JP2006254681A - コア及び回転子並びにモータ及び圧縮機 - Google Patents

コア及び回転子並びにモータ及び圧縮機 Download PDF

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Abstract

【課題】回転子において磁束が短絡することを防止することが目的とされる。
【解決手段】回転子1aは、所定の方向91に延在する磁心11と、磁石21の複数とを備える。磁心11は、磁性体からなり所定の方向91に延在する部分111,112を有する。部分112は、部分111の周りで環状に配置されており、空隙41を介して部分111に対向している。磁石21は、空隙41に埋め込まれて、磁心11において環状に配置され、所定の方向91に延在する磁極面211,212を有する。磁石21のいずれにおいても、所定の方向91に関して、磁石21の端21a,21bの少なくとも一方がそれと同じ側にある部分111の端111a,111bに対して突出する。
【選択図】図3

Description

本発明はコア及び回転子並びにモータ及び圧縮機に関し、特に磁石とそれを埋め込む磁心との位置関係に関する。
永久磁石型モータには例えば、固定子側に永久磁石を設ける回転電機子型と、回転子側に永久磁石を設ける回転界磁型とがある。回転界磁型モータでは、回転子の永久磁石(以下「磁石」という)で生じた磁束が、固定子に設けられた巻線に鎖交することで、回転子が回転する。
回転界磁形モータの回転子は、具体的には回転軸方向に延在する磁心に磁石が埋め込まれている。このとき、磁石の磁極面は回転軸方向に延在する。
なお、本発明に関連する技術を以下に示す。
特開平11−234931号公報 特開2000−209799号公報 特開2001−37119号公報
上記した特許文献1〜3に開示されている回転子では、磁石の回転軸方向に関する端が同方向に位置する磁心の端に対して窪んでいるか、または平坦であった。このため、磁石で発生した磁束が、同じ磁石の磁極面の一方から他方へと磁石の端を通って短絡するおそれがあった。
図31及び図32は、従来の回転子において磁束が短絡した状態を、磁力線によって示している。図30では磁石の端が磁心の端に対して窪んでいる場合が、図31では磁石の端が磁心に対して平坦である場合が、それぞれ示されている。
回転子において磁束が短絡すると、回転子から固定子へと流れる磁束が減少し、モータの駆動効率または駆動出力が低減する。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、回転子において磁束が短絡することを防止することが目的とされる。
この発明の請求項1にかかる回転子は、所定の方向(91)に延在する磁心(11)と、前記磁心に埋め込まれ、前記所定の方向に延在する磁極面(211,212)を有する磁石(21)とを備え、前記磁心は、磁性体からなる第1の部分(111;112)を前記磁極面の一方(211;212)に対向して有し、前記磁石の前記所定の方向に関する端の少なくとも一方(21a;21a)が、それと同じ側にある前記第1の前記部分の端(111a;112a)に対して前記所定の方向に突出する。
この発明の請求項2にかかる回転子は、請求項1記載の回転子であって、前記磁石の前記端(21a,21b)の両方が、それぞれと同じ側にある前記第1の前記部分(112)の前記端(112a,112b)に対して突出し、前記磁石の前記所定の方向(91)に沿った長さ(Lm)は、前記第1の前記部分の前記所定の方向に沿った長さ(Lo)に対する比率(Lm/Lo)が1.075以下である。
この発明の請求項3にかかる回転子は、請求項1または請求項2記載の回転子であって、前記第1の前記部分(111;112)の前記端(111a,111b;112a,112b)は、前記磁石(21)の前記端(21a,21b)を露出させる窪み(111c,111d;112c,112d)を有する。
この発明の請求項4にかかる回転子は、請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の回転子であって、前記磁心(11)は、磁性体からなる第2の部分(112;111)を前記磁極面の他方(212;211)に対向して更に有し、前記磁石の前記端の少なくとも一方(21a;21a)が、それと同じ側にある前記第2の前記部分の端(112a;111a)に対して前記所定の方向(91)に突出する。
この発明の請求項5にかかる回転子は、請求項4記載の回転子であって、前記第2の前記部分(112;111)の前記端(112a,112b;111a,111b)は、前記磁石(21)の前記端(21a,21b)を露出させる窪み(111c111d;112c,112d)を有する。
この発明の請求項6にかかる回転子は、請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載の回転子であって、前記磁石(21)は複数であって環状に配置され、前記磁心(11)は、隣接する前記磁石(21)の間に、磁性体からなる第3の部分(113)を更に有し、前記第3の前記部分の前記所定の方向(91)に関する端の少なくとも一方(113a;113b)が、それと同じ側にある前記隣接する前記磁石の前記端(21a;21b)に対して前記所定の方向に突出する。
この発明の請求項7にかかる回転子は、請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載の回転子であって、前記磁石(21)は複数であって環状に配置され、前記磁心(11)は、隣接する前記磁石(21)の間に、磁性体からなる第3の部分(113)を更に有し、前記第3の前記部分の前記所定の方向(91)に関する端の少なくとも一方(113a;113b)が、それと同じ側にある前記隣接する前記磁石の前記端(21a;21b)に対して前記所定の方向に窪んでいる。
この発明の請求項8にかかる回転子は、請求項1乃至請求項7に記載の回転子のいずれか複数(1e,1f;1d,1d;1g,1h)を前記所定の方向(91)に沿って結合して備え、前記所定の方向に関する前記回転子の端のうち他のいずれとも結合しない前記端の少なくとも一方では、前記磁石(21,25;21,21;21,25)が前記磁心の前記部分(111,112,121,122;111,112,111,112;111,112,121,122)に対して突出する。
この発明の請求項9にかかる回転子は、請求項1乃至請求項7に記載の回転子のいずれか複数(1e,1f)を前記所定の方向(91)に沿って結合して備え、前記所定の方向に関する前記回転子の端のうち互いに結合する前記回転子の前記端の少なくとも一方では、前記磁心の前記部分(111,112,121,122)が前記磁石(21,25)の前記端(21a,25a)を露出させる窪み(111d,112d,121d,122d)を有する。
この発明の請求項10にかかる回転子は、請求項8または請求項9記載の回転子であって、前記回転子の前記複数(1d,1d)は非磁性体(3)を介して結合される。
この発明の請求項11にかかる回転子は、穴(41)と空洞(42)とを有し所定の方向(91)へと延在する磁心(11)と、磁極面(211,212;251,252)を有する少なくとも二つの磁石(21;25)とを備え、前記穴は前記所定の方向に沿って前記磁心の端の一方(11a)から他方(11b)へと前記空洞を介して貫通し、前記空洞は、その前記所定の方向に対する断面積が前記穴の前記所定の方向に対する断面積よりも大きく、第1の前記磁石(21;25)は、前記穴へ挿入されて、その前記磁極面(211,212;251,252)が前記所定の方向へと延在し、第2の前記磁石(25;21)は、前記穴へ前記空洞に対して前記第1の前記磁石と反対側で挿入されて、その前記磁極面(251,252;211,212)が前記所定の方向へと延在し、前記磁石の少なくとも一方において、その前記所定の方向に関する端(21b,25b)が前記空洞内へと突出する。
この発明の請求項12にかかる回転子は、請求項11記載の回転子であって、前記磁石(21;25)の少なくとも一方において、その前記所定の方向(91)に関する端(21a;25a)が前記磁心(11)の前記端(11a,11b)に対して突出する。
