JP4641398B2 - フォークリフト - Google Patents

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Description

本発明は、パレット固定構造を備えたフォークリフトに関するものである。
従来からフォークリフトにおいては、フォークで支持したパレットと当該パレット上に載置された荷物を傾かないように安定させるために、パレットをフォークに固定する構造が種々提案されている。
例えば下記の特許文献1に開示されている構造では、前面にフォークを固定しかつマストに沿って昇降する運転台の下方に、前方へ突出するように固定アームを設け、後方へ突出するように作動アームを設け、これらのアームを連結するリンク機構を設け、さらにマストの基準高さ位置にドッグ部材を設けている。そして、運転台の昇降動作に基づいて作動アームがドッグ部材に当接することにより、リンク機構を介して固定アームが回動し、フォークに支持されたパレットの下側デッキボードを押圧して、パレットをフォークに固定したり、パレットの下側デッキボードおよび上側デッキボードから離間して、パレットの固定を解除したりする。
また、例えば下記の特許文献2に開示されている構造では、前面にフォークを固定しかつマストに沿って昇降する運転台の内部に、前方へ突出するようにロックレバーを設け、モータおよびシリンダを設け、シリンダのロッドとロックレバーとを連結するリンク機構を設け、さらにパレットの差込口にフォークを差し込んだことを検出するセンサ、およびフォークで支持したパレットを床等の載置場所に載置したことを検出するセンサを設けている。そして、各センサからの検出信号に基づいてモータの駆動を制御して、シリンダのロッドを伸長または縮退させることにより、リンク機構を介してロックレバーが回動し、フォークに支持されたパレットの下側デッキボードを押圧して、パレットをフォークに固定したり、パレットの上下のデッキボードから離間して、パレットの固定を解除したりする。
さらに、例えば下記の特許文献3に開示されている構造では、前面にフォークを固定しかつマストに沿って昇降する運転台の上部に、ハンドルを設け、運転台の内部に、前方へ突出するように水平片を設け、当該水平片を下方へ付勢するようにばねを設け、さらにハンドルと水平片とを運転台の内部でワイヤにより接続している。そして、ハンドルを操作していないときは、水平片がばねに付勢されて回動し、フォークに支持されたパレットの下側デッキボードを押圧して、パレットをフォークに固定し、ハンドルを操作しているときは、水平片がワイヤに引っ張られて回動し、フォークに支持されたパレットの上下のデッキボードから離間して、パレットの固定を解除する。
ところで、フォークリフトには、例えば下記の特許文献4に開示されているように、フォークと該フォークを保持するフィンガバー等から構成される荷支持手段を鉛直軸回りに旋回させるローテイト機構と、荷支持手段およびローテイト機構を左右に横行させるサイドシフト機構とを備え、車体の前方および左右においてフォークによりパレットおよび荷物の荷役を行うことが可能なものがある。この種のフォークリフトを一般に、3方向スタッキングトラックという。また、フォークリフトには、例えば下記の特許文献5に開示されているように、メインリフト機構によりマストに沿って昇降する運転台の前方に、荷支持手段と、ローテイト機構と、サイドシフト機構と、荷支持手段およびローテイト機構を運転台と独立して昇降させるサブリフト機構とが設けられたものがある。運転台が昇降することによりピッキング作業を行えるフォークリフトを一般に、オーダピッキングトラックという。
特開2003−112896号公報 特開2003−341995号公報 特開2004−10296号公報 特開2004−35231号公報 特開2002−87786号公報
従来から提案されているパレット固定構造はいずれも、特許文献1〜3の構造のようにパレットを固定する固定部材(固定アーム、ロックレバー、および水平片等)の向きが、車体に対して略固定されている。このため、従来のパレット固定構造を、特許文献4、5に開示されているような荷支持手段の一構成部品であるフォークの向きが車体に対して複雑に変化するフォークリフトに適用した場合には、フォークが旋回したり横行したりすることによって、フォークの向きと固定部材の向きとが異なり、固定部材がパレットを固定可能な位置からずれるので、フォークで支持したパレットをフォークに固定することはできない。つまり、従来のパレット固定構造はいずれも、フォークの向きが車体に対して複雑に変化するフォークリフトには全く対応していないものである。
本発明は、上記のような問題を解決するものであって、その課題とするところは、フォークの向きが車体に対して複雑に変化するフォークリフトにおいて、フォークで支持したパレットをフォークに固定しまたは固定を解除することにある。
