JP3224364U - フォークリフト用運搬物落下防止装置及びフォークリフト - Google Patents
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Abstract
【課題】運搬物を落下し難くするフォークリフト用運搬物落下防止装置を提供する。【解決手段】フォークリフト本体2に取り付けられる基部11と、基部から前方へと突出し、フォークリフト本体のフォーク221上に載せられた運搬物の側方に位置するように形成されたアーム12と、を備える。【選択図】図1
Description
本考案は、フォークリフト用運搬物落下防止装置及びフォークリフトに関するものである。
荷物の集積場等における短距離の荷物の運搬には、フォークリフトが用いられることが多い。このようなフォークリフトは、一般に、昇降させることが可能な複数のフォークを備え、これによって、運搬対象となる荷物(以下、「運搬物」という。)を下から支えるようにして持ち上げ、これを運搬する(例えば、特許文献1参照)。
このようなフォークリフトは、フォークによって運搬物を下方から支えるのみの構造であることから、運搬時の安定性に乏しく、フォークリフトが旋回する際等に、運搬物が落下するおそれがあった。
本考案の課題は、フォークリフトの運搬物を落下し難くすることである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の考案は、フォークリフト用運搬物落下防止装置であって、
フォークリフト本体に取り付けられる基部と、
前記基部から前方へと突出し、前記フォークリフト本体のフォーク上に載せられた運搬物の側方に位置するように形成されたアームと、
を備えることを特徴とする。
フォークリフト本体に取り付けられる基部と、
前記基部から前方へと突出し、前記フォークリフト本体のフォーク上に載せられた運搬物の側方に位置するように形成されたアームと、
を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の考案は、請求項1に記載のフォークリフト用運搬物落下防止装置であって、
前記基部は、フォークリフト本体の昇降部のバックレストの右端部付近又は左端部付近に取り付けられることを特徴とする。
前記基部は、フォークリフト本体の昇降部のバックレストの右端部付近又は左端部付近に取り付けられることを特徴とする。
請求項3に記載の考案は、請求項1又は2に記載のフォークリフト用運搬物落下防止装置であって、
前記アームが前記運搬物に隣接して置かれた荷物に接触した場合に、当該荷物を回避するように前記アームの位置を移動させる回避機構を備えることを特徴とする。
前記アームが前記運搬物に隣接して置かれた荷物に接触した場合に、当該荷物を回避するように前記アームの位置を移動させる回避機構を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の考案は、請求項3に記載のフォークリフト用運搬物落下防止装置であって、
前記アームは、前記基部に対して、前後方向に摺動可能に接続されていることを特徴とする。
前記アームは、前記基部に対して、前後方向に摺動可能に接続されていることを特徴とする。
請求項5に記載の考案は、請求項4に記載のフォークリフト用運搬物落下防止装置であって、
前記アームを前方へと付勢する付勢手段を備えることを特徴とする。
前記アームを前方へと付勢する付勢手段を備えることを特徴とする。
請求項6に記載の考案は、請求項4又は5に記載のフォークリフト用運搬物落下防止装置であって、
前記基部は、前記アームを上下に挟むように配置された複数のローラを備えることを特徴とする。
前記基部は、前記アームを上下に挟むように配置された複数のローラを備えることを特徴とする。
請求項7に記載の考案は、請求項4から6のいずれか一項に記載のフォークリフト用運搬物落下防止装置であって
前記アームは、先端部に、樹脂材料によって形成された当接部を備えることを特徴とする。
前記アームは、先端部に、樹脂材料によって形成された当接部を備えることを特徴とする。
請求項8に記載の考案は、請求項3に記載のフォークリフト用運搬物落下防止装置であって、
前記アームは、前記基部に対して回動可能に接続されていることを特徴とする。
前記アームは、前記基部に対して回動可能に接続されていることを特徴とする。
請求項9に記載の考案は、請求項8に記載のフォークリフト用運搬物落下防止装置であって、
