JP2006245551A - 半導体集積装置及びそのシールド配線方法 - Google Patents

半導体集積装置及びそのシールド配線方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ディジタル信号によるアナログ信号線や他の信号線へのノイズの混入を低減することのできる半導体集積装置及びそのシールド配線方法を提供する。
【解決手段】被シールド配線101の上には、絶縁膜122を介して、シールド用の信号線からなる第1シールド配線102が設けられた配線層118が積層され、被シールド配線101の下には絶縁膜122を介して、シールド用の信号線からなる第2シールド配線103が設けられた配線層116が積層されている。被シールド配線101により伝送される信号は、高精度を要求されるアナログ信号又は高周波のディジタル信号である。更に、第1シールド配線102と第2シールド配線103には、それぞれ異なる電位が与えられるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体集積装置及びそのシールド配線方法に関するものである。
近年の半導体プロセスの微細化の進展によるLSIの大規模化に伴い、1チップにディジタル信号処理回路とアナログ回路を混在させることが可能になった。このアナログ・ディジタル混在回路の内部では、高精度を要求されるアナログ信号と、高い周波数で動作する2値ディジタル信号が隣接して配線される場合があり、アナログ信号線とディジタル信号線間の容量によるノイズ干渉経路が存在する。特に、ディジタル信号は一般的に数Vの振幅を有し、高速に遷移するため、アナログ・ディジタル配線間の容量を介してアナログ信号線にノイズが混入し、アナログ信号を正確に処理できないという問題が生じる。そのため、ノイズに影響されやすいアナログ回路と、高周波のディジタル回路が混在している半導体集積装置において、ディジタル信号線(高周波信号線)からなる第1の配線層と、アナログ信号線からなる第2の配線層は層間絶縁膜を隔てるのみで交差しているか、又は全く分離して第1の配線層と第2の配線層が交差しないように配線設計(レイアウト)を行ない、ノイズによる誤動作等の不都合を回避しようとしていた。
また、従来の半導体集積装置は、配線層を複数有する構成において、第1の配線層(アナログ信号配線)と第2の配線層(ディジタル信号配線)を有し、第1の配線層と第2の配線層の交差部分で、第1の配線層と第2の配線層の間に第3の配線層を配置し、第1の配線層の下層に第4の配線層を配置し、第3の配線層と第4の配線層(シールド配線)は、第1の配線層と第2の配線層の交差領域部以上の面積を有し、第2の配線層の側面に第3の配線層と第4の配線層をつなぐコンタクトを配置し、第3の配線層と第4の配線層には定まった電位を与えるようにしている(例えば、特許文献1参照)。これは、ディジタル信号線によるアナログ信号線へのノイズを低減する配線設計(レイアウト)方法として知られている。
特開平5−47943号公報(第3頁、第1図等)
しかしながら、特許文献1に記載の従来の半導体集積装置においては、第1の配線層又は第2の配線層を伝播する信号(例えば、ディジタル信号)を駆動する回路素子(例えば、出力バッファ)の駆動能力が高い場合、シールド配線層である第3の配線層の電位は電磁誘導的に変動し、第2の配線層と第3の配線層、及び第3の配線層と第1の配線層の信号配線間容量を介して、第1の配線層に配線されるアナログ信号線にノイズが混入するという問題がある。また、PLL(Phase Locked Loop)等により生成される多相クロックのクロック間スキューに対しては、特にクロック信号線ごとの寄生容量差が問題となる。また、近年のプロセスの微細化によりクロック周波数は数GHzで動作するため、この高周波クロック信号を伝播させるために出力バッファの駆動能力は大きくなり、他の信号線への影響を考慮しなければならない。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、ディジタル信号によるアナログ信号線や他の信号線へのノイズの混入を低減することのできる半導体集積装置及びそのシールド配線方法を提供することを目的とする。
請求項1に係る本発明のシールド配線方法は、半導体集積装置の基板上で、シールド用のシールド配線により、シールド対象の被シールド配線をシールドするシールド配線方法であって、被シールド配線を囲むように、シールド配線が形成された配線層を複数配置し、少なくとも第1の配線層に形成された第1のシールド配線の電位と、第2の配線層に形成された第2のシールド配線の電位とが異なるように設定して、第1及び第2のシールド配線により被シールド配線をシールドしている。
請求項2に係る本発明のシールド配線方法は、請求項1において、基板に形成された拡散に第1のシールド配線を接続し、前記拡散にゲート酸化膜を介して接するポリシリコン層に第2のシールド配線を接続し、ポリシリコン層及びゲート酸化膜と基板との間の結合容量を付加している。
請求項3に係る本発明のシールド配線方法は、請求項1において、基板に形成した拡散に第1のゲート酸化膜を介して接する、第1のポリシリコン層に第2のシールド配線を接続し、前記拡散に第1のシールド配線を接続すると共に、第1のポリシリコン層に第2のゲート酸化膜を介して接する、第2のポリシリコン層に第1のシールド配線を接続し、第1のポリシリコン層と第2のポリシリコン層との間の寄生容量を付加している。
請求項4に係る本発明のシールド配線方法は、請求項1において、第2の配線層に第1及び第2のシールド配線を櫛歯状に組み合わせて設け、第1の配線層と第2の配線層との間の寄生容量を付加している。
請求項5に係る本発明のシールド配線方法は、請求項2乃至請求項4に記載のシールド配線方法のいずれか2つ以上を組み合わせ、第1及び第2のシールド配線により被シールド配線をシールドしている。
請求項6に係る本発明のシールド配線方法は、請求項1において、複数の被シールド配線をシールドする場合、第1及び第2のシールド配線が複数の被シールド配線を個別に囲むように、第1及び第2の配線層を複数配置している。
請求項7に係る本発明のシールド配線方法は、請求項1において、複数の被シールド配線をシールドする場合、第1及び第2のシールド配線が複数の被シールド配線を囲むように、複数の被シールド配線に共通の第1及び第2の配線層を配置している。
請求項8に係る本発明のシールド配線方法は、請求項6又は請求項7において、複数の被シールド配線に、アナログ信号用の被シールド配線とディジタル信号用の被シールド配線を含む場合、アナログ信号用の被シールド配線とディジタル信号用の被シールド配線を分離してシールドしている。
請求項9に係る本発明のシールド配線方法は、アナログ回路とディジタル信号処理回路を1チップに搭載した半導体集積装置の基板上で、シールド用のシールド配線により、シールド対象の被シールド配線をシールドするシールド配線方法であって、前記基板上で、アナログ回路とディジタル信号処理回路を分離すると共に、アナログ信号用の被シールド配線とディジタル信号用の被シールド配線を設置するシールド配線領域を設け、請求項1乃至請求項8のいずれかに記載のシールド配線方法により、前記シールド配線領域内のアナログ信号用の被シールド配線とディジタル信号用の被シールド配線を分離してシールドしている。
請求項10に係る本発明の半導体集積装置は、請求項1乃至請求項9のいずれかに記載のシールド配線方法により、同一基板上にシールド用のシールド配線とシールド対象の被シールド配線とを設けた構成を有している。