本発明では、パレットを支持するフォークを含んだ荷支持手段と、荷支持手段を鉛直軸回りに旋回させるローテイト機構と、荷支持手段およびローテイト機構を左右に横行させるサイドシフト機構とを備えたフォークリフトにおいて、フォークに支持されたパレットをフォークに固定する固定手段を、荷支持手段に設け、固定手段を作動させるために駆動する駆動手段を、荷支持手段およびローテイト機構とともに横行しかつサイドシフト機構の一構成部品であるシフトヘッドに設け、固定手段と駆動手段とに、荷支持手段の旋回動作に追従して旋回可能な駆動力伝達手段を接続し、当該駆動力伝達手段によって駆動手段の駆動力を固定手段に伝達して、パレットの固定または固定解除を行う。
上記のように、固定手段を荷支持手段に設けることで、フォークが旋回したり横行したりしても、フォークの向きと固定手段の向きとが略同じになり、パレットを固定可能な位置から固定手段をずれないようにすることができる。また、駆動手段をシフトヘッドに設け、駆動手段が発生した駆動力を、荷支持手段の旋回動作に追従して旋回可能な駆動力伝達手段によって固定手段に伝達することで、フォークが旋回したり横行したりしても、駆動手段の駆動力を固定手段に伝達して、固定手段を作動させることができ、さらに当該作動状態を維持することができる。よって、フォークの向きが車体に対して複雑に変化するフォークリフトにおいて、駆動手段と駆動力伝達手段とで固定手段を作動させることにより、フォークで支持したパレットをフォークに固定しまたは固定を解除することが可能となる。そしてこの結果、例えば特許文献4に開示されているようなフォークリフト(3方向スタッキングトラック)においてパレットをフォークに固定することで、例えばパレットの端に荷物が偏って載置されていたり、パレットおよび荷物の搬送中(当該フォークリフトの走行中)に振動や衝撃等の外力が加わったりしても、フォーク上でパレットおよび荷物が傾くことなく安定し、荷物の荷崩れを防止することが可能となる。また、例えば特許文献5に開示されているような運転台が昇降してピッキング作業を行うことが可能なフォークリフトにおいてパレットをフォークに固定することで、例えば、ピッキング作業中に作業者がパレットの端に荷物を偏って載置したり、パレットに脚をかけたりしても、フォーク上でパレットおよび荷物が傾くことなく安定し、荷物や作業者の床への落下を防止することが可能となる。
また、本発明の一実施形態では、駆動力伝達手段の旋回中心を、荷支持手段の旋回中心と一致させている。
フォークが旋回することにより、駆動手段から固定手段までの距離が変化する。このため、駆動力伝達手段の旋回中心が荷支持手段の旋回中心からずれていると、フォークの向きによって、駆動力伝達手段が駆動手段の駆動力を固定手段に伝達可能な伝達経路の長さが異なるので、駆動手段が常に同様に駆動する場合には、駆動力伝達手段が駆動手段の駆動力を固定手段に伝達できず、固定手段を作動できないおそれがある。然るに、上記のように駆動力伝達手段の旋回中心を荷支持手段の旋回中心と一致させると、フォークの向きに拘らず、駆動力伝達手段および荷支持手段の旋回中心を経由した駆動手段から固定手段までの距離、即ち駆動力伝達手段が駆動手段の駆動力を固定手段に伝達可能な伝達経路の長さを一定にすることができるので、駆動手段が常に同様に駆動する場合でも、駆動力伝達手段が駆動手段の駆動力を固定手段に確実に伝達して、固定手段を作動させることができ、さらに当該固定手段の作動状態を維持することができる。
また、本発明の一実施形態では、固定手段は、フォークに回転可能に連結され先端部がフォークとともにパレットの差込口に差し込まれるロックレバーから構成され、駆動手段は、アクチュエータから構成され、駆動力伝達手段は、ワイヤから構成されている。そしてこの構成において、アクチュエータの駆動力をワイヤによってロックレバーに伝達して、ロックレバーを先端部がフォークから離れる方向へ回転させて、当該先端部でフォークに支持されたパレットの下側デッキボードを押圧することにより、パレットをフォークに固定し、または、ロックレバーを先端部がフォークに近づく方向へ回転させて、パレットの下側デッキボードおよび上側デッキボードから離間する姿勢で保持することにより、パレットのフォークへの固定を解除する。なお、「アクチュエータ」とは、油圧シリンダ、エアーシリンダ、モータ、またはソレノイド等といった動力を発生する駆動装置をいう。
