JP2006248887A - セメント組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】グラウト材等に使用され、ブリーディングの発生もなく、強度発現も良好で、低注入圧で注入できる作業性に優れたセメント組成物および該セメント組成物を用いたグラウト材を提供する。
【解決手段】グラウト材等に使用するためのセメント系材料を主体としたセメント組成物であり、該セメント組成物の全重量に対して0.1〜0.5重量%のベントナイトと、0.04〜0.15重量%のベントナイトの膨潤性を高める炭酸ナトリウム等の添加剤と、高性能減水剤を含む。必要に応じ、さらに6重量%以内の膨張材を加える。また、加圧ブリーディング水の発生を極力抑えるためには、セルロース系の増粘剤を0.05〜0.3重量%程度加えることが有効である。

Description

本発明は、グラウト材に好適であり、補修材としても適用可能なセメント組成物および該セメント組成物を用いたグラウト材に関するものである。より具体的には、プレストレストコンクリート造構造物においてプレストレスの導入後にシース内あるいはダクト等のプレストレス導入部に充填されるグラウト材、その他、コンクリート構造物の空隙充填用のグラウト材、コンクリートの補修材などにも用いることが可能なセメント組成物に関する。
プレストレストコンクリート造構造物ではプレストレスの導入に使用されるPC鋼材の保護のためにシース内あるいはダクト等のプレストレス導入部にグラウト材が充填されるが、橋桁橋軸方向の全長にプレストレスを導入する場合のようにシースが複数の支点間に跨る場合には、シースの全長に亘って空隙なくグラウト材を充填することが充填作業上の課題になる。
グラウト材は粘性の面から、高粘性タイプと低粘性タイプとに大別され、高粘性タイプは長大PC橋などでは粘性が高いために注入圧力が増大して一度で注入できない問題がある。また、低粘性タイプの場合には、シース管の急角度の下り勾配部で先流れ現象が生じて充填不良となることが指摘されている。
グラウト材の粘性に基づく充填不良等の問題に対しては、シース内へのグラウト材の注入に先立ち、シース内にグラウト材より高粘性の充填材を注入しておくことによりシース内の空気や異物を排除しながら、グラウト材を充填する方法がある(特許文献2参照)。
しかしながら、特許文献2の方法では、上記した粘性の高いグラウト材を注入する場合と同じく、充填材がシースの断面を閉塞するため、充填材とグラウト材の注入時のポンプ圧が高くなる問題を解決するには至らず、注入が不可能になる可能性がある。
この他、特許文献3には、グラウト材の充填性を改善しつつ、所望の圧縮強度を得るために、高ビーライト系ポルトランドセメントやポリカルボン酸系高性能減水剤を用いたグラウト材が記載され、特許文献4には、注入作業性に優れるPCグラウト材として、セメントに高性能減水剤の他、所定量の増粘剤、遅延剤およびブレーン比表面積の大きい無機質フィラーを加え、粘性が低く、流動性が高く、かつ可使時間の長いグラウト材が記載されている。
また、コンクリートの打継ぎ目に生じる空隙や施工不良によるジャンカ部、劣化コンクリートの断面などを補修する補修材は、ブリーディングがなく無収縮で作業性が良いことが要求されている。さらに、今日ではコンクリートの高強度化に伴い、上述の性能の他に補修材の高強度化が望まれてきた。
特開平05−345652号公報 特開2002−047802号公報 特開2002−060749号公報 特許第3344170号公報 特開2004−100274号公報 特開2004−284930号公報
従来のグラウト材では、シース管の形状に合わせて高粘性と低粘性のグラウトを使い分ける必要があり、かつグラウト材の使い分けが形状、特に傾斜角度で明確にできないという問題があった。また、注入圧が低粘性と同程度で下り勾配部で先流れ現象が生じないグラウト材の開発が待ち望まれていた。
