JP2006224708A - 運搬車 - Google Patents

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Abstract

【課題】 荷積みの際の運搬車の無駄な動作をなくすことができ、作業者による荷降ろ
し作業も軽減できる技術を提供する。
【解決手段】 間隔を開けて平行に延びる一対の脚部2と、該一対の脚部2間に形成さ
れた荷を受け入れるための荷受入部22と、前記一対の脚部2上にそれぞれ配設された昇
降装置3と、上記一対の脚部2に設けられ上記荷受入部22を挟んで互いに向かい合う複
数の支持爪4と、を備え、該支持爪4は、付勢手段により前記脚部から荷受入部に向かっ
て突出するように付勢された位置と、荷受入部への荷の受入れ時に荷に押されて一時的に
退避する位置とを採り得るように回動可能であり、かつ上記昇降装置3により昇降可能で
ある。
【選択図】図1

Description

本発明は、荷を上昇させ、運搬する運搬車に関する。
従来から倉庫や工場内等で荷を運搬するために運搬車が使用されている。該運搬車は荷
を載せるための平坦な載せ面を備え、作業者により床面に置かれた荷を該載せ面に載せる
作業が行われている。しかしながら、このような荷を載せる作業では、作業者は中腰での
作業となるため腰に負担がかかり重労働であった。
そこで、上記作業者の負担を軽減する目的で下記特許文献に示された技術が提案されて
いる。該特許文献の技術によると、運搬車に荷を受け入れるための受入れ空間が設けられ
、該受入れ空間に対して出入自在な可動床を備えると共に、受入れ空間に位置した荷に係
止して昇降する係止用突起を備える。その動作は、床面に置かれた荷に対して運搬車を近
づけ、上記受入れ空間内に荷を位置させる。このとき、受入れ空間内に入る荷によって上
記可動床が押し退けられ一旦受入れ空間から退避した状態となる。この後、上記係止用突
起を荷に係止し、上記可動床の高さよりも高い位置に上昇させる。これにより、荷に押さ
れて退避状態にあった可動床が再び受入れ空間内に突出した状態となる。この状態から係
止用突起を下降させることにより荷が可動床の上に載せられるものである。
特開平8−239043号公報
上記技術によると、作業者の負担は軽減されるものの、更なる改善の余地があった。即
ち、上記技術では係止用突起に係止した荷を可動床よりも上に一旦上昇させておき、可動
床が受入れ空間内に突出したところで再び荷を下降させて可動床の上に載せる動作が必要
となり、無駄な動作が発生していたと共に、作業時間の低下にもつながるものであった。
また、上記可動床の床面からの高さは常に一定のため、可動床上に置かれた荷の高さを変
えられず、荷降ろしの際には比較的低い位置からの荷降ろしになり、腰に負担がかかるも
のであった。
従って、本発明の目的は荷積みの際の運搬車の無駄な動作をなくすことができ、作業者
による荷降ろし作業も軽減できる技術を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は次の技術的手段を有する。即ち、本発明は走行駆動
装置を備える車体本体と、荷を積載する荷積載部と、該荷積載部と上記車体本体との間に
位置し、作業者が運転又は作業のために乗り込む運転台と、から成り、上記荷積載部は、
間隔を開けて平行に延びる一対の脚部と、該一対の脚部間に形成された荷を受け入れるた
めの荷受入部と、前記一対の脚部上にそれぞれ配設された昇降装置と、上記一対の脚部に
設けられ上記荷受入部を挟んで互いに向かい合う複数の支持爪と、を備え、該支持爪は、
付勢手段により前記脚部から荷受入部に向かって突出するように付勢された位置と、荷受
入部への荷の受入れ時に荷に押されて一時的に退避する位置とを採り得るように回動可能
であり、かつ上記昇降装置により昇降可能であることを特徴とする。
また、本発明は前記昇降可能な支持爪が所定高さより低い位置になったとき前記回動が
可能であり、所定高さより高い位置になったとき前記回動が規制されるように前記脚部に
前記支持爪の回動を規制する規制ガイドが設けられていることを特徴とする。
また、本発明は前記支持爪の回動位置を示すインジケータを前記脚部に設けたことを特
徴とする。
請求項1に記載の運搬車によれば、上記支持爪は荷に押されて一時的に退避位置に回動
すると共に、荷の受入れに伴う荷からの押しがなくなった時点で受入れ部側に回動し、更
