JP4270915B2 - フォークリフトのパレットロック装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はフォークリフトに設けられ、フォークに挿入されたパレットをロックするためのパレットロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばオーダーピッキングトラックのようにフォークで荷置面から持上げられているパレットにオペレータが乗り移って荷物を積み下ろしするフォークリフトにおいては、荷物の積み下しやパレット上でのオペレータの位置により荷重の重心位置が変動するので、この荷重重心の変動によるパレットの傾斜、横滑り、揺動などを防止するために、フォークで支持しているパレットをフォークに対して固定するパレットロック装置が設けられる。
【0003】
上記パレットロック装置の例としては下記の特許文献に示されるものがある。
【特許文献1】
特開平11−228085号公報
【特許文献2】
特開平10−291790号公報
【特許文献3】
特開2001−316095号公報
【特許文献4】
特開2002−12397号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
これらの文献に記載されたパレットロック装置は何れも手動で操作されるものであり、その操作忘れを解消することができない。このため、本発明の発明者は駆動装置により自動的にパレットをロックすることを検討したが、この場合、装置の作動ミスに対応する方策が必要となる。特に、車体の振動などによりパレットのロックが外れた場合、これを確実に判別し、問題の解消を図る必要がある。
【0005】
本発明は、このような観点より提案されたものであり、パレットロック装置を従来の手動式でなく自動化すると共に、パレットのロック外れにも充分に対応できる装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、本発明は、パレットを押圧してロックするためのロックバーと、該ロックバーをロック動作又はロック解除動作させるための駆動手段と、該駆動手段と上記ロックバーとの間に介在された弾性手段と、上記ロックバーのロック動作時における上記弾性手段の弾性変形量を検出する状態検出手段と、該状態検出手段により上記ロックバーが上記パレットに押圧している状態から該パレットによる押圧を解放された状態への変化が検出されたとき、上記ロックバーによるロックが外れたと判断する制御手段とを備えたことを特徴とするフォークリフトのパレットロック装置を提供する。
【0007】
この発明によれば、パレットのロックが不測に外れた場合に、これを確実に検出でき、その対策を実行することができる。
【0008】
またこの発明において、上記制御手段は、上記ロックバーによるロックが外れたと判断したとき、上記ロックバーをロック解除動作させるよう上記駆動手段を制御することを特徴としている。
【0009】
従ってこの発明によれば、パレットのロックが不測に外れた場合に、自動的にロック解除させることができるので、ロックのやり直しなど、次の動作に機敏に移ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施例に係るフォークリフトのパレットロック装置を図面に基づいて具体的に説明すれば、以下の通りである。図面において、図1は本発明の一実施例に係るフォークリフトのパレットロック装置の側面図であり、図2はこのパレットロック装置の平面図であり、図3はこのパレットロック装置を備えるオーダーピッキングトラックの側面図である。
【0011】
この図3に示すように、このオーダーピッキングトラックは、ドライブホイール1と左右のロードホイール2との3輪により走行面を走行する車体3の後部にマスト4を備え、又、このマスト4に互いに他方に同行して昇降するように支持された運転台5及び左右のフォーク6を備えている。
【0012】
運転台5の前部の左右両隅にそれぞれ隅柱7が立設され、両隅柱7の中間高さには操舵ハンドル、昇降制御操作具、走行制御操作具などを備える操縦パネルを支持させ、両隅柱7上端部にはヘッドガード8を支持させている。 又、運転台5のデッキ9には例えばデッドマン方式のブレーキペダルが設けられ、運転台5の下面に前記左右のフォーク6が固定されている。
【0013】