また、従来からグラウト材の可塑性を高める手段の一つとしてベントナイトの添加が行われているが、その効果を得るためには、ベントナイトをある程度多量に添加する必要があった。しかし、ベントナイトの多量添加はグラウト材の硬化後の強度の低下をもたらし、上述したプレストレストコンクリート造構造物などにおける使用には強度面で不適となる。
本発明は、主としてこのようなシース内等のプレストレス導入部に注入するグラウト材における課題の解決を図ったものであり、前記先流れ現象が生じず、ブリーディングの発生もなく強度発現も良好で、低注入圧で注入できるなど充填時における作業性および充填性に優れたグラウト材を提供することを主目的とし、副次的にはさらに劣化コンクリート断面などの補修などへの用途展開を目的としている。
本願の請求項1に係るセメント組成物は、セメント系材料を主体としたセメント組成物であって、該セメント組成物の全重量に対して0.1〜0.5重量%のベントナイトと、0.04〜0.15重量%のベントナイトの膨潤性を高める添加剤と、高性能減水剤とを含むことを特徴とするものである。
セメント系材料としては、早強ポルトランドセメント、普通ポルトランドセメント、中庸熱ポルトランドセメント、低熱ポルトランドセメント等のポルトランドセメント、高炉セメント、シリカヒュームセメント等の混合セメントなど、特に限定されないが、流動性をより重視する場合は、低熱ポルトランドセメントや中庸熱ポルトランドセメントが望ましい。その他、前記ポルトランドセメントの一部を高炉スラグ微粉末その他の無機質フィラー等で置き換えて流動性を高めることもできる。
主要鉱物がモンモリロナイトであり、Na型とCa型の2種類があるベントナイトについては、本発明において特に限定しないが、短時間で膨潤し、かつ膨潤度の大きいNa型が望ましい。ベントナイトが0.1重量%より少ない場合は、ブリーディングの発生の危険があり、0.5重量%より多い場合は、過大な粘性の増加とグラウト材等の強度が不足する。したがって、本発明ではベントナイト量を、セメント組成物の全重量に対して0.1〜0.5重量%に限定した。
高性能減水剤としては、メラミン系、ナフタレン系、ポリカルボン酸系のものなどがありいずれも使用できるが、ポリカルボン酸系の粉末の高性能減水剤が好ましい。ポリカルボン酸系の高性能減水剤は少量で高い減水率が得られるためである。ポリカルボン酸系の高性能減水剤の場合は、セメント組成物の全重量に対して0.1〜0.3重量%が最適である。また、メラミン系およびナフタレン系の場合は0.5〜1.0重量%が最適である。
これら高性能減水剤の最適使用量は、混練水と該セメント組成物と混練水との水粉体比によって異なる。高性能減水剤は粉末タイプ、液状タイプのいずれでも使用可能である。液状タイプの場合は混練水に添加して使用する。
本発明で使用するベントナイトの膨潤性を高める添加剤としては、特に限定されないが、好ましいものとして炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム等のアルカリ源がある。これらは少量のベントナイトでグラウト材等の十分な粘性が得られるようにするためのものである。添加量がセメント組成物の全重量に対して0.04重量%より少ない場合は、グラウト材等に用いた場合、十分な粘性が得られない。0.15重量%より多い場合は、流動性が低下する。したがって、本発明ではベントナイトの膨潤性を高める添加剤の量を、0.04〜0.15重量%に限定した。
なお、本発明で言うセメント組成物は、各構成材料からなる配合物(混練物は含まない)を指し、プレミックス材だけでなく、施工現場で配合された配合物、あるいは配合される予定の各構成材料全体も指す。
請求項2は、請求項1に係るセメント組成物において、さらに、膨張材を含むことを特徴とするものである。
膨張材には、CaO系とCaSO4系があるが、いずれも使用可能である。だだし、アルミニウム粉末を含む膨張材は水素ガスの発生によるPC鋼材の腐食が懸念されるのでプレストレストコンクリート造構造物用のグラウト材には使用できない。