請求項11に係る本発明の半導体集積装置は、基板上に、少なくとも、第1の電位に固定された第1のシールド配線が設けられた第1の配線層と、第2の電位に固定された第2のシールド配線が設けられた第2の配線層と、シールド対象の被シールド配線が設けられた第3の配線層と、第1、第2及び第3の配線層を接続する接続手段と、を備え、第1の配線層と第2の配線層との間に第3の配線層を設け、かつ第1のシールド配線に接続された接続手段が、被シールド配線を挟んで第1の配線層から第3の配線層を介して第2の配線層まで連通するようにして、第1のシールド配線と第1のシールド配線に接続された接続手段と第2のシールド配線とで被シールド配線の周りを囲み、シールドするようにした構成を有している。
請求項12に係る本発明の半導体集積装置は、請求項10において、基板に形成された拡散と、拡散に接するゲート酸化膜と、ゲート酸化膜上に形成されたポリシリコン層と、を備え、拡散に第1のシールド配線を接続し、ポリシリコン層に第2のシールド配線を接続して、ポリシリコン層及びゲート酸化膜と基板との間の結合容量を付加するようにした構成を有している。
請求項13に係る本発明の半導体集積装置は、請求項10において、基板に形成された拡散と、拡散に接する第1のゲート酸化膜と、第1のゲート酸化膜上に形成された第1のポリシリコン層と、第1のポリシリコン層上に形成された第2のゲート酸化膜と、第2のゲート酸化膜上に形成された第2のポリシリコン層と、を備え、第1のポリシリコン層に第2のシールド配線を接続し、拡散及び第2のポリシリコン層に第1のシールド配線を接続し、第1のポリシリコン層と第2のポリシリコン層との間の寄生容量を付加するようにした構成を有している。
請求項14に係る本発明の半導体集積装置は、請求項10において、第2の配線層に第1及び第2のシールド配線を櫛歯状に組み合わせて設け、第1の配線層と第2の配線層との間の寄生容量を付加するようにした構成を有している。
請求項15に係る本発明の半導体集積装置は、基板上に、少なくとも、第1の電位に固定された第1のシールド配線が設けられた第1の配線層と、第2の電位に固定された第2のシールド配線が設けられた第2の配線層と、第2の配線層から分割され、第2の電位に固定された第3のシールド配線が設けられた第3の配線層と、シールド対象の第1の被シールド配線が設けられた第4の配線層と、第4の配線層から分割され、シールド対象の第2の被シールド配線が設けられた第5の配線層と、第1、第2及び第4の配線層を接続する第1の接続手段と、第1、第3及び第5の配線層を接続する第2の接続手段と、を備え、第1の配線層と第2の配線層との間に第4の配線層を設け、かつ第1のシールド配線に接続された第1の接続手段が、第1の被シールド配線を挟んで第1の配線層から第4の配線層を介して第2の配線層まで連通するようにして、第1のシールド配線と第1のシールド配線に接続された第1の接続手段と第2のシールド配線とで第1の被シールド配線の周りを囲むと共に、第1の配線層と第3の配線層との間に第5の配線層を設け、かつ第1のシールド配線に接続された第2の接続手段が、第2の被シールド配線を挟んで第1の配線層から第5の配線層を介して第3の配線層まで連通するようにして、第1のシールド配線と第1のシールド配線に接続された第2の接続手段と第3のシールド配線とで第2の被シールド配線の周りを囲み、第1の被シールド配線と第2の被シールド配線を個別にシールドするようにした構成を有している。
請求項16に係る本発明の半導体集積装置は、基板上に、少なくとも、第1の電位に固定された第1のシールド配線が設けられた第1の配線層と、第2の電位に固定された第2のシールド配線が設けられた第2の配線層と、シールド対象の第1の被シールド配線が設けられた第3の配線層と、第3の配線層から分割され、シールド対象の第2の被シールド配線が設けられた第4の配線層と、第1、第2及び第3の配線層を接続する第1の接続手段と、第1、第2及び第4の配線層を接続する第2の接続手段と、第1、第3及び第4の配線層を接続する第3の接続手段と、を備え、第1の配線層と第2の配線層との間に第3及び第4の配線層を設け、かつ第1のシールド配線に接続された第1の接続手段が、第1の被シールド配線と対向して第1の配線層から第3の配線層を介して第2の配線層まで連通し、第1のシールド配線に接続された第2の接続手段が、第2の被シールド配線と対向して第1の配線層から第4の配線層を介して第2の配線層まで連通し、第1のシールド配線に接続された第3の接続手段が、第1及び第2の被シールド配線の間を通って第1の配線層から第3及び第4の配線層まで連通するようにして、第1のシールド配線と第1のシールド配線に接続された第1及び第3の接続手段と第2のシールド配線とで第1の被シールド配線の周りを囲むと共に、第1のシールド配線と第1のシールド配線に接続された第2及び第3の接続手段と第2のシールド配線とで第2の被シールド配線の周りを囲み、第1及び第2の被シールド配線に対して第2のシールド配線を兼用してシールドするようにした構成を有している。
請求項17に係る本発明の半導体集積装置は、請求項14又は請求項15において、第1及び第2の被シールド配線の一方をアナログ信号用の被シールド配線とし、他方をディジタル信号用の被シールド配線とした構成を有している。
請求項18に係る本発明の半導体集積装置は、アナログ回路とディジタル信号処理回路を1チップに搭載し、アナログ回路とディジタル信号処理回路を分離すると共に、アナログ信号用の被シールド配線とディジタル信号用の被シールド配線を設置するシールド配線領域を設け、前記シールド配線領域は、請求項16に記載の半導体集積装置の構成を有し、前記シールド配線領域内のアナログ信号用の被シールド配線とディジタル信号用の被シールド配線を分離してシールドするようにした構成を有している。
本発明は、被シールド配線を囲むように、シールド配線が形成された配線層を複数配置し、少なくとも第1の配線層に形成された第1のシールド配線の電位と、第2の配線層に形成された第2のシールド配線の電位とが異なるように設定して、第1及び第2のシールド配線により被シールド配線をシールドすることにより、ディジタル信号によるアナログ信号線や他の信号線へのノイズの混入を低減することができるという効果を有するシールド配線方法を提供することができる。
以下、本発明の実施形態に係る半導体集積装置及びそのシールド配線方法について、図面を用いて説明する。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態に係る半導体集積装置のレイアウト構成を図1に示す。
図1において、半導体集積装置1は、P形の基板130と、基板130上に形成された複数の配線層115、116、117、118、119と、これらの配線層間に形成された複数の層間絶縁膜(以下「絶縁膜」という)120、121、122と、を有する構成である。
ここで、シールド対象の信号線からなる被シールド配線101は、配線層117と同層に設けられている。この配線層117の上には、絶縁膜122を介して配線層118が積層され、この配線層118には、シールド用の信号線からなる第1シールド配線102が設けられている。また、配線層117の下には、絶縁膜121を介して配線層116が積層され、この配線層116には、シールド用の信号線からなる第2シールド配線103が設けられている。また、配線層116は分割されており、第2シールド配線103が設けられていない同層には、コンタクト110、111をつなぐ接続部が設けられている。