そして、図1と図2とに示すように、運転台5のデッキ9の下側に、左右のフォーク6の間に位置させて本発明の一実施例に係るパレットロック装置10が設けられている。
【0014】
このパレットロック装置10は、運転台5に支持されているベースプレート11と、このベースプレート11の後端部に左右のブラケット12を介して支持されている支軸13と、この支軸13にその軸心周りに、即ち、左右軸心周りに回転自在に支持させた左右のロックバー14とを備えている。
【0015】
ここで、左右のロックバー14は、その中間部どうしを連結枠15で互いに連結することにより、支軸13の周りを同期して回転するようにしている。
【0016】
又、このパレットロック装置10は左右のロックバー14をロック動作方向に駆動するための駆動手段16を備え、この駆動手段16は前端部が軸17を介して前記ベースプレート11に枢支されている電動シリンダからなる駆動機18と、この駆動機18の出力部、即ち、ピストンロッド19に連結されたリンク機構20とを備えている。
【0017】
図4はこのリンク機構20の平面図であり、図1とこの図4とに示すように、このリンク機構20は、下端部が前記ベースプレート11に左右軸心周りに回転可能に支持され、上端部がピストンロッド19に連接されている第1リンクアーム21と、下端部が前記ベースプレート11に左右軸心周りに回転可能に支持され、中間部ないし上端部が前記連結枠15を前方から受止める第2リンクアーム22と、第1リンクアーム21の中間部を第2リンクアーム22の上端部に連結する過剰動作吸収機構23とを備えている。
【0018】
この過剰動作吸収機構23は、前端部が第1リンクアーム21の中間部に左右軸心周りに回転可能に連接させてあるシャフト24と、このシャフト24の後端部がその軸方向に移動可能に挿通されると共に、前記第2リンクアーム22の上端部に左右軸心周りに回転可能に連接させたブラケット25と、このブラケット25をシャフト24の後端に向かって付勢する例えば圧縮コイルバネからなる弾性手段26とを備え、ブラケット25に対するシャフト24の過剰動作を吸収すると共に、後述するロック状態においてロックバー14を下デッキボード46へ所定の接触圧で押圧するようにしている。
【0019】
一方、前記ロックバー14は連結枠15とベースプレート11とにわたって架着されている解除付勢手段27により連結枠15が前記第2リンクアーム22に押圧される方向(解除方向)に付勢されている。
【0020】
そして、図1に示すように、ロックバー14は後端部が丸められた鏃形に形成され、その上にパレット40が載っていないフリー状態では、前記解除付勢手段27と駆動手段16とによりその中間部がフォーク6の上面から突出し、下面がフォーク6の下面よりわずかに高い位置で水平に位置する解除位置に保持されるようにしている。
【0021】
図5はパレット40に差込んだフォーク6を上デッキプレート41に当接するパレット検出位置に上昇させた状態における前記パレットロック装置10の側面図であり、前記解除付勢手段27の付勢力はパレット40の重量よりも弱く設定してあるので、フォーク6が上デッキボード41の下面に当接する高さまで上昇すると、この図5に示すように、ロックバー14はパレット40の重量で前記解除付勢手段27の付勢力に抗してロック位置の方向に回転する。
【0022】
ところで、図1と図4とに示すように、前記ベースプレート11にはロックバー14がフォーク6の上面以下に移動していることを検出する例えば磁気センサからなるパレット検出手段32がブラケット42を介して支持されている。
【0023】
又、このパレット検出手段32を駆動する磁石からなる駆動片43はアーム44及び連結枠15を介してロックバー14に支持され、図6に示すようにロックバー14の最高部位がフォーク6の上面の高さまで押し下げられた時に前記駆動片43がパレット検出手段32から離隔して、前記パレット検出手段32が例えばオンからオフに切替えられるようにしている。
【0024】
これにより、動作モードがフリーモードからロック動作モードに切替えられて駆動機18が始動され、第2リンクアーム22が連結枠15に追い付いて当接した後、更にピストンロッド19、第1リンクアーム21及びシャフト24がブラケット25及び第2リンクアーム22に対して下限値Aだけ過剰動作すると、弾性手段26の付勢力が増大して解除付勢手段27の付勢力に打ち勝ち、第2リンクアーム22が連結枠15を介してロックバー14をロック位置に向かって駆動する。
