JP2010155757A - グラウト用混和剤およびグラウト組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】セメントが異なっても優れた流動性及び優れた材料分離抵抗性が得られるグラウト混和剤及びグラウト混和剤を提供すること。また、優れた流動性及び優れた材料分離抵抗性が安定的に得られるグラウト材及びPCグラウトを提供すること。
【手段】増粘剤、膨張材及び特定の二種以上の短時間型減水剤を含有することにより、前記課題を克服することができる。短時間型減水剤が、ポリカルボン酸系減水剤であると好適である。また、短時間型減水剤が、短時間安定型減水剤及び短時間低下型減水剤、特に短時間安定型ポリカルボン酸系減水剤及び短時間低下型ポリカルボン酸系減水剤であると好適である。
【選択図】なし
【手段】増粘剤、膨張材及び特定の二種以上の短時間型減水剤を含有することにより、前記課題を克服することができる。短時間型減水剤が、ポリカルボン酸系減水剤であると好適である。また、短時間型減水剤が、短時間安定型減水剤及び短時間低下型減水剤、特に短時間安定型ポリカルボン酸系減水剤及び短時間低下型ポリカルボン酸系減水剤であると好適である。
【選択図】なし
Description
本発明は、グラウト用混和剤及びPCグラウト用混和剤に関し、詳しくは、セメントの品質変動の影響を受け難い、グラウト用混和剤及びPCグラウト用混和剤に関する。また、本発明は、グラウト組成物及びPCグラウト組成物に関し、詳しくは、品質の安定したグラウト組成物及びPCグラウト組成物に関する。
シース内の緊張材によりプレストレスを導入するプレストレストコンクリートにおいて、シース内の緊張材を保護する目的及び/又は部材コンクリートと緊張材を一体とさせる目的で、PCグラウトというグラウト材を充填することが行われている。しかし、例えばシースの形状が湾曲したもの、シースの長さが長いもの、緊張材をシース内に挿入しこれを緊張させた後にグラウト材を充填するもの等においては、グラウト材が硬化した後のシース内にグラウト材の未充填部分が生じる虞があるため、流動性の優れるグラウト材が使用されることが多い。シース内にグラウト材の未充填部分が存在すると、前記の目的が充分に達せられず、特に、防食被覆を施されていない鋼製の緊張材を用いたプレストレストコンクリートの場合、長期的にはグラウト材の未充填部分の緊張材に錆が発生し、このために緊張材が破断することがある。また、シース内に充填したグラウト材が材料分離を起こしてしまうと、シース内、特にシース上部や緊張材の下部に空隙が生じ、前記の目的が充分に達せられない。このため、PCグラウトは、流動性が優れ、更に優れた材料分離抵抗性が求められる。セメントに混和することで、このような流動性が優れ且つ材料分離抵抗性も優れたPCグラウトが得られる混和剤(材)及びそれを用いたPCグラウトが提案されている(例えば特許文献1および特許文献2参照)。
近年、社会的な要請や製造コストの低減等の目的で、セメントの原燃料として多種多様な廃棄物を使用し、これらの使用量も増加している。また、受け入れている廃棄物の種類や割合は、工場毎に異なるだけではなく、日々異なっている。このため、製造されているセメントの品質も、ある一定の範囲内にあるものの昔に比べて変動幅も大きくその変化も急であるように思われる。また、各セメント工場毎の違いも大きくなっているものと思われる。これらのセメントの違いは、コンクリートの材料として用いる場合は、あまり問題視されない。しかし、PCグラウトのように高い流動性や材料分離抵抗性が求められるグラウト材に使用される場合には、セメント毎の違いによる影響が大きく、流動性又は材料分離抵抗性が満足のいかなくなる場合があった。
特開2004−315319号公報
特開2005−314154号公報
本発明は、前記問題の解決、即ち、セメントが異なっても優れた流動性及び優れた材料分離抵抗性が得られるグラウト混和剤及びPCグラウト混和剤を提供することを目的とする。より詳しくは、本発明は、セメントが異なっても、JSCE−F 531−1999「PCグラウトの流動性試験方法」によるJP漏斗を用いた流下時間が3〜6秒と優れた流動性が得られ、且つ日本道路公団規格JHS 420−2004「PCグラウトのブリーディング率および体積変化率試験方法(鉛直管方法)」によるブリーディング率(以下「鉛直管法によるブリーディング率」という)が0.0%と優れた材料分離抵抗性が得られるグラウト混和剤及びPCグラウト混和剤を提供することを目的とする。