前記アームは、前記アームの先端が上方へと移動するように前記基部に対して回動可能に接続されていることを特徴とする。
前記アームは、前記アームの先端が上方へと移動するように前記基部に対して回動可能に接続されていることを特徴とする。
請求項10に記載の考案は、フォークリフトであって、請求項1から9のいずれか一項に記載のフォークリフト用運搬物落下防止装置を備えることを特徴とする。
本考案によれば、フォークリフトの運搬物を落下し難くすることができる。
以下、本考案の実施の形態である運搬物落下防止装置及びこれを備えたフォークリフトについて、図1から図4に基づいて説明する。ただし、本考案の技術的範囲は図示例に限定されるものではない。
なお、以下においては、図1に示すように、フォークリフト本体2に乗車する運転者を基準として、運転者の前方を前、運転者の後方を後、運転者の上方を上、運転者下方を下、運転者の右手側を右、運転者の左手側を左と定めて説明する。
なお、以下においては、図1に示すように、フォークリフト本体2に乗車する運転者を基準として、運転者の前方を前、運転者の後方を後、運転者の上方を上、運転者下方を下、運転者の右手側を右、運転者の左手側を左と定めて説明する。
[第1 第1実施形態]
本考案の第1実施形態について、図1から図3に基づいて説明する。
本考案の第1実施形態について、図1から図3に基づいて説明する。
[1 実施形態の構成]
第1実施形態に係るフォークリフト100は、フォークリフト本体2と、これに取り付けられた運搬物落下防止装置1と、からなる。
第1実施形態に係るフォークリフト100は、フォークリフト本体2と、これに取り付けられた運搬物落下防止装置1と、からなる。
[(1) フォークリフト本体]
フォークリフト本体2は、運搬物落下防止装置1を取り付けることが可能な一般的なフォークリフトであれば特に限定されないが、以下、その一例について簡単に説明する。
フォークリフト本体2は、図1に示すように、車両部21と、運搬物を載せた状態で上下に昇降する昇降部22と、昇降部22を上下動可能に支持する支持部23と、を備える。
フォークリフト本体2は、運搬物落下防止装置1を取り付けることが可能な一般的なフォークリフトであれば特に限定されないが、以下、その一例について簡単に説明する。
フォークリフト本体2は、図1に示すように、車両部21と、運搬物を載せた状態で上下に昇降する昇降部22と、昇降部22を上下動可能に支持する支持部23と、を備える。
車両部21は、フォークリフト本体2のうち、運転者が乗車の上、走行させることができる一般的な車両としての構造を有する部分である。
昇降部22は、運搬物を載せる部分であり、支持部23に対して上下動可能に構成されている。昇降部22は、運搬物を下方から支えるフォーク221と、運搬物を後方から支える正面視略矩形状のバックレスト222と、を備える。
支持部23は、上下に延びるマスト231と、昇降部22に掛けられたチェーン232と、チェーン232に接続された油圧機構(図示せず)と、を備え、油圧機構によって、チェーン232を介して昇降部22を上下動させることができるように構成されている。
このような構造を有することで、フォークリフト本体2は、昇降部22を下降させてフォーク221上に運搬物を載せた上で、昇降部22を上昇させて運搬物を持ち上げ、これを運ぶことが可能となる。
[(2) 運搬物落下防止装置]
第1実施形態に係る運搬物落下防止装置1は、フォークリフト本体2に取り付けられ、フォーク221に載せられた運搬物の落下を防ぐためのものであり、図1に示すように、フォークリフト本体2に取り付けられる基部11と、フォーク221に載せられた運搬物の側方に位置し、その落下を防止するアーム12と、を備え、アーム12が、基部11に対して前後方向に摺動可能に構成されている。
第1実施形態に係る運搬物落下防止装置1は、フォークリフト本体2に取り付けられ、フォーク221に載せられた運搬物の落下を防ぐためのものであり、図1に示すように、フォークリフト本体2に取り付けられる基部11と、フォーク221に載せられた運搬物の側方に位置し、その落下を防止するアーム12と、を備え、アーム12が、基部11に対して前後方向に摺動可能に構成されている。
[ア 基部]
