JP2003054887A - フォークリフト - Google Patents

フォークリフト

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JP2003054887A
JP2003054887A JP2001249476A JP2001249476A JP2003054887A JP 2003054887 A JP2003054887 A JP 2003054887A JP 2001249476 A JP2001249476 A JP 2001249476A JP 2001249476 A JP2001249476 A JP 2001249476A JP 2003054887 A JP2003054887 A JP 2003054887A
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forklift
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suspension mechanism
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JP2001249476A
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Kenji Mochizuki
賢士 望月
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Nippon Yusoki Co Ltd
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Nippon Yusoki Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66FHOISTING, LIFTING, HAULING OR PUSHING, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. DEVICES WHICH APPLY A LIFTING OR PUSHING FORCE DIRECTLY TO THE SURFACE OF A LOAD
    • B66F9/00Devices for lifting or lowering bulky or heavy goods for loading or unloading purposes
    • B66F9/06Devices for lifting or lowering bulky or heavy goods for loading or unloading purposes movable, with their loads, on wheels or the like, e.g. fork-lift trucks
    • B66F9/075Constructional features or details
    • B66F9/12Platforms; Forks; Other load supporting or gripping members
    • B66F9/14Platforms; Forks; Other load supporting or gripping members laterally movable, e.g. swingable, for slewing or transverse movements
    • B66F9/147Whole unit including fork support moves relative to mast

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Geology (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リフト機構と三方向スタッキング機構とを用
いて荷役作業を行う場合に、車体の傾斜を比較的簡単な
構成によって制止できるようにして常に適切な荷物の積
み降ろしができるフォークリフトを提供する。 【解決手段】 車体1に立設されたマスト4にリフト機
構6を介して三方向スタッキング機構5が昇降可能に設
けられ、この三方向スタッキング機構5にフォーク9が
取り付けられ、また、車体1の底部には車輪11,12
を揺動可能に支持するサスペンション機構27が設けら
れるとともに、さらに、三方向スタッキング機構5によ
る荷役作業に応じてサスペンション機構27の揺動を制
止する揺動制止手段47が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、三方向スタッキン
グ機構を備えたフォークリフトに係り、特には荷役作業
中の車体の傾斜を抑制して常に適切な荷物の積み降ろし
ができるようにするための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のフォークリフトには、車体に立設
されたマストにリフト機構を介して三方向スタッキング
機構が昇降可能に設けられ、この三方向スタッキング機
構にフォークを取り付けた構成のものがある。ここで、
上記の三方向スタッキング機構は、フォークを車体の進
行方向および左右両側の3方向に向けて旋回でき、か
つ、車体の左右方向に所定長さだけシフトできるように
したものである。