膨張材の使用量はグラウト材等の収縮分を補償する程度が好ましい。セメント組成物の全重量に対して6重量%より多い場合は、グラウト材等が過剰に膨張する。一方、用途や状況によっては膨張を要求しない場合もある。したがって、本発明のセメント組成物では膨張材量が、0〜6重量%の範囲で好適に用いられる。
請求項3は、請求項1または2に係るセメント組成物において、さらに、起泡剤を含むことを特徴とするものである。
起泡剤はグラウト材や補修材として用いられたときの密度を調整するために用いられるが、起泡剤を入れすぎると前記各材においてエアー量が過剰になり強度が低下する。
起泡剤としては、ポリアルキルキレングリコール誘導体、アルキルアリルスルホン酸化合物系、変性アルキルカルボン酸化合物系、ラウリル硫酸ナトリウム、泡系の消火器用発泡剤などがある。ラウリル硫酸ナトリウムでは、例えば花王株式会社製の「エマール10」(商品名。なお、「エマール」は花王株式会社の登録商標。)、ライオン株式会社製の「リポラン」(商品名。「リポラン」はライオン株式会社の登録商標。)等の洗剤に用いられるものがあるが、種類は特に限定しない。
また、起泡剤には粉体と液体があり、粉体の場合は本発明のセメント組成物の構成材料とプレミックスして使用することができる。液体の場合は、グラウト材等の練混ぜ時に所望の密度に応じて適量、混練水に添加して使用する。ただし、水素ガスを発生する起泡剤はPC鋼材を腐食させるので、プレストレストコンクリート造構造物には使用できない。コンクリート構造物の空隙充填やコンクリートの補修の場合には、アルミニウム粉末を含む起泡剤を使用しても問題はない。
請求項4は、請求項1、2または3に係るセメント組成物において、さらに、増粘剤を含むことを特徴とするものである。
また、請求項5は、請求項4に係るセメント組成物において、前記増粘剤がセルロース系の増粘剤であることを特徴とするものである。
増粘剤を含むことにより加圧ブリーディングをも抑制することができる。
本発明においても、施工の際にブリーディングの発生を極力抑えなければならないことは言うまでもないが、配合条件、施工条件、天候などによっては、ブリーディングの発生が問題となる場合がある。
すなわち、本発明のセメント組成物はグラウト材や注入工法での補修材として用いられるものであるからして、加圧注入して用いられることが多く、加圧条件によってはブリーディングが発生する危険がある。
そこで、本発明のセメント組成物をグラウト材として用いる場合について、加圧ブリーディングの発生をも抑制する方法について検討した結果、本発明のセメント組成物においては比較的少量の有機系増粘剤、特にセルロース系の増粘剤を添加することで、他の性能に対する影響を最小限に抑えつつ、加圧注入施工におけるブリーディングの発生を効果的に抑制できることを見出した。
さらに、後に配合試験を基に詳述するように、セルロース系の増粘剤の中でも、信越化学工業株式会社製のメトローズ90SH-100およびメトローズ90SCH-300(「メトローズ」は信越化学工業株式会社の登録商標)は特に有効である。
増粘剤の添加量は、増粘剤自体の種類や、他の組成物との組み合わせ、施工条件によっても変わるが、概ねセメント組成物の全重量に対し、0.05〜0.3重量%程度が適当である。
0.05重量%未満では、加圧注入施工におけるブリーディングの発生を効果的に抑制することが難しく、0.3重量%より多く添加した場合、フロー値などで表わされる流動性が低下し、加圧JP漏斗流下時間などで表わされる加圧時の流動性も損なわれるというように本発明のセメント組成物の本来の性能を損ねる恐れがある他、コスト的にも高くつくといった問題がある。
請求項6は、請求項1〜5に係るセメント組成物において、さらに、軽量骨材を含むことを特徴とするものである。
グラウト材や補修材等に適用した場合、必要な強度を確保しつつ密度を小さくして低圧で注入あるいは容易にコテ仕上げできるようにする手段として、本発明のセメント組成物にセラミックスバルーン、シラスバルーン、パーライト、メサライトなどの軽量骨材の混和がある。これらの軽量骨材は、本発明のセメント組成物の構成材料とプレミックスして使用することもできるし、グラウト材等の練混ぜ時に添加して使用することもできる。軽量骨材を添加したものはグラウト材以外に、コンクリート構造物の空隙充填用あるいは劣化コンクリートの断面補修材として使用することができる。
