JP2010052877A - 産業車両の転倒防止装置及び該装置を備えた産業車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】車速と後輪荷重を検出し瞬時にアウトリガを張り出させるとともに、転倒のリスクを減少させる産業車両の転倒防止装置及び該装置を備えた産業車両を提供する。
【解決手段】荷役作業を行う産業車両の車体2と、該車体の前方に立設されフォーク13が昇降可能に支持されたマスト7と、前記車体の前後に回転自在に取り付けられる前輪5及び後輪4と、該車体に設けられ車速を検出する車速センサ9と、前記後輪の荷重を検出する後輪荷重センサ10とを備えた産業車両の転倒防止装置において、前記車体2の前部に配置され該車体を路面に着地させるアウトリガ14と、前記車体2とアウトリガ14との間に介装され該アウトリガ14を車体前方に張り出させる流体圧シリンダ8とを備え、前記車速センサ9にて検出された車速が0で、且つ前記後輪荷重センサ10にて検出された後輪荷重が0であるときに、前記流体圧シリンダ14を伸長してアウトリガを着地させる。
【選択図】図1
【解決手段】荷役作業を行う産業車両の車体2と、該車体の前方に立設されフォーク13が昇降可能に支持されたマスト7と、前記車体の前後に回転自在に取り付けられる前輪5及び後輪4と、該車体に設けられ車速を検出する車速センサ9と、前記後輪の荷重を検出する後輪荷重センサ10とを備えた産業車両の転倒防止装置において、前記車体2の前部に配置され該車体を路面に着地させるアウトリガ14と、前記車体2とアウトリガ14との間に介装され該アウトリガ14を車体前方に張り出させる流体圧シリンダ8とを備え、前記車速センサ9にて検出された車速が0で、且つ前記後輪荷重センサ10にて検出された後輪荷重が0であるときに、前記流体圧シリンダ14を伸長してアウトリガを着地させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、アウトリガを備えた産業車両に関し、特に、車速と後輪荷重を検出し瞬時にアウトリガを張り出させるとともに、転倒のリスクを減少させる転倒防止装置及び該装置を備えた産業車両に関する。
一般に、フォークリフトは、昇降可能なフォークが支持されたマストを車体前方に有しており、このフォークに荷役物を積載して運搬することにより荷役作業を行っている。図6に、従来のフォークリフトの概要を示す。同図に示されるようにフォークリフト51は、車体52と、該車体上部に搭載され、オペレータが着座するシートと操作部を有する筐体状のキャビン53と、車体52に取り付けられた前輪55及び後輪54と、車体52の前部に立設され、チルトシリンダ58の伸縮により前後方向に傾動されるマスト57と、該マスト57に対して昇降可能に支持され荷役物が載置されるフォーク(爪)56と、を備える。
上記構成を備えたフォークリフト51では、荷役物を積載する時、マスト57を前側に傾動させた状態で車体52を前進させ、フォーク56を下降させ荷役物を載せた後、マスト57を後側に傾動させてフォーク56を水平状態、若しくは水平より後傾にした状態(フォークの前側が上がった状態)にし、車両走行時に荷役物が落下、荷崩れしないように安定性を確保している。フォーク56は、マスト57に沿って設けられたリフトシリンダ59により上下に昇降される。マスト57の傾動は、フォークリフト51のキャビン53に設けられたチルトレバーの操作に応じて、マスト57に取り付けられたチルトシリンダ58を作動させ、チルト角の制御を行うようになっている。また、荷役物の積載時にフォークリフト51が傾斜面を走行する場合にも、積載した荷役物が落下したり荷崩れしたりしないように、オペレータが傾斜面に応じてマスト57を前後に適宜傾動させ、荷役物の安定性を保っている。