第1シールド配線102は、絶縁膜122に埋め込まれたコンタクト112につながり、このコンタクト112は、配線層117の接続部117a、117bにつながり、この接続部117a、117bは、絶縁膜121に埋め込まれたコンタクト111につながり、このコンタクト111は、配線層116の接続部につながり、この接続部は、配線層116と基板130内部の拡散131、132をつなぐコンタクト110につながっている。したがって、第1シールド配線102は、配線層118から絶縁膜122、配線層117、絶縁膜121、配線層116を通り、基板130内部の拡散131、132に連通している。換言すれば、第1シールド配線102は、配線層117に設けられた被シールド配線101の上面及び上面から基板130に至る両側面を囲むように配設されている。
第2シールド配線103は、被シールド配線101が設けられた配線層117の下層(配線層116に相当する)に設けられ、更に、配線層115、116をつなぐコンタクト110により、配線層115と連通している。この配線層115と基板130の間には、絶縁膜120が形成されている。
なお、被シールド配線101により伝送される信号は、高精度を要求されるアナログ信号でもよいし、高周波のディジタル信号でもよい。前述したシールド対象の信号線及びシールド用の信号線以外の信号線(以下「他の信号線」という)104は、第1シールド配線102が設けられた配線層118の上層の配線層119に配線されており、配線層118と配線層119の間には、絶縁膜123が形成されている。この構成により、被シールド配線101から他の信号線104に影響を与える電気力線、又は他の信号線104から被シールド配線101に影響を与える電気力線は、第1シールド配線102により抑えられる。
また、本実施形態では、第1シールド配線102と第2シールド配線103には、それぞれ異なる電位を与えるようにしている。ここで、第1シールド配線102に第2シールド配線103よりも高い電位を与えるようにした場合を図2に示す。
図2において、基板130はN形不純物(N−Well)を注入したP形基板である。また、基板130に形成された拡散131は、P形の拡散(P+拡散)であり、同じく基板電位を与える拡散132は、N形の拡散(N+拡散)であって、第1シールド配線102にはVCCを与え、第2シールド配線103にはGNDを与えるようにしている。また、配線層115はポリシリコンで形成し、絶縁膜120はゲート酸化膜(例えば、SiO2被膜)としている。また、配線層115は、CMOSトランジスタのゲート電極であり、拡散131はCMOSトランジスタのドレイン及びソースを形成するため、図2に示すような回路図となる。ここで、ゲート電圧がしきい値電圧Vthよりも低い電圧となると、ゲート酸化膜である絶縁膜120の直下の領域にチャネルが出現し、公知であるゲート容量が形成される。このゲート容量は、ゲート、ドレイン間の静電容量(以下、容量ともいう)、ゲート、ソース間の容量と、ゲート、基板130間の容量と、を併せた結合容量となる。このゲート容量は、電位の異なるシールド配線102、103間の容量となる。このシールド配線102、103間の容量が被シールド配線101、他の信号線104からの電気力線によるシールド配線102、103への影響を低減する。
このような本発明の第1の実施形態に係る半導体集積装置1によれば、複数の配線層115〜119を有し、シールドされる被シールド配線101と、被シールド配線101の周囲に電位の異なる第1シールド配線102、第2シールド配線103を備え、電位の異なるシールド配線102、103に容量を付加することにより、被シールド配線101の信号による他の信号線104への影響、又は他の信号線104による被シールド配線101への影響を低減することが可能となる。ここでは、被シールド配線101と他の信号線104のノイズ干渉を防ぐためにシールド配線102を配置している。例えば、ノイズ源となる配線を信号線104、ノイズから防ぎたい配線を被シールド配線101とした場合、信号線104から被シールド配線101へのノイズ干渉はシールド配線102により減衰されるが、一方で信号線104からシールド配線102にノイズ干渉が起こることになる。そこで、シールド配線102、103に供給されている電位を安定にするために(デカップリングコンデンサとして)容量を負荷している。もう一方で、前記容量によって電位の安定したシールド配線102、103を配置することで信号線104と被シールド配線101のノイズ干渉も低減している。この構成は、請求項1、10、11に係る本発明の実施の一形態に相当する。
ここで、配線層118又は配線層116は、第1の配線層又は第2の配線層に相当し、Vcc又はGNDは、第1のシールド配線の電位(第1の電位)又は第2のシールド配線の電位(第2の電位)に相当する。また、配線層117は、第3の配線層に相当し、コンタクト110、111、112、接続部117a、117b、配線層116の接続部は、接続手段に相当する。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態に係る半導体集積装置のレイアウト構成を図3に示す。これは、第1シールド配線102に第2シールド配線103よりも低い電圧を与えるようにしたものである。なお、第1の実施形態と同様の構成には同一符号を付与して説明を省略する。
図3において、基板130はP形の基板であり、拡散131′はN+拡散であり、基板電位を与える拡散132′はP+拡散である。ここでは、拡散131′、132′に接続される第1シールド配線102にGNDを与え、ゲート電極である配線層115にVccを与えるようにしている。ゲート電極である配線層115はポリシリコンであり、層間絶縁膜としての絶縁膜120はゲート酸化膜である。この場合も、Vccをしきい値電圧Vth以上にすることにより、前述したゲート容量が形成されるため、電位の異なるシールド配線102、103の間に容量を付加することができる。このシールド配線102、103間の容量により、前述と同様に第1シールド配線102及び第2シールド配線103への影響を低減することが可能となる(第0033段落参照)。更に、前述と同様にデカップリングコンデンサを実装してシールド配線102、103に供給されている電位を安定させることにより、信号線104と被シールド配線101のノイズ干渉も低減することが可能となる(第0034段落参照)。
このような本発明の第2の実施形態に係る半導体集積装置1によれば、複数の配線層115〜119を有し、シールドされる被シールド配線101と、被シールド配線101の周囲に電位の異なる第1シールド配線102、第2シールド配線103を備え、電位の異なるシールド配線102、103間にゲート容量を付加することにより、被シールド配線101の信号による他の信号線104への影響、又は他の信号線104による被シールド配線101への影響を低減することが可能となる。更に、前述と同様にデカップリングコンデンサを実装してシールド配線102、103に供給されている電位を安定させることにより、信号線104と被シールド配線101のノイズ干渉も低減することが可能となる。この構成は、請求項2、10、12に係る本発明の実施の一形態に相当する。ここで、ポリシリコンからなる配線層115は、ポリシリコン層に相当する。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態に係る半導体集積装置のレイアウト構成を図4に示す。これは、半導体製造プロセスの種類により、ゲート電極である配線層115を多層ポリシリコン(例えば、2層のポリシリコン)で形成したものである。なお、第1、第2の実施形態と同様の構成には同一符号を付与して説明を省略する。
