JP3846862B2 - フォークリフト - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フォークにより持ち上げたパレットを、搬送時にパレット上で不測に位置ずれしたり、あるいはフォーク上で揺動したりしないようロックするための、パレットロック装置を備えたフォークリフトに関する。
【0002】
図9は、フォークによりパレットを支持した状態で運転台ごと昇降自在とし、高所で荷のピッキング等の荷役作業を行なうオーダピッキングトラック1の側面図を示している。該オーダピッキングトラック1においては、一対のフォーク2を備えた運転台3が、マスト装置に沿って該フォーク2と一体的に昇降できるようになっている。フォーク2をパレット6に差し込んだ状態で該パレット6を上昇させ、オペレータがパレット6上に移動して棚との間で荷役作業を行なう。この荷役作業は高所で行なわれることが多いので、パレット6がフォーク2上で揺動すればオペレータが落下する等の危険があるので、これを防止するため、図10に示すようにパレットロック用のバー5が設けられることがある。
【0003】
すなわち、運転台3の下部の台座4内であってフォーク2の内側に位置するようにバー5が上下旋回自在に設けてある。オペレータが運転台3の床面の足踏みペダル9を踏むことにより、機械的なロック機構を介してバー5が下方に旋回駆動する。これにより該バー5の先端がパレット6の下側デッキボードの上面に押圧ないし圧接され、パレット6はロックされてその揺動やフォーク上での滑り等が抑止される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、オペレータの意志によるパレット6のロック作業では、パレット6を搬送する際にロック操作を忘れることがある。このような場合、パレット6が安定しないため、上記した転落事故を引き起こし、あるいは荷崩れなどを発生させる。本発明はこのような問題を解決することを目的とする。また本発明はパレットのロックを適切なタイミングで実行することにより、ロック動作自体によるパレットの揺動をも併せて抑止することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このため第1の発明として、荷を載置するためのパレットに挿入されるフォークと、該フォークを昇降させるための昇降手段とを有するフォークリフトにおいて、上記パレットの上記フォークへの挿入の有無を検出するパレット検出手段と、上記フォークが該フォークに挿入されたパレットの上側デッキボードの下面位置近傍に位置していることを検出するフォーク位置検出手段とを設けると共に、上記パレット検出手段が上記パレットの挿入有りを検出しており、かつ上記フォーク位置検出手段がフォークが該フォークに挿入されたパレットの上側デッキボードの下面位置近傍に位置していることを検出したとき、上記パレットをロックするパレットロック装置を設け、該パレットロック装置は、上記両検出手段からの信号に基づいて駆動される駆動装置と、該駆動装置により昇降駆動されて上記パレットの下側デッキボードの上面を上方より押圧するロックバーとを備えていることを特徴とするフォークリフトを提供する。
【0006】
この第1の発明によれば、パレットがフォークに挿入された後、フォークがパレットの上側デッキボードの下面位置近傍まで上昇した時点でパレットロック装置により自動的にパレットがロックされるので、上記したロック操作の忘れによる問題を生じることがない。またパレットのロックは、フォークがパレットの上側デッキボードの下面位置近傍に位置しているときに行われるので、ロック動作に伴うパレットの揺れは上記したフォークと上側デッキボードとの接触によって緩和され、従って、パレットの揺動等はそのロック開始からロック後に至るまで確実に防止される。
【0007】
またこの第1の発明によれば、パレットロック装置が誤作動することがなく、フォークにパレットが間違いなく挿入された状態においてのみ、パレットのロックを行うことができる。
【0008】
更にこの第1の発明によれば、パレットのロック動作は該パレットの下側デッキボードをロックバーによって上方より押圧することにより行われるので、パレットを確実にロックでき、またパレットの上側デッキボードの前面に荷を載置できる利点がある。またこのロックバーは上記駆動装置によって昇降駆動されるので、前記した制御装置によって自動的に駆動できる。
【0009】
また第2の発明として、上記第1の発明において、上記パレットロック装置は、上記ロックバーが上記パレットの下側デッキボードから上向きの力を受けたとき、上記パレットのロックを解除させるものであることを特徴とするフォークリフトを提供する。
【0010】