【0003】この種のフォークリフトは、リフト機構と
三方向スタッキング機構との組み合わせによってフォー
クを昇降、旋回、およびシフトをすることによって、ラ
ック棚の設置間隔が比較的狭い場所であっても荷物の積
み降ろしが行えるといった利点を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
フォークリフトを使用して車体進行方向に対して左右の
位置にあるラック棚に対して荷物の積み降ろしを行う場
合、リフト機構によってフォークを所定の高さまで上昇
させるとともに、三方向スタッキング機構によって、フ
ォークを車体の進行方向の左側あるいは右側に向くよう
に旋回した後、ラック棚に近付くようにシフトすること
になる。その際、車体には、通常、路面から加わる振動
を軽減するために車輪を揺動可能に支持するサスペンシ
ョン機構が設けられていることもあって、フォークに荷
物が載置されているときには、車体全体がラック棚の方
に傾斜する。この車体の傾斜は、フォークに載置されて
いる荷物の荷重が大きい程、また、荷物の揚高位置が高
い程、顕著になる。
【0005】そして、車体の傾斜が大きくなり過ぎる
と、フォークをラック棚に近付けたときに荷物あるいは
フォークがラック棚と不意に接触するなどの干渉が生
じ、荷物をラック棚の適正な位置に載置できなくなる。
【0006】また、車体が傾斜した場合でもラック棚と
干渉することなく荷物をラック棚の上に置くことができ
たとしても、その際、荷物は所定位置よりもラック棚の
奥側に置かれてしまうことになる。このため、その荷物
を後で荷取りする際には、車体が傾斜していない状態で
フォークがラック棚に近付くため、フォークが荷物にと
どかず、荷取り作業を円滑に行えないといった事態が生
じる。
【0007】そこで、このような荷役作業時の車体の傾
斜を抑制するために、たとえば、クレーン車などで通常
使用されているように、車体の左右両側にアウトリガー
を伸縮可能に設け、荷役作業を行う際には、このアウト
リガーを伸長して車体の傾斜を抑制することが考えられ
る。
【0008】しかしながら、三方向スタッキング機構を
備えたフォークリフトは、通常、ラック棚の設置間隔が
比較的狭い場所で使用されるため、車体の周囲にはアウ
トリガーを外方に張り出すだけのスペースがないことが
多い。しかも、アウトリガーの出し入れに時間がかか
り、荷役作業を迅速に行えない。また、アウトリガーを
安定して着地させるには、路面が水平である必要があ
り、路面が傾斜したり凹凸があると、かえって車体の傾
斜を助長することにもなる。したがって、アウトリガー
を使用するには路面やその周囲の状況に影響されるとい
った不具合がある。
【0009】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、リフト機構と三方向スタッキング機構とを用いて
荷役作業を行う場合に、車体の傾斜を比較的簡単な構成
によって短時間で抑制できるようにするとともに、その
際、周囲に余分なスペースを必要とせず、しかも路面の
状況に影響されないようなフォークリフトを提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、車体に立設されたマストにリフト機構
を介して三方向スタッキング機構が設けられ、この三方
向スタッキング機構にフォークが取り付けられ、また、
車体の底部には車輪を揺動可能に支持するサスペンショ
ン機構が設けられているフォークリフトにおいて、次の
構成を採用している。
【0011】すなわち、請求項1記載に係る発明のフォ
ークリフトは、前記三方向スタッキング機構による荷役
作業に応じて前記サスペンション機構の揺動を制止する
揺動制止手段を設けたことを特徴としている。
【0012】これにより、走行中はサスペンション機構
が作動するため路面から車体に加わる振動を吸収できる
一方、荷役作業を行う際には、揺動制止手段によってサ
スペンション機構の揺動が制止されるので車体の傾斜が
抑制される。しかも、サスペンション機構の揺動の有無
の切り換えを短時間の内に行えるため、荷役作業に支障
をきたすこともなく、さらに、路面の凹凸に追従した位
置でサスペンション機構の揺動を制止できるため、路面
の凹凸の影響を受けることがない。
【0013】請求項2記載の発明に係るフォークリフト
は、請求項1記載の発明の構成において、前記三方向ス
タッキング機構による荷役作業状態の有無を検出する荷
役作業状態検出手段を備えるとともに、前記揺動制止手
段は、この荷役作業状態検出手段の検出出力に応じて前
記サスペンション機構の揺動を制止するように構成され
ていることを特徴としている。
【0014】これにより、荷役作業状態に移行したとき
には、これに応じて自動的にサスペンション機構の揺動
が制止されるため、揺動制止手段を作動させるのを忘れ
たり、手動操作する場合の余分な手間を省くことができ
る。
【0015】請求項3記載の発明に係るフォークリフト
は、請求項2記載の発明の構成において、前記荷役作業
状態検出手段は、前記三方向スタッキング機構により作
動されるフォークのシフト位置ならびに旋回位置をそれ
ぞれ検出するセンサにより構成されていることを特徴と
している。
【0016】これにより、極めて簡単な構成でもって、
荷役作業の有無を確実に検出することができる。
【0017】請求項4記載の発明に係るフォークリフト
は、請求項1記載の発明の構成において、前記車体の走