また、本発明は、優れた流動性及び優れた材料分離抵抗性が安定的に得られるグラウト材及びPCグラウトを提供することを目的とする。より詳しくは、本発明は、JSCE−F 531−1999「PCグラウトの流動性試験方法」によるJP漏斗を用いた流下時間が3〜6秒と優れた流動性、並びに、鉛直管法によるブリーディング率が0.0%と優れた材料分離抵抗性が、安定的に得られるグラウト材及びPCグラウトを提供することを目的とする。
本発明者は、前記課題解決のため鋭意検討した結果、配合割合で増粘剤、膨張材及び特定の二種以上の減水剤を含有することにより、前記課題を克服することができることを見出し、本発明を完成させた。即ち、本発明は、以下の(1)及び(2)で表すグラウト混和剤、(3)で表すグラウト混和剤、(4)及び(6)で表すグラウト組成物、(5)及び(7)で表すPCグラウト組成物である。
(1)増粘剤、膨張材及び二種以上の短時間型減水剤を含有するグラウト用混和剤。
(2)増粘剤、膨張材、短時間安定型減水剤及び短時間低下型減水剤を含有する上記(1)のグラウト用混和剤。
(3)上記(1)又は上記(2)のグラウト用混和剤からなるPCグラウト用混和剤。
(4)上記(1)又は上記(2)のグラウト用混和剤及びセメントを含有するグラウト組成物。
(5)上記(3)のPCグラウト用混和剤及びセメントを含有するPCグラウト組成物。
(6)上記セメントが高炉セメントである上記(4)のグラウト組成物。
(7)上記セメントが高炉セメントである上記(5)のPCグラウト組成物。
(1)増粘剤、膨張材及び二種以上の短時間型減水剤を含有するグラウト用混和剤。
(2)増粘剤、膨張材、短時間安定型減水剤及び短時間低下型減水剤を含有する上記(1)のグラウト用混和剤。
(3)上記(1)又は上記(2)のグラウト用混和剤からなるPCグラウト用混和剤。
(4)上記(1)又は上記(2)のグラウト用混和剤及びセメントを含有するグラウト組成物。
(5)上記(3)のPCグラウト用混和剤及びセメントを含有するPCグラウト組成物。
(6)上記セメントが高炉セメントである上記(4)のグラウト組成物。
(7)上記セメントが高炉セメントである上記(5)のPCグラウト組成物。
本発明によれば、優れた流動性及び優れた材料分離抵抗性が安定的に得られるグラウト材及びPCグラウトが得られる。より詳しくは、セメントが異なっても、JSCE−F 531−1999「PCグラウトの流動性試験方法」によるJP漏斗を用いた流下時間が3〜6秒と優れた流動性が得られ、且つ鉛直管法によるブリーディング率が0.0%と優れた材料分離抵抗性が得られるグラウト混和剤及びPCグラウト混和剤が得られる。また、本発明によれば、優れた流動性及び優れた材料分離抵抗性が安定的に得られるグラウト材及びPCグラウトが得られる。より詳しくは、本発明は、JSCE−F 531−1999「PCグラウトの流動性試験方法」によるJP漏斗を用いた流下時間が3〜6秒と優れた流動性、並びに、鉛直管法によるブリーディング率が0.0%と優れた材料分離抵抗性が、安定的に得られるグラウト組成物及びPCグラウト組成物が得られる。
本発明は、増粘剤、膨張材及び二種以上の短時間型減水剤を含有するグラウト用混和剤である。通常、グラウト用混和剤には、減水剤としてポリカルボン酸系減水剤の他に、ナフタレンスルホン酸系減水剤、メラミンスルホン酸系減水剤、リグニンスルホン酸系減水剤等が用いられるが、本発明者の検討の結果、短時間型減水剤を二種以上併用する以外では、セメントの違いにより良好な流動性及び良好な材料分離抵抗性が安定的に両立できず、短時間型減水剤を二種以上併用する場合のみが良好な流動性及び良好な材料分離抵抗性が安定的に両立することが判明した。本発明において減水剤には、高性能減水剤、高性能AE減水剤、AE減水剤及び流動化剤が含まれる。。
