JP2003341995A - フォークリフトのパレットロック装置 - Google Patents

フォークリフトのパレットロック装置

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JP2003341995A
JP2003341995A JP2002144979A JP2002144979A JP2003341995A JP 2003341995 A JP2003341995 A JP 2003341995A JP 2002144979 A JP2002144979 A JP 2002144979A JP 2002144979 A JP2002144979 A JP 2002144979A JP 2003341995 A JP2003341995 A JP 2003341995A
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lock
drive motor
lock lever
detection sensor
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Kazumasa Furukura
一正 古倉
Yasunobu Tomiyama
泰信 冨山
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Nippon Yusoki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取り付け位置の変更に手間を要する入検出セ
ンサ及び出検出センサをなくすことが可能であり、これ
らのセンサがないにも拘わらず、パレットを確実にロッ
クすることができるフォークリフトのパレットロック装
置を提供する。 【解決手段】 フォークと共にパレット内へと挿入され
てパレットをロックするロックレバーと、該ロックレバ
ーを動作させる駆動用モータとを備えてなるフォークリ
フトのパレットロック装置において、駆動用モータを流
れるモータ電流を検出する電流センサを備え、該電流セ
ンサで検出されるモータ電流が所定値に達したことを以
って駆動用モータの回転を停止させる構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォークリフトの
パレットロック装置、つまり、フォーク上に載置された
パレットを位置ずれ及び揺動不可として固定的に支持す
るために使用されるパレットロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、倉庫内のラックに保管されて
いる荷の多品種小出し作業などのような荷役作業ではフ
ォークリフトの一種であるピッキングトラックが使用さ
れている。このピッキングトラックは、図1で示すよう
に、走行及び操舵装置や昇降動作を実行する油圧装置
(いずれも図示省略)などが内蔵された車両本体1を備
えており、車両本体1の一端側にはマスト装置2が立設
され、マスト装置2に沿って昇降動作するリフトブラケ
ット3には、オペレータが搭乗する運転台4と荷役作業
用のフォーク5とが設けられている。すなわち、図1で
示すピッキングトラックでは、一対のフォーク5を具備
した運転台4がマスト装置2に沿って昇降動作する構成
が採用されており、例えばフォーク5で支持された荷載
用のパレット(図示省略)を運転台4と共に上昇動作さ
せた後、オペレータが運転台4からパレット上へと移動
したうえで荷役作業を実行することが行われる。
【0003】ところで、ピッキングトラックを使用して
の荷役作業は高所で実行されることが多いのであるが、
上記の如くオペレータがパレット上へと移動したうえで
荷役作業を実行している際にパレットが位置ずれしたり
揺動したりすると、作業の安全性が損なわれかねないと
いう問題がある。そこで、このような問題を解消するた
め、本発明の発明者らは既に特願2002−06641
5号でパレットの位置ずれや揺動を防止するパレットロ
ック装置を提案している。
【0004】このパレットロック装置は、図9及び図1
0で示すように、フォーク5と並設されたうえでフォー
ク5と共にパレットP内へ挿入されるロックレバー8
と、リンク機構9を介したうえでロックレバー8を上下
方向に揺動動作させるシリンダ10と、このシリンダ1
0のロッド10aを伸縮動作させるための正逆転動作が
可能な駆動用モータ11とを備えている。そして、ここ