また、補修材として使用する場合は、必要に応じ天然砂を配合してもよい。
以上の請求項1〜6に係るセメント組成物において、既述のように、流動性を重視する場合は、低熱ポルトランドセメントや中庸熱ポルトランドセメントの使用が考えられるが、最も一般的なセメント系材料としては、普通ポルトランドセメントまたは高炉セメントが安価に用いられる。
また、セメント系材料として、ポルトランドセメントと、シリカヒュームと、高炉スラグ微粉末と、無水石膏とを配合したものなどを用いることは、プレストレストコンクリートのプレストレス導入部ヘのグラウト材に用いる場合に好ましい。
シリカフュームは低水粉体比におけるグラウト材の流動性の確保ならびにブリーディングの低減を図るために使用される。シリカフュームの種類は特に限定されないがJIS A 6207で規定されるものが好ましい。
無水石膏はグラウト材の収縮低減と高強度を図るために使用する。無水石膏には、天然無水石膏、フッ酸無水石膏、天然2水石膏や副産2水石膏あるいは廃石膏ボードから回収した2水石膏を焼成して製造したII型無水石膏があるが、本発明では、II型無水石膏を90%以上含有している無水石膏であれば、すべて使用できる。また、粉末度は特に限定しないが、ブレーン比表面積で3000から8000cm2/g、好ましくは4000から6000cm2/gである。
高炉スラグ微粉末を使用すると、無水石膏やシリカフュームを単独であるいは併用して使用する場合より高い強度が得られ、かつ、耐久性、特に塩素イオンの浸透抵抗性に優れたグラウト材が得られる。高炉スラグ微粉末は特に限定しないがJIS A 6206で規定されているブレーン比表面積が6000cm2/g以上のものが好ましい。
これらを用いたセメント組成物の配合としては、例えばポルトランドセメントを50〜75重量%、シリカフュームを5〜15重量%、高炉スラグ微粉末を5〜30重量%、無水石膏を5〜10重量%といった配合となる。
シリカフューム、高炉スラグ微粉末、無水石膏が各5重量%未満では、グラウト材に適用した場合の諸性能(流動性、ブリーディング、収縮、強度など)を改善する効果が小さくなる。シリカフューム15重量%、高炉スラグ微粉末30重量%、無水石膏10重量%を各々超えると、グラウト材が水和する際に生成する水酸化カルシウムが少なくなり、中性化だけではなく、プレストレストコンクリート造構造物においてはPC鋼棒の発錆が懸念されるため好ましくない。
請求項7は、請求項1〜6に係るセメント組成物において、前記ベントナイトの膨潤性を高める添加剤が、炭酸ナトリウムの場合である。
ベントナイトの膨潤性を高める添加剤として、所望の効果が得られ、かつ取扱いやすくコスト的にも安価なものとしては、炭酸ナトリウムが最も適する。添加量は、既述のようにセメント組成物の全重量に対して0.04〜0.15重量%が好ましい。
なお、本発明の構成材料の内、セメント系材料を除いた材料、すなわち膨張材(含まない場合がある)、ベントナイト、高性能減水剤粉末、炭酸ナトリウム等のベントナイトの膨潤性を高める添加剤粉末、起泡剤粉末等からなる粉体材料は、グラウト材等の練混ぜ時に添加して使用することも可能である。
したがって、本発明のセメント組成物の製造方法は特に限定されず、適宜、従来の方法で行えばよい。
請求項8に係るグラウト材用セメント組成物は、プレストレストコンクリートのプレストレス導入部へのグラウト材に用いるものであって、請求項1〜7に係るセメント組成物からなることを特徴とする。
請求項1〜7に係るセメント組成物の用途は、グラウト材に限定されないが、本発明の最も顕著な効果として、グラウト材に用いたときの良好なポンプ圧送性と先流れ現象の防止および良好な強度発現があり、特にプレストレストコンクリートのプレストレス導入部へのグラウト材として最適である。