この発明の請求項13にかかる回転子は、請求項8記載の回転子であって、前記複数の前記回転子(1g,1h)の一つである第1回転子(1g)は、その前記磁石(21)の前記磁極面(212)の法線方向(21d)が、他の前記回転子である第2回転子(1h)の前記磁石(25)の前記磁極面(251)の法線方向(25d)に対して傾いている。
この発明の請求項14にかかる回転子は、請求項13記載の回転子であって、前記第1回転子(1g)の前記磁石(21)の前記所定の方向(91)についての所定の面への第1の投影と、前記第2回転子(1h)の前記磁石(25)の前記所定の方向についての前記所定の面への第2の投影とは、前記第1の前記投影の外側の縁(212e)と前記第2の前記投影の内側の縁(251e)とが交わらず、かつ前記第1の前記投影の内側の縁(211e)と前記第2の前記投影の外側の縁(252e)とが交わらない。
この発明の請求項15にかかる回転子は、請求項13または請求項14記載の回転子であって、前記第1回転子(1g)及び前記第2回転子(1h)はいずれも、前記磁石(21,25)が埋め込まれる穴(214,254)を有し、前記第1回転子と前記第2回転子とは磁性板(7)を介して互いに結合され、前記磁性板は貫通孔(71)を有し、前記貫通孔は、前記第1回転子の前記穴及び前記第2回転子の前記穴の前記所定の方向(91)についての前記磁性板への投影(214s,254s)を含んだ前記投影の一方から他方に亘る部分(222s)において前記磁性板を前記所定の方向に貫く。
この発明の請求項16にかかる回転子は、請求項15記載の回転子であって、前記磁性板の厚み(t)は前記第1回転子の前記磁石の厚み及び前記第2回転子の前記磁石の厚みの少なくとも一方よりも厚い。
この発明の請求項17にかかる回転子は、請求項15または請求項16記載の回転子であって、前記第1回転子(1g)の前記磁石(21)及び前記第2回転子(1h)の前記磁石(25)のいずれか少なくとも一方が、前記貫通孔(71)に突出する。
この発明の請求項18にかかる回転子は、空洞(45)と第1及び第2の穴(43,44)とを有し、所定の方向(91)に延在する磁心(11)と、磁極面(211,212;251,252)を有する第1及び第2の磁石(21;25)とを備え、前記第1の前記穴は、前記磁心の前記所定の方向についての端の一方(11a)から前記所定の方向に沿って前記空洞へと貫通し、前記第2の前記穴は、前記磁心の前記所定の方向についての前記端の他方から前記所定の方向に沿って前記空洞へと貫通し、前記空洞は、前記所定の方向に対する断面が前記第1及び前記第2の前記穴の前記所定の方向についての第1及び第2の投影(214s,254s)をそれぞれ含み、前記断面の面積が前記第1及び前記第2の前記穴の前記所定の方向に対するいずれの断面積よりも大きく、前記第1の前記磁石は、前記第1の前記穴に挿入されて、その前記磁極面が前記所定の方向へと延在し、前記第2の前記磁石は、前記第2の前記穴に挿入されて、その前記磁極面が前記所定の方向へと延在する。
この発明の請求項19にかかる回転子は、請求項18記載の回転子であって、前記第1の前記投影(214s)の外側の縁(214s2)と前記第2の前記投影(254s)の内側の縁(254s1)とが交わらず、かつ前記第1の前記投影の内側の縁(214s1)と前記第2の前記投影の外側の縁(254s2)とが交わらない。
この発明の請求項20にかかる回転子は、請求項1乃至請求項19のいずれか一つに記載の回転子であって、前記磁心(11)は、いずれも前記所定の方向(91)に延在する空隙である第1空隙(41;41)及び第2空隙(43;411)を有し、前記第1空隙は、前記所定の方向とは垂直な方向である第1方向(95;95)に拡がり、前記磁石(21;21)が埋め込まれ、前記第2空隙は、前記第1空隙の前記第1方向についての端(41a:41b)に設けられ、前記所定の方向とは垂直な方向である第2方向(93;95)に拡がり、前記所定の方向及び前記第2方向のいずれにも垂直な方向(94;96)についての前記第2空隙の幅(Wa1;Wa2)は、前記磁石の前記磁極面(211,212;211,212)間の距離(M;M)よりも大きい。
この発明の請求項21にかかるモータは、前記所定の方向(91)に沿う回転軸(92)を中心に回転する請求項1乃至請求項20のいずれか一つに記載の回転子(1a〜1d,2a〜2c)と、前記回転子と同軸で相互に対向して配置される固定子(51)とを備える。
この発明の請求項22にかかるモータは、請求項21記載のモータであって、前記磁石(21)に対して前記固定子(51)とは反対側の前記磁心(111)の前記端(111b)から見た前記磁石の前記回転軸(92)に沿った高さ(d)は、同じ前記磁石の前記磁極面(211,212)間の距離(M)よりも小さい。
この発明の請求項23にかかるモータは、請求項21または請求項22記載のモータであって、同じ前記磁石(21)の前記磁極面(211,212)間の距離(M)は、前記回転子(1a)の側面とこれに対向する前記固定子(51)の面との距離(A)よりも大きい。
この発明の請求項24にかかる圧縮機は、請求項21乃至請求項23のいずれか一つに記載のモータ(5)を備えることを特徴とする。
この発明の請求項25にかかるコアは、いずれも所定の方向(91)に延在し、磁性体からなる第1及び第2の部分(111,112)を備え、前記第1及び前記第2の前記部分は、前記所定の方向に延在する空隙(41)を介して互いに対向し、前記第1の前記部分(111;112)の前記所定の方向に関する端の少なくとも一方(111a;112a)が、それと同じ側にある前記第2の前記部分(112;111)の端(112a;111a)に対し前記所定の方向に突出する。
この発明の請求項26にかかるコアは、請求項25記載のコアであって、前記空隙(41)は、前記所定の方向(91)についての端が、前記第2の前記部分(112;111)側へと拡がる。
この発明の請求項27にかかるコアは、いずれも所定の方向(91)に延在し、磁性体からなる第1及び第2の部分(111,112)を備え、前記第1及び前記第2の前記部分は、前記所定の方向に延在する空隙(41)を介して互いに対向し、前記空隙は、前記所定の方向(91)についての端が、前記第1及び第2の前記部分のいずれの側にも拡がる。
この発明の請求項28にかかるコアは、請求項25乃至請求項27のいずれか一つに記載のコアであって、前記第1の前記部分(112)の複数と、前記所定の方向(91)に延在し、磁性体からなる第3の部分(113)の複数とを更に備え、前記第1の前記部分(112)と、前記第3の前記部分の複数とは、前記第2の前記部分(111)の周りで交互に環状に配置され、前記第3の前記部分の前記所定の方向に関する端の少なくとも一方(113a;113b)が、それと同じ側にある前記第2の前記部分の前記端(112a;112b)に対して前記所定の方向に突出する。
この発明の請求項29にかかるコアは、請求項25乃至請求項27のいずれか一つに記載のコアであって、前記第1の前記部分(112)を複数と、前記所定の方向(91)に延在し、磁性体からなる第3の部分(113)の複数とを更に備え、前記第1の前記部分(112)と、前記第3の前記部分の複数とは、前記第2の前記部分(111)の周りで交互に環状に配置され、前記第3の前記部分の前記所定の方向に関する端の少なくとも一方(113a;113b)が、それと同じ側にある前記第1の前記部分の前記端(111a;111b)に対して前記所定の方向に窪んでいる。
この発明の請求項30にかかるコアは、所定の方向(91)に延在するコアであって、穴(41)と、空洞(42)とを備え、前記穴は前記所定の方向に沿って前記コアの端の一方(11a)から他方(11b)へと前記空洞を介して貫通し、前記空洞は、その前記所定の方向に対する断面積が前記穴の前記所定の方向に対する断面積よりも大きい。
この発明の請求項31にかかるコアは、所定の方向(91)に延在するコアであって、空洞(45)と、前記所定の方向に沿って前記コアの端の一方(11a)から前記空洞へと貫通する第1の穴(43)と、前記所定の方向に沿って前記コアの端の他方(11b)から前記空洞へと貫通する第2の穴(44)とを備え、前記空洞は、前記所定の方向に対する断面が前記第1及び前記第2の前記穴の前記所定の方向についての第1及び第2の投影(43s,44s)をそれぞれ含み、前記断面の面積が前記第1及び前記第2の前記穴の前記所定の方向に対するいずれの断面積よりも大きい。
この発明の請求項32にかかるコアは、請求項31記載のコアであって、前記第1の前記投影(43s)の外側の縁(43s2)と前記第2の前記投影(44s)の内側の縁(44s1)とが交わらず、かつ前記第1の前記投影の内側の縁(43s1)と前記第2の前記投影の外側の縁(44s2)とが交わらない。