基部11は、図1に示すように、フォークリフト本体2の昇降部22のバックレスト222の左端部付近又は右端部付近に取り付けられ、アーム12を支持する部分であり、図2及び図3に示すように、運搬物落下防止装置1をフォークリフト本体2に固定するためのベース111と、ベース111に取り付けられ、アーム12の後方が収納される筒状の空間を形成するカバー部112と、アーム12を摺動可能に支持する4つのローラ113と、アーム12を前方へと付勢する付勢手段114と、ベース111に取り付けられ、アーム12がローラ113から外れることを防止する補強部材115と、を備えて構成されている。
なお、基部11は、これによって支持されるバックレスト222の左右のアーム12の間隔が、運搬物として予定されているコンテナ等の運搬物の幅より僅かに大きくなるように、ベース111の左右方向の大きさが決定される。
基部11は、図1に示すように、フォークリフト本体2の昇降部22のバックレスト222の左端部付近又は右端部付近に取り付けられ、アーム12を支持する部分であり、図2及び図3に示すように、運搬物落下防止装置1をフォークリフト本体2に固定するためのベース111と、ベース111に取り付けられ、アーム12の後方が収納される筒状の空間を形成するカバー部112と、アーム12を摺動可能に支持する4つのローラ113と、アーム12を前方へと付勢する付勢手段114と、ベース111に取り付けられ、アーム12がローラ113から外れることを防止する補強部材115と、を備えて構成されている。
なお、基部11は、これによって支持されるバックレスト222の左右のアーム12の間隔が、運搬物として予定されているコンテナ等の運搬物の幅より僅かに大きくなるように、ベース111の左右方向の大きさが決定される。
[(ア) ベース]
ベース111は、フォークリフト本体2の昇降部22のバックレスト222の左端部付近又は右端部付近に運搬物落下防止装置1を取り付けるための部分であり、図3に示すように、例えばねじ止め等の方法によって、バックレスト222と着脱可能に構成されている。
なお、ベース111がフォークリフト本体2に取り付けられる位置は、上記のようにバックレスト222の左端部付近又は右端部付近が好ましいものの、フォーク221に載せられた運搬物の側方に位置するようにアーム12を配置できるものであればよく、上記の位置には限られない。
ベース111は、フォークリフト本体2の昇降部22のバックレスト222の左端部付近又は右端部付近に運搬物落下防止装置1を取り付けるための部分であり、図3に示すように、例えばねじ止め等の方法によって、バックレスト222と着脱可能に構成されている。
なお、ベース111がフォークリフト本体2に取り付けられる位置は、上記のようにバックレスト222の左端部付近又は右端部付近が好ましいものの、フォーク221に載せられた運搬物の側方に位置するようにアーム12を配置できるものであればよく、上記の位置には限られない。
[(イ) カバー部]
カバー部112は、ベース111に取り付けられ、アーム12の後方が収納される前後が開放された筒状の空間を形成する部分であり、図1に示すように、金属版を組み合わせて略直方体状に形成されている。
カバー部112は、ベース111に取り付けられ、アーム12の後方が収納される前後が開放された筒状の空間を形成する部分であり、図1に示すように、金属版を組み合わせて略直方体状に形成されている。
[(ウ) ローラ]
ローラ113は、図2及び図3に示すように、左右方向を軸として回転するように形成された、左右方向から見て略円形となる部材であり、ベース111とカバー部112との間の空間内に、アーム12を挟むように上下2つずつ、計4つ備えられ、これらの間に挟まれたアーム12を前後方向に摺動可能に支持する。
ローラ113は、図3に示すように、左右方向中央部が凹状となるように形成され、後述のアーム12のアーム本体121の上方パイプ1211又は下方パイプ1212が当該凹状部分に嵌るように構成されている。
ローラ113は、図2及び図3に示すように、左右方向を軸として回転するように形成された、左右方向から見て略円形となる部材であり、ベース111とカバー部112との間の空間内に、アーム12を挟むように上下2つずつ、計4つ備えられ、これらの間に挟まれたアーム12を前後方向に摺動可能に支持する。
ローラ113は、図3に示すように、左右方向中央部が凹状となるように形成され、後述のアーム12のアーム本体121の上方パイプ1211又は下方パイプ1212が当該凹状部分に嵌るように構成されている。
[(エ) 付勢手段]