この第2の発明によれば、パレットのロックはフォーク上のパレットを地面上に卸すことにより自動的に解除されるので、該パレットをフォークから離脱させるうえで極めて便利である。
【0011】
また第3の発明として、上記第1又は2の何れかの発明において、上記フォークリフトが、上記フォークと共に一体的に昇降する運転台を有するオーダピッキングトラックであり、上記パレットロック手段及びパレット検出手段が上記運転台に設けられていることを特徴とするフォークリフトを提供する。
【0012】
この第3の発明によれば、パレットの揺動が防止されるので、高所での作業を行うオーダピッキングトラックにおいてはオペレータのパレットからの落下事故を防止でき、その効果は極めて大きい。また上記パレットロック手段及びパレット検出手段を上記運転台に設けることにより、その収納配置が容易となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。なお、前記した従来技術と同一の機能を有する構成については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。図1及び図2はオペレータが運転台3やパレット6に乗って高所での荷役作業を行なう所謂オーダピッキングトラックと呼ばれるフォークリフト1の斜視図を示している。
【0014】
フォークリフト1の中央にはマスト装置10が設けられ、このマスト装置10に沿って、オペレータが搭乗するための運転台3が昇降自在に支持される。運転台3の車体後方側には一対のフォーク2が突出するように固定され、該フォーク2とは反対側即ち車体前方には、該車体を走行駆動するためのモータや、荷役のための装置を駆動する油圧モータなどを含む駆動部11が配され、運転台3の上方にはオペレータ保護用で柵状のヘッドガード12が設けられている。また運転台3の正面左部分にはハンドル13が設けられ、正面右部分には車体を前後方向に走行させるアクセルと、運転台3及びフォーク2を昇降させるスイッチとからなる操作装置18が設けられている。さらに、運転台3の上方にはオペレータ保護用の略コ字型の安全バー14が設けられ、運転台3の床面(台座4の上面)にはブレーキペダル16が設けられている。
【0015】
次に、パレットロック装置の構成について図3〜図5により説明する。このパレットロック装置20は、その駆動部分が運転台3の下部の偏平な台座4内に収納配置されていて、パレットのロックを行うロックバー21が、台座4の前板17からフォーク2と平行に突出している。前記ロックバー21は、平面視において互いに向き合う略L型に形成され、基部は板状のブラケット23にボルト止めされて、2本のロックバー21にて全体の形状が略コ字型に形成された状態となっている。また、両ロックバー21の先端部分の上部は先端ほど下方に傾斜する傾斜部22が形成されている。前記ブラケット23の端部は、台座4に水平に設けた軸26により上下旋回自在に支持されており、これにより、ロックバー21は軸26を中心に上下揺動自在となっている。
【0016】
また、台座4内にはロックバーのための駆動装置としてのパワーシリンダ30が車体前後方向に配設されており、このパワーシリンダ30のロッド32は該パワーシリンダ30の端部に付設されているモータ31の正転、逆転により図示しないギヤを介して伸縮自在となっている。また、パワーシリンダ30の両側には、ロッド32が収納されている状態を検出する入検出センサ28と、ロッド32が伸長した状態を検出する出検出センサ29がそれぞれ設けられている。なお、これらの入検出センサ28、出検出センサ29は例えば磁気センサで構成してある。
【0017】
上記ロッド32の先端には軸36を介してリンク対34が連結され、該リンク対34の下端は前記台座4に支持された軸35に旋回自在に連結されている。またリンク体34の中央には、ダンパー40の一端が軸37により回動自在に連結されており、該ダンパー40の他端は、前記ブラケット23の上面に突設した突部27と軸41を介して回動自在に連結されている。このダンパー40は、後述するようにパレット6をロックした際にロックバー21にかかる力を吸収するものであり、内部にはコイルスプリングが配されている。
【0018】
今、図4に示すように、パワーシリンダ30のロッド32が収納されている状態では、リンク体34は軸35を中心にして図の左方に位置し、さらにリンク体34と連結しているダンパー40は左方に付勢されている。これにより、ブラケット23及びロックバー21は軸26を中心にして反時計方向に揺動して、ロックバー21は側面視においてフォーク2と上下同一位置となる水平状態を維持している。この状態でモータ31に電源が印加されてパワーシリンダ30のロッド32が伸長していくと、図5に示すようにリンク体34は軸35を中心にして図の右方に付勢され、さらにダンパー40が右方に付勢されることで、ブラケット23は軸26を中心にして時計方向に揺動する。すなわち、ロックバー21は実線で示すように、軸26を軸として時計方向に揺動して、ロックバー21の先端下面側でパレット6の下側デッキボードの上面を押圧ないし圧接することで、該ロックバー21によりパレット6をロックするものである。