このようなフォークリフトや高所作業車、クレーン車等の荷役作業を行う大型の産業車両は、その荷役作業時における安定確保のためにアウトリガが設けられている。特許文献1(特許第3958630号公報)には、一対の前輪よりも車両後方側へ延びる車体前側の左右両側部及び一対の後輪よりも車両後方側へ延びる車体後部の左右両側部に配設され、上下及び車両左右方向に張出動自在に構成された一対の前ジャッキ及び後ジャッキが設けられ、これら前ジャッキ及び後ジャッキは下部に回転自在な回転ローラが取り付けられて構成されている発明が開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載される構成は、前輪及び後輪を接地させ、且つ回転ローラを接地させた状態の作業走行状態で作業走行が可能であるが、アウトリガにあたる回転ローラが車両の第5及び第6の車輪となってしまい、障害物にぶつかってしまう危険性があるため、かえって転倒を引き起こす可能性がある。
また、車体前方に転倒するときは後輪の荷重を考慮しなければならないが、特許文献1は後輪荷重を算出する車輪荷重算出手段を備えているものの、アウトリガの張り出しに関する後輪荷重の記載は見当たらない。
従って、本発明は上記従来技術の問題点に鑑み、車速と後輪荷重を検出し瞬時にアウトリガを張り出させるとともに、転倒のリスクを減少させる産業車両の転倒防止装置及び該装置を備えた産業車両を提供することを目的とする。
また、車体前方に転倒するときは後輪の荷重を考慮しなければならないが、特許文献1は後輪荷重を算出する車輪荷重算出手段を備えているものの、アウトリガの張り出しに関する後輪荷重の記載は見当たらない。
従って、本発明は上記従来技術の問題点に鑑み、車速と後輪荷重を検出し瞬時にアウトリガを張り出させるとともに、転倒のリスクを減少させる産業車両の転倒防止装置及び該装置を備えた産業車両を提供することを目的とする。
そこで、本発明はかかる課題を解決するために、荷役作業を行う産業車両の車体と、該車体の前方に立設されフォークが昇降可能に支持されたマストと、前記車体の前後に回転自在に取り付けられる前輪及び後輪と、該車体に設けられ車速を検出する車速センサと、前記後輪の荷重を検出する荷重センサとを備えた産業車両の転倒防止装置において、
前記車体の前部に配置され該車体を路面に着地させるアウトリガと、前記車体とアウトリガとの間に介装され該アウトリガを車体前方に張り出させる流体圧シリンダとを備え、
前記車速センサにて検出された車速が0で、且つ前記荷重センサにて検出された後輪荷重が0であるときに、前記流体圧シリンダを伸長してアウトリガを着地させることを特徴とする。
前記車体の前部に配置され該車体を路面に着地させるアウトリガと、前記車体とアウトリガとの間に介装され該アウトリガを車体前方に張り出させる流体圧シリンダとを備え、
前記車速センサにて検出された車速が0で、且つ前記荷重センサにて検出された後輪荷重が0であるときに、前記流体圧シリンダを伸長してアウトリガを着地させることを特徴とする。
本発明によれば、車体前部に路面に接地しないように設けられたアウトリガが、車速=0で且つ後輪荷重=0であるときに、前記流体圧シリンダを伸長して瞬時に車体前方に張り出されて着地するので、前につんのめることなく車体の転倒を防止することができる。また、車速=0のときは、荷役時の能力をアップさせる構成としてアウトリガを用いることもできる。
なお、本発明における後輪荷重=0とは、後輪が浮いた状態を示す。
なお、本発明における後輪荷重=0とは、後輪が浮いた状態を示す。
さらに本発明は、荷役作業を行う産業車両の車体と、該車体の前方に立設されフォークが昇降可能に支持されたマストと、前記車体の前後に回転自在に取り付けられる前輪及び後輪と、該車体に設けられ車速を検出する車速センサと、前記後輪の荷重を検出する荷重センサとを備えた産業車両の転倒防止装置において、
前記車体の前部に配置され該車体を路面に着地させるアウトリガと、前記車体とアウトリガとの間に介装され該アウトリガを車体前方に張り出させる流体圧シリンダと、前記車体のブレーキを動作させるブレーキペダルの操作を検出するブレーキ操作検出手段と、を備え、