付勢手段114は、図2及び図3に示すように、ベース111とカバー部112との間の空間内に備えられた、アーム12を前方へと付勢する手段である。付勢手段114の構成としては、アーム12を前方へと付勢することができるものであれば限定されないが、本実施形態においては、ベース111とカバー部112との間の空間内で、ベース111に固定されたロール状の定荷重ばねの端部を、アーム12の後端部に備えられたバネブラケット1214に固定することにより構成される。
付勢手段114は、図2及び図3に示すように、ベース111とカバー部112との間の空間内に備えられた、アーム12を前方へと付勢する手段である。付勢手段114の構成としては、アーム12を前方へと付勢することができるものであれば限定されないが、本実施形態においては、ベース111とカバー部112との間の空間内で、ベース111に固定されたロール状の定荷重ばねの端部を、アーム12の後端部に備えられたバネブラケット1214に固定することにより構成される。
[(オ) 補強部材]
補強部材115は、ベース111とカバー部112との間の空間内に備えられた、アーム12がローラ113から外れることを防止するための部材であり、ベース111に固定されている。補強部材115としては、図2及び図3に示すように、前方から順に、アーム12の周囲を周回するように形成された第1補強部材1151と、アーム12のフォークリフト本体2の側に向く面と対向するように形成された第2補強部材1152と、アーム12の周囲を周回するように形成された第3補強部材1153と、の3つが備えられている。
補強部材115は、ベース111とカバー部112との間の空間内に備えられた、アーム12がローラ113から外れることを防止するための部材であり、ベース111に固定されている。補強部材115としては、図2及び図3に示すように、前方から順に、アーム12の周囲を周回するように形成された第1補強部材1151と、アーム12のフォークリフト本体2の側に向く面と対向するように形成された第2補強部材1152と、アーム12の周囲を周回するように形成された第3補強部材1153と、の3つが備えられている。
[イ アーム]
アーム12は、図1から図3に示すように、フォーク221上の運搬物の側方に位置し、その落下を防止する部材であり、基部11から、前方へと延在するように構成されている。
アーム12の後方の部分は、基部11のベース111とカバー部112との間の空間内に挿入され、上下のローラ113によって挟まれるようにして、前後方向へと摺動可能に支持されている。
また、アーム12は、付勢手段114によって前方へと付勢され、前方から力が加わると後方へと摺動し、前方から力が加わらなくなった際には、自動的に前方に突出した状態に戻るように、基部11に接続されている。
アーム12は、図1から図3に示すように、フォーク221上の運搬物の側方に位置し、その落下を防止する部材であり、基部11から、前方へと延在するように構成されている。
アーム12の後方の部分は、基部11のベース111とカバー部112との間の空間内に挿入され、上下のローラ113によって挟まれるようにして、前後方向へと摺動可能に支持されている。
また、アーム12は、付勢手段114によって前方へと付勢され、前方から力が加わると後方へと摺動し、前方から力が加わらなくなった際には、自動的に前方に突出した状態に戻るように、基部11に接続されている。
アーム12は、図1から図3に示すように、基部11のベース111とカバー部112との間の空間内に挿入された前後方向に長い部材であるアーム本体121と、アーム本体121の前端部に備えられた上下方向に長い部材である先端部122と、を備える。
[(ア) アーム本体]
アーム本体121は、図1から図3に示すように、前後方向に延在する2本の金属製のパイプ(上方パイプ1211及び下方パイプ1212)を備え、後方の部分が、基部11のベース111とカバー部112との間の空間内に挿入されている。
また、図2及び図3に示すように、アーム本体121の後方の部分においては、上方パイプ1211及び下方パイプ1212が板状部材1213によって上下に接続され、板状部材1213の後端部には、基部11の付勢手段114としての定荷重ばねが接続されるバネブラケット1214が備えられている。
アーム本体121は、図1から図3に示すように、前後方向に延在する2本の金属製のパイプ(上方パイプ1211及び下方パイプ1212)を備え、後方の部分が、基部11のベース111とカバー部112との間の空間内に挿入されている。