でのロックレバー8は、運転台4の底部である台座6に
固着された支持軸13を揺動中心として動作することに
なっており、駆動用モータ11の正転動作に伴って伸長
動作させられたシリンダ10のロッド10aによってロ
ックレバー8は下向きに揺動動作させられ、フォーク5
とロックレバー8とがパレットPをその内側から上下方
向に拡張するように押圧することで、パレットPを固定
的に支持する構成とされている。
【0005】シリンダ10の両端部それぞれには、共に
磁気センサなどである入検出センサ15及び出検出セン
サ16、つまり、ロックレバー8の下面が水平となるま
でロッド10aが縮退動作していることを検出する入検
出センサ15と、パレットPが押圧されるまでロッド1
0aが伸長動作していることを検出する出検出センサ1
6とが取り付けられている。
【0006】一方、パレットロック装置は別途に配設さ
れたパレット検出センサ及び着地検出センサ(いずれも
図示省略)を具備している。このパレット検出センサに
よっては、フォーク5及びロックレバー8がパレットP
へと挿入されたことの確認がなされ、また、着地検出セ
ンサによっては、フォーク5及びロックレバー8が挿入
済みのパレットPが所定の載置場所へと載置されたため
にロックが不要となったことの確認がなされる。
【0007】そして、図11で示すように、入検出セン
サ15及び出検出センサ16からの検出信号と、パレッ
ト検出センサ19及び着地検出センサ20からの検出信
号とが制御装置21に入力され、制御装置21は上記し
た検出信号に基づいて駆動用モータ11の正逆転動作を
制御し、シリンダ10の伸縮動作を制御する結果として
ロックレバー8によるパレットPのロック,及びロック
解除(以下、アンロックともいう)を実行させるものと
なっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フォーク5
上に載置されるパレットPは必ずしも一種類ではなく、
作業形態や荷に合わせて種々のパレットが使用されるこ
とがあるが、種類によっては桁寸法が異なっているもの
もある。そこで、前記従来のパレットロック装置におい
ては、桁寸法が異なるパレットを扱う際に、シリンダ1
0の伸縮動作範囲を規制している入検出センサ15及び
出検出センサ16の取り付け位置を変更してロックレバ
ー8の揺動範囲をパレットの桁寸法に対応させるように
しなければならない。しかしながら、これらセンサ1
5,16の位置変更作業をパレットの桁寸法が変化する
度に実行するのは大変に煩わしく、効率的に荷役作業を
行うことが困難なものとなってしまう。
【0009】かといって、オペレータが入検出センサ1
5及び出検出センサ16の位置変更作業を怠った場合に
は、ロッド10aの伸縮動作が不足した結果、パレット
Pのロックが不完全となり、パレットロック装置が配備
されたフォークリフトであるにも拘わらず、パレットP
が位置ずれしたり揺動したりするのを防止することがで
きなくなってしまったり、パレットPのロック解除が不
完全となり、ロックレバー8を抜く際にパレットPを引
きずってしまうことが考えられる。或いは、過剰なロッ
ド10aの伸縮動作のために、ロックレバー8やパレッ
トPなどを破損させてしてしまうことも考えられる。勿
論、オペレータがセンサ15,16の位置変更作業をし
忘れるということもあり得る。
【0010】本発明はこのような不都合に鑑みて創案さ
れたものであって、取り付け位置の変更に手間を要する
入検出センサ及び出検出センサをなくすことが可能であ
り、かつ、これらのセンサをなくしたにも拘わらず、パ
レットを確実にロックすることができる構成とされたフ
ォークリフトのパレットロック装置を提供することを目
的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るフォーク
リフトのパレットロック装置は、フォークと共にパレッ
ト内へと挿入されてパレットをロックするロックレバー
と、該ロックレバーを動作させる駆動用モータとを備え
てなるフォークリフトのパレットロック装置であって、
上記駆動用モータを流れるモータ電流を検出する電流セ
ンサを備え、該電流センサで検出されるモータ電流が所
定値に達したことを以って上記駆動用モータの回転を停
止させることを特徴とする。
【0012】この構成であれば、電流センサによって検
出される駆動用モータを流れるモータ電流に基づいて、
自動的に駆動用モータの停止制御がなされる。すなわ
ち、パレットロック装置によりパレットのロックを行う