前記ブレーキ操作検出手段にてブレーキ操作を検出したとき、前記車速センサにて検出された車速が予め設定された車速V1以下で、且つ前記荷重センサにて検出された後輪荷重が0であるときに、前記流体圧シリンダを伸長してアウトリガを着地させることを特徴とする。
前記車体の前部に配置され該車体を路面に着地させるアウトリガと、前記車体とアウトリガとの間に介装され該アウトリガを車体前方に張り出させる流体圧シリンダと、前記車体のブレーキを動作させるブレーキペダルの操作を検出するブレーキ操作検出手段と、を備え、
前記ブレーキ操作検出手段にてブレーキ操作を検出したとき、前記車速センサにて検出された車速が予め設定された車速V1以下で、且つ前記荷重センサにて検出された後輪荷重が0であるときに、前記流体圧シリンダを伸長してアウトリガを着地させることを特徴とする。
このように、車体前部に路面に接地しないように設けられたアウトリガが、ブレーキ操作検出手段にてブレーキ操作を検出したとき、車速が予め設定された車速V1以下(V1≧0)で且つ後輪荷重=0であるときに、前記流体圧シリンダを伸長して瞬時に車体前方に張り出されて着地するので、例えば、ブレーキペダルを踏まずに速度を出さない状態(車速0に近い状態)でゆっくり走行しているときに勝手にアウトリガが降りてくることない。
また、予め車速V1≧0としているため、速度を出している状態でブレーキペダルを踏んだときも勝手にアウトリガが降りてくることがないので、前につんのめることなく車体の転倒を防止することができる。
また、予め車速V1≧0としているため、速度を出している状態でブレーキペダルを踏んだときも勝手にアウトリガが降りてくることがないので、前につんのめることなく車体の転倒を防止することができる。
また、前記アウトリガは、前記流体圧シリンダによって伸縮され一端を車体前部に連結されるアームと、該アームの他端に設けられ路面に着地して摺動する着地面とからなることを特徴とする。このように、路面に着地させるアウトリガの先端を、着地面を摺動させることにより、車速=0でないときも前につんのめることなくアウトリガを張り出させることが可能となり、車体の転倒を防止することができる。
さらに、前記アウトリガは、前記流体圧シリンダによって伸縮され一端を車体前部に連結されるアームと、該アームの他端に設けられ路面に着地し該路面を走行する車輪とからなることを特徴とする。このように、路面に着地させるアウトリガの先端を、路面を走行する車輪とすることにより、上記した着地面と同様に、車速=0でないときも前につんのめることなくアウトリガを張り出させることが可能となり、車体の転倒を防止することができる。
さらにまた、前記アウトリガの配置位置に前記フォークの車幅方向の可動を制限するフォーク可動制限手段を備えたことを特徴とする。これにより、アウトリガはフォーク位置をかかわらず配置させることができる。
また、本発明の産業車両は、上記した転倒防止装置を備えた産業車両であることが好ましい。これにより、車速と後輪荷重を検出し瞬時にアウトリガを張り出させるとともに、転倒のリスクを減少させる産業車両の転倒防止装置及び該装置を備えた産業車両を提供することができる。
以上記載のごとく本発明によれば、車体前部に路面に接地しないように設けられたアウトリガが、車速=0で且つ後輪荷重=0であるときに、前記流体圧シリンダを伸長して瞬時に車体前方に張り出されて着地するので、前につんのめることなく車体の転倒を防止することができる。また、車速=0のときは、荷役時の能力をアップさせる構成としてアウトリガを用いることもできる。
さらに、車体前部に路面に接地しないように設けられたアウトリガが、ブレーキ操作検出手段にてブレーキ操作を検出したとき、車速が予め設定された車速V1以下(V1≧0)で且つ後輪荷重=0であるときに、前記流体圧シリンダを伸長して瞬時に車体前方に張り出されて着地するので、ブレーキペダルを踏まずに車速0に近い状態でゆっくり走行しているときに勝手にアウトリガが降りてくることない。
また、予め車速V1≧0としているため、速度を出している状態でブレーキペダルを踏んだときも勝手にアウトリガが降りてくることがないので、前につんのめることなく車体の転倒を防止することができる。