この発明の請求項1にかかる回転子によれば、突出した磁石の端での磁気抵抗が増大するので、同じ磁石の磁極面のいずれか一方から他方へと当該磁石の端を通って磁束が短絡しにくい。
この発明の請求項2にかかる回転子によれば、第1の部分側から磁石の磁極面に対向して固定子が配置された場合に、固定子へ流れる磁束が多くなる。
この発明の請求項3にかかる回転子によれば、第1の部分の端の一部を、所定の方向に関して磁石の端と同じ位置に揃えることができるので、磁石を磁心に固定しやすく、以って回転子が製造しやすい。
この発明の請求項4にかかる回転子によれば、磁心の端の少なくとも一方で、特に磁石が第1の部分及び第2の部分のいずれに対しても突出している場合には、突出した磁石の端での磁気抵抗がより増大する。よって、同じ磁石の磁極面のいずれか一方から他方へと当該磁石の端を通って磁束が短絡しにくい。
この発明の請求項5にかかる回転子によれば、第2の部分の端の一部を、所定の方向に関して磁石の端と同じ位置に揃えることができるので、磁石を磁心に固定しやすく、以って回転子を製造しやすい。
この発明の請求項6にかかる回転子によれば、第3の部分での磁気飽和が防止され、リラクタンストルクの低下が防止される。
この発明の請求項7にかかる回転子によれば、窪んだ部分において、同じ磁石の磁極面のいずれか一方から他方へと磁束が短絡しにくい。
この発明の請求項8にかかる回転子によれば、突出した磁石の端では磁気抵抗が増大するので、同じ磁石の磁極面のいずれか一方から他方へと当該磁石の端を通って磁束が短絡しにくい。しかも、回転子を製造する際に複数の回転子に分割して製造することができるので、例えば所定の方向に長い回転子の製造が容易になり、また一の回転子の磁石と他の回転子の磁石との間にステップ状のスキューを設けることができる。
この発明の請求項9にかかる回転子によれば、回転子を製造する際に複数の回転子に分割して製造することができるので、例えば所定の方向に長い回転子の製造が容易になり、また一の回転子の磁石と他の回転子の磁石との間にステップ状のスキューを設けることができる。しかも、回転子を結合する側で磁心が磁石の端を露出させる窪みを有するので、回転子を結合した際に一の磁石と他の磁石とが互いに接触しない場合であっても、同じ磁石の磁極面のいずれか一方から他方へと一の磁石と他の磁石との間を通って磁束が短絡しにくい。これは、窪んだ部分での磁気抵抗が大きいからである。
この発明の請求項10にかかる回転子によれば、回転子の複数を結合した際に回転子の磁石は互いに接触しない場合であっても、磁石の端に非磁性体が存在するので、突出した同じ磁石の磁極面のいずれか一方から他方へと磁石の間を通って磁束が短絡しにくい。
この発明の請求項11にかかる回転子によれば、穴に挿入された二つの磁石が互いに接触しない場合であっても、少なくとも一方の磁石の端が空洞内へと突出しているので、当該磁石の磁極面のいずれか一方から他方へと磁石の間を通って磁束が短絡しにくい。
この発明の請求項12にかかる回転子によれば、少なくとも一方の磁石の端が磁心の端に対して突出することで、突出した磁石の端での磁気抵抗が増大し、以って同じ磁石の磁極面のいずれか一方から他方へと当該磁石の端を通って磁束が短絡しにくい。
この発明の請求項13にかかる回転子によれば、第1回転子の磁石と第2回転子の磁石とについてステップ状のスキューが設けられるので、トルクリプルの発生が低減される。
この発明の請求項14にかかる回転子によれば、第1回転子の磁石の磁極面と、第2回転子の磁石の磁極面との間で、磁性体を挟むことがない。よって、異なる磁石に属して磁性が異なる磁極面の一方から他方へと磁束が短絡しない。
この発明の請求項15にかかる回転子によれば、第1回転子の磁石と第2回転子の磁石とについてステップ状のスキューが設けられているため、磁性板の周方向において貫通孔は両磁石の厚み以上の空隙を提供する。よって当該貫通孔において磁性板の周方向について磁束が短絡しにくい。
この発明の請求項16にかかる回転子によれば、第1回転子の磁石の磁極面のうち第2回転子の磁石側と、第2回転子の磁石の磁極面の第1回転子の磁石側との間で、前記磁性体を挟むことがあっても、当該位置での磁性体は所定の方向において磁性板の厚みだけ貫通孔によって離別する。そして、当該磁性板の厚みが第1回転子の磁石の厚み及び第2回転子の磁石の厚みの少なくとも一方よりも厚いので、両磁極面の間で貫通孔を磁路とした磁束の短絡が生じない。
この発明の請求項17にかかる回転子によれば、第1回転子の磁石と第2回転子の磁石とが接触しない場合であっても、突出した同じ磁石の磁極面のいずれか一方から他方へと当該磁石の端を通って磁束が短絡しにくい。
この発明の請求項18にかかる回転子によれば、第1及び第2の磁石についてステップ状のスキューを設けることができる。しかも、空洞を設けることで、第1及び第2の磁石が接触しない場合であっても、同じ磁石の磁極面のいずれか一方から他方へと当該磁石の端を通って磁束が短絡しにくい。
この発明の請求項19にかかる回転子によれば、第1の磁石の磁極面と第2の磁石の磁極面との間で磁性体を挟むことがない。よって、異なる磁石に属して磁性が異なる磁極面の一方から他方へと磁束が短絡しにくい。
この発明の請求項20にかかる回転子によれば、磁石の第2空隙側の端において、同じ磁石の磁極面の一方から他方へと、第2空隙を介して磁束が短絡しにくい。
この発明の請求項21にかかるモータによれば、モータの駆動効率及び駆動出力が向上する。
この発明の請求項22にかかるモータによれば、固定子とは反対側の磁極面から磁石の端を通って固定子側の磁極面へと磁束が短絡しにくい。
この発明の請求項23にかかるモータによれば、固定子側の磁極面から磁石の端を通って固定子とは反対側の磁極面へと磁束が短絡しにくい。すなわち、磁束の多くが固定子へと流れる。
この発明の請求項24にかかる圧縮機によれば、例えば冷媒等が効率良く圧縮される。
この発明の請求項25にかかるコアによれば、空隙に磁石を挿入して得た回転子において、磁石の所定の方向に関する端が、所定の方向について第1の部分の端と第2の部分の端との間に位置することで、同じ磁石の磁極面のいずれか一方から他方へと当該磁石の端を通って磁束が短絡しにくい。
この発明の請求項26にかかるコアによれば、空隙に磁石を挿入して得た回転子において、当該磁石の端を露出させる窪みが第2の部分の端に形成されるので、第2の部分の端の一部を、所定の方向に関して磁石の端と同じ位置に揃えることができ、以って磁石をコアに固定しやすい。
この発明の請求項27にかかるコアによれば、空隙に磁石を挿入して得た回転子において、当該磁石の端を露出させる窪みが第1及び第2の部分の端に形成されるので、第1の部分の端の一部及び第2の部分の端の一部のそれぞれの位置を、所定の方向に関して磁石の端と同じ位置に揃えることができ、以って磁石をコアに固定しやすい。
この発明の請求項28にかかるコアによれば、空隙に磁石を挿入して得た回転子において、第3の部分の所定の方向に関する端が磁石の端に対して突出する場合には、リラクタンストルクの低下が防止される。
この発明の請求項29にかかるコアによれば、空隙に磁石を挿入して得た回転子において、第3の部分の所定の方向に関する端が磁石の端に対して窪む場合には、窪んだ部分において同じ磁石の磁極面のいずれか一方から他方へと磁束が短絡しにくい。
この発明の請求項30にかかるコアによれば、コアの端の両方から穴に磁石を挿入して得た回転子において、当該磁石が接触しない場合であっても、少なくとも一方の磁石が空洞内へと突出することで、その磁石において磁極面のいずれか一方から他方へと二つの磁石の間を通って磁束が短絡しにくい。
この発明の請求項31にかかるコアによれば、第1及び第2の穴に磁石を挿入した場合に、これらの磁石についてステップ状のスキューを設けることができる。しかも、空洞を設けることで、磁石が接触しない場合であっても、同じ磁石の磁極面のいずれか一方から他方へと当該磁石の端を通って磁束が短絡しにくい。
この発明の請求項32にかかるコアによれば、第1及び第2の穴にそれぞれ第1及び第2の磁石を挿した場合に、第1の磁石の磁極面と第2の磁石の磁極面との間で磁性体を挟むことがない。よって、異なる磁石に属して磁性が異なる磁極面の一方から他方へと磁束が短絡しにくい。
第1の実施の形態.