本発明において用いる短時間型減水剤としては、ポリカルボン酸系短時間型減水剤の他に、ナフタレンスルホン酸系短時間型減水剤、メラミンスルホン酸系短時間型減水剤、リグニンスルホン酸系短時間型減水剤等が用いることができる。また、短時間型減水剤としては、短時間型ポリカルボン酸系減水剤が好ましく、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリオキシアルキレン修飾ポリアクリル酸及びポリオキシアルキレン修飾ポリメタクリル酸から選ばれる構成単位を有する短時間型減水剤がより好ましい。
本発明において短時間型減水剤とは、20℃に調整した、水800g及び当該減水剤4gを入れた、内径180mm、深さ210mmの金属性容器内に、普通ポルトランドセメント2000gと珪砂2000gを予め混合したものを全材料投入後に、回転数1000r.p.m.,羽根直径100mmのハンドミキサで60秒間練り混ぜた直後にJIS R 5201「セメントの物理試験方法」11.フロー試験に準じてフローコーンに混練したセメントペーストを流し込んだ後にフローコーンを取り去り落下運動を行わずにフロー値(以下、「JIS静置フロー値」という。)を測定し、更に練り混ぜ終了後5分後に同様にJIS静置フロー値を測定したときに、練り混ぜ終了時よりも5分後のJIS静置フロー値の方が小さくなる減水剤を言う。また、短時間型減水剤のうち、同様に練り混ぜ終了から10分後、20分後、30分後、45分後、60分後に測定したJIS静置フロー値が、練り混ぜ終了から5分後のJIS静置フロー値に対し5%以上増減しないものを、本発明では短時間安定型減水剤という。また、短時間型減水剤のうち、練り混ぜ終了から10分後、20分後、30分後、45分後、60分後のJIS静置フロー値が、練り混ぜ終了から5分後のJIS静置フロー値に対し5%以上減少するものを、本発明では短時間低下型減水剤という。
本発明のグラウト用混和剤は、二種以上の短時間型減水剤を含有するので、セメントに対する添加量を調整するだけで、セメントの違いにより良好な流動性及び良好な材料分離抵抗性が安定的に両立できる。流動性の得難いセメントを用いたときには、PCグラウトに求められる高い流動性のあるグラウト材とするためにグラウト用混和剤の添加量を増し、即ち減水剤の添加量を増すことになる。しかし、グラウト用混和剤に含む減水剤として短時間型ではない減水剤を主に用いてしまうと、グラウト材は、長時間流動性が高い状態となり材料分離特にブリーディングが起こってしまう。また、一種類の短時間型減水剤のみを用いたときは、セメントによっては良好な流動性及び良好な材料分離抵抗性が安定的に両立できないことがある。本発明のグラウト用混和剤に含まれる減水剤中の短時間型減水剤の含有率は、90質量%以上とすることが好ましく、より好ましくは100%とする。本発明のグラウト用混和剤における短時間型減水剤の含有割合は、増粘剤、膨張材及び短時間型減水剤合計100質量部中1質量部〜14質量部とすることが好ましく、より好ましくは3質量部〜11質量部とする。
本発明のグラウト用混和剤に含まれる二種以上の短時間型減水剤として、短時間安定型減水剤及び短時間低下型減水剤を用いると、容易に良好な流動性及び良好な材料分離抵抗性が安定的に両立できることから好ましい。短時間安定型減水剤及び短時間低下型減水剤の割合及びセメントに対する添加率を調整することで、初期の流動性と経過時間による流動性低下の度合いを調整できるので、容易に良好な流動性及び良好な材料分離抵抗性が安定的に両立できる。流動性が得難いセメントの場合、グラウト材の流動性を良好とするためにセメントに対する減水剤の添加率を比較的多くすることになるが、短時間安定型減水剤のみを減水剤として用いた場合はブリーディングが発生し易い。また、流動性が得易いセメントの場合、グラウト材の流動性を良好とするためにセメントに対する減水剤の添加率を比較的少なくすることになるが、短時間低下型減水剤のみを減水剤として用いた場合は流動性の低下が著しく、グラウト材の充填作業中に良好な流動性を維持できず、充填不良が発生する虞がある。本発明のグラウト用混和剤に含まれる減水剤中の短時間安定型減水剤及び短時間低下型減水剤の含有率の合計を、90質量%以上とすることが好ましく、より好ましくは100%とする。90質量%未満の場合は、良好な流動性及び良好な材料分離抵抗性が安定的に両立し難い。短時間安定型減水剤及び短時間低下型減水剤の含有割合は、質量比率で、短時間安定型減水剤:短時間低下型減水剤=1:9〜9:1とすることが好ましく、より好ましくは3:7〜7:3とする。