図4において、ポリシリコン層115aはGNDに、絶縁層(ゲート酸化膜)120b上のポリシリコン層115bはVccに接続され、双方のポリシリコン層115a、115bの層間には絶縁層(ゲート酸化膜)120aが形成されている。ここで、ポリシリコン層115aとポリシリコン層115bには、それぞれ異なる電位が接続されているため、異なるポリシリコン層115a、115bを電極とする平行平板コンデンサとして、ポリシリコン間容量を付加することが可能である。前述のシールド配線102、103間にゲート容量を付加するシールド配線方法に対して、更に容量を追加することが可能である。すなわち、被シールド配線101及び他の信号線104からシールド配線102、103への影響を低減するシールド配線方法を実現することが可能である。なお、ポリシリコンの層数がより多い場合でも、層毎にVcc−GNDを交互に接続することにより、より容量を追加することが可能である。更に、第1の実施形態のようにN−Wellを注入したP形の基板130を用いた場合でも、ポリシリコン層115aはVccに、ポリシリコン層115bはGNDに接続することにより、同様の効果を得ることが可能である。
このような本発明の第3の実施形態に係る半導体集積装置1によれば、複数の配線層115〜119を有し、シールドされる被シールド配線101と、被シールド配線101の周囲に電位の異なる第1シールド配線102、第2シールド配線103を備え、電位の異なるシールド配線102、103間に異なるポリシリコン層115a、115b間の容量を付加することにより、被シールド配線101の信号による他の信号線104への影響、又は他の信号線104による被シールド配線101への影響を低減することが可能となる。この構成は、請求項3、10、13に係る本発明の実施の一形態に相当する。ここで、ポリシリコン層115aは、第2のポリシリコン層に相当し、ポリシリコン層115bは、第1のポリシリコン層に相当し、絶縁層(ゲート酸化膜)120aは、第2のゲート酸化膜に相当し、絶縁層(ゲート酸化膜)120bは、第1のゲート酸化膜に相当する。
[第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態に係る半導体集積装置のレイアウト構成を図5に示す。図5は、配線層116のみを上部から(図1の119側から130側へ向けて)透視したものである。本実施形態は、異なる電位を持つシールド配線102′(図1の102に相当する)、シールド配線103を併せて配線層116の一部を形成したものである。なお、第1の実施形態と同様の構成には同一符号を付与して説明を省略する。
図5において、シールド配線102′の電位(GND)と、シールド配線103の電位(Vcc)は異なり、双方のシールド配線102′、103とも櫛形に形成され、それぞれの凹部と凸部を組み合わせるよう、配線層116に設けられている。また、コンタクト110は、シールド配線102′、103を配線層115又は基板130に接続するためのものである。なお、シールド配線102′を配線層117につなぐコンタクト(図1の111に相当する)は、コンタクト110に重ねてもよいし、シールド配線102′上の別の領域に設けてもよいために図示を省略している。この不図示のコンタクトにより、シールド配線102′を配線層117に接続し、更にコンタクト112を介してシールド配線102(配線層118に設けられている)に接続するようにしている。ここでは、シールド配線102、シールド配線102′とも同一電位(GND)に設定されている。前述したシールド配線102′、103が設けられた配線層116においては、第3の実施形態で示した多層ポリシリコン間容量に準じ、シールド配線102が設けられた配線層118と、シールド配線102′が設けられた配線層116とが、それぞれシールド配線102、102′を電極とする平行平板コンデンサとして機能し、第1の実施形態で示したシールド配線102、103間の容量に、更に容量を追加することが可能である。
このような本発明の第4の実施形態に係る半導体集積装置1によれば、複数の配線層115、116′、117〜119を有し、シールドされる被シールド配線101と、被シールド配線101の周囲に電位の異なるシールド配線102、102′、103を備え、同一配線層116に配置されている電位の異なるシールド配線102′、103を櫛形に配置することにより、配線層116、118間の寄生容量を付加することが可能になり、被シールド配線101の信号による他の信号線104への影響、又は他の信号線104による被シールド配線101への影響を低減することが可能となる。この構成は、請求項4、10、14に係る本発明の実施の一形態に相当する。ここで、配線層116は、第2の配線層に相当し、シールド配線102′は、第1のシールド配線に相当する。
なお、前述した第2から第4の実施形態を任意に組み合わせてもよい。この場合、異なる電位を有するシールド配線に対して、第2から第4の実施形態で示したシールド配線方法によって異なる容量を任意に組み合わせて付加することが可能になり、被シールド配線101の信号による他の信号線104への影響、又は他の信号線104による被シールド配線101への影響を低減することが可能となる。この第2から第4の実施形態のいずれか2つ以上を組み合わせた構成は、第10の実施形態及び第11の実施形態として後述する。
[第5の実施形態]
次に、本発明の第5の実施形態に係る半導体集積装置のレイアウト構成を図6に示す。これは、被シールド配線(図1の101に相当する)を複数設けたものである。なお、第1から第4の実施形態と同様の構成には同一符号を付与して説明を省略する。
図6において、第1シールド配線102と第2シールド配線103aの間には、被シールド配線101aが設けられ、第1シールド配線102と第2シールド配線103bの間には、被シールド配線101bが設けられている。ここで、第1の実施形態に示したシールド配線方法に準じ、配線層118に設けられた第1シールド配線102は、絶縁膜122に埋め込まれたコンタクト112a、112b、112cと、配線層117の接続部117a、117b、117cと、絶縁膜121に埋め込まれたコンタクト111a、111b、111cと、配線層116の接続部116a、116b、116cと、コンタクト110a、110b、110cと、により、基板130に形成された拡散131まで連通している。また、配線層116に独立に設けられた第2シールド配線103aは、コンタクト110dと、配線層115と、絶縁膜120と、により、基板130に形成された拡散131まで連通している。同じく、配線層116に独立に設けられた第2シールド配線103bは、コンタクト110eと、配線層115と、絶縁膜120と、により、基板130に形成された拡散131まで連通している。なお、第1シールド配線102、第2シールド配線103a、103bの電位はそれぞれVcc、GNDである。また、基板130へのシールド配線方法は第2から第4の実施形態のいずれか1つによるか、又は複数の組み合わせによるものとすることが可能である。
この構成により、異なる被シールド配線101a、101bの信号から発生する電気力線や、他の信号線104の信号による電気力線の第1シールド配線102、第2シールド配線103a、103bへの影響を低減させる。また、被シールド配線101a、101b間の影響を低減するために、コンタクト110c、111c、112c、配線層117の接続部117c、配線層116の接続部116cを設け、被シールド配線101a、101b間を第1シールド配線102で分けるようにしている。更に、被シールド配線を増設した場合でも、個別に第2シールド配線を配置することによって被シールド配線間の影響を低減することが可能である。また、本実施形態のシールド配線方法によれば、被シールド配線101a、101bの寄生容量は対称性をもつため、信号間スキューを低減させることになる。