上記のようにすることで、フォークでパレットを荷役するときは、アクチュエータの駆動力をワイヤによってロックレバーに伝達して、ロックレバーを先端部がフォークに近づく方向へ回転させて、パレットの上下のデッキボードから離間する姿勢で保持することにより、ロックレバーに邪魔されることなく、所定の場所に載置されたパレットの差込口にフォークを根元まで差し込んで、当該パレットを掬い上げたり、フォークで支持しているパレットを所定の場所に載置して、当該パレットの差込口からフォークを引き抜くことができる。また、フォークでパレットを掬い上げた後に、アクチュエータの駆動力をワイヤによってロックレバーに伝達して、ロックレバーを先端部がフォークから離れる方向へ回転させて、当該先端部でフォークに支持されたパレットの下側デッキボードを押圧することにより、パレットをフォークに固定して傾かないように安定させることができる。
また、本発明の一実施形態では、ロックレバーをパレットの下側デッキボードを押圧する姿勢とパレットの下側デッキボードおよび上側デッキボードから離間する姿勢のいずれか一方の姿勢に保持するばねを設けていて、アクチュエータは、ばねの弾性力に打ち勝つ駆動力を発生して、ワイヤを介してロックレバーを先端部がフォークから離れる方向またはフォークに近づく方向へ回転させる。
上記のようにすることで、アクチュエータでばねの弾性力に打ち勝つ駆動力を発生しているときには、当該駆動力でワイヤを介してロックレバーを回転させて、パレットの固定または固定解除を行うことができる。また、アクチュエータでばねの弾性力に打ち勝つ駆動力を発生していないときには、ばねの弾性力で(このときアクチュエータが駆動していれば、ばねの弾性力とアクチュエータの駆動力とで)ロックレバーを回転させて回転後の姿勢を保持し、パレットの固定解除または固定を行うことができる。
さらに、本発明の一実施形態では、荷支持手段が連結され荷支持手段を旋回させるために回転する荷支持手段の旋回中心でかつローテイト機構の一構成部品であるローテイト軸の下方に、一対のローラを各ローラの回転軸がローテイト軸と平行になりかつ左右に並ぶように設け、当該一対のローラでワイヤを挟み込んで、ワイヤの位置を拘束している。
上記のように、ローテイト軸の下方に設けた一対のローラでワイヤを挟み込んでワイヤの位置を拘束することで、ワイヤが、荷支持手段の旋回動作に追従して一対のローラに挟まれている部分を中心に旋回するようになり、ワイヤの旋回中心を荷支持手段の旋回中心と常に一致させることができる。また、一対のローラが回転することによって、ワイヤがスムーズに動くようになり、ワイヤの拘束位置での磨耗と切れを防止することができる。
本発明によれば、シフトヘッドに設けた駆動手段が発生した駆動力を、荷支持手段の旋回動作に追従して旋回可能な駆動力伝達手段によって、荷支持手段に設けた固定手段に伝達するので、フォークが旋回したり横行したりして、フォークの向きが車体に対して複雑に変化するフォークリフトにおいて、駆動手段で固定手段を作動させて、フォークで支持したパレットをフォークに固定しまたは固定を解除することが可能となる。
図1は、本発明の実施形態に係るフォークリフトの全体を示す斜視図である。なお、同フォークリフトの構造を説明するにあたり、同フォークリフトの要部(フォーク近傍部分)を側方から見た図2を適宜参照する。図1に示すフォークリフト100は、前方および左右の荷役を行うことが可能な3方向フォーク10と、作業者が搭乗し前記フォーク10とともに昇降動作する運転台3とを備えていて、荷物(図示省略)やパレット20(図2に図示)を格納するラック(図示省略)間に設けられた通路を走行しながらパレット作業およびピッキング作業を行う際に使用される。
フォークリフト100の車体1は、底部に設けられたタイヤ(図示省略)を床上で転動させることにより、前後方向F、Bへ走行する。車体1の前方(F方向側)には、左右一対のメインマスト2が上下方向U、Dと平行に立設されている。メインマスト2の前方には、作業者が搭乗する運転台3が設けられている。メインマスト2の後側(B方向側)には、油圧シリンダ(図示省略)がメインマスト2に沿うように設けられている。メインマスト2間には、チェーン4等が設けられている。油圧シリンダおよびチェーン4等は、メインリフト機構を構成し、油圧シリンダ等の駆動によって運転台3をメインマスト2に沿って上下方向U、Dへ昇降させる。
運転台3の床面部3aには、作業者がフォークリフト100を動かすために操作するレバーやスイッチ等を備えた操作盤5が設けられている。運転台3の前方には、シフトキャリッジともいわれるサブマスト6が上下方向U、Dと平行に立設されている。詳しくは、サブマスト6は運転台3の床面部3aと天井部3bに架設されている。サブマスト6の前方には、逆L字形のシフトヘッド7が設けられている。シフトヘッド7の前方には、ローテイト軸8が上下方向U、Dと平行に設けられている。ローテイト軸8には、フィンガバー9等を介して一対のフォーク10が連結されている。フォーク10は、図2に示すようにパレット20の差込口20aに差し込まれて、パレット20を支持する。フォーク10およびフィンガバー9等は、本発明における荷支持手段の一実施形態を構成する。