本発明で使用する増粘剤としては、例えばヒドロキシメチルセルロースやヒドロキシプロピルセルロース等の水溶性セルロース;アルギン酸、β−1,3グルカン、プルラン、ウェランガム等の多糖類;アクリル樹脂やポリビニルアルコール等のポリビニル化合物等が挙げられ、これらの一種又は二種以上の使用が可能であるが、凝結遅延の影響があまりない程度の少量で、材料分離することなく高い流動性が得やすいことから、水溶性セルロースが好ましい。
本発明のグラウト用混和剤における増粘剤の含有割合は、増粘剤、膨張材及び短時間型減水剤合計100質量部中0.5質量部〜8.0質量部とすることが好ましい。増粘剤の含有量が少なすぎると、鉛直管法によるブリーディング率が0.0%とすることできない虞があり、増粘剤の含有率が多くなると粘性が増加して流動性の低下を招く虞があることから、増粘剤のより好ましい含有率は、2質量部〜5質量部である。
本発明に用いられる膨張材としては、モルタルやコンクリートで用いられる膨張材であれば特に限定されず、例えば遊離生石灰を膨張成分とするものや、カルシウムサルホアルミネート等のエトリンガイト形成物質を膨張成分とする市販品を使用することができる。本発明のグラウト用混和剤に用いる膨張材は、グラウト材のブリーディングの発生を抑制するとともに、硬化時及び乾燥時の収縮を抑制する。膨張材の含有割合は、増粘剤、膨張材及び短時間型減水剤合計100質量部中83質量部〜95質量部とすることが好ましい。膨張材の含有量が少ないとその効果が不充分である場合があり、また、多すぎると充分に拘束されたまま養生されないと目的の強度が得られなくなる場合がある。特に、本発明のグラウト用混和剤をPCグラウトなどのように骨材を用いないグラウト材に用いる場合は、骨材を含有するものに比べて硬化時及び乾燥時の収縮が大きいのでこれらによる収縮を抑制するために、膨張材の含有割合を、増粘剤、膨張材及び短時間型減水剤合計100質量部中80質量部〜98質量部とすることが好ましい。
本発明のグラウト用混和剤には、増粘剤、膨張材及び短時間型減水剤以外に、他の混和材料の一種又は二種以上を本発明の効果を実質損なわない範囲で併用することができる。この混和材料としては、例えば短時間型減水剤以外の減水剤、セメント用ポリマー、防水材、防錆剤、収縮低減剤、保水剤、顔料、繊維、撥水剤、白華防止剤、急結剤(材)、急硬剤(材)、凝結遅延剤、発泡剤、消泡剤、高炉スラグ微粉末、石粉、シリカフューム、火山灰、撥水剤、表面硬化剤等が挙げられる。
本発明のグラウト用混和剤を製造する方法は、特に限定されず、例えば、重力式コンクリートミキサ、ヘンシェル式ミキサ、ナウターミキサ、レーディゲミキサ、V型混合器、リボンミキサ等のミキサを使用し、所定量の本発明高流動軽量高膨張モルタル組成物の各材料を混合することで製造することができる。このとき用いるミキサは、連続式ミキサでもバッチ式ミキサでも良い。各材料のミキサ内への投入順序は特に限定されない。一種ずつ添加してもよく、一部又は全部を同時添加してもよい。また、袋やポリエチレン製容器等の容器に各材料を計り取り投入する方法により、本発明の高膨張軽量グラウトモルタル組成物を製造することもできる。
本発明のグラウト組成物は、セメントに添加して用いる。更に必要により添加する混和材料及び骨材を添加することもできる。本発明のグラウト組成物は、セメント及び水、並びに必要により添加する混和材料及び骨材とともに混練し用いる。
本発明のPCグラウト用混和剤は、上記のグラウト用混和剤からなるPCグラウト用混和剤である。
本発明のグラウト組成物は、上記のグラウト用混和剤及びセメントを含有するグラウト組成物である。
本発明において使用するセメントとしては、水硬性セメントであればよく、例えば普通、早強、超早強、低熱及び中庸熱の各種ポルトランドセメント、エコセメント、並びにこれらのポルトランドセメント又はエコセメントに、フライアッシュ、高炉スラグ、シリカフューム又は石灰石微粉末等を混合した各種混合セメント、太平洋セメント社製「ジェットセメント」(商品名)や住友大阪セメント社製「ジェットセメント」(商品名)等の超速硬セメント、アルミナセメント等が挙げられ、これらの一種又は二種以上を使用することができる。製造されたセメントクリンカ粉砕物の成分変動をセメント混合剤による希釈で、セメント毎の物性の変動が小さくなることから、混合セメントを用いることが好ましく、更に、流動性を得易いことから高炉セメントを用いることがより好ましい。