【0019】
また、逆にモータ31への印加電圧の方向を反転させることで、パワーシリンダ30のロッド32を収納させていき、リンク体34は軸35を中心に左方に回転し、さらにダンパー40も左方に連動することで、ブラケット23、つまりロックバー21は軸26を中心に反時計方向に回転して水平状態に復帰することになる。
【0020】
またパレットロック装置20には、図7及び図8に示すように、各部の動作を検出するためのセンサが配設されている。ロックバー21を固定しているブラケット23の背部にはマグネット(図中の黒で記した部材)42が設けてあり、このマグネット42の磁力にてオン(またはオフ)して検出信号を出力する磁気センサからなるパレット検出センサ43、及び着地検出センサ44がそれぞれ配設されている。図7(a)(b)に示すように、ロックバー21が水平状態となっている時に、マグネット42にてオンされるパレット検出センサ43が設けられ、また図7(c)に示すように、ロックバー21の先端が下方に所定角度だけ旋回したときにマグネット42にてオンされる着地検出センサ44が設けられる。
【0021】
図6はパレットロック装置20の制御に関するブロック図を示し、パレット検出センサ43、着地検出センサ44からの信号がMPUからなる制御装置45に入力され、制御装置45にてモータ31を正逆転させてパワーシリンダ30のロッド32を伸縮してロックバー21によりパレット6をロック、解除を行なうものである。また、上記入検出センサ28と出検出センサ29からの検出信号からの信号が制御装置45に入力されている。また制御装置45の出力は油圧モータ52に入力され、該モータ52の出力はポンプ53を介して前記フォーク2及び運転台3を昇降させるリフトシリンダ55に接続されている。
【0022】
次に、パレットロック装置20によるパレット6のロックの動作について図7を用いて説明し、次いでロックの解除動作について説明する。なお図7に示す例は、フォーク2が上下方向において、パレット6の上側デッキボード6aの下面近傍に挿入された場合を示している。先ず、図7(a)に示すように、ロックバー21は水平状態のままにしてフォーク2をパレット6に差し込んでいくと、図7(b)に示すようにフォーク2に次いでロックバー21の先端がパレット6内に差し込まれる。フォーク2を更に差し込んでいくと、ロックバー21の傾斜部22の上面がパレット6の上板6aの端面に当たることで、その傾斜部22の傾斜角度に応じてロックバー21が下方に傾斜していく。そして、図7(c)に示すようにロックバー21の傾斜部22の全体がパレット6内に入り込むと図3に示すようにフォーク2はパレット6内に完全に入り込み、同時にロックバー21は下方に回転することで、マグネット42の位置がパレット検出センサ43の位置から時計方向に回転しオンからオフの位置に移動する。これにより、パレット検出センサ43はオフとなり、パレット6がフォーク2に差し込まれた時に自動的にロックバー21を駆動する。
【0023】
すなわち、パレット検出センサ43からのパレット検出信号が制御装置45に入力され、同時にパワーシリンダ30のロッド32が出ていないことを入検出センサ28、出検出センサ29からの信号により判断して、ロッド32が出て(伸長して)いないことを制御装置45が判断する。これらの信号を受けた制御装置45はモータ31を例えば、正転させてパワーシリンダ30のロッド32を伸長させて上述したようにロックバー21を更に下方に回転させる。パワーシリンダ30のロッド32を伸長させた状態で、ロックバー21の先端はパレット6の下部デッキボード6bの上面を押圧ないし圧接する。これにより、パレット6がロックバー21によりロックされることになる。同時にパワーシリンダ30のロッド32が出たことを検出する出検出センサ29の信号を検出することにより、ロックバー21がパレット6をロックしたと判断し、モータ31は停止する。
【0024】
なお、図7(d)は、上記のようにしてロックバー21が下側デッキボード6bに当接した後、フォーク2が上昇し、該フォーク2にてパレット6を持ち上げた状態を示している。マグネット42はパレット検出センサ43及び着地検出センサ44から離れているので、パレット検出センサ43及び着地検出センサ44はオフとなり、この両オフ信号にて制御装置45は、後述する解除信号が入力されるまで、パワーシリンダ30を制御してロックバー21にてパレット6のロックを維持する。また、フォーク2をパレット6に差し込んで該パレット6の検出後にロックバー21にてロックされて、フォーク2の上昇に伴い該フォーク2にてパレット6を持ち上げた場合、上述のダンパー40が少しだけ伸び、またその弾発力によってパレット6へのロックは維持される。なお、フォーク2の昇降は制御装置45の出力に応じ、前記した昇降手段としての油圧モータ52、ポンプ53、リフトシリンダ55によって行われる。