シフトヘッド7の前側(F方向側)内部には、図2に示すようにローテイト軸8の上端部やギヤ11や油圧モータ(図示省略)等が設けられている。シフトヘッド7の前側下部(D方向側)には、ローテイト軸8の下端部をベアリング12を介して回転可能に支持する支持部7aが前方へ突出するように設けられている。ローテイト軸8、ギヤ11、および油圧モータ等は、本発明におけるローテイト機構の一実施形態を構成し、油圧モータ等の駆動によってローテイト軸8を回転させることにより、フォーク10(詳しくは、フォーク10とフィンガバー9等)を図1に矢印Qで示すように鉛直軸J回りに180°旋回させる。ローテイト軸8は、フォーク10の旋回中心として機能している。
サブマスト6の内部には、上下方向U、Dと平行にシャフト(図示省略)が設けられている。シャフトには、運転台3の床面部3aと天井部3bの前側に連結されたラックギヤ13と噛み合うようにピニオンギヤ(図示省略)が連結されている。シフトヘッド7の後側内部には、シャフトを回転させる油圧モータやギヤ(図示省略)が設けられている。シャフト、ラックギヤ13、ピニオンギヤ、油圧モータ、およびギヤ等はサブリフト6およびシフトヘッド7とともに、本発明におけるサイドシフト機構の一実施形態を構成し、油圧モータ等の駆動によってサブリフト6およびシフトヘッド7を左右方向L、Rへ移動させることにより、上記ローテイト機構およびフォーク10を左右方向L、Rへ横行させる。
サブマスト6の前側には、シフトヘッド7の内部でサブマスト6やシフトヘッド7の内壁に連結された油圧シリンダ14やチェーン15等が設けられている。シフトヘッド7の後側内部には、図2に示すようにガイドローラ16がサブマスト6に沿って転動するように設けられている。なお、図2では、油圧シリンダ14やチェーン15等は図示を省略している。油圧シリンダ14、チェーン15、およびガイドローラ16等は、サブリフト機構を構成し、油圧シリンダ等の駆動によってフォーク10、シフトヘッド7、および上記ローテイト機構をサブマスト6に沿って上下方向U、Dへ昇降させる。
図2〜図4は、フォークリフト100に設けられたパレット固定構造を示す図である。詳しくは、図2は、同構造をフォークリフト100の右方から見た側面図であり、図3は、同構造をフォークリフト100の斜め上方から見た斜視図であり、図4は、同構造をフォークリフト100の下方から見た底面図である。図2(a)に示すように、フォーク10の根元(フィンガバー9側)には、ロックレバー21が設けられている。このロックレバー21は、図3および図4に示すように2つ設けられていて、側面から突出する連結部21a(図3に図示)に形成された挿入孔21b(図3に図示)と、各フォーク10の根元に形成された貫通孔10a(図4に図示)とに軸23をそれぞれ通すことによって、各フォーク10の根元に回転可能に連結され、各フォーク10の内側近傍に配置されている。各ロックレバー21の先端部21c側の下面には、L、R方向へ突出して各フォーク10の下方に位置するように、バー21eが連結されている。ロックレバー21の先端部21cおよびバー21eは、図2(a)に示すようにフォーク10とともにパレット20の差込口20aに差し込まれる。ロックレバー21は、本発明における固定手段の一実施形態を構成する。
各ロックレバー21の連結部21aの周囲には、ねじりばね24が設けられている。図2および図4に示すように、各ねじりばね24の下側に突出する端部は、各フォーク10の下面に引っ掛けられ、上側に突出する端部は、各ロックレバー21の上面に引っ掛けられている。このため、各ねじりばね24は、図2(a)に示すように各ロックレバー21のバー21eをフォーク10の下面に当接させて、各ロックレバー21をパレット20の上側デッキボード20bおよび下側デッキボード20cから離間する姿勢(フォーク10と平行な姿勢)に保持している。ねじりばね24は、本発明におけるばねの一実施形態を構成する。
シフトヘッド7の支持部7aの下面には、アクチュエータとして油圧シリンダ25が連結されている。このシリンダ25は、フォークリフト100の車体1に内蔵されている制御部(図示省略)によって制御され、自動または手動で駆動して、具備するロッド25aをフォーク10の進退方向(図2ではF、B方向)に伸縮動作させる。例えば、自動の場合は、前述のサブマスト6等に設けられていて、フォーク10がパレット20の荷役(所定の場所からのパレット20の掬い上げまたは所定の場所へのパレット20の載置)を行うときの高さにあることを検出するフォーク位置センサ(図示省略)からの出力に基づいて、シリンダ25を駆動する。また、手動の場合は、前述の操作盤5に設けられていて、作業者によって操作される手動スイッチ(図示省略)からの出力に基づいて、シリンダ25を駆動する。図2(a)は、ロッド25aがシリンダ25の本体内から伸長した状態を示し、図2(b)は、ロッド25aがシリンダ25の本体内に縮退した状態を示している。シリンダ25は、本発明における駆動手段の一実施形態を構成する。