際、駆動用モータにより動作させられたロックレバーが
パレットを押圧すると、その分の負荷が駆動用モータに
作用することになり、駆動用モータに流れるモータ電流
が増大する。そこで、このモータ電流の増大が確認され
れば、ロックレバーがパレットを押圧している状態、つ
まりパレットがロックされた状態であると判断できる。
モータ電流の増大は、電流センサによって検出されるモ
ータ電流が予め設定された所定値に達したことを以って
確認することができる。ここでの所定値とは、ロックレ
バーに負荷がかかっていない状態でロックレバーを動作
させるのに必要なモータ電流値以上で、かつ、駆動用モ
ータに許容されるモータ電流値以下の範囲で設定される
ものである。ロックレバーがパレットを適切な力で押圧
する状態に達したときのモータ電流値を本発明における
所定値として設定すれば、パレットを確実にロックさせ
ることができる。
【0013】また、パレットをラック上に載置するとき
などパレットロック装置によるパレットのロックを解除
しロックレバーをパレット内から抜出す際、ロックが完
全に解除される位置まで駆動用モータによりロックレバ
ーが動作させられ、例えばロックレバーの動作限界を規
定するストッパにロックレバーが当接してストッパを押
圧すると、その分の負荷が駆動用モータに作用すること
になり、駆動用モータに流れるモータ電流が増大する。
そこで、このモータ電流の増大が確認されれば、例えば
ロックレバーがストッパを押圧している状態、つまり、
ロックレバーによるパレットのロックが完全に解除され
た状態であると判断できる。尚、ロックレバーがストッ
パを押圧する構成以外であっても、ロックが完全に解除
された状態で駆動用モータに対し負荷が作用する構成と
してあれば、モータ電流の増大によりロックが完全に解
除された状態であると判断できる。また、モータ電流の
増大は、上記のように、電流センサによって検出される
モータ電流が所定値に達したことを以って確認すること
ができる。
【0014】従って、本発明によれば従来のようにシリ
ンダの端部に出検出センサや入検出センサを取り付けて
おく必要はなくなり、その結果、パレットの桁寸法に合
せてセンサの取り付け位置を変更する手間が省け、作業
効率を向上させることができる。また、モータ電流の増
大は、パレットをロックさせる場合について云えば、ロ
ックレバーがどれほどの力でパレットを押圧しているか
に対応するものであり、パレットを押圧するまでにロッ
クレバーがどれだけ動作したかによって左右されるもの
ではないので、パレットの桁寸法に合せて上記の所定値
を変更する必要はない。そして、パレットが確実にロッ
クされたうえで駆動用モータが自動的に停止させられ、
またロックが完全に解除されてロックレバーをパレット
内から抜出し可能な状態とされたうえで駆動用モータが
自動的に停止させられるので、余計な電力消費を抑える
ことができる。
【0015】請求項2に係るフォークリフトのパレット
ロック装置は請求項1に記載したものであり、前記駆動
用モータは、前記ロックレバーをロック方向及びロック
解除方向にそれぞれ動作可能であり、かつ、前記所定値
として、パレットをロックさせる場合の第1の所定値
と、パレットのロックを解除させる場合の第2の所定値
とが、それぞれ設定されていることを特徴とする。
【0016】この構成であれば、ロックレバーをロック
方向に動作させてパレットをロックさせる場合と、ロッ
クレバーをロック解除方向に動作させてパレットのロッ
クを解除させる場合とで、それぞれ適切な所定値を設定
することができる。すなわち、パレットをロックさせる
場合には、確実なロックをなすために、ある程度強い力
でロックレバーによりパレットを押圧する必要があるの
で、駆動用モータにかかる負荷は大きなものとなり、そ
の結果としてモータ電流値も高くなる。一方、パレット
のロックを解除させる場合には、大きな負荷を与えてモ
ータ電流を増大させる必要はなく、パレットのロックが
解除されたことが判断できる程度のモータ電流の増大が
あれば事足りる。つまり、本発明における所定値をパレ
ットをロックさせる場合とパレットのロックを解除させ
る場合とで同一のものとして設定すると、確実にパレッ
トをロックさせることができなくなったり、ロックを解
除する際に必要以上のモータ電流が流れたりすることに
なりかねない。しかし、上記の構成であれば、このよう
な不都合が生じることはない。尚、パレットをロックさ
せる場合の上記所定値は複数設定してもよい。すなわ