また、図2及び図3に示すように、アーム本体121の後方の部分においては、上方パイプ1211及び下方パイプ1212が板状部材1213によって上下に接続され、板状部材1213の後端部には、基部11の付勢手段114としての定荷重ばねが接続されるバネブラケット1214が備えられている。
これによって、上方パイプ1211及び下方パイプ1212がそれぞれ基部11のローラ113に接し、かつ、アーム本体121の後端部付近が、バネブラケット1214に接続された付勢手段114によって前方へと付勢されることで、上記のようにアーム12を、前方から力が加わると後方へと摺動し、前方から力が加わらなくなった際には、自動的に前方に突出した状態に戻るように、基部11に接続することができる。
[(イ) 先端部]
先端部122は、図1から図3に示すように、上下方向にアーム本体121よりも幅が広くなるように形成された、アーム12の前端部を形成する部材であり、図2及び図3に示すように、先端部122後方に位置し、アーム本体121と接続される接続部1221と、先端部122前方に位置し、前方の荷物と当接することとなる当接部1222と、を備える。
先端部122は、図1から図3に示すように、上下方向にアーム本体121よりも幅が広くなるように形成された、アーム12の前端部を形成する部材であり、図2及び図3に示すように、先端部122後方に位置し、アーム本体121と接続される接続部1221と、先端部122前方に位置し、前方の荷物と当接することとなる当接部1222と、を備える。
接続部1221は、図2及び図3に示すように、上下方向に延在する略矩形状の断面形状を有する棒状に形成され、アーム本体121の上方パイプ1211及び下方パイプ1212と接続されている。
当接部1222は、図2及び図3に示すように、上下方向に延在する、接続部1221と接続されている面を除き略円形状の断面形状を有する棒状に形成され、接続部1221のアーム本体121と接続されているのと反対側の面と接続されている。
先端部122を形成する材料としては、接続部1221には、アーム本体121と同様の金属材料が用いられ、当接部1222には、ナイロン樹脂等の樹脂材料が用いられる。
これによって、先端部122に十分な強度を持たせつつ、先端部122が運搬対象となる荷物に隣接して置かれた荷物に当たった際に、これを傷つけてしまうおそれを低減できる。
これによって、先端部122に十分な強度を持たせつつ、先端部122が運搬対象となる荷物に隣接して置かれた荷物に当たった際に、これを傷つけてしまうおそれを低減できる。
[2 実施形態の効果]
本実施形態に係るフォークリフト100によれば、フォークリフト本体2の昇降部22のフォーク221に載せられた運搬物の左右に、運搬物落下防止装置1のアーム12が配置されることとなる。これによって、運搬物が、フォークリフトの左右に落下することを防止できる。
本実施形態に係るフォークリフト100によれば、フォークリフト本体2の昇降部22のフォーク221に載せられた運搬物の左右に、運搬物落下防止装置1のアーム12が配置されることとなる。これによって、運搬物が、フォークリフトの左右に落下することを防止できる。
また、荷物が密集して置かれている場合に、その内の一つを運搬物としてフォークリフトを用いて持ち上げようとする際には、運搬物落下防止装置1のアーム12が、持ち上げようとした運搬物に隣接して置かれた荷物に当たってしまうおそれがある。
本実施形態に係るフォークリフト100によれば、アーム12が、基部11に、ローラ113によって前後方向に摺動可能に取り付けられていることで、アーム12が持ち上げようとした運搬物に隣接して置かれた荷物に当たってしまった場合には、アーム12は後方へと摺動することから、アーム12が運搬物に隣接して置かれた荷物に引っ掛かり、運搬物を持ち上げる障害となることを防止できる。
すなわち、アーム12が基部11に対して前後方向に摺動可能に取り付けられる当該取付部が、本考案における回避機構として機能することとなる。
本実施形態に係るフォークリフト100によれば、アーム12が、基部11に、ローラ113によって前後方向に摺動可能に取り付けられていることで、アーム12が持ち上げようとした運搬物に隣接して置かれた荷物に当たってしまった場合には、アーム12は後方へと摺動することから、アーム12が運搬物に隣接して置かれた荷物に引っ掛かり、運搬物を持ち上げる障害となることを防止できる。