【0025】
このようにして、フォーク2をパレット6に差し込んだ時に傾斜部22を介して下方に揺動するロックバー21側に設けたマグネット42が揺動してパレット検出センサ43によりパレット6が検出され、これにより、パレットロック装置20が駆動されてロックバー21にてパレット6を自動的にロックするようになっている。そのため、オペレータがパレット6に載って荷役作業を行なう場合には、パレット6が完全にロックバー21によりロックされているので、パレット6が不安定な状態になることはなく、安全に作業を行なうことができる。また、パレット6のロック動作が自動的に行なわれるので、オペレータ(作業者)は、ロック忘れが無くなり、事故を未然に防止することができる。
【0026】
フォーク2が上下方向においてパレット6の上側デッキボード6aの下面近傍に挿入されなかった場合、例えばフォーク2が上下方向において下側デッキボード6bの上面近傍に挿入された場合について説明すると、この場合はフォーク2の挿入に伴うロックバー21の旋回角度が小さくなるため、フォーク挿入によりパレット検出センサ43はオンからオフへと変化するが、着地検出センサ44はオンからオフへと変化せず、フォーク挿入後に該フォークが上記図7(d)のように上昇する途中でオフへと変化する。従ってこの着地検出センサ44がオンからオフへと変化することによって、パレットロック装置20が駆動され、ロックバー21がパレット6をロックする。即ち、フォーク2の挿入時点の上下位置が何れの場合においても、挿入後に該フォークがパレット6の上側デッキボード6aの下面近傍に位置して時点でパレットロック装置20が駆動され、パレット6のロックが行われることになる。
【0027】
次に、パレットロック装置20のロックの解除の動作について説明する。図8(a)は、ロックバー21でパレット6をロックしてフォーク2でパレット6を持ち上げて荷を搬送している状態を示している。この状態ではロックバー21は図の矢印に示す方向に付勢され、マグネット42は着地検出センサ44から外れているために、該着地検出センサ44とパレット検出センサ43は共にオフ状態となっている。次に、図8(b)に示すように、棚や地面(床面)などの載置部47にフォーク2を下降させてパレット6を載せると、フォーク2はパレット6の上板6aの天井面より下降することで、ロックバー21の軸26の位置も共動して下降する。そのため、ロックバー21はダンパー40が縮むことにより軸26を中心にして反時計方向に角度α1だけ回転する。このロックバー21の回転によりマグネット42の位置が着地検出センサ44の位置まで回転して、マグネット42により着地検出センサ44をオンさせる。
【0028】
この着地検出センサ44のオン信号およびロッド32の出検出センサ29のオン信号が制御装置45に入力されて、制御装置45はモータ31を例えば、逆転させてパワーシリンダ30のロッド32を収納させて、図8(c)に示すようにロックバー21は水平状態まで回転することで、パレット6のロックが解除される。なお、パワーシリンダ30のロッド32を収納させた状態でロックバー21は自然と水平状態(ロックの解除状態)となる。パワーシリンダ30のロッド32が入ったことを検出する入検出センサ28がオンすることで、制御装置45側では、ロックを解除していることを認識している。
【0029】
上記した実施の形態において、パレット6のロックが開始される時点はパレット検出センサ43がオンからオフに変わる時点であり、これは前記したように該パレット6がフォーク2に対し充分に深く挿入され、しかもフォークが上下方向においてパレット6の上側デッキボード6aに接近した時点又は接触した後となるように設定される。フォークがパレット6の上側デッキボード6aから遠く離れた状態において上記パレットロック装置20を作動させると、ロックバー21が下側デッキボード6bを強く下方に押圧した状態でフォーク2を上昇させてパレット6を持ち上げることになるため、ロックバー21の反力によって上側デッキボード6aにフォーク2が激突する形となり、パレット6に作用する力が大きく変動してパレット6が揺動する。しかし上記実施形態のようにフォーク2が上側デッキボード6aに接近した時点又は接触した後であれば、パレット6が揺動してもその上側デッキボード6aがフォーク2に接触支持される形となるため、このような問題を生じない。