に昇降装置により昇降させることができる。これにより、上記支持爪は荷の受入れ時の回
動により荷の受入れを邪魔することがなく、また、荷の受入れ終了時点での回動により荷
を支持できる位置に自動的に支持爪を位置させることができ、更にそのまま荷を支持して
昇降させることができる。該支持爪の昇降により、支持爪で支持した荷の高さを任意に変
えることができるため、低い位置に置かれた荷を取る場合は上記受入れ部への荷の受入れ
高さに応じた低い位置に支持爪を位置させることにより作業者の手を煩わすことなく荷取
りが行えると共に、該支持爪で予めパレットを支持し、該パレットを荷の積み降ろしに便
利な高さに位置させておけば、作業者は棚等から荷をパレット上に置き易いと共に、パレ
ット上の荷も腰をかがめて取る必要がなく、棚等に簡単に移動させることもでき、腰等へ
の負担の少ない、作業効率の良い荷の積み降ろしが行える。
請求項2に記載の運搬車によれば、上記規制ガイドにより、床面等に置かれた荷を受入
れ部に受入れるときは支持爪が荷に押されて回動するものの、該支持爪が上昇すると回動
が規制、具体的には全く回動させなくしたり、あるいは回動しても僅かな回動であったり
することにより、支持爪が荷を支持している場合に不慮な荷の動きによって支持爪が荷か
ら外れることを防止し、安全性を確保している。
請求項3に記載の運搬車によれば、上記インジケータにより、支持爪の向きがわかり、
パレット等に確実に支持爪が差し込まれているかを支持爪を見なくても、若しくはパレッ
ト等で支持爪が見えなくても簡単に確認することができる。これにより、パレット等に対
する支持爪の不完全な支持等がなくなり、荷の落下防止等を防止でき、安全な荷役作業が
行える。
以下、本実施形態の運搬車10について、図1〜図16を参照しながら詳しく説明する
本実施形態の運搬車10は、主として、図1及び図2に示すように、走行駆動装置を備
える車体本体1aと、荷を積載する荷積載部1bと、該荷積載部1bと上記車体本体1a
との間に位置し、作業者が運転又は作業のために乗り込む運転台1cと、から成る。上記
荷積載部1bは、間隔を開けて平行に延びる一対の脚部2,2を備え、該一対の脚部2,
2のそれぞれに昇降装置3を備える。また、昇降装置3により昇降する支持爪4を備える
運搬車10は、図1及び図2に示すように、駆動輪と操舵輪を兼ねる前輪11と、前輪
11の両側に位置する一対の従動輪たる補助輪12と、前輪11の後方に位置する一対の
従動輪たる後輪13と、各脚部2の中程に位置する従動輪たる補助輪14とを備えている
。作業者は、運転台1cに乗り込んで車体本体1aに設けられたハンドル16を操作する
ことによって運搬車10を自由に走行させることができる。
即ち、図3に示すように、車体本体1aには、走行駆動装置として上記前輪11を操舵
旋回させるためのステアリングアーム15が縦軸回りに回動可能に設けられ、ステアリン
グアーム15の先端部にハンドル16が水平軸回りに起倒可能に設けられている。作業者
は、ハンドル16を把持してステアリングアーム15を回動操作することによって前輪1
1を操舵することができる。
また、図4に示すように、ハンドル16には、左右一対のグリップ161と、走行操作
のためのアクセルレバー162と、後述する昇降装置3を昇降操作するための上昇ボタン
163及び下降ボタン164とが設けられている。アクセルレバー162をその中立待機
状態から下方へ回すことによって、走行駆動装置の前輪11を正回転駆動させて運搬車1
0を前進走行させることができ、アクセルレバー162を上方へ回すことによって、前輪
11を逆回転駆動させて運搬車10を後退走行させることができる。
また、ハンドル16は、図3に示すように、起立姿勢Aと水平姿勢Dとの間で適宜に起
倒させることができ、ハンドル16が、起立姿勢Aから所定角度倒れた傾斜姿勢Bまでの
範囲内に位置する場合には、前輪11が電磁ブレーキ等で制動されて運搬車10の停止状
態が保持される。また、ハンドル16が、水平姿勢Dから所定角度起きた傾斜姿勢Cまで
の範囲内に位置する場合にも、前輪11が電磁ブレーキ等で制動されて運搬車10の停止
状態が保持される。このハンドル16を傾斜姿勢Bと傾斜姿勢Cとの間の角度範囲内に位
置させた状態で、ハンドル16及びアクセルレバー162を操作して運搬車10を適宜に
操舵走行させるのである。そして、ハンドル16から手を離したときには、アクセルレバ