ち、パレット自体の荷重やパレット上の荷の荷重などに
応じてパレットをロックさせる場合の上記所定値を変更
可能とすることで、より適切な力でパレットをロックさ
せることができる。荷重を考慮する場合には、荷重が大
きいほど上記所定値が高くなるように設定すればよい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態を
図面に基づいて説明する。図1は本実施の形態に係るフ
ォークリフトの全体構造を簡略化して示す外観斜視図、
図2はパレットロック装置の全体構造を模式化して示す
平面図、図3はパレットロック装置の全体構造を模式化
して示す側面図であり、図4はパレットロック装置の要
部構造のみを模式化して示す側面図である。図5はパレ
ットロック装置の制御系を簡略化して示す機能ブロック
図、図6はモータ電流の経時的変化を示す説明図、図7
はパレットロック装置のロック動作を示す説明図であ
り、図8はパレットロック装置のアンロック動作を示す
説明図である。なお、本実施の形態に係るフォークリフ
トはピッキングトラックであり、その全体構造は従来の
形態と共通する部分については図1を参照しながら説明
する。
【0018】本実施の形態に係るフォークリフトである
ピッキングトラックは、図1で示すように、走行及び操
舵装置や昇降動作を実行する油圧装置などが内蔵された
車両本体1を備えており、その一端側にはマスト装置2
が立設され、このマスト装置2に沿ってはリフトブラケ
ット3が昇降動作する構成とされており、リフトブラケ
ット3にはオペレータが搭乗する運転台4と荷役作業用
のフォーク5とが一体的に設けられている。なお、図1
中の符号23は運転台4及びフォーク5を昇降動作させ
る昇降スイッチや走行速度を調整するアクセラレータか
らなる操作装置、24は走行方向を転換する操舵ハンド
ル、25は走行動作を停止させるブレーキペダル、26
はヘッドガードを示しており、27は上下方向に揺動可
能とされたガードバーを示している。
【0019】また、運転台4の底部を構成している台座
6内にはパレットロック装置が配設されており、このパ
レットロック装置は図2〜図4で示すような構成を有し
ている。すなわち、パレットロック装置は、台座6から
フォーク5と平行に突出したうえでフォーク5と共にパ
レットP内へと挿入され、かつ、下向きに揺動動作させ
られたうえでフォーク5と協働してパレットPをロック
する一対のロックレバー8と、リンク機構9を介したう
えでロックレバー8を上下方向に沿って揺動動作させる
シリンダ10と、このシリンダのロッド10aを伸縮動
作させる駆動用モータ11とを備えている。
【0020】ここでのロックレバー8は、駆動用モータ
11の正転動作に伴って伸長動作させられたシリンダ1
0のロッド10aにより下向きに揺動動作させられ、パ
レットPを内側から下方向に押圧するものであり、図2
で示すように、各々が平面視において対向しあう略L字
形状とされたうえで基端部それぞれが板状のブラケット
30に固着されたものとなっている。また、図3及び図
4で示すように、側面視において各ロックレバー8の先
端部の上側は先端側ほど下方に傾斜する形状とされてお
り、これらの基端部が固着されたブラケット30は台座
6により水平支持された支持軸13を揺動中心として上
下方向に揺動自在とされている。
【0021】さらに、運転席4の台座6内には、一端が
運転席4に固定されたシリンダ10が、その伸縮方向が
フォーク2及びロックレバー8の台座6からの突出方向
に沿うようにして配設されている。シリンダ10の固定
側端部に取り付けられた駆動用モータ11の正逆転動作
がギヤ機構(図示省略)を介してシリンダ10内のボー
ルねじ(図示省略)に伝達され、このボールねじの回転
動作によりボールねじに噛合されたナットユニット(図
示省略)がボールねじの軸線方向に直線運動することと
なる。このナットユニットにはシリンダ10のロッド1
0aが固定されているため、駆動用モータ11の回転動
作に伴ないナットユニットと共に直線運動することで、
ロッド10aは伸縮動作させられる。そして、この際に
おける駆動用モータ11には、図5でも示すように、駆
動用モータ11を流れるモータ電流を検出するための電
流センサ35が取り付けられている。
【0022】ロックレバー8及びシリンダ10間にはリ
ンク機構9が介装されており、このリンク機構9を構成
する揺動レバー31の上端部はシリンダ10のロッド1