【0030】
なお、フォークのパレットへの挿入を検知するための手段として、上記実施形態ではロックバーとパレット検出センサ43とを用い、特に該ロックバーをスプリングによって付勢された旋回可能な状態とし、更にその先端上部に傾斜部を形成する、といった手段により構成しているが、本発明のパレット検出手段はこのようなものに限らず、種々の変更が可能であって、例えば単にフォーク基端部近傍にパレット検出用のマイクロスイッチを設けるようにしても同様の作用効果を達成できる。同様に、パレットロック装置やロックバー、あるいはロックバーの駆動装置等についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の設計変更が可能であり、本発明はこれらの全てを包含するものである。
【0031】
また上記実施形態ではオーダピッキングトラックを例にあげて説明したが、本発明はこれに限らず、リーチ型やカウンタバランス型など、各種のフォークリフトに適用することができる。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のフォークリフトによれば、オペレータによるパレットのロック忘れに伴う問題を生じることがなく、従ってオペレータの落下等の事故を未然に防止することができる。また本発明のフォークリフトによれば、パレットの不安定な状態を抑止でき、荷崩れを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるフォークリフトの後方から見た斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるフォークリフトの前方から見た斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるパレットロック装置の構成を示す運転台の平面図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるパレットロック装置の構成を示す運転台の側面図である。
【図5】本発明の実施の形態におけるパレットロック装置の要部構成図である。
【図6】本発明の実施の形態におけるパレットロック装置に関するブロック図である。
【図7】(a)〜(d)は本発明の実施の形態におけるパレットをロックバーにてロックする場合の動作説明図である。
【図8】(a)〜(c)は本発明の実施の形態におけるパレットをロック解除する場合の動作説明図である。
【図9】従来例の問題点を説明する場合のフォークリフトの側面図である。
【図10】従来例のロックを行なう場合の説明図である。
【符号の説明】
1 フォークリフト(オーダピッキングトラック)
2 フォーク
3 運転台
6 パレット
6a 上側デッキボード
6b 下側デッキボード
20 パレットロック装置
21 ロックバー(パレット検出手段の一部)
30 パワーシリンダ(ロックバーの駆動装置)
43 パレット検出センサ(パレット検出手段の一部)
44 着地検出センサ(フォーク位置検出手段)
45 制御装置
52 油圧モータ(昇降手段の一部)
53 ポンプ(昇降手段の一部)
55 リフトシリンダ(昇降手段の一部)

Claims (3)

  1. 荷を載置するためのパレットに挿入されるフォークと、該フォークを昇降させるための昇降手段とを有するフォークリフトにおいて、上記パレットの上記フォークへの挿入の有無を検出するパレット検出手段と、上記フォークが該フォークに挿入されたパレットの上側デッキボードの下面位置近傍に位置していることを検出するフォーク位置検出手段とを設けると共に、上記パレット検出手段が上記パレットの挿入有りを検出しており、かつ上記フォーク位置検出手段がフォークが該フォークに挿入されたパレットの上側デッキボードの下面位置近傍に位置していることを検出したとき、上記パレットをロックするパレットロック装置を設け、該パレットロック装置は、上記両検出手段からの信号に基づいて駆動される駆動装置と、該駆動装置により昇降駆動されて上記パレットの下側デッキボードの上面を上方より押圧するロックバーとを備えていることを特徴とするフォークリフト。
  2. 前記パレットロック装置は、前記ロックバーが前記パレットの下側デッキボードから上向きの力を受けたとき、上記パレットのロックを解除させるものであることを特徴とする請求項1に記載のフォークリフト。
  3. 前記フォークリフトが、前記フォークと共に一体的に昇降する運転台を有するオーダピッキングトラックであり、前記パレットロック装置及びパレット検出手段が上記運転台に設けられていることを特徴とする請求項1又は2の何れかに記載のフォークリフト。
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