請求項9に係るグラウト材は、請求項8記載のグラウト材用セメント組成物に、水粉体比が20〜45重量%となる混練水を加え混練してなることを特徴とするものである。
グラウト材としての使用において、水粉体比20重量%未満では流動性が低下し、シース管に充填する時の圧力が大きくなり使用に耐えない。水粉体比が45重量%を超えると、グラウト材の粘性が小さくなり、使用条件によってはシース部での管下降先流れが生じると共にブリーディングが発生するので好ましくない。また、本発明のグラウト材は、セメント系材料として、前述したポルトランドセメントと、シリカヒュームと、高炉スラグ微粉末と、無水石膏とを配合したものなどを用いることにより水粉体比を小さくして使用することができる。
請求項10は、請求項9記載のグラウト材において、密度が1.6〜2.1(g/cm3 )であることを特徴とするものである。
グラウト材の密度が2.1を超えると、プレストレストコンクリート構造物におけるシース内への充填において、圧送距離が長い場合シース管にグラウトを充填するときの圧力が大きくなり充填が困難になりやすくなる。また、グラウト材の密度が高いと下り勾配の角度が急になると先流れ現象が起こる確率が高くなる。一方、グラウト材の密度が1.6を下回ると、起泡剤等によって発生したグラウト材中のエアー量が過剰になり強度が低下しやすくなる。
本発明のセメント組成物によれば、グラウト材として用いた場合、低注入圧で充填でき、プレストレストコンクリートにおけるシース管の急角度な下り勾配部で先流れ現象が起きず、かつ強度発現が良好でブリーディングの発生がないグラウト材を得ることができる。
また、本発明では軽量骨材等の骨材を含むセメント組成物を用いることでコンクリート構造物の空隙充填材あるいはコンクリート補修材としても使用することができる。
本発明の効果を確認するため、以下のような試験を行った。
〔使用材料〕
試験に使用した材料を表1に示す。
Figure 2006248887
〔セメント組成物混練物の製造〕
練り混ぜは、あらかじめ粉体系の材料を必要量計量しビニール袋中でよく混合し、JIR-R-5201「セメントの物理試験」で用いるホバートミキサーで注水後3分間練り混ぜた。
〔試験方法〕
JP漏斗流下試験は土木学会コンクリート標準示方書(規準編)「PCグラウトの流動性試験方法(JSCE−F531−1999)」に準じて行った。
フロー試験は直径50mm、高さ50mmの塩化ビニール製のフローコーンに前記混練物を充填し、上面を均一にした後に、フローコーンを垂直に持ち上げ、前記混練物の水平方向の直径を測定した。
圧縮強度は土木学会コンクリート標準示方書(規準編)「PCグラウトの圧縮強度試験方法(JSCE−G531−1999)」に準じて材齢28日について行った。
ブリーディング率および膨張率は土木学会コンクリート標準示方書(規準編)「PCグラウトのブリーディング率および膨張率試験方法(ポリエチレン袋法)(JSCE−F532−1999)」に準じて行った。
〔試験〕
(1)試験1:セメント組成物における各種構成材料の影響の確認
試験1では、膨張材の有無および種類の影響、炭酸ナトリウムの量の影響、ベントナイト量の影響を調べた。
試験に用いた前記混練物の配合を表2、表3に示す(表3および後述の表5、表6におけるW/Pは水粉体比を表わす)。
Figure 2006248887
Figure 2006248887
試験結果を表4に示す。
Figure 2006248887
試験例1および2より、膨張材の種類の違いによる膨張率以外の各種物性に及ぼす影響はほとんど見られない。また、試験例2から4より、炭酸ナトリウムの量が多くなるにつれてフロー値が小さくなることがわかる。試験例4および5より、ベントナイトの量を多くするとフロー値は小さくなることがわかる。試験例6は膨張材を含まない系であるが、膨張率以外の物性は試験例4とほとんど同じである。
試験例1eは炭酸ナトリウムを含まない系であり、フロー値が大きく、ブリーディングが発生している。