【0025】
もっとも、弾性手段26をロック状態での解除付勢手段27の付勢力よりも大きな組込み圧で組込んで、過剰動作なしにロックバー14をロック位置まで駆動するようにしてもよい。なお、前記弾性手段26の組込み高さ及び組込み圧は、前記シャフト24の後端部に螺合させた調節ナット28により、駆動機18を短縮させた解除状態で前記第2リンクアーム22が連結枠15を受止めてロックバー14を解除位置に牽制するように調整される。
【0026】
図6はロックバー14がパレット40の下デッキボード46に当接するロック位置まで下げられた時に前記パレットロック装置の側面図であり、この図6に示すように、ロックバー14が下デッキボード46に当接するロック位置まで駆動されると、ロックバー14、連結枠15及び第2リンクアーム22は下デッキボード46に牽制されるので、ピストンロッド19、第1リンクアーム21及びシャフト24のブラケット25に対する過剰動作量Xが更に増加し、例えば過剰動作量Xが上限値Bになると、ロックバー14が所定の接触圧で下デッキボード46に押圧され、ロックが完成する。
【0027】
図7は前記過剰動作吸収機構23を部分的に示す側面図であり、図4とこの図7とに示すように、前記シャフト24の後端部には調節ナット28の緩解を防止するために止めナット28aが螺合され、これら調節ナット27と止めナット28aとに挟持させた駆動片29により、後述するロック制御手段30の過剰動作検出手段31を駆動するようにしている。
【0028】
又、図7に示すように、前記過剰動作検出手段31は前記過剰動作吸収機構23のブラケット25にステー35を介して支持させた例えばポテンショメータで構成され、その入力軸36に固定したアーム37の先端に設けたピン38を前記駆動片29に形成したU字溝39に挿通することにより、過剰動作吸収機構23のブラケット25に対するシャフト24の過剰動作量Xを検出するようにしている。
【0029】
図8はパレット40を荷置台に置き、フォーク6を上デッキボード41から所定の距離以上離隔させた状態における前記パレットロック装置10の側面図であり、この図8に示すように、パレット40を荷置台に置き、フォーク6を上デッキボード41から所定の距離以上離隔させると、ピストンロッド19、第1リンクアーム21及びシャフト24に対してブラケット25、第2リンクアーム22、連結枠15及びロックバー14が過剰動作することになり、過剰動作量Xは前記上限値Bよりも大きくなる。
【0030】
パレット40が荷置台に置かれ、フォーク6及びロックバー14を支障無くパレット40から抜取れる高さになると、過剰動作量Xは例えば所定値Cになるので、過剰動作量Xが所定値Cになると、駆動機18を逆作動させてロックを解除させる。
【0031】
図1と図4とに示すように、前記ベースプレート11には、前記駆動機18が短縮されてピストンロッド19が解除位置に位置することを検出する例えば磁気スィッチからなる解除検出手段33がブラケット45を介して支持されている。
【0032】
この解除検出手段33は前記駆動機18が短縮して前記ピストンロッド19、第1リンクアーム21及びシャフト24が解除位置に位置するときにオンになり、この第1リンクアーム21が解除位置からロック位置方向に回転するとオフに切替えられるようにしている。
【0033】
ところで、図9はロック状態で例えば下デッキプレート46が脱落してロック状態が破られた状態における前記パレットロック装置10の側面図であり、この図9の実線と図1の仮想線とで示すように、ロック状態で下デッキプレート46によるロックバー14の牽制が解除されると、前記弾性手段26の付勢力によりロックバー14がロック位置よりも下方に移動し、ロックバー14、連結枠15、第2リンクアーム22及びブラケット25に対するシャフト24、第1リンクアーム21及びピストンロッド19の過剰動作量Xは0になる。
【0034】
そこで、ロック状態においては、後述するように、過剰動作検出手段31により検出された過剰動作量XがB以上である状態から0に変化すると、制御回路34が動作モードを解除動作モードに変更設定し、駆動手段16を逆作動させてロックバー14を解除位置に復帰させるようにしている。
【0035】