ー162は中立の待機状態に戻るとともに、ハンドル16は起立姿勢Aに自動復帰し、電
磁ブレーキ等によって運搬車10が停止状態に保持される。
また、図1及び図2に示すように、運転台1cの後部にはピン17を介して荷積載部1
bのビーム21が連結されており、このビーム21の両端から一対の脚部2が後方へ延び
ている。そして、一対の脚部2の間に、パレットPを受け入れ可能な荷受入部22が形成
されている。各脚部2の先端には、パレットPを荷受入部22内へ円滑に進入させるため
の進入ガイド24が設けられているとともに、各脚部2の内側には荷受入部22に面する
複数のパレットガイド23が設けられている。
昇降装置3は、図5および図6に示すように、各脚部2に配設された公知の油圧ジャッ
キ31と、油圧ジャッキ31の昇降作動端311に固定された横架材32と、横架材32
の両端部から下方へ垂設された一対のアーム33と、アーム33の昇降動作を案内するた
めに各脚部2に立設された一対の昇降ガイド34とから構成されている。
油圧ジャッキ31は、図示しない油圧シリンダを備えており、油圧シリンダを伸長・退
縮動作させることによって、作動端311を固定端312に対し離反・接近させることが
できる。この油圧ジャッキ31の固定端312が脚部2に固定され、作動端311に横架
材32が固定されている。この油圧ジャッキ31を作動させることによって、横架材32
を介してアーム33を昇降させる。また、各アーム33の外側には、上下に二つのガイド
ローラ331が設けられており、このガイドローラ331が昇降ガイド34の横断面コ字
状のレール341内を上下移動する。このことで、油圧ジャッキ31が作動してアーム3
3が昇降するとき、各アーム33が昇降ガイド34に沿って案内される。昇降ガイド34
の上端部同士は連結片342によって連結されている。
また、油圧ジャッキ31は、上記ハンドル16に設けられた上昇ボタン163および下
降ボタン164を操作して作動させることができる。即ち、上昇ボタン163を押し続け
ると、図7の油圧回路に示すように、制御弁313が連通状態に切り替わるとともに油圧
ポンプ315が駆動することによって、作動油が一方向絞り弁316及び分流弁318を
通って油圧ジャッキ31の油圧シリンダ内へ流入して油圧ジャッキ31の作動端311が
上昇する。そして、上昇ボタン163から指を離すと、油圧ポンプ315が停止するとと
もに制御弁313が不通状態に切り替わり、油圧ジャッキ31がその上昇位置で保持され
る。なお、図7にはリリーフ弁等の周知技術は特に図示していない。
一方、下降ボタン164を押し続けると、制御弁313および制御弁314が連通状態
に切り替わることによって、油圧シリンダから一方向絞り弁317を通って作動油が抜け
、油圧ジャッキ31は荷重により自然降下する。そして、下降ボタン164から指を離す
と、制御弁313および制御弁314が不通状態に切り替わり、油圧ジャッキ31がその
下降位置で保持されるのである。なお、油圧ジャッキ31の自然降下時の安全性を確保す
るために、戻りの絞り弁317は、行きの絞り弁316よりも絞られている。
支持爪4は、上記昇降装置3のアーム33の下端に水平揺動可能に設けられている。即
ち、図8に示すように、支持爪4は角棒形状に形成されており、その一端部に軸部41が
上下に設けられている。アーム33は、一定の間隔を空けて平行に配設された一対の側壁
部332と、側壁部332の下部同士を連結する背板部334及び底板部335とから構
成されており、背板部334に上部軸受け43が着脱可能にボルト止めされ、底板部33
5には下部軸受け44が固定されている。支持爪4の軸部41が、ベアリング42を介し
て上部軸受け43及び下部軸受け44により軸支されている。このことで、支持爪4が軸
部41を中心に水平方向に揺動し、支持爪4の揺動端側が上記荷受入部22に対し進退移
動する。なお、アーム33の側壁部332の下部には、支持爪4の水平揺動を許容する凹
部333が形成されている。また、支持爪4の揺動端側の上面には、ウレタンゴムから成
る滑り止め部45が着脱可能に取り付けられており、支持爪4でパレットPを支承したと
き、パレットPの滑りを防ぐことができる。
また、図9および図10に示すように、支持爪4の軸部41には、支持爪4を荷受入部
22へ突出させるように付勢する付勢手段5が設けられている。即ち、軸部41の上部に