図1は、本実施の形態にかかる回転子1aを概念的に示す斜視図である。図2は、回転子1aを所定の方向91から見た上面図である。図3は回転子1aの位置C−Cでの断面を示す。
回転子1aは、所定の方向91に延在する磁心11と、磁石21の複数とを備える。
磁心11は、磁性体からなり所定の方向91に延在する部分111〜113を有し、部分112,113についてその複数を有する。磁心は例えば、電磁鋼板を積層し、図1で示される穴8のいずれにもボルトを通して、少なくとも片側をナットで締結し、またはリベットピンなどで締結することで形成される。図3では穴8は破線で示されている。
部分112,113は、部分111の周りで交互に環状に配置されており、部分112は、空隙41を介して部分111に対向している。
磁石21は、空隙41に埋め込まれて、磁心11において環状に配置される。いずれの磁石21も、所定の方向91に延在する磁極面211,212を有する。このとき、磁石21の所定の方向91についての端21a,21bは露出している。
部分111〜113はそれぞれ、磁石21との関係では次のように把握できる。つまり、部分111は磁極面211に対向して配置され、部分112は磁極面212に対向して配置される。また、部分113は、隣接する磁石21の間に配置される。
回転子1aは、例えば固定子を備えたモータに適用され、所定の方向91に沿う回転軸92まわりで回転する。固定子(図示省略)は、回転子1aと同軸で相互に対向して配置される。具体的には、回転子1aの外周側の側面に対向して固定子が配置される。
この場合、部分111は、磁石21に対して固定子とは反対側で、磁極面211に対向して配置されると把握できる。また部分112,113は、磁石21に対して固定子側で、各々が交互に環状に配置されると把握できる。
磁石21のいずれにおいても、所定の方向91に関して、磁石21の端21a,21bの少なくとも一方がそれと同じ側にある部分111の端111a,111bに対して突出する。図3では、特に磁石の端21a,21bのいずれもが部分111に対して所定の方向91に突出している場合が示されている。
この態様によれば、突出した磁石21の端21a,21bでの磁気抵抗が増大するので、同じ磁石21の磁極面211,212のいずれか一方から他方へと当該磁石21の端21a,21bを通って磁束が短絡しにくい。
図4は、上記した回転子1aを流れる磁束を、磁力線によって示している。磁石21で生じた磁束は、磁石21の端21a側においても、短絡することなく部分111から磁石21及び部分112を介して固定子51へと流れる。
磁石21のいずれにおいても、所定の方向91に関して、磁石21の端21a,21bの少なくとも一方がそれと同じ側にある部分112の端112a,112bに対して突出していてもよい。図5では、特に磁石の端21a,21bのいずれもが部分112に対して所定の方向91に突出した場合が、回転子1bとして示されている。この態様によっても、上述したと同様の効果が得られる。
図6は、磁石21の所定の方向91に沿った長さLmと、部分112の所定の方向91に沿った長さLoとの比率Lm/Loに対する磁束量の変化を示す。磁束量には、固定子へと流れる磁束φaの磁石21の単位長さ当たりの量φa/Lmが採用されている。
比率Lm/Loが1より小さい場合、1に等しい場合、1より大きい場合とは、磁石21の端21a,21bのいずれもがそれぞれと同じ側にある部分112の端112a,112に対して窪んでいる場合、平坦である場合、突出している場合をそれぞれ表す。
比率Lm/Loが0.95から増加するに従って磁束量φa/Lmは増加する。これは磁石21の端21a,21bでの磁束の短絡が防止されるからと考えられる。1.05近傍からは比率Lm/Loが増加するに従って磁束量φa/Lmは減少する。これは磁石21が著しく突出すれば磁束の短絡が生じるからと考えられる。
比率Lm/Loが1の場合を基準として、それ以上の磁束量φa/Lmが、比率Lm/Loが1以上1.075以下の場合に得られる。すなわち、固定子へと流れる磁束が多くなる。
なお、図6に基づくこれらの検討は、磁石21の厚みが1.5mm〜4mmの範囲にある場合について行ったものであるが、この範囲外についても適用することができる。
例えば図7で示される回転子1cであっても、上述したと同様の効果が得られる。つまり、固定子1cは、磁石21の端21aが、それと同じ側にある部分111の端111aに対して所定の方向91に突出し、磁石21の端21bが、それと同じ側にある部分112の端112bに対して所定の方向91に突出している。
第2の実施の形態.
図8は、本実施の形態にかかる回転子1dの断面を概念的に示す。回転子1dは、磁石21の端21a,21bの少なくとも一方が、それと同じ側にある部分111の端111a,111b及び部分112の端112a,112bのいずれに対しても所定の方向91に突出している。図8では、特に磁石の端21a,21bのいずれもが部分111,112に対して突出した場合が示されている。
この態様によれば、突出した磁石21の端21a,21bでの磁気抵抗がより増大し、以って同じ磁石21の磁極面211,212のいずれか一方から他方へと当該磁石21の端21a,21bを通って磁束が短絡しにくい。
図9は、回転子1dを流れる磁束を磁力線によって示している。磁石21で生じた磁束は、磁石21の端21a側においても、短絡することなく部分111から磁石21及び部分112を介して固定子51へと流れる。
上述したいずれの実施の形態においても、部分113の所定の方向91に関する端113a,113bの少なくとも一方が、それと同じ側にあって当該部分113を介して隣接する磁石21の端21a,21bに対して所定の方向91に突出することが望ましい。この態様が例えば図1に示されている。ここで端113bは、図1に示されてはいないが、部分113の端113aとは反対側の端を表す。
この態様によれば、部分113での磁気飽和が防止され、以ってリラクタンストルクの低下が防止される。
一方、部分113の端113a,113bの少なくとも一方が、それと同じ側にあって当該部分113を介して隣接する磁石21の端21a,21bに対して所定の方向91に窪んでいることが、次の点で望ましい。つまり、窪んだ部分において、同じ磁石21の磁極面211,212の一方から他方へと磁束が短絡しにくい。
この態様は、図2で示されるように部分113が部分112との間に、空隙41に連通する空隙43を有し、かつこの空隙43の幅が同じ磁石21の磁極面211と磁極面212との間の距離よりも小さい場合に特に望ましい。なぜなら、この場合には同じ磁石21の磁極面211,212のいずれか一方から他方へと当該空隙を介して短絡しやすいが、部分113を磁石21に対して窪ませることで、その窪んだ部分において磁束の短絡が減少されるからである。
また、上述した部分113の端113a,113bが磁石21の端21a,21b(図3)に対して突出する態様及び窪む態様のいずれにおいても、空隙43の幅として把握できる、部分112と部分113との間の距離Wa1は、磁石21の磁極面121,122間の距離Mよりも大きいことが望ましい(図2)。
これにより、磁石21の部分113側の端41bにおいて、同じ磁石21の磁極面211,212の一方から他方へと、空隙43を介して磁束が短絡しにくい。
空隙41,43をそれぞれ第1空隙、第2空隙と把握して、上述した内容は次のように把握される。つまり、第1空隙41は、所定の方向91とは垂直な方向95に拡がり、磁石21が埋め込まれる。第2空隙43は、第1空隙41の方向95についての端41aに設けられ、所定の方向91とは垂直な方向93に拡がる。所定の方向91及び方向93のいずれにも垂直な方向94についての第2空隙43の幅Wa1は、磁石21の磁極面121,122間の距離Mよりも大きい。
空隙41に磁石21が埋め込まれた際に、磁石21の端41bが第1空隙の端41aに至らない場合においては、空隙41のうち端41aと端42bとの間にできる空隙411の幅として把握できる、部分111,112間の距離Wa2は、磁石21の磁極面211,212間の距離Mよりも大きいことが望ましい(図2)。
これにより、磁石21の端41bにおいて、同じ磁石21の磁極面211,212の一方から他方へと、空隙411を介して磁束が短絡しにくい。
空隙41のうち磁石が埋め込まれる部分を第1空隙と、空隙411を第2空隙とそれぞれ把握し、また磁石21の端41bを第1空隙41の端と把握することで、上述した内容は次のように把握される。つまり、第1空隙41は、所定の方向91とは垂直な方向95に拡がり、磁石21が埋め込まれる。第2空隙411は、第1空隙41の端41bに設けられ、方向95に拡がる。所定の方向91及び方向95のいずれにも垂直な方向96についての第2空隙411の幅Wa2は、磁石21の磁極面121,122間の距離Mよりも大きい。
これらの態様は、部分113の端113a,113bと磁石21の端21a,21bとが、所定の方向91に関してそれぞれ同じ位置にある場合についても適用することができる。
本実施の形態で説明した回転子1a〜1dのいずれにおいても、磁石21が部分111に対して突出している場合、部分111の端111aは磁石21の端21a,21bを露出させる窪みを有することが望ましい。磁石21が部分112に対して突出している場合についても、同様のことが言える。そして、以下で説明する図10や図11で示される態様が特に望ましい。
図10では、回転子1aについて部分111の端111a,111bが、所定の方向91に関して部分112の端112a,112bと同じ位置に揃い、それぞれ磁石21の端21a,21bを露出させる窪み111c,111dを有している場合が示されている。
図11では、回転子1dについて部分111の端111a,111bと部分112の端112a,112bとが所定の方向91に関して同じ位置で揃い、当該端111a,111b,112a,112bがそれぞれ磁石21の端21a,21bを露出させる窪み111c,111d,112c,112dを有する場合が示されている。
これらの態様によれば、所定の方向91に関して磁心11の両端から磁心11に対して均等に圧力をかけることができるので、回転子が製造しやすい。
また、端111a,111b及び端112a,112bの少なくともいずれかを、所定の方向91に関して磁石21の端21a,21bと同じ位置に揃えることが、磁心11と磁石21とを固定子しやすくなる点で特に望ましい。図11には、端111a,112aが端21aと、端111b,112bが端21bと、それぞれ所定の方向91に関して同じ位置に揃った態様が示されている。
上述したいずれの実施の形態においても、磁石21には、二つさらには複数に分割されたものを採用しても良い。また、所定の方向91について隣接する磁石は接触していなくても良い。ただし、接触することが、磁束が隣接する二つの磁石の間を通って同じ磁石の磁極面の一方から他方へと短絡しない点で望ましい。
図12は、図8で示される回転子の磁石21に代えて、二つに分割された磁石2101,2102を採用した態様を示す。図12で示される構成要素のうち、図8で示されるものと同じものには同符号が付されている。
磁石2101は、所定の方向91についての端の一方2101aが、部分111,112のそれぞれの端111a,112aのいずれに対しても所定の方向91に突出している。
磁石2102は、所定の方向91についての端の一方2102aが、部分111,112のそれぞれの端111b,112bのいずれに対しても所定の方向91とは反対側に突出している。
磁石2101,2102の端の他方2101b,2102bは、例えば図12で示されるように、接触していなくても良い。
磁石2101,2102を、空隙41(図2)の内部で、所定の方向91についての所定の位置に固定する手段を有することが望ましい。当該手段には例えば、磁石2101,2102の空隙41への圧入による固定、空隙41の一部に磁石2101,2102の端の他方2101b,2102bを留める位置に突起を設けることによる固定、接着剤による磁石2101,2102の固定等が採用できる。
第3の実施の形態.