図10はこのパレットロック装置のロック制御手段30の回路ブロック図であり、この図10に示すように、このロック制御手段30は、過剰動作検出手段31、パレット検出手段32及び解除検出手段33と、これらが接続される例えばマイクロプロセッサからなる制御回路34とを備え、これら、過剰動作検出手段31、パレット検出手段32及び解除検出手段33から与えられる情報に基づいて前記駆動機18を作動させたり、逆作動させたり、停止させたりする。
【0036】
図11はこの制御回路34において実行される制御プログラムのフロー図であり、オーダーピッキングトラックのメインキーをオンにした後、オフにするまでの間、適当な周期で繰返して実行される。
【0037】
この制御プログラムが開始されると、先ず、パレットロック装置10の各部分にエラーがあるか否かを調査するエラーチェック(S1)が実行され、エラー無しであることが確認される(S2)と、駆動機18の動作モードが設定され(S3)、この設定結果に従って駆動機18が制御される(S4)。
【0038】
なお、エラーが検出された時には、重大エラーか否かが判定され(S5)、重大エラーであれば駆動機18の作動及び逆作動が禁止され(S6)、非重大エラーであれば駆動機18の作動のみを禁止して(S7)、更に、必要に応じて、例えばブザー、チャイム、警告灯、警告文字表示などによりオペレータにエラーがあることや、そのエラーの内容を知らせる警報が行われる(S8)。
【0039】
ところで、駆動機18の動作モードは、ロックバー14が解除位置に保持されるフリーモード、ロックバー14が解除位置からロック位置に駆動されるロック動作モード、ロックバー14がロック位置に保持されるロックモード、及びロックバー14がロック位置から解除位置に復帰する解除動作モードであり、これらの動作モードはこの順に繰返される。
【0040】
図12は前記動作モード設定プログラム(S3)のフロー図であり、図13はこれに続く駆動機制御プログラム(S4)のフロー図であり、この図12に示すように、この動作モード設定プログラム(S3)では、先ず、解除検出手段33がオンであるか否かが判定され(S31)、オンであると判定されると、パレット検出手段32によりパレットが検出されているか否かが判定される(S32)。
【0041】
ここで、パレット検出手段32がオンである(パレット非検出)と判定された場合には動作モードがフリーモードに設定され(S33)、パレット検出手段32がオフである(パレット検出)と判定された場合には動作モードがロック動作モードに設定される(S34)。
【0042】
前記解除検出手段33がオフであると判定された場合には(S31)、動作モードがロック動作モードであるか否かが判定される(S35)。
【0043】
動作モードがロック動作であると判定された場合(S35)には、過剰動作量XがB以上であるか否かを判定することによってロックが完成しているか否かを判定する(S36)。
【0044】
即ち、ロックバー14がパレット40の下デッキボード46に当接した後、駆動機18の動作を連続させると、ロックバー14、連結枠15、第2リンクアーム22及びブラケット25に対してシャフト24、第1リンクアーム21及びピストンロッド19が更に過剰に動作することになり、弾性手段26が短縮されて、ロックバー14が下デッキボード46に当接する圧力が増大する。前記弾性手段26の短縮量、即ち、過剰動作量Xが例えば上限値B以上になると、パレット40は十分強固にフォーク6に固定される状態、即ち、ロック状態が完成されるので、X≧Bか否かを判定することによってロックが完成しているか否かを判定するのである(S36)。
【0045】
この判定(S36)において、ロックが完成している、即ち、X≧Bと判定されると、動作モードがロックモードに設定変更される(S37)。
【0046】
動作モードがロック動作モードか否かの判定(S36)においてロック動作モードではないと判定された場合には、動作モードがロックモードであるか否かを判定し(S38)、ここでロックモードであると判定されると、前記過剰動作量Xが0であるか否かを判定することにより、何らかの理由でロックバー14からパレット14が外れ、ロック解除されているか否かを判定する(S39)。又、この後に(又はこの前に)パレット40が荷置面に置かれ、フォーク6が上デッキボード41から一定以上離隔されたラック検出位置に位置するか否か、即ち、前記過剰動作量Xが所定値C以上になるラック検出か否かが判定され(S41)、ロック解除(X=0)又はラック検出(X≧C)であると判定される場合には動作モードをロック解除動作に設定変更する(S40、S42)。