は、略三角板形状のレバー51が固定されており、このレバー51の揺動先端部と上記ア
ーム33の側壁部332に設けられたステー52との間に、コイルばね53が引っ張り状
態で張架されている。このコイルばね53の張力によって、支持爪4が突出付勢され、支
持爪4に外力が加わらない限り、その突出状態が維持される。
更にまた、図9および図10に示すように、支持爪4には、支持爪4の水平揺動と連動
するインジケータ7が設けられている。インジケータ7は、支持爪4に設けられたレバー
51から上方へ立設された棒状の縦部材71と、縦部材71の上端に直角を成して設けら
れた棒状の横部材72とから構成されている。このことで、支持爪4の水平揺動に応じて
インジケータ7の横部材72も揺動することになり、この横部材72を確認するだけで、
支持爪4の荷受入部22に対する突出状態を把握することができる。
規制ガイド6は、上記昇降装置3により上昇した支持爪4の回動を規制するものである
。本実施形態の規制ガイド6は、図11に示すように、支持爪4の水平揺動を規制するた
めの一対のガイド板61と、各ガイド板61の下部に設けられ、止着孔621が開設され
た固定部62と、ガイド板61及び固定部62を支える支持板63とから構成されている
。規制ガイド6は、図10に示すように、固定部62の止着孔621でボルト65により
脚部2に固定されている。このことで、図12に示すように、支持爪4が最下降位置にあ
るときには(図12の点線参照)、支持爪4は規制ガイド6の下方で適宜に回動できるの
に対し、上昇状態にあるときには(図12の実線参照)、両側のガイド板61によって回
動が制限され、支持爪4の突出状態が維持されるのである。なお、本実施形態では、一対
のガイド板61の上部同士が連結部64により連結されており、規制ガイド6が一体に構
成されている。また、図12においては、支持爪4を軸支するアーム等の昇降装置、およ
び規制ガイド6を支持する脚部2等の図示を省略している。
以下、本実施形態の運搬車10による物品の積み込み作業について説明する。なお、こ
こでは、図13に示すように、上部に複数の支柱Qが立設され、支柱Qの間に開口部Rを
備えたポストパレットPを用いてピッキング作業を行う作業例を説明する。
まず、図14に示すように、床面に置かれたパレットPに向けて運搬車10を走行させ
、パレットPを荷受入部22内に入れる。このとき、荷受入部22内へ相対的に進入する
パレットPは、図15に示すように、支柱Qの下部で突出状態の支持爪4の側面を押圧し
、そのまま上記付勢手段5の付勢力に抗して支持爪4を倒して後退させる。パレットPが
更に相対進入して支柱Qが支持爪4から外れたとき、図16に示すように、後退した支持
爪4はパレットPの開口部Rにおいて付勢手段5の付勢力によって再び突出状態に弾性復
帰する。このようにパレットPの各支柱Qで支持爪4を押圧後退させながら、パレットP
を荷受入部22の奥まで進入させることによって(図1参照)、パレットPを各支持爪4
で支持する準備が終了する。各支持爪4が確かにパレットPの開口部Rで突出状態に復帰
しているか否かは、支持爪4と連動するインジケータ7を確認すれば足り、いちいち車体
1の下方を覗き込む必要がない。
次いで、図9及び図10に示すように、昇降装置3を作動させることにより支持爪4を
上昇させ、パレットPを支持爪4で支持しながら所望の高さまで上昇させる。上昇状態に
ある支持爪4は、上述したように規制ガイド6によってその回動が制限され、支持爪4の
突出状態が維持される。
次いで、パレットPを上昇させた状態で、運搬車10をピッキング作業を行うべき物品
が保管された保管場所まで走行させる。そして、作業者が必要に応じて運搬車10に乗っ
たまま、必要な物品を保管場所から上昇状態のパレットP上へ移戴する。
パレットPへの積み込み作業を終えた後、運搬車10を走行させて物品をパレットPに
載せたまま、所定位置まで運搬する。運搬後は、支持爪4を下降させてパレットPを床面
に降ろし、そして、車体1を走行させて荷受入部22からパレットPを相対的に退出させ
るのである。
このように、本実施形態の運搬車10にあっては、昇降装置3により支持爪4を適宜に
昇降させてパレットPを所望高さに上昇させることができるので、作業者にとって積み込
み作業し易い高さにパレットPを位置させることができる。したがって、保管場所の比較
的に高い位置でピッキング作業を行なう場合でも、従来のように腰を屈めて物品を積み込