図13は、本実施の形態にかかる回転子2aを概念的に示す。回転子2aは、回転子1eと回転子1fとを所定の方向91に沿って結合して備える。
回転子1eは、第2の実施の形態で説明した回転子1dについて、部分111,112の端111b,112bが磁石21の端21bを露出させる窪み111d,112dを有したものであり、端111bと端112bとが所定の方向91に関して同じ位置で揃っている。
回転子1fは、部分121,122を有する磁心と磁石25とを備え、回転子1eと同様に構成される。すなわち、部分121,122は回転子1eの部分111,112に、磁石25は回転子1eの磁石21にそれぞれ対応し、磁石25は部分121,122に対して所定の方向91に突出している。そして、部分121,122の端121b,122bが磁石25の端25bを露出させる窪み121d,122dを有しており、端121bと端122bとが所定の方向91に関して同じ位置で揃っている。
回転子1eの部分111,112の端111b,112bは、回転子1fの部分121,122の端121b,122bにそれぞれ結合する。これにより、回転子2aには、窪み111d,112d,121d,122dによって空洞42が形成される。
回転子2aによれば、回転子2aを製造する際に複数の回転子1e,1fに分割して製造することができる。これにより、所定の方向91に長い回転子2aの製造が容易になり、また磁石21と磁石25との間にスキューを設けることができる。
しかも、回転子1e,1fを結合する側で磁心が磁石21,25の端21b,25bを露出させる窪み111d,112d,121d,122dを有するので、回転子1e,1fを結合した際に磁石21,25が互いに接触しない場合であっても、同じ磁石21,25の磁極面のいずれか一方から他方へと磁石21と磁石25との間を通って磁束が短絡しにくい。これは、空洞42での磁気抵抗が大きいからである。
回転子2aは、窪み111d,112d,121d,122dの少なくとも一を有しない構造であってもよい。
さらには、いずれの回転子1e,1fも窪み111d,112d,121d,122dを有しない構造であってもよい。この場合、回転子2aには空洞42が形成されないが、回転子2aを製造する際に複数の回転子1e,1fに分割して製造することができる。しかも、突出した磁石21,25の端21a,25aでは磁気抵抗が増大するので、同じ磁石21,25の磁極面のいずれか一方から他方へと磁石21,25の端21a,25aを通って磁束が短絡しにくい。
例えば図14で示されるように、非磁性体を介して複数の回転子を結合してもよい。図14では、特に第2の実施の形態で説明した回転子1dを二つ備える回転子2bが示されている。
二つの回転子1dは、所定の方向91に関してその端11bの各々が、互いに非磁性体3を介して結合される。このとき、二つの磁石21の間にも非磁性体が介在する。
回転子2bによれば、二つの回転子1dを結合した際に回転子1dの磁石21が互いに接触しない場合であっても、磁石21の端21bに非磁性体が存在するので磁気抵抗が大きく、同じ磁石21の磁極面211,212の一方から他方へと磁石21の間を通って磁束が短絡しにくい。
上述した回転子1a〜1dのいずれか複数を結合する場合にも、非磁性体を介して結合することで、同様の効果が得られる。
本実施の形態においても、第2の実施の形態で説明したと同様に、回転子2a,2bの所定の方向91に関する両端が、磁石21,25の端21a,25aを露出させる窪みを有することが望ましい。
第4の実施の形態.
第3の実施の形態で説明した空洞42を有する回転子2aは、例えば回転子1e,1fの結合によって製造されたものでなくてもよい。この場合が、図15において回転子2cとして示されている。
回転子2cは磁心11及び磁石21,25を備える。磁心11は、所定の方向91へと延在し、穴41と空洞42とを有する。磁石21は磁極面211,212を、磁石25は磁極面251,252をそれぞれ有する。
穴41は、所定の方向91に沿って磁心11の端11a,11bの一方から他方へと、空洞42を介して貫通する。
空洞42は、その所定の方向91に対する断面積が、穴41の所定の方向91に対する断面積よりも大きい。
磁石21,25は穴41に挿入される。このとき、磁石21の磁極面211,212は所定の方向91へと延在し、磁石21の端21bは空洞42内へと突出する。磁石25の磁極面251,252は所定の方向91へと延在し、磁石25の端25bは空洞42内へと突出する。
磁石21,25は、例えば、それぞれ磁心11の端11a,11bから穴41に挿入される。
上述した回転子2cによれば、穴41に挿入された二つの磁石21,25が互いに接触しない場合であっても、磁石21,25の端21b,25bが空洞42内へと突出しているので、同じ磁石21,25の磁極面211,212,251,252のいずれか一方から他方へと磁石21,25の間を通って磁束が短絡しにくい。
回転子2cでは磁石21,25のいずれもが空洞42内へと突出しているが、例えばいずれか一方のみが突出する場合であってもよい。例えば磁石21が突出する場合には、その端21bにおいて磁束が短絡しにくい。磁石25が突出する場合も同様である。
磁石21,25の少なくとも一方が、磁心11の端11a,11bに対して突出していても良い。例えば磁石21が突出する場合には、その端21bでの磁気抵抗が増大し、以って磁石21の磁極面211,212のいずれか一方から他方へと磁石21の端21bを通って磁束が短絡しにくい。磁石25が突出する場合も同様である。図15では、特に磁石21,25のいずれもが所定の方向91に突出している場合が示されている。
本実施の形態においても、第2の実施の形態で説明したと同様に、回転子2cの所定の方向91に関する両端が、磁石21,25の端21a,25aを露出させる窪みを有することが望ましい。
第5の実施の形態.
図16は、本実施の形態にかかる回転子2dの断面を概念的に示す。回転子2dは、所定の方向91に沿って結合した回転子1g,1hを備え、それらの所定の方向91に垂直な断面がそれぞれ図17及び図18に示されている。なお、図16では、図17及び図18で示される一点鎖線D−Dの位置での断面が示されている。
回転子1gは、図8で示される回転子1dについて、磁石21の所定の方向91についての端の一方21aのみが突出し、端の他方21bを部分111,112の端111b,112bに対し、所定の方向91について同じ位置にしたものである。回転子1hは、部分121,122を有する磁心と磁石25とを備え、回転子1gと同様に構成されている。すなわち、部分121,122は部分111,112に、磁石25は磁石21に、磁石25の所定の方向91についての端25a,25bは端21a,21bにそれぞれ対応する。
回転子1gは、所定の方向91に沿って回転子1hに結合される。このとき、磁石21の磁極面212の法線方向21dが、磁石25の磁極面252の法線方向25dに対して傾けられる。
図19は、所定の方向91から見たときの回転子1g,1hの位置関係を例示する。図19では、回転子1g,1hを所定の方向91に垂直な所定の面に所定の方向91について投影した形状が示されており、回転軸92を通る一点鎖線E−Eに対して回転子2dの片側半分だけが示されている。また、回転子1gが実線で示され、回転子1hが破線で示されている。回転子1hは、その法線方向25dが、回転軸92を中心として反時計周りに所定の角度θだけ法線方向21dからずれている。
これにより、所定の方向91から見て、磁石25が埋め込まれる穴254は、磁石21が埋め込まれる穴214の位置から回転軸92を中心として反時計周りに所定の角度θだけ回転して位置する。このような穴214,254の位置関係を以下では「穴についてステップ状のスキューが設けられる」という。
よって、穴214,254のそれぞれに埋め込まれた磁石21,25について、所定の方向91から見て、磁石25は、磁石21の位置から回転軸92を中心として反時計回りに所定の角度θだけ回転して位置する。このような磁石21,25の位置関係を以下では、「磁石についてステップ状のスキューが設けられる」という。
特に、磁石21の投影の外側の縁212e(磁極面212の投影)と磁石25の投影の内側の縁251e(磁極面251の投影)とが交わらず、かつ磁石21の投影の内側の縁211e(磁極面211の投影)と磁石25の投影の外側の縁252e(磁極面252の投影)とが交わらないことが望ましい。これは、磁極面211,212と磁極面252,251とのそれぞれの間で磁性体を挟むことなく、以って異なる磁石21,25に属して磁性が異なる磁極面の一方から他方へと磁束が短絡しないからである。
図16に戻って、磁石21の端21aは、回転子1hとは反対側で部分111,112のいずれに対しても所定の方向91に突出している。磁石25の端25aは、回転子1gとは反対側で部分121,122のいずれに対しても所定の方向91とは反対方向に突出している。
回転子2dによれば、磁石21と磁石25とについてステップ状のスキューを設けることにより、トルクリプルが低減される。しかも、回転子2dの所定の方向91についての端で磁石21,25が突出しているので、実施の形態1で説明したと同様の効果が得られる。
第6の実施の形態.