すなわち、アーム12が基部11に対して前後方向に摺動可能に取り付けられる当該取付部が、本考案における回避機構として機能することとなる。
さらに、運搬物をフォーク221に載せ、運搬を開始した後には、アーム12は付勢手段114によって前方へと摺動して自動的に元の位置に戻ることから、荷物を持ち上げる際に障害となることを防止しつつ、上記の運搬物落下防止の効果を得ることが可能となる。
また、アーム12が基部11に対して前後に摺動する構造であることで、フォークリフト本体2が、バックレスト222の上下にスペースのない構造である場合にも、運搬物落下防止装置1を使用することが可能となる。
[第2 第2実施形態]
本考案の第2実施形態について、図4に基づいて説明する。なお第1実施形態と同一の部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
本考案の第2実施形態について、図4に基づいて説明する。なお第1実施形態と同一の部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
[1 実施形態の構成]
第2実施形態に係るフォークリフト100Aは、フォークリフト本体2と、これに取り付けられた運搬物落下防止装置1Aと、からなる。
第2実施形態に係るフォークリフト100Aは、フォークリフト本体2と、これに取り付けられた運搬物落下防止装置1Aと、からなる。
[(1) フォークリフト本体]
フォークリフト本体2は、第1実施形態と変わるところはなく、運搬物落下防止装置1Aを取り付けることが可能な一般的なフォークリフトであれば特に限定されない。
フォークリフト本体2は、第1実施形態と変わるところはなく、運搬物落下防止装置1Aを取り付けることが可能な一般的なフォークリフトであれば特に限定されない。
[(2) 運搬物落下防止装置]
第2実施形態に係る運搬物落下防止装置1Aは、図4に示すように、アーム12Aが、持ち上げようとした運搬物に隣接して置かれた荷物に当たった場合に、上方へと回動するように構成されたものである。
すなわち、この場合、運搬物落下防止装置1Aは、図4に示すように、フォークリフト本体2の昇降部22のバックレスト222に取り付けられる基部11Aと、フォーク221に載せられた運搬物の側方に位置し、その落下を防止するアーム12Aと、を備え、アーム12Aが、基部11Aに対して上方へと回動可能に構成されている。
第2実施形態に係る運搬物落下防止装置1Aは、図4に示すように、アーム12Aが、持ち上げようとした運搬物に隣接して置かれた荷物に当たった場合に、上方へと回動するように構成されたものである。
すなわち、この場合、運搬物落下防止装置1Aは、図4に示すように、フォークリフト本体2の昇降部22のバックレスト222に取り付けられる基部11Aと、フォーク221に載せられた運搬物の側方に位置し、その落下を防止するアーム12Aと、を備え、アーム12Aが、基部11Aに対して上方へと回動可能に構成されている。
[ア 基部]
基部11Aは、図4に示すように、例えばねじ止め等の方法によって、フォークリフト本体2の昇降部22のバックレスト222と着脱可能に構成されたベース111Aと、ベース111Aから左方又は右方に延び、アーム12Aが接続されるアーム接続部116と、を備える。
基部11Aは、図4に示すように、例えばねじ止め等の方法によって、フォークリフト本体2の昇降部22のバックレスト222と着脱可能に構成されたベース111Aと、ベース111Aから左方又は右方に延び、アーム12Aが接続されるアーム接続部116と、を備える。
アーム接続部116には、アーム12Aが、上方へと回動可能に接続される。アーム12Aのアーム接続部116への接続方法は、アーム12Aに前方から力が加わっていない状態では、これを先端が僅かに水平方向よりも上方を向く状態とした上で、前方からアーム12Aに力が加わった際にはこれを上方へと回動させ、かつ、前方から力が加わらなくなった際には、再び水平から僅かに先端が上を向く状態に戻すことができるものであれば、具体的な接続方法は問わない。
例えば、アーム12A及びアーム接続部116に形成された孔部に円筒状の部材を貫通させるようにして、アーム12Aがアーム接続部116に対して回動可能となるように両者を接続した上で、さらに、アーム120が、先端が僅かに水平方向よりも上方を向く状態から、先端が下方へ向かうように回動しようとした際に引っ掛かり、回動を規制する規制手段を設けるようにすればよい。