このような本発明の第5の実施形態に係る半導体集積装置1によれば、複数の被シールド配線101a、101bを異なる電位のシールド配線102、103a、103bにより個別に分離することにより、被シールド配線101a、101b間の影響を低減することが可能となる。特に多相クロックのような他の信号線104へのノイズ源となる高周波のディジタル信号に対して有効であり、更に被シールド配線101a、101b間の寄生容量が均一となることから、信号間スキューの向上を図ることも可能となる。この構成は、請求項6、10、15に係る本発明の実施の一形態に相当する。
ここで、配線層118は、第1の配線層に相当し、配線層116は、第2の配線層、第3の配線層に相当し、配線層117は、第4の配線層、第5の配線層に相当する。また、被シールド配線101aは、第1の被シールド配線に相当し、被シールド配線101bは、第2の被シールド配線に相当する。また、第1シールド配線102は、第1のシールド配線に相当し、第2シールド配線103aは、第2のシールド配線に相当し、第2シールド配線103bは、第3のシールド配線に相当する。更に、コンタクト110a、110c、111a、111c、112a、112c、接続部116a、116c、117a、117cは、第1の接続手段に相当し、コンタクト110b、110c、111b、111c、112b、112c、接続部116b、116c、117b、117cは、第2の接続手段に相当する。
[第6の実施形態]
次に、本発明の第6の実施形態に係る半導体集積装置のレイアウト構成を図7に示す。これは、第5の実施形態に示した被シールド配線101a、101bに対向する第2シールド配線103a、103bを共通化し、1つの第2シールド配線103としたものである。なお、第1から第5の実施形態と同様の構成には同一符号を付与して説明を省略する。
図7において、第1シールド配線102と第2シールド配線103の間には、被シールド配線101a、101bが設けられている。ここでは、図6の第2シールド配線103a、103bを介して影響する被シールド配線101a、101b間の信号干渉に問題ない場合に、共通の第2シールド配線103を設け、配線層117に設けられた、異なる被シールド配線101a、101b間の影響を低減するようにしている。なお、第1シールド配線102、第2シールド配線103の電位はそれぞれVcc、GNDである。
また、配線層118に設けられた第1シールド配線102は、絶縁膜122に埋め込まれたコンタクト112aと、配線層117の接続部117aと、絶縁膜121に埋め込まれたコンタクト111aと、配線層116の接続部116aと、コンタクト110aと、により、配線層118から基板130に形成された拡散131まで連通している。また、第1シールド配線102は、絶縁膜122に埋め込まれたコンタクト112cと、配線層117の接続部117cと、により、配線層118から配線層117まで連通している。更に、第1シールド配線102は、絶縁膜122に埋め込まれたコンタクト112bと、配線層117の接続部117bと、絶縁膜121に埋め込まれたコンタクト111bと、配線層116の接続部116bと、コンタクト110bと、により、配線層118から基板130に形成された拡散131まで連通している。
また、配線層116に設けられた第2シールド配線103は、コンタクト110d、110eと、配線層115と、絶縁膜120と、により、配線層116から基板130に形成された拡散131まで連通している。
本実施形態のシールド配線方法により、配線層115の面積が第5の実施形態のシールド配線方法を適用した場合よりも大きくなる。すなわち、第2及び第3の実施形態のシールド配線方法によるシールド配線102、103間の容量値を向上させることが可能である。
このような本発明の第6の実施形態に係る半導体集積装置1によれば、複数の被シールド配線101a、101bのノイズが被シールド配線間に与える影響よりも、シールド配線外の他の配線(信号線104を含む)に与える影響が重要である場合に有用である。特に信号電圧の経時変化が比較的少ない複数のアナログ信号を配線する際に、配線面積を減少することが可能である。この構成は、請求項7、10、16に係る本発明の実施の一形態に相当する。ここで、配線層118及び配線層116は、複数の被シールド配線に共通の第1及び第2の配線層に相当する。
[第7の実施形態]
次に、本発明の第7の実施形態に係る半導体集積装置のレイアウト構成を図8に示す。これは、第6の実施形態の被シールド配線101a、101b間に配置した第1シールド配線(図7の第1シールド配線102から配線層117、コンタクト112、配線層118にわたって連通するものに相当する)を省いたものである。なお、第1から第6の実施形態と同様の構成には同一符号を付与して説明を省略する。
図8において、第6の実施形態と同サイズの配線層117には、4本の被シールド配線101a、101b、101c、101dが設けられている。ここでは、前記第1シールド配線を省くことにより、被シールド配線101c、101dを増設している。本実施形態のシールド配線方法は、例えば、被シールド配線101a〜101dの各信号は電圧遷移の小さいアナログ信号であり、被シールド配線101a〜101dへの他の信号線104からの影響を低減させたい場合に有用である。更に、第6の実施形態のシールド配線方法に比べ、配線層115の面積がより大きくなる。すなわち、第2、第3の実施形態のシールド配線方法によるシールド配線102、103間の容量値を向上させることが可能である。前述した構成は、請求項7、10に係る本発明の実施の一形態に相当する。
[第8の実施形態]
次に、本発明の第8の実施形態に係る半導体集積装置のレイアウト構成を図9に示す。これは、第1から第7の実施形態のいずれかに示したシールド配線方法を適用して、複数のディジタル信号配線とアナログ信号配線を分離したものである。なお、第1から第7の実施形態と同様の構成には同一符号を付与して説明を省略する。
図9において、被シールド配線101a、101b、101c、101dは、アナログ信号を伝送する信号線からなり、被シールド配線101e、101fは、ディジタル信号を伝送する信号線からなる。また、アナログ信号用の被シールド配線101a、101b、101c、101dをシールドするために共通の第2シールド配線103aを設け、ディジタル信号用の被シールド配線101e、101fをシールドするために第2シールド配線103b、103cを設けている。
更に、配線層118に設けられた第1シールド配線102は、絶縁膜122に埋め込まれたコンタクト112aと、配線層117の接続部117aと、絶縁膜121に埋め込まれたコンタクト111aと、配線層116の接続部116aと、コンタクト110aと、により、配線層118から基板130に形成された拡散131(図中、左側から第1番目)まで連通している。また、第1シールド配線102は、絶縁膜122に埋め込まれたコンタクト112bと、配線層117の接続部117bと、絶縁膜121に埋め込まれたコンタクト111bと、配線層116の接続部116bと、コンタクト110bと、により、配線層118から基板130に形成された拡散131(図中、左側から第2番目)まで連通している。また、第1シールド配線102は、絶縁膜122に埋め込まれたコンタクト112cと、配線層117の接続部117cと、絶縁膜121に埋め込まれたコンタクト111cと、配線層116の接続部116cと、コンタクト110fと、により、配線層118から基板130に形成された拡散131(図中、左側から第3番目)まで連通している。また、第1シールド配線102は、絶縁膜122に埋め込まれたコンタクト112dと、配線層117の接続部117dと、絶縁膜121に埋め込まれたコンタクト111dと、配線層116の接続部116dと、コンタクト110gと、により、配線層118から基板130に形成された拡散131(図中、左側から第4番目)まで連通している。