ここで、測定不能というのは、前記混練物が自重ではJPロートから全量落下しないことを意味する。なお、前記混練物の注入性能は該混練物の流動性の影響が大きい。そこで、JP漏斗流下試験およびフロー試験は、流動性の高低の目安として測定したものである。
また、セメント系材料であるシリカフューム、高炉スラグ微粉末、無水石膏、膨張材がJPロートの流下時間、ブリーディング率および膨張率に及ぼす影響を調べた。
表5に配合と試験結果を示す。
Figure 2006248887
本試験で、シリカフューム、無水石膏、膨張材を組み合わせて用いると、ブリーディングを減少させることが明らかとなった。この場合、膨張材は流動性をやや低下させるが、シリカフュームおよび無水石膏は流動性を高める効果があることが分かった。また、無水石膏も膨張材ほどではないが膨張効果があることが分かった。
(2)試験2:グラウト材に適用した場合のグラウト材としての性能確認
試験2では、起泡剤および軽量骨材を配合したグラウト材のJPロート試験、フロー、密度、ポンプ圧送圧、先流れ角度を調べた。また、比較として市販の高粘性PCグラウト用混和材(GF1720)を用いた高粘性グラウトも試験した。
本発明のグラウト材は水以外の全ての材料を計量して太平洋機工社製のプローシェアーミキサで予め混合して試験に用いた。比較の高粘性グラウト用混和材はグラウト材練混ぜ時に水に添加して使用した。
グラウト材の練混ぜおよびポンプ圧送は実機設備を用いて行い、1バッチ当たりの練混ぜ量は80Lで3分間練りとした。先流れ角度試験は、長さ4m内径72mmの透明アクリルパイプ内に直径15.2mmのPC鋼材を3本束ねて設置し、上端より注入する試験方法とした。なお、パイプの角度は5°刻みに調節できるようにした。
グラウト材の配合を表6に示す。
Figure 2006248887
試験結果を表7に示す。
Figure 2006248887
高粘性グラウトである試験例7eは、圧送圧が1.45MPaと高く、傾斜角度(先流れ角度)15°で先流れが生じた。試験例11は試験例7eより高強度で圧送圧も低く、先流れをする角度も25°と高く良好であることが分かる。圧縮強度に関して、プレストレストコンクリート造構造物においてプレストレスの導入後にシース内あるいはダクトに充填されるグラウト材としては、従来、20N/mm2以上程度が基準であったのに対し、現在では30N/mm2以上の圧縮強度が要求されるようになっている。上記の試験結果から、本発明によれば強度についても十分な圧縮強度が得られることが確認された。
試験例12,13,14に示したように、起泡剤を添加してグラウト材の密度を小さくすると強度は低下するが、圧送圧が低下し先流れをする角度も高角度となりさらに改善される。
また、試験例15,16,17に示したように軽量骨材を配合することでグラウト材を低密度化すると、起泡剤で低密度化した場合よりも圧送圧は低下しないが先流れに対しては同等の効果があることが分かる。このように起泡剤や軽量骨材によりグラウト材の密度調整をすることは好ましい。
(3)試験3:補修材に適用した場合の補修材としての性能確認
上述の表6および表7における試験例18は流動性がほとんどないモルタルである。このモルタルでコンクリートの劣化壁で断面修復の左官仕上げ試験を行ったところ、コテ離れが良くかつ厚塗りが可能であることが判明した。これらのことから、軽量骨材に限らず本発明のグラウト材に骨材を配合することで、高強度から中強度のコテ仕上げが容易で、厚塗りが可能な補修材を作ることができることが分かった。
なお、試験2および試験3に関する表7の試験結果(フロー試験およびJP漏斗流下試験)に示されるように、本発明のセメント組成物は非加圧下では流動性が非常に低い(プリン状の状態を保っている)反面、低い圧送圧(加圧)で非常に良好な流動性を示し、圧がなくなる状態での先流れ角度が大きく、さらに硬化後は高い圧縮強度が得られるため、グラウト材だけでなく、上記のような左官仕上げ用の補修材としての用途にも適したものであると言うことができる。