さらにまた、路面に着地させるアウトリガの先端を、路面で摺動する着地面若しくは路面を走行する車輪とすることにより、車速=0でないときも前につんのめることなくアウトリガを張り出させることが可能となり、車体の転倒を防止することができる。
さらに、車体前部に路面に接地しないように設けられたアウトリガが、ブレーキ操作検出手段にてブレーキ操作を検出したとき、車速が予め設定された車速V1以下(V1≧0)で且つ後輪荷重=0であるときに、前記流体圧シリンダを伸長して瞬時に車体前方に張り出されて着地するので、ブレーキペダルを踏まずに車速0に近い状態でゆっくり走行しているときに勝手にアウトリガが降りてくることない。
また、予め車速V1≧0としているため、速度を出している状態でブレーキペダルを踏んだときも勝手にアウトリガが降りてくることがないので、前につんのめることなく車体の転倒を防止することができる。
さらにまた、路面に着地させるアウトリガの先端を、路面で摺動する着地面若しくは路面を走行する車輪とすることにより、車速=0でないときも前につんのめることなくアウトリガを張り出させることが可能となり、車体の転倒を防止することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図1は本発明の実施形態に係る転倒防止装置を備えたフォークリフトの全体構成を示す側面図、図2は図1のアウトリガ要部拡大図、図3はアウトリガの動作を説明する図、図4は本実施形態に係る転倒防止装置を備えたフォークリフトの斜視図、図5は転倒防止装置の回路図である。
なお、本発明では流体圧シリンダとして、主として油圧シリンダを用いているが、油圧シリンダの代わりにエアシリンダその他の流体圧シリンダを用いることができ、後述する説明ではアウトシリンダとして記載する。
図1は本発明の実施形態に係る転倒防止装置を備えたフォークリフトの全体構成を示す側面図、図2は図1のアウトリガ要部拡大図、図3はアウトリガの動作を説明する図、図4は本実施形態に係る転倒防止装置を備えたフォークリフトの斜視図、図5は転倒防止装置の回路図である。
なお、本発明では流体圧シリンダとして、主として油圧シリンダを用いているが、油圧シリンダの代わりにエアシリンダその他の流体圧シリンダを用いることができ、後述する説明ではアウトシリンダとして記載する。
最初に、図1を参照して、本発明の実施形態に係る転倒防止装置を備えたフォークリフトの構成を説明する。フォークリフト1は、左右一対の前輪5と左右一対の後輪4とを備えた車体2と、該車体上部に搭載され、オペレータが着座する運転席と操縦部を有する筐体状のキャビン3と、車体2の前部に立設されたマスト7と、該マスト7を傾動させるチルトシリンダ16と、該マスト7に対して昇降可能に支持され荷役物が載置されるフォーク(爪)13と、フォーク13を昇降させる動力となるリフトシリンダ12と、を備える。
他に、車体の車速を検出する車速センサ9と、後輪4にかかる荷重を検出する後輪荷重センサ10と、車体2の前部に設けられ車体の転倒を防止するアウトリガ14と、前記車体2とアウトリガ14との間に介装され該アウトリガ14を車体前方に張り出させるアウトリガシリンダ8とを備える。
他に、車体の車速を検出する車速センサ9と、後輪4にかかる荷重を検出する後輪荷重センサ10と、車体2の前部に設けられ車体の転倒を防止するアウトリガ14と、前記車体2とアウトリガ14との間に介装され該アウトリガ14を車体前方に張り出させるアウトリガシリンダ8とを備える。
次に、図2及び図3を用いて本実施形態に係るアウトリガについて説明する。図2は上記した図1のアウトリガ14の要部拡大図である。図2に示すように、アウトリガ14は、アウトリガシリンダ8によって伸縮され一端を車体2の前部に連結されるアーム18と、アーム18の他端に設けられ路面20に着地して摺動する着地部19とで構成されている。また、アウトリガシリンダ8はアーム18と車体2とを連結するように設けられている。さらに、着地部19は前後自在に可動することができ路面20と確実に接触するよう構成されている。