また、配線層116に設けられた第2シールド配線103aは、コンタクト110d、110eと、配線層115と、絶縁膜120と、により、配線層116から基板130に形成された拡散131(図中、左側から第1番目、第2番目)まで連通している。また、配線層116に設けられた第2シールド配線103bは、コンタクト110hと、配線層115と、絶縁膜120と、により、配線層116から基板130に形成された拡散131(図中、左側から第2番目、第3番目)まで連通している。更に、配線層116に設けられた第2シールド配線103cは、コンタクト110hと、配線層115と、絶縁膜120と、により、配線層116から基板130に形成された拡散131(図中、左側から第3番目、第4番目)まで連通している。
ここでは、高周波で電圧遷移するディジタル信号に対処するため、第5の実施形態を適用して被シールド配線ごとに第2シールド配線103b、103cを設ける一方で、ノイズに影響されやすいアナログ信号に対処するため、第6、第7の実施形態を適用して複数の被シールド配線共用の第2シールド配線103aを設けている。このように被シールド配線の信号の種類(アナログ信号、ディジタル信号)に応じ、第2シールド配線を分離することにより、アナログ信号と高周波のディジタル信号及び他の信号線104による信号干渉を低減することが可能である。
このような本発明の第8の実施形態に係る半導体集積装置1によれば、複数の被シールド配線101a〜101fがアナログ信号及び高周波のディジタル信号である場合に、アナログ信号と高周波のディジタル信号の影響を低減しつつ、同一のシールド配線領域201(図10に示す)に配置することが可能となり、配線面積を低減することができる。また、シールド配線外の他の信号線104に対してもノイズを低減することが可能となる。前述した構成は、請求項8、10、17に係る本発明の実施の一形態に相当する。ここで、被シールド配線101a〜101dは、アナログ信号用の被シールド配線に相当し、被シールド配線101e、101fは、ディジタル信号用の被シールド配線に相当する。
[第9の実施形態]
次に、本発明の第9の実施形態に係る半導体集積装置のレイアウト構成を図10に示す。これは、アナログ回路202a、202b、ディジタル信号処理回路204及びクロック発生回路203を1チップに搭載したものである。また、図10のY−Y′断面を図11に示す。なお、第1から第8の実施形態と同様の構成には同一符号を付与して説明を省略する。
図10において、シールド配線領域201には、第1から第8の実施形態のいずれかに示すシールド配線方法を適用してアナログ信号線及びディジタル信号線が配線されている。2つの異なるアナログ回路202a、202bは、シールド配線領域201内の被シールド配線(図中、点線矢印で示す)によりアナログ信号が接続されている。また、クロック発生回路203は、多相クロックを生成し、シールド配線領域201内部の被シールド配線(図中、実線矢印で示す)を介してディジタル信号処理回路204に入力するようにしている。
図11において、シールド配線領域201には、複数の被シールド配線101a、101dが配置され、アナログ信号は被シールド配線101aに配線され、この被シールド配線101aは第1シールド配線102及び第2シールド配線103aによりシールドされている。同様に、ディジタル信号である多相クロック信号は複数の被シールド配線101dに配線され、この複数の被シールド配線101dは第1シールド配線102及び第2シールド配線103dにより個別にシールドされている。すなわち、本実施形態では、第8の実施形態に示すシールド配線方法を適用して、複数のディジタル信号配線とアナログ信号配線を分離している。また、基板130はP形基板であり、第1シールド配線102及び第2シールド配線103a、103dはそれぞれVcc、GND(VccはGNDよりも高い電位とする)に接続されている。また、シールド配線領域201は、第1の実施形態のシールド配線方法を適用して配置されている。
また、図11において、アナログ回路202b及びディジタル信号処理回路204はそれぞれC−MOSトランジスタにより構成されているため、PチャネルトランジスタやNチャネルトランジスタを有している。また、シールド配線領域201は複数のPチャネルトランジスタにより構成され、この複数のPチャネルトランジスタは、N形不純物(N−Well)が注入されたP形の基板130に配置されている。ここで、基板130に形成されたN−Well層により、アナログ回路202bとディジタル信号処理回路204の間の基板130を介したノイズは低減されることになる。同様にして、クロック発生回路203と、シールド配線領域201を挟んでクロック発生回路203と対向するアナログ回路202aと、についても基板130を介したノイズを低減することが可能である。
このような本発明の第9の実施形態に係る半導体集積装置によれば、アナログ回路とディジタル回路が混載された半導体集積装置において、ディジタル信号処理回路204及びクロック発生回路203と、アナログ回路202a、202bとの間にシールド配線領域201を設けることにより、基板130を介したディジタル回路−アナログ回路間のノイズを低減することが可能となる。この構成は、請求項9、10、18に係る本発明の実施の一形態に相当する。
[第10の実施形態]
次に、本発明の第10の実施形態に係る半導体集積装置のレイアウト構成を図12に示す。図12は、配線層115、116、拡散131′を上部から(図1の119側から130側へ向けて)透視したものである。これは、第2の実施形態と第4の実施形態を組み合わせたものである。なお、第1から第4の実施形態と同様の構成には同一符号を付与して説明を省略する。
図12において、第1のシールド配線102′は、コンタクト110を介して基板中の拡散131に接続されている。ここで、第1のシールド配線102′は、配線層118の第1のシールド配線102(不図示)と同電位である。また、第2のシールド配線層103は、コンタクト110を介してゲート酸化膜(絶縁膜に相当する)120(不図示)に接続されている。ここで、第1のシールド配線102′と第2のシールド配線103は、同一の配線層116に形成されているため、第4の実施形態を適用して櫛歯状に配線し、層間絶縁体(例えば、絶縁膜121、122)により容量を形成することが可能である。また、第1のシールド配線102′と第2のシールド配線103は、第2の実施形態のゲート容量を形成する拡散131′及びゲート酸化膜120にコンタクト110を介して接続されている。前述のように、第2の実施形態と第4の実施形態は同時に実施することが可能である。
このような本発明の第10の実施形態に係る半導体集積装置1によれば、異なる電位を有するシールド配線102、102′、103に対し、第1から第4の実施形態のいずれかの実施形態に示すシールド配線方法によって、異なる容量を任意に組み合わせて付加することが可能となる。この構成により、被シールド配線101の信号による他の信号線104への影響、又は他の信号線104による被シールド配線101への影響を低減することが可能となる。この構成は、請求項5に係る本発明の実施の一形態に相当する。
[第11の実施形態]
次に、本発明の第11の実施形態に係る半導体集積装置のレイアウト構成を図13に示す。図13は、ポリシリコン層115a、115b、配線層116、拡散131′を上部から(図1の119側から130側へ向けて)透視したものである。これは、第3の実施形態と第4の実施形態を組み合わせたものである。なお、第1から第4の実施形態と同様の構成には同一符号を付与して説明を省略する。