図20は、本実施の形態にかかる回転子2eの断面を概念的に示す。回転子2eは、第5の実施の形態で説明した回転子2dについて回転子1g,1hが磁性板7を介して結合されたものである。回転子1g、磁性板7及び回転子1hの所定の方向91に垂直な断面がそれぞれ図21〜23に示されている。なお、図20では、図21〜23に示される一点鎖線F−Fの位置での断面が示されている。また、図20,21,23で示される構成要素のうち、第5の実施の形態で説明した構成要素と同じものには同符号が付されている。
回転子1g,1hは、それぞれ磁石21,25が埋め込まれる穴214,254を有する(図21及び図23)。
図24は、図22で示される断面について、回転軸92を通る一点鎖線G−Gに対して磁性板7の片側半分だけを拡大して示す。磁性板7は貫通孔71を有する。貫通孔71は、穴214,254のそれぞれの所定の方向91についての磁性板7への投影214s,254sを含んだ、投影214s,254sの一方から他方に亘る部分222sにおいて、磁性板7を所定の方向91に貫く。
回転子2eによれば、磁性板7の周方向において貫通孔71は両磁石21,25の厚み以上の空隙を提供する。よって貫通孔71において磁性板7の周方向について磁束が短絡しにくい。
例えば、貫通孔71は、所定の方向91に対する断面が例えば穴21,25の所定の方向91に対する断面と同じ形状を有し、穴21と穴25との間で遷移して両者を連通させるものであっても良い。このとき、貫通孔71の側面は、滑らかであっても良いし、磁性板7が電磁鋼板を所定の方向91に積層したものである場合には、穴21,25のいずれか一方から他方へと階段状であっても良い。
投影214sの外側の縁214s2と投影254sの内側の縁254s1とが交わらず、かつ投影214sの内側の縁214s1と投影254sの外側の縁254s2とが交わらないことが特に望ましい。これは、磁極面211,212と磁極面252,251とのそれぞれの間で磁性体を挟むことなく、以って異なる磁石21,25に属して磁性が異なる磁極面の一方から他方へと磁束が短絡しにくいからである。
一方、磁極面211,212と磁極面252,251とのそれぞれの間で磁性体を挟む場合であっても、次の態様によれば異なる磁石21,25に属して磁性が異なる磁極面の一方から他方へと磁束が短絡しにくい。つまり、当該態様では、磁性板7の所定の方向91についての厚みt1(図20)が、磁石21の厚み及び磁石25の厚みのいずれか少なくとも一方よりも厚い。
回転子2eは、図25に示されるように、磁石21,25のいずれか少なくとも一方が貫通孔71に突出する態様であっても良い。これによれば、磁石21と磁石25とが接触しない場合であっても、突出した同じ磁石21(25)の磁極面211,212(251,252)のいずれか一方から他方へと磁石21(25)の端を通って磁束が短絡しにくい。
第7の実施の形態.
第6の実施の形態で説明した回転子2eは、回転子1g,1hを磁性板7を介して結合されたものでなくてもよい。この場合が、図26において回転子2fとして示されている。
回転子2fは磁心11及び磁石21,25を備える。磁心11は、所定の方向91へと延在し、穴43,44と空洞45とを有する。磁石21は磁極面211,212を、磁石25は磁極面251,252をそれぞれ有する。
回転子2fは、例えば図20で示される回転子2eについて回転子1g,1h及び磁性板7が一体化したものと把握することができる。具体的には、穴43,44はそれぞれ穴214,254(図21及び図23)と、空洞45は貫通孔71(図20)と把握できる。
空洞45は、磁心11の所定の方向91についての端11a,11bの間に位置する。穴43は所定の方向91に沿って端11aから空洞45へと貫通し、穴44は所定の方向91に沿って端11bから空洞45へと貫通する。
図27は、空洞45の所定の方向91に垂直な断面を示す。空洞45の断面は、穴43,44の所定の方向91についての投影43s,44sをそれぞれ含む。しかも、空洞45の所定の方向91に対する断面積は、穴43,44の所定の方向91についてのいずれの断面積より大きい。
磁石21,25はそれぞれ穴43,44に挿入される。具体的には、それぞれが例えば磁心11の端11a,11bから穴43,44に挿入される。このとき、磁石21の磁極面211,212及び磁石25の磁極面251,252は所定の方向91へと延在する。
回転子2fによれば、穴43,44についてステップ状のスキューを設けることができ、以ってそれぞれに挿入された磁石21,25についてステップ状のスキューを設けることができる。しかも、空洞45を設けることで、磁石21と磁石25とが接触しない場合であっても、同じ磁石21,25の磁極面211,212,251,252のいずれか一方から他方へと磁石21,25の端を通って磁束が短絡しにくい。
図27に示されるように、投影43sの外側の縁43s2と投影44sの内側の縁44s1とが交わらず、かつ投影43sの内側の縁43s1と投影44sの外側の縁44s2とが交わらないことが特に望ましい。これは、磁極面211,212と磁極面252,251とのそれぞれの間で磁性体を挟むことなく、以って異なる磁石21,25に属して磁性が異なる磁極面の一方から他方へと磁束が短絡しにくいからである。
一方、磁極面211,212と磁極面252,251とのそれぞれの間で磁性体を挟む場合であっても、空洞45の所定の方向91についての幅t2(図26)を、磁石21の厚み及び磁石25の厚みのいずれか少なくとも一方よりも厚くすることで、異なる磁石21,25に属して磁性が異なる磁極面の一方から他方への磁束の短絡を防止できる。
回転子2fにおいて、磁石21,25のいずれか少なくとも一方が空洞45に突出する態様であっても良い。
第8の実施の形態.
第1乃至第4の実施の形態で説明した回転子1a〜1d,2a〜2cは、例えば固定子を備えたモータに適用することができる。図28では、特に回転子1aを備えたモータ5の断面が示されている。回転子1aについては、図2で示される断面図と同様、図1で示される位置C−Cでの断面が示される。
モータ5では、回転子1aが所定の方向91に沿う回転軸92を中心に回転可能に配置され、固定子51が回転子1aと同軸で相互に対向して配置される。
固定子51は巻線(図示省略)を有し、当該巻線には回転子1aから流れる磁束が鎖交する。当該巻線には、例えばインバータなどによりPWM制御して得られた所望の交流、例えば所望の振幅および周期を有する正弦波電流を印加することが、鉄損が減少できる点で望ましい。また当該巻線を集中巻にすることが、コイルエンド長の減少によるモータ全体の小型化に寄与し、また逆磁界に対しても磁石21の端部で磁束を漏洩させずに、固定子51の巻線に磁束を効率良く鎖交させることができる点で、望ましい。
モータ5によれば、回転子として上述した回転子1aが採用されるので、その駆動効率及び駆動出力が向上する。回転子として回転子1b〜1d,2a〜2cのいずれかを採用した場合も同様である。
磁心11の部分111の端111bから見た磁石21の回転軸92に沿った高さdは、同じ磁石21の磁極面211,212の間の距離Mよりも小さいことが、次の点で望ましい。つまり、磁極面211から磁極面212へと磁石21の端21bを通って磁束が短絡しにくい。これは、磁石21の突出した部分で生じた磁束が磁石21の端21bを流れるよりも部分111へと流れる方が、例えば空気などの非磁性部分を通る距離が短く、以って磁気抵抗が小さいからである。磁石21の端21a側についても同様のことが言える。
モータ5に限らず本実施の形態にかかるいずれのモータにおいても、距離Mは、回転子1a〜1d,2a〜2cと、これに対向する固定子51の面との距離Aより大きいことが、次の点で望ましい。つまり、磁極面212から磁極面211へと磁石21の端21a,21bを通って短絡しにくい。すなわち、磁束の多くが固定子51へと流れる。これは、磁束が固定子51へと流れる方が、磁気抵抗が小さいからである。
本実施の形態で説明したモータは、例えば圧縮機に搭載することができる。これによれば、例えば冷媒等が効率良く圧縮される。
上述したいずれの実施の形態においても、磁心11には電磁鋼板を積層したものが採用できる。さらには、例えば圧粉鉄心を採用することが、渦電流の発生を低減できる点で望ましい。
また、磁心11に対して磁石21の位置を決めるための手段、またはその位置に磁石21を固定する手段を、磁心11に設けても良い。
例えば図11で示される回転子1dのように、磁石21の端21a,21bが磁心11の端11a,11bに対して平坦である場合には、所定の方向91に関して磁心11の両側から例えば端板で磁心11を挟み込むことで、磁石21を固定することができる。
例えば図10で示される回転子1aのように、磁石21の端21a,21bが磁心11の端11a,11bに対して窪んでいる場合には、その窪んだ部分に非磁性体などのスペーサを挿入し、所定の方向91に関して磁心11の両側から例えば端板で磁心11を挟み込むことで、磁石21を固定することができる。