本発明のグラウト組成物が骨材を含有しない場合における、本発明のグラウト組成物中のセメントの含有率は、90質量%〜99質量%とする。90質量%未満ではブリーディングが発生する虞があり、99質量%を超えるとセメント以外の構成材料が不足するのでグラウト材の流動性が不足する虞がある。より好ましいセメントの含有率は、93質量%〜98.6質量%とする。また、本発明のグラウト組成物が骨材を含有する場合における、本発明のグラウト組成物中のセメントの含有率は、25質量%〜95質量%とする。25質量%未満ではブリーディングが発生する虞があり、95質量%を超えるとセメント以外の構成材料が不足するのでグラウト材の流動性が不足する虞がある。より好ましいセメントの含有率は、40質量%〜70質量%とする。
本発明のグラウト組成物が骨材を含有しない場合における、本発明のグラウト組成物中の上記グラウト用混和剤の含有率は、1質量%〜7質量%とする。1質量%未満ではグラウト材の流動性が不足する虞があり、7質量%を超えるとブリーディングが発生する等の材料分離が起こる虞が高まる。より好ましい上記グラウト用混和剤の含有率は、2質量%〜4質量%とする。また、本発明のグラウト組成物が骨材を含有する場合における、本発明のグラウト組成物中の上記グラウト用混和剤の含有率は、0.3質量%〜6質量%とする。0.3質量%未満ではグラウト材の流動性が不足する虞があり、6質量%を超えるとブリーディングが発生する等の材料分離が起こる虞が高まる。より好ましい上記グラウト用混和剤の含有率は、0.5質量%〜4質量%とする。
本発明のグラウト組成物には、セメント、増粘剤、膨張材及び短時間型減水剤以外に、他の混和材料及び骨材から選ばれる一種又は二種以上を本発明の効果を実質損なわない範囲で併用することができる。この混和材料としては、例えば短時間型ポリカルボン酸系減水剤以外の減水剤、骨材、セメント用ポリマー、防水材、防錆剤、収縮低減剤、保水剤、顔料、繊維、撥水剤、白華防止剤、急結剤(材)、急硬剤(材)、凝結遅延剤、発泡剤、消泡剤、高炉スラグ微粉末、石粉、シリカフューム、火山灰、撥水剤、表面硬化剤等が挙げられる。また、骨材としては、例えば、川砂、陸砂、海砂、砕砂、珪砂、川砂利、陸砂利、砕石、軽量骨材及び人工骨材等が挙げられ、これらの一種又は二種以上を使用することができる。また、本発明で使用される混和材料は、粉末状でも水溶液状でも使用可能であるが、施工現場で複雑な計量操作等を必要とせずに、所定量の水を計量し混練するだけですぐに使用できるように、本発明のグラウト組成物が配合成分のすべてが予め混合され粉末状である所謂「プレミックス製品」であるほうが施工現場での作業性が良い為、使用する混和材料自体も全て粉末状であることが好ましい。
本発明のグラウト組成物を製造する方法は、特に限定されず、例えば、重力式コンクリートミキサ、ヘンシェル式ミキサ、ナウターミキサ、レーディゲミキサ、V型混合器、リボンミキサ等のミキサを使用し、所定量の本発明高流動軽量高膨張モルタル組成物の各材料を混合することで製造することができる。このとき用いるミキサは、連続式ミキサでもバッチ式ミキサでも良い。各材料のミキサ内への投入順序は特に限定されない。一種ずつ添加してもよく、一部又は全部を同時添加してもよい。また、袋やポリエチレン製容器等の容器に各材料を計り取り投入する方法により、本発明のグラウト組成物を製造することもできる。
本発明のグラウト組成物は、水を混練に用いる。混練する方法は特に限定されず、例えば水に本発明のグラウト組成物を全量加え混練する方法、水に本発明のグラウト組成物を混練しながら加えさらに混練する方法、本発明のグラウト組成物に水を混練しながら加えさらに混練する方法、水及び本発明のグラウト組成物のそれぞれ一部ずつを2つ以上に分けて混練し、混練したものを合わせてさらに混練する方法等がある。また、混練に用いる器具や混練装置も特に限定されないが、ミキサを用いることが量を多く混練できるので好ましい。用いることのできるミキサとしては連続式ミキサでもバッチ式ミキサでも良く、例えばパン型コンクリートミキサ、パグミル型コンクリートミキサ、重力式コンクリートミキサ、グラウトミキサ、ハンドミキサ、左官ミキサ等が挙げられる。