(4)試験4:グラウト材に適用した場合の加圧ブリーディング水の低減のための改良
試験4は、本発明のセメント組成物をグラウト材に適用する場合において、特に加圧ブリーディングの発生を、有機系混和剤を添加してグラウト材の粘性を変えることにより低減するための検討を行ったものである。
表8に本試験におけるセメント組成物の基本の配合(比重2.99)を示す。なお、表8のアルファベット符号は、表1で示した材料に対応する。
Figure 2006248887
(4-1)試験4−1:加圧ブリーディング水の発生を抑制できると考えられる混和剤の選定
試験4−1では、本発明のセメント組成物に関し、水粉体比W/P=33%と一定としたグラウト材を調合し、加圧ブリーディングの発生を抑制できる可能性があると考えた混和剤としての市販の増粘剤、分離低減剤等の添加率を変化させ、加圧ブリーディングの発生状況を確認した。
また、これらの混和剤を使用したグラウト材について、加圧ブリーディング率(目標:0.3%以下)、およびフロー試験(目標:80±5mm)、非加圧状態および加圧状態(0.1MPa)でのJP漏斗流下試験(目標:非加圧では閉塞、加圧では1.5秒以下)を行った。
なお、上記目標値は性能比較のための目安であり、本発明の限定要件ではない。また、加圧ブリーディング率は、シュパック加圧ブリーディング試験(Schupack Pressure Bleed Test)で、0.36MPaの圧力をかけ、5分間で発生する加圧ブリーディングを測定して算出したものである。
試験4−1で使用した混和剤を表9に示す。なお、混練水としては水道水を使用した。
Figure 2006248887
(「メトローズ」は信越化学工業株式会社の登録商標、「ダイヤプロン」は三菱瓦斯化学株式会社の登録商標。)
増粘剤として市販されているメトローズシリーズは、水溶性セルロースエーテルからなる製品であり、数字が大きくなるほど粘性が大きい。また、hiメトローズはメトローズに比べ、水に溶けやすい性状となっている。メトローズSCH-300は、セルロースの水酸基の水素原子の一部をメチル基、ヒドロキシプロピル基あるいはヒドロキシエチル基で置換していないため、水素結合があり、水溶性を低くしたものである。
レオロジーコントロール剤として知られているウェランガムは、増粘・分散・安定・乳化安定などの作用があり、これ自体がチクソトロピー性を有している材料である。
ダイヤプロンおよびアクセリートSNSは、高流動コンクリートなどの材料分離低減剤に使用されているもので、ブリーディング水の抑制に効果がある材料とされている。
モアクリートは、コンクリート分離低減剤であり、流動性が増し、ブリーディング現象が抑制できる材料とされている。
これらの試験結果を表10に示す。
Figure 2006248887
各種混和剤添加率と加圧ブリーディング率との関係を図1(メトローズシリーズ)、図2(その他の混和剤)に、各種混和剤添加率とフロー値との関係を図3(メトローズシリーズ)、図4(その他の混和剤)に、各種混和剤添加率と加圧時のJP漏斗流下時間との関係を図5(メトローズシリーズ)、図6(その他の混和剤)に示す。
図1、図2より加圧ブリーディングの抑制に効果がある混和剤は、増粘剤であるメトローズシリーズであることが分かる。また、アクセリートSNSやダイヤプロンも抑制効果が期待できるが、その添加量が多くなければならないため、メトローズシリーズの方が効果は大きい。
次に、図3、図4より、モアクリートを除いたすべての混和剤において、その添加量が増加するとともに、フロー値が小さくなる傾向にあることが分かる。
また、図5、図6より、加圧JP漏斗流下時間は、ウェランガム、メトローズ90SH-4000・30000、hiメトローズ30000については、その添加量が増加するとともに、加圧JP漏斗流下時間が長くなる傾向にあることが分かる。一方で、メトローズ90SH-100・メトローズSCH-300については、ほとんど変化がないことが分かる。
