席1Bから荷役作業を行う場合は、該運転席1Bに設置した操作スイッチ22を操作してパレットPのロック操作を行えば良く、またオペレータMがパレットPの上に搭乗して倉庫の棚からピッキング作業作業を行う場合は、リフトブラケット6に設置した操作スイッチ41を操作してパレットPのロック操作を行えば良いので便利である。このようにすれば、特にオペレータMがパレットPの上に搭乗する場合、該パレットのフォーク10上での揺動を防止できるので、ピッキング作業を安全に行うことができるという利点がある。
【0058】
更に図13のフォークリフトにおいて、両操作スイッチ22,41の何れか一方のみを選択切替え可能とすることもできる。即ち、例えば図14に示すように、リフトブラケット6に設置した操作スイッチ41に並置して切替スイッチ43を設ける。
【0059】
このようにすれば、オペレータMがパレットPの上に搭乗して倉庫の棚からピッキング作業作業を行うとき、リフトブラケット6に設けた切替スイッチ43により該リフトブラケット6側の操作スイッチ41のみを作動可能としておくことにより、他の誰かが誤って車体の運転席1B側の操作スイッチ22を勝手に操作して不測の事故等が発生することを防止できる利点がある。
【0060】
また本発明に係るパレットロック装置Rは、上記実施形態で説明した駆動機構12で電気又は油圧等の動力を用いて作動されるものに限らない。例えば図13で示したフォークリフトにおいて、パレットP上に搭乗したオペレータMが、その手又は足を使ってレバーやペダル等を操作し、これによってロックバーを手動で上下操作するものであっても良い(図示は省略する)。また上記のようにオペレータの力によらず、重力を用いて、あるいはスプリングの如き弾性体の弾発力を用いて、パレットのロックを行うように構成しても良い(図示は省略する)。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、リフトブラケットにフォークと共に傾動する傾動部材を設け、該傾動部材に上記フォークに挿入されるパレットをロックするロック手段を設けたので、ロック手段がフォークと共に傾動でき、従ってフォークの傾動角度の如何に関わらずパレットを確実にロックできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態であるリーチ型フォークリフトのパレットロック装置を示す側面図である。
【図2】同正面図である。
【図3】同要部の斜視図である。
【図4】図2のA−A矢視図である。
【図5】同要部のフォーク傾動状態の縦断面図である。
【図6】同リーチ型フォークリフトの斜視図である。
【図7】揚高検出センサを示す要部の縦断面図である。
【図8】車速検出センサを示す要部の背面図である。
【図9】ティルト角度検出センサを示す要部の縦断面図である。
【図10】旋回状態検出センサを示す要部の背面図である。
【図11】リーチセンサを示す要部の正面図である。
【図12】操作スイッチとセンサとの切替えを行う切替スイッチを説明するためのブロック図である。
【図13】本発明の第2の実施形態であるピッキング用フォークリフトを示す側面図である。
【図14】運転席側の操作スイッチとリフトブラケット側の操作スイッチとの切替えを行う切替スイッチを説明するためのブロック図である。
【図15】従来例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 車体
2,5 マスト
6 リフトブラケット
10 フォーク
11 ティルト装置
12 駆動機構
13 ロックバー
14 傾動部材としてのティルトプレート
22 運転席側の操作スイッチ
23 運転席側の運転操作手段
27 揚高検出センサ
28 車速検出センサ
31 ティルト角度検出センサ
33 旋回状態検出センサ
37 リーチセンサ
39 切替スイッチ
40 リフトブラケット側の運転操作手段
41 リフトブラケット側の操作スイッチ
43 切替スイッチ
R ロック手段
P パレット

Claims (14)

  1. 車体に立設されたマストと、該マストに沿って昇降されるリフトブラケットと、該リフトブラケットに傾動可能に支持されたフォークと、該フォークを傾動させるティルト装置とを有するフォークリフトにおいて、上記リフトブラケットに上記フォークと共に傾動する傾動部材を設け、該傾動部材に上記フォークに挿入されるパレットをロックするロック手段を設けたことを特徴とするフォークリフトのパレットロック装置。
  2. 前記ロック手段が前記フォークに挿入されたパレットを押圧するロックバーと該ロックバーを作動させるための駆動機構とからなることを特徴とする請求項1に記載のフォークリフトのパレットロック装置。
  3. 前記駆動機構が油圧式または電気式の駆動装置を含むことを特徴とする請求項2に記載のフォークリフトのパレットロック装置。
  4. 前記フォークと前記傾動部材とが共に車体左右方向に位置調節可能となっていることを特徴とする請求項1乃至3に記載のフォークリフトのパレットロック装置。
  5. 前記ロックバーが前記フォークの間に配設され、該フォークと共にパレットの孔に挿入されるものであり、前記駆動機構により上下動されてパレットの下側デッキボードをパレット内側から押圧することを特徴とする請求項2乃至4に記載のフォークリフトのパレットロック装置。
  6. 前記駆動機構がフォークリフトに設けられた操作スイッチにより作動するものであることを特徴とする請求項3乃至5に記載のフォークリフトのパレットロック装置。
  7. 前記駆動機構がフォークリフトの運転状態に応じて自動的に作動するものであることを特徴とする請求項2乃至5に記載のフォークリフトのパレットロック装置。
  8. 前記駆動機構がフォークリフトに設けられた操作スイッチにより作動可能であると共にフォークリフトの運転状態に応じて自動的に作動可能であり、かつ、上記操作スイッチによる作動と上記自動的な作動とを切替えるための切替スイッチが設けられていることを特徴とする請求項3乃至5に記載のフォークリフトのパレットロック装置。
  9. 前記フォークが所定の揚高に達したことを検出する揚高検出センサを設けると共に、前記駆動機構が該揚高センサの出力に応じて作動するものであることを特徴とする請求項7に記載のフォークリフトのパレットロック装置。
  10. フォークリフトが所定の車速に達したことを検出する車速検出センサを設けると共に、前記駆動機構が該車速検出センサの出力に応じて作動するものであることを特徴とする請求項7に記載のフォークリフトのパレットロック装置。
  11. 前記フォークが所定のティルト角度に達したことを検出するティルト角度検出センサを設けると共に、前記駆動機構が該ティルト角度検出センサの出力に応じて作動するものであることを特徴とする請求項7に記載のフォークリフトのパレットロック装置。
  12. 前記車体の旋回状態を検出する旋回状態検出センサを設けると共に、前記駆動機構が該旋回状態検出センサの出力に応じて作動するものであることを特徴とする請求項7に記載のフォークリフトのパレットロック装置。
  13. 前記フォークリフトが、前記マストが車体の前後方向に移動可能に支持されたリーチ型フォークリフトであって、かつ、該マストの前後移動を検出するリーチセンサを設けると共に、前記駆動機構が該リーチセンサの出力に応じて作動するものであることを特徴とする請求項7に記載のフォークリフトのパレットロック装置。
  14. 前記フォークリフトが、該フォークリフトの運転操作を行うための運転操作手段を車体運転席と共に前記リフトブラケットにも有しており、オペレータがフォークと共に昇降して該リフトブラケット側の運転操作手段を操作できるピッキング用のフォークリフトであり、前記操作スイッチ又は切替スイッチが上記車体運転席側及びリフトブラケット側の一方又は両方の運転操作手段に設けられていることを特徴とする請求項6又は8に記載のフォークリフトのパレットロック装置。
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