例えば図8で示される回転子1dのように、磁石21が磁心11の端11a,11bに対して突出する場合には、例えば図29で示される態様で磁石21を固定することができる。つまり回転子1dは、所定の方向91に関してその両側から端板7a,7bによって挟み込まれる。端板7a,7bは、磁石21が端11a側及び端11b側のそれぞれで突出した高さLa,Lbだけ、部分111側で所定の方向91に窪んでいる。よって、磁石21を固定することができる。
例えば図30で示されるように、磁心11に突起部6を設けて、磁石21の位置決めや固定を行っても良い。突起部6は、例えば磁石21の端21a,21bの位置が決まるように配置される。ただし、当該突起部6を介して磁束が短絡しない程度に、当該突起部6の大きさを調節することが望ましい。
上述したいずれの実施の形態においても、磁石には磁気エネルギー積の大きい希土類磁石を採用することが望ましく、特にMd−Fe−B系の焼結磁石を採用することが特に望ましい。磁束量が増大するからである。
第1の実施の形態で説明される、回転子1aを概念的に示す斜視図である。 回転子1aを所定の方向91から見た上面図である。 回転子1aの位置C−Cでの断面を示す断面図である。 回転子1aを流れる磁束を磁力線によって示す図である。 第1の実施の形態で説明される、回転子1bを概念的に示す断面図である。 比率Lm/Loに対する磁束量φa/Lmの変化を示す図である。 第1の実施の形態で説明される、回転子1cを概念的に示す断面図である。 第2の実施の形態で説明される、回転子1dを概念的に示す断面図である。 回転子1dを流れる磁束を磁力線によって示す図である。 磁心の端が窪みを有する回転子を概念的に示す断面図である。 磁心の端が窪みを有する回転子を概念的に示す断面図である。 分割した磁石が設けられた回転子を概念的に示す断面図である。 第3の実施の形態で説明される、回転子2aを概念的に示す断面図である。 第3の実施の形態で説明される、回転子2bを概念的に示す断面図である。 第4の実施の形態で説明される、回転子2cを概念的に示す断面図である。 第5の実施の形態で説明される、回転子2dを概念的に示す断面図である。 回転子1gの所定の方向91に対する断面を概念的に示す図である。 回転子1gの所定の方向91に対する断面を概念的に示す図である。 所定の方向91から見たときの回転子1g,1hの位置関係を示す図である。 第6の実施の形態で説明される、回転子2eを概念的に示す断面図である。 回転子1gの所定の方向91に対する断面を概念的に示す図である。 磁性板7の所定の方向91に対する断面を概念的に示す図である。 回転子1hの所定の方向91に対する断面を概念的に示す図である。 磁性板7の断面を拡大した図である。 磁石が貫通孔に突出した態様を概念的に示す断面図である。 第7の実施の形態で説明される、回転子2fを概念的に示す断面図である。 空洞45の所定の方向91に対する断面を概念的に示す図である。 第5の実施の形態で説明される、モータ5を概念的に示す断面図である。 端板で磁石を固定する態様を概念的に示す断面図である。 突起部が設けられた回転子を概念的に示す断面図である。 従来の回転子を流れる磁束を磁力線によって示す図である。 従来の回転子を流れる磁束を磁力線によって示す図である。
符号の説明
1a〜1h,2a〜2f 回転子
3 非磁性体
5 モータ
7 磁性板
11 磁心
11a,11b 磁心の端
21,25 磁石
21a,21b,25a,25b 磁石の端
21d,25d 法線方向
41 空隙(穴)
43,44 穴
42,45 空洞
43,411 空隙
41a,41b 空隙の端
51 固定子
71 貫通孔
91 所定の方向
92 回転軸
93〜96 方向
111〜113,121,122 磁心の部分
111a〜113a,111b〜113b 磁心の部分の端
111c,111d,112c,112d,121d,122d 窪み
211,212,251,252 磁極面
211e,212e,251e,252e,214s1,214s2,254s1,254s2 縁
214,254 穴
214s,254s 投影
222s 部分
Lm 磁石の長さ
Lo 部分112の長さ
Lm/Lo 比率
d 高さ
A,M 距離
t1,t2 厚み
Wa1,Wa2 空隙の幅

Claims (32)

  1. 所定の方向(91)に延在する磁心(11)と、
    前記磁心に埋め込まれ、前記所定の方向に延在する磁極面(211,212)を有する磁石(21)と
    を備え、
    前記磁心は、磁性体からなる第1の部分(111;112)を前記磁極面の一方(211;212)に対向して有し、
    前記磁石の前記所定の方向に関する端の少なくとも一方(21a;21a)が、それと同じ側にある前記第1の前記部分の端(111a;112a)に対して前記所定の方向に突出する、回転子。
  2. 前記磁石の前記端(21a,21b)の両方が、それぞれと同じ側にある前記第1の前記部分(112)の前記端(112a,112b)に対して突出し、
    前記磁石の前記所定の方向(91)に沿った長さ(Lm)は、前記第1の前記部分の前記所定の方向に沿った長さ(Lo)に対する比率(Lm/Lo)が1.075以下である、請求項1記載の回転子。
  3. 前記第1の前記部分(111;112)の前記端(111a,111b;112a,112b)は、前記磁石(21)の前記端(21a,21b)を露出させる窪み(111c,111d;112c,112d)を有する、請求項1または請求項2記載の回転子。
  4. 前記磁心(11)は、磁性体からなる第2の部分(112;111)を前記磁極面の他方(212;211)に対向して更に有し、
    前記磁石の前記端の少なくとも一方(21a;21a)が、それと同じ側にある前記第2の前記部分の端(112a;111a)に対して前記所定の方向(91)に突出する、請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の回転子。
  5. 前記第2の前記部分(112;111)の前記端(112a,112b;111a,111b)は、前記磁石(21)の前記端(21a,21b)を露出させる窪み(111c111d;112c,112d)を有する、請求項4記載の回転子。
  6. 前記磁石(21)は複数であって環状に配置され、
    前記磁心(11)は、隣接する前記磁石(21)の間に、磁性体からなる第3の部分(113)を更に有し、
    前記第3の前記部分の前記所定の方向(91)に関する端の少なくとも一方(113a;113b)が、それと同じ側にある前記隣接する前記磁石の前記端(21a;21b)に対して前記所定の方向に突出する、請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載の回転子。
  7. 前記磁石(21)は複数であって環状に配置され、
    前記磁心(11)は、隣接する前記磁石(21)の間に、磁性体からなる第3の部分(113)を更に有し、
    前記第3の前記部分の前記所定の方向(91)に関する端の少なくとも一方(113a;113b)が、それと同じ側にある前記隣接する前記磁石の前記端(21a;21b)に対して前記所定の方向に窪んでいる、請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載の回転子。
  8. 請求項1乃至請求項7に記載の回転子のいずれか複数(1e,1f;1d,1d;1g,1h)を前記所定の方向(91)に沿って結合して備え、
    前記所定の方向に関する前記回転子の端のうち他のいずれとも結合しない前記端の少なくとも一方では、前記磁石(21,25;21,21;21,25)が前記磁心の前記部分(111,112,121,122;111,112,111,112;111,112,121,122)に対して突出する、回転子。
  9. 請求項1乃至請求項7に記載の回転子のいずれか複数(1e,1f)を前記所定の方向(91)に沿って結合して備え、
    前記所定の方向に関する前記回転子の端のうち互いに結合する前記回転子の前記端の少なくとも一方では、前記磁心の前記部分(111,112,121,122)が前記磁石(21,25)の前記端(21a,25a)を露出させる窪み(111d,112d,121d,122d)を有する、回転子。
  10. 前記回転子の前記複数(1d,1d)は非磁性体(3)を介して結合される、請求項8または請求項9記載の回転子。
  11. 穴(41)と空洞(42)とを有し所定の方向(91)へと延在する磁心(11)と、
    磁極面(211,212;251,252)を有する少なくとも二つの磁石(21;25)と
    を備え、
    前記穴は前記所定の方向に沿って前記磁心の端の一方(11a)から他方(11b)へと前記空洞を介して貫通し、
    前記空洞は、その前記所定の方向に対する断面積が前記穴の前記所定の方向に対する断面積よりも大きく、
    第1の前記磁石(21;25)は、前記穴へ挿入されて、その前記磁極面(211,212;251,252)が前記所定の方向へと延在し、
    第2の前記磁石(25;21)は、前記穴へ前記空洞に対して前記第1の前記磁石と反対側で挿入されて、その前記磁極面(251,252;211,212)が前記所定の方向へと延在し、