シリンダ25とロックレバー21との間には、所定の真直強度を有するワイヤ26が設けられている。このワイヤ26は、図3および図4に示すように途中で1本から2本に枝分かれしている。ワイヤ26の1本にまとまっている端部(B方向側の端部)は、シリンダ25のロッド25aの先端に接続されていて、2本に枝分かれしている各端部(F方向側の各端部)は、ロックレバー21の後端部21dにそれぞれ接続されている。シリンダ25が発生する駆動力は、ワイヤ26によってロックレバー21に伝達される。ワイヤ26は、本発明における駆動力伝達手段の一実施形態を構成する。
ローテイト軸8の下方には、一対のローラ27がブラケット28を介して、各ローラ27の回転軸27aがローテイト軸8と平行になりかつ左右方向L、Rに並ぶように設けられている。この一対のローラ27は、ワイヤ26を間に挟み込んで、ワイヤ26の位置を拘束している。ワイヤ26の枝分かれ部分は、一対のローラ27よりもシリンダ25側(B方向側)に設けられている。図4(a)に示す状態から図4(b)に示す状態のように、フォーク10とともにロックレバー21が旋回すると、ワイヤ26はロックレバー21に引っ張られて、ローラ27に挟まれている部分(ローテイト軸8の直下の部分)を中心に旋回する。つまり、ワイヤ26はフォーク10の旋回動作に追従して旋回し、その際のワイヤ26の旋回中心がフォーク10の旋回中心と常に一致する。
所定の場所に載置されたパレット20をフォーク10で掬い上げるために、フォーク10をパレット20の掬い上げ時の高さに位置させると、当該フォーク10の高さを検出する上述のフォーク位置センサからの出力に基づいて、シリンダ25が図2(a)に示すようにロッド25aを伸長させる。これにより、ワイヤ26がロッド25aによってフォーク10側へ押し出されて、若干撓みつつロックレバー21の後端部21dを押す。このため、ロックレバー21がワイヤ26から伝わる力(シリンダ25のロッド25aを伸張させる駆動力)とねじりばね24の弾性力とによって、パレット20の上下のデッキボード20b、20cから離間する姿勢に保持される。この状態では、フォーク10をパレット20の差込口20aに差し込んで行く際に、ロックレバー21がパレット20の上下のデッキボード20b、20cに当接することはないので、ロックレバー21に邪魔されることなく、図2(a)に示すようにパレット20の差込口20aにフォーク10を根元まで差し込める。
差込口20aにフォーク10を根元まで差し込んだ後、所定の場所からパレット20を掬い上げるために、サブマスト6に沿ってフォーク10を上昇させて行く。そして、フォーク10を掬い上げ時の高さよりも高い位置まで上昇させると、フォーク位置センサからの出力に基づいて、シリンダ25がねじりばね24の弾性力に打ち勝つ駆動力を発生して、図2(b)に示すようにロッド25aを縮退させる。または、作業者が上述の手動スイッチを操作すると、当該手動スイッチからの出力に基づいて、シリンダ25が上記駆動力でロッド25aを縮退させる。これにより、ワイヤ26がロッド25aによってシリンダ25側へ引っ張られて、撓むことなく張りつつロックレバー21の後端部21dを引き上げる。このため、ロックレバー21がワイヤ26から伝わる力(シリンダ25のロッド25aを縮退させる駆動力)によって、先端部21cがフォーク10から離れる方向(図2では時計回りの方向)へ回転して、先端部21cに設けられたバー21eでフォーク10に支持されたパレット20の下側デッキボード20cを押圧する。この状態では、パレット20の上側デッキボード20bがフォーク10の上面に支持され、下側デッキボード20cがロックレバー21のバー21eに支持されるので、パレット20がフォーク10に固定され、フォーク10上でパレット20が傾くことはない。
パレット20をフォーク10に固定した後、所定の場所にパレット20を載置するために、サブマスト6に沿ってフォーク10を昇降させて行く。そして、フォーク10をパレット20の載置時の高さに位置させると、当該フォーク10の高さを検出するフォーク位置センサからの出力に基づいて、シリンダ25が図2(a)に示したようにロッド25aを伸長させる。または、作業者が手動スイッチを操作すると、シリンダ25がロッド25aを伸長させる。これにより、ワイヤ26がロッド25aによってフォーク10側へ押し出されて、若干撓みつつロックレバー21の後端部21dを押す。このため、ロックレバー21がワイヤ26から伝わる力(シリンダ25のロッド25aを伸張させる駆動力)とねじりばね24の弾性力(復元力)とによって、先端部21cがフォーク10に近づく方向(図2では反時計回りの方向)へ回転して、パレット20の上下のデッキボード20b、20cから離間する姿勢に保持される。この状態では、パレット20を所定の場所に載置した後、ロックレバー21に邪魔されることなく、パレット20の差込口20aからフォーク10を引き抜ける。