使用する水は、特に限定されるものではない。混和材料に含まれる水を用いてもよい。用いる水の量は、本発明のグラウト組成物中のセメントに100質量部に対し、35質量部〜39質量部が好ましく、36質量部〜38質量部が更に好ましい。35重量部未満では流動性が得られにくく、39重量部を超えると材料分離によりブリーディングが発生する虞や強度が低下する虞がある。
本発明のPCグラウト組成物は、上記のグラウト組成物かなるPCグラウト組成物である。
[実施例1]
ここで使用するポリカルボン酸系減水剤(減水剤A〜減水剤C)は、表1に示す3種類のポリカルボン酸系減水剤を用いた。尚、この3種類の減水剤は市販されているポリカルボン酸系減水剤である。具体的な試験方法について以下に示す。
ここで使用するポリカルボン酸系減水剤(減水剤A〜減水剤C)は、表1に示す3種類のポリカルボン酸系減水剤を用いた。尚、この3種類の減水剤は市販されているポリカルボン酸系減水剤である。具体的な試験方法について以下に示す。
各材料を20℃に調整し、水800g及び減水剤4.00gを金属性容器(内径180mm、深さ210mm)内に全材料投入後、回転数1000r.p.m.、羽根直径100mmのハンドミキサで混合しながら、珪砂及びセメントN1各2000gを予め混合した混合物(4000g)を更に投入し、60秒間練り混ぜモルタルを作製した。練り混ぜ終了直後にJIS静置フロー値を測定した。測定後、作製したセメントペーストを内径130mm、深さ200mmのポリ容器に移し変え、20℃で静置し、その後、練り混ぜ終了から5分後、10分後、20分後、30分後、45分後、60分後にJIS静置フロー値を測定した。測定結果を表1に示した。各JIS静置フロー値測定前にはハンドミキサでモルタルを10秒攪拌した。ここで、減水剤Aは、短時間安定型ポリカルボン酸系減水剤で、減水剤Bは、短時間低下型ポリカルボン酸系減水剤で、減水剤Cは、短時間型ではないポリカルボン酸系減水剤であった。
<使用材料>
珪砂 : 宇部珪砂6号(宇部サンド工業社製)
セメントN1 : 宇部三菱セメント社製普通ポルトランドセメント(山口県内市販品)
減水剤Aは、ポリカルボン酸系減水剤(市販品)
減水剤Bは、ポリカルボン酸系減水剤(市販品)
減水剤Cは、ポリカルボン酸系減水剤(市販品)
<使用材料>
珪砂 : 宇部珪砂6号(宇部サンド工業社製)
セメントN1 : 宇部三菱セメント社製普通ポルトランドセメント(山口県内市販品)
減水剤Aは、ポリカルボン酸系減水剤(市販品)
減水剤Bは、ポリカルボン酸系減水剤(市販品)
減水剤Cは、ポリカルボン酸系減水剤(市販品)
[実施例2]
表2に示す配合割合の各材料をポリ袋(縦270mm×横180mm×厚さ0.03mm)に投入し、密閉した後に30秒間手で振り混ぜ、グラウト用混和剤を作製した。このときの使用材料を以下に示す。作製したグラウト用混和剤58.56gと水1480gを、金属容器(内径180mm、深さ210mm)内に投入し、ハンドミキサ(1000r.p.m.,羽根直径100mm)により攪拌させながらセメント4000gを30秒間かけてに投入した。、セメント投入後180秒間混練することによりグラウト材を作製した。作製したグラウト材の品質試験として、以下に示す通り、練り混ぜ直後のJIS静置フロー値及びJP漏斗流下時間、鉛直管法によるブリーディング率を測定した。品質試験結果を表3〜表11並びに図1及び図2に示した。尚、品質試験およびモルタルの作製は、何れも20±3℃、湿度80%以上の恒温室内で行った。