行状態の有無を検出する走行状態検出手段を備えるとと
もに、前記揺動制止手段は、この走行状態検出手段の検
出出力に応じて前記サスペンション機構の揺動を制止す
るように構成されていることを特徴としている。
【0018】これにより、車体が走行状態にないと判断
される場合には、荷役作業状態にあると想定されるの
で、そのときには自動的にサスペンション機構の揺動が
制止されるため、揺動制止手段を作動させるのを忘れた
り、手動操作する場合の余分な手間を省くことができ
る。
【0019】請求項5記載の発明に係るフォークリフト
は、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の発
明の構成において、前記揺動制止手段は、車体と前記サ
スペンション機構との間に介在された油圧シリンダと、
この油圧シリンダをロック/非ロック状態に切り換える
切換弁とを備えることを特徴としている。
【0020】これにより、極めて簡単な構成でもってサ
スペンション機構の揺動を許容したり制止したりするこ
とができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照してさらに詳しく説明する。図1は本発明
の実施の形態に係るフォークリフトの側面図、図2は図
1のフォークリフトの平面図である。
【0022】この実施の形態に係るフォークリフトは、
車体1から前方に向けて路面2と平行に左右一対のスト
ラドルアーム3が延出して配置され、このストラドルア
ーム3にはマスト4が立設され、このマスト4には三方
向スタッキング機構5がリフト機構6を介して昇降可能
に設けられている。そして、この三方向スタッキング機
構5にフォーク9が取り付けられている。そして、左右
の各ストラドルアーム3の先端部にはそれぞれロード輪
10が、また、車体1の後部の左右には、走行駆動兼操
舵用のドライブ輪11および補助輪としての一対のキャ
スタ輪12がそれぞれ配設されている。
【0023】上記のリフト機構6は、リフトシリンダと
これに連結されたリフトチェーン(いずれも図示省略)
とを組み合わせて構成されている。また、三方向スタッ
キング機構5は、シフトレール15が車体1の幅方向に
沿って設けられ、このシフトレール15にシフトキャリ
ッジ16が取り付けられ、このシフトキャリッジ16に
フィンガーバ17が旋回可能に取り付けられ、このフィ
ンガーバ17にフォーク9が固定されている。
【0024】したがって、フォーク9は、リフト機構6
によって三方向スタッキング機構5とともにマスト4に
沿って昇降されるとともに、三方向スタッキング機構5
によって前方向および左右の各方向に向けて旋回でき、
かつ車体1の左右方向に所定長さだけシフトされるよう
になっている。なお、18は運転台、19は操作レバ
ー、20はヘッドガードである。
【0025】また、この実施の形態では、シフトレール
15の前方側のフレームの左右に、それぞれシフトキャ
リッジ16のシフト位置に応じてオン/オフする第1、
第2のリミットスイッチ21,22が、また、シフトキ
ャリッジ16にはフィンガーバ17の左右の旋回位置に
応じてオン/オフする第3、第4のリミットスイッチ2
3,24がそれぞれ配置されている。そして、これらの
各リミットスイッチ21〜24が特許請求の範囲におけ
る荷役作業状態検出手段としてのセンサの役目を果たし
ている。
【0026】図3はこの実施の形態のフォークリフトの
サスペンション機構の要部構造を車体の後方側から見た
縦断面図である。
【0027】この実施の形態のフォークリフトにおける
サスペンション機構27は、車体1の一部を構成する運
転台18の床板28の下面にブラケット29が固着さ
れ、このブラケット29に、荷重分配用リンク30がセ
ンターピン31によって揺動自在に連結支持されてい
る。荷重分配用リンク30のセンターピン31よりも図
中左側の端部には支持ピン32を介して支持板35が揺
動自在に軸支され、この支持板35の上面にはドライブ
ユニット36が固定配置されている。また、支持板35
の底部にはアーム37を介してドライブ輪11が取り付
けられている。一方、荷重分配用リンク30のセンター
ピン31よりも図中右側の底部にはアーム38を介して
一対のキャスタ輪12が取り付けられている。
【0028】ドライブユニット36は、ドライブ輪11
を駆動する走行モータや駆動ギア(いずれも図示省略)
を含んでおり、このドライブユニット36の上部は床板
28に形成された貫通孔39を通って床板28よりも上
方に突出し、その突出部分が揺動リンク40を介して車
体1に揺動自在に連結されている。これにより、支持板
35を介して一体化されたドライブ輪11とドライブユ
ニット36とは、荷重分配用リンク30および揺動リン
ク40から構成される平行リンク機構でもって上下動可
能に支持されている。
【0029】また、床板28には油圧シリンダ43が取
り付けられており、この油圧シリンダ43のシリンダロ
ッドが荷重分配用リンク30のセンターピン31と支持
ピン32との間に位置する箇所にブラケット44を介し
て固定されている。また、この油圧シリンダ43には、
この油圧シリンダ43をロック/非ロック状態に切り換
える切換弁45が油圧配管46を介して接続されてい
る。そして、上記の油圧シリンダ43と切換弁45とが
特許請求の範囲における揺動制止手段47を構成してい
る。また、油圧シリンダ43は、路面2から車体1に加