上述した構造によると、ロックレバー21を荷支持手段の一構成部品であるフォーク10に連結しているので、フォーク10がローテイト軸8を中心にしてQ方向(図1)に旋回したり、サブマスト6やシフトヘッド7等とともに左右方向L、R(図1)に横行したりしても、ロックレバー21がフォーク10の旋回動作と横行動作に追従して、フォーク10の向きとロックレバー21の向きとを常に略同じにすることができる。このため、フォーク10が旋回したり横行したりしても、パレット20を固定可能な位置からロックレバー21をずれないようにすることが可能となる。
また、ロックレバー21を作動させるために駆動するシリンダ25をシフトヘッド7に連結し、シリンダ25が発生した駆動力を、フォーク10の旋回動作に追従して旋回可能なワイヤ26によってロックレバー21に伝達しているので、フォーク10が旋回したり横行したりしても、シリンダ25の駆動力をロックレバー21に伝達して、ロックレバー21を回転作動させることができ、さらに当該作動状態を維持することができる。
ところで、フォーク10が旋回すると、シリンダ25からロックレバー21までの距離が変化する。このため、図5に示す他の実施形態のように、ワイヤ26の位置が拘束されておらず、ワイヤ26の旋回中心(ワイヤ26とロッド25aとの接続部分)がフォーク10の旋回中心(ローテイト軸8)からずれていると、図5(a)に示すようにフォーク10が前方(F方向)を向いているときと、図5(b)に示すようにフォーク10が旋回して側方(L方向)を向いているときとで、ワイヤ26がシリンダ25の駆動力を各ロックレバー21に伝達可能な伝達経路の長さが異なってしまう。詳しくは、図5(a)のときに比べて、図5(b)のときの旋回方向側(B方向側)のロックレバー21に対する伝達経路の長さが短くなって、ワイヤ26の撓みが大きくなる。また、反旋回方向側(F方向側)のロックレバー21に対する伝達経路の長さが長くなって、ワイヤ26に強い引っ張りのテンションがかかり、ワイヤ26が切れてしまう。この結果、シリンダ25が常に同様に駆動する場合(シリンダ25の駆動量が常に一定の場合)には、図5(a)のようにフォーク10が前方を向いているときに、ワイヤ26がシリンダ25の駆動力を各ロックレバー21に伝達して、ロックレバー21を両方とも回転作動させることができても、図5(b)に示すようにフォーク10が旋回して側方を向いているときには、ワイヤ26がシリンダ25の駆動力を旋回方向側の各ロックレバー21に伝達できず、各ロックレバー21を回転作動させることができない。
然るに、図4に示したようにローテイト軸8の下方に設けた一対のローラ27でワイヤ26を挟み込んでワイヤ26の位置を拘束すると、ワイヤ26がフォーク10の旋回動作に追従してローラ27に挟まれている部分を中心に旋回し、ワイヤ26の旋回中心をフォーク10の旋回中心と常に一致させることができる。このため、図4(a)に示すようにフォーク10が前方(F方向)を向いているときと、図4(b)に示すようにフォーク10が旋回して側方(L方向)を向いているときとで、ワイヤ26およびフォーク10の旋回中心を経由したシリンダ25から各ロックレバー21までの距離、即ちワイヤ26がシリンダ25の駆動力を各ロックレバー21に伝達可能な伝達経路の長さを一定にすることができる。この結果、シリンダ25が常に同様に駆動する場合に、フォーク10の向きに拘らず、ワイヤ26がシリンダ25の駆動力を各ロックレバー21に確実に伝達して、ロックレバー21を両方とも回転作動させることができる。言い換えると、フォーク10の向きに応じて、シリンダ25の駆動を複雑に制御する必要がなくなる。また、ロックレバー21を両方とも回転作動させた後に、フォーク10が図4(a)または図4(b)に示すように旋回しても、ワイヤ26がシリンダ25の駆動力を各ロックレバー21に確実に伝達し続けるので、各ロックレバー21の回転作動後の姿勢を維持することができる。加えて、一対のローラ27でワイヤ26の位置を拘束するので、シリンダ25が駆動したときに各ローラ27が回転することによって、ワイヤ26がスムーズに動き、ワイヤ26の拘束位置での磨耗と切れを防止することができる。