【0047】
動作モードがロックモードであるか否かの判定(S38)においてロックモードではないと判定された場合には、動作モードがロック解除動作に設定されている場合であり、そのまま次の駆動機制御プログラム(S4)に移行する。
【0048】
図12に示すように、駆動機制御プログラム(S4)では、動作モード設定プログラムで設定された動作プログラムに従って駆動機18を制御するが、先ず、動作モードがフリーモードであるか否かを判定し(S43)、フリーモードであれば、駆動機18が停止中か否かを判定し(S44)、停止中であればなにもせずに駆動機制御プログラム(S4)を終る。
【0049】
例えば解除モードからフリーモードに動作モードが切替った直後など、フリーモードにおいて、駆動機18が停止中でない場合には、駆動機18を停止させてから(S43)、駆動機制御プログラム(S4)を終る。
【0050】
フリーモードではないと判定された場合には(S43)、動作モードがロック動作モードであるか否かを判定し(S46)、ロック動作モードであると判定された場合には、前記シャフト24のブラケット25に対する過剰動作量Xが上限値B以上であるので、駆動機18が動作中か否かを判定し(S47)、駆動機18が動作中ではないと判定される場合には、駆動機18の作動を開始させてから(S48)駆動機制御プログラム(S4)を終る。
【0051】
ロック動作モードか否かの判定(S46)において、ロック動作モードではないと判定されると、続いてロックモードであるか否かが判定され(S49)、ここでロックモードであると判定されると、駆動機18が作動中か否かを判定し(S50)、作動中でなければ何もせずに駆動機制御プログラム(S4)を終える。
【0052】
ロック動作モードからロックモードに切替った直後などには駆動機18が作動中であると判定されることがある。この場合には、駆動機18を停止させてから(S51)、駆動機制御プログラム(S4)を終了する。
【0053】
ロックモードか否かの判定(S49)においてロックモードではないと判定されると、解除動作モードであるので、駆動機18が逆作動中であるか否かを判定し(S52)、逆作動中でなければ駆動機18の逆作動を開始させて(S53)、駆動機制御プログラム(S4)を終る。
【0054】
次回以降に繰返される制御プログラムにおいて、解除検出手段33がオンに切替ったことが検出されると(S31)、パレットが検出されていないことを確認してから(S32)、動作モードがフリーモードに設定され(S33)、駆動機18の逆動作が停止される(S44、S45)。
【0055】
即ち、解除動作モードは、解除検出手段33がオンに切替っても、フォーク6がパレット40の上デッキボード41から離隔していなければ繰返されるが、フォーク6がパレット40の上デッキボード41から一定以上離隔されて始めてフリー状態に動作モードが切替えられることになる。
【0056】
以上に説明したように、このパレットロック装置10は、前記ロックバー14の下デッキボード41への接触圧を設定する弾性手段26と、この弾性手段26の状態を検出する状態検出手段としての過剰動作検出手段31と、制御回路34とが設けられ、この制御回路34が、過剰動作検出手段31により検出されるブラケット25に対するシャフト24の過剰動作量XがB以上である正常なロック状態、即ち、ロックバー14が下デッキボード41により牽制されている時のロック状態から下デッキボード46によりロックバー14の牽制が解消されて、前記過剰動作量Xが0になるフリー状態に変化したことが検出されると、ロックバー14を駆動する駆動手段16を逆作動させてロックバー14を前記解除位置に復帰させるので、このペレットロック装置10によれば、以下の作用ないし効果を得ることができる。
【0057】
パレット40の上デッキボード41や下デッキボード46の分解、破損、パレット40と周囲の障害物との衝突などによりロックバー14からパレット40が外れると、ロックバー14がパレット40の下デッキボード46のよりロック位置に牽制されなくなるので、過剰動作検出手段31により検出されるブラケット25に対するシャフト24の過剰動作量XがB以上である正常なロック状態から下デッキボード46によりロックバー14の牽制が解消されて前記過剰動作量Xが0になるフリー状態に変化したことが検出され、制御回路34が駆動手段16を逆作動させてロックバー14を解除位置に復帰させるという作用を得ることができる。