む必要もなく、物品の積み込み作業を格段に容易化することができる。
また、この支持爪4が、荷受入部22に対し進退可能に、かつ、付勢手段5により突出
付勢されて設けられているので、パレットPを荷受入部22に相対的に進入させる際に、
パレットPが支持爪4と衝突したとき支持爪4を後退させることができ、そして、後退さ
せた支持爪4をパレットPの開口部Rで突出状態に弾性復帰させることができる。したが
って、車体1を走行させて荷受入部22内にパレットPを相対進入させるだけで簡単に、
支持爪4によるパレットPの上昇体勢を整えることができる。支持爪を進退させる駆動手
段を別個に設ける必要もなく、装置構成を極めて簡素化することができる。
更にまた、本実施形態の運搬車10にあっては、上昇した支持爪4の回動を規制ガイド
6で規制することができるので、支持爪4が上昇状態にある限り、支持爪4が意図せず回
動して後退してしまう恐れもなく、安全に物品の積み込み作業を行うことができ、運搬走
行時の慣性力等により荷崩れする危険もない。しかも、支持爪4の上昇位置にガイド板6
1を設けるだけで、支持爪4の突出状態を確実に維持することができるので、この点でも
構成簡素で安価な運搬車を提供することができる。
更にまた、本実施形態の運搬車10にあっては、支持爪4の回動と連動するインジケー
タ7を設けているので、各支持爪4が確かにパレットPの開口部Rにおいて突出復帰して
いるか否かを簡単に確認することができる。したがって、いちいち車体1の下方を覗き込
む必要もなく、安全かつ確実な作業を遂行することができる。
本実施形態の運搬車の概略全体平面図である。 同運搬車の概略全体側面図である。 同運搬車の車体前部を示す拡大側面図である。 同運搬車のハンドルの拡大平面図である。 同運搬車の昇降装置の下降状態を示す要部側面図である。 同運搬車の昇降装置の上昇状態を示す要部側面図である。 同運搬車の昇降装置の油圧回路図である。 同運搬車の支持爪の分解斜視図である。 同運搬車の支持爪の構成を示す図2中のA−A線断面図である。 同運搬車の支持爪の上昇状態を示す要部断面図である。 同運搬車の規制ガイドの構成を示す図であり、同図(a)は平面図、同図(b)は背面図、同図(c)は側面図である。 同運搬車の支持爪及び規制ガイドを説明する概略斜視図である。 パレットの構成を示す図であり、同図(a)は正面図、同図(b)は側面図である。 本実施形態の運搬車の荷受入部にパレットを相対進入させる工程を説明する要部平面図である。 本実施形態の運搬車の荷受入部にパレットを相対進入させる工程を説明する要部平面図である。 本実施形態の運搬車の荷受入部にパレットを相対進入させる工程を説明する要部平面図である。
符号の説明
10 運搬車
1a 車体本体
1b 荷積載部
1c 運転台
2 脚部
22 荷受入部
3 昇降装置
4 支持爪
6 規制ガイド
7 インジケータ
P パレット

Claims (3)

  1. 走行駆動装置を備える車体本体と、荷を積載する荷積載部と、該荷積載部と前記車体本
    体との間に位置し、作業者が運転又は作業のために乗り込む運転台と、から成り、
    上記荷積載部は、間隔を開けて平行に延びる一対の脚部と、該一対の脚部間に形成され
    た荷を受け入れるための荷受入部と、前記一対の脚部上にそれぞれ配設された昇降装置と
    、上記一対の脚部に設けられ上記荷受入部を挟んで互いに向かい合う複数の支持爪と、を
    備え、
    該支持爪は、付勢手段により前記脚部から荷受入部に向かって突出するように付勢され
    た位置と、荷受入部への荷の受入れ時に荷に押されて一時的に退避する位置とを採り得る
    ように回動可能であり、かつ上記昇降装置により昇降可能であることを特徴とする運搬車
  2. 前記昇降可能な支持爪が所定高さより低い位置になったとき前記回動が可能であり、所
    定高さより高い位置になったとき前記回動が規制されるように前記脚部に前記支持爪の回
    動を規制する規制ガイドが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の運搬車。
  3. 前記支持爪の回動位置を示すインジケータを前記脚部に設けたことを特徴とする請求項
    1又は2の何れかに記載の運搬車。
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