アウトリガ14は、フォークリフト走行時では路面と接触しないように車体前方に設けられているが、車体が転倒する可能性があるときはアウトリガシリンダ8を伸長させて着地部19を路面20に着地させ、転倒を防止する。
アウトリガ14は、フォークリフト走行時では路面と接触しないように車体前方に設けられているが、車体が転倒する可能性があるときはアウトリガシリンダ8を伸長させて着地部19を路面20に着地させ、転倒を防止する。
図3に本発明の実施形態で用いられるアウトリガの一例を示すとともに、同図を用いてアウトリガの動作を説明する。
図3(a)は先端が摺動する着地面を有するアウトリガを示し、アウトリガ14はアウトリガシリンダ8によって伸縮され一端を車体の前部に連結されるアーム18と、アーム18の他端に設けられ路面20に着地して摺動する着地面21とで構成されている。図2の同一の構成についてはその詳細な説明を省略する。着地面21は路面を摺動するので、車速が0でないときも図3(a)右図のように路面20に着地させて転倒を防止することができる。
図3(a)は先端が摺動する着地面を有するアウトリガを示し、アウトリガ14はアウトリガシリンダ8によって伸縮され一端を車体の前部に連結されるアーム18と、アーム18の他端に設けられ路面20に着地して摺動する着地面21とで構成されている。図2の同一の構成についてはその詳細な説明を省略する。着地面21は路面を摺動するので、車速が0でないときも図3(a)右図のように路面20に着地させて転倒を防止することができる。
また、図3(b)は先端が路面を走行する車輪を有するアウトリガを示し、アウトリガ14はアウトリガシリンダ8によって伸縮され一端を車体の前部に連結されるアーム18と、アーム18の他端に設けられ路面20に着地して路面20上を走行する車輪22とで構成されている。図3(b)も図3(a)と同様に、車速が0でないときも図3(a)右図のように路面20に着地させて転倒を防止することができる。
このようなアウトリガ14を用いた本実施形態に係る転倒防止装置について、図4及び図5を用いて説明する。図4は本実施形態に係る転倒防止装置を備えたフォークリフトの斜視図、図5は転倒防止装置の回路図である。車体2にはコントローラ23と制御弁24が備えられており、アウトリガシリンダ8(図4では8a、8b)に所定の油圧が作用して伸縮し、アウトリガ14(図4では14a、14b)が伸縮される。
また、図4に示されるように配置される、車体2配置される車速センサ9と、ステアリングアクスル20に設けられる後輪荷重センサ10は、コントローラ23に接続される。コントローラ23には、車速センサ9で検出した車速、後輪荷重センサ10で検出した後輪荷重が電気信号として入力される。コントローラ23は制御弁24に電気的に接続される。なお、12はセンタピンである。
また、図4に示されるように配置される、車体2配置される車速センサ9と、ステアリングアクスル20に設けられる後輪荷重センサ10は、コントローラ23に接続される。コントローラ23には、車速センサ9で検出した車速、後輪荷重センサ10で検出した後輪荷重が電気信号として入力される。コントローラ23は制御弁24に電気的に接続される。なお、12はセンタピンである。
また、ブレーキペダル27と、該ブレーキペダル27の踏み込みを検知するブレーキスイッチ26と、ブレーキランプ25とを備え、ブレーキが操作されたことを示すブレーキスイッチ26のONの電気信号がコントローラに入力され、ブレーキランプ25が点灯する。
このような上記した構成により、車速=0で且つ後輪荷重=0であるとき、若しくはブレーキ操作検出手段にてブレーキ操作を検出し、車速が予め設定された車速V1以下(V1≧0)で且つ後輪荷重=0であるとき、を検知して、瞬時にアウトリガ14を張り出させるとともに、転倒のリスクを減少させることができる。