表2に示す配合割合の各材料をポリ袋(縦270mm×横180mm×厚さ0.03mm)に投入し、密閉した後に30秒間手で振り混ぜ、グラウト用混和剤を作製した。このときの使用材料を以下に示す。作製したグラウト用混和剤58.56gと水1480gを、金属容器(内径180mm、深さ210mm)内に投入し、ハンドミキサ(1000r.p.m.,羽根直径100mm)により攪拌させながらセメント4000gを30秒間かけてに投入した。、セメント投入後180秒間混練することによりグラウト材を作製した。作製したグラウト材の品質試験として、以下に示す通り、練り混ぜ直後のJIS静置フロー値及びJP漏斗流下時間、鉛直管法によるブリーディング率を測定した。品質試験結果を表3〜表11並びに図1及び図2に示した。尚、品質試験およびモルタルの作製は、何れも20±3℃、湿度80%以上の恒温室内で行った。
<使用材料>
セメントN1 : 実施例1で用いたもの
セメントN2 : 宇部三菱セメント社製普通ポルトランドセメント(千葉県内市販品)
セメントN3 : 住友大阪セメント社社製普通ポルトランドセメント(愛知県内市販品)
セメントN4 : 住友大阪セメント社製普通ポルトランドセメント(千葉県内市販品)
セメントN5 : 太平洋セメント社製普通ポルトランドセメント(千葉県内市販品)
セメントB1 : 宇部三菱セメント社製高炉セメントB種(山口県内市販品)
セメントB2 : 宇部三菱セメント社製高炉セメントB種(千葉県内市販品)
セメントB3 : 住友大阪セメント社製高炉セメントB種(愛知県内市販品)
セメントB4 : 住友大阪セメント社製高炉セメントB種(千葉県内市販品)
セメントB5 : 太平洋セメント社製高炉セメントB種(千葉県内市販品)
膨張材:石灰系膨張材(太平洋マテリアル株式会社製,ブレーン比表面積4500g/cm2)
増粘剤:水溶性セルロース系増粘剤
セメントN1 : 実施例1で用いたもの
セメントN2 : 宇部三菱セメント社製普通ポルトランドセメント(千葉県内市販品)
セメントN3 : 住友大阪セメント社社製普通ポルトランドセメント(愛知県内市販品)
セメントN4 : 住友大阪セメント社製普通ポルトランドセメント(千葉県内市販品)
セメントN5 : 太平洋セメント社製普通ポルトランドセメント(千葉県内市販品)
セメントB1 : 宇部三菱セメント社製高炉セメントB種(山口県内市販品)
セメントB2 : 宇部三菱セメント社製高炉セメントB種(千葉県内市販品)
セメントB3 : 住友大阪セメント社製高炉セメントB種(愛知県内市販品)
セメントB4 : 住友大阪セメント社製高炉セメントB種(千葉県内市販品)
セメントB5 : 太平洋セメント社製高炉セメントB種(千葉県内市販品)
膨張材:石灰系膨張材(太平洋マテリアル株式会社製,ブレーン比表面積4500g/cm2)
増粘剤:水溶性セルロース系増粘剤
<品質試験方法>
・JP漏斗流下時間
土木学会基準JSCE−F 531「PCグラウトの流動性試験方法」に従い、JP漏斗を用いて、練り混ぜ直後の流下時間を測定した。
・鉛直管法によるブリーディング率
日本道路公団規格JHS 420−2004「PCグラウトのブリーディング率および体積変化率試験方法(鉛直管方法)」に従い、グラウト材のブリーディング率を求めた。
・JP漏斗流下時間
土木学会基準JSCE−F 531「PCグラウトの流動性試験方法」に従い、JP漏斗を用いて、練り混ぜ直後の流下時間を測定した。
・鉛直管法によるブリーディング率
日本道路公団規格JHS 420−2004「PCグラウトのブリーディング率および体積変化率試験方法(鉛直管方法)」に従い、グラウト材のブリーディング率を求めた。
図1及び図2の「セメントN−混和剤配合No.1」のグラフは、普通ポルトランドセメント(セメントN1〜セメントN5)とグラウト用混和剤No.1とを用いたグラウト材(No.1−N1〜No.1−N5)のJP漏斗流下時間とJIS静置フロー値のグラフである。同様に、図1及び図2の「セメントN−混和剤配合No.2」のグラフは、普通ポルトランドセメント(セメントN1〜セメントN5)とグラウト用混和剤No.2とを用いたグラウト材(No.2−N1〜No.2−N5)のJP漏斗流下時間とJIS静置フロー値のグラフで、「セメントN−混和剤配合No.3」のグラフは、普通ポルトランドセメント(セメントN1〜セメントN5)とグラウト用混和剤No.3とを用いたグラウト材(No.3−N1〜No.3−N5)のJP漏斗流下時間とJIS静置フロー値のグラフである。また、図1及び図2の「セメントB−混和剤配合No.1」のグラフは、高炉セメント(セメントB1〜セメントB5)とグラウト用混和剤No.1とを用いたグラウト材(No.1−B1〜No.1−B5)のJP漏斗流下時間とJIS静置フロー値のグラフである。同様に、図1及び図2の「セメントB−混和剤配合No.2」のグラフは、高炉セメント(セメントB1〜セメントB5)とグラウト用混和剤No.2とを用いたグラウト材(No.2−B1〜No.2−B5)のJP漏斗流下時間とJIS静置フロー値のグラフで、「セメントB−混和剤配合No.3」のグラフは、高炉セメント(セメントB1〜セメントB5)とグラウト用混和剤No.3とを用いたグラウト材(No.3−B1〜No.3−B5)のJP漏斗流下時間とJIS静置フロー値のグラフである。