図13において、第2のシールド配線103は、コンタクト110を介してポリシリコン層115bに接続されている。第1のシールド配線102′は、基板上の拡散131′にコンタクト110を介して接続され、またコンタクト110′を介してポリシリコン層115a(ポリシリコン層115bの上に積層されたもの)に接続されている。この第1のシールド配線102′は、配線層118の第1のシールド配線102(不図示)と同電位である。前述のように、第3の実施形態と第4の実施形態を組み合わせたシールド配線方法を同時に実施することが可能である。更に、半導体集積装置1中で任意にポリシリコン層数を選択して積層することにより、第1のシールド配線102と第2のシールド配線103と間の容量を任意に選択することも可能である。
このような本発明の第11の実施形態に係る半導体集積装置1によれば、異なる電位を有するシールド配線102、102′、103に対し、第1から第4の実施形態のいずれかに示すシールド配線方法によって、異なる容量を任意に組み合わせて付加することが可能となる。この構成により、被シールド配線101の信号による他の信号線104への影響、又は他の信号線104による被シールド配線101への影響を低減することが可能となる。この構成は、請求項5に係る本発明の実施の一形態に相当する。
なお、従来の半導体集積装置には、アナログ信号パッド(アナログ回路に相当する)の周囲に、アナロググランドに接続されたシールド配線を形成し、このシールド配線が、最上配線層と、中間配線層と、その最上配線層及び中間配線層を接続するスルー層とに設けられ、アナログ信号パッドの周囲が最上配線層から中間配線層にわたって囲まれているものもある(例えば、特開2000−150802号公報参照)。また、発振回路を有する構成において、その発振回路を他の回路から分離し、その発振回路の周囲にシールド領域(例えば、n+形のシールド領域)を設け、このシールド領域上にシールド電極を介してシールド配線を形成しているものもある(例えば、特開2000−58752号公報参照)。また、第1の信号配線と同層に、第1の信号配線とこれと平行な2本の隣接配線を形成し、当該層の上下に絶縁層を介して存在する上下の配線層には交差配線を形成し、この交差配線と2本の隣接配線の間には、双方の配線を接続するためのスルーホール(コンタクトに相当する)を形成しているものもある(例えば、特開2000−269211号公報参照)。また、基準電圧発生回路(例えば、アナログ回路駆動のための参照用電圧)と、内部電圧を出力する駆動回路(アナログ回路に相当する)と、を接続する第1の配線の左右に、第2、第3の配線を形成し、第1、第2、第3の配線の下に絶縁層を介して、シールド線を形成し、このシールド線を接地電位に設定しているものもある(例えば、特開2000−353785号公報参照)。また、基板の一面に搭載された半導体素子の周囲にグランドパターンを形成し、半導体素子を覆うように、グランドパターンの四辺を金属ワイヤで格子状に連結しているものもある(例えば、特開2001−44305号公報参照)。更に、アナログ信号線とディジタル信号線とを同層に配線し、双方の信号線間に第1のシールド線(例えば、電源線)を配線し、アナログ信号線及び第1のシールド線の上方に第2のシールド線(例えば、電源線)を配線し、第1及び第2のシールド線間のシールド領域の全域にわたってシールド用のコンタクト壁を形成しているものもある(例えば、特開2001−144091号公報参照)。
しかしながら、前述した複数の公報には、本発明の第1から第11の実施形態に示したような、アナログ信号配線又はディジタル信号配線の周囲に少なくとも2つの異なる電位を持つシールド配線を配置し、多相クロックのように駆動能力の大きい信号線に起因するシールド配線の電位の変動を低減するため、前記異なる電位を持つシールド配線間に容量を付加することによって、ディジタル信号によるアナログ信号線や他の信号線へのノイズの混入を低減させ、また、シールド配線の寄生容量を均一とすること、同じく、第1の実施形態を含む本発明のシールド配線方法を用いたシールド配線領域をディジタル信号処理回路とアナログ回路の間に配置し、ディジタル信号処理回路部とアナログ回路部の基板間のノイズを低減することによって実動作を安定させ、信頼性を向上させること、についての具体的な記載がない。前述した複数の公報に記載の装置及び方法は、本発明とは構成作用の異なるものである。
本発明の第1の実施形態に係る半導体集積装置の構成を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る基板付近の構成を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る基板付近の構成を示す断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る基板付近の構成を示す断面図である。 本発明の第4の実施形態に係るシールド配線例を示す平面図である。 本発明の第5の実施形態に係る半導体集積装置の構成を示す断面図である。 本発明の第6の実施形態に係る半導体集積装置の構成を示す断面図である。 本発明の第7の実施形態に係る半導体集積装置の構成を示す断面図である。 本発明の第8の実施形態に係る半導体集積装置の構成を示す断面図である。 本発明の第9の実施形態に係る半導体集積装置のレイアウトを示す図である。 本発明の第9の実施形態に係る半導体集積装置の構成を示す断面図である。 本発明の第10の実施形態に係るシールド配線例を示す平面図である。 本発明の第11の実施形態に係るシールド配線例を示す平面図である。
符号の説明
1 半導体集積装置
101 被シールド配線
102、103 シールド配線
104 信号線
110、111、112 コンタクト
115、116、117、118、119 配線層
120、121、122、123 絶縁膜
130 基板
131、132 拡散
201 シールド配線領域
202a、202b アナログ回路
203 クロック発生回路
204 ディジタル信号処理回路

Claims (18)

  1. 半導体集積装置の基板上で、シールド用のシールド配線により、シールド対象の被シールド配線をシールドするシールド配線方法であって、
    被シールド配線を囲むように、シールド配線が形成された配線層を複数配置し、少なくとも第1の配線層に形成された第1のシールド配線の電位と、第2の配線層に形成された第2のシールド配線の電位とが異なるように設定して、第1及び第2のシールド配線により被シールド配線をシールドすることを特徴とするシールド配線方法。
  2. 請求項1に記載のシールド配線方法において、
    基板に形成された拡散に第1のシールド配線を接続し、前記拡散にゲート酸化膜を介して接するポリシリコン層に第2のシールド配線を接続し、ポリシリコン層及びゲート酸化膜と基板との間の結合容量を付加することを特徴とするシールド配線方法。
  3. 請求項1に記載のシールド配線方法において、
    基板に形成した拡散に第1のゲート酸化膜を介して接する、第1のポリシリコン層に第2のシールド配線を接続し、前記拡散に第1のシールド配線を接続すると共に、第1のポリシリコン層に第2のゲート酸化膜を介して接する、第2のポリシリコン層に第1のシールド配線を接続し、第1のポリシリコン層と第2のポリシリコン層との間の寄生容量を付加することを特徴とするシールド配線方法。
  4. 請求項1に記載のシールド配線方法において、
    第2の配線層に第1及び第2のシールド配線を櫛歯状に組み合わせて設け、第1の配線層と第2の配線層との間の寄生容量を付加することを特徴とするシールド配線方法。
  5. 請求項2乃至請求項4に記載のシールド配線方法のいずれか2つ以上を組み合わせ、第1及び第2のシールド配線により被シールド配線をシールドすることを特徴とするシールド配線方法。
  6. 請求項1に記載のシールド配線方法において、