このような上記した構成により、車速=0で且つ後輪荷重=0であるとき、若しくはブレーキ操作検出手段にてブレーキ操作を検出し、車速が予め設定された車速V1以下(V1≧0)で且つ後輪荷重=0であるとき、を検知して、瞬時にアウトリガ14を張り出させるとともに、転倒のリスクを減少させることができる。
なお、後輪荷重センサ10は、例えばシャフトに取り付けたロードセンサのような後軸の荷重を検出するものであればよい。
本発明は、車速と後輪荷重を検出し瞬時にアウトリガを張り出させるとともに、転倒のリスクを減少させることができるため、特に大型フォークリフトやリーチスタッカに好適に用いることができる。
1 フォークリフト
2 車体
4 後輪
5 前輪
7 マスト
8、8a、8b アウトリガシリンダ(流体圧シリンダ)
9 車速センサ
10 後輪荷重センサ
13 フォーク
14、14a、14b アウトリガ
25 ブレーキランプ
27 ブレーキペダル
2 車体
4 後輪
5 前輪
7 マスト
8、8a、8b アウトリガシリンダ(流体圧シリンダ)
9 車速センサ
10 後輪荷重センサ
13 フォーク
14、14a、14b アウトリガ
25 ブレーキランプ
27 ブレーキペダル
Claims (6)
- 荷役作業を行う産業車両の車体と、該車体の前方に立設されフォークが昇降可能に支持されたマストと、前記車体の前後に回転自在に取り付けられる前輪及び後輪と、該車体に設けられ車速を検出する車速センサと、前記後輪の荷重を検出する荷重センサとを備えた産業車両の転倒防止装置において、
前記車体の前部に配置され該車体を路面に着地させるアウトリガと、前記車体とアウトリガとの間に介装され該アウトリガを車体前方に張り出させる流体圧シリンダとを備え、
前記車速センサにて検出された車速が0で、且つ前記荷重センサにて検出された後輪荷重が0であるときに、前記流体圧シリンダを伸長してアウトリガを着地させることを特徴とする産業車両の転倒防止装置。 - 荷役作業を行う産業車両の車体と、該車体の前方に立設されフォークが昇降可能に支持されたマストと、前記車体の前後に回転自在に取り付けられる前輪及び後輪と、該車体に設けられ車速を検出する車速センサと、前記後輪の荷重を検出する荷重センサとを備えた産業車両の転倒防止装置において、
前記車体の前部に配置され該車体を路面に着地させるアウトリガと、前記車体とアウトリガとの間に介装され該アウトリガを車体前方に張り出させる流体圧シリンダと、前記車体のブレーキを動作させるブレーキペダルの操作を検出するブレーキ操作検出手段と、を備え、
前記ブレーキ操作検出手段にてブレーキ操作を検出したとき、前記車速センサにて検出された車速が予め設定された車速V1以下で、且つ前記荷重センサにて検出された後輪荷重が0であるときに、前記流体圧シリンダを伸長してアウトリガを着地させることを特徴とする産業車両の転倒防止装置。 - 前記アウトリガは、前記流体圧シリンダによって伸縮され一端を車体前部に連結されるアームと、該アームの他端に設けられ路面に着地して摺動する着地面とからなることを特徴とする請求項1若しくは2記載の産業車両の転倒防止装置。
- 前記アウトリガは、前記流体圧シリンダによって伸縮され一端を車体前部に連結されるアームと、該アームの他端に設けられ路面に着地し該路面を走行する車輪とからなることを特徴とする請求項1若しくは2記載の産業車両の転倒防止装置。
- 前記アウトリガの配置位置に前記フォークの車幅方向の可動を制限するフォーク可動制限手段を備えたことを特徴とする請求項1若しくは2記載の産業車両の転倒防止装置。
- 請求項1乃至5の何れかに記載の転倒防止装置を備えた産業車両。
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ES2596856A1 (es) * | 2016-07-08 | 2017-01-12 | Up Lifting Vertical,S.A. | Carretilla elevadora, aerotransportable y procedimiento de estiba |
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