例えば、アーム12A及びアーム接続部116に形成された孔部に円筒状の部材を貫通させるようにして、アーム12Aがアーム接続部116に対して回動可能となるように両者を接続した上で、さらに、アーム120が、先端が僅かに水平方向よりも上方を向く状態から、先端が下方へ向かうように回動しようとした際に引っ掛かり、回動を規制する規制手段を設けるようにすればよい。
[イ アーム]
アーム12Aは、図4に示すように、基部11Aのアーム接続部116に上方へと回動可能に接続された前後方向に長い部材であり、前方から力が加わっていない状態では、先端が僅かに水平方向よりも上方を向く状態となり、かつ前方からアーム12Aに力が加わった際には、先端が上方へと向かうようにして回動するように構成されている。
また、アーム12Aは、その両面に、図4に示すように、ゴム等で形成された滑り止め部123を備える。
アーム12Aは、図4に示すように、基部11Aのアーム接続部116に上方へと回動可能に接続された前後方向に長い部材であり、前方から力が加わっていない状態では、先端が僅かに水平方向よりも上方を向く状態となり、かつ前方からアーム12Aに力が加わった際には、先端が上方へと向かうようにして回動するように構成されている。
また、アーム12Aは、その両面に、図4に示すように、ゴム等で形成された滑り止め部123を備える。
[2 実施形態の効果]
本実施形態に係るフォークリフト100Aによっても、フォークリフト本体2の昇降部22のフォーク221に載せられた運搬物の左右に、運搬物落下防止装置1Aのアーム12Aが配置されることで、運搬物が、フォークリフトの左右に落下することを防止できる。
本実施形態に係るフォークリフト100Aによっても、フォークリフト本体2の昇降部22のフォーク221に載せられた運搬物の左右に、運搬物落下防止装置1Aのアーム12Aが配置されることで、運搬物が、フォークリフトの左右に落下することを防止できる。
また、荷物が密集して置かれている場合に、その内の一つを運搬物としてフォークリフト100Aを用いて持ち上げようとする際に、持ち上げようとした運搬物に隣接して置かれた荷物にアーム12Aが当たってしまった際には、アーム12Aは上方へと回動することから、アーム12Aが運搬物に隣接して置かれた荷物に引っ掛かり、運搬物を持ち上げる障害となることを防止できる。
すなわち、アーム12Aが基部11Aに対して回動可能に取り付けられる当該取付部が、本考案における回避機構として機能することとなる。
すなわち、アーム12Aが基部11Aに対して回動可能に取り付けられる当該取付部が、本考案における回避機構として機能することとなる。
さらに、運搬物をフォーク221に載せ、運搬を開始した後には、アーム12Aは下方へと回動して自動的に元の位置に戻ることから、荷物を持ち上げる際に障害となることを防止しつつ、上記の運搬物落下防止の効果を得ることが可能となる。
また、アーム12Aが上方へと回動する構造であることで、フォークリフト本体2が、バックレスト222の後方にスペースのない構造である場合にも、運搬物落下防止装置を使用することが可能となる。
[3 変形例]
アーム12Aは、上記のように、運搬物に隣接して置かれた荷物に当たった際に、先端が上方へ向かうようにして回動することが好ましいものの、これに限られず、先端が下方へ向かうようにして回動するように構成することも可能である。この場合、アーム12Aは、前方から力が加わっていない状態では、先端が僅かに水平方向よりも下方を向く状態となるようにアーム接続部116に接続され、かつ、下方に回動したアーム12Aを元の位置に戻すためのバネ等の付勢手段が必要となる。
アーム12Aは、上記のように、運搬物に隣接して置かれた荷物に当たった際に、先端が上方へ向かうようにして回動することが好ましいものの、これに限られず、先端が下方へ向かうようにして回動するように構成することも可能である。この場合、アーム12Aは、前方から力が加わっていない状態では、先端が僅かに水平方向よりも下方を向く状態となるようにアーム接続部116に接続され、かつ、下方に回動したアーム12Aを元の位置に戻すためのバネ等の付勢手段が必要となる。
100、100A フォークリフト
2 フォークリフト本体
1、1A 運搬物落下防止装置
11、11A 基部
113 ローラ
114 付勢手段
12、12A アーム