以上のことより、流動性およびチクソトロピー性を失わないで、加圧ブリーディングを防止する混和剤としては、特にメトローズ90SH-100およびメトローズ90SCH-300が優れていると考えられる。
(4-2)試験4−2: 鉛直管及び傾斜管試験
試験4−2では、4m傾斜管および2m鉛直管試験を行い、ブリーディングの発生の有無を確認した。なお、本試験に使用する配合としては、試験4−1で結果の良かったメトローズSCH-300を用い、添加率V/P=0.0%(水粉体比W/P=27.5%)および添加率V/P=0.10%(水粉体比W/P=28%)の2ケースとした。
試験結果を表11に示す。
Figure 2006248887
表11より、メトローズSCH-300添加率V/P=0.10%の配合において、傾斜管および鉛直管試験の両方において、ブリーディングの発生が確認されなかった。また、フロー値および加圧時のJP漏斗流下時間、加圧ブリーディング率についても目標値を満たしていることが分かる。
以上のことより、ブリーディングの発生を抑えるには、少なくとも水粉体比を33%以下にするとともに、メトローズSCH-300を全粉体に対して0.10〜0.20%程度添加するのがよいと考えられる。
なお、以上は最良の形態と考えられるものを検討したものであり、本発明はこれに限定されるものではない。
〔後添加タイプのグラウト材の検討〕
試験4−1〜2は、プレミックスタイプ(セメントおよび他の構成材料粉体をプレミックス)のグラウト材を対象としたものであるが、プレミックスタイプのグラウト材は実際に販売された際に運送費が高くなってしまうため、セメント以外の構成材料粉体だけを調合し、その調合物を施工現場でセメントに添加するという形で運送費のコストを削減することができる。
その場合の配合例を表12に示す。
Figure 2006248887
試験4−1における増粘剤としてのメトローズシリーズの添加率と加圧ブリーディング率との関係を示すグラフである。 試験4−1における他の混和剤の添加率と加圧ブリーディング率との関係を示すグラフである。 試験4−1における増粘剤としてのメトローズシリーズの添加率とフロー値との関係を示すグラフである。 試験4−1における他の混和剤の添加率とフロー値との関係を示すグラフである。 試験4−1における増粘剤としてのメトローズシリーズの添加率と加圧時のJP漏斗流下時間との関係を示すグラフである。 試験4−1における他の混和剤の添加率と加圧時のJP漏斗流下時間との関係を示すグラフである。

Claims (10)

  1. セメント系材料を主体としたセメント組成物であって、該セメント組成物の全重量に対して0.1〜0.5重量%のベントナイトと、0.04〜0.15重量%のベントナイトの膨潤性を高める添加剤と、高性能減水剤とを含むことを特徴とするセメント組成物。
  2. さらに、膨張材を含むことを特徴とする請求項1記載のセメント組成物。
  3. さらに、起泡剤を含むことを特徴とする請求項1または2記載のセメント組成物。
  4. さらに、増粘剤を含むことを特徴とする請求項1、2または3記載のセメント組成物。
  5. 前記増粘剤がセルロース系の増粘剤であることを特徴とする請求項4記載のセメント組成物。
  6. さらに、軽量骨材を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のセメント組成物。
  7. 前記ベントナイトの膨潤性を高める添加剤が、炭酸ナトリウムである請求項1〜6のいずれかに記載のセメント組成物。
  8. プレストレストコンクリートのプレストレス導入部へのグラウト材に用いるものであって、請求項1〜7のいずれかに記載のセメント組成物からなるグラウト材用セメント組成物。
  9. 請求項8記載のグラウト材用セメント組成物に、水粉体比が20〜45重量%となる混練水を加え混練してなることを特徴とするグラウト材。
  10. 密度が1.6〜2.1(g/cm3 )であることを特徴とする請求項9記載のグラウト材。
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