0aに揺動自在として軸支される一方、その下端部は台
座6により水平支持された支持軸14を揺動中心として
軸支されている。そして、揺動レバー31の中途部とブ
ラケット30から上向きに突出した突出片32との間は
ダンパー12によって連結されている。このダンパー1
2は上記揺動レバー31の中途部と突出片32との連結
方向に沿って伸縮自在なコイルスプリングを具備してい
る。
【0023】図3で示すように、ロッド10aがシリン
ダ10のストロークエンドまで縮退動作している状態下
における揺動レバー31は支持軸14を揺動中心として
図中の左方に位置しており、ロックレバー8の下面が水
平とされた状態が維持されている。この時、駆動用モー
タ11に電圧を印加して正転動作させるのに伴ってシリ
ンダ10のロッド10aが伸長動作させられると、図4
で示すように、揺動レバー31は支持軸14を揺動中心
として図中の右方へと時計方向に揺動動作する。この揺
動レバー31の揺動動作が突出片32に伝わり、突出片
32がブラケット30と共に支持軸13を揺動中心とし
て時計方向へと揺動動作する。すると、ブラケット30
に固着されたロックレバー8も時計方向へと揺動動作
し、当初の水平状態から見て下向きに揺動動作すること
になる。ロックレバー8が下向きに揺動動作して行く
と、やがてこのロックレバー8の先端部がパレットPの
下側デッキボードの上面に当接し、押圧するようにな
る。パレットPの上側デッキボードの下面がフォーク5
の上面に接することでパレットPはフォーク5上に載置
されているので、ロックレバー8フォーク5との協働作
用により、上側デッキボードはフォーク5により上向き
に押圧され下側デッキボードはロックレバー8により下
向きに押圧されて、パレットPはその内側から上下方向
に拡張されるようにしてロックされる。
【0024】このようなパレットPのロック状態から、
印加される電圧の極性を反転させて駆動用モータ11を
逆転動作させると、シリンダ10のロッド10aは縮退
動作することとなり、揺動レバー31は図中の左方へと
揺動動作する。この揺動レバー31の揺動動作がダンパ
ー12を介して、突出片32に伝わり、突出片32がブ
ラケット30と共に支持軸13を揺動中心として反時計
方向へと揺動動作する。すると、ブラケット30に固着
されたロックレバー8も反時計方向へと揺動動作し、パ
レットPのロック状態から見て上向きに揺動動作するこ
とになる。ロッド10aが縮退動作して行き、やがてシ
リンダ10のストロークエンドまで達すると、図3で示
した状態へと復することになる。
【0025】さらに、パレットロック装置には、図2で
示すように、パレット検出センサ19及び着地検出セン
サ20が配設されており、これらの検出センサ19,2
0それぞれは、ブラケット30のロックレバー8とは反
対側に固着された磁石34を検出して検出信号を出力す
る磁気センサとされている。そして、この際におけるパ
レット検出センサ19では、図7(a),(b)でも示
すように、フォーク5及びロックレバー8が共に水平状
態であることが確認され、また、着地検出センサ20で
は、図7(c)でも示すように、ロックレバー8が所定
の角度だけ下方へと傾斜した状態にあることが確認され
る。
【0026】さらにまた、本実施の形態に係るピッキン
グトラックには、図5で示すようなパレットロック装置
の制御系が構築されている。そして、ここでの制御系を
構成する制御装置36は運転台4に搭載されているもの
であり、パレット検出センサ19及び着地検出センサ2
0からの検出信号と、駆動用モータ11に取り付けられ
た電流センサ35の検出信号、つまり、駆動用モータ1
1を流れているモータ電流のデータとが入力されるよう
になっている。また、この制御装置36は、上記した検
出信号に基づいて駆動用モータ11の正逆転動作を制御
するようになっている。
【0027】ところで、駆動用モータ11の起動時から
のモータ電流の変化は、例えば図6で示すように表され
る。すなわち、ロックレバー8が下向きに揺動動作して
いる間の駆動用モータ11では、この駆動用モータ11
に対して一定の負荷が加わった状態が継続しているた
め、モータ電流が定常状態となって流れ続ける。しか
し、揺動動作させられたロックレバー8がパレットPの
下側デッキボードに当接し、かつ、これを押圧すること
によってフォーク5と協働してパレットPをロックする
と、シリンダ10におけるロッド10aの伸長動作が強
制的に停止させられて駆動用モータ11に加わる負荷が