【0058】
この作用により、オペレータがパレット40の上デッキボード41や下デッキボード46の分解、破損、パレット40と周囲の障害物との衝突によるロックバー14からのパレット40の離脱など、オペレータが意図していない何らかの原因により生じるロック状態の破壊有無に気を配る煩わしさから解放されるという効果」を得ることができる。
【0059】
また、この作用から、このようなオペレータが意図しないロック状態の破壊が発生した場合には、オペレータがロックバーを解除位置に復帰させる特別の操作をする必要がなく、オペレータの負担が軽減される上、その後にオペレータがロックバー14をロック位置から更に下方に突き出したままフォーク6をパレット40に差込むミスを確実に防止できるという効果を得ることができ、荷置面から荷物を載せたパレット40を取上げる時にロックバー14をパレット40に引っ掛けてパレット40を破損させたり、荷崩れを起こしたりするおそれを完全に無くすことができる。
【0060】
図14は本発明の他の実施例に係るフォークリフトのパレットロック装置10の側面図であり、この図14に示す実施例のリンク機構20は、共通の支軸14にそれぞれ回転自在に支持させた第1リンクアーム21及び第2リンクアーム22と、該支軸14に巻き付けられ一端が第1リンクアーム21の中間部に係止され、他端が第2リンクアーム22の上端部に係止された弦巻ばねからなる弾性手段26とを備え、この弾性手段26の弾性変形によりピストンロッド19及び第1リンクアーム21に対する第2リンクアーム22、連結枠15及びロックバー14の過剰動作を吸収するようにしている。
【0061】
この実施例のその他の構成、作用ないし効果は前記本発明の一実施例のそれらと同様である。
【0062】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明のパレットロック装置によれば、パレットのロックが不測に外れた場合に、これを確実に検出でき、その対策を実行することができるので、作業を遅滞なく取り進めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の側面図である。
【図2】本発明の平面図である。
【図3】本発明が適用されるオーダーピッキングトラックの側面図である。
【図4】本発明のリンク機構の平面図である。
【図5】本発明のパレット検出時における側面図である。
【図6】本発明のロック動作モードにおける側面図である。
【図7】本発明の過剰動作吸収機構の側面図である。
【図8】本発明のラック検出時における側面図である。
【図9】本発明のロック状態が解除操作以外の理由で解除された時の側面図である。
【図10】本発明のロック制御手段の回路ブロック図である。
【図11】本発明の制御プログラムのフロー図である。
【図12】本発明の動作モード設定プログラムのフロー図である。
【図13】本発明の駆動機制御プログラムのフロー図である。
【図14】本発明の側面図である。
【符号の説明】
6 フォーク
10 パレットロック装置
14 ロックバー
16 駆動手段
18 駆動機
26 弾性手段
31 過剰動作検出手段
34 制御回路
40 パレット

Claims (1)

  1. パレットを押圧してロックするためのロックバーと、該ロックバーをロック動作又はロック解除動作させるための駆動手段と、該駆動手段と上記ロックバーとの間に介在された弾性手段と、上記ロックバーのロック動作時における上記弾性手段の弾性変形量を検出する状態検出手段と、該状態検出手段により上記ロックバーが上記パレットに押圧している状態から該パレットによる押圧を解放された状態への変化が検出されたとき、上記ロックバーによるロックが外れたと判断する制御手段とを備え、該制御手段は、上記ロックバーによるロックが外れたと判断したとき、上記ロックバーをロック解除動作させるよう上記駆動手段を制御することを特徴とするフォークリフトのパレットロック装置。
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