121 アーム本体
122 先端部
1222 当接部
2 フォークリフト本体
1、1A 運搬物落下防止装置
11、11A 基部
113 ローラ
114 付勢手段
12、12A アーム
121 アーム本体
122 先端部
1222 当接部
Claims (10)
- フォークリフト本体に取り付けられる基部と、
前記基部から前方へと突出し、前記フォークリフト本体のフォーク上に載せられた運搬物の側方に位置するように形成されたアームと、
を備えることを特徴とするフォークリフト用運搬物落下防止装置。 - 前記基部は、フォークリフト本体の昇降部のバックレストの右端部付近又は左端部付近に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載のフォークリフト用運搬物落下防止装置。
- 前記アームが前記運搬物に隣接して置かれた荷物に接触した場合に、当該荷物を回避するように前記アームの位置を移動させる回避機構を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のフォークリフト用運搬物落下防止装置。
- 前記アームは、前記基部に対して、前後方向に摺動可能に接続されていることを特徴とする請求項3に記載のフォークリフト用運搬物落下防止装置。
- 前記アームを前方へと付勢する付勢手段を備えることを特徴とする請求項4に記載のフォークリフト用運搬物落下防止装置。
- 前記基部は、前記アームを上下に挟むように配置された複数のローラを備えることを特徴とする請求項4又は5に記載のフォークリフト用運搬物落下防止装置。
- 前記アームは、先端部に、樹脂材料によって形成された当接部を備えることを特徴とする請求項4から6のいずれか一項に記載のフォークリフト用運搬物落下防止装置。
- 前記アームは、前記基部に対して回動可能に接続されていることを特徴とする請求項3に記載のフォークリフト用運搬物落下防止装置。
- 前記アームは、前記アームの先端が上方へと移動するように前記基部に対して回動可能に接続されていることを特徴とする請求項8に記載のフォークリフト用運搬物落下防止装置。
- 請求項1から9のいずれか一項に記載のフォークリフト用運搬物落下防止装置を備えるフォークリフト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019003721U JP3224364U (ja) | 2019-10-01 | 2019-10-01 | フォークリフト用運搬物落下防止装置及びフォークリフト |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3224364U true JP3224364U (ja) | 2019-12-12 |
Family
ID=68835933
Family Applications (1)
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JP2019003721U Active JP3224364U (ja) | 2019-10-01 | 2019-10-01 | フォークリフト用運搬物落下防止装置及びフォークリフト |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3224364U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20220022554A (ko) * | 2020-08-19 | 2022-02-28 | 현대제철 주식회사 | 지게차 적재물 추락 방지 장치 |
CN115258500A (zh) * | 2022-08-30 | 2022-11-01 | 安徽宇锋智能科技有限公司 | 一种防止货叉与工件结霜凝结的冷库搬运机器人及方法 |
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CN116495660A (zh) * | 2023-06-30 | 2023-07-28 | 济南工程职业技术学院 | 一种建筑施工用机械臂 |
-
2019
- 2019-10-01 JP JP2019003721U patent/JP3224364U/ja active Active
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