本発明の実施例に相当する配合No.1のグラウト用混和剤を用いたグラウト材(No.1−N1〜No.1−N5、No.1−B1〜No.1−B5)は、何れもJP漏斗流下時間が3.0秒〜6.0秒とPCグラウトとして良好な流動性があり、且つ鉛直管法によるブリーディング率がどちらも0.0%であり、材料分離抵抗性の点でもPCグラウトとして良好な性状であった。図1及び図2から分かるように、高炉セメントを用いた実施例に当たるグラウト材(No.1−B1〜No.1−B5,No.2−B1〜No.2−B5及びNo.3−B1〜No.3−B5)は、普通ポルトランドセメントを用いた実施例に当たるグラウト材(No.1−N1〜No.1−N5,No.2−N1〜No.2−N5及びNo.3−N1〜No.3−N5)に比べて、セメントが異なっても流動性の点で安定していた。
しかし、比較例に当たるグラウト用混和剤を用いたグラウト材は、セメントによっては流動性又は材料分離抵抗性の点で、PCグラウトとしては必ずしも充分な性能を有していなかった。
本発明のグラウト用混和剤を用いたグラウト材は、PCグラウトとして良好な流動性及び材料分離抵抗性を備えているため、PCグラウトに好適に用いることができる。
Claims (7)
- 増粘剤、膨張材及び二種以上の短時間型減水剤を含有するグラウト用混和剤。
- 増粘剤、膨張材、短時間安定型減水剤及び短時間低下型減水剤を含有する請求項1記載のグラウト用混和剤。
- 請求項1又は請求項2記載のグラウト用混和剤からなるPCグラウト用混和剤。
- 請求項1又は請求項2記載のグラウト用混和剤及びセメントを含有するグラウト組成物。
- 請求項3記載のPCグラウト用混和剤及びセメントを含有するPCグラウト組成物。
- 上記セメントが高炉セメントである請求項4記載のグラウト組成物。
- 上記セメントが高炉セメントである請求項5記載のPCグラウト組成物。
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---|---|---|---|---|
JP5419115B1 (ja) * | 2013-09-05 | 2014-02-19 | 極東鋼弦コンクリート振興株式会社 | 注入材 |
CN104803646A (zh) * | 2015-04-14 | 2015-07-29 | 同济大学 | 一种磷渣粉微膨胀灌浆材料及其使用方法 |
KR101901578B1 (ko) * | 2017-08-25 | 2018-09-27 | (주)유원포리머 | 지열 그라우팅용 벤토나이트 성형체의 제조방법 |
Citations (2)
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JP2006182625A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-13 | Sumitomo Osaka Cement Co Ltd | セメント系グラウト組成物 |
JP2008189526A (ja) * | 2007-02-06 | 2008-08-21 | Basf Pozzolith Ltd | グラウト用混和材及びグラウト用のセメント組成物 |
-
2008
- 2008-12-27 JP JP2008335368A patent/JP2010155757A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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