急増する。その結果、駆動用モータ11を流れるモータ
電流は、急激に増加することとなる。従って、制御装置
36では、電流センサ35から入力されているモータ電
流の変化に基づいてパレットPがロックされたか否かを
自動的に検知することが可能となり、定常状態にあった
モータ電流が急激に増大し図6で示す点Xに達したこと
を以ってパレットPのロックが完了したと判断すること
ができる。なお、図6中にXで示される点でのモータ電
流値が、本発明におけるパレットをロックさせる場合の
所定値である。
【0028】パレットPのロックが解除される場合も同
様であり、パレットPの下側デッキボードから離間した
ロックレバー8が上向きに揺動動作している間の駆動用
モータ11では、一定の負荷が加わった状態が継続する
ため、モータ電流は定常状態で流れ続けることになる。
しかし、ロックレバー8が水平状態となった際には、シ
リンダ10におけるロッド10aの縮退動作がシリンダ
10のストロークエンドにより強制的に停止させられて
駆動用モータ11に加わる負荷が急増する結果、この駆
動用モータ11を流れるモータ電流は急激に増加する。
従って、制御装置36では、電流センサ35から入力さ
れているモータ電流の変化に基づいてパレットPがアン
ロックされたか否かを自動的に検知することが可能とな
り、定常状態にあったモータ電流が急激に増大し図6で
示す点Yに達したことを以ってパレットPのアンロック
が完了したと判断することができる。なお、図6中にY
で示される点でのモータ電流値が、本発明におけるパレ
ットのロックを解除させる場合の所定値である。
【0029】つぎに、本実施の形態に係るパレットロッ
ク装置のロック動作を図7に基づいて説明し、その後、
アンロック動作を図8に基づいて説明する。
【0030】まず、図7(a)で示すように、水平状態
とされたままのロックレバー8をフォーク5と共にパレ
ットPの開口部に向けた状態で、アクセラレータを操作
してピッキングトラックをパレットPに接近するよう走
行させると、図7(b)で示すように、フォーク5に引
き続いてロックレバー8の先端部がパレットP内に挿入
される。そして、挿入されたロックレバー8は、その傾
斜した先端部がパレットPの上側デッキボードの端面に
当接する結果として下向きに揺動動作することになる。
なお、この際におけるロックレバー8の揺動動作はダン
パー12のコイルスプリングによって許容される範囲に
限られており、ロックレバー8の挿入を止めてロックレ
バー8をパレットP内から抜出すと、ロックレバー8は
ダンパー12のコイルスプリングによって弾発的に水平
状態へと復帰させられる。
【0031】このロックレバー8の下向きの揺動動作に
伴なって、ブラケット30に固着された磁石34も時計
方向へと揺動動作し、やがてロックレバー8の先端部全
体がパレットP内に挿入されてしまうと、図7(c)で
示すように、磁石34がパレット検出センサ19から離
間し、パレット検出センサ19の検出信号はオンからオ
フへと変化する。この信号変化に対応して、制御装置3
6は駆動用モータ11の正転動作を起動する。
【0032】その結果、シリンダ10のロッド10aが
伸長動作を開始し、ロックレバー8はさらに下向きへと
揺動動作させられる。その後、図7(d)で示すよう
に、下向きに揺動動作したロックレバー8はパレットP
の下側デッキボードに当接し、これを押圧することとな
り、パレットPの上側デッキボードに当接しているフォ
ーク5とロックレバー8とが互いに協働したうえでパレ
ットPをロックする。すると、シリンダ10におけるロ
ッド10aの伸長動作が強制的に停止させられ、駆動用
モータ11に加わる負荷が急増するため、駆動用モータ
11を流れるモータ電流は急激に増加することとなる。
【0033】このモータ電流の急激な増加は電流センサ
35の検出信号として制御装置36に入力されることに
なり、制御装置36においては、定常状態にあったモー
タ電流が急激に増大し所定値Xに達した時点でパレット
Pのロックが完了したとの判断が下され、駆動用モータ
11の正転動作は停止させられる。その結果、この駆動
用モータ11によるシリンダ10のロッド10aの伸長
動作も停止される。
【0034】また、この時、ロックレバー8と共に揺動
動作したブラケット30の磁石34は、図7(d)で示
すように、パレット検出センサ19及び着地検出センサ
20のいずれからも離間しているため、これらのセンサ
19,20はオフしていることになる。そこで、制御装