    複数の被シールド配線をシールドする場合、第1及び第2のシールド配線が複数の被シールド配線を個別に囲むように、第1及び第2の配線層を複数配置することを特徴とするシールド配線方法。
  7. 請求項1に記載のシールド配線方法において、
    複数の被シールド配線をシールドする場合、第1及び第2のシールド配線が複数の被シールド配線を囲むように、複数の被シールド配線に共通の第1及び第2の配線層を配置することを特徴とするシールド配線方法。
  8. 請求項6又は請求項7に記載のシールド配線方法において、
    複数の被シールド配線に、アナログ信号用の被シールド配線とディジタル信号用の被シールド配線を含む場合、アナログ信号用の被シールド配線とディジタル信号用の被シールド配線を分離してシールドすることを特徴とするシールド配線方法。
  9. アナログ回路とディジタル信号処理回路を1チップに搭載した半導体集積装置の基板上で、シールド用のシールド配線により、シールド対象の被シールド配線をシールドするシールド配線方法であって、
    前記基板上で、アナログ回路とディジタル信号処理回路を分離すると共に、アナログ信号用の被シールド配線とディジタル信号用の被シールド配線を設置するシールド配線領域を設け、
    請求項1乃至請求項8のいずれかに記載のシールド配線方法により、前記シールド配線領域内のアナログ信号用の被シールド配線とディジタル信号用の被シールド配線を分離してシールドすることを特徴とするシールド配線方法。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれかに記載のシールド配線方法により、同一基板上にシールド用のシールド配線とシールド対象の被シールド配線とを設けたことを特徴とする半導体集積装置。
  11. 基板上に、少なくとも、第1の電位に固定された第1のシールド配線が設けられた第1の配線層と、第2の電位に固定された第2のシールド配線が設けられた第2の配線層と、シールド対象の被シールド配線が設けられた第3の配線層と、第1、第2及び第3の配線層を接続する接続手段と、を備え、
    第1の配線層と第2の配線層との間に第3の配線層を設け、かつ第1のシールド配線に接続された接続手段が、被シールド配線を挟んで第1の配線層から第3の配線層を介して第2の配線層まで連通するようにして、第1のシールド配線と第1のシールド配線に接続された接続手段と第2のシールド配線とで被シールド配線の周りを囲み、シールドするようにしたことを特徴とする半導体集積装置。
  12. 請求項10に記載の半導体集積装置において、
    基板に形成された拡散と、拡散に接するゲート酸化膜と、ゲート酸化膜上に形成されたポリシリコン層と、を備え、
    拡散に第1のシールド配線を接続し、ポリシリコン層に第2のシールド配線を接続して、ポリシリコン層及びゲート酸化膜と基板との間の結合容量を付加するようにしたことを特徴とする半導体集積装置。
  13. 請求項10に記載の半導体集積装置において、
    基板に形成された拡散と、拡散に接する第1のゲート酸化膜と、第1のゲート酸化膜上に形成された第1のポリシリコン層と、第1のポリシリコン層上に形成された第2のゲート酸化膜と、第2のゲート酸化膜上に形成された第2のポリシリコン層と、を備え、
    第1のポリシリコン層に第2のシールド配線を接続し、拡散及び第2のポリシリコン層に第1のシールド配線を接続し、第1のポリシリコン層と第2のポリシリコン層との間の寄生容量を付加するようにしたことを特徴とする半導体集積装置。
  14. 請求項10に記載の半導体集積装置において、
    第2の配線層に第1及び第2のシールド配線を櫛歯状に組み合わせて設け、第1の配線層と第2の配線層との間の寄生容量を付加するようにしたことを特徴とする半導体集積装置。
  15. 基板上に、少なくとも、第1の電位に固定された第1のシールド配線が設けられた第1の配線層と、第2の電位に固定された第2のシールド配線が設けられた第2の配線層と、第2の配線層から分割され、第2の電位に固定された第3のシールド配線が設けられた第3の配線層と、シールド対象の第1の被シールド配線が設けられた第4の配線層と、第4の配線層から分割され、シールド対象の第2の被シールド配線が設けられた第5の配線層と、第1、第2及び第4の配線層を接続する第1の接続手段と、第1、第3及び第5の配線層を接続する第2の接続手段と、を備え、
    第1の配線層と第2の配線層との間に第4の配線層を設け、かつ第1のシールド配線に接続された第1の接続手段が、第1の被シールド配線を挟んで第1の配線層から第4の配線層を介して第2の配線層まで連通するようにして、第1のシールド配線と第1のシールド配線に接続された第1の接続手段と第2のシールド配線とで第1の被シールド配線の周りを囲むと共に、第1の配線層と第3の配線層との間に第5の配線層を設け、かつ第1のシールド配線に接続された第2の接続手段が、第2の被シールド配線を挟んで第1の配線層から第5の配線層を介して第3の配線層まで連通するようにして、第1のシールド配線と第1のシールド配線に接続された第2の接続手段と第3のシールド配線とで第2の被シールド配線の周りを囲み、第1の被シールド配線と第2の被シールド配線を個別にシールドするようにしたことを特徴とする半導体集積装置。
  16. 基板上に、少なくとも、第1の電位に固定された第1のシールド配線が設けられた第1の配線層と、第2の電位に固定された第2のシールド配線が設けられた第2の配線層と、シールド対象の第1の被シールド配線が設けられた第3の配線層と、第3の配線層から分割され、シールド対象の第2の被シールド配線が設けられた第4の配線層と、第1、第2及び第3の配線層を接続する第1の接続手段と、第1、第2及び第4の配線層を接続する第2の接続手段と、第1、第3及び第4の配線層を接続する第3の接続手段と、を備え、
    第1の配線層と第2の配線層との間に第3及び第4の配線層を設け、かつ第1のシールド配線に接続された第1の接続手段が、第1の被シールド配線と対向して第1の配線層から第3の配線層を介して第2の配線層まで連通し、第1のシールド配線に接続された第2の接続手段が、第2の被シールド配線と対向して第1の配線層から第4の配線層を介して第2の配線層まで連通し、第1のシールド配線に接続された第3の接続手段が、第1及び第2の被シールド配線の間を通って第1の配線層から第3及び第4の配線層まで連通するようにして、第1のシールド配線と第1のシールド配線に接続された第1及び第3の接続手段と第2のシールド配線とで第1の被シールド配線の周りを囲むと共に、第1のシールド配線と第1のシールド配線に接続された第2及び第3の接続手段と第2のシールド配線とで第2の被シールド配線の周りを囲み、第1及び第2の被シールド配線に対して第2のシールド配線を兼用してシールドするようにしたことを特徴とする半導体集積装置。
  17. 請求項14又は請求項15に記載の半導体集積装置において、
    第1及び第2の被シールド配線の一方をアナログ信号用の被シールド配線とし、他方をディジタル信号用の被シールド配線としたことを特徴とする半導体集積装置。
  18. アナログ回路とディジタル信号処理回路を1チップに搭載し、アナログ回路とディジタル信号処理回路を分離すると共に、アナログ信号用の被シールド配線とディジタル信号用の被シールド配線を設置するシールド配線領域を設け、前記シールド配線領域は、請求項16に記載の半導体集積装置の構成を有し、前記シールド配線領域内のアナログ信号用の被シールド配線とディジタル信号用の被シールド配線を分離してシールドするようにしたことを特徴とする半導体集積装置。
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