わる衝撃を吸収するダンパの役目も果たしている。
【0030】図4はこの実施の形態のフォークリフトの
制御系統の要部を示すブロック図である。コントローラ
49は車体1の内部に配置されており、このコントロー
ラ49は、ハンドルや操作レバーの操作に応じてドライ
ブユニット36を制御するとともに、三方向スタッキン
グ機構5やリフト機構6を制御するようになっている。
さらに、この実施の形態において、コントローラ49
は、前述のシフトキャリッジ16のシフト位置を検出す
る第1、第2のリミットスイッチ21,22およびフィ
ンガーバ17の左右の旋回位置を検出する第3、第4の
リミットスイッチ23,24の各々の検出出力を取り込
み、これに応じて弁駆動部50を介して切換弁45を制
御するようになっている。
【0031】次に、上記構成のフォークリフトの動作に
ついて説明する。フォークリフトが走行状態にあると
き、安全面から、フォーク9は、リフト機構6によって
下降位置に保たれるとともに、車体1の幅内に収まるよ
うに三方向スタッキング機構5によって車体1の進行方
向の左側あるいは右側に向くように旋回された状態でシ
フトキャリッジ16が後退される。
【0032】したがって、図5に示すように、フォーク
リフトが走行状態にあるときには、第1のリミットスイ
ッチ21と第4のリミットスイッチ24とが共にオン状
態になるか、あるいは、第2のリミットスイッチ22と
第3のリミットスイッチ23とが共にオン状態になる。
【0033】コントローラ49は、第1〜第4のリミッ
トスイッチ21〜24からの検出出力がこのような状態
を示すときには、走行状態にあると判断し、これに応じ
て弁駆動部50を制御して油圧シリンダ43が非ロック
状態になるように切換弁45を切り換える。このため、
油圧シリンダ43によってサスペンション機構27を構
成する荷重分配用リンク30の動きは何ら拘束されるこ
とはない。したがって、ドライブ輪11とキャスタ輪1
2とは、荷重分配用リンク30によって揺動自在に支持
される。また、その際、油圧シリンダ43がダンパとし
て作用するため、路面2から車体1に加わる衝撃が吸収
される。
【0034】一方、荷役作業を行う際には、リフト機構
6によってフォーク9が所定の高さまで上昇されるとと
もに、三方向スタッキング機構5によって、フォーク9
が車体1の進行方向の左側あるいは右側に向くように旋
回された後、フォーク9がラック棚に近付くようにシフ
トキャリッジ16が左進あるいは右進される。
【0035】したがって、図5に示すように、第1〜第
4の各リミットスイッチ21〜24のオン/オフの組み
合わせが前述の走行状態以外の組み合わせの状態とな
る。
【0036】コントローラ49は、第1〜第4のリミッ
トスイッチ21〜24からの検出出力がこのような状態
を示すときには、荷役作業状態にあると判断し、これに
応じて弁駆動部50を制御して油圧シリンダ43がロッ
ク状態になるように切換弁45を切り換える。すると、
油圧シリンダ43がロックされることで荷重分配用リン
ク30の動きが拘束されるため、その結果、フォーク9
に載置した荷物をラック棚に載置する際の車体1の傾斜
が抑制される。したがって、常に荷物をラック棚の適正
な位置に載置することができる。
【0037】しかも、サスペンション機構27の揺動の
有無の切り換えは短時間の内に行えるため、荷役作業に
支障をきたすこともない。さらに、路面2に凹凸があっ
てドライブ輪11とキャスタ輪12との相対的な高さ位
置が変化していても、路面2の凹凸に追従した位置でサ
スペンション機構27の揺動が制止されるため、路面2
の凹凸の影響を受けることがない。
【0038】上記の実施の形態に対して、次のような変
形例や応用例を考えることができる。上記の実施の形態
では、荷役作業状態の有無を検出する作業状態検出手段
として、第1〜第4のリミットスイッチ21〜24を設
けているが、その代わりに、車体1の走行の有無を直接
に検出する速度計を走行検出手段として利用し、この速
度計の検出出力に基づいてサスペンション機構29の揺
動を制止する構成とすることも可能である。すなわち、
速度計によって車体1の走行が停止したと判断される場
合には、荷役作業状態にあると想定されるので、そのと
きには切換弁45を切り換えてサスペンション機構27
の揺動を制止する。
【0039】この場合にも、極めて簡単な構成でもっ
て、走行状態から荷役作業状態に移行したことを確実に
検出することができるとともに、サスペンション機構2
9の揺動を自動的に制止することができる。
【0040】また、この実施の形態では、荷役作業状態
の有無に応じて自動的に切換弁45を切り換えるように
しているが、これに限らず、荷役作業を行う際に、手動
操作によって切換弁45を手動で切り換えてサスペンシ
ョン機構27の揺動を制止するようにすることも可能で
ある。さらに、本発明は、上記の実施の形態で説明した
構成のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸
脱しない範囲で適宜に変更して実施することができる。
たとえば、各リミットスイッチ21〜24に代えて光セ
ンサを使用することもできる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果を奏する。 (1) 請求項1記載に係る発明のフォークリフトは、
三方向スタッキング機構による荷役作業に応じてサスペ