置36は後述する解除信号が入力されるまで駆動用モー
タ11を回転させないことから、シリンダ10のロッド
10aが伸長動作したままの状態が継続することにな
り、パレットPのロックは維持される。したがって、オ
ペレータが運転台4からパレットP上へと移動したうえ
で荷役作業を実行する場合にもパレットPはロックされ
続けているので、このパレットPが位置ずれしたり揺動
したりすることは起こらず、オペレータの安全が確保さ
れる。
【0035】引き続き、アンロック動作について説明す
る。まず、図8(a)は、パレットロック装置を構成す
るロックレバー8とフォーク5とが協働したうえでパレ
ットPをロックした状態を示しており、この状態では、
ブラケット30の磁石34がパレット検出センサ19及
び着地検出センサ20のいずれからも離間しているた
め、これらのセンサ19,20はオフしている。
【0036】ところが、フォーク5を下降動作させてパ
レットPをラックや地面(床面)などの載置場所38に
載置した場合、フォーク5はパレットPの上側デッキボ
ードから離間することになり、ロックレバー8はパレッ
トPの下側デッキボードで押し上げられるのに伴って上
向きに揺動動作させられる。なお、この際におけるロッ
クレバー8の揺動動作はダンパー12のコイルスプリン
グによって許容される範囲に限られており、再びフォー
ク5を上昇動作させてパレットPの上側デッキボードに
当接させると、ロックレバー8はダンパー12のコイル
スプリングによって弾発的に下向きに揺動動作させら
れ、もとのパレットPのロック状態が再現される。
【0037】このロックレバー8の上向きの揺動動作に
伴なって、図8(b)で示すように、ブラケット30に
固着されている磁石34は反時計方向へと揺動動作して
着地検出センサ20に接近することになり、その結果と
して着地検出センサ20の検出信号がオフからオンへと
変化する。この信号変化に対応して、制御装置36は駆
動用モータ11の逆転動作を起動する。
【0038】すると、シリンダ10のロッド10aが縮
退動作を開始するため、ロックレバー8がさらに上向き
に揺動動作させられるのに伴って、ロックレバー8がパ
レットPの下側デッキボードから離間してロックレバー
8が下側デッキボードを押圧する力も下側デッキボード
がロックレバー8を押し上げる力も作用しなくなる。図
8(c)で示すように、当初の水平状態にまでロックレ
バー8が揺動動作させられると、ロッド10aが縮退動
作しきってシリンダ10のストロークエンドでロッド1
0aの縮退動作が強制的に停止させられるので、駆動用
モータ11に加わる負荷が急増するため、駆動用モータ
11を流れるモータ電流は急激に増加することとなる。
【0039】このモータ電流の急激な増加は電流センサ
35の検出信号として制御装置36に入力されることに
なり、制御装置36においては、定常状態にあったモー
タ電流が急激に増大した時点でパレットPのアンロック
が完了したとの判断が下され、駆動用モータ11の逆転
動作は停止させられる。その結果、この駆動用モータ1
1によるシリンダ10のロッド10aの縮退動作も停止
される。
【0040】以上のように、本実施の形態のパレットロ
ック装置では、ロックレバー8がパレットを押圧するこ
と、及びシリンダ10のストロークエンドまでロッド1
0aが縮退動作することに伴なうモータ電流の急激な増
加に基づいて、パレットPのロック/アンロックの完了
の判断を行うので、従来のようにシリンダの両端部に入
検出センサ及び出検出センサを取り付けておく必要はな
くなる。また、扱うパレットの桁寸法がパレット毎で異
なっている場合であっても、設定などを何ら変更するこ
となく、各パレットを確実にロック/アンロックするこ
とができる。また、パレットPのロック/アンロックが
完了したか否かを判断し、完了したと判断が下されれば
駆動用モータ11が自動的に停止させられるので、余計
な電力消費を抑えることができる。さらに、ロックレバ
ー8が水平状態とされた状態をロックが完全に解除され
た状態としているが、この状態は図7(a)に示すロッ
クレバー8をパレットPを挿入する際の初期状態でもあ
るから、アンロックが完了することで次にロックレバー
8を他のパレット内へ挿入するための準備も完了するこ
とになり、それ以降の作業を円滑に行うことが可能とな
る。
【0041】なお、本実施の形態においては、フォーク
リフトがピッキングトラックであるとしているが、本発
明の適用範囲がピッキングトラックのみに限定されるこ