    前記磁石の少なくとも一方において、その前記所定の方向に関する端(21b,25b)が前記空洞内へと突出する、回転子。
  12. 前記磁石(21;25)の少なくとも一方において、その前記所定の方向(91)に関する端(21a;25a)が前記磁心(11)の前記端(11a,11b)に対して突出する、請求項11記載の回転子。
  13. 前記複数の前記回転子(1g,1h)の一つである第1回転子(1g)は、その前記磁石(21)の前記磁極面(212)の法線方向(21d)が、他の前記回転子である第2回転子(1h)の前記磁石(25)の前記磁極面(251)の法線方向(25d)に対して傾いている、請求項8記載の回転子。
  14. 前記第1回転子(1g)の前記磁石(21)の前記所定の方向(91)についての所定の面への第1の投影と、前記第2回転子(1h)の前記磁石(25)の前記所定の方向についての前記所定の面への第2の投影とは、前記第1の前記投影の外側の縁(212e)と前記第2の前記投影の内側の縁(251e)とが交わらず、かつ前記第1の前記投影の内側の縁(211e)と前記第2の前記投影の外側の縁(252e)とが交わらない、請求項13記載の回転子。
  15. 前記第1回転子(1g)及び前記第2回転子(1h)はいずれも、前記磁石(21,25)が埋め込まれる穴(214,254)を有し、
    前記第1回転子と前記第2回転子とは磁性板(7)を介して互いに結合され、
    前記磁性板は貫通孔(71)を有し、
    前記貫通孔は、前記第1回転子の前記穴及び前記第2回転子の前記穴の前記所定の方向(91)についての前記磁性板への投影(214s,254s)を含んだ前記投影の一方から他方に亘る部分(222s)において前記磁性板を前記所定の方向に貫く、請求項13または請求項14記載の回転子。
  16. 前記磁性板の厚み(t)は前記第1回転子の前記磁石の厚み及び前記第2回転子の前記磁石の厚みの少なくとも一方よりも厚い、請求項15記載の回転子。
  17. 前記第1回転子(1g)の前記磁石(21)及び前記第2回転子(1h)の前記磁石(25)のいずれか少なくとも一方が、前記貫通孔(71)に突出する、請求項15または請求項16記載の回転子。
  18. 空洞(45)と第1及び第2の穴(43,44)とを有し、所定の方向(91)に延在する磁心(11)と、
    磁極面(211,212;251,252)を有する第1及び第2の磁石(21;25)と
    を備え、
    前記第1の前記穴は、前記磁心の前記所定の方向についての端の一方(11a)から前記所定の方向に沿って前記空洞へと貫通し、
    前記第2の前記穴は、前記磁心の前記所定の方向についての前記端の他方から前記所定の方向に沿って前記空洞へと貫通し、
    前記空洞は、前記所定の方向に対する断面が前記第1及び前記第2の前記穴の前記所定の方向についての第1及び第2の投影(214s,254s)をそれぞれ含み、前記断面の面積が前記第1及び前記第2の前記穴の前記所定の方向に対するいずれの断面積よりも大きく、
    前記第1の前記磁石は、前記第1の前記穴に挿入されて、その前記磁極面が前記所定の方向へと延在し、
    前記第2の前記磁石は、前記第2の前記穴に挿入されて、その前記磁極面が前記所定の方向へと延在する、回転子。
  19. 前記第1の前記投影(214s)の外側の縁(214s2)と前記第2の前記投影(254s)の内側の縁(254s1)とが交わらず、かつ前記第1の前記投影の内側の縁(214s1)と前記第2の前記投影の外側の縁(254s2)とが交わらない、請求項18記載の回転子。
  20. 前記磁心(11)は、いずれも前記所定の方向(91)に延在する空隙である第1空隙(41;41)及び第2空隙(43;411)を有し、
    前記第1空隙は、前記所定の方向とは垂直な方向である第1方向(95;95)に拡がり、前記磁石(21;21)が埋め込まれ、
    前記第2空隙は、前記第1空隙の前記第1方向についての端(41a:41b)に設けられ、前記所定の方向とは垂直な方向である第2方向(93;95)に拡がり、
    前記所定の方向及び前記第2方向のいずれにも垂直な方向(94;96)についての前記第2空隙の幅(Wa1;Wa2)は、前記磁石の前記磁極面(211,212;211,212)間の距離(M;M)よりも大きい、請求項1乃至請求項19のいずれか一つに記載の回転子。
  21. 前記所定の方向(91)に沿う回転軸(92)を中心に回転する請求項1乃至請求項20のいずれか一つに記載の回転子(1a〜1d,2a〜2c)と、
    前記回転子と同軸で相互に対向して配置される固定子(51)と
    を備える、モータ。
  22. 前記磁石(21)に対して前記固定子(51)とは反対側の前記磁心(111)の前記端(111b)から見た前記磁石の前記回転軸(92)に沿った高さ(d)は、同じ前記磁石の前記磁極面(211,212)間の距離(M)よりも小さい、請求項21記載のモータ。
  23. 同じ前記磁石(21)の前記磁極面(211,212)間の距離(M)は、前記回転子(1a)の側面とこれに対向する前記固定子(51)の面との距離(A)よりも大きい、請求項21または請求項22記載のモータ。
  24. 請求項21乃至請求項23のいずれか一つに記載のモータ(5)を備えることを特徴とする、圧縮機。
  25. いずれも所定の方向(91)に延在し、磁性体からなる第1及び第2の部分(111,112)を備え、
    前記第1及び前記第2の前記部分は、前記所定の方向に延在する空隙(41)を介して互いに対向し、
    前記第1の前記部分(111;112)の前記所定の方向に関する端の少なくとも一方(111a;112a)が、それと同じ側にある前記第2の前記部分(112;111)の端(112a;111a)に対し前記所定の方向に突出する、コア。
  26. 前記空隙(41)は、前記所定の方向(91)についての端が、前記第2の前記部分(112;111)側へと拡がる、請求項25記載のコア。
  27. いずれも所定の方向(91)に延在し、磁性体からなる第1及び第2の部分(111,112)を備え、
    前記第1及び前記第2の前記部分は、前記所定の方向に延在する空隙(41)を介して互いに対向し、
    前記空隙は、前記所定の方向(91)についての端が、前記第1及び第2の前記部分のいずれの側にも拡がる、コア。
  28. 前記第1の前記部分(112)の複数と、
    前記所定の方向(91)に延在し、磁性体からなる第3の部分(113)の複数と
    を更に備え、
    前記第1の前記部分(112)と、前記第3の前記部分の複数とは、前記第2の前記部分(111)の周りで交互に環状に配置され、
    前記第3の前記部分の前記所定の方向に関する端の少なくとも一方(113a;113b)が、それと同じ側にある前記第2の前記部分の前記端(112a;112b)に対して前記所定の方向に突出する、請求項25乃至請求項27のいずれか一つに記載のコア。
  29. 前記第1の前記部分(112)を複数と、
    前記所定の方向(91)に延在し、磁性体からなる第3の部分(113)の複数と
    を更に備え、
    前記第1の前記部分(112)と、前記第3の前記部分の複数とは、前記第2の前記部分(111)の周りで交互に環状に配置され、
    前記第3の前記部分の前記所定の方向に関する端の少なくとも一方(113a;113b)が、それと同じ側にある前記第1の前記部分の前記端(111a;111b)に対して前記所定の方向に窪んでいる、請求項25乃至請求項27のいずれか一つに記載のコア。
  30. 所定の方向(91)に延在するコアであって、
    穴(41)と、
    空洞(42)と
    を備え、
    前記穴は前記所定の方向に沿って前記コアの端の一方(11a)から他方(11b)へと前記空洞を介して貫通し、
    前記空洞は、その前記所定の方向に対する断面積が前記穴の前記所定の方向に対する断面積よりも大きい、コア。
  31. 所定の方向(91)に延在するコアであって、
    空洞(45)と、
    前記所定の方向に沿って前記コアの端の一方(11a)から前記空洞へと貫通する第1の穴(43)と、
    前記所定の方向に沿って前記コアの端の他方(11b)から前記空洞へと貫通する第2の穴(44)と
    を備え、
    前記空洞は、前記所定の方向に対する断面が前記第1及び前記第2の前記穴の前記所定の方向についての第1及び第2の投影(43s,44s)をそれぞれ含み、前記断面の面積が前記第1及び前記第2の前記穴の前記所定の方向に対するいずれの断面積よりも大きい、コア。
  32. 前記第1の前記投影(43s)の外側の縁(43s2)と前記第2の前記投影(44s)の内側の縁(44s1)とが交わらず、かつ前記第1の前記投影の内側の縁(43s1)と前記第2の前記投影の外側の縁(44s2)とが交わらない、請求項31記載のコア。
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