ンション機構の揺動を制止する揺動制止手段を設けたの
で、荷役作業状態では、揺動制止手段によってサスペン
ション機構の揺動が制止される。その結果、車体の傾斜
が抑制される。しかも、サスペンション機構の揺動の有
無の切り換えを短時間の内に行えるため、荷役作業に支
障をきたすこともなく、さらに、路面の凹凸に追従した
位置でサスペンション機構の揺動を制止できるため、路
面の凹凸の影響を受けることがない。
【0042】(2) 請求項2記載の発明に係るフォー
クリフトは、請求項1記載の発明の効果に加えて、三方
向スタッキング機構による荷役作業の有無を荷役作業状
態検出手段により検出し、その検出出力に応じて揺動制
止手段がサスペンション機構の揺動を制止するように構
成されているので、荷役作業状態に移行したときには、
これに応じて自動的にサスペンション機構の揺動が制止
されるようになる。このため、揺動制止手段を作動させ
るのを忘れたり、手動操作する場合の余分な手間を省く
ことができる。
【0043】(3) 請求項3記載の発明に係るフォー
クリフトは、請求項2記載の発明の効果に加えて、荷役
状態作業検出手段は、三方向スタッキング機構により作
動されるフォークのシフト位置ならびに旋回位置をそれ
ぞれ検出するセンサにより構成されているので、極めて
簡単な構成でもって、荷役作業状態の有無を確実に検出
することができる。
【0044】(4) 請求項4記載の発明に係るフォー
クリフトは、請求項1記載の発明の効果に加えて、車体
の走行状態の有無を走行状態検出手段により検出し、そ
の検出出力に応じて揺動制止手段がサスペンション機構
の揺動を制止するように構成されているので、走行状態
でない場合、つまり荷役作業状態にある場合には、自動
的にサスペンション機構の揺動が制止されるようにな
る。このため、揺動制止手段を作動させるのを忘れた
り、手動操作する場合の余分な手間を省くことができ
る。
【0045】(5) 請求項5記載の発明に係るフォー
クリフトは、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に
記載の発明の効果に加えて、揺動制止手段は、車体と前
記サスペンション機構との間に介在された油圧シリンダ
と、この油圧シリンダをロック/非ロック状態に切り換
える切換弁とを備えるので、極めて簡単な構成でもって
サスペンション機構の揺動を許容したり制止したりする
ことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るフォークリフトの側
面図である。
【図2】図1のフォークリフトの平面図である。
【図3】この実施の形態のフォークリフトのサスペンシ
ョン機構の要部構造を車体の後方側から見た縦断面図で
ある。
【図4】図1のフォークリフトの制御系統の要部を示す
ブロック図である。
【図5】走行状態と荷役作業状態の判定のための論理関
係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 車体 4 マスト 5 三方向スタッキング機構 6 リフト機構 9 フォーク 16 シフトキャリッジ 21〜24 リミットスイッチ(センサ) 27 サスペンション機構 43 油圧シリンダ 45 切換弁 47 揺動制止手段 49 コントローラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に立設されたマストにリフト機構を
    介して三方向スタッキング機構が設けられ、この三方向
    スタッキング機構にフォークが取り付けられ、また、車
    体の底部には車輪を揺動可能に支持するサスペンション
    機構が設けられているフォークリフトにおいて、 前記三方向スタッキング機構による荷役作業に応じて前
    記サスペンション機構の揺動を制止する揺動制止手段を
    設けたことを特徴とするフォークリフト。
  2. 【請求項2】 前記三方向スタッキング機構による荷役
    作業状態の有無を検出する荷役作業状態検出手段を備え
    るとともに、前記揺動制止手段は、この荷役作業状態検
    出手段の検出出力に応じて前記サスペンション機構の揺
    動を制止するように構成されていることを特徴とする請
    求項1記載のフォークリフト。
  3. 【請求項3】 前記荷役作業状態検出手段は、前記三方
    向スタッキング機構により作動されるフォークのシフト
    位置ならびに旋回位置をそれぞれ検出するセンサにより
    構成されていることを特徴とする請求項2記載のフォー
    クリフト。
  4. 【請求項4】 前記車体の走行状態の有無を検出する走
    行状態検出手段を備えるとともに、前記揺動制止手段
    は、この走行状態検出手段の検出出力に応じて前記サス
    ペンション機構の揺動を制止するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のフォークリフト。
  5. 【請求項5】 前記揺動制止手段は、前記車体とサスペ
    ンション機構との間に介在された油圧シリンダと、この
    油圧シリンダをロック/非ロック状態に切り換える切換
    弁とを備えることを特徴とする請求項1ないし請求項4
    のいずれか1項に記載のフォークリフト。
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