従って、フォーク10が旋回したり横行したりしても、シリンダ25のロッド25aを縮退させる駆動力(ねじりばね24の弾性力に打ち勝つ駆動力)がワイヤ26によってロックレバー21に確実に伝達されて、当該駆動力でロックレバー21を先端部21cがフォーク10から離れる方向へ回転させて、先端部21cのバー21eでフォーク10に支持されたパレット20の下側デッキボード20cを押圧し、パレット20をフォーク10に固定することが可能となる。また、シリンダ25のロッド25aを伸縮させる駆動力がワイヤ26によってロックレバー21に確実に伝達されて、当該駆動力とねじりばね24の弾性力とでロックレバー21を先端部21cがフォーク10に近づく方向へ回転させて、パレット20の上下のデッキボード20b、20cから離間する姿勢で保持し、パレット20のフォーク10への固定を解除することが可能となる。さらに、パレット20の固定時または固定解除時に、フォーク10が旋回したり横行したりしても、ロックレバー21のパレット20の下側デッキボード20cを押圧している姿勢またはパレット20の上下のデッキボード20b、20cから離間している姿勢が確実に保持され、パレット20の固定状態または固定解除状態を維持することが可能となる。
以上のことより、フォーク10の向きが車体1に対して複雑に変化し、かつ運転台3が昇降してピッキング作業を行うことが可能なフォークリフト100において、シリンダ25とワイヤ26とでロックレバー21を作動させることにより、フォーク10で支持したパレット20をフォーク10に固定しまたは固定を解除することが可能となる。そしてこの結果、当該フォークリフト100において上述したようにパレット20をフォーク10に固定することで、例えば、フォーク10で支持したパレット20の端に荷物が偏って載置されていたり、支持したパレット20と当該パレット20に載置された荷物の搬送中(当該フォークリフト100の走行中)に振動や衝撃等の外力が加わったりしても、フォーク10上でパレット20および荷物が傾くことなく安定し、荷物の荷崩れを防止することが可能となる。また、例えば、ピッキング作業中に作業者がパレット20の端に荷物を偏って載置したり、パレット20に脚をかけたりしても、フォーク10上でパレット20および荷物が傾くことなく安定し、荷物や作業者の床への落下を防止することが可能となる。
本発明は、以上の実施形態以外にも種々の形態を採用することができる。例えば、以上の実施形態では、固定手段の一実施形態を構成するロックレバー21を、荷支持手段の一構成部品であるフォーク10に連結した例を挙げているが、本発明はこれのみに限定するものではない。これ以外に、例えばロックレバー21を、フォーク10に他の部材を介して間接的に連結して設けたり、フィンガバー9に直接または間接的に連結して設けたりしてもよい。また、固定手段を、フォークやフィンガバーに連結しなくても、例えば一対のフォーク間に突出するようにローテイト軸に連結することにより、フォークおよびフィンガバーと常に一定の間隔をおいて設ける、即ちフォークおよびフィンガバーとの距離が常に一定になるようにこれらの近傍に設けるようにしてもよい。つまり、固定手段は、フォークとともにローテイト機構により旋回しかつサイドシフト機構により横行するように荷支持手段に設ければよい。
また、以上の実施形態では、ねじりばね24でロックレバー21をパレット20の上下のデッキボード20b、20cから離間する姿勢に保持した例を挙げているが、本発明はこれのみに限定するものではない。これ以外に、例えば板ばね等でロックレバー21をパレット20の下側デッキボード20cを押圧する姿勢に保持するようにしてもよい。この場合、ワイヤ26の拘束位置を上下方向U、Dまたは前後方向F、Bに変位させて、シリンダ25のロッド25a駆動力により、ワイヤ26を介してロックレバー21の後端部21dを下げさせ、ロックレバー21を先端部21cがフォーク10に近づく方向へ回転させて、パレット20の上下のデッキボード20b、20cから離間させるようにすればよい。また、例えばばねを用いずに、ワイヤ26の拘束位置を変位させて、シリンダ25のロッド25aの駆動力またはロックレバー21の自重により、ワイヤ26を介してロックレバー21を先端部21cがフォーク10から離れる方向またはフォーク10に近づく方向へ回転させ、パレット20の上下のデッキボード20b、20cから離間する姿勢またはパレット20の下側デッキボード20cを押圧する姿勢に保持するようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、油圧シリンダ25を駆動手段として用いた例を挙げているが、本発明はこれのみに限定するものではない。これ以外に、例えばエアーシリンダ、リニアソレノイド、ロータリーソレノイド、電動モータ、油圧モータ等といったアクチュエータを駆動手段として用いるようにしてもよい。また、アクチュエータ以外に、マストに沿った荷支持手段の昇降動作に追従して駆動することにより固定手段を作動させるような機構を駆動手段として用いるようにしてもよい。つまり、駆動手段は、固定手段を作動させることが可能な駆動力を発生できるものであればよい。