とはないのであり、ピッキングトラック以外の一般的な
フォークリフト、例えば、カウンタバランス型やリーチ
型などのフォークリフトに対して本発明を適用してもよ
いことは勿論である。また、パレットロック装置を構成
する各部品の形状や配置などについても上記の実施の形
態のみに限定されることはなく、本発明の主旨を逸脱し
ない範囲において適宜変更して実施することができる。
例えば、上記の実施の形態ではモータ電流が所定値に達
した時点で駆動用モータ11を停止させる制御を行う構
成としているが、モータ電流が所定値を越えた状態が予
め設定された時間(例えば3秒間)継続したときに駆動
用モータ11を停止させる制御を行う構成としてもよ
い。
【0042】
【発明の効果】本発明に係るフォークリフトのパレット
ロック装置によれば、駆動用モータを流れるモータ電流
によってパレットがロックされたか否か、及びパレット
がロック解除されたか否かが判断されるので、シリンダ
の両端部に入検出センサ及び出検出センサを取り付けて
おく必要はなくなる。また、扱うパレットの桁寸法が異
なっている場合であっても、設定などを何ら変更するこ
となく、各パレットを確実にロック/アンロックするこ
とができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態及び従来の形態に係るフォ
ークリフトの全体構造を簡略化して示す外観斜視図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態に係るパレットロック装置
の全体構造を模式化して示す平面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るパレットロック装置
の全体構造を模式化して示す側面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るパレットロック装置
の要部構造のみを模式化して示す側面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るパレットロック装置
の制御系を簡略化して示す機能ブロック図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る駆動用モータにおけ
るモータ電流の経時的変化を示す説明図である。
【図7】本発明の実施の形態に係るパレットロック装置
のロック動作を示す説明図である。
【図8】本発明の実施の形態に係るパレットロック装置
のアンロック動作を示す説明図である。
【図9】従来の形態に係るパレットロック装置の全体構
造を模式化して示す側面図である。
【図10】従来の形態に係るパレットロック装置の要部
構造のみを模式化して示す側面図である。
【図11】従来の形態に係るパレットロック装置の制御
系を簡略化して示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
1 車両本体 5 フォーク 8 ロックレバー 9 リンク機構 10 シリンダ 11 駆動用モータ 35 電流センサ 36 制御装置 P パレット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォークと共にパレット内へと挿入され
    てパレットをロックするロックレバーと、該ロックレバ
    ーを動作させる駆動用モータとを備えてなるフォークリ
    フトのパレットロック装置であって、 上記駆動用モータを流れるモータ電流を検出する電流セ
    ンサを備え、該電流センサにより検出されるモータ電流
    が所定値に達したことを以って上記駆動用モータの回転
    を停止させることを特徴とするフォークリフトのパレッ
    トロック装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動用モータは、前記ロックレバー
    をロック方向及びロック解除方向にそれぞれ動作可能で
    あり、かつ、前記所定値として、パレットをロックさせ
    る場合の第1の所定値と、パレットのロックを解除させ
    る場合の第2の所定値とが、それぞれ設定されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載したフォークリフトのパ
    レットロック装置。
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