また、以上の実施形態では、ワイヤ26を駆動力伝達手段として用いた例を挙げているが、本発明はこれのみに限定するものではない。これ以外に、例えば図6に示すように、複数の梁31と、各梁31を任意の方向へ回転自在に連結する関節32とから構成されるリンク機構30を駆動力伝達手段として用いるようにしてもよい。この場合、リンク機構30の各端部をシリンダ25のロッド25aと各ロックレバー21とにそれぞれ回転可能に連結し、シリンダ25のロッド25aを伸縮させる駆動力をリンク機構30によって各ロックレバー21に伝達して、ロックレバー21を回転作動させる。つまり、駆動力伝達手段は、荷支持手段の旋回動作に追従しつつ、駆動手段が発生する駆動力を固定手段に伝達できるものであればよい。
さらに、以上の実施形態では、昇降可能な運転台3と、当該運転台3とは独立して昇降可能かつ前方および左右の荷役を行うことが可能な3方向フォーク10とを備えたフォークリフト100に本発明を適用しているが、本発明は、昇降可能な運転台を備えておらず、3方向フォークのみを備えた3方向スタッキングトラックのようなフォークリフトにも適用することが可能である。
本発明の実施形態に係るフォークリフトの全体を示す斜視図である。 同フォークリフトに設けられたパレット固定構造の側面図である。 同フォークリフトに設けられたパレット固定構造の斜視図である。 同フォークリフトに設けられたパレット固定構造の底面図である。 他の実施形態におけるパレット固定構造の底面図である。 他の実施形態におけるパレット固定構造の底面図である。
符号の説明
7 シフトヘッド
8 ローテイト軸
10 フォーク
20 パレット
20a 差込口
20b 上側デッキボード
20c 下側デッキボード
21 ロックレバー
21c 先端部
21d 後端部
24 コイルばね
25 シリンダ
26 ワイヤ
27 ローラ
30 リンク機構
100 フォークリフト
J 鉛直軸

Claims (3)

  1. パレットを支持するフォークを含んだ荷支持手段と、前記荷支持手段を鉛直軸回りに旋回させるローテイト機構と、前記荷支持手段および前記ローテイト機構を左右に横行させるサイドシフト機構とを備えたフォークリフトにおいて、前記フォークに支持されたパレットをフォークに固定する固定手段を、前記荷支持手段に設け、前記固定手段を作動させるために駆動する駆動手段を、前記荷支持手段および前記ローテイト機構とともに横行しかつ前記サイドシフト機構の一構成部品であるシフトヘッドに設け、前記固定手段と前記駆動手段とに、前記荷支持手段の旋回動作に追従して旋回可能な駆動力伝達手段を接続し、当該駆動力伝達手段によって前記駆動手段の駆動力を前記固定手段に伝達して、パレットの固定または固定解除を行うようにすると共に、前記固定手段は、前記フォークに回転可能に連結され先端部が前記フォークとともにパレットの差込口に差し込まれるロックレバーから構成され、前記駆動手段は、アクチュエータから構成され、前記駆動力伝達手段は、ワイヤから構成され、前記アクチュエータの駆動力を前記ワイヤによって前記ロックレバーに伝達して、前記ロックレバーを先端部が前記フォークから離れる方向へ回転させて、当該先端部で前記フォークに支持されたパレットの下側デッキボードを押圧することにより、パレットをフォークに固定し、または、前記ロックレバーを先端部が前記フォークに近づく方向へ回転させて、パレットの下側デッキボードおよび上側デッキボードから離間する姿勢で保持することにより、パレットのフォークへの固定を解除するようにしたことを特徴とするフォークリフト。
  2. 請求項1に記載のフォークリフトにおいて、
    前記ロックレバーをパレットの下側デッキボードを押圧する姿勢とパレットの下側デッキボードおよび上側デッキボードから離間する姿勢のいずれか一方の姿勢に保持するばねを設け、前記アクチュエータは、前記ばねの弾性力に打ち勝つ駆動力を発生して、前記ワイヤを介して前記ロックレバーを先端部が前記フォークから離れる方向または前記フォークに近づく方向へ回転させることを特徴とするフォークリフト。
  3. 請求項1または請求項2に記載のフォークリフトにおいて、
    前記荷支持手段が連結され前記荷支持手段を旋回させるために回転する前記荷支持手段の旋回中心でかつ前記ローテイト機構の一構成部品であるローテイト軸の下方に、一対のローラを各ローラの回転軸が前記ローテイト軸と平行になりかつ左右に並ぶように設け、前記一対のローラで前記ワイヤを挟み込んで、ワイヤの位置を拘束したことを特徴とするフォークリフト。
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